JP7370025B2 - 表示装置、及び、光学デバイス - Google Patents

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Description

本開示は、表示装置、及び、光学デバイスに関する。
液晶ディスプレイなどのディスプレイ装置の表示面は、画像を表示する表示領域と、配線パターンなどの付帯要素が設けられた周縁領域とを有する。周縁領域には、当該付帯要素をユーザから隠すために加飾を施した加飾フィルムが用いられることがある(例えば、特許文献1参照)。
特開2014-115306号公報
ところで、表示装置の用途によっては、表示していないときに当該表示装置が見えない(視認されない)ことが望まれることがある。そのような表示装置を実現するために、例えば、液晶ディスプレイ(表示部の一例)の表示領域及び周縁領域を含む表示面全体に、特許文献1に記載した加飾シートを設ける構成が検討されている。これにより、ユーザは、表示装置が表示していないときには加飾シートに施された加飾を視認することになるので、表示装置が視認されにくくなる。
しかしながら、このような加飾シートは、顔料などを含んでおり、表示を行うときの表示面からの映像光を拡散することがある。これにより、表示装置が表示する映像がボケてしまう、つまり映像の画質が低下することが起こり得る。また、加飾シートを貫通する貫通孔を形成することで映像のボケを抑制することは可能であるが、加飾シートの意匠性が低下する。つまり、従来では、意匠性の低下の抑制、及び、映像の画質の低下の抑制を両立することが困難である。
そこで、本開示では、意匠性の低下を抑制しつつ、かつ、映像の画質の低下を抑制することができる表示装置等を提供する。
本開示の一態様に係る表示装置は、映像が表示される表示面を有する表示部と、前記表示部の前記表示面側に配置され、それぞれが前記表示面を覆うように形成されたベース層及び絵柄層を有する加飾層とを備え、前記ベース層には、光拡散性を有する材料が含有されており、かつ、当該ベース層を貫通する複数の開口部が形成されており、前記絵柄層は、前記ベース層の前記開口部及び非開口部を覆うように形成されている。
本開示の一態様に係る光学デバイスは、映像を表示する表示部、及び、光を受光する受光部の少なくとも1つを有する光学的機能部と、前記光学的機能部の表面側に配置され、それぞれが前記表面を覆うように形成されたベース層及び絵柄層を有する加飾層とを備え、前記ベース層には、光拡散性を有する材料が含有されており、かつ、当該ベース層を貫通する複数の開口部が形成されており、前記絵柄層は、前記ベース層の前記開口部及び非開口部を覆うように形成されている。
本開示の一態様に係る表示装置等によれば、意匠性の低下を抑制しつつ、かつ、映像の画質の低下を抑制することができる。
図1は、実施の形態に係る表示装置の概略構成を模式的に示す分解斜視図である。 図2は、実施の形態に係る表示装置の断面構成を模式的に示す断面図である。 図3は、実施の形態に係る表示装置の機能構成を示すブロック図である。 図4は、実施の形態に係るベース層の構成を示す図である。 図5は、実施の形態に係る第1の実験を説明するための図である。 図6は、実施の形態に係る第1の実験に用いたフィルムの特性を示す図である。 図7は、実施の形態に係る第1の実験の結果を示す図である。 図8は、実施の形態に係る第2の実験を説明するための図である。 図9は、実施の形態に係る第2の実験の結果を示す図である。 図10は、実施の形態に係る加飾シートの製造方法の一例を示すフローチャートである。 図11は、実施の形態に係る加飾シートの製造方法の一例を説明するための図である。 図12Aは、実施の形態に係る表示装置の適用例1における非表示モードを説明するための図である。 図12Bは、実施の形態に係る表示装置の適用例1における表示モードを説明するための図である。 図13Aは、実施の形態に係る表示装置の適用例2における非表示モードを説明するための図である。 図13Bは、実施の形態に係る表示装置の適用例2における表示モードを説明するための図である。 図14Aは、実施の形態に係る表示装置の適用例3における非表示モードを説明するための図である。 図14Bは、実施の形態に係る表示装置の適用例3における表示モードを説明するための図である。
(本開示に至った経緯)
本開示の実施の形態の説明に先立ち、本開示の基礎に至った経緯について説明する。
「発明が解決しようとする課題」で記載した通り、加飾シートは、顔料などを含んでおり、表示部からの映像光を拡散することがある。このような映像光の拡散を抑制する観点から、加飾シートを貫通する貫通孔(開口部)が複数設けられることがある。例えば、加飾シートが絵柄層とベース層とが積層して構成される場合、当該絵柄層及びベース層を貫通する貫通孔が形成されることがある。
貫通孔が形成されることで、表示装置の視野角が狭くなるなどの映像の画質の低下が発生する恐れがある。また、映像のボケを抑制する観点から、貫通孔を増やすと加飾シートの意匠が薄くなる(例えば、色が薄くなる)ので、意匠性が低下する。また、映像を表示していないときに表示部が視認されやすくなる。このように、従来では、意匠性の低下の抑制、及び、映像の画質の低下の抑制を両立することが困難である。
