JP7396484B2 - 飛行設定方法 - Google Patents

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Description

本発明は、飛行設定方法、飛行設定システム、プログラムに関する。
近年、ドローンやUAV(Unmanned Aerial Vehicle)と呼ばれる無人航空機が様々な分野で利用されている。例えば、無人航空機を用いて、人物が立ち入り困難な場所における撮影や各種装置の点検、さらには、物品の配送にも利用されている。このとき、操作者が遠隔操作装置を用いて目視可能な範囲で操作することで無人航空機を飛行させることもあるが、操作者が目視できないほど遠方に飛行させる場合には、予め飛行ルートを決定して自律的に飛行させることもある。
そして、上述したように飛行ルートに従った自律飛行の場合には、他の航空機や鳥などの飛翔体、気象、建物、ドローンポートの位置、などの状況を考慮し、安全に飛行させることが必要となる。このため、特許文献1に記載のように、無人航空機の管制が必要となり、事前に管制事業者による飛行ルートの承認が必要となる場合がある。
特開2018-165931号公報
ここで、上述したように無人航空機を利用する状況としては、災害時や事故発生時などの緊急時である場合がある。例えば、緊急時に、災害現場を撮影したり、物資を搬送するといった用途に無人航空機が利用されることがある。しかしながら、緊急時に無人航空機を飛行させる場合にも、上述したように無人航空機の管制が必要となり、場合によっては管制事業者による飛行ルートの承認が必要となる。その結果、緊急時において無人航空機を迅速かつ適切に利用することができない場合がある、という問題が生じる。
このため、本発明の目的は、上述した課題である、緊急時において無人航空機を迅速かつ適切に利用することができない場合がある、ことを解決することができる、飛行設定方法を提供することにある。
本発明の一形態である飛行設定方法は、
無人航空機の緊急利用要求を受け付け、
前記緊急利用要求に応じて所定の無人航空機に対して緊急利用設定を行い、
緊急利用設定状態となった無人航空機の利用を特定機関に要求する、
という構成をとる。
また、本発明の一形態である飛行設定システムは、
無人航空機の緊急利用要求を受け付ける受付手段と、
前記緊急利用要求に応じて所定の無人航空機に対して緊急利用設定を行う設定手段と、
緊急利用設定状態となった無人航空機の利用を特定機関に要求する利用要求手段と、
を備えた、
という構成をとる。
また、本発明の一形態であるプログラムは、
情報処理装置に、
無人航空機の緊急利用要求を受け付ける受付手段と、
前記緊急利用要求に応じて所定の無人航空機に対して緊急利用設定を行う設定手段と、
緊急利用設定状態となった無人航空機の利用を特定機関に要求する利用要求手段と、
を実現させる、
という構成をとる。
本発明は、以上のように構成されることにより、緊急時において無人航空機を迅速かつ適切に利用することができる。
本発明の実施形態1における飛行設定システムの全体構成を示す図である。 図1に開示した業者装置の構成を示すブロック図である。 図1に開示した管制装置の構成を示すブロック図である。 図1に開示した業者装置に記憶される情報の一例を示す図である。 図1に開示した飛行設定システムによる処理の流れを示す図である。 図1に開示した業者装置による処理の動作を示すフローチャートである。 図1に開示した管制装置による処理の動作を示すフローチャートである。 本発明の実施形態2における飛行設定システムのハードウェア構成を示すブロック図である。 本発明の実施形態2における飛行設定システムの構成を示すブロック図である。 本発明の実施形態2における飛行設定システムの動作を示すフローチャートである。
<実施形態1>
本発明の第1の実施形態を、図1乃至図7を参照して説明する。図1乃至図4は、飛行設定システムの構成を説明するための図であり、図5乃至図7は、飛行設定システムの処理動作を説明するための図である。
[構成]
