JP2018141350A - 人工芝の利用方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】既設の人工芝を人工芝として再利用することのできる人工芝の利用方法を提供する。【解決手段】既設の人工芝1を設置場所から回収して人工芝1として再利用するようにしたので、例えば耐用年数まで十分な期間が残されている中古の人工芝を他の設置場所で再利用することができ、人工芝1の流通性及び利用価値を高めることができる。この場合、新設の人工芝1を設置場所に敷設した後、予め設定した所定の時期(例えば、リース満了時期)に達すると、設置場所の人工芝1を回収して他の設置場所に人工芝として敷設するようにしたので、設置場所にリースにより人工芝1を新設することができる。【選択図】図1

Description

本発明は、本発明は、例えばテニスコート、野球、サッカー、ラグビー、アメリカンフットボール等のグランド、その他の各種運動施設等に敷設された人工芝を再利用するための人工芝の利用方法に関するものである。
従来、各種運動施設等に敷設される人工芝としては、合成樹脂製のパイルが植設されたシート状の基材をアスファルト等の下地層の上に設置し、基材上のパイル間に細かい砂や珪砂、またはこれらにゴムチップを散布、混合してなる充填物を充填したものが知られている(例えば、特許文献1参照)。
このような人工芝は、充填物層が雨や散水等の水分を透水するので、水はけが良く、コンディションの管理が容易であるとともに、着色された充填物を用いる場合は美観に優れるだけでなく、白色パイルからなるラインの視認性を高めることもできるという利点がある。また、競技者が着地した際の衝撃が充填物によって吸収されるとともに、充填物によって適度な滑りが得られるので、競技者の負担を軽減することができ、転倒時やスライディング時のパイルとの摩擦による火傷を防止する効果もある。
しかしながら、従来の人工芝は、長期的な使用によりパイルが損耗するとともに、経時変化により充填物が固結して硬化し、衝撃吸収性や透水性が損なわれるため、通常10年〜15年程度で張り替える必要がある(図8参照)。人工芝の張り替え工事では、既設の人工芝を充填物が入ったままの状態で敷設場所から撤去し、産業廃棄物として処分している。しかしながら、人工芝と充填物とを分別すればそれぞれ再利用可能な場合が多いため、このような撤去後の人工芝や充填物をそのまま産業廃棄物として処分したのでは、資源の無駄な消費になるとともに、産業廃棄物の処分費用も発生し、張り替え工事費を増加させることにもなる。そこで、充填物入りの人工芝を設置場所から回収し、工場等で人工芝と充填物に分別することにより、例えば人工芝を再資源化してリサイクルするとともに、人工芝と分別した充填物を新たに敷設される人工芝に充填したり、或いは土木用、建築用資材として他の用途に利用することが提案されている(例えば、特許文献2参照)。
特開平6−193010号公報 特開2009−113020号公報
ところで、前記従来例の人工芝の利用方法は、回収した人工芝を再資源化するなど、人工芝のまま再利用するものではない。そもそも屋外に常設される人工芝は、人工芝として再利用させることを想定として設置されることはなく、損耗や耐用年数の到来により張り替えるのが通常である。しかしながら、人工芝は5年程度の使用により変色やパイルの損耗等の劣化が始まるため、例えば多くの観客を動員する本格的な競技場等では、変色による人工芝の見栄えの低下は好ましいものではなく、競技者に対しても人工芝のコンディションは常に最良の状態に維持しておきたいものである。また、使用年数の経過に伴い、劣化による修繕費等のメンテナンス費用も増加することになる。一方、従来のように耐用年数に達した人工芝を回収する場合は損耗が著しく再利用は不可能であるが、使用年数が5年程度のものであれば、軽度な損耗や変色はあるものの十分に使用に耐え得ることから、若干の劣化を許容可能な設置場所であれば再利用が可能である。
