以下、図面を参照して本発明の実施形態について詳細に説明する。実施形態においては、所定のスポーツのレッスンを受講し、且つ、レッスン以外でそのスポーツをプレーしたユーザに対して、特典が付与される。
スポーツの種類は特に限定されない。スポーツの例として、ゴルフ、テニス、野球、サッカー、バレーボール、バスケットボール、スキー、スノーボード、アイススケート等が挙げられる。スポーツのレッスンは、ユーザがコーチや講師等からそのスポーツを習うことであってもよい。レッスンは、練習及び講義のうち少なくとも何れか一方を含んでもよい。レッスンが行われる場所の例として、練習場、そのスポーツの競技施設、店舗、ユーザの自宅、コーチの自宅、講義が可能な施設等が挙げられる。スポーツの競技施設とは、例えばゴルフの場合はゴルフ場であり、テニスの場合はテニスコートであり、野球の場合は野球場であってもよい。レッスンは、オフラインでのレッスンであってもよいし、オンラインでのレッスンであってもよい。実施形態に係るスポーツのプレーは、基本的にコーチや講師等から習うことなく、そのスポーツをプレーすることであってもよい。特典が付与されるスポーツのプレーは、そのスポーツの競技施設で行われるものに限定されてもよいし、限定されなくてもよい。また、特典が付与されるスポーツのプレーは、予約が必要な競技施設を予約した上でユーザがその競技施設で行ったプレーに限定されてもよいし、限定されなくてもよい。
付与される特典の例として、ポイントプログラムにおけるポイント、商品の購入又はサービスの予約若しくは利用の際に利用可能な割引クーポン、スタンププログラムにおけるスタンプ、電子マネー、金銭、物品、コンテンツ、その他の割引、その他ユーザに与えられる何らかの優遇措置等が挙げられる。
以下に説明する実施形態は、ゴルフ場の予約とゴルフのレッスンの予約とを可能とするシステムに対して本発明が適用される場合の実施形態である。
[1.予約システムの構成]
先ず、本実施形態に係る予約システムSの構成及び機能概要について、図1を用いて説明する。図1は、本実施形態に係る予約システムSの概要構成の一例を示す図である。
図1に示すように、予約システムSは、予約サーバ1と、ポイント管理サーバ2と、複数のユーザ端末3と、を含んで構成される。予約サーバ1、ポイント管理サーバ2、及び各ユーザ端末3は、ネットワークNWを介して互いに接続される。ネットワークNWは、例えばインターネット、専用通信回線(例えば、CATV(Community Antenna Television)回線)、移動体通信網(基地局等を含む)、及びゲートウェイ等により構築されている。
予約サーバ1は、ゴルフ場を予約するための所定ゴルフ場予約サイトに関する各種処理を実行するサーバ装置であってもよい。予約サーバ1は、ユーザ端末3からの要求に応じて、ゴルフ場予約サイトに関するウェブページ等のコンテンツを送信してもよい。例えば、予約サーバ1は、ユーザにより指定された条件に合致するゴルフ場やプランを検索して、その検索結果を掲載するウェブページを送信してもよい。プランは、ゴルフ場を利用するユーザに対してそのゴルフ場が如何なるサービスを提供するかを示すものであってもよい。また、予約サーバ1は、ユーザにより選択されたゴルフ場やプランに関する情報を掲載するウェブページを送信してもよい。また、予約サーバ1は、ユーザ端末3からの要求に応じて、ゴルフ場を予約するための処理を行ってもよい。
予約サーバ1は、更にゴルフのレッスンを予約するための所定レッスン予約サイトに関する各種処理を実行してもよい。予約サーバ1は、ユーザ端末3からの要求に応じて、レッスン予約サイトに関するウェブページ等のコンテンツを送信してもよい。例えば、予約サーバ1は、ユーザにより指定された条件に合致するレッスンを検索して、その検索結果を掲載するウェブページを送信してもよい。また、予約サーバ1は、ユーザ端末3からの要求に応じて、レッスンを予約するための処理を行ってもよい。
予約サーバ1は、ゴルフのレッスンを受講し、且つ、レッスン以外でゴルフをプレーしたユーザに対して、特典を付与する処理を実行してもよい。例えば、所定ポイントプログラムにおけるポイントがユーザに付与されてもよい。このポイントプログラムにおいて、ユーザは、特定のサイト若しくは店舗でユーザが商品を購入したり、特定のサイト若しくは店舗でユーザが有料サービスを利用したりした場合に、ポイントを獲得可能であってもよい。また、ユーザは、特定のサイト若しくは店舗における商品の購入代金や、特定のサイト若しくは店舗におけるサービスの利用代金に、そのユーザが保有するポイントを利用可能であってもよい。ポイントプログラムにおいて、例えば1ポイントは1円に相当してもよい。ユーザに付与される特典は、ゴルフ場の予約若しくはレッスンの予約の際に利用可能な割引クーポンであってもよい。各ユーザは、そのユーザが保有しているポイントの数やクーポンに関する情報を、ゴルフ場予約サイト及びレッスン予約サイトうち少なくとも何れか一方で確認可能であってもよい。
なお、予約サーバ1は、実際には、ゴルフ場の予約に関する処理を実行するサーバ装置と、ゴルフ場のレッスンの予約に関する処理を実行するサーバ装置と、で構成されたシステムであってもよい。この場合、特典を付与するための処理を行うサーバ装置は、何れのサーバ装置であってもよい。或いは、これらのサーバ装置と異なるサーバ装置が、特典を付与するための処理を行ってもよい。
ポイント管理サーバ2は、前述のポイントプログラムにおけるポイントを管理するサーバ装置である。例えば、ポイント管理サーバ2は、ユーザポイントDB等のデータベースを備える。「DB」は、データベースの略語である。ユーザポイントDBには、例えば、各ユーザが保有するポイントの数が記憶される。例えば、ユーザポイントDBには、ユーザIDと利用可能ポイント数とが関連付けて記憶されてもよい。利用可能ポイント数は、そのユーザIDにより識別されるユーザが利用可能なポイントの総数を示す。
各ユーザ端末3は、上述したゴルフ場予約サイト及びレッスン予約サイトを利用可能なユーザが利用する端末装置である。ユーザ端末3の例として、パーソナルコンピュータ、スマートフォン、タブレット式コンピュータ等の携帯情報端末、携帯電話機、PDA(Personal Digital Assistant)、セットトップボックス等が挙げられる。各ユーザ端末3には、ウェブブラウザがインストールされていてもよい。また、特定の種類のユーザ端末3には、ゴルフ場予約サイトを利用するための専用のアプリケーション、及びレッスン予約サイトを利用するための専用のアプリケーションのインストールが可能であってもよい。