そこで、本願発明者らは、意匠性の低下の抑制、及び、映像の画質の低下の抑制を両立することができる表示装置について、鋭意検討を行い、以下に示す表示装置を創案した。
以下、実施の形態について、図面を参照しながら具体的に説明する。なお、以下で説明する実施の形態は、いずれも包括的または具体的な例を示すものである。以下の実施の形態で示される数値、形状、材料、構成要素、構成要素の配置位置および接続形態、ステップ、ステップの順序などは、一例であり、本開示を限定する主旨ではない。また、以下の実施の形態における構成要素のうち、独立請求項に記載されていない構成要素については、任意の構成要素として説明される。
なお、各図は模式図であり、必ずしも厳密に図示されたものではない。また、各図において、実質的に同一の構成に対しては同一の符号を付し、重複する説明は省略または簡略化される場合がある。
また、本明細書及び図面において、X軸、Y軸及びZ軸は、三次元直交座標系の三軸を示している。実施の形態では、表示部の表示面と直交する軸(例えば、表示部の光軸と平行な軸)をY軸としている。X軸及びZ軸は、例えば、Y軸と直交する軸である。表示面は、例えば、X軸及びY軸で形成される平面と平行な面である。本明細書において正面視とは、例えば、Y軸方向から見ることを意味する。
また、本明細書において、平行、同一などの要素間の関係性を示す用語、および、矩形などの要素の形状を示す用語、並びに、数値範囲は、厳格な意味のみを表す表現ではなく、実質的に同等な範囲、例えば数%程度の差異をも含むことを意味する表現である。
(実施の形態)
[1.構成]
まずは、本実施の形態に係る表示装置100の構成について、図1~図4を参照しながら説明する。表示装置100は、例えば、対象物(例えば、壁など)に取り付けられて使用される。表示装置100は、例えば、対象物に埋め込まれる埋込式の表示装置である。以下では、対象物が木目調の壁(図12Aなどを参照)である例について説明するが、対象物はこれに限定されない。
図1は、本実施の形態に係る表示装置100の概略構成を模式的に示す分解斜視図である。図2は、本実施の形態に係る表示装置100の断面構成を模式的に示す断面図である。図3は、本実施の形態に係る表示装置100の機能構成を示すブロック図である。なお、図1では、表示装置100が備える各構成要素のうち、表示部10、加飾シート20、及び、透明板30のみを図示している。
図1~図3に示すように、表示装置100は、表示部10と、加飾シート20と、透明板30と、拡散層40と、制御部50とを備える。また、図1及び図2に示すように、表示部10、透明板30、加飾シート20は、この順に配置されている。具体的には、表示部10の表示面10a側に、透明板30、加飾シート20がこの順に配置されている。なお、表示装置100の各構成要素のうち、少なくとも表示部10が対象物に埋め込まれていればよい。また、埋め込まれるとは、対象物の内部に少なくとも表示部10が位置していることを意味する。また、表示装置100は、ユーザが加飾シート20を視認できるように対象物に埋め込まれて配置される。表示面10aは、表面の一例である。
表示装置100は、例えば、加飾シート20が対象物の表面と同一面上となるように配置される。つまり、表示装置100は、加飾シート20が対象物の表面と面一となるように、対象物内に埋め込まれるように取り付けられてもよい。
表示部10は、表示面10aを有し、当該表示面10aに映像を表示する。表示部10は、複数の画素を含んで構成される。表示部10は、例えば、液晶ディスプレイ又は有機EL(Electro Luminescence)ディスプレイであるが、これに限定されない。表示部10は、例えば、表示装置100において表示される映像の輝度を高くしたい場合には、LED(Light Emitting Diode)ディスプレイなどであってもよい。なお、映像は、静止画像及び動画像を含む。
表示部10は、映像を表示する表示領域R1と、表示領域R1の周囲の周縁領域R2とを有する。表示領域R1は、例えば、複数の画素が配列される領域である。複数の画素は、例えば、2次元状(例えば、X軸方向及びZ軸方向)に配列される。また、複数の画素のそれぞれは、等ピッチに配置される。周縁領域R2は、例えば、配線パターンなどの付帯要素が設けられる領域である。表示部10は、光学的機能部の一例である。
なお、本実施の形態では、表示部10は、正面視すると、加飾シート20及び透明板30より小さいがこれに限定されない。
加飾シート20は、表示装置100が対象物に埋め込まれている状態で、当該表示装置100を隠す(隠蔽する)ために設けられる。加飾シート20は、透光性を有し、表示部10の表示面10a側に配置されており、対象物の外観に応じた加飾が施されている。当該加飾は、例えば、加飾シート20の全面に施されているが、部分的に施されていてもよい。なお、外観は、例えば、対象物の模様、色調、光沢、及び、質感などを含む。また、外観は、対象物の表面形状を含んでいてもよい。
