JP7380320B2 - 定着装置及び画像形成装置 - Google Patents

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Description

本発明は定着装置及び画像形成装置に関し、例えば電子写真式プリンタ(以下ではこれを単にプリンタとも呼ぶ)に適用して好適なものである。
電子写真方式の画像形成装置は、現像剤で形成した現像剤像を用紙等の媒体に転写した後、該現像剤像を定着器により媒体に定着させる。
このような画像形成装置が備える定着器では、加熱ローラと、加圧ローラと、加熱ローラの内側に配された加熱部材とを有するものがある。定着器は、加熱ローラと加圧ローラとを当接させながら回転させ、搬送されてくる媒体を、加熱ローラと加圧ローラとの間に形成されるニップ部で挟んで加熱及び加圧することにより、媒体上の現像剤像を加熱溶融して媒体上に定着させる(例えば特許文献1参照)。そのような定着器は、加熱ローラに巻き付いた用紙を分離する分離爪を有するものがある。
特開2011-197133号公報
しかしながら従来の定着器では、分離部によって加熱ローラから分離された媒体の搬送が充分に行われない可能性があった。
本発明は以上の点を考慮してなされたもので、媒体の搬送性を向上し得る定着装置及び画像形成装置を提案しようとするものである。
かかる課題を解決するため本発明の媒体搬送装置においては、媒体に形成された画像を定着する加熱部及び加圧部を有するニップ形成部と、ニップ形成部に対して搬送方向下流側に配置され、ニップ形成部から媒体を分離する分離部とを設け、分離部は、媒体の搬送方向と交差する方向に向かって突出する突出部を有し、突出部は、媒体をガイドする平面形状の媒体ガイド面を有するようにした。
また本発明の画像形成装置においては、前述した定着装置と、媒体に画像を形成する画像形成部とを設けるようにした。
これにより本発明は、分離部によって加熱ローラから分離された媒体の先端に突出部を当接させることにより、該媒体が分離部の奥側へ向かう移動を規制できる。
本発明によれば、媒体の搬送性を向上し得る定着装置を実現できる。
画像形成装置の構成を示す左側面図である。 定着器の外部構成を示す斜視図である。 定着器の内部構成(1)を示し、図2におけるA-A矢視断面図である。 定着器の内部構成(2)を示し、図2におけるB-B矢視断面図である。 用紙ガイドユニットの構成及び引剥ガイド部の寸法関係を示す正面図である。 引剥ガイド部の配置を示す正面図である。 用紙ガイドの構成(1)を示す上部斜視図である。 用紙ガイドの構成(2)を示す下部斜視図である。 分離爪及び回転搬送部材の構成を示す断面図である。 用紙が用紙ガイドリブに当接した状態を示す断面図である。 第1の実施の形態による引剥ガイド部の構成を示す底面図である。 第1の実施の形態による分離爪の構成を示す斜視図である。 第2の実施の形態による引剥ガイド部の構成を示す底面図である。 第2の実施の形態による用紙ガイドリブ及び倒れ防止リブの構成(1)を示し、図13におけるC-C矢視断面図である。 第2の実施の形態による用紙ガイドリブ及び倒れ防止リブの構成(2)を示し、図13におけるC-C矢視断面図である。 第2の実施の形態による分離爪の構成を示す斜視図である。 第1の実施の形態による引剥ガイド部において回転搬送部材が倒れた状態を示す底面図である。 他の実施の形態による引剥ガイド部の構成を示す正面図である。
以下、発明を実施するための形態(以下実施の形態とする)について、図面を用いて説明する。
[1.第1の実施の形態]
[1-1.画像形成装置の構成]
図1に示すように、画像形成装置1は、電子写真方式のプリンタであり、略箱型の装置筐体2を有している。ここで、装置筐体2の図中右側を前面、図中左側を後面とし、装置筐体2の前面から後面へ向かう方向を後方向、後面から前面へ向かう方向を前方向、装置筐体2の下側から上側へ向かう方向を上方向、装置筐体2の上側から下側へ向かう方向を下方向、装置筐体2の図中手前側から奥側へ向かう方向を右方向、装置筐体2の図中奥側から手前側へ向かう方向を左方向とする。また以下では、用紙Pが進行する方向を搬送方向と呼び、この搬送方向と該用紙Pの厚さ方向とに直交する左右方向を搬送幅方向と呼ぶ。
装置筐体2の内部には、その上部に、画像形成装置1で扱う複数色の現像剤(例えばブラック(K)、イエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)の4色のトナー)のそれぞれに対応する4個の画像形成ユニット3(3K、3Y、3M及び3C)が、用紙Pの搬送路Rに沿って前後方向に並べて設けられている。
各画像形成ユニット3(3K、3Y、3M及び3C)は、感光体ドラム4(4K、4Y、4M及び4C)と、トナーカートリッジ5(5K、5Y、5M及び5C)とを有している。各画像形成ユニット3(3K、3Y、3M及び3C)は、感光体ドラム4(4K、4Y、4M及び4C)の表面に光を照射して露光することで感光体ドラム4(4K、4Y、4M及び4C)の表面に静電潜像を形成した後、この静電潜像にトナーカートリッジ5(5K、5Y、5M及び5C)から供給されるトナーを付着させることにより、感光体ドラム4(4K、4Y、4M及び4C)の表面にトナー像を形成する。
また装置筐体2の内部には、画像形成ユニット3(3K、3Y、3M及び3C)の下方に、転写ユニット6が設けられている。転写ユニット6は、搬送路Rに沿って後方に走行自在に配設された環状の搬送ベルト7と、搬送ベルト7を間に挟んで感光体ドラム4(4K、4Y、4M及び4C)の下方に対向配置された転写ローラ8(8K、8Y、8M及び8C)とを有している。
転写ローラ8(8K、8Y、8M及び8C)は、感光体ドラム4(4K、4Y、4M及び4C)と搬送ベルト7との間を用紙Pが通過する際に、用紙Pをトナーとは逆極性に帯電させることにより、感光体ドラム4(4K、4Y、4M及び4C)上に形成された各色のトナー像を用紙Pに転写する。
さらに装置筐体2の内部における下部には、転写ユニット6の下方において、用紙Pを収容するトレイ9が設けられている。このトレイ9の近傍には、トレイ9に収容された用紙Pを1枚ずつ搬送路Rへと繰り出すホッピングローラ10が設けられている。さらに装置筐体2の内部には、トレイ9と転写ユニット6との間の搬送路R上に、用紙Pを搬送する搬送ローラ対等が設けられている。
さらに装置筐体2の内部には、転写ユニット6に対する用紙Pの搬送方向の下流側である後側に、定着器11が設けられている。定着器11は、上側の加熱ローラ20と下側の加圧ローラ22とを有しており、加熱ローラ20と加圧ローラ22との間に形成されるニップ部を用紙Pが通過する際に用紙Pを加熱及び加圧することにより、用紙Pにトナー像を定着させる。
