JP7376714B2 - 電極シートのリチウム補充装置及び電極シートのリチウム補充方法 - Google Patents

電極シートのリチウム補充装置及び電極シートのリチウム補充方法 Download PDF

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Description

本願は、2019年11月21日に提出された発明名称「電極シートのリチウム補充装置及び電極シートのリチウム補充方法」の中国特許出願201911146508.1の優先権を主張し、当該出願の全ての内容は引用により本明細書に援用されている。
本願は、電池の生産分野に関し、特に、電極シートのリチウム補充装置及び電極シートのトリチウム補充方法に関する。
リチウムイオン電池は、エネルギー密度が大きく、使用寿命が長く、汚染がないなどの利点があるので、消費系電子製品及び電気自動車の分野に広く用いられている。しかしながら、リチウムイオン電池は、初回の充放電過程において固体電解質膜(SEI膜)を形成し、固体電解質膜は一部のリチウムを消費し、リチウムの損失を引き起こし、且つこの不可逆的な初回容量の損失は、リチウムイオン電池容量の損失を直接的にもたらす。
背景技術に存在する問題に鑑み、本願の目的は、電極シートのリチウム補充を実現し、リチウム補充のプロセスを簡略化すると共に、リチウムリボンを節約することができる電極シートのリチウム補充装置及び電極シートのリチウム補充方法を提供することである。
上記目的を達成するために、本願は、第1のリチウムリボン巻出機構と、電極シート巻出機構と、ローラプレス機構と、第1の牽引機構と、電極シート巻取機構と、第1の塗布機構とを含む電極シートのリチウム補充装置を提供する。第1のリチウムリボン巻出機構は、リチウムリボンを設置するために用いられ、電極シート巻出機構は、電極シートを設置するために用いられる。ローラプレス機構は、第1の圧延ローラと、第1の被覆ローラと、第2の被覆ローラとを含む。第1の牽引機構は、リチウムリボンを第1の圧延ローラと第1の被覆ローラとの間に牽引するために用いられ、電極シート巻取機構は、電極シートを巻き取り、且つ電極シートを牽引して第1の被覆ローラと第2の被覆ローラとの間に通すために用いられる。リチウムリボンの走行方向において、第1の塗布機構は、ローラプレス機構の上流に位置し、且つ第1の塗布機構は、リチウムリボンの表面にコーティングを塗布するために用いられる。
本願は、電極シートのリチウム補充を実現し、且つリチウムリボンの圧延プロセス及び被覆プロセスを集積するので、リチウム補充のプロセスを簡略化し、占用空間を低減すると共に、製造コストを低減する。リチウムリボンの表面にコーティングを塗布することにより、リチウムリボンを電極シートの表面にスムーズに転写することを保証することができる。第1の牽引機構は初期時にリチウムリボンが走行するように牽引することで、第1の塗布機構がリチウムリボンの表面にコーティングを塗布し、リチウムリボンが圧延ローラ及び被覆ローラに接着することを防止することができる。同時に、第1の牽引機構は、コーティングが塗布されたリチウムリボンを、第1の圧延ローラと第1の被覆ローラとの間に牽引し、リチウムリボンが全過程で牽引されることを避け、リチウムリボンの浪費を減少させることができる。
いくつかの実施形態において、第1の牽引機構は、牽引ローラ及び牽引ベルトを含み、牽引ベルトが牽引ローラに接続され、牽引ベルトの他端がリチウムリボンに接続される。リチウムリボンの走行方向において、牽引ローラが第1の圧延ローラの下流に位置する。
本願の電極シートのリチウム補充装置においては、牽引ベルトが牽引ローラに接続され、牽引ベルトの他端がリチウムリボンに接続されることで、第1の塗布機構がリチウムリボンLの牽引ローラに近接する端部にもコーティングを塗布し、コーティングが塗布されないことによるリチウムリボンLの浪費を減少させることができる。
いくつかの実施形態において、電極シートのリチウム補充装置は、さらに潤滑機構及びクリーニング機構を含み、潤滑機構及びクリーニング機構は、第1の被覆ローラの外周側に設置され、且つ潤滑機構及びクリーニング機構は、第1の被覆ローラの回転方向に沿って配置される。潤滑機構は、第1の被覆ローラのローラ面に潤滑剤を塗布するために用いられ、クリーニング機構は、第1の被覆ローラのローラ面をクリーニングするために用いられる。
本願の電極シートのリチウム補充装置においては、クリーニング機構が第1の被覆ローラのローラ面をクリーニングすることで、電極シートにリチウムをスムーズに補充することができ、潤滑機構が第1の被覆ローラのローラ面に潤滑剤を塗布することで、スクレーパがリチウム屑及び離型剤を掻き取る難しさを低減し、第1の被覆ローラのローラ面を傷つけることを避けることができ、同時に、高速の製造で、潤滑剤は、さらにスクレーパと第1の被覆ローラの表面の残留リチウムとの乾燥摩擦による発煙、発火などの潜在的な安全上のリスクを避けることができる。
いくつかの実施形態において、潤滑機構は、二つの塗布ヘッドを含み、二つの塗布ヘッドは第1の被覆ローラの軸方向に沿って間隔をあけて配置される。
本願の電極シートのリチウム補充装置においては、二つの塗布ヘッドは、第1の被覆ローラの表面に潤滑剤を塗布するために用いられ、且つ二つの塗布ヘッドの塗布領域は、リチウムリボンLの幅に対応する。
いくつかの実施形態において、潤滑機構は、さらにガイド部材を含み、二つの塗布ヘッドは、第1の被覆ローラの軸方向に平行な方向に沿ってガイド部材に摺動可能に設置される。
本願の電極シートのリチウム補充装置においては、潤滑機構は、二つの塗布ヘッドが第1の被覆ローラの軸方向に平行な方向に沿って案内部材に摺動可能に設置されることで、異なる規格のリチウムリボンLの要求を満たすことができ、高い汎用性を有する。
いくつかの実施形態において、第1の圧延ローラのローラ径は、第1の被覆ローラのローラ径よりも小さい。
本願の電極シートのリチウム補充装置においては、第1の圧延ローラのローラ径が第1の被覆ローラのローラ径よりも小さいので、異なるローラ径の組み合わせにより、異径圧延を実現することができる。同径圧延と比較して、異径圧延は、リチウムリボンLへの圧延力を低下させることができ、第1の被覆ローラとリチウムリボンLとの接触面積を増大させ、リチウムリボンLと第1の圧延ローラとの食い込み効果及びリチウムリボンLと第1の被覆ローラとの食い込み効果を改善し、リチウムリボンLは第1の被覆ローラのローラ面により接着しやすい。
