JP7394365B1 - 器具カウント支援システム - Google Patents
器具カウント支援システム Download PDFInfo
- Publication number
- JP7394365B1 JP7394365B1 JP2023122182A JP2023122182A JP7394365B1 JP 7394365 B1 JP7394365 B1 JP 7394365B1 JP 2023122182 A JP2023122182 A JP 2023122182A JP 2023122182 A JP2023122182 A JP 2023122182A JP 7394365 B1 JP7394365 B1 JP 7394365B1
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- file
- instrument
- counting
- instruments
- input
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Active
Links
- 238000003860 storage Methods 0.000 claims abstract description 49
- 238000012937 correction Methods 0.000 claims abstract description 18
- 238000012795 verification Methods 0.000 claims abstract description 6
- 238000001356 surgical procedure Methods 0.000 claims description 82
- 238000002360 preparation method Methods 0.000 claims description 8
- 230000008859 change Effects 0.000 claims description 4
- 238000010586 diagram Methods 0.000 abstract description 16
- 238000000034 method Methods 0.000 description 20
- 229910000831 Steel Inorganic materials 0.000 description 16
- 239000010959 steel Substances 0.000 description 16
- 238000012986 modification Methods 0.000 description 12
- 230000004048 modification Effects 0.000 description 12
- 230000002980 postoperative effect Effects 0.000 description 12
- 239000002775 capsule Substances 0.000 description 8
- 230000006870 function Effects 0.000 description 6
- 238000004891 communication Methods 0.000 description 5
- 230000001954 sterilising effect Effects 0.000 description 5
- 238000004659 sterilization and disinfection Methods 0.000 description 5
- 238000012545 processing Methods 0.000 description 4
- 230000002792 vascular Effects 0.000 description 4
- 238000004458 analytical method Methods 0.000 description 3
- 230000008901 benefit Effects 0.000 description 3
- 238000004140 cleaning Methods 0.000 description 3
- 238000005516 engineering process Methods 0.000 description 3
- 230000008569 process Effects 0.000 description 3
- 238000011084 recovery Methods 0.000 description 3
- 230000004044 response Effects 0.000 description 3
- 238000012790 confirmation Methods 0.000 description 2
