JP7382627B2 - 電子部品の製造装置及び製造方法 - Google Patents

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Description

本発明は、電子部品の製造装置及び製造方法等に関する。
本発明者は、例えば積層セラミックコンデンサー、インダクター、サーミスター等の電子部品本体の端面に導電性ペースト層をディップ塗布して、電子部品本体に外部電極を形成する装置及び製造方法を提案している(特許文献1)。ディップ塗布されたままの導電性ペースト層の膜厚は均一化されない。そこで、導電性ペーストがディップ塗布された電子部品本体を、定盤面に形成された導電性ペースト膜層から引き上げた後に、電子部品本体の端部に形成された導電性ペーストのたれ下がり部を、導電性ペースト膜層が除去された定盤面に接触させることも提案されている(特許文献2)。この工程は、電子部品本体側の余分な導電性ペーストを定盤により拭い取ることから、ブロット(blot)工程と称される。本発明者は、ブロット工程の際に、電子部品本体を定盤面と平行に移動させる改良されたブロット工程を提案している(特許文献3)。それにより、電子部品本体の端部にほぼ均一の導電性ペースト層が形成されることが期待される。
特開2002-237403号公報 特開昭63-45813号公報 特開2016-100459号公報
従来のブロット工程は、塗布工程に用いられる定盤を兼用していた。つまり、ブロット工程は、塗布工程が終了した定盤上から導電性ペーストを掻き取った後に、その定盤を用いて実施されていた。こうすると、塗布工程が終了後、ブロット工程が開始されるまでロスタイムが発生し、スループットが低下する。また、電子部品本体側の余分な導電性ペーストを定盤に転写させるブロット工程の実施によっても、電子部品本体の端部に形成される導電性ペースト層の形状が必ずしも均一にはならない場合がある。
本発明は、スループットを高め、電子部品本体の端部に形成される導電性ペースト層の形状を均一にすることができる電子部品の製造装置及び製造方法を提供することを目的とする。
(1)本発明の一態様は、
各々の端部にペースト材が塗布された複数の電子部品本体を水平面内で整列させて支持する治具と、
前記複数の電子部品本体と同数以上の複数の貫通孔を有するペースト除去部材と、
前記治具と前記ペースト除去部材とを相対的に垂直移動させる垂直駆動部と、
前記治具と前記ペースト除去部材とを相対的に水平移動させる水平駆動部と、
を有し、
前記垂直駆動部による垂直移動と前記水平駆動部による水平移動とにより、前記複数の貫通孔のエッジで、前記複数の電子部品本体の各々の前記端部に塗布された前記ペースト材のうち、余分なペースト材を除去する電子部品の製造装置に関する。
本発明の一態様によれば、治具とペースト除去部材との相対的な垂直移動及び水平移動により、ペースト除去部材に設けられた貫通孔のエッジが、電子部品本体の端部に塗布されたペースト材のうち、余分なペースト材を確実に除去する。こうして、塗布工程に用いられる定盤を用いずに、ブロット工程を実施できる。また、垂直移動の位置精度に依存させて、電子部品本体と貫通孔のエッジとの垂直方向での相対的位置が定まり、電子部品本体の端部に形成される導電性ペースト層の形状が均一化される。しかも、除去されたペースト材は貫通孔を介して落下するので、余分なペースト材を容易に回収して再利用することも可能となる。
(2)本発明の一態様(1)では、前記複数の貫通孔の各々は、平面視で、前記複数の電子部品本体の各々が通過できる開口面積を有することができる。こうすると、例えば、端部にペースト材が塗布された電子部品本体を定盤より引き離す時に貫通孔を通過させ、その貫通孔のエッジで余分なペースト材を除去するブロット工程を実施することができる。このように、塗布工程直後にブロット工程を実施することでスループットが向上する。また、電子部品に塗布されたペースト材の一部または全部を貫通孔に配置した状態で相対的な水平移動を実施することで、貫通孔の全周エッジの一部または全部を利用して余分なペースト材を除去できる。ただし、貫通孔は、電子部品本体が通過できない開口面積であっても、電子部品に塗布されたペースト材の一部を貫通孔に配置した状態で相対的な水平移動を実施することで、貫通孔のエッジによりブロット工程を実施することができる。
