JP7387485B2 - ネット張設方法 - Google Patents

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Description

本発明は、製鉄所の転炉の上部に構築された輻射部や集塵ダクトあるいは工場の大型煙突などの筒状構造物の内部にネットを張設する方法に関する。
製鉄所の転炉の上部に構築された輻射部内の点検や補修を行う場合、輻射部内に作業床足場を仮設する作業が行われており、このような高所作業においては、輻射部内に入る作業者の安全を確保するため、セーフティブロックなどが使用されているが、ヒューマンエラーによりセーフティブロックの装着を失念する可能性を否定できない。
一方、高所作業においては、作業者の安全確保のため、作業エリアの下方に墜落防止用の安全ネットを張設するという対策が講じられている。安全ネットの張設方法については、従来、様々な方法が提案されているが、本発明に関連する方法として、例えば、特許文献1に記載された「安全ネットの展張方法」などがある。
この「安全ネットの展張方法」は、作業者の落下を防止する安全ネットの基端部から延出する第1の基端側ワイヤ及び第2の基端側ワイヤをボイラの火炉外に固定する工程と、安全ネットをボイラの火炉内に挿入する工程と、安全ネットの先端部から延出する第1の先端側ワイヤを、火炉内で足場を構成する第1の主梁の先端部に固定するとともに、安全ネットの先端部から延出する第2の先端側ワイヤを、火炉内で足場を構成する第2の主梁の先端部に固定する工程と、第1の主梁及び第2の主梁を前記火炉内に挿入して、安全ネットを展張させる工程と、を含むものである。
特開2018-150682号公報
特許文献1に記載された「安全ネットの展張方法」は、作業者がボイラの火炉内に進入することなく、火炉内に安全ネットを展張することができるが、火炉前壁(火炉後壁)に、火炉内と火炉外とをつなぐ多数の前壁開口部(後壁開口部)が開設されている必要がある。また、前壁開口部(後壁開口部)の個数と同数の主梁が必要であり、これらの主梁を火炉内へ送り出すために、前壁開口部の手前(火炉外)にローラー基台を設置する必要もある。
即ち、特許文献1に記載された「安全ネットの展張方法」は、火炉前壁(火炉後壁)に多数の前壁開口部(後壁開口部)を備えた火炉でないと実施できないので、実施対象物が限定され、汎用性に欠ける面がある。
また、前記「安全ネットの展張方法」を実施する場合、安全ネット以外に、多数の主梁並びにローラー基台などの資材を必要とするので、作業現場までの資材の搬入、作業後の資材の撤収などに多大な労力を要する。
さらに、前記「安全ネットの展張方法」は、前壁開口部の手前(火炉外)にローラー基台を設置するためのスペースを確保しなければならないので、火炉の周囲が狭い場所では作業性が悪化することがある。
そこで、本発明が解決しようとする課題は、筒状構造物内に作業者が入ることなく、比較的少ない資材で容易且つ安全にネットを張設することができ、作業性及び汎用性にも優れたネット張設方法を提供することにある。
本発明に係る張設方法は、
筒形状をなす周壁に、当該周壁で囲まれた空間を挟んで対向するように開設された少なくとも二対の貫通孔と、少なくとも一つの開口部と、を有する筒状構造物内に、当該筒状構造物内を横断する状態にネットを張設する方法であって、
ネット誘導用の複数のロープの前端部若しくは後端部が前記貫通孔から少なくとも1本ずつ前記周壁外に露出し、複数の前記ロープの前記貫通孔から露出していない方の前端部及び後端部が前記開口部から前記周壁外に露出した状態となるように前記ロープを前記筒状構造物内に架設するロープ架設工程を備えたことを特徴とする。
なお、前記ロープは、狭義のロープに限定するものではなく、紐状材、線状材、ワイヤ材、チェーン材など可撓性を有する長尺材料を含んでいる。
前記ネット張設方法においては、
前記ロープ架設工程に、対向する前記貫通孔の一方の前記貫通孔からロープの後端部が露出し、前記ロープの途中部分が前記筒状構造物内を経由して前記開口部から前記周壁外に露出し、前記ロープの前端部が他方の前記貫通孔から前記周壁外に露出した状態となるようにネット誘導用の他のロープを前記筒状構造物内に架設する工程を加えることができる。
前記ネット張設方法においては、
前記ロープ架設工程に、対向する前記貫通孔の一方の前記貫通孔からロープの後端部が露出し、前記ロープの前端部が前記筒状構造物内を経由して前記開口部から前記周壁外に露出した状態となるようにネット誘導用の他のロープを前記筒状構造物内に架設する工程を加えることができる。
前記ネット張設方法においては、
前記ロープ架設工程が、
前記周壁で囲まれた空間を挟んで対向する二対の前記貫通孔の間にそれぞれ複数のロープを架設するとともに前記ロープの両端部側をそれぞれ前記貫通孔から前記周壁外に露出させるロープ仮架設工程と、
複数のロープの両端部側がそれぞれ前記貫通孔から前記周壁外に露出した状態を保ちながら、複数の前記ロープの途中部分を前記開口部を経由して前記周壁外へ引き出して露出させるロープ引出工程と、
前記開口部から前記周壁外へ露出する複数の前記ロープの途中部分を個別に引っ張って複数の前記ロープの前端部側若しくは後端部側を選択的に前記開口部に引き寄せ、複数の前記ロープの前端部並びに複数の他の前記ロープの後端部がそれぞれ隣り合う前記貫通孔から露出した状態を保ちながら、前記複数の前記ロープの後端部並びに前記複数の他の前記ロープの前端部を前記開口部から前記周壁外へ露出させる工程と、を備え、
さらに、前記開口部の外側に配備されたネットの前縁部に前記開口部から露出する前記複数の前記ロープの後端部を係止し、前記ネットの後縁部に前記開口部から露出する前記複数の他の前記ロープの前端部を係止する工程と、
前記開口部内を通過可能な状態に変形させた前記ネットを、前記開口部を経由して前記筒状構造物内に導入する工程と、
前記筒状構造物内に導入された前記ネットの前縁部と対向する前記周壁において隣り合う前記貫通孔からそれぞれ前記周壁外に露出する前記複数の前記ロープの前端部側、並びに、前記ネットの後縁部と対向する前記周壁において隣り合う前記貫通孔から前記周壁外に露出する前記複数の他の前記ロープの後端部側を、それぞれ前記周壁外に向かって引っ張って前記ネットを広げる工程と、を備えることができる。
