JP7370146B2 - Acoustic wave devices, filters and multiplexers - Google Patents
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Description
本発明は、弾性波デバイス、フィルタおよびマルチプレクサに関し、例えば支持基板上に接合された圧電基板を有する弾性波デバイス、フィルタおよびマルチプレクサに関する。 TECHNICAL FIELD The present invention relates to acoustic wave devices, filters, and multiplexers, and for example, to acoustic wave devices, filters, and multiplexers having a piezoelectric substrate bonded onto a support substrate.
支持基板の上面に圧電基板が接合された接合基板を用いることで、周波数温度特性が改善された弾性波デバイスが知られている(例えば、特許文献1)。また、圧電基板が支持基板の上面の一部に接合しかつ配線が支持基板の上面の圧電基板に接合されていない領域から圧電基板上に延在した構成において、圧電基板の側面を傾斜面とすることで配線の断線を抑制することが知られている(例えば、特許文献2)。 An acoustic wave device is known in which frequency-temperature characteristics are improved by using a bonded substrate in which a piezoelectric substrate is bonded to the upper surface of a support substrate (for example, Patent Document 1). In addition, in a configuration in which the piezoelectric substrate is bonded to a part of the top surface of the support substrate and the wiring extends onto the piezoelectric substrate from an area on the top surface of the support substrate that is not bonded to the piezoelectric substrate, the side surface of the piezoelectric substrate may be formed into an inclined surface. It is known that disconnection of wiring can be suppressed by doing so (for example, Patent Document 2).
圧電基板は脆いため、圧電基板上に金属層等を設けると、支持基板と圧電基板と金属層との熱応力等により、圧電基板にクラックが生じることがある。 Since the piezoelectric substrate is fragile, if a metal layer or the like is provided on the piezoelectric substrate, cracks may occur in the piezoelectric substrate due to thermal stress between the support substrate, the piezoelectric substrate, and the metal layer.
本発明は、上記課題に鑑みなされたものであり、圧電基板の劣化を抑制することを目的とする。 The present invention was made in view of the above problems, and an object of the present invention is to suppress deterioration of a piezoelectric substrate.
本発明は、支持基板と、前記支持基板上に接合された第1圧電基板と、前記第1圧電基板上に設けられた弾性波素子と、平面視において前記弾性波素子を囲むように、前記支持基板上に前記第1圧電基板と間隔を空けて設けられた環状金属層と、前記第1圧電基板上に前記第1圧電基板と空隙を挟み向き合うように搭載されたチップと、前記チップを囲み前記環状金属層と接合し、前記弾性波素子を前記空隙に封止する封止金属層と、前記第1圧電基板を囲み前記第1圧電基板から間隔を空けて設けられた第2圧電基板と、を備え、前記環状金属層は前記第2圧電基板上に設けられている弾性波デバイスである。
The present invention includes a support substrate, a first piezoelectric substrate bonded onto the support substrate, an acoustic wave element provided on the first piezoelectric substrate, and a support substrate that surrounds the elastic wave element in a plan view. an annular metal layer provided on a supporting substrate with a space between the first piezoelectric substrate and the first piezoelectric substrate; a chip mounted on the first piezoelectric substrate so as to face the first piezoelectric substrate with a gap in between; a sealing metal layer that is bonded to the annular metal layer and seals the acoustic wave element in the gap; and a second piezoelectric substrate that surrounds the first piezoelectric substrate and is spaced apart from the first piezoelectric substrate. and, the annular metal layer is an acoustic wave device provided on the second piezoelectric substrate .
上記構成において、前記封止金属層の線膨張係数は前記第1圧電基板の線膨張係数より大きい構成とすることができる。 In the above configuration, the linear expansion coefficient of the sealing metal layer may be larger than that of the first piezoelectric substrate.
上記構成において、前記封止金属層は、錫を主成分とする半田である構成とすることができる。 In the above structure, the sealing metal layer may be made of solder containing tin as a main component.