- 239000000463 material Substances 0.000 description 2
- 238000002156 mixing Methods 0.000 description 2
- 230000007704 transition Effects 0.000 description 2
- 238000003491 array Methods 0.000 description 1
- 238000004364 calculation method Methods 0.000 description 1
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 1
- 239000004973 liquid crystal related substance Substances 0.000 description 1
- 238000003825 pressing Methods 0.000 description 1
- 230000002265 prevention Effects 0.000 description 1
- 238000012797 qualification Methods 0.000 description 1
- 230000005855 radiation Effects 0.000 description 1
- 239000007787 solid Substances 0.000 description 1
- 230000003068 static effect Effects 0.000 description 1
Images
Landscapes
- Medical Treatment And Welfare Office Work (AREA)
Abstract
Description
本願明細書に開示される器具カウント支援システムは、器具の数え上げ確認(カウント)を支援し、器具の管理等をより簡便化し得る。
また、リスト表示された器具には、個々に音声認識され得る識別記号が付されており、この識別記号が、当該器具の数量の修正記録を開始するためのトリガとなる。この識別記号は、器具ごとに予め与えられた番号等、器具名そのもの、及び、これらの組み合わせ等からなる群より選択される少なくとも1種であってよい。
上記により、入力だけでなく、修正もハンズフリーで行い得るため、作業者の一人でも、確実かつ簡便にカウント作業が行える。
図1は、器具カウント支援システムの構成図である。器具カウント支援システム100は、本体110を備え、本体110には、マイクロフォン30、表示装置32、操作装置34、及び、リモートサーバ120が接続される。
本体110は、リモートサーバ120との通信を行う通信部10、マイクロフォン30で収集された音声を解析してテキストデータに変換する音声認識部12、表示装置32の表示内容を制御する表示制御部16、操作装置34からの入力を受け付ける入力制御部18、各種ファイル、プログラム、及び、ソフトウェアコンポーネント等の保存、及び、プロセッサに対するデータ等の格納場所の提供等を行う記憶部20、及び、後述するファイルの内容を照合する照合部14とを備える。また、記憶部20は、後述する第1ファイルを格納する第1格納部22、及び、第2ファイルを格納する第2格納部24を備える。
メモリとしては、DRAM(Dynamic Random Access Memory、及び、SRAM(Static RAM)等が挙げられ、CPUの内部にある形態(レジスタ)、外部にある形態等があり、これらは併用され得る。
ストレージデバイスとしては、ハードディスクドライブ(HDD)、及び、ソリッドステートドライブ(SSD)等が挙げられ、これらは併用され得る。
操作装置34は、マウス、キーボード、タッチスクリーン、コントローラー、及び、トラックパッド等が挙げられ、これらは併用され得る。
音声認識部12は、マイクロフォン30で収集された音声データを解析する際、その音声データをリモートサーバ120に送信する。更に、音声認識部12は、リモートサーバ120で解析されたテキストデータを受信する。
まず、図2(A)は、図1の実施例と同様の構成であり、本体110が備える音声認識部12は、マイクロフォン30(図示されず)で取得した音声データをリモートサーバ120に送信する。音声認識部12のリクエストによりリモートサーバ120にて計算処理(解析)して得られたテキストデータは、音声認識部12によりリモートサーバ120から取得される。
音声認識エンジン36は、音声認識部12のリクエストによりリモートサーバ120からダウンロードされたものであってもよいし、記憶部20に予め保存されていてもよい。後者の場合、器具カウント支援システム100は、リモートサーバ120を備える必要はない。
器具カウント支援システムがリモートサーバ120を備える(接続され得る)場合は、上記の構成に代えて、本体110の記憶部20に格納されるファイルの一部、又は、全部がリモートサーバ120のストレージ等に格納されていてもよい。例えば、第1ファイル、及び/又は、第2ファイルの一部又は全部がリモートサーバ120のストレージ等に格納されていてもよい。
