JP7381395B2 - 掘削用チップ及び掘削用ビット - Google Patents
掘削用チップ及び掘削用ビット Download PDFInfo
- Publication number
- JP7381395B2 JP7381395B2 JP2020075515A JP2020075515A JP7381395B2 JP 7381395 B2 JP7381395 B2 JP 7381395B2 JP 2020075515 A JP2020075515 A JP 2020075515A JP 2020075515 A JP2020075515 A JP 2020075515A JP 7381395 B2 JP7381395 B2 JP 7381395B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- tip
- chip
- bit
- chamfered
- region
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Active
Links
- 238000005553 drilling Methods 0.000 title description 12
- 238000009412 basement excavation Methods 0.000 claims description 32
- 239000011435 rock Substances 0.000 description 48
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 5
- 239000000463 material Substances 0.000 description 5
- 230000002093 peripheral effect Effects 0.000 description 5
- 238000010521 absorption reaction Methods 0.000 description 4
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 4
- 229910017052 cobalt Inorganic materials 0.000 description 3
- 239000010941 cobalt Substances 0.000 description 3
- GUTLYIVDDKVIGB-UHFFFAOYSA-N cobalt atom Chemical compound [Co] GUTLYIVDDKVIGB-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 3
- 230000037237 body shape Effects 0.000 description 2
- 239000004927 clay Substances 0.000 description 2
- 239000012530 fluid Substances 0.000 description 2
- 238000000034 method Methods 0.000 description 2
- 239000002245 particle Substances 0.000 description 2
- WFKWXMTUELFFGS-UHFFFAOYSA-N tungsten Chemical compound [W] WFKWXMTUELFFGS-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 2
- 229910052721 tungsten Inorganic materials 0.000 description 2
- 239000010937 tungsten Substances 0.000 description 2
- XLYOFNOQVPJJNP-UHFFFAOYSA-N water Substances O XLYOFNOQVPJJNP-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 2
- 229910000831 Steel Inorganic materials 0.000 description 1
- 230000008859 change Effects 0.000 description 1
- 238000005336 cracking Methods 0.000 description 1
- 230000006872 improvement Effects 0.000 description 1
- 230000007246 mechanism Effects 0.000 description 1
- 239000007769 metal material Substances 0.000 description 1
- 230000035939 shock Effects 0.000 description 1
- 239000010802 sludge Substances 0.000 description 1