前記ネット張設方法においては、
前記ロープ架設工程が、
前記周壁で囲まれた空間を挟んで対向する少なくとも二対の前記貫通孔の間にそれぞれ複数のロープを架設するとともに前記ロープの両端部側をそれぞれ前記貫通孔から前記周壁外に露出させるロープ仮架設工程と、
複数のロープの両端部側がそれぞれ前記貫通孔から前記周壁外に露出した状態を保ちながら、複数の前記ロープの途中部分を前記開口部を経由して前記周壁外へ引き出して露出させるロープ引出工程と、
前記開口部から前記周壁外へ露出する複数の前記ロープの途中部分を個別に引っ張って複数の前記ロープの先端部側若しくは基端部側を選択的に前記開口部に引き寄せ、複数の前記ロープの前端部側並びに複数の他の前記ロープの後端部側がそれぞれ隣り合う前記貫通孔から露出した状態を保ちながら、前記複数のロープの後端部、前記複数の他のロープの前端部並びに残余の複数の前記ロープの途中部分を前記開口部から前記周壁外へ露出させる工程と、を備え、
さらに、少なくとも二本のワイヤの間に配設され、対向する側縁部の後縁部側が前記ワイヤに沿ってスライド可能に係合され、前縁部が前記ワイヤに係止されたネットを前記開口部外に配置し、前記開口部から前記周壁外に露出する前記複数の前記ロープの後端部をそれぞれ前記複数のワイヤの前端部に係止し、前記開口部から前記周壁外に露出する前記複数の他の前記ロープの先端部をそれぞれ前記ワイヤの後端部に係止し、前記開口部から前記周壁外に露出する前記残余の複数の前記ロープの途中部分をそれぞれ前記ネットの後縁部に係止する工程と、
前記開口部内を通過可能な状態に変形させた前記ネットを、前記開口部を経由して前記筒状構造物内に導入する工程と、
前記筒状構造物内に導入された前記ネットの前縁部と対向する前記周壁において隣り合う前記貫通孔から前記周壁外に露出する前記複数のロープの前端部、並びに、
前記ネットの後縁部と対向する前記周壁において隣り合う前記貫通孔から前記周壁外に露出する前記他の複数のロープの後端部を、それぞれ前記周壁外に向かって引っ張り、前記複数の前記ワイヤの間の前記ネットを拡幅する工程と、
前記ネットの後縁部と対向する前記周壁において隣り合う前記貫通孔から前記周壁外に露出する前記前記残余の複数のロープの後端部を、それぞれ前記ワイヤの長手方向に沿って前記周壁外に向かって引っ張り前記ネットの弛みを伸ばす工程と、を備えることができる。
なお、前記ワイヤは、狭義のワイヤに限定するものではなく、紐状材、線状材、棒状材、チェーン材など可撓性を有する長尺材料を含んでいる。
次に、前記ネット張設方法においては、
前記ロープ架設工程が、
前記周壁で囲まれた空間を挟んで対向する少なくとも二対の前記貫通孔の間にそれぞれ複数のロープを架設するとともに前記ロープの両端部側をそれぞれ前記貫通孔から前記周壁外に露出させるロープ仮架設工程と、
複数のロープの両端部側がそれぞれ前記貫通孔から前記周壁外に露出した状態を保ちながら、複数の前記ロープの途中部分を前記開口部を経由して前記周壁外へ引き出して露出させるロープ引出工程と、
前記開口部から前記周壁外へ露出する複数の前記ロープの途中部分を個別に引っ張って複数の前記ロープの先端部側若しくは基端部側を選択的に前記開口部に引き寄せることにより、複数の前記ロープの前端部並びに他の複数の前記ロープの後端部がそれぞれ隣り合う前記貫通孔から露出した状態を保ちながら、前記二本のロープの後端部、前記他の二本のロープの前端部並びに前記残余の複数の前記ロープの前端部を前記開口部から前記周壁外へ露出させる工程と、を備え、
さらに、少なくとも二本のワイヤの間に配設され、対向する側縁部の後縁部側が前記ワイヤにスライド可能に係合され、前縁部が前記ワイヤそれぞれに係止されたネットを前記開口部外に配置し、前記開口部から前記周壁外に露出する前記複数のロープの後端部をそれぞれ前記複数の前記ワイヤの前端部に係止し、前記開口部から前記周壁外に露出する前記他の複数の前記ロープの前端部をそれぞれ前記ワイヤの後端部に係止し、前記開口部から前記周壁外に露出する前記残余の複数の前記ロープの前端部を前記ネットの後縁部に係止する工程と、
前記開口部内を通過可能な状態に変形させた前記ネットを、前記開口部を経由して前記筒状構造物内に導入する工程と、
前記筒状構造物内に導入された前記ネットの前縁部と対向する前記周壁において隣り合う前記貫通孔から前記周壁外に露出する前記複数のロープの前端部、並びに、
前記ネットの後縁部と対向する前記周壁において隣り合う前記貫通孔から前記周壁外に露出する前記他の複数のロープの後端部を、それぞれ前記周壁外に向かって引っ張り、前記複数のワイヤの間の前記ネットを拡幅する工程と、
前記ネットの後縁部と対向する前記周壁において隣り合う前記貫通孔から前記周壁外に露出する前記残余の複数のロープの後端部を、それぞれ前記ワイヤの長手方向に沿って前記周壁外に向かって引っ張り前記ネットの弛みを伸ばす工程と、を備えることができる。
前記ネット張設方法においては、前記ロープ仮架設工程が、片方の端部側に複数の前記ロープの端部を係止したバー材を、前記二対の貫通孔をそれぞれ対向方向に貫通するように移動させる工程を含むことができる。
前記ネット張設方法においては、前記ロープ引出工程が、フック付きのロッド材を前記開口部から前記筒状構造物の内部へ挿入し、架設状態にある複数の前記ロープの一部に前記フックを引き掛け、複数の前記ロープの両端部が前記貫通孔の外部に露出した状態を維持しながら、前記ロッド材を前記挿入方向と逆方向に引き出して複数の前記ロープの途中部分を折り曲げた状態で前記開口部から前記周壁外へ引き出して露出させる工程を含むことができる。
前記ネット張設方法においては、前記筒状構造物の周壁が四角筒形状をなすものであってもよい。
前記ネット張設方法においては、前記貫通孔が、前記筒状構造物の周壁において互いに対向する領域に形成され、
前記開口部が、隣り合う前記貫通孔の間の前記周壁若しくは前記貫通孔の対向方向と交差する方向に位置する前記周壁に形成されたものであってもよい。
前記ネット張設方法では、前記ロープ仮架設工程において、対向する前記貫通孔の間にそれぞれ二本のロープを架設することができる。
