JP2003099092A - 携帯型情報端末を利用した音声入力システム、並びに、これを使用した棚卸又は受発注用の商品管理システム、点検管理システム、訪問介護管理システム、及び看護管理システム - Google Patents

携帯型情報端末を利用した音声入力システム、並びに、これを使用した棚卸又は受発注用の商品管理システム、点検管理システム、訪問介護管理システム、及び看護管理システム

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JP2003099092A
JP2003099092A JP2001289893A JP2001289893A JP2003099092A JP 2003099092 A JP2003099092 A JP 2003099092A JP 2001289893 A JP2001289893 A JP 2001289893A JP 2001289893 A JP2001289893 A JP 2001289893A JP 2003099092 A JP2003099092 A JP 2003099092A
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voice
input
product
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management system
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JP2001289893A
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Kenichi Doi
賢一 土居
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CHUO JOHO KAIHATSU KK
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 マイクを使用してユーザーが音声入力したと
き、ユーザーが自分の耳だけで(従来のように画面を見
ることなく)前記の音声から変換された文字又は数字デ
ータが音声と正しく対応しているかどうかを確認するこ
とができる音声入力システムを提供する。 【解決手段】 ユーザーが片手で持ち運ぶことができる
携帯型情報端末に備えられたマイクと、前記携帯型情報
端末に備えられた合成音声出力手段であって、前記マイ
クから音声が入力されたとき、直ちに且つ自動的に、前
記音声認識合成手段により合成された音声をユーザー側
に出力するための合成音声出力手段と、前記携帯型情報
端末に備えられたディスプレイであって、前記音声認識
合成手段により認識された文字又は数字データなどを表
示するためのディスプレイと、を備えている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、携帯型情報端末を
使用した新規な音声入力システム、及び、この音声入力
システムを使用した棚卸又は受発注用の商品管理システ
ム、点検管理システム、訪問介護管理システム、及び看
護管理システムに関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、ユーザーがマイクを使って発
話した音声をコンピュータが利用できる文字又は数字デ
ータに変換するための音声認識フソトが知られている
(例えば、日本IBMの「ViaVoice(ビアボイ
ス)」や旭化成の「VORERO(ボレロ)」などが知
られている)。また、従来より、音声認識ソフトとワー
プロソフトを併用して、前記音声認識ソフトで得られた
文字又は数字データを辞書データを参照して漢字を含む
日本語に変換することも行われている。従来の音声認識
ソフトを使用する場合は、ユーザーが音声をマイクから
入力すると、その音声データに対応する文字データ(片
仮名又は平仮名データ)が画面に表示され、ユーザー
は、その文字データが自分の発した音声と間違いなく対
応していることを確認した上で、その文字データを日本
語変換ソフトを使用して漢字仮名交じりの日本語に変換
処理するようにしている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
音声認識ソフトのように、ユーザーから入力された音声
に対応する平仮名・仮名データ(文字データ)を画面に
表示する方法では、ユーザーは、いちいち画面を見てそ
の平仮名・仮名データが自分が発した音声と正しく対応
しているかどうかを確認するという煩瑣な作業をしなく
てはならない。特に、小売店での棚卸・受発注作業時や
点検作業時や介護・看護の作業時に、せっかくユーザー
にキーボードでなく音声でデータを入力するようにして
現場でのユーザーによるデータ入力作業の負担を軽減す
るようにしても、それが正しく文字データに変換されて
いるかをいちいちユーザーが画面で確認しなければなら
ないということでは、現場での入力作業の負担を軽減す
る効果が大きく減殺されてしまう。
【0004】本発明はこのような従来技術の問題点に着
目してなされたものであって、携帯型情報端末に備えら
れたマイクを使用してユーザーが現場で入力した音声を
文字又は数字データに変換するときに、直ちに且つ自動
的に、その変換した文字又は数字データを合成音声によ
りユーザーに知らせるようにして、ユーザーが自分の耳
だけで(従来のように画面を見ることなく)前記の変換
された文字又は数字データが音声と正しく対応している
かどうかを確認することができる音声入力システムを提
供することを目的としている。また、本発明は、この音
声入力システムを使用することにより現場でのデータ入
力作業の負担を大幅に軽減することができる棚卸又は受
発注用の商品管理システム、点検管理システム、訪問介
護管理システム、及び看護管理システムを提供すること
を目的としている。
【0005】
【課題を解決するための手段】このような従来技術の課
題を解決するための本発明による携帯型情報端末を利用
した音声入力システムは、ユーザーが片手で持ち運ぶこ
とができる携帯型情報端末に備えられたマイクと、前記
携帯型情報端末に内蔵され又は前記携帯型情報端末と無
線によるデータの送受信が可能な音声認識合成手段であ
って、前記マイクから音声が入力されたとき、直ちに且
つ自動的に、その音声データに対応する文字又は数字デ
ータを認識し、この認識した文字又は数字データを示す
