JP7372373B2 - 情報処理装置、情報処理方法、およびプログラム - Google Patents

情報処理装置、情報処理方法、およびプログラム Download PDF

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Description

本発明は移動体に関する情報を処理する情報処理装置、情報処理方法、およびプログラムに関する。
車両などの移動体のユーザによる利用実績に基づいて、広告を配信するレコメンドシステムが提案されている(特許文献1)。例えば、特許文献1には、車両の利用状況の収集が可能な通信装置を備えた多機能カーナビゲーション装置に対して、経由地や走行ルートを提案するレコメンドサービスが開示されている。
特開2016-206715号公報
ここで、ユーザが車両を保有する形態として、車両の購入、日単位で車両を借りるレンタカーや、月単位や年単位で車両を借りるサブスクリプションなど、多様な保有形態が存在する。このようにユーザが車両を保有する選択肢が多いため、ユーザはいずれの形態で車両を保有するべきかの判断が難しい場合があった。
本発明の目的は、ユーザによる移動体の利用状況に応じてユーザに適切な移動体の保有形態を提案するための技術を提供することにある。
本発明によれば、情報処理装置は、
直近の第一の期間における、ユーザによる前記ユーザに対応付けられた移動体の利用履歴を示す第一の利用履歴情報と、前記第一の期間以前の第二の期間における、前記ユーザによる前記ユーザに対応付けられた移動体の利用履歴を示す第二の利用履歴情報とを取得する取得手段と、
前記取得手段で取得した前記第一および第二の利用履歴情報に基づいて、前記ユーザに適した移動体の保有形態を判定する判定手段と、
前記判定手段で判定した前記ユーザに適した前記保有形態を示す推奨情報を前記ユーザに通知する通知手段と、
を備える。
本発明によれば、ユーザによる移動体の利用履歴に応じてユーザに適切な移動体の保有形態を提案するための技術を提供することが可能となる。
本実施形態に係る情報処理システムのシステム図。 (A)は情報処理装置のブロック図、(B)は車両のブロック図、(C)はユーザ端末のブロック図。 情報処理システムの処理例を示すシーケンス図。 (A)は利用履歴情報のデータ構造例を示す図、(B)は推奨情報のデータ構造例を示す図。 (A)はユーザ情報データベースに格納されるデータ構造例を示す図、(B)は運転履歴情報データベースに格納されるデータ構造例を示す図。 車両の種類ごとの第一の期間と第二の期間とを示す図。 ユーザの利用状況と適した車両の保有形態の対応関係を示す図。
以下、添付図面を参照して実施形態を詳しく説明する。なお、以下の実施形態は特許請求の範囲に係る発明を限定するものではなく、また実施形態で説明されている特徴の組み合わせの全てが発明に必須のものとは限らない。実施形態で説明されている複数の特徴のうち二つ以上の特徴は任意に組み合わされてもよい。また、同一若しくは同様の構成には同一の参照番号を付し、重複した説明は省略する。
本実施形態では、移動体を保有するユーザによる移動体の移動履歴に基づいて、ユーザが移動体を保有する形態に関するレコメンドを行う技術を提供する。近年、ユーザが車両などの移動体を保有する形態として、車両の購入(所有)の他に、1ヶ月単位で車両を保有する賃貸契約を行うマンスリーリースによる中期的な保有形態や、日時を指定して車両を保有するカーシェアによる短期的な保有形態など、車両の所有以外の保有形態が存在する。例えば、短期的な保有形態であれば、乗車人数によって車種を変えることができるというメリットがある一方、車両の利用頻度が高い場合には1日当たりの車両の保有のコストは高くなる傾向にある。また、中期的な保有形態であれば、車両の所有に比べて容易に車種を変更することができ、車両の利用頻度が高い場合には短期的な保有形態と比較して1日当たりの車両の保有のコストを抑えられる一方、車両の利用頻度が低い場合には車両の所有と比較して1日当たりの車両の保有コストが高くなる傾向にある。
このように、移動体のユーザがいずれかの保有形態で車両を保有している場合、ユーザの利用状況によっては他の保有形態の方が保有に係るコストを抑えられる場合が多い。以下の実施形態では、ユーザの利用状況に応じてユーザに適した保有形態に関する情報を提供する技術について説明する。
<第一実施形態>
図1を参照して、本実施形態に係る情報処理システムを説明する。情報処理システム1は、情報処理装置10、所定のユーザが保有する車両20、所定のユーザのユーザ端末30を含む。情報処理システムは、ユーザによる車両20の利用状況に応じて、車両の保有形態を提案するレコメンドシステムである。情報処理装置10は、ネットワーク40を介して車両20およびユーザ端末30と通信可能である。
なお、本実施形態において、「保有する」という用語は、ユーザが車両の所有権を有する(所有する)ことと、ユーザが所定のレンタカー会社やリース会社などと有限期間の賃貸の契約を行い、所有権を有さずに車両を借り受けていることとを含む
情報処理装置10は、車両20からユーザによる車両20の利用履歴に関する利用履歴情報を取得し、ユーザの利用状況に適した保有形態に関する情報を提供するサーバなどのコンピュータである。保有形態に関する情報は、車両の購入による所有、賃貸契約による保有を示す情報を含む。また、賃貸契約による保有を示す情報は、レンタカーなどの日単位の賃貸契約やリースなどの月単位の賃貸契約をさらに示してもよい。また、賃貸契約による保有を示す情報は賃貸契約における契約期間の長さを示してもよい。
