JP7388356B2 - 医療用情報処理システム、医療用情報処理装置、および医療用情報処理方法 - Google Patents

医療用情報処理システム、医療用情報処理装置、および医療用情報処理方法 Download PDF

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Description

本開示は、医療用情報処理システム、医療用情報処理装置、および医療用情報処理方法に関する。
近年、医療費の増大が問題となっており、医療費の増大を抑制する方法が求められている。例えば、以下の特許文献1では、医療機関での受診を指導された人が実際に医療機関での診察や治療を受けているか否かを検出し、必要に応じて再指導を行うことで症状の重篤化を防ぎ、もって医療費の増大を抑制する技術が提案されている。
特開2004-164173号公報
しかし、特許文献1に記載の技術などについては、多くの場合に医療機関での受診が求められるため、特許文献1に記載の技術などは医療費の増大に対する解決策としては不十分であった。例えば、ユーザは、医療に関する検査を受けようとするとき、多くの場合に病院などの医療機関にて検査を含む診察を受けることが求められる。したがって、医療機関は相当程度のリソース(例えば医師や設備など)を保有することが求められ、これは医療費の増大につながる。
そこで、本開示は上記に鑑みてなされたものであり、本開示は、医療費の増大をより適切に抑制することが可能な、新規かつ改良された医療用情報処理システム、医療用情報処理装置、および医療用情報処理方法を提供する。
本開示によれば、医療に関する検査の種別を示す検査種別情報を含む検査手配リクエストと、ユーザに関する情報であるユーザ情報と、を取得する取得部と、前記検査手配リクエストと前記ユーザ情報に基づいて、前記検査を実施可能な検査リソースを前記ユーザに提示する提示部と、前記ユーザに対して行われた前記検査の成果物を前記ユーザ情報に紐づけて管理する管理部と、前記ユーザによる入力に基づいて前記成果物を出力する出力部と、を備える、医療用情報処理システムが提供される。
また、本開示によれば、医療に関する検査の種別を示す検査種別情報を含む検査手配リクエストと、ユーザに関する情報であるユーザ情報と、を取得する取得部と、前記検査手配リクエストと前記ユーザ情報に基づいて、前記検査を実施可能な検査リソースを前記ユーザに提示する提示部と、前記ユーザに対して行われた前記検査の成果物を前記ユーザ情報に紐づけて管理する管理部と、前記ユーザによる入力に基づいて前記成果物を出力する出力部と、を備える、医療用情報処理装置が提供される。
また、本開示によれば、医療に関する検査の種別を示す検査種別情報を含む検査手配リクエストと、ユーザに関する情報であるユーザ情報と、を取得することと、前記検査手配リクエストと前記ユーザ情報に基づいて、前記検査を実施可能な検査リソースを前記ユーザに提示することと、前記ユーザに対して行われた前記検査の成果物を前記ユーザ情報に紐づけて管理することと、前記ユーザによる入力に基づいて前記成果物を出力することと、を有する、コンピュータにより実行される医療用情報処理方法が提供される。
本開示は、医療に関する検査の実施、および当該検査の成果物の利用をより適切な態様で実現することによって、医療費の増大をより適切に抑制することができる。
以上説明したように本開示によれば、医療費の増大をより適切に抑制することが可能になる。
なお、上記の効果は必ずしも限定的なものではなく、上記の効果とともに、または上記の効果に代えて、本明細書に示されたいずれかの効果、または本明細書から把握され得る他の効果が奏されてもよい。
第1の実施形態に係る医療用情報処理システムのシステム構成例を示すブロック図である。 マッチングサーバ100の機能構成例を示すブロック図である。 管理サーバ200の機能構成例を示すブロック図である。 ユーザ端末400の機能構成例を示すブロック図である。 検査リソースの手配に至るまでの処理の流れの例を示すシーケンス図である。 検査リソースの手配に至るまでの処理の流れの例を示すシーケンス図である。 検査成果物の出力処理の流れの例を示すシーケンス図である。 第2の実施形態に係る医療用情報処理システムのシステム構成例を示すブロック図である。 診断サーバ600の機能構成例を示すブロック図である。 ユーザへの総合結果情報の提供に関する処理の流れの例を示すシーケンス図である。 問診AIのユーザインタフェースの具体例を示す図である。 問診AIのユーザインタフェースの具体例を示す図である。 問診AIのユーザインタフェースの具体例を示す図である。 問診AIのユーザインタフェースの具体例を示す図である。 問診AIのユーザインタフェースの具体例を示す図である。 問診AIのユーザインタフェースの具体例を示す図である。 問診AIのユーザインタフェースの具体例を示す図である。 マッチングサーバ100、管理サーバ200、検査端末300、ユーザ端末400、および診断サーバ600を具現する情報処理装置900のハードウェア構成例を示すブロック図である。
以下に添付図面を参照しながら、本開示の好適な実施の形態について詳細に説明する。なお、本明細書及び図面において、実質的に同一の機能構成を有する構成要素については、同一の符号を付することにより重複説明を省略する。
なお、説明は以下の順序で行うものとする。
1.第1の実施形態
1.1.システム構成
1.2.装置の機能構成
1.3.処理の流れ
2.第2の実施形態
2.1.システム構成
2.2.装置の機能構成
2.3.処理の流れ
3.ユーザインタフェース
4.ハードウェア構成
5.まとめ
<1.第1の実施形態>
(1.1.システム構成)
まず、図1を参照して、本開示の第1の実施形態に係る医療用情報処理システムのシステム構成例について説明する。
図1に示すように、本実施形態に係る医療用情報処理システムは、マッチングサーバ100と、管理サーバ200と、検査端末300と、ユーザ端末400と、を備え、これらの装置がネットワーク500によって接続されている。
(マッチングサーバ100)
マッチングサーバ100は、検査を受けるユーザと、検査を行う検査リソースとをマッチングする医療用情報処理装置である。より具体的に説明すると、マッチングサーバ100は、まず、医療に関する検査(以降、便宜的に「検査」と呼称する場合がある)の種別を示す検査種別情報を含む検査手配リクエストと、ユーザに関する情報であるユーザ情報と、をユーザ端末400から取得する。
ここで、「医療に関する検査」とは、ユーザや傷病の状態を評価するために行われる行為全般を指し、診断、治療、手術、またはユーザの症状の推定とは別に行われるものを指す。より具体的には、医療に関する検査には、ユーザの身体状態を評価する検査や、特定の傷病の有無や程度を評価する検査などが含まれ、ユーザ自身による検査や医療検査従事者が所定の検査装置を用いて行うものなどが含まれる。そして、医療に関する検査が行われた後に、その成果物(以降、「検査成果物」と呼称する場合がある)に基づいて医師などが診断、治療、手術、またはユーザの症状の推定などを行う。なお例えば、検査がX線検査であれば検査成果物はX線画像情報などであり、検査が血液検査であれば検査成果物は血中物質に関する各種数値などである。また、医療に関する検査は、医師や歯科医師、看護師、臨床検査技師の監督下における検査を含んでもよい。また、検査成果物を示すデータには、検査に使用された機器や器具の情報、検査を行った検査者の情報、検査機関の情報などが紐づけられていてもよい。また、検査成果物を示すデータには、どのような種別の医療データかを示すメタデータが付与されていてもよい。
また、検査種別情報によって示される「検査の種別(以降、「検査種別」と呼称する場合がある)」とは、検査を区別するものを指し、例えば、検査の種類、区分、分類、またはカテゴリなどのように検査を区別するものを示す何らかの語に置き換えられてもよい。
また、「ユーザ情報」とは、検査を受けるユーザに関する何らかの情報を指す。本実施形態において、ユーザ情報には、ユーザの識別情報(例えばIDなど)、ユーザの属性情報(例えば氏名、性別、年齢、血液型、住所、電話番号、家族構成、職業、保険情報またはクレジットカード情報など)、ユーザの位置情報(例えば緯度、経度、または高度など)、ユーザが過去に受けた検査に関する履歴情報(例えばユーザが検査を受けた日時、期間、または検査内容など)、またはユーザが今後受ける検査に関する設定情報など(例えば検査に関するユーザの希望事項、必要事項、または制限事項など)が含まれることを想定しているが、ユーザ情報は、必ずしもこれらの情報に限定されない。なお、ユーザ端末400がスマートフォンなどのようにユーザに携帯される装置であったり、ウェアラブル装置などのようにユーザに装着される装置であったりする場合、ユーザの位置情報は、ユーザ端末400の位置情報と等価であるため、「ユーザ端末400の端末情報」として扱われてもよい。
そして、マッチングサーバ100は、取得した検査手配リクエストとユーザ情報に基づいて、検査を実施可能な検査リソースをユーザに提示する。
ここで、本実施形態において「検査リソース」には、医療検査機関、医療検査従事者、検査装置(車両や飛行体などのように移動機能を有し、ユーザの位置まで移動可能な検査装置も含む)、またはユーザ自身に使用される検査キットなどが含まれることを想定しているが、検査リソースは必ずしもこれらに限定されない。また上記のとおり、「医療に関する検査」が診断、治療、手術、またはユーザの症状の推定とは別に行われるものを指すため、検査リソースは、検査成果物に基づく診断、治療、手術、またはユーザの症状の推定を行わないことを想定しているが、必ずしもこれに限定されない。例えば、検査リソースである病院は、ユーザの検査を行った後に、検査成果物に基づいて適宜診断などを行ってもよい。以上の処理によって、ユーザは適切な検査を容易に受けることができる。