音声を合成するための音声認識合成手段と、前記携帯型
情報端末に備えられた合成音声出力手段であって、前記
マイクから音声が入力されたとき、直ちに且つ自動的
に、前記音声認識合成手段により合成された音声をユー
ザー側に出力するための合成音声出力手段と、前記携帯
型情報端末に備えられたディスプレイであって、前記音
声認識合成手段により認識された文字又は数字データな
どを表示するためのディスプレイと、を備えたことを特
徴とするものである。
【0006】また、本発明の棚卸又は受発注用の商品管
理システムは、各商品の商品コード又は商品名を入力す
るための商品コード等入力枠と各商品の在庫又は受発注
の個数を入力するための個数入力枠とを含む管理用画面
を表示するための管理用画面表示手段と、各商品の商品
コード又は商品名を記録したバーコードを読み取るため
のバーコードリーダーと、前記バーコードリーダーが読
み取った商品コード又は商品名を前記商品コード等入力
枠に入力し表示するための商品コード等表示手段と、前
記商品コード等入力枠に商品コード又は商品名が表示さ
れた商品について、ユーザーがその在庫又は受発注の個
数をマイクから音声で入力したとき、直ちに且つ自動的
に、その入力された音声に対応する数字データを合成音
声で出力すると共に、その入力された音声に対応する数
字データを前記商品の個数入力枠に表示するための入力
音声処理手段と、を備えたことを特徴とするものであ
る。
【0007】また、本発明の棚卸又は受発注用の商品管
理システムは、各商品の商品コード又は商品名を入力す
るための商品コード等入力枠と各商品の在庫の個数を入
力するための個数入力枠とを含む管理用画面を表示する
ための管理用画面表示手段と、商品に添付又は内蔵され
たIDタグから、無線を介して、その商品の商品コード
又は商品名を示す情報を受信するためのIDタグリーダ
ーと、前記IDタグリーダーが読み取った商品コード又
は商品名を前記商品コード等入力枠に入力し表示するた
めの商品コード等表示手段と、前記商品コード等入力枠
に商品コード又は商品名が表示された商品について、ユ
ーザーがその在庫又は受発注の個数をマイクから音声で
入力したとき、直ちに且つ自動的に、その入力された音
声に対応する数字データを示す合成音声を出力すると共
に、その入力された音声に対応する数字データを前記商
品の個数入力枠に表示するための入力音声処理手段と、
を備えたことを特徴とするものである。
【0008】また、本発明の点検管理システムは、各点
検対象の識別コード又は名称を入力するための点検対象
入力枠と各点検対象の点検結果を入力するための点検結
果入力枠とを含む管理用画面を表示するための管理用画
面表示手段と、ユーザーが点検対象の名称をマイクから
音声で入力したとき、直ちに且つ自動的に、その入力さ
れた音声に対応する文字データを示す合成音声を出力す
ると共に、その入力された音声に対応する文字データを
前記点検対象入力枠に表示するための点検対象入力手段
と、ユーザーが点検の結果をマイクから音声で入力した
とき、直ちに且つ自動的に、その入力された音声に対応
する文字データを示す合成音声を出力すると共に、その
入力された音声に対応する文字データを前記点検結果入
力枠に表示するための点検結果入力手段と、を備えたこ
とを特徴とするものである。
【0009】また、本発明の訪問介護管理システムは、
各訪問介護対象者の氏名又はIDを入力するための対象
者入力枠と各訪問介護対象者の介護結果を入力するため
の介護結果入力枠とを含む管理用画面を表示するための
管理用画面表示手段と、ユーザーが介護対象者の氏名を
マイクから音声で入力したとき、直ちに且つ自動的に、
その入力された音声に対応する文字データを示す合成音
声を出力すると共に、その入力された音声に対応する文
字データを前記対象者入力枠に表示するための対象者入
力手段と、ユーザーが訪問介護の結果をマイクから音声
で入力したとき、直ちに且つ自動的に、その入力された
音声に対応する文字データを示す合成音声を出力すると
共に、その入力された音声に対応する文字データを前記
介護結果入力枠に表示するための訪問介護結果入力手段
と、を備えたことを特徴とするものである。
【0010】また、本発明の看護管理システムは、各患
者の氏名又はIDを入力するための患者名等入力枠と各
患者に関する看護データを入力するための看護データ入
力枠とを含む管理用画面に表示するための管理用画面表
示手段と、ユーザーが患者の氏名又はIDをマイクから
音声で入力したとき、直ちに且つ自動的に、その入力さ
れた音声に対応する文字データを示す合成音声を出力す
ると共に、その入力された音声に対応する文字データを
前記患者名等入力枠に表示するための患者名等入力手段
と、ユーザーがその患者に関する看護データをマイクか
ら音声で入力したとき、直ちに且つ自動的に、その入力
された音声に対応する文字データを示す合成音声を出力
すると共に、その入力された音声に対応する文字データ
を前記看護データ入力枠に表示するための看護データ入
力手段と、を備えたことを特徴とするものである。
【0011】
【発明の実施の形態】実施形態1.図1は本発明の実施
形態1による、小売店などで使用されるPDA(携帯情
報端末)を使用した棚卸又は受発注用の商品管理システ
ムを示すブロック図、図2は図1のPDA(携帯情報端
末)の内部構成を示すブロック図、図3は本実施形態1
の動作を説明するための図である。
【0012】図1において、1は小売店の店員が携帯す
るPDA(携帯情報端末)、2は小売店(又は、チェー
ンストアの本部)に設置されたPCサーバー、11はP
DA1のディスプレイである。また、図2は前記PDA
1の内部構成を示す図で、図2において、3はCPU
(中央処理装置)などで構成される制御部、4は前記制
御部3にデータや操作情報を入力するためのテンキー、
5は店舗内の商品のパッケージに添付されたラベルのバ
ーコードを読み取って前記制御部3に送信するためのバ
ーコードスキャナ、6はユーザーが音声を入力するため
のマイクである。
【0013】また、図2において、7は前記マイク6か
ら入力された音声に対応する文字又は数字データを制御
部3に送るための音声認識処理部である。なお、この音
声認識処理部7が音声から変換すべき文字データの種
類、例えば、平仮名・片仮名・アルファベット・数字な
どの種類については、後述の商品管理用画面の各入力枠
毎に予めその属性として設定されているので、前記音声
認識処理部7が「ユーザーから入力された音声が、どの
