JP7395078B1 - スケジュール管理装置及びスケジュール管理システム - Google Patents

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Abstract

スケジュール管理装置(300)において、実績データ取得部(310)は、各々の処理装置から、処理の進捗を表す実績データ(DC)を取得する。進捗管理部(340)は、実績データ取得部(310)によって処理装置から取得された実績データ(DC)と、その処理装置に対して設定されているスケジュールデータ(DA1)とを用いて、少なくともいずれかの処理装置に対して設定されているスケジュールデータ(DA1)を作成し直すべきか否かを判定する。スケジュール再作成部(350)は、スケジュールデータ(DA1)を作成し直すべきと判断された場合に、スケジュールデータ(DA1)を、対象物の処理の完了の時刻が、そのスケジュールデータ(DA1)が定める時刻よりも早められた改変スケジュールデータ(DA2)へと作成し直す。

Description

本開示は、スケジュール管理装置及びスケジュール管理システムに関する。
特許文献1に開示されているように、対象物に処理としての洗浄を施す洗浄装置と、その洗浄装置で行われる洗浄のスケジュールを表すスケジュールデータを作成する作成装置とを備えるスケジュール管理システムが知られている。洗浄装置は、スケジュールデータが表す洗浄のスケジュールを目標として対象物の洗浄を進行させる。
特開2010-238919号公報
本開示の目的は、一旦作成されたスケジュールデータを、処理の進捗に応じて作成し直すことができるスケジュール管理装置及びスケジュール管理システムを提供することである。
本開示に係るスケジュール管理装置において、実績データ取得部は、各々対象物に処理を施す複数の処理装置によって構成されている処理装置群であって、各々の処理装置は、その処理装置に対して設定されているスケジュールデータが表すスケジュールを目標として処理を進行させる処理装置群、を構成している各々の処理装置から、その処理装置における処理の進捗を表す実績データを取得する。
進捗管理部は、実績データ取得部によって処理装置から取得された実績データと、その処理装置に対して設定されているスケジュールデータとを用いて、処理装置群における少なくともいずれかの処理装置に対して設定されているスケジュールデータを作成し直すべきか否かを判定する。
スケジュール再作成部は、進捗管理部によって、処理装置群における少なくともいずれかの処理装置に対して設定されているスケジュールデータを作成し直すべきと判断された場合に、その処理装置に対して設定されているスケジュールデータを、対象物の処理の完了の時刻が、そのスケジュールデータが定める時刻よりも早められた改変スケジュールデータへと作成し直す。
スケジュール再作成部によってスケジュールデータが改変スケジュールデータへと作成し直された処理装置は、その改変スケジュールデータが表すスケジュールを目標として処理を進行させる。
進捗管理部は、ずれ時間特定部と、判定部とを有する。
ずれ時間特定部は、実績データ取得部によって処理装置から取得された実績データと、その処理装置に対して設定されているスケジュールデータとを用いて、各々の処理装置における、目標としてのスケジュールに対する処理の進捗のずれ時間を特定する。ずれ時間とは、スケジュールに対して処理が遅れている場合は、その処理の遅れの度合いを表す遅れ時間を指し、スケジュールに対して処理が進んでいる場合には、その処理の進みの度合いを表す進み時間を指す。
判定部は、遅れ時間を正とし、進み時間を負とする条件で、各々の処理装置におけるずれ時間を処理装置群について合計した場合の合計値が予め定められた許容遅れ時間を超えるか否かの判定を行い、合計値が許容遅れ時間を超えるときに、処理装置群における少なくともいずれかの処理装置に対するスケジュールデータを作成し直すべきと判断する。
上記構成によれば、一旦作成されたスケジュールデータを、処理の進捗に応じて作成し直すことができる。
実施の形態1に係るスケジュール管理システムの構成を示す概念図 実施の形態1に係る洗浄装置の構成を示す概念図 実施の形態1に係るスケジュール管理装置の機能を示す概念図 実施の形態1に係るスケジュール管理装置の構成を示す概念図 実施の形態1に係るスケジュール管理処理のフローチャート 実施の形態1に係るスケジュール再作成部の機能を示す概念図 実施の形態1に係るスケジュール再作成処理のフローチャート 実施の形態1に係るスケジュールデータ及び改変スケジュールデータの内容を例示する概念図 実施の形態2に係る複数の洗浄装置群の配置を示す概念図 実施の形態2に係るスケジュール管理処理のフローチャート
以下、図面を参照し、対象物に施す処理が洗浄である場合を具体例に挙げて、実施の形態に係るスケジュール管理装置及びスケジュール管理システムについて説明する。図中、同一又は対応する部分に同一の符号を付す。
[実施の形態1]
図1に示すように、本実施の形態に係るスケジュール管理システム600は、複数の洗浄装置100によって構成される洗浄装置群200を備える。各々の洗浄装置100は、装置レシピERに従って、対象物の洗浄を行う。各々の洗浄装置100は、本開示に係る処理装置の一例である。また、洗浄装置群200は、本開示に係る処理装置群の一例である。また、本実施の形態では、対象物はウェハ(wafer)である。ウェハは半導体装置の製造に供される。
また、スケジュール管理システム600は、各々の洗浄装置100に対して未洗浄のウェハを供給する搬送装置400と、各々の洗浄装置100におけるウェハの洗浄の進捗を管理するスケジュール管理装置300と、ウェハの洗浄を含む半導体装置の生産工程の全体を管理する生産管理装置500とを備える。
生産管理装置500は、スケジュールデータDA1を作成する。スケジュールデータDA1は、洗浄装置100におけるウェハの洗浄のスケジュール(以下、単にスケジュールという。)を表す。各々の洗浄装置100で行われる洗浄は、複数の部分処理を含む。洗浄装置100におけるスケジュールとは、その洗浄装置100における各々の部分処理を完了させるべき目標としての時刻を特定可能な時刻表としての意義を有する。
生産管理装置500は、洗浄装置群200の洗浄装置100の負荷が平準化となるように最適な洗浄装置100を選択してスケジュールデータDA1を作成する。生産管理装置500は、作成したスケジュールデータDA1をスケジュール管理装置300及び搬送装置400に提供する。
スケジュール管理装置300は、各々の洗浄装置100に対して、スケジュールデータDA1が表すスケジュールに従って洗浄を進捗させる制御を行う。
また、スケジュール管理装置300は、各々の洗浄装置100におけるウェハの洗浄を監視する。そして、スケジュール管理装置300は、洗浄装置100又は洗浄装置群200を装置レシピERで制御させるためジョブレシピJR1をスケジュールデータDA1から作成する。スケジュール管理装置300は、洗浄の進捗の遅れが許容範囲を超えている場合には、洗浄装置群200の全体としての遅れを減らすために、洗浄装置群200における少なくともいずれかの洗浄装置100に対して設定されているスケジュールデータDA1を作成すべきと判断し、そのスケジュールデータDA1の再作成を行う。さらに、スケジュール管理装置300は、再作成されたそのスケジュールデータDA1からジョブレシピJR1の再作成も行う。
