JP7386662B2 - 半導体装置および電力変換装置 - Google Patents

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Description

本発明は、半導体装置および電力変換装置に関する。
半導体装置の高耐圧化、低損失化、および高温環境下における使用などを可能にするために、シリコン(Si)半導体基板を用いた半導体装置と比較して耐電圧および耐熱性に優れた炭化珪素(SiC)半導体基板を用いた半導体装置への応用がなされている。半導体装置としては、例えば、MOSFET(金属-酸化物-半導体電界効果トランジスタ)またはショットキーバリアダイオード等の電力用半導体装置が挙げられる。
例えば、耐圧1~1.2kV級のSiC半導体MOSFETは、5mΩcm以下のオン抵抗が得られ、同耐圧のSi半導体MOSFETまたはSi半導体IGBT(絶縁ゲート型バイポーラトランジスタ)と比較すると、抵抗値は半分以下である。ここで、SiC半導体MOSFETまたはSiC半導体IGBTとは、SiC半導体を用いたMOSFETまたはSiC半導体を用いたIGBTのことをいい、これらを総称してSiC半導体装置ともいう。また、Si半導体MOSFETまたはSi半導体IGBTは、Si半導体を用いたMOSFETまたはSi半導体を用いたIGBTのことをいい、これらを総称してSi半導体装置ともいう。
Si半導体よりもSiC半導体の方がオン抵抗を大幅に低減することができる理由は、SiC半導体が高い絶縁破壊電界を有し、かつ同耐圧を実現するための耐圧層であるドリフト層をSi半導体よりも薄くすることができること、また、耐圧層の不純物ドーピング量を高くすることができることなどが挙げられる。今後、製造コストの改善、プロセス技術の向上、およびその他の性能向上を図ることによって、インバータ部品として用いられるSi半導体IGBTの大半がSiC半導体装置に置き換わっていくと考えられる。
一方、表裏導通型の電力用半導体装置を回路基板などに実装する場合、電力用半導体装置の裏面を回路基板上にはんだ付けし、電力用半導体装置の表面をアルミワイヤなどでワイヤボンドすることによって、電力用半導体装置と回路基板との電気的な接続を行っていた。ここで、表裏導通型の電力用半導体装置とは、電力用半導体装置の表面側および裏面側のそれぞれに電極を設け、各電極間を電流が流れる構造を有する電力用半導体装置のことをいう。
近年、電力用半導体装置の通電性能が向上したため、表面および裏面をはんだ付けした電力用半導体装置が採用されている。当該電力用半導体装置を組み込んだ電力用半導体モジュールは、通電性能および放熱性能を向上させることができる。このような電力用半導体装置では、表面側に形成する電極層に、はんだ付けのために数μmレベルのニッケル(Ni)膜が必要とされている。蒸着またはスパッタなどの真空成膜方式は、成膜速度が遅いため、生産性または製造コストの観点で問題がある。従って、Ni膜の成膜方法として、高速成膜が可能な湿式成膜法である「めっき処理」が注目されている。
従来、冷熱サイクルに曝されたときに発生する熱応力によって半導体チップの電極部の破壊を抑えるために、電極部を構成するアルミニウム(Al)電極のNi層側に複数の凹部を形成し、Ni層またはNi層と第1の接合部材とで形成される合金層が凹部に入り込むことによって、Al電極とNi層とを接合する技術が開示されている(例えば、特許文献1参照)。
特開2005-19829号公報
Si半導体装置よりも耐電圧および耐熱性が優れたSiC半導体装置については、SiC半導体が有する高い絶縁破壊電界の特性を活かして、より小型で高効率な装置が開発されている。具体的には、両面をはんだ付けした電力用半導体装置を組み込んだ電力用半導体モジュールは、通電性能および放熱性能を向上させることができる。一方、このような電力用半導体モジュールに組み込まれた電力用半導体装置は、スイッチング時に周囲の封止樹脂およびリードフレームから受ける応力が大きく、当該応力に起因してはんだの剥がれが生じるという問題がある。
例えば、特許文献1では、はんだと接合のためのNiめっき層と、酸化防止用の金(Au)めっき層とが形成されているが、一様なNiめっき層上にAuめっき層が形成されているため、半導体装置にはんだを接合すると、Niめっき層の界面の凹凸が乏しくなる。従って、このような構造は、スイッチングなどの断続的な通電によって半導体装置の周囲の封止樹脂およびリードフレームから応力を受けると、はんだとNiめっき層との界面が剥離し、半導体装置の特性劣化または故障が生じることになる。このように、従来の半導体装置は、信頼性が高いとはいえなかった。
本発明は、このような問題を解決するためになされたものであり、信頼性を向上させることが可能な半導体装置および電力変換装置を提供することを目的とする。
上記の課題を解決するために、本発明による半導体装置は、半導体基板と、半導体基板の表面上に形成された回路構造と、回路構造上に形成された上面電極とを備え、上面電極は、ニッケルを含む第1ニッケル層と、第1ニッケル層上に形成された金を含む第1金層とを有し、第1ニッケル層は、第1金層との界面において、金を包含しかつ第1ニッケル層の他の領域よりもニッケル濃度が低い第1低濃度領域を有する。
本発明によると、半導体装置は、第1ニッケル層は、第1金層との界面において、金を包含しかつ第1ニッケル層の他の領域よりもニッケル濃度が低い第1低濃度領域を有するため、信頼性を向上させることが可能となる。
本発明の実施の形態1による半導体装置の構成の一例を示す断面図である。 本発明の実施の形態1による半導体装置の構成の一例を示す斜視図である。 本発明の実施の形態1による半導体装置の構成の一例を示す断面図である。 本発明の実施の形態1による半導体装置の製造工程の一例を示すフローチャートである。 本発明の実施の形態1による半導体装置の製造工程の一例を示す断面図である。 本発明の実施の形態1による半導体装置の製造工程の一例を示す断面図である。 本発明の実施の形態1による半導体装置の製造工程の一例を示す断面図である。 本発明の実施の形態1によるめっき処理の一例を示すフローチャートである。 本発明の実施の形態1によるめっき処理の一例を示すフローチャートである。 本発明の実施の形態1によるめっき処理の一例を示すフローチャートである。 本発明の実施の形態1による半導体装置の製造工程の一例を示す断面図である。 本発明の実施の形態1による半導体モジュールの構成の一例を示す断面図である。 本発明の実施の形態1による低濃度領域の直径、深さ、および角度を説明するための図である。 