(管理サーバ200)
管理サーバ200は、検査成果物、および検査リソースを管理する医療用情報処理装置である。検査成果物の管理についてより具体的に説明すると、管理サーバ200は、検査リソースによって検査が行われた後に検査端末300から検査成果物を受信し、検査成果物をマッチングサーバ100から受信したユーザ情報に紐づけて管理する。そして、管理サーバ200は、ユーザによる入力に基づいて検査成果物をユーザ所望の装置に対して出力する。
上記のとおり、従来、ユーザは医療に関する検査を受けようとするとき、病院などの医療機関で診察を受けることが必要になる場合が多く、これによって医療費が増大していた。一方、本実施形態に係る医療用情報処理システムによって、ユーザは、管理サーバ200に対して入力を行うことで検査成果物を所望の装置に対して出力することができるため、検査成果物をもとに様々な行動をとることができる。例えば、ユーザは、検査成果物を自らの装置に対して出力することで自ら診断を行ったり、検査成果物を診断サービス提供者の装置に対して出力することで診断サービスを受けたりすることができる。これによって、例えば、軽微な症状のユーザによる来院などが抑制され、診断医の人件費などが低減するため、医療費の増大が抑制され得る。
管理サーバ200による検査リソースの管理についてより具体的に説明すると、管理サーバ200は、検査リソース自体、または検査リソースを管理する装置など(例えば医療検査機関のサーバなど)との通信によって、検査リソースが稼働する予定に関する情報(または検査リソースの稼働状況に関する情報など)を受信し、当該情報を管理する。検査リソースが2以上存在する場合、管理サーバ200は、当該情報を検査リソース毎に管理する。
そして、管理サーバ200は、検査リソースの手配を行うことができる。例えば、管理サーバ200は、空き状態になっている時間帯に検査リソースを予約することができる。検査リソースがユーザに提示されるだけでなく検査リソースの手配まで行われることによって、ユーザはより容易に検査を受けることができる。
(検査端末300)
検査端末300は、検査成果物を管理サーバ200に対して送信する医療用情報処理装置である。より具体的に説明すると、検査端末300は、医療検査従事者が操作する装置であり、検査が終了した後に医療検査従事者の操作によって(または自動で)検査成果物を管理サーバ200に対して送信する装置である。なお、ユーザが検査キットを用いて自ら検査する場合には、検査端末300はユーザが操作する装置である。また、検査端末300は、検査に使用される検査装置(検査キットを含む)であってもよい。また、検査成果物がユーザ端末400との通信やその他の方法(例えば郵送など)によって管理サーバ200に提供される場合、医療用情報処理システムは検査端末300を備えなくてもよい。
(ユーザ端末400)
ユーザ端末400は、検査手配リクエストおよびユーザ情報を送信する情報処理装置である。例えば、ユーザ端末400は、所定のプログラムを実行することでユーザに対して所定のユーザインタフェースを提供する。そして、ユーザが当該ユーザインタフェースを介して各種入力を行うと、ユーザ端末400は、当該入力に基づいて検査種別情報を含む検査手配リクエスト、およびユーザ情報を生成する。
検査手配リクエストの生成についてより具体的に説明すると、ユーザは、複数の選択肢の中から所望の検査種別を選択したり、検査種別をテキスト形式で直接入力したりできてもよい。また、ユーザが、患部を撮影した静止画像情報や動画情報などを入力し、ユーザ端末400がこれらの情報を解析することによって適切な検査種別やその候補を出力してもよい。また、ユーザが複数の問いに対して回答することで、ユーザ端末400が回答結果に基づいて適切な検査種別やその候補を出力してもよい。ユーザが適切な検査種別を入力することは容易ではないところ、ユーザ端末400は、上記の方法によってユーザに対して大きな負荷をかけることなく適切な検査手配リクエストを生成することができる。
(ネットワーク500)
ネットワーク500は、上記の装置間を所定の通信によって接続するネットワークである。なお、ネットワーク500は、必ずしも全ての装置間を接続する必要はなく、互いに通信可能な装置を限定してもよい。例えば、検査端末300は、ユーザ端末400やマッチングサーバ100などと通信できなくてもよい。
ネットワーク500に用いられる通信方式および回線の種類などは特に限定されない。例えば、ネットワーク500は、IP-VPN(Internet Protocol-Virtual Private Network)などの専用回線網で実現されてもよい。また、ネットワーク500は、インターネット、電話回線網、衛星通信網などの公衆回線網や、Ethernet(登録商標)を含む各種のLAN(Local Area Network)、WAN(Wide Area Network)などで実現されてもよい。さらに、ネットワーク500は、Wi-Fi(登録商標)、Bluetooth(登録商標)などの無線通信網で実現されてもよい。
以上、本実施形態に係る医療用情報処理システムのシステム構成例について説明した。なお、図1を参照して説明した上記のシステム構成はあくまで一例であり、本実施形態に係る医療用情報処理システムのシステム構成は係る例に限定されない。例えば、マッチングサーバ100の機能の全部または一部は、管理サーバ200に備えられてもよい。また、逆に管理サーバ200の機能の全部または一部は、マッチングサーバ100に備えられてもよい。本実施形態に係る医療用情報処理システムのシステム構成は、仕様や運用に応じて柔軟に変形可能である。
(1.2.装置の機能構成)
続いて、図2~図4を参照して、医療用情報処理システムに備えられる装置の機能構成例について説明する。
(マッチングサーバ100の機能構成例)
まず、図2を参照して、マッチングサーバ100の機能構成例について説明する。図2に示すように、マッチングサーバ100は、通信部110と、処理部120と、記憶部130と、を備える。また、処理部120は、認証部121と、マッチング部122と、出力部123と、を備える。
通信部110は、外部装置と通信する機能構成である。例えば、通信部110は、ユーザ端末400から検査手配リクエスト、ユーザ情報、およびユーザ認証に使用される入力情報などを受信する(すなわち、通信部110は、検査手配リクエストおよびユーザ情報を取得する取得部として機能する)。そして、通信部110は、ユーザ端末400に対して、検査リソースとのマッチング処理の結果、検査リソースの手配処理の結果、ユーザ認証の結果などを送信する。また、通信部110は、管理サーバ200に対して手配対象の検査リソースに関する情報を送信する。そして、通信部110は、管理サーバ200から検査リソースの手配結果などを受信する。なお、通信部110が通信する情報および通信するケースはこれらに限定されない。
処理部120は、マッチングサーバ100が行う処理全般を統括的に制御する機能構成である。例えば、処理部120は、各機能構成の起動や停止を制御することができる。なお、処理部120の処理内容は特に限定されない。例えば、処理部120は、各種サーバ、汎用コンピュータ、PC(Personal Computer)、またはタブレットPCなどにおいて一般的に行われる処理(例えばOS(Operating System)に関する処理など)を制御してもよい。
認証部121は、ユーザ認証を行う機能構成である。より具体的には、ユーザ端末400からユーザ認証に使用される入力情報が提供された場合、認証部121は当該入力情報を用いて所定のユーザ認証処理を行う。なお、ユーザ認証処理の内容は特に限定されない。例えば、認証部121は、ユーザの識別情報(例えばIDなど)およびパスワードを用いる認証、またはユーザの生体情報を用いる生体認証などを行う。これによって、認証部121は、権限を有しない第三者からのアクセスを防ぐことができる。生体情報は、例えば指紋情報や静脈情報、顔情報である。
マッチング部122は、検査手配リクエストおよびユーザ情報に基づいて、ユーザと検査リソースとをマッチングする機能構成である。より具体的には、マッチング部122は、検査手配リクエストに含まれる検査種別情報に基づいて、当該検査種別に該当する検査を実施可能な検査リソースを記憶部130から抽出する。例えば、記憶部130は、各検査リソースとそれらの検査種別情報とを紐付けたテーブルを有しており、マッチング部122は、当該テーブルを用いて検査手配リクエストに含まれる検査種別情報と一致する情報と紐づけられている検査リソースを抽出する。また、検査手配リクエストが検査種別情報以外の情報を含んでいる場合、マッチング部122は、当該情報に基づいてマッチング処理を行ってもよい。例えば、検査手配リクエストが検査の優先度(または緊急度など)を含む場合において当該優先度が高い値を示している場合、マッチング部122は、他の検査手配リクエストよりも優先的にマッチング処理を行ってもよい(例えば割り込んでマッチング処理を行ったり、他の検査手配リクエストによって既にマッチングされた検査リソースへの変更(交換)を行ったりしてもよい)。