(3)本発明の一態様(1)または(2)では、前記ペースト除去部材は、前記複数の貫通孔が形成され、前記ペースト材と接触する面が平らな板とすることができる。こうすると、相対的な垂直移動及び水平移動により、板の平らな面が従来の定盤と同様に機能してブロット工程を実施することに加え、板の平らな面よりも垂れ下がる余分なペースト材を貫通孔のエッジで強制的に除去できる。
(4)本発明の一態様(1)または(2)では、前記ペースト除去部材は、前記複数の貫通孔の各々を区画形成する複数の環状線材とすることができる。こうすると、相対的な垂直移動及び水平移動により、環状線材が従来の定盤と同様に機能してブロット工程を実施することに加え、環状線材よりも垂れ下がる余分なペースト材を貫通孔のエッジで強制的に除去できる。
(5)本発明の一態様(1)~(4)では、前記ペースト除去部材に付着されたペースト材を取り除いて前記ペースト除去部材をクリーニングするクリーニング部材をさらに有することができる。こうすると、クリーニング後にペースト除去部材を再利用することができる。
(6)本発明の一態様(5)では、前記クリーニング部材はエアーブロー装置とすることができる。エアーブロー装置は、ペースト除去部材に付着されたペースト材をエアージェットで取り除いて、ペースト除去部材をクリーニングするができる。エアーブロー装置はペースト材と非接触であり、しかも、回収されるペースト材に異物が混入されないとしいう利点がある。クリーニングで除去されたペースト材は、回収して再利用することができる。
(7)本発明の一態様(5)または(6)では、前記ペースト材によるディップ層が形成される定盤をさらに有することができる。前記複数の電子部品本体が前記ディップ層に浸漬されることで、前記複数の電子部品本体の各々の前記端部に前記ペースト材が塗布される。この定盤は、塗布工程にのみ用いることができる。
(8)本発明の一態様(7)では、前記ペースト除去部材は、前記定盤の上方に配置され、前記複数の電子部品本体の各々の前記端部から除去される前記余分なペースト材を、を前記定盤上に落下させることができる。塗布工程に用いられる定盤は、定盤上にペースト材を塗布と、定盤上からペースト材を回収する機構を有する。この回収機構を利用して、ブロット工程で除去されたペースト材を定盤上から回収することができる。
(9)本発明の一態様(7)または(8)では、前記クリーニング部材は、前記ペースト除去部材から取り除かれた前記ペースト材を前記定盤上に落下させることができる。塗布工程に用いられる定盤上からペースト材を回収する回収機構を利用して、クリーニング部材により除去されたペースト材を定盤上から回収することができる。
(10)本発明の一態様(9)では、前記定盤は、前記ディップ層が形成される第1領域と、前記クリーニング部材により前記ペースト材が落下される第2領域と、を有することができる。こうすると、ペースト材の回収機構を兼用しながら、定盤の第1領域で塗布工程を、定盤の第2領域でブロット工程を、それぞれ独立して実施することができる。
(11)本発明の他の態様は、
各々の端部にペースト材が塗布された複数の電子部品本体を水平面内で整列させて支持する治具と、前記複数の電子部品本体と同数以上の複数の貫通孔を有するペースト除去部材と、を準備する工程と、
前記治具と前記ペースト除去部材とを相対的に垂直移動させる工程と、
前記治具と前記ペースト除去部材とを相対的に水平移動させる工程と、
を有し、
前記相対的な垂直移動と前記相対的な水平移動とにより、前記複数の貫通孔のエッジで、前記複数の電子部品本体の各々の前記端部に塗布された前記ペースト材のうち、余分なペースト材を除去する電子部品の製造方法に関する。