搬送装置400は、スケジュールデータDA1に基づいて、洗浄装置100の待機期間及び搬送装置400の待機期間をゼロに近づける条件で、各々の洗浄装置100へ未洗浄のウェハを搬送する。なお、搬送装置400は、自律的な搬送が可能な無人搬送車(AGV:Automated Guided Vehicle)である。無人搬送車は、天井走行式無人搬送車(OHT:Overhead hoist Transport)であってもよい。
ここで、“洗浄装置100の待機期間”とは、洗浄装置100への未洗浄のウェハの供給が途切れた結果、洗浄装置100が搬送装置400の到着を待たなければならない期間を意味する。また、“搬送装置400の待機期間”とは、洗浄装置100への未洗浄のウェハの供給が過剰となった結果、搬送装置400が、洗浄装置100による未洗浄のウェハの受け取りを待たなければならない期間を意味する。
以下、洗浄装置群200における各々の洗浄装置100の構成を説明する。
図2に示すように、各々の洗浄装置100は、ウェハの洗浄を行うための複数の処理槽を含む処理槽群110と、処理槽群110を構成する各々の処理槽へのウェハの搬送を行う搬送・監視機器群120と、搬送・監視機器群120及び処理槽群110を制御する制御装置130とを有する。
各々の洗浄装置100で行われる洗浄は、複数、具体的には本実施の形態では、最大で5つの部分処理を含み得る。処理槽群110は、それら複数の部分処理を担う複数の処理槽として、A槽111、B槽112、C槽113、D槽114、及びE槽115を含む。
A槽111は、第1薬液を貯留する貯留槽である。B槽112は、第1リンス(rinse)液を貯留する貯留槽である。C槽113は、第2薬液を貯留する貯留槽である。D槽114は、第2リンス液を貯留する貯留槽である。E槽115は、ウェハの乾燥を行うための空間を画定する乾燥槽である。
洗浄装置100は、複数のウェハで構成される、対象物群としてのウェハ群毎に、上述した複数の部分処理を行う。即ち、A槽111が担う部分処理は、ウェハ群を第1薬液に浸漬させる処理である。B槽112が担う部分処理は、ウェハ群を第1リンス液に浸漬させる処理である。C槽113が担う部分処理は、ウェハ群を第2薬液に浸漬させる処理である。D槽114が担う部分処理は、ウェハ群を第2リンス液に浸漬させる処理である。E槽115が担う部分処理は、ウェハ群を乾燥させる処理である。
搬送・監視機器群120は、処理槽群110と協働して、上述した複数の部分処理を担う。搬送・監視機器群120は、複数の搬送・監視機器121-125を含む。
A槽111に対して設けられた搬送・監視機器121は、A槽111へのウェハ群の搬入及びA槽111からのウェハ群の搬出を行う。また、搬送・監視機器121は、A槽111が担う部分処理の完了毎に、その完了を表す状態データDBをリアルタイムに出力する状態データ出力部としての役割を果たす。
B槽112に対して設けられた搬送・監視機器122は、B槽112へのウェハ群の搬入及びB槽112からのウェハ群の搬出を行う。また、搬送・監視機器122は、B槽112が担う部分処理の完了毎に、その完了を表す状態データDBをリアルタイムに出力する状態データ出力部としての役割を果たす。
C槽113に対して設けられた搬送・監視機器123は、C槽113へのウェハ群の搬入及びC槽113からのウェハ群の搬出を行う。また、搬送・監視機器123は、C槽113が担う部分処理の完了毎に、その完了を表す状態データDBをリアルタイムに出力する状態データ出力部としての役割を果たす。
D槽114に対して設けられた搬送・監視機器124は、D槽114へのウェハ群の搬入及びD槽114からのウェハ群の搬出を行う。また、搬送・監視機器124は、D槽114が担う部分処理の完了毎に、その完了を表す状態データDBをリアルタイムに出力する状態データ出力部としての役割を果たす。
E槽115に対して設けられた搬送・監視機器125は、E槽115へのウェハ群の搬入及びE槽115からのウェハ群の搬出を行う。また、搬送・監視機器125は、E槽115が担う部分処理の完了毎に、その完了を表す状態データDBをリアルタイムに出力する状態データ出力部としての役割を果たす。
制御装置130は、搬送・監視機器群120及び処理槽群110を制御する下位制御部131を有する。下位制御部131は、図1に示したスケジュール管理装置300からの制御を受け、洗浄装置100に対して設定されているスケジュールデータDA1が表すスケジュールを目標として、搬送・監視機器群120及び処理槽群110に、ウェハ群の洗浄を進行させる。
ウェハ群の洗浄は、A槽111が担う部分処理→B槽112が担う部分処理→C槽113が担う部分処理→D槽114が担う部分処理→E槽115が担う部分処理の順番に進行する。なお、ウェハ群の種類又はロットによっては、これらの部分処理のいずれかが省略される場合もあり得る。スケジュールには、各々の部分処理を完了させるべき目標としての時刻が規定されている。
具体的には、下位制御部131は、搬送・監視機器121-125から状態データDBをリアルタイムに取得し、取得した状態データDBによって、洗浄装置100における洗浄の進捗を把握する。
そして、下位制御部131は、そのようにして把握する進捗が、スケジュールが表す目標としての進捗に追随する条件で、搬送・監視機器群120及び処理槽群110を制御する。つまり、下位制御部131は、状態データDBを用いて、洗浄装置100における洗浄を、その洗浄装置100に対して設定されているスケジュールに沿って進行させる制御を行う。
以下、洗浄装置100における目標としてのスケジュールを表すスケジュールデータDA1について説明する。
図8の上段に、スケジュールデータDA1の内容を例示する。スケジュールデータDA1は、洗浄の対象とするウェハ群の種類及びロットを規定している。
具体的には、このスケジュールデータDA1で、“a1”とは、“a”という種類のウェハの1番目のロット(lot)のウェハ群を意味する。“a2”とは、同じく“a”という種類のウェハの2番目のロットのウェハ群を意味する。“a3”とは、同じく“a”という種類のウェハの3番目のロットのウェハ群を意味する。
また、“b1”とは、“b”という種類のウェハの1番目のロットのウェハ群を意味する。“b2”とは、同じく“b”という種類のウェハの2番目のロットのウェハ群を意味する。“c1”とは、“c”という種類のウェハの1番目のロットのウェハ群を意味する。“c2”とは、同じく“c”という種類のウェハの2番目のロットのウェハ群を意味する。
また、図8の上段で、1つのマス(ce11)の横幅は時間長を表す。また、理解を容易にするために、最上段の1行を構成する各マスには、時間の流れに沿って番号を付している。スケジュールデータDA1は、種類及びロットが特定されたウェハ群毎に、そのウェハ群に施す既述の部分処理の順番を規定している。
具体的には、このスケジュールデータDA1は、ウェハ群a1-a3の各々に対しては、A槽111が担う部分処理→B槽112が担う部分処理→C槽113が担う部分処理→D槽114が担う部分処理→E槽115が担う部分処理の順番に洗浄を進行させるべき旨を規定している。
