JP7400417B2 - 光源光学系、光源装置及び画像表示装置 - Google Patents

光源光学系、光源装置及び画像表示装置 Download PDF

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Description

本発明は、光源光学系、光源装置及び画像表示装置に関する。
今日、様々な映像を拡大投影する画像投射装置あるいは画像表示装置として、プロジェクタ等が広く知られている。プロジェクタは例えば光源から射出された光をデジタル・マイクロミラー・デバイス(DMD)や液晶表示素子といった空間光変調素子を通して画像としてスクリーン上に投射する構成が知られている。
このような画像投射装置の光源として、レーザー光源やLED光源を使用したプロジェクタが知られている(例えば特許文献1~3等参照)。
近年、レーザー光源を用いた光源装置に関し、光源光学系の小型化と高効率化との両立が求められている。
本発明は上記に鑑みてなされたものであって、励起光源が用いられる光源光学系において、高効率化、小型化を可能とする光源光学系の提供を目的とする。
本発明の光源光学系は、第1の色光を含む励起光が入射されることにより、前記励起光の少なくとも一部を前記第1の色光とは異なる第2の色光に変換し、前記第1の色光と前記第2の色光とを出射する波長変換部材と、前記励起光が前記波長変換部材に入射する際の前記励起光の光路において、前記励起光の光路の上流側に各々配置された、第1の光学系と、前記励起光の光路の下流側に設けられた反射面と、前記反射面よりも前記励起光の光路の下流側に設けられる正のパワーを有する第2の光学系と、を有し、前記反射面は前記励起光を反射することで、前記励起光が前記第2の光学系に入射する際に、前記第2の光学系の光軸よりも前記反射面が配置された側に偏心して入射するように、前記励起光の光路を変更し、前記波長変換部材から出射された前記第1の色光と前記第2の色光は、前記第2の光学系の光軸よりも前記反射面が配置された側と反対側に偏心して前記第2の光学系から出射され、前記反射面で反射され前記第2の光学系に入射する前記励起光の光路と、前記第2の光学系から出射される前記第1の色光の光路及び前記第2の色光の光路とは、互いに交わらず、前記第1の光学系を構成する光学素子のうち少なくとも1つの光学素子の光軸と前記反射面を含む面と、が交わる第1の交点Pと、前記第2の光学系の光軸と前記反射面を含む面と、が交わる第2の交点Qとしたとき、前記第2の光学系の光軸に対して垂直な方向におけるPQ間の距離をΔL、前記第2の光学系において入射側に配置された光学部材の外径をDとしたとき、条件式(1):0<ΔL/D<0.2…(1)を満たすことを特徴とする。
本発明の光源光学系によれば、励起光源が用いられる光源光学系において、高効率化、小型化を可能となる。
本発明の実施形態かかわる画像投射装置の概略構成である。 本発明の実施形態の光源装置の構成の一例を示す図である。 本発明の実施形態の光源光学系の構成の一例を示す図である。 図3に示した構成における面Bでの光線の射影像の一例を示す図である。 図2に示した構成における波長変換部材への入射角を示す図である。 波長変換部材の構成の一例を示す図である。 本発明の実施形態におけるカラーホイールの構成の一例を示す図である。 条件式(1)の値による光均一化素子入り口に入射する光線の強度を示す図である。 本発明の実施形態における光源と発光点の配置の一例を示す図である。 本発明の実施形態における光源と発光点とコリメータレンズとの配置の一例を示す図である。 本発明の実施形態における第2の光学系と第3の光学系との合成倍率による光束のプロファイルの変化を示す図である。 発光点のピッチと波長変換部材におけるビームプロファイルを示す模式図である。 第1の実施例における光線の入射角ごとのプロファイルを示す図である。 第1の実施例における波長変換部材と光均一化素子入り口とに入射する光線を示す図である。 第2の実施例における光線の入射角ごとのプロファイルを示す図である。 第2の実施例における波長変換部材と光均一化素子入り口とに入射する光線を示す図である。 第3の実施例における光線の入射角ごとのプロファイルを示す図である。 第3の実施例における波長変換部材と光均一化素子入り口とに入射する光線を示す図である。 第4の実施例における光均一化素子入り口に入射する光線を示す図である。 第5の実施例における光均一化素子入り口に入射する光線を示す図である。 第6の実施例の光源光学系の構成の一例を示す図である。 第7の実施例の光源光学系の構成の一例を示す図である。 第7の実施例の光源光学系の構成の一例を示す図である。 第8の実施例の光源光学系の構成の一例を示す図である。 第8の実施例の波長変換部材の構成の一例を示す図である。 第9の実施例の光源光学系の構成の一例を示す図である。 第9の実施例の光源の構成の一例を示す図である。 第9の実施例の光源光学系の構成および光線図の一例を示す図である。 第10の実施例の光源光学系の構成の一例を示す図である。
以下、本発明に係る画像投射装置、および画像投射装置に用いられる光源光学系の実施形態について、図面を参照しながら説明する。
第1の実施形態おいて、画像表示装置あるいは画像投射装置たるプロジェクタ11は、図1に示すように、光源光学系2を備えた光源装置12と、光源装置12から出射された光を均一化するための光均一化素子13と、画像を形成するための空間光変調素子たるDMD15と、DMD15に照射する光を調整するための照明光学系14と、DMD15によって変調されて画像が形成された光をスクリーン101へと拡大投影するための投射光学系16と、を有している。
光均一化素子13は、4枚のミラーを組み合わせたライトトンネルを用いて、入射した光をミキシングし、照度を均一にする光学部材である。
光均一化素子13は、本実施形態では入口の開口サイズが3.4mm×5.7mmのライトトンネルを用いている。
なお、光均一化素子13は、かかる構成に限定されるものではなく、ロッドインテグレータやフライアイレンズなどを用いた構成であっても良い。また、入口の開口サイズについても、かかる構成に限定されるものではない。
照明光学系14は、DMD15に向けて光を調整するための光学系である。
DMD15は、デジタル・マイクロミラー・デバイスであり、多数の微小鏡面(マイクロミラー)が平面に配列された表示素子として構成される。
DMD15は、照射された光に対して個別の微小鏡面を駆動して反射によって画像を形成する反射型の画像形成素子として機能する。
なお、ここでは光に画像情報を付与する空間光変調素子として、DMD15を用いたが、他にも透過型液晶パネルや反射型液晶パネルなどを用いても良い。