いくつかの実施形態において、第1の圧延ローラのローラ径と第1の被覆ローラのローラ径との比は、0.5~0.99である。
本願の電極シートのリチウム補充装置では、第1の圧延ローラのローラ径と第1の被覆ローラのローラ径との比が0.5~0.99であるので、リチウムリボンLを第1の被覆ローラのローラ面に容易に接着させることができる。
いくつかの実施形態において、ローラプレス機構は、さらに第1の支持ローラを含み、第1の支持ローラは、第1の圧延ローラに対向して設置され、且つ第1の圧延ローラの第1の被覆ローラから離れた側に位置し、第1の支持ローラのローラ径は、第1の圧延ローラのローラ径よりも大きい。
本願の電極シートのリチウム補充装置においては、第1の支持ローラは、第1の圧延ローラに対向して設置され、且つ第1の圧延ローラの第1の被覆ローラから離れた側に位置し、第1の支持ローラのローラ径が第1の圧延ローラのローラ径よりも大きいので、第1の圧延ローラの長期使用過程での変形を減少させ、リチウムリボンLの圧延の厚さの一致性を向上させ、装置の耐用年数を延長することができる。
いくつかの実施形態において、第1の塗布機構は、二組であり、且つそれぞれリチウムリボンの二つの表面にコーティングを塗布し、二組の第1の塗布機構に、いずれも離型剤が収容され、且つ二組の第1の塗布機構における離型剤の表面粗さが異なる。
本願の電極シートのリチウム補充装置においては、二組の第1の塗布機構は、離型剤をリチウムリボンLの二つの表面に塗布ることで、リチウムリボンLの二つの表面にコーティングを形成し、且つ二組の第1の塗布機構における離型剤の表面粗さが異なり、さらに異なる粗さにより、リチウムリボンLを電極シートに転写する。
いくつかの実施形態において、電極シートのリチウム補充装置は、さらに第2のリチウムリボン巻出機構と、第2の牽引機構と、第2の塗布機構とを含む。第2のリチウムリボン巻出機構は、リチウムリボンを設置するために用いられる。ローラプレス機構は、さらに第2の圧延ローラを含み、第2の圧延ローラは、第2の被覆ローラに対向して設置される。第2の牽引機構は、第2のリチウムリボン巻出機構から供給されたリチウムリボンを、第2の圧延ローラと第2の被覆ローラとの間に牽引するために用いられる。第2のリチウムリボン巻出機構から供給されたリチウムリボンの走行方向において、第2の塗布機構は、ローラプレス機構の上流に位置し、且つ第2のリチウムリボン巻出機構から供給されたリチウムリボンの表面にコーティングを塗布するために用いられる。
本願の電極シートのリチウム補充装置は、電極シートの両面にリチウムを補充することを実現することができる。
いくつかの実施形態において、第2の圧延ローラのローラ径は、第2の被覆ローラのローラ径よりも小さい。
本願の電極シートのリチウム補充装置においては、第2の圧延ローラのローラ径が第2の被覆ローラのローラ径よりも小さいので、異なるローラ径の組み合わせにより、異径圧延を実現することができる。同径圧延と比較して、異径圧延は、リチウムリボンLへの圧延力を低下させ、第2の被覆ローラとリチウムリボンLとの接触面積を増大させ、リチウムリボンLと第2の圧延ローラとの食い込み効果及びリチウムリボンLと第2の被覆ローラとの食い込み効果を改善し、リチウムリボンLは第2の被覆ローラのローラ面に容易に接着しやすい。
いくつかの実施形態において、電極シートのリチウム補充装置は、さらに少なくとも一組の予圧ローラを含み、各組の予圧ローラは、二つの予圧ローラを含み、リチウムリボンの走行方向において、少なくとも一組の予圧ローラにおける二つの予圧ローラは、リチウムリボンの二つの表面の外側に位置し、且つ少なくとも一組の予圧ローラにおける二つの予圧ローラは、第1の塗布機構の上流に位置する。
本願の電極シートのリチウム補充装置においては、各組の予圧ローラにおける二つの予圧ローラは、対応するリチウムリボンを予備圧延するので、リチウムリボンの厚さの一致性を向上させ、リチウムリボンの表面に離型剤を塗布する効果を顕著に改善し、第1の塗布機構の塗布ヘッドがリチウムリボンを傷つけることを避け、塗布過程においてリチウムリボンの厚さの一致性に対する要求が高いという問題を解決する。リチウムリボンの厚さの一致性は、製造コストに関連し、リチウムリボンの厚さの一致性に対する要求を低下させ、リチウムリボンの材料のコストを低減することができる。
いくつかの実施形態において、電極シートのリチウム補充装置は、二組の予圧ローラを含み、リチウムリボンの走行方向において、各組の予圧ローラにおける二つの予圧ローラは、対応する一つのリチウムリボンの二つの表面の外側に位置し、且つそのうちの一組の予圧ローラにおける二つの予圧ローラは、第1の塗布機構の上流に位置し、他の一組の予圧ローラにおける二つの予圧ローラは、第2の塗布機構の上流に位置する。
本願の電極シートのリチウム補充装置においては、二組の予圧ローラにおける各組の予圧ローラが対応するリチウムリボンを予備圧延することで、リチウムリボンの厚さの一致性を向上させる。
上記目的を達成するために、本願は、さらに、リチウムリボンを第1のリチウムリボン巻出機構に設置し、電極シートを電極シート巻出機構に設置することと、リチウムリボンの端部を第1の牽引機構に接続し、第1の牽引機構により、リチウムリボンが走行し且つ第1の塗布機構を経過するように牽引し、第1の塗布機構により、リチウムリボンの表面にコーティングを塗布することと、コーティングが塗布されたリチウムリボンを、第1の牽引機構により、第1の圧延ローラと第1の被覆ローラとの間に牽引し、第1の圧延ローラと第1の被覆ローラを回転させてリチウムリボンを薄くし、且つリチウムリボンを、第1の被覆ローラのローラ面に接着し、第1の牽引機構と分離することと、電極シートを牽引して、第1の被覆ローラと第2の被覆ローラとの間に通し、且つ電極シート巻取機構に接続することと、第1の被覆ローラ及び第2の被覆ローラにより、電極シート及び第1の被覆ローラのローラ面におけるリチウムリボンをローラプレスすることで、リチウムリボンを電極シートの表面に被覆することと、を含む電極シートのリチウム補充方法を提供する。
