JP7377116B2 - 車両用空調装置 - Google Patents

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Description

本開示は、車両用空調装置に関する。
自動車やトラックを含む車両に搭載される車両用空調装置の一例として、下記特許文献1に記載されたものが知られている。特許文献1に記載された装置は、圧縮機、膨張弁、蒸発器(熱媒体冷却器)、及び凝縮器(熱媒体加熱器)を有するとともに冷媒が循環する冷凍サイクルと、熱媒体と空気とを熱交換させる熱媒体空気熱交換器と、熱媒体の流通経路を変化させる切替部と、を備えている。
ところで、上記のような車両用空調装置の運転中には、車内側に配置される熱交換器の表面で水分が凝縮する場合がある。これにより、細菌やカビが繁殖する可能性がある。
特開2017-106693号公報
車内熱交換器表面で繁殖した有害微生物は、悪臭の原因となる代謝物を生成して使用者に不快感を与えるだけでなく、アレルギーや気管支炎等の疾病を誘発する虞がある。従来、このような弊害を回避するために、熱交換器やドレンパンなどを定期的に洗浄する必要があった。
本開示は上記課題を解決するためになされたものであって、より長期にわたって衛生的に運用することが可能な車両用空調装置を提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、本開示に係る車両用空調装置は、冷媒が順次流通する圧縮機、凝縮器、膨張弁及び蒸発器を有する冷凍サイクルと、前記凝縮器で前記冷媒と熱交換した高温熱媒体が循環する高温熱媒体回路と、前記蒸発器で前記冷媒と熱交換した低温熱媒体が循環する低温熱媒体回路と、前記高温熱媒体回路と前記低温熱媒体回路とを接続する接続ラインと、該熱媒体が導入可能な2つの車内熱交換器と、複数ある前記車内熱交換器のそれぞれについて、前記高温熱媒体回路と接続するモードと、前記低温熱媒体回路と接続するモードと、前記高温熱媒体回路と前記低温熱媒体回路のどちらとも接続しないモードとに切り替え可能な切替部と、を備え、前記切替部は、前記高温熱媒体回路、及び前記低温熱媒体回路の流通状態を変化させることが可能な複数の弁装置であり、軸線を中心とする円柱状をなすとともに、該軸線方向に配列され、該軸線回りに回動可能な複数の弁体と、前記複数の弁体を覆うとともに、前記高温熱媒体回路、及び前記低温熱媒体回路の少なくとも一方に連通する4つの流路を形成する弁ケーシングと、前記複数の弁体を前記弁ケーシング内で前記軸線方向に進退させるとともに、前記軸線回りに回動させるアクチュエータと、を有する。
本開示の車両用空調装置によれば、より長期にわたって衛生的に運用することが可能となる。
本開示の実施形態に係る車両用空調装置の構成を示す系統図であって、第二車内熱交換器(ヒータコア)を凍結させている状態を示す図である。 本開示の実施形態に係る車両用空調装置の構成を示す系統図であって、第二車内熱交換器(ヒータコア)を除霜し、第一車内熱交換器(クーラコア)を凍結させている状態を示す図である。 本開示の実施形態に係る車両用空調装置の構成を示す系統図であって、第一車内熱交換器(クーラコア)を除霜している状態を示す図である。 本開示の実施形態に係る切替部としての弁装置の構成を示す断面図である。 図4のA-A線における矢視断面図である。 第一弁体における第一連通路の構成を示す模式図である。 第一弁体の構成を示す斜視図である。 第二弁体における第二連通路の構成を示す模式図である。 第二弁体の構成を示す斜視図である。 第三弁体における第三連通路の構成を示す模式図である。 第三弁体の構成を示す斜視図である。 第四弁体における第四連通路の構成を示す模式図である。 第四弁体の構成を示す斜視図である。
(車両用空調装置の構成)
以下、本開示の実施形態に係る車両用空調装置100について、図1から図12を参照して説明する。車両用空調装置100は、自動車やトラック等の輸送機械(車両)に搭載される。つまり、この車両用空調装置100によって、車両の内外の温度差が調節される。図1に示すように、車両用空調装置100は、冷凍サイクル1と、高温熱媒体回路2と、低温熱媒体回路3と、第一接続ライン41と、第二接続ライン42と、第三接続ライン43と、第四接続ライン44と、切替部5と、を備えている。なお、図1から図3中では、開通状態にある配管を実線で示し、閉止状態にある配管を破線で示している。