投射光学系16は、DMD15によって画像情報が付与された光を、被投射面たるスクリーン101に拡大投射する。投射光学系16は、例えば1枚以上のレンズを有している。
なお、以降の説明において、実施例中の各記号の意味は次の通りである。
R:曲率半径(非球面にあっては近軸曲率半径)
D:面間隔
Nd:屈折率
vd:アッベ数
K:非球面の円錐定数
Ai:i次の非球面定数
非球面形状は、近軸曲率半径Rの逆数:C、光軸からの高さ:H、円錐定数:K、i次の非球面定数:Aiを用いて、数1のように表すことができる。
Figure 0007400417000001
本実施形態の光源装置12は、図2に示すように、固体光源であるレーザー光源21と、レーザー光源21から光路上近い順に、レーザー光源21の各発光点21aにそれぞれ対応したコリメータレンズ22と、第1の光学系23と、ダイクロイックミラー24と、第2の光学系25と、蛍光体ホイール26と、集光レンズ27と、カラーホイール28と、を有している。
レーザー光源21は、蛍光体ホイール26の備える蛍光体を励起させる励起光として、例えば発光強度の中心波長が455nmの青色波長帯域の光を出射する固体光源である。
レーザー光源21から出射される青色レーザー光は、偏光状態が一定の直線偏光であり、ダイクロイックミラー24に対してS偏光となるように配置されている。
なお、ここではレーザー光源21から出射される光の中心波長を455nmとしたが、かかる構成に限定されるものではなく、蛍光体ホイール26に対する励起光源となる光であれば他の波長であっても良い。
また、本実施形態においてレーザー光源21は、複数の点光源としての発光点21aがアレイ状に配置された構成として述べるが、かかる構成に限定されるものではなく、単一のレーザー光源や、複数のレーザー光源をアレイ状に並べて配置した構成であっても良い。単数または複数の光束の中心線を、主光線として図2中に破線で表示する。
複数のレーザー光源21から出射された励起光L0は、それぞれのレーザー光源21の発光点21aに対応したコリメータレンズ22によって、略平行光となる。
略平行光となった励起光L0は、第1の光学系23に入射する。
第1の光学系23の光軸は、レーザー光源21のアレイ配置された複数の発光点21aの中心を通るように配置される。すなわち主光線が第1の光学系23の光軸と一致するように配置されている。
第1の光学系23を通過した励起光L0は、第1の光学系23の光軸に対して45°の角度で配置された反射面たるダイクロイックミラー24によって反射される。
なお、ダイクロイックミラー24は、励起光L0の波長帯域の光を反射し、後述する蛍光体ホイール26の蛍光体より発生する蛍光を透過するように表面にコーティングがなされている。
また、本実施形態においてはダイクロイックミラー24は、平板状のダイクロイックミラーとして、第1の光学系23の光軸に対して45°の角度で配置されるとしたが、かかる構成に限定されるものではなく、プリズムタイプのダイクロイックミラーでも良いし、角度も自由に変更可能である。
ダイクロイックミラー24によって反射された励起光L0は、光路を90°転回させられて、第2の光学系25へと入射する。ここで、第1の光学系23の光軸と、第2の光学系25の光軸とは実質的に偏心している。
『実質的に偏心』する構成について詳しく説明する。図3に示すように、第1の光学系23、反射面を備えたダイクロイックミラー24、第2の光学系25は、ダイクロイックミラー24の入射面を含む面:A、面Aにおける第1の光学系23との交点:P、面Aと第2の光学系25との交点:Qとしたとき、第2の光学系25の光軸に垂直な面内の方向における第1の交点P、第2の交点Qの距離のうち最大となる距離:ΔLとする。
このとき光路側から見ると、第1の光学系23の光軸中心上を通っていた励起光L0が、ダイクロイックミラー24に反射されて第2の光学系25へと入射するときには、偏心量ΔLだけ偏心していることとなる。
すなわち、ダイクロイックミラー24によって反射された励起光L0は、第2の光学系25に対して偏心した状態で入射する。
このように、第1の光学系23と第2の光学系25とは、幾何学的な形状は反射面たるダイクロイックミラー24の設置角度や光学設計によって種々に異なるが、励起光L0の光路に対しての実質的な偏心量ΔLが定義される。またかかる偏心量ΔLは、第1の光学系23と第2の光学系25とが相対的に偏心していればよい。
第2の光学系25は、本実施形態においてはダイクロイックミラー24と蛍光体ホイール26と、の間に配置された複数の光学部材によって構成され、第2の光学系25全体としては正のパワーを有する集光光学系である。
第2の光学系25、最も入射側、言い換えるとダイクロイックミラー24側に配置された光学素子であるレンズ251と、最も出射側、言い換えると蛍光体ホイール26側に配置された光学素子であるレンズ252と、を有している。
第2の光学系25における最も入射側に配置された光学素子であるレンズ251の外径:Dとしたとき、第2の光学系25の最も入射側に配置されたレンズ251の面頂点を含み、第2の光学系25に垂直な平面を面Bとする。
レーザー光源21から出射された励起光L0が蛍光体ホイール26へと向かう光路上において、面Bを通過する励起光L0の光束の面Bへの射影像SL0と、後述するように蛍光体ホイール26に反射して戻ってきた第1の色光L1が第2の光学系25の入射側面側の面Bへ入射する射影像SL1とは、図4に示すように重なっている。
ここで第1の色光L1の光束の面積である射影像SL1は、ピーク強度の1/e以上の強度となる部分の面積として、斜線で示している。
また、レンズ252の蛍光体ホイール26側の面は、凹面もしくは平面で構成されることが望ましい。
第2の光学系25を通過した励起光L0は、蛍光体ホイール26へと照射される。
励起光L0は第2の光学系25に偏心して入射されるから、図5に光線図を示すように、蛍光体ホイール26に対して励起光L0は傾斜角θだけ斜めに入射する。
蛍光体ホイール26は、図6(a)に示すように、円盤状の回転体が駆動モータ269に取り付けられて高速回転することで励起光L0が照射される位置が時間的に変化する光学部材である。
蛍光体ホイール26は、蛍光体が塗布され入射した励起光L0の波長を塗布された蛍光体の発する蛍光の波長へと変換可能な蛍光体領域261と、励起光L0を反射する励起光反射領域262と、を有している。なお、蛍光体領域261と励起光反射領域262とは、本実施形態においてはそれぞれ1つずつとしたが、それぞれ複数有していても良いし、蛍光体領域261に塗布される蛍光体の種類を変更して複数種類の波長の光に変換可能とする構成であっても良い。