[2.予約サーバの構成]
次に、予約サーバ1の構成について、図2及び図3を用いて説明する。図2は、本実施形態に係る予約サーバ1の概要構成の一例を示すブロック図である。図2に示すように、予約サーバ1は、システム制御部11と、システムバス12と、入出力インターフェース13と、記憶部14と、通信部15と、を備えている。システム制御部11と入出力インターフェース13とは、システムバス12を介して接続されている。
システム制御部11は、CPU(Central Processing Unit)11a、ROM(Read Only Memory)11b、RAM(Random Access Memory)11c等により構成されている。
入出力インターフェース13は、記憶部14及び通信部15とシステム制御部11との間のインターフェース処理を行う。
記憶部14は、例えば、ハードディスクドライブ等により構成されている。この記憶部14には、会員DB14a、ゴルフ仲間DB14b、ゴルフ場予約DB14c、プレー結果DB14d、レッスンDB14e、クーポンDB14f、レッスン予約DB14g等のデータベースが記憶されてもよい。
図3は、データベースに記憶される情報の例を示す図である。図3に示すように、会員DB14aには、予約システムSを利用するユーザに関する会員情報が、ユーザごとに記憶されている。例えば、会員DB14aには、会員情報として、ユーザID、電子メールアドレス等が、互いに関連付けて記憶されてもよい。会員情報に含まれる各情報は、ユーザにより登録されてもよい。
ゴルフ仲間DB14bには、ユーザがゴルフをプレーする際にそのユーザの同伴者となり得るゴルフ仲間を示すゴルフ仲間情報が、ゴルフ仲間ごとに記憶される。例えば、ゴルフ仲間DB14bには、ゴルフ仲間情報として、ユーザID、ゴルフ仲間氏名、及びゴルフ仲間ID等が、互いに関連付けて記憶されてもよい。ユーザIDは、ゴルフ仲間を有するユーザを示す。ゴルフ仲間氏名は、そのゴルフ仲間の氏名を示す。ゴルフ仲間氏名は、そのゴルフ仲間を有するユーザにより登録される。ゴルフ仲間IDは、そのゴルフ仲間のユーザIDである。ゴルフ仲間同士で連携することにより、ゴルフ仲間DB14bにゴルフ仲間IDが記憶されてもよい。例えば、ゴルフ場予約サイトで予約を行った予約者とその同伴者との間で連携を行うことが可能であってもよい。各ユーザは、ゴルフ仲間の氏名を予め登録可能であってもよい。ゴルフ場の予約後、予約者は、その予約者のゴルフ仲間の中から同伴者を選択可能であってもよい。そして、予約者は、登録した同伴者の中から連携したい同伴者を選択すると、連携を承認するためのURL(Uniform Resource Locator)が発行される。予約者は、そのURLを、電子メール、ショートメッセージ、インスタントメッセージ又はその他の方法で、同伴者に向けて送信する。同伴者は、受信されたURLを選択することにより、ゴルフ場予約サイトにアクセスして連携を承認する。連携が承認されると、予約サーバ1は、同伴者のユーザIDを、ゴルフ仲間IDとして予約者のユーザIDに関連付けてゴルフ仲間DB14bに記憶してもよい。また、予約サーバ1は、その予約者の氏名及びユーザIDを、ゴルフ仲間氏名及びゴルフ仲間IDとして、同伴者のユーザIDに関連付けてゴルフ仲間DB14bに記憶してもよい。
ゴルフ場予約DB14cには、ゴルフ場の予約に関するゴルフ場予約情報が、予約が行われるごとに記憶される。特定のユーザがこれまでに行った予約についての一連のゴルフ場予約情報を、そのユーザのゴルフ場予約履歴ともいう。例えば、ゴルフ場予約DB14cには、ゴルフ場予約情報として、予約番号、予約者ID、ゴルフ場ID、プレー日、プランID、スタート時刻、組数、同伴者リスト、及びキャンセルフラグ等が、互いに関連付けて記憶されてもよい。予約番号は、予約を識別する番号である。予約者IDは、予約を行ったユーザのユーザIDである。ゴルフ場IDは、予約されたゴルフ場を識別する識別情報である。プレー日は、ゴルフのプレーが行われる日付を示す。プランIDは、予約されたプランを識別する識別情報である。スタート時刻は、ゴルフのプレーが開始される時刻を示す。組数が2以上であるとき、ゴルフ場予約情報は、組数に相当する数のスタート時刻を含んでもよい。組数は、ゴルフをプレーするグループの数を示す。同伴者リストは、予約者とともにゴルフをプレーする同伴者のリストである。例えば、同伴者リストは、各同伴者の氏名を含んでもよい。前述したように、ゴルフ場予約サイトにてユーザがゴルフ場を予約した後、その予約を選択して、同伴者の登録を行う。例えば、ユーザは、そのユーザのゴルフ仲間の一覧から同伴者を選択する。これにより、予約サーバ1は、ゴルフ仲間DB14bに記憶されているゴルフ仲間の氏名を同伴者リストに追加してもよい。ゴルフ場予約情報は、組数に相当する数の同伴者リストを含んでもよい。キャンセルフラグは、その予約がキャンセルされたか否かを示す。FALSEに設定されたキャンセルフラグは、その予約がキャンセルされていないことを示す。TRUEに設定されたキャンセルフラグは、その予約がキャンセルされていることを示す。キャンセルフラグの初期値はFALSEである。
プレー結果DB14dには、ユーザによるゴルフのプレーの結果を示すプレー結果情報が記憶される。例えば、プレー結果DB14dには、プレー結果情報として、ユーザID、ゴルフ場ID、プレー日、スコア情報、ティーショット情報等が、互いに関連付けて記憶されてもよい。ユーザIDは、ゴルフをプレーしたユーザを示す。ゴルフ場IDは、ゴルフがプレーされたゴルフ場を示す。プレー日は、ゴルフがプレーされた日を示す。スコア情報は、そのユーザがそのゴルフ場でその日に出したスコアを示す。例えば、スコア情報は、各ホールのスコアを含んでもよい。ティーショット情報は、そのユーザがそのゴルフ場でその日に行ったティーショットの結果を示す情報である。例えば、ティーショット情報は、ティーショットによるボールの飛距離を含んでもよい。また例えば、ティーショット情報は、ショットしたボールが、フェアウェイをキープしたか、オーバーしたか、ショートしたか、左にずれたか、又は右にずれたかを示す情報を、ホールごとに含んでもよい。ユーザは、ウェブブラウザや専用のアプリケーションを利用することにより、スコア情報及びティーショット情報を入力することが可能であってもよい。例えば、ユーザがゴルフ場予約サイトで予約を行った予約者である場合、そのユーザは、その予約を選択することで、ゴルフ場及びプレー日を指定することができる。ユーザが、ゴルフ場予約サイトで予約を行った予約者と連携した同伴者である場合、同伴者は、前述の場合と同様に、その予約を選択してスコア情報やティーショット情報を入力する。ユーザが、ゴルフ場予約サイト以外の手段で予約を行った予約者であるか、その予約者の同伴者であるか、又は連携を行っていない同伴者である場合にも、そのユーザはプレー結果情報を登録可能であってもよい。例えば、ユーザは、ゴルフをプレーしたゴルフ場を予約サイトで検索する。そして、ユーザは、ゴルフ場及びプレー日を選択して、スコア情報やティーショット情報を入力する。