前記ネット張設方法では、前記ロープ仮架設工程において、対向する前記貫通孔の間にそれぞれ三本のロープを架設することもできる。
本発明により、筒状構造物内に作業者が入ることなく、比較的少ない資材で容易且つ安全にネットを張設することができ、作業性及び汎用性にも優れたネット張設方法を提供することができる。
本発明の第一実施形態であるネット張設方法の実施対象である筒状構造体を示す一部省略水平断面図である。 本発明の第一実施形態であるネット張設方法において使用するネットを示す一部省略平面図である。 本発明の第一実施形態であるネット張設方法の作業工程を示す一部省略水平断面図である。 前記ネット張設方法の作業工程を示す一部省略水平断面図である。 前記ネット張設方法の作業工程を示す一部省略水平断面図である。 前記ネット張設方法の作業工程を示す一部省略水平断面図である。 前記ネット張設方法の作業工程を示す一部省略水平断面図である。 前記ネット張設方法の作業工程を示す一部省略水平断面図である。 前記ネット張設方法の作業工程を示す一部省略水平断面図である。 前記ネット張設方法の作業工程を示す一部省略水平断面図である。 本発明の第二実施形態であるネット張設方法において使用するネットを示す一部省略平面図である。 本発明の第二実施形態であるネット張設方法の作業工程を示す一部省略水平断面図である。 前記張設方法の作業工程を示す一部省略水平断面図である。 前記張設方法の作業工程を示す一部省略水平断面図である。 前記張設方法の作業工程を示す一部省略水平断面図である。 前記張設方法の作業工程を示す一部省略水平断面図である。 前記張設方法の作業工程を示す一部省略水平断面図である。 前記ネット張設方法の作業工程を示す一部省略水平断面図である。 本発明の第三実施形態であるネット張設方法の作業工程を示す一部省略水平断面図である。 前記ネット張設方法の作業工程を示す一部省略水平断面図である。 前記ネット張設方法の作業工程を示す一部省略水平断面図である。 前記ネット張設方法の作業工程を示す一部省略水平断面図である。 前記ネット張設方法の作業工程を示す一部省略水平断面図である。 本発明の第四実施形態であるネット張設方法の実施対象である筒状構造体を示す一部省略水平断面図である。 本発明の第四実施形態であるネット張設方法において使用するネットを示す一部省略平面図である。 前記ネット張設方法の作業工程を示す一部省略水平断面図である。 前記ネット張設方法の作業工程を示す一部省略水平断面図である。 前記ネット張設方法の作業工程を示す一部省略水平断面図である。 前記ネット張設方法の作業工程を示す一部省略水平断面図である。 前記ネット張設方法の作業工程を示す一部省略水平断面図である。 前記ネット張設方法の作業工程を示す一部省略水平断面図である。 前記ネット張設方法の作業工程を示す一部省略水平断面図である。
以下、図1~図32に基づいて、本発明の第一実施形態~第四実施形態に係るネット張設方法について説明する。
初めに、図1~図10に基づいて、第一実施形態に係るネット張設方法について説明する。本実施形態に係るネット張設方法は、図2に示すネットNを、図10に示すように、筒状構造物1内の空間Sを略水平方向に横断する状態に張設する方法である。
図1は、本実施形態に係るネット張設方法の実施対象である筒状構造物1の水平断面を一部省略して模式的に示している。筒状構造物1は、四角筒形状をなす周壁Wに、周壁Wで囲まれた空間Sを挟んで対向するように開設された二対の貫通孔X1,X2,Y1,Y2と、一つの開口部Zと、を有している。四角筒形状の周壁Wは、それぞれ平面形状をした前壁部W1、後壁部W2、左壁部W3並びに右壁部W4で構成されている。
貫通孔X1は後壁部W2の左壁部W3寄りの部分に開設され、貫通孔Y1は後壁部W2の右壁部W4寄りの部分に開設され、後壁部W2において貫通孔X1,Y1の間の部分に開口部Zが開設されている。また、貫通孔X2は前壁部W1の左壁部W3寄りの部分に開設され、貫通孔Y2は前壁部W2の右壁部W4寄りの部分に開設されている。
図2に示すように、広げた状態のネットNは、前縁部N1、後縁部N2、左縁部N3及び右縁部N4によって囲まれた四辺形状をなし、四辺形の角隅部に相当する部分にそれぞれリング部材R1,R2,R3,R4が取り付けられている。ネットNは可撓性を有する柔軟な素材で形成され、変形可能であるので、折り曲げたり、丸めたり、折り畳んだりすることができる。
以下、図3~図10に基づいて、本実施形態に係るネット張設方法の作業工程について説明する。図3に示すように、筒状構造物1の後壁部W2側の外部から貫通孔X1,Y1にバー材10,11を差し込み、それぞれ矢線P方向に押し込むことにより、二対の貫通孔X1,X2並びにY1,Y2をそれぞれ対向方向に貫通するようにバー材10,11を挿通させ、前壁部W1側の二つ貫通孔X2,Y2から筒状構造物1の外部に二本のバー材10,11の前端部10a,11aを露出させる。この後、貫通孔X2,Y2から露出(突出)した二本のバー材10,11の前端部10a,11aにそれぞれネット誘導用の二本のロープA,Bの後端部A2,B2を係止する。
次に、後壁部W2側の外部から二本のバー材10,11をそれぞれ矢線Q1方向に引っ張ることにより、バー材10,11を矢線Q1方向に沿って移動させ、バー材10,11全体を後壁部W2側の貫通孔X1,Y1から外部へ引っ張り出した後、ロープA,Bの後端部A2,B2をバー材10,11の前端部10a,11aから離脱させる。
これにより、図4に示すように、周壁Wで囲まれた空間Sを挟んで対向する二対の貫通孔X1,X2並びにY1,Y2の間にそれぞれ複数のロープA,Bが架設されるとともに、ロープA,Bの前端部A1,B1側が貫通孔X2,Y2から前壁部W1外に露出した状態となり、ロープA,Bの後端部A2,B2側が貫通孔X1,Y1から後壁部W2外に露出した状態となる(ロープ仮架設工程)。
