JP7382759B2 - ヘッドチップ、液体噴射ヘッドおよび液体噴射記録装置 - Google Patents
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Description
本開示の一実施の形態に係る第2のヘッドチップは、所定方向に沿って、一対の端部領域と、これら一対の端部領域の間に位置する吐出領域と、を有するアクチュエータプレートと、液体を吐出するための複数のノズル孔を有するノズルプレートとを備えたものである。上記アクチュエータプレートは、このアクチュエータプレートの表面に形成され、上記吐出領域内において上記所定方向に沿って並設された複数の溝と、上記所定方向に沿って溝同士を区画する複数の駆動壁と、複数の溝のうちの少なくとも一部の溝内に形成された個別電極と、上記一対の端部領域のうちの少なくとも一方の端部領域に設けられていると共に、1または複数のダミー壁と、このダミー壁に形成された1または複数のダミー電極と、を含んで構成された追加浮遊容量部とを有している。上記駆動壁では、屈曲変形が生じるように構成されていると共に、上記ダミー壁では、上記屈曲変形が生じないように構成されている。上記複数の溝として、上記所定方向に沿って交互に配置された、複数の吐出溝と複数の非吐出溝とが含まれており、上記複数の吐出溝内にそれぞれ、共通電極が形成されていると共に、上記複数の非吐出溝内にそれぞれ、上記個別電極が形成されており、上記1または複数のダミー電極のうちの少なくとも1つのダミー電極が、上記個別電極および上記共通電極にそれぞれ接続されている配線とは異なる、他の配線を介して接地されている。上記追加浮遊容量部は、上記吐出領域内において上記所定方向に沿って上記端部領域に隣接する隣接領域に位置する個別電極との間で生じる浮遊容量(stray capacity)を増加させて、上記隣接領域付近での浮遊容量の不均一性を低減させる。
本開示の一実施の形態に係る第3のヘッドチップは、所定方向に沿って、一対の端部領域と、これら一対の端部領域の間に位置する吐出領域と、を有するアクチュエータプレートと、液体を吐出するための複数のノズル孔を有するノズルプレートとを備えたものである。上記アクチュエータプレートは、このアクチュエータプレートの表面に形成され、上記吐出領域内において上記所定方向に沿って並設された複数の溝と、上記所定方向に沿って溝同士を区画する複数の駆動壁と、複数の溝のうちの少なくとも一部の溝内に形成された個別電極と、上記一対の端部領域のうちの少なくとも一方の端部領域に設けられていると共に、1または複数のダミー壁と、このダミー壁に形成された1または複数のダミー電極と、を含んで構成された追加浮遊容量部とを有している。上記駆動壁では、屈曲変形が生じるように構成されていると共に、上記ダミー壁では、上記屈曲変形が生じないように構成されている。上記ダミー壁が、上記所定方向に沿って対向する第1および第2の側面を有しており、上記ダミー壁における上記第1および第2の側面にそれぞれ、上記ダミー電極が配置されていると共に、上記第1および第2の側面における上記ダミー電極の各々に対して、所定の電位に設定するための配線が、共通接続されている。上記追加浮遊容量部は、上記吐出領域内において上記所定方向に沿って上記端部領域に隣接する隣接領域に位置する個別電極との間で生じる浮遊容量(stray capacity)を増加させて、上記隣接領域付近での浮遊容量の不均一性を低減させる。
本開示の一実施の形態に係る第4のヘッドチップは、所定方向に沿って、一対の端部領域と、これら一対の端部領域の間に位置する吐出領域と、を有するアクチュエータプレートと、液体を吐出するための複数のノズル孔を有するノズルプレートとを備えたものである。上記アクチュエータプレートは、このアクチュエータプレートの表面に形成され、上記吐出領域内において上記所定方向に沿って並設された複数の溝と、上記所定方向に沿って溝同士を区画する複数の駆動壁と、複数の溝のうちの少なくとも一部の溝内に形成された個別電極と、上記一対の端部領域のうちの少なくとも一方の端部領域に設けられていると共に、1または複数のダミー壁と、このダミー壁に形成された1または複数のダミー電極と、を含んで構成された追加浮遊容量部とを有している。上記駆動壁では、屈曲変形が生じるように構成されていると共に、上記ダミー壁では、上記屈曲変形が生じないように構成されている。上記ダミー壁が、上記所定方向に沿って対向する第1および第2の側面を有しており、所定の電位に設定するための配線が接続された上記ダミー電極が、上記ダミー壁における上記第1および第2の側面と、上記第1および第2の側面同士を繋ぐ上記表面とをそれぞれ、覆うように配置されている。上記追加浮遊容量部は、上記吐出領域内において上記所定方向に沿って上記端部領域に隣接する隣接領域に位置する個別電極との間で生じる浮遊容量(stray capacity)を増加させて、上記隣接領域付近での浮遊容量の不均一性を低減させる。