以下では、1マスの横幅が表す時間長を10分であると仮定する。一例として、ウェハ群a1に対する規定の内容を説明する。このスケジュールデータDA1は、ウェハ群a1の搬入に10分を要した後、ウェハ群a1の、A槽111での部分処理、B槽112での部分処理、C槽113での部分処理、D槽114での部分処理、及びE槽115での部分処理を、それぞれ10分間ずつ行うことを規定している。また、E槽115での部分処理の後、ウェハ群a1の搬出に10分を要する。
また、ウェハ群a1のA槽111での部分処理の後、次のウェハ群a2のA槽111での洗浄に備えて、A槽111そのものの洗浄を30分間にわたって行うことが規定されている。A槽111の洗浄は、B槽112での部分処理、C槽113での部分処理、及びD槽114での部分処理と並行して行われる。以下では、処理槽そのものの洗浄を“槽内洗浄”と呼ぶことにする。
他の例としてウェハ群b1に対する規定の内容を説明する。このスケジュールデータDA1は、ウェハ群b1の搬入に10分を要した後、ウェハ群b1の、A槽111での部分処理、B槽112での部分処理、及びE槽115での部分処理を、それぞれ10分間ずつ行うことを規定している。また、E槽115での部分処理の後、ウェハ群b1の搬出に10分を要する。
また、A槽111での部分処理に続けてA槽111の槽内洗浄が30分間行われ、B槽112での部分処理に続けてB槽112の槽内洗浄が30分間行われ、E槽115での部分処理に続けてE槽115の槽内洗浄が30分間行われる。
但し、ウェハ群b1には、C槽113での部分処理及びD槽114での部分処理は施されない。このため、ウェハ群b1の洗浄においては、C槽113及びD槽114の槽内洗浄が不要である。ウェハ群b2についても同様である。
さらに他の例としてウェハ群c1に対する規定の内容を説明する。このスケジュールデータDA1は、ウェハ群c1の搬入に10分を要した後、ウェハ群c1の、C槽113での部分処理、D槽114での部分処理、及びE槽115での部分処理を、それぞれ10分間ずつ行うことを規定している。また、E槽115での部分処理の後、ウェハ群c1の搬出に10分を要する。
また、C槽113での部分処理に続けてC槽113の槽内洗浄が30分間行われ、D槽114での部分処理に続けてD槽114の槽内洗浄が30分間行われ、E槽115での部分処理に続けてE槽115の槽内洗浄が30分間行われる。
但し、ウェハ群c1には、A槽111での部分処理及びB槽112での部分処理は施されない。このため、ウェハ群c1の洗浄においては、A槽111及びB槽112の槽内洗浄が不要である。ウェハ群c2についても同様である。
以上のように、スケジュールデータDA1は、種類及びロットが特定されたウェハ群毎に、そのウェハ群にどの部分処理を施すかということと、そのウェハ群に施す部分処理の順番と、それら部分処理の各々の完了のタイミングとを規定している。
なお、図8の上段では、理解を容易にするために、番号“1”のマスが表す時間幅の開始時点を基準とする相対時刻として、各々の部分処理の完了のタイミングが特定される態様を例示した。実際のスケジュールデータDA1によれば、上記開始時点の時刻も特定可能であり、各々の部分処理の完了の絶対時刻も特定可能である。
以上説明したスケジュールデータDA1は、図1に示すスケジュール管理装置300によって、必要に応じて作成し直される。図1に示すスケジュール管理装置300は、スケジュールデータDA1を作成し直すか否を、図2に示す洗浄装置100における洗浄の実際の進捗度合いよって判断する。そして、スケジュール管理装置300は、スケジュールデータDA1を作成すると判断した場合は、同様にジョブレシピJR1も作成し直す。
そこで、図2に示す洗浄装置100は、図1に示すスケジュール管理装置300に対して洗浄の進捗を報告するための構成及び作用も有する。
図2に戻り、以下、洗浄装置100の、洗浄の進捗を報告するための構成及び作用について説明する。
制御装置130は、下位制御部131と同様、状態データ出力部としての搬送・監視機器121-125の各々から状態データDBをリアルタイムに取得する時刻データ付記部132を有する。
時刻データ付記部132は、状態データDBを取得すると、その取得した時刻を表すタイムスタンプを時刻データとして付記し、時刻データが付記された状態データDBを、実績データDCとして、図1に示すスケジュール管理装置300に出力する。
既述のとおり、搬送・監視機器121-125の各々は、自己が担当する部分処理の完了の度に、その完了を表す状態データDBをリアルタイムに出力する。そして、時刻データ付記部132は、状態データDBをリアルタイムに取得する。このため、状態データDBに付記される時刻データとしてのタイムスタンプによれば、その状態データDBが表す部分処理の完了の時刻を特定できる。
具体的には、搬送・監視機器121が出力した状態データDBに付記される時刻データによれば、A槽111が担う部分処理が完了した時刻を特定できる。搬送・監視機器122が出力した状態データDBに付記される時刻データによれば、B槽112が担う部分処理が完了した時刻を特定できる。搬送・監視機器123が出力した状態データDBに付記される時刻データによれば、C槽113が担う部分処理が完了した時刻を特定できる。搬送・監視機器124が出力した状態データDBに付記される時刻データによれば、D槽114が担う部分処理が完了した時刻を特定できる。搬送・監視機器125が出力した状態データDBに付記される時刻データによれば、E槽115が担う部分処理が完了した時刻を特定できる。
以上のとおり、状態データDBに付記される時刻データによれば、その状態データDBが表す部分処理の完了の時刻を特定できるため、時刻データが付記された状態データDBである実績データDCは、洗浄装置100の、洗浄の進捗を表す。
次に、スケジュール管理装置300について説明する。スケジュール管理装置300は、各々の洗浄装置100からの実績データDCの取得を通じて、その洗浄装置100から洗浄の進捗の報告を受ける。
図3に示すように、スケジュール管理装置300は、実績データDCを取得する実績データ取得部310を有する。実績データDCは、洗浄装置群200における各々の洗浄装置100から取得される。洗浄装置100から取得された実績データDCは、その洗浄装置100における実際の洗浄の進捗を表す。
また、スケジュール管理装置300は、生産管理装置500からスケジュールデータDA1を取得するスケジュール取得部320を有する。スケジュールデータDA1は、各々の洗浄装置100における洗浄の進捗の目標を表す。
また、スケジュール管理装置300は、スケジュール取得部320によって取得されたスケジュールデータDA1を用いて洗浄装置100を制御する上位制御部330を有する。
上位制御部330は、スケジュール取得部320から提供されたスケジュールデータDA1から洗浄装置100の装置レシピERで制御するためのジョブレシピJR1を作成する。このジョブレシピJR1は、スケジュールデータDA1で指定された洗浄装置100と、その洗浄装置100に格納されている装置レシピERとを紐づけたデータである。
また、上位制御部330は、各々の洗浄装置100に、作成されたジョブレシピJR1に従った洗浄を行わせる。各々の洗浄装置100の下位制御部131は、上位制御部330からの制御を受け、その洗浄装置100に対して設定されているジョブレシピJR1の装置レシピERに従って、ウェハの洗浄を進行させる。