次に、図5に示すように、フック12a付きのロッド材12を開口部Zから筒状構造物1の内部へ挿入し、架設状態にある複数のロープA,Bの一部(途中部分)にフック12aを引き掛け、複数のロープA,Bの両端部側(前端部A1,B1側並びに後端部A2,B2側がそれぞれ貫通孔X2,Y2並びに貫通孔X1,Y1の外部に露出した状態を維持しながら、ロッド材12を前記挿入方向と逆方向(矢線Q2方向)に引っ張り、複数のロープA,Bの途中部分を折り曲げた状態で開口部Zから周壁W外(後壁部W2外)へ引き出す(ロープ引出工程)。
これにより、図6に示すように、複数のロープA,Bの両端部側(前端部A1,B1側並びに後端部A2,B2側がそれぞれ貫通孔X2,Y2並びに貫通孔X1,Y1の外部に露出した状態を保ちながら、複数のロープA,Bの途中部分A3,B3が開口部Zを経由して後壁部W2外に露出した状態となる。
次に、開口部Zから後壁部W2外へ露出する複数のロープA,Bの途中部分A3,B3を個別に引っ張り、ロープBの前端部B1側並びにロープAの後端部A2側を選択的に開口部Zに引き寄せることにより、図7に示すように、ロープA,Aの前端部A1,A1側が隣り合う貫通孔X2,Y2から露出した状態を保つとともにロープB,Bの後端部B2,B2側が隣り合う貫通孔X1,Y1から露出した状態を保ちながら、ロープA,Aの後端部A2,A2並びにロープB,Bの前端部B1,B1を開口部Zから後壁部W2外へ露出させた状態とする(ロープ架設工程)。
次に、図8に示すように、開口部Zの外側にネットNを配備し、ネットNの前縁部N1側の角隅部に取り付けられたリング部材R2,R4に、開口部Zから露出したロープA,Aの後端部A2,A2を係止するとともに、ネットNの後縁部N2側の角隅部に取り付けられたリング部材R1,R3に、開口部Zから露出したロープB,Bの前端部B1,B1を係止する。
次に、図9に示すように、開口部Z内を通過可能な状態に変形させたネットNを、開口部Zを経由して筒状構造物1内に導入し、空間S内においてネットNの前縁部N1側と対向する前壁部W1にて隣り合う貫通孔X2,Y2からそれぞれ前壁部W1外に露出するロープA,Aの前端部A1,A1側をそれぞれ前壁部W1から離れる方向(矢線P方向)へ引っ張ることにより、ネットN全体を空間S内に収容する。
ネットN全体が、筒状構造物1の空間S内に収容されたら、図10に示すように、空間S内においてネットNの前縁部N1側と対向する前壁部W1にて隣り合う貫通孔X2,Y2からそれぞれ前壁部W1外に露出するロープA,Aの前端部A1,A1側、並びに、ネットNの後縁部N2と対向する後壁部W2において隣り合う貫通孔X1,Y1から後壁部W2外に露出するロープB,Bの後端部B2,B2側を、それぞれ周壁W外に向かって引っ張ることにより、空間S内においてネットNを広げる。
この後、ネットNのリング部材R1,R2,R3,R4を貫通孔X1,X2,Y1,Y2近傍の周壁Wに所定手段で係止してネットNを空間S内に固定し、リング部材R1,R2,R3,R4にそれぞれ係止されているロープBの前端部B1、ロープAの後端部A2、ロープBの前端部B1、ロープAの前端部A1をリング部材R1,R2,R3,R4から離脱させると、ネットNの張設作業が完了する。
前述したように、本実施形態に係るネット張設方法は、筒状構造物1内に作業者が入ることなく、ネットNを張設することができるので、安全性に優れている。また、バー材10,11、ロープA,B、フック12a付きのロッド材12などの比較的少ない資材で容易に筒状構造物1内にネットNを張設することができるので、作業性及び汎用性にも優れている。
次に、図11~図18に基づいて、第二実施形態であるネット張設方法について説明する。図11は第二実施形態に係るネット張設方法に使用するネットNsを示している。図11に示すように、広げた状態のネットNsは、前縁部N1、後縁部N2、左縁部N3及び右縁部N4によって囲まれた四辺形状をなすネット本体Nmが二本のワイヤ13,14の間に配設されている。ワイヤ13,14の前端部13a,14a並びに後端部13b,14bには、それぞれアイ13c,14c並びにアイ13d,14dが設けられている。
ネットNsの前縁部N1の両端の角隅部はそれぞれシャックル15,15を介してワイヤ13,14のアイ13c,14cに係止され、後縁部N2の両端の角隅部はそれぞれシャックル16,16を介してワイヤ13,14にスライド可能に係合されている。従って、ネットNsの前縁部N1はワイヤ13,14のアイ13c,14cから離れないが、ネットNsの後縁部N2側のシャックル16,16はワイヤ13,14の長手方向(矢線L方向)沿ってスライド可能である。
以下、図12~図18に基づいて、本実施形態に係るネット張設方法の作業工程について説明する。前述した図3,図4に示すロープ架設工程と同様の作業を行うことにより、図12に示すように、周壁Wで囲まれた空間Sを挟んで対向する二対の貫通孔X1,X2並びにY1,Y2の間にそれぞれネット誘導用の複数のロープA,B,Cを架設する。これにより、ロープA,B,Cの前端部A1,B1,C1側が貫通孔X2,Y2から前壁部W1外に露出した状態となり、ロープA,B,Cの後端部A2,B2,C2側が貫通孔X1,Y1から後壁部W2外に露出した状態となる(ロープ仮架設工程)。
次に、前述した図5に示すロープ引出工程と同様の作業を行うことにより、図13に示すように、複数のロープA,B,Cの両端部側(前端部A1,B1,C1側並びに後端部A2,B2,C1側がそれぞれ貫通孔X2,Y2並びに貫通孔X1,Y1の外部に露出した状態を維持しながら、複数のロープA,B,Cの途中部分を折り曲げた状態で開口部Zから周壁W外(後壁部W2外)へ引き出す(ロープ引出工程)。
これにより、図13に示すように、複数のロープA,B,Cの両端部側(前端部A1,B1,C1側並びに後端部A2,B2,C2側がそれぞれ貫通孔X2,Y2並びに貫通孔X1,Y1の外部に露出した状態を保ちながら、複数のロープA,B,Cの途中部分A3,B3,C3が開口部Zを経由して後壁部W2外に露出した状態となる。
次に、開口部Zから後壁部2外へ露出する複数のロープA,B,Cの途中部分A3,B3,C3を個別に引っ張り、ロープCの前端部C1側並びにロープAの後端部A2側を選択的に開口部Zに引き寄せることにより、図14に示すように、ロープA,Bの前端部A1,B1側が隣り合う貫通孔X2,Y2から露出した状態を保つとともにロープB,Cの後端部B2,C2側が隣り合う貫通孔X1,Y1から露出した状態を保ちながら、ロープA,Aの後端部A2,A2、ロープC,Cの前端部C1,C1並びにロープB,Bの途中部分B3,B3を開口部Zから後壁部W2外へ露出させた状態とする(ロープ架設工程)。