本開示の一実施の形態に係る第5のヘッドチップは、所定方向に沿って、一対の端部領域と、これら一対の端部領域の間に位置する吐出領域と、を有するアクチュエータプレートと、液体を吐出するための複数のノズル孔を有するノズルプレートとを備えたものである。上記アクチュエータプレートは、このアクチュエータプレートの表面に形成され、上記吐出領域内において上記所定方向に沿って並設された複数の溝と、上記所定方向に沿って溝同士を区画する複数の駆動壁と、複数の溝のうちの少なくとも一部の溝内に形成された個別電極と、上記一対の端部領域のうちの少なくとも一方の端部領域に設けられていると共に、1または複数のダミー壁と、このダミー壁に形成された1または複数のダミー電極と、を含んで構成された追加浮遊容量部とを有している。上記駆動壁では、屈曲変形が生じるように構成されていると共に、上記ダミー壁では、上記屈曲変形が生じないように構成されている。上記端部領域では、上記ダミー壁によって区画されるダミー溝が形成されており、所定の電位に設定するための配線が接続された上記ダミー電極が設けられている上記ダミー壁によって区画される、上記ダミー溝における上記所定方向に沿った幅が、上記吐出領域内の上記溝における上記所定方向に沿った幅よりも、小さくなっている。上記追加浮遊容量部は、上記吐出領域内において上記所定方向に沿って上記端部領域に隣接する隣接領域に位置する個別電極との間で生じる浮遊容量(stray capacity)を増加させて、上記隣接領域付近での浮遊容量の不均一性を低減させる。
本開示の一実施の形態に係る第6のヘッドチップは、所定方向に沿って、一対の端部領域と、これら一対の端部領域の間に位置する吐出領域と、を有するアクチュエータプレートと、液体を吐出するための複数のノズル孔を有するノズルプレートとを備えたものである。上記アクチュエータプレートは、このアクチュエータプレートの表面に形成され、上記吐出領域内において上記所定方向に沿って並設された複数の溝と、上記所定方向に沿って溝同士を区画する複数の駆動壁と、複数の溝のうちの少なくとも一部の溝内に形成された個別電極と、上記一対の端部領域のうちの少なくとも一方の端部領域に設けられていると共に、1または複数のダミー壁と、このダミー壁に形成された1または複数のダミー電極と、を含んで構成された追加浮遊容量部とを有している。上記駆動壁では、屈曲変形が生じるように構成されていると共に、上記ダミー壁では、上記屈曲変形が生じないように構成されている。所定の電位に設定するための配線が接続された上記ダミー電極において、その表面の少なくとも一部の領域が、粗面となっている。上記追加浮遊容量部は、上記吐出領域内において上記所定方向に沿って上記端部領域に隣接する隣接領域に位置する個別電極との間で生じる浮遊容量(stray capacity)を増加させて、上記隣接領域付近での浮遊容量の不均一性を低減させる。
本開示の一実施の形態に係る第7のヘッドチップは、所定方向に沿って、一対の端部領域と、これら一対の端部領域の間に位置する吐出領域と、を有するアクチュエータプレートと、液体を吐出するための複数のノズル孔を有するノズルプレートとを備えたものである。上記アクチュエータプレートは、このアクチュエータプレートの表面に形成され、上記吐出領域内において上記所定方向に沿って並設された複数の溝と、上記所定方向に沿って溝同士を区画する複数の駆動壁と、複数の溝のうちの少なくとも一部の溝内に形成された個別電極と、上記一対の端部領域のうちの少なくとも一方の端部領域に設けられていると共に、1または複数のダミー壁と、このダミー壁に形成された1または複数のダミー電極と、を含んで構成された追加浮遊容量部とを有している。上記駆動壁では、屈曲変形が生じるように構成されていると共に、上記ダミー壁では、上記屈曲変形が生じないように構成されている。上記追加浮遊容量部において、上記所定方向に沿って、上記ダミー壁と、所定の電位に設定するための配線が接続された上記ダミー電極とがそれぞれ、複数設けられている。上記追加浮遊容量部は、上記吐出領域内において上記所定方向に沿って上記端部領域に隣接する隣接領域に位置する個別電極との間で生じる浮遊容量(stray capacity)を増加させて、上記隣接領域付近での浮遊容量の不均一性を低減させる。