なお、本明細書における「器具」は、メス、剪刀(ハサミ様のもの)、せっし(ピンセット)、鉗子(シザープライヤー、ハサミ型のプライヤー様のもの)、持針器、及び、鉤等に分類される各種手術用の器械を意味する。本明細書における「器具」には、一般に「手術器械」とよばれるものが含まれる。
手術前のカウント(術前カウント)では、メニュー表に照らして、器具の一式に含まれる器具の種類及び数量に過不足が無いか、また、単包を追加する場合には、追加器具の種類、及び、数量が確認される。なお、手術前に追加される単包を、本明細書では、「術前追加単包」ということがある。
手術中の器械出しの作業にあわせて、又は、別途、器具のカウントが行われる(術中カウント)。術中カウントは、主に、患者の体内に器具が留置されていないかを確認するために行われる。
なお、手術中にも単包が追加されることがある(術中追加単包)。そのため、術中カウントは、メニュー表、術前追加単包の情報、及び、術中追加単包の情報を参照して行われる。
術後カウントは、メニュー表、術前追加単包の情報、及び、術中追加単包の情報を参照して行われる。
具体的には、術後カウント終了後に洗浄・滅菌作業を受け持つスタッフのものとに使用済み器具が払い出され、当該スタッフが所定の作業場所(典型的には中材)へ運び入れた後、洗浄・滅菌が行われる前に、回収カウントが実施される。
また、一方で器具を整理しつつ、他方でメニュー表に確認済みマークを入力又は記入したりするという作業を並行して進めるため、効率も悪くなりやすい。
一方で、昨今の人手不足により器具カウントに割ける人員が限られていること、及び、術前・術中カウントは、手術室、又は、その準備室等で行われるために、入室可能人員、及び、その資格に制限があることを考慮すると、二人での作業は現実的でない場合もある。
具体的には、画面上に、ピックアップ(組立)、術前、術後、術中、及び、回収に対応するボタンを表示し、作業者に選択させる。なお、この選択は、操作装置34を介して行われてもよいし、各ボタンを音声入力で個々に認識されるようにし、音声入力により実施されてもよい。
このテーブルは、第1格納部22に格納された第1ファイルに基づいて行われる。第1格納部22は、記憶部20の一部の領域であり、第1ファイルが格納される。第1ファイルには、一式(セット)に含まれる器具と、その器具ごとの規定数量(定数)が記録されている。
第1ファイルは、上述の「メニュー表」に対応する。すなわち、画面に表示されるテーブルは、従来のメニュー表に対応するものであり、作業者は違和感なく扱うことができる。
上記以外の情報として、一式に含まれる器具の並び順の情報が挙げられる。図4(B)は、一式に含まれる器具を所定の容器に収容して完成させたセットの平面図48を表す。一式には、複数の器具が含まれ、その並び順にも規定がある場合がある。その場合、データ22Aは、その術式における器具一式の並べ方の画像情報を更に含むことが好ましい。
図5Aは、ピックアップカウントの際に、表示装置32に表示される画面である。
テーブル50Wには、器具の識別記号欄50E、器具名欄50F、定数欄50H、備考欄50K、入力数量欄50L、入力数量欄50M、及び、詳細ボタン50Nが設けられ、各行の器具ごとに情報が表示・追加・編集される。
なお、図5Aでは、テーブル50Wの3行目までが図示され、それ以降の行の図示は、省略されている。一度に表示される行数は特に限定されず、メインウインドウ50のサイズに応じて適宜変更され得る。また、多くの行が必要な場合、テーブル50Wはスクロール表示方式とされてもよい。
なお、上記例では、識別記号は、器具の名称とは別に予め定められている。しかし、識別記号は、器具の名称そのものであってもよいし、これらの両方であってもよい。すなわち、名称、又は、それ以外の記号のいずれかが認識される場合に、これを修正入力のトリガとする形態であってもよい。以下の説明では、器具の名称とは別に、識別記号が予め定められる形態について説明される。
備考欄50Kは、各器具の詳細情報の記録の有無が表示される。使用方法等は後述する。
入力数量欄50L、及び、50Mは、いずれも、当該器具の音声入力による数え上げの結果、すなわち、音声解析の結果として得られた数量のテキストデータが入力される。入力数量欄50L、及び、50Mはダブルチェック用として2つ設けられているが、どちらか一方が使用されてもよい。すなわち、ダブルチェックは必須ではない。
また、上記以外にも、メインウインドウ50には、「カウント者」欄として、1回目カウント者表示欄50B、2回目カウント者表示欄50C、及び、滅菌方法表示欄50Dが配置されている。
器具詳細ウインドウ60は、メインウインドウ50の前面側に重ねて表示され、メインウインドウ50は非アクティブ状態となる。
器具詳細ウインドウ60における、情報の編集対象となる器具60Cは、指定された詳細ボタン50Nに対応したものとなる。
備考追加ウインドウ62Aは、メインウインドウ50、器具詳細ウインドウ60の前面側に重ねて表示され、メインウインドウ50、器具詳細ウインドウ60は非アクティブ状態となる。
追加ボタン62Hを指定すると、入力データが保存され、戻るボタン62Kを指定すると、器具詳細ウインドウ60に戻る。これらのボタンも個々に音声認識され得る。
それぞれの備考には、編集ボタン60M、及び、削除ボタン60Nが隣接して表示される。これらのボタンは、個々に音声認識され得る。編集ボタン60Mを指定すると、備考追加ウインドウ62Aが表示され、内容の編集が可能になる。一方、削除ボタン60Nが指定されると、当該備考は削除される。
複数の備考が登録される場合でも、それぞれの編集ボタン60M、及び、削除ボタン60Nは、それぞれ独立して音声認識され得るため、所望の備考について容易に編集・削除ができる。なお、備考が追加されると、確認メッセージ60P(備考を追加しました)が表示される。
また、コメントメニューウインドウ64Aには、前の画面に戻るための、戻るボタン64Fも配置されている。
コメント追加ウインドウ66は、メインウインドウ50、器具詳細ウインドウ60の前面側に重ねて表示され、メインウインドウ50、器具詳細ウインドウ60は非アクティブ状態となる。
追加ボタン66Fを指定すると、入力データが保存され、戻るボタン66Gを指定すると、器具詳細ウインドウ60に戻る。これらのボタンも個々に音声認識され得る。
それぞれのコメントには、編集ボタン60R、及び、削除ボタン60Sが隣接して表示される。これらのボタンは、個々に音声認識され得る。編集ボタン60Rを指定すると、コメント追加ウインドウ66が表示され、内容の編集が可能になる。一方、削除ボタン60Sが指定されると、当該備考は削除される。
複数のコメントが登録される場合でも、それぞれの編集ボタン60R、及び、削除ボタン60Sは、それぞれ独立して音声認識され得るため、複数のコメントが登録される場合であっても、容易に、編集・削除ができる。
音声入力欄52Dには、発声を受け付ける内容について表示される。図5Bの状態では、識別記号が「No.1」である「TC鋼線剪刀」の数量の読み上げを待機していることが表示されている。
またテーブル50Wの近傍には、セットの平面図48が表示されている。この画像は、第1データに記録されているもので、画像一覧ボタン50Pの押下、又は、音声指定によって、表示される。
作業者は、この画面表示を見ながら、対象となる「TC鋼線剪刀」の数量を発声する。
データ24Aは、器具名欄70A、属性欄70B、定数欄70C、組立欄70D、術前欄70E、術中欄70F、術後欄70G、及び、回収欄70Hを備える。組立欄70D、術前欄70E、術中欄70F、術後欄70G、及び、回収欄70Hには、その時点における数え上げの結果が順次記録される。
なお、器具名、属性、及び、その規定数量(定数)は、第1ファイルを参照し、対応するデータをコピーして、記録され得る。
ステップS3では、ピックアップ作業時のものとして組立欄70Dに入力数量が記録される。
なお、第2ファイルに規定数量が記録されている場合、参照元は第2ファイルであってもよい。
まず、図5Bでは、1行目の「TC鋼線剪刀」が強調表示52Aされ、その入力中とされている。すなわち、識別記号「No.1」の数量の入力待機中である。
すなわち、1行目の器具の入力数量が認識されると、表示制御部16は、表示装置32に表示される画像を、2行目の器具の画像に更新する。これは3行目以降も同様である。
識別記号は、器具ごとに重複しないよう定められており、音声認識部12により個々に認識される。すなわち、「TC鋼線剪刀」の識別記号である「No.1」と発声すると、これに対応する「TC鋼線剪刀」の数量の修正モード(上書きモード)となる。これに対応し、音声入力欄52Dには、修正モードであることを表す「(修正)」表示と共に、識別記号「No.1」の「TC鋼線剪刀」の入力待機中であることが表示されている。また、これにあわせて、器具名52B、画像52Cも更新される。また、入力数量50LAもリセットされている。
この状態で使用者が、「TC鋼線剪刀」の修正数量を発声すると、音声認識部12により新たな入力数量として、認識され、第2ファイルのピックアップ時の入力数量として上書きして記録される。
なお、この識別記号は、器具と一対一対応の固有のものであってもよいが、そうでなくてもよい。あるテーブル50W内で、各器具の間で重複が無ければよい。表示されるテーブル50Wが更新され、別のカウントが開始される場合には、識別記号は、前に表示された一覧における識別記号と重複していてもよい。
特に、従来、カウントの修正の場面では、器具の取違え、数量の間違いが起こりやすかった。メニュー表にチェックを入れながらカウントを行っている場合には、その傾向はより顕著であった。