本発明の他の態様(11)は、本発明の一態様(1)に係る電子部品の製造装置等で実施される電子部品の製造方法が定義される。
(12)本発明の他の態様(11)では、前記相対的な水平移動は、前記相対的な垂直移動と同時、前記相対的な垂直移動の開始後、または前記相対的な垂直移動の停止後に開始されてもよい。つまり、ペースト材は、相対的に垂直及び水平移動させながらペースト除去部材と接触させても良いし、ペースト除去部材と接触させた後に相対的な水平移動だけを実施しても良い。ペースト材を相対的に垂直及び水平移動させながらペースト除去部材と接触させるには、例えば相対的にらせん運動させればよい。
本発明の一実施形態に係る電子部品の製造装置及び製造方法によって製造される電子部品の一例を示す図である。 図1の電子部品の断面図である。 本発明の一実施形態に係る電子部品の製造装置を示す図である。 図3の製造装置のブロック図である。 ペースト除去部材の概略斜視図である。 図5中のA部を拡大した貫通孔の開口面積と、電子部品本体との関係を示す平面図である。 塗布工程における塗布前の図3の製造装置の状態を示す部分拡大図である。 塗布工程における塗布中の図3の製造装置の状態を示す部分拡大図である。 塗布工程における塗布後の図3の製造装置の状態を示す部分拡大図である。 ブロット工程を示す図である。 図10の部分拡大図である。 ペースト除去部材のクリーニング装置を示す図である。 ペースト除去部材を相対的に水平移動させる変形例を示す図である。 塗布領域、ブロット領域及び/又はクリーニング領域を有する製造装置の平面図である。 ブロット工程における垂直及び水平同時駆動を示す図である。 環状線材で貫通孔を区画するペースト除去部材の変形例を示す図である。 比較例のブロット工程を示す図である。
1.電子部品
図1は本発明の実施形態に係る製造方法により製造される電子部品1Aを示し、図2は電子部品本体1に形成された導電層4Aの断面を示している。ここで、本発明が適用される電子部品1Aの大きさに特に制約はないが、ダウンサイジングに従い超小型化された電子部品1Aに好適である。超小型の電子部品1Aとしては、図1に示す例えば矩形(正方形または長方形)断面の一辺の最大長さをL1とし、矩形断面と直交する方向の長さをL2としたとき、L1=500μm以下でかつL2=1000μm以下である。好ましくはL1=300μm以下でかつL2=600μm以下、さらに好ましくはL1=200μm以下でかつL2=400μm以下、さらに好ましくはL1=125μm以下でかつL2=250μm以下である。なお、ここでいう矩形とは、二辺が交わるコーナーが厳密に90°であるものの他、コーナーが湾曲又は面取りされた略矩形も含むものとする。なお、本発明は矩形断面以外の電子部品1Aにも適用できることは言うまでもない。
図2において、電子部品1Aは、電子部品本体1の端部に、導電性ペースト層から成る電極4Aが形成される。電子部品本体1の端部2は、端面2Aと、側面2Bと、端面2A及び側面2Bを結ぶ角部2Cとを含む。端面2Aに形成された電極4Aの実質的に均一な厚さT1と、側面2Bに形成された電極4Aの実質的に均一な厚さT2とは、実質的にT1=T2とすることができる。加えて、角部2Cに形成された電極4Aの厚さT3は、T3≧T1またはT3≧T2とすることができる。また、側面2Bに形成される電極4Aの端面2Aからの電極長さをL3とする。本発明の実施形態に係る製造方法により製造される複数の電子部品1Aは、電極4Aの寸法(T1~T3及びL3)の均一性を有することが要求される。なお、以下の説明では、電子部品本体1の端部に形成されている導電性ペースト層について、ブロット工程の終了前では符号4を付し、ブロット工程の終了後は符号4Aを付している。
2.電子部品の製造装置
図3は本実施形態の実施に用いられる製造装置10を示し、図4は制御系ブロック図を示している。この製造装置10は、キャリアプレート(治具)20と、移動機構50と、定盤100と、ペースト除去部材200と、を有する。図3では直交三軸方向をX,Y,Zとする。なお図3は、ブロット工程終了後の電子部品本体1に導電性ペースト4Aが形成された状態と、あるいは塗布工程後ブロット工程前の電子部品本体1に導電性ペースト4が形成された状態と、のいずれか一方の状態を示している。