車両20は、所定のユーザが車両20の利用履歴に関する情報を情報処理装置10に提供する、インターネットへの常時接続機能を具備したコネクテッドカーなどの移動体である。本実施形態において、車両20は、ユーザが所有、または賃貸契約することによって所定のユーザに対応付けられている。ユーザ端末30は、ユーザに関連付けられ、情報処理装置10から、所定のユーザの利用状況に適した保有形態に関する情報を受信してユーザに提示する、スマートフォンなどの情報端末である。
なお、本実施形態では、情報処理装置10は、ユーザ端末30へユーザの利用状況に適した保有形態に関する情報を提供するものとして説明を行うが、車両20がユーザに情報を提示する提示部を有している場合には、情報処理装置10は車両20へ所定のユーザの利用状況に適した保有形態に関する情報を提供してもよい。また、情報処理装置10は、所定のユーザに関連付けられたメールアドレスやウェブサービスのアカウントへユーザの利用状況に適した保有形態に関する情報を含むメッセージを送信し、当該メッセージをユーザが所定の情報端末を使用して確認してもよい。
<情報処理装置10の構成>
図2(A)を参照して情報処理装置10の構成について説明する。情報処理装置10は、制御部100、通信部110、記憶部120を備える。
制御部100は、1つ以上のプロセッサと1つ以上のメモリとを備え、メモリに格納されたプログラムを実行することで情報処理装置10の動作を制御する。制御部100は、機能ブロックとして利用履歴取得部101、利用履歴管理部102、判定部103、推奨情報生成部104、推奨情報送信部105を含む。
利用履歴取得部101は、車両20から利用履歴に関する情報を取得する。利用履歴情報については図4(A)を参照して後述する。利用履歴管理部102は、取得した利用履歴情報に基づいて、記憶部120の利用履歴データベース(DB)122を更新する。判定部103は、利用履歴DB122に格納された利用履歴情報と、ユーザ情報DB121に格納されたユーザ情報に基づいてユーザごとの利用状況を分析する。推奨情報生成部104は、判定部103で判定したユーザごとの利用状況に応じて、当該ユーザに適した車両の保有形態を判定する。また、推奨情報送信部105は、ユーザに適した車両の保有形態に関する情報を送信する。一例では、推奨情報送信部105は、ユーザによる車両20の現在の保有形態と、ユーザに適した車両の保有形態とが異なる場合にのみ、ユーザに適した車両の保有形態に関する情報を送信してもよい。
通信部110は、ネットワーク40を介して車両20およびユーザ端末30と通信可能な通信回路を含む。記憶部120は、図5(A)および図5(B)を参照して後述するユーザ情報DB121および利用履歴DB122を含む記憶装置である。ネットワーク40は、ローカルネットワークおよびインターネットの少なくともいずれかを含むネットワークである。
制御部100、通信部110、および記憶部120は通信バス130を介して相互に通信可能である。
<車両20の構成>
図2(B)に車両20の構成を示す。車両20は、制御部200、通信部210を備える。なお、図2(B)には示していないものの、車両20は走行に必要な構成や機能を有するものとする。
制御部200は、1つ以上のプロセッサと1つ以上のメモリとを備え、メモリに格納されたプログラムを実行することで車両20の動作を制御する。制御部200は、本実施形態に係る機能ブロックとして、利用履歴生成部201および利用履歴送信部202を備える。
利用履歴生成部201は、例えば車両20が備える走行距離センサから取得した走行距離に基づいてユーザが車両20を利用した利用履歴情報を生成する。例えば、利用履歴生成部201は、前日までの車両20の走行距離を記憶し、所定の時点で記憶した走行距離との差分に基づいて所定の日時における走行距離を算出し、当該走行距離を含む利用利敵情報を生成する。別の例では、利用履歴生成部201は、カーナビゲーションシステムから取得した出発地点と目的地点との距離を含む利用履歴情報を生成する。この場合、目的地点に到着した場合に、カーナビゲーションシステムから取得した出発地点と目的地点との間の移動経路の距離に基づいて移動経路情報を生成してもよい。あるいは、出発地点におけるこれまでの車両20の走行距離を記憶し、目的地点に到着した時点における車両20の走行距離との差分に基づいて利用履歴情報を生成してもよい。
利用履歴送信部202は、通信部210を介して、所定のタイミングで利用履歴生成部201によって生成した利用履歴情報を情報処理装置10に送信する。例えば、利用履歴送信部202は、毎日所定の時間、例えば23時59分に、その日に車両20の利用があった場合に、生成した利用履歴情報を情報処理装置10に送信するよう構成される。別の例では、車両20は、日付の変更後に初めて車両20の電源がオンになった場合に、前日の利用履歴情報を情報処理装置10に送信してもよい。あるいは、車両20は、車両20の電源がオンになった場合に、前回電源がオンの状態において発生した利用履歴情報を情報処理装置10に送信してもよい。また、車両20は、車両20の電源オフがユーザから指示された場合に、電源をオフにする前に、前回電源をオンにした後に発生した利用履歴情報を情報処理装置10に送信してもよい。また、車両20は、通信部210を介して所定のネットワークに接続した場合に、前回利用履歴情報を送信した後に発生した利用履歴情報を情報処理装置10に送信してもよい。
通信部210は、ネットワーク40を介して情報処理装置10と通信可能な通信回路を含む。制御部200および通信部210は通信バス220を介して相互に通信可能である。
<ユーザ端末30の構成>
図2(C)にユーザ端末30の構成を示す。ユーザ端末30は、制御部300、通信部310、および出力部320を備える。
