JP7394907B2 - 3次元格納システム内における格納装置のロボット処理方法 - Google Patents

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関連出願の相互参照
本出願は、2019年6月10日に出願されて特許査定された特願2020-564138号の分割出願である。特願2020-564138号は、PCT/CA2019/050816に対応するPCT国内移行出願である。
本発明は概して、受注処理環境で有用な自動格納及び検索システムに関する。
本件出願人のPCT出願(国際公開第WO2016/172793)―その全体が参照により本願に含まれる―は、GTP格納及び検索システムを開示している。当該GTP格納及び検索システムは、ロボット格納/検索車両の一団が、それぞれの容器又は他の格納ユニットが保持される格納位置の3次元アレイを動き回る3次元グリッド格納構造を利用する。格納/検索車両は、格納位置の3次元アレイ上方に設けられるグリッド状の上部トラックレイアウトと、格納位置の3次元アレイ下方に設けられるグリッド状の下部トラックレイアウトの両方において2次元で水平方向に進行する。その格納/検索車両はまた、上部トラックレイアウトと下部トラックレイアウトとを1つにする垂直直立シャフトを介して3次元でその構造内を動く。格納位置の各列は、これらの直立シャフトのうちの一と隣接する。そのため、グリッド内のどの格納位置も、回転可能なタレットを備える格納/検索車両によって直接アクセス可能である。前記回転可能なタレットによって、各ロボット格納/検索車両は、シャフトの4つの側部すべての格納位置のいずれにもアクセスできる。以降の説明及び添付図面で詳細に述べるように、開発が続けられてきたことで、ロボット格納/検索車両の改良、及び、ロボット格納/検索車両と互換性のある格納ユニットの改良を含むシステム設計上の多数の改善がなされてきた。
本発明の第1態様によると、組み合わせて用いられる、3次元格納システム内で格納可能な格納ユニットと、該格納ユニットが選択的に格納可能かつ検索可能な前記3次元格納システム内の格納位置へ向かうように前記3次元格納システム内で操縦可能な格納/検索車両が供される。当該格納/検索車両は、前記3次元格納システム中を運搬可能なフレームと、上で前記格納ユニットを受けるように前記フレーム上に設けられるプラットフォームと、前記プラットフォームの4つの異なる側部で前記プラットフォームへの前記格納ユニットの積載及び前記プラットフォームからの前記格納ユニットの荷下ろしを行うように動作可能な積載/荷下ろし機構を備える。当該格納ユニットと格納/検索車両は、前記格納ユニットが過去に前記プラットフォーム上に積載された元の方位によらず、かつ、前記元の方位から前記格納ユニットを再方位設定することなく、前記車両のそれぞれ異なる4つの側部で4つの異なる方向のうちの任意の一の方向に前記プラットフォームから前記格納ユニットを荷下ろしすることを可能にするように構成される。
本発明の第2態様によると、それぞれの格納ユニットが選択的に格納可能かつ検索可能な格納位置を定める3次元格納システムで用いるための格納/検索車両が供される。当該格納/検索車両は、前記3次元格納システム中を運搬可能なフレームと、上で前記格納ユニットを受けるように前記フレーム上に設けられるプラットフォームと、前記格納ユニットを前記プラットフォームに対して積載及び荷下ろしするように動作可能な積載/荷下ろし機構を備える。前記積載/荷下ろし機構は、前記プラットフォームの周囲を越える外側へ到達する動作位置へ選択的に拡張可能で、かつ、可動シャトルを有する拡張可能なアームを備える。前記可動シャトルは、前記格納ユニットと係合可能で、かつ、前記拡張可能なアームに沿って前後に変位可能である。
本発明の第3態様によると、格納/検索車両の一団によって動き回れる3次元格納システムで用いられる格納ユニットが供される。前記格納/検索車両の一団の各々は、選択的に拡張可能なアームを上に有する。該格納ユニットを前記車両から前記3次元格納システム内の格納位置へ荷下ろしし、かつ/あるいは、前記格納位置から車両へ前記格納ユニットを積載するように、前記格納ユニットは、前記選択的に拡張可能なアームと係合可能である。前記格納ユニットは、前記格納/検索車両の前記拡張可能なアームによって係合可能な1次つかみ部を備える。前記1次つかみ部は、環状経路上に存在する湾曲部を有する部位である。
本発明の第4態様によると、進行経路の複数の側部に設けられる格納位置を有する格納システム内でロボット格納/検索車両を用いて格納ユニットを処理する方法が供される。前記ロボット格納/検索車両は、4つの異なる作業状態間で調節可能な積載/荷下ろし機構を有し、前記4つの異なる作業状態の各々は、前記車両の4つの異なる側部のうちのそれぞれの対応する側部に前記格納ユニットを積載及び荷下ろしするように動作可能である。当該方法は、前記格納ユニットが前記ロボット格納/検索車両上に担持された状態で、前記ロボット格納/検索車両上の静的方位及び位置に前記格納ユニットを維持しながら、前記4つの異なる作業状態のうちの2つの状態間で前記積載/荷下ろし機構を調節することによって、前記車両上で前記格納ユニットの再度の位置設定も方位設定も行うことなく前記格納ユニットを降ろすことができる前記車両の側部を変更する段階を有する。
本発明の第5態様によると、格納ユニットが格納される格納位置を有する格納システム内でロボット格納/検索車両を用いて前記格納ユニットを処理する方法が供される。当該方法は、を有する。(a)前記ロボット格納/検索車両の積載/荷下ろし機構を用いて格納位置から前記ロボット格納/検索車両のプラットフォーム上へ格納ユニットの積載を試行する段階と、(b)積載状態検知装置を用いて前記格納ユニットが前記ロボット格納/検索車両の前記プラットフォームへ適切に積載されたのか否かを検出する積載状態チェックを実行する段階と、(c)前記ロボット格納/検索車両の前記プラットフォーム上での前記格納ユニットの十分な積載に失敗したことを前記積載状態検知装置が検出することに応じて、前記格納位置の前記格納ユニットの自動再位置設定を開始する段階と、(d)前記積載/荷下ろし機構を用いて前記ロボット格納/検索車両の前記プラットフォーム上への前記格納ユニットの積載を再試行する段階と、を有する。
本発明の第6態様によると、格納ユニットが格納される格納位置を有する格納システム内で用いられるロボット格納/検索車両が供される。当該車両は、備える。前記格納ユニットのうちの一の底面に適応するようなサイズ及び形状をとる積載領域と、当該格納/検索車両の前記積載領域に対して格納ユニットを積載及び荷下ろしするように動作可能な積載/荷下ろし機構と、前記格納ユニットが当該ロボット格納/検索車両の前記積載領域へ適切に積載されたのか否かを検出する積載状態検知装置と、当該ロボット格納/検索車両に搭載されるローカルプロセッサと、前記ローカルプロセッサは、ように構成される。(a)格納位置から当該車両の前記積載領域への前記格納ユニットの積載を試行するように積載/荷下ろし機構を始動させ、(b)前記積載状態検知装置を用いて前記格納ユニットが当該ロボット格納/検索車両の前記積載領域へ適切に積載されたのか否かを検出する積載状態チェックを実行し、(c)当該ロボット格納/検索車両の前記プラットフォーム上での前記格納ユニットの十分な積載に失敗したことを前記積載状態検知装置が検出することに応じて、前記格納位置での前記格納ユニットの自動再位置設定を開始し、(d)当該ロボット格納/検索車両の前記積載/荷下ろし機構を用いて当該ロボット格納/検索車両の前記プラットフォーム上への前記格納ユニットの積載を再試行する、ように構成される。
