JP7376546B2 - 鞍乗り型車両 - Google Patents

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Description

本発明は、鞍乗り型車両に関する。
従来から、メインカウルは、メインフレームの左右側方に設けられているミドルカウルと、これらのミドルカウルの後部内方に前端部が重なるようにして後方に延びている左右のレイヤカウルと、を備え、左右のレイヤカウルの後方で、且つ、メインフレームの外方には、乗員の脚部が位置するように構成された鞍乗り型車両が開示されている(例えば、引用文献1を参照)。
特開2010-234901号公報
しかしながら、従来の技術では、レイヤカウルの後面が車幅方向に延びる形状となっているが、レイヤカウルの後方でメインフレームの外方に乗員の脚部が位置するように構成されているので、乗員が乗車する際には、レイヤカウルではなく、メインフレームでニーグリップを行うことになる。
メインフレームのフレーム形状は、形状変更が容易ではないため、乗員のニーグリップに適した形状にメインフレームを変更することは困難である。
本発明は、前述した事情に鑑みてなされたものであり、カウル部分にニーグリップ部を形成することで、ニーグリップの形状変更を容易に行うことができるとともに、ニーグリップ部の剛性を高めることのできる鞍乗り型車両を提供することを目的とする。
前記目的を達成するために、本発明に係る鞍乗り型車両は、少なくともメインフレームを有する車体フレーム(11)と、前記メインフレームに取付けられ車体側方を覆うサイドカウル(40)と、を備え、前記サイドカウル(40)は、その前方から乗員の膝が当たるニーグリップ部(60)に向けて車幅方向外側から内側に向かう形状であり、インナーカウル(41)と前記インナーカウル(41)の車体幅方向外側に重なるアウターカウル(50)とが締結部(54)により前記車体フレーム(11)に締結して固定され、前記締結部(54)は前記ニーグリップ部(60)に設けられていることを特徴とする。
本発明によれば、サイドカウルの後方端部にニーグリップ部を設けることで、ニーグリップ部の形状の自由度を高くすることができる。また、サイドカウルを前方からニーグリップ部に向けて車幅方向外側から内側に向かう形状に形成することで、ニーグリップのしやすい形状とすることができる。
本発明に係る鞍乗り型車両1の構成図である。 本実施の形態におけるサイドカウルの後方部分を示す上方から見た斜視図である。 本実施の形態におけるサイドカウルの後方から見た斜視図である。 本実施の形態における鞍乗り型車両の後方を断面とした図である。 本実施の形態におけるリザーブタンク周辺を車両上方から見た斜視図である。 本実施の形態におけるインナーカウルを示す正面図である。 本実施の形態におけるアウターカウルを示す正面図である。
以下、図面を参照して本発明の実施の形態について説明する。なお、説明中、前後左右および上下といった方向の記載は、特に記載がなければ車体に対する方向と同一とする。また、各図に示す符号FRは車体前方を示し、符号UPは車体上方を示し、符号LHは車体左方を示す。
[実施の形態]
図1は、本発明の実施の形態に係る鞍乗り型車両10の側面図である。
鞍乗り型車両10は、車体フレーム11と、車体フレーム11に支持されるパワーユニット12と、前輪13を操舵自在に支持するフロントフォーク14と、後輪15を支持するスイングアーム16と、乗員用のシート17とを備える車両である。
鞍乗り型車両10は、乗員がシート17に跨るようにして着座する車両である。シート17は、車体フレーム11の後部の上方に設けられる。
車体フレーム11は、車体フレーム11の前端部に設けられるヘッドパイプ18と、ヘッドパイプ18の後方に位置するフロントフレーム19と、フロントフレーム19の後方に位置するリアフレーム20とを備える。フロントフレーム19の前端部は、ヘッドパイプ18に接続される。
シート17は、リアフレーム20に支持される。
フロントフォーク14は、ヘッドパイプ18によって左右に操舵自在に支持される。前輪13は、フロントフォーク14の下端部に設けられる車軸13aに支持される。乗員が把持する操舵用のハンドル21は、フロントフォーク14の上端部に取り付けられる。
スイングアーム16は、車体フレーム11に支持されるピボット軸22に支持される。ピボット軸22は、車幅方向に水平に延びる軸である。スイングアーム16の前端部には、ピボット軸22が挿通される。スイングアーム16は、ピボット軸22を中心に上下に揺動する。
後輪15は、スイングアーム16の後端部に設けられる車軸15aに支持される。
パワーユニット12は、前輪13と後輪15との間に配置され、車体フレーム11に支持される。
パワーユニット12は、内燃機関である。パワーユニット12は、クランクケース23と、往復運動するピストンを収容するシリンダー部24とを備える。シリンダー部24の排気ポートには、排気装置25が接続される。
パワーユニット12の出力は、パワーユニット12と後輪15とを接続する駆動力伝達部材によって後輪15に伝達される。
また、鞍乗り型車両10は、前輪13を上方から覆うフロントフェンダー26と、後輪15を上方から覆うリアフェンダー27と、乗員が足を載せるステップ28と、パワーユニット12が使用する燃料を蓄える燃料タンク29とを備える。
フロントフェンダー26は、フロントフォーク14に取り付けられる。リアフェンダー27及びステップ28は、シート17よりも下方に設けられる。燃料タンク29は、車体フレーム11に支持される。
次に、本実施の形態のカウル構造について説明する。
図2は、サイドカウルの後方部分を示す上方から見た斜視図である。図3は、サイドカウルの後方から見た斜視図である。図4は、鞍乗り型車両の後方を断面とした図である。図5は、リザーブタンク周辺を車両上方から見た斜視図である。図6は、インナーカウルを示す正面図である。図7は、アウターカウルを示す正面図である。
図1から図4に示すように、鞍乗り型車両は、車体フレーム11およびパワーユニット12等の車体を覆う車体カバーとして、フロントフォークの上部及びヘッドパイプを前方から覆うフロントカウル30と、車体の前部を側方から覆うサイドカウル40と、エンジンを下方から覆うアンダーカウル31と、燃料タンク29の一部を覆うタンクカウル32と、車体の後部を覆うリアカウル33とを備える。
これらフロントカウル30、サイドカウル40、アンダーカウル31、タンクカウル32およびリアカウル33は、形状の自由度が高い樹脂により形成されている。
フロントカウル30には、左右の側部に設けられた左右一対のサイドミラー34と、上部中央部に設けられたウインドスクリーン35とが取付けられている。ウインドスクリーン35は、その下方に配置されたメーター(図示せず)を上方から覆っている。
サイドカウル40は、インナーカウル41と、このインナーカウル41の車幅方向外側に重なるアウターカウル50と、を備えている。
図4、図5および図6に示すように、インナーカウル41は、インナーカウル下部41aに開口44を備えている。開口44には、リザーブタンク70が配置される。リザーブタンク70は、クーラントを格納するタンク本体71と、タンク本体71の上端に取り付けられる注水キャップ72と、を備えている。
インナーカウル41は、インナーカウル上縁部41bと開口44との間に第2の開口45を備えている。第2の開口45からはリザーブタンク70の注水キャップ72が露出している。
また、インナーカウル41は、インナーカウル下部41aから車両側面視でフロントフェンダー26に沿った方向に延びる突出部42を備えている。突出部42はアッパーカウル31に下方から接続されている。
さらに、開口44の後方には、インナーカウル後縁部41cに沿って膨出部43が設けられている。
また、アウターカウル50のアウターカウル前部50aは、フロントカウル30の後部に沿うように形成されており、アウターカウル50のアウターカウル上縁部50bは、車体フレーム11に沿って配置されている。アウターカウル50のアウターカウル下縁部50cは、アンダーカウル31の上部に沿うように形成されている。
アウターカウル50は、車体前方から車体後方にかけて、車幅方向に広がった後、車幅方向に狭まる形状に形成されている。
より詳細には、アウターカウル50は、車体前方からリザーブタンク70位置にかけて車幅方向外側に広がる形状に形成され、リザーブタンク70位置から車体後方にかけて車幅方向内側に狭まる形状に形成されている。
アウターカウル50の車体後方は、車体前方から車体後方にかけて上方に向かう形状に形成されており、アウターカウル50の後縁は、斜め上方に延びる傾斜部51とされている。
アウターカウル50の上方には、車体前方から後方にかけて延在するスリット52が形成されている。スリット52は、アウターカウル50の後端縁において開放されている。
アウターカウル50の後端縁であってスリット52の下側には、略四角形状の凹部53が形成されている。
インナーカウル41と、アウターカウル50とは、車幅方向に重ねて配置されている。インナーカウル41とアウターカウル50とを重ねた状態で、インナーカウル41の車体後方部分は、アウターカウル50のスリット52に挟まれた状態で配置されている。
インナーカウル41およびアウターカウル50は、インナーカウル41とアウターカウル50とを重ねた状態で、車体フレーム11にボルトなどの締結部材により共締めすることで、固定される。締結部材による固定箇所を締結部54という。
このようインナーカウル41とアウターカウル50とを重ねて構成されるサイドカウル40の後方部には、乗員の膝が当たるニーグリップ部60が形成されている。
ニーグリップ部60は、前記サイドカウル40の車体後方角部であって締結部材による締結部54を含む位置に形成されている。具体的には、ニーグリップ部60は、アウターカウル50の凹部53、スリット52の後端部分に位置するインナーカウル41と、アウターカウル50のスリット52より上方の後端部分とから構成される領域に形成されている。
また、図2および図3に示すように、インナーカウル41の膨出部43は、ニーグリップ部60よりも下方の位置でニーグリップ部60に向かって膨出量が減少する形状に形成されている。
インナーカウル41は、アウターカウル50よりも車幅方向に膨出する膨出部43を備えているので、整流効果を高めつつ、インナーカウル41に膨出部43を形成することで、アウターカウル50の外側から締結部54で締め付ける場合でも、剛性を高めることができる。
次に、本実施の形態の作用について説明する。
本実施の形態においては、樹脂製のインナーカウル41とアウターカウル50とを重ねて構成されるサイドカウル40の後方に乗員の膝が当たるニーグリップ部60が形成されているので、ニーグリップ部60の形状の自由度を高くすることができ、また、例えば、金属製からなる車体フレーム11などをニーグリップ部60とする場合に比較して、乗員にフィットしやすい形状とすることができる。
また、ニーグリップ部60をサイドカウル40の車体後方角部であってインナーカウル41とアウターカウル50との締結部54を含む領域に形成することで、樹脂製のインナーカウル41およびアウターカウル50を用いた場合でも、剛性および強度を高めることができる。
また、インナーカウル41の車体後方部分がアウターカウル50のスリット52に上下方向に挟まれるように構成され、アウターカウル50のスリット52の後端がニーグリップ部60近傍となっているので、ニーグリップ部60における剛性を高めることができる。
また、アウターカウル50は、車体前方から車体後方にかけて、車幅方向に広がった後、ニーグリップ部60にかけて車幅方向に狭まる形状に形成されている。これにより、乗員の膝下部分に走行風が当たらないようになり、かつ、ニーグリップ部60の車幅方向形状が狭まることで、ニーグリップを容易に行うことが可能となる。
さらに、アウターカウル50が、車体前方からリザーブタンク70位置にかけて車幅方向外側に広がり、リザーブタンク70位置から車体後方にかけて車幅方向内側に狭まる形状に形成されているので、リザーブタンク70位置においてインナーカウル41とアウターカウル50との間に空気の流路を形成することができ、この空気の流れにより、リザーブタンク70を冷却することが可能となる。
また、サイドカウル40の車体後方は、車体前方から車体後方にかけて上方に向かう傾斜部51が形成されている。この傾斜部51により、走行時にサイドカウル40に沿って流れる気流が円滑に流れることになり、ダウンフォースを得ることができる。
また、インナーカウル41は、アウターカウル50よりも車幅方向に膨出する膨出部43を備えているので、整流効果を高めつつ、インナーカウル41に膨出部43を形成することで、アウターカウル50の外側から締結部54で締め付ける場合でも、剛性を高めることができる。
以上述べたように、本実施の形態においては、少なくともメインフレームを有する車体フレーム11と、メインフレームに取付けられ車体側方を覆うサイドカウル40と、を備え、サイドカウル40の後方部には、乗員の膝が当たるニーグリップ部60が形成され、サイドカウル40は、その前方からニーグリップ部60に向けて車幅方向外側から内側に向かう形状である。
これにより、サイドカウル40の後方部にニーグリップ部60を設けることで、ニーグリップ部60の形状の自由度を高くすることができる。サイドカウル40を前方からニーグリップ部60に向けて車幅方向外側から内側に向かう形状に形成することで、ニーグリップのしやすい形状とすることができる。
また、本実施の形態においては、サイドカウル40は、インナーカウル41と、インナーカウル41の車体幅方向外側に重なるアウターカウル50とからなり、ニーグリップ部60は、サイドカウル40とインナーカウル41の重なる部分に形成されている。
これにより、ニーグリップ部60をインナーカウル41とアウターカウル50との重なる部分に形成することで、ニーグリップ部60の剛性を高めることができる。
また、本実施の形態においては、インナーカウル41とアウターカウル50とは、メインフレームに締結して固定され、ニーグリップ部60は、インナーカウル41およびアウターカウル50の締結部54を含む。
これにより、ニーグリップ部60が締結部54を含むことで、ニーグリップ部60の剛性を高めることができる。
また、本実施の形態においては、ニーグリップ部60は、サイドカウル40の車体後方角部に形成されている。
これにより、ニーグリップ部60を車体後方角部に形成し、車体後方角部において、車体フレーム11に締結することで、ニーグリップ部60の剛性を高めることができる。なお、本実施の形態においては、サイドカウル40の車体後方角部は、サイドカウル40の後方端部に位置する。
また、本実施の形態においては、サイドカウル40の車体後方は、車体前方から車体後方にかけて上方に向かう形状に形成されている。
これにより、サイドカウル40の車体後方を、車体前方から車体後方にかけて上方に向かう形状に形成することで、走行時にサイドカウル40に沿って流れる気流が円滑に流れることになり、ダウンフォースを得ることができる。
また、本実施の形態においては、アウターカウル50は、車体前方から車体後方にかけて、車幅方向に広がった後、ニーグリップ部60にかけて車幅方向に狭まる形状に形成されている。
これにより、乗員の膝下部分に走行風が当たらないようになり、かつ、ニーグリップ部60の車幅方向形状が狭まることで、ニーグリップを容易に行うことが可能となる。
また、本実施の形態においては、インナーカウル41は、ニーグリップ部60よりも下方の位置で前記アウターカウル50よりも車幅方向に膨出する膨出部43を備え、膨出部43は、ニーグリップ部60に向かって膨出量が減少する形状に形成されている。
これにより、インナーカウル41は、アウターカウル50よりも車幅方向に膨出する膨出部43を備えていることで、整流効果を高めつつ、インナーカウル41に膨出部43を形成することで、アウターカウル50の外側から締結部54で締め付ける場合でも、剛性を高めることができる。
また、本実施の形態においては、インナーカウル41の車体後方は、アウターカウル50に上下方向に挟まれる形状に形成され、アウターカウル50の上下の挟持端がニーグリップ部60近傍となっている。
これにより、アウターカウル50のスリット52の後端がニーグリップ部60近傍となっているので、ニーグリップ部60における剛性を高めることができる。
なお、前記実施の形態において、本発明を説明したが、本発明は、前述の実施の形態に限定されるものではなく、必要に応じて種々変更、置き換え、付加、省略などが可能である。
[上記実施形態によりサポートされる構成]
上記実施形態は、以下の構成をサポートする。
(構成1)
少なくともメインフレームを有する車体フレームと、前記メインフレームに取付けられ車体側方を覆うサイドカウルと、を備え、前記サイドカウルの後方部には、乗員の膝が当たるニーグリップ部が形成され、前記サイドカウルは、その前方から前記ニーグリップ部に向けて車幅方向外側から内側に向かう形状であることを特徴とする鞍乗り型車両。
この構成によれば、サイドカウルの後方にニーグリップ部を設けることで、ニーグリップ部の形状の自由度を高くすることができる。サイドカウルを前方からニーグリップ部に向けて車幅方向外側から内側に向かう形状に形成することで、ニーグリップのしやすい形状とすることができる。
(構成2)
前記サイドカウルは、インナーカウルと、前記インナーカウルの車体幅方向外側に重なるアウターカウルとからなり、前記ニーグリップ部は、前記サイドカウルと前記インナーカウルの重なる部分に形成されていることを特徴とする請求項1に記載の鞍乗り型車両。
この構成によれば、ニーグリップ部をインナーカウルとアウターカウルとの重なる部分に形成することで、ニーグリップ部の剛性を高めることができる。
(構成3)
前記インナーカウルと前記アウターカウルとは、前記メインフレームに締結して固定され、前記ニーグリップ部は、前記インナーカウルおよび前記アウターカウルの締結部を含むことを特徴とする請求項2に記載の鞍乗り型車両。
この構成によれば、ニーグリップ部が締結部を含むことで、ニーグリップ部の剛性を高めることができる。
(構成4)
前記ニーグリップ部は、前記サイドカウルの車体後方角部に形成されていることを特徴とする請求項1から請求項3のいずれか一項に記載の鞍乗り型車両。
この構成によれば、ニーグリップ部を車体後方角部に形成し、車体後方角部において、車体フレームに締結することで、ニーグリップ部の剛性を高めることができる。
(構成5)
前記サイドカウルの車体後方は、車体前方から車体後方にかけて上方に向かう形状に形成されていることを特徴とする請求項1から請求項4のいずれか一項に記載の鞍乗り型車両。
この構成によれば、サイドカウルの車体後方を、車体前方から車体後方にかけて上方に向かう形状に形成することで、走行時にサイドカウルに沿って流れる気流が円滑に流れることになり、ダウンフォースを得ることができる。
(構成6)
前記アウターカウルは、車体前方から車体後方にかけて、車幅方向に広がった後、前記ニーグリップ部にかけて車幅方向に狭まる形状に形成されていることを特徴とする請求項2または請求項3に記載の鞍乗り型車両。
この構成によれば、乗員の膝下部分に走行風が当たらないようになり、かつ、ニーグリップ部の車幅方向形状が狭まることで、ニーグリップを容易に行うことが可能となる。
(構成7)
前記アウターカウルは、車体前方からリザーブタンク位置にかけて車幅方向外側に広がる形状に形成され、前記リザーブタンク位置から車体後方にかけて車幅方向内側に狭まる形状に形成されていることを特徴とする請求項6に記載の鞍乗り型車両。
この構成によれば、リザーブタンク位置においてインナーカウルとアウターカウルとの間に空気の流路を形成することができ、この空気の流れにより、リザーブタンクを冷却することが可能となる。
(構成8)
前記インナーカウルは、前記ニーグリップ部よりも下方の位置で前記アウターカウルよりも車幅方向に膨出する膨出部を備え、前記膨出部は、前記ニーグリップ部に向かって膨出量が減少する形状に形成されていることを特徴とする請求項2、請求項3、請求項6または請求項7のいずれか一項に記載の鞍乗り型車両。
この構成によれば、インナーカウルは、アウターカウルよりも車幅方向に膨出する膨出部を備えていることで、整流効果を高めることができる。
(構成9)
前記インナーカウルの車体後方は、前記アウターカウルに上下方向に挟まれる形状に形成され、前記アウターカウルの上下の挟持端が前記ニーグリップ部近傍となっていることを特徴とする請求項2、請求項3、請求項6から請求項8のいずれか一項に記載の鞍乗り型車両。
この構成によれば、インナーカウルとアウターカウルとの上下の挟持端がニーグリップ部近傍となっていることで、ニーグリップ部における剛性を高めることができる。
10 鞍乗り型車両
11 車体フレーム
12 パワーユニット
19 フロントフレーム
20 リアフレーム
21 ハンドル
30 フロントカウル
31 アンダーカウル
32 タンクカウル
33 リアカウル
34 サイドミラー
40 サイドカウル
41 インナーカウル
42 突出部
43 膨出部
50 アウターカウル
51 傾斜部
52 スリット
53 凹部
54 締結部
60 ニーグリップ部
70 リザーブタンク

Claims (7)

  1. 少なくともメインフレームを有する車体フレーム(11)と、
    前記メインフレームに取付けられ車体側方を覆うサイドカウル(40)と、を備え、
    前記サイドカウル(40)は、その前方から乗員の膝が当たるニーグリップ部(60)に向けて車幅方向外側から内側に向かう形状であり、
    インナーカウル(41)と前記インナーカウル(41)の車体幅方向外側に重なるアウターカウル(50)とが締結部(54)により前記車体フレーム(11)に締結して固定され、
    前記締結部(54)は前記ニーグリップ部(60)に設けられていることを特徴とする鞍乗り型車両。
  2. 前記ニーグリップ部(60)は、前記サイドカウル(40)の車体後方角部に形成されていることを特徴とする請求項1に記載の鞍乗り型車両。
  3. 前記サイドカウル(40)の車体後方は、車体前方から車体後方にかけて上方に向かう形状に形成されていることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の鞍乗り型車両。
  4. 前記アウターカウル(50)は、車体前方から車体後方にかけて、車幅方向に広がった後、前記ニーグリップ部(60)にかけて車幅方向に狭まる形状に形成されていることを特徴とする請求項1に記載の鞍乗り型車両。
  5. 前記アウターカウル(50)は、車体前方からリザーブタンク(70)位置にかけて車幅方向外側に広がる形状に形成され、前記リザーブタンク(70)位置から車体後方にかけて車幅方向内側に狭まる形状に形成されていることを特徴とする請求項4に記載の鞍乗り型車両。
  6. 前記インナーカウル(41)は、前記インナーカウル(41)の後縁部(41c)に沿って前記アウターカウル(50)よりも車幅方向に膨出する膨出部(43)を備え、
    前記膨出部(43)は、前記ニーグリップ部(60)に向かって膨出量が減少する形状に形成されていることを特徴とする請求項1、請求項4または請求項5のいずれか一項に記載の鞍乗り型車両。
  7. 前記インナーカウル(41)の車体後方は、前記アウターカウル(50)に上下方向に挟まれる形状に形成され、
    前記アウターカウル(50)の上下の挟持端が前記ニーグリップ部(60)近傍となっていることを特徴とする請求項1、請求項4から請求項6のいずれか一項に記載の鞍乗り型車両。
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