制御部300は、1つ以上のプロセッサと1つ以上のメモリとを備え、メモリに格納されたプログラムを実行することでユーザ端末30の動作を制御する。制御部300は、本実施形態に係る機能ブロックとして、推奨情報取得部301および推奨情報提示部302を備える。
推奨情報取得部301は、通信部310を介して情報処理装置10からユーザの利用状況に適した利用形態を示す推奨情報を受信する。推奨情報提示部302は、推奨情報取得部301を介して受信した推奨情報を、出力部320を介してユーザに提示する。
通信部310は、ネットワーク40を介して情報処理装置10と通信可能な通信回路を含む。出力部320は、図5(A)および図5(B)を参照して後述する利用履歴DB122およびユーザ情報DB121を含む記憶装置である。制御部300、通信部310、および出力部320は通信バス330を介して相互に通信可能である。
<シーケンス図>
続いて、図3を参照して、処理の流れについて説明する。
まず、ユーザが車両20の保有を開始すると、ユーザは情報処理装置10に、ユーザが車両20の保有を開始したことを通知する(S301)。S301では、車両の識別情報とユーザの識別情報との組み合わせが送信される。これによって、情報処理装置10は、ユーザと車両20との関連付けを行うようにユーザ情報DB121を更新する(S302)。なお、S301では、ユーザがユーザ端末30を介して情報処理装置10に通知を送信するものとして図示しているが、車両20から情報処理装置10に通知を送信してもよい。あるいは、ユーザ、情報処理装置10の運用者、または車両20の貸し出しを行う企業などがユーザ端末30および車両20とは異なる外部装置を介して情報処理装置10に通知を送信してもよいし、情報処理装置10を操作してもよい。
続いて、ユーザは車両20を利用して移動する。この際、車両20は、利用履歴情報を取得して(S303)、情報処理装置10に利用履歴情報を送信する(S304)。
ここで図4(A)を参照して車両20から情報処理装置10に送信される利用履歴情報の一例を説明する。利用履歴情報400は、車両識別情報401、利用日時402、移動距離403を含む。
例えば、車両20は、上述した所定のタイミングで日付(例えば2022年1月1日)を示す情報を利用日時402に格納し、車両20が走行した距離を移動距離403として格納した利用履歴情報400を情報処理装置10に送信する。車両識別情報401は車両20の識別子など、車両ごとに固有の識別情報である。
情報処理装置10の利用履歴管理部102は、利用履歴情報400を受信すると、利用履歴DB122を更新する(S305)。なお、S303~S305の処理は、図3に示すようにユーザが車両20を利用するたびに繰り返される。
ここで、図5(A)および図5(B)を参照して、情報処理装置10が利用履歴DB122を更新する処理について説明する。
図5(A)はユーザ情報DB121のデータ構造の一例を示す。ユーザ情報DB121は、ユーザ識別情報501、車両識別情報502、通知先503、保有形態情報504、推奨情報505を含む。
ユーザ識別情報501は車両の保有者を示すユーザの識別子(ID)などの識別情報である。車両識別情報502は、車両20の識別子など、利用履歴取得部101が車両20から取得した利用履歴情報に含まれる車両識別情報401に基づいて車両20を保有しているユーザを特定するための識別情報である。通知先503は、車両20を保有しているユーザに推奨情報を送信するための通知先に関する情報である。一例では、通知先503はユーザ端末30の識別情報である。情報処理装置10がユーザの所定のWebサービスへメッセージを送信する場合には、通知先503はユーザのアカウントに関する情報を含みうる。
保有形態情報504は、現在ユーザが車両20を保有している形態に関する情報を示す。例えば、所有(購入済)、中期保有、短期保有、などを示す。別の例では、中期保有または短期保有の場合は、ユーザが車両を保有している期間を示す情報を合わせて格納してもよい。
推奨情報505は、推奨情報生成部104がユーザごとに生成する、所有(購入済)、中期保有、短期保有、などの、ユーザにとって適切な車両の保有形態を示す情報を含む。一例では、推奨情報505はユーザが保有すべき車両の種類に関する情報を含んでもよい。なお、S301でユーザが車両20の登録を行った時点では、推奨情報505は設定されていなくてもよい。本実施形態では、車両20からユーザに関する車両の利用履歴を収集した際に、情報処理装置10が推奨情報505を生成してユーザ情報DB121の推奨情報505を設定する。推奨情報の生成方法については図7を参照して後述する。
図5(B)に利用履歴DB122のデータ構造の一例を示す。利用履歴DB122は、データ識別子(ID)551、車両識別情報552、利用日時553、および移動距離554を含む。車両識別情報552、利用日時553、および移動距離554は、車両20から取得した利用履歴情報に含まれる車両識別情報401、利用日時402、および移動距離403に対応するため、説明を省略する。
図5(B)では、利用履歴DB122では複数の車両20から受信した利用履歴情報を一括で管理するものとして逗子しているが、一例では車両ごとに利用履歴DB122が設けられてもよく、その場合は利用履歴DB122で車両識別情報552を管理しなくてもよい。
S305に続いて、情報処理装置10は、所定のタイミングでユーザの利用状況を判定し、ユーザの利用状況に応じて適切な車両の保有形態を判定する。
ここで、図6および図7を参照して、情報処理装置10がユーザの利用状況に応じた適切な車両の保有形態を判定する方法について説明する。本実施形態に係る情報処理装置10は、ユーザの直近の所定期間内の利用履歴と、それ以前の利用履歴とを比較してユーザの利用状況を判定する。
図6は、車両20のタイプごとに、直近の期間(第一の期間)と、第一の期間以前の期間(第二の期間)を示す。例えば、ファミリーカーであれば、出産や子供の習い事などの都合により、比較的短期間に車両20の利用状況が変化しうる。そのため、他の車種と比較して第一の期間601および第二の期間602を比較的短く設定することでユーザの利用状況の変化を早く検出することができる。また、例えばツーリングバイクは冬場に稼働しないことが多いなど、車両の中には、時期的な理由によって利用頻度が変動するものが存在する。このような車両では、月単位での利用状況の比較が向いていないことから、半年や1年単位など、他の車種と比較して第一の期間および第二の期間を比較的長く設定することで、ユーザが車両20を利用していない場合であっても、季節的な理由によるのか、ユーザの趣味、嗜好の変化によるものかを判定することができる。
図7に、ユーザの利用状況ごとに適した保有形態を判定するための表の一例を示す。図7の横軸は、第二の期間と比較して第一の期間においてユーザの車両20の移動距離がどのように変化したかを示す。図7の縦軸は、第二の期間と比較して第一の期間においてユーザの車両20の利用回数がどのように変化したかを示す。
例えば、利用状況701は、第二の期間と比較して、第一の期間における利用回数も利用回数1回あたりの平均移動距離も減少しておらず、第一の期間における平均移動距離が第一の閾値の距離以上であり、かつ利用回数が第二の閾値の回数以上である状況である。例えば、第一の閾値の距離は10kmであり、第二の閾値の回数は20回である。例えば、第二の期間と比較して、第一の期間における利用回数が90%以上である場合に利用回数が減少していないと判定することができる。また、第二の期間と比較して、第一の期間における1回の利用あたりの平均移動距離が90%以上である場合に移動距離が減少していないと判定することができる。
なお、第一の閾値の距離および第二の閾値の回数は、車種によって変更されてもよいし、ユーザが生活する地域によって変更されてもよい。例えば、郊外では移動手段の選択肢が少ない傾向にあり、駐車場を借りるコストも都市部と比較して低いため、車両の所有を推奨するために第一の閾値および第二の閾値は都市部と比較してより少なく設定されうる。一方、都市部では、移動手段の選択肢が多く、駐車場を借りるコストが高いため、車両の所有のハードルが高いとして第一の閾値および第二の閾値の回数は郊外と比較してより高く設定されてもよい。ユーザの利用状況が利用状況701に当てはまる場合、車両20によって頻繁に一定距離の移動を行っているため、車両の所有を行った方が利用1回あたりのコストを抑えることができる。このため、情報処理装置10は「所有」が利用状況701のユーザに適した利用形態であると判定する。
例えば、利用状況702は、利用回数は変化しておらず、第一の期間において第二の閾値以上ではあるが、1回の利用当たりの移動距離が第一の割合短くなった、または平均移動距離が第一の閾値未満である。例えば、第一の期間における1回の利用当たりの移動距離が第二の期間における平均移動距離と比較して70%以上90%未満である場合に、1回の利用当たりの移動距離が第一の割合短くなったと判定してもよい。このような場合、出産などによって比較的長距離の移動を行うことが少なくなったが、利用自体は行っており利用回数は変化していないため、情報処理装置10は「所有」が利用状況702のユーザに適した利用形態であると判定する。
また、利用状況703は、利用回数は変化しておらず、第一の期間において第二の閾値の回数以上ではあるが、1回の利用当たりの移動距離が大幅に短くなっている。例えば、第一の期間における1回の利用当たりの移動距離が第二の期間における平均移動距離と比較して70%未満になった場合に大幅に短くなったと判定してもよい。このような場合、遠出することはないが、移動回数が多く、生活圏内での移動に車両が必要なため、情報処理装置10は「中期保有」が利用状況703のユーザに適した利用形態であると判定してもよい。
また、利用状況704は、利用回数が第二の期間と比較して第一の期間に減った、または利用回数が第二の閾値の回数未満であるが、1回の利用当たりの移動距離は変化していない。例えば、第二の期間と比較して、第一の期間における車両の利用回数が70%以上90%未満である場合に利用回数が減ったと判定してもよい。このような場合、移動距離は変わっていないものの、利用回数が減ったため、生活パターンに変化があった可能性があるため、情報処理装置10は、ユーザに車両20の所有を辞め、生活パターンの変化に対応しやすい「中期保有」が利用状況704のユーザに適した利用形態であると判定してもよい。
また、利用状況705は、利用回数が減ったまたは利用回数が第二の閾値の回数未満であり、かつ、1回の利用当たりの移動距離が減ったまたは1回の利用当たりの移動距離が第一の閾値の距離未満である。このような場合も、生活パターンに変化があった可能性があるため、情報処理装置10は、ユーザに車両20の所有を辞め、生活パターンの変化に対応しやすい「中期保有」が利用状況705のユーザに適した利用形態であると判定する。
また、利用状況706は、利用回数が減ったまたは利用回数が第二の閾値の回数未満であり、かつ、1回の利用当たりの移動距離が大幅に減っている。このような場合、高齢化や、都市部への移住などによって、遠出の回数も減り、車両の利用頻度が下がった場合が考えられる。このような場合、車両を所有しない保有形態が適しているため、情報処理装置10は車両を所有せず、レンタカーやカーシェアなどの短期的な保有形態がユーザの利用状況706に適した利用形態であると判定してもよい。
また、利用状況707は、第二の期間と比較して、第一の期間における1回の利用あたりの移動距離は減少しておらず1回あたりの移動距離が第一の閾値の距離以上であるが、利用回数が大幅に減っている。一例では、第一の期間において、第二の期間と比較して移動回数が70%未満になった場合に利用回数が大幅に減ったと判定してもよい。このような場合、例えば車両の利用が休日のみなど使用頻度が大きく減ったため、車両の「短期保有」が利用状況707のユーザに適した利用形態であると判定する。
また、利用状況708は、第二の期間と比較して、第一の期間における1回の利用当たりの移動距離が減った、または1回の利用当たりの平均移動距離が第一の閾値の距離未満であり、利用回数が大幅に減っている。例えば、車両の利用が平日も利用していた場合から休日に近場に出かけるのみの利用に変化した場合が利用状況708に該当する。このような場合、車両の「短期保有」が利用状況708のユーザに適した利用形態であると判定する。
また、利用状況709は、第二の期間と比較して、第一の期間における利用1回あたりの移動距離が大きく減り、かつ利用回数が大幅に減っている。このような場合も、情報処理装置10は車両の「短期保有」が利用状況709のユーザに適した利用形態であると判定する。
このように、ユーザによる車両20の利用回数や移動距離が所定の割合以上減少した場合に、車両20の所有権を有しないサブスクリプション、レンタカー、リースなどの利用形態を提案することで、これらの利用形態で車両20を保有することによって車両の保有コストを抑えることができるユーザのみに検討を促すことができる。
このため、情報処理装置10は、S306で、第一の期間と第二の期間とにおけるユーザによる車両の利用履歴情報を利用履歴DB122から取得し、第一の期間と第二の期間とにおける利用状況の変化から、ユーザの利用状況が利用状況701~709のいずれに該当するかを判定し、判定した利用状況に対応する、適した車両の保有形態を判定して推奨情報としてユーザ情報DB121に格納する(S307)。
続いて、情報処理装置10は、ユーザ情報DB121に格納した推奨情報をユーザ端末30に送信し(S308)、ユーザ端末30は受信した推奨情報を出力部320を介してユーザに提示する(S309)。これによってユーザの利用状況に応じて判定されたユーザに適した車両の保有形態に関する情報をユーザに提供することができる。
なお、情報処理装置10は、ユーザによる車両の保有形態情報504と、S307で格納したユーザに適した車両の保有形態を示す推奨情報505とが異なる場合にユーザ端末30に推奨情報を送信してもよい。
また、情報処理装置10は、ユーザによる車両の保有形態情報504が車両の所有であって、S307で格納したユーザに適した車両の推奨情報505も車両の所有を示す場合には、S308で通知を行ってもよい。この場合、ユーザに適した車両の保有形態が車両の所有であることの通知に併せて、車両の買い替えを推奨してもよい。
別の例では、例えば毎年の決まったタイミング、例えば年度の始まりから2ヶ月など、生活パターンの変化が予想されるタイミングにS308の通知を行ってもよい。これによって、生活パターンが変化したユーザが車両の保有形態を見直すタイミングで推奨情報を提供することができる。
また、別の例では、情報処理装置10は、ユーザが所有している車両の中古市場における販売価格(中古販売価格)を推定する推定部を有し、推定部で有した車両の販売価格の変動が予想された場合にS308の通知を行ってもよい。例えば、中古市場における車両の車種、年式、走行距離、および販売価格を記憶し、ユーザが所有している車両と同じ年式の同じ車種のうち、最も近い走行距離の車両の販売価格を、ユーザが所有している車両の中古市場における販売価格としてもよい。
また、情報処理装置10は、ユーザが所有している車両の中古市場における販売価格(中古販売価格)をの変動を推定する変動推定部を有し、ユーザが所有している車両と同じ車種の新しいモデルの発売(モデルアップデート)や、経過年数などにより中古市場における販売価格の低下が推定される場合にS308の通知を行ってもよい。これによって、中古市場における販売価格の低下が実際に発生する前にS308で車両の乗り換えや保有形態の変更を提案することで、ユーザに利益の大きいタイミングで推奨情報を提供することができる。
また、別の例では、情報処理装置10は、ユーザがディーラー(販売店)に訪問した履歴を取得し、ユーザ情報DB121で訪問履歴として管理してもよい。この場合、情報処理装置10は、訪問履歴を取得し、一定期間ディーラーへの訪問がない場合に、車両20の点検の提案とともに推奨情報を提供してもよい。これによって、ユーザに車両20の点検や、車両の所有が不要になったと推定し、所有車両の放棄や、短期的な賃貸(シェア)による利用を推奨することができる。また、車検期間の超過など、ユーザが車両を所有にとって望ましくない状態であることを検出することができる。一方、所定の期間内に所定の回数以上ユーザがディーラーに訪問している場合には、ユーザに車両の所有に関する情報がディーラーを介して提供されていることが予想される。このため、ユーザに不要に推奨情報を提供することを避けるために、情報処理装置10はユーザに推奨情報を提供しないと判定してもよい。
また、情報処理装置10が、車両20の点検などのメンテナンスや、新発売の車両情報に関するWebサイトへのユーザのアクセス(閲覧)を検出可能な場合には、ユーザによるこれらのWebサイトへの閲覧情報を取得し、S308の通知を行ってもよい。例えば、ユーザが新発売の車両の情報に関するWebサイトに所定の回数以上アクセスしている場合、ユーザは所有している車両の買い替えや賃貸契約している車両の変更を検討している可能性がある。このため、情報処理装置10は推奨情報として車両の買い替えや賃貸契約している車両の変更を提案することで、ユーザの希望に応じた推奨情報を提案することができる。また、車両20のメンテナンスに関するWebサイトへのアクセスが一定期間ない場合に、情報処理装置10が推奨情報を送信することで、ユーザに車両20のメンテナンスを促すとともに、ユーザによる車両の利用状況に適した車両の保有形態を提案することができる。
<その他の実施形態>
発明は上記の実施形態に制限されるものではなく、発明の要旨の範囲内で、種々の変形・変更が可能である。
例えば、本実施形態では、ユーザが車両を所有している場合に、車両の利用状況に応じて車両の所有権を有しない保有形態を提案する場合について説明した。しかしながら一例では、ユーザが所有権を有しない車両の保有を行っている場合に、車両の利用状況に応じて保有形態を提案してもよい。例えば、シェアカーの使用の場合には利用回数、頻度、期間より利用金額が算出可能であり、加えて使用者のIDに紐づいた利用時の走行距離も取得可能であることから、燃料費も算出可能である。シェアカーの利用金額は燃料費を含んでいるものの、利用金額より燃料費を差し引くことで算出される差額より車両の所有することにかかる費用と比較し、車両の保有を推奨してもよい。またユーザが第一の期間内に所定の回数以上レンタカーの利用を行っている場合、情報処理装置10はユーザにより長期間にわたる賃貸契約を推奨してもよいし、車両の所有を推奨してもよい。この場合にも、図7に示すように利用状況を判定することで同様にユーザに適した車両の保有形態を通知することができる。なお、このような場合には、第一の期間および第二の期間にユーザは複数の種類の車両を利用しうる。このような場合であっても、車両から利用履歴情報が送信された場合に、ユーザ情報DB121の車両識別情報502を参照して、現在車両を保有しているユーザを特定することで、車両に対応付けられたユーザが変化する場合であっても、ユーザごとの車両の利用状況を判定することができる。なお、このような場合には利用履歴DB122では利用履歴ごとに対応するユーザ識別情報を合わせて管理してもよい。
また、本実施形態では、車両20はユーザによる利用ごとに利用履歴情報を情報処理装置10に送信するものとして説明したが、一例では、車両20は情報処理装置10からの利用履歴情報の要求があった場合に複数の利用履歴情報を送信してもよい。これによって、車両20と情報処理装置10との間の通信回数を減らすことができる。
また、本実施形態では、車両の種類に応じて、第一の期間および第二の期間の長さを変更するものとして説明した。一例では、ユーザの利用状況を判定するためのその他のパラメータを車両の種類やユーザの車両の利用以外の行動に関する情報に応じて変更してもよい。例えば、ユーザが新発売の車両の情報に関するWebサイトに所定の期間内に所定の回数以上アクセスしている場合、ユーザは所有している車両の買い替えや賃貸契約している車両の変更など、車両に興味がある可能性が高い。このような場合、第一の期間内の利用回数が第二の期間に比べて減少していないと判定する条件を80%以上とするなど、第一の期間内の利用回数が第二の期間に比べて90%より低い場合であっても減少していないと判定されるように設定する、または第一の閾値を低く設定してもよい。あるいは、第一の期間における1回の利用あたりの移動距離が第二の期間に比べて減少していないと判定する閾値を80%以上とする、または第二の閾値を低く設定するなど、第一の期間における1回の利用あたりの移動距離が第二の期間に比べて90%より低くても減少していないと判定されるように設定してもよい。これによって、車両の所有に興味があるユーザの利用状況が利用状況701、702に該当すると判定し、車両の所有を推奨する確率を高めることができる。
同様に、すでに車両を保有しているユーザが、車両の賃貸契約に関するWebサイトに所定の期間内に所定の回数以上アクセスしている場合、ユーザは車両の中期保有や短期保有を検討している可能性が高い。このような場合、第一の期間内の利用回数が第二の期間に比べて大きく減少したと判定する閾値を80%未満とするなど、第一の期間内の利用回数が第二の期間に比べて70%より高くても大きく減少したと判定されるように設定する、または第二の閾値を高く設定してもよい。あるいは、第一の期間における1回の利用あたりの移動距離が第二の期間に比べて減少したと判定する閾値を95%未満とするなど、第一の期間における1回の利用あたりの移動距離が第二の期間に比べて90%より高くても減少したと判定されるように設定してもよい。これによって、車両の中期保有や短期保有に興味があるユーザの利用状況が利用状況703~709に該当すると判定される確率を高め、車両の賃貸契約を推奨する確率を高めることができる。
<実施形態のまとめ>
1.上記実施形態の情報処理装置は、
直近の第一の期間(例えば第一の期間601)における、ユーザによる前記ユーザに対応付けられた移動体(例えば車両20)の利用履歴を示す第一の利用履歴情報と、前記第一の期間以前の第二の期間における、前記ユーザによる前記ユーザに対応付けられた移動体の利用履歴を示す第二の利用履歴情報とを取得する取得手段(例えば利用履歴管理部102)と、
前記取得手段で取得した前記第一および第二の利用履歴情報に基づいて、前記ユーザに適した移動体の保有形態を判定する判定手段(例えば判定部103)と、
前記判定手段で判定した前記ユーザに適した前記保有形態を示す推奨情報を前記ユーザに通知する通知手段(例えば推奨情報送信部105)と、
を備えることを特徴とする。
これによって、ユーザによる移動体の利用履歴に応じてユーザに適切な移動体の保有形態を提案することが可能となる。
2.上記実施形態の情報処理装置は、
前記ユーザに対応付けられた移動体から受信した利用履歴情報を格納する格納手段(例えば利用履歴DB122)をさらに有し、
前記取得手段は、前記格納手段から前記第一の利用履歴情報と前記第二の利用履歴情報を取得することを特徴とする。
これによって、ユーザによる移動体の利用履歴に応じてユーザに適切な移動体の保有形態を提案することが可能となる。
3.上記実施形態の情報処理装置において、
前記判定手段は、前記ユーザによる移動体の前記保有形態として、移動体の所有、または所有権を有しない移動体の賃貸契約のいずれが適切であるかを判定し、
前記通知手段は、前記保有形態の通知として、移動体の所有、または前記移動体の賃貸に対応する情報を含む前記推奨情報を前記ユーザに送信することを特徴とする。
これによって、ユーザに適切な移動体の保有形態として所有、賃貸などの情報を提供することができる。
4.上記実施形態の情報処理装置において、
前記判定手段は、前記第一の期間における前記移動体の利用回数と前記第二の期間における前記移動体の利用回数との割合に基づいて前記ユーザに適した移動体の前記保有形態を判定することを特徴とする。
これによって、ユーザによる移動体の利用回数の変化に応じてユーザに適切な移動体の保有形態に関する情報を提供することができる。
5.上記実施形態の情報処理装置において、
前記判定手段は、前記第二の期間における前記ユーザによる移動体の利用回数と比較して、前記第一の期間における前記ユーザによる移動体の利用回数が所定の割合以上減少した場合、前記ユーザに移動体の所有権を有しない保有形態が前記ユーザに適した移動体の保有形態であると判定することを特徴とする。
これによって、ユーザによる移動体の利用回数が減少した場合にユーザに車両の所有から賃貸への切り替えを提案することができる。
6.上記実施形態の情報処理装置において、
前記判定手段は、前記第一の期間における前記ユーザによる移動体の1回の利用の平均移動距離と、前記第二の期間における前記ユーザによる移動体の1回の利用の平均移動距離との割合に基づいて前記ユーザに適した移動体の保有形態を特定することを特徴とする。
これによって、ユーザによる移動体の1回の利用ごとの平均移動距離の変化に応じてユーザに適切な移動体の保有形態に関する情報を提供することができる。
7.上記実施形態の情報処理装置において、
前記判定手段は、前記第二の期間における前記ユーザによる移動体の1回の利用の平均移動距離と比較して、前記第一の期間における前記ユーザによる移動体の1回の利用の平均移動距離が所定の割合以上減少した場合、前記ユーザに移動体の所有権を有しない保有形態が前記ユーザに適した移動体の保有形態であると判定することを特徴とする。
これによって、ユーザによる移動体の1回の利用ごとの平均移動距離が減少した場合にユーザに車両の所有から賃貸への切り替えを提案することができる。
8.上記実施形態の情報処理装置において、
前記第一の期間の長さおよび前記第二の期間の長さは、移動体の種類に応じて設定されることを特徴とする。
これによって、特定の期間にユーザによる利用が増加する移動体の利用状況を適切に判定することができる。
9.上記実施形態の情報処理装置において、
移動体の中古販売価格の変動を推定する変動推定手段をさらに備え、
前記通知手段は、前記ユーザが移動体を所有している場合であって、前記変動推定手段で前記ユーザが所有する前記移動体の中古販売価格が低下すると推定された場合に、前記ユーザに前記推奨情報を送信することを特徴とする。
これによって、ユーザが所有する車両の中古販売価格が高い状態で利用形態の切り替えを提案することができる。
10.上記実施形態の情報処理装置において、
前記ユーザがインターネットで閲覧した移動体に関する情報を取得する閲覧情報取得手段をさらに備え、
前記通知手段は、前記閲覧情報取得手段で前記ユーザが所定の移動体について所定の回数以上閲覧した場合に、前記ユーザに前記推奨情報を送信することを特徴とする。
これによって、ユーザが車両の乗り換えを検討しているタイミングでユーザに適した車両の保有形態に関する情報を提供することができる。
11.上記実施形態の情報処理装置において、
前記ユーザが移動体の販売店に訪問した履歴に関する情報を取得する訪問履歴取得手段をさらに備え、
前記通知手段は、前記訪問履歴取得手段で前記ユーザが前記販売店に所定の期間内に所定の回数以上訪問していない場合に、前記ユーザに前記推奨情報を送信することを特徴とする。
これによって、ユーザが車両の乗り換えを検討しているタイミングでユーザに適した車両の保有形態に関する情報を提供することができる。
12.上記実施形態の情報処理方法は、
情報処理装置によって実行される情報処理方法であって、
直近の第一の期間における、ユーザによる前記ユーザに対応付けられた移動体の利用履歴を示す第一の利用履歴情報と、前記第一の期間以前の第二の期間における、前記ユーザによる前記ユーザに対応付けられた移動体の利用履歴を示す第二の利用履歴情報とを取得することと、
取得した前記第一および第二の利用履歴情報に基づいて、前記ユーザに適した移動体の保有形態を判定することと、
判定した前記ユーザに適した前記保有形態を示す推奨情報を前記ユーザに通知することと、
を含むことを特徴とする。
これによって、ユーザによる移動体の利用履歴に応じてユーザに適切な移動体の保有形態を提案することが可能となる。
13.上記実施形態のプログラムは、
情報処理装置のコンピュータに、
直近の第一の期間におけるユーザによる移動体の利用履歴を示す第一の利用履歴情報と、前記第一の期間以前の第二の期間における前記ユーザによる移動体の利用履歴を示す第二の利用履歴情報とを取得する取得工程と、
前記取得工程において取得した前記第一および第二の利用履歴情報に基づいて、前記ユーザに適した移動体の保有形態を判定する判定工程と、
前記判定工程において判定した前記ユーザに適した前記保有形態を示す推奨情報を前記ユーザに通知する通知工程と、
を実行させることを特徴とする。
これによって、ユーザによる移動体の利用履歴に応じてユーザに適切な移動体の保有形態を提案することが可能となる。
1:情報処理システム、10:情報処理装置、20:車両、30:ユーザ端末

Claims (13)

  1. 情報処理装置であって、
    直近の第一の期間における、ユーザによる前記ユーザに対応付けられた移動体の利用履歴を示す第一の利用履歴情報と、前記第一の期間以前の第二の期間における、前記ユーザによる前記ユーザに対応付けられた移動体の利用履歴を示す第二の利用履歴情報とを取得する取得手段と、
    前記取得手段で取得した前記第一および第二の利用履歴情報に基づいて、前記ユーザに適した移動体の保有形態を判定する判定手段と、
    前記判定手段で判定した前記ユーザに適した前記保有形態を示す推奨情報を前記ユーザに通知する通知手段と、
    を備えることを特徴とする情報処理装置。
  2. 前記ユーザに対応付けられた移動体から受信した利用履歴情報を格納する格納手段をさらに有し、
    前記取得手段は、前記格納手段から前記第一の利用履歴情報と前記第二の利用履歴情報を取得することを特徴とする請求項1に記載の情報処理装置。
  3. 前記判定手段は、前記ユーザによる移動体の前記保有形態として、移動体の所有、または所有権を有しない移動体の賃貸契約のいずれが適切であるかを判定し、
    前記通知手段は、前記保有形態の通知として、移動体の所有、または前記移動体の賃貸に対応する情報を含む前記推奨情報を前記ユーザに送信することを特徴とする請求項1または2に記載の情報処理装置。
  4. 前記判定手段は、前記第一の期間における前記移動体の利用回数と前記第二の期間における前記移動体の利用回数との割合に基づいて前記ユーザに適した移動体の前記保有形態を判定することを特徴とする請求項1から3の何れか1項に記載の情報処理装置。
  5. 前記判定手段は、前記第二の期間における前記ユーザによる移動体の利用回数と比較して、前記第一の期間における前記ユーザによる移動体の利用回数が所定の割合以上減少した場合、前記ユーザに移動体の所有権を有しない保有形態が前記ユーザに適した移動体の保有形態であると判定することを特徴とする請求項4に記載の情報処理装置。
  6. 前記判定手段は、前記第一の期間における前記ユーザによる移動体の1回の利用の平均移動距離と、前記第二の期間における前記ユーザによる移動体の1回の利用の平均移動距離との割合に基づいて前記ユーザに適した移動体の保有形態を判定することを特徴とする請求項1から5の何れか1項に記載の情報処理装置。
  7. 前記判定手段は、前記第二の期間における前記ユーザによる移動体の1回の利用の平均移動距離と比較して、前記第一の期間における前記ユーザによる移動体の1回の利用の平均移動距離が所定の割合以上減少した場合、前記ユーザに移動体の所有権を有しない保有形態が前記ユーザに適した移動体の保有形態であると判定することを特徴とする請求項6に記載の情報処理装置。
  8. 前記第一の期間の長さおよび前記第二の期間の長さは、移動体の種類に応じて設定されることを特徴とする請求項1から7の何れか1項に記載の情報処理装置。
  9. 移動体の中古販売価格の変動を推定する変動推定手段をさらに備え、
    前記通知手段は、前記ユーザが移動体を所有している場合であって、前記変動推定手段で前記ユーザが所有する前記移動体の中古販売価格が低下すると推定された場合に、前記ユーザに前記推奨情報を送信することを特徴とする請求項1から8の何れか1項に記載の情報処理装置。
  10. 前記ユーザがインターネットで閲覧した移動体に関する情報を取得する閲覧情報取得手段をさらに備え、
    前記通知手段は、前記閲覧情報取得手段で前記ユーザが所定の移動体について所定の回数以上閲覧した場合に、前記ユーザに前記推奨情報を送信することを特徴とする請求項1から9の何れか1項に記載の情報処理装置。
  11. 前記ユーザが移動体の販売店に訪問した履歴に関する情報を取得する訪問履歴取得手段をさらに備え、
    前記通知手段は、前記訪問履歴取得手段で前記ユーザが前記販売店に所定の期間内に所定の回数以上訪問していない場合に、前記ユーザに前記推奨情報を送信することを特徴とする請求項1から10の何れか1項に記載の情報処理装置。
  12. 情報処理装置によって実行される情報処理方法であって、
    直近の第一の期間における、ユーザによる前記ユーザに対応付けられた移動体の利用履歴を示す第一の利用履歴情報と、前記第一の期間以前の第二の期間における、前記ユーザによる前記ユーザに対応付けられた移動体の利用履歴を示す第二の利用履歴情報とを取得することと、
    取得した前記第一および第二の利用履歴情報に基づいて、前記ユーザに適した移動体の保有形態を判定することと、
    判定した前記ユーザに適した前記保有形態を示す推奨情報を前記ユーザに通知することと、
    を含むことを特徴とする情報処理方法。
  13. 情報処理装置のコンピュータに、
    直近の第一の期間におけるユーザによる移動体の利用履歴を示す第一の利用履歴情報と、前記第一の期間以前の第二の期間における前記ユーザによる移動体の利用履歴を示す第二の利用履歴情報とを取得する取得工程と、
    前記取得工程において取得した前記第一および第二の利用履歴情報に基づいて、前記ユーザに適した移動体の保有形態を判定する判定工程と、
    前記判定工程において判定した前記ユーザに適した前記保有形態を示す推奨情報を前記ユーザに通知する通知工程と、
    を実行させることを特徴とするプログラム。
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