本発明の他の態様によると、本発明の第5態様又は第5態様の方法の段階を実行するように前記ローカルプロセッサによって実行可能な命令文及び指示を記録したコンピュータ可読媒体が供される。
ここで本発明の1つ以上の好適実施形態について添付図面とともに説明する。
特許文献1に係る3次元グリッド構造の斜視図である。前記3次元グリッド構造内には、複数の格納ユニットの3次元アレイが含まれ、ロボット格納/検索車両の一団が、前記格納ユニットの各々へアクセスするように前記3次元グリッド中を進行できる。 本発明のロボット格納/検索車両の右上斜視図である。 図2のロボット格納/検索車両の右上斜視図である。図中、モジュール状格納容器はロボット格納/検索車両上の完全に積載された位置にある。 図3のモジュール状格納容器の底部モジュールの上側斜視図である。 図4の底部モジュールの下側斜視図である。 図4の底部モジュールの底面図である。 図4の底部モジュールの平面図である。 A-A線に沿った図7の底部モジュールの断面図である。 A-Fは、モジュール状格納容器を、ロボット格納/検索車両上の完全に積載された位置へ押し込むのに成功した積載処理の一連の段階を表す斜視図である。 A-Fは、図1の3次元グリッド構造内で格納位置からモジュール状格納容器を取り出す間での成功した積載処理の一連の段階を表す側面図である。 図10Cの詳細な拡大図である。 図10Dの詳細な拡大図である。 AからDは、格納容器が適切に係合されずに一部だけがロボット格納/検索車両上に積載されている失敗した積載処理における連続する段階を表し、EとFは、反復積載試行の準備において格納位置へ格納容器を荷下ろしする再度の位置設定の一連の段階を表している。 AからDは、図2のロボット格納/検索車両の概略的平面図である。図中、ロボット格納/検索車両の積載/荷下ろし機構は4つの異なる作業位置に回転する。破線は、格納ユニットへの積載/荷下ろし機構の回転に適応するように車両上に担持される格納容器の底面の円形つかみチャネルを表している。 AからFは、ロボット格納/検索車両から離れるまでモジュール状格納容器を押して、3次元グリッド構造内の選択された格納位置へ移動させる荷下ろし処理の一連の段階を表している。
図1は、上述した本願出願人の過去のPCT出願に係る3次元グリッド構造10を表している。グリッド状の上部トラックレイアウト12は、地面の高さに近い下側水平面内に設けられるグリッド状の下部トラックレイアウト14より十分上方の高い水平面内に位置する。下部トラックレイアウト14は、グリッド状の上部トラックレイアウト12と一致し、かつ、グリッド状の上部トラックレイアウト12に対して位置合わせされている。これらの位置合わせされた上部トラックレイアウト12と下部トラックレイアウト14との間には、複数の格納位置からなる3次元アレイが存在する。各格納位置は、内部でそれぞれの格納ユニット16-たとえば内部で様々な品物を保持できる上の開いた若しくは開閉可能な格納トレー、容器、又はかごの形態-を保持できる。格納位置は垂直列17内に配置される。垂直列内では、同じ大きさの正方形が互いに位置合わせされている。そのような垂直列17の各々は、垂直直立シャフト18と隣り合っている。垂直直立シャフト18を介して垂直列17の格納位置はアクセス可能である。ロボット検索車両19の一団は、2次元内で各トラックレイアウト12,14を水平方向に進行し、かつ、開シャフト18を介して2つのトラックレイアウト間を垂直方向に進行してよい。
各トラックレイアウト12,14は、それぞれの水平面のX方向に存在する一組のX方向レール20、及び、同一の水平面内のY方向においてX方向レール20と垂直に交差する一組のY方向レール22を備える。交差するレールは、格納システムの水平参照グリッドを画定する。前記水平参照グリッド内では、各水平グリッド行が隣接するX方向レール20の対の間で定められ、各水平グリッド列が隣接するY方向レール22の対の間で定められる。水平グリッド列のうちの一と水平グリッド行のうちの一との間の交差点は、それぞれの垂直格納列17又はそれぞれの直立シャフト18の位置を表す。換言すると、各格納列17及び各シャフト18は、2つのX方向レール20と2つのY方向レール22の間で囲まれたそれぞれの領域で参照グリッドのそれぞれの直交座標点に存在する。そのような各トラックレイアウト12,14内の4つのレール20,22間で囲まれた領域の各々は、本願では前記トラックレイアウト12,14のそれぞれの「スポット」とも呼ばれる。システム内の各格納位置の3次元アドレス指定は、所与の格納位置がそれぞれの格納列17内部に存在する所与の垂直高さによって完了する。つまり各格納位置の3次元アドレス指定は、3次元グリッド10内の格納位置の水平グリッド行、水平グリッド列、及び水平グリッド列の高さによって規定される。
それぞれの直立フレーム部24は、X方向レール20とY方向レール22との間の各交差点にて上側トラックレイアウト12と下側トラックレイアウト14との間で垂直に伸びることで、3次元グリッド構造10のフレームワークを画定するようにトラックレールと協働して、このフレームワーク内に含まれるように格納ユニット16の3次元アレイを構成する。その結果、3次元格納アレイの各直立シャフト18は、シャフト18の4つの隅でシャフト18の全高さに及ぶ4つの垂直フレーム部24を有する。各フレーム部24は、3次元グリッド10の垂直なZ方向に直列に配置されるラックの歯の組をフレーム部24の2つの側に有する。よって各シャフト18は、そのシャフト18の各隅に2組で全体として8組のラックの歯を有する。ロボット格納/検索車両の8つのピニオン車輪と協働して、3次元グリッド構造のシャフト18全体にわたる上側トラックレイアウト12と下側トラックレイアウト14との間でのロボット格納/検索車両の移動を可能にする。
各ロボット格納/検索車両19は、トラックに乗っているモードで上側トラックレイアウト12と下側トラックレイアウト14にわたってロボット格納/検索車両を運搬するための環状運搬車輪と、シャフトで移動するモードでラックを備えるシャフトにわたってロボット格納/検索車両19を移動させるための有歯ピニオンの両方を有する。各ピニオン車輪と運搬車輪は、結合した単一車輪ユニットの一部である。結合した単一車輪ユニット全体又は少なくとも運搬車輪は、いずれかのトラックレイアウト12,14上でトラックに乗っているモードで運搬車輪を使用するために車両19から外側へ拡張可能で、かつ、ピニオン車輪とシャフト18の直立フレーム24のラック歯とを係合するシャフトで移動するモードでピニオン車輪を使用するために車両19の内側へ引き込み可能である。グリッド構造10のフレームワークは、各格納位置に現在格納されている格納ユニット16用の棚を協働して形成する棚用ブラケットの組を有する。それにより任意の所与の格納ユニット16は、同一の格納列17内のその格納ユニット16の上下で複数の格納ユニットを壊すことなくロボット格納/検索車両のうちの一によって格納位置から取り除かれ得る。同様にこれにより、1個の格納ユニット16は、アレイ内の任意の高さの所定の位置へ戻ることが可能となる。3次元グリッド10の底部で下側グリッドラックレイアウト14を露出するために図1では省かれたが、格納列17から引き出された格納ユニット16をロボット格納/検索車両19が供給する受取先として機能するように、多数の作業ステーションが一般的に、下側グリッドラックレイアウト14の周囲付近に分配されている。
