JP7400672B2 - 車両制御装置 - Google Patents

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Description

本発明は車両制御装置に関する。
特許文献1では、自動運転中に自動運転の継続可能性を予測判断し、自動運転の継続可能性が低いと予測判断されると、自動運転における制御目標であるリスクポテンシャルの制御目標値を接近走行用目標値に切り替え設定し、自車両の車両運動を制御する。これにより、自動運転の継続が困難な状態を乗員に適切に伝達し、手動運転への切り替わり(ハンドオーバ)の心づもりを与えることができる。
特開2018-036722号公報
車両の運転席に着座している乗員(以下、単に乗員という)が自動運転中にサンバイザの鏡などを使用して化粧をしていると、ハンドオーバの通達があっても、化粧に夢中になるあまり化粧を続けてしまうことがある。この場合、乗員が手動運転をする準備ができていると認識されないことで、車両の走行を停止させる制御を実行せざるを得なくなる虞がある。
本発明は上記事実を考慮して成されたもので、運転状態が自動運転から手動運転へ切り替わる際に、乗員による化粧が継続されることを抑制できる車両制御装置を得ることが目的である。
第1の態様に係る車両制御装置は、運転状態を自動運転と手動運転とに切替可能な車両において、運転状態が自動運転から手動運転へ切り替わる際に、乗員による化粧を終了させる化粧終了処理を行う処理部を含んでいる。
第1の態様では、運転状態が自動運転から手動運転へ切り替わる際に、乗員による化粧を終了させる化粧終了処理が行われるので、乗員による化粧が継続されることを抑制することができる。
第2の態様は、第1の態様において、運転状態を自動運転と手動運転とに切替可能な車両において、乗員が化粧をしているか否かを判定する判定部をさらに含み、前記処理部は、運転状態が自動運転から手動運転へ切り替わる際に、前記判定部により乗員が化粧をしていると判定された場合に、前記化粧終了処理を行う。
第2の態様によれば、乗員が化粧をしていない場合に、化粧終了処理が無駄に行われることを抑制することができる。
第3の態様は、第1の態様又は第2の態様において、前記処理部は、前記化粧終了処理として、前記車両のサンバイザに設けられた鏡の蓋を閉止する処理を行う。
第3の態様によれば、乗員が車両のサンバイザに設けられた鏡を使用して化粧を継続することを阻止することができる。
第4の態様は、第1の態様又は第2の態様において、前記処理部は、前記化粧終了処理として、前記車両のサンバイザに設けられた鏡または前記車両のウインドシールドガラスに表示している鏡像を消去する処理を行う。
第4の態様によれば、乗員が車両のサンバイザに設けられた鏡または車両のウインドシールドガラスに表示されている鏡像を目視して化粧を継続することを阻止することができる。
第5の態様は、第1の態様又は第2の態様において、前記処理部は、前記化粧終了処理として、乗員が通常位置から車両後方に引き寄せて使用していたサンバイザを前記通常位置に戻す処理、または、乗員が収納位置から移動させて使用していたサンバイザを前記収納位置に戻す処理を行う。
第5の態様によれば、乗員が通常位置から車両後方に引き寄せたサンバイザまたは収納位置から移動させたサンバイザを使用して化粧を継続することを阻止することができる。
第6の態様は、第1の態様又は第2の態様において、運転状態が手動運転の場合に、前記車両のサンバイザに設けられた鏡の蓋の開閉、または、前記車両のサンバイザに設けられた鏡または前記車両のウインドシールドガラスへの鏡像の表示を禁止する禁止部をさらに含んでいる。
第6の態様によれば、運転状態が自動運転へ切り替わらないと、乗員が化粧をすることができなくすることができる。
本開示は、運転状態が自動運転から手動運転へ切り替わる際に、乗員による化粧が継続されることを抑制できる、という効果を有する。
第1実施形態に係る車載システムの概略構成を示すブロック図である。 第1実施形態に係るサンバイザを示す斜視図である。 化粧制御ECUの機能ブロック図である。 第1実施形態に係る化粧制御処理の一例を示すフローチャートである。 第2実施形態に係る蓋開閉ACTおよび蓋ロック部の構成を示す斜視図である。 第3実施形態に係る車載システムの概略構成を示すブロック図である。 第3実施形態に係るサンバイザを示す斜視図である。 第3実施形態に係る化粧制御処理の一例を示すフローチャートである。 第4実施形態に係る車載システムの概略構成を示すブロック図である。 第4実施形態における画像表示フィルムなどの配置を示す概略図である。 第4実施形態に係る化粧制御処理の一例を示すフローチャートである。 第5実施形態に係る車載システムの概略構成を示すブロック図である。 第5実施形態に係るサンバイザを示す斜視図である。 第5実施形態に係る化粧制御処理の一例を示すフローチャートである。 第6実施形態に係る車載システムの概略構成を示すブロック図である。 第6実施形態に係るサンバイザを示す平面図である。 第6実施形態に係る化粧制御処理の一例を示すフローチャートである。
