JP7395477B2 - 作業機械 - Google Patents

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Description

本開示は、リフティングマグネットを備えた作業機械に関する。
従来、リフティングマグネットを備えた作業機械が知られている(特許文献1参照。)。この作業機械は、キャビン内に設置された表示装置を有する。表示装置は、尿素水残量に関する情報を表示するように構成されている。
国際公開第2016/076271号
しかしながら、上述の作業機械は、リフティングマグネットを用いて持ち上げた物体に関する情報を表示装置に表示しない。
そのため、作業機械の操作者は、リフティングマグネットを用いて持ち上げた物体の重さを認識できないおそれがある。
上述に鑑み、リフティングマグネットを用いて持ち上げた物体の重さを操作者が認識できるようにする作業機械を提供することが望ましい。
本発明の実施形態に係る作業機械は、下部走行体と、前記下部走行体に旋回機構を介して搭載される上部旋回体と、前記上部旋回体に取り付けられるアタッチメントと、前記アタッチメントに取り付けられるリフティングマグネットと、前記リフティングマグネットによって持ち上げられた物体の重量を算出し、且つ、算出した前記物体の重量を表示装置に表示する制御装置と、を有し、前記制御装置は、算出した前記物体の重量と撮像装置によって撮像された画像とを同時に表示するように構成され、且つ、ダンプトラックの最大積載重量から、前記物体の重量の積算値を差し引いた重量である残重量を目標重量として算出し、該目標重量に基づいて前記リフティングマグネットの吸着力を調節するように構成されている。
上述の手段により、リフティングマグネットを用いて持ち上げた物体の重さを操作者が認識できるようにする作業機械を提供できる。
本発明の実施形態に係る作業機械の側面図である。 図1に示す作業機械に搭載される駆動系の構成例を示すブロック図である。 メイン画面の構成例を示す図である。 メイン画面の別の構成例を示す図である。 メイン画面の更に別の構成例を示す図である。 メイン画面の更に別の構成例を示す図である。 磁力調節処理のフローチャートである。 メイン画面の更に別の構成例を示す図である。 電気式操作システムの構成例を示す図である。 作業機械の管理システムの構成例を示す概略図である。
図1は、本発明の実施形態に係る作業機械100の側面図である。作業機械100の下部走行体1には旋回機構2を介して上部旋回体3が搭載されている。上部旋回体3にはブーム4が取り付けられている。ブーム4の先端にはアーム5が取り付けられ、アーム5の先端にはエンドアタッチメントとしてのリフティングマグネット6が取り付けられている。ブーム4及びアーム5はアタッチメントの一例である作業アタッチメントを構成している。そして、ブーム4はブームシリンダ7で駆動され、アーム5はアームシリンダ8で駆動され、リフティングマグネット6はリフティングマグネットシリンダ9で駆動される。
ブーム4にはブーム角度センサS1が取り付けられ、アーム5にはアーム角度センサS2が取り付けられ、リフティングマグネット6にはリフティングマグネット角度センサS3が取り付けられている。上部旋回体3には、コントローラ30、表示装置40、撮像装置80、機体傾斜センサS4、及び旋回角速度センサS5が取り付けられている。上部旋回体3には、撮像装置80の代わりに、或いは、撮像装置80とは別に物体検出装置が取り付けられていてもよい。
ブーム角度センサS1は、上部旋回体3に対するブーム4の回動角度であるブーム角度を検出するように構成されている。ブーム角度センサS1は、例えば、ブームフートピン回りのブーム4の回転角度を検出する回転角度センサ、ブームシリンダ7のストローク量(ブームストローク量)を検出するシリンダストロークセンサ、又は、ブーム4の傾斜角度を検出する傾斜(加速度)センサ等であってもよく、加速度センサとジャイロセンサの組み合わせであってもよい。ブーム4に対するアーム5の回動角度であるアーム角度を検出するアーム角度センサS2、及び、アーム5に対するリフティングマグネット6の回動角度であるリフティングマグネット角度を検出するリフティングマグネット角度センサS3についても同様である。
機体傾斜センサS4は、上部旋回体3の傾斜(機体傾斜角度)を検出するように構成されている。本実施形態では、機体傾斜センサS4は、水平面に対する上部旋回体3の前後軸及び左右軸回りの傾斜角度を検出する加速度センサである。上部旋回体3の前後軸及び左右軸は、例えば、互いに直交して作業機械100の旋回軸上の一点である機械中心点を通る。
旋回角速度センサS5は、上部旋回体3の旋回角速度を検出するように構成されている。本実施形態では、旋回角速度センサS5は、ジャイロセンサである。旋回角速度センサS5は、レゾルバ又はロータリエンコーダ等であってもよい。
撮像装置80は作業機械100の周囲を撮像するように構成されている。撮像装置80は、例えば、単眼カメラ、ステレオカメラ、距離画像カメラ、赤外線カメラ、又はLIDAR等である。図1の例では、撮像装置80は、上部旋回体3の上面後端に取り付けられたバックカメラ80B、上部旋回体3の上面左端に取り付けられた左カメラ80L、及び、上部旋回体3の上面右端に取り付けられた右カメラ80R(図1では不可視。)を含む。
物体検出装置は、作業機械100の周囲に存在する物体を検出するように構成されている。物体検出装置は、作業機械100の後方の空間を監視するバックセンサ、作業機械100の左方の空間を監視する左センサ、及び、作業機械100の右方の空間を監視する右センサを含む。物体検出装置は、作業機械100の前方の空間を監視する前センサを含んでいてもよい。バックセンサ、左センサ、及び右センサのそれぞれは、例えば、LIDAR、ミリ波レーダ、又はステレオカメラ等である。
撮像装置80の出力を用いて物体を検出する場合、コントローラ30は、例えば、撮像装置80が撮像した画像に各種の画像処理を施した上で、公知の画像認識技術を利用して物体を検出する。なお、撮像装置80は、作業機械100の前方の空間を撮像する前カメラを含んでいてもよい。
ブームシリンダ7には圧力センサS6a、圧力センサS6b、及び、ブームシリンダストロークセンサS7が取り付けられていてもよい。アームシリンダ8には圧力センサS6c、圧力センサS6d、及び、アームシリンダストロークセンサS8が取り付けられていてもよい。リフティングマグネットシリンダ9には圧力センサS6e、圧力センサS6f、及び、リフティングマグネットシリンダストロークセンサS9が取り付けられていてもよい。
圧力センサS6aはブームシリンダ7のロッド側油室の圧力を検出し、圧力センサS6bはブームシリンダ7のボトム側油室の圧力(以下、「ブームボトム圧」とする。)を検出する。圧力センサS6cはアームシリンダ8のロッド側油室の圧力を検出し、圧力センサS6dはアームシリンダ8のボトム側油室の圧力を検出する。圧力センサS6eはリフティングマグネットシリンダ9のロッド側油室の圧力を検出し、圧力センサS6fはリフティングマグネットシリンダ9のボトム側油室の圧力を検出する。
上部旋回体3には、運転室としてのキャビン10が設けられ且つエンジン11等の動力源が搭載されている。
図2は、作業機械100に搭載される駆動系の構成例を示す図である。図2において、機械的動力伝達ラインは二重線、作動油ラインは太実線、パイロットラインは破線、電気制御ラインは一点鎖線、電気駆動ラインは太点線でそれぞれ示される。
作業機械100の駆動系は、主に、エンジン11、メインポンプ14、油圧ポンプ14G、パイロットポンプ15、コントロールバルブユニット17、操作装置26、コントローラ30、及びエンジン制御装置74で構成されている。
エンジン11は、作業機械100の動力源であり、例えば、所定の回転数を維持するように動作するディーゼルエンジンである。エンジン11の出力軸は、オルタネータ11a、メインポンプ14、油圧ポンプ14G、及びパイロットポンプ15の入力軸のそれぞれに接続されている。
メインポンプ14は、作動油ライン16を介して作動油をコントロールバルブユニット17に供給する。本実施形態では、メインポンプ14は、斜板式可変容量型油圧ポンプである。
レギュレータ14aは、メインポンプ14の吐出量を制御するように構成されている。本実施形態では、レギュレータ14aは、コントローラ30からの制御信号等に応じてメインポンプ14の斜板傾転角を調節することによって、メインポンプ14の吐出量を制御する。
パイロットポンプ15は、パイロットライン25を介して操作装置26を含む各種油圧制御機器に作動油を供給するように構成されている。本実施形態では、パイロットポンプ15は、固定容量型油圧ポンプである。但し、パイロットポンプ15は、省略されてもよい。この場合、パイロットポンプ15が担っていた機能は、メインポンプ14によって実現されてもよい。すなわち、メインポンプ14は、コントロールバルブユニット17に作動油を供給する機能とは別に、絞り等により作動油の圧力を低下させた後で操作装置26等に作動油を供給する機能を備えていてもよい。