本発明の実施の形態1による低濃度領域の直径とオン抵抗との関係を示す図である。 本発明の実施の形態1による低濃度領域の深さとオン抵抗との関係を示す図である。 本発明の実施の形態1による低濃度領域の角度とオン抵抗との関係を示す図である。 本発明の実施の形態1による半導体装置の構成の一例を示す断面図である。 本発明の実施の形態1による低濃度領域の外観を示す図である。 本発明の実施の形態1による半導体装置の構成の一例を示す断面図である。 本発明の実施の形態2による半導体装置の製造工程の一例を示すフローチャートである。 本発明の実施の形態2による半導体装置の製造工程の一例を示す断面図である。 本発明の実施の形態2によるめっき処理の一例を示すフローチャートである。 本発明の実施の形態2による半導体装置の製造工程の一例を示す断面図である。 本発明の実施の形態2による半導体装置の構成の一例を示す断面図である。 本発明の実施の形態2による半導体装置の構成の一例を示す断面図である。 本発明の実施の形態3による半導体装置の構成の一例を示す断面図である。 本発明の実施の形態3による半導体装置の構成の一例を示す断面図である。 本発明の実施の形態4による電力変換装置の構成の一例を示すブロック図である。 本発明の実施の形態4による主変換回路の構成の一例を示す断面図である。 本発明の実施の形態4による主変換回路の構成の一例を示す断面図である。
本発明の実施の形態について、図面に基づいて以下に説明する。
<実施の形態1>
図1は、本実施の形態1によるSiC半導体装置の構成の一例を示す断面図である。具体的には、図1では、プレーナーゲート構造のSiC-MOSFETにおける主要部のセル構造を示している。また、図2は、図1に示す半導体装置の斜視図であり、セル構造がその両端をそれぞれ線対称の軸として連続した構成である。なお、図2において、図1中のソース電極7,9,11は図示を省略している。
図1に示すように、SiC基板1の表面上にはドリフト層2が形成されている。ここで、SiC基板1の表面とは、図1における紙面上側の面のことをいう。ドリフト層2の表層には、ベース領域3およびソース領域4が形成されている。ドリフト層2、ベース領域3、およびソース領域4上には、ゲート層間絶縁膜5を介してゲート電極6が形成されている。ソース電極7は、ゲート層間絶縁膜5およびソース領域4を覆うように形成されている。ソース電極7上には、ソース電極9,11が形成されている。ソース電極7,9,11は、半導体装置の上面電極を構成している。なお、ソース電極9は、第1ニッケル層またはニッケル層に相当する。ソース電極11は、第1金層に相当する。
ソース電極9には低濃度領域10が形成されている。低濃度領域10は、ソース電極7の凹凸に対して不規則に形成されているが、ソース電極の凹部に対応した位置に形成されてもよい。ソース電極11は、ソース電極9上に形成されており、低濃度領域10に対応する位置に形成された凹みに沿って形成されている。
図3は、図1に示す半導体装置の表面をはんだ付けしたときの断面図を示している。
図3に示すように、はんだ12を形成すると、はんだ12とソース電極9との界面における図1に示す低濃度領域10に対応する位置に凹凸が形成される。換言すれば、はんだ12とソース電極9との界面は、断面視において不等間隔に凹凸が形成されている。ソース電極11は、ソース電極9の酸化を防ぐために形成されており、はんだ12との接合不良を抑制することができる。また、ソース電極11を形成する際に後述する方法によってソース電極9に低濃度領域10を導入することができ、これによってリードフレーム等に実装した後の半導体装置の信頼性を著しく向上させることができる。なお、はんだ12を形成する際、ソース電極11は、はんだ12に取り込まれる。従って、図3にはソース電極11が図示されていない。
図4は、本実施の形態1によるSiC半導体装置の製造工程の一例を示すフローチャートである。
ステップS101において、図5に示すように、n型のSiC基板1を準備する。そして、SiC基板1の表面上にn型のSiCからなるエピタキシャル膜をドリフト層2として形成する。
ステップS102において、レジスト等でマスク(図示せず)を形成した後に不純物をイオン注入し、p型のベース領域3を形成する。ここで、p型の不純物としては、例えば、ボロン(B)、Alなどが挙げられる。その後、各ベース領域3に対してレジスト等でマスク(図示せず)を形成した後に不純物をイオン注入し、n型のソース領域4を形成する。ここで、n型の不純物としては、例えば、リン(P)、窒素(N)などが挙げられる。その後、熱処理装置(図示せず)によってSiCウエハを高温で熱処理すると、ベース領域3に注入されたp型のイオン、およびソース領域4に注入されたn型のイオンが電気的に活性化される。
その後、熱酸化法または化学気相成長法等の堆積法によってゲート層間絶縁膜5を形成する。そして、ゲート層間絶縁膜5上にゲート電極6を形成した後、当該ゲート電極6をパターニングする。ゲート電極6は、一対のベース領域3および一対のソース領域4がゲート電極6の両端部の下方に位置し、一対のベース領域3の間に位置するドリフト層2の一部がゲート電極6の中央直下に位置するようにパターニングされる。また、ソース領域4上のゲート層間絶縁膜5の残余部分は、フォトリソグラフィ技術およびエッチング技術を用いて除去し、ゲート層間絶縁膜5の成膜およびパターニングを行う。このような工程を経て、図6に示すような半導体装置の構造を形成する。図6において、ドリフト層2、ベース領域3、ソース領域4、ゲート層間絶縁膜5、およびゲート電極6は、半導体装置における回路構造を構成する。
ステップS103において、図7に示すように、ソース領域4が露出した部分上に、チタン、チタン化合物、またはバリアメタルを適宜用いて、アルミニウム、アルミニウムとシリコンとからなるアルミニウム合金、アルミニウムとシリコンと銅とからなるアルミニウム合金、またはニッケル等を、ソース電極7として成膜する。ここで、チタン化合物としては、例えば、チッ化チタン(TiN)などが挙げられる。バリアメタルとしては、例えば、モリブデン、タングステン、バナジウム、またはクロムなどが挙げられる。なお、以下では、アルミニウムとシリコンとからなるアルミニウム合金、およびアルミニウムとシリコンと銅とからなるアルミニウム合金を総称してAl合金ともいう。
本発明者らの研究によれば、Al合金でソース電極7を形成した場合、当該ソース電極7を成膜した後に350~500℃の熱処理を行うことによって、スイッチングを繰り返すことに起因する半導体装置の破壊を抑制することができることが分かった。以下、ソース電極7はAl合金で構成されているものとして説明する。