加飾シート20は、例えば、表示部10の表示領域R1及び周縁領域R2の両方を覆うように設けられる。本実施の形態では、加飾シート20は、正面視すると、表示部10より大きいので、表示部10の周囲の領域も覆うように設けられる。加飾シート20に施される加飾は、例えば、表示領域R1、周縁領域R2及び周囲の領域それぞれに対応する領域に施される。
加飾シート20に施される加飾は、例えば、表示装置100が対象物に埋め込まれた状態で、表示装置100と対象物とが一体的に見える(例えば、表示装置100があることが視認されにくい)加飾であるとよい。また、加飾シート20に施される加飾は、例えば、対象物が設置される室内のインテリアに調和するような加飾であるとよい。例えば、対象物が壁である場合、壁に表示装置100が埋め込まれており、かつ、表示部10が映像を表示していない状態で当該壁を見たときに、当該表示装置100が壁に見えるような加飾であるとよい。本実施の形態では、対象物は木目調の壁であるので、加飾シート20には、当該木目調の加飾が施されている。なお、加飾シート20の加飾は木目調であることに限定されない。加飾は、例えば、白光沢調、ステンレス調などであってもよいし、その他であってもよい。
また、加飾シート20に施される加飾は、2種類以上あってもよい。加飾シート20は、例えば、表示領域R1、周縁領域R2及び周囲の領域で互いに異なる加飾パターンが形成されていてもよい。
加飾シート20は、例えば、表示装置100の最前面に配置される。表示装置100が対象物に埋め込まれた状態で、ユーザは、加飾シート20を視認する。
図2に示すように、加飾シート20は、表示部10側から、フィルム21と、ベース層22と、絵柄層23と、フィルム24と、凹凸層25とを有する。加飾シート20は、一対のフィルム21及び24にベース層22及び絵柄層23が挟まれる構成を有する。また、ベース層22及び絵柄層23で加飾層20aが構成される。
一対のフィルム21及び24は、加飾シート20の基材となるフィルムであり、透光性を有する樹脂材料などにより構成される。一対のフィルム21及び24は、例えば、PET(ポリエチレンテレフタレート)、PC(ポリカーボネート)、PMMA(ポリメチルメタアクリレート/アクリル樹脂)などにより構成される。また、一対のフィルム21及び24は、例えば、透明であるとよい。なお、一対のフィルム21及び24の一方は、設けられなくてもよい。
ベース層22は、表示面10aと絵柄層23との間に配置され、加飾シート20の全体的な色合い、濃淡などを調整するための層である。本実施の形態では、ベース層22は、フィルム21上に形成される。ベース層22は、表示装置100の外部から表示部10が透けて見えてしまうことを抑制するための層であるとも言える。加飾シート20の加飾が木目調である場合、ベース層22は、例えば茶色のインクなどを含んで形成される。ベース層22は、例えば、色合い、厚みなどが一様に形成される。また、例えば、ベース層22に絵柄は形成されないが、これに限定されない。
ベース層22は、光拡散性を有する材料を含んで構成される。ベース層22は、例えば顔料(光拡散性を有する材料の一例)を含むインク又は塗料を用いて印刷などにより形成される。つまり、ベース層22は、顔料を含んで構成される。そのため、映像光がベース層22に入射すると、当該映像光は顔料により拡散される。つまり、ベース層22は、光拡散性を有する。言い換えると、ベース層22は、透明ではない。これにより、表示される映像にボケが発生する。本開示では、映像のボケを抑制するために、ベース層22に複数のマイクロホール22aが形成される。例えば、加飾シート20を構成する各構成要素のうち、ベース層22のみに複数のマイクロホール22aが形成される。マイクロホール22aは、ベース層22を貫通して形成されており、開口部の一例である。つまり、ベース層22には、当該ベース層22を貫通する複数の開口部が形成されている。また、マイクロホール22aは、映像光を透過する透過部の一例でもある。
マイクロホール22aは、例えば、空気層又は透明な樹脂層である。そのため、表示部10からの映像光のうちマイクロホール22aを通過する光は、拡散されにくい。これにより、ベース層22に起因する映像のボケが発生することを抑制することができる。また、表示部10からの映像光のうちベース層22(例えば、ベース層22の非開口部22b)に入射した光は、顔料などにより拡散される。よって、映像のボケを抑制する観点から、非開口部22bの透過率は低いとよい。非開口部22bの透過率は、例えば、マイクロホール22aの透過率より低い。非開口部22bの透過率は、例えば、5%以下であるとよく、さらに好ましくは3%以下であるとよい。非開口部22bは、映像光を遮光してもよい。
非開口部22bの透過率は、顔料の含有割合、厚みなどにより調整可能である。また、非開口部22bの透過率は、例えば、ベース層22全体で等しいとよい。なお、非開口部22bの透過率は、例えば、全光線透過率である。