- 239000010959 steel Substances 0.000 description 1
Images
Landscapes
- Earth Drilling (AREA)
Description
従来の超硬チップとして、球状のラウンドチップ、円錐形のスパイクチップ、円錐形の頂部が球状に構成されたセミボタン、断面形状が不等辺五角形のハウスチップ(断面がハウス形状のチップ)、長手方向寸法が長いハウスチップをビットで直交して配置したクロスチップ、2種類の円錐を組み合わせたダブルコニカルチップ、円錐形の側面(傾斜面)が球面或いはアールが形成されているバリスティック(バリスティックボタン)チップ、バリスティックチップの側面におけるアールをさらに大きくしたパラボリックチップ、セミボタンチップをより先鋭な形状(尖った或いはシャープな形状)のスパイクチップ、その他が存在する。
しかし、回転体形状であるため、チップの頂部を硬い岩盤に食い込ませることができても、曲面で構成されているチップ側面(例えば円錐形状の傾斜面)で岩盤を切り裂くことは困難である。
円錐の側面を周方向全域に亘って等間隔に面取りした部分が形成されており、面取りした部分の横断面形状が正六角形或いは正五角形となっており、
隣接した面取りした部分の境界線(1C:稜線)及び頂点(1D)にはアールが形成されており、
リングビット(10)の半径方向中央の領域と半径方向外方の領域と半径方向中央の領域より半径方向内側の領域の各々に配置され、リングビット(10)の半径方向中央の領域に配置されたチップ(1X)の先端部1Aの突出方向が掘削方向と一致する様に配置されており、リングビット(10)の半径方向外方の領域に配置されたチップ(1Y)の先端部1Aの突出方向が掘削方向に対して半径方向外方に傾斜した方向となる様に配置されており、リングビット(10)の半径方向中央の領域より半径方向内側の領域に配置されたチップ1Z(チップ)の先端部1Aの突出方向は掘削方向に対して半径方向内方に傾斜した方向となる様に配置されていることを特徴としている。
また本発明の掘削用チップは、
円錐の側面を周方向全域に亘って等間隔に面取りした部分が形成されており、面取りした部分の横断面形状が正六角形或いは正五角形となっており、
隣接した面取りした部分の境界線(1C:稜線)及び頂点(1D)にはアールが形成されており、
インナービット(20)の半径方向について中心軸近傍の領域と半径方向外方の領域と中心軸近傍の領域と半径方向外方の領域の中間の領域の各々に配置され、インナービット(20)の半径方向について中心軸近傍の領域に配置されたチップチップ(1P)は先端部1Aの突出方向が掘削方向と一致しており、インナービット(20)の半径方向外方の領域に配置されるチップ(1Q)は先端部(1A)の突出方向が掘削方向に比較して半径方向外方に傾斜した方向となる様に配置されており、インナービット(20)の半径方向について中心軸近傍の領域と半径方向外方の領域の中間の領域に配置されるチップ(1R)は先端部(1A)の突出方向が半径方向外方の領域に配置される前記チップ(1Q)の先端部(1A)の突出方向と掘削方向との間の傾斜方向となる様に配置されていることを特徴としている。
一方、本発明のチップ(1)では、隣接した面取りした部分の境界線(1C:稜線)がエッジとして機能して掘削対象である岩盤、地盤を切り裂くことが出来る。そのため、従来の回転体形状のチップに比較して、掘削対象である岩盤、地盤の切削量が多くなり、岩盤や地盤を効率的に切削することが出来る。
すなわち本発明によれば、従来の回転体形状チップの利点と、非回転体形状のチップの利点を併せ持つことが出来る。
そして、衝撃吸収性が向上することにより、本発明のチップ(1)は掘削対象である岩盤或いは地盤に突き刺さり易く、しかも破損し難い(欠け難い)という性質を有している。
或いは本発明のチップ(1)では頂部(1D)にアールが形成されているため、当該アールの大きさを適宜選定することにより、掘削対象である岩盤或いは地盤に適した構造を選択することが出来る。例えば頂部(1D)のアールを小さく構成すれば、掘削対象である岩盤、地盤に食い込み易くなる。一方、頂部(1D)のアールを大きく構成すれば、削孔速度は遅くなるが、チップ頂部が破損し難くなる。
さらに、半径方向外方の領域に配置されたチップ(1)における1本の前記境界(1C:稜線)がビット(10)の外周面(10A)よりも半径方向外方に突出しているため、当該境界(1C)と接触する岩盤或いは地盤は切削される。そして境界(1C)で切削される分だけ、岩盤或いは地盤とビット(10)との摩擦が減少して、回転駆動源からの回転がビット(10)へ良好に伝達される。
これに対して本発明において、溝(11)のビット回転方向後方に硬装盛部分(12)を設けていれば、硬装盛部分(12)によりビット回転方向後方の領域の破損を防止することが出来て、ビット(10)の長寿命化が期待できる。
最初に、本発明のチップの第1実施形態について、図1、図2を参照して説明する。