本願の電極シートのリチウム補充方法では、リチウムリボンLの圧延プロセス及び被覆プロセスを集積することで、リチウム補充のプロセスを簡略化し、占用空間を低減すると共に、製造コストを低減する。第1の塗布機構は、リチウムリボンLの表面にコーティングを塗布することで、リチウムリボンLと第1の圧延ローラとの分離の難しさ及びリチウムリボンLと第1の被覆ローラとの分離の難しさを低下させ、リチウムリボンLを電極シートPの表面にスムーズに転写することを保証することができる。
いくつかの実施形態において、電極シートのリチウム補充方法において、第1の圧延ローラの線速度は、第1の被覆ローラの線速度よりも小さい。
本願の電極シートのリチウム補充方法は、第1の圧延ローラの線速度は第1の被覆ローラの線速度よりも小さいことで、異速圧延を実現し、リチウムリボンLの圧延力を低下させ、エネルギー消費を減少させ、設備の負荷を減少させ、設備の耐用年数を延長することができる。
本願の実施例の技術的手段をより明確に説明するために、以下は、本願の実施例において用いられる図面を簡単に説明するが、以下に説明される図面は、本願のいくつかの実施例に過ぎず、当業者であれば、創造的な労力を要することなく、図面に基づいて他の図面を得ることができることは明らかである。
電池シートのリチウム補充装置の一つの実施例の模式図である。 図1の電極シートのリチウム補充装置の別の模式図である。 電極シートのリチウム補充装置のリチウム補充過程での模式図である。 電極シートのリチウム補充装置の潤滑機構及びクリーニング機構の模式図である。 電極シートのリチウム補充装置の潤滑機構の模式図である。 電極シートのリチウム補充装置のクリーニング機構の模式図である。 電極シートのリチウム補充装置の他の実施例の模式図である。 図7の電極シートのリチウム補充装置の別の模式図である。 電極シートのリチウム補充装置のリチウム補充過程での別の模式図である。
図面において、図面は、実際の比率に応じて描かれていない。
以下、図面及び実施例を参照して本願の実施形態をさらに詳細に説明する。以下の実施例の詳細な説明及び図面は、本願の原理を例示的に説明するために用いられるが、本願の範囲を限定するものではなく、即ち本願は記述された実施例に限定されない。
本願の説明において、特に断りがない限り、「複数」の意味は2つ以上であることに留意されたい。即ち、用語「上」、「下」、「左」、「右」、「内」、「外」で示される方向または位置の関係は、単に説明の便宜及び説明の簡略化のためのものであり、指された装置又は素子が特定の方位を有し、特定の方位で構造し操作しなければならないことを指示するか又は暗示するものではないため、本願を限定するものと理解すべきではない。また、用語「第1」、「第2」、「第3」などは単に説明を容易にするために用いられ、相対的な重要性を指示するか又は暗示することを理解することができない。「垂直」は、厳密な意味での垂直ではなく、誤差許容範囲内にある。「平行」は、厳密な意味での平行ではなく、誤差許容範囲内にある。
以下の説明に示す方向語は、いずれも図面に示されている方向であり、本願の特定の構造を限定するものではない。なお、本願の説明において、特に明確な規定及び限定がない限り、「取り付ける」、「連結」及び「接続」という用語は、広い意味で理解されるべきであり、例えば、固定接続であってもよく、取り外し可能な接続であってもよく、又は一体的に接続されてもよい。また、直接的に接続されてもよく、中間媒体を介して間接的に接続されてもよい。当業者にとって、具体的な状況に応じて本願における上記用語の具体的な意味を理解することができる。
本願の発明の目的、技術的手段及び有益な技術的効果をより明確にするために、以下に図面及び実施例を参照して本願をさらに詳細に説明する。理解すべきことは、本明細書に記載された実施例が単に本願を解釈するためのものであり、本願を限定するためのものではない。
本願の記載において、「第1」、「第2」という用語は、特に明確な規定及び限定がない限り、単に説明を容易にするために用いられ、相対的な重要性を指示するか又は暗示することを理解することができない。「複数」という用語は、2つ以上(2つを含む)を意味し、特に明確な規定及び説明がない限り、「接続」という用語は、広義に理解されるべきであり、例えば、「接続」は、固定接続であってもよいし、取り外し可能な接続であってもよいし、一体的に接続であってもよいし、電気的に接続であってもよいし、信号接続であってもよい。「接続」は、直接的に接続であってもよいし、中間媒体を介して間接的に接続されていてもよい。当業者にとって、具体的な状況に応じて本願における上記用語の具体的な意味を理解することができる。
本明細書の説明において、理解すべきこととして、本願の実施例に記載された「上」、「下」等の方位詞は図面に示された角度で説明され、本願の実施例を限定するものと理解すべきではない。以下は、具体的な実施例により図面を参照して本願をさらに詳細に説明する。
本願の電極シートのリチウム補充装置は、電極シートPにリチウムを補充することにより、リチウムイオン電池の容量及びサイクル寿命を向上させるために用いられる。電極シートのリチウム補充のプロセスは、主に圧延プロセス及び被覆プロセスを含む。圧延プロセスは、リチウムリボンを薄くしてリチウム膜を形成し、被覆プロセスは、ローラプレスでリチウム膜を電極シートPの表面に被覆することである。
電極シートPは、集電体と集電体の表面に設置された活物質層とを含む。集電体は、金属箔材であってもよく、活物質層は、黒鉛又はシリコンを含んでもいい。
図1及び図2を参照して、本願の電極シートのリチウム補充装置は、第1のリチウムリボン巻出機構1、電極シート巻出機構2、ローラプレス機構3、第1の牽引機構4、電極シート巻取機構5及び第1の塗布機構6を含む。
第1のリチウムリボン巻出機構1は、リチウムリボンLを設置するためのものである。第1のリチウムリボン巻出機構1は、リチウムリボン巻出ローラを含み、リチウムリボンLは、巻回の方式によりリチウムリボン巻出ローラに接続される。
電極シート巻出機構2は、電極シートPを設置するために用いられる。電極シート巻出機構2は、電極シート巻出ローラを含み、電極シートPは、巻回の方式で電極シート巻出ローラに接続される。