レッスンDB14eには、レッスン予約サイトにおいて予約可能なレッスンに関するレッスン情報が、レッスンごとに記憶される。例えば、レッスンDB14eには、レッスン情報として、レッスンID、提供者ID、レッスン名、無料フラグ、料金、所要時間、レッスン内容等が、互いに関連付けて記憶されてもよい。レッスンIDは、レッスンを識別する識別情報である。同一のレッスンが、互いに異なる複数の日時に開催される場合もある。提供者IDは、そのレッスンを提供する提供者を識別する識別情報である。提供者は、学校、教習所、その他の事業者、または個人であってもよい。無料フラグは、そのレッスンが無料レッスンであるか否かを示す。レッスン予約サイトにおいては、有料レッスン及び無料レッスンそれぞれの予約が可能であってもよい。有料レッスンの受講者は、受講料を支払う必要がある。無料レッスンの受講料は無料である。FALSEに設定された無料フラグは、そのレッスンが有料であることを示す。TRUEに設定された無料フラグは、そのレッスンが無料であることを示す。料金は、そのレッスンの受講料を示す。無料フラグがFALSEに設定されている場合に、料金情報が有効である。所要時間は、レッスンに要する時間の長さを示す。
クーポンDB14fには、ユーザに付与された、有料レッスンの割引クーポンを示すクーポン情報が記憶される。例えば、クーポンDB14fには、クーポン情報として、クーポンID、発行日、ユーザID、割引情報、利用条件、利用フラグ等が、互いに関連付けて記憶されてもよい。クーポンIDは、付与されたクーポンを識別する識別情報である。発行日は、そのクーポンが付与された日時を示す。ユーザIDは、そのクーポンが付与されたユーザを示す。割引情報は、そのクーポンによる受講料の割引率又は割引額を示す。利用条件は、そのクーポンを利用するための条件を示す。例えば、利用条件は、クーポンの有効期限を含んでもよい。また例えば、利用条件は、クーポンが利用可能なレッスンの受講料の範囲を示してもよい。また例えば、利用条件は、クーポンが利用可能なレッスン又はレッスンの提供者を示してもよい。利用フラグは、そのクーポンがユーザによって利用されたか否かを示す。
レッスン予約DB14gには、ゴルフのレッスンの予約に関するレッスン予約情報が、予約が行われるごとに記憶される。特定のユーザがこれまでに行った予約についての一連のレッスン予約情報を、そのユーザのレッスン予約履歴ともいう。例えば、レッスン予約DB14gには、レッスン予約情報として、予約番号、予約者ID、レッスンID、受講日、開始時刻、クーポン利用フラグ、クーポンID、割引額、料金、及びキャンセルフラグ等が、互いに関連付けて記憶されてもよい。予約番号は、予約を識別する番号である。予約者IDは、予約を行ったユーザのユーザIDである。レッスンIDは、予約されたレッスンを示す。受講日は、そのレッスンが行われる日付を示す。開始時刻は、そのレッスンが開始される時刻を示す。クーポン利用フラグは、その予約にクーポンが利用されたか否かを示す。FALSEに設定されたクーポン利用フラグは、クーポンが利用されていないことを示す。TRUEに設定されたクーポン利用フラグは、クーポンが利用されたことを示す。クーポン利用フラグの初期値はFALSEである。クーポンIDは、利用されたクーポンを示す。割引額は、そのレッスンの受講料がどれだけの額割り引かれたかを示す。割引額は、クーポンIDに関連付けてクーポンDB14fに記憶された割引情報に基づいて設定される。クーポン利用フラグがFALSEに設定されている場合、割引額は0円に設定される。料金は、割引額の差引後の受講料を示す。キャンセルフラグは、その予約がキャンセルされたか否かを示す。FALSEに設定されたキャンセルフラグは、その予約がキャンセルされていないことを示す。TRUEに設定されたキャンセルフラグは、その予約がキャンセルされていることを示す。キャンセルフラグの初期値はFALSEである。
記憶部14には、更にオペレーティングシステム、DBMS(Database Management System)、サーバプログラム等の各種プログラムが記憶されている。サーバプログラムは、ゴルフ場の予約に関する処理、レッスンの予約に関する処理、及び特典の付与に関する処理等をシステム制御部11に実行させるプログラムである。サーバプログラムは、例えば、他の装置からネットワークNWを介して取得されるようにしてもよいし、磁気テープ、光ディスク、メモリカード等の記録媒体に記録されてドライブ装置を介して読み込まれるようにしてもよい。
通信部15は、例えばネットワークインターフェースカード等により構成されている。通信部15は、ネットワークNWを介して、ポイント管理サーバ2やユーザ端末3等と接続し、接続された装置との通信状態を制御する。
[3.システム制御部の機能概要]
次に、図4及び図5を用いて、予約サーバ1におけるシステム制御部11の機能概要について説明する。図4は、本実施形態に係る予約サーバ1におけるシステム制御部11の機能ブロックの一例を示す図である。システム制御部11は、CPU11aが、サーバプログラムに含まれる各種プログラムコードを読み出し実行することにより、図4に示すように、受講履歴取得部101、プレー履歴取得部102、ユーザ特定部103、プレー結果取得部104及び特典付与部105等として機能してもよい。
受講履歴取得部101は、ゴルフのレッスンの受講の履歴を示す受講履歴情報を取得する。この受講履歴は、そのレッスンを受講したユーザを示す情報を含んでもよい。また、この受講履歴は、そのレッスンの受講時期を示す情報を含んでもよい。受講履歴取得部101は、受講履歴情報として、レッスン予約DB14gからレッスン予約情報を取得してもよい。例えば、受講履歴取得部101は、受講日が経過してもキャンセルフラグがFALSEに設定されたままになっているレッスン予約情報を、受講履歴として取得してもよい。
