JP7372542B2 - ダクト装置 - Google Patents

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Description

本発明は、ダクト装置に関する。
従来、水冷ユニットを備えた電子装置において、漏水や結露による水滴を受けるための受皿を備えた構成が知られている。(例えば、特許文献1、2参照)。
実開昭62-14704号公報 特開昭62-204598号公報
ところで、複数段に積層された電子装置を冷却する仕組みとして、各層間に傾斜板を配置することがある。傾斜板は、吸気側から排気側に向かって登り傾斜を形成している。傾斜板は、吸気側から導入された空気を直上に配置された電子装置に向かって流す。また、傾斜板は、直下に配置された電子装置を冷却した後の暖かい空気が直上に配置された電子装置側へ流れないようにして、直下に配置された電子装置の熱を直上に配置された電子装置へ伝えないようにする。傾斜板の吸気側から取り込まれる空気は、電子装置の冷却に寄与するため、吸気側からはできるだけ多くの空気が取り込まれることが望ましい。
このような傾斜板は、水冷ユニットを備えた電子装置とともに採用され、水冷ユニットを循環する冷媒となる液体の受皿としての機能が与えられることがある。傾斜板に受皿の機能を与える場合、下方に配置されている電子装置の被水を防止しつつ、吸気側からの空気の導入量を確保することが求められる。特許文献1や特許文献2は、傾斜板を備えた構造ではなく、電子装置の被水の防止と、吸気側からの空気の導入量の確保の両立を提案するものとはなっていない。
1つの側面では、本明細書開示の発明は、水冷ユニットからの電子装置への被水を防止しつつ、電子装置を冷却する空気の導入量を確保することを目的とする。
1つの態様では、ダクト装置は、第1面側から前記第1面と対向する第2面側に向かって登り傾斜を形成する傾斜板と、前記傾斜板の下側に配置され、前記傾斜板上を流れた液体を、前記第1面側から前記第2面側に向かって流す樋部材と、前記樋部材から流れ落ちる前記液体を集水する集水皿と、を備える。
本明細書開示の発明によれば、水冷ユニットからの電子装置への被水を防止しつつ、電子装置を冷却する空気の導入量を確保することができる。
図1は第1実施形態のダクト装置を備えたラック装置の概略構成を模式的に示す説明図である。 図2は図1に示すラック装置における空気の流れを示す説明図である。 図3は第1実施形態のダクト装置の斜視図である。 図4は第1実施形態のダクト装置の平面図である。 図5(A)は図4におけるA-A断面図であり、図5(B)は図5(A)における断面部分のみを描いた切断部端面図である。 図6は第2実施形態のダクト装置の斜視図である。 図7は第3実施形態のダクト装置が備える傾斜板の吸気側(第1面側)端部周辺を拡大して示す説明図である。 図8は第4実施形態のダクト装置の断面図である。 図9は第5実施形態のダクト装置の断面図である。 図10は第6実施形態のダクト装置において、集水皿を取り外した状態を示す斜視図である。 図11は第6実施形態のダクト装置の断面図である。 図12は第6実施形態のダクト装置において、集水皿を取り外すとともに、蓋体を取り外した状態を示す斜視図である。 図13は第7実施形態のダクト装置の斜視図である。 図14は第7実施形態のダクト装置における傾斜板の傾斜面の傾きを模式的に示す説明図である。 図15は第8実施形態のダクト装置における傾斜板の傾斜面の傾きを模式的に示す説明図である。
以下、本発明の実施形態について、添付図面を参照しつつ説明する。ただし、図面中、各部の寸法、比率等は、実際のものと完全に一致するようには図示されていない場合がある。また、図面によっては、説明の都合上、実際には存在する構成要素が省略されていたり、寸法が実際よりも誇張されて描かれていたりする場合がある。
(第1実施形態)
まず、図1及び図2を参照して、第1実施形態のダクト装置10を備えたラック装置100の概略構成について説明する。図1は第1実施形態のダクト装置10を備えたラック装置100の概略構成を模式的に示す説明図であり、図2は図1に示すラック装置100における空気の流れを示す説明図である。
ラック装置100は、ラック本体101に上下方向に複数段設置された電子装置としての電子機器102を備えている。本実施形態では、電子機器102が三段に亘って設けられているが設置段数は、これに限定されるものではない。
各電子機器102は、複数のボード状の電子回路基板がラック装置100の幅方向に沿って配置されている。各電子機器102には、水冷ユニット103が装備されている。水冷ユニット103は、図示しないCDU(Coolant Distribution Unit)に接続されている。
本実施形態のラック装置100には、二台のダクト装置10が装備されている。一台のダクト装置10は、最上段の電子機器102と中段の電子機器102との間に設置されている。もう一台のダクト装置10は、中段の電子機器102と最下段の電子機器102との間に設置されている。
各ダクト装置10は、第1面側をラック装置100の吸気側となる前面側に一致させ、第2面側をラック装置100の排気側となる後面側に一致させてラック装置100に設置されている。
各ダクト装置10は、傾斜板13と樋部材15と集水皿16を備えている。傾斜板13は、第1面側から第1面と対向する第2面側に向かって登り傾斜を形成している。これにより、図2に矢示1で示すように、第1面側から導入された空気が、ダクト装置10の直上に配置された電子機器102に向かって流れる。また、傾斜板13は、直下に配置された電子機器102を冷却した後の暖かい空気が直上に配置された電子機器102側へ流れないようにしている。これにより、傾斜板13は、直下に配置された電子機器102の熱を直上に配置された電子機器102へ伝えないようにしている。樋部材15と集水皿16は、水冷ユニット103からの漏水や結露による水滴を回収するものである。すなわち、ダクト装置10は、ラック装置100に設置された電子機器102を空冷するとともに、水冷ユニット103に起因する液体を回収、集水する機能を備えている。
以下、図3から図5(B)を参照して、ダクト装置10について詳細に説明する。図3は第1実施形態のダクト装置10の斜視図である。図4は第1実施形態のダクト装置10の平面図である。図5(A)は図4におけるA-A断面図であり、図5(B)は図5(A)における断面部分のみを描いた切断部端面図である。
ダクト装置10が備える傾斜板13は、開口部13aを有する板金部材であり、第1面側から第1面と対向する第2面側に向かって登り傾斜を形成するように、前側フレーム部材11と後側フレーム部材12とに架け渡されている。前側フレーム部材11は、空気導入口11aを備え、後側フレーム部材12は、空気排出口12aを備えている。前側フレーム部材11には、前側カバー部材17が装着されている。前側カバー部材17は、幅方向に長い枠部材17aの内側に格子部材17bが設けられ、枠部材17a内を空気が流通できるようにされている。前側カバー部材17は、前側フレーム部材11に対する着脱時に操作される固定部材が設けられている。このため、冷却用の空気は、前側カバー部材17や前側フレーム部材11を通過し、傾斜板13の上面側へ供給される。なお、本実施形態における開口部13aは、一つであり、傾斜板13の幅方向の両端部から離れた位置に設けられている。
傾斜板13の幅方向の両端部には、それぞれ側板14が設けられている。傾斜板13は、第1面側の端部(下流端部)に、上方に向かって折り返された折り返し部13bを備えている。傾斜板13は、折り返し部13bと両側板14とによってかこまれた空間を形成している。この空間は、上方の電子機器102に設けられた水冷ユニット103から滴下する水滴等を受けるドレンパンとして機能する。このため、傾斜板13は、上方の電子機器102から滴下する液体を受けることができるように、電子機器102の幅方向の寸法と奥行方向(前後方向)の寸法に対応した寸法を備えている。
ここで、折り返し部13bは、下流側で液体を受け止める壁部を形成する部分であり、この折り返し部13bの高さを高く設定すると、空間の容積を拡大でき、傾斜板13上における液体の貯留量を増すことができる。しかしながら、折り返し部13bの高さを高く設定すると、ダクト装置10内へ導入される空気の量が減少する。そこで、本実施形態では、傾斜板13が受けた液体を、開口部13aを通じて樋部材15へ流すようにしている。このため、傾斜板13上に留めておくことが必要となる液体の量を少なくすることができ、折り返し部13bの高さを必要最低限の高さに設定することができる。この結果、第1面側からダクト装置10内へ導入される空気の量を確保することができる。
樋部材15は、開口部13aを通じて傾斜板13上に滴下し、傾斜板13上を流れた液体を回収できるように設けられている。樋部材15は、第1端部15aが第1面側に位置し、他端側の第2端部15bが第2面側に位置するように設置されている。ここで、樋部材15の流下面15cは、第1端部15aから第2端部15bに向かって下り傾斜を形成している。これにより、傾斜板13から流れ込んだ液体を、第1面側から前記第2面側に向かって流す。
集水皿16は、樋部材15から流れ落ちる液体を集水する。集水皿16の前方の端部は、樋部材15の第2端部15bよりも前方に位置している。すなわち、集水皿16は、平面視において樋部材15と重なるように設けられている。これにより、樋部材15を流れ落ちた液体が集水皿16内に流れ込む。集水皿16は、着脱機構の一例であるフランジ部16aを備えており、このフランジ部16aを側板14に対してねじ16a1を用いて固定することができる。集水皿16は、周壁部16bを備えており、所定量の液体を貯留することができるが、集水皿16に集水された液体は、漏水時に回収処理することが必要である。このような場合に、着脱可能な集水皿16であると便利である。なお、本実施形態では、集水皿16の固定先は、側板14であるが、集水皿16は、他の部分に着脱するようにしてもよい。例えば、ラック装置100のラック本体101に対して着脱できるようにしてもよい。
集水皿16は、ラック装置100の後面側に位置しており、ラック装置100から取り外す際も、電子機器102から遠ざかるようにラック装置100の後面側へ引き抜く。これにより、液体の回収処理中に、液体がこぼれ、電子機器102が被水することを回避し易くなる。
ここで、このようなダクト装置10の機能について整理する。まず、ダクト装置10が備える傾斜板13は、第1面側から導入される空気の整流を行う機能を発揮する。すなわち、傾斜板13は、ダクト装置10の第1面側から導入された空気を矢示1のように直上に配置された電子機器102に向かって流す。また、傾斜板13は、直下に配置された電子機器102を冷却した後の暖かい空気を矢示2のように流し、第2面側へ排出し、直上に配置された電子機器102側へ流れないようにする。
また、ダクト装置10は、空気の導入を妨げることなく、水冷ユニット103からの漏水や結露による水滴を傾斜板13の上面で受けて、矢示3のように流す。そして、開口部13aを通じて樋部材15へ流れ込んだ液体を矢示4のように流し、さらに、矢示5のように流下させて集水皿16に集水させる。
このように、本実施形態によれば、水冷ユニット103からの電子機器102への被水を防止しつつ、電子機器102を冷却する空気の導入量を確保することができる。
(第2実施形態)
つぎに、図6を参照して、第2実施形態のダクト装置20について説明する。図6は第2実施形態のダクト装置20の斜視図である。第2実施形態のダクト装置20は、第1実施形態のダクト装置10の傾斜板13に替えて傾斜板23を備え、一つの樋部材15に替えて二つの樋部材25を備えている。その他の構成は、第1実施形態と異なるところがないため、第1実施形態と共通する構成要素については、図面中、同一の参照番号を付してその詳細な説明は省略する。
第1実施形態の傾斜板13は、一つの開口部13aを備えており、その開口部13aは、傾斜板13の幅方向の両端部から離れた位置に設けられており、樋部材15もこれに合わせて配置されていた。これに対し、第2実施形態では、傾斜板23は、二つの開口部23aを備え、これに合わせて二つの樋部材25が設けられている。このように複数の開口部及び樋部材を設けることで、例えば、ダクト装置20が何らかの理由によって水平に対して傾いた状態となったような場合に、傾斜板23上の液体をいずれかの樋部材25を通じて集水皿16へ集水することができる。本実施形態では、二つの樋部材25は、傾斜板23の両側縁の近傍にそれぞれ設けられている。このため、ダクト装置20が幅方向に傾いたときであっても、傾斜板23上の液体は、いずれかの樋部材25を通じて集水皿16へ集水される。なお、本実施形態では、傾斜板の二か所に開口部を備え、二つの樋部材を備えているが、開口部と樋部材の数は、これに限定されるものではなく、三つ以上設けるようにしてもよい。
(第3実施形態)
つぎに、図7を参照して、第3実施形態のダクト装置30について説明する。図7は第3実施形態のダクト装置30が備える傾斜板33の吸気側(第1面側)端部周辺を拡大して示す説明図である。第3実施形態のダクト装置30は、第1実施形態のダクト装置10が備える傾斜板13に替えて傾斜板33を備えている。
第1実施形態の傾斜板13は、折り返し部13bを備えていたが、第3実施形態の傾斜板33は、折り返し部13bに替えて第1面側の端部に上方に向かって立設された気液分離膜33bを備えている。
第1実施形態において、折り返し部13bは、下流側で液体を受け止める壁部を形成する部分と設けられており、その高さは、極力空気の導入を妨げることがないように設定されていた。これに対し、本実施形態では、気液分離膜33bによって空気の導入を妨げることなく、傾斜板33上を流れてきた液体を受け止める態様とされている。気液分離膜33bは、気体を通すが水滴を通すことがない防水透湿性を有する膜である。
(第4実施形態)
つぎに、図8を参照して、第4実施形態のダクト装置40について説明する。図8は第4実施形態のダクト装置40の断面図である。ダクト装置40は、第1実施形態のダクト装置10が備える集水皿16内に吸水部材46を備えている。吸水部材46は、吸水性を備えた多孔質(スポンジ状)の部材である。吸水部材46は、集水皿16に集水された液体を内部に留めることができる。なんらの措置も施されていない集水皿16に集水された液体は、自然蒸発したり、回収処理されたりするが、集水皿16に集水されている状態のときに、例えば、地震動等の影響で、逆流したり、こぼれ落ちたりすることが想定される。本実施形態によれば、集水皿16に集水された液体が波打つこともなく、逆流したり、こぼれ落ちたりすることが回避される。これにより、電子機器102が被水することが抑制される。
(第5実施形態)
つぎに、図9を参照して、第5実施形態のダクト装置50について説明する。図9は第5実施形態のダクト装置50の断面図である。第5実施形態は、第1実施形態のダクト装置10の傾斜板13と集水皿16との間に水分蒸発促進部材57を設けた態様である。水分蒸発促進部材57は、吸水性を備えた多孔質(スポンジ状)の部材である。水分蒸発促進部材57は、下端部が集水皿16内に配置されており、集水皿16内の液体を吸い上げられるように配置されている。本実施形態の水分蒸発促進部材57は、幅方向の一部に設けられているが、幅方向の全域に亘って設けた態様であってもよい。水分蒸発促進部材57は、直下に配置された電子機器102を冷却した後の暖かい空気の矢示2で示す通路上に配置されている。これにより、水分蒸発促進部材57に蓄えられている液体の蒸発が促進される。水分蒸発促進部材57を通過する空気は、電子機器102を冷却水した後の暖かい空気であるため、液体を効果的に蒸発させることができる。液体が蒸発することで、熱移動される。また、液体が蒸発することで液体が減少し、地震動等により液体が逆流したり、こぼれ落ちたりすることが回避される。これにより、電子機器102の被水が抑制される。
(第6実施形態)
つぎに、図10から図12を参照して第6実施形態のダクト装置60について説明する。図10は第6実施形態のダクト装置60において、集水皿16を取り外した状態を示す斜視図である。図11は第6実施形態のダクト装置60の断面図である。図12は第6実施形態のダクト装置60において、集水皿16を取り外すとともに、蓋体68を取り外した状態を示す斜視図である。
第6実施形態のダクト装置60は、第1実施形態のダクト装置10が備える集水皿16に蓋体68を装着した形態である。蓋体68を設けることで、集水皿16内に貯留した液体がこぼれ出ることを抑制することができる。集水皿16内に貯留した液体がこぼれ出ることを抑制するために集水皿16を大型化すると、装置全体が大型化する。蓋体68を設けることで、装置の大型化を回避しつつ、液体がこぼれ出ることを抑制することができる。
蓋体68は、樋部材差込部68aのみが開口した構造とされており、液体がこぼれ出ることが効果的に抑制されている。
蓋体68は、図12に示すように集水皿16に対して着脱可能とされている。蓋体68は、ラック装置100から取り外すまでは、集水皿16に装着し、集水皿16の開口部分を覆う状態としておく。これにより、電子機器102が被水することを回避することができる。蓋体68は、例えば、液体の回収処理の作業時に取り外すようにすれば、集水皿16から液体を排出し、回収する作業が容易となる。
(第7実施形態)
つぎに、図13及び図14を参照して第7実施形態のダクト装置70について説明する。図13は第7実施形態のダクト装置70の斜視図である。図14は第7実施形態のダクト装置70における傾斜板73の傾斜面の傾きを模式的に示す説明図である。
第7実施形態のダクト装置70は、第1実施形態のダクト装置10の傾斜板13に替えて傾斜板73を備えている。傾斜板73が傾斜板13と異なる点は、以下の点である。すなわち、傾斜板13の傾斜面は、第1面側から第2面側に向かう登り傾斜であったのに対し、傾斜板73の傾斜面は、このような第1面側から第2面側に向かう登り傾斜に加え、幅方向において樋部材75に向かう下り傾斜も含んでいる。
本実施形態の樋部材75は、傾斜板73の幅方向の一端部に設けられており、傾斜板73には、このような樋部材75に合わせて開口部73aが設けられている。したがって、開口部73aは、第1面側の一つの角部の近傍に設けられている。ダクト装置70における傾斜板73では、このような開口部73aが設けられている角部の高さ位置が最も低い。
このため、傾斜板73が受けた液体は、矢示6で示すように高さが低い位置に設けられている開口部73aに向かって流れ、樋部材75へ流れ込む。このように、本実施形態によれば、液体を集め易い。
(第8実施形態)
つぎに、図15を参照して第8実施形態のダクト装置80について説明する。図15は第8実施形態のダクト装置80における傾斜板の傾斜面の傾きを模式的に示す説明図である。
第8実施形態のダクト装置80は、第7実施形態の傾斜板73に替えて傾斜板83を備え、樋部材75に替えて樋部材85を備えている。第7実施形態では、樋部材75が傾斜板73の幅方向の一端側に位置し、傾斜板73の傾斜面は、樋部材75に向かう下り傾斜も含んでいた。これに対し、第8実施形態の樋部材85は、傾斜板83の幅方向のほぼ中央に設けられており、傾斜板83は、矢示7や矢示8のように樋部材85へ向かう下り傾斜を含んでいる。傾斜板83は、樋部材85の位置に合わせて第1面側の端部に図示しない開口部を備えており、傾斜板83が受けた液体は、その開口部に向かって流れる。
なお、本実施形態では、樋部材は傾斜板の幅方向のほぼ中央部に設けられていたが、樋部材の設置位置に拘わらず、傾斜板の傾斜は、樋部材へ向かう傾斜を含むことができる。
以上本発明の好ましい実施形態について詳述したが、本発明は係る特定の実施形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載された本発明の要旨の範囲内において、種々の変形、変更が可能である。
10、20、30、40、50、60、70、80 ダクト装置
13、23、33、73、83 傾斜板
15、25、75、85 樋部材
16 集水皿
33b 気液分離膜
46 吸水部材
57 水分蒸発促進部材
68 蓋体

Claims (9)

  1. 第1面側から前記第1面と対向する第2面側に向かって登り傾斜を形成する傾斜板と、
    前記傾斜板の下側に配置され、前記傾斜板上を流れた液体を、前記第1面側から前記第2面側に向かって流す樋部材と、
    前記樋部材から流れ落ちる前記液体を集水する集水皿と、
    を備えたダクト装置。
  2. 前記集水皿の前記傾斜板に対する着脱機構を備えた請求項1に記載のダクト装置。
  3. 前記着脱機構は、前記傾斜板の側方に設けられた側板に対して着脱可能に設けられたフランジ部を含む請求項2に記載のダクト装置。
  4. 前記樋部材は、前記傾斜板の両側縁の近傍にそれぞれ設けられた請求項1から3のいずれか1項に記載のダクト装置。
  5. 前記傾斜板の前記第1面側の端部に上方に向かって立設された気液分離膜を備えた請求項1から4のいずれか1項に記載のダクト装置。
  6. 前記集水皿内に吸水部材を備えた請求項1から5のいずれか1項に記載のダクト装置。
  7. 前記傾斜板と前記集水皿との間に水分蒸発促進部を設けた請求項1から6のいずれか1項に記載のダクト装置。
  8. 前記集水皿は蓋体を備えた請求項1から7のいずれか1項に記載のダクト装置。
  9. 前記傾斜板は、幅方向において前記樋部材に向かって下り傾斜となる傾斜面を備えた請求項1から8のいずれか1項に記載のダクト装置。
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