JP7384394B2 - 荷搬送用のパレットおよび荷搬送装置 - Google Patents

荷搬送用のパレットおよび荷搬送装置 Download PDF

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Description

この発明は、荷を支持して搬送するための荷搬送用のパレットと、そのパレットを用いて荷を搬送するための荷搬送装置とに関する。
従来、荷搬送装置として、例えば特許文献1に記載のものが提案されている。特許文献1に記載の荷搬送装置は、図16に示すように、複数の階(例えば2階)の間で昇降テーブル10を昇降動作させて荷を上下方向へ搬送する昇降搬送機構1と、昇降搬送機構1の各階の出入口G1,G2に設置される荷搬出入装置2とで構成されている。昇降テーブル10には、荷が積まれたパレット(以下、「荷積みパレットP1」という。)と荷が積まれていないパレット(以下、「空パレットP2」という。)とを荷搬出入装置2との間で搬送するための第1、第2の搬送コンベヤ11,12(第2の搬送コンベヤ12は図示せず)が上下2段に設けられている。
荷搬出入装置2は、昇降テーブル10の第1の搬送コンベヤ11に対して荷積みパレットP1を搬出入するための荷搬送用の左右のチェンコンベヤ3,3と、昇降テーブル10の第2の搬送コンベヤ12に対して空パレットP2を搬出入するための空パレット搬送用の左右のチェンコンベヤ4,4とを備えている。荷搬送用の左右のチェンコンベヤ3,3および空パレット搬送用の左右のチェンコンベヤ4,4は、昇降テーブル10の第1、第2の各搬送コンベヤ11,12と対向する前方の空間(以下「作業空間S」という。)に対して両側方より進退動作するように構成されている。
特許第3896373号公報
上記した荷搬送装置において、荷積みパレットP1を荷搬出入装置2のチェンコンベヤ3と昇降テーブル10の第1の搬送コンベヤ11との間で搬送するとき、特に、始動時や停止時に荷がパレットP1の荷支持面上を滑動して前後の端縁より転落し、荷の搬送作業に支障を生じさせるおそれがある。
この発明は、上記した問題に着目してなされたもので、搬送中に荷支持面上の荷が滑落するおそれがない荷搬送用のパレットと、そのパレットを用いて荷を搬送する荷搬送装置とを提供することを目的とする。
この発明による荷搬送用のパレットは、荷を支持して搬送するためのものであって、上面に荷支持面を有する底板部と、底板部の前後の各端部に設けられ少なくとも一方が起伏可能な端板部と、起伏可能な端板部を起伏動作させるための作動機構とを有する。作動機構は、一端部が端板部に連設され下部が底板部上に回動自由に軸支される作動板と、端板部が起立するように作動板を付勢して回動させるバネとを含み、端板部が起立状態にあるとき、作動板の他端部が底板部の端縁より外方へ突出する状態となる。
この発明による荷搬送用のパレットを荷搬送装置に用いる場合、荷の搬出入を行う位置に押圧板を設置する。これにより、パレットが荷の搬出入位置にきたとき、作動板の突出する端部が押圧板に当たって押し戻される結果、作動板の回動とともに端板部が平伏するので、パレットの荷支持面に対する荷の搬出入が可能となる。パレットの搬送中は、作動板に対する押圧板による押圧が解除され、バネのバネ力が作動板に作用し、端板部が起立するように作動板を回動させるので、たとえ荷支持面上を荷が滑動しても、起立した端板部により荷の転落が防止される。
好ましい実施形態においては、底板部は、両側端部に側板部が一体に形成され、各側板部は上端にチェンコンベヤに支持される外向きのフランジを備えている。
各作動板は、種々の形態を採用し得るが、望ましくは、扇形状をなすものであり、一端部が端板部の上面に連設される。
好ましい実施形態においては、端板部は、底板部に形成された開口部より下方へ突出する規制片をさらに備える。規制片の先端には、端板部の起立時に開口部の開口縁に係止される鉤状部が設けられている。
この実施形態によると、規制片の鉤状部が開口部の開口縁に係止されることにより、端板部は所定の角度で起立した姿勢に保たれる。
この発明による荷搬送装置は、荷を支持して搬送するためのパレットと、パレットを支持して搬送するためのコンベヤと、パレットに対する荷の搬出入位置に設けられる押圧板とを有する。パレットは、上面に荷支持面を有する底板部と、底板部の前後の各端部に設けられ少なくとも一方が起伏可能な端板部と、起伏可能な端板部を起伏動作させるための作動機構とを有する。作動機構は、一端部が端板部に連設され下部が底板部上に回動自由に軸支される作動板と、端板部が起立するように前記作動板を付勢して回動させるバネとを含み、端板部が起立状態にあるとき、作動板の他端部が底板部の端縁より外方へ突出する状態となる。パレットが荷の搬出入位置に位置するとき、作動板の突出する端部が押圧板に当たって押し戻される状態となる。