電極シート巻取機構5は、電極シートPを巻き取って電極シートPを牽引するために用いられる。電極シート巻取機構5は、駆動ローラである電極シート巻取ローラを含む。リチウムを補充する必要がある場合、電極シートPの自由端を電極シート巻取ローラに接続することができ、電極シート巻取ローラは、電極シートPが走行するように回転して駆動する。
ローラプレス機構3は、第1の圧延ローラ31と、第1の被覆ローラ32と、第2の被覆ローラ33とを備えている。第1圧延ローラ31、第1の被覆ローラ32、及び第2の被覆ローラ33は、いずれもフラットローラである。第1の圧延ローラ31、第1の被覆ローラ32及び第2の被覆ローラ33は、水平方向に沿って順に配置されてもよい。当然のことながら、必要に応じて、第1の圧延ローラ31、第1の被覆ローラ32及び第2の被覆ローラ33は垂直方向に沿って配置されてもよく、又は三角状に配置されてもよい。第1の圧延ローラ31と第1の被覆ローラ32との間のニップは、需要に応じて調整することができ、第1の被覆ローラ32と第2の被覆ローラ33との間のニップは、需要に応じて調整することができる。
第1の圧延ローラ31及び第1の被覆ローラ32は、リチウムリボンLを圧延するために用いることができる。リチウムを補充する必要がある場合、リチウムリボンLを第1の圧延ローラ31と第1の被覆ローラ32との間に牽引することができ、第1の圧延ローラ31と第1の被覆ローラ32との間のローラ圧力はリチウムリボンLを薄くする。
第1の牽引機構4は、リチウムリボンLが第1の圧延ローラ31と第1の被覆ローラ32との間に入るように牽引するために用いられる。電極シート巻取機構5は、電極シートPを第1の被覆ローラ32と第2の被覆ローラ33との間に通すように牽引することができる。
リチウムリボンLの走行方向において、第1の塗布機構6は、ローラプレス機構3の上流に位置し、且つ第1の塗布機構6は、リチウムリボンLの表面にコーティングを塗布するために用いられる。コーティングを設置することにより、リチウムリボンLの二つの表面の粗さを変更することができる。リチウムリボンLが第1の圧延ローラ31及び第1の被覆ローラ32のローラプレスを受ける場合、コーティングは、リチウムリボンLと第1の圧延ローラ31との間の接着力及びリチウムリボンLと第1の被覆ローラ32との間の接着力を低下させることができるので、薄化された後のリチウムリボンLは、小さい接着力で第1の被覆ローラ32の表面に接着することができ、リチウムリボンLと第1の圧延ローラ31との分離及びリチウムリボンLと第1の被覆ローラ32との分離に役立つ。
第1の牽引機構4は、牽引ローラ41及び牽引ベルト42を含み、牽引ベルト42は牽引ローラ41に接続される。リチウムリボンLの走行方向において、牽引ローラ41は、第1の圧延ローラ31の下流に位置する。牽引ローラ41は、駆動ローラである。リチウムリボンLが走行するように牽引する必要がある場合、牽引ベルト42をリチウムリボンLに接続し、次に牽引ローラ41がリチウムリボンLが走行するように回転して駆動することで、第1の塗布機構6がリチウムリボンLの牽引ローラ41に近接する端部にもコーティングを塗布し、コーティングが塗布されないことによるリチウムリボンLの浪費を減少させることができる。
以下、本願の電極シートのリチウム補充装置のいくつかの実施例におけるリチウム補充過程を簡単に説明する。
電極シートPにリチウムを補充する必要がある場合、リチウムリボンLの巻材を第1のリチウムリボン巻出機構1に設置し、次に牽引帯42を第1の圧延ローラ31と第1の被覆ローラ32との間に通すように駆動し、且つ牽引帯42をリチウムリボンLの端部に接続する。
リチウムを補充する電極シートPの巻材を電極シート巻出機構2に設置し、次に電極シートPを牽引して第1の被覆ローラ32と第2の被覆ローラ33との間に通し、且つ電極シートPの端部を電極シート巻取機構5に接続する。電極シート巻取機構5の電極シート巻取ローラは、電極シートPが走行するように回転して駆動する。
牽引ローラ41は、回転し、且つ牽引ベルト42によりリチウムリボンLが走行するように駆動する。リチウムリボンLを第1の塗布機構6に通す時、第1の塗布機構6はリチウムリボンLの表面にコーティングを塗布する。次に、コーティングが塗布されたリチウムリボンLは、第1の牽引機構4の牽引により第1の圧延ローラ31と第1の被覆ローラ32との間に入る。第1の圧延ローラ31と第1の被覆ローラ32との間のニップは、リチウムリボンLの厚さよりも小さいため、第1の圧延ローラ31と第1の被覆ローラ32はリチウムリボンLを薄くすることができる。ローラ圧力の作用下で、リチウムリボンLの二つの表面は、それぞれ第1の圧延ローラ31と第1の被覆ローラ32とに接着される。
第1の圧延ローラ31及び第1の被覆ローラ32の回転に伴い、リチウムリボンLは第1の圧延ローラ31と分離され且つ第1の被覆ローラ32のローラ面に接着される。また、薄化された後のリチウムリボンLは、牽引ベルト42と分離される。
図3を参照して、第1の被覆ローラ32の回転に伴い、第1の被覆ローラ32のローラ面に接着されたリチウムリボンLは、第1の被覆ローラ32と第2の被覆ローラ33との間に入り、第1の被覆ローラ32と第2の被覆ローラ33は電極シートPと第1の被覆ローラ32のローラ面におけるリチウムリボンLをロープレスすることで、リチウムリボンLを電極シートPの表面に被覆し、電極シートPのリチウム補充を実現する。
第1の塗布機構6は、二組であり、且つそれぞれリチウムリボンLの二つの表面にコーティングを塗布する。二組の第1の塗布機構6はいずれも離型剤を収容し、且つ二組の第1の塗布機構6における離型剤の表面粗さが異なる。二組の第1の塗布機構6は、離型剤をリチウムリボンLの二つの表面に塗布することで、リチウムリボンLの二つの表面にコーティングを形成する。
二組の第1の塗布機構6に異なる離型剤を設置することにより、リチウムリボンLと第1の圧延ローラ31との間の接着力をリチウムリボンLと第1の被覆ローラ32との間の接着力よりも小さくすることができる。したがって、第1の圧延ローラ31と第1の被覆ローラ32の回転に伴って、リチウムリボンLは、第1の圧延ローラ31から離脱し且つ第1の被覆ローラ32のローラ面に接着される。