1.実施の形態(追加浮遊容量部での各ダミー電極の電位=共通電極の電位の例)
2.変形例
変形例1(追加浮遊容量部でのダミー溝の幅<吐出領域内の各溝の幅の例)
変形例2(追加浮遊容量部でのダミー電極の表面が、粗面である例)
変形例3(追加浮遊容量部でのダミー壁の各面を、ダミー電極が覆っている例)
変形例4(追加浮遊容量部での各ダミー電極の一部に、配線が非接続である例)
変形例5(追加浮遊容量部での各ダミー電極が、接地されている例)
3.その他の変形例
[A.プリンタ1の全体構成]
図1は、本開示の一実施の形態に係る液体噴射記録装置としてのプリンタ1の概略構成例を、模式的に斜視図にて表したものである。プリンタ1は、後述するインク9を利用して、被記録媒体としての記録紙Pに対して、画像や文字等の記録(印刷)を行うインクジェットプリンタである。
インクタンク3は、インク9を内部に収容するタンクである。このインクタンク3としては、この例では図1に示したように、イエロー(Y),マゼンダ(M),シアン(C),ブラック(K)の4色のインク9を個別に収容する、4種類のタンクが設けられている。すなわち、イエローのインク9を収容するインクタンク3Yと、マゼンダのインク9を収容するインクタンク3Mと、シアンのインク9を収容するインクタンク3Cと、ブラックのインク9を収容するインクタンク3Kとが設けられている。これらのインクタンク3Y,3M,3C,3Kは、筺体10内において、X軸方向に沿って並んで配置されている。
インクジェットヘッド4は、後述する複数のノズル(ノズル孔Hn)から記録紙Pに対して液滴状のインク9を噴射(吐出)して、画像や文字等の記録(印刷)を行うヘッドである。このインクジェットヘッド4としても、この例では図1に示したように、上記したインクタンク3Y,3M,3C,3Kにそれぞれ収容されている4色のインク9を個別に噴射する、4種類のヘッドが設けられている。すなわち、イエローのインク9を噴射するインクジェットヘッド4Yと、マゼンダのインク9を噴射するインクジェットヘッド4Mと、シアンのインク9を噴射するインクジェットヘッド4Cと、ブラックのインク9を噴射するインクジェットヘッド4Kとが設けられている。これらのインクジェットヘッド4Y,4M,4C,4Kは、筺体10内において、Y軸方向に沿って並んで配置されている。
走査機構6は、記録紙Pの幅方向(Y軸方向)に沿って、インクジェットヘッド4を走査させる機構である。この走査機構6は、図1に示したように、Y軸方向に沿って延設された一対のガイドレール61a,61bと、これらのガイドレール61a,61bに移動可能に支持されたキャリッジ62と、このキャリッジ62をY軸方向に沿って移動させる駆動機構63と、を有している。
続いて、図2~図5を参照して、インクジェットヘッド4の詳細構成例について説明する。
ノズルプレート41は、ポリイミド等のフィルム材または金属材料により構成されたプレートであり、インク9を噴射する複数のノズル孔Hnを有している(図2~図5中の破線の矢印参照)。これらのノズル孔Hnはそれぞれ、所定の間隔をおいて一直線上に(この例ではX軸方向に沿って)並んで形成されている。なお、各ノズル孔Hnは、下方に向かうに従って漸次縮径するテーパ状の貫通孔となっている(図2~図5参照)。
アクチュエータプレート42は、例えばPZT(チタン酸ジルコン酸鉛)等の圧電材料により構成されたプレートである。このアクチュエータプレート42は、その分極方向が厚み方向(Z軸方向)に沿って一方向に設定されている1つ(単一)の圧電基板によって、構成されている(いわゆる、カンチレバータイプ)。ただし、アクチュエータプレート42の構成としては、このカンチレバータイプには限られない。すなわち、例えば、分極方向が互いに異なる2つの圧電基板を厚み方向(Z軸方向)に沿って積層することによって、アクチュエータプレート42を構成するようにしてもよい(いわゆる、シェブロンタイプ)。
カバープレート43は、図3,図4に示したように、アクチュエータプレート42における各チャネルC1(および後述する各ダミーチャネルC2d)を閉塞するように配置されている。具体的には、このカバープレート43は、アクチュエータプレート42の上面(表面)に接着されており、板状構造となっている。
駆動部49は、図5に示したように、駆動信号Sd(駆動電圧Vd)を用いたインク9の吐出駆動を行うものである。この際に駆動部49は、プリンタ1内(インクジェットヘッド4の内部)の印刷制御部11から供給される各種のデータ(信号)に基づいて、そのような駆動信号Sd(駆動電圧Vd)を出力するようになっている(図5参照)。
続いて、図6,図7を参照して、アクチュエータプレート42における前述した端部領域付近の詳細構成例について説明する。