なお、本実施の形態に係る加飾シート20は、ベース層22及び絵柄層23のうちベース層22のみにマイクロホール22aが形成されている。ベース層22は、顔料などを含むので、加飾シート20の各構成要素の中において、映像のボケへの影響が大きいと考えられる。よって、この構成により、加飾シート20の意匠性の低下を抑制した中で、映像のボケを効果的に抑制することができる。つまり、加飾シート20の意匠性、及び、映像の鮮明性を両立することができる。
ここで、ベース層22の構成について、図4を参照しながら説明する。図4は、本実施の形態に係るベース層22の構成を示す図である。
図4に示すように、ベース層22は、映像を表示する際に映像が映し出される映像領域R3、及び、映像領域R3を囲む周辺領域R4を有する。映像領域R3は、例えば、正面視において、映像が表示され得る表示部10上の領域であり、表示領域R1と重なる領域である。映像領域R3は、表示面10aに対応する領域であるとも言える。つまり、映像領域R3は、映像光が透過する領域である。また、周辺領域R4は、例えば、正面視において、周縁領域R2を含む領域であり、映像の表示には関係しないがユーザにより視認可能な領域である。周辺領域R4は、例えば、図1などに示す遮光層31と重なる領域であってもよい。本実施の形態では、周辺領域R4は、正面視において、映像領域R3を囲む領域である。例えば、周辺領域R4は、映像光による映像の表示には起因しない領域である。なお、映像領域R3及び周辺領域R4は、静的な領域である。
映像領域R3には、領域R3aの拡大図に示すように、複数のマイクロホール22a1が形成されている。マイクロホール22a1は、例えば、映像領域R3の全体に一様に形成されている。また、周辺領域R4には、領域R4aの拡大図に示すように、複数のマイクロホール22a2が形成されている。マイクロホール22a2は、例えば、周辺領域R4の全体に一様に形成されている。このように、ベース層22は、表示部10からの映像光が通過しない周辺領域R4にもマイクロホール22a2が形成される。なお、領域R3a及び領域R4aの大きさは等しく、例えば、幅がW、高さがHである。
領域R3aには、複数のマイクロホール22a1が例えば等ピッチで形成される。マイクロホール22a1は、例えば、X軸方向のピッチp1、Z軸方向のピッチp2で複数形成される。図4の例では、16個のマイクロホール22a1が等ピッチで形成されている。
領域R4aには、複数のマイクロホール22a2が例えば等ピッチで形成される。マイクロホール22a2は、例えば、X軸方向のピッチp11、Z軸方向のピッチp12で複数形成される。図4の例では、16個のマイクロホール22a2が等ピッチで形成されている。
所定の領域の面積(例えば、幅がW、高さがHである領域の面積)における当該領域内に形成されているマイクロホール22aの面積の割合を当該所定の領域の開口率であるとすると、領域R3aのマイクロホール22a1の第1開口率は、5%以上20%以下であるとよい。例えば、第1開口率及び領域R4aのマイクロホール22a2の第2開口率のそれぞれは、5%以上20%以下であるとよい。開口率が5%以上あることで、所望の明るさの映像を表示することができる。一方、開口率が5%より低いと、マイクロホール22a(具体的には、マイクロホール22a1)を透過する映像光が減るので、所望の明るさの映像を表示することが困難となる。また、開口率が20%以下であることで、加飾シート20の意匠性が低下することを抑制することができる。例えば、加飾シート20における色が薄くなりすぎる(意匠が薄くなる)ことを抑制することができる。つまり、表示装置100の外部から表示部10が見えてしまうことを抑制することができる。
また、領域R3aのマイクロホール22a1の第1開口率と、領域R4aのマイクロホール22a2の第2開口率との差が、所定の差以内(例えば、5%以内)であるとよい。第1開口率と第2開口率とは、例えば、同一であるとよい。例えば、ピッチp1及びp11、ピッチp2及びピッチp12、及び、マイクロホール22a1及び22a2の大きさがそれぞれ同一であることで、第1開口率と第2開口率とを同一とすることができる。つまり、ベース層22には、複数のマイクロホール22aが一様に形成されていてもよい。
ピッチp1、p2、p11、p12のそれぞれは、表示部10の画素ピッチと同一又は画素ピッチの定数倍であるとよい。モアレ抑制の観点から、より好ましくは、ピッチp1、p2、p11、p12のそれぞれは、表示部10の画素ピッチと同一であるとよい。
なお、第1開口率及び第2開口率のそれぞれは、5%以上20%以下である例について説明したが、非表示モード時における映像領域R3及び周辺領域R4の見栄えの差が所望の範囲内である場合、第1開口率及び第2開口率の少なくとも一方は、5%より小さい又は20%より大きくてもよい。例えば、第1開口率及び第2開口率のそれぞれが等しい場合、開口率は、5%より小さい又は20%より大きくてもよい。
また、第1開口率及び第2開口率のそれぞれは、5%以上20%以下である例について説明したが、加飾シート20と表示部10との間に、例えばハーフミラーのような加飾シート20の色を強調するような層、又は、スモークフィルムのような表示部10の隠蔽を助けるような層が配置される場合には、第1開口率及び第2開口率のそれぞれは、20%より大きくてもよい。第1開口率及び第2開口率は、例えば、60%以下となってもよい。