第1の圧延ローラ31及び第1の被覆ローラ32がリチウムリボンLをローラプレスする時、リチウムリボンLは、実際に複数のセグメントに押し折られるが、第1の被覆ローラ32のローラ面に依然として接着されている。リチウムリボンLが押し折られると、牽引帯42とリチウムリボンLとの接続が破壊され、したがって牽引帯42が自動的に脱落し、リチウムリボンLと電極シートPとの被覆過程に干渉しない。
第1の被覆ローラ32と第2の被覆ローラ33のローラプレスにより、薄化された後にリチウムリボンLは電極シートPに付着される。離型剤は、リチウムリボンLと第1の被覆ローラ32との間の接着力を減小させることができるため、リチウムリボンLと電極シートPとの間の接着力はリチウムリボンLと第1の被覆ローラ32との間の接着力よりも大きい。電極シートPを第1の被覆ローラ32と第2の被覆ローラ33との間に通す時、リチウムリボンLは、電極シートPの作用で第1の被覆ローラ32から剥離する。
本願の電極シートのリチウム補充装置では、リチウムリボンLの圧延プロセス及び被覆プロセスが集積されることで、リチウム補充プロセスを簡略化し、占用空間を低減すると共に、製造コストを低減する。第1の塗布機構6は、リチウムリボンLの表面にコーティングを塗布することで、リチウムリボンLと第1の圧延ローラ31との分離の難しさ及びリチウムリボンLと第1の被覆ローラ32との分離の難しさを低減させ、リチウムリボンLを電極シートPの表面にスムーズに転写することを保証することができる。
第1の牽引機構4を設置しない場合、手動でリチウムリボンLを第1の圧延ローラ31と第1の被覆ローラ32との間に牽引する必要があり、且つ第1の圧延ローラ31と第1の被覆ローラ32により牽引されてリチウムリボンLが走行する。このように、第1の塗布機構6が、リチウムリボンLの初期セグメントにコーティングを塗布することができず、リチウムリボンLの初期セグメントが第1の塗布ローラ32又は第1の圧延ローラ31の表面に接着されてしまう。この時、リチウムリボンLの初期セグメントを、電極シートPの表面に転写することができず、リチウムリボンLの浪費を引き起こし、同時に第1の塗布ローラ32と第1の圧延ローラ31のローラ面の平坦度を低下させ、後のリチウムリボンLの圧延に影響を与える。
本願において、第1の牽引機構4は、初期時にリチウムリボンLが走行するように牽引することで、第1の塗布機構6がリチウムリボンLの表面にコーティングを塗布し、リチウムリボンLが第1の圧延ローラ31及び第1の塗布ローラ32に接着することを防止し、リチウムリボンLの浪費を避けることができる。
第1の塗布機構6は、転写塗布、押出塗布又はスクリーン印刷塗布のうちの一種類の塗布方式を採用することができる。第1の塗布機構6の塗布ヘッドとリチウムリボンLとの間のピッチが調整可能であり、さらにリチウムリボンLにおけるコーティングの厚さを制御することができる。
図1及び図2を参照して、本願の電極シートのリチウム補充装置は、さらに二つの予圧ローラ12を含む。リチウムリボンLの走行方向において、二つの予圧ローラ12は、第1の塗布機構6の上流に位置する。リチウムリボンLは、まず二つの予圧ローラ12の間を通り、その後に第1の塗布機構6を経過する。二つの予圧ローラ12は、リチウムリボンLを予備圧延することができるので、リチウムリボンLの厚さの一致性を向上させ、リチウムリボンLの表面に離型剤を塗布する効果を顕著に改善し、第1の塗布機構6の塗布ヘッドがリチウムリボンLを傷つけることを避け、塗布過程においてリチウムリボンLの厚さの一致性に対する要求が高いという問題を解決する。リチウムリボンLの厚さの一致性は製造コストに関連し、リチウムリボンLの厚さの一致性に対する要求を低下させることで、リチウムリボンLの材料のコストを低減することができる。
予圧ローラ12のローラプレス作用で、リチウムリボンLの圧縮量は10%~20%であり、即ち、リチウムリボンLは、予圧ローラ12を通過した後、この厚さが10%~20%薄くなる。リチウムリボンLの圧縮量が小さく、予圧ローラ12に接着しにくいため、二つの予圧ローラ12は第1の塗布機構6の上流に設置されてもよい。
本願において、第1の圧延ローラ31のローラ径は、第1の被覆ローラ32のローラ径よりも小さい。異なるローラ径の組み合わせにより、異径圧延を実現することができる。同径圧延と比較して、異径圧延は、リチウムリボンLへの圧延力を低下させ、第1の被覆ローラ32とリチウムリボンLとの接触面積を増大させ、リチウムリボンLと第1の圧延ローラ31との食い込み効果及びリチウムリボンLと第1の被覆ローラ32との食い込み効果を改善し、リチウムリボンLが第1の被覆ローラ32のローラ面に接着しやすい。いくつかの実施例において、第1の被覆ローラ32のローラ径の増加に伴い、リチウムリボンLを圧延する時にリチウムリボンLと第1の被覆ローラ32との間の接触弧長を増大させることができ、リチウムリボンLが高速で滑りにくい。
いくつかの実施例において、第1の被覆ローラ32のローラ径の増加に伴い、被覆過程において、リチウムリボンLと電極シートPとの間の接触面積及び接触弧長を増加させることで、リチウムリボンLと電極シートPとの間の接着効果を向上させる。
第1圧延ローラ31のローラ径と第1被覆ローラ32のローラ径との比は、0.5~0.99である。第1の圧延ローラ31のローラ径は100ミリメートル(mm)~200mmであり、第1の被覆ローラ32のローラ径は200mm~400mmであり、第2の被覆ローラ33のローラ径は200mm~400mmである。
リチウムリボンLの圧延過程において、第1の圧延ローラ31の線速度は第1の被覆ローラ32の線速度よりも小さい。このようにして異速圧延を実現し、リチウムリボンLの圧延力を低下させることができる。
第1の圧延ローラ31のローラ径が小さいため、圧延の過程において、第1の圧延ローラ31が変形しやすく、圧延の厚さの一致性を低下させる。好ましくは、本願のローラプレス機構3はさらに第1の支持ローラ34を含み、第1の支持ローラ34は第1の圧延ローラ31に対向して設置され且つ第1の圧延ローラ31の第1の被覆ローラ32から離れた側に位置する。第1の支持ローラ34のローラ径は、第1の圧延ローラ31のローラ径よりも大きい。
第1の支持ローラ34と第1の圧延ローラ31は、互いに接触し且つ相対的に回転し、このようにして第1の圧延ローラ31の長期使用過程での変形を減少させ、リチウムリボンLの圧延の厚さの一致性を向上させ、装置の耐用年数を延長することができる。
リチウムリボンLを電極シートPに被覆した後、第1の被覆ローラ32のローラ面にリチウム屑及び離型剤が残留し、タイムリーに除去しなければ、リチウムリボンLの圧延と被覆に影響を与える。
したがって、本願の電極シートのリチウム補充装置は、さらにクリーニング機構8を含み、クリーニング機構8は第1の被覆ローラ32のローラ面をクリーニングするために用いられる。具体的には、クリーニング機構8は、スクレーパ81、清掃部材82及び集塵部材83を含む。スクレーパ81の刃先は、第1の被覆ローラ32のローラ面に貼り合わされている。第1の被覆ローラ32の回転に伴って、スクレーパ81は第1の被覆ローラ32のローラ面に残留したリチウム屑及び離型剤を掻き取る。図6を参照して、集塵部材83はスクレーパ81の側方に位置することができ、負圧作用により掻き取られたリチウム屑及び離型剤を吸引除去する。第1の被覆ローラ32の回転方向において、清掃部材82はスクレーパ81の下流に位置し、清掃部材82は第1の被覆ローラ32のローラ面に接触することにより、第1の被覆ローラ32のローラ面をさらに清掃する。清掃部材82は、ブラシであってもよい。
クリーニング機構8が第1の被覆ローラ32のローラ面をクリーニングすることを容易にするために、本願の電極シートのリチウム補充装置はさらに潤滑機構7を含み、潤滑機構7は第1の被覆ローラ32のローラ面に潤滑剤を塗布するために用いられる。潤滑機構7及びクリーニング機構8は、第1被覆ローラ32の回転方向に沿って配置されている。潤滑剤はスクレーパ81がリチウム屑及び離型剤を掻き取る難しさを低減し、第1の被覆ローラ32のローラ面を傷つけることを避けることができ、同時に、高速製造で、潤滑剤はスクレーパ81と第1の被覆ローラ32の表面の残留リチウムとの乾燥摩擦による発煙、発火などの潜在的な安全上のリスクを避けることができる。
リチウムリボンLの圧延過程において、リチウムリボンLはその幅方向に沿って広がる。リチウムリボンLの延展領域に離型剤が不足するため、リチウムリボンLの幅方向に沿った縁部が電極シートPの表面に転写しにくく、第1の被覆ローラ32の表面に直接的に接着される。残留した領域と第1の被覆ローラ32との接着強度が高いので、スクレーパ81を使用して掻き取ると、第1の被覆ローラ32を損傷しやすい。
したがって、図5を参照し、本願の潤滑機構7は、二つの塗布ヘッド71を含み、二つの塗布ヘッド71は第1の被覆ローラ32の軸方向に沿って間隔をあけて配置される。二つの塗布ヘッド71は第1の被覆ローラ32の表面に潤滑剤を塗布するために用いられ、且つ各塗布ヘッド71の塗布領域はリチウムリボンLのエッジ領域に対応する。この時、潤滑剤は、スクレーパ81がリチウム屑及び離型剤を掻き取る難しさを低減し、第1の被覆ローラ32のローラ面を傷つけることを避けることができる。各塗布ヘッド7の塗布の幅は、調整可能であり、調整範囲は1mm~10mmであってもよい。
潤滑機構7は、さらにガイド部材72を含み、二つの塗布ヘッド71は第1の被覆ローラ32の軸方向に平行な方向に沿ってガイド部材72に摺動可能に設置される。リチウムリボンLの幅仕様が変更される場合、ガイド部材72に沿って二つの塗布ヘッド71のピッチを調整すればよい。即ち、本願の潤滑機構7は、異なる規格のリチウムリボンLの要求を満たし、高い汎用性を有する。
本願の電極シートのリチウム補充装置は、さらに第1の圧延ローラ31をクリーニングするためのクリーニング機構8が設置される。リチウムリボンLの二つの表面の離型剤が異なるため、第1の圧延ローラ31にリチウム屑がほとんど残留しない。リチウム屑が残留しても、リチウム屑と第1の圧延ローラ31との間の接着力も小さい。したがって、クリーニング機構8のスクレーパー81及び清掃部材82は第1の圧延ローラ31をよくクリーニングすることができ、第1の圧延ローラ31を潤滑するための潤滑機構7を設置する必要がない。
図7~図9を参照して、電極シートのリチウム補充装置は、さらに第2のリチウムリボン巻出機構9、第2の牽引機構10及び第2の塗布機構11を含む。
第2のリチウムリボン巻出機構9は、リチウムリボンLを設置するためのものである。第2のリチウムリボン巻出機構9は、リチウムリボン巻出ローラを含み、リチウムリボンLは、巻回の方式によりリチウムリボン巻出ローラに接続される。
ローラプレス機構3は、さらに第2の圧延ローラ35を含み、第2の圧延ローラ35は第2の被覆ローラ33に対向して設置される。第2の牽引機構10は、第2のリチウムリボン巻出機構9から供給されたリチウムリボンLを第2の圧延ローラ35と第2の被覆ローラ33との間に牽引するために用いられる。第2のリチウムリボン巻出機構9から供給されたリチウムリボンLの走行方向において、第2の塗布機構11は、ローラプレス機構3の上流に位置し、且つ第2の塗布機構11は、第2のリチウムリボン巻出機構9から供給されたリチウムリボンLの表面にコーティングを塗布するために用いられる。
第2の牽引機構10は、第1の牽引機構4と同じであってもよい。具体的には、第2の牽引機構10は、牽引ローラ41及び牽引ベルト42を含み、牽引ベルト42は牽引ローラ41に接続される。
第2の圧延ローラ35と第2の被覆ローラ33は、リチウムリボンLを圧延するために用いられる。リチウムを補充する必要がある場合、リチウムリボンLを第2の圧延ローラ35と第2の被覆ローラ33との間に牽引することができ、第2の圧延ローラ35と第2の被覆ローラ33との間のローラ圧力はリチウムリボンLを薄くする。
第2の塗布機構11は、二組であり且つそれぞれリチウムリボンLの二つの表面にコーティングを塗布する。二組の第2の塗布機構11は、いずれも離型剤を収容し、且つ二組の第2の塗布機構11における離型剤の表面粗さが異なる。二組の第2の塗布機構11は、離型剤をリチウムリボンLの二つの表面に塗布することで、リチウムリボンLの二つの表面にコーティングを形成する。