この荷搬送装置によると、荷が積まれたパレットがコンベヤによって搬送されている間は、バネのバネ力が作動板に作用することで端板部が起立するので、たとえ荷支持面上を荷が滑動しても、起立する端板部により荷の転落が防止される。荷が積まれたパレットが荷の搬出入位置にきたとき、作動板の突出する端部が押圧板に当たって押し戻される結果、作動板の回動とともに端板部が平伏するので、パレットの荷支持面に対する荷の搬出入が可能となる。
この発明による他の荷搬送装置は、荷を支持して搬送するためのパレットと、荷が積まれたパレットを支持して搬送するための左右のチェンコンベヤと荷が積まれていないパレットを支持して搬送するための左右のチェンコンベヤとが上下2段に設けられている荷搬出入装置と、パレットに対する荷の搬出入位置に設けられる押圧板とを有する。パレットは、上面に荷支持面を有する底板部と、底板部の前後の各端部に設けられ少なくとも一方が起伏可能な端板部と、起伏可能な端板部を起伏動作させるための作動機構とを有する。作動機構は、一端部が端板部に連設され下部が底板部上に回動自由に軸支される作動板と、端板部が起立するように作動板を付勢して回動させるバネとを含み、端板部が起立状態にあるとき、作動板の他端部が底板部の端縁より外方へ突出する状態となる。パレットが荷の搬出入位置に位置するとき、作動板の突出する端部が押圧板に当たって押し戻される状態となる。
この荷搬送装置によると、荷が積まれたパレットが荷搬出入装置の上段のチェンコンベヤにより搬送されている間は、バネのバネ力が作動板に作用することで端板部が起立するので、たとえ荷支持面上を荷が滑動しても、起立する端板部により荷の転落が防止される。荷が積まれたパレットが荷の搬出入位置にきたとき、作動板の突出する端部が押圧板に当たって押し戻される結果、作動板の回動とともに端板部が平伏するので、パレットの荷支持面に対する荷の搬出入が可能となる。
好ましい実施形態においては、荷搬出入装置は、荷が積まれたパレットを搬出入する第1の搬送コンベヤと荷が積まれていないパレットを搬出入する第2の搬送コンベヤとが上下に設けられた昇降テーブルとの間でパレットの搬出入を行うものである。
この発明によれば、搬送中にパレットの荷支持面より荷が滑落するのを防止でき、荷の搬送作業に支障を生じさせるおそれがない。
荷搬送用のパレットの一実施形態を示す斜視図である。 荷搬送用のパレットが適用される荷搬送装置の例を示す説明図である。 荷搬出入装置の一実施形態の正面図である。 荷搬送用のパレットの一部を拡大して示す斜視図である。 作動機構の構成と動作を示す正面図である。 一方の荷搬出入機構を作業空間の側から見た側面図である 一方の荷搬出入機構を作業空間と反対側から見た側面図である。 一方の荷搬出入機構のパレット支持機構を前面側から見た正面図である。 往復動機構の構成を示す斜視図である。 一方の可動フレームの構成および動作を示す正面図である。 昇降テーブルへの荷搬出動作を示す正面図である。 昇降テーブルへの荷搬出動作を示す正面図である。 昇降テーブルへの荷搬出動作を示す正面図である。 昇降テーブルからの荷搬入動作を示す正面図である。 昇降テーブルからの荷搬入動作を示す正面図である。 荷搬出入装置の斜視図である。
(1)荷搬送用のパレットの構成
図1は、この発明に係る荷搬送用のパレットの一実施形態を示す。このパレットPは、カートンなどの荷を支持して搬送するためのもので、上面にフラットな荷支持面100を有する平面形状が矩形の底板部101を有している。図示のパレットPは、底板部101の両側端に一体に形成された側板部102,103と、底板部101の前後の各端部に設けられた端板部104,105とを有するものであるが、この発明は、側板部102,103を有していないパレットにも適用することができる。各側板部102,103は、底板部101に対して直角をなし、上端にチェンコンベヤに支持される外向きのフランジ106を備えている。
なお、以下の説明において、パレットPは荷Qを搬出入する一方の側を「前側」、他方の側を「後側」とし、底板部101の前側の端縁を「前端縁」、その反対側の端縁を「後端縁」という。
各端板部104,105は、帯板状であり、底板部101の幅に応じた長さを有する。各端板部104,105は、起伏可能であり、底板部101の前後の各端部の両側端位置には、後述する押圧板130と協働して端板部104,105を起伏動作させる作動機構110,120が設けられている。なお、作動機構110,120の構成については後述する。
また、この実施例では、パレットPの前側および後側のいずれからも荷の搬出入を可能とするために、両方の端板部104,105を起伏可能な構成にしているが、荷の搬出入を前側または後側のいずれか一方のみから行うのであれば、端板部104,105のいずれか一方を起伏可能とし、他方を起立状態に固定したものとすることができる。
(2)荷搬送用のパレットの適用例
図2は、荷搬送用のパレットPが適用される荷搬送装置の複数の例を示している。
図2(A)は、典型的な荷搬送装置を示すもので、荷QをパレットPに積んで水平方向の搬送経路R1,R3および垂直方向の搬送経路R2に沿って搬送するものである。