以下、図面を参照して本開示の実施形態の一例を詳細に説明する。
〔第1実施形態〕
図1に示す車載システム10は通信バス12を備えており、通信バス12には、周辺状況取得デバイス群14、車両走行状態検出センサ群26、自動運転ECU(Electronic Control Unit)34、行動予定作成ECU62、および、化粧制御ECU42が各々接続されている。なお、図1は車載システム10の一部のみ示している。また、以下では車載システム10が搭載された車両を自車両と称する。自車両は、後述するように、自動運転と手動運転とを切り替え可能とされている。
周辺状況取得デバイス群14は、自車両の周囲環境がどのような状況かを表す情報を取得するデバイスとして、GPS(Global Positioning System)装置16、車載通信機18、レーダ装置22およびカメラ24などを含んでいる。
GPS装置16は、複数のGPS衛星からGPS信号を受信して自車両の位置を測位する。GPS装置16は受信可能なGPS信号の数が多くなるに従って測位の精度が向上する。車載通信機18は、他の車両との間の車車間通信および路側機との間の路車間通信の少なくとも一方を行う通信装置である。
レーダ装置22は、検出範囲が互いに異なる複数のレーダ装置を含み、自車両の周囲に存在する歩行者、他車両等の物体を点群情報として検出し、検出した物体と自車両の相対位置および相対速度を取得する。またレーダ装置22は周囲の物体の探知結果を処理する処理装置を内蔵している。当該処理装置は、直近の複数回の探知結果に含まれる個々の物体との相対位置、相対速度の変化等に基づき、ノイズ、ガードレール等の路側物等を監視対象から除外し、歩行者、他車両等の特定物体を監視対象物体として追従監視する。そしてレーダ装置22は、個々の監視対象物体との相対位置、相対速度等の情報を出力する。カメラ24は、自車両の周囲を複数のカメラで撮影し、撮影した画像を出力する。
また、車両走行状態検出センサ群26は、車両の走行状態を取得する複数のセンサとして、自車両の操舵角を検出する舵角センサ28、自車両の走行速度を検出する車速センサ30および自車両に加わる加速度を検出する加速度センサ32を含んでいる。
自動運転ECU34は、自車両のスロットル開度を変更するスロットルACT(actuator)36および自車両の制動装置が発生する制動力を変更するブレーキACT38が接続されている。また自動運転ECU34は自車両の操舵装置による操舵量を変更する操舵ACT40が接続されている。
自動運転ECU34は、CPU(Central Processing Unit)と、ROM(Read Only Memory)、RAM(Random Access Memory)などのメモリと、HDD(Hard Disk Drive)、SSD(Solid State Drive)などの不揮発性の記憶部と、通信I/F(InterFace)と、を含んでいる。記憶部には自動運転ソフトウェアが記憶されている。自動運転ECU34は、CPUが自動運転ソフトウェアを実行することで、自動運転モードが選択されている場合に、自車両の乗員による運転操作を伴わずに、自車両を自動的に走行させる自動運転処理を行う。自動運転処理は、周辺状況取得デバイス群14および車両走行状態検出センサ群26から得られる情報に基づいて自車両およびその周辺の状況を判断し、スロットルACT36、ブレーキACT38および操舵ACT40を制御する処理である。
なお、実施形態における自動運転では、上述のように、自車両の乗員による運転操作を伴わずに、自車両を自動的に走行させる。一方、実施形態における手動運転は、運転操作の一部を自動運転ECU34が行い、残りの一部を自車両の乗員が実行する場合を含む。一例としては、手動運転モードにおいては、速度調整は自動運転ECU34が実行し、ステアリング操作のみ自車両の乗員が実施する場合などが挙げられる。
