JP7402573B1 - 波刃包丁 - Google Patents

波刃包丁 Download PDF

Info

Publication number
JP7402573B1
JP7402573B1 JP2023027077A JP2023027077A JP7402573B1 JP 7402573 B1 JP7402573 B1 JP 7402573B1 JP 2023027077 A JP2023027077 A JP 2023027077A JP 2023027077 A JP2023027077 A JP 2023027077A JP 7402573 B1 JP7402573 B1 JP 7402573B1
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
blade
concave
width direction
wave
cutting edge
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2023027077A
Other languages
English (en)
Inventor
浩司 服部
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
MASAHIRO CO., LTD.
Original Assignee
MASAHIRO CO., LTD.
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by MASAHIRO CO., LTD. filed Critical MASAHIRO CO., LTD.
Priority to JP2023027077A priority Critical patent/JP7402573B1/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP7402573B1 publication Critical patent/JP7402573B1/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Knives (AREA)

Abstract

【課題】凹刃がなくなるまでに行うことのできる研ぎの回数を増やすことで、凹刃の寿命を長くすることができる。【解決手段】波刃包丁は、波形の刃先、並びに刃先にそれぞれ連なる第1面及び第1面の反対側に位置する第2面を有する刀身を備える。刀身の延在方向及び幅方向Wをそれぞれ延在方向及び幅方向Wとするとき、第1面は、刃先の延在方向に並ぶ複数の凹刃17A,17Bを有する。凹刃17A,17Bは、刃先を構成する弧状部20A,20Bを有する。凹刃17A,17Bの幅方向Wにおける長さw11,w12が、弧状部20A,20Bの端部21と中央部22との幅方向Wにおける距離であって複数の弧状部20A,20Bのうちの最大値w2maxよりも大きい。【選択図】図4