入力枠についてのものか」を識別することにより、自動
的に決定されるようになっている。
【0014】また、図2において、8は前記音声認識処
理部7で変換された文字又は数字データに対応する合成
音声を生成するための音声合成部である。この音声合成
部8は、例えば、前記音声認識処理部7で取得された文
字データから、各文字データと各音声データとを対応付
けたテーブルを参照して、対応する音声を合成するもの
である。また、図2において、9は日本語変換処理部
で、前記音声認識処理部7で取得された文字データから
日本語辞書を参照して適切な漢字仮名交じりの日本語に
変換(漢字仮名交じりの日本語の複数候補をユーザー側
に提示)するものである。
【0015】また、図2において、10は前記音声合成
部8からの合成音声を出力するためのスピーカ、11は
前記音声認識処理部7からの文字又は数字データを画面
上の所定の入力枠の中に表示するためのディスプレイで
ある。なお、前記ディスプレイ11は、制御部3の制御
により、前記音声認識処理部7からの文字又は数字デー
タを表示するために使用されるだけでなく、前記日本語
変換処理部9からの漢字仮名交じりの日本語を表示する
ためにも使用される。
【0016】本実施形態1においては、ユーザーがマイ
ク6から音声を入力したとき、直ちに且つ自動的に、
「前記音声処理部7がその音声から対応する文字又は数
字データを認識し、前記音声合成部8がこの認識された
文字又は数字データに対応する合成音声を生成し、この
合成音声がスピーカ10から出力される」という一連の
処理が行われるようにしている。すなわち、本実施形態
1では、ユーザーがマイク6から音声を入力したとき、
直ちに且つ自動的に、その音声に基づいて認識された文
字又は数字データが「合成音声によりスピーカ10から
反復・復唱」されるようになっている。
【0017】したがって、本実施形態1によれば、ユー
ザーは、いちいちディスプレイ11の画面で前記音声認
識処理部7が認識した文字又は数字データを確認しなく
ても、前記の合成音声による反復・復唱を聞くだけで、
「前記音声認識処理部7により変換された文字又は数字
データが、自分が入力した音声に正しく対応しているか
どうか」を容易に確認することができる。よって、本実
施形態1によれば、ユーザーが音声入力後にいちいち画
面を見て文字又は数字データを確認するという作業が省
略できるので、ユーザーによる現場での音声によるデー
タ入力作業を大幅に効率化させることができる。
【0018】実施形態2.次に、図3を参照して、前記
の実施形態1の音声入力システムを応用した棚卸用商品
管理システムとその動作を説明する。図3は図1のPD
A1のディスプレイ11に表示される棚卸用の商品管理
用画面の一例を示す図である。コンビニエンスストアな
どの小売店では、所定期間毎に、店員が店舗内の陳列棚
を巡回しながら陳列商品の在庫数を確認する棚卸作業を
行っている。
【0019】今、店員が、携帯しているPDA1(図1
参照。本実施形態のシステムを組み込んだPDA)に、
図3のような在庫データ登録画面11aが表示されてい
るとする。このとき、制御部3は、PDA1に内蔵され
たシステム時計から本日の日時を取り出して、その日時
情報を、前記在庫データ登録画面11aの中の該当する
入力枠の中に入力し表示させる(図3の12参照。な
お、本実施形態1では、ユーザーである店員が、例えば
「2001ねん、9がつ、20にち」と音声入力して、
その音声をPDA1内の音声認識処理部が認識して、前
記入力枠12の中に「2001/09/20」と入力し
表示するようにしてもよい)。
【0020】次に、店員は、棚上のある商品のパッケー
ジに印刷してあるバーコードを、バーコードスキャナ5
により読み取り、制御部3に入力する(図1参照)。す
ると、制御部3は、この入力されたバーコードの情報、
すなわち、その商品を識別するためのJANコードとそ
の商品の名称を、前記在庫データ登録画面11aの中の
該当の入力枠の中に入力し表示させる(図3の13,1
4参照)。
【0021】次に、制御部3は、前記在庫データ登録画
面11aの中の前記商品の在庫数を表示させる入力枠
(図3の15参照)内に、カーソルを点滅させて、次に
入力されるべきデータの種類が「在庫数という数字デー
タ」であることを示す。店員は、棚上の商品の個数を数
えて、例えば50個なら、「ゴジュウ」(又は、「ゴジ
ュッコ、ザイコ」)とマイクに向けて発話する。する
と、PDA1内の音声認識処理部7が、この入力された
「ゴジュウ」という音声を、対応する数字データ「5
0」に変換する(又は、「50こ、ざいこ」という数字
と文字との混合データに変換する)。そして、直ちに、
この「50」という数字データは、制御部3により、P
DA1の前記在庫データ登録画面11aの中の該当する
入力枠15の中に入力され表示される。また、これと同
時に、前記音声合成部8により前記「50」という数字
データ(又は、「50こ、ざいこ」という文字及び数字
データ)に対応する合成音声が生成され、この「ゴジュ
ウ」(又は、「50コ、ザイコ」)という合成音声がス
ピーカ10から出力される。
【0022】本実施形態2では、前記スピーカ10から
の「ゴジュウ」(又は、「50コ、ザイコ」)という合
成音声の出力は、店員が「ごじゅう」(又は、「50
こ、ざいこ」)という音声を入力してから直ちに(極め
て短時間内に)反復・復唱するように出力されるので、
店員は、PDA1の前記在庫データ登録画面11aの中
の入力枠15に表示される数字を見なくても、前記スピ
ーカ10から出力される合成音声(自分が入力した音声
を反復する合成音声)を聞くだけで、自分が入力した音
声が対応する数字データに正しく変換されていることを
確認することができる。よって、本実施形態2によれ
ば、店員は、店内の棚の前でいちいちPDA1の画面を
見なくても、在庫数の入力とその確認などの棚卸作業を
行うことができるようになるので、現場での棚卸作業が
極めて効率化されるようになる。
【0023】なお、この実施形態2では、店舗内の棚上
の商品のパッケージに印刷してあるバーコードをPDA
1に取り付けたバーコードリーダで読み取ることによ
り、商品のJANコードと名称を入力するようにしてい
るが、本発明はこれに限られるものではなく、例えば、
店舗内の棚上の商品のパッケージ内に商品情報(JAN
コードや名称など)を記録したIDタグ(カードやラベ
ル状のタグに小型アンテナとICチップを埋め込み、I