本実施形態における飛行設定システムは、無人航空機の利用状態の設定を行い、設定した利用状態において優先的に利用許可を得るためのものである。特に、飛行設定システムは、災害時や事故発生時などの緊急時における利用状態を無人航空機に設定する、というものである。
図1に示すように、本実施形態における飛行設定システムは、緊急時における無人航空機の利用を要求する地方自治体などの行政機関が管理する行政機関端末1と、業務で使用する無人航空機を所有している業者が管理する業者装置2と、無人航空機の管制を行う管制事業者(特定機関)が管理する管制装置3と、を備えている。そして、行政機関端末1と業者装置2と管制装置3とは、ネットワークを介して相互に情報の送受信が可能なよう接続されている。
上記行政機関端末1は、行政機関のオペレータが操作する情報処理装置であり、例えば、ノートパソコンやタブレット端末、スマートフォンである。オペレータは、行政機関端末1を操作して業者装置2にアクセスし、無人航空機の緊急時の利用を要求する旨の情報を含む緊急利用要求情報を送信する。一例として、行政機関のオペレータは、地震などの災害が発生した際に、被災地の状況を空撮したり、被災地に物資を搬送するために、無人航空機を所有する業者に対して無人航空機の利用を依頼して緊急利用を要求する旨の緊急利用要求情報を送信する。このとき、緊急利用要求情報には、例えば、無人航空機の緊急利用の用途や飛行目的地、利用する日時、緊急利用に必要とされる無人航空機の仕様(大きさ、配送可能重量、速度、航行距離など)、といった情報も含む。
但し、無人航空機の緊急時の利用の要求は、必ずしも行政機関が行うことに限定されず、いかなる者が行ってもよい。また、上述した緊急時とは、地震といった災害時に限らず、事故発生時やその他の緊急と判断できる状況であってもよい。さらに、行政機関によって依頼される無人航空機の利用内容は、空撮や物資の搬送に限らず、設備の点検など他の利用内容であってもよい。
上記業者装置2は、所定の業者が管理する情報処理装置である。なお、業者は、例えば、荷物の配送を行う配送業者や、航空機撮影を行う撮影業者であり、荷物を配送するためや空撮に用いるドローンDといった無人航空機を所有あるいは管理していることとする。但し、業者は、いかなる業者であってもよく、また、事業を行う業者に限らず、ドローンDを所有あるいは管理する上述した行政機関そのものであってもよい。
具体的に、業者装置2は、演算装置と記憶装置とを備えた1台又は複数台の情報処理装置にて構成される。そして、業者装置2は、図2に示すように、緊急利用受付部21、緊急利用設定部22、承認要求部23、飛行処理部24、を備える。緊急利用受付部21、緊急利用設定部22、承認要求部23、飛行処理部24のそれぞれの機能は、演算装置が記憶装置に格納された各機能を実現するためのプログラムを実行することにより、実現することができる。また、業者装置2は、機体情報記憶部25、飛行地域情報記憶部26、を備える。機体情報記憶部25、飛行地域情報記憶部26は、記憶装置により構成される。以下、各構成について詳述する。
上記緊急利用受付部21(受付手段)は、行政機関端末1からドローンDの緊急時の利用を要求する緊急利用要求情報を受け付ける。なお、緊急利用要求情報には、無人航空機の緊急利用の用途や、緊急利用に必要とされる無人航空機の仕様などの情報も含まれている。緊急利用受付部21は、受け付けた緊急利用要求情報を緊急利用設定部22に渡す。
上記緊急利用設定部22(設定手段)は、上述した行政機関からのドローンDの緊急利用要求に応じて、所有あるいは管理しているドローンDに対して緊急利用設定を行う。ここで、業者装置2の機体情報記憶部25は、所有あるいは管理しているドローンDの情報である機体情報を記憶している。機体情報は、例えば、図4に示すように、ドローンDの機体No、利用設定、仕様、利用状況、を含む。具体的に、機体Noは、ドローンDを識別する識別情報であり、利用設定は、ドローンDが平時利用状態であるか緊急利用状態であるかを表す情報である。また、仕様は、大きさ、配送可能重量、速度、航行距離などの情報であり、利用状況は、利用中や利用予定の時間を表す情報である。そして、緊急利用設定部22は、上述した機体情報を参照して、緊急利用要求情報に含まれる用途、利用希望日時、仕様を満たすドローンDを特定し、かかるドローンDの利用設定を「緊急利用」に設定する。例えば、図4に示す機体情報の場合には、当該図4の下図に示すように、機体No「003」のドローンDの「平時利用」であった利用設定を、「緊急利用」に変更して設定する。これにより、かかるドローンDは、後述するように、緊急利用設定状態として扱われることとなる。