さらにマッチング部122は、検査手配リクエストに基づいて抽出した検査リソースの中から、ユーザ情報に基づいてより適切な検査リソースを抽出する。例えば、ユーザの位置情報(例えば緯度、経度、高度など)がユーザ情報に含まれる場合、マッチング部122は、ユーザの位置から所定の距離以内に位置する検査リソースを抽出してもよいし、ユーザの位置に近い順に所定数の検査リソースを抽出してもよいし、ユーザの位置に最も近い検査リソースを抽出してもよい。なお、検査リソースの位置は、検査リソースの位置情報として予め記憶部130に記憶されている。また、ユーザが過去に受けた検査に関する履歴情報(例えばユーザが検査を受けた日時、期間、検査内容など)がユーザ情報に含まれる場合、マッチング部122は、ユーザが過去に検査を受けたことのある検査リソースを抽出してもよいし、ユーザが頻繁に検査を受けている検査リソースを抽出してもよい。また、ユーザが今後受ける検査に関する設定情報(例えば検査に関するユーザの希望事項、必要事項、制限事項など。なお、当該情報は、検査手配リクエストに含まれていてもよい)がユーザ情報に含まれる場合、マッチング部122は、当該設定情報を抽出条件として使用してもよい。例えば、ユーザが検査を受けたい地域や日時などが設定されている場合、マッチング部122は、当該地域や日時などを検査リソースの抽出条件として使用してもよい。マッチング部122は、これらの抽出処理により、ユーザが利用しやすい検査リソースを抽出することができる。なお、上記では、マッチング部122が検査手配リクエストに基づいて検査リソースを抽出した後に、さらにユーザ情報に基づいて検査リソースを抽出する旨を説明したところ、抽出処理の順番は特に限定されない。
なお、マッチング部122は、検査手配リクエストおよびユーザ情報だけでなく、その他の情報にも基づいてマッチング処理を行ってもよい。例えば、マッチング部122は、検査リソースに対する評価や口コミなどの情報に基づいてマッチング処理を行ってもよい。より具体的には、マッチング部122は、より評価の高い検査リソースを優先的にマッチングしてもよいし、検査手配リクエストに含まれる優先度(または緊急度など)が高いほど、より評価の高い検査リソースをマッチングしてもよい。また、マッチング部122は、検査の内容や検査リソースに基づいてマッチング処理を行ってもよい。より具体的には、検査の内容が血液検査であり、検査リソースが使用期間の制限を有する血液検査キット(例えば使用期間が発送日から2日以内である血液検査キットなど)である場合、マッチング部122は、当該使用期間に基づいてユーザが十分余裕をもって検査可能であると考えられる検査リソースとのマッチングを行ってもよい。マッチング部122によるマッチング処理の内容は上記に限定されず、医療用情報処理システムの仕様や運用に応じて柔軟に変更可能である。
出力部123は、各種情報を外部装置に対して出力する機能構成である。また、上記で説明したマッチング部122および当該出力部123は、相互に連携して処理をすることにより、検査リソースをユーザに提示する提示部として機能することに留意されたい。例えば、マッチング部122によってユーザと検査リソースとのマッチングが行われた場合、出力部123は、マッチング処理結果をユーザ端末400に対して出力する。このとき、マッチングされた検査リソースが複数存在する場合、出力部123は、所定の方法で各検査リソースをユーザ端末400に対して出力する。例えば、出力部123は、ユーザと検査リソースとの離隔距離が近い順に各検査リソースを出力することなどが可能である。また、出力部123は、検査リソースに関する各種情報(例えば検査リソースの内容、検査リソースの予約可能日時、検査リソースの到着予定日時(検査リソースがユーザの位置まで移動可能な検査装置である場合など)、検査リソースの送達予定日時(検査リソースが検査キットである場合など)、またはユーザが過去に受けた検査履歴など)も併せてユーザ端末400に対して出力してもよい。なお、ユーザが過去に受けた検査履歴が併せて出力される場合、出力部123は、過去の検査履歴がある検査リソースについて所定のアイコンを出力することが望ましい。そして、出力部123は、ユーザが当該アイコンを選択すると過去の検査履歴が表示されるように出力を行うことが望ましい。
また、管理サーバ200によって検査リソースの手配が行われた場合、出力部123は、手配結果をユーザ端末400に対して出力する。また、認証部121によってユーザ認証が行われた場合、出力部123は、当該ユーザ認証の結果をユーザ端末400に対して出力する。なお、出力部123が出力する情報および出力するケースはこれらに限定されない。また、出力部123による出力方法は出力先の装置の仕様(または機能など)に応じて柔軟に変更され得る。例えば、出力部123は、出力先の装置が備える機構(例えば表示機構、音声出力機構、または発光機構など)に応じて出力方法を変更してもよい。
記憶部130は、各種情報を記憶する機能構成である。例えば、記憶部130は、マッチング処理に使用される、各検査リソースとそれらの検査種別情報とを紐付けたテーブルなどを有している。また、記憶部130は、ユーザ端末400や管理サーバ200などから提供された情報(例えば検査手配リクエスト、ユーザ情報、ユーザ認証に使用される入力情報、または検査リソースの手配結果など)、マッチングサーバ100の各機能構成による処理結果など(例えばユーザ認証結果、またはマッチング処理結果など)を記憶する。また、記憶部130は、マッチングサーバ100の各機能構成によって使用されるプログラムやパラメータなどを記憶する。なお、記憶部130が記憶する情報の内容はこれらに限定されない。
以上、マッチングサーバ100の機能構成例について説明した。なお、図2を用いて説明した上記の機能構成はあくまで一例であり、マッチングサーバ100の機能構成は係る例に限定されない。例えば、マッチングサーバ100は、図2に示す機能構成の全てを必ずしも備えなくてもよい。また、マッチングサーバ100の機能構成は、仕様や運用に応じて柔軟に変形可能である。
(管理サーバ200の機能構成例)
続いて、図3を参照して、管理サーバ200の機能構成例について説明する。図3に示すように、管理サーバ200は、通信部210と、処理部220と、記憶部230と、を備える。また、処理部220は、認証部221と、管理部222と、手配部223と、出力部224と、を備える。
通信部210は、外部装置と通信する機能構成である。例えば、通信部210は、マッチングサーバ100から手配対象の検査リソースに関する情報を受信する。そして、通信部210は、マッチングサーバ100に対して、検査リソースの手配結果を送信する。また、通信部210は、ユーザ端末400から検査成果物の出力に関する入力情報や、ユーザ認証に使用される入力情報などを受信する。そして、通信部210は、ユーザ端末400に対して、検査成果物の出力結果や、ユーザ認証の結果などを送信する。また、通信部210は、検査端末300から検査成果物などを受信する。なお、通信部210が通信する情報および通信するケースはこれらに限定されない。また、通信部210は、個人情報保護の観点から、ユーザの個人情報または個人情報を含む検査成果物を取得する際は、ユーザがその取得に対して同意しているかを示す同意情報の有無を確認し、同意情報が有る場合に限りその取得をできてもよい。
処理部220は、管理サーバ200が行う処理全般を統括的に制御する機能構成である。例えば、処理部220は、各機能構成の起動や停止を制御することができる。なお、処理部220の処理内容は特に限定されない。例えば、処理部220は、各種サーバ、汎用コンピュータ、PC、またはタブレットPCなどにおいて一般的に行われる処理(例えばOSに関する処理など)を制御してもよい。
認証部221は、ユーザ認証を行う機能構成である。より具体的に説明すると、ユーザ端末400は、マッチングサーバ100を介することなく直接管理サーバ200へアクセスする場合があり、認証部221は、この場合においてユーザ認証を行う。なお、認証部221によるユーザ認証処理の内容は、上記で説明したマッチングサーバ100の認証部121と同様であり得るため、説明を省略する。
管理部222は、検査成果物および検査リソースを管理する機能構成である。検査成果物の管理についてより具体的に説明すると、検査成果物が検査端末300から提供された場合、管理部222は、当該検査成果物をユーザ情報に紐づけて所定のフォーマットで記憶部230に格納していく。また、管理部222は、所定の期間より古い検査成果物を削除したり、最新の検査成果物によって過去に行われた同一検査の検査成果物を上書きしたりしてもよい。また、検査成果物が検査端末300から提供された場合、管理部222は、検査内容などに基づいて料金を計算し、ユーザに対して当該料金の請求処理を行う。例えば、クレジットカード情報などがユーザ情報として登録されている場合、管理部222は、当該情報に基づいてクレジットカード決済処理などを行う。また、ユーザが保険会社との連携を選択している場合において、検査成果物が検査端末300から提供された場合、管理部222は、検査成果物が提供された旨や検査成果物自体を保険会社の装置に対して提供してもよい。これによって、ユーザは検査頻度や検査成果物を保険会社に通知することができるため、所定の保険サービス(例えば保険料の低減など)を受けることができる。
検査リソースの管理についてより具体的に説明すると、検査リソースが稼働する予定に関する情報(または検査リソースの稼働状況に関する情報)が検査リソース自体、または検査リソースを管理する装置など(例えば医療機関のサーバなど)から提供された場合、管理部222は、当該情報を所定のフォーマットで記憶部230に格納していく。
手配部223は、検査リソースの手配を行う機能構成である。より具体的には、ユーザによる選択などによって検査リソースが決定された場合、手配部223は、当該検査リソースに対して検査を予約する。例えば、手配部223は、検査リソース自体、または検査リソースが有する所定の装置(例えば検査リソースである医療機関が有するサーバなど)に対して、検査リソースの手配を希望する旨の情報を送信することによって検査を予約する。