図1、図2に示す第1実施形態に係るチップ1は、先端部1Aと円柱状の後端部1Bが一体に形成されており、先端部1Aと後端部1Bの回転軸C1は共通している。先端部1Aは、円錐側面を周方向全域に亘って、且つ先端部1Aの中心軸C1方向の略々全域に亘って、等間隔に面取りした部分が形成され、面取りした部分の横断面形状は正六角形となっている。換言すれば、先端部1Aの中心軸方向の概略全域が正六角錐状に形成されている。
チップ1における円柱状の後端部1Bは、リングビット或いはインナービットにおけるチップ取付孔13、14(図10、図12)に埋設され、公知技術により強固に取り付けられる。
図1、図2では明示されていないが、隣接した面取りした部分の境界線1C(6本の稜線)には微小なアールが形成され、チップ1の頂点1Dにもアールが形成されている。
ここで、チップの材質としては、タングステン粒子をコバルトで結合した材料が使用されている。
第1実施形態に係るチップ1は、先端部1Aの周方向全域に亘って、且つ、中心軸1C方向の概略全域に亘って、横断面が六角形になる様に、側面を等間隔に面取りしている。そのため、掘削の際に面取りされた各々の面が受ける衝撃力が小さくなり、チップ1全体として衝撃吸収性が向上する。そして、先端部1Aを横断面が正六角形となる様に面取り連れたチップ1は、その頂部1Dが岩盤或いは地盤に突き刺さり易くなり、しかも破損し難い。
さらに、図示の第1実施形態のチップ1は、隣接した面取りした部分の境界線1C(稜線)にアールが形成されているため、境界線1Cをエッジとして作用して硬い岩盤を切り裂く際に破損を抑制することが出来る。
同様にチップ1の頂部1Dにもアールが形成されており、そのアールの大きさ(曲率半径)を掘削対象である岩盤或いは地盤に対応して適宜選定することにより、掘削に最適な構造を達成することが出来る。ここで、頂部1Dのアール(の曲率半径)を小さく設定すれば、掘削対象である岩盤、地盤に食い込み易くなる。一方、頂部1Dのアール(の曲率半径)を大きく設定すれば、削孔速度は遅くなるが、チップ頂部1Dが破損し難くなる。
それに対して図3、図4の第2実施形態に係るチップ1-1は、2種類の円錐を組み合わせて側面が構成されているダブルコニカルチップに面取りを施した形状に構成されている。
図3、図4において第2実施形態に係るチップは全体を符号1-1で示されており、切削部である先端部1-1Aと円柱状の後端部1-1Bが一体に形成されている。第1実施形態に係るチップ1と同様に、チップ1-1の先端部1-1Aは、回転体である円錐の側面を周方向全域に亘って、且つ、中心軸C1の方向の概略全域に亘って、等間隔に面取りした部分が形成されており、面取りした部分の横断面形状が正六角形となっている。
第1実施形態と同様に、境界線1-Cには微小なアールが形成されており、チップ1-1の頂点1-1Dにもアールが形成されている。
図示の第2実施形態に係るチップ1-1におけるその他の構成、作用効果は、図1、図2の第1実施形態と同様である。
第3実施形態に係るチップ1-2は、図1、図2の実施形態と同様な形状である。ただし、図1、図2では、面取りを施した先端部1Aの横断面形状が正六角形であるのに対して、図5、図6の第3実施形態では、面取りを施した先端部1-2Aの横断面形状が正五角形である。
図5、図6におけるチップ1-2は、図1、図2のチップ1と同様な形状をしているが、図1、図2のチップ1の先端部1Aの横断面形状が正六角形であるのに対して、図5、図6のチップ1-2における先端部1-2Aの横断面形状は正五角形となっている。すなわち、チップ1-2の先端部1-2Aは概略正五角錐形状である。
図示の第3実施形態に係るチップ1-2におけるその他の構成、作用効果は、図1~図4の第1実施形態、第2実施形態と同様である。
図7、図8の第4実施形態に係るチップ1-3は、図3、図4のチップ1-1と同様に、先端部1-3Aは2種類の円錐を組み合わせ且つ面取りを施した形状である。ただし、図3、図4では、先端部1-1Aの横断面形状が正六角形であるのに対して、図7、図8の第3実施形態では、先端部1-3Aの横断面形状が正五角形である。
図示の第4実施形態に係るチップ1-3におけるその他の構成、作用効果は、図3、図4の第2実施形態と同様である。
ここで、図示の実施形態に係るチップ1、1-1、1-2、1-3において、先端部1A、1-1A、1-2A、1-3Aの横断面形状は正六角形或いは正五角形である。先端部1A、1-1A、1-2A、1-3Aの横断面形状は正六角形或いは正五角形である理由について、以下に説明する。
ビットについて後述する様に、掘削用ビットにおいて、エッジ1Cを半径方向外方に位置させることが要求される。しかし、チップ1のビットへの埋め込みは手作業で行われており、微小なチップ1のエッジ1Cを正確に半径方向外方に位置させることは困難である。そのため、円周方向の一部の範囲P内のP1にのみ形成されているエッジ1Cをビットの半径方向外方に配置させることが困難である。
それに対して、先端部1Aに面取りを施した部分の横断面形状が正六角形(図1~図4)或いは正五角形(図5~図8)であれば、不正確な手作業であっても、何れかのエッジ1Cをビット10の半径方向外方に位置させることが出来る。