プレー履歴取得部102は、レッスンとは異なるゴルフのプレー履歴を示すプレー履歴情報を取得する。この受講履歴は、そのプレーを行ったユーザを示す情報を含んでもよい。また、この受講履歴は、そのプレーが行われた時期を示す情報を含んでもよい。プレー履歴取得部102は、プレー履歴情報として、ゴルフ場予約DB14cからゴルフ場予約履歴を取得してもよい。例えば、プレー履歴取得部102は、プレー日が経過してもキャンセルフラグがFALSEに設定されたままになっているゴルフ場予約情報を、受講履歴として取得してもよい。
また例えば、プレー履歴取得部102は、プレー履歴情報として、プレー結果DB14dからプレー結果情報を取得してもよい。ユーザは、ゴルフをプレーすると、その結果として、スコア等の情報を登録する。従って、プレー結果情報をプレー履歴情報とみなすことができる。
また例えば、プレー履歴取得部102は、プレー履歴情報として、ゴルフ場へのチェックインの履歴を取得してもよい。チェックインは、ユーザによるゴルフ場の利用開始手続きである。チェックインの方法は特に限定されない。ユーザは、チェックインの際に、そのユーザユーザIDを、ゴルフ場の受付係に提示する。例えば、各会員には会員カードが付与されてもよい。この会員カードには、ユーザIDを示す情報コードが印刷されており、又はユーザIDが磁気的に記録されていてもよい。情報コードの例として、1次元のバーコード、2次元コード、記号列等が挙げられる。ユーザ端末3が携帯用の端末装置であり、且つそのユーザ端末3に専用のアプリケーションがインストールされている場合、ユーザによる操作に基づいて、ユーザ端末3がユーザIDの情報コードを画面に表示してもよい。受付係は、情報コードをスキャン等することにより、ユーザIDを、そのゴルフ場の端末装置に入力してもよい。こうして、チェックインが行われてもよい。或いは、ユーザが所定の用紙に氏名等を記入してもよい。受付係は、その氏名を、ゴルフ場の端末装置に入力して、そのユーザの予約又はユーザIDを予約サーバ1へ問い合わせしてもよい。なお、ユーザが所定予約サイトで予約を行った予約者ではなく、且つ、その予約者の同伴者でもなかったとしても、ユーザIDを用いたチェックインは可能であってもよい。チェックインが完了すると、ゴルフ場の端末装置は、そのユーザのユーザID、そのゴルフ場のゴルフ場ID、チェックインが行われた日時等を、予約サーバ1へ送信してもよい。予約サーバ1は、ゴルフ場の端末装置から送信されてきたこれらの情報を、チェックイン履歴として所定のデータベースに記憶してもよい。プレー履歴取得部102は、そのデータベースからチェックイン履歴を取得してもよい。
ユーザ特定部103は、受講履歴取得部101により取得された受講履歴情報及びプレー履歴取得部102により取得されたプレー履歴情報に基づいて、ゴルフのレッスンの受講及びゴルフのプレーの両方を行ったユーザを、特典を付与するユーザとして特定する。レッスンの受講及びプレーの両方を行ったユーザに対して特典が付与されるので、ゴルフ場予約サイト及びレッスン予約サイトの両方の利用を促進することができる。例えば、ゴルフ場の予約及びレッスンの予約の両方の利用が促進される可能性がある。
ユーザ特定部103は、受講履歴情報に含まれるユーザを識別する情報に基づいて、レッスンを受講したユーザを特定してもよい。例えば、ユーザ特定部103は、レッスン予約情報に含まれるユーザIDを、レッスンを受講したユーザのユーザIDとして取得してもよい。また、ユーザ特定部103は、プレー履歴情報に含まれるユーザを識別する情報に基づいて、ゴルフをプレーしたユーザを特定してもよい。例えば、ユーザ特定部103は、ゴルフ場予約情報に含まれるユーザIDを、ゴルフをプレーしたユーザのユーザIDとして取得してもよい。そして、ユーザ特定部103は、レッスンを受講したユーザとゴルフをプレーしたユーザとの間で共通するユーザを特定してもよい。
ユーザ特定部103は、レッスンを受講した後にゴルフをプレーしたユーザを、特典を付与するユーザとして特定してもよい。このとき、ユーザ特定部103は、レッスンの受講日から所定期間内(例えば、1週間以内、1ヶ月以内、3ヶ月以内等)にゴルフをプレーしたユーザのみ、特典を付与するユーザとして特定してもよい。これにより、レッスンの成果を確認するためのゴルフのプレーをユーザに促すことができる。レッスンの成果は、そのレッスンの受講日からより多くの日数が経過するほど薄れていく傾向にある。
ユーザ特定部103は、レッスンを受講する前のゴルフのプレーと、そのレッスンを受講した後のゴルフのプレーと、の両方を行ったユーザを、特典を付与するユーザとして特定してもよい。すなわち、ゴルフをプレーした後にレッスンを受講し、そのレッスンを受講した後に更にゴルフをプレーしたユーザに対して、特典が付与される。レッスンを受講する前のゴルフのプレーを、第1プレーという。レッスンを受講した後のゴルフのプレーを、第2プレーという。第1プレーと第2プレーとの間にレッスンを受講することで、ユーザは、第1プレーを行ったときよりも、第2プレーを行ったときの方が、ユーザはゴルフの技能が向上している可能性がある。そのため、ゴルフのプレーの結果、以前のプレー時よりも技能が向上したと分かるとユーザは嬉しいので、レッスンの受講をユーザに促すことができる。
プレー結果取得部104は、ユーザ特定部103により特定されたユーザによるプレーの結果を示す結果情報を取得する。このプレーの結果は、ゴルフの技能に関連する。例えば、結果情報は、ゴルフの技能を、直接的に又は間接的に示すものであってもよい。結果情報は、例えばゴルフのスコア、ティーショットの飛距離、フェアウェイキープ率を示す情報のうち少なくとも一つを含んでもよい。プレー結果取得部104は、結果情報として、プレー結果DB14dからプレー結果情報を取得してもよい。例えば、プレー結果取得部104は、プレー履歴取得部102により取得されたプレー履歴情報から、プレー日を取得してもよい。プレー結果取得部104は、レッスンの受講及びプレーの両方を行ったユーザのユーザIDとそのユーザがゴルフをプレーした日との組み合わせを含む結果情報を取得してもよい。