「検査リソースの手配を希望する旨の情報」には、例えば、検査を受けるユーザのユーザ情報(例えば属性情報など)、ユーザの識別情報、ユーザの位置情報、検査の日時、検査の場所(例えば検査リソースがユーザの位置まで移動可能な検査装置などである場合)、または検査の内容などの情報が含まれる。なお、検査リソースの手配を希望する旨の情報に含まれる情報はこれらに限定されない。また、これらの情報はユーザによる入力に基づいて設定されてもよいし、ユーザ端末400や管理サーバ200の機能によって自動的に設定されてもよい。また、検査リソースの手配を希望する旨の情報に、ユーザ情報などの個人情報が含まれる場合には、事前にユーザに承諾を得る処理が行われることが望ましい。
出力部224は、各種情報を外部装置に対して出力する機能構成である。例えば、手配部223によって検査リソースの手配が行われた場合、出力部224は、検査リソースの手配結果をマッチングサーバ100に対して出力する。また、認証部221によってユーザ認証が行われた場合、出力部224は、当該ユーザ認証の結果をユーザ端末400に対して出力する。
また、出力部224は、ユーザによる直接的または間接的な入力に基づいてユーザ所望の装置に対して検査成果物を出力する。例えば、出力部224は、検査成果物に基づく診断、治療、手術、またはユーザの症状の推定を行う機関の装置に対して検査成果物を出力する。「ユーザによる直接的な入力」とは、例えば、ユーザが検査成果物のダウンロード(ユーザ端末400への保存)を選択する場合などを含む。また、「ユーザによる間接的な入力」とは、例えば、ユーザが診断サービス提供者(例えば機械学習を利用した症状の推定を行う診断サービス提供用アプリケーションなどを含む)の要請を受けて検査成果物のアップロード(診断サービス提供者のサーバへの保存)を選択する場合などを含む。なお、出力部224は、検査成果物以外の情報(例えばユーザ情報など)も併せて出力してもよい。また、出力部224は、出力先に応じて出力する情報を制御してもよい。例えば、出力先がユーザ端末400以外の装置である場合、出力部224は、ユーザ情報などの個人情報を出力しなくてもよい。また、個人情報保護の観点から、ユーザが診断サービス提供者に検査成果物をアップロードする場合においては、出力部224は、検査成果物のアップロードについて同意する否かをユーザに選択させる同意処理を行うことで、ユーザが検査成果物のアップロードについて同意したことを示す同意情報を生成し、診断サービス提供者に同意情報を提供することが好ましい。
また、ユーザ所望の装置に対する検査成果物の出力が行われた場合、出力部224は、出力結果をユーザ端末400に対して出力する。なお、出力部224が出力する情報および出力するケースはこれらに限定されない。また、出力部224による出力方法は出力先の装置の仕様(または機能など)に応じて柔軟に変更され得る。例えば、出力部224は、出力先の装置が備える機構(例えば表示機構、音声出力機構、または発光機構など)に応じて出力方法を変更してもよい。
記憶部230は、各種情報を記憶する機能構成である。例えば、記憶部230は、ユーザ情報に紐づけられた検査成果物や、検査リソースが稼働する予定に関する情報(または検査リソースの稼働状況に関する情報)を所定のフォーマットで記憶する。また、記憶部230は、マッチングサーバ100、検査端末300、またはユーザ端末400などから提供された情報(例えばユーザ認証に使用される入力情報など)、管理サーバ200の各機能構成による処理結果など(例えばユーザ認証結果、または検査リソースの手配結果など)を記憶する。また、記憶部230は、管理サーバ200の各機能構成によって使用されるプログラムやパラメータなどを記憶する。なお、記憶部230が記憶する情報の内容はこれらに限定されない。
以上、管理サーバ200の機能構成例について説明した。なお、図3を用いて説明した上記の機能構成はあくまで一例であり、管理サーバ200の機能構成は係る例に限定されない。例えば、管理サーバ200は、図3に示す機能構成の全てを必ずしも備えなくてもよい。また、管理サーバ200の機能構成は、仕様や運用に応じて柔軟に変形可能である。
(ユーザ端末400の機能構成例)
続いて、図4を参照して、ユーザ端末400の機能構成例について説明する。図4に示すように、ユーザ端末400は、通信部410と、処理部420と、記憶部430と、入力部440と、表示部450と、を備える。また、処理部420は、生成部421を備える。
通信部410は、外部装置と通信する機能構成である。例えば、通信部410は、マッチングサーバ100に対して検査手配リクエスト、ユーザ情報、およびユーザ認証に使用される入力情報などを送信する。そして、通信部410は、マッチングサーバ100から検査リソースとのマッチング処理の結果、検査リソースの手配処理の結果、ユーザ認証の結果などを受信する。また、通信部410は、管理サーバ200に対して検査成果物の出力に関する入力情報や、ユーザ認証に使用される入力情報などを送信する。そして、通信部410は、管理サーバ200から検査成果物の出力結果や、ユーザ認証の結果などを受信する。なお、通信部410が通信する情報および通信するケースはこれらに限定されない。
処理部420は、ユーザ端末400が行う処理全般を統括的に制御する機能構成である。例えば、処理部420は、各機能構成の起動や停止を制御することができる。なお、処理部420の処理内容は特に限定されない。例えば、処理部420は、各種サーバ、汎用コンピュータ、PC、またはタブレットPCなどにおいて一般的に行われる処理(例えばOSに関する処理など)を制御してもよい。
生成部421は、問診アプリケーションに関する処理を行い、検査手配リクエストを生成する機能構成である。ここで、「問診アプリケーション」とは、医者などの代りに問診を行うアプリケーションを指し、ユーザ端末400(および必要に応じてユーザ端末400と連携する他の装置)にインストールされる。なお、問診アプリケーションは、ユーザによる入力を解析することで問診を行い検査手配リクエストの生成を行うところ、所定の人工知能(AI:Artificial Intelligence)を使用してこれらの処理を実現する。より具体的には、生成部421は、ユーザによって入力された情報(例えばテキスト情報、患部が撮影された静止画像情報や動画情報など)を、問診アプリケーションが有する人工知能に対して入力することで、問診結果や検査手配リクエストの出力を受ける。当該人工知能が有する機能は、例えば、ニューラルネットワーク、回帰モデルなどの機械学習手法、または統計的手法などに基づいて実現され得る。以降、本実施形態に係る問診アプリケーションを「問診AI」と呼称する場合がある。問診AIの機能やユーザインタフェースの具体例については後述する。なお、問診アプリケーションの機能を実現する手段は、決定木やランダムフォレスト、線形回帰、ベイズモデル等による手法でもよい。
記憶部430は、各種情報を記憶する機能構成である。例えば、記憶部430は、マッチングサーバ100や管理サーバ200などから提供された情報(例えばマッチング処理結果、検査リソースの手配結果、ユーザ認証結果、または検査成果物の出力結果など)、ユーザ端末400の各機能構成による処理結果など(例えば問診結果、または検査手配リクエストなど)を記憶する。また、記憶部430は、ユーザ端末400の各機能構成によって使用されるプログラムやパラメータなどを記憶する。なお、記憶部430が記憶する情報の内容はこれらに限定されない。
入力部440は、ユーザによる入力を受ける機能構成である。例えば、入力部440はマウス、キーボード、タッチパネル、ボタン、スイッチ、マイクロフォン、またはカメラなどの入力装置を備えており、ユーザがこれらの入力装置を用いることによって、所望の情報を入力することができる。また、入力部440は、位置センサ、加速度センサ、またはジャイロセンサなどの各種センサ装置を備えており、例えば位置センサによってユーザの位置情報(例えば緯度、経度、高度など)が入力され得る。なお、入力部440が備える入力装置およびセンサ装置は特に限定されない。
表示部450は、各種情報を表示する機能構成である。より具体的には、表示部450は、ディスプレイなどの表示装置や、プロジェクタなどの投影装置などを備えており、これらの装置を用いることによって、自装置の処理結果、またはマッチングサーバ100や管理サーバ200から出力された情報などをユーザに提供することができる。なお、表示部450が備える装置は上記に限定されない。
以上、ユーザ端末400の機能構成例について説明した。なお、図4を用いて説明した上記の機能構成はあくまで一例であり、ユーザ端末400の機能構成は係る例に限定されない。例えば、ユーザ端末400は、図4に示す機能構成の全てを必ずしも備えなくてもよい。また、ユーザ端末400の機能構成は、仕様や運用に応じて柔軟に変形可能である。
(1.3.処理の流れ)
上記では、医療用情報処理システムに備えられる装置の機能構成例について説明した。続いて、図5~図7を参照して、各装置による処理の流れの例について説明する。
(検査リソースの手配に至るまでの処理の流れの例)
まず、図5および図6を参照して、検査リソースの手配に至るまでの処理の流れの例について説明する。
ステップS1000では、ユーザがユーザ端末400の入力部440を用いて、医療用情報処理システムへのログインのための入力を行う。例えば、ユーザは、ユーザの識別情報(例えばIDなど)およびパスワードを入力したり、生体認証のための生体情報を入力したりする。なお、ユーザ端末400の機能により、ログインのための入力操作が自動化されてもよい。ステップS1004では、通信部410がユーザによって入力された入力情報をマッチングサーバ100に対して送信する。例えば、通信部410は、ユーザの識別情報(例えばIDなど)およびパスワードがハッシュ化されたハッシュパス情報を入力情報として送信する。