蛍光体ホイール26は、図6(b)にその断面を示すように、金属製の基板263と、基板263上に形成され、蛍光体層265から発光する波長領域の光を反射する反射コートたる反射層264と、蛍光体層265と、蛍光体表面での反射を低減するためのARコートたる反射防止コート266と、を有している。
蛍光体層265は、本実施形態においては青色帯域の励起光L0を吸収して異なる黄色の波長帯域の光として発光するCe:YAG系などの希土類蛍光体材料を塗布した層である。なお、かかる構成に限定されるものではなく、その他の蛍光体材料や燐光体、非線形光学結晶であっても良い。
また本実施形態においては金属製の基板263を用いたために反射領域262については基板263のみで構成された領域であって、蛍光体領域261については基板263と反射層264と、蛍光体層265と、反射防止コート266と、によって構成される領域であるが、基板263を透明基板等として、反射領域262には反射素材を塗布する構成としても良い。
蛍光体ホイール26に到達した励起光L0は、反射領域262に照射された場合には青色の波長帯域の第1の色光L1となって、蛍光体領域261に照射された場合には黄色い波長帯域の第2の色光L2となって、それぞれ反射される。
蛍光体ホイール26は回転しているため、図5、6から明らかなように、励起光L0が照射される位置が時間で変化して、反射される光の波長も、それに伴って変化する。
このように、蛍光体ホイール26は、青色の波長帯域の第1の色光L1を含む励起光L0を照射された際に、第1の色光L1を反射するとともに励起光L0の少なくとも一部を黄色の波長帯域の第2の色光L2に変換する波長変換部材としての機能を有している。
さて、ダイクロイックミラー24から第2の光学系25に入射する光線の光軸と、第2の光学系25の光軸と、は斜交しているから、蛍光体ホイール26によって反射された第1の色光L1と第2の色光L2とは、第2の光学系25の入射時とは光軸を挟んで反対側の部分を透過する。
このように第2の光学系25のレンズ251から出射された第1の色光L1と第2の色光L2とは、ダイクロイックミラー24には当たらずに集光レンズ27へと導かれる。
なお、本実施形態においては第1の色光L1と第2の色光L2とに分離された後の光束は、ダイクロイックミラー24を通過しないこととしたが、ダイクロイックミラー24の材質と第1の色光L1と第2の色光L2との波長帯域を調整し、透過するとしても良い。
あるいは、ダイクロイックミラー24を大きくし、半分の面の表面コートに励起光L0を反射し、第2の色光L2を透過する特性とし、残りの半分の面の表面コートに励起光L0と第2の色光L2とを透過する特性としても良い。
また、例えば第1の色光の光量と第2の色光の光量とのバランス調整のために、ダイクロイックミラー24の少なくとも一部の面に第2の色光を吸収するような表面コートを施してもよい。
第1の色光L1と第2の色光L2とは、集光レンズ27に入射し、カラーホイール28と、光均一化素子13とを透過した後に照明光学系14、DMD15、投射光学系16等を介してスクリーン101に投影される。
集光レンズ27は、正のパワーを有し、第2の光学系25を透過した第1の色光L1と第2の色光L2とを光均一化素子13へと導く第3の光学系としての機能を有している。
ここで、カラーホイール28は、図7に示すように、青色領域28B、黄色領域28Y、赤色領域28R、緑色領域28Gの4つの領域に分割された円板状の部材であって、青色領域28Bは蛍光体ホイール26の反射領域261によって反射された光の位置に対応するように同期して回転される。同様に、黄色領域28Y、赤色領域28R、緑色領域28Gはそれぞれ蛍光体領域261によって反射された光に対応するように配置されている。
青色領域28Bには、透過拡散板を配置することにより、レーザー光源21のコヒーレンスを低減することが可能となり、スクリーン101上でのスペックルを低減させることができる。
黄色領域28Yは、蛍光体領域261の第2の色光L2と同色の領域であるから、波長帯域をそのまま透過させる。
赤色領域28R、緑色領域28Gは、ダイクロイックミラーを用いて黄色の波長帯域から不要な波長域の光を反射させ、純度の高い色の光を得る。
以上のような構成の光源装置12において、第2の光学系25は、数式2として示した条件式(1)を満足する。
Figure 0007400417000002
条件式(1)は、第1の光学系23と、第2の光学系25と、の偏心量ΔLを規定する条件である。
条件式(1)の上限を上回ると、蛍光体ホイール26における励起光L0のスポットの大きさが大きくなってしまい、第2の光学系25の外径サイズを大きくする必要があるばかりでなく、後述する第1の色光L1と第2の色光L2とが第2の光学系25の途中でケラレてしまうため、光の利用効率が低下する恐れがある。
また条件式(1)の下限を下回ると、蛍光体ホイール26へ入射した第1の色光L1が十分には分離されずに光源側に戻ってきてしまうため、光の利用効率の低下を生じたり、光源の出力が安定しない等の影響が懸念される。
しかしながら、条件式(1)を満足することとすれば、第2の光学系25の最もダイクロイックミラー24側のレンズ251の外径:Dと、第2の光学系25の光軸と第2の光学系25に入射する励起光L0の主光線の光軸とのずれを表す指標であるΔLとが適切な範囲内に収まるので、励起光源が用いられる光源光学系において、高効率化、小型化を可能とする。
図8に条件式(1)の値と、光均一化素子13の入り口に入射する励起光L0の強度の関係とを示す。条件式(1)を超えたところから、偏心量ΔLによって生じる形状のずれと、レンズ面における反射率の上昇により、光均一化素子13の入り口に入射する光束が大幅に低下する傾向が見て取れる。また、下限値0.05を下回ると、ダイクロイックミラー24でのけられの影響等により効率が低下することもわかる。
図8から明らかなように、条件式(1)は、0.05<ΔL/D<0.2の範囲内であることがさらに望ましい。
さて、波長変換部材たる蛍光体ホイール26に入射する第1の色光L1を含んだ励起光L0の入射角:θとしたとき、入射角θは以下の条件式(2)を満足する。
Figure 0007400417000003
条件式(2)は、蛍光体ホイール26に入射する光線の入射角度に関する条件式である。なお、一般的に蛍光体ホイール26に入射する光線はある程度の幅や角度をもって広がっており、光線図に示すような特定の角度で入射するわけではない。しかしながら蛍光体ホイール26に入射する光線のうち80%以上の光線については条件式(2)を満足することが好ましい。
条件式(2)の上限を上回ると、すなわち入射角θが大きくなりすぎると、第1の光学系23の出射面における光線の反射率や、蛍光体ホイール26の表面における反射率が高くなってしまうため、第2の色光L2への変換効率が低下するという虞がある。
