JP7391032B2 - ジクロロイソシアヌル酸ナトリウムを含有する発泡錠 - Google Patents

ジクロロイソシアヌル酸ナトリウムを含有する発泡錠 Download PDF

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Description

本発明は、ジクロロイソシアヌル酸ナトリウムを含有する発泡錠に関する。
ジクロロイソシアヌル酸ナトリウムを含有する発泡錠は哺乳瓶などの食器類の洗浄液を調製するために、広く使用されている。
例えば、特許文献1には食器洗浄機用洗浄錠剤組成物に関する発明が開示されている。この文献にはアルカリ剤、水軟化剤、漂白剤、界面活性剤、分散剤、アルカリ金属炭酸塩及びコハク酸を含む洗浄錠組成物が報告されている。
特許6383084号公報
特許文献1では、製造時及び輸送時を考慮したときに装置や梱包等の観点からより扱いやすい十分な硬度(例えば5kgf以上)を有するようにした場合の錠剤の崩壊時間は5分より長いため、速やかに洗浄液を調製することができず、錠剤硬度と崩壊時間とのバランスが十分にとれているとはいえない。
したがって、優れた錠剤硬度を有し、且つ、崩壊時間が短く(例えば5分以内)、速やかに洗浄液が調製できる発泡錠が望まれる。
すなわち本発明の課題は、ジクロロイソシアヌル酸ナトリウムを含み、速やかに崩壊するとともに、錠剤硬度がより高い発泡錠を提供することにある。
本発明者らは鋭意検討した結果、ジクロロイソシアヌル酸ナトリウムと、炭酸塩および重炭酸塩のうち少なくともいずれかとともに、リンゴ酸を配合することで、錠剤硬度がより優れ、かつ速やかに崩壊する発泡錠が得られることを見出し、本発明を完成した。すなわち、本発明は以下の発明を包含する。
[1] ジクロロイソシアヌル酸ナトリウム、リンゴ酸、及び1又は2以上の炭酸塩又は重炭酸塩を含む発泡錠。
[2] 1又は2以上の有機酸をさらに含む[1]に記載の発泡錠。
[3] ジクロロイソシアヌル酸ナトリウム、リンゴ酸、1又は2以上の有機酸、及び1又は2以上の炭酸塩又は重炭酸塩のみからなる[2]に記載の発泡錠。
[4] 前記有機酸が安息香酸、クエン酸、乳酸、酒石酸、コハク酸、アジピン酸、グルコン酸、グリコール酸、フマル酸及びマレイン酸からなる群から選ばれる1または2以上の化合物である[2]又は[3]に記載の発泡錠。
[5] 前記有機酸がコハク酸である[4]に記載の発泡錠。
[6] 疎水性滑沢剤及び界面活性剤を含まない[1]から[5]のいずれか一つに記載の発泡錠。
[7] 前記炭酸塩又は重炭酸塩が炭酸ナトリウム、炭酸カリウム、炭酸水素ナトリウム及び炭酸水素カリウムからなる群から選ばれる1又は2以上の化合物である[1]~[6]のいずれか一項に記載の発泡錠。
[8] 錠剤硬度が5kgf以上であり、且つ、20℃の水中で4分以内に崩壊する[1]~[7]のいずれか一つに記載の発泡錠。
[9] 錠剤の高さに対する直径の比率が3.5~5.5である[1]~[8]のいずれか一つに記載の発泡錠。
[10] ジクロロイソシアヌル酸ナトリウムを40~60重量%及びリンゴ酸を0.5~5重量%含む[1]~[9]のいずれか一つに記載の発泡錠。
本発明は、ジクロロイソシアヌル酸ナトリウム及び炭酸塩又は重炭酸塩を含有する発泡性錠剤の成分としてリンゴ酸を有する。そのため、本発明によれば、速やかに崩壊するとともに、錠剤硬度がより高い発泡錠が得られる。
本発明の一実施形態において、錠剤中のジクロロイソシアヌル酸ナトリウムの含量は5~90重量%が好ましく、20~80重量%が更に好ましく、40~60重量%が特に好ましい。
本発明の一実施形態において、錠剤中のリンゴ酸の含量は0.1~25重量%が好ましく、0.5~10重量%が更に好ましく、0.5~5重量%が特に好ましい。