ステップS1008では、マッチングサーバ100の認証部121が入力情報を用いて所定のユーザ認証処理を行う。例えば、認証部121は、入力情報として提供されたハッシュパス情報と、事前に登録されたハッシュパス情報とが一致するか否かに基づいてユーザ認証を行う。ステップS1012では、出力部123が通信部110を介してユーザ認証結果をユーザ端末400に対して出力する。
ユーザ認証が成功した場合、ステップS1016にて、ユーザ端末400の表示部450が問診AIのメニューを表示する。ステップS1020では、生成部421がユーザによる入力に基づいて検査手配リクエストを生成する。ステップS1024では、通信部410は、検査手配リクエストおよびユーザ情報をマッチングサーバ100に対して送信する。
ステップS1028では、マッチングサーバ100のマッチング部122が検査手配リクエストおよびユーザ情報に基づいて、ユーザと検査リソースとをマッチングする。ステップS1032では、出力部123が通信部110を介してマッチング処理結果をユーザ端末400に対して出力する。例えば、マッチング処理の結果として2以上の検査リソースが抽出された場合、出力部123は、候補となる各検査リソースに関する情報をユーザ端末400に対して出力する。
ステップS1036では、ユーザ端末400の表示部450がマッチング処理結果である検査リソースを表示する。ステップS1040では、ユーザが入力部440を用いて、検査リソースを選択する。なお、マッチング処理の結果として提供された検査リソースが1つである場合、ユーザは入力部440を用いて当該検査リソースによる検査を受けるか否かを選択する。
ステップS1044では、通信部410がユーザによって選択された検査リソースに関する情報(図中では「検査リソース選択情報」と記載)をマッチングサーバ100に対して送信する。ステップS1048では、マッチングサーバ100の出力部123が通信部110を介して検査リソース選択情報を管理サーバ200に対して出力する。
ステップS1052では、管理サーバ200の手配部223が検査リソース選択情報に基づいて検査リソースを手配する。ステップS1056では、出力部224が通信部210を介して検査リソースの手配結果をマッチングサーバ100に対して出力する。ステップS1060では、マッチングサーバ100の出力部123が通信部110を介して検査リソースの手配結果をユーザ端末400に対して出力する。ステップS1064では、ユーザ端末400の表示部450が検査リソースの手配結果を表示することで、検査リソースの手配に至るまでの一連の処理が終了する。
(検査成果物の出力処理の流れの例)
続いて、図7を参照して、検査成果物の出力処理の流れの例について説明する。
ステップS1100では、検査の終了後に検査端末300が検査成果物を取得する。ステップS1104では、検査端末300が検査成果物を管理サーバ200に対して送信する。ステップS1108では、管理サーバ200の管理部222が、当該検査成果物をユーザ情報に紐づけて所定のフォーマットで記憶部230に格納することで検査成果物を管理する。
その後、ユーザが検査成果物をもとに様々な行動(例えば診断サービスの利用など)を行おうとした場合、ステップS1112にて、ユーザがユーザ端末400の入力部440を用いて、医療用情報処理システムへのログインのための入力を行う。ステップS1116では、通信部410がユーザによって入力された入力情報を管理サーバ200に対して送信する。
ステップS1120では、管理サーバ200の認証部221が入力情報を用いて所定のユーザ認証処理を行う。ステップS1124では、出力部224が通信部210を介してユーザ認証結果をユーザ端末400に対して出力する。
ユーザ認証が成功した場合、ステップS1128にて、ユーザ端末400の表示部450が所定のメニューを表示する。なお、当該メニューの表示は問診AIによって実現されてもよい。ステップS1132では、ユーザが入力部440を用いて、出力対象となる検査成果物および出力先を入力する。
ステップS1136では、通信部410がユーザによって入力された入力情報を管理サーバ200に対して送信する。ステップS1140では、管理サーバ200の出力部224が、入力情報に基づいて検査成果物をユーザ所望の装置に対して出力する。ステップS1144では、出力部224が通信部210を介して検査成果物の出力結果をユーザ端末400に対して出力する。ステップS1148では、ユーザ端末400の表示部450が検査成果物の出力結果を表示することで、一連の検査成果物の出力処理が終了する。
なお、図5~図7のシーケンス図における各ステップは、必ずしも記載された順序に沿って時系列に処理される必要はない。すなわち、シーケンス図における各ステップは、記載された順序と異なる順序で処理されても、並列的に処理されてもよい。
<2.第2の実施形態>
(2.1.システム構成)
上記では、本開示の第1の実施形態について説明した。続いて、本開示の第2の実施形態について説明する。
まず、図8を参照して、第2の実施形態に係る医療用情報処理システムのシステム構成例について説明する。図8に示すように、本実施形態に係る医療用情報処理システムは、新たに診断サーバ600と、診断AI700と、を備える。なお、その他の装置については第1の実施形態と同一であり得るため、説明を省略する。
(診断サーバ600)
診断サーバ600は、診断AI700を用いて行われるユーザの症状の推定処理を制御する医療用情報処理装置である。より具体的には、管理サーバ200がユーザによる入力に基づいて検査成果物を診断サーバ600に対して出力した場合、診断サーバ600は、当該検査成果物を診断AI700へ入力することで、症状の推定結果の出力を受ける。
そして、診断サーバ600は、検査成果物の識別情報(例えば検査IDなど)を用いて当該推定結果と検査成果物を紐づけることで総合結果情報を生成する。さらに、診断サーバ600は、総合結果情報を所定の装置(例えばユーザ端末400など)に対して提供する。これによって、ユーザは症状の推定結果を取得することができる。
(診断AI700)
診断AI700は、診断サーバ600から提供された検査成果物に基づいてユーザの症状の推定を行う推定部として機能する機能構成である(なお、当該診断AI700を用いる診断サーバ600が推定部として機能させても良い)。より具体的には、診断AI700は、所定の医療用情報処理装置にインストールされるアプリケーションであり、人工知能によってユーザの症状の推定を行う。また、診断AI700は、ユーザの症状の推定結果に基づいて医療機関での受診や薬の摂取などの提案を併せて行ってもよい。
診断AI700(または問診AI)に使用される人工知能が有する機能は、例えば、ニューラルネットワーク、回帰モデルなどの機械学習手法、または統計的手法に基づいて実現され得る。例えば、機械学習手法の場合、医師による診断結果と検査成果物を紐づけた学習データまたは問診結果と問診内容を紐づけた学習データが、ニューラルネットワークまたは回帰モデルを用いた所定の計算モデルに入力されることで学習が行われ、生成されたパラメータを有する処理モデルを有する処理回路によって、当該人工知能の機能が実現される。なお、診断AI700は、診断サーバ600を介することなく直接管理サーバ200から検査成果物を取得してもよい。また、診断AI700は、診断サーバ600に備えられてもよいし、上記で説明した問診AIと同一のアプリケーションであってもよい(例えば診断AI700は、問診AIと同一のアプリケーションでありユーザ端末400に備えられていてもよい)。
(2.2.装置の機能構成)
上記では、第2の実施形態に係る医療用情報処理システムのシステム構成例について説明した。続いて、図9を参照して、本実施形態に係る診断サーバ600の機能構成例について説明する。なお、その他の装置の機能構成例については第1の実施形態と同一であり得るため、説明を省略する。
図9に示すように、診断サーバ600は、通信部610と、処理部620と、記憶部630と、を備える。また、処理部620は、管理部621と、診断AI連携部622と、出力部623と、を備える。
通信部610は、外部装置と通信する機能構成である。例えば、通信部610は、管理サーバ200から検査成果物などを受信する。そして、通信部610は、診断AI700に対して検査成果物を送信することで、診断AI700からユーザの症状の推定結果を受信する。その後、通信部610は、例えばユーザ端末400などに対して、当該推定結果を用いて生成された総合結果情報を送信する。なお、通信部610が通信する情報および通信するケースはこれらに限定されない。
処理部620は、診断サーバ600が行う処理全般を統括的に制御する機能構成である。例えば、処理部620は、各機能構成の起動や停止を制御することができる。なお、処理部620の処理内容は特に限定されない。例えば、処理部620は、各種サーバ、汎用コンピュータ、PC、またはタブレットPCなどにおいて一般的に行われる処理(例えばOS(Operating
System)に関する処理など)を制御してもよい。
管理部621は、総合結果情報を管理する機能構成である。より具体的には、ユーザの症状の推定結果が診断AI700から提供された場合、管理部621は、検査成果物の識別情報(例えば検査IDなど)を用いて当該推定結果と検査成果物を紐づけることで総合結果情報を生成する。このとき、管理部621は、診断AI700や診断に関する各種情報(例えば診断AI700の名称、種類、バージョン情報、または診断が行われた日時など)も総合結果情報に含めてもよい。すなわち、管理部621は、ユーザの症状の推定結果がどのような診断AI700と検査成果物に基づいて行われたものであるか認識可能な状態で管理を行うことができる。