また条件式(2)の下限を下回ると、すなわち入射角θが小さくなりすぎると、蛍光体ホイール26で反射される第1の色光L1が再度ダイクロイックミラー24を介してレーザー光源21側へと戻ってしまうため、レーザー光源21の出力が安定しなくなる等の虞がある。
また、第2の光学系25の蛍光体ホイール26側の光学素子の面は、凹面もしくは平面となることがより好ましい。
かかる構成により、第1の色光L1の第2の光学系25の出射面における反射を低減するのみならず、第2の色光L2の第2の光学系25への入射面における反射をも低減できるので、効率の向上が可能となる。
また本実施形態では、第2の光学系25の入射側面頂点を含み、第2の光学系25の光軸に垂直な平面:Bとしたとき、光路における第1の色光L1の光束が面Bを通過する時の射影面積SL1が、第2の光学系25のレンズ251の面Bへの射影面積SL0の1/4よりも小さくなるように設定される。換言すると、第2の光学系25のレンズ251が、光路における第1の色光L1の面Bを通過する射影面積SL1よりも十分に大きい。
かかる構成により、第2の光学系25へ入射する第1の色光L1の光束と、蛍光体ホイール26により反射・散乱されて第2の光学系25から出射される第1の色光L1の光束を十分に分離することができるようになる。
本実施形態では、第1の色光L1を含む励起光L0を出射する発光点21aが2次元アレイ状に並んで配置されたレーザー光源21を有している。
さらに、図9に示すように2次元アレイ状に並んで配置された発光点21aのうち任意の2つの発光点21aの最大距離Smaxとしたとき、条件式(3)を満足することが望ましい。
Figure 0007400417000004
かかる条件式(3)の上限を超えると、蛍光体ホイール26に照射されるスポット径を所望のサイズにしたい場合に第1の光学系23及び第2の光学系25の縮小率を大きくする必要がある。しかしながらレーザー光源21の個々の発光点21aのスポット径についても蛍光体ホイール26上で小さくなって集光密度が上がり、蛍光体領域261の変換効率が低下してしまう虞がある。
そのため、条件式(3)の範囲内でレーザー光源21のサイズを決定することで、変換効率の向上とともに、第1の光学系23と第2の光学系25とのサイズの低減をも図ることができる。
また、本実施形態では、レーザー光源21の各発光点21aに対応した出射側の位置に配置されたコリメータレンズ22を有している。
本実施形態においては、発光点21aの発散角が最大となる方向をX方向としたときに、X方向の発散角:θx、レーザー光源21の発光点21aのX方向のピッチ:Px、コリメータレンズ22とレーザー光源21の出射側面との距離:Lとしたとき、条件式(4)を満足する。
Figure 0007400417000005
このような条件式(4)を満足することにより、発光点21a間の距離が小さくなり、レーザー光源21全体でのプロファイルが密な状態となり、蛍光体ホイール26上に照射されたときに均一なプロファイルが得られて蛍光体ホイール26における変換効率が向上する。
条件式(4)の上限を超えると、発光点21aの間隔が増大して、蛍光体ホイール26上に照射するためには縮小率を向上する必要が出てしまう。
条件式(4)の下限を下回ると、蛍光体ホイール26上において均一なプロファイルを得やすいが、コリメータレンズ22に対向する発光点21aからの光の他、隣の発光点21aの光が迷光として入射してしまいやすくなるため、好ましくない。
さらに、本実施形態においては、蛍光体ホイール26は、励起光L0を第2の色光L2に変換するための波長変換領域たる蛍光体領域261と、励起光L0を第1の色光L1として反射する透過反射領域たる反射領域262と、を有している。
蛍光体ホイール26は、回転することによって照射される第1の色光L1を含んだ励起光L0を、青色の波長帯域の第1の色光L1と、黄色の波長帯域の第2の色光L2とに分離して切り替えることができる。
かかる構成により、複数の色の光源をそれぞれ別途用意する必要がなくなって、構成の簡素化と小型化とが容易になる。
また、蛍光体ホイール26は、蛍光体層265の入射面側に、励起光L0のうち蛍光体層265に吸収される波長帯域である第1の色光L1以外を反射するようなコート層を設けても良い。
かかる構成により、時間分割ではない白色光源を光源として用いることができる。
また本実施形態では、蛍光体ホイール26に接続されるとともに蛍光体ホイール26を回転駆動するための駆動手段たる駆動モータ269を有している。
かかる構成により、蛍光体ホイール26上の照射位置が時間とともに変化するので、一か所に励起光L0が集中することによる焼け等を防ぐとともに、蛍光体ホイール26の熱による変性等をも抑制することができる。また、蛍光体ホイール26の輝度飽和も防ぐことができる。
また本実施形態では、ダイクロイックミラー24を有し、波長板を用いることなく第1の色光L1と第2の色光L2とを蛍光体ホイール26から均一化素子13へと導くための光路を共通化することができる。
したがって、光源光学系の小型化を図ることができる。
また本実施形態では、蛍光体ホイール26で反射された第1の色光L1と第2の色光L2とが正のパワーを有する集光レンズ27によって光均一化素子13へと導かれる。
第2の光学系25と集光レンズ27との合成倍率:βとすると、合成倍率βは次の条件式(5)を満足する。
Figure 0007400417000006
条件式(5)は、第2の色光L2の光束を効率よく光均一化素子13へと導くための条件式である。
図11から明らかなように、条件式(5)の上限を超えると、入射角が小さくなって、光均一化素子13へと入射する像が大きくなるため、光束がケラレ、光の利用効率が低下する。
他方、条件式(5)の下限を下回ると、光均一化素子13の入り口に作られる像が小さくなってしまい、入射する光束は増加するものの入射角度が大きくなって均一化素子13よりも後段の光学系における光線ケラレが発生して効率が悪化する。
また本実施形態では、第1の色光L1は青色の波長帯域の光であり、第2の色光L2は黄色の波長帯域の光である。
このように第1の色光L1を青色、第2の色光L2を赤、黄色、緑の何れかの波長帯域の光とすることで、光の合成によって白色を得ることが可能となるため望ましい。
また、第1の色光L1は、蛍光体ホイール26に対して入射するとき、50%以上がP偏光として入射することが望ましい。
かかる構成により、蛍光体ホイール26の表面における反射が抑えられるので、波長変換効率の向上が見込める。
また、さらに望ましくは、励起光L0がダイクロイックミラー24に入射するとき、本実施形態で示したように励起光L0を反射するような場合には、入射光の50%以上がS偏光として入射することが望ましい。