複数の電子部品本体1を垂下して保持するキャリアプレート(治具)20は、複数の電子部品本体1を保持する。キャリアプレート20は、治具固定盤30に着脱自在に支持される。治具固定盤30の上方には基盤40が固定され、キャリアプレート20の下方には定盤100が配置される。さらに、本実施形態では、キャリアプレート20と定盤100との間に、固定または可動のペースト除去部材200とが配置される。
定盤100には、スキージ112及びブレード114を備えたスキージユニット110が設けられる。スキージユニット110は定盤100上を移動する。スキージユニット110は、ブレード114を移動させることで、定盤100の表面101に導電性ペースト120による高さHのディップ層121を形成することができる。スキージユニット110は、スキージ112を移動させることで、定盤100の表面101から導電性ペースト120のディップ層121を掻き取って回収することができる。
基盤40には、治具固定盤30を移動させる移動機構50が設けられる。ここで、移動機構50は、X軸駆動部60、Y軸駆動部70及びZ軸駆動部80を含むことができる。なお、移動機構50は、治具固定盤30及びペースト除去部材200を、X,Y,Z軸方向に相対的に移動させるものであればよい。つまり、移動機構50は、ペースト除去部材200を移動するものであっても良い。あるいは、治具固定盤30を三軸方向に移動させる移動機構と、ペースト除去部材200を三軸方向に移動させる移動機構とを有していても良い。あるいは、移動機構50に含まれるX軸駆動部60、Y軸駆動部70及びZ軸駆動部80の一部が治具固定盤30を移動させ、他部がペースト除去部材200を移動させても良い。
X軸駆動部60は、X軸ガイド62に沿って基盤40に対してX軸方向に移動可能なXテーブルで構成することができる。Y軸駆動部70は、Y軸ガイド72に沿ってX軸駆動部60に対してY軸方向に移動可能なYテーブルで構成することができる。Z軸駆動部80は、例えばY軸駆動部70に固定され、Z軸82をZ軸方向に移動可能である。治具固定盤30は、Z軸82に固定される。なお、図3では、X,Y,Z軸の駆動源である例えばモーター及びその駆動力伝達機構の図示は省略されている。
なお本実施形態では、治具固定盤30、キャリアプレート20及び複数の電子部品本体1は、移動機構50により、定盤100に対して相対的に、Z軸方向に移動されると共に、定盤100の表面に平行なX-Y平面に沿って移動可能とするものに兼用される。
図4に示すように、製造装置10は、X軸駆動部60、Y軸駆動部70及びZ軸駆動部80を制御する制御部90を有する。制御部90はキーボード等の操作入力部92に接続される。制御部90は記憶部91を含み、記憶部91には、操作入力部92を介して入力された操作情報や、予め登録されたプログラム等が記憶される。制御部90は、記憶部91に記憶されたデータやプログラムに従って、X軸駆動部60、Y軸駆動部70及びZ軸駆動部80を制御する。
3.ペースト除去部材
ペースト除去部材200は、図5に示すように、少なくとも上面が平坦な板210と、板210に貫通形成された複数の貫通孔212と、を有する。複数の貫通孔212の数は、キャリアプレート20に保持される複数の電子部品本体1と同数以上である。複数の貫通孔212は、キャリアプレート20に保持される複数の電子部品本体1と、一対一の関係になるように板210上に配列形成される。
複数の貫通孔212の各一つは、図5のA部を拡大した図6に示すように、平面視で、端部2に導電性ペースト層4を有する電子部品本体1が通過できる開口面積を有する。ただし、貫通孔212の開口面積の大きさは、これに限定されない。また、本実施形態では、平面視で、電子部品本体1及び貫通孔212と共に矩形である。ただし、電子部品本体1及び貫通孔212の平面視での形状はこれに限らない。例えば矩形または円形の電子部品本体1に対して、貫通孔212は、円形、楕円形、三角形を含む多角形等であっても良い。