上記承認要求部23(利用要求手段)は、上述したように緊急利用設定状態となったドローンDの利用を、管制装置3に対して要求する。具体的に、承認要求部23は、緊急利用要求情報に含まれる用途や飛行目的地に応じて、緊急利用設定状態となったドローンDの飛行ルートを作成し、かかる飛行ルートの承認を管制装置3に対して要求する。ここで、業者装置2の飛行地域情報記憶部26は、所定の地域の飛行ルートに関連する地域情報を記憶している。例えば、地域情報は、ドローンDの飛行に影響を及ぼす情報を含み、一例として、イベントの開催情報、気象情報、鳥などの飛翔体情報、ドローンポートの位置情報、などがある。このため、承認要求部23は、上述した地域情報を参照して、ドローンDが短時間で安定して、緊急利用要求情報に含まれる用途や目的地に飛行できるような飛行ルートを作成し、かかる飛行ルートの承認を管制装置3に要求する。例えば、承認要求部23は、イベント開催場所の上空を避けたり、雨が降っておらず風速が低い地域や鳥などの飛翔体が少ない地域を飛行するような飛行ルートを作成する。
そして、承認要求部23は、飛行ルートの承認を管制装置3に対して要求する際に、特に、かかる飛行ルートを飛行するドローンDが緊急利用設定状態であることを管制装置3に通知する。これにより、承認要求部23は、緊急利用設定状態となったドローンDの飛行ルートを、他の飛行ルートに優先して承認するよう管制装置3に要求していることとなる。そして、承認要求部23は、管制装置3から飛行ルートに対して承認結果を取得すると、かかる飛行ルートの承認結果を飛行処理部24に通知する。これを受けて、飛行処理部24は、承認が得られた飛行ルートに従ってドローンDを飛行させるよう制御する。
上記管制装置3は、演算装置と記憶装置とを備えた1台又は複数台の情報処理装置にて構成される。そして、管制装置3は、図3に示すように、承認要求受付部31、承認処理部32、を備える。承認要求受付部31、承認処理部32のそれぞれの機能は、演算装置が記憶装置に格納された各機能を実現するためのプログラムを実行することにより、実現することができる。また、管制装置3は、飛行ルート記憶部33を備える。飛行ルート記憶部33は記憶装置により構成される。以下、各構成について詳述する。
上記承認要求受付部31は、業者装置2から送信された飛行ルートの承認要求を受け付ける。このとき、承認要求受付部31は、承認を要求された飛行ルートを飛行するドローンDが緊急利用設定状態であることの通知を受けた場合には、かかる通知も受け付ける。
上記承認処理部32(承認手段)は、業者装置2から受け付けた飛行ルートを承認するか否かを判断し、承認結果を業者装置2に送信する。このとき、承認処理部32は、飛行ルートと共に、当該飛行ルートを飛行するドローンDが緊急利用設定状態であることの通知を受けている場合には、要求された飛行ルートを他のドローンDや飛行体の飛行ルートに優先して承認したり、要求された飛行ルートに飛行禁止区域が含まれている場合であってもかかる飛行ルートを承認する。なお、他のドローンDや飛行体の飛行ルートや飛行禁止区域に関する情報は、飛行ルート記憶部33に記憶されている。このとき、承認処理部32は、承認を要求された緊急利用設定状態であるドローンDの飛行ルートが、他の飛行ルートに少なくとも一部が重なっていたり影響を及ぼすなど関連している場合には、かかる他の飛行ルートの承認を取り消してもよい。例えば、緊急利用設定状態であるドローンDの飛行ルートが関係する地域の他の全ての飛行ルートの承認を取り消してもよい。また、承認処理部32は、上述した緊急利用設定状態のドローンDの飛行ルートに影響を及ぼさないなど関連しない他の飛行ルートであっても、その承認を取り消してもよい。
[動作]