なお、かかるダイクロイックミラー24が後述するように励起光L0を透過する構成であった場合には、入射光の50%以上がP偏光として入射することが望ましい。
かかる構成により、ダイクロイックミラー24の表面における反射が抑えられるので光の利用効率向上に寄与する。
また本実施形態では、第1の光学系23の出射側の光学素子の外径:D2としたとき、条件式(6)を満足する。
Figure 0007400417000007
条件式(6)の上限を上回ると、第1の色光L1である青光路を分離することが困難となる。
また条件式(6)の下限を下回ると、集光度合いが増すことで、蛍光体ホイール26に照射される位置のエネルギー密度が向上し、蛍光への変換効率が落ちてしまう。
また、本実施形態では、第1の色光L1を含む励起光L0を出射するレーザー光源21と、励起光L0が入射されることにより、励起光L0の少なくとも一部を第1の色光L1とは異なる第2の色光L2に変換する蛍光体ホイール26と、レーザー光源21と蛍光体ホイール26との間の光路上に設けられ、レーザー光源21側から順に、ダイクロイックミラー24と、正のパワーを有する集光光学系たる第2の光学系25と、を備えている。
ダイクロイックミラー24は第1の色光L1を反射して第2の色光L2を透過するか、もしくは第1の色光L1を透過して第2の色光L2を反射し、レーザー光源21より出射される光束の主光線と、ダイクロイックミラー24の反射面を含む面Aとの交点:R、第2の光学系25の光軸と面Aとの交点:T、第2の光学系25の光軸に垂直な方向のRT間の距離:ΔLO、第2の光学系25において入射側に配置されたレンズ251の外径:Dとしたとき、条件式(7)を満足する。
Figure 0007400417000008
かかる構成により、レーザー光源21の主光線と、集光光学系たる第2の光学系25の光軸とが条件式(7)の範囲内で偏心するため、蛍光体ホイール26において反射された第1の色光L1は、第2の光学系25の光軸に対して入射時とは異なる側を通過して出射される。
このように第1の色光L1は、第2の光学系25内部において、入射時と出射時とで異なる光路を通ることとなるから、第1の色光L1の光路を分離することができて、装置の小型化に寄与する。
以下、本願発明における具体的な数値実施例についていくつか示す。
なお、当然ながら以降の数値に関しては数値実施例に過ぎず、かかる数値に限定されるものではない。
また、面番号はそれぞれの面について示しており、非球面の面については、※を付して非球面係数を記載した。
(第1の数値実施例)
第1の実施例について、表1、表2に示す。なお、表1に※を付した非球面係数が表2に示されている。
Figure 0007400417000009
Figure 0007400417000010
数値実施例1において、第1の光学系23と第2の光学系25とのズレ量ΔL=2.35mm、第2の光学系25の入射側のレンズ251の外径D=23.5mm、第1の光学系23の出射側レンズの外径D2=12.3mmである。また、第2の光学系25と集光レンズ27との合成倍率β=2.88である。
レーザー光源21は、図9に示すように、発光点21aが二次元アレイ状に並んだLD光源を用いる。
レーザー光源21としてはその他、金属ブロックにLDが配置されたものや、基板上にアレイ状にLDチップを並べたマルチチップ品を用いても良い。
本数値実施例では、レーザー光源21の発光点21aの最大距離Smaxは、図8における対角線距離であるから、Smax=23mmとしている。
また、図10に示すように、コリメータレンズ22までの距離をL=4.3mm、発光点21aたるレーザーダイオードの発散角のうち最大となる発散角の方向:XとしたときにX方向の発散角:θx=45°、X方向の発光点21aのピッチ:Px=6mmとしている。
図12には、アレイ状の発光点21aのピッチPxを変えた場合のコリメータレンズ22直後におけるプロファイルと、蛍光体ホイール26に照射された位置におけるプロファイルとを示している。
図12から明らかなように、蛍光体ホイール26に照射されたときの蛍光体上におけるプロファイルの全体サイズを一定にしようとすると、ピッチが大きいときには小さい場合に比べて光学系による縮小倍率を大きくする必要がある。
縮小倍率を大きくする場合には、蛍光体ホイール26上での発光点21aに対応する光点のスポット径が小さくなり、集光密度が向上して蛍光体の変換効率が低下してしまうという問題がある。
そのため、蛍光体上における光点のプロファイルが空間を埋めるように、ピッチPxが適切な範囲内で設定されることが望ましい。本実施形態では特にピッチPx=6mmとしているが、光学系の設計や縮小倍率の差、蛍光体ホイール26のサイズ等によって適宜変更して良い。
このように、発光点21aのピッチPxを適正な範囲内で設定することで、蛍光体ホイール26上において空間的に均一な分布となって蛍光体領域261における変換効率が向上する。
図13に本数値実施例における励起光L0の光線の入射角度の分布を示す。
図13から明らかなように、本実施例ではピーク強度の1/e以上となる範囲の光線の入射角が、5°~30°の間に分布している。このように、条件式(2)で示したように励起光L0の入射角θの範囲を満足することで、第2の光学系25の蛍光体ホイール26側の面による反射率を抑制することができて光の利用効率が向上する。
図14に、本数値実施例における蛍光体ホイール26上でのスポット形状と、光均一化素子13の入り口におけるスポット形状とを示す。本実施形態では既に述べたように開口サイズ3.4mm×5.7mmのライトトンネルを用いているので、図14より、光均一化素子13においてほぼ光線のケラレが生じることなく光束が入射することが明らかである。
(第2の数値実施例)
第2の実施例について、表3、表4に示す。なお、表3に※を付した非球面係数が表4に示されている。本数値実施例においては、光学系のレンズ面については第1の数値実施例と共通であって、第1の光学系23と第2の光学系25との光軸のずれであるΔLのみがΔL=3.5mmに変更されている。
Figure 0007400417000011
Figure 0007400417000012
図15に、本実施例における励起光L0の光線の入射角θによる強度分布を示す。本実施例においても、10°~40°の範囲内に収まっており、条件式(2)を満足することが明らかである。
図16には、蛍光体ホイール26上におけるスポット形状と、光均一化素子13の入り口におけるスポット形状とを示す。このように、ライトトンネル入り口でほぼ光線ケラレなく入射することがわかる。
(第3の数値実施例)