4.電子部品の製造方法
本実施形態の製造装置10では、塗布工程と、その後のブロット工程とが実施される。以下、図1の製造装置10を用いた塗布工程とロット工程とについて説明する。
4.1.塗布工程
塗布工程とは、キャリアプレート20に保持された複数の電子部品本体1の各々の端面2Aを含む端部2を、定盤100の表面101に形成された導電性ペーストのディップ層121に接触させて、複数の電子部品本体1の各々の端部2に導電性ペーストを塗布する工程である。
図7~図9は、塗布工程を示している。塗布工程前では、図7に示すように、複数の電子部品本体1を支持したキャリアプレート20は、ペースト除去部材200及び定盤100の上方に位置している。キャリアプレート20は、図7に示す位置から定盤100に向けて相対的に垂直移動する。
相対的な垂直移動により、キャリアプレート20に支持された複数の電子部品本体1は、対応する貫通孔212を通過する。図8は、貫通孔212を追加した電子部品本体1の端部2が、定盤100上に形成されているペースト材のディップ層121と接触している塗布状態を示している。
その後、相対的な垂直移動により、図9に示すように、キャリアプレート20に支持された複数の電子部品本体1は、端部2に塗布された導電性ペースト層4と共に、対応する貫通孔212を再通過する。この再通過過程では、電子部品本体1の端部2に塗布された導電性ペースト層4は、ディップ層121と繋がることで糸引き状態となるペースト材を含む余分なペースト材4Bを含んでいる。塗布工程の後に実施されるブロット工程は、導電性ペースト層4から余分なペースト材4Bが除去された導電性ペースト層4Aを形成するために実施される。
4.2.ブロット工程
図10はブロット工程を示し、図11は図10の部分拡大図である。ブロット工程は、電子部品本体1が貫通孔212を再通過するための相対的に上昇移動を停止させた後に、キャリアプレート20とペースト除去部材200とを相対的に水平移動させることで実施される。図10及び図11は、貫通孔212を再通過した電子部品本体1を相対的に左に水平移動させた状態を示している。このとき、導電性ペースト層4の底面は板210の上面211で均される。その均しの際に貫通孔212内に移動された余分なペースト材4Bや、210の上面211よりも下方に垂れ下がっていた余分なペースト材4Bは、いずれも、貫通孔212のエッジ212Aで掻き取られる。掻き取られた余分なペースト材4Bは、貫通孔212を介して定盤100上のディップ層121に落下する。よって、余分なペースト材4Bと使用済みのディップ層121は、スキージ112により回収することができる。
以上のブロット工程の実施により、電子部品本体1の端部2に塗布された導電性ペースト層4は、板210の上面211で均されると共に、余分なペースト材4Bが貫通孔212のエッジ212Aで掻き取られることで、底面が整形された導電性ペースト層4Aとなる。特許文献2及び特許文献3のように、定盤によって均され、余分なペースト材が定盤に転写されるブロット工程と比較して、本実施形態では、貫通孔212のエッジ212Aで掻き取られた余分なペースト材4Bを、貫通孔212を介して落下させるという追加の作用を有する。その追加の作用により、ブロット工程後の導電性ペースト層4の形状をより均一にすることができる。
4.3.ペースト除去部材のクリーニング工程
本実施形態では、ペースト除去部材200に付着されたペースト材を取り除いて、ペースト除去部材200をクリーニングするクリーニング工程をさらに有することができる。図12は、クリーニング部材600によるクリーニング工程を示している。クリーニング部材300は例えばエアージェット310を噴出させるエアーブロー装置とすることができる。エアーブロー装置300は、ペースト除去部材200の板210及び貫通孔212に付着されたペースト材をエアージェット310で取り除くことができる。こうすると、ブラン洗浄などと比較してエアーブロー装置300がペースト材と非接触となり、しかも、回収されるペースト材に異物が混入されないという利点がある。このクリーニング工程を定盤100上で実施すれば、クリーニングで除去されたペースト材も再利用することができる。
