JP7392305B2 - Soc推定装置 - Google Patents

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Description

本発明は、SOC推定装置に関する。
特許文献1には、電流積算値に基づいて算出されたバッテリのSOCを、開回路電圧(Open Circuit Voltage:以下、「OCV」という)に基づいて補正する技術が開示されている。また、特許文献1には、SOCの補正に用いるOCVとして、推定したOCVを用いることも開示されている。
ところで、OCVの推定方法としては、バッテリの充放電時に閉回路電圧(Closed Circuit Voltage:以下、「CCV」という)からOCVを推定する方法が知られている。
特開2016-201984号公報
仮に、上述のようなOCVの推定方法を用いて、バッテリの充放電時にCCVからOCVを推定し、推定されたOCVに基づいて補正用SOCを算出する場合には、バッテリの充放電の継続状態によって分極抵抗成分が大きく変わるため、推定されるOCV、及びそのOCVに基づいて算出される補正用SOCに精度のばらつきが生ずるおそれがある。
本発明は、上述のような事情に鑑みてなされたもので、バッテリのSOCの補正精度が低下することを防止できるSOC推定装置を提供することを目的とする。
本発明は、上記目的を達成するため、バッテリの充電時及び放電時の電流値の積算値である電流積算値を算出する電流積算値算出部と、前記電流積算値に基づいて前記バッテリの基本SOCを算出する基本SOC算出部と、前記バッテリの充電中又は放電中の電流値と閉回路電圧とに基づいて前記バッテリの開放電圧を推定する開放電圧推定部と、前記開放電圧推定部によって推定された開放電圧に基づいて補正用SOCを算出し、前記補正用SOCによって前記基本SOCを補正するSOC補正部と、を備え、前記SOC補正部は、静的SOC補正条件が成立していると判定した場合、測定OCVから算出した補正用SOCを用いて前記基本SOCを補正して補正後SOCを算出し、
前記静的SOC補正条件が成立していないと判定し、かつ、動的SOC補正条件が成立していると判定した場合において、所定時間における前記バッテリの電流積算値の絶対値が閾値未満である場合、推定OCVから算出した補正用SOCを用いて前記基本SOCを補正して補正後SOCを算出し、前記所定時間における前記バッテリの電流積算値の絶対値が閾値以上である場合、前記推定OCVから算出した補正用SOCによる前記基本SOCの補正を禁止する構成を有する。
本発明によれば、バッテリのSOCの補正精度が低下することを防止できるSOC推定装置を提供することができる。
図1は、本発明の第1の実施例に係るSOC推定装置を搭載した車両の概略構成図である。 図2は、電流積算法によるSOC演算値の誤差について説明するグラフである。 図3は、本発明の第1の実施例に係るSOC推定装置において参照される第1の補正用SOC算出マップである。 図4は、本発明の第1の実施例に係るSOC推定装置において参照される第2の補正用SOC算出マップである。 図5は、本発明の第1の実施例に係るSOC推定装置におけるOCVの推定方法を説明するグラフの一例である。 図6は、本発明の第1の実施例に係るSOC推定装置によって実行されるOCVの推定処理の流れを示すフローチャートである。 図7は、バッテリのセルの閉回路電圧CCVを模式的に示した等価回路図である。 図8は、本発明の第1の実施例に係るSOC推定装置によって実行されるSOC算出処理の流れを示すフローチャートである。 図9は、本発明の第2の実施例に係るSOC推定装置によって実行されるSOC算出処理の流れを示すフローチャートである。 図10は、本発明の第2の実施例に係るSOC推定装置において参照されるα決定マップである。 図11は、変形例による作用効果を説明する図である。
本発明の一実施の形態に係るSOC推定装置は、バッテリの充電時及び放電時の電流値の積算値である電流積算値を算出する電流積算値算出部と、電流積算値に基づいてバッテリの基本SOCを算出する基本SOC算出部と、バッテリの充電中又は放電中の電流値と閉回路電圧とに基づいてバッテリの開放電圧を推定する開放電圧推定部と、開放電圧推定部によって推定された開放電圧に基づいて補正用SOCを算出し、補正用SOCによって基本SOCを補正するSOC補正部と、を備え、SOC補正部は、所定時間におけるバッテリの電流積算値の絶対値が閾値以上である場合、補正用SOCによる基本SOCの補正を制限することを特徴とする。これにより、本発明の一実施の形態に係るSOC推定装置は、バッテリのSOCの補正精度が低下することを防止できる。