図6は、図5に示した端部領域Ae1付近の断面構成例(Z-X断面構成例)を、模式的に表したものである。図7は、図6に示した端部領域Ae1付近の等価回路例を、回路図で表したものである。なお、端部領域Ae2付近の断面構成例および等価回路例(追加浮遊容量部42C2の構成)についても、図6,図7と基本的には同様(X軸方向に沿って左右対称の構成)であるため、図示を省略する。この点は、後述する各比較例および各変形例においても同様である。
ここで、このような端部領域Ae1付近の等価回路例(電気容量モデルによる等価回路例)は、図7に示したようになる。
(A.プリンタ1の基本動作)
このプリンタ1では、以下のようにして、記録紙Pに対する画像や文字等の記録動作(印刷動作)が行われる。なお、初期状態として、図1に示した4種類のインクタンク3(3Y,3M,3C,3K)にはそれぞれ、対応する色(4色)のインク9が十分に封入されているものとする。また、インクタンク3内のインク9は、インク供給管50を介して、インクジェットヘッド4内に充填された状態となっている。
続いて、インクジェットヘッド4における詳細動作(吐出駆動による動作)について説明する。
続いて、インクジェットヘッド4における作用・効果について、比較例(比較例1,2)と比較しつつ、詳細に説明する。
図8は、比較例1に係るインクジェットヘッド104における端部領域Ae1付近の断面構成例(Z-X断面構成例)を、模式的に表したものである。図9は、図7に示したインクジェットヘッド104における端部領域Ae1付近の等価回路例を、回路図で表したものである。また、図10は、比較例1と、実施の形態における実施例とに係る、吐出領域Am内での吐出速度Viの特性例をそれぞれ、模式的に表したものである。
一方、図11は、比較例2に係るインクジェットヘッド204における端部領域Ae1付近の断面構成例(Z-X断面構成例)を、模式的に表したものである。
これに対して本実施の形態のインクジェットヘッド4では、図5,図6に示したように、アクチュエータプレート42の端部領域Ae1,Ae2に、ダミー壁Wdおよびダミー電極Edを含む追加浮遊容量部42C1,42C2が設けられている。そして、このような追加浮遊容量部42C1,42C2が設けられていることで、吐出領域Am内における端部領域Ae1,Ae2との隣接領域に位置する個別電極Eaとの間で生じる浮遊容量が増加し(図7に示した浮遊容量Cs1Lの分が追加的に形成され)、その隣接領域付近での浮遊容量の不均一性が、低減される(図7参照)。これによりインクジェットヘッド4では、各ノズル孔Hnからインク9が吐出される際に、その隣接領域付近でのインク9の吐出速度Viの増大が抑えられる。その結果、本実施の形態では上記比較例1と比べ、吐出領域Am内でのインク9の吐出速度Viのばらつきが低減され(図10参照)、印刷画質が向上することになる。
続いて、上記実施の形態の変形例(変形例1~5)について説明する。以下の各変形例では、実施の形態における構成要素と同一のものには同一の符号を付し、適宜説明を省略する。
(構成)
図12は、変形例1に係るインクジェットヘッド4aにおける端部領域Ae1付近の断面構成例(Z-X断面構成例)を、模式的に表したものである。この変形例1のインクジェットヘッド4aは、図6に示した本実施の形態のインクジェットヘッド4において、アクチュエータプレート42の代わりに、アクチュエータプレート42aを設けるようにしたものに対応している。
Cs={(ε×Se)/de} ……(1)
このような構成の変形例1においても、アクチュエータプレート42aの端部領域Ae1,Ae2に、追加浮遊容量部を設けるようにしたので、基本的には実施の形態と同様の作用により、同様の効果を得ることが可能である。すなわち、この変形例1においても実施の形態と同様に、回路規模の増大や無駄な電力消費を防止しつつ、印刷画質を向上させることが可能となる。
(構成)
図13は、変形例2に係るインクジェットヘッド4bにおける端部領域Ae1付近の断面構成例(Z-X断面構成例)を、模式的に表したものである。この変形例2のインクジェットヘッド4bは、図6に示した本実施の形態のインクジェットヘッド4において、アクチュエータプレート42の代わりに、アクチュエータプレート42bを設けるようにしたものに対応している。
このような構成の変形例2においても、アクチュエータプレート42bの端部領域Ae1,Ae2に、追加浮遊容量部を設けるようにしたので、基本的には実施の形態と同様の作用により、同様の効果を得ることが可能である。すなわち、この変形例2においても実施の形態と同様に、回路規模の増大や無駄な電力消費を防止しつつ、印刷画質を向上させることが可能となる。