第3の実施例について、表5、表6に示す。なお、表5に※を付した非球面係数が表6に示されている。本数値実施例においては、光学系のレンズ面については第1の数値実施例と共通であって、第1の光学系23と第2の光学系25との光軸のずれであるΔLがΔL=4.7mmに変更されている。また、第1の光学系23の出射側の光学素子の外径:D2=14mmである。
Figure 0007400417000013
Figure 0007400417000014
図17に、本実施例における励起光L0の光線の入射角θによる強度分布を示す。本実施例においても、20°~45°の範囲内に収まっており、条件式(2)を満足することが明らかである。
図18には、蛍光体ホイール26上におけるスポット形状と、光均一化素子13の入り口におけるスポット形状とを示す。このように、ライトトンネル入り口でほぼ光線ケラレなく入射することがわかる。
(第4の数値実施例)
第4の実施例について、表7、表8に示す。なお、表7に※を付した非球面係数が表8に示されている。本数値実施例においては、光学系のレンズ面については面番号10、11に相当する集光レンズ27の構成以外は第1の数値実施例と共通である。
第1の光学系23と第2の光学系25との偏心量ΔL=2.35mm、第2の光学系25の入射側のレンズ251の外径:D=23.5mmである。また、第2の光学系25と集光レンズ27との合成倍率β=2.3である。
Figure 0007400417000015
Figure 0007400417000016
図19には、光均一化素子13の入り口におけるスポット形状とを示す。このように、ライトトンネル入り口でほぼ光線ケラレなく入射することがわかる。
(第5の数値実施例)
第5の実施例について、表9、表10に示す。なお、表9に※を付した非球面係数が表2に示されている。本数値実施例においては、光学系のレンズ面については面番号10、11に相当する集光レンズ27の構成以外は第1の数値実施例と共通である。
第1の光学系23と第2の光学系25との偏心量ΔL=2.35mm、第2の光学系25の入射側のレンズ251の外径:D=23.5mmである。また、第2の光学系25と集光レンズ27との合成倍率β=3.5である。
Figure 0007400417000017
Figure 0007400417000018
図20に光均一化素子13の入り口に入射するスポット形状を示している。図19より、本実施例においても光均一化素子13の入り口においてほぼ光線ケラレなく入射していることが分かる。
(第6の数値実施例)
第6の実施例について、図21に示すように、第1の光学系23は、2つのレンズで構成され、入射側のレンズ231の光軸が出射側のレンズ232の光軸に対してずれて配置されている。
なお、このときの偏心量はΔLと一致しており、本構成によっても、図21中に示したように第1の交点Pと第2の交点Qとを定義すると条件式(1)を満足する。
かかる構成により、光学系全体を小型化することができる。
このように、第1の光学系23と第2の光学系25との偏心量ΔLを得るためには、第1の光学系23を構成するうちの入射側のレンズ231の光軸が反射面と交わる第2の交点Qにおいて、第2の光学系25の光軸と直交するように配置し、第1の光学系23を構成するうちの出射側のレンズ232の光軸が反射面と交わる第1の交点Pにおいて第2の光学系25に対してΔLだけ偏心させる、としても良い。
Figure 0007400417000019
Figure 0007400417000020
なお、本実施例における条件式(1)~(7)に用いられる各数値については、後述する。
(第7の数値実施例)
第7の実施例について、光源装置12として構成を図22に示す。
図22から明らかなように、レーザー光源21から出射され第1の光学系23を透過した励起光L0は、反射面たるダイクロイックミラー24を透過し、第2の光学系25を通過して蛍光体ホイール26上において第1の色光L1と、第2の色光L2とに分離して反射される。
反射した第1の色光L1と第2の色光L2とは、再度第2の光学系25を通過した後、ダイクロイックミラー24において両方とも反射され、集光レンズ27と、カラーホイール28と、を透過して光均一化素子13の入り口に入射する。
以降の光学系については、図1に示したものと共通であるので説明を省略する。
なお、本実施例において、レーザー光源21の発光点21aから出射される光は、発光強度の中心波長が455nmの青色帯域の光である。
本実施例においてダイクロイックミラー24に対してP偏光となるように配置されている。
ダイクロイックミラー24は、本実施例においては反射面を構成する平面内において、第1領域241と、第2領域242と、の2つの領域に分かれて構成されている。
第1の光学系23から入射してきた励起光L0が照射される第1領域241においては、励起光L0(第1の色光L1)の青色の波長帯域の光を透過し、第2の光学系25を通過してきた光が照射される第2領域242においては第1の色光L1たる青色の波長帯域の光を反射するとともに、蛍光体ホイール26によって波長変換された第2の色光L2の黄色の波長帯域の光を反射するような構成を有している。
なお、第1領域241、第2領域242ともに、表面には第2の色光L2を反射するようなダイクロイックコートが施されており、第1領域241において、「第1の色光L1を透過して第2の色光L2を反射する」構成を充足する。
また、ダイクロイックミラー24は、平板の構成について示したが、プリズムタイプのものを用いるとしても良い。
本実施例においても、第1の光学系23と、第2の光学系25とは、光路上において実質的に光軸が偏心している。
具体的には図23に示すように、ダイクロイックミラー24の励起光L0の入射面を含む面Aとしたとき、面Aと第1の光学系の光軸との交点を第1の交点P、面Aと第2の光学系25の光軸との交点を第2の交点Qとしたときに、第2の光学系25の光軸に垂直な面内における第1の交点Pと第2の交点Qとの距離のうち最大となる距離が偏心量ΔLである。
このような構成とすれば、破線で光線図を模式的に示したように、第2の光学系25の光軸に対して斜入射して蛍光体ホイール26に照射されることとなるから、第2の光学系25を通過する第1の色光L1が、蛍光体ホイール26に照射される前の光路と、照射されて反射された後の第1の色光L1の光路とで異なる光路を取ることができる。
また、かかる第7の数値実施例における条件式(1)~(7)の各数値例については後述する。
(第8の数値実施例)
第8の実施例について、光源装置12として構成を図24に示す。
本実施例においては、カラーホイール28を用いないこと、集光レンズ27を用いないこと、の2点が異なっている。