行動予定作成ECU62は、CPUと、ROM、RAMなどのメモリと、HDD、SSDなどの不揮発性の記憶部と、通信I/Fと、を含んでおり、記憶部には地図情報が記憶されている。行動予定作成ECU62は、自車両の目的地が設定されると、GPS装置16から得られる自車両の現在位置および自車両の目的地の位置を地図情報と照合し、目的地までの経路を探索する。
また行動予定作成ECU62は、探索した経路(自車両における行動計画)を右左折、車線変更、合流などの行動予定に細分化すると共に、細分化した個々の行動予定に対し、実施予定の行動を自動運転で行うのか、手動運転で行うのかを各々決定する。本実施形態では、実施予定の行動を自動運転ECU34による自動運転で行うのが基本であるが、例えば、実施予定の行動が「合流」で合流路が短い場合など、自動運転を行うことが困難な行動については、手動運転で行うように決定される。
行動計画に含まれる個々の行動予定は、右左折、車線変更など実施予定の行動を示す情報と、当該行動を自動運転で行うか手動運転で行うかを示す情報と、前記行動の実施予定場所を示す情報(例えば緯度経度)と、を含んでいる。行動予定作成ECU62によって作成された行動計画は自動運転ECU34および化粧制御ECU42へ送信される。
化粧制御ECU42は、CPU44と、ROM、RAMなどのメモリ46と、HDD、SSDなどの不揮発性の記憶部48と、通信I/F50と、を含んでいる。CPU44、メモリ46、記憶部48および通信I/F50は内部バス52を介して相互に通信可能に接続されている。化粧制御ECU42は、車内カメラ56、蓋開閉ACT58および蓋ロック部60が接続されている。車内カメラ56は、自車両の車室内に設けられ(設置位置の一例を図10に示す)、乗員を含む自車両の車室内を撮影する。
図2に示すように、自車両のサンバイザ64には、鏡(光学ミラー)66が設けられていると共に、軸70を中心として回動されることで鏡66を開閉する蓋68が設けられている。蓋開閉ACT58は、蓋68の軸70に取り付けられたギヤ72と、発生した駆動力により図示を省略した減速機構を介してギヤ72を回転させるモータ74と、を含んでおり、モータ74の駆動力により蓋68を開閉させる。蓋開閉ACT58の作動は化粧制御ECU42によって制御される。
また、蓋ロック部60は、蓋68のうち軸70と反対側に設けられた金属部材76と、蓋68が閉止された状態で金属部材76と対向する位置に配設された電磁石78と、を含んでいる。蓋ロック部60は、蓋68が閉止された状態で、電磁石78によって金属部材76を吸引することで、蓋68が開放される(鏡66が露出される)ことを阻止し、蓋68が閉止された状態で蓋68をロックする。蓋ロック部60の作動は化粧制御ECU42によって制御される。
また化粧制御ECU42の記憶部48には化粧制御プログラム54が記憶されている。化粧制御ECU42は、化粧制御プログラム54が記憶部48から読み出されてメモリ46に展開され、メモリ46に展開された化粧制御プログラム54がCPU44によって実行されることで、後述する化粧制御処理を行う。化粧制御ECU42は、化粧制御処理を行うことで、図3に示す判定部80、処理部82および禁止部84として機能する。
判定部80は、自車両の運転状態が自動運転の場合に、自車両の運転席に着座している乗員が化粧をしているか否かを判定する。また処理部82は、自車両の運転状態が自動運転から手動運転へ切り替わる際に、乗員による化粧を終了させる化粧終了処理を行う。また禁止部84は、自車両の運転状態が手動運転の場合に、自車両のサンバイザ64に設けられた鏡66の蓋68の開閉、または、自車両のサンバイザ64に設けられた鏡66または自車両のウインドシールドガラス112(後述)への鏡像の表示を禁止する。
次に第1実施形態の作用として、図4を参照し、自車両のイグニッションがオンの間、化粧制御ECU42によって実行される化粧制御処理を説明する。
化粧制御処理のステップ200において、処理部82は、自車両の運転状態が自動運転か手動運転かを判定する。自車両の運転状態が手動運転の場合には、ステップ200からステップ202へ移行する。
ステップ202において、禁止部84は、蓋開閉ACT58によって蓋68を閉止させる。また、ステップ204において、禁止部84は、蓋ロック部60を作動させ、蓋68が閉止された状態で蓋68をロックする。ステップ204の処理を行うとステップ200に戻る。これにより、自車両の運転状態が手動運転の間は、ステップ200~ステップ204が繰り返されることで、蓋68が閉止されてロックされた状態が維持されるので、乗員が蓋68を開放し、サンバイザ64の鏡66を使用して化粧を行うことが禁止される。
また、自車両の運転状態が自動運転の場合は、ステップ200からステップ206へ移行する。ステップ206において、処理部82は、蓋ロック部60の作動を停止させる。これにより、自車両の運転状態が自動運転の場合には、乗員が蓋68を開放し、サンバイザ64の鏡66を使用して化粧を行うことが可能になる。
ステップ208において、判定部80は、車内カメラ56によって撮影された自車両の車室内の映像に基づいて乗員の動作を判定し、判定した動作から乗員が化粧をしているか否かを判定する。ステップ208の判定が肯定された場合はステップ210へ移行し、ステップ210において、判定部80は、乗員が化粧をしていることを意味する「1」をフラグに設定する。また、ステップ208の判定が肯定された場合はステップ212へ移行し、ステップ212において、判定部80は、乗員が化粧をしていないことを意味する「0」をフラグに設定する。
ステップ214において、処理部82は、運転状態を自動運転から手動運転へ切り替えるタイミングが到来したか否かを判定する。なお、ステップ214の判定は、運転状態の切り替えの都度、自動運転ECU34などから通知を受ける構成とし、運転状態を自動運転から手動運転へ切り替えることが通知されたか否かを判定することで実現することができる。また、ステップ214の判定は、行動予定作成ECU62から通知された行動計画に基づいて、運転状態を自動運転から手動運転へ切り替える場所に差し掛かったか否かを判定することで実現することも可能である。
ステップ214の判定が否定された場合にはステップ200に戻り、ステップ214の判定が肯定される迄、ステップ200,ステップ206~ステップ214を繰り返す。これにより、乗員が化粧をしている間はフラグに1が設定され、乗員が化粧を終了するとフラグに0が設定される。
また、運転状態を自動運転から手動運転へ切り替えるタイミングが到来すると、ステップ214の判定が肯定されてステップ216へ移行する。この際、運転状態を自動運転から手動運転へ切り替えることが音声などによって乗員へ通知される。ステップ216において、処理部82は、フラグに1が設定されているか否か、すなわち乗員が化粧を継続して行っているか否かを判定する。
ステップ216の判定が肯定された場合はステップ218へ移行し、ステップ218において、処理部82は、蓋開閉ACT58によって蓋68を閉止させる。なお、ステップ218は化粧終了処理の一例である。また、ステップ220において、処理部82は、蓋ロック部60を作動させ、蓋68が閉止された状態で蓋68をロックする。ステップ220の処理を行うとステップ222へ移行する。また、ステップ216の判定が否定された場合には、ステップ218,220をスキップしてステップ222へ移行する。
このように、自車両の運転状態が自動運転から手動運転へ切り替わる際に、乗員が化粧を継続して行っていた場合には、蓋68が閉止されてロックされた状態になるので、サンバイザ64の鏡66を使用して化粧を継続することが阻止される。これにより、乗員が手動運転をする準備ができていないと認識されることが抑制され、自動運転から手動運転への運転状態の切り替えが円滑に行われる。
また、乗員が化粧をしているか否かの判定は、乗員の行動を判定する必要があるので多少の時間を要するが、本実施形態では、乗員が化粧をしているか否かの判定を自動運転中に行っている。これにより、自車両の運転状態が自動運転から手動運転へ切り替わる際に、乗員が化粧を行っていることを直ちに判定し、必要に応じて、蓋68を閉止してロックする処理を直ちに行うことができる。
ステップ222において、自動運転ECU34は、自車両の運転状態を自動運転から手動運転へ切り替える手動運転移行処理を行う。そして、ステップ222の処理を完了するとステップ200に戻る。
上記のように、第1実施形態において、処理部82は、運転状態を自動運転と手動運転とに切替可能な車両において、運転状態が自動運転から手動運転へ切り替わる際に、乗員による化粧を終了させる化粧終了処理を行う。これにより、運転状態が自動運転から手動運転へ切り替わる際に、乗員による化粧が継続されることを抑制することができる。
また、第1実施形態において、判定部80は、運転状態を自動運転と手動運転とに切替可能な車両において、乗員が化粧をしているか否かを判定する。また処理部82は、運転状態が自動運転から手動運転へ切り替わる際に、判定部80により乗員が化粧をしていると判定された場合に化粧終了処理を行う。これにより、乗員が化粧をしていない場合に、化粧終了処理が無駄に行われることを抑制することができる。