(構成)
図14は、変形例3に係るインクジェットヘッド4cにおける端部領域Ae1付近の断面構成例(Z-X断面構成例)を、模式的に表したものである。この変形例3のインクジェットヘッド4cは、図6に示した本実施の形態のインクジェットヘッド4において、アクチュエータプレート42の代わりに、アクチュエータプレート42cを設けるようにしたものに対応している。
このような構成の変形例3においても、アクチュエータプレート42cの端部領域Ae1,Ae2に、追加浮遊容量部を設けるようにしたので、基本的には実施の形態と同様の作用により、同様の効果を得ることが可能である。すなわち、この変形例3においても実施の形態と同様に、回路規模の増大や無駄な電力消費を防止しつつ、印刷画質を向上させることが可能となる。
(構成)
図15は、変形例4に係るインクジェットヘッド4dにおける端部領域Ae1付近の断面構成例(Z-X断面構成例)を、模式的に表したものである。この変形例4のインクジェットヘッド4dは、図6に示した本実施の形態のインクジェットヘッド4において、アクチュエータプレート42の代わりに、アクチュエータプレート42dを設けるようにしたものに対応している。
このような構成の変形例4においても、アクチュエータプレート42dの端部領域Ae1,Ae2に、追加浮遊容量部を設けるようにしたので、基本的には実施の形態と同様の作用により、同様の効果を得ることが可能である。すなわち、この変形例4においても実施の形態と同様に、回路規模の増大や無駄な電力消費を防止しつつ、印刷画質を向上させることが可能となる。
(構成)
図16は、変形例5に係るインクジェットヘッド4eにおける端部領域Ae1付近の断面構成例(Z-X断面構成例)を、模式的に表したものである。この変形例5のインクジェットヘッド4eは、図6に示した本実施の形態のインクジェットヘッド4において、アクチュエータプレート42の代わりに、アクチュエータプレート42eを設けるようにしたものに対応している。
このような構成の変形例5においても、アクチュエータプレート42eの端部領域Ae1,Ae2に、追加浮遊容量部を設けるようにしたので、基本的には実施の形態と同様の作用により、同様の効果を得ることが可能である。すなわち、この変形例5においても実施の形態と同様に、回路規模の増大や無駄な電力消費を防止しつつ、印刷画質を向上させることが可能となる。
以上、実施の形態および変形例を挙げて本開示を説明したが、本開示はこれらの実施の形態等に限定されず、種々の変形が可能である。
(1)
液体を噴射するヘッドチップであって、
所定方向に沿って、一対の端部領域と、前記一対の端部領域の間に位置する吐出領域と、を有するアクチュエータプレートと、
前記液体を吐出するための複数のノズル孔を有するノズルプレートと
を備え、
前記アクチュエータプレートは、
前記アクチュエータプレートの表面に形成され、前記吐出領域内において前記所定方向に沿って並設された複数の溝と、
前記所定方向に沿って前記溝同士を区画する複数の駆動壁と、
前記複数の溝のうちの少なくとも一部の溝内に形成された個別電極と、
前記一対の端部領域のうちの少なくとも一方の端部領域に設けられていると共に、1または複数のダミー壁と、前記ダミー壁に形成された1または複数のダミー電極と、を含んで構成された追加浮遊容量部と
を有しており、
前記追加浮遊容量部は、前記吐出領域内において前記所定方向に沿って前記端部領域に隣接する隣接領域に位置する前記個別電極との間で生じる浮遊容量を増加させて、前記隣接領域付近での浮遊容量の不均一性を低減させる
ヘッドチップ。
(2)
前記複数の溝として、前記所定方向に沿って交互に配置された、複数の吐出溝と複数の非吐出溝とが含まれており、
前記複数の吐出溝内にそれぞれ、共通電極が形成されていると共に、前記複数の非吐出溝内にそれぞれ、前記個別電極が形成されており、
前記1または複数のダミー電極のうちの少なくとも1つのダミー電極における電位が、前記共通電極における電位と等しくなっている
上記(1)に記載のヘッドチップ。
(3)
前記複数の溝として、前記所定方向に沿って交互に配置された、複数の吐出溝と複数の非吐出溝とが含まれており、
前記複数の吐出溝内にそれぞれ、共通電極が形成されていると共に、前記複数の非吐出溝内にそれぞれ、前記個別電極が形成されており、
前記1または複数のダミー電極のうちの少なくとも1つのダミー電極が、前記個別電極および前記共通電極にそれぞれ接続されている配線とは異なる、他の配線を介して接地されている