二組の第2の塗布機構11に異なる粗さの離型剤を設置することにより、リチウムリボンLと第2の圧延ローラ35との間の接着力をリチウムリボンLと第2の被覆ローラ33との間の接着力よりも小さくすることができる。従って、第2の圧延ローラ35と第2の被覆ローラ33の回転に伴って、リチウムリボンLは第2の圧延ローラ35から離脱し且つ第2の被覆ローラ33のローラ面に接着される。
第1の被覆ローラ32に接着されたリチウムリボンL及び第2の被覆ローラ33に接着されたリチウムリボンLは、それぞれ電極シートPの二つの表面に被覆されることで、電極シートPの二つの表面にリチウムを補充する。
第2の牽引機構10は、初期時にリチウムリボンLが走行するように牽引することで、第2の塗布機構11は、リチウムリボンLの表面にコーティングを塗布し、リチウムリボンLが第2の圧延ローラ35及び第2の被覆ローラ33に接着することを防止し、リチウムリボンLの浪費を避けることができる。
第2の塗布機構11と第1の塗布機構6は、同じ機構であってもよい。
本願の電極シートのリチウム補充装置は、さらに第2の塗布機構11の上流に二つの予圧ローラ12を設置することで、第2のリチウムリボン巻出機構9から供給されたリチウムリボンLをローラプレスし、リチウムリボンLの厚さの一致性を向上させる。
第2の圧延ローラ35のローラ径は、第2の被覆ローラ33のローラ径よりも小さいので、さらに異径圧延を実現し、リチウムリボンLへの圧延力を低下させる。リチウムリボンLの圧延過程において、第2の圧延ローラ35の線速度は、第2の被覆ローラ33の線速度よりも小さいので、異速圧延を実現し、リチウムリボンLへの圧延力を低下させる。
本願のローラプレス機構3は、さらに第2の支持ローラ36を含み、第2の支持ローラ36は第2の圧延ローラ35と対向して設置され、且つ第2の圧延ローラ35の第2の被覆ローラ33から離れた側に位置する。第2の支持ローラ36のローラ径は、第2圧延ローラ35のローラ径よりも大きい。第2の支持ローラ36は、第2の圧延ローラ35の長期使用過程での変形を減少させ、リチウムリボンLの圧延の厚さの一致性を向上させ、装置の耐用年数を延長することができる。
本願の電極シートのリチウム補充装置は、さらに第2の被覆ローラ33を潤滑するための潤滑機構7と第2の被覆ローラ33をクリーニングするためのクリーニング機構8とを設置することができる。ここで、第2の被覆ローラ33を潤滑するための潤滑機構7は、第1の被覆ローラ32を潤滑するための潤滑機構7と同じであり、第2の被覆ローラ33をクリーニングするためのクリーニング機構8は、第1の被覆ローラ32をクリーニングするためのクリーニング機構8と同じである。
本願は、さらに電極シートのリチウム補充方法を提供する。電極シートのリチウム補充方法は、リチウムリボンLを第1のリチウムリボン巻出機構1に設置し、電極シートPを電極シート巻出機構2に設置することと、
リチウムリボンLの端部を第1の牽引機構4に接続し、第1の牽引機構4により、リチウムリボンLが走行して第1の塗布機構6を経過するように牽引し、第1の塗布機構6により、リチウムリボンLの表面にコーティングを塗布することと、
コーティングが塗布されたリチウムリボンLを、第1の牽引機構4により第1の圧延ローラ31と第1の被覆ローラ32との間に牽引し、第1の圧延ローラ31と第1の被覆ローラ32を回転させてリチウムリボンLを薄くし、且つリチウムリボンLを、第1の被覆ローラ32のローラ面に接着し、第1の牽引機構4と分離することと、
電極シートPを牽引して第1の被覆ローラ32と第2の被覆ローラ33との間に通し、且つ電極シート巻取機構5に接続することと、
第1の被覆ローラ32及び第2の被覆ローラ33により、電極シートPと第1の被覆ローラ32のローラ面におけるリチウムリボンLをローラプレスすることで、リチウムリボンLを電極シートPの表面に被覆することと、含む。
本願の電極シートのリチウム補充方法は、リチウムリボンLの圧延プロセス及び被覆プロセスを集積することで、リチウム補充プロセスを簡略化し、占用空間を低減すると共に、製造コストを低減する。第1の塗布機構6は、リチウムリボンLの表面にコーティングを塗布することで、リチウムリボンLと第1の圧延ローラ31との分離の難しさ及びリチウムリボンLと第1の被覆ローラ32との分離の難しさを低減させ、リチウムリボンLを電極シートPの表面にスムーズに転写することを保証することができる。
第1の牽引機構4は、初期時にリチウムリボンLが走行するように牽引することで、第1の塗布機構6がリチウムリボンLの表面にコーティングを塗布し、リチウムリボンLが第1の圧延ローラ31及び第1の塗布ローラ32に接着することを防止し、リチウムリボンLの浪費を避けることができる。
電極シートのリチウム補充方法において、第1の圧延ローラ31の線速度は第1の被覆ローラ32の線速度よりも小さいので、異速圧延を実現し、リチウムリボンLへの圧延力を低下させ、エネルギー消費を減少させ、設備の負荷を減少させ、設備の耐用年数を延長する。
好ましい実施例を参照して本願を説明したが、本願の範囲から逸脱することなく、それに様々な改良を行うことができ且つ等価物でその中の部材を取り替えることができる。特に、構造衝突が存在しない限り、各実施例に言及された各技術的特徴はいずれも任意の方式で組み合わせることができる。本願は、本明細書に開示された特定の実施例に限定されるものではなく、特許請求の範囲内に属する全ての技術的解決手段を含む。


Claims (15)

  1. 第1のリチウムリボン巻出機構と、電極シート巻出機構と、ローラプレス機構と、第1の牽引機構と、電極シート巻取機構と、第1の塗布機構とを含み、
    前記第1のリチウムリボン巻出機構は、リチウムリボンを設置するために用いられ、前記電極シート巻出機構は、電極シートを設置するために用いられ、
    前記ローラプレス機構は、第1の圧延ローラと、第1の被覆ローラと、第2の被覆ローラとを含み、
    前記第1の牽引機構は、前記リチウムリボンを前記第1の圧延ローラと前記第1の被覆ローラとの間に牽引するために用いられ、前記電極シート巻取機構は、前記電極シートを巻き取り、且つ前記電極シートを牽引して前記第1の被覆ローラと前記第2の被覆ローラとの間に通すために用いられ、