例えば、図15で示す様に、先端部1Aの円周方向の全周に亘って面取りがされておらず、円錐における回転形状が残存している場合(面取りされない部分が存在する場合)には、面取りした部分Q1と面取りしていない部分Q2との境界Q3がエッジとして作用する。しかし、係る境界(エッジ)Q3は、面取りされていない部分の曲面よりも半径方向外方には突出しないので、エッジとして作用することが出来ず、切削効果の向上が期待できないからである。
さらに、先端部1Aの横断面形状が正六角形或いは正五角形の様な正多角形であり、中心点(中心軸C1)に対して点対称な形状であるのは、横断面形状が不等辺多角形状或いは中心点に対して非対称な図形であると、隣接する面取りの境界線(稜線:エッジ)が周方向について等間隔に配置されない。そのため、掘削抵抗が周方向について不均一となり、真直に掘削することが出来ないからである。
先ず図9、図10を参照して、リングビットに係る実施形態を説明する。
図9、図10において、リングビット10は概略円筒形状に形成されている。リングビット10の先端側(図10で右側)は、後端側(図10で左側)よりも外径が大径であり、円環形状の先端部(地中側端部:図10の右側端部)はリングビット10における掘削部を構成する。
リングビット10の掘削部(図10の右側端部)には、図9で示す様に、リングビット10の半径方向中央の領域と、半径方向外方の領域と、前記半径方向中央の領域と前記半径方向外方の領域の中間の領域が設けられている。そして、各領域には、円周方向に等間隔でチップ1が配置される。ここで、半径方向中央の領域は、半径方向について、半径方向外方の領域と半径方向中央の領域より半径方向内側の領域との間に位置している。
図9、図10におけるチップ1は、図1~図8を参照して説明した第1~第4実施形態に係るチップ1、1-1、1-2、1-3の何れかより、その用途に応じて適宜選択することが出来る。
図9において、チップ1Xは計3個、チップ1Yは計12個、チップ1Zは計3個が配置されており、チップ1X、1Y、1Zの各々は、配置されるそれぞれの領域(半径方向中央の領域、半径方向外方の領域、半径方向中央の領域より半径方向内側の領域)において円周方向に等間隔で配置されている。
チップ1X、1Y、1Zは、円柱状の後端部1B(1-1B、1-2B、1-3B)をビット10における断面円形のチップ取付孔13(図10)に埋設し、先端部1A(1-1A、1-2A、1-3A)を先端面から突出させて、公知技術によりリングビット10に固定している。
各領域に配置されるチップ1の方向をこの様に設定することにより、地盤、岩盤掘削を効率的に行うことが出来る。
半径方向外方に突出している1本の稜線1Cが、リングビット10の外周面10Aよりも半径方向外方における(掘削するべき)岩盤や地盤を切削する。そして稜線1Cが岩盤や地盤を切削ことにより、リングビット10による掘削効率が向上する。
また、当該1本の稜線C1以外の稜線も、リングビット10の掘削方向前方に位置する岩盤や地盤を切削する。
リングビット10の半径方向中央の領域に配置されるチップ1X、半径方向中央の領域より半径方向内側の領域に配置されるチップ1Zは、それぞれのチップ1X、1Zにおける全ての稜線1C(エッジ、正六角形は6本、正五角形は5本)が、リングビット10の掘削方向前方における地盤、岩盤の切削に寄与している。
そして、排泥溝11のリングビット回転方向(反時計方向)後方には硬装盛部分12が設けられている。
なお、地盤や岩盤の掘削の際には、リングビット10の内部空間に後述するインナービット20を配置する。
さらに、半径方向外方の領域に配置されたチップ1Yにおいて、前記境界1C(稜線)がリングビット10の外周面10Aよりも半径方向外方に突出しているため、リングビット10が回転した際に、当該境界1C(エッジ)が全域に亘って岩盤等を切削する。リングビット10の外周面と接触する岩盤或いは地盤が切削されて、リングビット10の外周面と岩盤或いは地盤との摩擦が減少する。そして、図示しない回転駆動源からの回転がリングビット10へ効率良く伝達される。
全域に亘って岩盤等を切削する境界1C(エッジ)を有するチップ1Y(半径方向外方の領域に配置されたチップ)では、当該境界1Cが破損する(チップの割れ、欠けが生じる)恐れがあるが、チップ1の材料を適宜選択して、例えば靭性に富んだ材料を用いれば、エッジ1Cの破損を防止して、リングビット10の長寿命化することが期待できる。
そしてリングビット10では、半径方向外方の領域のチップ1Yについて、円周方向に隣接するチップ1Y間には排泥のための溝11が形成されている。係る排泥溝11のリングビット回転方向後方の領域は、岩盤や地盤と接触して破損する可能性がある。
図9、図10のリングビット10では、排泥溝11のリングビット回転方向(反時計方向)後方に硬装盛部分12が設けられており、排泥溝11の破損を防止することが出来る。
図11、図12で示すインナービット20は、鋼材等の金属材料により一体に形成され、軸線C3を中心とした回転体形状であり、リングビット10の内部空間に挿入し、図示しない機構により固定可能に構成されている。インナービット20の先端側(図12で右側部分)は、後端側(図12で左側部分)よりも外径が大径であり、先端部(先端面、地中側端部)はインナービット20における掘削部を構成する。