Cチップに記録された情報を電波で専用の読み取り機に
送信するようにした非接触型ICタグ)を入れておき、
店員が携帯するPDA1に取り付けた専用リーダーで商
品情報を読み取るようにしてもよい。
【0024】実施形態3.次に、図4を参照して、前記
の実施形態1の音声入力システムを応用した受発注用商
品管理システムとその動作を説明する。図4は図1のP
DA1のディスプレイ11に表示される商品受注用の商
品管理用画面の一例を示す図である。複数の担当する小
売店を定期的に巡回するメーカー又は卸会社のルート営
業員は、例えば小売店の店長との相対の場で商品カタロ
グなどを参照しながら商品の発注を受けて、その受注情
報を自己が携帯しているPDA1に入力する。
【0025】今、ルート営業員が携帯しているPDA1
(図1参照。本実施形態のシステムを組み込んだPD
A)に、図4のような受注データ登録画面11bが表示
されているとする。このとき、制御部3は、現在の会計
年度におけるその小売店からの受注連番をPDA1内の
メモリから呼び出して(又は、本社のサーバーから無線
通信により呼び出して)発注連番用の入力枠の中にその
受注連番を入力し表示する(図4の16参照)。また、
制御部3は、PDA1に内蔵されたシステム時計から本
日の日時を取り出して、その日時情報を、前記受注デー
タ登録画面11bの中の該当する入力枠の中に入力し表
示させる(図4の17参照)。次に、ルート営業員は、
商品のカタログに印刷してある該当商品のバーコード
を、バーコードスキャナ5により読み取り(バーコード
スキャナ5は、例えば、ルート営業員がPDA1の前記
受注データ登録画面11bの中のスキャンボタン18
(図4参照)を電子ペンでタッチすることにより作動を
開始する)、制御部3に入力する。すると、制御部3
は、この入力されたバーコードの情報、すなわち、その
商品を識別するためのJANコードとその商品の名称
を、前記受注データ登録画面11bの中の該当の入力枠
内に入力し表示させる(図3の19,20参照)。
【0026】次に、制御部3は、前記受注データ登録画
面11bの中の前記商品の受注数を表示させる入力枠
(図4の21参照)内に、カーソルを点滅させて、次に
入力されるべきデータの種類が「受注数という数字デー
タ」であることを示す。ルート営業員は、小売店の店長
から発注された個数が例えば100個であるときは、
「ヒャク」(又は、「ヒャッコ、ジュチュウ」)とマイ
クに向けて発話する。すると、PDA1内の音声認識処
理部7がこの入力された「ヒャク」(又は、「ヒャッ
コ、ジュチュウ」)という音声をそれと対応する数字デ
ータ「100」(又は「100こ、じゅちゅう」)に変
換する。そして、直ちに、この「100」という数字デ
ータは、制御部3により、PDA1の前記受注データ登
録画面11bの中の該当する入力枠21の中に入力され
表示される。また、これと同時に、前記音声合成部8に
より前記「100」という数字データ(又は「100
こ、じゅちゅう」という数字及び文字データ)に対応す
る合成音声が生成され、この「ヒャク」(又は、「ヒャ
ッコ、ジュチュウ」)という合成音声がスピーカ10か
ら出力される。
【0027】本実施形態3においては、前記スピーカ1
0からの「ゴジュウ」(又は、「ヒャッコ、ジュチュ
ウ」)という合成音声の出力は、ルート営業員が「ひゃ
く」(又は、「ひゃっこ、じゅちゅう」)という音声を
入力してから直ちに(極めて短時間内に)反復・復唱す
るように出力されるので、ルート営業員は、PDA1の
前記受注データ登録画面11bの中の入力枠15に表示
される数字を見なくても、前記スピーカ10から出力さ
れる合成音声(自分が入力した音声を反復する合成音
声)を聞くだけで、自分が入力した音声が正しく対応す
る数字データに変換されていることを確認することがで
きる。よって、本実施形態3によれば、ルート営業員
は、ルート営業先の店内の現場などでいちいちPDA1
の画面を見なくても、受注数の入力とその確認などの受
注作業を行うことができるので、現場での受注作業が極
めて効率化されるようになる。
【0028】なお、以上では、ルート営業員による受注
作業を行う場合について説明したが、本実施形態3によ
る商品管理システムは、例えば小売店の店長などが行う
商品の発注作業にも適用することができる。すなわち、
本実施形態3を使用して商品の発注作業を行う場合は、
上記の受注データ登録画面11bの代わりに、発注デー
タ登録画面(図示せず)を開いて、必要な商品名やコー
ドを入力した後に、店長が、発注数を音声でマイク6か
ら入力すればよい。
【0029】実施形態4.次に、図5を参照して、前記
の実施形態1の音声入力システムを応用した点検管理シ
ステムとその動作を説明する。図5は図1のPDA1の
ディスプレイ11に表示される電柱の点検管理用画面の
一例を示す図である。複数の電柱を定期的に点検する点
検作業員は、各電柱を点検する毎に、その点検情報を自
己が携帯しているPDA1に入力していく。
【0030】今、点検作業員が携帯しているPDA1の
画面に、図5のような点検管理画面11cが表示されい
るとする。このとき、制御部3は、PDA1に内蔵され
たシステム時計から本日の日時を取り出して、その日時
情報を、前記点検管理画面11cの中の該当する入力枠
の中に入力し表示させる(図5の22参照)。
【0031】次に、制御部3は、前記点検管理画面11
cの中の電柱コードを表示させる入力枠(図5の21参
照)内に、カーソルを点滅させて、次に入力されるべき
データの種類が「電柱コードという数字(又は英字)デ
ータ」であることを示す。このとき、点検作業員は、点
検の対象とする電柱のIDコードを、PDA1のマイク
に向かって、例えば「レイイチヨンゴサン」と発話す
る。すると、PDA1内の音声認識処理部7は、この発
話された音声を「01453」という数字データに変換
する(前述のように、制御部3により前記入力枠21内
のデータが数字データと指定されているので、前記音声
認識処理部7は、入力された音声を、文字データではな
く数字データに変換する)。そして、この変換された数
字データ「01453」は、前記入力枠23に入力され
表示される。また、これと同時に、前記の変換された数
字データ「01453」に対応する合成音声「レイイチ
ヨンゴサン」が音声合成部8により生成され、スピーカ
10から出力(合成音声による反復・復唱)される。こ
れにより、点検作業員は、この合成音声による反復・復
唱を聞くだけで(PDA1のディスプレイ11の前記入