5.変形例
なお、上記のように本実施形態について詳細に説明したが、本発明の新規事項および効果から実体的に逸脱しない多くの変形が可能であることは当業者には容易に理解できるであろう。従って、このような変形例はすべて本発明の範囲に含まれるものとする。
5.1.ブロット工程での相対的な水平移動
ブロット工程において、キャリアプレート20とペースト除去部材200との相対的な水平移動は、水平面上での直線移動に限らない。この相対的な水平移動は、直線往復移動の他、水平面上で逐次移動方向が変化する移動、例えば円運動や楕円運動であっても良い。円運動や楕円運動等は、X軸駆動部60及びY軸駆動部70を同時に駆動することで実現できる。
5.2.塗布工程との関係
上述した実施形態は、定盤100上にペースト除去部材200を固定して実施できる点で優れている。しかも、ペースト除去部材200を固定したまま、電子部品本体1を定盤100から引き離すという塗布工程の終了直後に、ブロット工程が実施できるので、スループットは著しく向上する。
ただし、図13に示すように、ペースト除去部材200が、定盤100の上方から退避した位置と、定盤100の上方にてブロット工程を実施する位置とに、移動するものであっても良い。この場合、塗布工程が終了したキャリアプレート20は、ペースト除去部材200の水平高さ位置よりも高い位置に一旦退避する。その後、キャリアプレート20と定盤100との間にペースト除去部材200が移動して、ブロット工程が開始される。こうしても、余分なペースト材4Bは定盤100上またはディップ層121上に落下させることができる。
5.3.キャリアプレート20の相対的な水平移動
図14は、キャリアプレート20が相対的な水平移動する他の実施形態を示している。図14において、一つのキャリアプレート20は、平面視で、例えば定盤100上で第1領域A1と第2領域A2とに相対的に移動する。第1領域A1では塗布工程が実施され、第2領域A2ではブロット工程が実施される。
図14において、2つのキャリアプレート20A,20Bを設けても良い。この場合、第1領域A1の隣に第3領域A3を増設し、第2領域A2の隣に第4領域A4を増設することができる。第3領域A3は、キャリアプレート20Aに対する電子部品本体1の着脱工程が実施される。第4領域A4は、キャリアプレート20Bに対する電子部品本体1の着脱工程が実施される。
キャリアプレート20Aは、第3領域A3で電子部品本体1が装着され、第1領域A1で塗布工程が実施され、第2領域A2でブロット工程が実施され、その後第3領域A3に復帰する。キャリアプレート20Bは、第4領域A4で電子部品本体1が装着され、第1領域A1で塗布工程が実施され、第2領域A2でブロット工程が実施され、その後第4領域A4に復帰する。キャリアプレート20A,20Bは、移動位置が互いに干渉しないようにして移動される。第2領域A2では、ブロット工程に使用されたペースト除去部材200にクリーニング工程を実施しても良い。この場合、クリーニングにより除去されたペースト材を定盤100上に落下させることができる。
5.4.ブロット工程における垂直及び水平同時駆動
図15は、ペースト除去部材200の上方の待機位置からキャリアプレート20を相対的に下降させてブロット工程を実施する過程を示している。このとき、キャリアプレート20は、ペースト除去部材200に対して相対的に、垂直(下降)移動及び水平移動が同時に実施することができる。図15では、キャリアプレート20をらせん運動で下降させている。垂直(下降)移動及び水平移動が同時に実施するものであれば、水平移動は垂直移動と同時に開始されなくても良く、例えば垂直移動の開始後に開始されても良い。