また、スケジュール管理装置300は、スケジュールデータDA1を作成し直すべきか否かを判断する進捗管理部340を有する。進捗管理部340は、実績データ取得部310によって洗浄装置100から取得された実績データDCと、スケジュール取得部320によって取得されたスケジュールデータDA1とを用いて、洗浄装置群200における少なくともいずれかの洗浄装置100に対して設定されているスケジュールデータDA1を作成し直すべきか否かを判断する。
この判断は、実績データDCに含まれる時刻データが表す、部分処理の完了の時刻と、スケジュールデータDA1が表す、その部分処理を完了させるべき目標としての時刻との比較に基づいて行われる。
具体的には、進捗管理部340は、各々の洗浄装置100における実際の進捗の、目標からのずれ時間を特定するずれ時間特定部341を有する。
ずれ時間特定部341は、実績データ取得部310によって洗浄装置100から取得された実績データDCと、その洗浄装置100に対して設定されているスケジュールデータDA1とを用いて、各々の洗浄装置100における、目標としてのスケジュールに対する洗浄の進捗のずれ時間を特定する。
洗浄装置100におけるずれ時間とは、その洗浄装置100で行われるすべての部分処理を含む全工程を通してみた場合に、スケジュールに対して洗浄が遅れている場合は、その洗浄の遅れの度合いを表す遅れ時間を指し、スケジュールに対して洗浄が進んでいる場合には、その洗浄の進みの度合いを表す進み時間を指す。
また、進捗管理部340は、ずれ時間特定部341によって特定されたずれ時間に基づいて、スケジュールデータDA1を作成し直すべきか否かを判定する判定部342を有する。具体的には、判定部342は、以下に述べる第1判定処理及び第2判定処理を行う。
第1判定処理とは、各々の洗浄装置100におけるずれ時間が、予め定められた第1許容遅れ時間を超えるか否かを判定する処理である。
ここで第1許容遅れ時間とは、洗浄装置群200に対して設定された遅れ時間の許容値(閾値)を言う。洗浄装置群200(いわゆる洗浄ライン)は、各々の洗浄装置100の遅れ時間を積算、相殺して、洗浄装置群200としての洗浄遅れ時間を許容値として設定しており、この遅れ時間を第1許容遅れ時間と言う。この為、第1許容遅れ時間の計測ポイントは、洗浄装置群200(洗浄ライン)のアウトプットでの計測ポイントとなる。
第2判定処理とは、遅れ時間を正とし、進み時間を負とする条件で、各々の洗浄装置100におけるずれ時間を洗浄装置群200について合計した場合の合計値が、予め定められた第2許容遅れ時間を超えるか否かを判定する処理である。
ここで第2許容遅れ時間とは、各々の洗浄装置100におけるずれ時間を洗浄装置群200について合計した場合の合計値に対して設定された遅れ時間の許容値(閾値)を言う。遅れ時間と進み時間を積算する洗浄装置群200の範囲は、所望の条件によって設定し得るようになっており、所望の範囲として全ての洗浄装置群200を設定すると、第2許容遅れ時間と第1許容遅れ時間と同じ値となり、所望の範囲として特定の洗浄装置100を設定すると、特定の洗浄装置100の遅れ時間が第2許容遅れ時間となる。第2許容遅れ時間を設定することにより、第1許容遅れ時間のみを設定する場合に比べて早期に遅延を発見することができる。これは、第1許容遅れ時間は、アウトプットでの計測になる為、アウトプットが得られるまで遅れを検出することができないが、第2許容遅れ時間は、遅れ時間の積算の為、アウトプット途中での遅れ検出が可能になる為である。特に、第2許容遅れ時間を細かく設定することにより、アウトプット時において致命的になる遅延を早期に発見することができる。
判定部342は、第1判定処理で、いずれかの洗浄装置100におけるずれ時間が第1許容遅れ時間を超えると判定した場合、又は第2判定処理で、上記合計値が第2許容遅れ時間を超えると判定した場合に、洗浄装置群200における少なくともいずれかの洗浄装置100に対するスケジュールデータDA1を作成し直すべきと判断する。
また、スケジュール管理装置300は、スケジュールデータDA1を作成し直すスケジュール再作成処理を行うスケジュール再作成部350を有する。
スケジュール再作成処理とは、進捗管理部340の判定部342によって、洗浄装置群200における少なくともいずれかの洗浄装置100に対して設定されているスケジュールデータDA1を作成し直すべきと判断された場合に、その洗浄装置100に対して設定されているスケジュールデータDA1を、別の新たなスケジュールデータ(以下、改変スケジュールデータと記す。)DA2へと作成し直す処理である。
改変スケジュールデータDA2が定める、ウェハの洗浄の完了の時刻は、作成し直す前のスケジュールデータDA1が定めていた、ウェハの洗浄の完了の時刻よりも、早められている。
また、スケジュール再作成部350は、新たに作成した改変スケジュールデータDA2をユーザの確認に供すべくユーザに提示させる提示処理と、改変スケジュールデータDA2を確認したユーザから、その改変スケジュールデータDA2の反映を了承する旨の操作を受け付ける受け付け処理とを行う。
また、スケジュール管理装置300は、スケジュールデータDA1の、改変スケジュールデータDA2への変更が受け入れられるか否かを、その変更の、後工程への影響を考慮して判定する後工程確認部360を有する。ここで“後工程”とは、半導体装置の生産工程において、洗浄装置群200で行われるウェハの洗浄に続いて行われる工程を意味する。
後工程確認部360は、上記受け付け処理で改変スケジュールデータDA2の反映を了承する旨の操作が受け付けられた場合に、スケジュールデータDA1の改変スケジュールデータDA2への変更が、後工程に与える影響を調べる。そして、後工程確認部360は、スケジュールデータDA1の改変スケジュールデータDA2への変更が、後工程において容認できるか否かを判定する。
このような判定を行う理由の1つは、スケジュールデータDA1の改変スケジュールデータDA2への変更によってウェハの洗浄の完了を前倒ししても、後工程がその前倒しに追いつけない場合には、結局、後工程に含まれるいずれかの工程において待ち時間が生じることとなり、改変スケジュールデータDA2を作成した意義が損なわれるためである。
また、スケジュール管理装置300は、スケジュールデータDA1の改変スケジュールデータDA2への変更を反映させる改変スケジュール反映部370を有する。
改変スケジュール反映部370は、後工程確認部360によって、スケジュールデータDA1の改変スケジュールデータDA2への変更が受け入れられると判定された場合に、その変更を反映させる指示と、改変スケジュールデータDA2とを、生産管理装置500に与える。
生産管理装置500は、改変スケジュール反映部370の上記指示に従い、自己が管理しているスケジュールデータDA1を、改変スケジュールデータDA2へ変更する。
これにより、そのスケジュールデータDA1が設定されていた洗浄装置(以下、変更対象の洗浄装置と記す。)100についてのスケジュールを表すものとしては、改変スケジュールデータDA2が、生産管理装置500からスケジュール取得部320に与えられることとなる。