冷凍サイクル1は、冷媒を流通させる配管である冷媒ライン11と、当該冷媒ライン11上に配置された圧縮機12と、凝縮器13と、膨張弁14と、蒸発器15と、を有している。これら圧縮機12、凝縮器13、膨張弁14、及び蒸発器15は、冷媒ライン11上でこの順に配列されている。また、冷凍サイクル1が運転されている場合には、冷媒もこの順で各装置を通過する。
圧縮機12は、冷媒ライン11内の冷媒を圧送する。これにより、圧縮機12を通過した後の冷媒の圧力、及び温度は、通過前の冷媒に比べて上昇する。凝縮器13は、当該凝縮器13に流れ込んだ冷媒と、高温熱媒体回路2を流通する冷却水(後述)との間で熱交換をさせる。膨張弁14は、当該膨張弁14を通過する冷媒の圧力を下げることで、温度を急激に低下させる。蒸発器15は、当該蒸発器15に流れ込んだ冷媒と、低温熱媒体回路3を流通する熱媒体(後述)との間で熱交換をさせる。
高温熱媒体回路2は、上記の凝縮器13に冷却水を導入する高温熱媒体ライン23と、当該高温熱媒体ライン23上で互いに並列に配置されているクーラコア22(第一車内熱交換器)、及びヒータコア21(第二車内熱交換器)と、冷却水を圧送する高温熱媒体用ポンプ24と、を有している。つまり、凝縮器13から流れ出た熱媒体は、ヒータコア21、及びクーラコア22のそれぞれに向かって分岐して流入することが可能とされている。ヒータコア21、及びクーラコア22は、車両の室内側に配置される熱交換器である。ヒータコア21、及びクーラコア22は、室内気および室外気と冷却水との間で熱交換をさせる。なお、暖房運転時にはまずクーラコア22によって空気を冷却することで湿分を除去し、その後ヒータコア21によって当該空気を加温することで、室内の湿度上昇を抑えつつ、室温を上げる運転が可能である。
低温熱媒体回路3は、上記の蒸発器15に冷却水を導入する低温熱媒体ライン33と、当該低温熱媒体ライン33上で互いに並列に配置されている第一車外熱交換器31、及び第二車外熱交換器32と、熱媒体を圧送する低温熱媒体用ポンプ34と、を有している。つまり、蒸発器15から流れ出た冷却水は、第一車外熱交換器31、及び第二車外熱交換器32のそれぞれに向かって分岐して流入することが可能とされている。これら第一車外熱交換器31、及び第二車外熱交換器32は、車両の室外側に配置される熱交換器である。第一車外熱交換器31、及び第二車外熱交換器32は、室外気と熱媒体との間で熱交換をさせる。
第一接続ライン41、及び第二接続ライン42は、高温熱媒体回路2と低温熱媒体回路3とを接続する配管である。つまり、これら第一接続ライン41、及び第二接続ライン42には熱媒体が流通する。第一接続ライン41、及び第二接続ライン42は、互いに並列である。つまり、高温熱媒体回路2と低温熱媒体回路3は、車両用空調装置100の運転状態(運転モード)に応じて、これら第一接続ライン41、及び第二接続ライン42の少なくとも一方によって接続されることが可能である。
第三接続ライン43、及び第四接続ライン44も、高温熱媒体回路2と低温熱媒体回路3とを接続する配管である。つまり、これら第三接続ライン43、及び第四接続ライン44には熱媒体が流通する。第三接続ライン43、及び第四接続ライン44は、互いに並列である。つまり、高温熱媒体回路2と低温熱媒体回路3は、車両用空調装置100の運転状態(運転モード)に応じて、上述の第一接続ライン41、及び第二接続ライン42の少なくとも一方に加えて、これら第三接続ライン43、及び第四接続ライン44の少なくとも一方によって接続されることが可能である。また、本実施形態では、第三接続ライン43上にのみ、車両の補機類である車載機器90が配置されている。この車載機器90の一例として、具体的にはバッテリーが挙げられる。
第五接続ライン45は、高温熱媒体回路2と低温熱媒体回路3とを、上述の第三接続ライン43、及び第四接続ライン44を迂回(バイパス)して接続している。
高温熱媒体回路2、低温熱媒体回路3、第一接続ライン41、第二接続ライン42、第三接続ライン43、第四接続ライン44、及び第五接続ライン45を流通する冷却水の経路は、切替部5によって切り替えることが可能とされている。言い換えれば、冷却水の流通経路を切り替えることによって、車両用空調装置100の運転状態(運転モード)が切り替えられる。
切替部5は、自身が接続されている複数の流路同士の間で冷却水の流通状態を切り替えることが可能な弁装置(切替弁)である。図1に示すように、本実施形態では、各流路を接続する複数(8つ)の接続部分にそれぞれ1つずつの切替部5が設けられている。これら8つの切替部5のうち、第一接続ライン41と第二接続ライン42の2つの接続部のうち、クーラコア22に近接する側の接続部に設けられている切替部5は第一弁装置51とされている。
高温熱媒体回路2におけるヒータコア21とクーラコア22との間の2つの分岐点に設けられている切替部5は、それぞれ第二弁装置52、第三弁装置53とされている。第三弁装置53は、ヒータコア21と凝縮器13との間であって、上記の高温熱媒体用ポンプ24が設けられている側の分岐点に設けられている。第二弁装置52は、クーラコア22と凝縮器13との間であって、上記の高温熱媒体用ポンプ24が設けられていない側の分岐点に設けられている。
第三接続ライン43と第四接続ライン44の2つの接続部のうち、クーラコア22に近接する側の接続部に設けられている切替部5は第四弁装置54とされている。
同様にして、第一接続ライン41と第二接続ライン42の2つの接続部のうち、第二車外熱交換器32に近接する側の接続部に設けられている切替部5は第五弁装置55とされている。
低温熱媒体回路3における第一車外熱交換器31及び第二車外熱交換器32の間の2つの分岐点に設けられている切替部5は、それぞれ第六弁装置56、第七弁装置57とされている。第六弁装置56は、第一車外熱交換器31と第二車外熱交換器32との間であって、上記の低温熱媒体用ポンプ34が設けられている側の分岐点に設けられている。第七弁装置57は、第一車外熱交換器31と第二車外熱交換器32との間であって、上記の低温熱媒体用ポンプ34が設けられていない側の分岐点に設けられている。
第三接続ライン43と第四接続ライン44の2つの接続部のうち、第二車外熱交換器32に近接する側の接続部に設けられている切替部5は第八弁装置58とされている。
図1から図3中において、各切替部5の近傍に付されている記号は、各切替部5の開通状態を示すものである。以下、図4から図13を参照して切替部5の具体的な構成を説明し、各記号の表す開通状態に則して図1から図3を参照して車両用空調装置100の運転モードの例について説明する。
(切替部の構成)
図4に示すように、切替部5は、複数(4つ)の弁体6と、これら弁体6を収容するとともに複数(4つ)の流路71、72、73、74を形成する弁ケーシング7と、弁体6を駆動させるアクチュエータ8と、を有している。
各弁体6は、軸線Oに沿って延びる円柱状をなしている。弁ケーシング7内では、4つの弁体6が軸線O方向に配列されている。各弁体6は、アクチュエータ8によって駆動されることで、弁ケーシング7内で当該軸線Oに沿って進退可能であるとともに、当該軸線O回りに回動することが可能とされている。つまり、軸線O方向に弁体6を進退させることで、形状の異なる4つの弁体6のうちのいずれか1つを選択的に用いることが可能とされている。各弁体6の詳細な構成については後述する。
弁ケーシング7は、4つの弁体6を軸線Oに対する外周側から覆う筒状をなしている。また、図5に示すように、弁ケーシング7には、上述の高温熱媒体回路2、及び低温熱媒体回路3の少なくとも一方に連通する4つの流路71、72、73、74が形成されている。各流路71、72、73、74は、軸線Oを中心として周方向に90°の間隔をあけて放射状に延びている。各流路71、72、73、74の軸線O方向における位置は互いに同一である。
図6と図7に示すように、4つの弁体6のうちの1つ(第一弁体61)には、軸線Oに対する周方向に90°の間隔をあけて四方向に開口する4つの開口部(第一開口部H1)が形成されている。また、これら4つの第一開口部H1のうち、周方向に隣接する一対の第一開口部H1同士は、当該第一弁体61の内部に形成された第一連通路C1によってそれぞれ互いに連通している。図6は、この第一弁体61の形状を模式的に示したものであり、図1~図3中に記されている符号と対応している。例えば、第一弁装置51では、第二弁体62が選択されているとともに、当該第二弁体62の姿勢により、高温熱媒体回路2と第一接続ライン41、及び第二接続ライン42が連通した状態となっている。以降の説明では、このように選択されている弁体6の種類とその姿勢が図1~図3中の記号によって示されている。
図8と図9に示すように、4つの弁体6のうちの1つ(第二弁体62)には、軸線Oに対する周方向に間隔をあけて三方向に開口する3つの開口部(第二開口部H2)が形成されている。また、これら3つの第二開口部H2は、当該第二弁体62の内部に形成された第二連通路C2によって互いに連通している。なお、各第二開口部H2同士の間の周方向における間隔は均一ではない。つまり、第二連通路C2は、軸線O方向から見てT字状をなしている。したがって、4つの流路71、72、73、74のうち、いずれか3つの流路のみが当該第二弁体62によって連通した状態となる。図8は、この第二弁体62の形状を模式的に示したものであり、図1~図3中に記されている符号と対応している。
図10と図11に示すように、4つの弁体6のうちの1つ(第三弁体63)には、軸線Oに対する周方向に180°の間隔をあけて二方向に開口する2つの開口部(第三開口部H3)が形成されている。また、これら第三開口部H3同士は、当該第三弁体63の内部に形成された第三連通路C3によって互いに連通している。4つの流路71、72、73、74のうち、いずれか2つの流路のみが当該第三弁体63によって連通した状態となる。図10は、この第三弁体63の形状を模式的に示したものであり、図1~図3中に記されている符号と対応している。
図12と図13に示すように、4つの弁体6のうちの1つ(第四弁体64)には、軸線Oに対する周方向に90°の間隔をあけて四方向に開口する4つの開口部(第四開口部H4)が形成されている。また、これら4つの第四開口部H4のうち、軸線Oに対する直径方向の両側に位置する一対の第四開口部H4同士は、それぞれ当該第四弁体64の内部に形成された第四連通路C4によって互いに連通している。2つの第四連通路C4同士は、第四弁体64の内部で、軸線O方向に干渉しないようにそれぞれ湾曲している。なお、図13中では、図示の煩雑化を避けるため、一方の第四連通路C4のみを図示し、他方の第四連通路C4の図示を省略している。4つの流路71、72、73、74のうち、いずれか2つの流路のみが当該第四弁体64によって連通した状態となる。図12は、この第四弁体64の形状を模式的に示したものであり、図1~図3中に記されている符号と対応している。
(凍結モード・除霜乾燥モード)
次いで、図1を参照して、車両用空調装置100の運転モードの1つである「凍結モード」、及び「除霜乾燥モード」の動作について説明する。なお、以降で説明する冷媒、及び冷却水の流通経路は、各切替部5を図1中の記号に示す状態とすることによって実現される。
これら凍結モードと除霜乾燥モードは、車内側の熱交換器(ヒータコア21、及びクーラコア22)を洗浄することも目的として実行される。洗浄を行うに際しては、まずクーラコア22(第一車内熱交換器)の表面で空気中の水分を凝縮させ凍結させる(図1)。次いで、当該クーラコア22を加温することで融解した水分を利用し、クーラコア表面を洗い流した後、さらに加温を継続することでクーラコア22を乾燥させるモード(除霜乾燥モード)を実行するとともに、ヒータコア21(第二車内熱交換器)に対して凍結モードを実行する(図2)。その後、当該ヒータコア21を加温することで除霜乾燥モードを実行する(図3)。以下、各図の状態について説明する。
図1の状態では、第二接続ライン42を通じて、低温熱媒体回路3中を流通する低温の冷却水のみがクーラコア22に流入する。これにより、クーラコア22では、表面に生じた水分が凍結する。クーラコア22から流れ出た熱媒体は、第四接続ライン44を通じて低温熱媒体回路3に戻される。
図2の状態では、第二接続ライン42を通じて、低温熱媒体回路3中を流通する低温の熱媒体がヒータコア21のみに流入する。これにより、ヒータコア21では、表面に生じた水分が凍結する。一方で、このとき、クーラコア22には、凝縮器13で冷媒と熱交換することで高温となった熱媒体が流れ込む。したがって、当該クーラコア22の表面で凍結していた水分は加温されて融解する(除霜される)。凍結の際に水分とともに捕捉された細菌や埃等の付着物は、融解の際に水分とともに洗い流される。その後、さらに加温を継続することでクーラコア22を乾燥させる。つまり、この動作によってヒータコア21の表面が洗浄されるとともに、乾燥によって細菌やカビの発生が抑制される。