次に、上述した飛行設定システム、特に、業者装置2と管制装置3の動作を、図5乃至図7を参照して説明する。なお、図5は、飛行設定システム全体における処理の流れを示し、図6は、業者装置2の処理動作のフローチャートを示し、図7は、管制装置3の処理動作のフローチャートを示す。
まず、行政機関のオペレータは、地震などの災害が発生した際に、被災地の状況を空撮したり、被災地に物資を搬送するために、ドローンDを所有する業者に対してドローンDの利用を依頼する。このとき、行政機関端末1は、ドローンDの緊急時の利用を要求する旨の情報を含む緊急利用要求情報を業者装置2に送信する(図5の矢印Y1)。そして、業者装置2は、行政機関端末1からドローンDの緊急時の利用を要求する緊急利用要求情報を受け付ける(図6のステップS1)。
業者装置2は、行政機関からのドローンDの緊急利用要求に応じて、記憶している機体情報に記憶しているドローンの中から、緊急利用要求情報に含まれる用途、利用希望日時、仕様を満たす対応可能なドローンDを探す(図6のステップS2)。そして、業者装置2は、対応可能なドローンDが存在する場合に(図6のステップS2でYes)、かかるドローンDの利用設定を「緊急利用」に設定する(図6のステップS3)。例えば、図4に示す機体情報の場合には、当該図4の下図に示すように、機体No「003」のドローンDの「平時利用」であった利用設定を、「緊急利用」に変更して設定する。
続いて、業者装置2は、緊急利用要求情報に含まれる用途や飛行目的地に応じて、緊急利用設定状態となったドローンDの飛行ルートを作成する(図6のステップS4)。そして、業者装置2は、作成した飛行ルートの承認を管制装置3に対して要求する(図5の矢印Y2、図6のステップS5)。このとき、業者装置2は、承認を要求した飛行ルートを飛行するドローンDが緊急利用設定状態であることを管制装置3に通知する。これにより、業者装置2は、緊急利用設定状態となったドローンDの飛行ルートを、他の飛行ルートに優先して承認するよう管制装置3に要求していることとなる。
そして、管制装置3は、業者装置2から送信された飛行ルートの承認要求を受け付ける(図7のステップS11)。このとき、管制装置3は、承認を要求された飛行ルートを飛行するドローンDが緊急利用設定状態であることの通知を受けた場合には、かかる通知も受け付ける。
管制装置3は、飛行ルートと共に、当該飛行ルートを飛行するドローンDが緊急利用設定状態であることの通知を受けている場合には(図7のステップS12でYes)、要求された飛行ルートを他のドローンDや飛行体の飛行ルートに優先して承認したり、要求された飛行ルートに飛行禁止区域が含まれている場合であってもかかる飛行ルートを承認する(図7のステップS13)。このとき、管制装置3は、承認を要求された緊急利用設定状態であるドローンDの飛行ルートが、他の飛行ルートに少なくとも一部が重なっていたり影響を及ぼすなど関連している場合には、かかる他の飛行ルートの承認を取り消してもよい。そして、管制装置3は、要求された飛行ルートの承認判定を行い(図7のステップS14)、承認結果を業者装置2に送信する(図5の矢印Y3、図7のステップS15)。
業者装置2は、管制装置3から飛行ルートに対して承認結果を受け付ける(図6のステップS6)。そして、業者装置2は、飛行ルートの承認が得られた場合には、かかる飛行ルートに従ってドローンDを飛行させるよう制御する(図6のステップS7)。
なお、行政機関のオペレータは、管制装置3を介して、ドローンDを所有する業者に対してドローンDの緊急利用を依頼してもよい。この場合、管制装置3は、行政機関からの緊急利用要求情報を業者装置2に送信し、これに応じて、業者装置2は、対応可能なドローンDの利用設定を「緊急利用」に設定する。そして、業者装置2は、上述同様に、緊急利用設定状態となったドローンDの飛行ルートを作成し、作成した飛行ルートの承認を管制装置3に対して要求する。これに応じて、管制装置3は、要求された飛行ルートを他のドローンDや飛行体の飛行ルートに優先して承認したり、要求された飛行ルートに飛行禁止区域が含まれている場合であってもかかる飛行ルートを承認し、承認結果を業者装置2に送信する。