特典付与部105は、ユーザ特定部103により特定されたユーザに特典を付与する処理を実行する。例えば、ポイントプログラムにおけるポイントを付与する場合、特典付与部105は、ポイント管理サーバ2から提供されているAPI(Application Programming Interface)を利用してもよい。この場合、特典付与部105は、レッスンの受講及びプレーの両方を行ったユーザのユーザID、及び付与するポイント数を含む利用可能ポイント変更要求を、ポイント管理サーバ2へ送信してもよい。ポイント管理サーバ2は、利用可能ポイント変更要求に含まれるユーザIDに関連付けてユーザポイントDBに記憶されている利用可能ポイント数に、利用可能ポイント変更要求に含まれるポイント数を加算して、利用可能ポイント数を変更してもよい。レッスンの割引クーポンを付与する場合、特典付与部105は、クーポンDB14fに、レッスンの受講及びプレーの両方を行ったユーザのユーザIDを含むクーポン情報を記憶させてもよい。
また例えば、特典付与部105は、特典として、スタンププログラムにおけるスタンプを付与する処理を行ってもよい。スタンププログラムにおいては、例えばレッスン予約サイトにおいて所定条件を満たしたユーザに対して、1又は複数のスタンプが付与される。現在どれだけのスタンプが貯まっているかが、レッスン予約サイトにおいて閲覧可能であってもよい。例えば、記憶部14に、スタンプに関する情報のデータベースが記憶されてもよい。このデータベースには、ユーザごとに、そのユーザのユーザID及び現在のスタンプ数が、互いに関連付けて記憶されてもよい。特典付与部105は、レッスンの受講及びプレーの両方を行ったユーザのユーザIDに関連付けてそのデータベースに記憶されているスタンプ数に所定数を加算することで、そのスタンプ数を増加させてもよい。スタンプが所定数貯まると、特典付与部105は、そのユーザに対して所定数のポイント又はレッスンの割引クーポンを付与する処理を実行してもよい。このとき、特典付与部105は、そのユーザのスタンプ数をゼロにリセットしてもよい。
特典を付与するユーザとして、ユーザ特定部103により第1プレーと第2プレーとの間にレッスンを受講したユーザが特定された場合、特典付与部105は、プレー結果取得部104により取得された結果情報に基づいて、ユーザに付与される特典を決定してもよい。この場合、特典付与部105は、第1プレー及び第2プレーの両方についてプレーの結果を登録したユーザに対してのみ、特典を付与してもよい。特典を付与する条件として、プレーの結果の登録期限が定められてもよい。例えば、特典付与部105は、ゴルフ場でのゴルフのプレー日から、所定期間(例えば、1週間、2週間、1ヶ月間、3ヶ月間等)が経過するまでにそのプレーの結果を登録したユーザにのみ、特典を付与してもよい。或いは、特典付与部105は、ユーザがプレーの結果を登録したか否かに関わらず、そのユーザに特典を付与してもよい。
特典付与部105は、例えば第1プレーの結果と第2プレーの結果との比較に基づいて、付与される特典を決定してもよい。例えば、特典付与部105は、第2プレーの結果が第1プレーの結果よりもユーザにとって良い場合と、第2プレーの結果が第1プレーの結果以下である場合とで、付与する特典の種類又は付与する特典の価値を異ならせてもよい。プレーの結果がより良いとは、例えばグロススコアがより高いこと、ティーショットの平均飛距離がより長いこと、またはフェアウェイキープ率がより高いことであってもよい。フェアウェイキープ率は、フェアウェイをキープしたホールの回数を、ユーザがゴルフをプレーしたホール数で除算することにより、計算されてもよい。
例えば、特典付与部105は、第2プレーの結果が第1プレーの結果よりもユーザにとって良い場合、特典付与部105は、ポイントを付与すると決定してもよい。一方、特典付与部105は、第2プレーの結果が第1プレーの結果以下である場合、有料レッスンの割引クーポンを付与すると決定してもよい。これにより、ポイントの獲得を見据えてゴルフの技能を改善するために、レッスンの受講をユーザに促すことができる。
また例えば、特典付与部105は、第2プレーの結果が第1プレーの結果以下である場合、所定数のポイントを付与すると決定し、第2プレーの結果が第1プレーの結果よりも良い場合、所定数よりも多い数のポイントを付与すると決定してもよい。
また例えば、特典付与部105は、第1プレーの結果と第2プレーの結果との差により示されるゴルフの技能の向上度に応じて、付与される特典の価値を決定しても良い。例えば、特典付与部105は、向上度が高いほど、特典の価値を高くしてもよい。これにより、ゴルフの技能の向上度を目的として、レッスンの受講をユーザに促すことができる。技能の向上度は、第1プレーの結果により示される技能から第2プレーの結果により示される技能まで、ユーザがどれだけ向上したかを示してもよい。例えば、第2プレーのグロススコアが第1プレーのグロススコアよりも低く、且つ、それらのグロススコアの差が大きいほど、技能の向上度が高い。また例えば、第2プレーのティーショットの平均飛距離が第1プレーの平均距離よりも長く、且つ、それらの平均距離の差が大きいほど、技能の向上度が高い。また例えば、第2プレーのフェアウェイキープ率が第1プレーのフェアウェイキープ率よりも高く、且つ、それらのフェアウェイキープ率の差が大きいほど、技能の向上度が高い。特典付与部105は、ユーザに対してポイントを付与するとともに、ゴルフの技能の向上度が高いほど、付与するポイントの数を多くしてもよい。或いは、特典付与部105は、ゴルフの技能の向上度が高いほど、付与するクーポンにより割引額又は割引率を高くしてもよい。
また、特典付与部105は、第1プレーと第2プレーとの間におけるレッスンの受講回数に応じて、付与される特典の価値を決定してもよい。例えば、特典付与部105は、受講回数が多いほど、特典の価値を高くしてもよい。これにより、より多くのレッスンの受講をユーザに促すことができる。
図5は、ユーザに付与する特典の価値の決定例を示す図である。図5は、ゴルフの技能の向上度とレッスンの受講回数に応じて、ユーザに付与するポイントの数を決定する場合の例を示す。図5に示すように、或るユーザは、日付D1に、ゴルフ場でゴルフをプレーした。そのときのグロススコアは100である。その後、ユーザは、日付D2にゴルフのレッスンを受講した。更にその後、ユーザは、日付D3にゴルフのレッスンを受講した。その後、ユーザは、日付D4にゴルフ場でゴルフをプレーした。そのときのグロススコアは85である。レッスンの受講前のプレーと受講後のプレーとの間のスコアの差は15である。また、レッスンの受講回数は2回である。特典付与部105は、スコアの差に受講回数を乗算することにより、そのユーザに付与するポイントの数を計算してもよい。図5に示す例では、30ポイントがユーザに付与されることになる。