次いで、図3の状態では、ヒータコア21に、凝縮器13で冷媒と熱交換することで高温となった熱媒体が流れ込む。したがって、当該ヒータコア21の表面で凍結していた水分は加温されて融解する(除霜される)。凍結の際に水分とともに捕捉された細菌や埃等の付着物は、融解の際に水分とともに洗い流される。その後、さらに加温を継続することでヒータコア21を乾燥させる。つまり、この動作によってクーラコア22の表面が洗浄されるとともに、乾燥によって細菌やカビの発生が抑制される。
(作用効果)
以上、説明したように、本実施形態によれば、凍結モードでは、車内熱交換器としてのヒータコア21、又はクーラコア22に低温熱媒体回路3からの低温の熱媒体のみが供給される。これにより、ヒータコア21、又はクーラコア22の表面で凝縮していた水分が凍結する。この時、当該表面で繁殖していた細菌やカビは水分とともに凍結される。その後、除霜乾燥モードを実行することで、凝縮器13で冷媒と熱交換した高温の冷却水が当該ヒータコア21、又はクーラコア22に供給される。これにより、凍結していた水分は融解する(除霜される)。その結果、凍結の際に捕捉されていた細菌や埃等の付着物を、水分とともに洗い流すことができる。その後、さらに加温を継続することで当該ヒータコア21、又はクーラコア22を乾燥させる。その結果、細菌やカビの発生が抑制される。したがって、車両用空調装置100をより長期にわたって衛生的に運用することが可能となる。
加えて、上記構成によれば、複数の弁体6を弁ケーシング7内で軸線O方向に進退動、又は軸線O回りに回動させることによって、複数の流路71、72、73、74の連通状態を切り替えることができる。特に、複数必要とされる弁装置(切替部5)を1つの構成のみに統一することができるため、部品点数を削減することができる。また、製造時に複数種類の弁装置から適切な種類を選択して取り付ける工程を省略することができる。その結果、製造コストやメンテナンスコストを低減することができる。
上記構成によれば、第一弁体61によって、4つの流路71、72、73、74のうち、互いに隣接する一対の流路を第一連通路C1によって連通させることができる。さらに、この第一弁体61を軸線O回りに回動させることにより、4つの流路71、72、73、74のうちの2つずつの流路を選択的に連通させることができる。これにより、流路71、72、73、74の連通状態を高い自由度のもとで切り替えることができる。
上記構成によれば、第二弁体62によって、4つの流路71、72、73、74のうち、3つの流路を第二連通路C2によって互いに連通させることができる。さらに、この第二弁体62を軸線O回りに回動させることにより、4つの流路71、72、73、74のうちの3つの流路を選択的に連通させることができる。これにより、流路71、72、73、74の連通状態を高い自由度のもとで切り替えることができる。
上記構成によれば、第三弁体63によって、4つの流路71、72、73、74のうち、2つの流路を第三連通路C3によって互いに連通させることができる。さらに、この第三弁体63を軸線O回りに回動させることにより、4つの流路71、72、73、74のうちの2つの流路を選択的に連通させることができる。これにより、流路71、72、73、74の連通状態を高い自由度のもとで切り替えることができる。
上記構成によれば、第四弁体64によって、4つの流路71、72、73、74のうち、直径方向の両側に位置する2つの流路を第四連通路C4によって互いに連通させることができる。さらに、この第四弁体64を軸線O回りに回動させることにより、4つの流路71、72、73、74のうちの2つずつの流路を選択的に連通させることができる。これにより、流路71、72、73、74の連通状態を高い自由度のもとで切り替えることができる。
(その他の実施形態)
以上、本開示の実施形態について図面を参照して詳述した。なお、具体的な構成は上記実施形態に限定されるものではなく、本開示の要旨を逸脱しない範囲の設計変更等も含まれる。例えば、上記の車両用空調装置100では、各切替部5の状態を適宜切り替えることによって、強暖房モード、及び暖房除霜モードだけでなく、冷房モード等を含む他のモードで運転することができる。
また、上記実施形態では、凍結モードと、除霜乾燥モードとを一対のヒータコア21で順次実施する例について説明した。しかしながら、これらモードの実行は、一対のヒータコア21で同時に行ってもよいし、また、上記実施形態とは反対の順番で行ってもよい。
<付記>
各実施形態に記載の車両用空調装置は、例えば以下のように把握される。
(1)第1の態様に係る車両用空調装置100は、冷媒が順次流通する圧縮機12、凝縮器13、膨張弁14及び蒸発器15を有する冷凍サイクル1と、前記凝縮器13で前記冷媒と熱交換した高温熱媒体が循環する高温熱媒体回路2と、前記蒸発器15で前記冷媒と熱交換した低温熱媒体が循環する低温熱媒体回路3と、前記高温熱媒体回路と前記低温熱媒体回路とを接続する接続ライン41、42、43、44、45と、該熱媒体が導入可能な複数の車内熱交換器21、22と、該熱媒体が導入可能な複数の車外熱交換器31、32と、複数ある前記車内熱交換器のそれぞれについて、前記高温熱媒体回路と接続するモードと、前記低温熱媒体回路と接続するモードと、前記高温熱媒体回路と前記低温熱媒体回路のどちらとも接続しないモードとに切り替え可能な切替部5と、を備える。
上記構成によれば、凍結モードでは、車内熱交換器としてのヒータコア21、又はクーラコア22に低温熱媒体回路3からの低温の熱媒体のみが供給される。これにより、ヒータコア21、又はクーラコア22の表面で凝縮していた水分が凍結する。この時、当該表面で繁殖していた細菌や埃等の付着物は水分とともに凍結される。その後、除霜モードを実行することで、凝縮器13で冷媒と熱交換した高温の熱媒体が当該ヒータコア21、又はクーラコア22に供給される。これにより、凍結していた水分は融解する(除霜される)。その結果、凍結の際に捕捉されていた細菌や埃等の付着物は、水分とともに洗い流され、ヒータコア21、又はクーラコア22の表面は乾燥する。つまり、この動作によってヒータコア21、又はクーラコア22の表面が洗浄されるとともに、乾燥によって細菌やカビの発生が抑制される。
(2)第2の態様に係る車両用空調装置100では、前記高温熱媒体回路2は、第一及び第二の前記車内熱交換器(クーラコア22、及びヒータコア21)を有し、前記切替部5は、前記第一及び第二の車内熱交換器のうち、少なくとも一方の前記車内熱交換器に前記低温熱媒体回路3からの熱媒体のみを供給することで前記車内熱交換器の表面に生じた水分を凍結させる凍結モードで運転するように構成されている。
上記構成によれば、第一及び第二の車内熱交換器(クーラコア22、及びヒータコア21)の少なくとも一方を凍結モードで運転することで、当該車内熱交換器の一方を洗浄することができる。
(3)第3の態様に係る車両用空調装置100では、前記切替部5は、前記凍結モードで運転した後に、前記一方の車内熱交換器に前記凝縮器13で前記冷媒と熱交換した熱媒体を供給して加温し、凍結された前記水分を融解する除霜モードで運転するように構成されている。
上記構成によれば、凍結の際に水分とともに捕捉された細菌や埃等の付着物は、融解の際に水分とともに洗い流される。この動作によって車内熱交換器の表面を洗浄することができる。
(4)第4の態様に係る車両用空調装置100では、前記切替部5は、前記除霜モードで運転した後に、さらに加温を継続することで前記車内熱交換器の前記表面を乾燥させる乾燥モードで運転するように構成されている。
上記構成によれば、凍結モードでの運転の際に車内熱交換器の表面で捕捉されていた細菌や埃等の付着物は、除霜モードでの運転によって水分とともに洗い流される。さらに、乾燥モードで加温を継続することで、当該車内熱交換器の表面は乾燥する。このように、表面を乾燥させることによって細菌やカビの発生を抑制することができる。
(5)第5の態様に係る車両用空調装置100では、前記切替部5は、前記高温熱媒体回路2、及び前記低温熱媒体回路3の流通状態を変化させることが可能な複数の弁装置であり、軸線Oを中心とする円柱状をなすとともに、該軸線O方向に配列され、該軸線O回りに回動可能な複数の弁体6と、前記複数の弁体6を覆うとともに、前記高温熱媒体回路2、及び前記低温熱媒体回路3の少なくとも一方に連通する4つの流路71、72、73、74を形成する弁ケーシング7と、前記複数の弁体6を前記弁ケーシング7内で前記軸線O方向に進退させるとともに、前記軸線O回りに回動させるアクチュエータ8と、を有する。
上記構成によれば、複数の弁体6を弁ケーシング7内で軸線O方向に進退動、又は軸線O回りに回動させることによって、複数の流路71、72、73、74の連通状態を切り替えることができる。特に、複数必要とされる弁装置を1つの構成のみに統一することができる。さらに、接続箇所を容易に増加させることができるため、装置の発展性を確保することもできる。た、製造時に複数種類の弁装置から適切な種類を選択して取り付ける工程を省略することができる。その結果、製造コストやメンテナンスコストを低減することができる。
(6)第6の態様に係る車両用空調装置100では、前記複数の弁体6のうちの1つは、前記軸線Oに対する周方向に間隔をあけて四方向に開口する第一開口部H1が形成されているとともに、前記周方向に隣接する一対の前記第一開口部H1を前記弁体6の内部で連通させる第一連通路C1が形成されている第一弁体61である。
上記構成によれば、4つの流路71、72、73、74のうち、互いに隣接する一対の流路を第一連通路C1によって連通させることができる。さらに、この第一弁体61を軸線O回りに回動させることにより、4つの流路71、72、73、74のうちの2つずつの流路を選択的に連通させることができる。これにより、流路71、72、73、74の連通状態を高い自由度のもとで切り替えることができる。
(7)第7の態様に係る車両用空調装置100では、前記複数の弁体6のうちの1つは、前記軸線Oに対する周方向に間隔をあけて三方向に開口する第二開口部H2が形成されているとともに、前記3つの第二開口部H2を前記弁体6の内部で連通させる第二連通路C2が形成されている第二弁体62である。
上記構成によれば、4つの流路71、72、73、74のうち、3つの流路を第二連通路C2によって互いに連通させることができる。さらに、この第二弁体62を軸線O回りに回動させることにより、4つの流路71、72,73、74のうちの3つの流路を選択的に連通させることができる。これにより、流路71、72、73、74の連通状態を高い自由度のもとで切り替えることができる。
(8)第8の態様に係る車両用空調装置100では、前記複数の弁体6のうちの1つは、前記軸線Oに対する周方向に間隔をあけて二方向に開口する第三開口部H3が形成されているとともに、前記2つの第三開口部H3を前記弁体6の内部で連通させる第三連通路C3が形成されている第三弁体63である。
上記構成によれば、4つの流路71、72、73、74のうち、2つの流路を第三連通路C3によって互いに連通させることができる。さらに、この第三弁体63を軸線O回りに回動させることにより、4つの流路71、72、73、74のうちの2つの流路を選択的に連通させることができる。これにより、流路71、72、73、74の連通状態を高い自由度のもとで切り替えることができる。
(9)第9の態様に係る車両用空調装置100では、前記複数の弁体6のうちの1つは、前記軸線Oに対する周方向に間隔をあけて四方向に開口する第四開口部H4が形成されているとともに、前記軸線Oに対する直径方向両側に位置する一対の前記第四開口部H4を前記弁体の内部で連通させる第四連通路C4が形成されている第四弁体64である。
上記構成によれば、4つの流路71、72、73、74のうち、直径方向の両側に位置する2つの流路を第四連通路C4によって互いに連通させることができる。さらに、この第四弁体64を軸線O回りに回動させることにより、4つの流路71、72、73、74のうちの2つずつの流路を選択的に連通させることができる。これにより、流路71、72、73、74の連通状態を高い自由度のもとで切り替えることができる。
100 車両用空調装置
1 冷凍サイクル
2 高温熱媒体回路
3 低温熱媒体回路
5 切替部
6 弁体
7 弁ケーシング
8 アクチュエータ
11 冷媒ライン
12 圧縮機
13 凝縮器
14 膨張弁
15 蒸発器
21 ヒータコア
22 クーラコア
23 高温熱媒体ライン
24 高温熱媒体用ポンプ
31 第一車外熱交換器
32 第二車外熱交換器