そして、管理部621は、総合結果情報を所定のフォーマットで記憶部630に格納していく。また、管理部621は、所定の期間より古い総合結果情報を削除したり、最新の総合結果情報によって過去に行われた同一検査の総合結果情報を上書きしたりしてもよい。また、ユーザの症状の推定結果が診断AI700から提供された場合、管理部621は、推定結果などに基づいて料金を計算し、ユーザに対して当該料金の請求処理を行う。例えば、クレジットカード情報などがユーザ情報として登録されている場合、管理部621は、当該情報に基づいてクレジットカード決済処理などを行う。また、ユーザが保険会社との連携を選択している場合において、ユーザの症状の推定結果が診断AI700から提供された場合、管理部621は、ユーザの症状の推定結果が提供された旨や総合結果情報を保険会社の装置に対して提供してもよい。これによって、ユーザは診断頻度や総合結果情報を保険会社に通知することができるため、所定の保険サービス(例えば保険料の低減など)を受けることができる。
診断AI連携部622は、ユーザの症状の推定処理において診断AI700と連携を行う機能構成である。より具体的には、管理サーバ200から検査成果物が提供された場合、診断AI連携部622は、通信部610を介して検査成果物を診断AI700へ入力する。その後、診断AI700によるユーザの症状の推定処理が終了した場合、診断AI連携部622は、通信部610を介してユーザの症状の推定結果を受ける。なお、仮に2以上の診断AI700が存在する場合、診断AI連携部622は、症状の推定処理に使用する診断AI700を選択してもよい。例えば、診断AI連携部622は、検査や検査リソースの内容、検査の優先度(または緊急度など)、検査の結果、同一ユーザについて過去に使用された診断AI700の履歴情報、今後使用される診断AI700に関する設定情報(例えば診断AI700に関するユーザの希望事項、必要事項、制限事項など)、または診断AI700に対する評価や口コミなどの情報に基づいて症状の推定処理に使用する診断AI700を選択してもよい。なお、診断AI連携部622による診断AI700の選択方法はこれらに限定されず、医療用情報処理システムの仕様や運用に応じて柔軟に変更可能である。
出力部623は、各種情報を外部装置に対して出力する機能構成である。例えば、管理部621によって総合結果情報が生成された場合、出力部623は、当該総合結果情報をユーザ端末400などに対して出力する。なお、総合結果情報の出力先はユーザ端末400に限定されない。例えば、出力部623は、管理サーバ200などに対して総合結果情報を出力することで、管理サーバ200を介してユーザに総合結果情報を提供してもよい。また、出力部623による出力方法は出力先の装置の仕様(または機能など)に応じて柔軟に変更され得る。例えば、出力部623は、出力先の装置が備える機構(例えば表示機構、音声出力機構、または発光機構など)に応じて出力方法を変更してもよい。
記憶部630は、各種情報を記憶する機能構成である。例えば、記憶部630は、検査成果物や、ユーザの症状の推定結果などを記憶する。また、記憶部630は、診断サーバ600の各機能構成によって使用されるプログラムやパラメータなどを記憶する。なお、記憶部630が記憶する情報の内容はこれらに限定されない。
以上、診断サーバ600の機能構成例について説明した。なお、図9を用いて説明した上記の機能構成はあくまで一例であり、診断サーバ600の機能構成は係る例に限定されない。例えば、診断サーバ600は、図9に示す機能構成の全てを必ずしも備えなくてもよい。また、診断AI700が医療機関での受診や薬の摂取などの提案も行う場合、診断サーバ600は、医療機関での受診や薬の手配を行う機能を備えていてもよい(このとき、当該機能は、管理サーバ200の手配部223が備えている機能と同一または類似であり得る)。また、診断サーバ600の機能構成は、仕様や運用に応じて柔軟に変形可能である。
(2.3.処理の流れ)
上記では、本実施形態に係る診断サーバ600の機能構成例について説明した。続いて、図10を参照して、本実施形態に係る処理の流れの例について説明する。図10は、ユーザへの総合結果情報の提供に関する処理の流れの例を示すシーケンス図である。
ステップS1200では、管理サーバ200の出力部224が、通信部210を介して検査成果物を診断サーバ600に対して出力する。ステップS1204では、診断サーバ600の診断AI連携部622が、通信部610を介して検査成果物を診断AI700に対して入力する。
ステップS1208では、診断AI700が、入力された検査成果物を用いてユーザの症状の推定を行う。ステップS1212では、診断サーバ600の診断AI連携部622が、通信部610を介して診断AI700からユーザの症状の推定結果を受ける。ステップS1216では、管理部621が、検査成果物の識別情報(例えば検査IDなど)を用いて当該推定結果と検査成果物を紐づけることで総合結果情報を生成し、管理する。
ステップS1220では、出力部623が、通信部610を介して総合結果情報をユーザ端末400に対して出力する。ステップS1224では、ユーザ端末400の表示部450が総合結果情報を表示することで、総合結果情報の提供に関する一連の処理が終了する。
なお、図10のシーケンス図における各ステップは、必ずしも記載された順序に沿って時系列に処理される必要はない。すなわち、シーケンス図における各ステップは、記載された順序と異なる順序で処理されても、並列的に処理されてもよい。
<3.ユーザインタフェース>
上記では、本開示の第2の実施形態について説明した。続いて、図11~図17を参照して、問診AIのユーザインタフェースの具体例について説明する。上記のとおり、問診AIは、医者などの代りに問診を行うアプリケーションを指し、ユーザによる入力を解析することで問診を行い検査手配リクエストの生成を行う。以降では、検査手配リクエストの生成に関するものを含む各種ユーザインタフェースについて説明していく。なお、以下では、問診AIがインストールされているユーザ端末400がスマートフォンである場合を一例として説明する(もちろん、ユーザ端末400はスマートフォンに限定されない)。
まず、ユーザは、図11のAに示すアイコン10をタップなどの方法で選択することによって問診AIを起動することができる。問診AIが起動すると、図11のBに示すメニュー画面が表示される。
当該メニュー画面に表示されているボタン11は、ユーザ情報の設定画面に遷移するために使用されるボタンである。ユーザは、ボタン11の選択により遷移した後の画面にて、ユーザ情報として例えば、ユーザの属性情報(例えば氏名、性別、年齢、血液型、住所、電話番号、家族構成、職業、保険情報またはクレジットカード情報など)、またはユーザが今後受ける検査に関する設定情報など(例えば検査に関するユーザの希望事項、必要事項、または制限事項など)を設定することができる。
検査依頼ボタン12は、検査リソースの手配の依頼時に使用されるボタンである。過去履歴ボタン13は、過去の検査依頼(換言すると、検査リソースの手配の依頼)、または過去の検査成果物に関する履歴情報の確認時に使用されるボタンである。状態入力ボタン14は、現在のユーザの状態(例えば身長、体重、体脂肪、BMI、体温、視力、または聴力など)の入力時に使用されるボタンである。なお、現在のユーザの状態は、ウェアラブル装置などの外部装置との連携によって入力されてもよい。
ユーザは、図12のA(図11のBと同一画面)に示す検査依頼ボタン12をタップなどの方法で選択することによって図12のBに示す検査依頼画面に遷移することができる。ボタン15は、ユーザが問診AIによる問診(以降「AI問診」と呼称する)を受けて問診AIが推薦する検査種別の中から所望の検査種別を選択する際に使用されるボタンである。ボタン16は、ユーザがAI問診を受けることなく検査種別を指定する際に使用されるボタンである。ボタン17は、ユーザが過去に受けた検査種別を確認して同一の検査種別を選択する際に使用されるボタンである。このように、検査依頼の方法が複数設けられることによって、ユーザは、容易に検査種別を決定し、検査依頼を行うことができる。ボタン18は、図12のAに示すメニュー画面に遷移するために使用されるボタンである。
図13のAに示す画面は、図12のBに示すようにユーザがボタン15を選択した後に表示されるAI問診のメニュー画面である。ボタン19は、ユーザが画像情報(例えば患部の静止画像情報や動画情報など)に基づいてAI問診を受ける場合に使用されるボタンである。ボタン20は、ユーザが問診AIからの質問に回答していくことによって問診を受ける場合に使用されるボタンである。ボタン21は、ユーザが医師などの医療検査従事者に対して電話することで問診を受ける場合に使用されるボタンである。このように、問診方法が複数設けられることによって、ユーザは、症状などに応じて適切な問診を受けることができる。
ユーザは、図13のAに示すようにボタン19をタップなどの方法で選択することによって図13のBに示す画像情報入力画面に遷移することができる。領域22は、例えばユーザ端末400に備えられているカメラによって生成された撮像画像情報を表示する領域である。ユーザは、領域22を確認しながら所定のボタンを押下することなどによって患部が撮像された撮像画像情報を入力する。なお、ユーザ端末400が、スマートフォンなどのようにユーザが片手で把持しながら撮像操作を行う装置である場合、撮像画像情報が動画情報である方が静止画像情報であるよりもユーザがより撮像操作を行い易いと考えられるため、撮像画像情報は動画情報であることが望ましい。領域23は、問診AIが撮像画像情報を解析した結果を表示する領域である。より具体的には、問診AIは、入力された撮像画像情報を解析することで、患部の部位、状態、または深刻度などを推定するとともに、解析の進捗度や、解析結果の推定精度なども出力する。図13のBに示す例では、右腕(患部の部位)に4cmの切り傷(患部の状態および深刻度)ができている旨、および解析率が80%(解析の進捗度)であり認定確率が92%(解析結果の推定精度)である旨が解析結果として表示されている。