上記構成において、前記第1圧電基板は、タンタル酸リチウム基板またはニオブ酸リチウム基板である構成とすることができる。 In the above structure, the first piezoelectric substrate may be a lithium tantalate substrate or a lithium niobate substrate.
上記構成において、前記チップおよび前記封止金属層上に設けられたリッドを備える構成とすることができる。 The above structure may include a lid provided on the chip and the sealing metal layer.
上記構成において、前記封止金属層は、前記環状金属層以外では前記支持基板および前記第1圧電基板と接合しない構成とすることができる。 In the above configuration, the sealing metal layer may be configured not to be bonded to the support substrate and the first piezoelectric substrate except for the annular metal layer.
本発明は、上記弾性波デバイスを含むフィルタである。 The present invention is a filter including the above elastic wave device.
本発明は、上記フィルタを含むマルチプレクサである。 The present invention is a multiplexer including the above filter.
本発明によれば、圧電基板の劣化を抑制することができる。 According to the present invention, deterioration of the piezoelectric substrate can be suppressed.
以下、図面を参照し本発明の実施例について説明する。 Embodiments of the present invention will be described below with reference to the drawings.
図1(a)は、実施例1に係る弾性波デバイスの断面図、図1(b)は平面図である。図1(b)は、圧電基板10b、空間15および環状金属層32を示している。図1(a)および図1(b)に示すように、基板10は支持基板10aと圧電基板10bとを有する。支持基板10aは例えばサファイア基板、アルミナ基板、スピネル基板、水晶基板またはシリコン基板である。圧電基板10bは、例えばタンタル酸リチウム基板またはニオブ酸リチウム基板である。圧電基板10bは支持基板10aの上面に接合されている。支持基板10aの線膨張係数は圧電基板10bより小さい。圧電基板10bと支持基板10aとの間に酸化シリコンまたは窒化アルミニウム等の絶縁体層を設けてもよい。
FIG. 1(a) is a cross-sectional view of an acoustic wave device according to Example 1, and FIG. 1(b) is a plan view. FIG. 1(b) shows the
基板10の上面に弾性波素子12および配線14が設けられている。基板10の下面に端子18が設けられている。端子18は、弾性波素子12および22を外部と接続するためのフットパッドである。基板10を貫通するビア配線16が設けられている。ビア配線16は、端子18と配線14とを電気的に接続する。
An
基板10の周縁において圧電基板10bが除去されている。弾性波素子12を囲むように支持基板10a上に環状金属層32が設けられている。環状金属層32と圧電基板10bとの間は空間15である。空間15は例えば空隙である。配線14、ビア配線16、端子18および環状金属層32は、例えば銅層、アルミニウム層または金層等の金属層である。
The
環状金属層32上に環状金属層34が設けられている。環状金属層34は、例えば環状金属層32側からチタン層、ニッケル層および金層である。環状金属層34の1つであるチタン層は環状金属層32と34との密着層である。ニッケル層は封止金属層30と環状金属層32との相互拡散を抑制するバリア層である。金層は封止金属層30と濡れ性の良い層であり、封止金属層30を環状金属層34に接合させる。
An
基板10上に基板20が搭載されている。基板20の下面に弾性波素子22および配線24が設けられている。配線24は例えば銅層、アルミニウム層または金層等の金属層である。基板20はバンプ28を介し基板10にフリップチップ実装(フェースダウン実装)されている。バンプ28は、配線14および24と接合する。バンプ28は、例えば金バンプ、半田バンプまたは銅バンプである。
A
基板10上に基板20を囲むように封止金属層30が設けられている。封止金属層30は、例えば錫を含む半田である。封止金属層30は、環状金属層34に接合されている。基板20の上面および封止金属層30の上面に平板状のリッド36が設けられている。リッド36は例えばコバール板等の金属板または絶縁板である。リッド36および封止金属層30を覆うように保護膜38が設けられている。保護膜38はニッケル膜等の金属膜または絶縁膜である。