本発明において、リンゴ酸の50%粒子径は、レーザー回折法により測定した場合に1~150μmが好ましく、1~100μmが更に好ましく、1~10μmが特に好ましい。
本明細書における有機酸とは、通常の技術用語と同様に、酸性の有機化合物を意味する。本発明の一実施形態において、本発明の効果を損なわない限りにおいて、任意の有機酸を用いることができるが、発泡錠を製造する観点から、有機酸は室温(1~30℃)で固体状のものが好ましく、また水溶性のカルボン酸類が好ましい。室温で固体状の水溶性カルボン酸類としては、例えば、安息香酸、クエン酸、乳酸、酒石酸、コハク酸、アジピン酸、グルコン酸、グリコール酸、フマル酸、マレイン酸等が挙げられる。高い硬度と速い崩壊を両立し、打錠障害を有効に防止する観点から、アジピン酸、フマル酸、コハク酸が好ましく、特にコハク酸が好ましい。コハク酸を含有する場合、その含量は10~30重量%が好ましく、特に23~27重量%が最も好適である。
本発明の一実施形態としてコハク酸を用いる場合には、コハク酸の50%粒子径は、レーザー回折法により測定した場合に1~100μmが好ましく、1~80μmが更に好ましく、1~5μmが特に好ましい。
本明細書における炭酸塩とは、通常の技術用語と同様に、炭酸イオンを含む塩を意味する。本明細書における重炭酸塩とは、通常の技術用語と同様に、重炭酸イオンを含む塩を意味する。本発明の一実施形態においては、発泡錠を製造する観点から、炭酸塩、重炭酸塩は、室温で固体状のものが好ましく、水溶性のアルカリ金属炭酸塩、水溶性のアルカリ金属重炭酸塩がより好ましい。室温で固体状の水溶性アルカリ金属炭酸塩としては、例えば、炭酸ナトリウム、炭酸カリウムが挙げられ、室温で固体状の水溶性アルカリ金属重炭酸塩としては、例えば、炭酸水素ナトリウム、炭酸素カリウムが挙げられる。より良好な発泡性を付与する観点から、炭酸ナトリウム又は炭酸水素ナトリウムが好ましく、炭酸ナトリウム及び炭酸水素ナトリウムの混合物が更に好ましい。錠剤中の1又は2以上の炭酸塩又は重炭酸塩の含量は特に限定されず、当業者が適宜設定でき、例えば15~30重量%とすることができ、特に22~27重量%が好適である。
本明細書における「疎水性滑沢剤」とは、通常の技術用語と同様に、粉体間、粉体と金属間への付着力を弱め、粉体を圧縮成形する際にスティッキングを防止する水不溶性の添加剤であり、脂肪酸類、鉱物類、又はロウ類を意味する。例えば、ステアリン酸マグネシウム、ステアリン酸カルシウム、タルク、カルナウバロウが挙げられる。
本明細書における「界面活性剤」とは、通常の技術用語と同様に、分子内に親水基及び疎水基が含まれる両親媒性物質を意味し、分子内の親水基に陽イオンを含む陽イオン界面活性剤、分子内の親水基に陰イオンを含む陰イオン界面活性剤、分子内の親水基に陽イオン及び陰イオンを含む両性界面活性剤又は分子内の親水基がイオン化しない非イオン界面活性剤を意味する。例えば、臭化三アンモニウムヘキサデシル、塩化アンモニウムドデシル、アルキルベンジルジメチルアンモニウム塩、ラウリル硫酸ナトリウム、セトステアリル硫酸ナトリウム、ドデシルベンゼンスルホン酸ナトリウム、ポリソルベート類等が挙げられる。
<発泡錠>
本明細書中、「発泡錠」とは、日本薬局方17改正製剤総則に記載の発泡錠を意味する。すなわち発泡錠は,水中で急速に発泡しながら溶解又は分散する錠剤である。
本発明の一実施形態において、発泡錠は、本分野において一般的に使用される種々の成分を含有しても良いが、高い硬度と速い崩壊を両立し、打錠障害を有効に防止する観点から、ジクロロイソシアヌル酸ナトリウム、リンゴ酸、1又は2以上の有機酸、及び1又は2以上の炭酸塩又は重炭酸塩のみからなる発泡剤がより好ましい。