以下、本発明の一実施例に係るSOC推定装置を搭載した車両について図面を参照して説明する。
(第1の実施例)
図1に示すように、第1の実施例に係る車両1は、走行用駆動源としてエンジン2及びモータジェネレータ3と、モータジェネレータ3に電力を供給するバッテリ4と、エンジンコントローラ5と、モータジェネレータコントローラ6と、上位コントローラ7と、組電池管理システム10と、を含んで構成されている。
バッテリ4は、モータジェネレータ3によって発電された電力を充電可能な二次電池によって構成されている。バッテリ4は、それぞれが単電池として機能する複数のセルが接続された組電池構造からなる。
バッテリ4は、モータジェネレータ3の他に、エンジンコントローラ5、モータジェネレータコントローラ6及び上位コントローラ7の各種コントローラや組電池管理システム10を含む車載の各種電気負荷にも電力を供給可能に接続されている。
エンジンコントローラ5は、エンジン2を制御するコントローラである。エンジンコントローラ5は、上位コントローラ7に接続されており、上位コントローラ7との間で相互に情報のやりとりを行う。
モータジェネレータコントローラ6は、モータジェネレータ3を制御するコントローラである。モータジェネレータコントローラ6は、上位コントローラ7に接続されており、上位コントローラ7との間で相互に情報のやりとりを行う。
上位コントローラ7は、車両1を統括して制御するコントローラであり、前述したエンジンコントローラ5及びモータジェネレータコントローラ6の他、組電池管理システム10や各種コントローラに接続されている。
これらエンジンコントローラ5、モータジェネレータコントローラ6、上位コントローラ7及び組電池管理システム10はそれぞれ、CPU(Central Processing Unit)と、RAM(Random Access Memory)と、ROM(Read Only Memory)と、バックアップ用のデータなどを保存するフラッシュメモリと、入力ポートと、出力ポートとを備えたコンピュータユニットによって構成されている。
これらコンピュータユニットのROMには、各種定数や各種マップ等とともに、これらコンピュータユニットを各コントローラ及び組電池管理システム10として機能させるためのプログラムが格納されている。すなわち、CPUがRAMを作業領域としてROMに格納されたプログラムを実行することにより、コンピュータユニットは、本実施例における各コントローラ及び組電池管理システム10として機能する。
組電池管理システム10には、電圧センサ41、電流センサ42及び温度センサ43が接続されている。電圧センサ41は、バッテリ4のセル毎の電圧、すなわちセル電圧値Vccを検出する。
電流センサ42は、バッテリ4の充放電電流を検出する。温度センサ43は、バッテリ4のセルの温度を検出する。
組電池管理システム10は、電流積算値算出部100、基本SOC算出部101、開放電圧測定部102、開放電圧推定部103、補正用SOC算出部104、SOC補正部105、満充電容量算出部106、充放電許容電力算出部107、及び通信部108としての機能を有する。
電流積算値算出部100は、バッテリ4の充電時及び放電時に電流センサ42から得られる電流値を積算することにより電流積算値を算出する。
基本SOC算出部101は、電流積算法によりバッテリ4の基本SOC(State of charge)を算出する。電流積算法は、制御周期毎に、前回SOCに周期間のバッテリ4の電流積算値を加算していくことにより今回SOCを推定するものである。
具体的には、基本SOC算出部101は、次式(1)に基づき、基本SOCを算出する。次式(1)において、SOCI(n)は今回の制御周期における基本SOC、SOCI(n-1)は前回の制御周期における基本SOC、IsはSOCI(n-1)算出からSOCI(n)算出までの間の電流積算値、SOH(n-1)はバッテリ劣化度、Cdは初期の満充電容量である。
Figure 0007392305000001
ここで、SOCは、バッテリ4の「現在の充電容量/初期満充電容量×100」で表される値(%)である。また、SOHは、バッテリ4の「現在の満充電容量/初期の満充電容量×100」で表される値(%)である。
ところで、上述した電流積算法では、推定するSOCの値が電流センサの測定誤差や量子化誤差によって影響を受けることがある。図2に示すように、電流値を積算する時間が長いほど誤差が積み重なるため、SOCの真値に対して、推定するSOC(図2においては「SOC演算値」と記す)の誤差が大きくなってしまう。