A sealing
弾性波素子12は空隙26を介し基板20に対向している。弾性波素子22は空隙26を介し圧電基板10bに対向している。弾性波素子12および22は、封止金属層30、基板10、基板20およびリッド36により封止される。バンプ28は空隙26に囲まれている。端子18はビア配線16および配線14を介し弾性波素子12と電気的に接続され、さらに、バンプ28および配線24を介し弾性波素子22に電気的に接続されている。
The
支持基板10aの厚さは例えば50μmから200μmである。圧電基板10bの厚さは例えば0.5μmから20μmであり、例えば弾性波の波長以下である。環状金属層32の厚さは圧電基板10bの厚さと略等しい。環状金属層34の厚さは例えば1μmから5μmである。環状金属層32および34の幅は、例えば25μmから100μmである。バンプ28の厚さは例えば10μmから20μmである。基板20の厚さは例えば50μmから200μmである。空間15の幅Lは例えば1μmから50μmである。
The thickness of the
図2(a)は、実施例1における弾性波素子12の平面図、図2(b)は弾性波素子22の断面図である。図2(a)に示すように、弾性波素子12は弾性表面波共振器である。基板10の圧電基板10b上にIDT(Interdigital Transducer)40と反射器42が形成されている。IDT40は、互いに対向する1対の櫛型電極40aを有する。櫛型電極40aは、複数の電極指40bと複数の電極指40bを接続するバスバー40cとを有する。反射器42は、IDT40の両側に設けられている。IDT40が圧電基板10bに弾性表面波を励振する。弾性波の波長は一対の櫛型電極40aの一方の櫛型電極40aの電極指40bのピッチにほぼ等しい。すなわち、弾性波の波長は一対の櫛型電極40aの電極指40bのピッチの2倍にほぼ等しい。IDT40および反射器42は例えばアルミニウム膜または銅膜により形成される。圧電基板10b上にIDT40および反射器42を覆うように保護膜または温度補償膜が設けられていてもよい。
2(a) is a plan view of the
図2(b)に示すように、弾性波素子22は圧電薄膜共振器である。基板20上に圧電膜46が設けられている。圧電膜46を挟むように下部電極44および上部電極48が設けられている。下部電極44と基板20との間に空隙45が形成されている。圧電膜46の少なくとも一部を挟み下部電極44と上部電極48とが対向する領域が共振領域47である。共振領域47において、下部電極44および上部電極48は圧電膜46内に、厚み縦振動モードの弾性波を励振する。基板20は、例えばサファイア基板、スピネル基板、アルミナ基板、ガラス基板、水晶基板またはシリコン基板である。下部電極44および上部電極48は例えばルテニウム膜等の金属膜である。圧電膜46は例えば窒化アルミニウム膜である。空隙45の代わりに弾性波を反射する音響反射膜が設けられていてもよい。
As shown in FIG. 2(b), the
弾性波素子12および22は、弾性波を励振する電極を含む。このため、弾性波を制限しないように、弾性波素子12および22は空隙26に覆われている。
[実施例1の製造方法]
図3(a)から図5(c)は、実施例1に係る弾性波デバイスの製造方法を示す断面図である。図3(a)に示すように、支持基板10aの上面に例えばレーザ光を照射しビア17aを形成する。図3(b)に示すように、支持基板10aの上面に圧電基板10bの下面を例えば表面活性化法を用い常温接合する。支持基板10aと圧電基板10bとは数nmのアモルファス層等を介し直接接合されていてもよいし、接着剤等により接合されていてもよい。支持基板10aと圧電基板10bとの間に絶縁層が設けられていてもよい。
[Production method of Example 1]
FIGS. 3(a) to 5(c) are cross-sectional views showing the method for manufacturing the acoustic wave device according to the first embodiment. As shown in FIG. 3A, the upper surface of the
図3(c)に示すように、圧電基板10bを例えばCMP(Chemical Mechanical Polishing)法を用い研磨する。これにより、圧電基板10bを所望の厚さとする。図3(d)に示すように、圧電基板10bを例えばエッチングにより除去し開口17bおよび17cを形成する。開口17bはビア17aに通じビア17aより大きく形成される。ビア17aと開口17bにより基板10を貫通するビア17が形成される。開口17cは圧電基板10bを囲むように形成される。
As shown in FIG. 3C, the
図4(a)に示すように、支持基板10aおよび圧電基板10b上にシード層31aを例えばスパッタリング法を用い形成する。シード層31aは、例えば基板10側からチタン層および銅層である。図4(b)に示すように、シード層31a上に金属層31を例えばめっき法を用い形成する。金属層31は例えば銅層である。図4(b)以降では、シード層31aの図示を省略する。図4(c)に示すように、圧電基板10bの表面が露出するように金属層31の上面を例えばCMP法を用い平坦化する。これにより、ビア配線16および環状金属層32が形成される。環状金属層32の厚さは圧電基板10bの厚さと略等しくなる。