また、器具がテーブル表示され、入力対象となる器具が強調表示52Aされることで、入力対象の器具欄を探す必要がない点も優れている。また、修正時には、識別番号を発声するだけで、ハンズフリーで修正モードとなるうえ、当該器具の入力待機状態となるのは実用上、最も優れた点の一つである。
特に、高度に衛生管理された手術室の環境下で、より安全、かつ、迅速に器具カウントを行う観点で、器具から手を放さずに行えることや、余計な部分(操作装置34や表示装置32)に触れずに行えることは、従来技術と比較して顕著に優れた点であるといえる。
器具カウント支援システム100は、二人作業のような確実性を、一人での作業でも容易に実現できる。特に術前カウント、術中カウントは、看護師一人で行われる場合もあり、器具カウント支援システム100の効果は特に大きい。器具カウント支援システム100によれば、担当者の一人でも、迅速かつ確実な器具カウントが実施できる。
術前カウントの開始方法は、ステップS1におけるピックアップカウントの開始と同様であるため、説明を省略する。
術前追加単包の種類、及び、数量が入力されると、入力制御部18(又は音声認識部12)により、第2ファイルに器具、及び、数量が追加され、第2ファイルが更新される(ステップS7)。このとき、入力された数量は、術前追加単包の規定数量として記録される。
また、表示制御部16は、もともとの一式に含まれる器具、及び、規定数量も併せて表示する。もともとの一式の規定数量については、第1ファイルを参照してもよいし、第2ファイルに一式に含まれる器具の規定数量が記録されている場合は、第2ファイルを参照してもよい。
一方、術前追加単包が無い場合(ステップS6:NO)、表示制御部16は、第1ファイル、又は、第2ファイルを参照し、一式に含まれる器具、及び、その規定数量のみを含む一覧を表示させる。
データ24Bの術前欄70Eには、入力数量がそれぞれ記録される。なお、データ24Bは、データ24Aに術前の入力数量を追加して更新されたものである。
データ24Bには、術前追加単包として追加された器具70K(マイクロ剪刀ラウンドハンドル)が末尾に追加され、その定数欄70L(規定数量)には、ステップS7にいて入力された規定数量が記録される。組立欄70M(ピックアップ時の入力数量)には、数値のデータはない。術前欄70Nには、ステップS9における入力数量の「1」が記録される。
以上により、術前カウントは終了し、入力データはすべて第2ファイルに記録され、第2格納部24に格納される。カウントが終了した器具の一式、及び、術前追加単包は、その後、手術に使用される。
術中追加単包の種類、及び、数量が入力されると、入力制御部18(又は音声認識部12)により、第2ファイル(データ24B)に器具、及び、数量が追加されファイルが更新される。このとき、数量は、術中追加単包の規定数量として記録される。
なお、術中追加単包の種類、及び、規定数量は、第1ファイルに追加されてもよいが、第1ファイルのメニュー表(データ22A)は、術式に対応した普遍的なもの(テンプレート的なもの)として利用した方が、言い換えれば、追加単包については、第2ファイル(データ24B)にのみ記録した方が、特別な器具セットアップにも柔軟に対応できる点で好ましい。
次に、表示制御部16により、表示装置32に数え上げ対象器具がテーブル表示される(ステップS14)。このとき、術中追加単包があり、第2ファイルが更新(変更)されている場合、表示制御部16は、第2ファイルを参照し、術中追加単包の器具の種類と規定数量を表示させる。また、前の工程で術前追加単包がある場合、術前追加単包の器具の種類と規定数量も併せて表示させる。
一方、術中追加単包が無い場合(ステップS12:NO)、表示制御部16は、第1ファイル、又は、第2ファイルを参照し、一式に含まれる器具、及び、その規定数量のみを含む一覧を表示させる。なお、術中追加単包がない場合でも、術前追加単包がある場合、第2ファイルを参照し、一式に含まれる器具、及び、術前追加単包の規定数量が表示される。
データ24Cの術中欄70Fには、入力数量がそれぞれ記録される。なお、データ24Cは、データ24Bに術中の入力数量を追加して更新されたものである。
データ24Cには、術中追加単包として追加された器具70P(ランバート・ケイ大動脈鉗子)が末尾に追加され、その定数欄70Q(規定数量)には、ステップS13において入力された数量が記録される。組立欄70R(ピックアップ時の入力数量)、術前欄70Sには、数値のデータはない。術中欄70Tには、入力数量の「1」が記録される。
以上により、術中カウントは終了し、入力データはすべて第2ファイルに記録され、第2格納部24に格納される。
データ24Dの術後欄70Gには、ステップS19における入力数量がそれぞれ記録される。なお、データ24Dは、データ24Cに術後の入力数量を追加して更新されたものである。
データ24Dの末尾には、術前追加単包の器具70K(マイクロ剪刀ラウンドハンドル)、及び、術後追加単包の器具70P(ランバート・ケイ大動脈鉗子)が追加されており、それぞれ、それぞれの規定数量が定数欄70Cに記録されている。