このように、推定するSOCの誤差が大きくなると、正確な充放電許容電力値を算出できず、バッテリが十分な電力を駆動力源であるモータジェネレータに供給できなくなる。このため、モータジェネレータが適切なトルクを出力できず、車両の挙動に影響が出てしまう。
そこで、本実施例においては、後述するように、電流積算法以外の方法により算出したSOCを利用して、電流積算方法によって推定した基本SOCを補正する構成とした。本実施例においては、電流積算法以外のSOC算出方法として、後述する開放電圧測定部102によって無負荷時のバッテリ4に基づき測定した測定OCVからSOCを推定する静的なSOC算出方法と、負荷接続時に流れる電流と電圧の関係から無負荷時の開放電圧(又は、「開回路電圧」という)であるOCV(Open Circuit Voltage)を推定して、その推定したOCV(以下、「推定OCV」という)からSOCを推定する動的なSOC算出方法と、を用いる。本実施例において、これら静的及び動的なSOC算出方法により算出したSOCを補正用SOCという。
開放電圧測定部102は、バッテリ4の充放電を停止させた後に、一定時間、電圧が安定するまで待機し、安定した後のバッテリ4のセル毎の開放電圧OCVを測定OCVとして算出する。組電池管理システム10は、電流センサ42が検出するバッテリ4の充放電電流の値や、電圧センサ41が検出するバッテリ4のセル毎のセル電圧値Vcc等に基づき、バッテリ4の全体の端子間電圧をOCVとして算出してもよい。
開放電圧推定部103は、図5に示すように、バッテリ4の充放電中の電流に対するセル電圧値Vccをプロットし、直線が引けるようなデータの相関がある場合に直線と電流値が0となるY軸との交点からOCVを推定する。開放電圧推定部103によるOCVの推定方法の詳細については後述する。
補正用SOC算出部104は、開放電圧測定部102によって算出された測定OCVに基づき、図3に示す第1の補正用SOC算出マップを参照して、補正用SOCを算出する。第1の補正用SOC算出マップは、測定OCVと補正用SOCとの関係を予め実験的に求めたもので、組電池管理システム10のROMに記憶されている。
また、補正用SOC算出部104は、開放電圧推定部103によって推定された推定OCVに基づき、図4に示す第2の補正用SOC算出マップを参照して、補正用SOCを算出する。第2の補正用SOC算出マップは、推定OCVと補正用SOCとの関係を予め実験的に求めたもので、組電池管理システム10のROMに記憶されている。
SOC補正部105は、補正用SOC算出部104によって算出された補正用SOCによって基本SOCを補正する。具体的には、SOC補正部105は、次式(2)に示す通り、基本SOCに1未満の第1の補正係数(1-α)を乗算した値と補正用SOCに第2の補正係数αを乗算した値とを加算することにより補正後SOCを算出する。第2の補正係数αは、算出される補正後SOCが急変せずに短時間で補正値に収束するような係数となるよう、種々のデータに基づき予め実験的に求めた適合値であり、組電池管理システム10のROMに記憶されている。前述の種々のデータとしては、例えば、後述する静的SOC補正条件、動的SOC補正条件がどの程度の頻度(時間間隔)で成立するのか、といったデータや、静的SOC補正条件、動的SOC補正条件が成立するときの電流積算誤差の分布(平均値、分散)から予測されるSOC誤差の分布のデータ等が挙げられる。
Figure 0007392305000002
補正用SOC算出部104によって算出された補正用SOCは、開放電圧測定部102によって算出された測定OCVに基づき算出された補正用SOC、又は、開放電圧推定部103によって推定された推定OCVに基づき算出された補正用SOCのいずれかである。
満充電容量算出部106は、バッテリ4の現在の満充電容量を算出する。満充電容量の算出方法としては、例えば、放電開始時のSOCであるSOCs、放電終了時のSOCであるSOCe、放電中の電流の積算値ΣIbに基づき、次式(3)により求める方法を用いることができる。当該算出方法は、満充電容量の算出方法の一例であって、これに限定されるものではなく、他の公知の満充電容量の算出方法を用いてもよい。
Figure 0007392305000003
充放電許容電力算出部107は、バッテリ4の充放電許容電力を算出する。充放電許容電力算出部107は、例えば、温度センサ43により検出されたバッテリ4のセルの温度と、SOC補正部105によって算出された補正後SOCとに基づき、バッテリ4の充放電許容電力を算出する。