力枠23内の数字データを眼で確認することなく)、
「自分が音声で入力した電柱コードが正しく数字データ
に変換されているかどうか」を確認することができる。
【0032】次に、制御部3は、前記点検管理画面11
cの中の点検対象名を表示させる入力枠(図5の24参
照)内に、カーソルを点滅させて、次に入力されるべき
データの種類が「点検対象名という文字データ」である
ことを示す。このとき、点検作業員は、点検の対象とす
る器具の名称を、PDA1のマイクに向かって、例えば
「ヘンアツキ」と発話する。すると、PDA1内の音声
認識処理部7は、この発話された音声を「へんあつき」
という文字データに変換する(前述のように、制御部3
により前記入力枠24内のデータが文字データと指定さ
れているので、前記音声認識処理部7は、入力された音
声を、数字データではなく文字データに変換する)。こ
の変換された文字データ「へんあつき」は、前記日本語
変換処理部9で「変圧器」という漢字に変換され、前記
入力枠24に入力され表示される。また、これと同時
に、前記の変換された文字データ「へんあつき」に対応
する合成音声が音声合成部8により生成され、スピーカ
10から出力(合成音声による反復・復唱)される。点
検作業員は、この合成音声による反復・復唱を聞くだけ
で(PDA1の前記入力枠24内の表示を眼で見ること
なく)、「自分が音声で入力した点検対象名が正しく文
字データに変換されているかどうか」を確認することが
できる。
【0033】次に、制御部3は、前記点検管理画面11
cの中の点検結果を表示させる入力枠(図5の25参
照)内に、カーソルを点滅させて、次に入力されるべき
データの種類が「点検結果という文字データ」であるこ
とを示す。このとき、点検作業員は、点検の対象である
変圧器の点検結果が例えば「異常なし」であった場合
は、PDA1のマイクに向かって、「イジョウナシ」と
発話する。すると、PDA1内の音声認識処理部7は、
この発話された音声を「いじょうなし」という文字デー
タに変換する(前述のように、制御部3により前記入力
枠25内のデータが文字データと指定されているので、
前記音声認識処理部7は、入力された音声を、数字デー
タではなく文字データに変換する)。この変換された文
字データ「いじょうなし」は、前記日本語変換処理部9
で「異常なし」という漢字仮名交じり文に変換され、前
記入力枠25に入力され表示される。また、これと同時
に、前記の変換された文字データ「いじょうなし」に対
応する合成音声「イジョウナシ」が音声合成部8により
生成され、スピーカ10から出力(合成音声による反復
・復唱)される。点検作業員は、この合成音声による反
復・復唱を聞くだけで(PDA1の前記入力枠25内の
表示を眼で見ることなく)、「自分が音声で入力した点
検結果が正しく文字データに変換されているかどうか」
を確認することができる。
【0034】実施形態5.次に、図6を参照して、前記
の実施形態1の音声入力システムを応用した訪問介護管
理システムとその動作を説明する。図6は図1のPDA
1のディスプレイ11に表示される訪問介護管理用画面
の一例を示す図である。複数の介護対象者の自宅を定期
的に訪問する介護員は、各介護対象者宅を訪問する毎
に、その訪問介護情報を自己が携帯しているPDA1に
入力していく。
【0035】今、介護員が携帯しているPDA1の画面
に、図6のような訪問介護管理画面11dが表示されい
るとする。このとき、制御部3は、前記訪問介護管理画
面11dの中の訪問対象者IDを表示させる入力枠(図
6の26参照)内に、カーソルを点滅させて、次に入力
されるべきデータの種類が「訪問対象者IDという数字
(又は英字)データ」であることを示す。このとき、介
護員は、訪問介護対象者のIDを、PDA1のマイクに
向かって、例えば「サンサンヨンイチ」と発話する。す
ると、PDA1内の音声認識処理部7は、この発話され
た音声を「3341」という数字データに変換する(前
述のように、制御部3により前記入力枠26内のデータ
が数字データと指定されているので、前記音声認識処理
部7は、入力された音声を、文字データではなく数字デ
ータに変換する)。この変換された数字データ「334
1」は、前記入力枠26に入力され表示される。また、
これと同時に、前記の変換された数字データ「334
1」に対応する合成音声「サンサンヨンイチ」が音声合
成部8により生成され、スピーカ10から出力(合成音
声による反復・復唱)される。介護員は、この合成音声
による反復・復唱を聞くだけで(PDA1のディスプレ
イ11の前記入力枠26内の数字データを眼で見ること
なく)、「自分が音声で入力した訪問対象者IDが正し
く数字データに変換されているかどうか」を確認するこ
とができる。
【0036】次に、制御部3は、前記訪問介護管理画面
11dの中の訪問対象者名を表示させる入力枠(図6の
27参照)内に、カーソルを点滅させて、次に入力され
るべきデータの種類が「訪問対象者名という文字デー
タ」であることを示す。このとき、介護員は、訪問介護
の対象者の氏名を、PDA1のマイクに向かって、例え
ば「ニホンタロウ」と発話する。すると、PDA1内の
音声認識処理部7は、この発話された音声を「にほんた
ろう」という文字データに変換する(前述のように、制
御部3により前記入力枠24内のデータが文字データと
指定されているので、前記音声認識処理部7は、入力さ
れた音声を、数字データではなく文字データに変換す
る)。この変換された文字データ「にほんたろう」は、
前記日本語変換処理部9で「日本太郎」という漢字に変
換され、前記入力枠27に入力され表示される。また、
これと同時に、前記の変換された文字データ「にほんた
ろう」に対応する合成音声「ニホンタロウ」が音声合成
部8により生成され、スピーカ10から出力(合成音声
による反復・復唱)される。介護員は、この合成音声に
よる反復・復唱を聞くだけで(PDA1のディスプレイ
11の前記入力枠27の文字(漢字)データを眼で見る
ことなく)、「自分が音声で入力した介護対象者名が正
しく文字データに変換されているかどうか」を確認する
ことができる。
【0037】次に、同様に、介護員が「ホウモンカイ
シ」という音声を入力すると、その音声データは、PD
A1の音声認識処理部7により「ほうもんかいし」とい
う文字データに変換される。そして、この「ほうもんか
いし」という文字データは、PDA1の日本語変換処理
部9により「訪問開始」という漢字に変換されて、図6