コントロールバルブユニット17は、作業機械100における油圧システムを制御する油圧制御装置である。コントロールバルブユニット17は、例えば、ブームシリンダ7、アームシリンダ8、リフティングマグネットシリンダ9、左側走行用油圧モータ1L、右側走行用油圧モータ1R、及び旋回用油圧モータ2Aのうちの1又は複数のものに対し、メインポンプ14が吐出する作動油を選択的に供給する。なお、以下の説明では、ブームシリンダ7、アームシリンダ8、リフティングマグネットシリンダ9、左側走行用油圧モータ1L、右側走行用油圧モータ1R、及び旋回用油圧モータ2Aは、集合的に「油圧アクチュエータ」と称される。
操作装置26は、操作者が油圧アクチュエータの操作のために用いる装置である。本実施形態では、操作装置26は、パイロットポンプ15からの作動油をコントロールバルブユニット17内にある対応する流量制御弁のパイロットポートに供給してパイロット圧を生成する。具体的には、操作装置26は、旋回操作及びアーム操作のための左操作レバー、ブーム操作及びリフティングマグネット操作のための右操作レバー、走行ペダル、並びに、走行レバー(何れも図示せず。)等を含む。パイロット圧は、操作装置26の操作内容(例えば操作方向及び操作量を含む。)に応じて変化する。
操作圧センサ29は、操作装置26が生成するパイロット圧を検出するように構成されている。本実施形態では、操作圧センサ29は、操作装置26が生成したパイロット圧を検出し、その検出値をコントローラ30に対して出力する。コントローラ30は、操作圧センサ29の出力に基づいて操作装置26のそれぞれの操作内容を把握する。
コントローラ30は、各種演算を実行する制御装置である。本実施形態では、コントローラ30は、CPU、揮発性記憶装置、及び不揮発性記憶装置等を備えたマイクロコンピュータである。コントローラ30は、例えば、各種機能に対応するプログラムを不揮発性記憶装置から読み出して揮発性記憶装置にロードし、それらプログラムのそれぞれに対応する処理をCPUに実行させる。
油圧ポンプ14Gは作動油ライン16aを介して作動油を油圧モータ60に供給するように構成されている。本実施形態では、油圧ポンプ14Gは固定容量型油圧ポンプであり、切換弁61を通じて油圧モータ60に作動油を供給する。
切換弁61は、油圧ポンプ14Gが吐出する作動油の流れを切り換えるように構成されている。本実施形態では、切換弁61はコントローラ30からの制御指令に応じて弁位置が切り換わる電磁弁である。切換弁61は、油圧ポンプ14Gと油圧モータ60との間を連通させる第1弁位置と、油圧ポンプ14Gと油圧モータ60との間の連通を遮断する第2弁位置とを有する。
コントローラ30は、モード切換スイッチ62が操作されて作業機械100の動作モードがリフティングマグネットモードに切り換えられると、切換弁61に対して制御信号を出力して切換弁61を第1弁位置に切り換える。また、コントローラ30は、モード切換スイッチ62が操作されて作業機械100の動作モードがリフティングマグネットモード以外に切り換えられると、切換弁61に対して制御信号を出力して切換弁61を第2弁位置に切り換える。図2は、切換弁61が第2弁位置にある状態を示す。
モード切換スイッチ62は、作業機械100の動作モードを切り換えるスイッチである。本実施形態では、キャビン10内に設置されるロッカスイッチである。操作者はモード切換スイッチ62を操作してショベルモードとリフティングマグネットモードとを二者択一的に切り換える。ショベルモードは作業機械100を掘削機(ショベル)として作動させるときの動作モードであり、例えばリフティングマグネット6の代わりにバケットがアーム5の先端に取り付けられているときに選択される。リフティングマグネットモードは作業機械100をリフティングマグネット付き作業機械として作動させるときのモードであり、リフティングマグネット6がアーム5の先端に取り付けられているときに選択される。なお、コントローラ30は各種センサの出力に基づいて作業機械100の動作モードを自動的に切り換えてもよい。
リフティングマグネットモードが選択された場合、切換弁61は第1弁位置に設定され、油圧ポンプ14Gが吐出する作動油を油圧モータ60に流入させる。一方、リフティングマグネットモード以外の動作モードが選択された場合、切換弁61は第2弁位置に設定され、油圧ポンプ14Gが吐出する作動油を油圧モータ60に流入させることなく作動油タンクに流出させる。
油圧モータ60の回転軸は発電機63の回転軸に機械的に連結されている。発電機63は、リフティングマグネット6を励磁するための電力を生成するように構成されている。本実施形態では、発電機63は電力制御装置64からの制御指令に応じて動作する交流発電機である。
電力制御装置64はリフティングマグネット6を励磁するための電力の供給・遮断を制御するように構成されている。本実施形態では、電力制御装置64は、コントローラ30からの発電開始指令・発電停止指令に応じて発電機63による交流電力の発電の開始・停止を制御する。電力制御装置64は発電機63が発電した交流電力を直流電力に変換してリフティングマグネット6に供給するように構成されている。電力制御装置64はリフティングマグネット6に印加される電圧の大きさ、及び、リフティングマグネット6を流れる電流の大きさを制御できる。
コントローラ30は、リフティングマグネットスイッチ65がオン操作されてオン状態になると電力制御装置64に対して吸着指令を出力する。吸着指令を受けた電力制御装置64は、発電機63が発電した交流電力を直流電力に変換してリフティングマグネット6に供給し、リフティングマグネット6を励磁する。励磁されたリフティングマグネット6は物体(磁性体)を吸着可能な吸着状態となる。
また、コントローラ30は、リフティングマグネットスイッチ65がオフ操作されてオフ状態になると電力制御装置64に対して釈放指令を出力する。釈放指令を受けた電力制御装置64は、発電機63による発電を中止させ、吸着状態にあるリフティングマグネット6を非吸着状態(釈放状態)にする。リフティングマグネット6の釈放状態は、リフティングマグネット6への電力供給が中止されてリフティングマグネット6が発生させていた電磁力が消失した状態を意味する。
リフティングマグネットスイッチ65は、リフティングマグネット6の吸着・釈放を切り換えるスイッチである。本実施形態では、リフティングマグネットスイッチ65は、左操作レバー26Lの頂部に設けられる押しボタンスイッチとしての弱励磁ボタン65A及び強励磁ボタン65Bと、右操作レバー26Rの頂部に設けられる押しボタンスイッチとしての釈放ボタン65Cとを含む。
弱励磁ボタン65Aは、リフティングマグネット6に所定の第1電圧を印加してリフティングマグネット6を吸着状態(弱吸着状態)にするための入力装置の一例である。所定の第1電圧は、例えば、磁力調節ダイヤル66を通じて設定される電圧である。
強励磁ボタン65Bは、リフティングマグネット6に所定の第2電圧を印加してリフティングマグネット6を吸着状態(強吸着状態)にするための入力装置の一例である。所定の第2電圧は、所定の第1電圧よりも高い電圧である。所定の第2電圧は、例えば、許容最大電圧である。
釈放ボタン65Cは、リフティングマグネット6を釈放状態にするための入力装置の一例である。
磁力調節ダイヤル66は、リフティングマグネット6の磁力(吸着力)を調節するためのダイヤルである。本実施形態では、磁力調節ダイヤル66はキャビン10内に設置され、弱励磁ボタン65Aが押されたときのリフティングマグネット6の磁力(吸着力)を4段階で切り換えできるように構成されている。具体的には、磁力調節ダイヤル66は、第1レベルから第4レベルの4段階でリフティングマグネット6の磁力(吸着力)を切り換えできるように構成されている。図2は、磁力調節ダイヤル66で第3レベルが選択された状態を示す。
リフティングマグネット6は、例えば、磁力調節ダイヤル66で設定されたレベルの磁力(吸着力)を発生させるように制御される。磁力調節ダイヤル66は、磁力(吸着力)のレベルを示すデータをコントローラ30に対して出力する。
この構成により、操作者は、左手で左操作レバー26Lを操作し且つ右手で右操作レバー26Rを操作して作業アタッチメントを動作させながら、指でリフティングマグネット6による物体(磁性体)の吸着及び釈放を実行できる。典型的には、操作者は、物体(例えば鉄屑等)にリフティングマグネット6を接触させた状態で弱励磁ボタン65Aを押して鉄屑をリフティングマグネット6に吸着させる。その後、操作者は、ブーム4を緩やかに上昇させ、鉄屑を吸着したリフティングマグネット6を持ち上げた後で、強励磁ボタン65Bを押してリフティングマグネット6の磁力(吸着力)を増大させる。アタッチメント操作(ブーム操作、アーム操作、及びバケット操作の少なくとも1つを含む操作)又は旋回操作による鉄屑の運搬中において、鉄屑がリフティングマグネット6から落ちるのを防止するためである。