しかしながら、従来のように既設の人工芝を廃棄物として回収する場合は、敷設面から剥離した人工芝を充填物が入ったままの状態でロール巻きにし、フォークリフト等の建設機械を用いて撤去しており、このような回収方法では人工芝の損傷が著しく、人工芝として再利用することは困難である。特に、充填物入りの状態では、充填物の重量によって撤去作業中に人工芝の変形や亀裂等の損傷が生じやすくなるとともに、充填物の重さで運搬にも支障を来すという問題点があった。
本発明は上記事情に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、既設の人工芝を人工芝として再利用することのできる人工芝の利用方法を提供することにある。
本発明の人工芝の利用方法は、前記目的を達成するために、パイル間に充填物が充填される新設の人工芝を設置場所に敷設した後、人工芝として再利用可能な残存期間を有するように人工芝に対して予め設定されたリース期間の満了時期に達すると、既設の人工芝を回収して他の設置場所に人工芝として再利用可能に敷設する人工芝の利用方法であって、前記既設の人工芝を前記設置場所で所定の幅に切断し、切断された人工芝から充填物を除去した後、充填物が除去された人工芝を他の設置場所に敷設するようにしている。
これにより、既設の人工芝が設置場所から回収されて人工芝として再利用されることから、例えば耐用年数まで十分な期間が残されている人工芝を他の設置場所で再利用することが可能となる。この場合、新設の人工芝を設置場所に敷設した後、予め設定したリース期間の満了時期に達すると、前記人工芝を回収して他の設置場所に人工芝として敷設することにより、人工芝を再利用可能な資産としてリースにより新設することが可能となる。また、人工芝を回収する際、既設の人工芝が敷設現場で所定の幅に切断され、切断された人工芝から充填物が除去されるとともに、充填物が除去された人工芝が他の敷設場所に敷設されることから、充填物が入っていない状態で人工芝を回収及び再敷設することが可能となり、充填物の重量によって回収作業中に人工芝の変形や亀裂等の損傷が生ずることがなく、充填物の重さで運搬に支障を来すこともない。
本発明によれば、既設の人工芝を人工芝として再利用することができるので、例えば耐用年数まで十分な期間が残されている人工芝を他の設置場所で再利用することができ、人工芝の流通性及び利用価値を高めることができる。この場合、人工芝を再利用可能な資産としてリースにより新設することが可能となるので、人工芝の新設費用をリースで経費化することができる。これにより、例えば古くなった人工芝の張り替え費用の捻出が困難であった施設や、人工芝のコンディションを常に最良の状態に維持しておきたい競技場など、人工芝の早期の張り替えが望まれる場所に極めて有利である。一方、再利用可能に回収された人工芝を中古物件として他の場所で買い取ることにより、例えば砂埃対策として土のグランドを人工芝化したい場合など、多少劣化した人工芝でも許容可能な設置場所であれば、低コストで人工芝の導入が可能となり、再利用可能に回収された人工芝の利用価値をより高めることができる。また、充填物の重量によって回収作業中に人工芝の変形や亀裂等の損傷が生ずることがないので、人工芝の損傷を防止することができ、人工芝の品質を保つことができる。更に、充填物の重さで運搬に支障を来すこともないので、運搬作業を容易に行うことができる。
本発明の一実施形態を示す人工芝の利用方法の概略図 人工芝の側面図 人工芝回収装置の側面図 人工芝回収装置の平面図 巻取機構の正面図 巻芯を取り外した状態を示す巻取機構の正面図 人工芝の利用方法を示すフローチャート 従来の人工芝の利用方法を示す概略図
図1乃至図7は本発明の一実施形態を示すもので、例えばテニスコート、野球、サッカー、ラグビー、アメリカンフットボール等のグランド、その他の各種運動施設等に敷設された人工芝を再利用するための人工芝の利用方法を示すものである。
本実施形態では、設置場所Aに設置された既設の人工芝1を人工芝回収装置10によって回収し、回収した人工芝1を人工芝として他の設置場所Bに敷設して再利用するようにしている。
人工芝1は、シート状の基材1aと、基材1aに植設されたパイル1bとからなり、パイル1bの間には充填物2が充填されている。また、人工芝1は、地盤側に形成された敷設面としての下地層3上に敷設される。