本願で明示的に記載されている差異を除けば、3次元グリッド構造10のフレームワーク、作業ステーション、ロボット格納/検索車両19、上側グリッドラックレイアウト12と下側グリッドラックレイアウト14上での水平方向での移動及びシャフト18を介した垂直方向での移動、並びにトラックに乗っているモードとシャフトで移動するモードとの間での移動の遷移は、上述した本願出願人の特許文献1又は同時係属している米国特許仮出願第62/682691号明細書-その全体が参照により本願に含まれる―で述べたものと同じであってよい。
図2は、本発明のロボット格納/検索車両19のうちの一を示している。ロボット格納/検索車両19上では、本発明の任意の格納ユニット16が輸送のために3次元グリッド構造10内で-かつ任意で作業ステーションを介して―受け取り可能である。図示された例では、小さな個々の物品が挿入され、かつ、取り出され得る格納ユニットは上が開いた容器16である。とはいえ本願の他の箇所で述べたように、開閉可能な箱又はトートが代わりに用いられてもよい。他の実施形態では、格納ユニット10は、内部に複数の物品を格納するコンテナとは対照的に1つの物品を包装するものであってよい。グリッドの寸法と作業ステーションが大規模である他の実施形態では、格納ユニット10は、上で1つ以上の物品-1つの相対的に大きな個別の物品又は複数の物品-が受けられるパレットであってよい。複数のパレットに乗せられた物品の例では、物品は、パレット上に設けられ、あるいは、積まれた複数のコンテナ(たとえば箱、トレー、容器、又はトート)間で分配されてよい。そのような各コンテナ内には1つ以上の物品が格納される。
上述した本願出願人のPCT出願で開示されているように、各ロボット格納/検索車両19は、フレーム又はシャーシ26を備える。フレーム又はシャーシ26上では、ロボット格納/検索車両19の2つの対向する側面上に対で配置される4つのX方向車輪ユニット28からなる組と、ロボット格納/検索車両の他の2つの対向する側面上に対で配置される4つのY方向車輪ユニット30からなる組が担持される。各X方向車輪ユニット28は、車両フレーム26の隣接する側面でそれぞれのY方向車輪ユニット30から角を曲がったところ周囲に存在する。ピニオン及び運搬歯並びに関連する駆動部材の詳細は、簡明を期すために省略するが、上述した本願出願人のPCT出願で開示されたものと同一であってよい。
フレーム26の上部には上側支持プラットフォーム32が設けられている。格納ユニット16は、ロボット格納/検索車両19によって担持されるように、上側支持プラットフォーム32上で受け取られ得るようになっている。図示されたプラットフォーム32は、静止した外側デッキ面36によって取り囲まれる回転可能なタレット34を備える。静止した外側デッキ面36の外側境界は、プラットフォーム32の正方形の外側周囲37を表す。
タレット34は、直線状に拡張/引き込み可能なアーム38を有する。アーム38は、直径状スロット内に載置されて、直径状スロットの一端で表されるアーム動作地点34aでタレット34の外側周囲から外側に延びる動作位置への直線移動、及び、動作位置からの直線移動をするようにスロット内部で支持されている。図2は、タレット34の外側周囲を超えて突出しないように直径状スロット内で完全に含まれる完全に引っ込められた位置のアーム38を示している。アーム38の拡張可能/引っ込め可能な機能は、タレット34の回転可能な機能とともに、支持プラットフォーム32への格納ユニット16の引っ張り、及び、支持プラットフォーム32からの格納ユニット16の押し出しをロボット格納/検索車両19の全4つの側部で可能にする。つまりタレット34は、図14で示されている4つの異なる作業位置へ回転可能である。各作業位置では、タレット周囲でのアームの動作地点34aは、プラットフォームのそれぞれの周囲の側部へ向かうことで、プラットフォーム32の側部から外側へアーム28が選択的に伸びることによって車両のその側部に設けられた格納ユニット16と相互作用することが可能となる。したがってアーム38が車両19の4つの側部のいずれへも拡張できるので、各車両19は3次元グリッド構造10内の任意のシャフト18の任意の側部に存在する格納ユニット16にアクセス可能である。
プラットフォーム32のタレット34と周囲のデッキ面36は一体で、正方形の積載領域を画定する。格納ユニット16は、ロボット格納/検索車両19の上側プラットフォーム32上に担持されるときに前記正方形の積載領域上に収容される。この積載領域のサイズと形状は、3次元グリッド構造10内の各格納ユニット16の底面と略等しい。このことは図3によって示される。図3では、格納ユニット16の完全で適切な収容位置は、プラットフォーム32の外側周囲を越えることなく積載領域の略全体を占めるように見える。したがって積載領域上の適切に収容された位置では、積載領域上での格納ユニット16の全面積は、プラットフォーム32又は積載領域の外側周囲内部に存在する。
格納ユニット16が、ロボット格納/検索車両19の積載領域上で完全に受け取られ、かつ、適切に位置合わせされていることを保証する目的で、上側支持プラットフォーム32は、該上側支持プラットフォーム32の周囲37に沿って離間する複数の位置に近接して設けられる一組の積載状態センサ40を有する。図示された例では、積載センサ40は、積載領域のデッキ面36の凹部内に設けられる光センサである。積載センサは4つで、各々は、正方形の積載領域の4つの外側隅部のそれぞれの付近に設けられる。拡張/引っ込め可能なアーム38の引っ込めを利用して3次元グリッド10内の格納位置からロボット格納/検索車両19上へ格納ユニット16を引っ張る通常積載作業の一部として、積載状態センサ40と通信可能に接続されるコンピュータプロセッサ―たとえば車両19に搭載されるローカルプロセッサ―は、センサ40上方の格納ユニット16の底面の存在を検出する4つの積載状態センサ40の状態をチェックする。よって4つの積載状態センサ40すべてからの陽性検出信号は、積載領域の4つの隅すべてで格納ユニット16の存在を確認する。それにより格納ユニット16が、積載領域上で完全に受け取られ、かつ、積載領域上の正方形に適切に位置合わせされていることを確認する。