以上、本実施形態によると、緊急利用要求を受けたドローンDの緊急利用設定を行い、緊急利用設定状態となったドローンDの利用を管制などの特定機関に要求する。これにより、管制などの特定機関は、緊急利用設定されたドローンDを認識することができ、かかるドローンDの利用を優先して許可するなどの対応をとることができる。その結果、緊急時においてドローンDを迅速かつ適切に利用することができる。
<実施形態2>
次に、本発明の第2の実施形態を、図8乃至図10を参照して説明する。図8乃至図9は、実施形態2における飛行設定システムの構成を示すブロック図であり、図8は、飛行設定システムの動作を示すフローチャートである。なお、本実施形態では、上述した実施形態で説明した飛行設定システム及び飛行設定方法の構成の概略を示している。
まず、図8を参照して、本実施形態における飛行設定システム100のハードウェア構成を説明する。飛行設定システム100は、一般的な情報処理装置にて構成されており、一例として、以下のようなハードウェア構成を装備している。
・CPU(Central Processing Unit)101(演算装置)
・ROM(Read Only Memory)102(記憶装置)
・RAM(Random Access Memory)103(記憶装置)
・RAM103にロードされるプログラム群104
・プログラム群104を格納する記憶装置105
・情報処理装置外部の記憶媒体110の読み書きを行うドライブ装置106
・情報処理装置外部の通信ネットワーク111と接続する通信インタフェース107
・データの入出力を行う入出力インタフェース108
・各構成要素を接続するバス109
そして、飛行設定システム100は、プログラム群104をCPU101が取得して当該CPU101が実行することで、図9に示す受付手段121と設定手段122と利用要求手段123とを構築して装備することができる。なお、プログラム群104は、例えば、予め記憶装置105やROM102に格納されており、必要に応じてCPU101がRAM103にロードして実行する。また、プログラム群104は、通信ネットワーク111を介してCPU101に供給されてもよいし、予め記憶媒体110に格納されており、ドライブ装置106が該プログラムを読み出してCPU101に供給してもよい。但し、上述した受付手段121と設定手段122と利用要求手段123とは、かかる手段を実現させるための専用の電子回路で構築されるものであってもよい。
なお、図8は、飛行設定システム100である情報処理装置のハードウェア構成の一例を示しており、情報処理装置のハードウェア構成は上述した場合に限定されない。例えば、情報処理装置は、ドライブ装置106を有さないなど、上述した構成の一部から構成されてもよい。
そして、飛行設定システム100は、上述したようにプログラムによって構築された受付手段121と設定手段122と利用要求手段123との機能により、図10のフローチャートに示す飛行設定方法を実行する。
図10に示すように、飛行設定システム100は、
無人航空機の緊急利用要求を受け付け(ステップS101)、
前記緊急利用要求に応じて所定の無人航空機に対して緊急利用設定を行い(ステップS102)、
緊急利用設定状態となった無人航空機の利用を特定機関に要求する(ステップS103)、
という処理を実行する。
本発明は、以上のように構成されることにより、緊急利用要求を受けた無人航空機の緊急利用設定を行い、緊急利用設定状態となった無人航空機の利用を特定機関に要求する。これにより、特定機関は、緊急利用設定された無人航空機を認識することができ、かかる無人航空機の利用を優先して許可するなどの対応をとることができる。その結果、緊急時において無人航空機を迅速かつ適切に利用することができる。