の入力枠28内に入力され表示される。また、これとほ
ぼ同時に、前記「ほうもんかいし」という文字データ
は、PDA1の音声合成部8により「ホウモンカイシ」
という合成音声に変換されてスピーカ10から出力され
る。なお、このとき、制御部3は、PDA1に内蔵され
たシステム時計から現在の日時(介護員が「ホウモンカ
イシ」という音声を入力した日時)を取り出して、その
日時情報を、前記の「訪問開始」という漢字が表示され
た入力枠28の右隣の入力枠29の中に入力し表示させ
る(図6の29参照)。
【0038】次に、同様に、介護対象者のためのもく浴
を開始しようとするとき、介護員は「モクヨクカイシ」
という音声を入力する。すると、この音声データは、P
DA1の音声認識処理部7により「もくよくかいし」と
いう文字データに変換される。そして、この「もくよく
かいし」という文字データは、PDA1の日本語変換処
理部9により「もく浴開始」という漢字仮名交じり語に
変換されて、図6の入力枠30内に入力され表示され
る。また、これとほぼ同時に、前記「もくよくかいし」
という文字データは、PDA1の音声合成部8により
「モクヨクカイシ」という合成音声に変換されてスピー
カ10から出力(反復・復唱)される。なお、このと
き、制御部3は、PDA1に内蔵されたシステム時計か
ら現在の日時(介護員が「モクヨクカイシ」という音声
を入力した日時)を取り出して、その日時情報を、前記
の「もく浴開始」という漢字仮名交じり語が表示された
入力枠30の右隣の入力枠31の中に入力し表示させる
(図6の31参照)。
【0039】その後、介護員は、もく浴の終了、マッサ
ージの開始、マッサージの終了、訪問の終了などの各段
階に移行する毎に、前記と同様の音声入力動作を行う。
以後の動作は、前記の訪問の開始の段階、もく浴の開始
の段階での動作とほぼ同様であるので、説明を省略す
る。
【0040】本実施形態5によっても、介護員は、「サ
ンサンヨンイチ」「ニホンタロウ」「ホウモンカイシ」
「モクヨクカイシ」などの音声を入力するだけで、前記
音声認識処理部7が認識した文字又は数字データに対応
する合成音声が直ちに反復・復唱されるようになってい
るので、介護員は「自分が入力した音声がPDA1の内
部で正しく認識されているかどうか」をいちいち画面で
確認する必要がなくなり、現場での介護作業が大幅な効
率化されるようになる。
【0041】実施形態6.次に、図7を参照して、前記
の実施形態1の音声入力システムを応用した看護管理シ
ステムとその動作を説明する。図7は図1のPDA1の
ディスプレイ11に表示される看護管理用画面の一例を
示す図である。病院で複数の患者を看護する看護婦は、
各患者毎に、その看護情報を自己が携帯しているPDA
1に入力していく。
【0042】今、看護婦が携帯しているPDA1の画面
に、図7のような看護管理画面11eが表示されている
とする。このとき、制御部3は、前記看護管理画面11
eの中の患者の氏名を表示させる入力枠(図7の32参
照)内に、カーソルを点滅させて、次に入力されるべき
データの種類が「患者の氏名という文字データ」である
ことを示す。このとき、看護婦は、患者の氏名を、PD
A1のマイクに向かって、例えば「ニホンハナコ」と発
話する。すると、PDA1内の音声認識処理部7は、こ
の発話された音声データを「にほんはなこ」という文字
データに変換する(前述のように、制御部3により前記
入力枠32内のデータが文字データと指定されているの
で、前記音声認識処理部7は、入力された音声を、数字
データではなく文字データに変換する)。この変換され
た文字データ「にほんはなこ」は、前記日本語変換処理
部9で「日本花子」という漢字に変換され、前記入力枠
27に入力され表示される。また、これとほぼ同時に、
前記の変換された「にほんはなこ」という文字データに
対応する「ニホンハナコ」という合成音声が音声合成部
8により生成され、スピーカ10から出力(合成音声に
よる反復・復唱)される。看護婦は、この合成音声によ
る反復・復唱を聞くだけで(PDA1の前記入力枠32
の表示を眼で見ることなく)、「自分が音声で入力した
患者の氏名が正しく文字データに変換されているかどう
か」を確認することができる。
【0043】次に、制御部3は、患者IDを表示させる
入力枠(図7の33参照)内に、カーソルを点滅させ
て、次に入力されるべきデータの種類が「患者IDとい
う数字(又は英字)データ」であることを示す。このと
き、看護婦は、患者IDを、PDA1のマイクに向かっ
て、例えば「イチイチロク」と発話する。すると、PD
A1内の音声認識処理部7は、この発話された音声を
「116」という数字データに変換する(前述のよう
に、制御部3により前記入力枠33内のデータが数字デ
ータと指定されているので、前記音声認識処理部7は、
入力された音声を、文字データではなく数字データに変
換する)。この変換された数字データ「116」は、前
記入力枠33に入力され表示される。また、これと同時
に、前記の変換された数字データ「116」に対応する
合成音声「イチイチロク」が音声合成部8により生成さ
れ、スピーカ10から出力(合成音声による反復・復
唱)される。看護婦は、この合成音声による反復・復唱
を聞くだけで(PDA1の前記入力枠33内の表示を眼
で見ることなく)、「自分が音声で入力した患者IDが
正しく数字データに変換されているかどうか」を確認す
ることができる。
【0044】次に、制御部3は、看護内容を入力する入
力枠34の中にカーソルを点滅させて、次に入力される
べきデータの種類が「看護内容という文字データ」であ
ることを示す。このとき、看護婦は、PDA1のマイク
に向かって、例えば「テンテキカイシ」と発話する。す
ると、PDA1内の音声認識処理部7は、この発話され
た音声を「てんてきかいし」という文字データに変換す
る。この変換された文字データ「てんてきかいし」は、
さらに、日本語変換処理部9により「点滴開始」という
漢字に変換されて、前記入力枠34に入力され表示され
る。また、これとほぼ同時に、前記の変換された文字デ
ータ「てんてきかいし」に対応する合成音声「テンテキ
カイシ」が音声合成部8により生成され、スピーカ10
から出力(合成音声による反復・復唱)される。看護婦
は、この合成音声による反復・復唱を聞くだけで(PD
A1の前記入力枠34内の表示を眼で見ることなく)、
「自分が音声で入力した看護内容を示す音声データが正
しく文字データに変換されているかどうか」を確認する