インナービット20の先端部(掘削部)において、半径方向について、中心軸近傍の領域と、半径方向外方の領域と、前記中心軸近傍の領域と前記半径方向外方の領域の中間の領域には、それぞれ、円周方向に等間隔でチップ1が配置される。それぞれの領域に配置されるチップ1は、リングビット10と同様に、図1~図8に示す第1~第4実施形態のチップ1(チップ1~1-3)の何れかが選択される。
図11において、チップ1Pは2個、チップ1Qは6個、チップ1Rは4個が配置されており、チップ1P、1Qはそれぞれの領域において円周方向について等間隔に配置されている。
ここで、インナービット20の半径方向外方の領域に配置されるチップ1Qにおける1本の稜線1C(エッジ)がインナービット20の外周面20Aより半径方向外方に突出しており、当該稜線1C全域で岩盤、地盤を切削することが出来る。これにより、切削効率を向上している。
図11、図12において、チップ1Qの間には、掘削された排泥のための溝15が形成されている。そして図11、図12における符号16は、切削水或いは圧縮エア等の流体の供給通路を示している。図示しない供給源から供給される切削水或いは圧縮エア等の流体は供給通路16内を流れ、インナービット20の先端部(掘削部)から地盤や岩盤に向けて噴射される。
図11、図12に示す実施形態のインナービット20におけるその他の構成及び作用効果は、図1~図10の実施形態と同様である。
例えば、図示のチップはスパイクチップに面取りを施した形状、或いは、ダブルコニカルチップに面取りを施した形状に構成されているが、その他の回転体形状のチップに面取りを施して、その横断面を正六角形或いは正五角形に形成することも可能である。
1A・・・チップの先端部
1B・・・チップの後端部
1C・・・境界線(隣接した面取りした部分の境界線、稜線)
1D・・・頂点
10・・・リングビット
10A・・・リングビット1の外周面
20・・・インナービット
20A・・・インナービットの外周面
11・・・排泥用の溝
12・・・硬装盛部分
Claims (1)
- 円錐の側面を周方向全域に亘って等間隔に面取りした部分が形成されており、面取りした部分の横断面形状が正六角形或いは正五角形となっており、
隣接した面取りした部分の境界線(1C)及び頂点(1D)にはアールが形成されており、
リングビット(10)の半径方向中央の領域と半径方向外方の領域と半径方向中央の領域より半径方向内側の領域の各々に配置され、リングビット(10)の半径方向中央の領域に配置されたチップ(1X)の先端部1Aの突出方向が掘削方向と一致する様に配置されており、リングビット(10)の半径方向外方の領域に配置されたチップ(1Y)の先端部1Aの突出方向が掘削方向に対して半径方向外方に傾斜した方向となる様に配置されており、リングビット(10)の半径方向中央の領域より半径方向内側の領域に配置されたチップ1Z(チップ)の先端部1Aの突出方向は掘削方向に対して半径方向内方に傾斜した方向となる様に配置されていることを特徴とする掘削用チップ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2020075515A JP7381395B2 (ja) | 2020-04-21 | 2020-04-21 | 掘削用チップ及び掘削用ビット |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2020075515A JP7381395B2 (ja) | 2020-04-21 | 2020-04-21 | 掘削用チップ及び掘削用ビット |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2021172998A JP2021172998A (ja) | 2021-11-01 |
JP7381395B2 true JP7381395B2 (ja) | 2023-11-15 |
Family
ID=78279223
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2020075515A Active JP7381395B2 (ja) | 2020-04-21 | 2020-04-21 | 掘削用チップ及び掘削用ビット |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP7381395B2 (ja) |
Citations (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2001140578A (ja) | 1999-11-15 | 2001-05-22 | Mitsubishi Materials Corp | 掘削工具 |
JP2009097263A (ja) | 2007-10-18 | 2009-05-07 | Wako:Kk | アウタービット |
JP2018031167A (ja) | 2016-08-24 | 2018-03-01 | 国立大学法人愛媛大学 | 削孔器具 |
-
2020
- 2020-04-21 JP JP2020075515A patent/JP7381395B2/ja active Active
