JP7394155B2 - 光ファイバリボン、リボンケーブルおよび光ファイバリボンの製造方法 - Google Patents

光ファイバリボン、リボンケーブルおよび光ファイバリボンの製造方法 Download PDF

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Description

本発明は、光ファイバリボン、リボンケーブルおよび光ファイバリボン製造方法に関する。
光ファイバリボンまたは光ファイバ着色心線間の動摩擦係数を設定する技術が知られている。通常、長大な光ファイバリボンまたは光ファイバ着色心線はボビンに巻回され、保管される。ここで、光ファイバリボンまたは光ファイバ着色心線の表面の摩擦が大きい場合、巻き崩れに起因する光損失の増大、単心分離性および集合性の低下に起因する作業効率の低下などが生じ得る。特許文献1に記載の技術は、光ファイバ着色心線間の動摩擦係数を低くし、光ファイバ着色心線の集合性および単心分離性を向上させている。また、特許文献2に記載の技術は、光ファイバリボン間の動摩擦係数を低くし、ボビンによる光ファイバリボンの巻取りを安定させている。
国際公開第2016/017060号 特開平9―197209号公報
しかしながら、光ファイバリボン表面の動摩擦係数を正確に計測するのは容易ではなく、光ファイバリボンの巻き崩れを抑制するには困難を伴っていた。
本発明は、上記の課題に鑑みてなされたものであって、光ファイバリボンの巻き崩れを容易に抑制可能な光ファイバリボンを提供することを目的とする。
本発明の一観点によれば、複数の光ファイバ心線と、前記複数の光ファイバ心線を被覆するリボン層とを備える光ファイバリボンであって、複数の前記光ファイバリボン間の静摩擦係数が1.12以下であることを特徴とする光ファイバリボンが提供される。
また、本発明の他の一観点によれば、複数の光ファイバ心線にリボン層樹脂を塗布する工程と、前記リボン層樹脂に紫外線を照射してリボン層を形成する工程とを備えた光ファイバリボンの製造方法であって、複数の前記光ファイバリボン間の静摩擦係数が1.12以下であることを特徴とする光ファイバリボンの製造方法が提供される。
本発明によれば、光ファイバリボンの巻き崩れを容易に抑制することができる。
第1実施形態に係る光ファイバリボンの断面図である。 第1実施形態に係る光ファイバリボンの製造装置の模式図である。 第1実施形態に係る光ファイバリボンの製造方法のフローチャートである。 第1実施形態に係る光ファイバリボン間の摩擦力を測定する測定装置の上面図である。 第1実施形態に係る光ファイバリボン間の摩擦力を測定する測定装置の側面図である。 第1実施形態に係る光ファイバリボン間の静摩擦力および動摩擦力を説明するための図である。 第2実施形態に係るリボンケーブルの断面図である。
以下、本発明に係る実施形態について図面を参照しつつ詳細に説明する。各図面を通じて共通する機能を有する要素には同一の符号を付し、重複する説明を省略又は簡略化することがある。
[第1実施形態]
図1は、本実施形態に係る光ファイバリボン10の断面図である。光ファイバリボン10は、複数の光ファイバ心線11とリボン層12とを有する。
光ファイバ心線11は、ガラスファイバとガラスファイバの外周を被覆する紫外線硬化型樹脂とを含む。光ファイバ心線11の直径は、好ましくは260μm以下、例えば250μm程度であり得る。ガラスファイバの外径は80μm以上150μm以下、好ましくは124μm以上126μm以下であり得る。また、光ファイバ心線11の表面は、識別のために着色され得る。
リボン層12は、紫外線硬化型樹脂により構成される。リボン層12を構成する紫外線硬化型樹脂(以下、「リボン層樹脂」と称する。)は、紫外線照射によって重合可能なものであれば特に限定されるものではない。リボン層樹脂は、例えば、光ラジカル重合などにより重合可能なものである。リボン層樹脂は、例えば、ポリエーテル系ウレタン(メタ)アクリレートおよびポリエステル系ウレタン(メタ)アクリレートのようなウレタン(メタ)アクリレート、エポキシ(メタ)アクリレート、ポリエステル(メタ)アクリレートなどの紫外線照射により重合および硬化するエチレン性不飽和基などの重合性不飽和基を有する紫外線硬化型樹脂であり、重合性不飽和基を少なくとも2つ有するものであることが好ましい。紫外線硬化型樹脂における重合性不飽和基は、例えば、ビニル基、アリル基、アクリロイル基、メタクリロイル基などの不飽和二重結合を有する基、プロパルギル基などの不飽和三重結合を有する基などが挙げられる。これらの中でも、アクリロイル基、メタクリロイル基が重合性の面で好ましい。リボン層樹脂は、紫外線照射により重合を開始して硬化するモノマー、オリゴマーまたはポリマーであり得るが、好ましくはオリゴマーである。なお、オリゴマーとは、重合度が2~100の重合体である。また、本明細書において、「(メタ)アクリレート」とは、アクリレートおよびメタクリレートの一方または両方を意味する。
ポリエーテル系ウレタン(メタ)アクリレートとは、ポリエーテル骨格を有するポリオールと、有機ポリイソシアネート化合物およびヒドロキシアルキル(メタ)アクリレートとの反応物のように、ポリエーテルセグメント、(メタ)アクリレートおよびウレタン結合を有する化合物である。また、ポリエステル系ウレタン(メタ)アクリレートとは、ポリエステル骨格を有するポリオールと、有機ポリイソシアネート化合物およびヒドロキシアルキル(メタ)アクリレートとの反応物のように、ポリエステルセグメント、(メタ)アクリレートおよびウレタン結合を有する化合物である。
上述の複数の光ファイバ心線11は並んで配列され、リボン層12は複数の光ファイバ心線11を被覆及び連結している。光ファイバリボン10はボビンに巻かれた状態で保管され得る。光ファイバリボン10がボビンに巻回される際、光ファイバリボン10において互いに隣接する2つの表面間に摩擦力が生じる。以下の説明において、ボビンに巻回された1本の光ファイバリボン10において、互いに隣接する2つの表面間の摩擦力を、複数の光ファイバリボン10間の摩擦力と称することがある。
複数の光ファイバリボン10が互いに接しているとき、複数の光ファイバリボン10間の相対運動を妨げる摩擦力が働く。一の光ファイバリボン10が他の光ファイバリボン10に対して相対的に移動し始める際の摩擦力を光ファイバリボン10間の静摩擦力とする。また、光ファイバリボン10間の静摩擦力を光ファイバリボン10表面に垂直に印加された力で除した値を静摩擦係数とする。また、一の光ファイバリボン10が他の光ファイバリボン10に対して相対的に運動している場合の摩擦力を光ファイバリボン10間の動摩擦力とする。また、光ファイバリボン10間の動摩擦力を光ファイバリボン10表面に垂直に印加された力で除した値を光ファイバリボン10間の動摩擦係数とする。
図2は、本実施形態に係る光ファイバリボン10の製造装置20の模式図である。製造装置20は、複数の供給ボビン21、ガイドローラ22、樹脂塗布装置23、紫外線照射装置24、ガイドローラ25およびボビン26を有する。
複数の供給ボビン21は並んで配列され、それぞれの供給ボビン21は略円筒形をなし、回転軸を中心に回転可能に構成されている。供給ボビン21は駆動モータ(未図示)によって駆動される。供給ボビン21には光ファイバ心線11が巻かれている。
ガイドローラ22は円筒形をなし、側面には円周方向に沿って複数の溝が形成されている。それぞれの溝には光ファイバ心線11が保持される。溝の断面形状は半円をなし、溝の径は光ファイバ心線11の径よりもわずかに大きい。
ガイドローラ22の下方には、樹脂塗布装置23が設けられる。樹脂塗布装置23には、リボン層樹脂が保持される。樹脂塗布装置23は、例えば、リボン層樹脂を満たしたコーティングダイスであり得る。複数の光ファイバ心線11は樹脂塗布装置23を通過することによって、それぞれの光ファイバ心線11にリボン層樹脂が塗布される。
樹脂塗布装置23の下方には、紫外線照射装置24が設けられる。紫外線照射装置24は、メタルハライドランプ、水銀ランプ、UV-LEDなどの任意の紫外線光源を備える。リボン層樹脂が塗布された複数の光ファイバ心線11は、紫外線照射装置24に入り、リボン層樹脂に紫外線が照射される。その結果、リボン層樹脂は硬化され、リボン層12が形成される。
紫外線照射装置24の下方には、ガイドローラ25およびボビン26が設けられる。光ファイバリボン10は、ガイドローラ25にガイドされ、ボビン26に巻回される。
図3は、本実施形態に係る光ファイバリボン10の製造方法のフローチャートである。樹脂塗布装置23は、複数の光ファイバ心線11にリボン層樹脂を塗布し(ステップS101)、紫外線照射装置24は、リボン層樹脂に紫外線を照射する(ステップS102)。これにより、複数の光ファイバ心線11がリボン層12に被覆され、複数の光ファイバ心線11から光ファイバリボン10が得られる。光ファイバリボン10は、ボビン26に巻回される(ステップS103)。
光ファイバリボン10の上を光ファイバリボン10が適度に滑ることによって、光ファイバリボン10はボビン26に整列に巻回される。一方、複数の光ファイバリボン10間の摩擦力が大きい場合、光ファイバリボン10の巻き崩れが生じ、光ファイバリボン10の特定の箇所に過剰な負荷がかかる。このため、光ファイバリボン10の光の伝送損失が大きくなり得る。本実施形態において、光ファイバリボン10間の静摩擦係数は1.12以下に設定される。これにより、ボビン26に光ファイバリボン10が巻回される際、光ファイバリボン10間の摩擦力が小さくなり、光ファイバリボン10の巻き崩れが抑制される。この結果、巻き崩れに起因する伝送損失を低減することが可能となる。
光ファイバリボン10間の静摩擦係数は以下の方法によって所望の値に設定され得る。例えば、リボン層樹脂にシリコーン化合物を加えることにより、光ファイバリボン10間の静摩擦係数を小さくすることができる。シリコーン化合物は、例えばポリエーテル変性シリコーン、アルキル変性シリコーン、ウレタンアクリレート変性シリコーン、ウレタン変性シリコーン、メチルスチリル変性シリコーン、エポキシポリエーテル変性シリコーン、アルキルアラルキルポリエーテル変性シリコーン等であり得る。エチレン性不飽和基等の重合性基を有しないシリコーン化合物の市販品は、例えば、DOWSIL(商標) SH 28 Paint Additive(ダウ・東レ社製)、XIAMETER(商標) SH 203 Fluid(ダウ・東レ社製)、DOWSIL 56 Additive(ダウ・東レ社製)、FM-0411(JNC社製)、FM-0421(JNC社製)、FM-0425(JNC社製)、DOWSIL SF 8428 Fluid(ダウ・東レ社製)、BYK-UV 3510(ビック・ケミー社製)等であり得る。また、エチレン性不飽和基を有するシリコーン化合物の市販品は、例えば、TEGO(登録商標) Rad 2200N、TEGO Rad 2500、TEGO Rad 2650、TEGO Rad 2800(Evonik社製)等であり得る。
なお、シリコーン化合物は、光ファイバリボン10間の静摩擦係数を低くするだけでなく、リボン層12のヤング率を低くし得る。シリコーン化合物の添加量が多過ぎる場合、リボン層12のヤング率が必要以上に低くなることがある。この場合、光ファイバリボン10がボビン26に巻回される際に、光ファイバリボン10が変形し、巻き崩れが生じ得る。したがって、シリコーン化合物の添加量は、リボン層樹脂の6.5wt%以下、好ましくは5.0wt%以下、さらに好ましくは3.5wt%以下であると良い。
また、シリコーン化合物およびリボン層樹脂の組み合わせによっては、シリコーン化合物とリボン層樹脂との相溶性が悪化し、リボン層樹脂が濁る場合がある。さらに、シリコーン化合物とリボン層樹脂との相溶性が良好でない場合、リボン層樹脂は長期保存によってシリコーン化合物とリボン層樹脂とに相分離し得る。この場合、光ファイバリボン10間の静摩擦係数は十分に低くならず、ボビン26による巻き崩れが生じ得る。このため、シリコーン化合物とリボン層樹脂との相溶性が良好となるように、シリコーン化合物およびリボン層樹脂の組み合わせが選択されることが好ましい。
光ファイバリボン10間の静摩擦係数を低くする方法は、シリコーン化合物を添加する方法に限定されない。例えば、紫外線の照射を窒素雰囲気下で行う方法、紫外線の照射を高温下で行う方法、リボン層樹脂に含まれる開始剤の濃度を調整する方法が任意に選択され、または組み合われてもよい。
図4は、第1実施形態に係る光ファイバリボン間の摩擦力を測定する測定装置40の上面図である。図5は、測定装置40の側面図である。測定装置40は、テーブル41、固定用テープ42、錘43、滑車44、引張試験機45を備える。
テーブル41は、長板状をなし、接地面に対して水平に載置され、金属、ガラスなどの硬性を有する材質から構成される。テーブル41の上面には、光ファイバリボン10aがテーブル41の長手方向に沿って載置される。光ファイバリボン10aは短く切断され、光ファイバリボン10bと接触する部分だけ凸部に配置され、光ファイバリボン10aの両端は固定用テープ42によってテーブル41に固定されている。光ファイバリボン10bは、光ファイバリボン10aの上に載置されている。光ファイバリボン10aと光ファイバリボン10bとの重なりは、70mm以上であることが好ましい。光ファイバリボン10bは、光ファイバリボン10aと同一のリボン層樹脂により構成される。錘43は、円柱状をなし、光ファイバリボン10bの上に載置されている。錘43の重量は、例えば100gfであり、光ファイバリボン10a、10bのそれぞれの表面に対して鉛直方向に圧力を印加し得る。
滑車44は、円筒形をなし、側面には円周方向に沿って光ファイバリボン10bが保持される。引張試験機45は、油圧式、電動式等の任意の駆動方式によって構成され得る。引張試験機45はロードセルを備え、ロードセルに加えられた荷重を検出する。引張試験機45の引張り速度は、例えば10mm/minであり得る。ロードセルには、光ファイバリボン10bの一端が接続される。光ファイバリボン10bの他端は、図示されていない回転ボビンなどに保持されている。
ロードセルが光ファイバリボン10bの一端を所定の引張荷重で引っ張ると、光ファイバリボン10bの下面は光ファイバリボン10aの上面に接しながら移動する。光ファイバリボン10bが移動し始める際の引張荷重は、光ファイバリボン間の静摩擦力に等しい。静摩擦係数Fは次式によって算出され得る。
F=μmg ・・・(式1)
ここで、μは摩擦係数、Fは引張試験機45の引張荷重、mは錘43の重さ、gは重力加速度である。
光ファイバリボン10bが光ファイバリボン10a上を移動し始めた後において、ロードセルによる引張荷重は、光ファイバリボン10aと光ファイバリボン10bとの間の動摩擦力に等しい。後述するように、動摩擦力は必ずしも一定ではなく、光ファイバリボン10bの移動とともに変動し得る。動摩擦力の平均値は、光ファイバリボン10bの移動距離に対する動摩擦力を積分平均することによって算出される。なお、積分平均に用いられる移動距離は5mm以上であることが好ましい。
光ファイバリボン10bの動摩擦力の変動が小さい場合、光ファイバリボン間の動摩擦力を正確に求めることができる。動摩擦力の変動は、動摩擦力の平均値と動摩擦力の最大値との関係または動摩擦力の平均値と最小値との関係により評価され得る。
図6は、本実施形態に係る光ファイバリボン間の静摩擦力および動摩擦力を説明するための図である。図6は、光ファイバリボンA間および光ファイバリボンB間の摩擦力の測定結果を示している。摩擦力の測定には、測定装置40が用いられ得る。横軸は、引張試験機45による光ファイバリボン10bの引張量、すなわち引張試験機45における光ファイバリボン10bの移動距離を示す。ここで、光ファイバリボン10bは長手方向に伸長し得る。このため、引張試験機45における光ファイバリボン10bの引張量が所定値を超えるまで、光ファイバリボン10bは光ファイバリボン10a上に静止し得る。縦軸は、光ファイバリボン間の摩擦力を示す。実線は光ファイバリボンA間の摩擦力を示し、破線は光ファイバリボンB間の摩擦力を示す。引張量XAが光ファイバリボンAに印加された際に、光ファイバリボンAはテーブル41に固定された光ファイバリボンA上を移動し始める。また、引張量XBが光ファイバリボンBに印加された際に、光ファイバリボンBはテーブル41に固定された光ファイバリボンB上を移動し始める。すなわち、引張量XAにおける光ファイバリボンA間の摩擦力は静摩擦力を示し、引張量XBにおける光ファイバリボンB間の摩擦力は静摩擦力を示している。
光ファイバリボンA間の動摩擦力は、光ファイバリボンAが移動している間の引張荷重、すなわち、引張量が引張量XAよりも大きいときにおける摩擦力の積分平均から算出される。同様に、光ファイバリボンB間の動摩擦力は、引張量が引張量XBよりも大きいときにおける摩擦力の積分平均から算出される。図6の例において、光ファイバリボンA間の動摩擦力はほぼ一定であるため動摩擦係数を正確に求めることができる。一方、光ファイバリボンB間の動摩擦力は一定とならず、鋸刃状に変化している。例えば、リボン層樹脂の硬化が不十分であるため、光ファイバリボン表面の粘着性が高い場合等に、動摩擦力は一定とならない。また、十分にリボン層樹脂が硬化された場合であっても、光ファイバリボン表面の粘着性が高い場合がある。この場合にも光ファイバリボン間の動摩擦力は一定とならない。光ファイバリボンBのように、動摩擦力が一定でない場合、動摩擦係数を正確に求めることは容易ではない。このため、光ファイバリボンBの表面を所望の動摩擦係数に設定することは困難である。
一方、光ファイバリボンA間、B間の静摩擦力は、引張量XA、XBから容易に求められ得る。従って、光ファイバリボンA、Bのいずれにおいても静摩擦係数を正確に計測することができる。また、図6に示されるように、静摩擦係数の測定に必要な光ファイバリボン10bの移動距離は、動摩擦係数の測定に必要な移動距離よりも短い。よって、静摩擦係数の測定は、動摩擦係数の測定と比較して、測定時間を削減することができる。
上述したように、本実施形態によれば、光ファイバリボンを静摩擦係数によって規定することにより、光ファイバリボンの巻き崩れを容易に抑制することが可能となる。特に、複数の光ファイバリボン間の静摩擦係数は、1.12以下に低く設定されるため、光ファイバリボンの巻取りを安定させることができる。
[第2実施形態]
本発明の第2実施形態に係るリボンケーブルを説明する。本実施形態に係るリボンケーブル30は、第1実施形態に係る光ファイバリボン10を用いて構成される。
図7は、本実施形態に係るリボンケーブル30の断面図である。リボンケーブル30は、光ファイバリボン10、テンションメンバ31、スロットロッド32、押え巻きテープ33、シース34、引裂紐35を備える。
テンションメンバ31は、長細状をなし、銅線またはFRP等の高い硬度を有する材料から構成される。テンションメンバ31は、リボンケーブル30の強度を高める機能を有する。
スロットロッド32は、テンションメンバ31の周囲に形成される。スロットロッド32はポリエチレン等の樹脂から構成される。スロットロッド32の外周面には、長手方向に沿ってスロット32aが設けられており、スロット32aに光ファイバリボン10が収容されている。なお、スロット32a、光ファイバリボン10の数は図7の例に限定されず、任意の数に選択され得る。
押え巻きテープ33は、スロットロッド32の外周を覆うように設けられる。押え巻きテープ33は、スロット32aに収容された光ファイバリボン10をスロット32aから出ないように封入する機能を有する。押え巻きテープ33は、不織布、樹脂等の素材から構成され得る。
シース34は、押え巻きテープ33の外周を覆うように設けられる。シース34は、ポリエチレン等の樹脂から構成され、光ファイバリボン10を外力から保護する役割を有する。
引裂紐35は、シース34に埋没され、押え巻きテープ33の外周の一部に沿うように設けられる。引裂紐35は、アラミド繊維等の高強度の素材から構成される。引裂紐35をリボンケーブル30の半径方向外側に引くことにより、光ファイバリボン10を傷つけることなく取り出すことができる。
リボンケーブル30を製造する工程において、ボビン26に巻かれた光ファイバリボン10が引き出される。第1実施形態に係る複数の光ファイバリボン10間の静摩擦係数は1.12以下に設定され、光ファイバリボン10の巻取りを安定させている。したがって、光ファイバリボン10間の動摩擦係数を設定することなく、リボンケーブル30の製造工程における光の伝送損失が抑えられたリボンケーブル30を得ることができる。
以下、本発明の実施形態に係る光ファイバリボン10の測定結果および評価について説明する。
Figure 0007394155000001
表1は、リボン層12のヤング率(MPa)、光ファイバリボン10間の静摩擦係数、光ファイバリボン10間の(最大動摩擦―平均動摩擦)/平均動摩擦(%)、光ファイバリボン10の(平均動摩擦―最小動摩擦)/平均動摩擦(%)、樹脂透過率(%)、ボビンによる巻き取りの安定性に関する評価(評価1)およびリボン層樹脂の安定性に関する評価(評価2)を表している。なお、実施例1~6、比較例1~3におけるリボン層樹脂は、シリコーン化合物を含む。
表1における「ヤング率」の測定方法について説明する。まず、片刃などを用いて製造後の光ファイバリボン10のリボン層12を削ぎ取った。削ぎ取ったリボン層12を25mmの長さを有するサンプル片となるように成形し、恒温恒湿下(温度23℃、湿度50%)で4時間以上サンプル片を状態調整した。サンプル片の断面積は、顕微鏡にて測定した。その後、引張速度1mm/minでサンプル片を引張り、2.5%ひずみにおけるサンプル片のヤング率を算出した。
表1における「樹脂透過率」の測定方法について説明する。まず、シリコーン化合物を含むリボン層樹脂を十分に攪拌・脱泡した。その後、リボン層樹脂を10mm長セルに満たし、UV-vis測定(PerkinElmer,Lambda900)を行った。300nmから800nmの波長領域を150nm/minで測定し、600nmの波長においてリボン層樹脂の透過率を求めた。なお、透過率測定時のリファレンスに空のセルを用い、エタノールの透過率を用いてゼロ点補正した。
表1における「評価1」は、光ファイバリボン10の製造時におけるボビン26による巻き崩れの有無を表している。光ファイバリボン10のボビン26による巻き崩れがなければ評価1は良好(OK)と判断され、巻き崩れがあれば評価1は不良(NG)と判断される。表1における「評価2」は、リボン層樹脂とシリコーン化合物との相溶性が良好であるか否かを表している。十分に攪拌・脱泡したシリコーン化合物を含むリボン層樹脂をガラス瓶に入れ、60℃の恒温槽に7日間静置し、明らかな相分離が生じていなければ評価2は良好(OK)と判断され、明らかな相分離が生じていれば評価2は不良(NG)と判断される。なお、明らかな相分離とは、例えば、リボン層樹脂の上層と下層とで屈折率や透過率に大きな差が生じていることや、外観観察により樹脂の場所によって透明度に差が生じていることが確認できる場合などをいう。
実施例1において、リボン層12のヤング率は1400MPaであった。光ファイバリボン10間の静摩擦係数は0.97であった。この光ファイバリボン10間の動摩擦力の平均値に対する最大値と平均値との差の割合は42.5%であり、動摩擦力の平均値に対する最小値と平均値との差の割合は47.1%であった。この光ファイバリボン10のリボン層樹脂の透過率は88.1%であった。実施例1において、ボビン26による巻き崩れは生じず、評価1は良好(OK)であった。また、7日静置後のリボン層樹脂とシリコーン化合物との相分離は生じず、評価2は良好(OK)であった。
実施例2において、リボン層12のヤング率は860MPaであった。光ファイバリボン10間の静摩擦係数は0.80であった。この光ファイバリボン10間の動摩擦力の平均値に対する最大値と平均値との差の割合は4.7%であり、動摩擦力の平均値に対する最小値と平均値との差の割合は4.6%であった。この光ファイバリボン10のリボン層樹脂の透過率は88.9%であった。実施例2において、ボビン26による巻き崩れは生じず、評価1は良好(OK)であった。また、7日静置後のリボン層樹脂とシリコーン化合物との相分離は生じず、評価2は良好(OK)であった。
実施例3において、リボン層12のヤング率は850MPaであった。光ファイバリボン10間の静摩擦係数は0.71であった。この光ファイバリボン10間の動摩擦力の平均値に対する最大値と平均値との差の割合は29.5%であり、動摩擦力の平均値に対する最小値と平均値との差の割合は30.1%であった。この光ファイバリボン10のリボン層樹脂の透過率は42.0%であった。実施例3において、ボビン26による巻き崩れは生じず、評価1は良好(OK)であった。また、7日静置後のリボン層樹脂とシリコーン化合物とが相分離してしまい、評価2は不良(NG)であった。
実施例4において、リボン層12のヤング率は630MPaであった。光ファイバリボン10間の静摩擦係数は1.04であった。この光ファイバリボン10間の動摩擦力の平均値に対する最大値と平均値との差の割合は54.6%であり、動摩擦力の平均値に対する最小値と平均値との差の割合は53.0%であった。この光ファイバリボン10のリボン層樹脂の透過率は93.0%であった。実施例4において、ボビン26による巻き崩れは生じず、評価1は良好(OK)であった。また、7日静置後のリボン層樹脂とシリコーン化合物との相分離は生じず、評価2は良好(OK)であった。
実施例5において、リボン層12のヤング率は440MPaであった。光ファイバリボン10間の静摩擦係数は1.10であった。この光ファイバリボン10間の動摩擦力の平均値に対する最大値と平均値との差の割合は11.7%であり、動摩擦力の平均値に対する最小値と平均値との差の割合は27.6%であった。この光ファイバリボン10のリボン層樹脂の透過率は1.3%であった。実施例5において、ボビン26による巻き崩れは生じず、評価1は良好(OK)であった。また、7日静置後のリボン層樹脂とシリコーン化合物とが相分離してしまい、評価2は不良(NG)であった。
実施例6において、リボン層12のヤング率は290MPaであった。光ファイバリボン10間の静摩擦係数は1.12であった。この光ファイバリボン10間の動摩擦力の平均値に対する最大値と平均値との差の割合は26.2%であり、動摩擦力の平均値に対する最小値と平均値との差の割合は31.8%であった。この光ファイバリボン10のリボン層樹脂の透過率は93.0%であった。実施例6において、ボビン26による巻き崩れは生じず、評価1は良好(OK)であった。また、7日静置後のリボン層樹脂とシリコーン化合物との相分離は生じず、評価2は良好(OK)であった。
比較例1において、リボン層12のヤング率は460MPaであった。光ファイバリボン10間の静摩擦係数は1.95であった。この光ファイバリボン10間の動摩擦力の平均値に対する最大値と平均値との差の割合は4.6%であり、動摩擦力の平均値に対する最小値と平均値との差の割合は8.4%であった。この光ファイバリボン10のリボン層樹脂の透過率は2.1%であった。比較例1において、ボビン26による巻き崩れが生じてしまい、評価1は不良(NG)であった。また、7日静置後のリボン層樹脂とシリコーン化合物とが相分離してしまい、評価2は不良(NG)であった。
比較例2において、リボン層12のヤング率は390MPaであった。光ファイバリボン10間の静摩擦係数は3.17であった。この光ファイバリボン10間の動摩擦力の平均値に対する最大値と平均値との差の割合は13.6%であり、動摩擦力の平均値に対する最小値と平均値との差の割合は10.9%であった。この光ファイバリボン10のリボン層樹脂の透過率は82.0%であった。比較例2において、ボビン26による巻き崩れが生じてしまい、評価1は不良(NG)であった。また、7日静置後のリボン層樹脂とシリコーン化合物との相分離は生じず、評価2は良好(OK)であった。
比較例3において、リボン層12のヤング率は370MPaであった。光ファイバリボン10間の静摩擦係数は1.22であった。この光ファイバリボン間10の動摩擦力の平均値に対する最大値と平均値との差の割合は2.7%であり、動摩擦力の平均値に対する最小値と平均値との差の割合は5.7%であった。この光ファイバリボン10のリボン層樹脂の透過率は1.4%であった。比較例3において、ボビン26による巻き崩れが生じてしまい、評価1は不良(NG)であった。また、7日静置後のリボン層樹脂とシリコーン化合物とが相分離してしまい、評価2は不良(NG)であった。