次に、図15に示すように、開口部Zの外側にネットNsを配備し、ワイヤ13,14の前端部13a,14a側のアイ13c,14cに、開口部Zから露出したロープA,Aの後端部A2,A2を係止するとともに、ネット本体Nmの後縁部N2側の角隅部に取り付けられたシャックル16,16に、開口部Zから露出したロープB,Bの途中部分B3,B3を係止する。また、ワイヤ13,14の後端部13b,14b側のアイ13d,14dに、開口部Zから露出したロープC,Cの前端部C1,C1を係止する。
次に、図16に示すように、開口部Z内を通過可能な状態に変形させたネットNsを、開口部Zを経由して筒状構造物1内に導入し、前壁部W1にて隣り合う貫通孔X2,Y2からそれぞれ前壁部W1外に露出するロープA,A並びにB,Bの前端部A1,A1並びにB1,B1側をそれぞれ前壁部W1から離れる方向(矢線P方向)へ引っ張ることにより、ネットNs全体を空間S内に収容する。
ネットNs全体が、筒状構造物1の空間S内に収容されたら、図17に示すように、前壁部W1にて隣り合う貫通孔X2,Y2からそれぞれ前壁部W1外に露出するロープA,Bの前端部A1,B1側を保持した状態で、後壁部W2において隣り合う貫通孔X1,Y1から後壁部W2外に露出するロープB,Bの後端部B2,B2側を、それぞれ後壁部W2外に向かって引っ張り、ネット本体Nmの後縁部N2を後壁部W2に向かって移動させることにより、空間S内においてネット本体Nmを広げる。
この後、図18に示すように、ワイヤ13,14のアイ13c,13d,14c,14dを貫通孔X1,X2,Y1,Y2近傍の周壁Wに所定手段で係止してネットNsを空間S内に固定し、ロープCの前端部C1、ロープAの後端部A2をワイヤ13,14のアイ13c,13d,14c,14dから離脱させると、ネットNsの張設作業が完了する。
本実施形態の場合、図18に示すように、二本のロープB,Bの途中部分B3,B3がそれぞれワイヤ13側のシャックル16並びにワイヤ14側のシャックル16に係止されているので、ネットNsの張設後においても、貫通孔X2,Y2から露出しているワイヤB,Bの前端部B1,B1を前壁部W1から離れる方向へ引っ張ることにより、ネット本体Nmの後縁部N2を後壁部W2から離れる方向へ移動させて、後壁部W2と後縁部Nm2との間に隙間を形成することができる。このため、後壁部W2と後縁部N2との間に他の資材を配置したり、物品を通過させたりする必要が生じたとき、適切に対応することができる。
前述したように、後壁部W2とネット本体Nmの後縁部N2との間に隙間を形成した後においては、貫通孔X1,Y1から露出しているワイヤB,Bの後端部B2,B2を後壁部W2から離れる方向へ引っ張れば、ネット本体Nmの後縁部N2が後壁部W2に近づく方向へ移動するので、図18に示す張設状態に戻すことができる。
次に、図19~図23に基づいて、第三実施形態であるネット張設方法について説明する。図19~図23は本実施形態に係るネット張設方法の作業工程を示している。なお、本実施形態で使用するネットNsは図11に示すネットNsと同じである。
前述した図12~図14に示すロープ仮架設工程並びにロープ引出工程と同様の作業を行うことにより、図19に示すように、ネット誘導用のロープB,Cの後端部B2,C2側が貫通孔X1,Y1側から後壁部W2外へ露出した状態を保ちながら、ネット誘導用のロープAの前端部A1側が貫通孔X2,Y2から前壁部W1外に露出した状態となり、ロープAの後端部A2側並びにロープB,Cの前端側B1,C1側が開口部Zから後壁部W2外に露出した状態となる(ロープ架設工程)。
図14と図19とを対比すると、図14においてはロープBのU字形状をなす途中部分(Uターン部分)B3が開口部Zから後壁部W2外に露出しているのに対し、図19においてはロープBの前端部B1側が開口部Zから後壁部W2外に露出している点において異なっている。
次に、図20に示すように、開口部Zの外側にネットNsを配備し、ワイヤ13,14の前端部13a,14a側のアイ13c,14cに、開口部Zから露出したロープA,Aの後端部A2,A2を係止するとともに、ネット本体Nmの後縁部N2側の角隅部に取り付けられたシャックル16,16に、開口部Zから露出したロープB,Bの前端部B1,B1を係止する。また、ワイヤ13,14の後端部13b,14b側のアイ13d,14dに、開口部Zから露出したロープC,Cの前端部C1,C1を係止する。
図15と図20とを対比すると、図15においては、ネット本体Nmの後縁部N2側の角隅部に取り付けられたシャックル16,Bに、ロープBのU字形状をなす途中部分B3,B3が係止されているのに対し、図20においては、ネット本体Nmの後縁部N2側の角隅部に取り付けられたシャックル16,16に、ロープB,Bの前端部B1,B1が係止されている点において異なっている。
次に、図21に示すように、開口部Z内を通過可能な状態に変形させたネットNsを、開口部Zを経由して筒状構造物1内に導入し、前壁部W1にて隣り合う貫通孔X2,Y2からそれぞれ前壁部W1外に露出するロープA,Aの前端部A1,A1側をそれぞれ前壁部W1から離れる方向(矢線P方向)へ引っ張ることにより、ネットN全体を空間S内に収容する。
ネットNs全体が、筒状構造物1の空間S内に収容されたら、図22に示すように、前壁部W1にて隣り合う貫通孔X2,Y2からそれぞれ前壁部W1外に露出するロープA,Aを保持した状態で、後壁部W2において隣り合う貫通孔X1,Y1から後壁部W2外に露出するロープB,Bの後端部B2,B2側をそれぞれ周壁W外に向かって引っ張り、空間S内においてネットNsを広げる。
この後、図23に示すように、ワイヤ13,14のアイ13c,13d,14c,14dを貫通孔X1,X2,Y1,Y2近傍の周壁Wに所定手段で係止してネットNsを空間S内に固定し、ロープCの前端部B1、ロープAの後端部A2をワイヤ13,14のアイ13c,13d,14c,14dから離脱させると、ネットNsの張設作業が完了する。