そして、上位制御部330は、その改変スケジュールデータDA2から改変ジョブレシピJR2を作成する。改変ジョブレシピJR2に基づく制御が上位制御部330によって行われる。なお、変更対象の洗浄装置100に対しては改変ジョブレシピJR2の装置レシピERが新たに設定される。
図4は、以上説明したスケジュール管理装置300のハードウエアの構成を示す。スケジュール管理装置300は、各々の洗浄装置100とのデータ通信、及び生産管理装置500とのデータ通信を担う通信装置300aを有する。
また、スケジュール管理装置300は、上述した提示処理で、改変スケジュールデータDA2をユーザの確認に供すべくユーザに提示する出力装置300bを有する。出力装置300bは、改変スケジュールデータDA2を表示により提示する表示装置であってもよいし、改変スケジュールデータDA2を印刷により提示する印刷装置であってもよい。
また、スケジュール管理装置300は、上述した受け付け処理において、改変スケジュールデータDA2の反映を了承する旨の操作がユーザによってなされる入力装置300cを有する。入力装置300cは、マウス、キーボード等によって構成される。また、入力装置300cと出力装置300bとは、タッチスクリーン(Touch screen)によって構成されていてもよい。
また、スケジュール管理装置300は、スケジュール管理装置300が行う動作の手順を規定したスケジュール管理プログラム300eを記憶する記憶装置300dと、スケジュール管理プログラム300eを実行するプロセッサ300fとを有する。
プロセッサ300fがスケジュール管理プログラム300eを実行することにより、図3に示した各部の機能が実現される。以下、図3に示した各部によって実現されるスケジュール管理処理についてまとめる。
図5に示すように、まず、スケジュール取得部320が、各々の洗浄装置100についての最新のスケジュールデータDA1を生産管理装置500から取得し、かつ実績データ取得部310が、各々の洗浄装置100から実績データDCを取得する(ステップS11)。
ここで“最新のスケジュールデータDA1”とは、後述するステップS17で改変スケジュールデータDA2の反映がなされた場合は、その改変スケジュールデータDA2を指し、そうでない場合には、生産管理装置500によって作成されたスケジュールデータDA1を指すものとする。
次に、ずれ時間特定部341が、各々の洗浄装置100について、その洗浄装置100から取得された実績データDCと、その洗浄装置100に対して設定されているスケジュールデータDA1とを用いて、ずれ時間を特定する(ステップS12)。
次に、判定部342が、各々の洗浄装置100におけるずれ時間と第1許容遅れ時間とを比較し、いずれかの洗浄装置100におけるずれ時間が第1許容遅れ時間を超えているか否かを判定する(ステップS13)。この判定は、既述の第1判定処理である。
判定部342は、第1判定処理で、どの洗浄装置100におけるずれ時間も第1許容遅れ時間を超えていないと判定した場合(ステップS13;NO)、さらに既述の第2判定処理を行う(ステップS14)。即ち、判定部342は、洗浄装置群200におけるずれ時間の合計値が第2許容遅れ時間を超えるか否かを判定する。
第2判定処理で、ずれ時間の合計値が第2許容遅れ時間を超えていないと判定された場合(ステップS14;NO)、処理はステップS11に戻る。
一方、第2判定処理で、ずれ時間の合計値が第2許容遅れ時間を超えていると判定された場合(ステップS14;YES)、又は第1判定処理で、いずれかの洗浄装置100におけるずれ時間が第1許容遅れ時間を超えていると判定された場合(ステップS13;YES)、処理はステップS15に進む。なお、ステップS13の判定と、ステップS14の判定との一方は省略してもよい。
ステップS15では、既述のスケジュール再作成処理が行われる。即ち、スケジュール再作成部350が、洗浄装置群200における少なくともいずれかの洗浄装置100に対して設定されているスケジュールデータDA1を、改変スケジュールデータDA2へと作成し直す(ステップS15)。
なお、ステップS15で、どの洗浄装置100に対して設定されているスケジュールデータDA1を作成し直すかは任意である。ステップS13で“YES”と判定された場合は、同ステップS13でずれ時間が第1許容遅れ時間を超えていると判定された洗浄装置100のスケジュールデータDA1を作成し直してもよい。また、ステップS13でYESと判定された場合でも、同ステップS13でずれ時間が第1許容遅れ時間を超えていると判定された洗浄装置100とは別の洗浄装置100のスケジュールデータDA1を作成し直してもよい。改変スケジュールデータDA2へと作成し直すことが可能なスケジュールデータDA1が自ずと選択されることになる。
そして、既述の受け付け処理において、改変スケジュールデータDA2の反映を了承する旨のユーザの操作がなされ、かつ後工程確認部360によって、改変スケジュールデータDA2の反映が容認できると判定された場合に(ステップS16;YES)、改変スケジュール反映部370が、生産管理装置500に、改変スケジュールデータDA2の反映を実行させる(ステップS17)。その後、処理はステップS11に戻る。
一方、既述の受け付け処理において、改変スケジュールデータDA2の反映を了承する旨のユーザの操作がなされなかった場合、又は後工程確認部360によって、改変スケジュールデータDA2の反映が容認できないと判定された場合には(ステップS16;NO)、改変スケジュール反映部370は、改変スケジュールデータDA2を破棄する(ステップS18)。その後、処理はステップS11に戻る。
以下、上述したステップS15で、スケジュール再作成部350が行うスケジュール再作成処理に関して説明する。
図6に示すように、スケジュール再作成部350は、スケジュールデータDA1の、改変スケジュールデータDA2への変更に係る探索を行う変更探索部351を有する。
スケジュールデータDA1は、図8の上段に示したように、部分処理を表すマス及び槽内洗浄を表すマスの、時間軸上の配置を規定している。上述した“変更に係る探索”とは、それらマスの配置の変更の可能性、つまり、部分処理が行われる時間帯及び槽内洗浄が行われる時間帯の変更の可能性、を探索することを意味する。
また、スケジュール再作成部350は、上記探索において参照される複数の固定ルールを保持する固定ルール保持部352を有する。固定ルールとは、スケジュールデータDA1が規定する、マスの配置の順序のうち、変更すべきでない順序を表す。
具体的には、スケジュールデータDA1は、図8の上段に示したように、各々種類及びロットが特定された複数のウェハ群の、異なる種類の間での部分処理の順番、及び同一の種類の異なるロットの間での部分処理の順番を規定している。本実施の形態では、異なる種類の間での部分処理の完了の順番を第1固定ルールとし、同一の種類の異なるロットの間での部分処理の完了の順番を第2固定ルールとする。
つまり、第1固定ルールは、種類a→種類b→種類cという順番は変更すべきでないことを表す。第2固定ルールは、ロットa1→ロットa2→ロットa3という順番は変更すべきでないこと、ロットb1→ロットb2という順番は変更すべきでないこと、及びロットc1→ロットc2という順番は変更すべきでないことを表す。