Description

本発明は、波刃包丁に関する。
パン切り用や冷凍食品切断用の包丁として波刃包丁がある(例えば特許文献1参照)。
こうした波刃包丁は、波形の刃先、並びに刃先にそれぞれ連なる第1面及び第1面の反対側に位置する第2面を有する刀身を備える。第1面には、刃先の延在方向に並ぶ複数の凹刃が形成されている。
特開2001-190864号公報
こうした波刃包丁を、例えば洋包丁を研ぐための研ぎ器を用いて研ぐ方法が考えられる。しかしながら、この場合、山部の先端が徐々に削り取られる。これにより、波刃形状が崩れるとともに刃先角度が変化するという問題がある。
また、凹刃を1つずつヤスリを用いて研ぐ方法が考えられる。しかしながら、この場合、複数の凹刃間で刃先角度を揃えることが難しいという問題がある。
上記課題を解決するための波刃包丁の各態様を記載する。
[態様1]
波形の刃先、並びに前記刃先にそれぞれ連なる第1面及び前記第1面の反対側に位置する第2面を有する刀身を備え、前記刀身の延在方向及び幅方向をそれぞれ延在方向及び幅方向とするとき、前記第1面は、前記刃先の延在方向に並ぶ複数の凹刃を有し、前記凹刃は、前記刃先を構成する弧状部を有し、前記凹刃の前記幅方向における長さが、前記弧状部の端部と前記弧状部の中央部との前記幅方向における距離であって複数の前記弧状部のうちの最大値よりも大きい、波刃包丁。
同構成によれば、刀身の第2面に沿って第2面を研ぐことで、凹刃の刃先である弧状部を、形状を維持したまま鋭利な状態に戻すことができる。ただし、第2面を研ぐことを繰り返すと、凹刃の幅方向の長さが次第に小さくなり、最終的には凹刃がなくなる。上記構成によれば、凹刃の幅方向の長さが従来の凹刃に比べて大きいので、凹刃がなくなるまでに行うことのできる研ぎの回数を増やすことができる。
[態様2]
全ての前記凹刃の前記幅方向における長さが、前記最大値よりも大きい、態様1に記載の波刃包丁。
同構成によれば、全ての凹刃の幅方向の長さが従来の凹刃に比べて大きいので、全ての凹刃がなくなるまでに行うことのできる研ぎの回数を増やすことができる。したがって、全ての凹刃の寿命を長くすることができる。
[態様3]
前記第1面は、隣り合う前記凹刃同士の間に位置する山部を有し、前記凹刃と前記山部とが互いに平行に延在している、態様1または態様2に記載の波刃包丁。
同構成によれば、凹刃と山部とが互いに平行に延在している。このため、刀身の第2面を研ぐことで、各凹刃の刃先である弧状部を未使用状態の形状を維持したまま鋭利な状態に戻すことができる。
本発明によれば、凹刃がなくなるまでに行うことのできる研ぎの回数を増やすことで、凹刃の寿命を長くすることができる。
図1は、一実施形態の波刃包丁の第1面を示す側面図である。 図2は、図1の波刃包丁の第2面を示す側面図である。 図3は、図1の一部を拡大して示す側面図である。 図4は、図3の一部を拡大して示す側面図である。 図5は、図1の波刃包丁の研ぎ方法を示す断面図である。 図6は、波刃包丁の第1変更例を示す側面図である。 図7は、波刃包丁の第2変更例を示す側面図である。
以下、図1~図5を参照して、一実施形態について説明する。なお、本実施形態では、右利き用の波刃包丁10について説明する。
図1及び図2に示すように、波刃包丁10は、刀身11、口金31、及び柄32を備える。
刀身11は、波形の刃先14、並びに刃先14にそれぞれ連なる第1面12及び第1面12の反対側に位置する第2面13を有する。刀身11は、幅方向W(図1~図4の上下方向)における刃先14とは反対側に、峰部15を有する。
刀身11は、切っ先部23及びあご部24を有している。切っ先部23は、刀身11の長手方向L(図1、図2の左右方向)の先端に位置している。あご部24は、刃先14の長手方向Lの基端に位置している。
<第1面12>
図1に示すように、第1面12は、平部16、凹刃17、及び山部18を有する。
平部16は、刀身11の長手方向Lの全体にわたって延在している。
凹刃17は、刃先14の延在方向、すなわち刀身11の長手方向Lに複数並んでいる。凹刃17は、刃先14を構成する弧状部20を有する。
山部18は、隣り合う凹刃17同士の間に位置している。
凹刃17と山部18とは互いに平行に延在している。
図3及び図4に示すように、本実施形態の凹刃17は、第1凹刃17Aと第2凹刃17Bとを含む。長手方向Lにおける第2凹刃17Bの長さは、長手方向Lにおける第1凹刃17Aの長さよりも小さい。隣り合う第1凹刃17A同士の間に、2つの第2凹刃17Bが並んで配置されている。
図4に示すように、第1弧状部20Aの端部21と第1弧状部20Aの中央部22との幅方向Wにおける距離w21は、第2弧状部20Bの端部21と第2弧状部20Bの中央部22との幅方向Wにおける距離w22よりも大きい。上記距離w21は、複数の弧状部20のうちの最大値w2maxである。第1弧状部20Aは、第1凹刃17Aの弧状部20であり、第2弧状部20Bは、第2凹刃17Bの弧状部20である。第1凹刃17Aの幅方向Wにおける長さw11及び第1凹刃17Aの幅方向Wにおける長さw12は、上記最大値w2maxよりも大きい。
すなわち、凹刃17の幅方向Wにおける長さw11,w12が、弧状部20の端部21と弧状部20の中央部22との幅方向Wにおける距離であって複数の弧状部20のうちの最大値w2maxよりも大きい。全ての凹刃17の幅方向Wにおける長さw11,w12が、最大値w2maxよりも大きいことが好ましい。
<第2面13>
図2に示すように、第2面13は平面状である。
本実施形態の刀身11は、所定の厚みの鋼板をプレス機により刀身11の外形に打ち抜いたものに対して、切削加工により凹刃17を形成することで製造される。なお、プレス機により、鋼板に凹刃17を形成するとともに鋼板を刀身11の外形に打ち抜くようにしてもよい。この場合、後工程において刃付け加工を行うことで刃先14が形成される。
次に、波刃包丁10の研ぎ方法及び本実施形態の作用について説明する。
図5に示すように、例えば砥石90の平面91に対して第2面13を面接触させた状態で第2面13に沿って第2面13を研ぐことで、図5に二点鎖線にて示すように、第2面13が均一に削り取られる。これにより、図3に二点鎖線にて示すように、各凹刃17の刃先14である弧状部20を、形状を維持したまま鋭利な状態に戻すことができる。ただし、第2面13を研ぐことを繰り返すと、凹刃17の幅方向Wの長さが次第に小さくなり、最終的には凹刃17がなくなる。本実施形態の波刃包丁10によれば、凹刃17の幅方向Wの長さw11,w12が従来の凹刃に比べて大きいので、凹刃17がなくなるまでに行うことのできる研ぎの回数を増やすことができる。
次に、本実施形態の効果について説明する。
(1)凹刃17の幅方向Wにおける長さw11,w12が、弧状部20の端部21と弧状部20の中央部22との幅方向Wにおける距離であって複数の弧状部20のうちの最大値w2maxよりも大きい。
こうした構成によれば、上記作用を奏するので、凹刃17がなくなるまでに行うことのできる研ぎの回数を増やすことで、凹刃17の寿命を長くすることができる。
(2)全ての凹刃17の幅方向Wにおける長さw11,w12が、最大値w2maxよりも大きい。
こうした構成によれば、全ての凹刃17の幅方向Wの長さw11,w12が従来の凹刃に比べて大きいので、全ての凹刃17がなくなるまでに行うことのできる研ぎの回数を増やすことができる。したがって、全ての凹刃17の寿命を長くすることができる。
(3)第1面12は、隣り合う凹刃17同士の間に位置する山部18を有する。凹刃17と山部18とが互いに平行に延在している。
こうした構成によれば、凹刃17と山部18とが互いに平行に延在しているため、第2面13を研ぐことで、各凹刃17の刃先14を、未使用状態の形状を維持したまま鋭利な状態に戻すことができる。
<変更例>
上記実施形態は、例えば以下のように変更して実施することもできる。本実施形態及び以下の変更例は、技術的に矛盾しない範囲で互いに組み合わせて実施することができる。
・図6に示すように、凹刃17及び山部18と平部16との間に、平部16に対して傾斜する傾斜面19を設けるようにしてもよい。この場合、上記実施形態の波刃包丁10を作製した後に、凹刃17及び山部18の基端部を削り取ることで傾斜面19を形成すればよい。こうした傾斜面19により、対象物を切る際の対象物との波刃包丁との接触面積を小さくすることができ、摩擦抵抗を小さくすること、すなわち切れ味の向上を図ることができる。
・凹刃17の幅方向Wにおける長さは、上記実施形態において例示したものに限定されず、例えば刀身11の幅方向Wの半分に凹刃17を設けるようにしてもよい。また、図7に示すように、刀身11の幅方向Wの全体にわたって凹刃17を設けるようにしてもよい。
・波刃包丁10は、全ての凹刃17の幅方向Wにおける長さw11,w12が、最大値w2maxよりも大きいものに限定されず、一部の凹刃17については、幅方向Wにおける長さが最大値w2maxよりも小さいものであってもよい。
10…波刃包丁
11…刀身
12…第1面
13…第2面
14…刃先
15…峰部
16…平部
17…凹刃
17A…第1凹刃
17B…第2凹刃
18…山部
19…傾斜面
20…弧状部
20A…第1弧状部
20B…第2弧状部
21…端部
22…中央部
23…切っ先部
24…あご部
31…口金
32…柄
90…砥石
91…平面