一の実施形態は、積載状態検出用反射光センサを利用する。センサの光ビームエミッタによって送信される光エネルギーは、格納ユニットがセンサの上方に存在するときに格納ユニット16の底面で反射されてセンサの受光器へ戻されることで、前記存在の判断を首尾よく行う。飛行時間の計算(つまり光パルスの放出と反射光るパルスの検出との時間差)が、ロボット格納/検索車両19の積載領域上に位置する格納ユニット16の底面での反射とセンサから離れて設けられる他の表面での反射との差異化に用いられてよい。光センサ以外の型のセンサ―たとえば格納ユニット16の底面との接触によって機械的に作動する制限スイッチ、又は、格納ユニット16の底面で検出可能な磁場を発生させるように協働する磁性素子の存在によって作動する磁気センサを含む―が用いられてもよいことに留意して欲しい。しかし光センサは、磁気的統合のための稼働部材若しくは必要性又は格納ユニット16の他の特化した構成を不要とするため好ましいと考えられる。
図3を参照すると、図示された実施形態の格納ユニット16は、少なくとも底部モジュール42で構成され、かつ、モジュール状格納ユニット16の全体の高さを増大させるように任意で底部モジュール42上に積層される1つ以上の壁モジュール44を有するモジュール状格納ユニットである。底部モジュール42は、3次元グリッド構造内のそれぞれの格納位置に設けられるときに3次元グリッド構造10の棚を構成するブラケット上に位置する格納ユニット16の一部で、かつ、同様にグリッド構造10内の格納位置へ又は格納位置から運搬するためにロボット格納/検索車両のプラットフォーム32上に担持されるときにプラットフォーム32上に位置する格納ユニット16の一部でもある。
図4~図8に移ると、底部モジュール42は、ロボット格納/検索車両19のプラットフォーム32に略等しい正方形の形状及びサイズの水平床パネル46、及び、正方形の床パネル46から垂直に直立する4つの垂直側壁48の組を備える。各側壁48の高さは、床パネル46の幅よりも顕著に小さい。そのため底部モジュール42は、床パネル46上方の4つの側壁48間で相対的に浅い内部空間を定めるトレー状の形状を有する。任意の壁モジュール44の各々は、底部と上部を持たず、4つの長方形の垂直側壁54の組のみで構成される。長方形の垂直側壁54の各々は、好適には内部に取手開口部56を有し、底部モジュールの床パネルの正方形領域と一致する正方形領域のそれぞれの側部に設けられる。したがって底部モジュール上の積層位置では、各壁モジュール44の4つの側壁54は、底部モジュール42の側壁48上方で位置合わせされた状態で存在する。したがって壁モジュールは、モジュール状格納ユニット16の内部空間の高さを増大させる底部モジュール42への壁拡張部として機能する。それにより壁モジュール44は、相対的に浅いトレーを、モジュール状集合体の拡張された壁44によって定められる深い内部空間を有するトート又は容器へ変換する。
底部モジュール42の床パネル46の上面は、格納ユニット16の内部空間の床領域を画定する。この床領域上では、格納ユニット16内部で物品を格納するための複数の側壁54が囲む範囲内に物品は設けられ得る。床パネル46の下面は、格納ユニット16全体の下面を画定する。以降で詳述するように、ここで、多数のつかみ部が、格納/検索車両19に対する積載及び荷下ろしを可能にするように格納/検索車両19の拡張/引っ込め可能なアーム38上のつかみ部78と協働するように画定される。図示された実施形態はモジュール状格納ユニット16を用いるが、非モジュール状単一部材の格納ユニットはそれでも、本願で述べた型の格納/検索車両19と同一の協働可能な機能を供する、後述するものと同一又は類似のつかみ部を用いてよい。
格納ユニット16の下面の基本つかみ部は、床パネル46の中心点60と床パネル46の外径との間の中間半径距離でこの中心点60を中心とする360°の環状経路に沿う底部が開いた環状チャネル58である。この環状つかみ部58は、図6の底面図において開いた底面58a、及び、図7の平面図において閉じた上面58bから見える。図7では、図示された実施形態では床パネル46は穴の開いた骨格構造又は蜘蛛の巣状構造のため、チャネル58は上部から識別可能である。床パネルは、床パネル46の中心点60を中心とする環状アレイの列内に設けられるアパーチャすなわち開口61を備える。よって図7では、チャネル58の閉じた上側58bは、床パネル46の中心点60を中心とする連続する輪で、かつ、中心点60と床領域の外側周囲37との間の中間半径距離に存在するものとして視認可能である。床の上面が穴の開いていない構造、又は、穴の少ない構造である他の実施形態では、床パネル46の下面で底部が開いているチャネル58は、上側での識別は不可能である。
図5と図6の底面図を参照すると、図示された実施形態の蜘蛛の巣状床パネル46では、床パネル46の内側半径リブ62は、床パネル46の中心点60からチャネル58の内壁63へ向かって放射状に広がる。外側の半径リブ64-その一部は内側半径リブ62に位置合わせされている―は、チャネル58の外側壁66から床の外側周囲37まで続いている。この床パネル46の外側周囲37では、外側半径リブ64は、底端で底部モジュール42の側壁48と接続する。図示されているように、半径リブ62,64よりも低い高さの半径固定部68は、周囲を角度方向に離間した位置-たとえば内径リブ62が床パネル46の中心点60の周りで互いに離間する角度間隔と一致した位置-でチャネル58の内側壁63及び外側壁66と相互接続してよい。これらの固定部68の底端は、半径リブ62,64の底端よりも高いところで終端する。それによりチャネルの下半分は完全に開いて、床パネル46の中心60の周りの環状経路において妨害されない。半径リブ62,64の底端はすべて互いに同一平面上に存在するので、格納ユニット16の最下面を画定する。最下面からつかみチャネル58は、連続する環状スロットを生成するように上方に凹む。以降で詳述するように、連続する環状スロット内では、車両19の拡張可能なアームのつかみ部78は、車両19への格納ユニット16の積載及び車両からの格納ユニット16の荷下ろしを可能にするように受けられてよい。
床パネル46の4つの側部の各々の外側周囲37の内部でのみ、格納ユニット16の下面は、それぞれの第2つかみ凹部70を備える。第2つかみ凹部70も同様に、格納/検索車両19の拡張アーム38のつかみ部78がこのつかみ部70と選択的に係合するため、格納ユニット16の最下面から上方に凹んでいる。しかし、床パネル46の中心60を中心とした相当の円周長さに及ぶはるかに長いつかみチャネル58とは異なり、各つかみ凹部70は、相対的に小さな長方形のスロット又は空洞である。各つかみ凹部70は、格納ユニット16の床パネル46のそれぞれの周囲の側部に沿った中間に位置することで、外側半径リブ64が中間地点で格納ユニット16のそれぞれの側壁48と垂直に交差する外側端部又はその付近で外側半径リブ64のそれぞれを分断する、よって4つの第2つかみ部70は、格納ユニット16の外側周囲内部での格納ユニット16の床46の中心点60を中心として互いに90°の間隔で設けられる。