パレットPは、前後の各端部に起伏可能な端板部104,105を備えており、搬送中は荷Qが滑落しないように前後の端板部104,105が起立した状態に保持される。荷の搬入位置では前側の端板部104が平伏して荷QがパレットP上に搬入される。荷の搬出位置では前側の端板部104が平伏して荷QがパレットPから搬出される。なお、パレットPに対する荷Qの搬出入は、例えばフォークリフトによって行われる。
この実施形態では、パレットPに対する荷Qの搬入および搬出を前側で行うもので、前側の端板部104のみを起伏動作させるため、後側の端板部105は必ずしも起伏可能な構成である必要はない。なお、図中、130は荷Qの搬入位置および搬出位置に設けられた押圧板である。
図2(B)は、荷搬送装置の他の例を示すもので、荷QをパレットPに積んで水平方向の搬送経路R1に沿って搬送するものである。パレットPは、搬送中に荷Qが滑落しないように前後の端板部104,105が起立した状態に保持される。荷の搬入位置では前側の端板部104が平伏して荷QがパレットP上に搬入される。荷の搬出位置では後側の端板部105が平伏して荷QがパレットPから搬出される。荷Qの搬入位置と搬出位置には押圧板130が設置される。
この実施形態では、荷Qの搬入を前側で行い、荷Qの搬出を後側で行うので、前後の端板部104,105が起伏可能な構成となっている。
図2(C)は、荷搬送装置の他の例を示すもので、荷QをパレットPに積んで垂直方向の搬送経路R3に沿って搬送するものである。パレットPは、搬送中には荷Qが滑落しないように前後の端板部104,105が起立した状態に保持される。荷の搬入位置では前側の端板部104が平伏して荷QがパレットP上に搬入される。荷の搬出位置では後側の端板部105が平伏して荷QがパレットPから搬出される。荷Qの搬入位置と搬出位置には押圧板130が設置される。
この実施形態では、荷Qの搬入を前側で行い、荷Qの搬出を後側で行うので、前後の端板部104,105が起伏可能な構成となっている。
(3)押圧板および作動機構の構成と動作
図3~図10は、図16に示した荷搬送装置における荷搬出入装置2の具体例を示している。
荷搬送装置は、複数の階の間で昇降テーブル10を昇降動作させて荷を搬送するもので、各階の出入口G1,G2に荷搬出入装置2が設置される。荷搬出入装置2は、昇降テーブル10に対する荷積みパレットP1の搬出入と空パレットP2の搬出入とを同時に行うことができるものであり、左右の対をなす荷搬出入機構2L,2Rを備えている。
荷を搬送するためのパレットPは、図1に示した構成のものであり、底板部101、左右の側板部102,103、起伏可能な前後の端板部104,105、および作動機構110,120を構成として含むものである。この実施形態では、空パレット搬送用のチェンコンベヤ3に支持された状態のパレットPに対して荷の搬出入が行われるもので、図3および図4に示されるように、荷の搬出入位置、すなわち、空パレット搬送用のチェンコンベヤ3と同じ高さ位置であって、パレットPの前側の左右の作動機構110に対向する位置に合わせて、左右の固定フレーム20L,20Rに押圧板130がそれぞれ設置されている。
各押圧板130は、金属板を直角に曲げて構成されており、固定フレーム20L,20Rの内側の面にネジ固定される取付板部131と、パレットPの作動機構110と対向する位置まで突出させる押圧板部132とを備えている。押圧板部132は上下方向に長い矩形状を呈している。
なお、後側の作動機構120も、前側の作動機構110と同様の構成であり、ここでは、その説明を省略する。
また、図4および図5は、前側の左右の作動機構110のうち、右側の作動機構110を示しているが、左側の作動機構110も右側の作動機構110と同様の構成であり、ここでは、図4および図5に基づき、右側の作動機構110について説明する。
作動機構110は、パレットPの側板部102,103の内面にそれぞれネジ固定された箱状のケース111の内部に、その構成部品である作動板112およびバネ113が組み込まれたものである。ケース111は、上下が開放されており、内板部111aの下部に矩形状の切欠114が、端板部111bの下部に矩形状のスリット115が、それぞれ形成されている。
パレットPの底板部101は、端縁部分に金属製の中空管107を連設して構成されている。中空管107は、長さ方向と直交する断面の形状が矩形状であり、中空管107の上面に端板部104の外端縁が起伏自在に軸支されている。端板部104の両端部は、切欠114を貫通してケース111内に入り込んでいる。
作動板112は、扇形状をなしており、直角をなす支点部112aを有する。支点部112aは中空管107の上面に枢軸116により回動自由に支持されている。作動板112の内側の端部112bは、端板部104の側端部の上面に連設されている。作動板112の外側の端部112cは、ケース111のスリット115を貫通してケース111に対して出没自在である。端板部104が起立状態にあるとき、図5(A)に示すように、作動板112の外側の端部112cが底板部101の前端縁より突出する状態となる。