受講回数に応じて特典の価値を決定する場合、ユーザ特定部103、第1プレーを行ってから所定期間内(例えば、1ヶ月以内、3ヶ月以内、6ヶ月以内、1年以内等)に第2プレーを行ったユーザのみを、特典を付与するユーザとして特定してもよい。これにより、より短期間でより多くのレッスンの受講をユーザに促すことができる。
特典付与部105は、ユーザが受講したレッスンが有料レッスンである場合、そのユーザが受講したレッスンが無料レッスンである場合よりも、そのユーザに付与される特典の価値を高くしてもよい。これにより、有料レッスンの受講をユーザに促すことができる。例えば、ユーザが有料レッスンを受講した場合、無料レッスンを受講した場合よりもN倍ポイントが付与されるとする。この場合、特典付与部105は、無料レッスンの受講回数に、有料レッスンの受講回数のN倍(Nは、N>1を満たす実数)を加算することで、加重受講回数を計算してもよい。特典付与部105は、加重受講回数に応じた数のポイントを付与してもよい。或いは、特典付与部105は、加重受講回数とゴルフの技能の向上度に応じた数のポイントを付与してもよい。レッスン予約DB14gに記憶されるレッスン予約情報は、予約されたレッスンのレッスンIDを含む。レッスンDB14eには、このレッスンIDに関連付けて、無料フラグが記憶されている。この無料フラグに基づいて、ユーザが受講したレッスンが有料レッスン及び無料レッスンのうち何れであるかを判定することができる。従って、レッスン予約情報に含まれるレッスンIDは、受講されたレッスンが、有料レッスン及び無料レッスンのうち何れであるかを示す情報であるということができる。
特典としてスタンプを付与する場合、特典付与部105は、無料のレッスンの受講ごとに、1個のスタンプを付与し、有料のレッスンの受講ごとに、M個(Mは、M>1を満たす整数)のスタンプを付与すると決定してもよい。
[4.予約サーバの動作]
次に、予約サーバ1の動作について、図6及び図7を用いて説明する。システム制御部11は、サーバプログラムに含まれる各種プログラムコードに従って、図6及び図7に示す処理を実行する。図6は、予約サーバ1のシステム制御部11による特典付与制御処理の一例を示す図である。例えば、システム制御部11は、毎日所定時刻に、特典付与制御処理を実行してもよい。
図6に示すように、先ずプレー履歴取得部102は、ゴルフ場予約DB14cから、ゴルフのプレー結果の登録期限を今日経過したゴルフ場予約情報を検索する(ステップS101)。例えば、プレー履歴取得部102は、今日の日付から、プレー結果の登録期間の日数を減算することにより、第2プレーのプレー日を決定してもよい。プレー履歴取得部102は、決定したプレー日とFALSEに設定されたキャンセルフラグとの組み合わせを含むゴルフ場予約情報を検索してもよい。
次いで、ユーザ特定部103は、決定したプレー日にゴルフをプレーしたユーザを特定する(ステップS102)。例えば、ユーザ特定部103は、検索された各ゴルフ場予約情報に含まれる予約者IDを、ゴルフをプレーしたユーザのユーザIDとして取得してもよい。また、ユーザ特定部103は、各ゴルフ場予約情報に含まれる同伴者リストから、同伴者氏名を取得してもよい。ユーザ特定部103は、予約者IDと同伴者氏名との組み合わせに一致するユーザIDとゴルフ仲間氏名との組み合わせに関連付けられたゴルフ仲間IDを、ゴルフ仲間DB14bから検索してもよい。該当するゴルフ仲間IDがある場合、ユーザ特定部103は、そのゴルフ仲間IDを、ゴルフをプレーしたユーザのユーザIDとして更に取得してもよい。次いで、ユーザ特定部103は、特定したユーザの中から1人を選択する(ステップS103)。次いで、ユーザ特定部103は、特典決定処理を実行する(ステップS104)。
図7は、予約サーバ1のシステム制御部11による特典決定処理の一例を示す図である。図7に示すように、先ずプレー履歴取得部102は、ゴルフ場予約DB14cから、選択したユーザのユーザIDを含むゴルフ場予約情報を検索する(ステップS201)。次いで、ユーザ特定部103は、ステップS201で検索されたゴルフ場予約情報の中に、第2プレーのプレー日よりも前のプレー日を含むゴルフ場予約情報があるか否かを判定する(ステップS202)。第2プレーのプレー日よりも前のプレー日を含むゴルフ場予約情報がない場合(ステップS202:NO)、特典決定処理は終了する。
一方、第2プレーのプレー日よりも前のプレー日を含むゴルフ場予約情報がある場合(ステップS202:YES)、ユーザ特定部103は、検索されたゴルフ場予約情報に基づいて、第2プレーのプレー日よりも前のプレー日のうち最後のプレー日を、第1プレーのプレー日として特定する。そして、ユーザ特定部103は、第1プレーのプレー日及び第2プレーのプレー日に基づいて、第1プレーが行われてから所定期間内に第2プレーが行われたかを判定する(ステップS203)。第1プレーが行われてから所定期間内に第2プレーが行われていなかった場合(ステップS203:NO)、特典決定処理は終了する。
一方、第1プレーが行われてから所定期間内に第2プレーが行われた場合(ステップS203:YES)、受講履歴取得部101は、レッスンDB14eから、選択したユーザのユーザIDとFALSEに設定されたキャンセルフラグとの組み合わせを含むレッスン予約情報を検索する(ステップS204)。次いで、ユーザ特定部103は、検索されたレッスン予約情報の中に、第1プレーのプレー日と第2プレーのプレー日との間にある受講日を含むレッスン予約情報があるか否かを判定する(ステップS205)。該当するレッスン予約情報がない場合(ステップS205:NO)、特典決定処理は終了する。
一方、該当するレッスン予約情報がある場合(ステップS205:YES)、ユーザ特定部103は、検索されたレッスン予約情報に含まれる受講日に基づいて、第2プレー日よりも前のレッスンの受講日のうち、最後のレッスンの受講日を特定する。そして、ユーザ特定部103は、最後の受講日及び第2プレーのプレー日に基づいて、最後の受講日から所定期間内に第2プレーが行われたか否かを判定する(ステップS206)。所定期間内に第2プレーが行われていなかった場合(ステップS206:NO)、特典決定処理は終了する。