つかみチャネル58とつかみ凹部70に加えて、格納ユニット16の下面は、床領域の4つの隅で床領域の外側周囲内部に設けられる4つの突起72を備える。各突起72は、床パネルのそれぞれの隅で床パネル46の正方形の外側周囲37と交差するそれぞれの対角外側リブ64上で円筒形状に伸びる。格納ユニット16が車両プラットフォーム32上の位置合わせされた位置に適切に積載されるときに、車両プラットフォーム32の隅で光センサ40と位置合わせされ、かつ、光センサ40によって検出されるように、これらの突起72の底端は、格納ユニット16の最底面で伸びた隙間のない表面領域を構成するように半径リブ62,64と連続である。床パネル46が隙間のないすなわち穴のない構造である実施形態では、床パネル46の下面は、環状の1次つかみチャネル58と4つの2次つかみ凹部70を除いて、つかみチャネル58から床パネル46の外側隅まで間断なく広がる連続の隙間のない表面であってよい。それにより図示された実施形態の骨格状又は蜘蛛の巣状の床構造の突起72は不要となる。
格納/検索車両19の拡張/引っ込め可能なアーム38は、上に可動シャトル74を有する。シャトル74は、水平底部板76、及び、拡張/引っ込め可能なアーム38の長手方向(つまりアーム38が回転可能なタレット34から伸びて、かつ、線形に拡張可能で引っ込め可能な方向)に垂直で交差するような方位に水平底部板76から垂直に直立する隆起したリッジ状つかみ部78を備える。アーム38とシャトル74は、積載/荷下ろし機構の一部を構成する。積載/荷下ろし機構によって、格納/検索車両19が、格納ユニット16の1次環状つかみチャネル58と協働することで、車両19への積載及び車両19からの荷下ろしを行う。また積載/荷下ろし機構によって、積載機構が1次環状つかみチャネル58の係合に失敗する場合には、2次つかみ凹部70がバックアップとして利用可能である。シャトル74は、たとえば同一のアーム38上で担持されるモータ駆動するプーリー若しくはスプロケットの組に乗せられる閉ループベルト75又は鎖によって、長手方向においてアーム38の上側でアーム38に対して前後に移動可能である。前記ベルト75の上部での繰り返し運動(run)、又は、アーム38の上面でのアーム38の長手方向の鎖の繰り返し運動(run)によって、シャトル74は運ばれる。対向する方向でのベルト75又は鎖の駆動回転によって、シャトル74は、アーム38の上面でアーム38の長手方向に前後に直線運動する。
車両19の積載/荷下ろし機構及び格納ユニット16上の対応するつかみ部58,70の構造について説明してきたが、ここで車両19の積載/荷下ろし機構と格納ユニット16上の対応するつかみ部58,70とが協働することで車両19への格納ユニット16の積載及び車両19からの格納ユニット16の荷下ろしが実行されることに移る。図9と図10は、たとえば図1の3次元グリッド構造内部の格納位置から、ロボット格納/検索車両19のプラットフォーム32へ格納ユニット16を押す通常積載動作が成功している様子を表している。図9は、3次元グリッド構造10から隔離した車両19と格納ユニット16のプロセスの斜視図を表す。図10は、プロセスの関係を示す目的で存在するグリッド構造10の選択部の側面図を表す。
図10Aを参照すると、最初にロボット格納/検索車両19は、シャフト18の隅でのロボット格納/検索車両19のピニオン輪とフレーム部24のラッチ歯との係合によって、グリッド構造10のシャフト18を介して垂直方向―たとえば上部グリッドトラックレイアウト12から下方―に移動する。その移動は、ロボット格納/検索車両19が、車両のプラットフォーム32の上面が対象の格納ユニット16の最下面よりわずかに下の高さに位置する初期の事前積載位置に到達するまで行われる。対象となる格納ユニット16が現在所与の格納位置にて棚に乗せられていない格納列17に対向する車両19の前面に、アームの動作地点34aを向ける特定の作業位置にまだ設けられていない場合、タレット34は、この特定の前面を向く位置の作業位置へ回転する。
前/前方/後/後方という語句は、格納ユニット16が設けられ、あるいは、取り出される格納位置に対して用いられ、絶対的な語句で車両19特定の側部を指称するものではないことに留意して欲しい。たとえば車両19が現時点で存在するグリッド構造10の所与のシャフト18の北側の格納位置と相互作用するとき、車両19の「前側」は、北に面する側を指称する。他方、同一のシャフトであっても異なるシャフトであっても、シャフト18の南側の格納位置と相互作用するときには、車両19の「前側」は、南に面する側を指称する。3次元空間内での車両19の方位は、3次元グリッド構造10中を進行する間では決して変化しない。そのためたとえば、北を向く側は常に北に面し、南を向く側は常に南に面にする。
図10Bに移ると、車両19は、アーム38をこの前面にてタレット34から前方に伸ばす。それによりアーム38は、シャフト18の開いている側部を通って前方へ進み、現時点で棚に置かれている格納ユニット16付近の高さで格納列17へ到達する。図11に示されているように、このようにアーム38が動作する間、シャトル74は、動作したアーム上へ長手方向前方に、タレットから最も離れた遠端38aへ向かうように変位する。格納ユニット16が現在の格納位置において適切に載せられた位置に設けられて-たとえばシャフト18に対向する棚の遠端での適切な停止部材に抗して隣接して-いれば、そのようなアーム38の拡張とシャトル74の前方変位は、格納ユニット16の下面の1次環状つかみチャネル58の直下に位置することが知られているアーム38上の所定の地点にシャトルが到達するまで実行される。図10C及び図11は、通常積載動作における各段階を表している。各段階では、アーム38とシャトル74の動作状態は、格納ユニット16の下面の1次環状つかみチャネル58に位置合わせするようにつかみ部78を設けた。ロボット格納/検索車両19は、シャフト18の隅で有歯ラックのフレーム部24と係合するロボット格納/検索車両19のピニオン輪によってわずかに上方に駆動されることで、図10D及び図12で表されているように、1次環状つかみチャネル58と係合するようにシャトル74のつかみ部78は持ち上がる。
この地点では、シャトル74が車両プラットフォーム32の周囲37の内側に設けられるチェック位置Pに到達するまで、動作するアーム38は引っ込められる。それにより、格納ユニット16は、つかみ部78によって車両19へ向かうように引っ張られる。よって図10Eに示されているように、車両19のプラットフォーム32へ格納ユニット16の最近接面が引っ張られた。この地点では、ロボット格納/検索車両19に搭載されたプロセッサが、積載センサ40の状態を問い合わせて、車両の前面に隣接する2つの積載センサの両方が、これら2つの前方積載センサ上部で格納ユニット16の存在を確認する陽性「積載検出」状態を示唆することをチェックする。この問い合わせの結果が陽性である場合、プロセッサは、車両のプラットフォーム32へ部分的に格納ユニット16を押すことが成功したことを確認した。
上記に応じて、プロセッサは、アーム38の遠端38aから遠ざかる後方にシャトル74のさらなる変位を生じさせ、また回転可能なタレット34が完全に引っ込められない場合にアーム38をさらに引っ込める。図10Fを参照すると、シャトル74は、車両プラットフォーム32の中心点を通過して、所定の停止位置Ppに到達するまで、完全に引っ込められたアーム38上で後方に駆動される。所定の停止位置Pは、格納ユニット16の床パネル46の中心点60からその内部の1次環状つかみチャネル58までの半径距離に等しい距離だけプラットフォーム32の中心点から後方に離間する。したがってシャトル74のこの停止位置Pは、図10Fに示されているように、車両プラットフォーム32上の格納ユニット16の完全に積載された位置に対応する。シャトル74が停止位置Pに到着する際、車両のプロセッサは、4つの積載センサ40に再度問い合わせて4つの積載センサ40すべてからの陽性「積載検出」状態をチェックすること。それにより車両のプロセッサは、格納ユニット16が完全に積載された位置に到達し、かつ、車両プラットフォーム32の上部で適切に位置合わせされていることを確認する。