さらに装置筐体2の上端部には、用紙Pが排出されるスタッカ14が設けられている。さらに装置筐体2の内部には、定着器11とスタッカ14との間の搬送路R上に、用紙Pをスタッカ14へと排出する排出ローラ対等が設けられている。さらに装置筐体2の内部には、搬送路R上の複数の箇所に、用紙Pを検知する媒体検知センサ等が設けられている。なお図1では省略しているものの、装置筐体2の内部には、CPU(Central Processing Unit)等で構成される制御部、各ローラを駆動させるモータ等も設けられている。また装置筐体2の外部には、ユーザによる操作を受け付ける操作部等も設けられている。
かかる構成において画像形成装置1は、トレイ9に収容されている用紙Pをホッピングローラ10により1枚ずつ搬送路Rへと繰り出す。搬送路Rへと繰り出された用紙Pは、転写ユニット6へと搬送され、転写ユニット6の搬送ベルト7により画像形成ユニット3K、3Y、3M及び3Cへと順に搬送される。ここで、各画像形成ユニット3K、3Y、3M及び3Cは、感光体ドラム4K、4Y、4M及び4Cの表面上に各色のトナー像を形成する。このようにして感光体ドラム4K、4Y、4M及び4Cの表面上に形成されたトナー像は、転写ローラ8K、8Y、8M及び8Cにより用紙P上に転写され、これにより用紙P上にカラーのトナー像が形成される。
カラーのトナー像が形成された用紙Pは、転写ユニット6から定着器11へと搬送される。定着器11は、カラーのトナー像を用紙Pに定着させる。これにより用紙P上にカラー画像が印刷されたことになる。その後、この用紙Pはスタッカ14へと搬送されスタッカ14上に排出される。
[1-2.定着器の構成]
図2、図3及び図4に示すように、定着器11は、略箱型の定着器筐体16の内部に、用紙搬送ガイド18、定着ローラ対19(加熱ローラ20及び加圧ローラ22)、フレームA24、ベアリング26、加熱部材28、フレームB30、付勢部材A32、用紙ガイドユニット34及び付勢部材B36を有している。
用紙搬送ガイド18は、定着器筐体16の前面側における搬送路Rの上側及び下側に形成されており、定着器11に対し搬送方向上流側から取込口16Iを介し搬送される用紙Pを定着器11の内部にガイドする。定着器筐体16の内部には、加熱ローラ20及び加圧ローラ22からなる定着ローラ対19が設けられている。加熱ローラ20は、搬送路Rの上側においてフレームA24にベアリング26を介して回転可能に支持されており、内部に加熱部材28が固定されている。
加圧ローラ22は、搬送路Rの下側において加熱ローラ20と上下に対向するようにフレームB30に回転可能に支持されている。フレームB30は、加熱ローラ20が支持されているフレームA24に回動可能に支持されている。搬送路Rの上側におけるフレームA24とフレームB30との間には、圧縮ばねである付勢部材A32が設置されており、フレームB30を図3中反時計回りに付勢している。このため加圧ローラ22は、フレームB30を介し、付勢部材A32の付勢力により加熱ローラ20に任意の押圧で押し付けられている。
用紙ガイドユニット34は、主に、用紙ガイド40と、回転搬送部材54と、分離爪52とにより構成されている。用紙ガイド40は、加熱ローラ20の搬送方向下流側においてフレームA24に固定されている。用紙ガイド40は分離爪52を回動するよう揺動可能に軸支している。用紙ガイド40と分離爪52との間には、圧縮ばねである付勢部材B36が設置されており、分離爪52を図4中反時計回りに付勢している。このため分離爪52は、付勢部材B36の付勢力により任意の押圧で加熱ローラ20に接触している。また用紙ガイド40は、用紙Pを搬送方向下流側に搬送する円筒形状の回転搬送部材54を回転可能に軸支している(後述する)。
[1-3.用紙ガイドユニットの構成]
図5に示すように、用紙ガイドユニット34は、主に、用紙ガイド40を中心に構成されていると共に、複数の引剥ガイド部38(第1の引剥ガイド部38a、第2の引剥ガイド部38b及び第3の引剥ガイド部38c)が形成されている。
[1-3-1.用紙ガイドの構成]
図7及び図8に示すように、用紙ガイド40は、主に用紙ガイド本体部40mを中心に構成されている。用紙ガイド本体部40mは、ガラス入りの耐熱性樹脂により形成されており、画像形成装置1において搬送される用紙Pのうち最も搬送幅方向の幅が広い用紙よりも広い搬送幅方向の範囲に亘って搬送幅方向に沿って延びる部材である。この用紙ガイド本体部40mの下端部には、後方へ突出し、排出口16O(図3及び図4)へ搬送される用紙Pの上面をガイドする、複数の突出ガイド爪部40mcが形成されている。ここで、搬送幅方向とは、用紙Pが搬送される搬送方向と、該用紙Pの紙面に直交する方向である厚さ方向とに直交する、左右方向である。
[1-3-2.引剥ガイド部の構成]
図5に示すように、複数の引剥ガイド部38は、第1の引剥ガイド部38a、第2の引剥ガイド部38b及び第3の引剥ガイド部38cにより構成されている。以下では第1の引剥ガイド部38a、第2の引剥ガイド部38b及び第3の引剥ガイド部38cをまとめて引剥ガイド部38と呼ぶ。この引剥ガイド部38は、用紙Pの搬送幅方向の中心である用紙搬送中心Ptcに対し対称に配置されている。第1の引剥ガイド部38aは、全ての引剥ガイド部38のうち、用紙搬送中心Ptcの最も近くにおいて、左右一対に配置される。第2の引剥ガイド部38bは、第1の引剥ガイド部38aよりも搬送幅方向の外側において、左右一対に配置される。第3の引剥ガイド部38cは、第2の引剥ガイド部38bよりも搬送幅方向の外側において、左右一対に配置される。全ての引剥ガイド部38は、同一構成となっている。またそれぞれの引剥ガイド部38は、爪収納部42(後述する)における搬送幅方向の中心を軸として対称に構成されている。
図5及び図11に示すように、それぞれの引剥ガイド部38(第1の引剥ガイド部38a、第2の引剥ガイド部38b及び第3の引剥ガイド部38c)は、分離爪52(第1の分離爪52a、第2の分離爪52b及び第3の分離爪52c)を内部に位置させるように用紙ガイド本体部40mにおいて正面視で下側が開口する空間である爪収納部42(図7及び図8)が形成されている。用紙ガイド本体部40mにおける爪収納部42の搬送幅方向の両外側には、搬送幅方向に対向し上下前後方向に延びる平面である爪収納部対向面42Sが形成されている。用紙ガイド本体部40mにおける爪収納部対向面42Sよりも後側における搬送幅方向の外側には、分離爪52の分離爪回動軸52A(後述する)を回動可能に支持する軸受44が形成されている。用紙ガイド本体部40mは、分離爪回動軸52A(後述する)を中心に揺動可能に分離爪52を支持する。
それぞれの爪収納部対向面42Sからは、爪収納部42における搬送幅方向の中央部、すなわち分離爪52に向かって搬送幅方向の内側へ回転搬送部材保持部材46が突出している。回転搬送部材保持部材46は、正面視で英大文字の「L」のような形状の棒状の部材であり、回転搬送部材保持軸50と滑落防止リブ48とにより構成されている。