    前記リチウムリボンの走行方向において、前記第1の塗布機構は、前記ローラプレス機構の上流に位置し、且つ前記第1の塗布機構は、前記リチウムリボンの表面にコーティングを塗布するために用いられる、電極シートのリチウム補充装置。
  2. 前記第1の牽引機構は、牽引ローラ及び牽引ベルトを含み、前記牽引ベルトの一端が前記牽引ローラに接続され、前記牽引ベルトの他端が前記リチウムリボンに接続され、
    前記リチウムリボンの走行方向において、前記牽引ローラは、前記第1の圧延ローラの下流に位置する、
    請求項1に記載の電極シートのリチウム補充装置。
  3. 前記電極シートのリチウム補充装置は、さらに潤滑機構及びクリーニング機構を含み、前記潤滑機構及び前記クリーニング機構は、前記第1の被覆ローラの外周側に設置され、且つ前記潤滑機構及び前記クリーニング機構は、前記第1の被覆ローラの回転方向に沿って配置され、
    前記潤滑機構は、前記第1の被覆ローラのローラ面に潤滑剤を塗布するために用いられ、前記クリーニング機構は、前記第1の被覆ローラのローラ面をクリーニングするために用いられる、
    請求項1又は2に記載の電極シートのリチウム補充装置。
  4. 前記潤滑機構は、二つの塗布ヘッドを含み、前記二つの塗布ヘッドは、前記第1の被覆ローラの軸方向に沿って間隔をあけて配置される、
    請求項3に記載の電極シートのリチウム補充装置。
  5. 前記潤滑機構は、さらにガイド部材を含み、前記二つの塗布ヘッドは、前記第1の被覆ローラの軸方向に平行な方向に沿って摺動可能に前記ガイド部材に設置される、
    請求項4に記載の電極シートのリチウム補充装置。
  6. 前記第1の圧延ローラのローラ径は、前記第1の被覆ローラのローラ径よりも小さい請求項1~5のいずれか一項に記載の電極シートのリチウム補充装置。
  7. 前記第1の圧延ローラのローラ径と前記第1の被覆ローラのローラ径との比は、0.5~0.99である、
    請求項6に記載の電極シートのリチウム補充装置。
  8. 前記ローラプレス機構は、さらに第1の支持ローラを含み、前記第1の支持ローラは、前記第1の圧延ローラに対向して設置され、且つ前記第1の圧延ローラの前記第1の被覆ローラから離れた側に位置し、
    前記第1の支持ローラのローラ径は、前記第1の圧延ローラのローラ径よりも大きい請求項1~7のいずれか一項に記載の電極シートのリチウム補充装置。
  9. 前記第1の塗布機構は、二組であり、且つそれぞれ前記リチウムリボンの二つの表面にコーティングを塗布し、
    二組の前記第1の塗布機構に、いずれも離型剤が収容され、且つ二組の前記第1の塗布機構における離型剤の表面粗さが異なる、
    請求項1~8のいずれか一項に記載の電極シートのリチウム補充装置。
  10. さらに、第2のリチウムリボン巻出機構と、第2の牽引機構と、第2の塗布機構と、を含み、
    前記第2のリチウムリボン巻出機構は、リチウムリボンを設置するために用いられ、
    前記ローラプレス機構は、さらに、前記第2の被覆ローラに対向して設置された第2の圧延ローラを含み、
    前記第2の牽引機構は、前記第2のリチウムリボン巻出機構から供給されたリチウムリボンを前記第2の圧延ローラと前記第2の被覆ローラとの間に牽引するために用いられ、
    前記第2のリチウムリボン巻出機構から供給されたリチウムリボンの走行方向において、前記第2の塗布機構は、前記ローラプレス機構の上流に位置し、且つ前記第2の塗布機構は、前記第2のリチウムリボン巻出機構から供給されたリチウムリボンの表面にコーティングを塗布するために用いられる、
    請求項1~9のいずれか一項に記載の電極シートのリチウム補充装置。
  11. 前記第2の圧延ローラのローラ径は、前記第2の被覆ローラのローラ径よりも小さい請求項10に記載の電極シートのリチウム補充装置。
  12. さらに少なくとも一組の予圧ローラを含み、各組の前記予圧ローラは、二つの予圧ローラを含み、
    前記リチウムリボンの走行方向において、前記少なくとも一組の予圧ローラにおける二つの予圧ローラは、前記リチウムリボンの二つの表面の外側に位置し、且つ前記少なくとも一組の予圧ローラにおける二つの予圧ローラは、第1の塗布機構の上流に位置する、
    請求項10又は11に記載の電極シートのリチウム補充装置。
  13. 二組の予圧ローラを含み、
    前記リチウムリボンの走行方向において、各組の前記予圧ローラにおける二つの予圧ローラは、対応する一つの前記リチウムリボンの二つの表面の外側に位置し、且つそのうちの一組の前記予圧ローラにおける二つの予圧ローラは、第1の塗布機構の上流に位置し、他の組の前記予圧ローラにおける二つの予圧ローラは、第2の塗布機構の上流に位置する、
    請求項12に記載の電極シートのリチウム補充装置。
  14. リチウムリボンを第1のリチウムリボン巻出機構に設置し、電極シートを電極シート巻出機構に設置することと、
    前記リチウムリボンの端部を第1の牽引機構に接続し、前記第1の牽引機構により、前記リチウムリボンが走行し且つ第1の塗布機構を経過するように牽引し、前記第1の塗布機構により、前記リチウムリボンの表面にコーティングを塗布することと、
    コーティングが塗布された前記リチウムリボンを、前記第1の牽引機構により、第1の圧延ローラと第1の被覆ローラとの間に牽引し、第1の圧延ローラと第1の被覆ローラを回転させてリチウムリボンを薄くし、且つ前記リチウムリボンを、第1の被覆ローラのローラ面に接着し、第1の牽引機構と分離することと、
    前記電極シートを牽引して、前記第1の被覆ローラと第2の被覆ローラとの間に通し、且つ電極シート巻取機構に接続することと、
    前記第1の被覆ローラ及び前記第2の被覆ローラにより、前記電極シート及び第1の被覆ローラのローラ面におけるリチウムリボンをローラプレスすることで、前記リチウムリボンを前記電極シートの表面に被覆することと、を含む、
    電極シートのリチウム補充方法。
  15. 第1の圧延ローラの線速度は、第1の被覆ローラの線速度よりも小さい請求項14に記載の電極シートのリチウム補充方法。
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