As shown in FIG. 4A, a
図5(a)に示すように、圧電基板10b上に弾性波素子12を形成する。圧電基板10bおよびビア配線16上に配線14を形成する。環状金属層32上に環状金属層34を形成する。図5(b)に示すように、環状金属層32の内側の領域をエッチング法を用い除去する。これにより、環状金属層32と圧電基板10bとの間に空間15が形成される。図5(c)に示すように、基板10上にバンプ28を介し基板20をフリップチップ実装する。これにより、弾性波素子12と22とは空隙26を挟み対向する。
As shown in FIG. 5(a), an
その後、基板20を囲むように、例えば錫銀半田からなる封止金属層30を形成する。封止金属層30は環状金属層34と接合する。封止金属層30および基板20上にリッド36を設ける。リッド36は設けられてなくてもよい。支持基板10aの下面をCMP法等を用い研磨する。これにより、ビア配線16が支持基板10aの下面に露出する。ビア配線16に接触する端子18を形成する。基板10を切断する。これにより、弾性波デバイスが個片化される。封止金属層30およびリッド36を囲む保護膜38を形成する。これにより、図1(a)および図1(b)の弾性波デバイスが製造される。
Thereafter, a sealing
[比較例1]
図6(a)は、比較例1に係る弾性波デバイスの断面図である。図6(a)に示すように、比較例1の弾性波デバイスでは、圧電基板10bに空間15が設けられておらず、環状金属層32と圧電基板10bとが接している。
[Comparative example 1]
FIG. 6(a) is a cross-sectional view of an acoustic wave device according to Comparative Example 1. As shown in FIG. 6A, in the acoustic wave device of Comparative Example 1, the
図6(b)は、比較例1の断面SEM(Scanning Electron Microscope)画像の模式図である。作製した弾性波デバイスでは、支持基板10aは厚さが約100μmのサファイア基板である。圧電基板10bは厚さが約20μmの42°回転YカットX伝搬タンタル酸リチウム基板である。環状金属層32は厚さが約20μmの銅層である。環状金属層34は厚さが約0.1μmのチタン層、厚さが約2.5μmのニッケル層および厚さが約0.2μmの金層の積層膜である。封止金属層30は錫銀層である。図6(b)に示すように、圧電基板10bにクラック60が生じている。
FIG. 6(b) is a schematic diagram of a cross-sectional SEM (Scanning Electron Microscope) image of Comparative Example 1. In the produced acoustic wave device, the
表1は主な材料の線膨張係数を示す表である。タンタル酸リチウム(LT)、サファイア、銅(Cu)、ニッケル(Ni)、錫(Sn)、Sn-0.3Ag-0.7Cu合金、Sn-3.5Ag合金およびSn-3Ag-0.5Cu合金の線膨張係数を示している。タンタル酸リチウムのX、YおよびZは結晶方位のX軸方向、Y軸方向およびZ軸方向の線膨張係数を示す。合金の数字は重量%を示す。
表1に示すように、各材料間の線膨張係数の差が大きい。特に封止金属層30として錫を含む半田を用いると、封止金属層30の線膨張係数は圧電基板10bとの線膨張係数に比べ非常に大きい。これにより、圧電基板10bに熱応力が加わる。圧電基板10bは、金属および支持基板10aに比べ脆いため、圧電基板10bに熱応力が加わるとクラックが導入される等の劣化が生じると考えられる。
As shown in Table 1, there is a large difference in linear expansion coefficient between the materials. In particular, when solder containing tin is used as the sealing
実施例1によれば、圧電基板10b(第1圧電基板)は、支持基板10a上に接合されている。環状金属層32および34は、支持基板10a上に設けられ、平面視において弾性波素子12を囲む。基板20(チップ)は、圧電基板10b上に圧電基板10bと空隙26を挟み向かい合うように搭載されている。封止金属層30は、基板20を囲み環状金属層34と接合し、弾性波素子12を空隙26に封止する。このような弾性波デバイスにおいて、環状金属層32および34は、平面視において圧電基板10bと間隔(空間15)を空けて設けられている。これにより、封止金属層30と圧電基板10b等との線膨張係数の差に起因する熱応力が圧電基板10bに加わることを抑制できる。よって、クラック60の圧電基板10bへの導入等の圧電基板10bの劣化を抑制できる。