回転搬送部材保持軸50は、略円柱形状であり、爪収納部対向面42Sから爪収納部42における搬送幅方向の中央部へ直線状に突出している。この回転搬送部材保持軸50は、搬送幅方向に沿う中心軸が、回転搬送部材保持軸中心軸50aとなっている。回転搬送部材保持軸50は、回転搬送部材54における中心に形成された円柱形状の孔部であるの回転搬送部材孔部54Aに入り込むことにより、回転搬送部材54を回転可能に軸支する。
滑落防止リブ48は、それぞれの回転搬送部材保持軸50の先端から上方向に向かって突出している。回転搬送部材54は、用紙ガイドユニット34の組立時において、上下方向に対し傾いた状態で回転搬送部材孔部54Aが滑落防止リブ48に挿入されてから回転搬送部材保持軸50まで移動される。このため滑落防止リブ48は、回転搬送部材54が回転搬送部材保持軸50に傾けられた状態で挿入されるよう、高さと前後左右方向の幅とが設定されている。滑落防止リブ48は、回転搬送部材54が回転搬送部材保持軸50に挿入される際に、回転搬送部材保持軸50から滑落することを防止する。
このように引剥ガイド部38は、分離爪52に対する搬送幅方向の両外側において、回転搬送部材保持部材46が形成されている。この2つの回転搬送部材保持部材46における対向する滑落防止リブ48の先端の隙間は、分離爪52が滑落防止リブ48と干渉し揺動不良が発生しないように設定されている。
[1-3-3.回転搬送部材の構成]
回転搬送部材54は、回転搬送部材保持部材46の回転搬送部材保持軸50における搬送幅方向の長さよりも僅かに狭い幅を有する円盤形状であり、中心部に円形状の孔部である回転搬送部材孔部54Aが穿設されている。この回転搬送部材54は、回転搬送部材保持部材46の回転搬送部材保持軸50に回転搬送部材孔部54Aが挿入されることにより、用紙ガイド40の回転搬送部材保持部材46に回転可能に軸支される。
図9に示すように回転搬送部材54は、分離爪52の爪部底面52nb(後述する)から、所定の距離だけ下方へ突出しており、加熱ローラ20から剥がされて後方へ向かう用紙Pの先端の上面と当接しつつ、図9中で時計回りに回転する。このため回転搬送部材54は、用紙Pが分離爪52と摺動することで発生するトナー像の擦れを低減し、かつ、用紙Pを搬送方向下流側にガイドする。
[1-3-4.分離爪の構成]
図6に示すように、複数の分離爪52は、第1の分離爪52a、第2の分離爪52b及び第3の分離爪52cにより構成されている。以下では第1の分離爪52a、第2の分離爪52b及び第3の分離爪52cをまとめて分離爪52と呼ぶ。この分離爪52は、用紙Pの搬送幅方向の中心である用紙搬送中心Ptcに対し対称に配置されている。第1の分離爪52aは、A4用紙よりも小さい幅狭定格用紙Pnの搬送幅方向の両端が回転搬送部材54に対し搬送幅方向の外側に位置するような搬送幅方向の位置に配置される。第2の分離爪52bは、A4縦用紙Pp4の搬送幅方向の両端が回転搬送部材54に対し搬送幅方向の外側に位置するような搬送幅方向の位置に配置される。第3の分離爪52cは、A4横用紙Pl4及びA3縦用紙Pp3の搬送幅方向の両端が回転搬送部材54に対し搬送幅方向の外側に位置するような搬送幅方向の位置に配置される。
図12に示すように、分離爪52は、本体部52mと、分離爪回動軸52Aと、スプリング保持部52sと、爪部52nと、用紙ガイドリブ52rとが形成されている。本体部52mは、搬送幅方向に所定の幅を有し左側面視で英大文字の「L」のような形状の棒状の部材である。本体部52mは、搬送幅方向の両端部において、平面形状の対向面としての本体部側面52mSが形成されている。
分離爪回動軸52Aは、本体部52mの上下方向のほぼ中央部におけるそれぞれの本体部側面52mSから搬送幅方向に沿って突出する略円柱形状の部材である。この分離爪回動軸52Aは、その先端が用紙ガイド本体部40mの軸受44に回動可能に支持される。このため分離爪52は、分離爪回動軸52Aを中心に揺動可能に用紙ガイド本体部40mにより支持される。
スプリング保持部52sは、本体部52mにおける上端部の前面側から前方へ向かって突出する円柱形状の部材であり、付勢部材B36(図9)の後端部が嵌め込まれる。これにより分離爪52は図9中反時計回りに付勢され、任意の押圧で加熱ローラ20に接触する。
爪部52nは、本体部52mの下端部に形成され、前方へ向かうに連れて上下方向の厚さが薄くなるように前端が尖る形状である。この爪部52nは、前端部が爪部先端52neとなっていると共に、下側に平面形状の爪部底面52nbが、上側に平面形状の爪部上面52nuが、それぞれ形成されている。爪部52nにおけるそれぞれの本体部側面52mSと爪部底面52nbとの接触部には、角部を平面形状で面取りした爪部下側面取部52ncdが形成されている。また爪部52nにおけるそれぞれの本体部側面52mSと爪部上面52nuとの接触部には、角部を平面形状で面取りした爪部上側面取部52ncuが形成されている。この爪部52nは、付勢部材B36の付勢力で爪部先端52neが加熱ローラ20に接触する。これにより爪部52nは、ニップ部を通過し加熱ローラ20に巻き付いた用紙Pの先端(搬送方向下流側端部)を爪部先端52neにより加熱ローラ20から剥がして用紙Pを加熱ローラ20から分離させる。
用紙ガイドリブ52rは、本体部52mの下端部よりも僅かに上側、すなわち爪部52nよりも上側におけるそれぞれの本体部側面52mSから搬送幅方向に沿って回転搬送部材54へ向かって突出する板状部材である。この用紙ガイドリブ52rは、図10に示すように、左側面視において台形状となっており、下側に平面形状の媒体ガイド面としての用紙ガイドリブ下端面52rSdが、上側に平面形状の用紙ガイドリブ上端面52rSuが、用紙ガイドリブ下端面52rSdの前端部と用紙ガイドリブ上端面52rSuの前端部との間に平面形状の用紙ガイドリブ前端面52rSfが、用紙ガイドリブ下端面52rSdの後端部と用紙ガイドリブ上端面52rSuの後端部との間に平面形状の用紙ガイドリブ後端面52rSbが、それぞれ形成されている。このように、分離爪52における搬送幅方向の両側面からは用紙ガイドリブ52rが搬送幅方向に沿って突出している。
用紙ガイドリブ下端面52rSdは、搬送路Rと回転搬送部材保持部材46との間に位置し、ほぼ搬送方向である水平方向に対し、搬送方向上流側が搬送路Rから上方へ僅かに離隔するよう傾斜した平面である。この用紙ガイドリブ下端面52rSdは、分離爪52によって加熱ローラ20から分離された用紙Pに当接することにより、該用紙Pが回転搬送部材保持部材46へ向かって爪収納部42へ入り込むことを防止すると共に、該用紙Pを搬送方向下流側へ向けて搬送されるようにガイドする。
[1-4.寸法及び配置関係]