充放電許容電力は、バッテリ4の過放電を防止するための放電電力の上限値である放電側許容電力、及び、バッテリ4の過充電を防止するための充電電力の上限値である充電側許容電力である。
通信部108は、上位コントローラ7との間で各種情報の送信及び受信を行う。例えば、通信部108は、SOC補正部105によって算出された補正後SOCをSOC情報として上位コントローラ7に送信する。また、通信部108は、充放電許容電力算出部107によって算出された充放電許容電力の値を上位コントローラ7に送信する。
(OCVの推定方法)
次に、図5及び図6を参照して、開放電圧推定部103によるOCVの推定方法について、説明する。
組電池管理システム10は、予め設定されているサンプリング時間t毎にバッテリ4のOCVを推定する推定処理を実行する。この推定処理では、組電池管理システム10は、電流センサ42が検出するバッテリ4の電流値Iおよび電圧センサ41が検出するバッテリ4のセル毎のセル電圧値VccをRAMに記憶させて、サンプリング時間t毎のバッテリ4の電流値Iおよび一つのセルのセル電圧値Vccの一組を検出データとする。サンプリング時間tは、例えば、組電池管理システム10が演算処理を繰り返す際の間隔時間であり、msecオーダの短時間となるが、任意の時間を設定しても良い。
組電池管理システム10は、上述の検出データ数が予め設定されている必要数を超える場合に、その検出データにおけるバッテリ4の電流値Iを積算する電流積算値が予め設定されている必要範囲内に収まって、検出データのバッテリ4の電流値Iおよびセル電圧値Vccが予め設定されている分散状態(分散条件)を満たすときに、検出データにおけるセル電圧値Vccを積算する電圧積算値を、検出データ数で除してバッテリ4の推定OCVとする。
組電池管理システム10は、図5に示すように、バッテリ4の出力可能な電流値Iの大きさを複数に区分した領域A、B、C、D毎に、バッテリ4の電流値Iが含まれる検出データのデータ数をカウントし、該領域AからD毎のデータ数が全て予め設定されている分散閾値を超える場合に、上記の分散状態を満たすと判断するようになっている。なお、領域A、Bは、バッテリ4への充電時の電流・電圧特性を示し、また、領域C、Dは、バッテリ4からの放電時の電流・電圧特性を示している。
ここで、検出データ数が設定必要数を超えることを条件とするのは、推定確度の水準を確保するためである。この設定必要数は、求められる推定確度の水準に応じて設定すればよい。この設定必要数の条件は、分散状態にあるか否かを判断するために電流領域AからDに求める分散閾値の値(データ数)をある程度高くすることにより、省略しても良い。
また、検出データにおけるバッテリ4の電流値Iの電流積算値が設定必要範囲内に収まることを条件とするのは、出力電流値IをゼロA(アンペア)としてOCVを推定するためである。この設定必要範囲は、検出データの電流値Iの積算値をゼロAとみなして、バッテリ4のSOCを推定してもよい値を設定すればよい。
さらに、この推定処理において、バッテリ4の電流値Iの領域AからD毎の検出データのデータ数が分散していると判断する分散閾値は、分散状態にあるとする各領域AからDに求める最低限のデータ数を設定すればよい。なお、領域AからD毎のデータ数に推定処理を実行するのに適当でないほどの偏りが生じている場合、例えば、バッテリ4の充放電がバランスよく行われておらず、ゼロA付近から外れたデータしかない場合には、電流値Iの電流積算値が設定必要範囲内に収まる、という条件から外れることになる。
ところで、バッテリ4のセル毎の開放電圧値OCV(n)は、各セルのセル電圧値Vcc(n)と内部抵抗r(n)と瞬時電流値I(n)とを用いて次式のようになる。なお、式中の(n)は、サンプリング回数を示している。
OCV(n)=Vcc(n)+r(n)×I(n)
このバッテリ4の各セルの開放電圧値OCV(n)は、サンプリング時間t毎に次のように算出される。
1回目 : OCV(1)=Vcc(1)+r(1)×I(1)
2回目 : OCV(2)=Vcc(2)+r(2)×I(2)
3回目 : OCV(3)=Vcc(3)+r(3)×I(3)



n回目 : OCV(n)=Vcc(n)+r(n)×I(n)
これを積算すると、次式の関係となり、
ΣOCV(k)=Σ(Vcc(k)+r(k)×I(k)) k:1~n
短時間のサンプリング期間中には、開放電圧値OCV(n)と内部抵抗r(n)とに変化はほとんどないことから、次式のように変形することができる。
n×OCV=ΣVcc(k)+r×ΣI(k) k:1~n
この推定処理では、検出データの電流値Iの積算値をゼロAとすることから、開放電圧値OCVの推定値を、次式により算出することができる。