Claims (3)

  1. 波形の刃先、並びに前記刃先にそれぞれ連なる第1面及び前記第1面の反対側に位置する第2面を有する刀身を備え、
    前記刀身の延在方向及び幅方向をそれぞれ延在方向及び幅方向とするとき、
    前記第1面は、
    前記刃先の延在方向に並ぶ複数の凹刃と、
    隣り合う前記凹刃同士の間に位置し、前記凹刃同士の内面のみにより形成される山部と、を有し、
    前記凹刃と前記山部とが互いに平行に延在しており、
    前記凹刃は、前記刃先を構成する弧状部を有し、
    前記凹刃の前記幅方向における長さが、前記弧状部の端部と前記弧状部の中央部との前記幅方向における距離であって複数の前記弧状部のうちの最大値よりも大きい、
    波刃包丁。
  2. 全ての前記凹刃の前記幅方向における長さが、前記最大値よりも大きい、
    請求項1に記載の波刃包丁。
  3. 前記凹刃が、前記刀身の前記幅方向の全体にわたって設けられている、
    請求項1または請求項2に記載の波刃包丁。
JP2023027077A 2023-02-24 2023-02-24 波刃包丁 Active JP7402573B1 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2023027077A JP7402573B1 (ja) 2023-02-24 2023-02-24 波刃包丁