ことができる。また、このとき、制御部3は、PDA1
内のシステム時間を取り出して、前記の看護婦が「テン
テキカイシ」という音声を入力した時点の日時データ
(時刻データを含む)を前記入力枠34の右隣の入力枠
35に入力し表示する。
【0045】その後、制御部3は、次の看護内容を入力
する入力枠36の中にカーソルを点滅させて、次に入力
されるべきデータの種類が「看護内容という文字デー
タ」であることを示す。前記患者への点滴が終了したと
き、看護婦は、PDA1のマイクに向かって、例えば
「テンテキシュウリョウ」と発話する。すると、PDA
1内の音声認識処理部7は、この発話された音声を「て
んてきしゅうりょう」という文字データに変換する。こ
の変換された文字データ「てんてきしゅうりょう」は、
さらに、日本語変換処理部9により「点滴終了」という
漢字に変換されて、前記入力枠36に入力され表示され
る。また、これと同時に、前記の変換された文字データ
「てんてきしゅうりょう」に対応する合成音声「テンテ
キシュウリョウ」が音声合成部8により生成され、スピ
ーカ10から出力(合成音声による反復・復唱)され
る。看護婦は、この合成音声による反復・復唱を聞くだ
けで(PDA1の前記入力枠36内の表示を眼で見るこ
となく)、「自分が音声で入力した看護内容を示す音声
データが正しく文字データに変換されているかどうか」
を確認することができる。また、このとき、制御部3
は、PDA1内のシステム時間を取り出して、前記の看
護婦が「テンテキシュウリョウ」という音声を入力した
時点の時刻データを前記入力枠36の右隣の入力枠37
に入力し表示する。
【0046】
【発明の効果】以上に説明したように、本発明の音声入
力システムにおいては、ユーザーが携帯型情報端末にマ
イクから音声入力を行ったとき、直ちに且つ自動的に、
「その音声データを対応する文字又は数字データに変換
し、その変換した文字又は数字データに対応する合成音
声をユーザー側に出力する」という一連の動作を行うよ
うにしている。すなわち、本発明では、ユーザーがマイ
クから音声入力を行ったとき、直ちに、「その入力され
た音声に基づいて認識された文字又は数字データを、合
成音声で反復・復唱する」という動作を行うようにして
いる。したがって、本発明によれば、ユーザーは、前記
の合成音声による反復・復唱を自分の耳で聞くだけで
(前記の文字又は数字データを画面の表示で視認するこ
となく)、自分が入力した音声が正しく文字又は数字デ
ータに変換されているかどうかを確認することができ
る。
【0047】また、前記音声入力システムを棚卸用商品
管理システムに応用したときは、店員が棚卸作業の中で
各商品の在庫数を音声で入力したとき、直ちに且つ自動
的に、その入力した音声データから変換された文字又は
数字データを合成音声により反復・復唱するようにして
いるので、店員はいちいち携帯型情報端末の画面で変換
された文字又は数字データを視認する必要がなくなり、
現場での棚卸作業が極めて効率化されるようになる。
【0048】また、前記音声入力システムを受発注用商
品管理システムに応用したときは、営業員や店長などが
各商品の受発注量を音声で入力したとき、直ちに且つ自
動的に、その入力した音声から変換された文字又は数字
データを合成音声で反復・復唱するようにしているの
で、営業員や店長などはいちいち携帯型情報端末の画面
で変換された文字又は数字データを視認する必要がなく
なり、現場での受発注作業が極めて効率化されるように
なる。
【0049】また、前記音声入力システムを点検管理シ
ステムに応用したときは、点検員が電柱などの点検対象
や点検結果などの情報を音声で入力したとき、直ちに且
つ自動的に、その入力した音声から変換された文字又は
数字データを合成音声で反復・復唱するようにしている
ので、点検員はいちいち携帯型情報端末の画面で変換さ
れた文字又は数字データを視認する必要がなくなり、点
検現場でのデータ入力作業が極めて効率化されるように
なる。
【0050】また、前記音声入力システムを訪問介護管
理システムに応用したときは、訪問介護員が訪問対象者
や介護内容などの情報を音声で入力したとき、直ちに且
つ自動的に、その入力した音声から変換された文字又は
数字データを合成音声で反復・復唱するようにしている
ので、訪問介護員はいちいち携帯型情報端末の画面で変
換された文字又は数字データを視認する必要がなくな
り、訪問介護現場でのデータ入力作業が極めて効率化さ
れるようになる。
【0051】さらに、前記音声入力システムを病院での
看護管理システムに応用したときは看護婦が患者や看護
内容などの情報を音声で入力したとき、直ちに且つ自動
的に、その入力した音声から変換された文字又は数字デ
ータを合成音声で反復・復唱するようにしているので、
看護婦はいちいち携帯型情報端末の画面で変換された文
字又は数字データを視認する必要がなくなり、看護現場
でのデータ入力作業が極めて効率化されるようになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施形態1による音声入力システム
を説明するための図。
【図2】 本実施形態1のPDAの内部構成を示すブロ
ック図。
【図3】 本発明の実施形態2による棚卸用商品管理シ
ステムの動作を説明するための図。
【図4】 本発明の実施形態3による受発注用商品管理
システムの動作を説明するための図。
【図5】 本発明の実施形態4による点検管理システム
の動作を説明するための図。
【図6】 本発明の実施形態5による訪問介護管理シス
テムの動作を説明するための図。
【図7】 本発明の実施形態6による看護管理システム
の動作を説明するための図。
【符号の説明】
1 PDA 2 PCサーバー 3 制御部 4 テンキー 5 バーコードスキャナ 6 マイク 7 音声認識処理部 8 音声合成部 9 日本語変換処理部 10 スピーカ 11 ディスプレイ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) G10L 15/28 G10L 3/00 R 571H

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ユーザーが片手で持ち運ぶことができる
    携帯型情報端末に備えられたマイクと、 前記携帯型情報端末に内蔵され又は前記携帯型情報端末
    と無線によるデータの送受信が可能な音声認識合成手段
    であって、前記マイクから音声が入力されたとき、直ち