According to Example 1, the
封止金属層30の線膨張係数が圧電基板10bの線膨張係数より大きいと圧電基板10bに応力が加わりやすい。よって、空間15を設けることが好ましい。特に、封止金属層30が錫を主成分とする半田である場合、封止金属層30の線膨張係数が大きくなる。よって、空間15を設けることが好ましい。なお、錫を主成分とするとは50重量%以上が錫であることを意味し、錫は80重量%以上が好ましい。圧電基板10bがタンタル酸リチウム基板またはニオブ酸リチウム基板である場合、圧電基板10bに応力が加わると、圧電基板10bが劣化しやすい。よって、空間15を設けることが好ましい。
If the linear expansion coefficient of the sealing
環状金属層32と支持基板10aとの間には圧電基板10bは設けられていない。これにより、圧電基板10bが劣化することを抑制できる。圧電基板10bが支持基板10aに接する場合、環状金属層32は支持基板10aに接して設けられている。圧電基板10bと支持基板10aとの間に絶縁膜が設けられている場合、環状金属層32は支持基板10aに接してもよいし、絶縁膜に接してもよい。
The
封止金属層30は、環状金属層32および34以外では支持基板10aおよび圧電基板10bに接合されていない。これにより、圧電基板10bが劣化することを抑制できる。
The sealing
圧電基板10bの厚さを弾性波の波長以下とすることで、損失を抑制できる。また、支持基板10aの反りを抑制できる。これにより、バンプ28に加わる応力を抑制できる。さらに、低背化を実現できる。支持基板10aと圧電基板10bとの間に絶縁膜を有する場合、支持基板10aの上面と圧電基板10bの上面との距離は弾性波の波長の2倍以下が好ましい。これにより、損失を抑制できる。
Loss can be suppressed by making the thickness of the
空間15の幅Lは、1μm以上が好ましく、5μm以上がより好ましく、圧電基板10bの厚さ以上が好ましい。これにより、圧電基板10bの劣化を抑制できる。空間15の幅Lは、100μm以下が好ましく、20μm以下がより好ましい。これにより、弾性波デバイスを小型化できる。
The width L of the
[実施例1の変形例1]
図7は、実施例1の変形例1に係る弾性波デバイスの断面図である。図7に示すように、実施例1の変形例1では、環状金属層32の代わりに圧電基板10cが設けられている。圧電基板10c上に環状金属層34が設けられている。圧電基板10cは圧電基板10bと同じ材料であり同じ厚さである。その他の構成は実施例1と同じであり説明を省略する。
[Modification 1 of Example 1]
FIG. 7 is a cross-sectional view of an acoustic wave device according to Modification 1 of Example 1. As shown in FIG. 7, in the first modification of the first embodiment, a
図8(a)から図8(d)は、実施例1の変形例1に係る弾性波デバイスの製造方法を示す断面図である。図8(a)に示すように、実施例1の図3(a)から図3(d)の工程を行う。このとき、開口17cの代わりに空間15となる開口17dを形成する。
FIGS. 8A to 8D are cross-sectional views showing a method for manufacturing an acoustic wave device according to Modification 1 of Example 1. FIGS. As shown in FIG. 8(a), the steps of FIG. 3(a) to FIG. 3(d) of Example 1 are performed. At this time, an
図8(b)に示すように、実施例1の図4(a)から図4(c)に工程を行う。これにより、開口17d内に犠牲金属層33が埋め込まれる。図8(c)に示すように、実施例1の図5(a)の工程を行う。これにより、圧電基板10c上に環状金属層34が形成される。図8(c)に示すように、犠牲金属層33を例えばエッチング法により除去する。これにより、空間15が形成される。その後、実施例1の図5(c)の工程を行うことで、図7の弾性波デバイスが製造される。
As shown in FIG. 8(b), the steps from FIG. 4(a) to FIG. 4(c) of Example 1 are performed. As a result, the
実施例1の変形例1によれば、圧電基板10c(第2圧電基板)は、圧電基板10bを囲み圧電基板10bから間隔を空けて設けられている。これにより、環状金属層34が圧電基板10b上に設けられていても、圧電基板10bと10cとの間に空間15が存在するため、弾性波素子12付近の圧電基板10bが劣化することを抑制できる。圧電基板10cの内側の側面は環状金属層34の内側の側面より内側に位置してもよい。小型化のため、圧電基板10cの内側の側面と環状金属層34の内側の側面との距離は10μm以下が好ましい。