バネ113は、コイルバネが用いられており、作動板112の内側の端部112bに一体形成された取付板112dと、ケース111の外板部111cに設けられた取付部111dとの間に張設されている。作動板112は、バネ113によって端板部104が起立する方向へ付勢される。なお、バネ113は、コイルバネに代えて板バネを用いることも可能である。
中空管107の両端部の上面には開口部107aが形成されている。端板部104は、両端部の下面に、開口部107aより下方へ突出する規制片117を備えている。規制片117の先端には、図5(A)に示すように、端板部104の起立時に開口部107aの開口縁に引っ掛かって係止される鉤状部117aが設けられている。この実施形態では、端板部104は約60度の角度で起立させているが、規制片117の長さを変えれば端板部104の起立角度を自由に設定することができる。
作動板112の板面には、円弧状のガイド溝112eが形成されている。ケース111の外板部111cの内面にはガイド溝112eと摺動自由に係合するガイドピン118が突設されている。作動板112が支点部112aを支点として回動するとき、ガイドピン118は円弧状のガイド溝112eを摺動する。端板部104が平伏した状態のとき、図5(B)に示すように、ガイドピン118はガイド溝112eの終端に達する。
(4)作動機構の動作
上記した構成のパレットPにおいて、作動機構110の作動板112にはバネ130によるバネ力が常時作用している。パレットPが荷の搬入位置や搬出位置から離れているとき、作動板112はバネ130のバネ力を受けて回動して端板部104を起立させる。この状態のとき、作動板112の外側の端部112cは底板部101の端縁より突出する状態にある。
パレットPが荷の搬入位置または搬出位置にくると、作動板112の外側の端部112cが押圧板130に当たって押し戻される結果、作動板112が回動して端板部104を平伏動作させる。端板部104が平伏することで、パレットPの荷支持面100より端板部104が突出せず、荷支持面100に対する荷の搬入または搬出が可能となる。
荷の搬入または搬出後、パレットPが移動により押圧板130から離れたとき、作動板112に対する押圧板130による押圧が解除されるので、作動板112はバネ130のバネ力の作用を受けて回動し、端板部104を起立動作させる。端板部104が起立することで、パレットPの荷支持面100より端板部104が突出するので、荷支持面100上を荷が滑動しても、起立した端板部104より荷の転落が防止される。
(5)荷搬出入装置の具体例
荷搬出入装置2は、図16に示されるように、左右の荷搬出入機構2L,2Rにより構成されるが、各荷搬出入機構2L,2Rは同様の構成のものであるから、以下では、右側の荷搬出入機構2Rについて説明し、左側の荷搬出入機構2Lの図示並びに説明を省略する。
荷搬出入機構2Rは、固定フレーム20Rと可動フレーム21Rとを有する。固定フレーム20Rは、左側の固定フレーム20Lと対向しており、出入口G1,G2の前の作業空間Sを固定フレーム20L,20Rにより両側から挟んでいる。可動フレーム21Rは、内外に揺動可能なように下端部が後述する回転軸28(図9、図10に示す)に取付けられている。
可動フレーム21Rは、作業空間Sの側の面に、昇降テーブル10の第1の搬送コンベヤ11との間で荷積みパレットP1を相互に搬送するための荷搬送用のチェンコンベヤ3と、昇降テーブル10の第2の搬送コンベヤ12との間で空のパレットP2を相互に搬送するための空パレット搬送用のチェンコンベヤ4とが上下2段に設けられている。なお、荷搬送用および空パレット搬送用の各チェンコンベヤ3,4は、他方の可動フレーム21Lに設けられた荷搬送用および空パレット搬送用の各チェンコンベヤ3,4と対をなすものであり、荷積みパレットP1や空のパレットP2の両側端の外向きのフランジ106をそれぞれ支持する。
荷搬送用のチェンコンベヤ3は、昇降テーブル10が停止したときの第1の搬送コンベヤ11と同じ高さに位置する。空パレット搬送用のチェンコンベヤ4は、昇降テーブル10が停止したときの第2の搬送コンベヤ12と同じ高さに位置する。
固定フレーム20Rは、図6、図7、および図10に示すように、床面上に支持される矩形状の下部フレーム24と、下部フレーム24の上方の所定の高さに位置する矩形状の上部フレーム25と、下部フレーム24と上部フレーム25との間に位置し下部フレーム24および上部フレーム25より幅の狭い中間フレーム29とを備える。下部フレーム24、上部フレーム25、および中間フレーム29は、縦フレームによって連結される。
可動フレーム21Rは、図9に示すように、可動板22Rと前後一対の揺動板26,26とを一体に備えたものである。可動板22Rの作業空間Sの側には、上下2段に横長のチェンコンベヤボックス23,23が取付けられている。上段のチェンコンベヤボックス23内には荷搬送用のチェンコンベヤ3のチェン30が収容される。下段のチェンコンベヤボックス23内には空パレット搬送用のチェンコンベヤ4のチェン40が収容される。