一方、所定期間内に第2プレーが行われた場合(ステップS206:YES)、プレー結果取得部104は、プレー結果DB14dから、選択したユーザのユーザIDを含むプレー結果情報を検索する(ステップS207)。次いで、ユーザ特定部103は、検索されたプレー結果情報の中に、第1プレーのプレー日を含むプレー結果情報、及び第2プレーのプレー日を含むプレー結果情報の両方があるか否かを判定する(ステップS208)。該当するプレー結果情報のうち少なくとも何れか一方がない場合(ステップS208:NO)、特典決定処理は終了する。
一方、該当するプレー結果情報の両方がある場合(ステップS208:YES)、特典付与部105は、選択したユーザのレッスンの受講回数をカウントする(ステップS209)。例えば、プレー結果情報は、第1プレーのプレー日と第2プレーのプレー日との間にある受講日を含むレッスン予約情報の数を、受講回数としてカウントしてもよい。次いで、特典付与部105は、第1プレーのプレー日を含むプレー結果情報に含まれるスコアに基づいて、第1プレーのグロススコアを計算する。また、特典付与部105は、第2プレーのプレー日を含むプレー結果情報に含まれるスコアに基づいて、第2プレーのグロススコアを計算する。そして、特典付与部105は、第1プレーのグロススコアから第2プレーのグロススコアを減算することにより、スコア差分を計算する(ステップS210)。
次いで、特典付与部105は、スコア差分がゼロより大きいか否かを判定する(ステップS211)。スコア差分がゼロより大きい場合(ステップS211:YES)、特典付与部105は、スコア差分に受講回数を乗算することにより、付与ポイント数を計算する(ステップS212)。次いで、特典付与部105は、選択したユーザのユーザIDと付与ポイント数とを含む利用可能ポイント変更要求を、ポイント管理サーバ2へ送信する。これにより、特典付与部105は、ポイント管理サーバ2により、選択したユーザの利用可能ポイント数を、付与ポイント数分増加させる(ステップS213)。次いで、特典付与部105は、ポイントが付与された旨を通知する電子メールを、選択したユーザ宛てに送信する(ステップS214)。例えば、特典付与部105は、選択したユーザのユーザIDに関連付けて会員DB14aに記憶されている電子メールアドレスを、受信者アドレスとして設定してもよい。また、特典付与部105は、ポイントが付与された旨のメッセージ及び付与ポイント数を、その本文に含む電子メールを生成してもよい。そして、特典付与部105は、生成された電子メールを送信する。ステップS214が終わると、特典決定処理は終了する。
一方、スコア差分がゼロ以下である場合(ステップS211:NO)、特典付与部105は、有料レッスンの割引クーポンを発行する(ステップS215)。例えば、特典付与部105は、選択したユーザのユーザIDと、所定割引率若しくは所定割引額を示す割引情報と、FALSEに設定された利用フラグと、を含むクーポン情報を生成してもよい。特典付与部105は、生成されたクーポン情報を、クーポンDB14fに記憶させてもよい。次いで、特典付与部105は、クーポンが付与された旨を通知する電子メールを、選択したユーザ宛てに送信する(ステップS216)。例えば、特典付与部105は、クーポンが付与された旨のメッセージを、その本文に含む電子メールを送信してもよい。ステップS216が終わると、特典決定処理は終了する。
特典決定処理が終了すると、図6に示すように、ユーザ特定部103は、特定した全ユーザが選択されたか否かを判定する(ステップS105)。選択していないユーザがいる場合(ステップS105:NO)、ユーザ特定部103は、選択していないユーザの中から1人を選択して(ステップS106)、処理はステップS104に進む。全ユーザが選択された場合(ステップS105:YES)、特典付与制御処理は終了する。
図6及び図7に示す処理例では、システム制御部11は、所定のプレー日にゴルフをプレーした全ユーザについて、特典を付与するか否かの判定及び付与する特典の決定を行っていた。しかしながら、システム制御部11は、例えば何れかのユーザがプレー結果情報を登録したタイミングで、結果が登録されたプレーを第1プレー日又は第2プレー日として、そのユーザに特典を付与するか否かの判定及び付与する特典の決定を行ってもよい。特典を獲得するためにはプレー結果情報の登録が必要ではない場合、システム制御部11は、例えば昨日がプレー日である各ゴルフ場予約情報について、そのプレー日を第2プレー日として、そのプレー日の予約を行ったユーザに特典を付与するか否かの判定及び付与する特典の決定を行ってもよい。
以上説明したように、本実施形態によれば、予約サーバ1が、受講履歴情報及びプレー履歴情報を取得する。また、予約サーバ1が、受講履歴情報及びプレー履歴情報に基づいて、レッスンの受講及びプレーの両方を行ったユーザを特定する。また、予約サーバ1が、特定されたユーザに特典を付与する処理を実行する。そのため、スポーツのレッスンの受講及びそのスポーツのプレーの両方を行うことで、ユーザは特典を獲得することができる。従って、スポーツのレッスンの受講とプレーとの両方を促すように、特典を付与することができる。
ここで、予約サーバ1が、レッスンを受講する前のプレーである第1プレー及びレッスンを受講した後のプレーである第2プレーの両方を行ったユーザを、特典が付与されるユーザとして特定してもよい。この場合、ユーザがスポーツをプレーした後にレッスンを受講し、レッスンの受講後に更にプレーを行うと、そのユーザは特典を獲得することができる。ユーザが先の方のプレーの後にレッスンを受講することで、後の方のプレーでは先の方のプレーよりもユーザのスポーツの技能が向上している可能性がある。従って、技術を向上させるためレッスンの受講、及び、技術が向上したかを確認するためのプレーを、ユーザに促すことができる。
ここで、予約サーバ1が、特定されたユーザによるプレーの結果を示す結果情報を取得してもよい。また、予約サーバ1が、第1プレーの結果と第2プレーの結果との比較に基づいて、付与される特典を決定してもよい。この場合、先の方のプレーの結果と後の方のプレーの結果との比較に基づいて、ユーザが獲得可能な特典が変わる。従って、後の方のプレーの結果を良くするためにレッスンの受講をユーザに促すことができる。