図9と図10に表された上述の例は、通常の積載プロセスが成功して完了したことを表している。ここでは、車両19の積載/荷下ろし機構のつかみ部78は、格納ユニット16の1次環状つかみチャネル58と適切に係合する。その場合、格納ユニット16の2次つかみ凹部70には依拠しない。他方図13は、いかにして2次つかみ凹部70へ依拠することで第2の積載試行を成功させるのかを表している。
図13Aは、図10Dと同一のアーム38及びシャトル74の引っ込め段階を表しているが、図10Cの前段階において可動シャトル74のつかみ部78が1次環状つかみチャネル58との係合に失敗した場合を表している。その結果、図13Aでは、前方作動位置からアーム38とシャトル74を最初に引っ込めても、格納ユニット16は、グリッド構造10の格納位置内の棚に設けられた位置から外へ引っ張られない。その代わりに引っ込めているアームとシャトル上のつかみ部78は、車両19に最も近くてシャフト18に面する格納ユニット16の面に隣接する2次つかみ凹部70へ向かうように格納ユニット16の下面に沿って動く。図13Bに示されているように、一旦移動するシャトル74が、この格納ユニット16の面のうちで車両に対向する最も近い面に到達する。それにより1次環状つかみチャネル58での最初の係合の失敗にもかかわらず車両19の積載機構と格納ユニット16との間での係合が実現される。
図13Cに示されているように、アーム38とシャトル74の後方への引っ込めは、シャトル74がチェック地点Pに到達するまで続けられる。それにより、格納ユニット16の最近接面を車両プラットフォーム19へ向けて、格納ユニット16の先頭部分が、車両19の前面に隣接する2つの積載状態センサと重なる位置へ引っ張られた。シャトル74のさらなる引っ込めが、通常の成功した積載プロセスについて上述した方法と同様に続けられる。それによりシャトル74は、車両19の対向する背面付近の停止位置Pへ移動する。しかし格納ユニット16の引っ張りは、格納ユニット16の床46の外側周囲37付近の2次つかみ凹部70で実行されたので、格納ユニット16は、プラットフォーム32の背面での積載センサの第2対の手前で止まる。よって停止位置Pにシャトル74が到着する際に積載センサ40が問い合わせる結果、2つの前方センサでしか陽性「積載検出」状態が示されず、2つの後方センサでは陰性の「積載されていない」状態が示される。後方センサで陰性の「積載されていない」状態をプロセッサが検出することは、図13Dに示されているように車両プラットフォーム32への格納ユニット16の完全な積載は失敗したことを示唆している。しかし積載センサの一部の組(つまり前方センサ)による陽性「積載検出」によって、一部が積載された状態になったことが確認される。このことから、2次つかみ凹部70は首尾よく係合された。
格納ユニット16が完全に積載されなかったが2次つかみ凹部70が係合されたこの検出に応じて、プロセッサは、車両19から部分的に積載された格納ユニット16を荷下ろしして格納位置にして、他の積載プロセスを再試行する前に適切に棚に設けられた条件で格納ユニット16を再度位置設定することを意図した補正操作を開始する。最初に、プロセッサは、図13Eに示されているように、シャトル74の前方変位及び格納列17へのアーム38の前方拡張を開始する。それにより、部分的に積載されている格納ユニット16は、格納ユニット16の2次つかみ凹部70内部のつかみ部78の係合位置を介して格納位置へ押し戻される。このようにアーム38とシャトル74が前方に動作する間でのチェック位置Pからのシャトル74の前進は、現時点で係合されている2次つかみ凹部70が、格納ユニット16が完全かつ適切に棚に設けられているときに棚の遠端の停止部から遠ざかるべき既知の距離と等しくなるように選ばれる。したがってアーム38とシャトル74が前方の動作することで、格納ユニット16は、格納位置の完全に棚に設けられる位置へ押される。
この地点では、図13Fに示されているように、シャフト18内のロボット格納/検索車両19は、格納ユニット16の2次つかみ凹部70との係合を解除するようにシャトル74のつかみ部78を下げるため、ピニオン輪の動作を介してわずかに下方に移動する。それにより、シャトル74とアーム38は、格納ユニット16の下でそこからわずかに下方で離間する非係合位置に設けられる。この地点では、図10B~図10Fに表された通常の積載処理の段階は、1次環状つかみチャネル58を用いて格納位置から格納ユニット16の完全かつ適切な取り出し及び積載を再試行するように繰り返されてよい。
よって2次つかみ凹部70と説明してきた積載機構との協働によって、冗長なつかみ配置が供される。その配置によって、その位置から車両19への格納ユニット16の取り出し及び積載の第1の失敗-たとえば格納位置での適切に棚に設けられた位置からの格納ユニットの振動変位又は他の位置合わせのずれに起因する-は、格納位置から格納ユニットを部分的に取り出し、その後部分的に取り出した格納ユニットを格納位置へ再度挿入して戻すことで棚上での適切な位置合わせを実現することで、ことで補正され得る。それにより、1次環状つかみチャネル58との係合するための繰り返しの試行又は第2の試行で完全な取り出しと積載に成功する。プロセッサは、さらなる試行が成功していないようだと結論付ける前に最位置設定動作と積載再試行を複数回実行し、さもなければ、積載が上手行かない原因を診断及び解決するのに人による介入を開始できるように、車両19の一団を制御及び監視を担当する中央コンピュータ制御システムへの無線警告信号の送信を行うように構成されてよい。
たとえば図示された実施形態の周囲に隣接するつかみ凹部70のような冗長なつかみ部を含むことは、1次つかみ部が図示された実施形態のように環状つかみチャネル58であるか否かにかかわらず利用されてよい。他方環状つかみチャネル58を利用することは、図14で表されているように顕著な利点を有する。図14では、格納検索車両のプラットフォーム32の平面図が概略的に表されている。図中、完全に積載及び位置合わせされた位置での車両16のプラットフォーム32上に設けられた格納ユニット16の1次環状つかみチャネル58は破線で示されている。