また、操作者は、磁力調節ダイヤル66でリフティングマグネット6の磁力(吸着力)を調節することで、物体の仕分けを行うことができる。操作者は、例えば、比較的弱いレベルの磁力(吸着力)を用いてスクラップの山から比較的軽い物体を選択的に持ち上げて移動させることで、比較的軽い物体と比較的重い物体とを仕分けることができる。操作者は、比較的弱いレベルの磁力(吸着力)を用いることで、比較的重い物体を持ち上げてしまうのを防止できるためである。
作業機械100は、弱励磁ボタン65A又は強励磁ボタン65Bが押されたときに、動作モードを自動的に速度制限モードに切り換えるように構成されていてもよい。速度制限モードは、例えば、リフティングマグネットモードの一例であり、旋回速度及びアタッチメントの駆動速度が制限される動作モードである。
また、作業機械100は、弱励磁ボタン65Aが押された後で、所定の操作が行われた場合、或いは、所定の状態になった場合、リフティングマグネット6の状態を、強励磁ボタン65Bが押されたときの状態である強吸着状態に自動的に移行させてもよい。所定の操作は、例えば、旋回操作である。所定の状態は、例えば、アタッチメントが所定の姿勢になった状態、具体的には、ブーム角度が所定角度になった状態である。この場合、作業機械100は、例えば、弱励磁ボタン65Aが押されて弱吸着状態となっているリフティングマグネット6がブーム上げ操作に応じて持ち上げられた後で旋回操作が行われたときに、強励磁ボタン65Bが押されなくとも、リフティングマグネット6の状態を強吸着状態に自動的に移行させることができる。
表示装置40は、各種情報を表示する装置である。本実施形態では、表示装置40は、運転席が設けられたキャビン10の右前部のピラー(図示せず。)に固定されている。また、図2に示すように、表示装置40は、作業機械100に関する情報を画像表示部41に表示して操作者に情報を提供できる。また、表示装置40は、入力装置としての操作部42を含む。操作者は操作部42を利用して各種指令をコントローラ30に対して入力できる。
操作部42は、各種スイッチを含むパネルである。本実施形態では、操作部42は、ハードウェアボタンとしてのライトスイッチ42a、ワイパースイッチ42b、及びウインドウォッシャスイッチ42cを含む。ライトスイッチ42aは、キャビン10の外部に取り付けられるライトの点灯・消灯を切り換えるためのスイッチである。ワイパースイッチ42bは、ワイパーの作動・停止を切り換えるためのスイッチである。ウインドウォッシャスイッチ42cは、ウインドウォッシャ液を噴射するためのスイッチである。
表示装置40は、蓄電池70から電力の供給を受けて動作するように構成されている。蓄電池70はオルタネータ11aで発電した電力で充電されるように構成されている。蓄電池70の電力は、コントローラ30及び表示装置40以外の電装品72等にも供給される。エンジン11のスタータ11bは蓄電池70からの電力で駆動されてエンジン11を始動するように構成されている。
エンジン制御装置74は、エンジン11を制御するように構成されている。本実施形態では、エンジン制御装置74は、エンジン11の状態を示す各種データを収集し、収集したデータをコントローラ30に送信する。エンジン制御装置74とコントローラ30とは別体として構成されているが一体的に構成されていてもよい。例えば、エンジン制御装置74は、コントローラ30に統合されてもよい。
エンジン回転数調節ダイヤル75は、エンジン回転数を調節するためのダイヤルである。本実施形態では、エンジン回転数調節ダイヤル75はキャビン10内に設置され、エンジン回転数を4段階で切り換えできるように構成されている。具体的には、エンジン回転数調節ダイヤル75は、SPモード、Hモード、Aモード、及びアイドリングモードの4段階でエンジン回転数を切り換えできるように構成されている。図2は、エンジン回転数調節ダイヤル75でHモードが選択された状態を示す。
SPモードは、作業量を優先させたい場合に選択される回転数モードであり、最も高いエンジン回転数を利用する。Hモードは、作業量と燃費を両立させたい場合に選択される回転数モードであり、二番目に高いエンジン回転数を利用する。Aモードは、燃費を優先させながら低騒音で作業機械を稼動させたい場合に選択される回転数モードであり、三番目に高いエンジン回転数を利用する。アイドリングモードは、エンジンをアイドリング状態で動作させたい場合に選択される回転数モードであり、最も低いエンジン回転数(アイドリング回転数)を利用する。
エンジン11は、エンジン回転数調節ダイヤル75で設定された回転数モードに対応するエンジン回転数が維持されるように制御される。エンジン回転数調節ダイヤル75は、エンジン回転数の設定状態を示すデータをコントローラ30に対して出力する。
次に、図3を参照し、表示装置40に表示されるメイン画面41Vの構成例について説明する。図3のメイン画面41Vは、例えば、動作モードがリフティングマグネットモードのときに画像表示部41に表示される。
メイン画面41Vは、日時表示領域41a、走行モード表示領域41b、アタッチメント表示領域41c、燃費表示領域41d、エンジン制御状態表示領域41e、エンジン稼動時間表示領域41f、冷却水温表示領域41g、燃料残量表示領域41h、回転数モード表示領域41i、尿素水残量表示領域41j、作動油温表示領域41k、リセットボタン41r、カメラ画像表示領域41x、現重量表示領域41y、積算重量表示領域41zを含む。
走行モード表示領域41b、アタッチメント表示領域41c、エンジン制御状態表示領域41e、及び回転数モード表示領域41iは、作業機械100の設定状態に関する情報である設定状態情報を表示する領域である。燃費表示領域41d、エンジン稼動時間表示領域41f、冷却水温表示領域41g、燃料残量表示領域41h、尿素水残量表示領域41j、作動油温表示領域41k、現重量表示領域41y、及び積算重量表示領域41zは、作業機械100の稼動状態に関する情報である稼動状態情報を表示する領域である。
具体的には、日時表示領域41aは、現在の日時を表示する領域である。走行モード表示領域41bは、現在の走行モードを表示する領域である。アタッチメント表示領域41cは、現在装着されているエンドアタッチメントを表す画像を表示する領域である。図3は、リフティングマグネット6を表す画像が表示された状態を示している。
燃費表示領域41dは、コントローラ30によって算出された燃費情報を表示する領域である。燃費表示領域41dは、生涯平均燃費又は区間平均燃費を表示する平均燃費表示領域41d1、瞬間燃費を表示する瞬間燃費表示領域41d2を含む。
エンジン制御状態表示領域41eは、エンジン11の制御状態を表示する領域である。エンジン稼動時間表示領域41fは、エンジン11の累積稼動時間を表示する領域である。冷却水温表示領域41gは、現在のエンジン冷却水の温度状態を表示する領域である。燃料残量表示領域41hは、燃料タンクに貯蔵されている燃料の残量状態を表示する領域である。回転数モード表示領域41iは、エンジン回転数調節ダイヤル75によって設定された現在の回転数モードを表示する領域である。尿素水残量表示領域41jは、尿素水タンクに貯蔵されている尿素水の残量状態を表示する領域である。作動油温表示領域41kは、作動油タンク内の作動油の温度状態を表示する領域である。
カメラ画像表示領域41xは、撮像装置80が撮像した画像を表示する領域である。図3の例では、カメラ画像表示領域41xは、バックカメラ80Bが撮像したバックカメラ画像を表示している。バックカメラ画像は、作業機械100の後方の空間を映し出す後方画像であり、カウンタウェイトの画像3aを含む。
現重量表示領域41yは、リフティングマグネット6が現に持ち上げている物体の重量(以下、「現重量」とする。)を表示する領域である。図3は、現重量が900kgであることを示している。
コントローラ30は、例えば、作業アタッチメントの姿勢とブームボトム圧と予め登録されている作業アタッチメントの仕様(重量及び重心位置等)とに基づいて現重量を算出する。具体的には、コントローラ30は、ブーム角度センサS1、アーム角度センサS2、リフティングマグネット角度センサS3、及び圧力センサS6b等の情報取得装置の出力に基づいて現重量を算出する。
積算重量表示領域41zは、所定の期間中にリフティングマグネット6が持ち上げた物体の重量の積算値(以下、「積算重量」とする。)を表示する領域である。図3は、積算重量が8500kgであることを示している。リフティングマグネット6が持ち上げた物体の重量は、例えば、釈放ボタン65Cが押される度に積算される。
所定の期間は、例えば、リセットボタン41rが押されたときに始まる期間である。操作者は、例えば、ダンプトラックの荷台に鉄屑を積み込む作業を行う場合、積み込み対象のダンプトラックが入れ替わる度にリセットボタン41rを押して積算重量をリセットする。各ダンプトラックに積み込んだ鉄屑の総重量を容易に把握できるようにするためである。
この構成により、作業機械100は、ダンプトラックの最大積載重量を超えて、ダンプトラックの荷台に鉄屑が積み込まれてしまうのを防止できる。最大積載重量を超えて鉄屑が積み込まれていることが台貫での重量測定によって検知されると、ダンプトラックの運転者は、積み込みヤードに戻り、荷台に積み込まれた鉄屑の一部を下ろす作業を行う必要がある。作業機械100は、このような積載重量の調整作業の発生を防止できる。
所定の期間は、例えば、1日の作業を開始する時刻から1日の作業を終了する時刻までの期間であってもよい。1日の作業によって運搬された鉄屑の総重量を操作者又は管理者が容易に認識できるようにするためである。
リセットボタン41rは、積算重量をリセットするためのソフトウェアボタンである。リセットボタン41rは、操作部42、左操作レバー26L、又は右操作レバー26R等に配置されるハードウェアボタンであってもよい。
コントローラ30は、ダンプトラックの入れ替わりを自動的に認識して積算重量を自動的にリセットするように構成されていてもよい。この場合、コントローラ30は、撮像装置80が撮像した画像を利用してダンプトラックの入れ替わりを認識してもよく、通信装置を利用してダンプトラックの入れ替わりを認識してもよい。
また、コントローラ30は、撮像装置80が撮像した画像に基づき、リフティングマグネット6で持ち上げた鉄屑がダンプトラックの荷台に積み込まれたことを認識した上で、現重量を積算するように構成されていてもよい。ダンプトラックの荷台以外の場所に移された鉄屑がダンプトラックに積み込まれた鉄屑として積算されてしまうのを防止するためである。
コントローラ30は、作業アタッチメントの姿勢に基づき、リフティングマグネット6で持ち上げた鉄屑がダンプトラックの荷台に積み込まれたか否かを判定してもよい。具体的には、コントローラ30は、例えば、リフティングマグネット6の高さが所定値(例えば、ダンプトラックの荷台の高さ)を超え且つ釈放ボタン65Cが押された場合に、鉄屑がダンプトラックの荷台に積み込まれたと判定してもよい。
コントローラ30は、現重量が所定値を超えていると判定した場合に警報を出力するように構成されていてもよい。所定値は、例えば、定格持ち上げ重量に基づく値である。警報は、視覚的警報、聴覚的警報、又は触覚的警報であってもよい。この構成により、コントローラ30は、現重量が所定値を超えていること或いはそのおそれがあることを操作者に伝えることができる。
鉄屑等の比較的小さいスクラップを持ち上げ対象とする場合、リフティングマグネット6に吸着するスクラップの体積には限りがあるため、作業機械100は、現重量を過度に大きくしてしまうことはない。しかし、鉄板又は鉄塊等の比較的大きい物体を持ち上げ対象とする場合、作業機械100は、作業機械100の安定度SVが所定値(例えば1.0)を下回るほどの過度に重い物体を持ち上げてしまう場合がある。なお、作業機械100の安定度SVは、SV=(W2×L2)/(W1×L1)で表される。W1は、(持ち上げられた物体の重量を含む)作業アタッチメントの重量であり、L1は、転倒支点から作業アタッチメントの重心までの水平距離である。また、W2は、(作業アタッチメントの重量を除く)作業機械100の機体の重量であり、L2は、転倒支点から機体の重心までの水平距離である。
過度に重い物体を持ち上げてしまった場合、コントローラ30は、ブザーを鳴らし、且つ、現重量が所定値を超えたことを表す画像を表示装置40に表示させることができる。そのため、コントローラ30は、操作者が気付かないまま、過度に重い物体が持ち上げられた状態が継続してしまうのを防止できる。その結果、コントローラ30は、作業機械100による作業の安全性を高めることができる。
次に、図4を参照し、表示装置40に表示されるメイン画面41Vの別の構成例について説明する。図4のメイン画面41Vは、残重量表示領域41s及び推奨設定表示領域41tを含む点で図3のメイン画面41Vと異なるがその他の点で共通する。そのため、共通部分の説明を省略し、相違部分を詳説する。
残重量表示領域41sは、所定の目標重量と現重量又は積算重量との差である残重量を表示する領域である。所定の目標重量は、例えば、ダンプトラックの最大積載重量である。図4は、積算重量が9500kgで、且つ、残重量が500kgであることを示している。すなわち、目標重量が10000kgであることを示している。但し、表示装置40は、残重量を表示させずに目標重量を表示させてもよいし、残重量とは別に目標重量を表示させてもよい。
推奨設定表示領域41tは、リフティングマグネット6の磁力に関する推奨値を表示する領域である。リフティングマグネット6の磁力に関する推奨値は、例えば、リフティングマグネット6に印加する電圧の推奨値、リフティングマグネット6を流れる電流の推奨値、又は磁力調節ダイヤル66の推奨レベル等である。図4に示すメイン画面41Vは、リフティングマグネット6が現に持ち上げている900kgの鉄屑がダンプトラックの荷台に積み込まれた後で、リフティングマグネット6に印加する電圧を120Vに設定することを操作者に促している。リフティングマグネット6に印加する電圧を120Vに設定することは、例えば、磁力調節ダイヤル66を第2レベルに合わせることを意味する。操作者は、900kgの鉄屑をダンプトラックの荷台に積み込んだ後で磁力調節ダイヤル66を第2レベルに合わせることで、次回のリフティングマグネット6の励磁の際に500kgの鉄屑をリフティングマグネット6に吸着させ且つ持ち上げることができる。すなわち、次回の積み込み作業によりダンプトラックの荷台に積み込まれた鉄屑の積算重量を目標重量(最大積載重量)に合わせることができる。
操作者は、現重量を減らすために、すなわち、リフティングマグネット6によって既に持ち上げられている物体の一部を落とすために、磁力調節ダイヤル66を利用してもよい。
コントローラ30は、例えば、過去の作業で得られた、リフティングマグネット6に印加された電圧の値と、リフティングマグネット6が持ち上げた鉄屑の重量との関係に基づいて推奨値を導き出す。例えば、過去の複数回の積み込み作業で同じ電圧値が採用された場合には、過去の複数回の積み込み作業のそれぞれによる持ち上げ重量の平均値に基づき、残重量を持ち上げるために必要な磁力(吸着力)をもたらす電圧値を導き出す。
コントローラ30は、推奨設定を表示するだけでなく、推奨設定を自動的に採用してもよい。すなわち、コントローラ30は、操作者に磁力調節ダイヤル66の操作を強いることなく、リフティングマグネット6の磁力(吸着力)を調節してもよい。
例えば、コントローラ30は、過去にリフティングマグネット6が持ち上げた鉄屑の重量とそのときのリフティングマグネット6の出力値(電圧値又は電流値等)との対応関係を求め、この対応関係と今回の積み込み作業で持ち上げるべき重量とに基づいて、リフティングマグネット6の今回の出力値を算出する。そして、コントローラ30は、算出した出力値に基づいて、操作者に磁力調節ダイヤル66の操作を強いることなく、リフティングマグネット6の磁力(吸着力)を調節する。
次に、図5を参照し、表示装置40に表示されるメイン画面41Vの更に別の構成例について説明する。図5のメイン画面41Vは、カメラ画像表示領域41xの代わりに、作業履歴表示領域41uを有する点で図3のメイン画面41Vと異なるがその他の点で共通する。そのため、共通部分の説明を省略し、相違部分を詳説する。
作業履歴表示領域41uは、作業機械100の作業の履歴を表示する領域である。作業履歴表示領域41uに表示される情報は、例えば、持ち上げ重量別に集計された稼動時間に関する情報、非加算時間に関する情報、故障時間に関する情報、及び、叩きつけ回数に関する情報等を含む。稼動時間は、例えば、エンジン11の稼動時間である。
図5は、持ち上げ重量別に集計された稼動時間に関する情報として、現重量が定格持ち上げ重量の30%以下であったときの稼動時間、現重量が定格持ち上げ重量の31%以上で且つ40%以下であったときの稼動時間、・・・、及び、現重量が定格持ち上げ重量の101%以上であったときの稼動時間を示している。コントローラ30は、稼動時間を持ち上げ重量別に集計した上で、稼動時間を旋回半径別に集計してもよく、操作者別に集計してもよい。操作者別に集計する場合、作業機械100は、カメラ又は非接触型カードリーダ等、操作者を識別するための装置を備えていてもよい。
非加算時間は、持ち上げ重量別に集計される稼動時間以外の稼動時間である。本実施形態では、非加算時間は、故障時間を含まない。コントローラ30は、例えば、算出した現重量の値が不安定なときの稼動時間を、持ち上げ重量別に集計される稼動時間とは別に、非加算時間として集計する。現重量を正確に算出できていないおそれがあるためである。コントローラ30は、例えば、所定時間(例えば数秒間)における現重量の変動幅が所定値より大きい場合に、現重量の値が不安定であると判断し、その期間を非加算時間として集計する。
故障時間は、情報取得装置が故障しているときの稼動時間である。コントローラ30は、例えば、情報取得装置(例えばブーム角度センサS1)が故障しているときの稼動時間を、持ち上げ重量別に集計される稼動時間及び非加算時間とは別に、故障時間として集計する。情報取得装置が故障しているときには、コントローラ30は、現重量を正確に算出できないためである。コントローラ30は、例えば、情報取得装置の出力が所定の許容範囲内にない場合に、その情報取得装置が故障していると判断し、その期間を故障時間として集計する。
叩きつけ回数は、持ち上げ対象の物体にリフティングマグネット6を叩きつけた回数である。コントローラ30は、例えば、操作圧センサ29及び圧力センサS6bの出力に基づいてリフティングマグネット6が物体に叩きつけられたか否かを判定する。そして、リフティングマグネット6が物体に叩きつけられたと判定した場合に、叩きつけ回数を1だけ増加させる。
図5の例では、作業履歴表示領域41uに表示されている情報は、作業機械100が出荷された後の全期間に関する。すなわち、集計期間は、作業機械100が出荷された後の全期間である。但し、集計期間は、直近の一ヶ月、直近の三ヶ月又は直近の六ヶ月といったように切り換え可能に構成されていてもよい。例えば、コントローラ30は、所定のボタンが操作される度に、集計期間を切り換えるように構成されていてもよい。
また、図5の例では、作業履歴表示領域41uは、メイン画面41Vの一部を構成する領域としてメイン画面41Vの右側に表示されているが、全画面表示されてもよい。また、図5の例では、作業履歴表示領域41uは、作業履歴に関する情報を表形式で表示しているが、バーグラフ、円グラフ、又は折れ線グラフ等を用いて作業履歴に関する情報を表示してもよい。
コントローラ30は、通信装置を通じ、作業履歴表示領域41uに表示される情報を外部機器に向けて送信してもよい。外部機器は、例えば、管理センタ等に設置された管理装置、又は、管理者等が携帯するスマートフォン等の携帯端末装置である。
この構成により、操作者又は管理者は、作業機械100が過去にどのように扱われたかを示す作業履歴を任意のタイミングで確認することができる。
次に、図6を参照し、表示装置40に表示されるメイン画面41Vの更に別の構成例について説明する。図6のメイン画面41Vは、主に、縦長の画像表示部41を備えた表示装置40に表示される点で、図5のメイン画面41Vと異なるが、その他の点で共通する。そのため、共通部分の説明を省略し、相違部分を詳説する。
図6に示す例では、画像表示部41は、日時表示領域41a、走行モード表示領域41b、アタッチメント表示領域41c、燃費表示領域41d、エンジン制御状態表示領域41e、エンジン稼動時間表示領域41f、冷却水温表示領域41g、燃料残量表示領域41h、回転数モード表示領域41i、尿素水残量表示領域41j、作動油温表示領域41k、リセットボタン41r、作業履歴表示領域41u、現重量表示領域41y、及び-積算重量表示領域41zに加え、エアコン運転状態表示領域41m、画像表示領域41n、及びメニュー表示領域41pを含む。
エアコン運転状態表示領域41mは、設定状態情報としてのエアコンの運転状態に関する情報を表示する領域であり、現在の吹出口の位置を表示する吹出口表示領域41m1、現在の運転モードを表示する運転モード表示領域41m2、現在の設定温度を表示する温度表示領域41m3、及び、現在の設定風量を表示する風量表示領域41m4を含む。
画像表示領域41nは、各種画像が表示される領域である。各種画像は、例えば、撮像装置80が撮像した画像等である。図6に示す例では、画像表示領域41nには、バックカメラ80Bが撮像した後方画像CBTが表示されている。なお、図6に示す例では、画像表示領域41nと作業履歴表示領域41uとは上下に隣接して配置されているが、間隔を空けて配置されていてもよい。
後方画像CBTは、作業機械100の後方の空間を映し出す画像であり、カウンタウェイトの上面の一部を表す画像3aを含む。本実施形態では、後方画像CBTは、表示装置40によって生成される実視点画像であり、バックカメラ80Bが取得した画像に基づいて生成される。
画像表示領域41nには、後方画像CBTでなく、俯瞰画像が表示されていてもよい。俯瞰画像は、表示装置40によって生成される仮想視点画像であり、バックカメラ80B、左カメラ80L、及び右カメラ80Rのそれぞれが取得した画像に基づいて生成される。また、俯瞰画像の中央部分には、作業機械100に対応する作業機械図形が配置されている。作業機械100と作業機械100の周囲に存在する物体との位置関係を操作者に直感的に把握させるためである。
図6に示す例では、画像表示部41は、縦長であるが、横長であってもよい。画像表示部41が横長である場合、画像表示領域41nは、作業履歴表示領域41uの左側に配置されてもよく、作業履歴表示領域41uの右側に配置されてもよい。この場合、画像表示領域41nと作業履歴表示領域41uとは左右に間隔を空けて配置されてもよい。
メニュー表示領域41pは、タブ領域41p1~41p7を有する。図6に示す例では、画像表示部41の最下部に、タブ領域41p1~41p7が左右に互いに間隔を空けて配置されている。タブ領域41p1~41p7のそれぞれには、関連する情報の内容を表すアイコンが表示されている。
タブ領域41p1には、メニュー詳細項目を表示するためのメニュー詳細項目アイコンが表示されている。操作者によりタブ領域41p1が選択されると、タブ領域41p2~41p7に表示されているアイコンがメニュー詳細項目に関連付けられたアイコンに切り換わる。
タブ領域41p4には、デジタル水準器に関する情報を表示するためのアイコンが表示されている。操作者によりタブ領域41p4が選択されると、後方画像CBTがデジタル水準器に関する情報を示す第1画像に切り換わる。
タブ領域41p6には、情報化施工に関する情報を表示するためのアイコンが表示されている。操作者によりタブ領域41p6が選択されると、後方画像CBTが情報化施工に関する情報を示す第2画像に切り換わる。
タブ領域41p7には、クレーンモードに関する情報を表示するためのアイコンが表示されている。操作者によりタブ領域41p7が選択されると、後方画像CBTがクレーンモードに関する情報を示す第3画像に切り換わる。
但し、第1画像、第2画像、又は第3画像等のメニュー画像は何れも、後方画像CBT上に重畳表示されてもよい。或いは、後方画像CBTは、メニュー画像を表示するための場所を空けるように縮小されてもよい。
タブ領域41p2、41p3及び41p5には、アイコンが表示されていない。このため、操作者によりタブ領域41p2、41p3又は41p5が操作されても、画像表示部41に表示される画像に変化は生じない。
なお、タブ領域41p1~41p7に表示されるアイコンは上記した例に限定されるものではなく、他の情報を表示するためのアイコンが表示されていてもよい。
図6に示す例では、操作部42は、操作者がタブ領域41p1~41p7の選択、及び、設定入力等を行うための複数のボタン式のスイッチにより構成されている。具体的には、操作部42は、上段に配置された7つのスイッチ42a1~42a7と、下段に配置された7つのスイッチ42b1~42b7と、を含む。スイッチ42b1~42b7は、スイッチ42a1~42a7のそれぞれの下方に配置されている。但し、操作部42のスイッチの数、形態、及び配置は、上記した例に限定されるものではない。例えば、操作部42は、ジョグホイール又はジョグスイッチ等のように、複数のボタン式のスイッチの機能を1つにまとめた形態であってもよい。また、操作部42は、表示装置40から独立した部材として構成されていてもよい。また、タブ領域41p1~41p7は、ソフトウェアボタンとして構成されていてもよい。この場合、操作者は、タブ領域41p1~41p7をタッチ操作することで任意のタブ領域を選択できる。
図6に示す例では、スイッチ42a1は、タブ領域41p1の下方に、タブ領域41p1に対応して配置されており、タブ領域41p1を選択するスイッチとして機能する。スイッチ42a2~42a7のそれぞれについても同様である。
この構成により、操作者は、タブ領域41p1~41p7のうちの所望の1つを選択する際にスイッチ42a1~42a7の何れを操作すればよいのかを直感的に認識できる。
スイッチ42b1は、画像表示領域41nに表示される撮像画像を切り換えるスイッチである。撮像画像は、撮像装置80が撮像した画像を意味する。表示装置40は、スイッチ42b1が操作される毎に画像表示領域41nに表示される撮像画像が、例えば、後方画像CBT、左カメラ80Lが撮像した左方画像、及び右カメラ80Rが撮像した右方画像の間で切り換わるように構成されている。或いは、表示装置40は、スイッチ42b1が操作されるごとに画像表示領域41nと作業履歴表示領域41uとが入れ換わるように構成されていてもよい。
このように、操作者は、操作部42としてのスイッチ42b1を操作することで、画像表示領域41nに表示される画像を切り換えてもよい。或いは、操作者は、スイッチ42b1を操作することで、画像表示領域41nと作業履歴表示領域41uとを切り換えてもよい。
スイッチ42b2及び42b3は、エアコンの風量を調節するスイッチである。図6に示す例では、操作部42は、スイッチ42b2が操作されるとエアコンの風量が小さくなり、スイッチ42b3が操作されるとエアコンの風量が大きくなるように構成されている。
スイッチ42b4は、冷房・暖房機能のON・OFFを切り換えるスイッチである。図6に示す例では、操作部42は、スイッチ42b4が操作されるごとに冷房・暖房機能のON・OFFが切り換わるように構成されている。
スイッチ42b5及び42b6は、エアコンの設定温度を調節するスイッチである。図6に示す例では、操作部42は、スイッチ42b5が操作されると設定温度が低くなり、スイッチ42b6が操作されると設定温度が高くなるように構成されている。
スイッチ42b7は、エンジン稼動時間表示領域41fに表示される、エンジン11の稼動時間に関する情報の内容を切り換えるスイッチである。エンジン11の稼動時間に関する情報は、例えば、全期間に関する累積稼動時間及び一部期間に関する累積稼動時間等を含む。
また、スイッチ42a2~42a6、42b2~42b6は、それぞれのスイッチ又はスイッチ近傍に表示された数字を入力できるように構成されている。また、スイッチ42a3、42a4、42a5、42b4は、画像表示部41にカーソルが表示された際、カーソルをそれぞれ左、上、右、下に移動させることができるように構成されている。
なお、スイッチ42a1~42a7及び42b1~42b7のそれぞれに与えられる機能は一例であり、他の機能が実行できるように構成されていてもよい。
次に、図7を参照し、コントローラ30がリフティングマグネット6の磁力(吸着力)を調節する処理(以下、「磁力調節処理」とする。)について説明する。図7は、磁力調節処理の一例のフローチャートである。コントローラ30は、例えば、弱励磁ボタン65Aが押される度に、この磁力調節処理を実行する。
ダンプトラックの荷台に鉄屑等の物体を積み込む作業を行う場合、作業機械100の操作者は、例えば、弱励磁ボタン65Aを押してリフティングマグネット6を弱吸着状態にしてリフティングマグネット6に鉄屑を吸着させる。そして、操作者は、例えば、ブーム上げ操作によってリフティングマグネット6を持ち上げた後で強励磁ボタン65Bを押してリフティングマグネット6を強吸着状態にする。その後のアタッチメント操作又は旋回操作によるリフティングマグネット6の移動中において、鉄屑等の物体がリフティングマグネット6から振り落とされないように磁力を調節するためである。その後、操作者は、アタッチメント操作及び旋回操作により、所望の場所の真上までリフティングマグネット6を移動させる。そして、操作者は、リフティングマグネット6が所望の場所の真上まで移動したところで、釈放ボタン65Cを押してリフティングマグネット6を釈放状態にし、リフティングマグネット6に吸着させていた鉄屑を所望の場所に落とすことができる。
最初に、コントローラ30は、目標重量Wtを取得する(ステップST1)。本実施形態では、コントローラ30は、リフティングマグネット6の今回の励磁によって持ち上げるべき物体の重量を取得する。具体的には、コントローラ30は、ダンプトラックの最大積載重量と、そのダンプトラックに既に積み込んだ物体の重量である積算重量とを取得する。そして、最大積載重量から積算重量を差し引いた残重量を目標重量Wtとして算出する。
その後、コントローラ30は、持ち上げ可能重量Wcを取得する(ステップST2)。本実施形態では、コントローラ30は、不揮発性記憶装置に記憶されている持ち上げ可能重量Wcを読み出す。この場合、持ち上げ可能重量Wcは、例えば、リフティングマグネット6に許容最大電圧を印加したときに持ち上げることができる物体の重量である。但し、持ち上げ可能重量Wcは、リフティングマグネット6に現在の設定電圧を印加したときに持ち上げることができる物体の重量であってもよい。現在の設定電圧は、例えば、磁力調節ダイヤル66によって設定されている電圧である。コントローラ30は、直近の1回又は複数回の持ち上げ結果に基づいて持ち上げ可能重量Wcを算出してもよい。持ち上げ結果は、例えば、供給電力(供給電流又は供給電圧)と実際に持ち上げられた物体の重量との関係を含む。
その後、コントローラ30は、目標重量Wtが持ち上げ可能重量Wc以下であるか否かを判定する(ステップST3)。すなわち、リフティングマグネット6の今回の励磁によって目標重量Wt分の物体の持ち上げが実現できるか否かを判定する。
目標重量Wtが持ち上げ可能重量Wcより大きいと判定した場合(ステップST3のNO)、コントローラ30は、リフティングマグネット6の磁力(吸着力)を調節することなく、今回の磁力調節処理を終了させる。
目標重量Wtが持ち上げ可能重量Wc以下であると判定した場合(ステップST3のYES)、コントローラ30は、リフティングマグネット6の磁力(吸着力)を調節する(ステップST4)。本実施形態では、コントローラ30は、目標重量Wt以上である持ち上げ可能重量Wcが目標重量Wtとなるように、リフティングマグネット6の磁力(吸着力)を調節する。具体的には、目標重量Wt分の物体の持ち上げが現在の設定電圧より高い電圧を採用することによって実現される場合、コントローラ30は、現在の設定電圧をより高い電圧に変更する。或いは、目標重量Wt分の物体の持ち上げが現在の設定電圧より低い電圧を採用することによって実現される場合、コントローラ30は、現在の設定電圧をより低い電圧に変更する。
例えば、最大積載重量が10000kgのダンプトラックに鉄屑を積み込む作業において、1回当たり1200kgの鉄屑を積み込む作業が複数回行われた場合を想定する。また、この作業で使用された設定電圧を150Vとする。
積み込み作業が7回繰り返された後で8回目の積み込みのために弱励磁ボタン65Aが押されたとき、コントローラ30は、1600kgを目標重量Wtとして算出する。1600kgは、最大積載重量10000kgから積算重量8400kg(=1200kg×7回)を差し引いた値である。また、過去の7回の持ち上げ重量の平均値である1200kgを持ち上げ可能重量Wcとして算出する。この場合、コントローラ30は、目標重量Wtが持ち上げ可能重量Wcより大きいと判定し、リフティングマグネット6の磁力(吸着力)を調節することなく、これまでと同じ設定電圧で1200kgの鉄屑を持ち上げてダンプトラックの荷台に積み込む。今回の励磁では目標重量を達成できないと判断できるためである。
その後、9回目の積み込みのために弱励磁ボタン65Aが押されたとき、コントローラ30は、400kgを目標重量Wtとして算出する。400kgは、最大積載重量10000kgから積算重量9600kg(=1200kg×8回)を差し引いた値である。また、設定電圧を150Vとした過去の8回の積み込み作業のそれぞれにおける持ち上げ重量の平均値である1200kgを持ち上げ可能重量Wcとして算出する。この場合、作業機械100は、弱励磁ボタン65Aが押されたときに設定電圧をこれまでと同様に150Vとしてしまうと、目標重量Wtよりも大きい過大な重量の鉄屑を持ち上げてしまう。そこで、コントローラ30は、目標重量Wtが持ち上げ可能重量Wcより小さいと判定し、リフティングマグネット6の磁力(吸着力)を調節する。具体的には、これまでの設定電圧である150Vを、目標重量Wtである400kgの鉄屑を持ち上げるのに適した電圧(例えば50V)に低減させる。
例えば、コントローラ30は、過去にリフティングマグネット6が持ち上げた鉄屑の重量とそのときのリフティングマグネット6の出力値(電圧値又は電流値等)との対応関係を求め、この対応関係と今回の積み込み作業で持ち上げるべき重量とに基づいて、リフティングマグネット6の今回の出力値である設定電圧を算出する。そして、コントローラ30は、現在の設定電圧を、算出した設定電圧に変更して、リフティングマグネット6の磁力(吸着力)を調節する。
その結果、リフティングマグネット6で400kgの鉄屑が持ち上げられ且つダンプトラックの荷台に積み込まれ、ダンプトラックの荷台に積み込まれた鉄屑の総重量は、最大積載重量と同じ10000kgとなる。
このように、作業機械100は、リフティングマグネット6の励磁によって目標重量Wt分の物体を過不足無く持ち上げることができる。
上述のように、本発明の実施形態に係る作業機械100は、下部走行体1と、下部走行体1に旋回機構2を介して搭載される上部旋回体3と、上部旋回体3に取り付けられる作業アタッチメントと、作業アタッチメントに取り付けられるリフティングマグネット6と、リフティングマグネット6によって持ち上げられた物体の重量を算出する制御装置としてのコントローラ30と、コントローラ30が算出した物体の重量を表示する表示装置40と、を有する。この構成により、作業機械100は、リフティングマグネット6を用いて持ち上げた物体の重さを操作者が認識できるようにする。
表示装置40は、物体の重量別に集計された稼動時間に関する情報を表示するように構成されていてもよい。表示装置40は、例えば図5に示すように、1回の励磁で持ち上げられた物体の重量別に集計された稼動時間に関する情報を表示するように構成されていてもよい。この情報を見ることで、操作者又は管理者は、作業機械100がどのように使用されたかを把握することができる。
表示装置40は、物体の重量の積算値を表示するように構成されていてもよい。表示装置40は、例えば図3に示すように、複数回の励磁のそれぞれで持ち上げられた物体の重量の積算値を表示するように構成されていてもよい。積算値は、1台のダンプトラックへの積み込みが完了する毎にリセットされてもよく、1日の作業が完了する毎にリセットされてもよい。この構成により、操作者は、例えば、各ダンプトラックの荷台に積み込まれた物体の重量を把握することができる。或いは、操作者は、1日の作業量を、持ち上げた物体の重量の形で、把握することができる。
図8は、作業機械100の作業の履歴として各日の作業量の推移を表示する作業履歴表示領域41uを含むメイン画面を示している。
図8に示す作業履歴表示領域41uは、8日間の日程で行われる鉄屑の積み込み作業に関する作業履歴を表示している。具体的には、図8の作業履歴表示領域41uは、各日の作業でダンプトラックの荷台に積み込むべき鉄屑の総重量である目標重量を表す目標線TLと、各日の作業でダンプトラックの荷台に実際に積み込まれた鉄屑の総重量である実重量を表す棒画像GBと、を含む。
より具体的には、図8の作業履歴表示領域41uは、8日間の日程のうちの5日間の作業が終わり、6日目の作業が現に行われていることを表している。図8の作業履歴表示領域41uは、現在進行中の作業である6日目の作業によってダンプトラックの荷台に実際に積み込まれた鉄屑の総重量である実重量を表す棒画像GB6を、既に完了した作業である1日目から5日目までの作業によってダンプトラックの荷台に実際に積み込まれた鉄屑の総重量である実重量を表す棒画像GB1~GB5のそれぞれとは異なる態様で表示している。
また、図8の作業履歴表示領域41uは、目標線TL0、TL1、及びTL2を含む目標線TLを表示している。目標線TL0は、1日目の作業が開始される前に設定された当初の目標重量を表している。目標線TL1は、3日目の作業が完了した後で、3日間の作業の結果に基づいて修正された目標重量を表している。図8に示す例では、1日目から3日目までのそれぞれの作業で実重量が目標重量に達しなかったため、目標重量が引き上げられたことを表している。目標線TL2は、5日目の作業が完了した後で、5日間の作業の結果に基づいて再修正された目標重量を表している。図8に示す例では、5日目の作業で実重量が修正後の目標重量に達しなかったため、修正後の目標重量が更に引き上げられたことを表している。
作業機械100の操作者は、このような作業履歴表示領域41uを見ることで、8日間の日程で行われる鉄屑の積み込み作業に遅れが生じていることを容易に認識できる。また、操作者は、遅れの大きさ、及び、遅れを解消するために必要な作業量等を容易に認識できる。
作業機械100は、積算値をリセットするリセット部を有していてもよい。リセット部は、例えば図3に示すようなソフトウェアボタンの形をとるリセットボタン41rであってもよい。この構成により、操作者は、任意のタイミングで積算値をリセットすることができる。
リフティングマグネット6を用いて持ち上げた物体の重量は、予め設定された期間にわたって積算されてもよい。予め設定された期間は、連続的な期間であってもよく、断続的な期間であってもよい。また、予め設定された期間では、積算が行われる期間と積算が行われない期間とが混在していてもよい。この構成により、管理者は、例えば、1日毎の積算重量、作業現場毎の積算重量、又は操作者毎の積算重量等を把握できる。
コントローラ30は、リフティングマグネット6の吸着力を調節できるように構成されていてもよい。具体的には、コントローラ30は、図7のフローチャートで示すように、1回の励磁で持ち上げることができる物体の重量を自動的に制限するように構成されていてもよい。この構成により、コントローラ30は、例えば、最大積載重量を超えて物体がダンプトラックの荷台に積み込まれてしまうのを防止できる。
以上、本発明の好ましい実施形態について詳説した。しかしながら、本発明は、上述した実施形態に制限されることはない。上述した実施形態は、本発明の範囲を逸脱することなしに、種々の変形又は置換等が適用され得る。また、別々に説明された特徴は、技術的な矛盾が生じない限り、組み合わせが可能である。
例えば、上述の実施形態では、油圧式パイロット回路を備えた油圧式操作システムが開示されている。例えば、左操作レバー26Lに関する油圧式パイロット回路では、パイロットポンプ15から左操作レバー26Lへ供給される作動油が、左操作レバー26Lのアーム下げ方向への傾倒によって開閉される遠隔制御弁の開度に応じた流量で、対応する流量制御弁のパイロットポートへ伝達される。或いは、右操作レバー26Rに関する油圧式パイロット回路では、パイロットポンプ15から右操作レバー26Rへ供給される作動油が、右操作レバー26Rのブーム上げ方向への傾倒によって開閉される遠隔制御弁の開度に応じた流量で、対応する流量制御弁のパイロットポートへ伝達される。
但し、このような油圧式パイロット回路を備えた油圧式操作システムではなく、電気式パイロット回路を備えた電気式操作システムが採用されてもよい。この場合、電気式操作システムにおける電気式操作レバーのレバー操作量は、例えば、電気信号としてコントローラ30へ入力される。また、パイロットポンプ15と各流量制御弁のパイロットポートとの間には電磁弁が配置される。電磁弁は、コントローラ30からの電気信号に応じて動作するように構成される。この構成により、電気式操作レバーを用いた手動操作が行われると、コントローラ30は、レバー操作量に対応する電気信号によって電磁弁を制御してパイロット圧を増減させることで各流量制御弁を移動させることができる。なお、各流量制御弁は電磁スプール弁で構成されていてもよい。この場合、電磁スプール弁は、電気式操作レバーのレバー操作量に対応するコントローラ30からの電気信号に応じて動作する。
電気式操作レバーを備えた電気式操作システムが採用された場合、コントローラ30は、油圧式操作レバーを備えた油圧式操作システムが採用される場合に比べ、自律制御機能を容易に実行できる。自律制御機能は、作業機械100を自律的に動作させるための機能であり、例えば、操作者による操作装置26及びリフティングマグネットスイッチ65等に対する操作の内容とは無関係に、油圧アクチュエータ及びリフティングマグネット6等を自律的に動作させる機能を含む。
図9は、電気式操作システムの構成例を示す。具体的には、図9の電気式操作システムは、ブームシリンダ7を駆動するためのブーム操作システムの一例であり、主に、パイロット圧作動型のコントロールバルブユニット17と、電気式操作レバーとしての右操作レバー26Rと、コントローラ30と、上げ操作用の電磁弁90と、下げ操作用の電磁弁92とで構成されている。図9の電気式操作システムは、上部旋回体3を旋回させるための旋回操作システム、ブーム4を上下させるためのブーム操作システム、アーム5を開閉させるためのアーム操作システム、及び、リフティングマグネット6を励磁・消磁させるためのリフティングマグネット操作システム等にも同様に適用され得る。
パイロット圧作動型のコントロールバルブユニット17は、左側走行用油圧モータ1Lに関する流量制御弁、右側走行用油圧モータ1Rに関する流量制御弁、旋回用油圧モータ2Aに関する流量制御弁、ブームシリンダ7に関する流量制御弁、アームシリンダ8に関する流量制御弁、及び、リフティングマグネットシリンダ9に関する流量制御弁等を含む。電磁弁90は、パイロットポンプ15とブームシリンダ7に関する流量制御弁の上げ側パイロットポートとを繋ぐ管路内の作動油の圧力を調節できるように構成されている。電磁弁92は、パイロットポンプ15とブームシリンダ7に関する流量制御弁の下げ側パイロットポートとを繋ぐ管路内の作動油の圧力を調節できるように構成されている。
手動操作が行われる場合、コントローラ30は、右操作レバー26Rの操作信号生成部が出力する操作信号(電気信号)に応じて上げ操作信号(電気信号)又は下げ操作信号(電気信号)を生成する。右操作レバー26Rの操作信号生成部が出力する操作信号は、右操作レバー26Rの操作量及び操作方向に応じて変化する電気信号である。