ここで、予約サーバ1が、第1プレーの結果と第2プレーの結果との差により示される技能の向上度に応じて、付与される特典の価値を決定してもよい、この場合、後の方のプレーにおいて、先の方のプレーからユーザの技能がどれだけ向上しているかに応じて、そのユーザが獲得可能な特典の価値が変わる。従って、スポーツの技能を向上させるためにレッスンの受講をユーザに促すことができる。
また、予約サーバ1が、第1プレーと第2プレーとの間におけるレッスンの受講回数に応じて、特典の価値を決定してもよい。この場合、先の方のプレーと後の方のプレーとの間にレッスンを何回受講したかに応じて、ユーザが獲得可能な特典の価値が変わる。従って、より多くのレッスンの受講をユーザに促すことができる。
また、予約サーバ1が、第1プレーを行ってから所定期間内に第2プレーを行ったユーザを、特典が付与されるユーザとして特定してもよい。この場合、先の方のプレーから所定期間内に後の方のプレーが行われていた場合に、先の方のプレーと後の方のプレーとの間にレッスンを何回受講したかに応じて、ユーザが獲得可能な特典の価値が変わる。従って、比較的短期間でより多くのレッスンの受講をユーザに促すことができる。
また、予約サーバ1が、レッスンを受講してから所定期間内にスポーツをプレーしたユーザを、特典が付与されるユーザとして特定してもよい。この場合、レッスンの受講から所定期間内にプレーが行われている場合に、特典が付与される。従って、レッスンの成果を確認するためにより早い時期のプレーをユーザに促すことができる。
また、予約サーバ1が、受講されたレッスンが有料レッスンである場合、受講されたレッスンが無料レッスンである場合よりも、付与される特典の価値を高くしてもよい。この場合、ユーザが有料レッスンを受けた場合、無料レッスンを受けた場合よりも、ユーザは高い価値の特典を獲得することができる。従って、有料レッスンの受講をユーザに促すことができる。
また、付与される特典は、スポーツの有料レッスンの割引クーポンであってもよい。この場合、特典によって、有料レッスンの受講をユーザに促すことができる。
(付記1)スポーツのレッスンを受講したユーザを示す情報を含む、前記レッスンの受講の履歴を示す受講履歴情報を取得する受講履歴情報取得手段と、前記スポーツのプレーであって、前記レッスンとは異なるプレーを行ったユーザを示す情報を含む、前記プレーの履歴を示すプレー履歴情報を取得するプレー履歴情報取得手段と、前記取得された受講履歴情報及び前記取得されたプレー履歴情報に基づいて、前記レッスンの受講及び前記プレーの両方を行ったユーザを特定する特定手段と、前記特定されたユーザに特典を付与する処理を実行する付与手段と、を備えることを特徴とする情報処理システム。
(付記2)前記取得される受講履歴情報は、前記レッスンの受講時期を示す情報を更に含み、前記取得されるプレー履歴情報は、前記プレーが行われた時期を示す情報を更に含み、前記特定手段は、前記レッスンを受講する前の前記プレーである第1プレー及び前記レッスンを受講した後の前記プレーである第2プレーの両方を行ったユーザを特定することを特徴とする付記1に記載の情報処理システム。
(付記3) 前記特定されたユーザによる前記プレーの結果であって、前記スポーツの技能に関連する結果を示す結果情報を取得する結果情報取得手段を更に備え、前記付与手段は、前記第1プレーの前記結果と前記第2プレーの前記結果との比較に基づいて、前記付与される特典を決定することを特徴とする付記2に記載の情報処理システム。
(付記4) 前記付与手段は、前記第1プレーの前記結果と前記第2プレーの前記結果との差により示される前記技能の向上度に応じて、前記付与される特典の価値を決定することを特徴とする付記3に記載の情報処理システム。
(付記5)前記付与手段は、前記第1プレーと前記第2プレーとの間における前記レッスンの受講回数に応じて、前記特典の価値を決定することを特徴とする付記2乃至4の何れか一に記載の情報処理システム。
(付記6)前記特定手段は、前記第1プレーを行ってから所定期間内に前記第2プレーを行ったユーザを特定することを特徴とする付記2乃至5の何れか一に記載の情報処理システム。
(付記7)前記特定手段は、前記レッスンを受講してから所定期間内に前記スポーツをプレーしたユーザを特定することを特徴とする付記1乃至6の何れか一に記載の情報処理システム。
(付記8)受講可能な前記レッスンとして、有料レッスンと無料レッスンとがあり、前記取得される受講履歴情報は、受講された前記レッスンが、前記有料レッスン及び前記無料レッスンのうち何れであるかを示す情報を更に含み、前記付与手段は、受講された前記レッスンが前記有料レッスンである場合、受講された前記レッスンが前記無料レッスンである場合よりも、前記付与される特典の価値を高くすることを特徴とする付記1乃至7の何れか一に記載の情報処理システム。
(付記9)前記付与される特典は、前記スポーツの有料レッスンの割引クーポンを含むことを特徴とする付記1乃至8の何れか一に記載の情報処理システム。
(付記10)コンピュータにより実行される情報処理方法において、スポーツのレッスンを受講したユーザを示す情報を含む、前記レッスンの受講の履歴を示す受講履歴情報を取得する受講履歴情報取得ステップと、前記スポーツのプレーであって、前記レッスンとは異なるプレーを行ったユーザを示す情報を含む、前記プレーの履歴を示すプレー履歴情報を取得するプレー履歴情報取得ステップと、前記取得された受講履歴情報及び前記取得されたプレー履歴情報に基づいて、前記レッスンの受講及び前記プレーの両方を行ったユーザを特定する特定ステップと、前記特定されたユーザに特典を付与する処理を実行する付与ステップと、を含むことを特徴とする情報処理方法。
(付記11) コンピュータを、スポーツのレッスンを受講したユーザを示す情報を含む、前記レッスンの受講の履歴を示す受講履歴情報を取得する受講履歴情報取得手段と、前記スポーツのプレーであって、前記レッスンとは異なるプレーを行ったユーザを示す情報を含む、前記プレーの履歴を示すプレー履歴情報を取得するプレー履歴情報取得手段と、前記取得された受講履歴情報及び前記取得されたプレー履歴情報に基づいて、前記レッスンの受講及び前記プレーの両方を行ったユーザを特定する特定手段と、前記特定されたユーザに特典を付与する処理を実行する付与手段、として機能させることを特徴とする情報処理プログラム。