タレット34の上面は、車両プラットフォーム32の周囲のデッキ面36に対してわずかに凹んだ位置にある。そのため、車両プラットフォーム32上に担持される格納ユニット16の下面は、わずかに高い位置にあるデッキ面36とのみ直接接触して、回転するタレット34の上面とは接触しない。拡張/引っ込め可能なアーム38とその上に担持される可動シャトル74のうち、シャトル74のつかみ部78のみが、デッキ面36の高さに到達し、かつその高さを越える。1次環状つかみチャネル58を中心とする周囲の格納ユニットの床パネル46の中心点60は、車両プラットフォーム32の中心点と一致する。これらの中心点のいずれも、タレット34の垂直回転軸ARと一致する。よって環状つかみチャネル58は、タレット34の回転を可能にする。その一方で、格納ユニット16は、デッキ面36上の静止位置で静的に存在している。つかみ部78-通常はタレット34の引っ込められたアーム38上の停止位置Pに維持されている-は、タレット34の回転中、回転軸ARの周りの回転経路で環状つかみチャネル58を単純に進行してよい。図14は、タレット34の全360°の回転の様子を表す。それにより、存在する格納ユニット16を車両プラットフォーム32から取り除くことも、車両プラットフォーム32上で再方位設定する必要もなく、タレット34の4つの異なる作業位置のいずれも実現されていることが示されている。
これにより、車両上に設けられた最初の格納ユニット16の方位にかかわらず、3次元格納グリッド10の任意のシャフト18の任意の側部の利用可能な格納空間へ車両に担持された格納ユニット16を荷下ろしすることが可能となる。したがって一のシャフト18の北側から格納ユニット16を検索した車両19は、格納ユニット16を車両19から取り除くことも、車両プラットフォーム上で再方位設定する必要もなく、任意のシャフト18の任意の側部-北側、南側、東側、又は西側にかかわらず-の格納位置にその格納ユニット16を再格納できる。図示された実施形態では、環状チャネル58は全360°に及ぶため、タレット34は、タレット16の回転軸の周りのいずれかの方向で4つの異なる作業位置のいずれにも回転することができる。このように全360°の範囲が好ましいが、270°の範囲は、タレット34の4つの作業位置のいずれかにシャトル74のつかみ部78を収容するのに十分であると考えられる。ただし現時点で担持されている格納ユニットのつかみチャネル58によってつかみ部78の運動をタレット34の回転軸の周りに及ぶ角度範囲に限定するため、車両19上での格納ユニット16の方位の知識が必要となる。好適な360°の実施形態では、格納ユニット16が車両19上に設けられる、あるいは積載される方位は影響しない。
図15に移ると、格納ユニット16をグリッド構造10の格納位置へ荷下ろしするプロセスは基本的に、図10で説明した通常の積載処理の逆である。図15Aを参照すると、最初に車両19は、シャフト18の隅でのロボット格納/検索車両19のピニオン輪とフレーム部24のラッチ歯との係合によって、グリッド構造10のシャフト18を介して垂直方向に―たとえば上部グリッドトラックレイアウト12からシャフト18を介して下方に―移動する。その移動は、車両19が、車両のプラットフォーム32の上面が対象の格納ユニット16の格納位置の棚のブラケットよりわずかに上の高さに位置する初期の事前積載位置に到達するまで行われる。まだ十分に前面を向く作業位置ではない場合、タレット34は、静止した格納ユニット16の直下でこの特定の前面を向く位置の作業位置へ回転する。
図15Bと図15Cを参照すると、アーム38はタレット34から格納列17へ前方に延び、可動シャトル74はアーム38に沿って前方に変位する。格納ユニット16が最初に車両19上に積載又は設けられたときから、つかみ部78とシャトル74が、格納ユニット16の1次環状つかみチャネル58内で係合したままであるため、停止位置Pから格納列17の標的格納位置へ向かう前方運動によって、格納ユニット16は、前記格納位置の棚へ向かうように前方に押される。図15Dに示されているように、一旦格納ユニット16が車両19から完全に荷下ろしされて棚に積載されると、車両19は、ピニオン輪の動作によってシャフト18でわずかに下方に移動する。それにより格納ユニット16の1次環状つかみチャネル58からシャトル74のつかみ部78は引き抜かれる。これにより、図15Eに示されているように、拡張したアーム38と動作するシャトル74の後方への引っ込めが可能となる。アーム38がタレット34へ完全に引っ込められることで、ロボット格納/検索車両19は、格納ユニット16が棚に置かれた格納位置を離れて、グリッド構造10内の他の受取先へ向かうため、駆動したピニオン輪の動作によってシャフト18を垂直に移動できる。
これまでは、特に3次元グリッド10内の開いた垂直シャフト18を取り囲む格納列17内の格納位置でのロボット格納/検索車両19に対する格納ユニット16の積載及び荷下ろしについて説明してきたが、4つの異なる作業位置-いずれも現時点で車両19に担持されている格納ユニット16を動かす必要がない-のうちの適切な作業位置へ再度位置設定する単一の積載/荷下ろし機構を用いることによって4つの側部すべてで積載及び荷下ろしを行う機能は、ロボット格納/検索車両19の特定の動作環境にかかわらず利用されてよい。したがってそのような機能は、ロボット格納/検索車両19が利用可能な進行経路の複数の側の位置へアクセスする必要のある任意の種類の3次元格納システムで用いられてよい。
また図示された実施形態は、格納ユニット16が車両プラットフォーム32上の静的方位をとって静止している間に格納ユニット16内の環状つかみチャネルを用いて積載/荷下ろし機構のタレット34の回転運動を与えるが、他の実施形態は、車両プラットフォーム32の異なる側部での積載/荷下ろし動作が可能な4つの異なる作業状態への積載/荷下ろし機構の相対運動を与える他の方法を用いてよい。一の代替実施形態では、つかみ部78は、格納ユニット16の下面でつかみ部と係合する上昇した係合位置と、前記つかみ部から解放する低下した解放位置との間で移動可能であってよい。一旦格納ユニット16が車両プラットフォーム32上に完全に積載されると、つかみ部78は解放位置に低下する。よってタレット34、アーム38、及びシャトル74は、デッキ面36上に存在する格納ユニット16に対する回転が可能になる。
他の代替実施形態では、格納ユニット16から外側へ向かう半径距離での格納ユニット16の中心で角度方向に曲がるリング状の環状つかみチャネルに代わって、1次つかみ部は、格納ユニット16の床46の下面で中心をとる中央凹部であってよい。ただしアーム38とシャトル74の動作位置が、格納ユニット16上のこの中心地点に到達するのに十分であるとする。図示された実施形態は、それらの実施形態を上回る利点を少なくとも1つ有する。動作するアーム位置での車両からのアームの外側到達距離が格納ユニット16の幅の半分未満であることを図が示していることからわかるように、リング状の環状つかみチャネルは、車両19が相互作用する格納ユニット16のそれぞれの周囲の側部に近づくように設けられるので、車両のアーム38の拡張/引っ込め距離は減少し得る。車両19の積載/荷下ろし機構のアーム38が移動シャトル74を備える図示された実施形態もまた、車両19のアーム38の必要な拡張/引っ込め距離を最小化する一方で、車両のプラットフォーム32に対して相性の良い格納ユニット16のサイズを最大化する点で有利である。ただし他の実施形態は、図示された実施形態の他の新規な発明を構成する部位に悪影響を及ぼすことなく拡張/引っ込め可能なアーム38上の静的な長手位置の長手方向に固定されるつかみ部を利用してもよい。