また、疎水性滑沢剤は水中で崩壊後、水表面に油膜を生じるため、疎水性滑沢剤を配合しない発泡錠が好ましい。さらに、界面活性剤は皮膚への刺激性があるため、界面活性剤を配合しない発泡錠が好ましい。
上述のリンゴ酸、炭酸塩又は重炭酸塩、及び含有されてもよい有機酸は発泡成分として作用し、水中でこれらが反応して炭酸ガスを発生しながら、錠剤が崩壊する。
水中に発泡錠を入れ、発泡錠が完全に崩壊してから、洗浄が必要となる哺乳瓶などの食器類、または玩具類などを浸漬して、任意の時間が経過した後に取り出すことで洗浄が完了する。
<製造方法>
本発明の一実施形態において、発泡錠は、当該技術分野において慣用されている方法により製造することができる。例えば、粉末状または顆粒状の原料(成分)を、混合することで混合粉末を製造して、これを任意の打錠機を用いて圧縮成形することで製造することができる。
本発明の一実施形態において、粉末状または顆粒状の原料を得るにあたっては、粉砕等の処理を行うようにしてもよい。原料の粉砕方法は特に限定しないが、ジェットミル、ハンマーミル又は錠剤粉砕機などの任意の粉砕機を用いることができる。
ジェットミルの運転条件は、圧縮空気圧力0.3~0.8MPaが好ましく、0.4~0.6MPaが更に好ましい。ハンマーミルの運転条件は、主軸回転速度、スクリーン径(スクリーン開口部の直径)を適宜調節することができ、主軸回転速度は4000~12000rpmが好ましく、主軸回転速度は5000~10000rpmが更に好ましい。また、スクリーン径(スクリーンの開口部の直径)は1~4mmが好ましく、スクリーン径は1mmが更に好ましい。錠剤粉砕機の運転条件は、低速又は高速に設定することができるが、高速が更に好ましい。
本発明の一実施形態において、混合粉末は、例えば、ジクロロイソシアヌル酸ナトリウムと、リンゴ酸、1又は2以上の有機酸、及び1又は2以上の炭酸塩又は重炭酸塩とを、V型混合機又は容器型混合機等の任意の混合機を用いて混合することで製造することができる。
本発明の一実施形態において、発泡錠を製造するにあたっては、30~50kNの打錠圧が好ましい。また、錠剤を取り扱いやすい形状にするために、形状は錠剤の高さ(H)に対する錠剤の直径(D)の比率(以下、D/Hと云う)を、3.5~6.0の範囲内に設定することが好ましく、3.5~5.5が更に好ましい。
本発明の一実施形態において、打錠に使用する杵は特に限定しないが、スティッキングやキャッピングなどの打錠障害を防止する観点から、杵表面に凹凸もしくはコーティング処理しているものが好ましい。
<発泡錠の性質>
本明細書における硬度とは、錠剤の硬さの指標を意味する。本発明の一実施形態において、発泡錠の硬度は、製造時及び輸送時の錠剤の欠けを防止する観点から、錠剤硬度計により測定した場合に、5kgf以上が好ましく、6kgf以上が更に好ましく、7kgf以上が特に好ましい。
本発明の一実施形態において、発泡錠の崩壊時間は使用上の観点から、20℃の水中で4分以内であることが好ましく、20℃の水中で3分以内であることが更に好ましく、20℃の水中で2分以内であることが特に好ましい。
以下、実施例により本発明の一実施形態を説明するが、本発明はこれらの実施例によって限定されるものではない。
<実施例1>
(工程1)リンゴ酸(扶桑化学工業製、リンゴ酸フソウM)をジェットミル(型式:SJ-100GMP、圧縮空気圧力:0.47MPa)で粉砕し、リンゴ酸ジェットミル粉砕品(50%粒子径:3μm)を得た。また、コハク酸(扶桑化学工業製、コハク酸)をハンマーミル(型式:不二パウダル製、KIIG-IS、主軸回転速度:7500rpm、送り軸回転速度:20rpm、スクリーン1mm、クリアランス0.5)で粉砕し、コハク酸ハンマーミル粉砕品(50%粒子径:63μm)を得た。ジクロロイソシアヌル酸ナトリウム(四国化成工業製、ネオクロール60MG)25g、リンゴ酸ジェットミル粉砕品0.5g、コハク酸ハンマーミル粉砕品12g、炭酸水素ナトリウム(トクヤマ製、重炭酸ナトリウム)11.25g及び炭酸ナトリウム(高杉製薬製、乾燥炭酸ナトリウム)1.25gをガラス瓶で1分間混合し、混合末を得た。