揺動板26,26は下端部の一端が回転軸28に固定されている。回転軸28の両端部は、固定フレーム20Rの下部フレーム24に設けられた軸受27,27により回転可能に支持されている。可動フレーム21Rは、回転軸28を支点として内外へ揺動可能であり、この揺動に伴って荷搬送用のチェンコンベヤ3および空パレット搬送用のチェンコンベヤ4が作業空間Sに対して進退動作する。なお、可動フレーム21Rの構成は、上記した態様のものに限定されず、下端部を支点として揺動可能であれば、どのような構成のものであってもよい。
可動フレーム21Rの上端には、図9および図10に示される往復動機構8が連繋されている。往復動機構8は、図10において一点鎖線で示されるように、荷積みパレットP1や空のパレットP2を昇降動作させるときには、荷搬送用のチェンコンベヤ3および空パレット搬送用のチェンコンベヤ4を作業空間Sより側方に後退させ、一方、チェンコンベヤ3,4に対して荷積みパレットP1や空のパレットP2を後述する積降ろし機構7のパレット支持機構70Rにより積み降ろしするときには、図10において実線で示されるように、各チェンコンベヤ3,4を作業空間Sへ前進させる。
図示の往復動機構8は、固定フレーム20Rの中間フレーム29に設置された正逆回転が可能なモータ80と、モータ80の回転を往復直線運動に変換して可動フレーム21Rに伝えるクランク81と、中間フレーム29上に設けられ可動フレーム21Rの揺動角度範囲を決める一対の位置センサ82,82とで構成されている。各位置センサ82,82は、左右に並べて取付けてあり、例えば拡散反射型の光電センサを用いて構成される。
クランク81は、第1クランク板81aと第2クランク板81bとを備える。第1クランク板81aは中間部がモータ80の出力軸80aに固定される。第1クランク板81aの一方の端部は第2クランク板81bの一方の端部に回動自由に連結される。第2クランク板81bの他方の端部は可動フレーム21Rの可動板22Rの上縁に設けられた上板22aに回動自由に軸支されている。
クランク81は、第1クランク板81aの他端部81cが位置センサ82,82のそれぞれの光路を遮るときに光が反射するようにモータ80に取付られており、第1クランク板81aの他端部81cでの光の反射により位置センサ82,82のオン、オフが行われる。一方の位置センサ82は、可動フレーム21Rが垂直な姿勢(図10において実線で示す姿勢)のときに第1クランク板81aの他端部81cで反射した光を受光してオンする。他方の位置センサ82は、可動フレーム21Rが外方へ所定の角度だけ傾いた姿勢(図10において二点鎖線で示す姿勢)のときに第1クランク板81aの他端部81cで反射した光を受光してオンする。位置センサ82,82がオンしたとき、モータ80の回転が停止し、可動フレーム21Rは揺動が止まって定位する。なお、上記の往復動機構8は、他方の可動フレーム21Lの側の往復動機構8と同期して動作する。
なお、この実施形態では、第1クランク板81aの他端部81cが位置センサ82,82の光路を遮るときに光を反射させて位置センサ82,82がオンすることで、可動フレーク21Rの傾きが所定に角度になったことを検知しているが、この実施形態に限定されず、可動フレーム21Rの垂直な姿勢または可動フレーム21Rの外方へ所定の角度だけ傾いた姿勢を検知することができれば、いずれの形態のものであってもよい。例えば、モータ80としてサーボモータを用い、サーボモータからのパルス信号によりサーボモータの回転角度を検出することで、可動フレーム21Rの傾きを検知してもよい。
荷搬送用のチェンコンベヤ3は、図6、図7、および図9に示すように、第1のコンベヤチェン30と複数個(この実施例では5個)のスプロケットホイール32~36よりなるホイール群31とで構成されている。第1のコンベヤチェン30は、荷を支持して搬送する上辺部30aが正逆各方向へ水平に走行するようにスプロケットホイール32~36間に無端状に張設されている。
このホイール群31の中の両端部に位置するスプロケットホイール32,33は同じ高さ位置において第1のコンベヤチェン30と噛み合っている。中間部の中央に位置する第1のスプロケットホイール34は、両端部のスプロケットホイール32,33より低い位置にあり、第1のコンベヤチェン30を帰還動作させる下辺部30bと噛み合っている。中央位置のスプロケットホイール34の両側近傍には第1のコンベヤチェン30の下辺部30bをスプロケットホイール34に向けて迂回させる2個の第2のスプロケットホイール35,36が位置している。
中央位置のスプロケットホイール34は正逆回転が可能なモータ5に連結されて駆動される。スプロケットホイール34の正逆各方向の回転により第1のコンベヤチェン30の上辺部30aが正逆各方向へ走行する。モータ5には高効率の汎用の交流モータが用いられており、複数個のギヤが組み合わされた減速機構を内蔵する図示しないギヤボックスを有している。モータ5は可動フレーム21Rの可動板22の作業空間Sに対して反対側の面に取り付けられており、ギヤボックスより突出する出力軸に中央位置のスプロケットホイール34が装着されている。