なお、上述したプログラムは、様々なタイプの非一時的なコンピュータ可読媒体(non-transitory computer readable medium)を用いて格納され、コンピュータに供給することができる。非一時的なコンピュータ可読媒体は、様々なタイプの実体のある記録媒体(tangible storage medium)を含む。非一時的なコンピュータ可読媒体の例は、磁気記録媒体(例えばフレキシブルディスク、磁気テープ、ハードディスクドライブ)、光磁気記録媒体(例えば光磁気ディスク)、CD-ROM(Read Only Memory)、CD-R、CD-R/W、半導体メモリ(例えば、マスクROM、PROM(Programmable ROM)、EPROM(Erasable PROM)、フラッシュROM、RAM(Random Access Memory))を含む。また、プログラムは、様々なタイプの一時的なコンピュータ可読媒体(transitory computer readable medium)によってコンピュータに供給されてもよい。一時的なコンピュータ可読媒体の例は、電気信号、光信号、及び電磁波を含む。一時的なコンピュータ可読媒体は、電線及び光ファイバ等の有線通信路、又は無線通信路を介して、プログラムをコンピュータに供給できる。
以上、上記実施形態等を参照して本願発明を説明したが、本願発明は、上述した実施形態に限定されるものではない。本願発明の構成や詳細には、本願発明の範囲内で当業者が理解しうる様々な変更をすることができる。また、上述した受付手段、設定手段、利用要求手段の機能のうちの少なくとも一以上の機能は、ネットワーク上のいかなる場所に設置され接続された情報処理装置で実行されてもよく、つまり、いわゆるクラウドコンピューティングで実行されてもよい。
<付記>
上記実施形態の一部又は全部は、以下の付記のようにも記載されうる。以下、本発明における飛行設定方法、飛行設定システム、プログラムの構成の概略を説明する。但し、本発明は、以下の構成に限定されない。
(付記1)
無人航空機の緊急利用要求を受け付け、
前記緊急利用要求に応じて所定の無人航空機に対して緊急利用設定を行い、
緊急利用設定状態となった無人航空機の利用を特定機関に要求する、
飛行設定方法。
(付記2)
付記1に記載の飛行設定方法であって、
前記緊急利用要求に応じて平時利用設定である無人航空機に対して緊急利用設定を行う、
飛行設定方法。
(付記3)
付記1又は2に記載の飛行設定方法であって、
前記緊急利用設定状態となった無人航空機の飛行ルートの承認を前記特定機関に要求する、
飛行設定方法。
(付記4)
付記3に記載の飛行設定方法であって、
前記緊急利用設定状態となった無人航空機の飛行ルートを、他の無人航空機の飛行ルートに優先して承認するよう前記特定機関に要求する、
飛行設定方法。
(付記5)
付記3又は4に記載の飛行設定方法であって、
前記緊急利用設定状態となった無人航空機から承認を要求された飛行ルートを、他の無人航空機の飛行ルートに優先して承認する、
飛行設定方法。
(付記6)
付記5に記載の飛行設定方法であって、
前記緊急利用設定状態となった無人航空機から承認を要求された飛行ルートに予め設定された飛行禁止区域が含まれている場合であっても、当該飛行ルートを承認する、
飛行設定方法。
(付記7)
付記5又は6に記載の飛行設定方法であって、
前記緊急利用設定状態となった無人航空機から承認を要求された飛行ルートに関連する、前記緊急利用設定状態となっていない他の無人航空機の飛行ルートの承認を取り消す、
飛行設定方法。
(付記8)
無人航空機の緊急利用要求を受け付ける受付手段と、
前記緊急利用要求に応じて所定の無人航空機に対して緊急利用設定を行う設定手段と、
緊急利用設定状態となった無人航空機の利用を特定機関に要求する利用要求手段と、
を備えた飛行設定システム。
(付記9)
付記8に記載の飛行設定システムであって、
前記設定手段は、前記緊急利用要求に応じて平時利用設定である無人航空機に対して緊急利用設定を行う、
飛行設定システム。
(付記10)
付記8又は9に記載の飛行設定システムであって、
前記利用要求手段は、前記緊急利用設定状態となった無人航空機の飛行ルートの承認を前記特定機関に要求する、
飛行設定システム。
(付記11)
付記10に記載の飛行設定システムであって、
前記利用要求手段は、前記緊急利用設定状態となった無人航空機の飛行ルートを、他の無人航空機の飛行ルートに優先して承認するよう前記特定機関に要求する、
飛行設定システム。
(付記12)
付記10又は11に記載の飛行設定システムであって、