なお、映像領域R3及び周辺領域R4のそれぞれにおいて、マイクロホール22aが等ピッチで形成される例について説明したが、これに限定されない。映像領域R3及び周辺領域R4の少なくとも一方において、マイクロホール22aが形成されるピッチはランダムであってもよい。例えば、映像領域R3及び周辺領域R4のそれぞれにおいて、マイクロホール22aは、ランダムに形成されてもよい。この場合であっても、非表示モードにおける加飾シート20の見栄えの低下を抑制する観点から、第1開口率及び第2開口率が同一であるとよい。
なお、マイクロホール22aの正面視における直径は、例えば、数~数百μm程度であるが、これに限定されない。また、マイクロホール22aの直径は、複数のマイクロホール22aの少なくとも1つにおいて、他のマイクロホール22aと異なっていてもよい。
なお、映像領域R3及び周辺領域R4のそれぞれにおいて、マイクロホール22aの正面視形状が円形である例について説明したが、これに限定されない。マイクロホール22aの正面視形状は、特に限定されず、楕円形、矩形、多角形、ライン状、格子状などであってもよい。また、マイクロホール22a1及び22a2の正面視形状は同一であってもよいし、互いに異なっていてもよい。
図2を再び参照して、絵柄層23は、顔料を含む透明樹脂インク又は塗料などの材料により形成される加飾パターン層である。絵柄層23を構成する加飾パターンは、表示装置100が埋め込まれる対象物の外観に応じて、適宜決定される。加飾パターンは、例えば、表示装置100が埋め込まれる対象物の色調又は模様と同じ色調又は模様であるとよい。絵柄層23は、透光性を有する。
絵柄層23は、ベース層22とフィルム24との間に配置され、ベース層22の表示部10とは反対側の面(Y軸プラス側の面)を覆うように設けられる。絵柄層23は、ベース層22の映像領域R3及び周辺領域R4のそれぞれを覆うように設けられる。絵柄層23は、映像領域R3及び周辺領域R4のそれぞれにおいて、複数のマイクロホール22aのそれぞれ及び非開口部22bを覆うように設けられる。言い換えると、絵柄層23には、当該絵柄層23を貫通する開口部は形成されていない。このように、絵柄層23に開口部が形成されていない、つまり加飾シート20の絵柄が途切れないことで、絵柄層23が開口部を有している場合に比べて、加飾シート20の意匠性の低下を抑制することができる。
また、本実施の形態では、絵柄層23は、第1絵柄層23a、第2絵柄層23b及び第3絵柄層23cの積層により構成される。言い換えると、絵柄層23は、3つの層で1つの絵柄をユーザに視認させるように構成される。なお、絵柄層23を構成する層の数は特に限定されず、1層以上であればよい。第1絵柄層23a、第2絵柄層23b及び第3絵柄層23cは、パターン層の一例である。
絵柄層23が複数の層から形成される場合、当該複数の層のうち少なくとも1つの層が、ベース層22のマイクロホール22a及び非開口部22bのそれぞれを覆うように設けられればよい。言い換えると、複数の層のうち当該少なくとも1層以外の層には、マイクロホールが形成されていてもよい。当該マイクロホールは、例えば、ベース層22に形成されるマイクロホール22aと、正面視において重なる位置に形成される。例えば、少なくとも1層以外の層に形成される複数のマイクロホールのそれぞれは、ベース層22に形成される複数のマイクロホール22aのそれぞれと、正面視において重なる位置(例えば、一対一に対応する位置)に形成されてもよい。
なお、意匠性をより高める観点から、絵柄層23が複数の層から形成される場合、複数の層それぞれがベース層22のマイクロホール22a及び非開口部22bのそれぞれを覆うように設けられるとよい。つまり、複数の層のそれぞれが、ベース層22の全域に切れ間なく(例えば、開口部がないように)形成されるとよい。
絵柄層23は、フィルム24の表示部10側の面(Y軸マイナス側の面)に、顔料を含むインク又は塗料を用いて印刷などにより形成される。
このように、加飾層20aは、表示部10の表示面10a側に配置され、それぞれが当該表示面10aを覆うように形成されたベース層22及び絵柄層23を有する。また、加飾層20aを構成するベース層22及び絵柄層23のそれぞれは、表示面10aを覆うように形成される。
凹凸層25は、透光性を有し、フィルム24の表示部10と反対側の面(Y軸プラス側の面)に形成される光学機能層である。凹凸層25は、加飾パターンの一部として機能してもよい。例えば、絵柄層23と凹凸層25とにより、意匠が形成されてもよい。また、凹凸層25は、例えば、表示装置100が表示する映像、及び、意匠の少なくとも一方の視認性を向上する機能を有していてもよい。凹凸層25は、例えば、表示装置100の外部から表示装置100に入射する外光を拡散反射する又は反射を低減する機能を有していてもよい。また、凹凸層25は、例えば、映像にモアレが発生することを抑制するために、映像光を拡散して出射する機能を有していてもよい。