図14に示す画面は、図13のBに示した画面で撮像画像情報の入力および解析が終了した後に遷移する画面である。ボタン24~ボタン26は、図13のBの領域23に表示されていた解析結果の修正時に使用されるボタンである。例えば、ユーザがボタン24を選択することによって、修正候補を表示するプルダウンリスト27が表示される。プルダウンリスト27には、例えば、問診AIによる撮像画像情報の解析によって出力された候補が表示される(図14の例では、修正候補として左腕および右足が表示されている)。これによって、問診AIの解析精度が低い場合であっても、ユーザは解析結果を適切に修正することができる。OKボタン28は、ユーザが解析結果の確認および修正を終えて内容を確定する際に使用されるボタンである。再撮影ボタン29は、図13のBに示した画面に戻り、再び撮像画像情報の入力が行われる際に使用されるボタンである。電話ボタン30は、ヘルプデスクへの操作方法の確認時などに使用されるボタンである。
図15に示す画面は、図14に示した画面でOKボタン28がタップなどの方法で選択されることによって遷移する画面である。問診AIは、撮像画像情報の解析結果(またはその修正内容)に基づいて推奨される検査種別を出力する(図15の例では神経検査)。ボタン32は、ユーザが当該検査種別の検査を受けることを希望する際に使用されるボタンである。ユーザがボタン32を選択すると、問診AIが検査手配リクエストを生成し、当該検査手配リクエストがマッチングサーバ100に送信されることによってマッチング処理が行われる。ボタン33は、ユーザが当該検査種別の検査を受けることを希望しない場合に使用されるボタンである。ユーザがボタン33を選択すると、検査手配リクエストの生成およびマッチング処理は行われず、代わりに「早めに医療機関で受診することを推奨する」旨のテキスト情報などが表示される。
図16に示す画面は、図14に示した画面でOKボタン28がタップなどの方法で選択されることによって遷移する画面であり、問診AIによって緊急性が高いと判断された場合に表示される画面である。領域34には、問診AIによって推奨される医療機関が表示される。問診AIは、問診結果やユーザ情報(例えばユーザの位置情報など)などに基づいて検査が可能であり、かつ、ユーザが短時間でアクセスすることが可能な医療機関を出力し、領域34に表示する。なお、マッチングサーバ100が問診AIと連携することで推奨される医療機関を提供し、問診AIが当該医療機関を領域34に表示してもよい。ボタン35は救急医療の要請時に使用されるボタンであり、ボタン36はタクシーの配車要請時に使用されるボタンである。これらのボタンが設けられることで、ユーザは、推奨される医療機関へ迅速かつ容易にアクセスすることができる。
上記で説明した図13のA(図17のAと同一画面)にて、ユーザがボタン20を選択した場合、図17のBに示す画面が表示される。領域37には、問診AIからの質問が表示され(図17のBの例では、「症状を選んでください」という質問が表示されている)、ユーザは当該質問に回答していくことによって問診を受けることができる。結果ボタン38は、最後の質問への回答が終了した場合に表示され、問診結果を表示する画面へ遷移するためのボタンである。結果ボタン38が選択された場合、例えば、図15の画面(緊急性が高い場合には図16の画面)が表示される(その際、再撮影ボタン29などは適宜省略される)。これによって、(撮像画像情報ではなく)問診AIからの質問への回答に基づいても適切に検査手配リクエストが生成される。例えば、問診AIは、ユーザへの回答の結果に基づいて症状がインフルエンザであることが推定された場合、ユーザが検査を希望すると、ユーザの位置情報に基づいて検査リソースからユーザの近くにある病院(インフルエンザを検査することが可能な病院)を抽出する。次に問診AIは、ユーザにその病院の来院可能な時間帯を提示する。ユーザが時間帯を指定すると、問診AIは推定した症状と選択された時間帯に基づき、検査手配リクエストを生成し、送信する。このとき、問診AIは病院の予約DBにアクセスして、予約可能な時間帯を取得し、予約可能な時間帯を来院可能な時間帯として提示するのが好ましい。
<4.ハードウェア構成>
上記では、問診AIのユーザインタフェースの具体例について説明した。続いて、図18を参照して、マッチングサーバ100、管理サーバ200、検査端末300、ユーザ端末400、および診断サーバ600を具現する情報処理装置900のハードウェア構成例について説明する。
図18は、情報処理装置900のハードウェア構成を示す図である。情報処理装置900は、CPU(Central Processing Unit)901と、ROM(Read Only Memory)902と、RAM(Random Access Memory)903と、ホストバス904と、ブリッジ905と、外部バス906と、インタフェース907と、入力装置908と、出力装置909と、ストレージ装置(HDD)910と、ドライブ911と、通信装置912と、を備える。
CPU901は、演算処理装置および制御装置として機能し、各種プログラムに従って情報処理装置900内の動作全般を制御する。また、CPU901は、マイクロプロセッサであってもよい。ROM902は、CPU901が使用するプログラムや演算パラメータ等を記憶する。RAM903は、CPU901の実行において使用するプログラムや、その実行において適宜変化するパラメータ等を一時記憶する。これらはCPUバスなどから構成されるホストバス904により相互に接続されている。当該CPU901、ROM902およびRAM903の協働により、マッチングサーバ100の処理部120、管理サーバ200の処理部220、検査端末300の処理部(図示なし)、ユーザ端末400の処理部420、または診断サーバ600の処理部620の各機能が実現される。
ホストバス904は、ブリッジ905を介して、PCI(Peripheral Component Interconnect/Interface)バスなどの外部バス906に接続されている。なお、必ずしもホストバス904、ブリッジ905および外部バス906を分離構成する必要はなく、1つのバスにこれらの機能を実装してもよい。
入力装置908は、マウス、キーボード、タッチパネル、ボタン、マイクロフォン、スイッチ、レバー、またはカメラなどユーザが情報を入力するための入力手段と、ユーザによる入力に基づいて入力信号を生成し、CPU901に出力する入力制御回路などから構成されている。情報処理装置900のユーザは、当該入力装置908を操作することにより、各装置に対して各種情報を入力したり処理動作を指示したりすることができる。当該入力装置908により、ユーザ端末400の入力部440の機能が実現される。
出力装置909は、例えば、CRT(Cathode Ray Tube)ディスプレイ装置、液晶ディスプレイ(LCD)装置、OLED(Organic Light Emitting Diode)装置およびランプなどの表示装置を含む。さらに、出力装置909は、スピーカおよびヘッドホンなどの音声出力装置を含む。表示装置は映像データ等の各種情報をテキストまたはイメージで表示する。一方、音声出力装置は、音声データ等を音声に変換して出力する。当該出力装置909により、ユーザ端末400の表示部450の機能が実現される。
ストレージ装置910は、データ格納用の装置である。ストレージ装置910は、記憶媒体、記憶媒体にデータを記録する記録装置、記憶媒体からデータを読み出す読出し装置および記憶媒体に記録されたデータを削除する削除装置などを含んでもよい。ストレージ装置910は、例えば、HDD(Hard Disk Drive)で構成される。このストレージ装置910は、ハードディスクを駆動し、CPU901が実行するプログラムや各種データを格納する。当該ストレージ装置910によりマッチングサーバ100の記憶部130、管理サーバ200の記憶部230、検査端末300の記憶部(図示なし)、ユーザ端末400の記憶部430、または診断サーバ600の記憶部630の各機能が実現される。
ドライブ911は、記憶媒体用リーダライタであり、情報処理装置900に内蔵、あるいは外付けされる。ドライブ911は、装着されている磁気ディスク、光ディスク、光磁気ディスク、または半導体メモリ等のリムーバブル記憶媒体913に記録されている情報を読み出して、RAM903に出力する。また、ドライブ911は、リムーバブル記憶媒体913に情報を書き込むこともできる。
通信装置912は、例えば、通信網914に接続するための通信デバイス等で構成された通信インタフェースである。当該通信装置912によりマッチングサーバ100の通信部110、管理サーバ200の通信部210、検査端末300の通信部(図示なし)、ユーザ端末400の通信部410、または診断サーバ600の通信部610の各機能が実現される。
<5.まとめ>
以上で説明してきたように、マッチングサーバ100は、検査手配リクエストとユーザ情報とを取得し、これらの情報に基づいて、検査を実施可能な検査リソースをユーザに提示する。また、管理サーバ200は、検査リソースによって検査が行われた後に検査端末300から検査成果物を受信し、当該検査成果物をユーザ情報に紐づけて管理する。そして、管理サーバ200は、ユーザによる入力に基づいて検査成果物をユーザ所望の装置に対して出力する。以上の一連の処理によって、ユーザは、検査成果物をもとに様々な行動をとることができる。例えば、ユーザは、検査成果物を自らの装置に対して出力することで自ら診断を行ったり、検査成果物を診断サービス提供者の装置に対して出力することで診断サービスを受けたりすることができる。これによって、例えば、軽微な症状のユーザによる来院などが抑制され、診断医の人件費などが低減するため、医療費の増大が抑制される。