本実施例における蛍光体ホイール26の構成を図25に示す。
蛍光体ホイール26は、円周方向に単一の帯状に形成された蛍光体領域261を有している。蛍光体領域261において、その断面は図25に示すように、基板263と、基板263上に形成され、蛍光体層265から発光する波長領域の光を反射する反射コートたる反射層264と、蛍光体層265と、第1の色光L1と第2の色光L2とを透過し、それ以外の励起光L0に含まれる光を反射する反射コート267と、を有している。
蛍光体の材質等については既に説明したものと同等であるため説明を省略する。
蛍光体ホイール26に照射された励起光L0は、第1の色光L1と第2の色光L2と、他の励起光L0の成分と、を有して再度第2の光学系25を通過し、光均一化素子13の入り口に入射する。
また、かかる第8の数値実施例における条件式(1)~(7)の各数値例については後述する。
(第9の数値実施例)
本発明の変形例たる第9の実施例について、光源装置12として構成を図26に示す。
なお、図2等で既に述べた構成と同様の部分については、同一の付番をして説明を省略する。
本実施例においては、コリメータレンズ22を出射した光をダイクロイックミラー24に導くための第1の光学系23を用いていない点が特徴である。
レーザー光源21には、励起光L0をそれぞれの発光点21aから出射するVCSEL光源を用いている。
発光点21aから出射された光は、コリメータレンズ22において略平行光とされてダイクロイックミラー24へと入射する。
なお、ここでVCSEL光源では、図27に示すように、1つの発光点21aから出射される光束が十分に小さく、また発光点21a間のピッチPxも十分に小さいため、第1の光学系23を用いずとも蛍光体ホイール26上に照射されるサイズを小さくすることができる。
かかる構成のように、蛍光体ホイール26と発光点21aのサイズによっては、第1の光学系23を省略することもできる。
なお、かかる場合においては、VCSEL光源から出射される光束の中心線が主光線の「光軸」に相当し、かかる「光軸」と、ダイクロイックミラー24の反射面を含む面Aと、が交わる第1の交点Rと、第2の光学系25の光軸と反射面を含む面Aと、が交わる第2の交点Tとし、第2の光学系25の光軸に垂直な方向のRT間の距離:ΔLO、第2の光学系25において入射側に配置されたレンズ251の外径をDとしたとき、条件式(7)を満足する。
第9の実施例について、表13、表14に示す。なお、表13に※を付した非球面係数が表14に示されている。
Figure 0007400417000021
Figure 0007400417000022
第9の実施例において、集光光学系は正のパワーを有する非球面レンズと平凸レンズとからなり、集光レンズ27は両凸レンズである。
集光レンズ27は、本実施例においては、第2の光学系25の励起光L0の入射側頂点から32mmの間隔を空けて配置されている。
また、かかる第9の数値実施例における条件式(1)~(7)の各数値例については後述する。
(第10の数値実施例)
第10の実施例について、光源装置12として構成を図29に示す。
なお、図2等で既に述べた構成と同様の部分については、同一の付番をして説明を省略する。
本実施例では、レーザー光源21として、2つの独立した基板のレーザー光源211、212を有している。
また、レーザー光源212の前面に配置された1/2波長板97と、反射ミラー96と、レーザー光源211の出射側の面に配置された偏光ビームスプリッター(PBS)95と、を有している。
レーザー光源211、212から出射されるレーザー光の偏光方向は何れも同一の方向となっており、本実施例では特にP偏光が出射されるような配置について記載するが、S偏光であっても同様である。
レーザー光源212の出射側には、1/2波長板97と、反射ミラー96と、が配置されて、出射された励起光L0をP偏光からS偏光へと変換した上で、反射ミラー96と偏光ビームスプリッター95とに反射されて第1の光学系23へと入射する。
レーザー光源211から出射されたレーザー光は、P偏光なので偏光ビームスプリッター95を透過して、第1の光学系23へと入射する。
このように、2つの独立した基板のレーザー光源211、212を用いる場合には、「発光点21aのうちの任意の2つの発光点の距離が最大となる距離Smax」は、レーザー光源211とレーザー光源212とで異なる値を取る場合が考えられる。
そのような場合には、それぞれのレーザー光源211、212のSmaxのうち、大きい方をSmaxとすればよい。
なお、本実施例においては同一のレーザー光源211、212を2つ用いたので、Smaxの値は第1の数値実施例等と同一の値である。
以上、述べた各数値例について、それぞれの条件式(1)~(7)及び対応する変数について表15として示す。
Figure 0007400417000023
上述した何れの実施例についても、条件式(1)~(7)を満足することは明らかである。
以上、本発明に係る実施形態について説明したが、本発明は、上述の各実施形態そのままに限定されるものではなく、実施段階ではその要旨を逸脱しない範囲で構成要素を変形して具体化できる。また、上述の実施形態に開示されている複数の構成要素の適宜な組み合わせにより、種々の発明を形成できる。例えば、実施形態に示される全構成要素から幾つかの構成要素を削除してもよい。さらに異なる実施形態や変形例を適宜に組み合わせてもよい。
L1 第1の色光(第1色光)
L2 第2の色光(第2色光)
26 波長変換部材(蛍光体ホイール)
23 第1の光学系
24 反射面(ダイクロイックミラー)
25 第2の光学系
27 光学素子(レンズ)
D 光学部材の外径
θ 入射角
L1 射影面積
L0 射影面積
B 励起光
21a 発光点
22 コリメータレンズ
101 被投射面
16 投射光学系
11 プロジェクタ(画像表示装置)
特許第5558996号 特開2013-250285号公報 特開2014―075221号公報

Claims (16)

  1. 第1の色光を含む励起光が入射されることにより、前記励起光の少なくとも一部を前記第1の色光とは異なる第2の色光に変換し、前記第1の色光と前記第2の色光とを出射する波長変換部材と、
    前記励起光が前記波長変換部材に入射する際の前記励起光の光路において、前記励起光の光路の上流側に各々配置された、第1の光学系と、
    前記第1の光学系の前記励起光の光路の下流側に設けられた反射面と、
    前記反射面よりも前記励起光の光路の下流側に設けられる正のパワーを有する第2の光学系と、
    を有し、
    前記反射面は前記励起光を反射することで、前記励起光が前記第2の光学系に入射する際に、前記第2の光学系の光軸よりも前記反射面が配置された側に偏心して入射するように、前記励起光の光路を変更し、