次に、図24~図32に基づいて、第四実施形態に係るネット張設方法について説明する。本実施形態に係るネット張設方法は、図25に示すネットNを、図32に示すように、筒状構造物2内の空間Sを略水平方向に横断する状態に張設する方法である。
図24は、本実施形態に係るネット張設方法の実施対象である筒状構造物2の水平断面を一部省略して模式的に示している。筒状構造物2は、四角筒形状をなす周壁Wに、周壁Wで囲まれた空間Sを挟んで対向するように開設された二対の貫通孔X1,X2,Y1,Y2と、一つの開口部Zと、を有している。四角筒形状の周壁Wは、それぞれ平面形状をした前壁部W1、後壁部W2、左壁部W3並びに右壁部W4で構成されている。
貫通孔X1は後壁部W2の左壁部W3寄りの部分に開設され、貫通孔Y1は後壁部W2の右壁部W4寄りの部分に開設され、貫通孔X2は前壁部W1の左壁部W3寄りの部分に開設され、貫通孔Y2は前壁部W2の右壁部W4寄りの部分に開設されている。貫通孔X1,X2,Y1,Y2の対向方向と交差する方向に位置する周壁Wの一部(右壁部W4)に開口部Zが開設されている。開口部Zは、右壁部W4において前壁部W1と後壁部W2との対向距離の中間地点を含む領域に開設されているが、これに限定するものではない。
図25に示すように、広げた状態のネットNは、前縁部N1、後縁部N2、左縁部N3及び右縁部N4によって囲まれた四辺形状をなし、四辺形の角隅部に相当する部分にそれぞれリング部材R1,R2,R3,R4が取り付けられている。ネットNは可撓性を有する柔軟な素材で形成され、変形可能であるので、折り曲げたり、丸めたり、折り畳んだりすることができる。
以下、図26~図32に基づいて、本実施形態に係るネット張設方法の作業工程について説明する。前述した図3,図4に示す作業工程と同様の作業を行うことにより、図26に示すように、周壁Wで囲まれた空間Sを挟んで対向する二対の貫通孔X1,X2並びにY1,Y2の間にそれぞれネット誘導用の複数のロープA,Bが架設されるとともに、ロープA,Bの前端部A1,B1側が貫通孔X2,Y2から前壁部W1外に露出した状態となり、ロープA,Bの後端部A2,B2側が貫通孔X1,Y1から後壁部W2外に露出した状態となる(ロープ仮架設工程)。
次に、図27に示すように、フック12a付きのロッド材12を開口部Zから筒状構造物2の内部へ挿入し、架設状態にある複数のロープA,Bの一部(途中部分)にフック12aを引き掛け、複数のロープA,Bの両端部側(前端部A1,B1側並びに後端部A2,B2側がそれぞれ貫通孔X2,Y2並びに貫通孔X1,Y1の外部に露出した状態を維持しながら、ロッド材12を前記挿入方向と逆方向(矢線Q3方向)に引っ張り、複数のロープA,Bの途中部分を折り曲げた状態で開口部Zから周壁W外(右壁部W4外)へ引き出す(ロープ引出工程)。
これにより、図28に示すように、ネット誘導用の複数のロープA,Bの両端部側(前端部A1,B1側並びに後端部A2,B2側がそれぞれ貫通孔X2,Y2並びに貫通孔X1,Y1の外部に露出した状態を保ちながら、複数のロープA,Bの途中部分A3,B3が開口部Zを経由して右壁部W4の外に露出した状態となる。
次に、開口部Zから右壁部W4の外に露出する複数のロープA,Bの途中部分A3,B3を個別に引っ張り、ロープBの前端部B1側並びにロープAの後端部A2側を選択的に開口部Zに引き寄せることにより、図29に示すように、ロープA,Aの前端部A1,A1側が隣り合う貫通孔X2,Y2から露出した状態を保つとともにロープB,Bの後端部B2,B2側が隣り合う貫通孔X1,Y1から露出した状態を保ちながら、ロープA,Aの後端部A2,A2並びにロープB,Bの前端部B1,B1を開口部Zから右壁部W4外へ露出させた状態とする(ロープ架設工程)。
次に、図30に示すように、開口部Zの外側にネットNを配備し、ネットNの前縁部N1側の角隅部に取り付けられたリング部材R2,R4に、開口部Zから露出したロープA,Aの後端部A2,A2を係止し、ネットNの後縁部N2側の角隅部に取り付けられたリング部材R1,R3に、開口部Zから露出したロープB,Bの前端部B1,B1を係止する。
次に、図31に示すように、開口部Z内を通過可能な状態に変形させたネットNを、その左縁部N3側から開口部Zを経由して筒状構造物2内に導入し、空間S内において対向する貫通孔X1,X2からそれぞれ前壁部W1並びに後壁部W2外に露出しているロープAの前端部A1並びにロープBの後端部B2をそれぞれ前壁部W1並びに後壁部W2から離れる方向に引っ張ることにより、ネットNの左縁部N3側が左壁部W3に近づく方向(矢線P方向)に移動させ、ネットN全体を空間S内に収容する。
ネットN全体が、筒状構造物2の空間S内に収容されたら、図32に示すように、空間S内においてネットNの前縁部N1側と対向する前壁部W1にて隣り合う貫通孔X2,Y2からそれぞれ前壁部W1外に露出するロープA,Aの前端部A1,A1側、並びに、ネットNの後縁部N2と対向する後壁部W2において隣り合う貫通孔X1,Y1から後壁部W2外に露出するロープB,Bの後端部B2,B2側を、それぞれ周壁W外に向かって引っ張ることにより、空間S内においてネットNを広げる。
この後、ネットNのリング部材R1,R2,R3,R4を貫通孔X1,X2,Y1,Y2近傍の周壁Wに所定手段により係止してネットNを空間S内に固定し、リング部材R1,R2,R3,R4にそれぞれ係止されているロープBの前端部B1、ロープAの後端部A2、ロープBの前端部B1、ロープAの前端部A1をリング部材R1,R2,R3,R4から離脱させると、ネットNの張設作業が完了する。
このように、本実施形態に係るネット張設方法においても、筒状構造物2内に作業者が入ることなく、ネットNを張設することができるので、安全性に優れている。また、バー材10,11、ロープA,B、フック12a付きのロッド材12などの比較的少ない資材で容易に筒状構造物2内にネットNを張設することができるので、作業性及び汎用性にも優れている。