OCV=ΣVcc(k)/n k:1~n
具体的に、組電池管理システム10は、図6に示す推定処理を実行し、OCVを推定する。なお、組電池管理システム10は、RAMに一時記憶するセル電圧値Vccや出力電流値Iなどは、1回の推定処理毎にリセットする。
ステップS1において、組電池管理システム10は、サンプリング時間t毎に、電圧センサ41が検出するセル電圧値Vccと、電流センサ42が検出する瞬時のバッテリ4の出力電流値Iとを取得する。
次いで、ステップS2において、組電池管理システム10は、取得したセル電圧値Vccと出力電流値Iとの一組を検出データとしてRAMに記憶する。
次いで、ステップS3において、組電池管理システム10は、RAMに記憶したセル電圧値Vccと出力電流値Iとを一組とする検出データのデータ数をカウントする。
次いで、ステップS4において、組電池管理システム10は、RAMに記憶するセル電圧値Vccと出力電流値Iとを一組とする検出データのデータ数のカウント数nが設定必要数を超えた否か確認する。組電池管理システム10は、セル電圧値Vccと出力電流値Iの検出データカウント数nが設定必要数を超えていない場合にはステップS1に戻ってステップS1以降の処理を繰り返してデータ収集を継続し、その検出データカウント数nが推定確度を満足するだけの検出データ数を超えている場合に次のステップに進む。
次いで、ステップS5において、組電池管理システム10は、RAMに記憶するバッテリ4の出力電流値Iの積算値である電流積算値がゼロAとすることができる程度の設定必要範囲内に収まっているか否かを確認する。組電池管理システム10は、電流積算値が設定必要範囲から外れてしまっている場合にはステップS1に戻ってステップS1以降の処理を繰り返してデータ収集を継続し、電流積算値がゼロAとすることができる程度の範囲内に収まっている場合に次のステップに進む。
次いで、ステップS6において、組電池管理システム10は、RAMに記憶するバッテリ4の出力電流値Iを図5に示す領域AからD毎のいずれに含まれるか判定して区分けしたときのデータ数をカウントして、その領域AからD毎のデータカウント数が設定分散閾値を超えて分散状態にあるか否かを確認する。組電池管理システム10は、バッテリ4の出力電流値Iの領域AからD毎のデータカウント数が領域AからDの全てにおいて超えていない場合にはステップS1に戻ってステップS1以降の処理を繰り返してデータ収集を継続し、その領域AからD毎のデータカウント数が領域AからDの全てにおいて超えている場合に分散状態を満たすとして次のステップに進む。
次いで、ステップS7において、組電池管理システム10は、RAMに記憶するセル電圧値Vccを積算して、バッテリ4の出力電流値Iと一組とした検出データ数nで除算することによりOCVの推定値である推定OCVを算出する。本処理において算出された推定OCVは、補正用SOC算出部104による補正用SOCの算出に用いられる。
(バッテリの分極について)
ところで、推定OCVに基づきSOCを算出する場合には、バッテリの分極に起因してSOCの推定精度が低下するおそれがある。
図7は、バッテリのセルの閉回路電圧CCVを模式的に示した等価回路図である。図7に示すように、閉回路電圧CCVは、開回路電圧OCVと電圧V0と電圧Vpとから構成される。
開回路電圧OCVは、バッテリの起電力Eに起因する。電圧Voは、バッテリの直流内部抵抗R0に起因する。電圧Vpは、バッテリの分極成分に起因し、静電容量Cと内部抵抗Rpの並列回路で示される。
ここで、バッテリは、放電又は充電を実施すると電流の大きさや極性によって内部抵抗(R0、Rp、Cの合成抵抗)が変動することにより閉回路電圧CCVが変動する。バッテリに電流が流れない状態で時間が経過すれば、内部抵抗の変動は解消されるが、充電又は放電し続けるなど短時間に電流積算値が充電又は放電に偏った場合には内部抵抗の分極成分Vpの変動が解消されないこととなる。
バッテリに大きな分極が発生した場合には、バッテリの電圧の変動が解消されるまでに時間がかかる。このようなときは、バッテリの分極による電圧変動により、動的電圧である推定OCVに基づくSOCの推定精度が低下するおそれがある。
そこで、本実施例では、上述したようなバッテリの分極の影響によって最終的に算出される補正後SOCの推定精度が低下することを防止するために、以下に説明するSOC算出処理を行う。
(SOC算出処理)
次に、図8を参照して、本実施例に係る組電池管理システム10によって実行されるSOC算出処理の流れについて説明する。図8のSOC算出処理は、所定の時間間隔で繰り返し実行される。