Patent Citations (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2001140578A (ja) | 1999-11-15 | 2001-05-22 | Mitsubishi Materials Corp | 掘削工具 |
JP2009097263A (ja) | 2007-10-18 | 2009-05-07 | Wako:Kk | アウタービット |
JP2018031167A (ja) | 2016-08-24 | 2018-03-01 | 国立大学法人愛媛大学 | 削孔器具 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2021172998A (ja) | 2021-11-01 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
RU2377383C2 (ru) | Буровое долото | |
US5813485A (en) | Cutter element adapted to withstand tensile stress | |
JP4954542B2 (ja) | 掘削ロッド、掘削ビット及び掘削工具 | |
US4294319A (en) | Cutter head for rotary percussion drills | |
MXPA05001231A (es) | Trepano cortante giratorio con filon que desvia material. | |
KR20160003230A (ko) | 타격식 착암용 드릴 비트 | |
CN105917068A (zh) | 具有冲洗槽的冲击凿岩钻头 | |
CA1335812C (en) | Excavating tooth for an earth auger | |
CN109306851B (zh) | 一种旋转切削模块以及具有这种模块的金刚石钻头 | |
US20070205652A1 (en) | Rotatable Cutting Tool | |
JP7381395B2 (ja) | 掘削用チップ及び掘削用ビット | |
US6997273B2 (en) | Blunt faced cutter element and enhanced drill bit and cutting structure | |
EP2863004A1 (en) | Roller cutter drill bit with mixed bearing types | |
JP7360231B2 (ja) | 切削用チップ及びビット | |
JP5473207B2 (ja) | アウタービット | |
JP3201625U (ja) | カッタービット | |
US2602639A (en) | Rock drill bit | |
JP4706639B2 (ja) | 掘削工具 | |
JP2008062620A (ja) | ドリルビット | |
JP3542924B2 (ja) | 掘削ビット | |
GB2426988A (en) | Tubular drill shoe | |
CN211342792U (zh) | 一种金刚石钻头齿 | |
JP6606848B2 (ja) | 掘削工具 | |
WO2020165199A1 (en) | Insert for a journal leg and / or a cone cutter of a rotary drill tool | |
US20040084222A1 (en) | Alternating inclinations of compacts for drill bit |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20221209 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20230720 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20230731 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20230914 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20231003 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20231020 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20231101 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20231102 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 7381395 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |