JP7392571B2 - 窓ガラス - Google Patents

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Description

本開示は、窓ガラスに関する。
特許文献1には、自動車のウインドシールドの内部に、バスバー及び加熱線を配置し、加熱線の発熱によって曇り(水滴)又は氷を除去する技術が記載されている。ウインドシールドは、その周縁に沿って、遮蔽層を有する。遮蔽層の一部には透過窓が設けられ、車内に設置されたカメラは透過窓から車外の状況を撮影する。透過窓には加熱線が配置され、透過窓の曇り又は氷は加熱線の発熱によって除去される。
特開2017-212148号公報
窓ガラスは、第1ガラス板と、第1ガラス板に対向配置される第2ガラス板と、第1ガラス板と第2ガラス板との間に配置される中間層と、を有する。中間層は、加熱線等の発熱部材と、バスバーと、第1ガラス板と第2ガラス板とを接着する接着層と、を含む。
中間層は、更に、発熱部材及びバスバーを支持する基材フィルムを含むことがある。発熱部材とバスバーとは、基材フィルムに支持された状態で、第1ガラス板と第2ガラス板との間に配置される。基材フィルムによって、発熱部材及びバスバーのハンドリング性が向上する。
基材フィルムの周縁は、接着層の周縁よりも内側に配置される。接着層は基材フィルムよりも大面積であるので、基材フィルムが接着性を有しない場合であっても、接着層が第1ガラス板と第2ガラス板とを接着できる。
但し、基材フィルムの周縁が接着層の周縁よりも内側に配置されると、基材フィルムの周縁付近では、その周縁と直交する方向に中間層の厚みが局所的に変化する。中間層の厚みの局所的な変化によって、接着の際に気泡が生じやすく、外観が悪化することがあった。また、中間層の厚みの局所的な変化によって、第1ガラス板及び第2ガラス板に局所的な変形が生じ、透視歪が大きくなることがあった。
本開示の一態様は、発熱部材及びバスバーを基材フィルムで支持する場合に、外観の悪化を抑制し、且つ透視歪の増大を抑制する、技術を提供する。
本開示の一態様に係る窓ガラスは、第1ガラス板と、前記第1ガラス板に対向配置される第2ガラス板と、前記第1ガラス板と前記第2ガラス板との間に配置される中間層と、を有する。前記中間層は、発熱部材と、前記発熱部材に第1電位を供給する第1バスバーと、前記発熱部材に前記第1電位とは異なる第2電位を供給する第2バスバーと、前記発熱部材、前記第1バスバー及び前記第2バスバーを支持する基材フィルムと、前記第1ガラス板と前記第2ガラス板とを接着する接着層と、を含む。前記発熱部材、前記第1バスバー及び前記第2バスバーは、前記基材フィルムと、前記接着層との間に配置される。前記基材フィルムの周縁は、前記接着層の周縁よりも内側に配置される。前記基材フィルムの前記周縁と直交する断面にて、前記基材フィルムの前記周縁での局所的な前記中間層のくさび角度が、0.3mrad~1.0mradである。前記中間層の前記くさび角度は、前記基材フィルムの前記周縁から前記発熱部材に向けて広がる角度である。
本開示の一態様によれば、発熱部材及びバスバーを基材フィルムで支持する場合に、外観の悪化を抑制でき、且つ透視歪の増大を抑制できる。
図1は、一実施形態に係る窓ガラスを示す平面図であって、第1ガラス板と接着層とを除去して示す平面図である。 図2は、図1のIIの領域を拡大した平面図である。 図3は、図2の電気回路を示す平面図である。 図4は、図2のIV-IV線に沿った窓ガラスの断面図である。 図5は、基材フィルムの周縁と直交する断面の一例を示す図である。 図6は、基材フィルムの周縁と直交する断面の別の一例を示す図である。 図7は、変形例に係る窓ガラスを示す平面図であって、第1ガラス板と接着層とを除去して示す平面図である。 図8は、例1、例2及び例4の中間層の厚みと、基材フィルムの周縁からの距離との関係を示す図である。 図9は、例3及び例5の中間層の厚みと、基材フィルムの周縁からの距離との関係を示す図である。 図10は、例1~例5のくさび角度と、基材フィルムの周縁からの距離との関係を示す図である。 図11は、透視歪の試験装置の一例を示す図である。
以下、本開示の実施形態について図面を参照して説明する。なお、各図面において同一の又は対応する構成には同一の符号を付し、説明を省略することがある。また、各図面において、X軸方向、Y軸方向、及びZ軸方向は互いに垂直な方向である。明細書中、数値範囲を示す「~」は、その前後に記載された数値を下限値及び上限値として含むことを意味する。
図4に示すように、窓ガラス1は、第1ガラス板2と、第1ガラス板2に対向配置される第2ガラス板3と、第1ガラス板2と第2ガラス板3との間に配置される中間層4と、を有する。窓ガラス1は、例えば自動車等の車両の車体に取付けられる。第1ガラス板2は、第2ガラス板3よりも室外側、つまり車外側に設けられる。第2ガラス板3は、第1ガラス板2よりも室内側、つまり車内側に設けられる。なお、窓ガラス1を構成するガラス板の枚数は3枚以上でもよい。窓ガラス1を構成するガラス板の枚数が3枚以上の場合は、中間層4の数は2枚以上でもよい。
第1ガラス板2は、無機ガラス及び有機ガラスのいずれでもよい。無機ガラスとしては、例えばソーダライムガラス、アルミノシリケートガラス等が挙げられる。また、無機ガラスは、未強化ガラス、強化ガラスのいずれでもよい。未強化ガラスは、溶融ガラスを板状に成形し、徐冷したものである。強化ガラスは、未強化ガラスの表面に圧縮応力層を形成したものである。強化ガラスは、物理強化ガラス(例えば風冷強化ガラス)、化学強化ガラスのいずれでもよい。一方、有機ガラスとしては、ポリカーボネート、アクリル樹脂、ポリ塩化ビニル、ポリスチレン等の透明樹脂が挙げられる。アクリル樹脂は、例えばポリメチルメタクリレートである。なお、第2ガラス板3も、第1ガラス板2と同様に、無機ガラス及び有機ガラスのいずれでもよい。
第1ガラス板2は、車外側に向けて凸に形成される。第1ガラス板2の曲げ成形としては、重力成形、またはプレス成形等が用いられる。第1ガラス板2が物理強化ガラスである場合は、曲げ成形において均一に加熱したガラス板を軟化点付近の温度から急冷し、ガラス表面とガラス内部との温度差によってガラス表面に圧縮応力を生じさせることで、ガラス表面を強化してもよい。第1ガラス板2が化学強化ガラスである場合は、曲げ成形の後、イオン交換法等によってガラス表面に圧縮応力を生じさせることでガラス表面を強化してもよい。なお、第2ガラス板3も、第1ガラス板2と同様に、車外側に向けて凸に形成される。
第1ガラス板2は、第2ガラス板3よりも車外側に設けられるので、飛び石による傷の発生を抑制すべく、1.8mm以上の厚みを有する。第1ガラス板2の厚みは、軽量性及び成形性の観点から、3.0mm以下である。なお、第1ガラス板2の厚みは、一定であってもよいし、位置に応じて変化してもよい。
第2ガラス板3は、第1ガラス板2よりも車内側に設けられるので、第1ガラス板2よりも薄くてもよい。第2ガラス板3の厚みは、ハンドリング性の観点から、0.3mm以上である。また、第2ガラス板3の厚みは、軽量性及び成形性の観点から、2.3mm以下である。なお、第2ガラス板3の厚みは、一定であってもよいし、位置に応じて変化してもよい。
中間層4は、第1ガラス板2と第2ガラス板3とを接着する接着層41を含む。接着層41は、一般的な樹脂、例えばポリビニルブチラール樹脂(PVB)、エチレン-酢酸ビニル共重合樹脂(EVA)、又はシクロオレフィンポリマー(COP)等の熱可塑性樹脂により形成される。接着層41は、加熱されると、接着性を発現する。
接着層41は、単層構造、及び複数層構造のいずれでもよい。接着層41は、接着以外の機能を有してもよい。例えば、接着層41は、遮音層、有色透明層、紫外線カット層、及び赤外線カット層などから選ばれる1つ以上を有してもよい。
接着層41の厚みは、接着性の観点から、0.5mm以上である。また、接着層41の厚みは、軽量性及び取扱い性の観点から、3mm以下である。接着層41の厚みは、一定であってもよいし、位置に応じて変化してもよい。例えば、ヘッドアップディスプレイの画像が窓ガラス1に投影される場合、二重像の発生を抑制すべく、接着層41の厚みは下側から上側に向うほど厚くなる。接着層41はくさび形に形成され、そのくさび角度は例えば1.0mrad以下である。
窓ガラス1の製造方法は、下記(A)~(C)の工程を含む。(A)接着層41を介して第1ガラス板2と第2ガラス板3とを重ね合わせ、積層体を作製する。(B)積層体をゴム袋の内部に収容し、ゴム袋の内部を減圧しながらゴム袋を加熱し、第1ガラス板2と第2ガラス板3とを接着層41で接着する。ゴム袋の内部の気圧は、大気圧を基準として、例えば-100kPa~-65kPaである。ゴム袋の加熱温度は、例えば70℃~110℃である。(C)ゴム袋から取り出した積層体を、100℃~150℃で加熱しながら、0.6MPa~1.3MPaの圧力で圧着する。圧着には、例えばオートクレーブが用いられる。なお、窓ガラス1の製造方法は、一般的なものであればよく、上記(C)の工程を含まなくてもよい。
窓ガラス1は、例えば車両のフロントガラスとして用いられる。この場合、窓ガラス1の周縁部には、窓ガラス1と車体を接着する不図示の接着剤が塗布される。接着剤は、例えばウレタンである。接着剤の紫外線による劣化を抑制すべく、窓ガラス1の周縁には遮光領域が形成される。遮光領域は、遮光層5が形成された領域、または接着層41の着色された領域である。
遮光層5は、図1に示すように、窓ガラス1の周縁全体に形成されてもよい。遮光層5は、例えば、黒色セラミックスのペーストを焼成し、形成される。黒色セラミックスのペーストは、第1ガラス板2又は第2ガラス板3に塗布され、第1ガラス板2又は第2ガラス板3の曲げ成形と同時に、焼成される。なお、遮光層5は、着色有機インクを焼成し、形成されてもよい。
遮光層5は、例えば窓ガラス1の第1面11、第2面12、第3面13、及び第4面14のうち、第2面12と第4面14の両方に形成される。第1面11は、第1ガラス板2の車外側に向けた主面である。第2面12は、第1ガラス板2の車内側に向けた主面である。第3面13は、第2ガラス板3の車外側に向けた主面である。第4面14は、第2ガラス板3の車内側に向けた主面である。なお、遮光層5は、第2面12と第4面14の一方のみに形成されてもよい。
窓ガラス1は、第1ガラス板2、第2ガラス板3、中間層4及び遮光層5の他に、例えば、撥水層、紫外線カット層、赤外線カット層、断熱層、及び有色透明層などから選ばれる1つ以上を有してもよい。断熱層は、放射伝熱を抑制する機能を有する。有色透明層は、可視光の透過率を下げる防眩機能を有する。これらの機能層の配置は、窓ガラス1の外部でもよいし、内部でもよい。
なお、窓ガラス1は、本実施形態では、車両のフロントガラスとして用いられるが、リヤガラス又はサイドガラスとして用いられてもよい。
第2ガラス板3は、情報取得領域31を有する。情報取得領域31は、情報取得装置9によって、室外の情報、つまり車外の情報を取得する領域である。第1ガラス板2も、第2ガラス板3と同様に、情報取得領域21を有する。第1ガラス板2の情報取得領域21と、第2ガラス板3の情報取得領域31とは、ほぼ一致する。そこで、以下、第2ガラス板3の情報取得領域31について説明し、第1ガラス板2の情報取得領域21の説明を省略する。
情報取得装置9は、例えば、可視光又は赤外光を受光する受光素子を含み、受光素子で車外の画像を取得する。情報取得装置9は、例えば可視光カメラ又は赤外線カメラ等のカメラ、又はLiDAR(Light Imaging Detection and Ranging)である。LiDARは、レーザ光を照射し、対象物からの反射光を受光し、対象物までの距離及び方向を測定する。LiDARは、情報取得領域31の全体にて、レーザ光を走査する。
情報取得領域31は、図1に示すように、例えば遮光層5の開口部であり、四方(上下左右)を遮光層5で囲まれる。遮光層5は、例えば、枠状部51と、枠状部51の上縁から下方に突出する突出部52と、を含む。突出部52は、例えば台形である。突出部52に、情報取得領域31が設けられる。情報取得領域31は、本実施形態では四方(上下左右)を遮光層5で囲まれているが、三方(上左右)を囲まれていてもよく、つまり下方に開放されていてもよい。
情報取得領域31は、図3に示すように、台形の形状を有し、水平な上辺32と水平な下辺33を有する。なお、本明細書において、台形とは、数学的な意味での台形の他に、一部に曲線を含む形状、上辺32と下辺33が完全に平行ではなく10°以下の角度で傾斜する形状を含む。上辺32及び下辺33に対して平行なX軸方向が横方向であり、横方向に直交するZ軸方向が縦方向である。なお、Y軸方向は、厚み方向である。Y軸方向正側が車内側、Y軸方向負側が車外側である。
中間層4は、情報取得領域31に配置される発熱部材としての電熱線42を有する。電熱線42は、電力の供給によって発熱し、情報取得領域31に付いた曇り又は氷を除去する。
電熱線42は、例えば、情報取得領域31を横方向に横断しており、縦方向に間隔をおいて複数本設けられる。なお、電熱線42は、情報取得領域31を縦方向に縦断してもよく、横方向に間隔をおいて複数本設けられてもよい。また、電熱線42は、メッシュ状に配置されてもよい。つまり、縦方向に延びる電熱線と、横方向に延びる電熱線とが設けられてもよい。メッシュの網目の形状は、四角形には限定されず、例えば三角形、六角形、又は円形等であってもよい。また、メッシュの網目の形状は、不定形であってもよい。
電熱線42は、直線であってもよいが、光芒の発生を抑制すべく、正弦曲線などの波線であってよい。光芒とは、筋状の光が視認される現象であり、光の回折及び干渉によって生じる現象である。隣り合う複数の電熱線42の位相がずれていると、光芒の発生をより抑制できる。なお、電熱線42の周期は、第1バスバー43から第2バスバー44に至る途中で変化してもよい。
電熱線42の材料は、導電性材料であれば特に限定されないが、例えば金、銀、銅、アルミニウム、スズ、鉄、ニッケル、クロム、及びタングステンからなる群から選択される純金属、この群から選択される1つ以上の金属を含む合金、カーボン、又はグラフェンである。電熱線42は、第1バスバー43及び第2バスバー44とは、同じ材料で形成されてもよく、はんだ等の導電性接着剤を介さずに一体に形成されてもよい。
なお、中間層4の発熱部材は、本実施形態では電熱線42であって線状であるが、面状であってもよい。例えば、中間層4は、発熱部材として、透明導電膜を含んでもよい。透明導電膜の具体例として、酸化インジウムスズ膜(ITO膜)、銀又は銀合金の薄膜などが挙げられる。
中間層4は、電熱線42の一端部に第1電位を供給する第1バスバー43と、電熱線42の他端部に第1電位とは異なる第2電位を供給する第2バスバー44と、を有する。第1電位と第2電位とは、どちらが高くてもよい。第1バスバー43と第2バスバー44とは、電熱線42に電圧を印可する。その結果、電熱線42に電流が供給され、ジュール熱が発生する。第1バスバー43と第2バスバー44は、電熱線42よりも低い電気抵抗を有し、電熱線42とは異なり、ほとんど発熱しない。
図3に示すように、第1バスバー43は、台形の情報取得領域31の側辺34に沿って形成される傾斜部43aと、傾斜部43aの上端から情報取得領域31の上辺32に沿って形成される平行部43bと、平行部43bの一端から上方に延びる鉛直部43cと、有する。傾斜部43aが電熱線42の右端部に接続され、鉛直部43cが後述の第1電気コネクタ63の導体63aに接続される。
同様に、第2バスバー44は、台形の情報取得領域31の側辺35に沿って形成される傾斜部44aと、傾斜部44aの上端から情報取得領域31の上辺32に沿って形成される平行部44bと、平行部44bの一端から上方に延びる鉛直部44cと、有する。傾斜部44aが電熱線42の左端部に接続され、鉛直部44cが後述の第2電気コネクタ64の導体64aに接続される。
第1バスバー43は、例えば、銀ペースト等の貴金属ペーストを焼成して形成されるか、又は銅リボン等の金属リボンによって形成される。第1バスバー43は、平編銅線によって形成されてもよい。第2バスバー44は、第1バスバー43と同様に形成される。
第1バスバー43の材料は、電熱線42の材料と同様に、金、銀、銅、アルミニウム、スズ、鉄、ニッケル、クロム、及びタングステンからなる群から選択される純金属、又はこの群から選択される1つ以上の金属を含む合金である。但し、第1バスバー43の材料は、導電性有機ポリマーであってもよい。第2バスバー44の材料は、第1バスバー43の材料と同様である。
窓ガラス1は、第1バスバー43に接続される第1電気コネクタ63を有する。第1電気コネクタ63は、中間層4の内部にて第1バスバー43に接続され、中間層4の外部に取り出され、車両のワイヤハーネスと第1バスバー43とを接続する。
第1電気コネクタ63は、導体63aと、導体63aを被覆する絶縁体63bと、を含む。導体63aは、車両のワイヤハーネスから第1バスバー43に第1電位を供給する。導体63aは、例えばCuリボン等の金属リボンで形成される。一方、絶縁体63bは、例えば樹脂で形成される。
また、窓ガラス1は、第2バスバー44に接続される第2電気コネクタ64を有する。第2電気コネクタ64は、中間層4の内部にて第2バスバー44に接続され、中間層4の外部に取り出され、車両のワイヤハーネスと第2バスバー44とを接続する。
第2電気コネクタ64は、導体64aと、導体64aを被覆する絶縁体64bと、を含む。導体64aは、車両のワイヤハーネスから第2バスバー44に第2電位を供給する。導体64aは、例えばCuリボン等の金属リボンで形成される。一方、絶縁体64bは、例えば樹脂で形成される。
図5に示すように、中間層4は、基材フィルム45を含む。基材フィルム45は、電熱線42、第1バスバー43及び第2バスバー44を支持する。電熱線42、第1バスバー43及び第2バスバー44は、基材フィルム45に支持された状態で、第1ガラス板2と第2ガラス板3との間に配置される。
基材フィルム45によって、電熱線42等のハンドリング性が向上する。基材フィルム45は、上記(A)の工程において、電熱線42、第1バスバー43及び第2バスバー44を第2ガラス板3に向けた状態で、第2ガラス板3と接着層41との間に配置される。基材フィルム45は、第2ガラス板3に接する。
基材フィルム45は、透明樹脂で形成され、例えば、接着層41と同様の材料で形成される。但し、基材フィルム45の材料は、加熱によって接着性を発現するものではなくてもよく、例えばポリエチレンテレフタレート(PET)等であってもよい。
基材フィルム45の周縁45aは、接着層41の周縁よりも内側に配置される。接着層41は基材フィルム45よりも大面積であるので、基材フィルム45が接着性を有しない場合であっても、接着層41が第1ガラス板2と第2ガラス板3とを接着できる。第1ガラス板2と第2ガラス板3は、接着層41と同様に、基材フィルム45よりも大面積である。
但し、基材フィルム45の周縁45aが接着層41の周縁よりも内側に配置されると、基材フィルム45の周縁45aの付近では、その周縁45aと直交する方向に中間層4の厚みが局所的に変化する。その変化は、基材フィルム45の周縁45aで最大になる。
本実施形態によれば、基材フィルム45の周縁45aと直交する断面にて、中間層4のくさび角度αは、基材フィルム45の周縁45aで、例えば0.3mrad~1.0mradであり、好ましくは0.4mrad~0.9mradである。
基材フィルム45の周縁45aに直交する方向に5mmピッチで60mmの範囲に亘って測定した13点の中間層4の厚みのデータを最小二乗法で近似した直線の傾きが、60mmの範囲の中心でのくさび角度αである。例えば、基材フィルム45の周縁45aでのくさび角度αは、周縁45aから±30mm以内の範囲に亘って測定した13点の厚みのデータを最小二乗法で近似した直線の傾きである。
ここで、基材フィルム45の周縁45aからの距離が正であることは、厚みの測定点が基材フィルム45の上にあることを意味する。一方、基材フィルム45の周縁45aからの距離が負であることは、厚みの測定点が基材フィルム45の上から外れていることを意味する。
基材フィルム45の周縁45aで、中間層4のくさび角度αが1.0mrad以下であれば、中間層4の厚みが緩やかに変化する。それゆえ、接着の際に気泡の発生を制限でき、外観の悪化を抑制できる。また、第1ガラス板2及び第2ガラス板3の変形が緩やかになり、透視歪の増大を抑制できる。
一方、基材フィルム45の周縁45aで、中間層4のくさび角度αが0.3mrad以上であれば、上記(B)の工程前、具体的には上記(A)の工程等で、基材フィルム45の厚みが薄過ぎず、電熱線42等のハンドリング性が良く、電熱線42等の断線を抑制できる。なお、電熱線42の代わりに、透明導電膜が形成される場合も、同様の効果が得られる。
ところで、上記の通り、ヘッドアップディスプレイの画像が窓ガラス1に投影される場合、二重像の発生を抑制すべく、接着層41の厚みは下側から上側に向うほど厚くなる。また、窓ガラス1がヘッドアップディスプレイ用ではない場合も、窓ガラス1の作成前に接着層41を接着層41の上側から下側に向かうほど横方向に強く伸展させることで、接着層41の厚みは下側から上側に向うほど厚くなる。従って、中間層4のくさび角度αは、縦方向に垂直な断面、例えば基材フィルム45の左辺又は右辺におおよそ直交する断面にて計測すればよい。中間層4のくさび角度αから、接着層41の厚みの変化の成分を除去できる。
基材フィルム45の周縁45aと電熱線42との最短距離SLは、例えば10mm~50mmであり、好ましくは30mm~50mmである。SLは、基材フィルム45の周縁45a全体での最短距離である。SLは、図5では基材フィルム45の左辺と電熱線42の左端との距離であるが、例えば基材フィルム45の下辺と電熱線42の下端との距離であってもよい。詳しくは後述するが、図10に示すように、基材フィルム45の周縁45aからの距離が短いほど、くさび角度αが大きく、中間層4の厚みの変化が急になる。
SLが10mm以上であれば、中間層4の厚みの変化が比較的緩やかな場所に電熱線42を配置でき、電熱線42に作用する応力を低減でき、電熱線42の断線を抑制できる。SLは30mm以上であれば、中間層4の厚みの変化がほとんどない場所に電熱線42を配置でき、電熱線42の断熱線をより抑制できる。一方、SLが50mm以下であれば、基材フィルム45の面積を無駄に大きくせずに済む。なお、電熱線42の代わりに、透明導電膜が用いられる場合も、同様の効果が得られる。
基材フィルム45の引張弾性率は、例えば0.5MPa~500MPaであり、好ましくは0.5MPa~100MPa、さらに好ましくは0.5MPa~50MPaである。基材フィルム45の引張弾性率は、室温で測定し、ASTM D638に準拠して測定する。
基材フィルム45の引張弾性率が500MPa以下であれば、上記(B)又は(C)の工程において基材フィルム45の周縁45aが先細り状に潰されやすく、基材フィルム45の厚みの変化が緩やかになり、くさび角度αが小さくなる。
一方、基材フィルム45の引張弾性率が0.5MPa以上であれば、上記(B)の工程前、具体的には上記(A)の工程等で、電熱線42等のハンドリング性が良く、電熱線42等の断線を抑制できる。
PVBの引張弾性率は、5MPaである。EVAの引張弾性率は、80MPaである。COPの引張弾性率は、300MPaである。PETの引張弾性率は、4000MPaである。
基材フィルム45の材料は、特に限定されないが、好ましくはPVBである。PVBは、低い引張弾性率を有し、また、加熱によって接着性を発現する。従って、図5に示すように基材フィルム45と第2ガラス板3とが接する場合にも、基材フィルム45と第2ガラス板3との境界での剥離を防止できる。
なお、図6に示すように、基材フィルム45と第2ガラス板3との間に、基材フィルム45よりも大面積の第2接着層46が配置されてもよい。第2接着層46は、接着層41と同様に構成される。第2接着層46によって、基材フィルム45と第2ガラス板3との剥離を確実に防止できる。接着層41と第2接着層46との間に、基材フィルム45が配置される。
一方、図5に示すように、基材フィルム45と第2ガラス板3とが接する場合、上記(B)又は(C)の工程において基材フィルム45の周縁45aが先細り状に潰されやすい。基材フィルム45は、柔らかい第2接着層46ではなく、硬い第2ガラス板3に接するからである。基材フィルム45の周縁45aが先細り状に潰されやすいので、基材フィルム45の厚みの変化がより緩やかになり、くさび角度αがより小さくなる。
基材フィルム45の厚みは、例えば5μm~200μmであり、好ましくは10μm~100μmである。ここで、厚みは、接着前の厚みである。基材フィルム45の厚みは、接着層41の厚みよりも薄い。接着層41の厚みは、上記の通り、例えば0.5mm~3.0mmである。また、基材フィルム45の厚みは、第2接着層46の厚みよりも薄くてもよい。第2接着層46の厚みは、例えば0.2mm~0.7mmである。
なお、上記実施形態の電熱線42は、情報取得領域31に配置されるが、図7に示すように、遮光層5の枠状部51で囲まれる可視領域の全体に配置されてもよい。電熱線42は、例えば可視領域を横方向に横断しており、縦方向に間隔をおいて複数本設けられる。但し、電熱線42は、可視領域を縦方向に縦断してもよく、横方向に間隔をおいて複数本設けられてもよい。また、電熱線42は、メッシュ状に配置されてもよい。つまり、縦方向に延びる電熱線と、横方向に延びる電熱線とが設けられてもよい。メッシュの網目の形状は、四角形には限定されず、不定形であってもよい。更に、電熱線42の代わりに、透明導電膜が設けられてもよい。
以下、表1及び図8~図10を参照して、実験データについて説明する。例3~例6及び例8が実施例であり、例1~例2及び例7が比較例である。
例1~例8では、表1に示す条件以外、同一の条件で、窓ガラス1を製造した。第1ガラス板2の厚みは2mm、第2ガラス板3の厚みは2mm、接着層41であるPVBシートの厚みは0.83mm、第2接着層46であるPVBシートの厚みは0.38mmであった。また、平面視にて、第1ガラス板2、第2ガラス板3、接着層41、及び第2接着層46は、それぞれ、縦300mm、横300mmの矩形であった。一方、平面視にて、基材フィルム45は、縦300mm、横150mmの矩形であって、窓ガラス1の横半分に配置した。発熱部材である電熱線42と、第1バスバー43と、第2バスバー44とは、銀ペーストを焼成して形成した。第1バスバー43と第2バスバー44は縦方向に延ばし、電熱線42は横方向に延ばした。電熱線42は、縦方向に間隔をおいて複数本設けた。なお、遮光層5は、設けなかった。
例1~例8では、窓ガラス1の製造後、基材フィルム45の周縁45aのうち、窓ガラス1を横方向に二等分する縦線付近で、縦線と直交する横方向における中間層4の厚みの分布と、中間層4のくさび角度αと、気泡の有無と、透視歪の有無と、断線の発生率を調べた。評価の結果を、表1及び図8~図10に示す。
表1及び図8~図10において、基材フィルム45の周縁とは、基材フィルム45の窓ガラス1を横方向に二等分する縦線のことである。基材フィルム45は、窓ガラス1の右半分に配した。基材フィルム45の縦線からの距離が正であることは、厚みの測定点が縦線よりも右側にあることを意味する。一方、基材フィルム45の縦線からの距離が負であることは、厚みの測定点が縦線よりも左側にあることを意味する。
基材フィルム45の縦線の位置は、図11に示す試験装置100を用いて確認した。その際、透視歪の確認に用いる水玉パターンは、投影機101から外した。基材フィルム45の縦線は、スクリーン103に線状の影として映った。
基材フィルム45の縦線と直交する横方向における中間層4の厚みの分布は、5mmピッチで測定した。中間層4の厚みは、窓ガラス1に対してレーザ光を照射し、第1ガラス板2と中間層4の境界で反射された反射光と、第2ガラス板3と中間層4の境界で反射された反射光との位相差から求めた。例1、例2及び例4の中間層4の厚みの分布を図8に示す。また、例3及び例5の中間層4の厚みの分布を図9に示す。
中間層4のくさび角度αは、基材フィルム45の縦線と直交する横方向における中間層4の厚みの分布から求めた。具体的には、中間層の基材フィルム45の縦線に直交する横方向に5mmピッチで60mmの範囲に亘って測定した13点の厚みのデータを最小二乗法で近似した直線の傾きを、その測定範囲の中心でのくさび角度αとした。例えば、基材フィルム45の縦線でのくさび角度αは、縦線から横方向に±30mm以内の範囲に亘って測定した13点の厚みのデータを最小二乗法で近似した直線の傾きである。くさび角度αは、その測定範囲を横方向にずらし、繰り返し求めた。例1~例5のくさび角度αの分布を図10に示す。
気泡の有無は、目視で確認した。表1において、「〇」は気泡が無かったことを意味し、「×」は気泡が有ったことを意味する。
透視歪の有無は、日本工業規格JIS R3212:2015の透視歪み試験(5.12)に準拠し、図11に示す試験装置100を用いて、目視で確認した。試験装置100は、投影機101と、支持台102と、スクリーン103とを有する。投影機101は、傾斜した状態の窓ガラス1を透して、複数の真円が千鳥配置された水玉パターンの像をスクリーン103に投影する。支持台102は、窓ガラス1を傾斜した状態で支持する。窓ガラス1とスクリーン103の距離は4mであった。また、窓ガラス1の傾斜角θは、25°であった。表1において、「〇」はスクリーンに投影された真円の像に歪みが無かったことを意味し、「×」はスクリーンに投影された真円の像に歪みが有ったことを意味する。
断線の発生率は、窓ガラス1の総製造数に対する、基材フィルム周縁からの距離が100mm以内の領域において1本以上の電熱線42で断線が生じた窓ガラス1の数の割合(単位:%)で評価した。「◎」は断線の発生率が0.5%以下であったことを意味し、「〇」は断線の発生率が0.5%よりも大きく1.0%以下であったことを意味し、「×」は断線の発生率が1%よりも大きかったことを意味する。
Figure 0007392571000001
表1から明らかなように、例3~例6及び例8では、基材フィルム45の周縁45aでのくさび角度αが0.3mrad~1.0mradの範囲内であったので、気泡が無く、透視歪も無かった。一方、例1~例2では、基材フィルム45の周縁45aでのくさび角度αが1.0mradよりも大きかったので、気泡が生じてしまい、透視歪も生じてしまった。また、例7では、基材フィルム45の周縁45aでのくさび角度αが0.3mradよりも小さかったので、断線の発生率が高く、歩留まりが悪かった。例7では、基材フィルム45の接着前の厚みが薄過ぎ、電熱線42等のハンドリング性が悪く、上記(B)の工程前、具体的には上記(A)の工程等で電熱線42の断線が生じやすかった。
例1と例2を比較すれば明らかなように、基材フィルム45の周縁45aと電熱線42との最短距離が10mm以上であれば、断線の発生率が低く、歩留まりが良かった。更に、例5と例6とを比較すれば明らかなように、上記最短距離が30mm以上であれば、断線の発生率が更に低く、歩留まりが更に良かった。
図10から明らかなように、基材フィルム45の周縁45aからの距離が小さいほど、くさび角度αが大きく、中間層4の厚みの変化が急になる。上記最短距離が10mm以上であれば、中間層4の厚みの変化が比較的緩やかな場所に電熱線42を配置でき、断線の発生率が低い。また、上記最短距離が30mm以上であれば、断線の発生率が更に低い。
ちなみに、図10から明らかなように、例5において、基材フィルム45の周縁45aからの距離が10mmの地点でのくさび角度αは、0.72mradであった。一方、例6において、基材フィルム45の周縁45aからの距離が30mmの地点でのくさび角度αは、0.30mradであった。
なお、例7では、上記最短距離が10mmであったにも関わらず、断線の発生率が高く、歩留まりが悪かった。これは、上記の通り、基材フィルム45の接着前の厚みが薄過ぎ、電熱線42等のハンドリング性が悪く、上記(B)の工程前、具体的には上記(A)の工程等で電熱線42の断線が生じやすかったからである。
また、例2と例3とを比較すると明らかなように、第2接着層46が無ければ、第2接着層46が有る場合に比べて、基材フィルム45の縦線でのくさび角度αが小さかった。この傾向は、例4と例5とを比較しても分かる。
以上、本開示に係る窓ガラスについて説明したが、本開示は上記実施形態等に限定されない。特許請求の範囲に記載された範疇内において、各種の変更、修正、置換、付加、削除、及び組み合わせが可能である。それらについても当然に本開示の技術的範囲に属する。
例えば、窓ガラスは、上記実施形態では車両に取付けられるが、建物に取付けられてもよい。
1 窓ガラス
2 第1ガラス板
3 第2ガラス板
4 中間層
42 電熱線(発熱部材)
43 第1バスバー
44 第2バスバー

Claims (7)

  1. 第1ガラス板と、前記第1ガラス板に対向配置される第2ガラス板と、前記第1ガラス板と前記第2ガラス板との間に配置される中間層と、を有する窓ガラスであって、
    前記中間層は、発熱部材と、前記発熱部材に第1電位を供給する第1バスバーと、前記発熱部材に前記第1電位とは異なる第2電位を供給する第2バスバーと、前記発熱部材、前記第1バスバー及び前記第2バスバーを支持する基材フィルムと、前記第1ガラス板と前記第2ガラス板とを接着する接着層と、を含み、
    前記発熱部材、前記第1バスバー及び前記第2バスバーは、前記基材フィルムと、前記接着層との間に配置され、
    前記基材フィルムの周縁は、前記接着層の周縁よりも内側に配置され、
    前記基材フィルムの前記周縁と直交する断面にて、前記基材フィルムの前記周縁での局所的な前記中間層のくさび角度が、0.3mrad~1.0mradであり、
    前記中間層の前記くさび角度は、前記基材フィルムの前記周縁から前記発熱部材に向けて広がる角度である、窓ガラス。
  2. 前記基材フィルムの前記周縁と前記発熱部材との最短距離が10mm~50mmである、請求項1に記載の窓ガラス。
  3. 前記基材フィルムの前記周縁と前記発熱部材との最短距離が30mm~50mmである、請求項2に記載の窓ガラス。
  4. 前記基材フィルムの引張弾性率が0.5MPa~500MPaである、請求項1~3のいずれか1項に記載の窓ガラス。
  5. 前記基材フィルムと前記第2ガラス板とが接する、請求項1~4のいずれか1項に記載の窓ガラス。
  6. 前記基材フィルムと前記第2ガラス板との間に、前記基材フィルムよりも大面積の第2接着層を有する、請求項1~4のいずれか1項に記載の窓ガラス。
  7. 前記基材フィルムの材料は、ポリビニルブチラール樹脂である、請求項1~6のいずれか1項に記載の窓ガラス。
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