様々な修正型が上述したように本発明において可能で、かつ、本発明の明らかに広範囲に及ぶ異なる実施形態も可能であるので、明細書に含まれるすべての事項は例示であって限定と解されてはならない。

Claims (12)

  1. ロボット格納/検索車両を用いて格納ユニットを処理する方法であって、
    前記ロボット格納/検索車両の積載/荷下ろし機構を用いて格納位置から前記ロボット格納/検索車両のプラットフォーム上へ前記格納ユニットの積載を試行する段階と、
    前記積載/荷下ろし機構を4つの異なる作業状態間で調節する段階であって、前記4つの異なる作業状態の各々は、前記ロボット格納/検索車両の4つの異なる側部のそれそれの側部で前記格納ユニットを積載/荷下ろしするように動作可能である段階と、
    前記格納ユニットが前記ロボット格納/検索車両上に静的方位及び位置で担持された状態で、前記4つの異なる作業状態のうちの第1作業状態と第2作業状態との間で前記積載/荷下ろし機構を調節することによって、前記ロボット格納/検索車両上で前記格納ユニットの再度の位置設定も方位設定も行うことなく前記格納ユニットを降ろすことができる前記車両の側部を変更する段階と、
    前記第1作業状態と前記第2作業状態との間で前記積載/荷下ろし機構を回転させる間、前記格納ユニットと前記積載/荷下ろし機構内に設けられる1次つかみチャネルを用いることによって前記格納ユニットと前記積載/荷下ろし機構内に設けられるつかみ部との間での相対運動を与える段階と、
    を有し、
    前記1次つかみチャネルは、前記格納ユニットの床パネルの中心点と外径との間の中間半径距離にて前記床パネルの前記中心点の周りの360°の環状経路に沿う、
    方法。
  2. 請求項1に記載の方法であって、
    前記第1作業状態と前記第2作業状態との間で前記積載/荷下ろし機構を調節する段階は、
    前記第1作業状態と前記第2作業状態との間で前記積載/荷下ろし機構を回転させる段階と
    さらに有する方法。
  3. 請求項に記載の方法であって、前記1次つかみチャネルは、前記環状経路の少なくとも270°の範囲に及ぶ、方法。
  4. 格納ユニットが格納される格納位置を有する格納システム内でロボット格納/検索車両を用いて格納ユニットを処理する方法であって、
    前記ロボット格納/検索車両の積載/荷下ろし機構を用いて格納位置から前記ロボット格納/検索車両のプラットフォーム上へ格納ユニットの積載を試行する段階と、
    積載状態検知装置を用いて積載状態チェックを実行する段階と、前記格納ユニットが前記ロボット格納/検索車両の前記プラットフォームへ適切に積載されたのか否かを検出する段階と、
    前記ロボット格納/検索車両の前記プラットフォーム上での前記格納ユニットの完全な積載に失敗したことを前記積載状態検知装置が検出することに応じて、前記格納位置での前記格納ユニットの自動再位置設定を開始する段階と、
    前記ロボット格納/検索車両内に設けられる前記積載/荷下ろし機構を用いて前記ロボット格納/検索車両の前記プラットフォーム上への前記格納ユニットの適切な積載を再試行する段階と、
    前記積載/荷下ろし機構が前記格納ユニットの1次つかみチャネルとの係合に失敗するのに応じて、2次つかみチャネルによって前記積載/荷下ろし機構と係合する段階と、前記2次つかみチャネルを介して前記ロボット格納/検索車両の前記プラットフォーム上で部分的に積載された位置に前記格納ユニットを引っ張る段階と、
    を有する方法。
  5. 請求項に記載の方法であって、前記格納位置での前記格納ユニットの自動再位置設定を開始する段階は、前記2次つかみチャネルを介して前記プラットフォームから離れて前記格納位置へ完全に収まるように前記格納ユニットを押す段階をさらに有する、方法。
  6. 請求項に記載の方法であって、前記ロボット格納/検索車両の前記プラットフォーム上への前記格納ユニットの適切な積載を再試行する段階は、前記2次つかみチャネルから前記積載/荷下ろし機構を解放する段階と、前記2次つかみチャネルと前記積載/荷下ろし機構との係合を再試行する段階とをさらに有する、方法。
  7. 格納ユニットが格納される格納位置を有する格納システム内でロボット格納/検索車両を用いて格納ユニットを処理する方法であって、
    前記ロボット格納/検索車両の積載/荷下ろし機構を用いて格納位置から前記ロボット格納/検索車両のプラットフォーム上へ格納ユニットの積載を試行する段階と、
    積載状態検知装置を用いて積載状態チェックを実行する段階と、前記格納ユニットが前記ロボット格納/検索車両の前記プラットフォームへ適切に積載されたのか否かを検出する段階と、
    前記ロボット格納/検索車両の前記プラットフォーム上での前記格納ユニットの完全な積載に失敗したことを前記積載状態検知装置が検出することに応じて、前記格納位置での前記格納ユニットの自動再位置設定を開始する段階と、
    前記ロボット格納/検索車両内に設けられる前記積載/荷下ろし機構を用いて前記ロボット格納/検索車両の前記プラットフォーム上への前記格納ユニットの適切な積載を再試行する段階と、を有し、
    前記積載状態検知装置は、前記ロボット格納/検索車両上に設けられる複数の積載センサを有し、前記プラットフォーム上での前記格納ユニットの完全な積載に失敗したことは、前記複数の積載センサのうちの少なくとも一部の積載センサのみによる前記格納ユニットの検出に基づいて判断される、
    方法。
  8. 請求項に記載の方法であって、
    前記複数の積載センサは、前記積載/荷下ろし機構が前記格納ユニットの積層を試みる際の前記プラットフォームの前方側部に隣接して設けられる少なくとも1つの前方センサ、及び、前記プラットフォームの前方側部に対向する位置にある前記プラットフォームの後方側部に隣接して設けられる少なくとも1つの後方センサを有し、
    前記プラットフォーム上での前記格納ユニットの完全な積載に失敗したことは、前記少なくとも1つの前方センサによる前記格納ユニットの検出に基づいて判断される、
    方法。
  9. 請求項に記載の方法であって、前記複数の積載センサは、前記格納ユニットが前記複数の積載センサに対して重なるように動くときに、前記格納ユニットの下面を検出する、方法。
  10. 請求項に記載の方法であって、前記複数の積載センサは、前記格納ユニットが前記ロボット格納/検索車両の前記プラットフォーム上で担持されているときに前記格納ユニットが位置する前記プラットフォームのデッキ面の上部に対して凹んだ位置にある、方法。
  11. 請求項9に記載の方法であって、前記複数の積載センサは、光センサ、反射光センサ、磁気センサ、及び制限スイッチからなる群から選ばれる、方法。
  12. 請求項に記載の方法であって、前記複数の積載センサの各々は、前記格納ユニットが前記プラットフォームの積載領域で完全受け取られて前記積載領域上で適切な正方形状に位置合わせされるときに前記格納ユニットによって占められる前記プラットフォームの前記積載領域のそれぞれ4つの異なる隅に近接する位置にある、方法。
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