以上により、術後カウントは終了し、入力データはすべて第2ファイルに記録され、第2格納部24に格納される。
データ24Eの回収欄70Hには、ステップS23における入力数量がそれぞれ記録される。なお、データ24Eは、データ24Dに回収の入力数量を追加して更新されたものである。
データ24Eの末尾には、術前追加単包の器具70K(マイクロ剪刀ラウンドハンドル)、及び、術後追加単包の器具70P(ランバート・ケイ大動脈鉗子)が追加されており、それぞれ、それぞれの規定数量が定数欄70Cに記録されている。
以上により、回収カウントは終了し、入力データはすべて第2ファイルに記録され、第2格納部24に格納される。
上記構成の器具カウント支援システム200では、クライアント端末である本体110には、特別なアプリケーションソフトウェア等が必要なく、汎用の端末を流用できるため、システムの全体構成の変更、及び、拡張等がより容易となる利点がある。
12 音声認識部
14 照合部
16 表示制御部
18 入力制御部
20 記憶部
22 第1格納部
24 第2格納部
30 マイクロフォン
32 表示装置
34 操作装置
36 音声認識エンジン
38 仮想マシン
82 デバイス制御部
100、200 器具カウント支援システム
110 本体
120 リモートサーバ
Claims (9)
- 所定の術式による手術のための器具の一式に含まれる前記器具ごとの数量の数え上げの支援を行う、器具カウント支援システムであって、
前記一式に含まれる前記器具ごとの規定数量を含む第1ファイルが格納される第1格納部と、
少なくとも、前記一式を構成する前記器具の名称、及び、前記規定数量を、前記第1ファイルを参照して表示装置にテーブルとして表示させる表示制御部と、
マイクロフォンで収集された音声を解析してテキストデータに変換する音声認識部と、
収集した前記音声に含まれる、前記器具ごとの数量を、前記規定数量に対する入力数量として記録する第2ファイルを格納する第2格納部と、
前記規定数量と前記入力数量とを照合する照合部と、を備え、
前記音声認識部は、前記器具の数え上げのための音声入力の開始の信号を受け付けると、収集した前記音声に含まれる数量を、前記テーブルの記載順に、それぞれの前記器具についての前記入力数量として認識して第2ファイルに記録するとともに、
前記音声に前記器具ごとに予め定められた識別記号が含まれるときは、前記識別記号に対応する前記器具の前記入力数量の修正の受付を開始し、前記識別記号の直後に音声認識される数量を、前記修正の対象とする前記器具についての修正後の前記入力数量として第2ファイルに記録する、器具カウント支援システム。 - 前記入力数量は、前記数え上げの都度に、前記第2ファイルに記録され、
前記数え上げは、第1回目として、前記一式の準備のための前記器具のピックアップの際に行われ、第2回目以降として、手術前、手術中、手術後、及び、回収からなる群より選択される少なくとも1種の時点でも行われ、
前記照合部は、前記数え上げの都度、前記入力数量を前記規定数量と照合する、請求項1に記載の器具カウント支援システム。 - 前記手術前、及び、前記手術中からなる群より選択される少なくとも1種における前記数え上げの際、前記一式に含まれない新たな器具の追加、及び/又は、前記一式に含まれる前記器具の数量の追加を表す所定の信号を受け付けると、
追加される前記器具の数量を、新たな前記規定数量として記録する、請求項2に記載の器具カウント支援システム。 - 前記第2ファイルには、前記器具ごとの前記規定数量もあわせて記録され、前記新たな規定数量は、前記第2ファイルにのみ記録される、請求項3に記載の器具カウント支援システム。
- 前記表示制御部は、前記第2ファイルに前記新たな規定数量が記録されたときは、その後の前記数え上げの際、前記第2ファイルに記録された前記器具の名称、及び、前記規定数量を参照して、前記テーブルを前記表示装置に表示させる、請求項4に記載の器具カウント支援システム。
- 前記照合部は、前記第2ファイルに記録された前記規定数量に変更があったときは、その後に記録される前記入力数量を、前記第2ファイルに記録された前記変更後の前記規定数量と照合する、請求項4に記載の器具カウント支援システム。
- 前記第1ファイルは、前記器具ごとの画像情報を更に含み、
前記表示制御部は、前記画像情報を前記テーブルとともに前記表示装置に表示させ、所定の前記器具について、対応する前記入力数量が前記音声認識部により認識されると、前記表示装置に表示される前記画像情報を、次に前記入力数量が取得されるべき前記器具の画像情報に更新する、請求項1に記載の器具カウント支援システム。 - 前記第1ファイルは、前記一式の画像情報を更に含み、
前記表示制御部は、前記一式の画像情報を前記テーブルとともに前記表示装置に表示させ、前記器具の前記画像情報の更新に関わらず、前記表示装置に前記テーブルと共に前記一式の画像情報を表示させ続ける、請求項6に記載の器具カウント支援システム。 - 前記表示制御部は、前記テーブルにおいて、前記器具ごとに、前記器具についての追加情報を表示、及び/又は、編集するためのボタンを表示させ、