基材1aは、例えばポリプロピレン製の平織りまたは不織布の基布等によって形成され、排水用の孔(図示せず)が等間隔で設けられた透水性を有するシート状の部材からなる。
パイル1bは、ナイロン、ポリアミド、ポリエチレンテレフタレート、ポリプロピレン、ポリ塩化ビニリデン等の合成樹脂からなるパイル糸からなり、タフティング等により基布1aに植設されている。この場合、パイル糸を複数本ずつ等間隔で配置することにより芝面が形成されている。
充填物2は、細かい砂や珪砂、またはこれらにゴムチップを混合してなり、人工芝1のパイル1b間に充填されている。この場合、充填物2は、パイル1bの高さに対して7割〜9割程度の高さまで充填される。
下地層3は、砕石や栗石等を敷き詰めた透水構造の基礎地盤4の上に、透水性のアスファルトを上面が平坦となるように施工することにより形成されている。人工芝1は、下地層3の表面に設置された後、パイル1bの間に充填物2を充填されることにより敷設されている。この場合、人工芝1は、充填物2の重量によって下地層3上に置敷き施工されている。
本実施形態の人工芝回収装置10は、自走可能な装置本体20と、人工芝1を切断するカッター30と、人工芝1から充填物2を分離する充填物分離機構40と、人工芝1を巻き取る巻取機構50とから構成されている。
装置本体20は複数の車輪21を有し、図示しないエンジンまたはモータによって車輪21を駆動することより自走可能に構成されている。装置本体20の前部には人工芝1を装置本体20内に案内する案内部22が設けられ、案内部22は前下りに傾斜したスロープ状に形成されている。装置本体20では、案内部22に案内された人工芝1が装置本体20内に搬入され、装置本体20内を通過して装置本体20の後方に搬出されるようになっている。
カッター30は回転しながら人工芝1を切断する丸刃状の切断刃からなり、装置本体20の幅方向一端側の前方に配置されている。カッター30は案内部22の幅方向一端から延出する支持アーム31の先端に取り付けられ、図示しないモータによって回転するようになっている。
充填物分離機構40は装置本体20内に設けられ、装置本体20内を通過する人工芝1から充填物2を分離するようになっている。充填物分離機構40は、例えば回転軸と共に回転しながら人工芝を叩打する叩打部材を用いて構成することができる(例えば、本出願人の特許第5826790号参照)。また、充填物分離機構40によって人工芝1から分離された充填物2は、装置本体20の側面に設けた排出口41から外部に排出されるようになっている。
巻取機構50は装置本体20の後部に配置され、人工芝1を巻き取る巻芯51と、巻芯51の両端を着脱自在に支持する一対の支持部材52と、巻芯51を回転させるモータ53とを備えている。巻芯51は人工芝1の巻き取り幅よりも軸方向に長い円柱状の部材からなり、その軸方向両端には巻芯51よりも径の小さい支軸51aがそれぞれ設けられている。支持部材52は上端に巻芯51の支軸51aが上下方向に着脱可能に係合するように形成され、支軸51aを回動自在に支持するようになっている。巻取機構50には、巻芯51の一端側に支軸51aと同軸状に配置された第1のプーリ54と、モータ53の回転軸に取り付けられた第2のプーリ55とを備え、各プーリ54,55は無端状のベルト56を介して連動するようになっている。第1のプーリ54の軸方向一端側には巻芯51の支軸51aに着脱自在に連結される連結部材57が設けられ、連結部材57を介して第1のプーリ54の回転力を巻芯51の支軸51aに伝達するようになっている。また、第1のプーリ54の軸方向他端側は支持部材58によって回動自在に支持されている。更に、第1のプーリ54は、巻芯51の支軸51a側との間のトルクが所定のトルク以上になるとスリップしてトルクの伝達を制御するクラッチ59を有し、クラッチ59には周知のパウダークラッチ等が用いられる。この場合、クラッチ59のスリップトルクは、巻き取り時に人工芝1に加わる巻取方向の張力が所定の張力以下になるように調整されている。