凹凸層25は、エンボス加工などにより形成された凹部を有する層であってもよいし、アンチグレア(AG)フィルムであってもよいし、樹脂成分、粒子及び溶剤を含有してなる塗布液を公知の塗布方法によりフィルム24上に塗布、乾燥、硬化などすることにより形成された層であってもよい。粒子は、例えば、シリカ、アルミナなどの無機粒子であってもよいし、有機粒子であってもよい。なお、凹凸層25は、設けられなくてもよい。
透明板30は、表示部10と加飾シート20との間に配置される板状の部材である。透明板30は、樹脂又はガラスにより構成される。透明板30を備えることで、透明板30の代わりにフィルムを有する場合に比べて、表示部10を効果的に保護することができ、かつ、加飾シート20を平面に保つことができる。加飾シート20が平面を保つことにより、意匠の見栄えを向上させる効果が期待できる。
透明板30の透過率は高いとよく、例えば、80%以上であるがこれに限定されない。また、透明板30は、ベース層22の映像領域R3及び周辺領域R4と対向して配置される。例えば、透明板30は、正面視において、加飾シート20と同一の大きさであってもよい。
本実施の形態では、透明板30の表示部10側の面(Y軸マイナス側の面)には、正面視において、周辺領域R4に対応する領域に遮光層31が設けられる。遮光層31は、映像光を遮らないように設けられる。遮光層31は、例えば、表示領域R1を囲むように設けられる。遮光層31は、例えば、表示領域R1に対応する領域を避けて設けられるが、一部が表示領域R1に重なっていてもよい。
遮光層31は、表示部10と加飾層20aとの間に配置されていればよく、透明板30の表示部10側の面に形成されていることに限定されない。
なお、透明板30は、表示装置100が拡散層40を備える場合、厚み(Y軸方向の長さ)が3mm以下であるとよい。これにより、表示部10と加飾シート20との間の距離が長くなることによる映像のボケを抑制することができる。
遮光層31は、表示装置100が映像を表示していない状態で、表示装置100が取り付けられた対象物の内部の空間が見えてしまうことを抑制する、つまり表示装置100の外部から当該内部の空間に入射する光を遮光する。これにより、遮光層31は、表示装置100が映像を表示していない状態で表示装置100を見た場合の加飾シート20の見栄えを、表示部10と重なる領域と、重ならない領域とで(例えば、映像領域R3と周辺領域R4とで)同じにする又は近づけることが可能となる。遮光層31は、表示部10が対象物の内部に存在することを認識されにくくすることができる。
遮光層31は、例えば、黒色の塗布剤を用いて印刷により形成されるが、これに限定されず、遮光テープなどにより実現されてもよい。また、遮光層31は、設けられなくてもよい。
拡散層40は、表示部10と加飾層20aとの間に配置され、表示部10からの映像光を拡散する光拡散性を有する層である。本実施の形態では、拡散層40は、透明板30とフィルム21との間に配置される。拡散層40は、表示部10からの映像光に若干の拡散作用を与えることが可能である。拡散層40は、例えば、モアレを抑制する観点から、ヘイズ値が20%以上あるとよい。このような拡散層40は、例えば、シリカ又は炭酸カルシウムなどの光拡散性を有する材料(微粒子)を含んで構成されるがこれに限定されない。
拡散層40は、さらに接着性を有していてもよい。拡散層40は、例えば、OCA(Optical Clear Adhesive)などの透明性の高い接着部材により構成されてもよい。本実施の形態では、拡散層40は接着性を有しており、フィルム21と透明板30とを接着する。
また、拡散層40は、透明板30及びフィルム21の少なくとも一方と屈折率が近いものが選定されるとよい。拡散層40の厚みは、例えば、0.5mm以下であるとよい。
なお、拡散層40は、設けられなくてもよい。例えば、表示装置100が表示する映像にモアレが発生していない、又は、モアレが許容範囲内である場合、拡散層40は、設けられなくてもよい。
なお、表示装置100は、さらにハーフミラー、着色フィルム、及び、着色ガラスのいずれかによって構成される透過率調整層を備えていてもよい。透過率調整層は、例えば、表示部10と加飾層20aとの間に配置される。ハーフミラーは、例えば、基材(例えば、透明板30)に金属膜又は透明積層膜が形成されて構成されてもよい。例えば、金属膜で形成される場合、当該金属膜は、アルミニウム、銀、錫などを蒸着法等により基板上に堆積させることで形成される。着色フィルム及び着色ガラスの基材は、顔料又は染料を基材等に練りこんで形成される。着色フィルムの基材は樹脂で構成されており、着色ガラスの基材はガラスで構成されている。
透過率調整層が設けられることで、外部から表示装置100に入射して表示部10まで到達する光を低減することができるので、当該表示部10が視認されにくくなる。よって、ベース層22のマイクロホール22aの数を増やすことができるので、映像のボケをさらに抑制することができる。
制御部50は、表示装置100が備える各構成要素を制御する制御装置である。具体的には、制御部50は、表示部10を制御することで、表示部10に映像を表示させずにユーザに加飾シート20の加飾を見える状態とする非表示モードと、表示部10に映像を表示させる表示モードとを切り替える。制御部50は、例えば、ユーザの操作を受け付ける受付部(図示しない)を有しており、当該受付部を介して取得したユーザの操作に応じて上記の制御を行ってもよい。
制御部50は、マイクロコンピュータであるが、専用回路などにより実現されてもよい。制御部50は、内蔵する記憶部から制御プログラムを読み出し、読み出したプログラムを実行する。
上記のように構成された表示装置100において表示される映像の輝度値は、主に表示部10における映像の輝度値と、加飾シート20の透過率(例えば、平行光透過率)とに応じて決まる。表示装置100が表示する映像の輝度値は、100cd/m以上であるとよい。言い換えると、表示装置100において表示される映像の輝度値が100cd/m以上となるように、加飾シート20の透過率、及び、表示部10から出射される映像光の輝度値が決定されるとよい。加飾シート20の透過率は、例えば、主にベース層22の開口率に依存する。例えば、ベース層22の開口率が20%である場合、映像の輝度を100cd/m以上とするには、表示部10の輝度値(表示面10aに表示される映像の輝度値)は、500cd/m以上であるとよい。
なお、ここでの輝度値は、表示装置100が表示する映像における輝度の最大値であるが、これに限定されない。輝度値は、表示装置100が表示する映像の最小値、平均値、又は、中央値などであってもよい。
なお、図1では、表示部10及び加飾シート20が矩形状である例について示したが、これらの形状は矩形であることに限定されない。表示部10及び加飾シート20の正面視形状は、例えば、円形であってもよいし、多角形であってもよい。
[2.ヘイズ値の検証]
次に、表示装置100が表示する映像のさらなる改善について、図5~図9を参照しながら説明する。加飾シート20のヘイズ値、及び、加飾シート20と表示部10との距離に応じて映像の画質が変化する。まず、表示装置100が文字等を表示する場合における、当該文字を可読可能なヘイズ値及び距離について説明する。図5は、本実施の形態に係る第1の実験を説明するための図である。図6は、本実施の形態に係る第1の実験に用いたフィルム60の特性を示す図である。なお、以下で示すヘイズ値は、加飾シート20全体のヘイズ値である。また、ヘイズ値は、例えば、平均値である。
図5に示すように、第1の実験では、表示部10とフィルム60とを用いている。表示部10は、対象となる映像(図5の例では、「あ」)を表示する。フィルム60は、加飾シート20を想定したフィルムである。表示部10が「あ」の文字をネガ表示(黒背景に白文字の表示)で表示しているときに、表示部10とフィルム60との距離dを変化させ、文字の可読可否の判定を行った。距離dは、0~10mmの範囲の中で変化させている。なお、図5に示す距離dは、図2に示す距離dに対応する。つまり、距離dは、表示部10と加飾シート20の加飾層20aとの距離に対応する。
JIS S 0032(日本語文字の最小可読文字サイズ推定方法)に基づいて、文字の大きさはフォント8(約2.8mm)とし、字体はMS明朝とする。なお、可読可否は、被験者による目視評価(主観評価)により行っている。また、図6に示すように、フィルム60は、それぞれ全光線透過率及びヘイズ値が異なる3種類のフィルムA~Cを用いて実験を行っている。3種類の加飾シート20は、例えば、厚みが50μmのPET(Polyethlene Terephthalate)フィルムに顔料を含む透明樹脂インクをスクリーン印刷することで作製されている。
第1の実験の環境としては、蛍光灯が点灯している部屋で実施している。表示部10は、31インチ、解像度が4K(4096画素×2160画素)の液晶ディスプレイである。表示部10が表示する映像(「あ」)の輝度値が200~250cd/mとなるように、表示部10の出力を調整している。なお、表示部10とフィルム60との間は、空気層としている。また、被験者は、表示部10から0.5mの位置において文字を確認し、可読可能か否かを判断している。
図7は、本実施の形態に係る第1の実験の結果を示す図である。図7に示す「〇」は、可読性が高い(文字が読みやすい)ことを意味する。「△」は、可読性が低い(読みにくいが判別可能)ことを意味する。「〇」及び「△」は、可読可能であることを意味する。「×」は、可読不可(判別不可)であることを意味する。
図7に示すように、フィルムA(ヘイズ値18%)及びフィルムB(ヘイズ値54%)であれば、距離dが0~10mmの範囲において、可読可能である。また、フィルムC(ヘイズ値99%)であれば、距離dが0~0.5mmの範囲において、可読可能である。なお、フィルム60のヘイズ値が54%より高く、かつ、55%未満の範囲内である場合の結果は、フィルムBの結果と同様であると考えられる。
このことから、加飾シート20のヘイズ値は、55%未満であるとよい。例えば、加飾シート20のヘイズ値は、10%以上55%未満であってもよい。このとき、距離dは、10mm以下の範囲内であれば、特に制約を受けない。