上記(1)に記載のヘッドチップ。
(4)
前記ダミー壁が、前記所定方向に沿って対向する第1および第2の側面を有しており、
前記ダミー壁における前記第1および第2の側面にそれぞれ、前記ダミー電極が配置されていると共に、
前記第1および第2の側面における前記ダミー電極の各々に対して、所定の電位に設定するための配線が、共通接続されている
上記(1)ないし(3)のいずれかに記載のヘッドチップ。
(5)
前記ダミー壁が、前記所定方向に沿って対向する第1および第2の側面を有しており、
所定の電位に設定するための配線が接続された前記ダミー電極が、前記ダミー壁における前記第1および第2の側面と、前記第1および第2の側面同士を繋ぐ前記表面とをそれぞれ、覆うように配置されている
上記(1)ないし(3)のいずれかに記載のヘッドチップ。
(6)
前記端部領域では、前記ダミー壁によって区画されるダミー溝が形成されており、
所定の電位に設定するための配線が接続された前記ダミー電極が設けられている前記ダミー壁によって区画される、前記ダミー溝における前記所定方向に沿った幅が、前記吐出領域内の前記溝における前記所定方向に沿った幅よりも、小さい
上記(1)ないし(5)のいずれかに記載のヘッドチップ。
(7)
所定の電位に設定するための配線が接続された前記ダミー電極において、その表面の少なくとも一部の領域が、粗面となっている
上記(1)ないし(6)のいずれかに記載のヘッドチップ。
(8)
前記追加浮遊容量部において、前記所定方向に沿って、前記ダミー壁と、所定の電位に設定するための配線が接続された前記ダミー電極とがそれぞれ、複数設けられている
上記(1)ないし(7)のいずれかに記載のヘッドチップ。
(9)
前記所定方向に沿った前記一対の端部領域の双方に、前記追加浮遊容量部が設けられている
上記(1)ないし(8)のいずれかに記載のヘッドチップ。
(10)
上記(1)ないし(9)のいずれかに記載のヘッドチップと、
前記ノズル孔から前記液体を噴射させる駆動部と
を備えた液体噴射ヘッド。
(11)
上記(10)に記載の液体噴射ヘッドを備えた
液体噴射記録装置。
Claims (10)
- 液体を噴射するヘッドチップであって、
所定方向に沿って、一対の端部領域と、前記一対の端部領域の間に位置する吐出領域と、を有するアクチュエータプレートと、
前記液体を吐出するための複数のノズル孔を有するノズルプレートと
を備え、
前記アクチュエータプレートは、
前記アクチュエータプレートの表面に形成され、前記吐出領域内において前記所定方向に沿って並設された複数の溝と、
前記所定方向に沿って前記溝同士を区画する複数の駆動壁と、
前記複数の溝のうちの少なくとも一部の溝内に形成された個別電極と、
前記一対の端部領域のうちの少なくとも一方の端部領域に設けられていると共に、1または複数のダミー壁と、前記ダミー壁に形成された1または複数のダミー電極と、を含んで構成された追加浮遊容量部と
を有しており、
前記駆動壁では屈曲変形が生じるように構成されていると共に、前記ダミー壁では前記屈曲変形が生じないように構成されており、
前記複数の溝として、前記所定方向に沿って交互に配置された、複数の吐出溝と複数の非吐出溝とが含まれており、
前記複数の吐出溝内にそれぞれ、共通電極が形成されていると共に、前記複数の非吐出溝内にそれぞれ、前記個別電極が形成されており、
前記1または複数のダミー電極のうちの少なくとも1つのダミー電極における電位が、前記共通電極における電位と等しくなっており、
前記追加浮遊容量部は、前記吐出領域内において前記所定方向に沿って前記端部領域に隣接する隣接領域に位置する前記個別電極との間で生じる浮遊容量を増加させて、前記隣接領域付近での浮遊容量の不均一性を低減させる
ヘッドチップ。 - 液体を噴射するヘッドチップであって、
所定方向に沿って、一対の端部領域と、前記一対の端部領域の間に位置する吐出領域と、を有するアクチュエータプレートと、
前記液体を吐出するための複数のノズル孔を有するノズルプレートと
を備え、
前記アクチュエータプレートは、
前記アクチュエータプレートの表面に形成され、前記吐出領域内において前記所定方向に沿って並設された複数の溝と、
前記所定方向に沿って前記溝同士を区画する複数の駆動壁と、
前記複数の溝のうちの少なくとも一部の溝内に形成された個別電極と、
前記一対の端部領域のうちの少なくとも一方の端部領域に設けられていると共に、1または複数のダミー壁と、前記ダミー壁に形成された1または複数のダミー電極と、を含んで構成された追加浮遊容量部と
を有しており、
前記駆動壁では屈曲変形が生じるように構成されていると共に、前記ダミー壁では前記屈曲変形が生じないように構成されており、