(工程2)得られた混合末を打錠機(畑鐵工所製、型式:HT-X18SS-II)を用いて、1錠あたりの質量1000±100mgとなるように約30kNの圧力で打錠し、錠剤を得た。
<実施例2>
(工程1)リンゴ酸(扶桑化学工業製、リンゴ酸フソウM)を錠剤粉砕機(小西製作所製、設定:高速、時間:60秒)で粉砕し、リンゴ酸粉砕品(50%粒子径:102μm)を得た。また、コハク酸(日本触媒製、コハク酸)をジェットミル(型式:SJ-100GMP、圧縮空気圧力:0.47MPa)で粉砕し、コハク酸ジェットミル粉砕品(50%粒子径:4μm)を得た。ジクロロイソシアヌル酸ナトリウム(四国化成工業製、ネオクロール60MG)20g、リンゴ酸粉砕品0.4g、コハク酸ジェットミル粉砕品9.6g、炭酸水素ナトリウム(トクヤマ製、重炭酸ナトリウム)9.0g及び炭酸ナトリウム(トクヤマ製、ソーダ灰(ライト))1.0gをガラス瓶で1分間混合し、混合末を得た。
(工程2)得られた混合末を打錠機(畑鐵工所製、型式:HT-X18SS-II)を用いて、1錠あたりの質量1000±100mgとなるように約30kNの圧力で打錠し、錠剤を得た。
<実施例3>
(工程1)リンゴ酸(扶桑化学工業製、リンゴ酸フソウM)をジェットミル(日清エンジニアリング製、型式:SJ-100GMP、圧縮空気圧力:0.47MPa)で粉砕し、リンゴ酸ジェットミル粉砕品(50%粒子径:3μm)を得た。また、コハク酸(扶桑化学工業製、コハク酸)をジェットミル(日清エンジニアリング製、型式:SJ-100GMP、圧縮空気圧力:0.47MPa)で粉砕し、コハク酸ジェットミル粉砕品(50%粒子径:6μm)を得た。ジクロロイソシアヌル酸ナトリウム(四国化成工業製、ネオクロール60MG)25g、リンゴ酸ジェットミル粉砕品1.0g、コハク酸ジェットミル粉砕品11.5g、炭酸水素ナトリウム(トクヤマ製、重炭酸ナトリウム)11.25g及び炭酸ナトリウム(トクヤマ製、ソーダ灰(ライト))1.25gをガラス瓶で1分間混合し、混合末を得た。
(工程2)得られた混合末を打錠機(畑鐵工所製、型式:HT-X18SS-II)を用いて、1錠あたりの質量1000±100mgとなるように約30kNの圧力で打錠し、錠剤を得た。
<実施例4>
(工程1)リンゴ酸(扶桑化学工業製、リンゴ酸フソウM)を錠剤粉砕機(小西製作所製、設定:高速、時間:60秒)で粉砕し、リンゴ酸粉砕品(50%粒子径:102μm)を得た。また、コハク酸(扶桑化学工業製、コハク酸)をジェットミル(日清エンジニアリング製、型式:SJ-100GMP、圧縮空気圧力:0.47MPa)で粉砕し、コハク酸ジェットミル粉砕品(50%粒子径:6μm)を得た。ジクロロイソシアヌル酸ナトリウム(四国化成工業製、ネオクロール60MG)25g、リンゴ酸粉砕品0.5g、コハク酸ジェットミル粉砕品12.0g、炭酸水素ナトリウム(トクヤマ製、重炭酸ナトリウム)11.25g及び炭酸ナトリウム(トクヤマ製、ソーダ灰)1.25gをガラス瓶で1分間混合し、混合末を得た。
(工程2)得られた混合末を打錠機(畑鐵工所製、型式:HT-X18SS-II)を用いて、1錠あたりの質量1000±100mgとなるように約30kNの圧力で打錠し、錠剤を得た。
<実施例5>
(工程1)リンゴ酸(扶桑化学工業製、リンゴ酸フソウM)をハンマーミル(不二パウダル製、型式:KIIG-IS、主軸回転速度:7500rpm、送り軸回転速度:7.5rpm、スクリーン1mm、クリアランス0.5)で粉砕し、リンゴ酸ハンマーミル粉砕品(50%粒子径:70μm)を得た。また、コハク酸(扶桑化学工業製、コハク酸)をハンマーミル(不二パウダル製、型式:KIIG-IS、主軸回転速度:7500rpm、送り軸回転速度:20rpm、スクリーン1mm、クリアランス0.5)で粉砕し、コハク酸ハンマーミル粉砕品(50%粒子径:63μm)を得た。ジクロロイソシアヌル酸ナトリウム(四国化成工業製、ネオクロール60MG)25g、リンゴ酸ハンマーミル粉砕品1.0g、コハク酸ハンマーミル粉砕品11.5g、炭酸水素ナトリウム(トクヤマ製、重炭酸ナトリウム)11.25g及び炭酸ナトリウム(トクヤマ製、ソーダ灰)1.25gをガラス瓶で1分間混合し、混合末を得た。
(工程2)得られた混合末を打錠機(畑鐵工所製、型式:HT-X18SS-II)を用いて、1錠あたりの質量1000±100mgとなるように約30kNの圧力で打錠し、錠剤を得た。
<実施例6>
(工程1)リンゴ酸(扶桑化学工業製、リンゴ酸フソウM)を錠剤粉砕機(小西製作所製、設定:高速、時間:60秒)で粉砕し、リンゴ酸粉砕品(50%粒子径:102μm)を得た。また、コハク酸(扶桑化学工業製、コハク酸)を錠剤粉砕機(小西製作所製、設定:高速、時間:60秒)で粉砕し、コハク酸粉砕品(50%粒子径:85μm)を得た。ジクロロイソシアヌル酸ナトリウム(四国化成工業製、ネオクロール60MG)25g、リンゴ酸粉砕品2.0g、コハク酸粉砕品10.5g、炭酸水素ナトリウム(トクヤマ製、重炭酸ナトリウム)11.25g及び炭酸ナトリウム(トクヤマ製、ソーダ灰)1.25gをガラス瓶で1分間混合し、混合末を得た。
(工程2)得られた混合末を打錠機(畑鐵工所製、型式:HT-X18SS-II)を用いて、1錠あたりの質量1000±100mgとなるように約30kNの圧力で打錠し、錠剤を得た。
<実施例7>
(工程1)リンゴ酸(扶桑化学工業製、リンゴ酸フソウM)を錠剤粉砕機(小西製作所製、設定:高速、時間:60秒)で粉砕し、リンゴ酸粉砕品を得た。ジクロロイソシアヌル酸ナトリウム(四国化成工業製、ネオクロール60MG)25g、リンゴ酸粉砕品11.25g、炭酸水素ナトリウム(トクヤマ製、重炭酸ナトリウム)11.25g及び炭酸ナトリウム(トクヤマ製、ソーダ灰(ライト))2.50gをガラス瓶で1分間混合し、混合末を得た。
(工程2)得られた混合末を打錠機(畑鐵工所製、型式:HT-X18SS-II)を用いて、1錠あたりの質量1000±100mgとなるように約30kNの圧力で打錠し、錠剤を得た。
<比較例1>
(工程1)コハク酸(扶桑化学工業製、コハク酸)を錠剤粉砕機(小西製作所製、設定:高速、時間:60秒)で粉砕し、コハク酸粉砕品(50%粒子径:85μm)を得た。ジクロロイソシアヌル酸ナトリウム(四国化成工業製、ネオクロール60MG)25g、コハク酸粉砕品11.25g、炭酸水素ナトリウム(トクヤマ製、重炭酸ナトリウム)11.25g及び炭酸ナトリウム(トクヤマ製、ソーダ灰(ライト))2.50gをガラス瓶で1分間混合し、混合末を得た。
(工程2)得られた混合末を打錠機(畑鐵工所製、型式:HT-X18SS-II)を用いて、1錠あたりの質量1000±100mgとなるように約30kNの圧力で打錠し、錠剤を得た。
<比較例2>
(工程1)アジピン酸(和光純薬工業製、アジピン酸)を錠剤粉砕機(小西製作所製、設定:高速、時間:60秒)で粉砕し、アジピン酸粉砕品を得た。ジクロロイソシアヌル酸ナトリウム(四国化成工業製、ネオクロール60MG)25g、アジピン酸粉砕品11.25g、炭酸水素ナトリウム(トクヤマ製、重炭酸ナトリウム)11.25g及び炭酸ナトリウム(トクヤマ製、ソーダ灰(ライト))2.50gをガラス瓶で1分間混合し、混合末を得た。
(工程2)得られた混合末を打錠機(畑鐵工所製、型式:HT-X18SS-II)を用いて、1錠あたりの質量1000±100mgとなるように約30kNの圧力で打錠し、錠剤を得た。
<比較例3>
(工程1)ジクロロイソシアヌル酸ナトリウム(四国化成工業製、ネオクロール60MG)25g、クエン酸(扶桑化学工業製、クエン酸(無水)80MP)11.25g、炭酸水素ナトリウム(トクヤマ製、重炭酸ナトリウム)11.25g及び炭酸ナトリウム(トクヤマ製、ソーダ灰(ライト))2.50gをガラス瓶で1分間混合し、混合末を得た。
(工程2)得られた混合末を打錠機(畑鐵工所製、型式:HT-X18SS-II)を用いて、1錠あたりの質量1000±100mgとなるように約30kNの圧力で打錠し、錠剤を得た。
<比較例4>
(工程1)酒石酸(スリーF製、酒石酸)を錠剤粉砕機(小西製作所製、設定:高速、時間:60秒)で粉砕し、酒石酸粉砕品を得た。ジクロロイソシアヌル酸ナトリウム(四国化成工業製、ネオクロール60MG)25g、酒石酸粉砕品11.25g、炭酸水素ナトリウム(トクヤマ製、重炭酸ナトリウム)11.25g及び炭酸ナトリウム(トクヤマ製、ソーダ灰(ライト)2.50gをガラス瓶で1分間混合し、混合末を得た。
(工程2)得られた混合末を打錠機(畑鐵工所製、型式:HT-X18SS-II)を用いて、1錠あたりの質量1000±100mgとなるように約30kNの圧力で打錠し、錠剤を得た。
<硬度試験>
錠剤硬度計(岡田精工社製)を用いて測定した。
<崩壊試験>
所定の温度(20℃)に調整した水200mLに、実施例1~7又は比較例1~4の錠剤を1錠投入して、錠剤が崩壊するまでの時間を計測した。なお、本発明に係る発泡錠としては速やかな崩壊が可能であればよい。本試験においては、崩壊時間が4分以内であった場合については、発泡錠が十分に速やかな崩壊性を有すると判断した。また、崩壊時間が2分以内であった場合には、発泡錠が特に好ましい崩壊性を有すると判断した。
<評価結果>
実施例1~7及び比較例1~4について、錠剤硬度、崩壊時間及び打錠障害の有無を、それぞれ表1及び表2に記載した。表中の各成分の数値は、1錠あたりの各成分の含有量(mg)を表す。打錠障害については、杵への付着の程度が高いものから順に、++、+、-の3段階で評価した。
表1及び表2に示すとおり、リンゴ酸を配合することで、速やかに崩壊するとともに硬度がより高いジクロロイソシアヌル酸ナトリウム含有発泡錠が得られた。さらにコハク酸を加えることで、打錠障害なく発泡錠を製造できたこともわかる。
本発明によれば、リンゴ酸を含むことにより、錠剤硬度がより高く、水中での優れた崩壊性を示すジクロロイソシアヌル酸ナトリウム含有発泡錠を得ることができる。

Claims (6)

  1. ジクロロイソシアヌル酸ナトリウム、
    炭酸ナトリウム、炭酸カリウム、炭酸水素ナトリウム及び炭酸水素カリウムからなる群から選ばれる1又は2以上の化合物、
    リンゴ酸、及び
    コハク酸をみ、
    ジクロロイソシアヌル酸ナトリウムの含有量が40~80重量%である、発泡錠。
  2. 錠剤硬度が5kgf以上である請求項1に記載の発泡錠。
  3. 20℃の水中で4分以内に崩壊する請求項2に記載の発泡錠。
  4. 錠剤の高さに対する直径の比率が3.5~5.5である請求項1に記載の発泡錠。
  5. ジクロロイソシアヌル酸ナトリウムの含有量が40~60重量%である請求項1~のいずれか一項に記載の発泡錠。
  6. リンゴ酸の含有量が0.5~5重量%である請求項1~5のいずれか一項に記載の発泡錠。
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