この工程の実施により、ペースト除去部材200と平行な面内での電子部品本体1のペースト除去部材200に対する相対的移動方向がA、B、C、Dと逐次変化する。最下点Dに達したら、下降移動を停止させて水平移動のみを継続してもよい。この場合、余分なペースト材が貫通孔212のエッジ212Aで掻き取られることは上述の通りである。その際に、電子部品本体1の余分なペースト材は、ペースト除去部材200の上面211に引っ張られるが、その引張方向が逐次変化するので、電子部品本体1から擦り切られ易くなっている。しかも、余分なペースト材は、相対的移動方向が変化しない直線移動の時のように移動方向下流に停留して、ペースト材の膜厚を局所的に厚くさせるような不具合は生じない。また、端面2Aが四角形の電子部品本体1にあっては、余分な導電性ペーストが角部2Cに集まり易くなり、角部2Cでの導電性ペーストの膜厚を確保し易くなる。
5.5.キャリアプレート20とペースト除去部材200との相対的な垂直及び水平同時移動
ペースト除去部材200は、例えば治具固定盤30に、垂直及び水平同時移動可能に取り付けても良い。この場合、キャリアプレート20とペースト除去部材200とが一体で移動機構50によりX,Y,Z方向に移動される。キャリアプレート20とペースト除去部材200とを同時にZ方向駆動することにより、図8に示す塗布工程が実施される。なお、塗布工程時には、図8に示すキャリアプレート20の下面とペースト除去部材200の上面とは接触していても良い。ブロット工程時には、治具固定盤30に設けられた駆動機構(図示なし)が、ペースト除去部材200を垂直及び水平同移動する。それにより、キャリアプレート20に対してペースト除去部材200は相対的に垂直及び水平同移動されて、図9~図11と同様にしてブロット工程を実施することができる。なお、治具固定盤30の代わりに、移動機構50によりX,Y,Z方向に移動される移動盤を設け、この移動盤に、キャリアプレート20とペースト除去部材200とが、相対的な垂直及び水平同時移動できるように搭載されても良い。
5.6.ペースト除去部材の変形例
ペースト除去部材は、図5に示すような貫通孔212が形成された板210に限らない。例えば図16に示すように、複数の環状線材222の各々により貫通孔224か区画される網状線材220をペースト除去部材としてもよい。図16に示す貫通孔224は図5の貫通孔212と同一機能を果たす。図16に示す環状線材222は、図5の板210の上面211と、エッジ212Aとの双方の機能を果たす。
さらに、図5の貫通孔212及び図16の貫通孔224とは、電子部品本体1の端部2に形成される導電性ペースト層4が通過しない開口面積であっても良い。貫通孔212及び貫通孔224のエッジで、余分なペースト材を掻き取る機能に変わりはないからである。
6.比較例
本発明者等は、上述した上述した実施形態に係るペースト除去部材を想到する前に、図17に示すブレード状のペースト除去部材400を考えた。ペースト除去部材400は、例えば板金410の一端を角度θで折り曲げた折り曲げ部412を有する。折り曲げ部412の先端がエッジ414となる。キャリアプレート20とペースト除去部材400とを相対的に水平移動させることで、エッジ414で余分なペースト材を掻き取ることができる。また、本発明者等は、角度θを10~45°とすると、掻き取られた余分なペースト材は折り曲げ部412に沿って落下案内されると考えた。
しかし、ペースト除去部材400を一列の電子部品本体1のみに使用するのであれば良いが、複数列の電子部品本体1に対して連続使用するには支障があった。なぜなら、一列目の電子部品本体1から除去されたペースト材がエッジ414に残存したまま、二列目の電子部品本体1のブロット工程に使用せざるを得ないからである。
本実施形態では、複数の貫通孔212、224は、キャリアプレート20に保持される複数の電子部品本体1と、一対一の関係になるので、比較例のペースト除去部材400により生じた新たな課題も解決できる。