次に、本実施形態の人工芝の利用方法について説明する。本実施形態では、図1に示すように設置場所Aに新設の人工芝1を敷設した後、予め設定した所定の時期に達すると、既設の人工芝1を回収して他の場所Bに敷設するようにしている。即ち、図7のフローチャートに示すように、例えば人工芝1の設置場所Aの管理・運営会社がリース会社と人工芝のリース契約をする(S1)。この場合、例えば人工芝の耐用年数を15年とすると、リース期間は10年とする。次に、人工芝の施工業者が設置場所Aに人工芝1を新設する(S2)。人工芝1の新設は、人工芝1を敷設するとともに人工芝1に充填物2を充填する。次に、前記リース期間の満了時期が到来したならば(S3)、既設の人工芝1を人工芝として再利用可能に回収し(S4)、他の設置場所Bに敷設する(S5)。他の場所Bに設置された人工芝1は、残りの耐用年数(5年)に達するまで使用された後、従来のように場所Bから撤去されて産業廃棄物として処分され、または再資源化してリサイクルされる。また、既設の人工芝1が回収された後の場所Aには、例えば新たなリース契約により人工芝が再び新設される。
前記ステップS4における人工芝の回収工程は、前記人工芝回収装置10を用いて行われる。即ち、図3及び図4に示すように、人工芝回収装置10の装置本体20を自走させるとともに、充填物2が充填されたままの人工芝1をカッター30で所定の幅W(例えば1500mm)に切断しながら設置面から剥離し、案内部22を介して装置本体20内に搬入する。続いて、装置本体20内を通過する人工芝1から充填物分離機構40によって充填物2を分離し、排出口41から装置本体20の外部に排出する。その際、装置本体20から排出された充填物2は装置本体20と併走する充填物回収車両(図示せず)によって回収される。次に、充填物2が分離された人工芝1は装置本体20の後部で巻取機構50によって巻芯51に巻き取られることによりロール状に巻かれる。その際、人工芝1は巻取機構50のモータ53によって巻取方向の張力が生ずるように巻き取られるとともに、人工芝1に加わる張力が所定の張力(例えば13kg)になると、クラッチ59がスリップしてそれ以上の張力が加わらないように巻き取られる。巻芯51に巻き取られる人工芝1が所定の巻き取り長さ(例えば20m〜30m)に達すると、人工芝1を幅方向に切断し、図6に示すように巻芯51ごと巻取機構50から取り外し、他の空の巻芯51を巻取機構50に装着して前記人工芝回収作業を繰り返す。
また、巻芯51に巻き取られて回収された人工芝1は、他の設置場所Bで巻芯51から巻き出されることにより巻き戻されて敷設される。
このように、本実施形態の人工芝の利用方法によれば、既設の人工芝1を設置場所Aから回収して人工芝1として再利用するようにしたので、例えば耐用年数まで十分な期間が残されている中古の人工芝1を他の設置場所Bで再利用することができ、人工芝1の流通性及び利用価値を高めることができる。この場合、新設の人工芝1を設置場所Aに敷設した後、予め設定した所定の時期(本実施形態ではリース満了時期)に達すると、設置場所Aの人工芝1を回収して他の設置場所Bに人工芝として敷設するようにしたので、設置場所Aにリースにより人工芝1を新設することができる。
即ち、従来のように人工芝としての再利用が想定されていない人工芝は、土地に定着した不動産としての扱いになるため、人工芝をリース物件とすることができなかったが、本発明では人工芝として再利用ができるので、リース物件として扱うことが可能となる。これにより、人工芝の新設費用をリースで経費化することができるので、例えば古くなった人工芝の張り替え費用の捻出が困難であった施設や、人工芝のコンディションを常に最良の状態に維持しておきたい競技場など、人工芝の早期の張り替えが望まれる場所には極めて有利である。また、既設の人工芝1の売却代金を新設費用の一部に充当すれば、新設費用の軽減を図ることができる。この場合、前記所定の時期は、再利用可能な残存期間を考慮すると、人工芝1の新設時から5年以上10年以下に設定されることが好ましい。
一方、設置場所Aから再利用可能に回収された人工芝1を中古物件として他の場所Bで買い取ることにより、例えば砂埃対策として土のグランドを人工芝化したい場合など、多少劣化した人工芝でも許容可能な設置場所であれば、低コストで人工芝の導入が可能となり、設置場所Aから回収された人工芝1の利用価値を高めることができる。