空パレット搬送用のチェンコンベヤ4は、第2のコンベヤチェン40と複数個(この実施例では2個)のスプロケットホイール41,42とで構成されている。第2のコンベヤチェン40は、空のパレットP2を支持して搬送する上辺部40aが正逆各方向へ水平に走行するようにスプロケットホイール41,42間に無端状に張設されている。スプロケットホイール41,42は同じ高さ位置において第2のコンベヤチェン40と噛み合っている。
可動フレーム21Rには、第1のコンベヤチェン30に供給されるモータ5の駆動力を第2のコンベヤチェン40に伝達する動力伝達機構6が設けられている。この実施例の動力伝達機構6は、スプロケットホイール35と同軸61上に位置する第1の動力伝達用のスプロケットホイール62と、第2のコンベヤチェン40と噛み合う一方のスプロケットホイール41と同軸63上に位置する第2の動力伝達用のスプロケットホイール64と、第1の動力伝達用のスプロケットホイール62と第2の動力伝達用のスプロケットホイール64との間に張設される動力伝達用のチェン65と、チェン65に噛み合ってテンションを付与するスプロケットホイール66とを含むものである。
上記の動力伝達機構6は、第2のコンベヤチェン40が第1のコンベヤチェン30と逆方向に走行するように第2のコンベヤチェン40に駆動力を伝達するものであり、第1のコンベヤチェン30にスプロケットホイール35を噛み合わせてスプロケットホイール35をスプロケットホイール34と逆方向に回転させている。その回転運動は動力伝達用のチェン65により第2のコンベヤチェン40が噛み合うスプロケットホイール41に伝達され、第2のコンベヤチェン40は第1のコンベヤチェン30と同期して第1のコンベヤチェン30と逆方向に走行する。
なお、動力伝達機構6は、第2のコンベヤチェン40が第1のコンベヤチェン30と逆方向に走行するように第2のコンベヤチェン40に動力が伝達されるものであれば、この実施態様のものに限定されない。
また、上記実施例では、荷搬送用のチェンコンベヤ3をモータ5により駆動してその駆動力を空パレット搬送用のチェンコンベヤ4に伝達しているが、これに限らず、空パレット搬送用のチェンコンベヤ4をモータにより駆動してその駆動力を荷搬送用のチェンコンベヤ3に伝達するようにしてもよい。
荷搬出入機構2R,2Lは、図6~図8に示される積降ろし機構7をそれぞれ備えている。各積降ろし機構7は、荷搬送用のチェンコンベヤ3に対する荷積みパレットP1の積み降ろしと、空パレット搬送用のチェンコンベヤ4に対する空パレットP2の積み降ろしとを行うものであり、荷積みパレットP1や空パレットP2を、左右のフランジ106の前後部でそれぞれ支持するためのパレット支持機構70L,70Rを備えている(図16参照)。各パレット支持機構70L,70Rは作業空間Sを挟む両側位置において同期して昇降動作する。
図8は、一方のパレット支持機構70Rの構成を示している。パレット支持機構70Rは、荷積みパレットP1や空のパレットP2のフランジ106と前端部および後端部で係脱可能な一対の支持爪71,71と、固定フレーム20Rに設けられた各支持爪71の昇降ガイド72,72と、各支持爪71を各昇降ガイド72に沿って昇降動作させるチェン73,73とを含んでいる。各チェン73は、固定フレーム20Rの下部フレーム24及び上部フレーム25に設けられたスプロケットホイール74,74間を上下方向に走行するように架け渡されている。
支持爪71は、スライド板75の下端部に取り付けられている。スライド板75は衝撃吸収用のバネ73a等を介してチェン73に取付けられており、スプロケットホイール74,74によるチェン73の走行により支持爪71が昇降する。スライド板75には、昇降ガイド72に沿って転動する複数個のガイドローラ76と、図示していないが、各支持爪71の昇降停止位置に配置されたリミットスイッチを操作する操作片とが設けられている。
上部フレーム25上に設けられたスプロケットホイール74は回転軸93に支持されている。回転軸93は、モータ9と、スプロケットホイール、チェン等により構成される伝導機構94とにより正逆いずれかの方向へ駆動される。回転軸93の正逆回転により、各支持爪71が昇降ガイド72に沿って一斉に昇降動作し、その昇降途中で荷積みパレットP1や空パレットP2のフランジ106と係脱する。
(6)荷搬出入装置の動作説明
上記した構成の荷搬出入装置2の動作を図11~図15に基づいて以下に説明する。
この実施形態の荷搬出入装置2は、昇降テーブル10に対する荷積みパレットP1の搬出入と空のパレットP2の搬出入とを同時のタイミングで実行する。
まず、いずれかの階の荷搬出入装置2において、昇降テーブル10上へ荷積みパレットP1を搬出すると同時に、昇降テーブル10上より空のパレットP2を搬入する場合について、図11~図13を参照して、荷搬出入装置2の動作を詳細に説明する。
いま、空パレット搬送用のチェンコンベヤ4、4上には昇降テーブル10より搬出された空のパレットP2が定位しており、このパレットP2上に荷が搬入されることで、図11(A)に示すように、荷積みパレットP1が空パレット搬送用のチェンコンベヤ4、4上に位置することになる。空のパレットP2への荷の搬入時、作動機構110の作動板112は、押圧板130の押圧板部132に押されて後退し(図5(B)参照)、パレットの端板部104は平伏した状態にある。これによりフォークリフトなどによる荷の搬入に端板部104が障害となることはない。
つぎに、荷搬出入装置2より荷積みパレットP1を搬出して昇降搬送機構1の昇降テーブル10上に搬入するには、まず、積降ろし機構7を駆動し、荷積みパレットP1を各パレット支持機構70L,70Rの支持爪71により支持し、図11(B)に示すように、空パレット搬送用のチェンコンベヤ4、4のわずかに上方位置まで持ち上げる。この荷積みパレットP1の上昇により、作動板112は押圧板130による押圧から解除され、バネ113によって作動板112が回動し、端板部104は作動板112と一体に動作して起立した状態となる。
ついで、往復動機構8のモータ80を駆動してクランク81を収縮動作させると、各荷搬出入機構2L,2Rの可動フレーム21L,21Rが下端部の回転軸28を支点として外方へ揺動する。これにより、荷搬送用のチェンコンベヤ3,3および空パレット搬送用のチェンコンベヤ4,4は作業空間Sより後退する。
この状態で積降ろし機構7を駆動し、図12(A)に示すように、荷積みパレットP1を荷搬送用のチェンコンベヤ3,3の上方位置まで持ち上げる。この荷積みパレットP1の持上げ時、各チェンコンベヤ3,4は作業空間Sの外側の領域に退避しているので、各チェンコンベヤ3,4によって荷積みパレットP1の持上げが妨げられることはない。
つぎに、図12(B)に示すように、往復動機構8のモータ80を前記と逆方向に回転させてクランク81を伸長動作させ、各可動フレーム21L,21Rを下端部の回転軸28を支点として内方へ揺動させる。これにより、各荷搬出入機構2L,2Rの荷搬送用のチェンコンベヤ3および空パレット搬送用のチェンコンベヤ4が前進し、可動フレーム21R,21Lは垂直な姿勢で作業空間Sに臨む。その後、各パレット支持機構70L,70Rの支持爪71を降下させて荷積みパレットP1を荷搬送用のチェンコンベヤ3,3上に降ろし、支持爪71と荷積みパレットP1との係合を外す。
つぎに、可動フレーム21L,21Rに搭載された各モータ5を一斉に駆動すると、各荷搬出入機構2L,2Rの荷搬送用のチェンコンベヤ3が駆動されて第1のコンベヤチェン30が荷搬出方向へ走行する。各モータ5の駆動力は動力伝達機構6を介して空パレット搬送用のチェンコンベヤ4,4に伝達され、空パレット搬送用のチェンコンベヤ4の第2のコンベヤチェン40はパレット搬入方向へ走行する。モータ5の駆動と同時に昇降テーブル10の第1の搬送コンベヤ11を荷搬入方向へ駆動するとともに、第2の搬送コンベヤ12をパレット搬出方向へ駆動する。これにより、図13に示すように、荷搬送用のチェンコンベヤ3,3上の荷積みパレットP1は昇降テーブル10の第1の搬送コンベヤ11上に搬出され、同時に、昇降テーブル10の第2の搬送コンベヤ12上の空のパレットP2は空パレット搬送用のチェンコンベヤ4,4上へ搬入される。
つぎに、いずれかの階の荷搬出入装置2において、昇降搬送機構1の昇降テーブル10より荷積みパレットP1を搬出すると同時に、昇降テーブル10上へ空のパレットP2を搬入する場合について、図14および図15を参照して説明する。
まず、昇降テーブル10の第1の搬送コンベヤ11と荷搬送用のチェンコンベヤ3,3とを同方向へ駆動させ、一方、空パレット搬送用のチェンコンベヤ4,4と昇降テーブル10の第2の搬送コンベヤ12とを逆方向へ駆動させる。これにより、図14(A)に示すように、昇降テーブル10の第1の搬送コンベヤ11上より荷積みパレットP1が荷搬送用のチェンコンベヤ3,3上に搬出されると同時に、空パレット搬送用のチェンコンベヤ4,4上より空パレットP2が昇降テーブル10の第2の搬送コンベヤ12上に搬出される。
つぎに、図14(B)に示すように、左右のパレット支持機構70L,70Rを駆動し、支持爪71により荷搬送用のチェンコンベヤ3,3上に支持された荷積みパレットP1を支持して持ち上げる。その後、往復動機構8を駆動し、各荷搬出入機構2L,2Rの可動フレーム21L,21Rを下端部の回転軸28を支点として外方へ揺動させ、荷搬送用のチェンコンベヤ3と空パレット搬送用のチェンコンベヤ4とを作業空間Sの両側方の領域に後退させる。そして、図15(A)に示すように、パレット支持機構70L,70Rを下降動作させて荷積みパレットP1を空パレット搬送用のチェンコンベヤ4,4の上方位置まで降ろす。