また、固定ルール保持部352が保持する複数の固定ルールの間には、順守の重要度に応じて優先順位が定められている。本実施の形態では、第2固定ルールの方が、第1固定ルールよりも優先度が高いものとする。
変更探索部351は、第1固定ルール及び第2固定ルールのうち、少なくとも、優先度が相対的に高い第2固定ルールを順守し、かつ複数のウェハ群の各々を構成するウェハの数が維持される条件で、スケジュールデータDA1を改変スケジュールデータDA2へと作成し直す。
図7を参照し、変更探索部351及び固定ルール保持部352によって行われるスケジュール再作成処理について説明する。
まず、変更探索部351は、改変の対象とするスケジュールデータDA1が規定している、複数のウェハ群の各々を構成するウェハの数が維持される条件で、そのスケジュールデータDA1が規定している、部分処理が行われる時間帯及び槽内洗浄が行われる時間帯の、様々な変更の可能性を探索する。
そして、変更探索部351は、その探索の結果、すべての固定ルール、即ち第1固定ルール及び第2固定ルールの各々が表す順序が維持され、かつ複数のウェハ群の各々を構成するウェハの数が維持される条件で、改変スケジュールデータDA2の作成が可能かを判定する(ステップS21)。
具体的には、変更探索部351は、ステップS21で、スケジュールデータDA1が規定する、異なる種類の間でのウェハ群の洗浄の完了の順番、及び同一の種類の異なるロットの間でのウェハ群の洗浄の完了の順番が維持され、かつ複数のウェハ群の各々を構成するウェハの枚数が維持される条件で、改変スケジュールデータDA2の作成が可能か否かを判定する。
ステップS21で、改変スケジュールデータDA2の作成が可能であると判定された場合(ステップS21;YES)、変更探索部351は、第1固定ルール及び第2固定ルールの各々が表す順序が維持され、かつ複数のウェハ群の各々を構成するウェハの数が維持される条件で、スケジュールデータDA1を改変スケジュールデータDA2へと作成し直し(ステップS22)、スケジュール再作成処理を終える。
図8の中段に、ステップS22で作成された改変スケジュールデータDA2aを例示する。この改変スケジュールデータDA2aにおいては、すべてのウェハ群の洗浄の完了の時刻が、図8の上段に示したスケジュールデータDA1が定める時刻よりも早められている。
また、各々のウェハ群の洗浄の完了の時刻に関して、図8の上段に示したスケジュールデータDA1が規定する、種類a→種類b→種類cという順番が、改変スケジュールデータDA2aにおいても維持されている。
さらに、各々のウェハ群の洗浄の完了の時刻に関して、図8の上段に示したスケジュールデータDA1が規定する、ロットa1→ロットa2→ロットa3という順番、ロットb1→ロットb2という順番、及びロットc1→ロットc2という順番が、改変スケジュールデータDA2aにおいても維持されている。
一方、ステップS21で、改変スケジュールデータDA2の作成が不可能であると判定された場合(ステップS21;NO)、変更探索部351は、優先度の相対的に高い固定ルールのみを順守し、かつ複数のウェハ群の各々を構成するウェハの数が維持される条件で、改変スケジュールデータDA2を作成し(ステップS23)、スケジュール再作成処理を終える。
具体的には、変更探索部351は、ステップS23では、第1固定ルールと第2固定ルールとのうち、優先度が相対的に高い第2固定ルールのみを順守して改変スケジュールデータDA2を作成する。つまり、変更探索部351は、スケジュールデータDA1が規定する、異なる種類の間での洗浄の完了の順番の変更が許容される一方、同一の種類の異なるロットの間での洗浄の完了の順番が維持される条件で、改変スケジュールデータDA2を作成する。
図8の下段に、ステップS23で作成された改変スケジュールデータDA2bを例示する。この改変スケジュールデータDA2bにおいては、すべてのウェハ群の洗浄の完了の時刻が、図8の上段に示したスケジュールデータDA1が定める時刻よりも早められている。
この改変スケジュールデータDA2bによれば、種類b→種類c→種類aの順番にウェハ群の洗浄が完了する。つまり、各々のウェハ群の洗浄の完了の時刻に関して、図8の上段に示したスケジュールデータDA1が規定する、種類a→種類b→種類cという順番は、改変スケジュールデータDA2bにおいては維持されていない。これは、上述したステップS23で第1固定ルールを無視したことによる。
但し、各々のウェハ群の洗浄の完了の時刻に関して、図8の上段に示したスケジュールデータDA1が規定する、ロットa1→ロットa2→ロットa3という順番、ロットb1→ロットb2という順番、及びロットc1→ロットc2という順番は、改変スケジュールデータDA2bにおいても維持されている。つまり、第2固定ルールは順守されている。
以上説明したように、本実施の形態によれば、生産管理装置500によって一旦作成されたスケジュールデータDA1を、洗浄装置群200における洗浄の進捗に応じて、スケジュール管理装置300によって作成し直すことができる。
洗浄装置群200における洗浄の進捗が目標に比べて遅延している場合、即ち、図5のステップS13又はステップS14で“YES”と判定された場合に、洗浄装置群200における少なくともいずれかの洗浄装置100に対して設定されているスケジュールデータDA1が改変スケジュールデータDA2へと作成し直される。このため、洗浄装置群200全体として洗浄の進捗の遅れを取り戻すことができるか、又は洗浄装置群200全体として洗浄の進捗の遅れを減らすことができる。
図5のステップS14の判定では、洗浄装置100における洗浄の遅れの度合いを表す遅れ時間のみならず、洗浄装置100における洗浄の進みの度合いを表す進み時間も考慮される。このため、不必要に改変スケジュールデータDA2が作成されてしまう事態が生じにくい。
スケジュール再作成処理では、すべての固定ルールを順守する条件で改変スケジュールデータDA2の作成が不可能な場合に、順守すべき固定ルールが減らされる。このため、改変スケジュールデータDA2の作成に失敗する可能性を低減できる。
図2に示したように、各々の洗浄装置100においては、本来、下位制御部131によってその洗浄装置100の動作の制御に用いられる状態データDBを、その洗浄装置100における洗浄の進捗を報告するための実績データDCとして活用する。このように構成の合理化が図られているため、洗浄の進捗を報告する機能を各々の洗浄装置100に備え付けるにあたり、各々の洗浄装置100の構成の複雑化を抑えることができる。
[実施の形態2]
図1には、1つの洗浄装置群200を示したが、スケジュール管理システム600は、複数の洗浄装置群200を備えてもよい。以下、具体的に説明する。
図9に、各々洗浄ラインを構成する複数の洗浄装置群200、具体的には、洗浄装置群200a-200oが配置された構成を示す。本実施の形態に係るスケジュール管理処理では、複数の洗浄装置群200a-200jについて、ずれ時間の合計値が第3許容遅れ時間を超えるか否かを判定する第3判定処理がさらに行われる。
ここで、第3許容遅れ時間とは、複数の実施の形態1における洗浄装置群200を、更なる洗浄装置群200として設定した場合の許容遅れ時間である。なお、第3許容遅れ時間の設定方法は、第1許容遅れ時間又は第2許容遅れ時間に基づくものである。