図5に、用紙ガイド40、回転搬送部材54及び分離爪52の寸法関係を示す。滑落防止リブ48の先端間の搬送幅方向の隙間を滑落防止リブ先端間隙間Da、分離爪52の搬送幅方向の幅を分離爪幅Dbとすると、分離爪52と滑落防止リブ48の先端間の片側の搬送幅方向の隙間である分離爪滑落防止リブ隙間D1は、(滑落防止リブ先端間隙間Da-分離爪幅Db)/2により算出される。
また、回転搬送部材54の搬送幅方向の幅を回転搬送部材幅Dc、回転搬送部材保持軸50の搬送幅方向の長さを回転搬送部材軸長さDd、滑落防止リブ48の搬送幅方向の長さを滑落防止リブ長さDeとすると、分離爪52の本体部側面52mSと回転搬送部材54の側面との間である分離爪回転搬送部材隙間D2は、(滑落防止リブ先端間隙間Da-分離爪幅Db)/2+回転搬送部材軸長さDd+滑落防止リブ長さDe-回転搬送部材幅Dcにより算出される。すなわち分離爪52の本体部側面52mSと回転搬送部材54の側面との間には、分離爪回転搬送部材隙間D2の隙間が形成されることになる。
用紙ガイドリブ52rの搬送幅方向の長さである用紙ガイドリブ長さDgは、回転搬送部材54と用紙ガイドリブ52rとが干渉して回転搬送部材54の回転不良及び分離爪52の揺動不良が発生しないよう、用紙ガイドリブ52rの先端と回転搬送部材54との間に微小隙間Dfを確保するように決められ、用紙ガイドリブ長さDg=分離爪回転搬送部材隙間D2-微小隙間Df、すなわち、(滑落防止リブ先端間隙間Da-分離爪幅Db)/2+回転搬送部材軸長さDd+滑落防止リブ長さDe-回転搬送部材幅Dc-微小隙間Dfとなる。
一方、図10に示すように、用紙ガイドリブ52rは、回転搬送部材保持軸50の前方下側、すなわち、回転搬送部材保持軸50に対し搬送方向上流側に位置している。また用紙ガイドリブ52rにおける用紙ガイドリブ下端面52rSdと用紙ガイドリブ後端面52rSbとの接触部、すなわち、用紙ガイドリブ下端面52rSdの後端における、搬送方向(前後方向)の位置は、回転搬送部材54の回転搬送部材保持軸50の回転搬送部材保持軸中心軸50aと一致している。また、用紙ガイドリブ下端面52rSdの後端における、鉛直方向(上下方向)の位置は、分離爪52の爪部52nにおける爪部下側面取部52ncdの上端部と一致している。さらに、用紙ガイドリブ下端面52rSdの前端の位置は、分離爪52の爪部52nにおける爪部上側面取部52ncuと本体部側面52mSとの境界と一致している。
また、用紙ガイドリブ52rにおける用紙ガイドリブ下端面52rSdと用紙ガイドリブ前端面52rSfとの接触部、すなわち、用紙ガイドリブ下端面52rSdの前端における、搬送方向(前後方向)の位置は、回転搬送部材54の前端部よりも前方まで突出している。すなわち用紙ガイドリブ52rは、回転搬送部材54よりも搬送方向上流側に位置している。
ここで、図5に示すように、搬送方向に沿って見た際に用紙Pの搬送方向下流側端部(先端部)における搬送幅方向の端部が水平方向に対し上側や下側に湾曲した箇所を湾曲部Pcと呼ぶ。
また、図10に示すように、用紙ガイドリブ下端面52rSdに対する用紙Pの湾曲部Pcの先端の突入角である用紙突入角Aは、45[°]以下となるように設定されている。この用紙突入角Aは、用紙ガイドリブ下端面52rSdに用紙Pの先端が当接した際の、該用紙Pの先端に沿う接線L1と、用紙ガイドリブ下端面52rSdとの間の、搬送方向下流側の角度である。このため、用紙ガイドリブ下端面52rSdに用紙Pの先端が当接した際の、用紙ガイドリブ下端面52rSdに直交する直線に対する、該用紙Pの先端に沿う接線の角度は、45[°]よりも大きくなっている。
これにより用紙ガイドリブ52rは、用紙ガイドリブ下端面52rSdに用紙Pの先端が当接した際に、用紙Pの先端を後方へ向かわせることができる。このため用紙ガイドリブ52rは、用紙ガイドリブ下端面52rSdに用紙Pの先端が当接した際に、用紙Pの先端を前方へ向かわせてしまい用紙Pが加熱ローラ20に再度巻き付いたり、用紙Pが詰まってしまったりしてしまうことを防止できる。
用紙ガイドリブ下端面52rSdに用紙Pの先端が当接した際に、用紙Pの湾曲部Pcの先端が、水平方向に対する角度である用紙水平傾斜角βをもって搬送された場合、水平方向に対する用紙ガイドリブ下端面52rSdの角度であるリブ水平方向傾斜角度αは、用紙突入角A(45[°])-用紙水平傾斜角β以下となるよう設定されている。
また用紙ガイドリブ52rの上下方向の厚さは、強度が確保でき、かつ回転搬送部材保持部材46と接触しないように設定されている。
[1-5.定着器の動作]
かかる構成において定着器11は、加熱部材28を動作させて加熱ローラ20の温度を設定温度まで上昇させると共に、モータの駆動力を図示しないギヤへと伝達することにより加圧ローラ22を回転させる。定着器11は、加圧ローラ22が回転すると、この加圧ローラ22が押し付いている加熱ローラ20が、加圧ローラ22とは逆方向に連れ回る。
そして定着器11は、トナー像が形成された用紙Pが定着器11の搬送方向上流側から定着器11に搬送され取込口16Iから定着器筐体16内部へ取り込まれると、該用紙Pを用紙搬送ガイド18によりガイドし、加熱ローラ20と加圧ローラ22との当接部であるニップ部に搬送する。続いて定着器11は、加熱ローラ20と加圧ローラ22とにより用紙Pを挟持し、加熱及び加圧することにより、該用紙Pにトナー像を定着させ、搬送方向下流側に搬送する。
ニップ部を通過した用紙Pが加熱ローラ20に巻き付いた場合、用紙Pの先端(搬送方向下流側端部)が、加熱ローラ20と接触している分離爪52の爪部先端52neにより、加熱ローラ20から剥がされて分離される。
用紙Pが例えばA4用紙のような定型サイズの場合、用紙Pの搬送幅方向の端部は回転搬送部材54よりも搬送幅方向の外側に位置することになるため、用紙Pの搬送幅方向の端部が上方向に向かって湾曲しても、分離爪52と回転搬送部材54との隙間に入ることなく、分離爪52に沿って搬送方向下流側に搬送されていく。一方、用紙Pが例えばA4用紙よりも搬送幅方向の幅が狭い不定形サイズの用紙であり、かつ搬送幅方向の端部が上方向に向かって湾曲している場合、湾曲部Pcは用紙ガイドリブ52rに当接し、分離爪52と回転搬送部材54との隙間に入ることなく、用紙ガイドリブ52rに沿って搬送方向下流側に搬送されていく。その後、用紙Pは回転搬送部材54により搬送方向下流側へガイドされ、定着器11から排出口16Oを介し搬送方向下流側に搬送される。
[1-6.効果等]
ここで仮に、爪部52nに用紙ガイドリブ52rが形成されていない場合、分離爪52によって加熱ローラ20から分離された用紙Pの湾曲部Pcが爪収納部42へ向かって分離爪52の本体部側面52mSと回転搬送部材54との隙間に入り込んでしまう可能性がある。そのような場合、回転搬送部材保持部材46に用紙Pが衝突し、用紙Pに、捲れ、耳折れや搬送不良が発生してしまう可能性がある。特に、分離爪52の分離爪回動軸52Aにトーションスプリング等の付勢部材を巻回させて分離爪52を加熱ローラ20へ付勢する場合、分離爪52の本体部側面52mSと爪収納部対向面42Sとの間に、付勢部材を収める空間が必要となるため、用紙Pの湾曲部Pcが爪収納部42へ入り込みやすくなってしまう。