前記緊急利用設定状態となった無人航空機から承認を要求された飛行ルートを、他の無人航空機の飛行ルートに優先して承認する承認手段を備えた、
飛行設定システム。
(付記13)
付記12に記載の飛行設定システムであって、
前記承認手段は、前記緊急利用設定状態となった無人航空機から承認を要求された飛行ルートに予め設定された飛行禁止区域が含まれている場合であっても、当該飛行ルートを承認する、
飛行設定システム。
(付記14)
付記12又は13に記載の飛行設定システムであって、
前記承認手段は、前記緊急利用設定状態となった無人航空機から承認を要求された飛行ルートに関連する、前記緊急利用設定状態となっていない他の無人航空機の飛行ルートの承認を取り消す、
飛行設定システム。
(付記15)
情報処理装置に、
無人航空機の緊急利用要求を受け付ける受付手段と、
前記緊急利用要求に応じて所定の無人航空機に対して緊急利用設定を行う設定手段と、
緊急利用設定状態となった無人航空機の利用を特定機関に要求する利用要求手段と、
を実現させるためのプログラムを記憶したコンピュータにて読み取り可能な記憶媒体。
1 行政機関端末
2 業者装置
21 緊急利用受付部
22 緊急利用設定部
23 承認要求部
24 飛行処理部
25 機体情報記憶部
26 飛行地域情報記憶部
3 管制装置
31 承認要求受付部
32 承認処理部
33 飛行ルート記憶部
D ドローン
100 飛行設定システム
101 CPU
102 ROM
103 RAM
104 プログラム群
105 記憶装置
106 ドライブ装置
107 通信インタフェース
108 入出力インタフェース
109 バス
110 記憶媒体
111 通信ネットワーク
121 受付手段
122 設定手段
123 利用要求手段

Claims (5)

  1. 無人航空機の緊急利用要求を受け付け、
    前記緊急利用要求に応じて所定の無人航空機に対して緊急利用設定を行い、
    緊急利用設定状態となった無人航空機の利用を特定機関に要求すると共に、無人航空機の飛行ルートの承認を前記特定機関に要求し、
    前記緊急利用設定状態となった無人航空機から承認を要求された飛行ルートを、他の無人航空機の飛行ルートに優先して承認すると共に、前記緊急利用設定状態となった無人航空機から承認を要求された飛行ルートに関連する、前記緊急利用設定状態となっていない他の無人航空機の飛行ルートの承認を取り消す、
    飛行設定方法。
  2. 請求項1に記載の飛行設定方法であって、
    前記緊急利用要求に応じて平時利用設定である無人航空機に対して緊急利用設定を行う、
    飛行設定方法。
  3. 請求項1又は2に記載の飛行設定方法であって、
    前記緊急利用設定状態となった無人航空機の飛行ルートを、他の無人航空機の飛行ルートに優先して承認するよう前記特定機関に要求する、
    飛行設定方法。
  4. 請求項1乃至3のいずれかに記載の飛行設定方法であって、
    前記緊急利用設定状態となった無人航空機から承認を要求された飛行ルートに予め設定された飛行禁止区域が含まれている場合であっても、当該飛行ルートを承認する、
    飛行設定方法。
  5. 無人航空機の緊急利用要求を受け付ける受付手段と、
    前記緊急利用要求に応じて所定の無人航空機に対して緊急利用設定を行う設定手段と、
    緊急利用設定状態となった無人航空機の利用を特定機関に要求すると共に、無人航空機の飛行ルートの承認を前記特定機関に要求する利用要求手段と、
    前記緊急利用設定状態となった無人航空機から承認を要求された飛行ルートを、他の無人航空機の飛行ルートに優先して承認すると共に、前記緊急利用設定状態となった無人航空機から承認を要求された飛行ルートに関連する、前記緊急利用設定状態となっていない他の無人航空機の飛行ルートの承認を取り消す承認手段と、
    を備えた飛行設定システム。
JP2022531178A 2020-06-17 2020-06-17 飛行設定方法 Active JP7396484B2 (ja)

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