具体的には、コントローラ30は、右操作レバー26Rが上げ方向に操作された場合、レバー操作量に応じた上げ操作信号(電気信号)を電磁弁90に対して出力する。電磁弁90は、上げ操作信号(電気信号)に応じて動作し、ブームシリンダ7に関する流量制御弁の上げ側パイロットポートに作用する、上げ操作信号(圧力信号)としてのパイロット圧を制御する。同様に、コントローラ30は、右操作レバー26Rが下げ方向に操作された場合、レバー操作量に応じた下げ操作信号(電気信号)を電磁弁92に対して出力する。電磁弁92は、下げ操作信号(電気信号)に応じて動作し、ブームシリンダ7に関する流量制御弁の下げ側パイロットポートに作用する、下げ操作信号(圧力信号)としてのパイロット圧を制御する。
自律制御を実行する場合、コントローラ30は、例えば、右操作レバー26Rの操作信号生成部が出力する操作信号(電気信号)に応じる代わりに、自律制御信号(電気信号)に応じて上げ操作信号(電気信号)又は下げ操作信号(電気信号)を生成する。自律制御信号は、コントローラ30が生成する電気信号であってもよく、コントローラ30以外の制御装置等が生成する電気信号であってもよい。
作業機械100が取得する情報は、図10に示すような作業機械の管理システムSYSを通じ、管理者及び他の作業機械の操作者等と共有されてもよい。図10は、作業機械の管理システムSYSの構成例を示す概略図である。管理システムSYSは、1台又は複数台の作業機械100を管理するシステムである。本実施形態では、管理システムSYSは、主に、作業機械100、支援装置200、及び管理装置300で構成されている。管理システムSYSを構成する作業機械100、支援装置200、及び管理装置300のそれぞれは、1台であってもよく、複数台であってもよい。図10の例では、管理システムSYSは、1台の作業機械100と、1台の支援装置200と、1台の管理装置300とを含む。
支援装置200は、典型的には携帯端末装置であり、例えば、施工現場にいる作業者等が携帯するノートPC、タブレットPC、又はスマートフォン等である。支援装置200は、作業機械100の操作者が携帯する携帯端末装置であってもよい。支援装置200は、固定端末装置であってもよい。
管理装置300は、典型的には固定端末装置であり、例えば、施工現場外の管理センタ等に設置されるサーバコンピュータである。管理装置300は、可搬性のコンピュータ(例えば、ノートPC、タブレットPC、又はスマートフォン等の携帯端末装置)であってもよい。
支援装置200及び管理装置300の少なくとも一方は、モニタと遠隔操作用の操作装置とを備えていてもよい。この場合、操作者は、遠隔操作用の操作装置を用いつつ、作業機械100を操作してもよい。遠隔操作用の操作装置は、例えば、近距離無線通信網、携帯電話通信網、又は衛星通信網等の無線通信網を通じ、作業機械100に搭載されているコントローラ30に接続される。
また、図5、図6、及び図8に示すメイン画面41Vは、典型的には、キャビン10内に設置された表示装置40で表示されるが、支援装置200及び管理装置300の少なくとも一方に接続された表示装置で表示されてもよい。支援装置200を利用する作業者、又は、管理装置300を利用する管理者が、作業機械100の作業履歴に関する情報を視認できるようにするためである。
上述のような作業機械100の管理システムSYSでは、作業機械100のコントローラ30は、リフティングマグネットスイッチ65が操作されたときの時刻及び場所等に関する情報を支援装置200及び管理装置300の少なくとも一方に送信してもよい。その際、コントローラ30は、物体検出装置の出力、及び、撮像装置80が撮像した画像等の少なくとも1つを支援装置200及び管理装置300の少なくとも一方に送信してもよい。画像は、リフティングマグネット6の励磁中に撮像された複数の画像であってもよい。更に、コントローラ30は、リフティングマグネット6の励磁中における作業機械100の動作内容に関するデータ、作業機械100の姿勢に関するデータ、及び作業アタッチメントの姿勢に関するデータ等の少なくとも1つに関する情報を支援装置200及び管理装置300の少なくとも一方に送信してもよい。支援装置200を利用する作業者、又は、管理装置300を利用する管理者が、リフティングマグネット6の励磁中における作業機械100に関する情報を入手できるようにするためである。
このように、本発明の実施形態に係る作業機械100の管理システムSYSは、リフティングマグネット6の励磁中に取得される作業機械100に関する情報を管理者及び他の作業機械の操作者等と共有できるようにする。
本願は、2018年7月27日に出願した日本国特許出願2018-141350号に基づく優先権を主張するものであり、この日本国特許出願の全内容を本願に参照により援用する。
1・・・下部走行体 1L・・・左側走行用油圧モータ 1R・・・右側走行用油圧モータ 2・・・旋回機構 2A・・・旋回用油圧モータ 3・・・上部旋回体 4・・・ブーム 5・・・アーム 6・・・リフティングマグネット 7・・・ブームシリンダ 8・・・アームシリンダ 9・・・リフティングマグネットシリンダ 10・・・キャビン 11・・・エンジン 11a・・・オルタネータ 11b・・・スタータ 14・・・メインポンプ 14a・・・レギュレータ 14G・・・油圧ポンプ 15・・・パイロットポンプ 16、16a・・・作動油ライン 17・・・コントロールバルブユニット 25・・・パイロットライン 26・・・操作装置 26L・・・左操作レバー 26R・・・右操作レバー 29・・・操作圧センサ 30・・・コントローラ 40・・・表示装置 41・・・画像表示部 42・・・操作部 42a・・・ライトスイッチ 42b・・・ワイパースイッチ 42c・・・ウインドウォッシャスイッチ 60・・・油圧モータ 61・・・切換弁 62・・・モード切換スイッチ 63・・・発電機 64・・・電力制御装置 65・・・リフティングマグネットスイッチ 65A・・・弱励磁ボタン 65B・・・強励磁ボタン 65C・・・釈放ボタン 66・・・磁力調節ダイヤル 70・・・蓄電池 72・・・電装品 74・・・エンジン制御装置 75・・・エンジン回転数調節ダイヤル 80・・・撮像装置 80B・・・バックカメラ 80L・・・左カメラ 80R・・・右カメラ 90・・・電磁弁 92・・・電磁弁 100・・・作業機械 200・・・支援装置 300・・・管理装置 S1・・・ブーム角度センサ S2・・・アーム角度センサ S3・・・リフティングマグネット角度センサ S4・・・機体傾斜センサ S5・・・旋回角速度センサ S6a・・・圧力センサ S6b・・・圧力センサ S6c・・・圧力センサ S6d・・・圧力センサ S6e・・・圧力センサ S6f・・・圧力センサ S7・・・ブームシリンダストロークセンサ S8・・・アームシリンダストロークセンサ S9・・・リフティングマグネットシリンダストロークセンサ

Claims (8)

  1. 下部走行体と、
    前記下部走行体に旋回機構を介して搭載される上部旋回体と、
    前記上部旋回体に取り付けられるアタッチメントと、
    前記アタッチメントに取り付けられるリフティングマグネットと、
    前記リフティングマグネットによって持ち上げられた物体の重量を算出し、且つ、算出した前記物体の重量を表示装置に表示する制御装置と、を有し、
    前記制御装置は、算出した前記物体の重量と撮像装置によって撮像された画像とを同時に表示するように構成され、且つ、ダンプトラックの最大積載重量から、前記物体の重量の積算値を差し引いた重量である残重量を目標重量として算出し、該目標重量に基づいて前記リフティングマグネットの吸着力を調節するように構成されている、
    作業機械。
  2. 前記制御装置は、前記物体の重量別に集計された稼動時間に関する情報を前記表示装置に表示する、
    請求項1に記載の作業機械。
  3. 前記制御装置は、前記撮像装置によって撮像された、作業機械の右方の空間を映し出す右方画像、及び、前記物体の重量の積算値を前記表示装置に表示する、
    請求項1に記載の作業機械。
  4. 前記積算値をリセットするリセット部を有する、
    請求項3に記載の作業機械。
  5. 前記物体の重量は、予め設定された期間にわたって積算される、
    請求項1に記載の作業機械。
  6. 前記制御装置は、前記リフティングマグネットによる前記物体の持ち上げが完了した時点で、過度に重い物体が持ち上げられた状態が継続しているか否かを判定する、
    請求項1に記載の作業機械。
  7. 前記制御装置は、前記リフティングマグネットによって持ち上げられた前記物体の重量と前記リフティングマグネットの出力値との対応関係を求める、
    請求項1に記載の作業機械。
  8. 前記制御装置は、前記表示装置及び別の表示装置のそれぞれに、算出した前記物体の重量と前記撮像装置によって撮像された前記画像とを同時に表示するように構成されている、
    請求項1に記載の作業機械。
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