前記ボタンは、それぞれの名称を音声入力により指定することで前記音声認識部によって個々に認識される、請求項1に記載の器具カウント支援システム。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2023122182A JP7394365B1 (ja) | 2023-07-27 | 2023-07-27 | 器具カウント支援システム |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2023122182A JP7394365B1 (ja) | 2023-07-27 | 2023-07-27 | 器具カウント支援システム |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP7394365B1 true JP7394365B1 (ja) | 2023-12-08 |
Family
ID=89030184
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2023122182A Active JP7394365B1 (ja) | 2023-07-27 | 2023-07-27 | 器具カウント支援システム |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP7394365B1 (ja) |
Citations (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2003099092A (ja) | 2001-09-21 | 2003-04-04 | Chuo Joho Kaihatsu Kk | 携帯型情報端末を利用した音声入力システム、並びに、これを使用した棚卸又は受発注用の商品管理システム、点検管理システム、訪問介護管理システム、及び看護管理システム |
US20090317002A1 (en) | 2008-06-23 | 2009-12-24 | John Richard Dein | Intra-operative system for identifying and tracking surgical sharp objects, instruments, and sponges |
US20130113929A1 (en) | 2011-11-08 | 2013-05-09 | Mary Maitland DeLAND | Systems and methods for surgical procedure safety |
JP2015197755A (ja) | 2014-03-31 | 2015-11-09 | 株式会社ホギメディカル | 手術用情報処理システム及び手術用情報処理プログラム |
WO2020116224A1 (ja) | 2018-12-05 | 2020-06-11 | ソニー株式会社 | 情報処理装置、提示方法、および手術システム |
-
2023
- 2023-07-27 JP JP2023122182A patent/JP7394365B1/ja active Active
Patent Citations (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2003099092A (ja) | 2001-09-21 | 2003-04-04 | Chuo Joho Kaihatsu Kk | 携帯型情報端末を利用した音声入力システム、並びに、これを使用した棚卸又は受発注用の商品管理システム、点検管理システム、訪問介護管理システム、及び看護管理システム |
US20090317002A1 (en) | 2008-06-23 | 2009-12-24 | John Richard Dein | Intra-operative system for identifying and tracking surgical sharp objects, instruments, and sponges |
US20130113929A1 (en) | 2011-11-08 | 2013-05-09 | Mary Maitland DeLAND | Systems and methods for surgical procedure safety |
JP2015197755A (ja) | 2014-03-31 | 2015-11-09 | 株式会社ホギメディカル | 手術用情報処理システム及び手術用情報処理プログラム |
WO2020116224A1 (ja) | 2018-12-05 | 2020-06-11 | ソニー株式会社 | 情報処理装置、提示方法、および手術システム |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP4873384B2 (ja) | 医療行為管理方法ならびにそれを利用した管理サーバおよび医療行為管理システム | |
US20020059301A1 (en) | Medical data processing method and medical data processing system | |
US7689441B1 (en) | Integrated order and scheduling in a healthcare administration system | |
US20050197861A1 (en) | Examination management system and examination management method | |
JPH0683880A (ja) | 病院用診断支援装置 | |
US20110074585A1 (en) | Patient tracking system | |
JP2006164217A (ja) | 手術管理方法、手術管理システム、手術管理サーバおよび携帯端末装置 | |
JPH10149391A (ja) | Icカード利用の病院予約方法 | |
JP2010092345A (ja) | 医療器材の在庫管理システム、医療器材の在庫管理方法、医療器材の在庫管理プログラム | |
JP4291289B2 (ja) | 電子カルテ表示装置、電子カルテシステム、電子カルテ表示方法及び電子カルテ表示プログラム | |
JP7394365B1 (ja) | 器具カウント支援システム | |
JP4891678B2 (ja) | 電子カルテシステム及びその電子カルテサーバの表示方法 | |
JP2002109161A (ja) | 人員配置支援システム | |
JP2006260305A (ja) | 電子カルテ管理装置、電子カルテシステム、電子カルテ管理方法及び電子カルテ管理プログラム | |
KR20140127534A (ko) | 전자의무기록 시스템 기반의 수술 정보 관리 장치 및 그 관리 방법 | |
JPH11296592A (ja) | 医療・介護支援システム | |
JP4759652B1 (ja) | 手術プロセス管理システム、その方法、その手術プロセス管理装置 | |
WO2018026003A1 (ja) | 医療器材用メモ情報管理装置、医療器材用メモ情報管理システム | |
JP2003058639A (ja) | 処方箋仲介装置、処方箋仲介方法および処方箋仲介プログラム | |
JP4464754B2 (ja) | 医療行為情報管理システム、医療行為実施支援装置 | |
JP2003006331A (ja) | 医療情報管理システム、医療情報管理サーバ、端末装置、生産管理装置、流通管理装置、医療情報管理方法および制御プログラム | |
JP2002117143A (ja) | 医療情報システム | |
JP6498404B2 (ja) | パルトグラム表示装置 | |
KR101480429B1 (ko) | 전자의무기록 시스템 기반 오브젝트 정보 검색 방법 및 장치 | |
JP5024052B2 (ja) | 診療支援プログラム、処理方法及び処理装置 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20230727 |
|
A871 | Explanation of circumstances concerning accelerated examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A871 Effective date: 20230727 |
|
A80 | Written request to apply exceptions to lack of novelty of invention |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A80 Effective date: 20230731 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20231003 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20231018 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20231107 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20231116 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 7394365 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |