JP7373569B2 - コンベアライドシステム - Google Patents

Description

（関連出願の相互参照）
本出願は、２０１９年１月７日出願の米国仮特許出願番号６２／７８９，０４５号「コンベアライドシステム」の優先権及び利益を主張するものであり、その開示内容全体は、すべての目的のために本明細書に組み込まれる。

（技術分野）
本開示は、一般的に、遊園地形式のライドに関するものであり、より具体的には、遊園地用のコンベアライドシステムに関するものである。

このセクションは、読み手に、以下に記載する本開示の種々の態様に関連し得る種々の態様を紹介することを意図している。この考察は、読み手に対して本開示の種々の態様をより理解するのを容易にするための背景情報を提供するのを助けると考えられる。従って、本記載はこの観点から読まれものであり従来技術の自認ではないことを理解されたい。

遊園地は、それぞれの来園者にユニークな体験を提供する様々なライドを含む。場合によっては、遊園地ライドは、一般的に、軌道などの固定路に沿って走行する複数の乗客車両を含むことができる。車両が軌道に沿って移動する際の車両の速度又は方向変化によって作り出された興奮に加えて、車両自体が特殊効果（例えば、音及び／又は運動作用）を生成することができる。再三の乗客は、乗物の一般的な経路に慣れる場合があるが、特殊効果は、２回目及びその後の乗車を通して興味を引き起こす場合がある。別の例では、特定のライドは、乗客車両が経路に沿って移動する際に変化する風景及び動きをもたらすために、投影要素で実施することができる。しかしながら、そのような乗客の車両乗車への機能強化にかかわらず、乗客車両の乗客は、ライドに没入したと感じない可能性がある。

最新のアトラクションのますますの精巧化及び複雑化、及び対応する遊園地及び／又はテーマパークの来客の間の高い期待により、改良されたより独創的なアトラクションが必要である。

当初請求された主題の範囲に見合った特定の実施形態が以下に要約される。これらの実施形態は、請求された主題の範囲を制限することを意図したものではなく、むしろこれらの実施形態は、主題の可能な形態の簡潔な要約を提供することのみを意図したものである。実際、主題は、以下に記載された実施形態とは類似、又は異なる可能性がある様々な形態を包含する場合がある。

一実施形態では、コンベアライドシステムは、複数のコンベア梁及び複数のコンベア溝を有するコンベア構造体を含む。複数のコンベア梁及び複数のコンベア溝は、コンベア構造体の表面に沿って乗物車両を案内するように構成される。コンベア構造体の表面は、コンベアライドシステムの乗物経路の少なくとも一部を定める。

別の実施形態では、システムは、複数のコンベア梁及び複数のコンベア溝を有するコンベア構造体を含む。複数のコンベア梁は、乗物車両をコンベア構造体の表面に沿って直線的に案内するように構成される。複数のコンベア梁のうちの１つのコンベア梁のセグメントは、乗物車両をコンベア構造体の周りの周方向に複数のコンベア溝のコンベア溝に沿って案内するように構成される。

さらに別の実施形態では、ライドシステムは、基部及び基部に回転可能に結合されたシートを有する乗物車両を含む。ライドシステムのコンベア構造体は、コンベア梁及びコンベア溝を含む。乗物車両は、ガイド組立体を介してコンベア梁及びコンベア溝に結合するように構成される。ガイド組立体は、コンベア梁及びコンベア溝を介してコンベア構造体の表面に沿って乗物車両を案内するように構成され、コンベア構造体の表面は、コンベアライドシステムの乗物経路の第１の部分を定める。ライドシステムの軌道は、コンベアライドシステムの乗物経路の第２の部分を定める。乗物車両は、コンベア構造体から軌道に移行するように構成される。

本開示の上記及び他の特徴、態様、及び利点は、全図を通して同じ符号が同じ要素を示す図面を参照して以下の詳細な説明を読むことでよりよく理解することができる。

本開示の態様による、乗物車両の縦方向、周方向、横方向、半径方向、又は他の形態の移動を可能にすることができるコンベアライドシステムの一実施形態の概略図である。 本開示の態様による、乗物車両及びコンベアライドシステムの乗物経路の少なくとも一部に沿って乗物車両を案内するためのガイド組立体の一実施形態の斜視図である。 本開示の態様による、コンベアライドシステムのコンベア構造体に対して第１の位置にある乗物車両を有するコンベアライドシステムの実施形態の概略図である。 本開示の態様による、乗物車両がコンベア構造体に対して第２の位置にあるコンベアライドシステムの一実施形態の概略図である。 本開示の態様による、乗物車両がコンベア構造体に対して第３の位置にあるコンベアライドシステムの実施形態の概略図である。 本開示の態様による、乗物車両がコンベア構造体からコンベアライドシステムの軌道に移行するコンベアライドシステムの一実施形態の概略図である。

本開示の１又は２以上の特定の実施形態を以下で説明する。これらの実施形態の簡潔な説明を行うために、実際の実行例の全ての特徴を本明細書で説明することができるというわけではない。何らかの工業設計又は設計プロジェクトの場合と同様に、何らかの当該の実際の実行例の開発において、実行例間で変動する場合があるシステム関連及び事業関連の制約の遵守など、開発担当者らの特定の目標を達成するために数多くの実行固有の意思決定を行う必要があることを認識されたい。さらに、このような開発作業は、複雑かつ時間が掛かることがあり得るが、それでも、本開示の恩恵を有する当業者にとって設計、作製、及び製造の日常的な仕事になることを認識されたい。

以下の考察は、一般的に、乗物車両の移動の程度を高めることを可能にするコンベアライドシステムを含むことができる遊園地ライドとの関連で提示されるが、本明細書に開示される実施形態は、そのような娯楽との関連に限定されないことを理解されたい。実際、そのような娯楽用途での例及び説明の提供は、現実世界での実施構成及び応用例を提示することによって説明を助長するためである。本明細書に開示された実施形態は、数例を挙げると、輸送システム（例えば、列車システム）、コンベアラインシステム、流通システム、ロジスティクスシステム、自動化動的システム、及び／又は他の産業、商業、及び／又は娯楽システムなどの他の用途において有用であろうことを理解されたい。

遊園地ライドは、例えば、軌道によって定められた乗物経路に沿って乗客を運ぶ乗物車両を採用することができる。乗物コース上で、乗物経路は、トンネル、曲がり角、上り坂、下り坂、ループなどを含む、多くの特徴部を含むことができる。乗物車両のローラーは常に乗物経路を定める軌道と接触することができるので、乗物車両の移動方向は、乗物経路によって定めることができる。このようにして、乗物乗客は、これらの曲がり角を予測することができ、遊園地ライドと一般的に関連する興奮及びスリルがなくなる可能性がある。従って、現在、複数の方向に多様な種類の軌道に沿って移動することを可能にするコンベアシステムを有する遊園地ライドは、遊園地を訪れる来客の体験を強化することができることが認識されている。

同様に、本開示の実施形態は、コンベア構造体に対して縦方向、周方向、横方向、半径方向、及び／又は別の適切な方向への乗客用乗物車両の移動を可能にする様々な特徴部を含むコンベアライドシステムに向けられている。さらに、乗客用乗物車両は、コンベア構造体と、コンベア構造体から分離することができる軌道との間で移行するように構成されている。いくつかの実施形態では、乗客用乗物車両は、コンベア構造体の様々な特徴部に沿って乗客用乗物車両を案内するガイド組立体を介して移動するように構成することができる。追加的に又は代替的に、乗客用乗物車両は、遊園地の来客のための体験の追加要素として重力を利用するために、ガイド組立体、結果的に地面に対して回転するように構成される。さらに、コンベアライドシステムは、表示画面、ホログラム、ショーボックス、小道具、自動化要素、トンネル、照明変化、及び／又は来客の体験を強化することができる他の適切な視覚要素などの、コンベアライドシステムの乗物経路に沿って配置された視覚要素を含むことができる。

図面を参照すると、図１は、コンベア構造体１２と、コンベア構造体１２から分離する軌道１４とを有するコンベアライドシステム１０の実施形態の概略図である。上述のように、乗客用乗物車両１６は、コンベア構造体１２及び軌道１４の両方を含むコンベアライドシステム１０の乗物経路に沿って進む際に、乗車持続時間の間に異なる感覚及び体験を来客に提供するために、コンベア構造体１２から軌道１４に移行するように構成することができる。従って、コンベアライドシステム１０は、コンベア構造体１２の特徴部によって生成された移動によって定められた第１の部分と、軌道１４又は軌道１４の特徴部によって生成された移動によって定められた第２の部分とを有する乗物経路を含むことができる。コンベアライドシステム１０をわたる乗客用乗物車両１６の移動の考察を容易にするために、座標系１８が提供され、これは垂直軸２０、横軸２２、及び長手方向軸２４を含み、座標系１８の軸は互いに直交している。これらの軸への参照は、厳密な数学的関係を順守すると解釈されるべきではないことに留意されたい。例えば、特定の軸に沿った移動の参照は、その移動がほぼ軸の方向にある（例えば、ほぼ軸に平行である）ことを意味する場合がある。

いくつかの実施形態では、コンベア構造体１２は、垂直軸２０に沿って乗客用乗物車両１６を案内する１又は２以上のコンベア梁２６（例えば、コンベア構造体の表面２７からの延長部）を含むことができる。例えば、コンベア梁２６は、コンベア梁２６に沿った乗客用乗物車両１６の移動を可能にするアクチュエータ２８（例えば、モーター又は他の駆動部）に結合されたベルト、ローラー、プーリー、磁石、又は他の適切な構成要素を含むことができる。一実施形態では、乗客用乗物車両１６は、コンベア梁２６に結合してコンベア梁２６に沿って乗客用乗物車両１６の移動を可能にする台車（例えば、車輪組立体）を含むことができるガイドシステム（例えば、図２参照）を介してコンベア梁２６に結合することができる。従って、コンベア梁２６は、ガイドシステムの台車がこれに沿って移動する軌道又はレールとして機能することができる。さらに、コンベア梁２６は、乗客用乗物車両１６の移動を案内するために、軌道、溝、又は他の構造体に沿って（例えば、液圧、モーター、又は他の適切な駆動システムを介して）移動するように構成することができる。さらに、コンベア梁２６は、代わりに、コンベア構造体１２に対する乗客用乗物車両１６の移動を案内する駆動機構（例えば、ギア、モーター、プーリー、ベルト、ローラー、磁石）を含む溝、軌道、レール、及び／又は他の特徴部とすることができる。

いずれの場合でも、コンベア構造体１２は、乗客用乗物車両１６内の乗客が、コンベア構造体１２を取り囲む又は少なくとも部分的に取り囲むプラットフォーム３０に対して垂直方向に移動するのを可能にすることができる。換言すると、乗客用乗物車両１６内の乗客は、乗客がコンベア構造体１２から遠くに配置された物体及び／又は視覚要素を見ることができるように、及び／又はプラットフォーム３０から高くされた高さを経験させるためにプラットフォーム３０に対して上方に持ち上げることができる。追加的に又は代替的に、コンベア梁２６は、乗客用乗物車両１６が重力によって達成されるも高速で移動していると乗客が確信できるように、乗客用乗物車両１６をプラットフォーム３０に向かって下向きに比較的高速で移動させることができる（例えば、コンベア梁２６上のコンベアベルト、コンベア梁２６自体のアクチュエータ、及び／又は乗客用乗物車両１６のガイド組立体の台車によって）。図１の示された実施形態は、４つのコンベア梁２６を有するコンベア構造体１２を示すが、コンベア構造体１２は、何らかの適切な数のコンベア梁２６（例えば、１、２、３、５、６、７、８、９、１０、又は１０以上のコンベア梁２６）を有することができることを認識されたい。

さらに、コンベア梁２６は、乗客用乗物車両１６の移動を可能にするために、コンベア構造体１２に対して移動することができる。例えば、コンベア梁２６は、コンベア構造体１２の周りで、従って垂直軸２０周りで、乗客用乗物車両１６を周方向３３に移動させるセグメント３２を含むことができる。換言すると、コンベア梁２６のセグメント３２は、横軸２２に対する第１の方向及び長手方向軸２４に対する第２の方向に同時に、乗客用乗物車両１６を移動させることができる。従って、乗客用乗物車両１６内の乗客の視点は、乗客用乗物車両１６を取り囲む環境に対して変えることができる。図１の例示された実施形態に示すように、セグメント３２は、コンベア構造体１２に沿って配置された溝３４（例えば、コンベア溝、軌道、又はガイド）に沿って移動するように構成することができる。本明細書で使用される場合、溝３４は、コンベア構造体１２の表面から延びる延長部（例えば、軌道又はレール）、コンベア構造体１２の表面内に配置された凹部（例えば、溝又はスロット）、又はコンベア構造体１２の表面に沿ってセグメント３２の移動を案内する他の適切なデバイスを含むことができる。例えば、一実施形態では、セグメント３２は、溝３４内に配置された１又は２以上のギアに結合される。ギアは、溝３４に沿ったセグメント３２の移動を案内するために、対応するギア又はベルトを回転させるアクチュエータ３６（例えば、アクチュエータ２８）に結合された対応するギア又はベルトと係合することができる。他の実施形態では、溝３４は、ローラー、ベルト、プーリー、磁石、及び／又は、溝３４に沿ってセグメント３２に係合する及び／又は別な方法でその移動を可能にする他の適切なデバイス（例えば、アクチュエータ３６に結合された）を含むことができる。

図１の例示された実施形態では、溝３４が垂直軸２０に対して実質的に交差するように示されるが、他の実施形態では、溝３４が垂直軸２０に沿ったセグメント３２の、従って乗客用車両１６の移動を可能にするように、溝３４は、垂直軸２０に対して角度を付けることができる。さらに、図示された実施形態に示されるように、コンベア構造体１２のセグメント３２及び溝３４は、垂直軸２０に沿った様々な位置でのコンベア構造体１２の周りに周方向３３での乗客用乗物車両１６の移動を可能にするために、垂直軸２０に沿った様々な位置に配置することができる。さらに、図１に図示されているセグメント３２は、コンベア梁２６の単独部分として示されているが、他の実施形態では、セグメント３２は、乗客用乗物車両１２の周方向への移動を可能にする複数のセグメント３２を含むことができる。さらに、セグメント３２は、コンベアライドシステム１０の乗物経路を変更するために、溝３４を横切って移動するように又は特定の溝３４を飛び越えるように構成することができる。本考察では、コンベア構造体１２の周りの周方向３３への乗客用乗物車両１６の移動を案内する溝３４に焦点を当てているが、他の実施形態では、乗客用乗物車両１６を周方向３３に移動させるために、延長部、梁、軌道、レール、又は他の同様の特徴部を利用することができることを認識されたい。

上記のように、コンベア梁２６及び／又はコンベア梁２６のセグメント３２は、乗客が複数の視覚要素３８を見ることができるように、乗客用乗物車両１６内の乗客の視点を変えることができる。例えば、図１に例示する実施形態に示すように、コンベアライドシステム１０は、ショーボックス４０、表示画面４２及びプロジェクター４３、照明配置４４、及びコンベアライドシステム１０に含み得る視覚要素３８の例として自動化されたフィギュア４６を含む。乗客用乗物車両１６内の乗客の体験をさらに強化するために、図１に示されるものに加えて他の視覚要素３８を含み得ることを認識されたい。同様に、コンベアライドシステム１０は、図１に示されているものよりも少数の視覚要素３８を含むことができる。乗客用乗物車両１６がコンベアライドシステム１０の乗物経路に沿って案内される際に、乗物車両内の乗客は、各々が乗客用乗物車両１６の運動と組み合わせて乗客から様々な感覚及び反応を発生させることができる、様々な視覚的経験に遭遇することができる。

本明細書で使用される場合、ショーボックス４０は、何らかの適切な形状（例えば、ボックス、トンネル、プリズム）を含み、シーン又は環境を生成する様々な構成要素及び要素を有する特徴部を含むことができる。乗客用乗物車両１６は、内部の乗客がショーボックス４０によって作り出されたシーン又は環境を見ることができるように、開口、通路、ドア、又は他の適切なデバイスを介してショーボックス４０に出入りするように構成することができる。ショーボックス４０は、コンベア構造体１２の底面部４８に配置することができる。いくつかの実施形態では、乗客用乗物車両１６は、コンベア梁２６のコンベア梁５０によってショーボックス４０の中に降ろすことができる。このように、乗客用乗物車両１６内の乗客は、ショーボックス４０内に含まれた特徴部によって生成されるシミュレート環境に没入することができる。ショーボックス４０は、小道具、構造特徴部、俳優、自動化キャラクター、及び／又は、コンベアライドシステム１０のテーマに一致するシーンを作り出すこと又は特定の設定を引き起こすことができる他の適切な特徴部を含むことができる。ショーボックス４０の詳細情報は、図５を参照して本明細書で説明される。

表示画面４２は、ショーボックス４０とは別の乗物経路及び／又はコンベア構造体１２に沿った位置に配置することができる。従って、乗客用乗物車両１６は、周方向３３に案内され、ショーボックス４０に関連するコンベア梁５０から離れると、乗客の視点は、表示画面４２に向けることができる。プロジェクター４３は、二次元ビデオ及び／又は三次元ビデオ（例えば、ユーザーが特定の形態の眼鏡又はゴーグルを着用したときに３次元シーンの錯覚又は知覚を生成するビデオ）及び／又は画像を表示画面４２上に表示し、ショーボックス又はコンベアライドシステム１０に含まれる他の特徴部を介して生成すること又はその他の方法で見せることが難しい可能性がある画像を乗客が見ることをさらに可能にするように構成することができる。例えば、コンベアライドシステム１０の少なくとも一部のテーマは、海に関連することができる。従って、表示画面４２は、乗客が、魚、サンゴ、沈んだ宝物、又は海で見つけられる可能性のある他の物体又は生物を見るために乗客用乗物車両１６が水中に沈んでいると確信するのを可能にする視覚的体験を提供するために利用することができる。

さらに、照明配置４４は、さもなければ照明配置４４が照らしていないときに乗客の視界から隠される可能性がある小道具を照らし出すために利用することができる。例えば、いくつかの実施形態では、照明配置４４は、乗客用乗物車両１６がコンベアライドシステム１０の乗物経路に沿った目標位置にいる場合に自動化フィギュアが乗客に見えるように自動化フィギュア４６を照らすことができる。照明配置４４がオフの場合（例えば、照らしていない場合）、自動化フィギュア４６を見るのは難しい及び／又は乗客の視界から完全に隠される可能性がある。いくつかの実施形態では、自動化フィギュア４６は、自動化フィギュア４６が生き物又は人間であるように乗客に見えるように、照明配置４４が照らされた場合に動く（例えば、手を振る及び／又は乗客用乗物車両１６に向かって移動する）ように作動させることができる。他の実施形態では、照明配置４４は、乗客用車両１６の乗客の様々な感覚を引き起こすために、照明してライトショー又は効果（例えば、ストロボ）を提供するように構成することができる。さらなる実施形態では、照明構成は、図１の実施形態では示されていない他の視覚要素３８を照らすように構成することができる。

上述のように、コンベア構造体１２は、コンベア構造体１２を少なくとも部分的に取り囲むプラットフォーム３０を含む。図１の例示された実施形態に示すように、プラットフォーム３０は、乗客用乗物車両１６がプラットフォーム３０を通過して、ショーボックス４０の中に又はその近くに配置されることを可能にする開口５２を含むことができる。さらに、乗客用乗物車両１６は、ドア５４又は開口５２を介して、垂直軸２０に対してプラットフォーム３０の真下に移動するように構成することができる。例えば、プラットフォーム３０は、乗客用乗物車両１６がプラットフォーム３０を一時的に通過することができるドア５４（例えば、開閉可能なゲート又は他のバリア）を含むことができる。従って、ドア５４は、乗客用乗物車両１６がプラットフォーム３０に近づくときに及び乗客用乗物車両１６がプラットフォーム３０を完全に通過した後にそれぞれ、ドア５４を開閉するように時間調整されたアクチュエータ５６によって制御することができる。他の実施形態では、ドア５４は、乗客用乗物車両１６の移動によって開くことができる（例えば、乗客用乗物車両１６が乗客をカバーするバリアを含む場合）。そのような実施形態では、ドア５４は、重力によって自動的に閉じるように及び／又はアクチュエータ５６によって閉じるように構成することができる。いずれの場合も、ドア５４は、乗客用乗物車両１６がプラットフォーム３０衝突しそうである、さもなければに接触するような錯覚を起こすことで乗客に興奮感を与えることができる。

いくつかの実施形態では、プラットフォーム３０は、コンベアライドシステム１０のテーマと一致することができる装飾、物理的特徴部、小道具、塗料、又は他の適切な視覚要素を含むことができる。従って、プラットフォーム３０は、乗客用乗物車両１６内の乗客の体験をさらに強化する別の視覚的要素３８として利用することができる。図１に示されているコンベア構造体１２は、略円筒形状を含むが、コンベア構造体１２は、壁又は一連の壁、箱形、長方形プリズム、別のプリズム形状、又は乗客用乗物車両１６が垂直軸２０、横軸、及び長手方向軸２４の何らかの適切な組み合わせに沿って移動することを可能にする何らかの適切な形状とすることができることに留意されたい。さらに、コンベア構造体１２は、乗客用乗物車両１６の直線運動（例えば、直線移動）及び／又は周方向運動（例えば、１又は２以上の円弧に沿った移動）を可能にするための何らかの適切な構成を含むことができる。追加的に又は代替的に、コンベア構造体１２は、アクチュエータ２８、３６、５６及び／又はコンベアライドシステム１０の他の構成要素をコンベア構造体１２内に配置するのを可能にする円環形（例えば、輪状）を含むことができる。

図２は、コンベア梁２６並びに溝３４に沿って進むように構成されたガイド組立体７０に結合された乗客用車両１６の一実施形態の概略図である。上述のように、コンベア梁２６は、コンベア構造体１２の表面からの延長部、コンベア溝、軌道、レール、又はコンベア構造体１２の表面に沿った乗客用乗物車両１６の移動を案内するか又は別の方法で移動させる何らかの他の適切な特徴部を含むことができる。同様に、溝３４は、コンベア構造体１２の表面の凹部を含むことができ、これはセグメント３２をコンベア構造体１２の表面に沿って移動させるために、コンベア梁２６のセグメント３２を、軌道、コンベア、ベルト、プーリーアセンブリ、又は別の適切な特徴部に結合する。他の実施形態では、溝３４は、乗客用乗物車両１６の移動を案内するか又は別の方法で移動させる、コンベア構造体１２の表面からの延長部、コンベア溝、軌道、レール、又は他の適切な特徴部を含むこともできる。

図２の例示された実施形態に示すように、乗客用乗物車両１６は、ガイド組立体７０の第１の接合部７４及び乗客用乗物車両１６の第２の接合部７６で、支持体７２を介してガイド７０に回転可能に結合されている。ガイド組立体７０は、横軸２２及び／又は垂直軸２４の周りの乗客用乗物車両１６の回転を妨害なしで可能にする構成を有するフレーム構造７８を含むことができる。さらに、フレーム構造７８は、乗客用乗物車両１６をコンベア構造体１２（例えば、コンベア梁２６、セグメント３２、及び／又は、溝３４）に結合する。例えば、第１の接合部７４は、ガイド組立体７０のフレーム構造体７８に対して、長手方向軸２４の周りの周方向８０及び／又は横軸２２の周りの周方向８２に支持体７２を回転可能にすることができる。従って、ガイド組立体７０のフレーム構造７８は、第１の接合部７４を介して支持体７２の位置を調整するアクチュエータ８４（例えば、モーター）を含むことができる。さらに、追加のアクチュエータ８５（例えば、モーター）は、支持体７２及び／又はフレーム構造体７８に対して第２の接合部７６の周りに乗客用乗物車両１６を回転させることができる。追加のアクチュエータ８５は、第２の接合部７６周りで、支持体７２に対して、長手方向軸２４の周りの周方向８０及び／又は横軸２２の周りの周方向８２に乗客用車両１６を回転可能にすることができる。いくつかの実施形態では、追加のアクチュエータ８５（例えば、モーター）は、乗客用乗物車両１６の本体８６内に収容されるか又は別の方法で配置することができる。追加的に又は代替的に、支持体７２は、フレーム構造体７８及び／又はコンベア構造体１２に対する乗客用乗物車両１６の線形作動を可能にすることができる。例えば、以下のように、支持体７２は、乗客用乗物車両１６をフレーム構造体７８に直線的に向かって又はそこから離れるように案内する伸縮セグメントを含むことができる。

ガイド組立体７０は、フレーム構造体７８をコンベア梁２６及び／又は溝３４に結合するためのコンベア梁ガイド９０及び溝ガイド９２をさらに含むことができる。例えば、コンベア梁ガイド９０（例えば、台車組立体）及び／又は溝ガイド９２（例えば、台車組立体）は、コンベア梁ガイド９０及び／又は溝ガイド９２がコンベア梁２６及び／又は溝３４の接合部にそれぞれ結合することを可能にする、フック、ホイール、クランプ、ラッチ、カプラ、タイ、及び／又は他の適切な機構などの固定機構を含むことができる。次に、コンベア梁ガイド９０は、アクチュエータ２８がベルト、ローラー、プーリー、磁石、又は他の適切な構成要素を制御して、ガイド組立体７０をコンベア梁２６に沿って案内する際に、ガイド組立体７０及び乗客用乗物車両１６の垂直軸２０に沿った移動を可能にすることができる。さらに、溝ガイド９２は、アクチュエータ３６がベルト、ローラー、プーリー、磁石、又は他の適切な構成要素を制御し、ガイド組立体７０を溝３４に沿って案内する際に、コンベア構造体１２の周りの周方向３３でのガイド組立体７０及び乗客用乗物車両１６の移動を可能にすることができる。

図２の例示された実施形態に示すように、乗客用乗物車両１６は、コンベアライドシステム１０を体験する乗客９６のためのシート９４を含む。シート９４は、コンベアライドシステム１０の運転持続時間を通して乗客用乗物車両１６が移動、回転、及び別の方法で操作される際に、シート９４の乗客９６を固定する拘束具９８（例えば、肩拘束具）を含むことができる。いくつかの実施形態では、シート９４は、それぞれの基部１００及びそれぞれの接合部１０２を介して乗客用乗物車両１６の本体８６に結合することができる。接合部１０２は、乗客用乗物車両１６の本体８６及び／又は基部１００に対するシート９４の回転を可能にすることができる。例えば、アクチュエータ１０４（例えば、モーター）は、それぞれのシート９４の位置を調整するために、それぞれの接合部１０２に結合することができる。いくつかの実施形態では、シート９４は、乗客用乗物車両１６がコンベアライドシステム１０の持続時間を通して移動及び／又は回転する際に、プラットフォーム３０（又は地面）に対して乗客９６の位置を維持するように構成することができる。追加的に又は代替的に、シート９４は、乗客用乗物車両１６の本体８６から独立して回転することができる。さらに、シート９４は、乗客用乗物車両１６の本体８６から直線的に作動することができる。例えば、それぞれの基部１００は、アクチュエータ１０４に結合された伸縮セグメントを含むことができ、従って、シート９４が乗客用乗物車両１６の本体８６に向かって又はそこから離れるように移動することを可能にする。

乗客用乗物車両１６は、乗客用乗物車両１６がガイド組立体７０から軌道１４に移行することを可能にする台車組立体１０６を含むこともできる。このために、支持体７２は、乗客用乗物車両１６の本体８６から切り離すように構成することができ、結果的に、乗客用乗物車両１６は台車組立体１０６を介して軌道１４に沿って移動することができる。ガイド組立体７０と台車組立体１０６との間の移行については、図６を参照して本明細書でさらに詳細に説明する。

図３は、コンベア梁２６のコンベア梁１２０に結合されたガイド組立体７０の実施形態の概略図であり、乗客用乗物車両１６は第１の位置１２２にある。図３の例示された実施形態に示すように、支持体７２は、垂直軸２０及び／又はコンベア梁１２０と略平行である。従って、乗客用乗物車両１６の本体８６は、垂直軸２０に対して略横方向にあり、及び／又は横軸２２に対して略平行である。いくつかの実施形態では、乗客用乗物車両１６のシート９４は、乗客９６が地面１２４に略平行な視線経路に沿った視点を持つことを可能にする直立位置に乗客９６を位置決めするように構成される。他の実施形態では、乗客用乗物車両１６のシート９４は、乗客９６の位置が図３の例示する実施形態に示されたものとは異なるように、それぞれの接合部１０２で調整することができる。ガイド組立体７０がコンベア梁１２０及び／又は他のコンベア梁２６に沿って移動する際に、支持体７２の位置は、乗客９６の視点を変えるために及び／又は乗客９６に変化する感覚を与えるために調整することができる。

例えば、図４は、コンベア梁１２０に結合されたガイド組立体７０の一実施形態の概略図であり、乗客用乗物車両１６は第２の位置１４０にある。図４の例示された実施形態に示すように、支持体７２は、第１の位置１２２（図３参照）から第２の位置１４０まで、長手方向軸２４の周りの周方向８０に回転している。例えば、アクチュエータ８４は、ガイド組立体７０に対して支持体７２を回転駆動するように構成することができ、結果的に、ガイド組立体７０に対する乗客用乗物車両１６の位置が変わる。第２の位置１４０にある場合、乗客用乗物車両１６の本体８６は、垂直軸２０及び／又はコンベア梁１２０と略平行であるが、本実施形態に従って本体８６の他の配置を採用することができる。いくつかの実施形態では、乗客用乗物車両１６のシート９４は、乗客用乗物車両１６の本体８６に対して回転する。例えば、アクチュエータ１０４は、乗客９６の位置が直立位置（例えば、地面１２４と略平行）に維持されるように、シート９４をそれぞれの基部１００の周りを回転させることができる。他の実施形態では、アクチュエータ１０４は、シート９４の位置を別の適切な位置に調整することができる。さらなる実施形態では、乗客用乗物車両１６が第１の位置１２２にある場合のシート９４の位置は、第２の位置１４０にある場合に維持することができる。シート９４の位置は、乗客用乗物車両１６が何らかの所与の位置に移行する場合に又はその位置に維持される場合に、何らかの適切な位置に調整することができる。

図５は、コンベア梁１２０に結合されたガイド組立体７０の一実施形態の概略図であり、乗客用乗物車両１６は第３の位置１５０にある。第３の位置１５０にある場合、乗客用乗物車両１６の本体８６は、地面１２４と略平行であるが、第１の位置１２２（例えば、図３参照）から約１８０度（例えば、１０％以内、５％以内、又は１％以内）だけ回転している。従って、乗客９６は、それぞれのシート９４の基部１００によって乗客用乗物車両１６の本体８６から概して吊り下げられている。図５の例示された実施形態に示すように、シート９４は、乗客用乗物車両１６が図４に示す位置からガイド組立体７０の周りを回転する際に、乗客９６を直立位置に実質的に維持するために周方向８０の周りでさらに回転する。他の実施形態では、シート９４は、乗客９６が地面１２４に対して裏返しの位置又は逆さまの位置にあるように、回転しない場合がある。他の実施形態では、シート９４は、地面１２４及びコンベアライドシステム１０の他の構成要素に対して乗客９６を何らかの適切な位置に置く何らかの位置とすることができる。

乗客用乗物車両１６は、第１の位置１２２（図３参照）、第２の位置１４０（図４参照）、及び／又は第３の位置１５０の間の何らかの位置とすることができることを認識されたい。さらに、乗客用乗物車両１６は、周方向８０に対して、第１の位置１２２及び／又は第３の位置１５０を超えて位置決めすることができる。例えば、いくつかの実施形態では、乗客用乗物車両１６は、第１の位置１２２及び／又は第３の位置１５０を超えてコンベア構造体１２に接触するように回転させて、乗客用乗物車両１６がコンベア構造体１２に突進する、さもなければ衝突するような錯覚又は印象を引き起こすことができる。

図５の例示された実施形態に示すように、乗客９６は、第３の位置１５０にいる場合に、ショーボックス４０の近くに位置することができる。例えば、乗客用乗物車両１６の位置は、ショーボックス４０が伝達するシーンを乗客９６が知覚するのを可能にするために、乗客９６がショーボックス４０の中にいるか又はその近くにいることを可能にするために調整することができる。いくつかの実施形態では、単独の又は他のアクチュエータ（例えば、伸縮式線形アクチュエータ）と組み合わせた回転特徴部は、ショーボックス４０内の乗客用乗物車両１６を位置決めするために使用することができる。一実施形態では、ガイド組立体７０は、垂直軸２０に沿って地面１２４に対して下向きに移動して、乗客９６をショーボックス４０の中に降ろすことができる。従って、構成要素（例えば、作動フィギュア、物体、スクリーン、俳優、ホログラム、又は他の特徴部）は、構成要素の近くに位置する乗客９６が見ることができるシーンを演じることができる。ショーボックス４０のシーンが終了すると、ガイド組立体７０は、乗客用乗物車両１６を垂直軸２０に沿って上方に移動させ、コンベアライドシステム１０の乗物経路に沿って進み続けることができる。いくつかの実施形態では、乗客用乗物車両１６の移動は、ショーボックス４０によって作られたシーンと関連することができる。例えば、ショーボックス４０は、爆風又は他の強力な現象を含むシーンを作ることができ、爆風又は他の強力な現象の結果として乗客用乗物車両１６が移動しているような錯覚を引き起こすことができる。いずれの場合でも、乗客用乗物車両１６の移動（例えば、コンベア梁２６に沿った、溝３４に沿った、及び／又はガイド組立体７０の周りの）は、コンベアライドアセンブリ１０の持続時間を通して乗客９６の体験をさらに強化することができる。

いくつかの実施形態では、ショーボックス４０内のシーン又は他の特徴部は、重力の結果として生じることになる典型的な配列に位置することができない（例えば、シーン又は特徴部は、重力に対して逆さにすることができる）。例えば、ショーボックス４０内の特徴部のいくつかは、地面１２４に立っているユーザーに対して、そのようなアイテムが横向き、逆さま、又は別の方法で間違った位置（例えば、反転）という知覚を作る方法で、ショーボックス４０の壁（例えば、床、天井、側壁）に結合又はしっかり固定することができる。しかしながら、乗物車両１６の中の乗客９６は、ガイド組立体７０、支持体７２、シート９４、及び／又はコンベアライドシステム１０の他の特徴部を介してショーボックス４０の中に位置付けることができ、乗客９６は、ショーボックス４０の中の生成されたシーンを通常の方法で見る（例えば、特徴部は、乗客９６に対して直立する又は重力に一致しているように見える）。しかしながら、乗客９６は、乗客９６が期待する又は一般的に経験するのとは逆方向に作用する重力を感じることもできる。例えば、乗客９６は、地面１２４に対して横向き又は逆さまに位置することができるが、さもなければショーボックス４０内のシーンを正常と認識する。従って、ショーボックス４０は、乗客９６の知覚を曖昧にする異常感覚を作り出すために利用することができる。

以上のように、乗客用乗物車両１６は、ガイド組立体７０から軌道１４に移行することができ、これは、乗客９６の体験を強化することにもつながり得る。例えば、図６は、ガイド組立体７０から軌道１４に移行する乗客用乗物車両１６の実施形態の概略図である。図示の実施形態に示すように、支持体７２は、乗客用乗物車両１６の本体８６に結合する。しかしながら、乗客用乗物車両１６が軌道１４にしっかり固定されると、支持体７２は、乗客用乗物車両１６の本体８６から切り離すことができる。いくつかの実施形態では、支持体７２は、支持体７２がガイド組立体７０に対して伸長及び収縮することを可能にする伸縮ロッド１７０を含むことができる。従って、伸縮ロッド７２は、支持体７２、ガイド組立体７０、及び軌道１４の間の別の移動自由度を提供することによって、乗客用乗物車両１６を軌道１４に連結することを容易にすることができる。さらなる実施形態では、支持体７２は、乗客用乗物車両１６ではなくガイド組立体７０から切り離すように構成することができる。支持体７２は、乗客用乗物車両１６の本体８６から外側に延び、その中に格納されるように構成することができる。従って、支持体７２は、ガイド組立体７０の代わりに乗客用乗物車両１６と一体化することができる。一実施形態では、支持体７２は、乗客用乗物車両１６が軌道１４上に配置された場合に乗客用乗物車両１６の移動を妨害又は制限しない。

図６の例示された実施形態に示すように、乗客用乗物車両１６は、軌道１４のレール１７６に沿って移動するように構成された車輪１７４を含む台車組立体１０６を含む。いくつかの実施形態では、台車組立体１０６は、乗客用乗物車両１６がガイド組立体７０に結合して一緒に移動する場合に、乗客用乗物車両１６の本体８６の中に位置することができる。乗客用乗物車両１６が軌道１４に移行する場合、台車組立体１０６は、軌道１４に係合するために乗客用乗物車両１６の本体８６から外側に延びることができる。従って、台車組立体１０６は、ガイド組立体７０及び／又はコンベア構造体１２に対する乗客用乗物車両１６の移動を制限しないであろう。

台車組立体１０６の車輪１７４をレール１７６上に位置決めするために、乗客用乗物車両１６は、車輪１７４がレール１７６上にスライドできるように、支持体７２によって軌道１４に向かって移動させことができる。いくつかの実施形態では、台車組立体１０６は、垂直方向に隣接する車輪１７４が互いに向かって及び離れるように移動するのを可能にするクランプ機構１７８を含むことができる。従って、車輪１７４は、レール１７６上への車輪１７４のスライドを容易にするために、互いに離れることができる。車輪１７４がレール１７６上に位置決めされると、クランプ機構１７８は、乗客用乗物車両１６を軌道１４に固定するために、車輪１７４を互いに向かって移動させることができる。乗客用乗物車両１６は、軌道１４に沿った移動を案内するための車輪１７４に結合したモーター１８０を含むことができる。他の実施形態では、乗客用乗物車両１６は、何らかの適切な駆動機構（例えば、プーリー、モーター、コンベア、磁石）を使用して、軌道１４に沿って移動することができる。

同様に、乗客用乗物車両１６を軌道１４から取り外すために、支持体７２は、乗客用乗物車両１６の本体８６に再結合すること又は乗客用乗物車両１６の本体８６からガイド組立体７０に向かって延びることもできる。その後、支持体７２は、乗客用乗物車両がガイド組立体７０と共に移動することを可能にするために、車輪１７４をレール１７６から外すことができる。台車組立体１０６は、乗客用乗物車両１６がガイド組立体７０を介してコンベア構造体１２に沿って移動する場合に、何らかの潜在的な妨害を回避するために、乗客用乗物車両１６の本体８６の中に格納することができる。従って、乗客用乗物車両１６は、コンベア構造体１２に沿ってガイド組立体７０によって案内される移動と、軌道１４によって案内される移動との間で移行して、乗客９６に対して複数のタイプの体験を提供することができる。

コンベアライドシステム１０の例示的な実施形態の各々は、単一の乗客用乗物車両１６を示すが、コンベアライドシステム１０は、コンベアライドシステムの乗物経路に沿って（又は異なる乗物経路に沿って）連続して移動する複数の乗客用乗物車両１６を含むことができることを認識されたい。実際、コンベアライドシステム１０は、２、３、４、５、６、７、８、９、１０、又はそれ以上の乗客用乗物車両１６を含むことができる。

本明細書では、開示された実施形態の特定の特徴のみを図示及び説明してきたが、当業者であれば多くの修正及び変更を想起するであろう。従って、添付の特許請求の範囲は、本開示の真の精神の範囲に入るすべてのそのような修正及び変更をカバーすることが意図されていることを理解されたい。

本明細書に示して特許請求する技術は、本技術分野を確実に改善する、従って抽象的なもの、無形のもの又は純粋に理論的なものではない実際的性質の有形物及び具体例を参照し、これらに適用される。さらに、本明細書の最後に添付するいずれかの請求項が、「．．．［機能］を［実行］する手段」又は「．．．［機能］を［実行］するステップ」として指定されている１又は２以上の要素を含む場合、このような要素は米国特許法１１２条（ｆ）に従って解釈すべきである。一方で、他のいずれかの形で指定された要素を含むあらゆる請求項については、このような要素を米国特許法１１２条（ｆ）に従って解釈すべきではない。

１０ コンベアライドシステム
１２ コンベア構造体
１４ 軌道
１６ 乗客用乗物車両
１８ 座標系
２０ 垂直軸
２２ 横軸
２４ 長手方向軸
２６ コンベア梁
２７ コンベア構造体の表面
２８ アクチュエータ
３０ プラットフォーム
３２ 部分
３３ 周方向
３４ 溝
３６ アクチュエータ
３８ 視覚要素
４０ ショーボックス
４２ 表示画面
４３ プロジェクター
４４ 照明配置
４６ 大立者
４８ コンベア構造体の底面部
５０ コンベア梁
５２ 開口部
５４ ドア
５６ アクチュエータ

Claims (20)

1. コンベアライドシステムであって、
   乗物車両と、
   複数のコンベア梁及び複数のコンベア溝を備えるコンベア構造体であって、前記複数のコンベア梁及び前記複数のコンベア溝は、前記乗物車両を前記コンベア構造体の表面に沿って案内するように構成され、前記コンベア構造体の前記表面は、前記コンベアライドシステムの乗物経路の少なくとも一部を定め、前記複数のコンベア梁は、前記乗物車両を前記コンベア構造体の前記表面に沿って直線的、周方向、又はその両方に案内するように構成され、前記複数のコンベア梁のうちの１つのコンベア梁のセグメントは、前記複数のコンベア溝のうちの１つのコンベア溝に沿って、前記コンベア構造体の周りの周方向、直線方向、又はその両方に移動するように構成される、コンベア構造体と、
   を備える、コンベアライドシステム。
2. 前記乗物車両は、ガイド組立体を介して前記コンベア構造体に結合され、前記ガイド組立体は、フレーム構造体及び支持体を備える、請求項１に記載のコンベアライドシステム。
3. 前記支持体は、前記フレーム構造体に回転可能に結合されかつ前記乗物車両に結合されており、前記乗物車両は、前記ガイド組立体に対して周方向に回転するように構成される、請求項２に記載のコンベアライドシステム。
4. 前記乗物車両は、前記乗物車両の本体にしっかり固定された複数のシートを備える、請求項１に記載のコンベアライドシステム。
5. 前記複数のシートの各シートは、前記乗物車両の前記本体に結合されたそれぞれの基部に回転可能に結合される、請求項４に記載のコンベアライドシステム。
6. 前記乗物車両内の乗客の位置を地面に対して直立位置に維持するために、前記複数のシートの位置を調整するように構成されたアクチュエータを備える、請求項５に記載のコンベアライドシステム。
7. 前記コンベアライドシステムの前記乗物経路の追加部分を定める軌道を備え、前記軌道は、前記乗物車両の移動を案内するように構成され、前記乗物車両は、前記コンベア構造体から前記軌道に移行するように構成される、請求項１に記載のコンベアライドシステム。
8. 前記乗物車両は、前記乗物車両を前記軌道に結合するように構成された台車組立体を備える、請求項７に記載のコンベアライドシステム。
9. 前記台車組立体は、前記軌道のレールを挟み付けるように構成された車輪を備える、請求項８に記載のコンベアライドシステム。
10. 前記台車組立体は、前記乗物車両が前記コンベア構造体から前記軌道に移行する際に、前記乗物車両の本体から延びるように構成される、請求項８に記載のコンベアライドシステム。
11. 前記コンベア構造体は、略円筒形である、請求項１に記載のシステム。
12. 前記コンベアライドシステムの前記乗物経路の少なくとも前記一部分に沿って位置決めされたショーボックスを備え、前記ショーボックスは、シミュレーション環境を生成するように構成され、前記複数のコンベア梁、前記複数のコンベア溝、又はその両方は、前記ショーボックスに近接して前記乗物車両を位置決めするように構成される、請求項１に記載のシステム。
13. 複数のコンベア梁及び複数のコンベア溝を備えるコンベア構造体を備えるシステムであって、
    前記複数のコンベア梁は、乗物車両を前記コンベア構造体の表面に沿って直線的に案内するように構成され、前記複数のコンベア梁のうちの１つのコンベア梁のセグメントは、前記乗物車両を前記コンベア構造体の周りの周方向に前記複数のコンベア溝のうちの１つのコンベア溝に沿って案内するように構成される、システム。
14. 前記乗物車両を備え、前記乗物車両は、台車組立体を介して前記複数のコンベア梁のコンベア梁に結合して、前記乗物車両の移動を前記コンベア構造体の前記表面に沿って直線的に案内するように構成される、請求項１３に記載のシステム。
15. 前記台車組立体の移動を案内するように構成されたアクチュエータを備える、請求項１４に記載のシステム。
16. 前記コンベア構造体から前記乗物車両を受け入れるように構成された軌道を備える、請求項１３に記載のシステム。
17. 前記乗物車両を備え、前記乗物車両は、台車組立体を介して前記複数のコンベア梁のコンベア梁に結合して、前記乗物車両の移動を前記コンベア構造体の前記表面に沿って周方向に案内するように構成される、請求項１３に記載のシステム。
18. ライドシステムであって、
    基部及び前記基部に回転可能に結合されたシートを備える乗物車両と、
    コンベア梁及びコンベア溝を備えるコンベア構造体であって、前記乗物車両は、ガイド組立体を介して前記コンベア梁及びコンベア溝に結合するように構成され、前記ガイド組立体は、前記コンベア梁及び前記コンベア溝を介して前記コンベア構造体の表面に沿って前記乗物車両を案内するように構成され、前記コンベア構造体の前記表面は、前記コンベアライドシステムの乗物経路の第１の部分を定める、コンベア構造体と、
    前記コンベアライドシステムの前記乗物経路の第２の部分を定める軌道と、
    を備え、
    前記乗物車両は、前記コンベア構造体から前記軌道に移行するように構成され、前記コンベア梁は、前記乗物車両を前記コンベア構造体の前記表面に沿って直線的、周方向、又はその両方に案内するように構成され、前記コンベア梁のセグメントは、前記コンベア溝に沿って、前記コンベア構造体の周りの周方向、直線方向、又はその両方に移動するように構成される、ライドシステム。
19. 前記コンベアライドシステムの前記乗物経路の前記第１の部分に沿って位置決めされたショーボックスを備え、前記ショーボックスは、シミュレーション環境を生成するように構成され、前記複数のコンベア梁、前記複数のコンベア溝、又はその両方は、前記乗物車両を前記ショーボックスに近接して位置決めするように構成される、請求項１８に記載のライドシステム。
20. 前記ショーボックスによって生成された前記シミュレーション環境は、重力に対して反転した位置で前記ショーボックスの壁にしっかり固定された特徴部を含む、請求項１９に記載のシステム。

Images