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2023027077A JP7402573B1 (ja) 2023-02-24 2023-02-24 波刃包丁

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP7402573B1 true JP7402573B1 (ja) 2023-12-21

Family

ID=89190410

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2023027077A Active JP7402573B1 (ja) 2023-02-24 2023-02-24 波刃包丁

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP7402573B1 (ja)

Citations (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002248278A (ja) 2001-02-23 2002-09-03 Sekikanetsugu Hamono Kk 刃 物
US20030208910A1 (en) 2002-05-10 2003-11-13 Dudley Calvin D. Skinning knife
JP2005003358A (ja) 2003-06-12 2005-01-06 Jr Nicholas Trbovich 鋸歯状の刃と均衡のとれた位置決め握り部を有する銃剣
JP3154901U (ja) 2009-08-18 2009-10-29 奇男子五金製品(浙江)有限公司 包丁の構造
JP2019063390A (ja) 2017-10-04 2019-04-25 アーネスト株式会社 刃物及びその刃部
CN213703495U (zh) 2020-10-14 2021-07-16 广东研基精密五金有限公司 一种砍排骨刀

Patent Citations (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002248278A (ja) 2001-02-23 2002-09-03 Sekikanetsugu Hamono Kk 刃 物
US20030208910A1 (en) 2002-05-10 2003-11-13 Dudley Calvin D. Skinning knife
JP2005003358A (ja) 2003-06-12 2005-01-06 Jr Nicholas Trbovich 鋸歯状の刃と均衡のとれた位置決め握り部を有する銃剣
JP3154901U (ja) 2009-08-18 2009-10-29 奇男子五金製品(浙江)有限公司 包丁の構造
JP2019063390A (ja) 2017-10-04 2019-04-25 アーネスト株式会社 刃物及びその刃部
CN213703495U (zh) 2020-10-14 2021-07-16 广东研基精密五金有限公司 一种砍排骨刀

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US5100506A (en) Chemically machined sheet metal cutting tools and method
US20030035693A1 (en) Ribbon tooth cutting tool and method
WO2011090066A1 (ja) 刃物用刃先構造および該刃先構造を備えた刃物
JP2004351611A (ja) 鋸刃
US20180264662A1 (en) Cutting Edge with Microscopically Sized Channels to Enhance Cutting Performance
US20210276211A1 (en) Razor blade with improved asymmetric profile
US2825968A (en) Knife blade
US1911974A (en) Method of producing serrated edges
CN105562827A (zh) 链锯切齿链片
JP7402573B1 (ja) 波刃包丁
GB2263078A (en) Method of manufacturing a knife blade
US20040226176A1 (en) Razor blades having a non-linear cutting edge and a method for manufacture thereof
US5893212A (en) Cigar cutter
JP7402571B1 (ja) 波刃包丁及び波刃包丁の研ぎ方法
US2058912A (en) Rasp
JP6377788B1 (ja) 刃物の製造方法
CN102133056B (zh) 食物磨碎器
JP6999182B6 (ja) パン切りナイフ
JP3759943B2 (ja) ナイフ
US1616403A (en) File
US8460071B2 (en) Hand held sharpening device
JP7208674B2 (ja) 刃物
JP7097242B2 (ja) 鋸刃
EP2635412B1 (en) Slidable blade to be mounted on a drum of tobacco cutter
JP3210383U (ja) 溝切りテープ切断用刃物

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20230224

A871 Explanation of circumstances concerning accelerated examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A871

Effective date: 20230224

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20230418

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20230605

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20230815

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20231011

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20231128

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20231204

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 7402573

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150