つぎに、図15(B)に示すように、往復動機構8を駆動し、各可動フレーム21L,21Rを、下端部の回転軸28を支点として内方へ揺動させ、各荷搬出入機構2L,2Rの荷搬送用のチェンコンベヤ3と空パレット搬送用のチェンコンベヤ4とを前進させて作業空間Sに臨ませる。その後、各パレット支持機構70L,70Rの支持爪71を降下させて荷積みパレットP1を空パレット搬送用のチェンコンベヤ4、4上に降ろす。
パレットP1が荷の搬出入位置にきたとき、作動板112の突出する外側端部112cが押圧板130に突き当たって押される結果、作動板112が回動して端板部104が一体に平伏動作する。これにより端板部104が障害となることがなく、パレットP1からの荷の搬出が可能となる。
上記の実施形態では、空のパレットP2または荷積みパレットP1が空パレット搬送用のチェンコンベヤ4上に位置した状態において荷の搬出入が行われているが、空のパレットP2または荷積みパレットP1が空パレット搬送用のチェンコンベヤ4より下方の床面上に載置されたときにパレットに対する荷の搬出入を行ってもよい。この場合、押圧板130の設置位置をパレットの位置に合わせて下方へずらせる必要がある。
10 昇降テーブル
11 第1の搬送コンベヤ
12 第2の搬送コンベヤ
2 荷搬出入装置
2L,2R 荷搬出入機構
3 荷搬送用のチェンコンベヤ
4 空パレット搬送用のチェンコンベヤ
100 荷支持面
101 底板部
102,103 側板部
104,105 端板部
106 フランジ
110 作動機構
112 作動板
113 バネ
117 規制片
117a 鉤状部
130 押圧板
P パレット
P1 荷積みパレット
P2 空のパレット
S 作業空間

Claims (7)

  1. 荷を支持して搬送するための荷搬送用のパレットであって、上面に荷支持面を有する底板部と、前記底板部の前後の各端部に設けられ少なくとも一方が起伏可能な端板部と、前記起伏可能な端板部を起伏動作させるための作動機構とを有し、
    前記作動機構は、一端部が前記端板部に連設され下部が前記底板部上に回動自由に軸支される作動板と、前記端板部が起立するように前記作動板を付勢して回動させるバネとを含み、前記端板部が起立状態にあるとき、前記作動板の他端部が前記底板部の端縁より外方へ突出する状態となる荷搬送用のパレット。
  2. 前記底板部は、両側端部に側板部が一体に形成され、各側板部は上端にチェンコンベヤに支持される外向きのフランジを備えている請求項1に記載の荷搬送用のパレット。
  3. 前記各作動板は、扇形状をなし、一端部が前記端板部の上面に連設される請求項1に記載の荷搬送用のパレット。
  4. 前記端板部は、前記底板部に形成された開口部より下方へ突出する規制片をさらに備え、前記規制片の先端には、前記端板部の起立時に前記開口部の開口縁に係止される鉤状部が設けられている請求項1に記載の荷搬送用のパレット。
  5. 荷を支持して搬送するためのパレットと、前記パレットを支持して搬送するためのコンベヤと、前記パレットに対する荷の搬出入位置に設けられる押圧板とを有し、
    前記パレットは、上面に荷支持面を有する底板部と、前記底板部の前後の各端部に設けられ少なくとも一方が起伏可能な端板部と、前記起伏可能な端板部を起伏動作させるための作動機構とを有し、前記作動機構は、一端部が前記端板部に連設され下部が前記底板部上に回動自由に軸支される作動板と、前記端板部が起立するように前記作動板を付勢して回動させるバネとを含み、前記端板部が起立状態にあるとき、前記各作動板の他端部が前記底板部の端縁より外方へ突出する状態となるものであり、
    前記パレットが荷の搬出入位置に位置するとき、前記作動板の突出する端部が前記押圧板に当たって押し戻される状態となる荷搬送装置。
  6. 荷を支持して搬送するためのパレットと、荷が積まれたパレットを支持して搬送するための左右のチェンコンベヤと荷が積まれていないパレットを支持して搬送するための左右のチェンコンベヤとが上下2段に設けられている荷搬出入装置と、前記パレットに対する荷の搬出入位置に設けられる押圧板とを有し、
    前記パレットは、上面に荷支持面を有する底板部と、前記底板部の前後の各端部に設けられ少なくとも一方が起伏可能な端板部と、前記起伏可能な端板部を起伏動作させるための作動機構とを有し、前記作動機構は、一端部が前記端板部に連設され下部が前記底板部上に回動自由に軸支される作動板と、前記端板部が起立するように前記作動板を付勢して回動させるバネとを含み、前記端板部が起立状態にあるとき、前記各作動板の他端部が前記底板部の端縁より外方へ突出する状態となるものであり、
    前記パレットが荷の搬出入位置に位置するとき、前記作動板の突出する端部が前記押圧板に当たって押し戻される状態となる荷搬送装置。
  7. 前記搬出入装置は、荷が積まれたパレットを搬出入する第1の搬送コンベヤと荷が積まれていないパレットを搬出入する第2の搬送コンベヤとを上下に備えた昇降テーブルとの間でパレットの搬出入を行うものである請求項6に記載の荷搬送装置。
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