33 低温熱媒体ライン
34 低温熱媒体用ポンプ
41 第一接続ライン
42 第二接続ライン
43 第三接続ライン
44 第四接続ライン
45 第五接続ライン
51 第一弁装置
52 第二弁装置
53 第三弁装置
54 第四弁装置
55 第五弁装置
56 第六弁装置
57 第七弁装置
58 第八弁装置
61 第一弁体
62 第二弁体
63 第三弁体
64 第四弁体
71,72,73,74 流路
90 車載機器
C1 第一連通路
C2 第二連通路
C3 第三連通路
C4 第四連通路
H1 第一開口部
H2 第二開口部
H3 第三開口部
H4 第四開口部
O 軸線

Claims (8)

  1. 冷媒が順次流通する圧縮機、凝縮器、膨張弁及び蒸発器を有する冷凍サイクルと、
    前記凝縮器で前記冷媒と熱交換した高温熱媒体が循環する高温熱媒体回路と、
    前記蒸発器で前記冷媒と熱交換した低温熱媒体が循環する低温熱媒体回路と、
    前記高温熱媒体回路と前記低温熱媒体回路とを接続する接続ラインと、
    該熱媒体が導入可能な2つの車内熱交換器と、
    複数ある前記車内熱交換器のそれぞれについて、前記高温熱媒体回路と接続するモードと、前記低温熱媒体回路と接続するモードと、前記高温熱媒体回路と前記低温熱媒体回路のどちらとも接続しないモードとに切り替え可能な切替部と、
    を備え
    前記切替部は、前記高温熱媒体回路、及び前記低温熱媒体回路の流通状態を変化させることが可能な複数の弁装置であり、
    軸線を中心とする円柱状をなすとともに、該軸線方向に配列され、該軸線回りに回動可能な複数の弁体と、
    前記複数の弁体を覆うとともに、前記高温熱媒体回路、及び前記低温熱媒体回路の少なくとも一方に連通する4つの流路を形成する弁ケーシングと、
    前記複数の弁体を前記弁ケーシング内で前記軸線方向に進退させるとともに、前記軸線回りに回動させるアクチュエータと、
    を有する車両用空調装置。
  2. 前記高温熱媒体回路は、第一及び第二の前記車内熱交換器を有し、
    前記切替部は、前記第一及び第二の車内熱交換器のうち、少なくとも一方の前記車内熱交換器に前記低温熱媒体回路からの熱媒体のみを供給することで前記車内熱交換器の表面に生じた水分を凍結させる凍結モードで運転するように構成されている請求項1に記載の車両用空調装置。
  3. 前記切替部は、前記凍結モードで運転した後に、前記一方の車内熱交換器に前記凝縮器で前記冷媒と熱交換した熱媒体を供給して加温し、凍結された前記水分を融解する除霜モードで運転するように構成されている請求項2に記載の車両用空調装置。
  4. 前記切替部は、前記除霜モードで運転した後に、さらに加温を継続することで前記車内熱交換器の前記表面を乾燥させる乾燥モードで運転するように構成されている請求項3に記載の車両用空調装置。
  5. 前記複数の弁体のうちの1つは、前記軸線に対する周方向に間隔をあけて四方向に開口する第一開口部が形成されているとともに、前記周方向に隣接する一対の前記第一開口部を前記弁体の内部で連通させる第一連通路が形成されている第一弁体である請求項1から4のいずれか一項に記載の車両用空調装置。
  6. 前記複数の弁体のうちの1つは、前記軸線に対する周方向に間隔をあけて三方向に開口する第二開口部が形成されているとともに、前記3つの第二開口部を前記弁体の内部で連通させる第二連通路が形成されている第二弁体である請求項1から5のいずれか一項に記載の車両用空調装置。
  7. 前記複数の弁体のうちの1つは、前記軸線に対する周方向に間隔をあけて二方向に開口する第三開口部が形成されているとともに、前記2つの第三開口部を前記弁体の内部で連通させる第三連通路が形成されている第三弁体である請求項1から6のいずれか一項に記載の車両用空調装置。
  8. 前記複数の弁体のうちの1つは、前記軸線に対する周方向に間隔をあけて四方向に開口する第四開口部が形成されているとともに、前記軸線に対する直径方向両側に位置する一対の前記第四開口部を前記弁体の内部で連通させる第四連通路が形成されている第四弁体である請求項1から7のいずれか一項に記載の車両用空調装置。
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