前記複数の溝として、前記所定方向に沿って交互に配置された、複数の吐出溝と複数の非吐出溝とが含まれており、
前記複数の吐出溝内にそれぞれ、共通電極が形成されていると共に、前記複数の非吐出溝内にそれぞれ、前記個別電極が形成されており、
前記1または複数のダミー電極のうちの少なくとも1つのダミー電極が、前記個別電極および前記共通電極にそれぞれ接続されている配線とは異なる、他の配線を介して接地されており、
前記追加浮遊容量部は、前記吐出領域内において前記所定方向に沿って前記端部領域に隣接する隣接領域に位置する前記個別電極との間で生じる浮遊容量を増加させて、前記隣接領域付近での浮遊容量の不均一性を低減させる
ヘッドチップ。 - 液体を噴射するヘッドチップであって、
所定方向に沿って、一対の端部領域と、前記一対の端部領域の間に位置する吐出領域と、を有するアクチュエータプレートと、
前記液体を吐出するための複数のノズル孔を有するノズルプレートと
を備え、
前記アクチュエータプレートは、
前記アクチュエータプレートの表面に形成され、前記吐出領域内において前記所定方向に沿って並設された複数の溝と、
前記所定方向に沿って前記溝同士を区画する複数の駆動壁と、
前記複数の溝のうちの少なくとも一部の溝内に形成された個別電極と、
前記一対の端部領域のうちの少なくとも一方の端部領域に設けられていると共に、1または複数のダミー壁と、前記ダミー壁に形成された1または複数のダミー電極と、を含んで構成された追加浮遊容量部と
を有しており、
前記駆動壁では屈曲変形が生じるように構成されていると共に、前記ダミー壁では前記屈曲変形が生じないように構成されており、
前記ダミー壁が、前記所定方向に沿って対向する第1および第2の側面を有しており、
前記ダミー壁における前記第1および第2の側面にそれぞれ、前記ダミー電極が配置されていると共に、
前記第1および第2の側面における前記ダミー電極の各々に対して、所定の電位に設定するための配線が、共通接続されており、
前記追加浮遊容量部は、前記吐出領域内において前記所定方向に沿って前記端部領域に隣接する隣接領域に位置する前記個別電極との間で生じる浮遊容量を増加させて、前記隣接領域付近での浮遊容量の不均一性を低減させる
ヘッドチップ。 - 液体を噴射するヘッドチップであって、
所定方向に沿って、一対の端部領域と、前記一対の端部領域の間に位置する吐出領域と、を有するアクチュエータプレートと、
前記液体を吐出するための複数のノズル孔を有するノズルプレートと
を備え、
前記アクチュエータプレートは、
前記アクチュエータプレートの表面に形成され、前記吐出領域内において前記所定方向に沿って並設された複数の溝と、
前記所定方向に沿って前記溝同士を区画する複数の駆動壁と、
前記複数の溝のうちの少なくとも一部の溝内に形成された個別電極と、
前記一対の端部領域のうちの少なくとも一方の端部領域に設けられていると共に、1または複数のダミー壁と、前記ダミー壁に形成された1または複数のダミー電極と、を含んで構成された追加浮遊容量部と
を有しており、
前記駆動壁では屈曲変形が生じるように構成されていると共に、前記ダミー壁では前記屈曲変形が生じないように構成されており、
前記ダミー壁が、前記所定方向に沿って対向する第1および第2の側面を有しており、
所定の電位に設定するための配線が接続された前記ダミー電極が、前記ダミー壁における前記第1および第2の側面と、前記第1および第2の側面同士を繋ぐ前記表面とをそれぞれ、覆うように配置されており、
前記追加浮遊容量部は、前記吐出領域内において前記所定方向に沿って前記端部領域に隣接する隣接領域に位置する前記個別電極との間で生じる浮遊容量を増加させて、前記隣接領域付近での浮遊容量の不均一性を低減させる
ヘッドチップ。 - 液体を噴射するヘッドチップであって、
所定方向に沿って、一対の端部領域と、前記一対の端部領域の間に位置する吐出領域と、を有するアクチュエータプレートと、
前記液体を吐出するための複数のノズル孔を有するノズルプレートと
を備え、
前記アクチュエータプレートは、
前記アクチュエータプレートの表面に形成され、前記吐出領域内において前記所定方向に沿って並設された複数の溝と、
前記所定方向に沿って前記溝同士を区画する複数の駆動壁と、
前記複数の溝のうちの少なくとも一部の溝内に形成された個別電極と、
前記一対の端部領域のうちの少なくとも一方の端部領域に設けられていると共に、1または複数のダミー壁と、前記ダミー壁に形成された1または複数のダミー電極と、を含んで構成された追加浮遊容量部と
を有しており、