なお、本実施形態で張設するネットは図25に示すネットNに限定しないので、図24に示す筒状構造物2の内部に、図11に示すネットNsを張設することもできる。この場合、図26に示す工程において、図12に示す3本のロープA,B,Cを二対の貫通孔X1,X2並びにY1,Y2の間に架設するとともに、ロープA,B,Cの前端部A1,B1,C1側が貫通孔X2,Y2から前壁部W1外に露出した状態とし、ロープA,B,Cの後端部A2,B2,C2側が貫通孔X1,Y1から後壁部W2外に露出した状態とする(ロープ架設工程)。
次に、図27~図29に示す工程の作業を行うことにより、図30におけるネットNの位置にネットNs(図11参照)を配置し、ロープA,B,Cの前端部A1,B1,C1、後端部A2,B2,C2並びに途中部分A3,B3,C3を、それぞれ図15若しくは図20に示すように、ネットNsの所定部分に係止した後、図31に示す作業を行えば、図18若しくは図23に示すように、筒状構造物2内にネットNsを張設することができる。
なお、図1~図32に基づいて説明した第一実施形態~第四実施形態に係るネット張設方法は、本発明に係るネット張設方法を例示するものであり、本発明に係るネット張設方法は前述したネット張設方法に限定されない。
本発明に係るネット張設方法は、製鉄所の転炉の上部に構築された輻射部や集塵ダクトあるいは工場の大型煙突などの筒状構造物の内部にネットを張設する作業において広く利用することができる。
1,2 筒状構造物
10,11 バー材
10a,11a,13a,14a,A1,B1,C1 前端部
12 ロッド材
12a フック
13,14 ワイヤ
13b,14b,A2,B2,C2 後端部
13c,13d,14c,14d アイ
16 シャックル
A,B,C ロープ
A3,B3,C3 途中部分
N,Ns ネット
Nm ネット本体
N1 前縁部
N2 後縁部
N3 左縁部
N4 右縁部
R1,R2,R3,R4 リング部材
S 空間
W 周壁
W1 前壁部
W2 後壁部
W3 左壁部
W4 右壁部
X1,X2,Y1,Y2 貫通孔
Z 開口部

Claims (9)

  1. 筒形状をなす周壁に、当該周壁で囲まれた空間を挟んで対向するように開設された少なくとも二対の貫通孔と、少なくとも一つの開口部と、を有する筒状構造物内に、当該筒状構造物内を横断する状態にネットを張設する方法であって、
    ネット誘導用の複数のロープの前端部若しくは後端部が前記貫通孔から少なくとも1本ずつ前記周壁外に露出し、複数の前記ロープの前記貫通孔から露出していない方の前端部及び後端部が前記開口部から前記周壁外に露出した状態となるようにネット誘導用の他のロープを前記筒状構造物内に架設するロープ架設工程であり、
    前記周壁で囲まれた空間を挟んで対向する二対の前記貫通孔の間にそれぞれ複数のロープを架設するとともに前記ロープの両端部側をそれぞれ前記貫通孔から前記周壁外に露出させるロープ仮架設工程と、
    複数のロープの両端部側がそれぞれ前記貫通孔から前記周壁外に露出した状態を保ちながら、複数の前記ロープの途中部分を前記開口部を経由して前記周壁外へ引き出して露出させるロープ引出工程と、
    前記開口部から前記周壁外へ露出する複数の前記ロープの途中部分を個別に引っ張って複数の前記ロープの前端部側若しくは後端部側を選択的に前記開口部に引き寄せ、複数の前記ロープの前端部並びに複数の他の前記ロープの後端部がそれぞれ隣り合う前記貫通孔から露出した状態を保ちながら、前記複数の前記ロープの後端部並びに前記複数の他の前記ロープの前端部を前記開口部から前記周壁外へ露出させる工程と、を備えたロープ架設工程と、
    前記開口部の外側に配備されたネットの前縁部に前記開口部から露出する前記複数の前記ロープの後端部を係止し、前記ネットの後縁部に前記開口部から露出する前記複数の他の前記ロープの前端部を係止する工程と、
    前記開口部内を通過可能な状態に変形させた前記ネットを、前記開口部を経由して前記筒状構造物内に導入する工程と、
    前記筒状構造物内に導入された前記ネットの前縁部と対向する前記周壁において隣り合う前記貫通孔からそれぞれ前記周壁外に露出する前記複数の前記ロープの前端部側、並びに、前記ネットの後縁部と対向する前記周壁において隣り合う前記貫通孔から前記周壁外に露出する前記複数の他の前記ロープの後端部側を、それぞれ前記周壁外に向かって引っ張って前記ネットを広げる工程と、を備えたネット張設方法。
  2. 筒形状をなす周壁に、当該周壁で囲まれた空間を挟んで対向するように開設された少なくとも二対の貫通孔と、少なくとも一つの開口部と、を有する筒状構造物内に、当該筒状構造物内を横断する状態にネットを張設する方法であって、
    ネット誘導用の複数のロープの前端部若しくは後端部が前記貫通孔から少なくとも1本ずつ前記周壁外に露出し、複数の前記ロープの前記貫通孔から露出していない方の前端部及び後端部が前記開口部から前記周壁外に露出した状態となるように前記ロープを前記筒状構造物内に架設し、
    対向する前記貫通孔の一方の前記貫通孔からロープの後端部が露出し、前記ロープの途中部分が前記筒状構造物内を経由して前記開口部から前記周壁外に露出し、前記ロープの前端部が他方の前記貫通孔から前記周壁外に露出した状態となるようにネット誘導用の他のロープを前記筒状構造物内に架設するロープ架設工程であり、
    前記周壁で囲まれた空間を挟んで対向する少なくとも二対の前記貫通孔の間にそれぞれ複数のロープを架設するとともに前記ロープの両端部側をそれぞれ前記貫通孔から前記周壁外に露出させるロープ仮架設工程と、
    複数のロープの両端部側がそれぞれ前記貫通孔から前記周壁外に露出した状態を保ちながら、複数の前記ロープの途中部分を前記開口部を経由して前記周壁外へ引き出して露出
    させるロープ引出工程と、
    前記開口部から前記周壁外へ露出する複数の前記ロープの途中部分を個別に引っ張って複数の前記ロープの先端部側若しくは基端部側を選択的に前記開口部に引き寄せ、複数の前記ロープの前端部側並びに複数の他の前記ロープの後端部側がそれぞれ隣り合う前記貫通孔から露出した状態を保ちながら、前記複数のロープの後端部、前記複数の他のロープの前端部並びに残余の複数の前記ロープの途中部分を前記開口部から前記周壁外へ露出させる工程と、を備えたロープ架設工程と、
    少なくとも二本のワイヤの間に配設され、対向する側縁部の後縁部側が前記ワイヤに沿ってスライド可能に係合され、前縁部が前記ワイヤに係止されたネットを前記開口部外に配置し、前記開口部から前記周壁外に露出する前記複数の前記ロープの後端部をそれぞれ前記複数のワイヤの前端部に係止し、前記開口部から前記周壁外に露出する前記複数の他の前記ロープの先端部をそれぞれ前記ワイヤの後端部に係止し、前記開口部から前記周壁外に露出する前記残余の複数の前記ロープの途中部分をそれぞれ前記ネットの後縁部に係止する工程と、
    前記開口部内を通過可能な状態に変形させた前記ネットを、前記開口部を経由して前記筒状構造物内に導入する工程と、
    前記筒状構造物内に導入された前記ネットの前縁部と対向する前記周壁において隣り合う前記貫通孔から前記周壁外に露出する前記複数のロープの前端部、並びに、
    前記ネットの後縁部と対向する前記周壁において隣り合う前記貫通孔から前記周壁外に露出する前記他の複数のロープの後端部を、それぞれ前記周壁外に向かって引っ張り、複数の前記ワイヤの間の前記ネットを拡幅する工程と、
    前記ネットの後縁部と対向する前記周壁において隣り合う前記貫通孔から前記周壁外に露出する前記前記残余の複数のロープの後端部を、それぞれ前記ワイヤの長手方向に沿って前記周壁外に向かって引っ張り、前記ネットの弛みを伸ばす工程と、を備えたネット張設方法。
  3. 筒形状をなす周壁に、当該周壁で囲まれた空間を挟んで対向するように開設された少なくとも二対の貫通孔と、少なくとも一つの開口部と、を有する筒状構造物内に、当該筒状構造物内を横断する状態にネットを張設する方法であって、
    ネット誘導用の複数のロープの前端部若しくは後端部が前記貫通孔から少なくとも1本ずつ前記周壁外に露出し、複数の前記ロープの前記貫通孔から露出していない方の前端部及び後端部が前記開口部から前記周壁外に露出した状態となるように前記ロープを前記筒状構造物内に架設し、
    対向する前記貫通孔の一方の前記貫通孔からロープの後端部が露出し、前記ロープの前端部が前記筒状構造物内を経由して前記開口部から前記周壁外に露出した状態となるようにネット誘導用の他のロープを前記筒状構造物内に架設するロープ架設工程であり、
    前記周壁で囲まれた空間を挟んで対向する少なくとも二対の前記貫通孔の間にそれぞれ複数のロープを架設するとともに前記ロープの両端部側をそれぞれ前記貫通孔から前記周壁外に露出させるロープ仮架設工程と、
    複数のロープの両端部側がそれぞれ前記貫通孔から前記周壁外に露出した状態を保ちながら、複数の前記ロープの途中部分を前記開口部を経由して前記周壁外へ引き出して露出させるロープ引出工程と、
    前記開口部から前記周壁外へ露出する複数の前記ロープの途中部分を個別に引っ張って複数の前記ロープの先端部側若しくは基端部側を選択的に前記開口部に引き寄せることにより、複数の前記ロープの前端部並びに他の複数の前記ロープの後端部がそれぞれ隣り合う前記貫通孔から露出した状態を保ちながら、二本のロープの後端部、他の二本のロープの前端部並びに残余の複数の前記ロープの前端部を前記開口部から前記周壁外へ露出させる工程と、を備えたロープ架設工程と、
    少なくとも二本のワイヤの間に配設され、対向する側縁部の後縁部側が前記ワイヤにスライド可能に係合され、前縁部が前記ワイヤそれぞれに係止されたネットを前記開口部外に配置し、前記開口部から前記周壁外に露出する前記複数のロープの後端部をそれぞれ複数の前記ワイヤの前端部に係止し、前記開口部から前記周壁外に露出する前記他の複数の前記ロープの前端部をそれぞれ前記ワイヤの後端部に係止し、前記開口部から前記周壁外に露出する前記残余の複数の前記ロープの前端部を前記ネットの後縁部に係止する工程と、
    前記開口部内を通過可能な状態に変形させた前記ネットを、前記開口部を経由して前記筒状構造物内に導入する工程と、
    前記筒状構造物内に導入された前記ネットの前縁部と対向する前記周壁において隣り合う前記貫通孔から前記周壁外に露出する前記複数のロープの前端部、並びに、
    前記ネットの後縁部と対向する前記周壁において隣り合う前記貫通孔から前記周壁外に露出する前記他の複数のロープの後端部を、それぞれ前記周壁外に向かって引っ張り、前記複数のワイヤの間の前記ネットを拡幅する工程と、
    前記ネットの後縁部と対向する前記周壁において隣り合う前記貫通孔から前記周壁外に露出する前記残余の複数のロープの後端部を、それぞれ前記ワイヤの長手方向に沿って前記周壁外に向かって引っ張り、前記ネットの弛みを伸ばす工程と、を備えたネット張設方法。
  4. 前記ロープ仮架設工程が、片方の端部側に複数の前記ロープの端部を係止したバー材を、前記二対の貫通孔をそれぞれ対向方向に貫通するように移動させる工程を含む請求項の何れかの項に記載のネット張設方法。
  5. 前記ロープ引出工程が、フック付きのロッド材を前記開口部から前記筒状構造物の内部へ挿入し、架設状態にある複数の前記ロープの一部に前記フックを引き掛け、複数の前記ロープの両端部が前記貫通孔の外部に露出した状態を維持しながら、前記ロッド材を前記挿入方向と逆方向に引き出して複数の前記ロープの途中部分を折り曲げた状態で前記開口部から前記周壁外へ引き出して露出させる工程を含む請求項の何れかの項に記載のネット張設方法。
  6. 前記筒状構造物の周壁が四角筒形状である請求項の何れかの項に記載のネット張設方法。
  7. 前記貫通孔が、前記筒状構造物の周壁において互いに対向する領域に形成され、
    前記開口部が、隣り合う前記貫通孔の間の前記周壁若しくは前記貫通孔の対向方向と交差する方向に位置する前記周壁に形成された請求項記載のネット張設方法。
  8. 前記ロープ仮架設工程において、対向する前記貫通孔の間にそれぞれ二本のロープを架設する請求項の何れかの項に記載のネット張設方法。
  9. 前記ロープ仮架設工程において、対向する前記貫通孔の間にそれぞれ三本のロープを架設する請求項の何れかの項に記載のネット張設方法。
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