    に且つ自動的に、その音声データに対応する文字又は数
    字データを認識し、この認識した文字又は数字データを
    示す音声を合成するための音声認識合成手段と、 前記携帯型情報端末に備えられた合成音声出力手段であ
    って、前記マイクから音声が入力されたとき、直ちに且
    つ自動的に、前記音声認識合成手段により合成された音
    声をユーザー側に出力するための合成音声出力手段と、 前記携帯型情報端末に備えられたディスプレイであっ
    て、前記音声認識合成手段により認識された文字又は数
    字データなどを表示するためのディスプレイと、を備え
    たことを特徴とする、携帯型情報端末を利用した音声入
    力システム。
  2. 【請求項2】 請求項1の音声入力システムを使用した
    棚卸又は受発注用の商品管理システムであって、 各商品の商品コード又は商品名を入力するための商品コ
    ード等入力枠と各商品の在庫又は受発注の個数を入力す
    るための個数入力枠とを含む管理用画面を表示するため
    の管理用画面表示手段と、 各商品の商品コード又は商品名を記録したバーコードを
    読み取るためのバーコードリーダーと、 前記バーコードリーダーが読み取った前記商品コード又
    は商品名を前記商品コード等入力枠に入力し表示するた
    めの商品コード等表示手段と、 前記商品コード等入力枠に商品コード又は商品名が表示
    された商品について、ユーザーがその在庫又は受発注の
    個数をマイクから音声で入力したとき、直ちに且つ自動
    的に、その入力された音声に対応する数字データを合成
    音声で出力すると共に、その入力された音声に対応する
    数字データを前記商品の個数入力枠に表示するための入
    力音声処理手段と、を備えたことを特徴とする棚卸又は
    受発注用の商品管理システム。
  3. 【請求項3】 請求項1の音声入力システムを使用した
    棚卸又は受発注用の商品管理システムであって、 各商品の商品コード又は商品名を入力するための商品コ
    ード等入力枠と各商品の在庫の個数を入力するための個
    数入力枠とを含む管理用画面を表示するための管理用画
    面表示手段と、 商品に添付又は内蔵されたIDタグから、無線を介し
    て、その商品の商品コード又は商品名を示す情報を受信
    するためのIDタグリーダーと、 前記IDタグリーダーが読み取った商品コード又は商品
    名に基づいてその商品コード又は商品名を前記商品コー
    ド等入力枠に入力し表示するための商品コード等表示手
    段と、 前記商品コード等入力枠に商品コード又は商品名が表示
    された商品について、ユーザーがその在庫又は受発注の
    個数をマイクから音声で入力したとき、直ちに且つ自動
    的に、その入力された音声に対応する数字データを示す
    合成音声を出力すると共に、その入力された音声に対応
    する数字データを前記商品の個数入力枠に表示するため
    の入力音声処理手段と、を備えたことを特徴とする棚卸
    又は受発注用の商品管理システム。
  4. 【請求項4】 請求項1の音声入力システムを使用した
    点検管理システムであって、 各点検対象の識別コード又は名称を入力するための点検
    対象入力枠と各点検対象の点検結果を入力するための点
    検結果入力枠とを含む管理用画面を表示するための管理
    用画面表示手段と、 ユーザーが点検対象の識別コード又は名称をマイクから
    音声で入力したとき、直ちに且つ自動的に、その入力さ
    れた音声に対応する文字データを示す合成音声を出力す
    ると共に、その入力された音声に対応する文字データを
    前記点検対象入力枠に表示するための点検対象入力手段
    と、 ユーザーが点検の結果をマイクから音声で入力したと
    き、直ちに且つ自動的に、その入力された音声に対応す
    る文字データを示す合成音声を出力すると共に、その入
    力された音声に対応する文字データを前記点検結果入力
    枠に表示するための点検結果入力手段と、を備えたこと
    を特徴とする点検管理システム。
  5. 【請求項5】 請求項1の音声入力システムを使用した
    訪問介護管理システムであって、 各訪問介護対象者の氏名又はIDを入力するための対象
    者入力枠と各訪問介護対象者に対する介護結果を入力す
    るための介護結果入力枠とを含む管理用画面を表示する
    ための管理用画面表示手段と、 ユーザーが介護対象者の氏名又はIDをマイクから音声
    で入力したとき、直ちに且つ自動的に、その入力された
    音声に対応する文字データを示す合成音声を出力すると
    共に、その入力された音声に対応する文字データを前記
    対象者入力枠に表示するための対象者入力手段と、 ユーザーが訪問介護の結果をマイクから音声で入力した
    とき、直ちに且つ自動的に、その入力された音声に対応
    する文字データを示す合成音声を出力すると共に、その
    入力された音声に対応する文字データを前記介護結果入
    力枠に表示するための訪問介護結果入力手段と、を備え
    たことを特徴とする訪問介護管理システム。
  6. 【請求項6】 請求項1の音声入力システムを使用した
    看護管理システムであって、 各患者の氏名又はIDを入力するための患者名等入力枠
    と各患者に関する看護データを入力するための看護デー
    タ入力枠とを含む管理用画面を表示するための管理用画
    面表示手段と、 ユーザーが患者の氏名又はIDをマイクから音声で入力
    したとき、直ちに且つ自動的に、その入力された音声に
    対応する文字データを示す合成音声を出力すると共に、
    その入力された音声に対応する文字データを前記患者名
    等入力枠に表示するための患者名等入力手段と、 ユーザーがその患者に関する看護データをマイクから音
    声で入力したとき、直ちに且つ自動的に、その入力され
    た音声に対応する文字データを示す合成音声を出力する
    と共に、その入力された音声に対応する文字データを前
    記看護データ入力枠に表示するための看護データ入力手
    段と、を備えたことを特徴とする看護管理システム。
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