前記駆動壁では屈曲変形が生じるように構成されていると共に、前記ダミー壁では前記屈曲変形が生じないように構成されており、
前記端部領域では、前記ダミー壁によって区画されるダミー溝が形成されており、
所定の電位に設定するための配線が接続された前記ダミー電極が設けられている前記ダミー壁によって区画される、前記ダミー溝における前記所定方向に沿った幅が、前記吐出領域内の前記溝における前記所定方向に沿った幅よりも、小さくなっており、
前記追加浮遊容量部は、前記吐出領域内において前記所定方向に沿って前記端部領域に隣接する隣接領域に位置する前記個別電極との間で生じる浮遊容量を増加させて、前記隣接領域付近での浮遊容量の不均一性を低減させる
ヘッドチップ。 - 液体を噴射するヘッドチップであって、
所定方向に沿って、一対の端部領域と、前記一対の端部領域の間に位置する吐出領域と、を有するアクチュエータプレートと、
前記液体を吐出するための複数のノズル孔を有するノズルプレートと
を備え、
前記アクチュエータプレートは、
前記アクチュエータプレートの表面に形成され、前記吐出領域内において前記所定方向に沿って並設された複数の溝と、
前記所定方向に沿って前記溝同士を区画する複数の駆動壁と、
前記複数の溝のうちの少なくとも一部の溝内に形成された個別電極と、
前記一対の端部領域のうちの少なくとも一方の端部領域に設けられていると共に、1または複数のダミー壁と、前記ダミー壁に形成された1または複数のダミー電極と、を含んで構成された追加浮遊容量部と
を有しており、
前記駆動壁では屈曲変形が生じるように構成されていると共に、前記ダミー壁では前記屈曲変形が生じないように構成されており、
所定の電位に設定するための配線が接続された前記ダミー電極において、その表面の少なくとも一部の領域が、粗面となっており、
前記追加浮遊容量部は、前記吐出領域内において前記所定方向に沿って前記端部領域に隣接する隣接領域に位置する前記個別電極との間で生じる浮遊容量を増加させて、前記隣接領域付近での浮遊容量の不均一性を低減させる
ヘッドチップ。 - 液体を噴射するヘッドチップであって、
所定方向に沿って、一対の端部領域と、前記一対の端部領域の間に位置する吐出領域と、を有するアクチュエータプレートと、
前記液体を吐出するための複数のノズル孔を有するノズルプレートと
を備え、
前記アクチュエータプレートは、
前記アクチュエータプレートの表面に形成され、前記吐出領域内において前記所定方向に沿って並設された複数の溝と、
前記所定方向に沿って前記溝同士を区画する複数の駆動壁と、
前記複数の溝のうちの少なくとも一部の溝内に形成された個別電極と、
前記一対の端部領域のうちの少なくとも一方の端部領域に設けられていると共に、1または複数のダミー壁と、前記ダミー壁に形成された1または複数のダミー電極と、を含んで構成された追加浮遊容量部と
を有しており、
前記駆動壁では屈曲変形が生じるように構成されていると共に、前記ダミー壁では前記屈曲変形が生じないように構成されており、
前記追加浮遊容量部において、前記所定方向に沿って、前記ダミー壁と、所定の電位に設定するための配線が接続された前記ダミー電極とがそれぞれ、複数設けられており、
前記追加浮遊容量部は、前記吐出領域内において前記所定方向に沿って前記端部領域に隣接する隣接領域に位置する前記個別電極との間で生じる浮遊容量を増加させて、前記隣接領域付近での浮遊容量の不均一性を低減させる
ヘッドチップ。 - 前記所定方向に沿った前記一対の端部領域の双方に、前記追加浮遊容量部が設けられている
請求項1ないし請求項7のいずれか1項に記載のヘッドチップ。 - 請求項1ないし請求項8のいずれか1項に記載のヘッドチップと、
前記ノズル孔から前記液体を噴射させる駆動部と
を備えた液体噴射ヘッド。 - 請求項9に記載の液体噴射ヘッドを備えた
液体噴射記録装置。
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JP2019148903A JP7382759B2 (ja) | 2019-08-14 | 2019-08-14 | ヘッドチップ、液体噴射ヘッドおよび液体噴射記録装置 |
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-
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- 2019-08-14 JP JP2019148903A patent/JP7382759B2/ja active Active
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