    前記波長変換部材から出射された前記第1の色光と前記第2の色光は、前記第2の光学系の光軸よりも前記反射面が配置された側と反対側に偏心して前記第2の光学系から出射され、
    前記反射面で反射され前記第2の光学系に入射する前記励起光の光路と、前記第2の光学系から出射される前記第1の色光の光路及び前記第2の色光の光路とは、互いに交わらず、
    前記第1の光学系を構成する光学素子のうち少なくとも1つの光学素子の光軸と前記反射面を含む面と、が交わる第1の交点Pと、
    前記第2の光学系の光軸と前記反射面を含む面と、が交わる第2の交点Qとしたとき、
    前記第2の光学系の光軸に対して垂直な方向におけるPQ間の距離をΔL、
    前記第2の光学系において入射側に配置された光学部材の外径をDとしたとき、条件式
    (1):
    0<ΔL/D<0.2…(1)
    を満たすことを特徴とする光源光学系。
  2. 請求項1に記載の光源光学系において、
    前記波長変換部材に入射する前記励起光の入射角θとしたとき、
    条件式(2):
    0<|θ|<50…(2)
    を満たすことを特徴とする光源光学系。
  3. 請求項1または2に記載の光源光学系において、
    前記第2の光学系の前記波長変換部材側の面は、凹面若しくは平面であることを特徴とする光源光学系。
  4. 請求項1~3の何れか1項に記載の光源光学系において、
    前記第2の光学系の入射側面頂点を含み、前記第2の光学系の光軸に垂直な平面Bとしたとき、前記励起光が前記第2の光学系に入射する際の前記励起光の光束が前記面Bを通過する時の射影面積が、前記第2の光学系の入射側の光学素子面の前記面Bへの射影面積の1/4よりも小さいことを特徴とする光源光学系。
  5. 請求項1~4の何れか1項に記載の光源光学系であって、
    記励起光を出射する発光点が2次元アレイ状に並んで配置された励起光源を有することを特徴とする光源光学系。
  6. 請求項5に記載の光源光学系において、
    前記励起光源は、前記発光点のうち任意の2つの発光点の距離をSとし、前記発光点の距離Sの最大距離をSmaxとしたとき、
    条件式(3):
    Smax/D<2…(3)
    を満たすことを特徴とする光源光学系。
  7. 請求項5または6に記載の光源光学系において、
    前記励起光源の各発光点に対応した出射側の位置に配置されたコリメータレンズを有し、
    前記励起光源の発散角が最大となる方向をX方向としたときに、X方向の発散角をθx、前記励起光源の発光点のX方向のピッチをPx、前記コリメータレンズと前記励起光源の出射側面との距離をLとしたとき、
    条件式(4):
    0.5<Px/Ltanθx<2…(4)
    を満たすことを特徴とする光源光学系。
  8. 請求項1~7の何れか1項に記載の光源光学系において、
    前記波長変換部材は、前記励起光を前記第2の色光に変換する波長変換領域と、前記励起光を透過または反射して前記第1の色光とする透過反射領域を有することを特徴とする光源光学系。
  9. 請求項1~7の何れか1項に記載の光源光学系において、
    前記波長変換部材は、前記励起光を前記第2の色光に変換する波長変換の入射面側に、前記励起光の一部を反射するコート層を有することを特徴とする光源光学系。
  10. 請求項1~9の何れか1項に記載の光源光学系において、
    前記波長変換部材に接続されるとともに、前記波長変換部材上における前記励起光の照射位置が時間とともに移動するように駆動される駆動部材を有することを特徴とする光源光学系。
  11. 請求項1~10の何れか1項に記載の光源光学系において、
    前記波長変換部材で反射あるいは透過された前記第1の色光と、前記波長変換部材から出射された前記第2の色光とが、正のパワーを有する第3の光学系によって光均一化素子へ導かれ、前記第2の光学系と前記第3の光学系の合成倍率βが、
    条件式(5):
    2.3<|β|<3.5…(5)
    を満たすことを特徴とする光源光学系。
  12. 請求項1~11の何れか1項に記載の光源光学系において、
    前記第1の色光は青の波長域の光であり、前記第2の色光は少なくとも緑、黄色、赤の何れかの波長の波長域の光であることを特徴とする光源光学系。
  13. 請求項1~12の何れか1項に記載の光源光学系において、
    前記波長変換部材への第1の色光の入射は、50%以上がP偏光として入射することを特徴とする光源光学系。
  14. 請求項1~13のいずれか1項に記載の光源光学系において、
    前記第1の光学系の出射側の光学素子の外径をD2としたとき、
    条件式(6):
    0.1<D2/D<0.6
    を満たすことを特徴とする光源光学系。
  15. 第1の色光を含む励起光を出射する励起光源と、
    前記励起光が入射されることにより、前記励起光の少なくとも一部を前記第1の色光とは異なる第2の色光に変換し、前記第1の色光と前記第2の色光とを出射する波長変換部材と、
    前記励起光源と前記波長変換部材との間の前記励起光の光路上に設けられ、前記励起光源側から順に、反射面と、正のパワーを有する集光光学系と、を備え、
    前記反射面は前記励起光を反射することで、前記励起光が前記集光光学系に入射する際に、前記集光光学系の光軸よりも前記励起光源が配置された側に偏心して入射するように、前記励起光の光路を変更し、
    前記波長変換部材から出射された前記第1の色光と前記第2の色光は、前記集光光学系の光軸よりも前記励起光源が配置された側と反対側に偏心して前記集光光学系から出射され、
    前記反射面で反射され前記集光光学系に入射する前記励起光の光路と、前記集光光学系から出射される前記第1の色光の光路及び前記第2の色光の光路とは互いに交わらず、
    前記励起光源より出射される光束の主光線と、前記反射面を含む面Aとの交点をR、
    前記集光光学系の光軸と前記面Aとの交点をT、
    前記集光光学系の光軸に垂直な方向のRT間の距離をΔLO、
    前記集光光学系において入射側に配置された光学部材の外径をDとしたとき、条件式(7):
    0<ΔLO/D<0.2…(7)
    を満たすことを特徴とする光源装置。
  16. 請求項15に記載の光源装置と、
    画像形成素子と、
    前記画像形成素子により形成された画像を被投射面に拡大投影する投射光学系と、を有する、画像表示装置。
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