これに対し画像形成装置1は、爪部52nにおける爪部先端52neよりも搬送方向下流側であり、かつ、回転搬送部材保持部材46よりも搬送方向上流側、すなわち、爪部先端52neと回転搬送部材保持部材46との間において、分離爪52における両方の本体部側面52mSから、用紙ガイドリブ52rを搬送幅方向に沿って回転搬送部材54に向かって突出させるようにした。このため画像形成装置1は、分離爪52によって加熱ローラ20から分離された用紙Pの先端に用紙ガイドリブ52rを当接させることにより、該用紙Pの回転搬送部材保持部材46へ向かう移動を規制し、該用紙Pの湾曲部Pcが爪収納部42へ入り込むことを防止できる。これを換言すれば、画像形成装置1は、用紙ガイドリブ52rにより、分離端としての爪部先端52neから用紙Pが爪収納部42の奥側へ到達する範囲を規制できる。これにより画像形成装置1は、分離爪52と回転搬送部材54との間に用紙Pが入り込み回転搬送部材保持部材46に衝突し、用紙Pに、捲れ、耳折れや搬送不良が発生してしまうことを防止できる。かくして画像形成装置1は、分離爪52によって加熱ローラ20から分離された用紙Pの搬送性を向上できる。
また画像形成装置1は、用紙ガイドリブ52rの用紙ガイドリブ下端面52rSdを、ほぼ搬送方向である水平方向に対し、搬送方向上流側が搬送路Rから上方へ僅かに離隔するよう傾斜した平面とした。このため画像形成装置1は、分離爪52によって加熱ローラ20から分離された用紙Pを、強く突き当たらないように用紙ガイドリブ下端面52rSdに当接させ、該用紙Pを搬送方向下流側へ向けて搬送されるようにガイドできる。
さらに画像形成装置1は、用紙ガイドリブ下端面52rSdの後端における、搬送方向(前後方向)の位置を、回転搬送部材54の回転搬送部材保持軸50の回転搬送部材保持軸中心軸50aと一致させるようにした。このため画像形成装置1は、回転搬送部材保持部材46へ向かう用紙Pの先端の進行経路の途中に用紙ガイドリブ52rを位置させ、該用紙Pの回転搬送部材保持部材46へ向かう移動を規制できる。
さらに画像形成装置1は、用紙ガイドリブ下端面52rSdに用紙Pの先端が当接した際における該用紙Pの先端に対する用紙ガイドリブ下端面52rSdの角度である用紙突入角Aを、45[°]以下とした。このため画像形成装置1は、用紙Pの湾曲部Pcが用紙ガイドリブ52rに衝突した際に、用紙Pの先端を加熱ローラ20に向かう搬送方向上流側とは逆方向の搬送方向下流側へ向かわせることができる。これにより画像形成装置1は、用紙ガイドリブ52rにより用紙Pの搬送をガイドし、搬送方向下流側へ安定的に搬送できる。
さらに画像形成装置1は、回転搬送部材54と用紙ガイドリブ52rとが干渉して回転搬送部材54の回転不良及び分離爪52の揺動不良が発生しなく、かつ可能な限り狭い微小隙間Dfを、用紙ガイドリブ52rの先端と回転搬送部材54との間に確保するように、用紙ガイドリブ長さDgを設定するようにした。このため画像形成装置1は、用紙Pの湾曲部Pcが爪収納部42へ入り込むことを極力防ぎつつ、回転搬送部材54を正常に回転させると共に分離爪52を正常に回動させることができる。
以上の構成によれば、定着器11は、媒体としての用紙Pに形成された画像を定着する加熱部としての加熱ローラ20及び加圧部としての加圧ローラ22を有する定着ローラ対19と、定着ローラ対19に対して搬送方向下流側に配置され、定着ローラ対19から用紙Pを分離する分離爪52とを設け、分離爪52は、用紙Pの搬送方向と交差する方向である搬送幅方向に向かって突出する用紙ガイドリブ52rを有するようにした。
また画像形成装置1は、定着器11と、用紙Pに画像を形成する画像形成ユニット3とを設けるようにした。
これにより画像形成装置1は、分離爪52によって加熱ローラ20から分離された用紙Pの先端に用紙ガイドリブ52rを当接させることにより、該用紙Pが分離爪52の奥側へ向かう移動を規制できる。
[2.第2の実施の形態]
[2-1.画像形成装置の構成]
図1に示すように、第2の実施の形態による画像形成装置101は、第1の実施の形態による画像形成装置1と比較して、定着器11に代わる定着器111を有する点において相違するものの、他の点については同様に構成されている。
[2-2.定着器及び用紙ガイドユニットの構成]
図3及び図4に示すように、第2の実施の形態による定着器111は、第1の実施の形態による定着器11と比較して、用紙ガイドユニット34に代わる用紙ガイドユニット134を有する点において相違するものの、他の点については同様に構成されている。図11と対応する部材に同一符号を付した図13に示すように、第2の実施の形態による用紙ガイドユニット134は、第1の実施の形態による用紙ガイドユニット34と比較して、引剥ガイド部38に代わる引剥ガイド部138を有する点において相違するものの、他の点については同様に構成されている。図13に示すように、第2の実施の形態による引剥ガイド部138は、第1の実施の形態による引剥ガイド部38と比較して、分離爪52に代わる分離爪152を有する点において相違するものの、他の点については同様に構成されている。
[2-3.分離爪の構成]
図12と対応する部材に同一符号を付した図16に示すように、第2の実施の形態による分離爪152は、第1の実施の形態による分離爪52(図12)と比較して、倒れ防止リブ60が追加されている点において相違するものの、他の点については同様に構成されている。
図14及び図15に示すように規制リブとしての倒れ防止リブ60は、回転搬送部材保持軸50の搬送方向下流側、具体的には、回転搬送部材54の中心軸(すなわち回転搬送部材保持軸中心軸50a)に対して用紙ガイドリブ52rと対称の位置における、それぞれの本体部側面52mSから搬送幅方向に沿って回転搬送部材54へ向かって突出する板状部材である。この倒れ防止リブ60は、左側面視において長方形状となっており、下側に平面形状の倒れ防止リブ下端面60Sdが形成されている。また倒れ防止リブ60の搬送幅方向の長さは、用紙ガイドリブ52rと同じ長さとなっている。
ここで、左側面視において用紙ガイドリブ52rと回転搬送部材54とが重なる箇所の長さ、すなわち、回転搬送部材54が傾いた際(後述する)に用紙ガイドリブ52rの先端が回転搬送部材54に当接する長さは、用紙ガイドリブ回転搬送部材当接箇所長さL1となっている。また、左側面視において倒れ防止リブ60と回転搬送部材54とが重なる箇所の長さ、すなわち、回転搬送部材54が傾いた際(後述する)に倒れ防止リブ60の先端が回転搬送部材54に当接する長さは、倒れ防止リブ回転搬送部材当接箇所長さL2となっている。用紙ガイドリブ回転搬送部材当接箇所長さL1と倒れ防止リブ回転搬送部材当接箇所長さL2とは、同等の長さとなっている。
また倒れ防止リブ60は、回転搬送部材保持軸中心軸50aを中心として用紙ガイドリブ52rの反対側に、すなわち、回転搬送部材保持軸中心軸50aよりも、搬送される用紙Pに対して遠方に位置している。このため引剥ガイド部138は、用紙Pの湾曲部Pcが倒れ防止リブ60に向かって搬送されてきたとしても、用紙Pの進行経路上にある用紙ガイドリブ52rに用紙Pを当接させることにより、用紙Pが倒れ防止リブ60に接触しないようにできる。
[2-4.効果等]
図17に示すように、第1の実施の形態による引剥ガイド部38の場合、用紙ガイドリブ52rは、その先端が回転搬送部材54に近接しているため、回転搬送部材54の倒れ防止の機能を有している。しかしながら用紙ガイドリブ52rは、回転搬送部材保持軸中心軸50aに対する一方向側である搬送方向上流側にしか設けられていない。
このため用紙ガイドリブ52rは、回転搬送部材54における回転搬送部材保持軸中心軸50aよりも搬送方向上流側が分離爪52側へ倒れようとした場合に回転搬送部材54に当接して支えることはできるものの、図17に示すように、回転搬送部材54における回転搬送部材保持軸中心軸50aよりも搬送方向下流側が分離爪52側へ倒れようとした場合に回転搬送部材54を支えることはできず、回転搬送部材54の倒れは抑制できない。このため図17に示すように、用紙Pの搬送中に回転搬送部材54が倒れる可能性があり、その場合、回転搬送部材54の回転不良が起き、圧痕による黒筋等がトナー像に発生する可能性がある。
これに対し第2の実施の形態による引剥ガイド部138は、分離爪152における、回転搬送部材保持軸中心軸50aよりも搬送方向下流側に、用紙ガイドリブ52rと同等の長さの倒れ防止リブ60を設けるようにした。
このため引剥ガイド部138は、回転搬送部材54における回転搬送部材保持軸中心軸50aよりも搬送方向下流側が分離爪52側へ倒れようとした場合に、倒れ防止リブ60を回転搬送部材54に当接させて支えることができ、回転搬送部材54の倒れを抑制できる。このように引剥ガイド部138は、回転搬送部材54における回転搬送部材保持軸中心軸50aよりも、搬送方向上流側における分離爪52側への倒れを用紙ガイドリブ52rで、搬送方向下流側における分離爪52側への倒れを倒れ防止リブ60で、それぞれ支えるようにした。このため引剥ガイド部138は、回転搬送部材54における回転搬送部材保持軸中心軸50aに対する搬送方向の上流側及び下流側の両側を用紙ガイドリブ52r及び倒れ防止リブ60で支えることができる。これにより引剥ガイド部138は、回転搬送部材54の倒れを防いで回転搬送部材54の回転不良を防ぎ、圧痕による黒筋等がトナー像に発生しないようにできる。
その他の点においても、第2の実施の形態による画像形成装置101は、第1の実施の形態による画像形成装置1とほぼ同様の作用効果を奏し得る。
[3.他の実施の形態]
なお上述した第1の実施の形態においては、用紙ガイド本体部40mに回転搬送部材保持部材46を形成し該回転搬送部材保持部材46で回転搬送部材54を保持する場合について述べた。本発明はこれに限らず、図18に示す引剥ガイド部238のように、用紙ガイド本体部40mにおいて回転搬送部材保持部材46を設けずに省略し、回転搬送部材54も省略しても良い。その場合、分離爪252において、分離爪52の用紙ガイドリブ52rと比較して、回転搬送部材54の搬送幅方向の幅の分だけ用紙ガイドリブ252rを搬送幅方向へ突出させると良い。このような引剥ガイド部238であっても、爪収納部対向面42Sと用紙ガイドリブ252rとの間に可能な限り狭い隙間を確保しつつ用紙ガイドリブ252rを爪収納部対向面42Sに近接させることにより、用紙Pの湾曲部Pcが爪収納部42へ入り込むことを極力防ぎつつ、回転搬送部材54を正常に回転させると共に分離爪252を正常に回動させることができる。第2の実施の形態においても同様である。
また上述した第1の実施の形態においては、分離爪52は、用紙Pの搬送方向と交差する方向である搬送幅方向に向かって突出する用紙ガイドリブ52rを有する場合について述べた。本発明はこれに限らず、分離爪52は、用紙Pの搬送方向と交差する方向であれば、搬送幅方向に対し傾斜する成分が含まれている方向に向かって用紙ガイドリブ52rが突出しても良い。要は、用紙ガイドリブ52rは、用紙Pの回転搬送部材保持部材46へ向かう移動を規制し、該用紙Pの湾曲部Pcが爪収納部42へ入り込まないようにできれば良い。第2の実施の形態においても同様である。
さらに上述した第1の実施の形態においては、分離爪52における両方の本体部側面52mSに用紙ガイドリブ52rを形成する場合について述べた。本発明はこれに限らず、分離爪52における片方の本体部側面52mSだけに用紙ガイドリブ52rを形成しても良い。その場合であっても、分離爪52に用紙ガイドリブ52rが形成されていない場合と比較して、用紙Pの湾曲部Pcを爪収納部42に入り込ませにくくできる。第2の実施の形態においても同様である。第2の実施の形態においても同様である。
さらに上述した第1の実施の形態においては、分離爪52の用紙ガイドリブ52rを左側面視(横断面)において台形状とし、用紙ガイドリブ下端面52rSdを平面形状とする場合について述べた。本発明はこれに限らず、分離爪52によって加熱ローラ20から分離された用紙Pが回転搬送部材保持部材46へ向かう移動を規制できれば、用紙ガイドリブ52rを種々の形状とし、用紙ガイドリブ下端面52rSdを種々の形状としても良い。第2の実施の形態においても同様である。
さらに上述した第1の実施の形態においては、用紙ガイドリブ下端面52rSdの後端における、搬送方向(前後方向)の位置を、回転搬送部材54の回転搬送部材保持軸50の回転搬送部材保持軸中心軸50aと一致させる場合について述べた。本発明はこれに限らず、分離爪52に実装でき、かつ、用紙ガイドリブ52rの後方を通って用紙Pが回転搬送部材保持部材46へ向かうことを防止できれば、用紙ガイドリブ下端面52rSdの後端における搬送方向(前後方向)の位置を、回転搬送部材54の回転搬送部材保持軸50の回転搬送部材保持軸中心軸50aよりも前側又は後側の任意の位置としても良い。第2の実施の形態においても同様である。
さらに上述した第1の実施の形態においては、用紙ガイドリブ下端面52rSdの後端における、鉛直方向(上下方向)の位置を、分離爪52の爪部52nにおける爪部下側面取部52ncdの上端部と一致させる場合について述べた。本発明はこれに限らず、分離爪52に実装でき、かつ、用紙ガイドリブ52rの後方を通って用紙Pが回転搬送部材保持部材46へ向かうことを防止できれば、用紙ガイドリブ下端面52rSdの後端における鉛直方向(上下方向)の位置を、分離爪52の爪部52nにおける爪部下側面取部52ncdの上端部よりも上側又は下側の任意の位置としても良い。第2の実施の形態においても同様である。
さらに上述した第1の実施の形態においては、用紙ガイドリブ下端面52rSdの前端の位置を、分離爪52の爪部52nにおける爪部上側面取部52ncuと本体部側面52mSとの境界と一致させる場合について述べた。本発明はこれに限らず、分離爪52に実装でき、かつ、用紙ガイドリブ52rの前方を通って用紙Pが回転搬送部材保持部材46へ向かうことを防止し、かつ、加熱ローラ20に接触しなければ、用紙ガイドリブ下端面52rSdの前端の位置を任意の位置としても良い。第2の実施の形態においても同様である。
さらに上述した第1の実施の形態においては、用紙突入角Aが45[°]以下となるように用紙ガイドリブ下端面52rSdのリブ水平方向傾斜角度αを設定する場合について述べた。本発明はこれに限らず、用紙Pの湾曲部Pcが衝突しても、捲れ、耳折れや搬送不良が発生しなければ、用紙突入角Aが45[°]よりも大きくなるようにリブ水平方向傾斜角度αを設定しても良い。その場合、少なくとも、用紙突入角Aが90[°]以下となるようにリブ水平方向傾斜角度αを設定すれば良い。第2の実施の形態においても同様である。
また上述した第2の実施の形態においては、分離爪152は、用紙Pの搬送方向と交差する方向である搬送幅方向に向かって突出する倒れ防止リブ60を有する場合について述べた。本発明はこれに限らず、分離爪152は、用紙Pの搬送方向と交差する方向であれば、搬送幅方向に対し傾斜する成分が含まれている方向に向かって倒れ防止リブ60が突出しても良い。要は、倒れ防止リブ60は、回転搬送部材54が分離爪52側へ倒れようとした場合に支えることができれば良い。
さらに上述した第2の実施の形態においては、用紙ガイドリブ回転搬送部材当接箇所長さL1と倒れ防止リブ回転搬送部材当接箇所長さL2とを同等の長さする場合について述べた。本発明はこれに限らず、用紙ガイドリブ52rと回転搬送部材54とが重なる箇所の面積、すなわち、回転搬送部材54が傾いた際に用紙ガイドリブ52rの先端が回転搬送部材54に当接する面積と、倒れ防止リブ60と回転搬送部材54とが重なる箇所の面積、すなわち、回転搬送部材54が傾いた際に倒れ防止リブ60の先端が回転搬送部材54に当接する面積とを、同等としても良い。
さらに上述した第2の実施の形態においては、倒れ防止リブ60の搬送幅方向の長さを用紙ガイドリブ52rと同じにする場合について述べた。本発明はこれに限らず、分離爪52に実装でき、かつ、回転搬送部材54が倒れることを防止できれば、倒れ防止リブ60の搬送幅方向の長さを用紙ガイドリブ52rよりも長い又は短い任意の長さとしても良い。
さらに上述した第2の実施の形態においては、用紙Pが接触しない位置に倒れ防止リブ60を配置する場合について述べた。本発明はこれに限らず、用紙Pが接触する位置に倒れ防止リブ60を配置する場合、水平方向に対する倒れ防止リブ下端面60Sdの角度を、第1の実施の形態による用紙ガイドリブ下端面52rSdと同様に、用紙突入角Aが45[°]以下となる角度としても良い。その場合、用紙Pが倒れ防止リブ60に接触したとしても、倒れ防止リブ下端面60Sdにより用紙Pの先端を後方に向かわせることができる。
さらに上述した第2の実施の形態においては、倒れ防止リブ60における横断面の形状及び大きさを用紙ガイドリブ52rとは異なるようにする場合について述べた。本発明はこれに限らず、分離爪52に実装でき、かつ、回転搬送部材54が倒れることを防止できれば、倒れ防止リブ60における横断面の形状及び大きさを用紙ガイドリブ52rと同じにしても良い。
さらに上述した第1の実施の形態においては、回転搬送部材54を分離爪52に対する搬送幅方向の両外側に配置する場合について述べた。本発明はこれに限らず、回転搬送部材54を分離爪52に対する搬送幅方向の片側のみに配置しても良い。第2の実施の形態においても同様である。
さらに上述した第1の実施の形態においては、滑落防止リブ48が存在することにより形成された、分離爪52と回転搬送部材54との隙間を有する引剥ガイド部38に本発明を適用する場合について述べた。本発明はこれに限らず、分離爪52と回転搬送部材54との隙間が形成された他の種々の構成でなる引剥ガイド部に本発明を適用しても良い。第2の実施の形態においても同様である。
さらに上述した第1の実施の形態においては、用紙ガイド40において、搬送幅方向に沿って、3組の引剥ガイド部38(第1の引剥ガイド部38a、第2の引剥ガイド部38b及び第3の引剥ガイド部38c)すなわち、6個の引剥ガイド部38を配置する場合について述べた。本発明はこれに限らず、用紙ガイド40において、搬送幅方向に沿って、他の任意の個数の引剥ガイド部38を配置しても良い。その場合、様々な搬送幅方向の幅を有する、画像形成装置1において取り扱われる用紙Pの搬送幅方向の幅に対応する位置に引剥ガイド部38を配置すると良い。第2の実施の形態においても同様である。
さらに上述した実施の形態においては、加熱ローラ20から分離された用紙Pをガイドする分離爪52に本発明を適用する場合について述べた。本発明はこれに限らず、加圧ローラ22から分離された用紙Pをガイドする部材がある場合、該部材に本発明を適用して良い。
さらに上述した実施の形態においては、付勢され加熱ローラ20の表面に当接して該加熱ローラ20から用紙Pを分離する分離爪52に本発明を適用する場合について述べた。本発明はこれに限らず、加熱ローラ(又は加圧ローラ)のローラ表面に当接しない程度に該ローラの近傍に先端が位置する分離爪に本発明を適用して良い。
さらに上述した実施の形態においては、画像形成装置に本発明を適用する場合について述べた。本発明はこれに限らず、ファクシミリ機、MFP(MultiFunction Printer:複合機)、複写機等の装置にも本発明を適用して良い。
さらに本発明は、上述した各実施の形態及び他の実施の形態に限定されるものではない。すなわち本発明は、上述した各実施の形態と上述した他の実施の形態の一部又は全部を任意に組み合わせた実施の形態や、一部を抽出した実施の形態にもその適用範囲が及ぶものである。
さらに上述した実施の形態においては、ニップ形成部としての定着ローラ対19と、分離部としての分離爪52又は152とによって、定着装置としての定着器11又は111を構成し、さらに、定着装置としての定着器11又は111と、画像形成部としての画像形成ユニット3とによって、画像形成装置としての画像形成装置1又は101を構成する場合について述べた。本発明はこれに限らず、その他種々の構成でなるニップ形成部と、分離部とによって、定着装置を構成し、その他種々の構成でなる定着装置と、画像形成部とによって、画像形成装置を構成しても良い。
本発明は、画像形成装置に画像を印刷させるコンピュータの他、イメージスキャナやファクシミリ装置、或いは複写機等、画像に関する種々の処理を行う種々の電子機器でも利用できる。