図8に示すように、ステップS11において、組電池管理システム10は、電流積算法によりバッテリ4の基本SOCを算出する。
次いで、ステップS12において、組電池管理システム10は、静的SOC補正条件が成立したか否かを判定する。本実施例における静的SOC補正条件は、バッテリ4への充電、又はバッテリ4からの放電がないことである。
組電池管理システム10は、ステップS12において静的SOC補正条件が成立していると判定した場合には、ステップS13に処理を移行する。組電池管理システム10は、ステップS12において静的SOC補正条件が成立していないと判定した場合には、ステップS15に処理を移行する。
ステップS13において、組電池管理システム10は、測定OCVから補正用SOCを算出する。測定OCVは、バッテリ4の充放電停止後、所定時間が経過し、電圧が安定した後に測定されたバッテリ4のセル毎の開放電圧OCVである。その後、組電池管理システム10は、処理をステップS14に移行する。
ステップS15において、組電池管理システム10は、動的SOC補正条件が成立したか否かを判定する。動的SOC補正条件は、バッテリ4への充電、又はバッテリ4からの放電があること、すなわちバッテリ4に電流が出入力されている状態であることである。したがって、動的SOC補正条件が成立している状態では、バッテリ4の電流値が計測できる状態にある。
組電池管理システム10は、ステップS15において動的SOC補正条件が成立していないと判定した場合には、SOC算出処理を終了する。組電池管理システム10は、ステップS15において動的SOC補正条件が成立していると判定した場合には、ステップS16に処理を移行する。
ステップS16において、組電池管理システム10は、推定OCVから補正用SOCを算出する。推定OCVは、上述した図6に示す推定処理によって推定される。
次いで、ステップS17において、組電池管理システム10は、所定時間におけるバッテリ4の電流積算値の絶対値が所定の閾値Ith以上であるか否かを判定する。所定時間は、ステップS17の処理を行う前における数分程度の短時間である。なお、所定時間は、基本SOCの前回の補正から今回の補正までの時間としてもよい。
組電池管理システム10は、ステップS17において所定時間におけるバッテリ4の電流積算値の絶対値が所定の閾値Ith以上でないと判定した場合には、処理をステップS14に移行する。
組電池管理システム10は、ステップS17において所定時間におけるバッテリ4の電流積算値の絶対値が所定の閾値Ith以上であると判定した場合には、処理をステップS18に移行する。
ステップS18において、組電池管理システム10は、動的電圧である推定OCVによるSOC補正を禁止してSOC算出処理を終了する。具体的には、組電池管理システム10は、ステップS16において推定OCVから算出した補正用SOCを用いて、基本SOCを補正することを禁止する。
上述のようにSOC補正を禁止するのは、一方向に充電又は放電し続けることで短時間に電流積算値の絶対値が増加し続けると、バッテリ4の内部抵抗値が増加して分極が生じ、動的電圧である推定OCVが変動することによって推定OCVに基づく補正用SOCの推定が正確に行えなくなるためである。
このSOC補正の禁止は、例えば、電流積算値の絶対値が小さくなる方向に電流が流れることにより所定時間における電流積算値の絶対値が閾値Ith未満となり、充電又は放電し続けることで生じた分極が解消するまで実施される。
次いで、ステップS14において、組電池管理システム10は、第2の補正係数αを上述の(2)式に代入することにより、補正後SOCを算出してSOC算出処理を終了する。
ここで、上述の(2)式において、第2の補正係数αを乗ずる補正用SOCは、ステップS13で測定OCVから算出した補正用SOC、又は、ステップS16で推定OCVから算出した補正用SOCのいずれかである。
以上のように、本実施例に係るSOC推定装置は、所定時間における電流積算値の絶対値が閾値Ith以上である場合に、動的電圧である推定OCVによるSOC補正を禁止するので、分極によってOCVの推定に誤差が生じやすい状態でのSOC補正を禁止することができる。これにより、本実施例に係るSOC推定装置は、SOC補正の精度が悪化してしまうことを防止できる。
(第2の実施例)
第2の実施例に係るSOC推定装置は、第1の実施例とSOC算出処理が一部異なるが、他の構成は第1の実施例と同一である。以下においては、第1の実施例と異なるSOC算出処理について説明する。
図9は、本実施例に係るSOC算出処理の流れを示したフローチャートである。図9のSOC算出処理は、組電池管理システム10によって所定の時間間隔で繰り返し実行される。