1…電子部品本体、1A…電子部品、2…端部、2A…端面、2B…側面、2C…角部、4…ブロット工程完了前の導電性ペースト層、4A…電極(ブロット工程完了後の導電性ペースト層)、10…製造装置、20…治具(キャリアプレート)、30…治具固定盤、40…基盤、50…移動機構、60,70…水平駆動部、80…垂直駆動部、90…制御部、91…記憶部、92…操作入力部、100…定盤、101…表面、120…導電性ペースト、121…ディップ層、200…ペースト除去部材、210…板、211…上面、212…貫通孔、212A…エッジ、220…ペースト除去部材(網状線材)、222…環状線材、224…貫通孔、300…クリーニング部材(エアーブロー装置)、310…エアージェット、400…ペースト除去部材(比較例)

Claims (10)

  1. 各々の端部にペースト材が塗布された複数の電子部品本体を水平面内で整列させて支持する治具と、
    前記複数の電子部品本体と同数以上の複数の貫通孔が形成され、前記ペースト材と接触する少なくとも上面が平坦な板を有するペースト除去部材と、
    前記治具と前記ペースト除去部材とを相対的に垂直移動させる垂直駆動部と、
    前記治具と前記ペースト除去部材とを相対的に水平移動させる水平駆動部と、
    を有し、
    前記垂直駆動部による垂直移動と前記水平駆動部による水平移動とにより、前記複数の貫通孔のエッジで、前記複数の電子部品本体の各々の前記端部に塗布された前記ペースト材のうち余分なペースト材を除去する電子部品の製造装置。
  2. 請求項1において、
    前記複数の貫通孔の各々は、平面視で、前記複数の電子部品本体の各々が通過できる開口面積を有する電子部品の製造装置。
  3. 請求項1または2において、
    前記ペースト除去部材に付着されたペースト材を取り除いて前記ペースト除去部材をクリーニングするクリーニング部材をさらに有する電子部品の製造装置。
  4. 請求項において、
    前記クリーニング部材はエアーブロー装置である電子部品の製造装置。
  5. 請求項またはにおいて、
    前記ペースト材によるディップ層が形成される定盤をさらに有し、
    前記複数の電子部品本体が前記ディップ層に浸漬されることで、前記複数の電子部品本体の各々の前記端部に前記ペースト材が塗布される電子部品の製造装置。
  6. 請求項において、
    前記ペースト除去部材は、前記定盤の上方に配置され、
    前記複数の電子部品本体の各々の前記端部から除去される前記余分なペースト材を、前記定盤上に落下させる電子部品の製造装置。
  7. 請求項またはにおいて、
    前記クリーニング部材は、前記ペースト除去部材から取り除かれた前記ペースト材を前記定盤上に落下させる電子部品の製造装置。
  8. 請求項において、
    前記定盤は、前記ディップ層が形成される第1領域と、前記クリーニング部材により前記ペースト材が落下される第2領域と、を有する電子部品の製造装置。
  9. 各々の端部にペースト材が塗布された複数の電子部品本体を水平面内で整列させて支持する治具と、前記複数の電子部品本体と同数以上の複数の貫通孔が形成され、前記ペースト材と接触する少なくとも上面が平坦な板を有するペースト除去部材と、を準備する工程と、
    前記治具と前記ペースト除去部材とを相対的に垂直移動させる工程と、
    前記治具と前記ペースト除去部材とを相対的に水平移動させる工程と、
    を有し、
    前記相対的な垂直移動と前記相対的な水平移動とにより、前記複数の貫通孔のエッジで、前記複数の電子部品本体の各々の前記端部に塗布された前記ペースト材のうち、前記板の前記上面で均されて前記複数の貫通孔内に移動された余分なペースト材や、前記板の前記上面よりも下方に垂れ下がる余分なペースト材を掻き取って除去する電子部品の製造方法。
  10. 請求項において、
    前記水平移動は、前記垂直移動と同時、前記垂直移動の開始後、または前記垂直移動の停止後に開始される電子部品の製造方法。
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