1、101……画像形成装置、2……装置筐体、3……画像形成ユニット、4……感光体ドラム、5……トナーカートリッジ、6……転写ユニット、7……搬送ベルト、8……転写ローラ、9……トレイ、10……ホッピングローラ、11、111……定着器、14……スタッカ、16……定着器筐体、16I……取込口、16O……排出口、18……用紙搬送ガイド、19……定着ローラ対、20……加熱ローラ、22……加圧ローラ、24……フレームA、26……ベアリング、28……加熱部材、30……フレームB、32……付勢部材A、36……付勢部材B、34、134……用紙ガイドユニット、40……用紙ガイド、40m……用紙ガイド本体部、40mc……突出ガイド爪部、38、138、238……引剥ガイド部、42……爪収納部、42S……爪収納部対向面、44……軸受、46……回転搬送部材保持部材、48……滑落防止リブ、50……回転搬送部材保持軸、50a……回転搬送部材保持軸中心軸、52、152、252……分離爪、52m……本体部、52mS……本体部側面、52s……スプリング保持部、52A……分離爪回動軸、52r、252r……用紙ガイドリブ、52rSd……用紙ガイドリブ下端面、52rSu……用紙ガイドリブ上端面、52rSf……用紙ガイドリブ前端面、52rSb……用紙ガイドリブ後端面、52n……爪部、52ne……爪部先端、52nb……爪部底面、52nu……爪部上面、52ncd……爪部下側面取部、52ncu……爪部上側面取部、54……回転搬送部材、54A……回転搬送部材孔部、60……倒れ防止リブ、60Sd……倒れ防止リブ下端面、P……用紙、Pn……幅狭定格用紙、Pp4……A4縦用紙、Pl4……A4横用紙、Pp3……A3縦用紙、Ptc……用紙搬送中心、Pc……湾曲部、Da……滑落防止リブ先端間隙間、Db……分離爪幅、D1……分離爪滑落防止リブ隙間、Dc……回転搬送部材幅、Dd……回転搬送部材軸長さ、De……滑落防止リブ長さ、D2……分離爪回転搬送部材隙間、Df……微小隙間、Dg……用紙ガイドリブ長さ、A……用紙突入角、β……用紙水平傾斜角、α……リブ水平方向傾斜角度。

Claims (15)

  1. 媒体に形成された画像を定着させる加熱部及び加圧部を有するニップ形成部と、
    前記ニップ形成部に対して前記媒体の搬送方向の下流側に配置され、前記ニップ形成部から前記媒体を分離する分離部と
    を有し、
    前記分離部は、前記搬送方向と交差する方向に向かって突出する突出部
    を有し、
    前記突出部は、前記媒体をガイドする平面形状の媒体ガイド面を有する
    ことを特徴とする定着装置。
  2. 前記突出部は、前記分離部において前記ニップ形成部から前記媒体を分離する分離端から、前記分離部の奥側に向かって前記媒体が到達する範囲を規制する
    ことを特徴とする請求項1に記載の定着装置。
  3. 前記突出部は、前記搬送方向と前記媒体の厚さ方向とに直交する搬送幅方向に向かって突出する
    ことを特徴とする請求項2に記載の定着装置。
  4. 前記突出部における、前記媒体の前記搬送方向の下流側の先端と対向する前記媒体ガイド面は、該媒体ガイド面に前記媒体の先端が当接した際の、該媒体の先端と前記媒体ガイド面とが成す角度が、90[°]以下となるように、前記媒体の進行方向に対し傾斜する
    ことを特徴とする請求項1乃至請求項3の何れかに記載の定着装置。
  5. 前記媒体ガイド面は、該媒体ガイド面に前記媒体の先端が当接した際の、該媒体の先端と前記媒体ガイド面とが成す角度が、45[°]以下となるように、前記媒体の進行方向に対し傾斜する
    ことを特徴とする請求項4に記載の定着装置。
  6. 前記分離部によって分離された前記媒体を搬送する回転搬送部材
    を有し、
    前記分離部は、前記回転搬送部材と対向する対向面から、前記突出部が前記回転搬送部材に向かって突出する
    ことを特徴とする請求項1乃至請求項5の何れかに記載の定着装置。
  7. 前記突出部は、前記搬送方向において前記回転搬送部材よりも上流側に配される
    ことを特徴とする請求項6に記載の定着装置。
  8. 前記突出部は、前記回転搬送部材の揺動を規制する
    ことを特徴とする請求項6又は請求項7に記載の定着装置。
  9. 前記分離部は
    前記回転搬送部材に向かって突出し、前記回転搬送部材の揺動を規制する規制リブ
    を有する
    ことを特徴とする請求項8に記載の定着装置。
  10. 前記規制リブは、前記回転搬送部材の軸よりも、搬送される前記媒体に対して遠方に配される
    ことを特徴とする請求項9に記載の定着装置。
  11. 前記回転搬送部材は、
    前記分離部に対する、前記搬送方向と直交する方向の両側に設けられる
    ことを特徴とする請求項6乃至請求項10の何れかに記載の定着装置。
  12. 前記分離部は、前記搬送方向と直交する搬送幅方向に複数配列され、かつ、前記媒体の前記搬送幅方向の幅に対応する位置に設けられる
    ことを特徴とする請求項1乃至請求項11の何れかに記載の定着装置。
  13. 媒体に形成された画像を定着させる加熱部及び加圧部を有するニップ形成部と、
    前記ニップ形成部に対して前記媒体の搬送方向の下流側に配置され、前記ニップ形成部から前記媒体を分離する分離部と
    を有し、
    前記分離部は、前記搬送方向と交差する方向に向かって突出する突出部
    を有し、
    前記突出部における、前記媒体の前記搬送方向の下流側の先端と対向する媒体ガイド面は、該媒体ガイド面に前記媒体の先端が当接した際の、該媒体の先端と前記媒体ガイド面とが成す角度が、90[°]以下となるように、前記媒体の進行方向に対し傾斜する
    ことを特徴とする定着装置。
  14. 媒体に形成された画像を定着させる加熱部及び加圧部を有するニップ形成部と、
    前記ニップ形成部に対して前記媒体の搬送方向の下流側に配置され、前記ニップ形成部から前記媒体を分離する分離部と、
    前記分離部によって分離された前記媒体を搬送する回転搬送部材と
    を有し、
    前記分離部は、前記回転搬送部材と対向する対向面から、前記搬送方向と交差する方向へ前記回転搬送部材に向かって突出する突出部
    を有することを特徴とする定着装置。
  15. 請求項1乃至請求項1の何れかに記載の前記定着装置と、
    前記媒体に画像を形成する画像形成部と
    を有することを特徴とする画像形成装置。
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JP2008169041A (ja) 2006-12-13 2008-07-24 Kyocera Mita Corp 用紙分離装置、定着装置、用紙搬送装置及び画像形成装置

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