図9に示すように、ステップS21において、組電池管理システム10は、電流積算法によりバッテリ4の基本SOCを算出する。
次いで、ステップS22において、組電池管理システム10は、静的SOC補正条件が成立したか否かを判定する。静的SOC補正条件は、第1の実施例と同一である。
組電池管理システム10は、ステップS22において静的SOC補正条件が成立していると判定した場合には、ステップS23に処理を移行する。組電池管理システム10は、ステップS22において静的SOC補正条件が成立していないと判定した場合には、ステップS25に処理を移行する。
ステップS23において、組電池管理システム10は、測定OCVから補正用SOCを算出する。測定OCVは、バッテリ4の充放電停止後、所定時間が経過し、電圧が安定した後に測定されたバッテリ4のセル毎の開放電圧OCVである。その後、組電池管理システム10は、処理をステップS24に移行する。
ステップS25において、組電池管理システム10は、動的SOC補正条件が成立したか否かを判定する。動的SOC補正条件は、第1の実施例と同一である。
組電池管理システム10は、ステップS25において動的SOC補正条件が成立していないと判定した場合には、SOC算出処理を終了する。組電池管理システム10は、ステップS25において動的SOC補正条件が成立していると判定した場合には、ステップS26に処理を移行する。
ステップS26において、組電池管理システム10は、推定OCVから補正用SOCを算出する。推定OCVは、第1の実施例と同一の推定処理によって推定される。
次いで、ステップS27において、組電池管理システム10は、所定時間におけるバッテリ4の電流積算値の絶対値に応じて、補正後SOCを算出する上述の(2)式における補正用SOCに乗ずる第2の補正係数αを決定する。
具体的には、組電池管理システム10は、所定時間におけるバッテリ4の電流積算値の絶対値に基づき、図10に示すα決定マップを参照して第2の補正係数αを決定する。図10に示すα決定マップは、所定時間におけるバッテリ4の電流積算値の絶対値と第2の補正係数αとの関係を予め実験的に求めたもので、組電池管理システム10のROMに記憶されている。
図10に示すα決定マップにおいては、所定時間におけるバッテリ4の電流積算値の絶対値が閾値Ith未満の領域では第2の補正係数αが一定であり、所定時間におけるバッテリ4の電流積算値の絶対値が閾値Ith以上の領域では当該電流積算値の絶対値が大きいほど第2の補正係数αが小さくなるように規定されている。所定時間は、ステップS27の処理を行う前における数分程度の短時間である。なお、所定時間は、基本SOCの前回の補正から今回の補正までの時間としてもよい。
ここで、図10に示すα決定マップにおいて、閾値Ith未満の領域における第2の補正係数αは、第1の実施例における予め定められた第2の補正係数αと同一である。また、閾値Ith以上の領域における第2の補正係数αは、電流積算誤差と当該誤差によって発生するSOC誤差との関係を求め、その発生誤差について所定の時間間隔(静的SOC補正条件、動的SOC補正条件がどの程度の頻度)で補正した場合に、算出される補正後SOCが急変せずに短時間で補正値に収束するように適合された傾向となるように定義されている。この場合、閾値Ith以上の領域における第2の補正係数αを定義するにあたっては、例えば、所定時間におけるバッテリ4の電流積算値の絶対値(α決定マップにおけるX軸)に対して何点か適合させたうえで、その中間値については補完する方法を用いてもよい。
組電池管理システム10は、ステップS27において所定時間におけるバッテリ4の電流積算値の絶対値に応じて第2の補正係数αを決定した後は処理をステップS24に移行する。
次いで、ステップS24において、組電池管理システム10は、第2の補正係数αを上述の(2)式に代入することにより、補正後SOCを算出してSOC算出処理を終了する。ここで、測定OCVから補正用SOCを算出した場合は、上述の(2)式に代入される第2の補正係数αとして第1の実施例と同一の予め定められた第2の補正係数αが用いられ、推定OCVから補正用SOCを算出した場合は、上述の(2)式に代入される第2の補正係数αとしてステップS27で決定した第2の補正係数αが用いられる。
ここで、上述の(2)式において、第2の補正係数αを乗ずる補正用SOCは、ステップS23で測定OCVから算出した補正用SOC、又は、ステップS26で推定OCVから算出した補正用SOCのいずれかである。