ステップS104において、SiC基板1の裏面に対して、例えば、アルミナ砥粒またはダイヤモンド砥粒で構成された研削砥石を用いた機械加工によって、SiC基板1の薄板化を行う。ここで、SiC基板1の裏面とは、図1における紙面下側の面のことをいう。
ステップS105において、図7に示すように、スパッタ法等を適宜用いて、SiC基板1の裏面上に600nm程度のNi膜をドレイン電極8として成膜する。なお、Ni膜の表面については、当該表面が酸化するとはんだ合金とNiとの濡れ性が悪くなり、チップ接合時の接合状態が悪化する。従って、Ni膜の表面に、Auまたは銀(Ag)などの外部との反応性が乏しい金属を保護膜として形成してもよい。この場合、ドレイン電極8は、Ni膜と保護膜との積層膜で構成されることになる。
ステップS106において、SiC基板1の表面にめっき法を用いて電極を形成するために、めっき前処理を行う。ウエハ上に形成されたAl合金に対して周知の脱脂処理および酸洗浄を行った後にめっき処理をしても、Al合金の表面には強固な有機物残渣および酸化膜が存在するため、Al合金とめっき膜との間で金属拡散が生じず、強固な付着力を有するめっき膜を形成することができない。従って、本実施の形態1では、めっき前処理として、Al合金に対して表面活性化処理、脱脂処理、酸洗浄、およびジンケート処理を順に行う。なお、各処理の間には十分な水洗時間を確保し、前の処理で用いた処理液または残渣が次の工程に持ち込まれないようにする必要がある。
ステップS107において、SiC基板1の表面にめっき法を用いてめっき膜を形成する。
図8は、図4のステップS106およびステップS107の詳細を示したフローチャートである。図8のステップS201~ステップS204は、図4のステップS106に対応している。また、図8のステップS205およびステップ206は、図4のステップS107に対応している。
ステップS201において、例えばプラズマを利用して、基板表面を清浄にする表面活性化処理を行う。本実施の形態1では、表面活性化処理としてプラズマクリーニングを用いる。プラズマクリーニングとは、Al合金上に焼き付いてしまって一般的なめっき前処理では除去できない有機物残渣を、プラズマで酸化分解して叩き出すことによって表面を清浄にする処理方法である。
ステップS202において、脱脂処理を行う。具体的には、Al合金の表面に残留した軽度の有機物汚染および酸化膜を除去する。
ステップS203において、酸洗浄を行う。具体的には、Al合金の表面を中和し、Al合金の表面に対してエッチングを施して当該表面を荒らす。これにより、後の処理において処理液の反応性を高め、めっき膜の付着力を向上させることができる。
ステップS204において、ジンケート処理を行う。ジンケート処理とは、Al合金の表面に形成されたAl酸化膜を除去しつつ、亜鉛(Zn)の皮膜を形成する処理である。具体的には、Znがイオンとして溶解した水溶液にAl合金を浸漬すると、Znの方がAlよりも標準酸化還元電位が貴であるためAlがイオンとして溶解し、この時生じた電子をZnイオンがAl合金の表面で受け取ってZn皮膜を形成する。この時、Al酸化膜も除去される。以下、Znがイオンとして溶解した水溶液のことをZn処理液ともいう。
その後、Znで被覆されたAl合金を濃硝酸に浸漬してZnを溶解させ、Al合金の表面に薄くて厚さが均一なAl酸化物の皮膜を形成する。ここで、Znで被覆されたAl合金を濃硝酸に浸漬してZnを溶解させることをジンケート剥離ともいう。
その後、再度、Al合金をZn処理液に浸漬し、Al合金の表面にZn皮膜を形成するとともに、Al酸化膜を除去する。これらの処理を行うことによって、Al合金の表面に形成された酸化膜は薄くなるとともに平滑になる。また、処理の回数を増やすほどAl合金の表面の厚さは均一となり、その後に形成するめっき膜の出来栄えも良くなる。ジンケート処理は、図9に示す2回、または図10に示す3回など、繰り返して行うことができる。本発明者らの研究によれば、ジンケート処理の回数は2~5回、より好ましくは2~3回であることが分かった。
ステップS205において、無電解Niめっき処理を行う。Znで被覆されたAl合金を無電解Niめっき液に浸漬すると、最初は、Znの方がNiよりも標準酸化還元電位が卑であるため、Al合金上にNiが析出する。そして、Al合金の表面がNiで覆われると、無電解Niめっき液中に含まれる還元剤の作用によって、自動触媒的にNiが析出する。ただし、自動触媒的な析出時には還元剤の成分がめっき膜に取り込まれるため、無電解Niめっき膜は合金となり、還元剤の濃度が高い非晶となる。一般的には、還元剤として次亜りん酸が利用されているため、無電解Niめっき膜にはPが含まれている。このような条件で、図11に示すように、Al合金からなるソース電極7上に、厚さが5.0μmの無電解Niめっき膜をソース電極9として形成する。
ステップS206において、無電解Auめっき処理を行う。無電解Auめっき処理は、置換型の無電解Auめっき膜を無電解Niめっき膜上に形成するものであり、めっき液中に含まれる錯化剤の作用によってNiとAuとが置換する作用を利用したものである。無電解Auめっき膜は、ソース電極11に相当する。具体的には、ステップS205で無電解Niめっき膜を形成した後、例えばスピンドライによってウエハ上に残留する水分の乾燥処理を行い、無電解Niめっき膜の表面に厚さが50nm以下、より好ましくは30nm以下の酸化膜を形成する。さらに好適な例としては、無電解Niめっき処理後に水洗処理を5分以上、より好ましくは10分以上行うことによって、無電解Niめっき液を純水に置換しつつ、無電解Niめっき膜の表面に厚さが50nm以下、より好ましくは30nm以下の酸化膜を形成することができる。このとき、水洗処理または乾燥処理によって、無電解Niめっき膜の表面に形成される酸化膜の厚さを不均一にすることが肝要である。このように、無電解Niめっき膜の表面に厚さが不均一な酸化膜を形成することによって、無電解Auめっき膜の形成時に電子を授受する特定のポイントが形成される。そして、無電解Auめっき処理の際、無電解Niめっき膜の一部(特定のポイントに対応する部分)に、周囲の無電解Niめっき膜よりもニッケル濃度が低くかつAuを含有した、Niの酸化を抑制した低濃度領域10を形成することができる。なお、低濃度領域10は、第1低濃度領域に相当する。ここで、無電解Niめっき膜中のニッケルの原子パーセント濃度を1としたとき、低濃度領域10中のニッケルの原子パーセント濃度は0.3以上0.95以下の範囲内にあることが望ましい。低濃度領域10におけるニッケル膜中には、1原子パーセント以上30原子パーセント以下の酸素を含有させることが望ましい。低濃度領域10に、タリウム、ヒ素、鉛、およびビスマスと、それぞれの化合物である炭酸塩、酢酸塩、硝酸塩、硫酸塩、および塩酸塩とのうちの少なくとも一種以上の元素を含めると、低濃度領域10に含まれる酸素濃度を維持することが可能となるため、より好適である。
また、無電解Auめっき膜には、めっき形成時の不純物として、タリウム、ヒ素、鉛、およびビスマスと、それぞれの化合物である炭酸塩、酢酸塩、硝酸塩、硫酸塩、および塩酸塩とのうちの少なくとも一種以上の元素が含まれていても良い。
発明者らの研究によれば、無電解Niめっき膜中に周囲とニッケル濃度が異なる部分を設けることによって、後に行うはんだとの接合時にニッケル濃度が異なる部分とその周囲とでNiの拡散速度に違いが生じるため、はんだとの接合面に凹凸を設けることができ、接合強度の向上に有効であることが分かった。なお、上記の置換型の場合、無電解Niめっき膜の表面がAuで被覆されてしまうと反応が停止するため、無電解Auめっき膜を厚く成膜することは難しく、厚くても0.1μm、一般的には厚さが0.05μm程度の無電解Auめっき膜を成膜することが多い。しかし、はんだ付け用として利用する場合、無電解Auめっき膜の厚さは上記の厚さで十分である。
無電解Auめっき液の温度は、無電解Auめっき液の種類およびめっき条件などに応じて適宜に設定することができるが、一般的に50℃以上100℃以下、好ましくは70℃以上100℃以下、より好ましくは80℃以上95℃以下である。無電解Auめっき処理に要するめっき処理時間は、めっき処理条件および無電解Auめっき膜の厚さなどに応じて適宜に設定すればよいが、一般的に5分以上60分以下、好ましくは10分以上50分以下、より好ましくは15分以上40分以下である。無電解Auめっき水溶のpH値は、5.0~9.0、より好ましくは6.0~8.0の範囲内である。目標pH値は、例えば、ホスホン酸のような酸、または水酸化ナトリウムもしくは水酸化カリウムのような塩基を使用することによって調整することができる。pH値をめっき処理の間に連続的に制御および調整することは、当該制御および調整によってめっき浴の寿命も改善されるため有効であり好ましい。
上記の処理を経て製造された半導体装置は、例えば図12に示すような半導体モジュールに用いられる。図12に示すように、半導体装置13の表面および裏面のそれぞれが、外部端子であるリードフレーム14にはんだ12で接合されている。そして、リードフレーム14の一部が外部に露出するように、半導体装置13はモールド樹脂15によって封止されている。なお、半導体装置13は、図示しない放熱基板とはんだ12で接合してもよい。
図13は、無電解Niめっき膜であるソース電極9に形成された低濃度領域10の直径、深さ、および角度θの定義を示す図である。低濃度領域10の直径については、ソース電極9とソース電極11との界面における平面視の大きさが最大となる長さを、低濃度領域10の直径と定義する。低濃度領域10の深さについては、断面視において、ソース電極9とソース電極11との界面から最も深い部分までの長さを、低濃度領域10の深さと定義する。低濃度領域10の角度θについては、断面視において、低濃度領域10の深さの半分の位置で、低濃度領域10の輪郭が描く曲線または直線に対する接線と、SiC基板1の表面と平行な直線とがなす角度を、低濃度領域10の角度θと定義する。
図14~16は、本実施の形態1による半導体装置について、オンおよびオフのスイッチングを繰り返しながら、定格電流を断続的に通電および遮断を繰り返したときの半導体装置のオン抵抗と、ソース電極9に形成された低濃度領域10の直径、深さ、および角度のそれぞれとの関係を示している。なお、図14~16では、半導体モジュールの定格電流として200Aを通電している。また、ゲート電極に付与される電圧は、通電時が15Vかつ遮断時が-15Vであり、通電および遮断の繰り返しサイクルは10万サイクルである。これらの条件は、半導体装置の使用条件などに応じて適宜に選択することができる。通電および遮断の繰り返しサイクルは、単に通電サイクルともいう。
図14に示すように、低濃度領域10の直径が0.2μm未満の場合、および3.0μmを超える場合、断続通電後にオン抵抗が上昇した。本発明者らの解析の結果、低濃度領域10の直径が0.2μm未満の場合、通電サイクルで生じた熱によってモールド樹脂および半導体装置が伸縮し、当該伸縮の応力の影響を受けてソース電極9とはんだ12との間で剥離が生じ、それによってオン抵抗が上昇することが分かった。また、低濃度領域10の直径が3.0μmを超える場合、ソース電極9に亀裂が生じ、それによってオン抵抗が上昇することが分かった。
図15に示すように、低濃度領域10の深さが0.2μm未満の場合、および2.5μmを超える場合、断続通電後にオン抵抗が上昇した。本発明者らの解析の結果、低濃度領域10の深さが0.2μm未満の場合、通電サイクルで生じた熱によってモールド樹脂および半導体装置が伸縮し、当該伸縮の応力の影響を受けてソース電極9とはんだ12との間で剥離が生じ、それによってオン抵抗が上昇することが分かった。また、低濃度領域10の深さが2.5μmを超える場合、ソース電極9に亀裂が生じ、それによってオン抵抗が上昇することが分かった。
図16に示すように、低濃度領域10の角度が30度未満の場合、および70度を超える場合、断続通電後にオン抵抗が上昇した。本発明者らの解析の結果、低濃度領域10の角度が30度未満の場合、通電サイクルで生じた熱によってモールド樹脂および半導体装置が伸縮し、当該伸縮の応力の影響を受けてソース電極9とはんだ12との間で剥離が生じ、それによってオン抵抗が上昇することが分かった。また、低濃度領域10の角度が70度を超える場合、ソース電極9に亀裂が生じ、それによってオン抵抗が上昇することが分かった。
図17は、本実施の形態1による半導体装置の構成の一例を示す断面図であり、SiC-SBD(ショットキーバリアダイオード)の構成を示している。ここで、SiC-SBDとは、SiC半導体を用いたショットキーバリアダイオードのことをいう。
図17に示すように、SiC基板1上にドリフト層2を形成した後、チタン、チタン化合物、または金属材料を適宜用いてショットキー電極層16を形成する。ここで、チタン化合物としては、例えば、チッ化チタン(TiN)などが挙げられる。金属材料としては、例えば、モリブデン、タングステン、バナジウム、またはクロムなどが挙げられる。
その後、アルミニウム、アルミニウムとシリコンとからなるアルミニウム合金、アルミニウムとシリコンと銅とからなるアルミニウム合金、またはニッケル等を、アノード電極17として成膜する。その後、上述で説明しためっき処理を行うことによって、本実施の形態1によるSiC-SBDが完成する。アノード電極17,19,21は、半導体装置の上面電極を構成している。なお、アノード電極19は、第1ニッケル層またはニッケル層に相当する。アノード電極21は、第1金層に相当する。
図18は、図17に示すSiC-SBDを表面側(アノード電極側)から見たSEM写真である。SEM写真とは、走査電子顕微鏡で撮影した写真のことをいう。
図18に示すように、低濃度領域20の表面には凹部が形成されている。本発明者らの研究によれば、平面視においてアノード電極に占める低濃度領域20の面積比は、0.03%以上10%以下、より好ましくは0.05%以上8%以下が好適であることが分かった。なお、低濃度領域20は、第1低濃度領域に相当する。
また、本発明者らは、図17に示すSiC-SBDの表面にはんだ付けを行った場合、上述で説明したプレーナーゲート構造のSiC-MOSFETと同様、無電解Niめっき膜の一部に、周囲の無電解Niめっき膜よりもニッケル濃度が低くかつAuを含有した、Niの酸化を抑制した低濃度領域20を形成することができることを確認した。そして、はんだとの接合時にニッケル濃度が異なる部分とその周囲とでNiの拡散速度に違いが生じるため、図19に示すように、アノード電極19とはんだ22との接合面に凹凸ができていることを確認した。
以上のことから、本実施の形態1によれば、電極とはんだとの接合面に凹凸を形成することができるため、電極とはんだとの接合強度を向上させることができる。これにより、半導体装置の信頼性を向上させることができる。
<実施の形態2>
図20は、本実施の形態2によるSiC半導体装置の製造工程の一例を示すフローチャートである。本実施の形態2では、SiC半導体装置は、通電時の電流密度を高くすることができるトレンチゲート構造のSiC-MOSFETであるものとして説明する。
ステップS501において、図21に示すように、n型のSiC基板1を準備する。そして、SiC基板1の表面上にn型のSiCからなるエピタキシャル膜をドリフト層2として形成する。
ステップS502において、レジスト等でマスク(図示せず)を形成した後に不純物をイオン注入し、p型のベース領域23を形成する。ここで、p型の不純物としては、例えば、ボロン(B)、Alなどが挙げられる。その後、各ベース領域23に対してレジスト等でマスク(図示せず)を形成した後に不純物をイオン注入し、n型のソース領域24を形成する。ここで、n型の不純物としては、例えば、リン(P)、窒素(N)などが挙げられる。その後、熱処理装置(図示せず)によってSiCウエハを高温で熱処理すると、ベース領域23に注入されたp型のイオン、およびソース領域24に注入されたn型のイオンが電気的に活性化される。
その後、ゲート電極26を形成するために、ドリフト層2上にレジスト等でマスク(図示せず)を形成した後にプラズマによるドライエッチングを行うことよって、トレンチ構造を形成する。その後、酸化処理、またはフッ酸を含む薬液によるウエットエッチングを必要に応じて行うことによって、ドライエッチング時にトレンチ構造の側壁で発生したプラズマダメージを除去する。
その後、熱酸化法または化学気相成長法等の堆積法によって、トレンチ構造の側壁にゲート絶縁膜を形成する。そして、ゲート電極26を成膜した後に当該ゲート電極6をパターニングする。その後、ゲート層間絶縁膜25の成膜およびパターニングを行う。このような工程を経て、図21に示すような半導体装置の構造を形成する。図21において、ドリフト層2、ベース領域23、ソース領域24、ゲート層間絶縁膜25、およびゲート電極26は、半導体装置における回路構造を構成する。
ステップS503において、ベース領域23およびソース領域24が露出した部分と、ゲート層間絶縁膜25とを覆うように、チタン、チタン化合物、またはバリアメタルを適宜用いて、アルミニウム、アルミニウムとシリコンとからなるアルミニウム合金、アルミニウムとシリコンと銅とからなるアルミニウム合金、またはニッケル等を、ソース電極27(後述の図23参照)として成膜する。以下では、アルミニウムとシリコンとからなるアルミニウム合金、およびアルミニウムとシリコンと銅とからなるアルミニウム合金を総称してAl合金ともいう。
本発明者らの研究によれば、Al合金でソース電極27を形成した場合、当該ソース電極27を成膜した後に350~500℃の熱処理を行うことによって、スイッチングを繰り返すことに起因する半導体装置の破壊を抑制することができることが分かった。以下、ソース電極27はAl合金で構成されているものとして説明する。
ステップS504において、SiC基板1の裏面に対して、例えば、アルミナ砥粒またはダイヤモンド砥粒で構成された研削砥石を用いた機械加工によって、SiC基板1の薄板化を行う。ここで、SiC基板1の裏面とは、図1における紙面下側の面のことをいう。
ステップS505において、スパッタ法等を適宜用いて、SiC基板1の裏面上に100~1000nm程度のアルミニウム、アルミニウムとシリコンとからなるアルミニウム合金、またはアルミニウムとシリコンと銅とからなるアルミニウム合金を、ドレイン電極28として成膜する。
ステップS506において、SiC基板1の表面および裏面にめっき法を用いて電極を形成するために、めっき前処理を行う。ウエハ上に形成されたAl合金に対して周知の脱脂処理および酸洗浄を行った後にめっき処理をしても、Al合金の表面には強固な有機物残渣および酸化膜が存在するため、Al合金とめっき膜との間で金属拡散が生じず、強固な付着力を有するめっき膜を形成することができない。従って、本実施の形態1では、めっき前処理として、Al合金に対して表面活性化処理、脱脂処理、酸洗浄、およびジンケート処理を順に行う。なお、各処理の間には十分な水洗時間を確保し、前の処理で用いた処理液または残渣が次の工程に持ち込まれないようにする必要がある。
ステップS507において、SiC基板1の表面および裏面にめっき法を用いてめっき膜を形成する。
図22は、図20のステップS506およびステップS507の詳細を示したフローチャートである。図22のステップS601~ステップS604は、図20のステップS506に対応している。また、図22のステップS605およびステップ606は、図20のステップS507に対応している。
ステップS601において、例えばプラズマを利用して、基板表面を清浄にする表面活性化処理を行う。本実施の形態2では、表面活性化処理としてプラズマクリーニングを用いる。
ステップ602において、脱脂処理を行う。具体的には、Al合金の表面に残留した軽度の有機物汚染および酸化膜を除去する。
ステップ603において、酸洗浄を行う。具体的には、Al合金の表面を中和し、Al合金の表面に対してエッチングを施して当該表面を荒らす。これにより、後の処理において処理液の反応性を高め、めっき膜の付着力を向上させることができる。
ステップS604において、ジンケート処理を行う。実施の形態1で説明した通り、ジンケート処理を繰り返すことによって、後に形成するめっき膜の出来栄えが良くなる。図22の例では、ジンケート処理を1回行う場合を示しているが、図9に示す2回、または図10に示す3回など、繰り返して行うことができる。本発明者らの研究によれば、ジンケート処理の回数は2~5回、より好ましくは2~3回であることが分かった。
ステップS605において、無電解Niめっき処理を行う。Znで被覆されたAl合金を無電解Niめっき液に浸漬すると、最初は、Znの方がNiよりも標準酸化還元電位が卑であるため、Al合金上にNiが析出する。そして、Al合金の表面がNiで覆われると、無電解Niめっき液中に含まれる還元剤の作用によって、自動触媒的にNiが析出する。ただし、自動触媒的な析出時には還元剤の成分がめっき膜に取り込まれるため、無電解Niめっき膜は合金となり、還元剤の濃度が高い非晶となる。一般的には、還元剤として次亜りん酸が利用されているため、無電解Niめっき膜にはPが含まれている。このような条件で、図23に示すように、SiC基板1の表面側であるAl合金からなるソース電極27上に、厚さが5.0μmの無電解Niめっき膜をソース電極29として形成する。また、SiC基板1の裏面側であるドレイン電極28上に、厚さが4.8μmの無電解Niめっき膜をドレイン電極30として形成する。なお、表面側および裏面側のそれぞれに形成される無電解Niめっき膜の厚さは、表面側に形成される無電解Niめっき膜の厚さが裏面側に形成される無電解Niめっき膜の厚さよりも厚いことが望ましく、より好ましくは、表面側に形成される無電解Niめっき膜の厚さが裏面側に形成される無電解Niめっき膜の厚さの1.05~1.8倍であることが望ましい。
ステップS606において、無電解Auめっき処理を行う。具体的には、図24に示すように、無電解Auめっき処理の際、無電解Niめっき膜の一部に、周囲の無電解Niめっき膜よりもニッケル濃度が低くかつAuを含有した、Niの酸化を抑制した低濃度領域31,32を形成することができる。
なお、ドレイン電極28,30,34は、半導体装置の上面電極を構成している。無電解Auめっき膜は、ソース電極33およびドレイン電極34に相当する。ソース電極29は、第1ニッケル層またはニッケル層に相当する。ソース電極33は、第1金層に相当する。ドレイン電極30は、第2ニッケル層に相当する。ドレイン電極34は、第2金層に相当する。低濃度領域31は、第1低濃度領域に相当する。低濃度領域32は、第2低濃度領域に相当する。
図24に示す半導体装置は、図12に示す半導体モジュールに適用することができる。図24に示す半導体装置において、低濃度領域31,32の直径、深さ、および角度は、実施の形態1と同様に定義することができる。図24に示す半導体装置を図12に示す半導体モジュールに適用した場合、図12における半導体装置13は、図25に示す半導体装置に相当する。
以上のことから、本実施の形態2によれば、半導体装置の表面側および裏面側の両面において、電極とはんだとの接合面に凹凸を形成することができるため、両面において電極とはんだとの接合強度を向上させることができる。これにより、半導体装置の信頼性を向上させることができる。
<実施の形態3>
図26は、本実施の形態3によるSiC半導体装置の構成の一例を示す断面図である。具体的には、図26では、プレーナーゲート構造のSiC-MOSFETにおける主要部のセル構造を示している。図26に示すように、本実施の形態3による半導体装置は、ソース電極7に凹部36が設けられていることを特徴としている。その他の構成は、実施の形態1による半導体装置と同様である。なお、ソース電極7は、電極層に相当する。
本実施の形態3による半導体装置の製造方法は、図4に示す製造工程と基本的に同様である。
めっき前処理では、Al合金であるソース電極7に対して表面活性化処理、脱脂処理、酸洗浄、および複数のジンケート処理を順に行う。その後、めっき処理を行うことによって、ソース電極9,11を形成する。なお、各処理の間には十分な水洗時間を確保し、前の処理で用いた処理液または残渣が次の工程に持ち込まれないようにする必要がある。
ジンケート処理では、実施の形態1で説明した通り、Al合金の表面に形成されたAl酸化膜を除去しつつ、Znの皮膜を形成する。その後、Znで被覆されたAl合金を濃硝酸に浸漬してZnを溶解させ、Al合金の表面に薄くて厚さが均一なAl酸化物の皮膜を形成する。その後、再度、Al合金をZn処理液に浸漬し、Al合金の表面にZn皮膜を形成するとともに、Al酸化膜を除去する。
上記のジンケート処理を複数回行うことによって、図26に示すように、ソース電極7の上面に凹部36を形成することができる。すなわち、ソース電極7は、ソース電極9との界面において凹部36を有する。具体的には、1回目のジンケート処理では、ソース電極7の上面に等方性のエッチングで形成された凹部が形成されるが、上記のジンケート処理を複数回行うことによって、凹部の窪みが次第に小さくなり、図26に示すような凹部36の形状となる。なお、ジンケート処理の回数は、実施の形態1におけるジンケート処理の回数よりも少ない。凹部36は、例えば、開口部分の幅が0.01μm以上0.1μm未満であり、深さが0.01μm以上0.5μm以下である。また、凹部36は、ゲート電極6の直上の領域、およびソース電極7のテーパー部分(隣り合う2つのゲート電極6間に対応する部分)にそれぞれ形成することができる。
めっき前処理後、無電解Niめっき処理を行う。具体的には、ソース電極7上に、厚さが5μmの無電解Niめっき膜を形成する。その後、無電解Niめっき膜上に無電解Auめっき膜を形成する。無電解Auめっき処理の際、無電解Niめっき膜の一部に、周囲の無電解Niめっき膜よりもニッケル濃度が低くかつAuを含有した、Niの酸化を抑制した低濃度領域10が形成される。
図26に示す半導体装置は、図12に示す半導体モジュールに適用することができる。この場合、図12における半導体装置13は、図27に示す半導体装置に相当する。
本発明者らは、本実施の形態3による半導体装置について、オンおよびオフのスイッチングを繰り返しながら、定格電流を断続的に通電および遮断を繰り返したときの半導体装置のオン抵抗が急激な上昇を示さないことを確認した。
以上のことから、本実施の形態3によれば、ソース電極9よりも硬度が低いソース電極7に凹部36が形成されている。従って、半導体装置の外部から応力が付加されたとき、硬度が低いソース電極7では、多数の凹部36によって応力を吸収することができる。これにより、半導体装置の信頼性を向上させることができる。
なお、本実施の形態3では、実施の形態1による半導体装置のソース電極7に凹部を形成する場合について説明したが、これに限るものではない。例えば、本実施の形態3は、実施の形態2による半導体装置に適用してもよい。この場合、上記と同様の効果が得られる。
<実施の形態4>
本実施の形態4は、上述した実施の形態1~3による半導体装置を電力変換装置に適用したものである。実施の形態1~3による半導体装置の適用は特定の電力変換装置に限定されるものではない。
図28は、本実施の形態4による電力変換装置200を適用した電力変換システムの構成を概略的に示したブロック図である。
図28に示すように、電力変換システムは、電源100、電力変換装置200、および負荷300から構成されている。
電源100は、直流電源であり、電力変換装置200に直流電力を供給する。電源100は種々のもので構成することが可能であり、例えば、直流系統、太陽電池、または蓄電池で構成してもよく、交流系統に接続された整流回路またはAC/DCコンバータで構成してもよい。また、電源100を、直流系統から出力される直流電力を所定の電力に変換するDC/DCコンバータによって構成してもよい。
電力変換装置200は、電源100と負荷300との間に接続された三相のインバータである。電力変換装置200は、電源100から供給された直流電力を交流電力に変換し、当該交流電力を負荷300に供給する。電力変換装置200は、主変換回路201と、制御回路203とを有している。主変換回路201は、入力された直流電力を交流電極に変換し、当該交流電力を出力する。制御回路203は、主変換回路201を制御する制御信号を主変換回路201に出力する。
負荷300は、電力変換装置200から供給された交流電力によって駆動される三相の電動機である。なお、負荷300は特定の用途に限られるものではなく、各種電気機器に搭載された電動機であり、例えば、ハイブリッド自動車、電気自動車、鉄道車両、エレベーター、または空調機器向けの電動機として用いられる。
以下、電力変換装置200の詳細を説明する。主変換回路201は、スイッチング素子および還流ダイオード(いずれも図示せず)を備えている。スイッチング素子がスイッチングすることによって、主変換回路201は、電源100から供給される直流電力を交流電力に変換し、当該交流電力を負荷300に供給する。主変換回路201の具体的な回路構成は種々のものがあるが、本実施の形態4による主変換回路201は2レベルの三相フルブリッジ回路であり、6つのスイッチング素子とそれぞれのスイッチング素子に逆並列された6つの還流ダイオードとから構成することができる。主変換回路201のスイッチング素子および還流ダイオードの少なくともいずれかに、上述した実施の形態1~3のいずれかに係る炭化珪素半導体装置202を適用する。6つのスイッチング素子は2つのスイッチング素子ごとに直列接続されて上下アームを構成し、各上下アームはフルブリッジ回路の各相(U相、V相、W相)を構成する。そして、各上下アームの出力端子、すなわち主変換回路201の3つの出力端子は、負荷300に接続される。
また、主変換回路201は、各スイッチング素子を駆動する駆動回路(図示せず)を備えている。駆動回路は、主変換回路201のスイッチング素子を駆動する駆動信号を生成し、主変換回路201のスイッチング素子の制御電極に供給する。具体的には、後述する制御回路203からの制御信号に従い、スイッチング素子をオン状態にする駆動信号と、スイッチング素子をオフ状態にする駆動信号とを、各スイッチング素子の制御電極に出力する。スイッチング素子をオン状態に維持する場合、駆動信号はスイッチング素子の閾値電圧以上の電圧信号(オン信号)であり、スイッチング素子をオフ状態に維持する場合、駆動信号はスイッチング素子の閾値電圧以下の電圧信号(オフ信号)である。
制御回路203は、負荷300に所望の電力が供給されるように主変換回路201のスイッチング素子を制御する。具体的には、制御回路203は、負荷300に供給すべき電力に基づいて、主変換回路201の各スイッチング素子がオン状態となるべき時間(オン時間)を算出する。例えば、出力すべき電圧に応じてスイッチング素子のオン時間を変調するパルス幅変調(Pulse Width Modulation:PWM)制御によって主変換回路201を制御することができる。そして、各時点において、オン状態となるべきスイッチング素子にはオン信号が出力され、オフ状態となるべきスイッチング素子にはオフ信号が出力されるよう、制御回路203は、主変換回路201が備える駆動回路に制御指令(制御信号)を出力する。駆動回路は、この制御信号に従い、各スイッチング素子の制御電極にオン信号またはオフ信号を駆動信号として出力する。
図29は、主変換回路201の構成の一例を概略的に示した部分断面図である。図29の例では、主変換回路201は、実施の形態1で説明した炭化珪素半導体装置202と、実装基板210とを含む。実装基板210には、炭化珪素半導体装置202の裏面電極層が接合されている。
電力変換装置の製造方法は、次の製造工程を有している。すなわち、まず、実施の形態1で説明した製造方法によって炭化珪素半導体装置202を作製する。次に、炭化珪素半導体装置202を有する主変換回路201が形成される。また、制御回路203も形成される。これにより、電力変換装置200が得られる。主変換回路201を形成する際、実装基板210上に炭化珪素半導体装置202の裏面電極層が接合される。
本実施の形態4によれば、主変換回路201を構成する半導体装置の少なくとも1つとして、上述した炭化珪素半導体装置202が用いられる。これにより、当該半導体装置の特性に対する予期せぬ悪影響を抑制しつつ、当該半導体装置の断続的な通電に起因する通電不良の発生を抑制することができる。すなわち、主変換回路201の信頼性を向上させることができる。
図30は、主変換回路201の構成の一例を概略的に示した部分断面図である。図30の例では、主変換回路201は、実施の形態2で説明した炭化珪素半導体装置202と、実装基板210とを含む。実装基板210には、炭化珪素半導体装置202の裏面電極層が接合されている。この場合、炭化珪素半導体装置202の裏面側であるドレイン電極にも低濃度領域が形成されているため、当該半導体装置の断続的な通電に起因する通電不良の発生を抑制することができる。すなわち、主変換回路201の信頼性を向上させることができる。
なお、本実施の形態4では、2レベルの三相インバータに実施の形態1,2による半導体装置を適用する例を説明したが、実施の形態1,2による半導体装置の適用は、これらに限られるものではなく、種々の電力変換装置に適用することができる。実施の形態3による半導体装置についても同様である。本実施の形態4では、2レベルの電力変換装置としたが、3レベルなどのマルチレベルの電力変換装置であってもよく、単相負荷に電力を供給する場合には単相のインバータに実施の形態1~3による半導体装置を適用してもよい。また、直流負荷等に電力を供給する場合には、DC/DCコンバータまたはAC/DCコンバータに実施の形態1~3による半導体装置を適用することも可能である。
また、実施の形態1~3による半導体装置を適用した電力変換装置は、上述した負荷が電動機の場合に限定されるものではなく、例えば、放電加工機、レーザー加工機、誘導加熱調理機、および非接触給電システムのいずれかの電源装置として用いることもでき、さらには太陽光発電システムまたは蓄電システム等のパワーコンディショナーとして用いることも可能である。
なお、本発明は、その発明の範囲内において、各実施の形態を自由に組み合わせたり、各実施の形態を適宜、変形、省略したりすることが可能である。
本発明は詳細に説明されたが、上記した説明は、すべての態様において、例示であって、この発明がそれに限定されるものではない。例示されていない無数の変形例が、この発明の範囲から外れることなく想定され得るものと解される。
1 SiC基板、2 ドリフト層、3 ベース領域、4 ソース領域、5 ゲート層間絶縁膜、6 ゲート電極、7 ソース電極、8 ドレイン電極、9 ソース電極、10 低濃度領域、11 ソース電極、12 はんだ、13 半導体装置、14 リードフレーム、15 モールド樹脂、16 ショットキー電極層、17 アノード電極、18 カソード電極、19 アノード電極、20 低濃度領域、21 アノード電極、22 はんだ、23 ベース領域、24 ソース領域、25 ゲート層間絶縁膜、26 ゲート電極、27 ソース電極、28 ドレイン電極、29 ソース電極、30 ドレイン電極、31,32 低濃度領域、33 ソース電極、34 ドレイン電極、35 はんだ、36 凹部、100 電源、200 電力変換装置、201 主変換回路、202 炭化珪素半導体装置、203 制御回路、210 実装基板、300 負荷。

Claims (13)

  1. 半導体基板と、
    前記半導体基板の表面上に形成された回路構造と、
    前記回路構造上に形成された上面電極と、
    を備え、
    前記上面電極は、ニッケルを含む第1ニッケル層と、前記第1ニッケル層上に形成された金を含む第1金層とを有し、
    前記第1ニッケル層は、前記第1金層との界面において、前記金を包含しかつ前記第1ニッケル層の他の領域よりもニッケル濃度が低い第1低濃度領域を有することを特徴とする、半導体装置。
  2. 前記半導体基板の裏面上に形成された下面電極をさらに備え、
    前記下面電極は、ニッケルを含む第2ニッケル層と、前記第2ニッケル層上に形成された金を含む第2金層とを有し、
    前記第2ニッケル層は、前記第2金層との界面において、前記金を包含しかつ前記第2ニッケル層の他の領域よりもニッケル濃度が低い第2低濃度領域を有することを特徴とする、請求項1に記載の半導体装置。
  3. 前記第1低濃度領域は、前記界面における平面視の直径が0.2μm以上であり、かつ3.0μm以下であることを特徴とする、請求項1に記載の半導体装置。
  4. 前記第2低濃度領域は、前記界面における平面視の直径が0.2μm以上であり、かつ3.0μm以下であることを特徴とする、請求項2に記載の半導体装置。
  5. 前記第1低濃度領域は、前記界面からの深さが0.2μm以上であり、かつ2.5μm以下であることを特徴とする、請求項1に記載の半導体装置。
  6. 前記第2低濃度領域は、前記界面からの深さが0.2μm以上であり、かつ2.5μm以下であることを特徴とする、請求項2に記載の半導体装置。
  7. 前記第1低濃度領域は、断面視における前記半導体基板の表面に対する角度が30度以上であり、かつ70度以下であることを特徴とする、請求項1に記載の半導体装置。
  8. 前記第2低濃度領域は、断面視における前記半導体基板の表面に対する角度が30度以上であり、かつ70度以下であることを特徴とする、請求項2に記載の半導体装置。
  9. 前記上面電極は、前記回路構造と前記第1ニッケル層との間であって、前記第1ニッケル層と接するように形成された電極層をさらに備え、
    前記電極層は、前記第1ニッケル層との界面において凹部を有することを特徴とする、請求項1から8のいずれか1項に記載の半導体装置。
  10. 半導体基板と、
    前記半導体基板の表面上に形成された回路構造と、
    前記回路構造上に形成された上面電極と、
    前記上面電極上に形成されたはんだ層と、
    を備え、
    前記上面電極は、前記はんだ層と接するニッケルを含むニッケル層を有し、
    前記はんだ層と前記ニッケル層との界面は、断面視において不等間隔に凹凸が形成され
    前記ニッケル層は、前記ニッケル層の他の領域よりもニッケル濃度が低い低濃度領域を有し、
    前記凹凸は、前記低濃度領域に対応する位置に形成される、半導体装置。
  11. 前記はんだ層は、外部端子および放熱基板のうちの少なくとも一方に接合されていることを特徴とする、請求項10に記載の半導体装置。
  12. 前記上面電極は、前記回路構造と前記ニッケル層との間であって、前記ニッケル層と接するように形成された電極層をさらに備え、
    前記電極層は、前記ニッケル層との界面において凹部を有することを特徴とする、請求項10または11に記載の半導体装置。
  13. 請求項1から12のいずれか1項に記載の半導体装置を有し、かつ入力される電力を変換して出力する主変換回路と、
    前記半導体装置を駆動するための駆動信号を前記半導体装置に出力する駆動回路と、
    前記駆動回路を制御するための制御信号を前記駆動回路に出力する制御回路と、
    を備える、電力変換装置。
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