また、前記人工芝1を回収する際、既設の人工芝1を敷設現場Aで所定の幅Wに切断し、切断された人工芝1から充填物2を除去するとともに、充填物2が除去された人工芝1をロール状に巻き、ロール状に巻かれた人工芝を他の設置場所で巻き戻しながら敷設するようにしたので、充填物2が入っていない状態で人工芝1を回収及び再敷設することができる。これにより、充填物2の重量によって回収作業中に人工芝1の変形や亀裂等の損傷が生ずることがないので、人工芝1の損傷を防止することができ、人工芝1の品質を保つことができる。また、充填物2の重さで運搬に支障を来すこともないので、運搬作業を容易に行うことができる。
この場合、充填物2が除去された人工芝1を巻芯51に巻き取ることによりロール状に巻き、巻芯51に巻き取られた人工芝1を巻芯51から巻き出すことにより他の設置場所Bで巻き戻すようにしたので、人工芝1を巻芯51によって保持しながら巻き取り及び巻き出しを行うことができる。これにより、人工芝1を巻軸方向に位置ずれを生ずることなく巻き取ることができ、人工芝1の巻き取り及び巻き出しを常に正確に行うことができる。
更に、巻取機構50のクラッチ59により、人工芝1に生ずる巻取方向の張力が所定の張力以下になるように人工芝1を巻芯51に巻き取るようにしたので、巻き取られた人工芝1同士の圧着によるパイル1bの潰れを抑制することができ、回収した人工芝1の品質低下の防止に極めて有利である。
また、既設の人工芝1の回収を、人工芝1の切断、充填物2の除去及び人工芝1の巻き取りを行う自走可能な人工芝回収装置10を用いて行うようにしたので、人工芝1の回収作業を効率よく行うことができ、回収作業に要する時間やコストの低減を図ることができる。
尚、前記実施形態では、充填物2が除去された人工芝1を巻芯51に巻き取ることによりロール状に巻いて回収するようにしたものを示したが、巻芯51を用いずに人工芝1をロール状に巻いて回収するようにしてもよいし、人工芝1を折りたたんで回収するようにしてもよい。
また、前記実施形態では、新設の人工芝1を敷設した後、予め設定した所定の時期に達すると人工芝1を回収するようにしたものを示したが、このような所定の時期が設定されていない既設の人工芝であっても、人工芝として再利用可能な耐用年数の残存期間があれば、前記回収方法を用いて人工芝として再利用することができる。
1…人工芝、1b…パイル、10…人工芝回収装置、20…装置本体、30…カッター、40…充填物分離機構、50…巻取機構、A,B…設置場所。

Claims (6)

  1. パイル間に充填物が充填される新設の人工芝を設置場所に敷設した後、人工芝として再利用可能な残存期間を有するように人工芝に対して予め設定されたリース期間の満了時期に達すると、既設の人工芝を回収して他の設置場所に人工芝として再利用可能に敷設する人工芝の利用方法であって、
    前記既設の人工芝を前記設置場所で所定の幅に切断し、
    切断された人工芝から充填物を除去した後、
    充填物が除去された人工芝を他の設置場所に敷設する
    ことを特徴とする人工芝の利用方法。
  2. 前記所定の時期を人工芝の新設時から5年以上10年以下に設定する
    ことを特徴とする請求項2記載の人工芝の利用方法。
  3. 前記充填物が除去された人工芝をロール状に巻き、
    ロール状に巻かれた人工芝を他の設置場所で巻き戻しながら敷設する
    ことを特徴とする請求項1または2記載の人工芝の利用方法。
  4. 前記充填物が除去された人工芝を巻芯に巻き取ることによりロール状に巻き、
    巻芯に巻き取られた人工芝を巻芯から巻き出すことにより他の設置場所で巻き戻す
    ことを特徴とする請求項3記載の人工芝の利用方法。
  5. 前記人工芝に生ずる巻取方向の張力が所定の張力以下になるように人工芝を巻芯に巻き取る
    ことを特徴とする請求項4記載の人工芝の利用方法。
  6. 前記既設の人工芝の切断及び充填物の除去を行う自走可能な人工芝回収装置を用いて既設の人工芝の回収を行う
    ことを特徴とする請求項1、2、3、4または5記載の人工芝の利用方法。
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