以上のように、本実施例に係るSOC推定装置は、動的電圧である推定OCVによるSOC補正を行う場合には、所定時間における電流積算値の絶対値が大きいほど第2の補正係数αが小さくなるように第2の補正係数αを設定する。
このため、本実施例に係るSOC推定装置は、基本SOCに対する推定OCVによるSOC補正の補正量を小さくすることができるので、分極によってOCVの推定に誤差が生じやすい状態でのSOC補正を制限することができる。
これにより、本実施例に係るSOC推定装置は、SOC補正の精度が悪化してしまうことを抑制できる。また、基本SOC自体が真値とかけ離れているような場合には、分極の影響を考慮したSOC補正を行うことができるため、このような場合は精度よく基本SOCを補正することができる。
(変形例)
なお、本実施例においては、所定時間におけるバッテリ4の電流積算値の絶対値に応じて第2の補正係数αを設定する構成について説明したが、これに限らず、基本SOCと補正用SOCとの差が大きいほど第2の補正係数αが小さくなるよう第2の補正係数αを設定してもよいし、基本SOCの前回の補正から今回の補正までの期間が長いほど第2の補正係数αが小さくなるよう第2の補正係数αを設定してもよい。
ところで、基本SOCと補正用SOCとの差が大きかったり、基本SOCの前回の補正から今回の補正までの期間が長かったりした場合に一回のSOC補正によって基本SOCを補正すると、基本SOCに対して補正後SOCの値が急変してしまう。このため、この急変した補正後SOCに基づき算出する充放電許容電力も急変してしまい、その結果、車両の駆動力や回生トルクが急変してしまうおそれがある。
上述した一方の変形例によれば、基本SOCと補正用SOCとの差が大きいほど第2の補正係数αが小さくなるよう第2の補正係数αを設定するので、図11に示すように、補正後SOCが基本SOCから急変することを防止することができる。このため、充放電許容電力が急変してしまうことを防止することができ、車両1の駆動力や回生トルクが急変してしまうことを防止することができる。
上述した他方の変形例によれば、基本SOCの前回の補正から今回の補正までの期間が長いほど第2の補正係数αが小さくなるよう第2の補正係数αを設定するので、図11に示すように、補正後SOCが基本SOCから急変することを防止することができる。このため、充放電許容電力が急変してしまうことを防止することができ、車両1の駆動力や回生トルクが急変してしまうことを防止することができる。
本発明の実施例を開示したが、当業者によっては本発明の範囲を逸脱することなく変更が加えられうることは明白である。すべてのこのような修正および等価物が次の請求項に含まれることが意図されている。
1 車両
2 エンジン
3 モータジェネレータ
4 バッテリ
5 エンジンコントローラ
6 モータジェネレータコントローラ
7 上位コントローラ
10 組電池管理システム
41 電圧センサ
42 電流センサ
43 温度センサ
100 電流積算値算出部
101 基本SOC算出部
102 開放電圧測定部
103 開放電圧推定部
104 補正用SOC算出部
105 SOC補正部
106 満充電容量算出部
107 充放電許容電力算出部
108 通信部
1-α 第1の補正係数
α 第2の補正係数

Claims (1)

  1. バッテリの充電時及び放電時の電流値の積算値である電流積算値を算出する電流積算値算出部と、
    前記電流積算値に基づいて前記バッテリの基本SOCを算出する基本SOC算出部と、
    前記バッテリの充電中又は放電中の電流値と閉回路電圧とに基づいて前記バッテリの開放電圧を推定する開放電圧推定部と、
    前記開放電圧推定部によって推定された開放電圧に基づいて補正用SOCを算出し、前記補正用SOCによって前記基本SOCを補正するSOC補正部と、を備え、
    前記SOC補正部は、
    静的SOC補正条件が成立していると判定した場合、測定OCVから算出した補正用SOCを用いて前記基本SOCを補正して補正後SOCを算出し、
    前記静的SOC補正条件が成立していないと判定し、かつ、動的SOC補正条件が成立していると判定した場合において、所定時間における前記バッテリの電流積算値の絶対値が閾値未満である場合、推定OCVから算出した補正用SOCを用いて前記基本SOCを補正して補正後SOCを算出し、前記所定時間における前記バッテリの電流積算値の絶対値が閾値以上である場合、前記推定OCVから算出した補正用SOCによる前記基本SOCの補正を禁止する、SOC推定装置。
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