According to the first modification of the first embodiment, the
[実施例1の変形例2]
図9は、実施例1の変形例2に係る弾性波デバイスの断面図である。図9に示すように、実施例1の変形例2では、環状金属層32が設けられておらず、支持基板10aの上面に環状金属層34が直接設けられている。その他の構成は実施例1と同じであり説明を省略する。
[Modification 2 of Example 1]
FIG. 9 is a cross-sectional view of an acoustic wave device according to a second modification of the first embodiment. As shown in FIG. 9, in the second modification of the first embodiment, the
図10(a)から図10(c)は、実施例1の変形例2に係る弾性波デバイスの製造方法を示す断面図である。図10(a)に示すように、実施例1の図3(a)から図4(c)の工程を行う。その後、図5(a)において環状金属層34を形成しない。図10(b)に示すように、環状金属層32を例えばエッチング法を用い除去する。これにより、環状金属層32が形成されていた領域に開口17cが形成される。図10(c)に示すように、開口17c内の支持基板10aの上面に環状金属層34を形成する。その後、実施例1の図5(c)の工程を行うことで、図7の弾性波デバイスが製造される。
10(a) to 10(c) are cross-sectional views showing a method of manufacturing an acoustic wave device according to a second modification of the first embodiment. As shown in FIG. 10(a), the steps of FIG. 3(a) to FIG. 4(c) of Example 1 are performed. After that, the
実施例1の変形例2では、環状金属層34の材料はビア配線16の材料と異なる。また、環状金属層34の厚さは圧電基板10bより薄い。圧電基板10bの厚さを弾性波の波長以下として場合には、環状金属層34の厚さが圧電基板10bより厚くなってもよい。このように、環状金属層の厚さおよび材料は任意に設定できる。
In the second modification of the first embodiment, the material of the
実施例1およびその変形例では、弾性波素子22として圧電薄膜共振器の例を説明したが、弾性波素子22は弾性表面波共振器でもよい。基板20の下面に設けられる機能素子として弾性波素子22の例を説明したが、機能素子は、インダクタまたはキャパシタ等の受動素子、トランジスタを含む能動素子、またはMEMS(Micro Electro Mechanical Systems)素子でもよい。
In the first embodiment and its modifications, the piezoelectric thin film resonator is used as the
実施例2は、フィルタおよびデュプレクサの例である。図11(a)は、実施例2に係るフィルタの回路図である。図11(a)に示すように、入力端子T1と出力端子T2との間に、1または複数の直列共振器S1からS4が直列に接続されている。入力端子T1と出力端子T2との間に、1または複数の並列共振器P1からP4が並列に接続されている。実施例2のフィルタを弾性波素子12および/または22で形成してもよい。直列共振器および並列共振器の個数等は適宜設定できる。フィルタとしてラダー型フィルタを例に説明したが、フィルタは多重モード型フィルタでもよい。
Example 2 is an example of a filter and a duplexer. FIG. 11(a) is a circuit diagram of a filter according to the second embodiment. As shown in FIG. 11(a), one or more series resonators S1 to S4 are connected in series between the input terminal T1 and the output terminal T2. One or more parallel resonators P1 to P4 are connected in parallel between the input terminal T1 and the output terminal T2. The filter of the second embodiment may be formed of the