また、第1実施形態において、処理部82は、化粧終了処理として、車両のサンバイザ64に設けられた鏡66の蓋68を閉止する処理を行う。これにより、乗員が車両のサンバイザに設けられた鏡を使用して化粧を継続することを阻止することができる。
また、第1実施形態において、禁止部84は、運転状態が手動運転の場合に、車両のサンバイザ64に設けられた鏡66の蓋68の開閉を禁止する。これにより、運転状態が自動運転へ切り替わらないと、乗員が化粧をすることができなくすることができる。
〔第2実施形態〕
次に本開示の第2実施形態について説明する。なお、第1実施形態と同一の部分には同一の符号を付し、説明を省略する。
第1実施形態では、自車両のサンバイザ64の鏡66に、軸70を中心として回動されることで鏡66を開閉する蓋68が設けられた構成を説明したが、この構成に限られるものではなく、図5に示す構成であってもよい。図5に示すように、第2実施形態に係るサンバイザ64は、図5の矢印Aに沿ってスライド移動されることで鏡66を開閉する蓋92が設けられている。
蓋開閉ACT58は、蓋92の側部に形成されたラック94と、発生した駆動力により図示を省略した減速機構を介してラック94に噛合するピニオンギヤ(図示省略)を回転させるモータ96と、を含んでいる。蓋開閉ACT58は、モータ96の駆動力により蓋92をスライド移動させて鏡66を開閉させる。
また、蓋ロック部60は、鏡66を閉止する方向に蓋92をスライド移動させるときの蓋92の先端部に設けられた金属部材98と、蓋92が閉止された状態で金属部材98と対向する位置に配設された電磁石100と、を含んでいる。蓋ロック部60は、蓋92によって鏡66が閉止された状態で、電磁石100によって金属部材98を吸引することで、蓋92が開放される(鏡66が露出される)ことを阻止し、蓋92が閉止された状態で蓋92をロックする。
なお、第2実施形態は、サンバイザ64、蓋開閉ACT58、蓋ロック部60の構成以外は第1実施形態と同じであるので、作用効果の説明を省略する。
〔第3実施形態〕
次に本開示の第3実施形態について説明する。なお、第1実施形態と同一の部分には同一の符号を付し、説明を省略する。
図6に示すように、第3実施形態では蓋開閉ACT58および蓋ロック部60が省略されており、これらに代えて調光ミラー104(図7も参照)が設けられている。調光ミラー104は、光反射率が所定値以上の鏡状態または光反射率が所定値未満の透過状態に電気的に切り替え可能とされており、第1実施形態で説明した鏡(光学ミラー)66に代えて、サンバイザ64に設けられている。調光ミラー104は化粧制御ECU42に接続されており、化粧制御ECU42は、調光ミラー104を鏡状態または透過状態に切り替える。
次に、図8を参照し、第3実施形態に係る化粧制御処理について、第1実施形態で説明した化粧制御処理(図4)と異なる部分を説明する。第3実施形態に係る化粧制御処理では、自車両の運転状態が手動運転の場合にステップ200からステップ203へ移行し、ステップ203において、禁止部84は、調光ミラー104を透過状態へ切り替える。これにより、自車両の運転状態が手動運転の間は、調光ミラー104に乗員の鏡像が表示されなくなるので、乗員がサンバイザ64の調光ミラー104を使用して化粧を行うことが禁止される。
また、自車両の運転状態が自動運転の場合にはステップ200からステップ207へ移行し、処理部82は、調光ミラー104を鏡状態へ切り替える。これにより、自車両の運転状態が自動運転の場合は、調光ミラー104に乗員の鏡像が表示されるので、乗員がサンバイザ64の調光ミラー104を使用して化粧を行うことが可能になる。
また、運転状態を自動運転から手動運転へ切り替えるタイミングが到来し(ステップ214が肯定)、かつ乗員が化粧を継続して行っている場合(ステップ216が肯定)には、ステップ219へ移行する。ステップ219において、処理部82は、調光ミラー104を透過状態へ切り替える。これにより、調光ミラー104に乗員の鏡像が表示されなくなるので、サンバイザ64の調光ミラー104を使用して化粧を継続することが阻止される。なお、ステップ219は化粧終了処理の一例である。
このように、第3実施形態において、処理部82は、化粧終了処理として、自車両のサンバイザ64に設けられた調光ミラー104に表示している鏡像を消去する処理を行う。これにより、乗員が自車両のサンバイザ64に設けられた調光ミラーに表示されている鏡像を目視して化粧を継続することを阻止することができる。
また、第3実施形態において、禁止部84は、運転状態が手動運転の場合に、自車両のサンバイザ64に設けられた調光ミラー104への鏡像の表示を禁止する。これにより、運転状態が自動運転へ切り替わらないと、乗員が化粧をすることができなくすることができる。
〔第4実施形態〕
次に本開示の第4実施形態について説明する。なお、第1実施形態と同一の部分には同一の符号を付し、説明を省略する。
図9に示すように、第4実施形態では蓋開閉ACT58および蓋ロック部60が省略されており、これらに代えて画像表示フィルム106、調光フィルム108および操作部110が設けられている。画像表示フィルム106、調光フィルム108および操作部110は化粧制御ECU42に接続されている。
図10に示すように、自車両の車室の車両前方側には、ウインドシールドガラス112が配置されている。ウインドシールドガラス112は、透明なガラス板で構成されており、車両幅方向から見てルーフ部の車両前方側の周縁部から車両前方下側に延びていると共に、その中央部が車両前方側に凸となって膨らんだ状態で湾曲している。
調光フィルム108は、ウインドシールドガラス112における車室内側の面全体に沿って貼り付けられている。調光フィルム108は、化粧制御ECU42によって印加電圧の大きさが調整されることで、その透過率を調整可能とされている。
画像表示フィルム106は有機ELディスプレイなどから成り、調光フィルム108における車室内側の面全体に沿って貼り付けられている。画像表示フィルム106は、透明型とされており、化粧制御ECU42から出力された信号によって駆動されることで、種々の映像を表示することが可能とされている。
また、車内カメラ56は、ウインドシールドガラス112と車両のルーフ部との境界付近に設けられており、乗員の顔の映像を取得可能とされている。車内カメラ56で取得された映像データは化粧制御ECU42に送信され、化粧制御ECU42は、当該映像データから乗員の視線方向を検出する。
ウインドシールドガラス112は、前述のように湾曲していると共に、乗員の視線に対して傾斜しており、車内カメラ56で撮影された乗員の顔の映像をそのまま鏡像にして画像表示フィルム106に表示すると、乗員から見た鏡像は歪んだものとなる。
このため、化粧制御ECU42は、検出した乗員の視線方向に基づいて、乗員の正面に乗員の顔全体の鏡像が乗員に対して正立した状態で表示されるように、画像表示フィルム106に表示する鏡像を補正する。
操作部110はインストルメントパネルに設けられたプッシュスイッチを含んでいる。プッシュスイッチは、乗員の顔の鏡像を画像表示フィルム106に表示させる化粧モードを起動させる場合、および化粧モードを終了させる場合に、乗員によって押下される。但し、自車両の運転状態が手動運転である場合には、操作部110のプッシュスイッチが押下されていても化粧モードが起動しないようになっている。
次に、図11を参照し、第4実施形態に係る化粧制御処理について、第1実施形態で説明した化粧制御処理(図4)と異なる部分を説明する。第4実施形態に係る化粧制御処理では、自車両の運転状態が手動運転の場合にステップ200からステップ230へ移行し、ステップ230において、禁止部84は、画像表示フィルム106および調光フィルム108を透過状態(透明状態)へ切り替える。これにより、自車両の運転状態が手動運転の間は、画像表示フィルム106に乗員の鏡像が表示されなくなるので、乗員が画像表示フィルム106に表示された乗員の顔の鏡像により化粧を行うことが禁止される。
また、自車両の運転状態が自動運転の場合にステップ200からステップ232へ移行し、ステップ232において、操作部110のプッシュスイッチが押下されることで化粧モードが起動されているか否か判定する。ステップ232の判定が肯定された場合はステップ234へ移行する。ステップ234において、処理部82は、画像表示フィルム106に乗員の顔の鏡像を表示させると共に、調光フィルム108を非透過状態(不透明状態)へ切り替えることで、調光フィルム108によりウインドシールドガラス112を遮蔽する。これにより、乗員が画像表示フィルム106に表示された乗員の顔の鏡像により化粧を行うことが可能になる。またステップ210において、処理部82はフラグに1を設定する。
一方、化粧モードが起動されていない場合は、ステップ232の判定が否定されてステップ236へ移行する。ステップ236において、処理部82は、画像表示フィルム106および調光フィルム108を透過状態(透明状態)へ切り替える。またステップ210において、処理部82はフラグに0を設定する。
また、運転状態を自動運転から手動運転へ切り替えるタイミングが到来し(ステップ214が肯定)、かつ乗員が化粧を継続して行っている場合(ステップ216が肯定)には、ステップ238へ移行する。ステップ238において、処理部82は、画像表示フィルム106および調光フィルム108を透過状態(透明状態)へ切り替える。これにより、画像表示フィルム106に乗員の顔の鏡像が表示されなくなるので、画像表示フィルム106に表示された乗員の顔の鏡像により化粧を継続することが阻止される。なお、ステップ238は化粧終了処理の一例である。
このように、第4実施形態において、処理部82は、化粧終了処理として、自車両のウインドシールドガラス112(に設けられた画像表示フィルム106)に表示している鏡像を消去する処理を行う。これにより、乗員が自車両のウインドシールドガラス112(に設けられた画像表示フィルム106)に表示されている鏡像を目視して化粧を継続することを阻止することができる。
また、第4実施形態において、禁止部84は、運転状態が手動運転の場合に、自車両のウインドシールドガラス112(に設けられた画像表示フィルム106)への鏡像の表示を禁止する。これにより、運転状態が自動運転へ切り替わらないと、乗員が化粧をすることができなくすることができる。
〔第5実施形態〕
次に本開示の第5実施形態について説明する。なお、第3実施形態と同一の部分には同一の符号を付し、説明を省略する。
図12に示すように、第5実施形態ではサンバイザ移動ACT114が設けられている。第5実施形態に係るサンバイザ64は、図13に二点鎖線で示す位置が収納位置とされており、この収納位置において、調光ミラー104は乗員から見てサンバイザ64の裏側に位置しており、サンバイザ64によって隠蔽される。またサンバイザ64は、収納位置から軸116を中心として図13に実線で示す使用時位置へ回動されることで、調光ミラー104が露出した状態となり、サンバイザ64に設けられた調光ミラー104を使用して化粧をすることが可能になる。また、使用時位置において、サンバイザ64は、乗員の目に入る日射を遮ることが可能となる。
サンバイザ移動ACT114は、サンバイザ64の軸70に取り付けられたギヤ118と、発生した駆動力により図示を省略した減速機構を介してギヤ118を回転させるモータ120と、を含んでおり、モータ120の駆動力によりサンバイザ64を収納位置または使用時位置へ回動させる。サンバイザ移動ACT114の作動は化粧制御ECU42によって制御される。
次に、図14を参照し、第5実施形態に係る化粧制御処理について、第3実施形態で説明した化粧制御処理(図8)と異なる部分を説明する。第5実施形態に係る化粧制御処理では、運転状態を自動運転から手動運転へ切り替えるタイミングが到来し(ステップ214が肯定)、かつ乗員が化粧を継続して行っている場合(ステップ216が肯定)に、ステップ240へ移行する。なお、このときサンバイザ64は使用時位置に位置している。
ステップ240において、処理部82は、サンバイザ64を収納位置へ戻すと乗員が眩しいか否か判定する。ステップ240の判定は、例えばサンバイザ64の裏面(調光ミラー104が設けられている面と反対側の面)に日射センサを設けておき、日射センサによって検出された日射量が所定値以上か否かを判定することで実現できる。
ステップ240の判定が否定された場合はステップ242へ移行する。ステップ242において、処理部82は、サンバイザ移動ACT114によってサンバイザ64を使用時位置から収納位置へ回動させる。これにより、乗員から見て調光ミラー104がサンバイザ64の裏側へ隠蔽されるので、サンバイザ64の調光ミラー104を使用して化粧を継続することが阻止される。
また、ステップ240の判定が肯定された場合はステップ244へ移行する。ステップ244において、処理部82は、調光ミラー104を透過状態へ切り替える。これにより、調光ミラー104に乗員の鏡像が表示されなくなるので、サンバイザ64の調光ミラー104を使用して化粧を継続することが阻止される。また、サンバイザ64を収納位置へ回動させることで、乗員が眩しさを感じることも抑制することができる。なお、上述したステップ242、244は化粧終了処理の一例である。
このように、第5実施形態において、処理部82は、化粧終了処理として、乗員が収納位置から移動させて使用していたサンバイザ64を収納位置に戻す処理を行う。これにより、乗員が収納位置から移動させたサンバイザ64を使用して化粧を継続することを阻止することができる。
〔第6実施形態〕