実施例1~6、比較例1~3における光ファイバリボン10の測定結果より、複数の光ファイバリボン10間の静摩擦係数は1.12以下であることが好ましい。これにより、ボビン26による光ファイバリボン10の巻き崩れを抑制することができる。
また、リボン層12のヤング率が290MPa以上1400MPa以下であることが好ましい。これにより、ボビン26による光ファイバリボン10の巻取りの際、光ファイバリボン10の変形により生じる巻き崩れを抑制することができる。
さらに、光ファイバリボン10間の動摩擦力の平均値と動摩擦力の最大値および動摩擦力の平均値の差との割合、または動摩擦力の平均値と動摩擦力の平均値および動摩擦力の最小値の差との割合が11.7%以上で光ファイバリボン10間の動摩擦係数を正確に測定することが困難である場合においても、光ファイバリボン10間の静摩擦係数が1.12以下であることは、ボビン26による光ファイバリボン10の巻き崩れを抑制する指標とすることができる。
さらにリボン層樹脂は、600nmの波長において82%以上の透過率を有することが好ましい。これによりリボン層樹脂とシリコーン化合物との相溶性が良好となる。よって、リボン層樹脂を長期保存した場合においても、ボビン26による光ファイバリボン10の巻き崩れを抑制することができる。
以上述べたように、本実施形態によれば、光ファイバリボン間の静摩擦係数を規定することにより、光ファイバリボンの巻き崩れを容易に抑制することができる。
本発明は、上記実施形態に限らず種々の変形が可能である。例えば、いずれかの実施形態の一部の構成を他の実施形態に追加した例、ほかの実施形態の一部の構成と置換した例も、本発明の実施形態である。また、実施形態において特段の説明や図示のない部分に関しては、当該技術分野の周知技術や公知技術を適宜適用可能である。
10 光ファイバリボン
11 光ファイバ心線
12 リボン層
20 製造装置
21 供給ボビン
22 ガイドローラ
23 樹脂塗布装置
24 紫外線照射装置
25 ガイドローラ
26 ボビン

Claims (7)

  1. 複数の光ファイバ心線と、
    前記複数の光ファイバ心線を被覆するリボン層とを備える光ファイバリボンであって、
    複数の前記光ファイバリボン間の静摩擦係数が0.71以上1.12以下であり、
    前記リボン層のヤング率が290MPa以上1400MPa以下であることを特徴とする光ファイバリボン。
  2. 前記光ファイバリボン間の動摩擦力の平均値と前記動摩擦力の最大値および前記動摩擦力の平均値の差との割合、または前記動摩擦力の平均値と前記動摩擦力の平均値および前記動摩擦力の最小値の差との割合が11.7%以上であることを特徴とする請求項1に記載の光ファイバリボン。
  3. 前記リボン層は、シリコーン化合物を含むことを特徴とする請求項1または2に記載の光ファイバリボン。
  4. 前記リボン層を構成するリボン層樹脂は、600nmの波長において82%以上の透過率を有することを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載の光ファイバリボン。
  5. 前記リボン層は、ウレタン(メタ)アクリレート、エポキシ(メタ)アクリレート、ポリエステル(メタ)アクリレートの少なくともいずれか一つを含むことを特徴とする請求項1乃至のいずれか1項に記載の光ファイバリボン。
  6. 請求項1乃至のいずれか1項に記載の光ファイバリボンと、
    前記光ファイバリボンを収容するシースとを備えることを特徴とするリボンケーブル。
  7. 複数の光ファイバ心線にリボン層樹脂を塗布する工程と、
    前記リボン層樹脂に紫外線を照射してリボン層を形成する工程とを備えた光ファイバリボンの製造方法であって、
    複数の前記光ファイバリボン間の静摩擦係数が0.71以上1.12以下であり、
    前記リボン層のヤング率が290MPa以上1400MPa以下であることを特徴とする光ファイバリボンの製造方法。
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