図11(b)は、実施例2の変形例1に係るデュプレクサの回路図である。図11(b)に示すように、共通端子Antと送信端子Txとの間に送信フィルタ50が接続されている。共通端子Antと受信端子Rxとの間に受信フィルタ52が接続されている。送信フィルタ50は、送信端子Txから入力された高周波信号のうち送信帯域の信号を送信信号として共通端子Antに通過させ、他の周波数の信号を抑圧する。受信フィルタ52は、共通端子Antから入力された高周波信号のうち受信帯域の信号を受信信号として受信端子Rxに通過させ、他の周波数の信号を抑圧する。送信フィルタ50および受信フィルタ52の少なくとも一方を実施例2のフィルタとすることができる。また、送信フィルタ50を弾性波素子12で形成し、受信フィルタ52を弾性波素子22で形成してもよい。
FIG. 11(b) is a circuit diagram of a duplexer according to a first modification of the second embodiment. As shown in FIG. 11(b), a
マルチプレクサとしてデュプレクサを例に説明したがトリプレクサまたはクワッドプレクサでもよい。 Although a duplexer has been described as an example of a multiplexer, a triplexer or a quadplexer may also be used.
以上、本発明の実施例について詳述したが、本発明はかかる特定の実施例に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載された本発明の要旨の範囲内において、種々の変形・変更が可能である。 Although the embodiments of the present invention have been described in detail above, the present invention is not limited to these specific embodiments, and various modifications and variations can be made within the scope of the gist of the present invention as described in the claims. Changes are possible.
10a 支持基板
10b、10c 圧電基板
12、22 弾性波素子
14、24 配線
15 空間
16 ビア配線
18 端子
20 基板
26 空隙
28 バンプ
30 封止金属層
32、34 環状金属層
36 リッド
50 送信フィルタ
52 受信フィルタ
Claims (8)
前記支持基板上に接合された第1圧電基板と、
前記第1圧電基板上に設けられた弾性波素子と、
平面視において前記弾性波素子を囲むように、前記支持基板上に前記第1圧電基板と間隔を空けて設けられた環状金属層と、
前記第1圧電基板上に前記第1圧電基板と空隙を挟み向き合うように搭載されたチップと、
前記チップを囲み前記環状金属層と接合し、前記弾性波素子を前記空隙に封止する封止金属層と、
前記第1圧電基板を囲み前記第1圧電基板から間隔を空けて設けられた第2圧電基板と、
を備え、
前記環状金属層は前記第2圧電基板上に設けられている弾性波デバイス。 a support substrate;
a first piezoelectric substrate bonded onto the support substrate;
an acoustic wave element provided on the first piezoelectric substrate;
an annular metal layer provided on the support substrate at a distance from the first piezoelectric substrate so as to surround the acoustic wave element in a plan view;
a chip mounted on the first piezoelectric substrate so as to face the first piezoelectric substrate across a gap;
a sealing metal layer that surrounds the chip and is bonded to the annular metal layer and seals the acoustic wave element in the gap;
a second piezoelectric substrate surrounding the first piezoelectric substrate and spaced apart from the first piezoelectric substrate;
Equipped with
The annular metal layer is an acoustic wave device provided on the second piezoelectric substrate.
A multiplexer comprising a filter according to claim 7 .
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