また、問診AIによって検査手配リクエストが生成されることによって、ユーザは容易に検査リソースの手配を要求することができる。また、診断AI700が用いられることによってユーザの症状の推定がより容易かつ正確に行われる。
以上、添付図面を参照しながら本開示の好適な実施形態について詳細に説明したが、本開示の技術的範囲はかかる例に限定されない。本開示の技術分野における通常の知識を有する者であれば、特許請求の範囲に記載された技術的思想の範疇内において、各種の変更例または修正例に想到し得ることは明らかであり、これらについても、当然に本開示の技術的範囲に属するものと了解される。
また、本明細書に記載された効果は、あくまで説明的または例示的なものであって限定的ではない。つまり、本開示に係る技術は、上記の効果とともに、または上記の効果に代えて、本明細書の記載から当業者には明らかな他の効果を奏しうる。
なお、以下のような構成も本開示の技術的範囲に属する。
(1)
医療に関する検査の種別を示す検査種別情報を含む検査手配リクエストと、ユーザに関する情報であるユーザ情報と、を取得する取得部と、
前記検査手配リクエストと前記ユーザ情報に基づいて、前記検査を実施可能な検査リソースを前記ユーザに提示する提示部と、
前記ユーザに対して行われた前記検査の成果物を前記ユーザ情報に紐づけて管理する管理部と、
前記ユーザによる入力に基づいて前記成果物を出力する出力部と、を備える、
医療用情報処理システム。
(2)
前記検査リソースは、前記成果物に基づく診断、治療、手術、または前記ユーザの症状の推定を行わない、
前記(1)に記載の医療用情報処理システム。
(3)
前記検査リソースは、医療検査機関、医療検査従事者、検査装置、または前記ユーザ自身に使用される検査キット、を含む、
前記(2)に記載の医療用情報処理システム。
(4)
前記出力部は、前記成果物に基づく診断、治療、手術、または前記ユーザの症状の推定を行う機関の装置に対して前記成果物を出力する、
前記(2)または(3)に記載の医療用情報処理システム。
(5)
前記成果物に基づいて前記ユーザの症状の推定を行う推定部をさらに備える、 前記(2)または(3)に記載の医療用情報処理システム。
(6)
前記ユーザ情報は、前記ユーザの位置情報、前記ユーザが過去に受けた前記検査に関する履歴情報、または前記ユーザが今後受ける前記検査に関する設定情報の少なくともいずれか1つを含む、
前記(1)から(5)のいずれか1項に記載の医療用情報処理システム。
(7)
前記ユーザ情報は、前記ユーザの位置情報を含み、
前記提示部は、前記検査手配リクエストに基づいて前記検査を実施可能な検査リソースを抽出し、さらに前記ユーザの位置情報と、抽出した前記検査リソースの位置情報とに基づいて、提示する検査リソースを抽出する、
前記(1)から(6)のいずれか1項に記載の医療用情報処理システム。
(8)
前記提示部は、前記ユーザの位置情報と、前記検査手配リクエストに基づいて抽出した前記検査リソースの位置情報に基づいて、前記ユーザの位置から所定の距離以内に位置する検査リソースを抽出して提示する、
前記(7)に記載の医療用情報処理システム。
(9)
前記提示部は、前記ユーザの位置情報と、前記検査手配リクエストに基づいて抽出した前記検査リソースの位置情報に基づいて、前記ユーザの位置に近い順に検査リソースを提示する、
前記(7)に記載の医療用情報処理システム。
(10)
前記検査リソースの手配を行う手配部をさらに備える、
前記(1)から(9)のいずれか1項に記載の医療用情報処理システム。
(11)
前記ユーザによる入力に基づいて前記検査手配リクエストを生成する生成部をさらに備える、
前記(1)から(10)のいずれか1項に記載の医療用情報処理システム。
(12)
医療に関する検査の種別を示す検査種別情報を含む検査手配リクエストと、ユーザに関する情報であるユーザ情報と、を取得する取得部と、
前記検査手配リクエストと前記ユーザ情報に基づいて、前記検査を実施可能な検査リソースを前記ユーザに提示する提示部と、
前記ユーザに対して行われた前記検査の成果物を前記ユーザ情報に紐づけて管理する管理部と、
前記ユーザによる入力に基づいて前記成果物を出力する出力部と、を備える、
医療用情報処理装置。
(13)
医療に関する検査の種別を示す検査種別情報を含む検査手配リクエストと、ユーザに関する情報であるユーザ情報と、を取得することと、
前記検査手配リクエストと前記ユーザ情報に基づいて、前記検査を実施可能な検査リソースを前記ユーザに提示することと、
前記ユーザに対して行われた前記検査の成果物を前記ユーザ情報に紐づけて管理することと、
前記ユーザによる入力に基づいて前記成果物を出力することと、を有する、
コンピュータにより実行される医療用情報処理方法。
100 マッチングサーバ
110 通信部
120 処理部
121 認証部
122 マッチング部
123 出力部
130 記憶部
200 管理サーバ
210 通信部
220 処理部
221 認証部
222 管理部
223 手配部
224 出力部
230 記憶部
300 検査端末
400 ユーザ端末
410 通信部
420 処理部
421 生成部
430 記憶部
440 入力部
450 表示部
500 ネットワーク
600 診断サーバ
610 通信部
620 処理部
621 管理部
622 診断AI連携部
623 出力部
630 記憶部
700 診断AI

Claims (13)

  1. 医療に関する検査の種別を示す検査種別情報を含む検査手配リクエストと、ユーザに関する情報であるユーザ情報と、を取得する取得部と、
    前記検査手配リクエストと前記ユーザ情報に基づいて、医療検査機関、医療検査従事者、検査装置、および前記ユーザ自身に使用される検査キットのいずれか複数の検査リソースの中から、前記検査を実施可能な検査リソースを前記ユーザに提示する提示部と、
    前記ユーザに対して行われた前記検査の成果物を前記ユーザ情報に紐づけて管理する管理部と、
    前記ユーザによる入力に基づいて前記成果物を出力する出力部と、を備える、
    医療用情報処理システム。
  2. 前記提示部は、前記複数の検査リソースとそれらの前記検査種別情報とを紐付けたテーブルを用いて、前記検査手配リクエストに含まれる前記検査種別情報に対応する前記検査リソースを、前記検査を実施可能な検査リソースとする、
    請求項1に記載の医療用情報処理システム。
  3. 前記検査手配リクエストは、前記検査の優先度を含み、
    前記提示部は、前記検査の優先度に基づいて、より優先度の高い前記検査手配リクエストを優先して用いる、
    請求項1に記載の医療用情報処理システム。
  4. 前記提示部は、前記複数の検査リソースに対する個々の評価に基づいて、前記複数の検査リソースから、より評価の高い検査リソースを、前記検査を実施可能な検査リソースとする、
    請求項2に記載の医療用情報処理システム。
  5. 前記提示部は、前記検査の内容及び前記検査リソースに基づいて、前記複数の検査リソースの中から、前記検査を実施可能な検査リソースを前記ユーザに提示する、
    請求項1に記載の医療用情報処理システム。
  6. 前記提示部は、前記検査リソースが使用期間の制限を有する検査キットである場合、前記使用期間に基づいて、前記複数の検査リソースの中から、前記検査を実施可能な検査リソースを前記ユーザに提示する、
    請求項5に記載の医療用情報処理システム。
  7. 前記検査リソースは、前記成果物に基づく診断、治療、手術、または前記ユーザの症状の推定を行わない、
    請求項1に記載の医療用情報処理システム。
  8. 前記出力部は、前記成果物に基づく診断、治療、手術、または前記ユーザの症状の推定を行う機関の装置に対して前記成果物を出力する、
    請求項に記載の医療用情報処理システム。
  9. 前記成果物に基づいて前記ユーザの症状の推定を行う推定部をさらに備える、
    請求項に記載の医療用情報処理システム。
  10. 前記検査リソースの手配を行う手配部をさらに備える、
    請求項1に記載の医療用情報処理システム。
  11. 前記ユーザによる入力に基づいて前記検査手配リクエストを生成する生成部をさらに備える、
    請求項1に記載の医療用情報処理システム。
  12. 医療に関する検査の種別を示す検査種別情報を含む検査手配リクエストと、ユーザに関する情報であるユーザ情報と、を取得する取得部と、
    前記検査手配リクエストと前記ユーザ情報に基づいて、医療検査機関、医療検査従事者、検査装置、および前記ユーザ自身に使用される検査キットのいずれか複数の検査リソースの中から、前記検査を実施可能な検査リソースを前記ユーザに提示する提示部と、
    前記ユーザに対して行われた前記検査の成果物を前記ユーザ情報に紐づけて管理する管理部と、
    前記ユーザによる入力に基づいて前記成果物を出力する出力部と、を備える、
    医療用情報処理装置。
  13. 医療に関する検査の種別を示す検査種別情報を含む検査手配リクエストと、ユーザに関する情報であるユーザ情報と、を取得することと、
    前記検査手配リクエストと前記ユーザ情報に基づいて、医療検査機関、医療検査従事者、検査装置、および前記ユーザ自身に使用される検査キットのいずれか複数の検査リソースの中から、前記検査を実施可能な検査リソースを前記ユーザに提示することと、
    前記ユーザに対して行われた前記検査の成果物を前記ユーザ情報に紐づけて管理することと、
    前記ユーザによる入力に基づいて前記成果物を出力することと、を有する、
    コンピュータにより実行される医療用情報処理方法。
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