次に本開示の第6実施形態について説明する。なお、第5実施形態と同一の部分には同一の符号を付し、説明を省略する。
図15に示すように、第6実施形態では車内カメラ56および調光ミラー104が省略されている。図16に示すように、第6実施形態に係るサンバイザ64は、光学式のミラー122が設けられており、ロッド124の一端が連結部126を介して一端部に連結されている。ロッド124の他端は連結部128を介して自車両のルーフ部に連結されている。連結部126、128は、例えばユニバーサルジョイントなどで構成される。
サンバイザ64は、図16に二点鎖線で示す位置が通常位置とされている。サンバイザ64は、この通常位置から図16に実線で示す使用時位置へ車両後方へと引き出されることで、ミラー122と乗員との距離がミラー122を使用して化粧をするのに適切な距離となり、ミラー122を使用して化粧をすることが可能になる。
第6実施形態において、サンバイザ移動ACT114は、ロッド124を吸引する磁力を発生する電磁石130を含んでおり、電磁石130によってロッド124を吸引させることで、使用時位置へ引き出されているサンバイザ64を通常位置へ移動させる。サンバイザ移動ACT114の作動は化粧制御ECU42によって制御される。
次に、図17を参照し、第6実施形態に係る化粧制御処理を説明する。自車両の運転状態が手動運転の場合には、ステップ200からステップ250へ移行し、ステップ250において、禁止部84は、サンバイザ移動ACT114によってサンバイザ64を通常位置へ移動させる。これにより、自車両の運転状態が手動運転の間は、サンバイザ64が乗員から離間した位置に位置することで、乗員がミラー122に表示された乗員の鏡像により化粧を行うことが禁止される。
また、自車両の運転状態が自動運転の場合には、ステップ200からステップ214へ移行し、ステップ214において、処理部82は、運転状態を自動運転から手動運転へ切り替えるタイミングが到来したか否か判定する。ステップ214の判定が否定された場合はステップ200に戻り、ステップ214の判定が肯定される迄、ステップ200、214を繰り返す。この間、乗員はサンバイザ64を使用時位置へ引き出して、ミラー122に表示された乗員の鏡像により化粧を行うことが可能となる。
また、ステップ214の判定が肯定されると、ステップ252へ移行する。ステップ252において、処理部82は、サンバイザ移動ACT114によってサンバイザ64を通常位置へ移動させる。これにより、乗員が化粧を行っていた場合には、サンバイザ64のミラー122を使用して化粧を継続することが阻止される。
このように、第6実施形態では、自車両の運転状態が自動運転の間、乗員が化粧中か否かを判定しないが、第1の態様は上記のような態様も含んでいる。
また、第6実施形態において、処理部82は、化粧終了処理として、乗員が通常位置から車両後方に引き寄せて使用していたサンバイザ64を通常位置に戻す処理を行う。これにより、乗員が通常位置から車両後方に引き寄せたサンバイザ64を使用して化粧を継続することを阻止することができる。
なお、化粧終了処理は、上述した各実施形態に記載した処理に限られるものではない。例えば、自車両の運転状態が自動運転から手動運転へ切り替わる際に、乗員が化粧を継続していた場合にウォーニングを出すようにしてもよい。
10 車載システム
42 化粧制御ECU
56 車内カメラ
58 蓋開閉ACT
60 蓋ロック部
62 車内カメラ
64 サンバイザ
66 鏡
68 蓋
80 判定部
82 処理部
84 禁止部
92 蓋
104 調光ミラー
106 画像表示フィルム
108 調光フィルム
112 ウインドシールドガラス
114 サンバイザ移動ACT
130 電磁石

Claims (2)

  1. 運転状態を自動運転と手動運転とに切替可能な車両において、運転状態が自動運転から手動運転へ切り替わる際に、乗員による化粧を終了させる化粧終了処理を行う処理部を含
    み、
    前記処理部は、前記化粧終了処理として、前記車両のサンバイザに設けられた鏡の蓋を閉止する処理を行う車両制御装置。
  2. 運転状態を自動運転と手動運転とに切替可能な車両において、乗員が化粧をしているか否かを判定する判定部をさらに含み、
    前記処理部は、運転状態が自動運転から手動運転へ切り替わる際に、前記判定部により乗員が化粧をしていると判定された場合に、前記化粧終了処理を行う請求項1記載の車両制御装置。
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