図10に、本実施の形態に係るスケジュール管理処理のフローチャートを具体的に示す。本実施の形態では、判定部342は、ステップS13の第1判定処理で、どの洗浄装置100におけるずれ時間も第1許容遅れ時間を超えていないと判定した場合(ステップS13;NO)、いずれかの洗浄装置群200におけるずれ時間の合計値が第2許容遅れ時間を超えるか否かを判定する第2判定処理を行う(ステップS31)。
第2判定処理で、ずれ時間の合計値が第2許容遅れ時間を超えている洗浄装置群200が存在すると判定された場合に(ステップS31;YES)、既述のスケジュール再作成処理(図5のステップS15)が行われる点は、実施の形態1の場合と同様である。なお、図9には、一例として、洗浄装置群200oにおけるずれ時間の合計値が第2許容遅れ時間を超えた場合を概念的に示している。
一方、ステップS31の第2判定処理で、どの洗浄装置群200のずれ時間の合計値も第2許容遅れ時間を超えていないと判定された場合には(ステップS31;NO)、判定部342は、複数の洗浄装置群200a-200jについて、ずれ時間の合計値が第3許容遅れ時間を超えるか否かを判定する第3判定処理を行う(ステップS32)。
判定部342は、第3判定処理で、複数の洗浄装置群200a-200jについて、ずれ時間の合計値が第3許容遅れ時間を超えると判定した場合は(ステップS32;YES)、スケジュール再作成処理(図5のステップS15)を行う。一方、複数の洗浄装置群200a-200jについて、ずれ時間の合計値が第3許容遅れ時間以下である場合(ステップS32;NO)、処理はステップS11に戻る。他の処理は、図5に示したスケジュール管理処理と同じである。
なお、図9には、ステップS32の第3判定処理でYESと判定される場合を概念的に例示している。即ち、判定部342は、一例として洗浄装置群200d、200f、及び200hの各々における遅延時間の合計値がいずれも第2許容遅れ時間以下であっても、複数の洗浄装置群200a-200jの全体についてのずれ時間の合計値が第3許容遅れ時間を超える場合には、既述のスケジュール再作成処理(図5のステップS15)を行う。
これにより、複数の洗浄装置群200a-200j全体としての洗浄の進捗の遅れを取り戻すことができるか、又はその洗浄の進捗の遅れを減らすことができる。
以上、実施の形態1及び2について説明した。以下に述べる変更も可能である。
上記実施の形態1及び2では、対象物としてのウェハに施す処理が、半導体の製造プロセスにおける洗浄である場合について例示的に述べた。処理は、半導体の製造に係る処理であることが特に好ましいが、洗浄には限られない。処理は、半導体の製造プロセスにおける洗浄以外のもの、例えば、成膜、レジスト(resist)の塗布、露光、現像、不純物の注入、エッチング(etching)等であってもよい。また、処理は、半導体の製造に係る処理以外のものであってもよい。
スケジュールデータDA1は、洗浄ラインを構成する洗浄装置群200ごとに作成されてもよい。また、洗浄装置群200におけるずれ時間の合計値が第2許容遅れ時間を超えると判定される度に、その洗浄装置群200についてのスケジュールデータDA1が、その洗浄装置群200全体としての洗浄の進捗の遅れを取り戻すことができるか、又はその洗浄の進捗の遅れを減らすことができる内容に更新されてもよい。
図4に示すスケジュール管理プログラム300eを既存のコンピュータにインストールすることで、そのコンピュータを実施の形態に係るスケジュール管理装置300として機能させることができる。スケジュール管理プログラム300eは、通信ネットワークを介して配布してもよいし、コンピュータ読み取り可能な非一時的な記録媒体に格納して配布してもよい。
本開示は、本開示の広義の精神と範囲を逸脱することなく、様々な実施の形態及び変形が可能とされる。上述した実施の形態は、本開示を説明するためのものであり、本開示の範囲を限定するものではない。本開示の範囲は、実施の形態ではなく、請求の範囲によって示される。請求の範囲内及びそれと同等の開示の意義の範囲内で施される様々な変形が、本開示の範囲内とみなされる。
100 洗浄装置(処理装置)、110 処理槽群、111 A槽、112 B槽、113 C槽、114 D槽、115 E槽、120 搬送・監視機器群、121-125 搬送・監視機器(状態データ出力部)、130 制御装置、131 下位制御部、132 時刻データ付記部、200,200a-200o 洗浄装置群(処理装置群)、300 スケジュール管理装置、300a 通信装置、300b 出力装置、300c 入力装置、300d 記憶装置、300e スケジュール管理プログラム、300f プロセッサ、310 実績データ取得部、320 スケジュール取得部、330 上位制御部、340 進捗管理部、341 ずれ時間特定部、342 判定部、350 スケジュール再作成部、351 変更探索部、352 固定ルール保持部、360 後工程確認部、370 改変スケジュール反映部、400 搬送装置、500 生産管理装置、600 スケジュール管理システム、DA1 スケジュールデータ、DA2,DA2a,DA2b 改変スケジュールデータ、DB 状態データ、DC 実績データ、JR1 ジョブレシピ、JR2 改変ジョブレシピ、ER 装置レシピ。

Claims (7)

  1. 各々対象物に処理を施す複数の処理装置によって構成されている処理装置群であって、各々の前記処理装置は、該処理装置に対して設定されているスケジュールデータが表すスケジュールを目標として前記処理を進行させる前記処理装置群、を構成している各々の前記処理装置から、該処理装置における前記処理の進捗を表す実績データを取得する実績データ取得部と、
    前記実績データ取得部によって前記処理装置から取得された前記実績データと、該処理装置に対して設定されている前記スケジュールデータとを用いて、前記処理装置群における少なくともいずれかの前記処理装置に対して設定されている前記スケジュールデータを作成し直すべきか否かを判定する進捗管理部と、
    前記進捗管理部によって、前記処理装置群における少なくともいずれかの前記処理装置に対して設定されている前記スケジュールデータを作成し直すべきと判断された場合に、該処理装置に対して設定されている前記スケジュールデータを、前記対象物の前記処理の完了の時刻が、該スケジュールデータが定める時刻よりも早められた改変スケジュールデータへと作成し直すスケジュール再作成部と、
    を備え、
    前記スケジュール再作成部によって前記スケジュールデータが前記改変スケジュールデータへと作成し直された前記処理装置は、該改変スケジュールデータが表す前記スケジュールを目標として前記処理を進行させ、
    前記進捗管理部は、
    前記実績データ取得部によって前記処理装置から取得された前記実績データと、該処理装置に対して設定されている前記スケジュールデータとを用いて、各々の前記処理装置における、目標としての前記スケジュールに対する前記処理の進捗のずれ時間を特定するずれ時間特定部であって、前記ずれ時間とは、前記スケジュールに対して前記処理が遅れている場合は、該処理の遅れの度合いを表す遅れ時間を指し、前記スケジュールに対して前記処理が進んでいる場合には、該処理の進みの度合いを表す進み時間を指す前記ずれ時間特定部と、
    前記遅れ時間を正とし、前記進み時間を負とする条件で、各々の前記処理装置における前記ずれ時間を前記処理装置群について合計した場合の合計値が予め定められた許容遅れ時間を超えるか否かの判定を行い、前記合計値が前記許容遅れ時間を超えるときに、前記処理装置群における少なくともいずれかの前記処理装置に対する前記スケジュールデータを作成し直すべきと判断する判定部と、
    を有する、
    スケジュール管理装置。
  2. 各々対象物に処理を施す複数の処理装置によって構成されている処理装置群であって、各々の前記処理装置は、該処理装置に対して設定されているスケジュールデータが表すスケジュールを目標として前記処理を進行させる前記処理装置群、を構成している各々の前記処理装置から、該処理装置における前記処理の進捗を表す実績データを取得する実績データ取得部と、
    前記実績データ取得部によって前記処理装置から取得された前記実績データと、該処理装置に対して設定されている前記スケジュールデータとを用いて、前記処理装置群における少なくともいずれかの前記処理装置に対して設定されている前記スケジュールデータを作成し直すべきか否かを判定する進捗管理部と、
    前記進捗管理部によって、前記処理装置群における少なくともいずれかの前記処理装置に対して設定されている前記スケジュールデータを作成し直すべきと判断された場合に、該処理装置に対して設定されている前記スケジュールデータを、前記対象物の前記処理の完了の時刻が、該スケジュールデータが定める時刻よりも早められた改変スケジュールデータへと作成し直すスケジュール再作成部と、
    を備え、
    前記スケジュール再作成部によって前記スケジュールデータが前記改変スケジュールデータへと作成し直された前記処理装置は、該改変スケジュールデータが表す前記スケジュールを目標として前記処理を進行させ、
    各々の前記処理装置で行われる前記処理は、複数の部分処理を含み、
    各々の前記処理装置は、
    前記部分処理の完了毎に該完了を表す状態データを出力する状態データ出力部と、
    前記状態データを用いて、該処理装置における前記処理を、該処理装置に対して設定されている前記スケジュールデータが表す前記スケジュールを目標として進行させる制御を行う下位制御部と、
    前記状態データに対して、該状態データが表す前記部分処理の完了の時刻を特定する時刻データを付記し、前記時刻データが付記された前記状態データを、前記実績データとして、前記実績データ取得部に出力する時刻データ付記部と、
    を有し、
    前記進捗管理部は、前記実績データに含まれる前記時刻データが表す、前記部分処理の完了の時刻と、前記スケジュールデータが表す、該部分処理を完了させるべき目標としての時刻との比較に基づいて、前記処理装置群における少なくともいずれかの前記処理装置に対して設定されている前記スケジュールデータを作成し直すべきか否かを判定する、
    スケジュール管理装置。
  3. 各々対象物に処理を施す複数の処理装置によって構成されている処理装置群であって、各々の前記処理装置は、該処理装置に対して設定されているスケジュールデータが表すスケジュールを目標として前記処理を進行させる前記処理装置群、を構成している各々の前記処理装置から、該処理装置における前記処理の進捗を表す実績データを取得する実績データ取得部と、
    前記実績データ取得部によって前記処理装置から取得された前記実績データと、該処理装置に対して設定されている前記スケジュールデータとを用いて、前記処理装置群における少なくともいずれかの前記処理装置に対して設定されている前記スケジュールデータを作成し直すべきか否かを判定する進捗管理部と、
    前記進捗管理部によって、前記処理装置群における少なくともいずれかの前記処理装置に対して設定されている前記スケジュールデータを作成し直すべきと判断された場合に、該処理装置に対して設定されている前記スケジュールデータを、前記対象物の前記処理の完了の時刻が、該スケジュールデータが定める時刻よりも早められた改変スケジュールデータへと作成し直すスケジュール再作成部と、
    を備え、
    前記スケジュール再作成部によって前記スケジュールデータが前記改変スケジュールデータへと作成し直された前記処理装置は、該改変スケジュールデータが表す前記スケジュールを目標として前記処理を進行させ、
    各々の前記処理装置で行われる前記処理は、複数の部分処理を含み、
    各々の前記処理装置は、複数の前記対象物で構成される対象物群毎に、複数の前記部分処理を行い、
    前記スケジュールデータは、各々種類及びロットが特定された複数の前記対象物群の、異なる前記種類の間での前記部分処理の順番、及び同一の前記種類の異なる前記ロットの間での前記部分処理の順番を規定しており、
    前記スケジュール再作成部は、
    前記スケジュールデータが規定する、同一の前記種類の異なる前記ロットの間での前記処理の完了の順番が維持される条件で、該スケジュールデータを前記改変スケジュールデータへと作成し直す、
    スケジュール管理装置。
  4. 前記スケジュール再作成部は、
    前記スケジュールデータが規定する、異なる前記種類の間での前記処理の完了の順番、及び同一の前記種類の異なる前記ロットの間での前記処理の完了の順番が維持される条件で、前記改変スケジュールデータの作成が可能か否かを判定し、
    該判定で、前記改変スケジュールデータの作成が不可能であると判断した場合に、前記スケジュールデータが規定する、異なる前記種類の間での前記処理の完了の順番の変更が許容される一方、同一の前記種類の異なる前記ロットの間での前記処理の完了の順番が維持される条件で、前記改変スケジュールデータを作成する、
    請求項に記載のスケジュール管理装置。
  5. 前記スケジュールデータ及び前記改変スケジュールデータの各々は、複数の前記対象物群の各々を構成する前記対象物の数を規定しており、
    前記スケジュール再作成部は、
    複数の前記対象物群の各々を構成する前記対象物の数が維持される条件で、該スケジュールデータを前記改変スケジュールデータへと作成し直す、
    請求項に記載のスケジュール管理装置。
  6. 前記スケジュール再作成部によって前記スケジュールデータが前記改変スケジュールデータへと作成し直された場合に、該スケジュールデータの、該改変スケジュールデータへの変更が受け入れられるか否かを、該変更の、前記対象物の前記処理に続いて行われる後工程への影響を考慮して判定する後工程確認部、
    をさらに備え、
    前記後工程確認部によって、前記変更が受け入れられると判定された場合に、該スケジュールデータの、該改変スケジュールデータへの変更が反映される、
    請求項1から5のいずれか1項に記載のスケジュール管理装置。
  7. 請求項1からのいずれか1項に記載のスケジュール管理装置と、
    前記処理装置群と、
    前記処理装置群における各々の前記処理装置に対して設定されている前記スケジュールデータ、を作成する生産管理装置と、
    を備える、スケジュール管理システム。
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