また、加飾シート20のヘイズ値は、55%以上であり、かつ、距離dは、0.5mm以下であってもよい。また、さらに可読性を向上させる観点から、加飾シート20のヘイズ値は、55%以上であり、かつ、距離dは、0mmであるとよい。ここで、距離dが0mmとは、加飾シート20と表示部10とが透明板30及び拡散層40を介さずに、加飾シート20及び表示部10の一方が有する接着層により直接貼り合わされている状態である。
次に、表示装置100が表示する映像のボケを抑制することができるヘイズ値及び距離について説明する。図8は、本実施の形態に係る第2の実験を説明するための図である。
図8に示すように、第2の実験では、表示部10とフィルム60とを用いている。表示部10は、対象となる映像(図8の例では、白ラインパターン)を表示する。白ラインパターンの幅(短手方向の長さ)は、7mmである。フィルム60は、第1の実験で使用したものと同じフィルムを用いている。表示部10が白ラインパターンをネガ表示(黒背景に白ラインパターンの表示)で表示しているときに、表示部10とフィルム60との距離dを変化させ、白ラインパターンのエッジ(白ラインパターンと黒背景との境界)がにじんでいるように見えるか否かの判定を行った。距離dは、0~4.0mmの範囲の中で変化させている。なお、にじんでいるか否か及びにじみが許容範囲内であるか否かは、被験者による目視評価(主観評価)により行っている。第2の実験の環境は、第1の実験と同様である。
図9は、本実施の形態に係る第2の実験の結果を示す図である。図9に示す「〇」は、実質的ににじみなしを意味する。「△」は、軽微なにじみあり(許容範囲内)を意味する。「〇」及び「△」は、映像のぼけが許容範囲内であることを意味する。「×」は、にじみあり(許容範囲外)を意味する。
図9に示すように、フィルムA(ヘイズ値18%)であれば、距離dが0~4.0mmの範囲において、にじみが許容範囲内である。フィルムB(ヘイズ値54%)であれば、距離dが0~1.0mmの範囲において、にじみが許容範囲内である。フィルムC(ヘイズ値99%)であれば、距離dが0~0.5mmの範囲において、にじみが許容範囲内である。なお、フィルム60のヘイズ値が18%より高く、かつ、20%未満の範囲内である場合の結果は、フィルムAの結果と同様であると考えられる。
よって、映像のボケを抑制する観点から、加飾シート20のヘイズ値は、20%以上55%未満であり、かつ、距離dは、1.0mm以下であるとよい。また、さらに映像のボケを抑制する観点から、距離dは、0.5mm以下であるとよい。また、さらに好ましくは、距離dは、0mmであるとよい。
また、映像のボケを抑制する観点から、加飾シート20のヘイズ値は、20%未満であり、かつ、距離dは、4.0mm以下であるとよい。例えば、加飾シート20のヘイズ値が10%以上20%未満である場合、距離dは、4.0mm以下であってもよい。また、さらに映像のボケを抑制する観点から、距離dは、3.0mm以下であるとよい。
また、加飾シート20のヘイズ値は、55%以上であり、かつ、距離dは、0.5mm以下であってもよい。
上記のように、ヘイズ値及び距離dが決定されることで、表示装置100は、例えば、テレビ装置などと同等の高画質の映像を表示することができる。
なお、画質をより向上させる観点から、加飾シート20のヘイズ値は、20%未満であるとよい。また、映像ボケの発生をより抑制する観点から、加飾シート20のヘイズ値は、10%以下であるとよい。このような加飾シート20は、ハーフミラー、着色フィルム、及び、着色ガラスのいずれかによって構成されることで実現されてもよい。
なお、加飾シート20は、表示モード及び非表示モードのそれぞれにおいて、外光により表示装置100又は対象物の内部が見えてしまうことを抑制できるヘイズ値を有するとよい。また、加飾シート20は、対象物と同様の光沢が得られるようなヘイズ値を有するとよい。
[3.製造方法]
次に、上記のような加飾シート20の製造方法について、図10及び図11を参照しながら説明する。図10は、本実施の形態に係る加飾シート20の製造方法の一例を示すフローチャートである。具体的には、図10は、フィルム24上に加飾層20aを形成するときのフローチャートである。図11は、本実施の形態に係る加飾シート20の製造方法の一例を説明するための図である。具体的には、製造される途中の加飾シート20の断面図を示す。なお、図11の(a)は、準備された1つのフィルム24(例えば、表示装置100に応じた大きさに分割されたフィルム24)の断面図を示す。また、図11では、絵柄層23は、1つの層から形成されている場合を示す。
図10に示すように、まず、フィルム24の領域全体に塗布剤(例えば、顔料を含む透明樹脂インク又は塗料)を印刷可能な印刷版を用いて、フィルム24上に絵柄層23を形成する(S11)。つまり、ステップS11では、フィルム24上の表示部10側の面の全体に印刷により絵柄層23が形成される。ステップS11で形成される絵柄層23は、ベース層22の映像領域R3及び周辺領域R4に対応する領域に形成される。
絵柄層23は、例えば、グラビア印刷などの印刷により形成される。グラビア印刷である場合、印刷版は、フィルム24に対応する領域全体の部分が凹部である凹版である。
図11の(b)は、ステップS11で絵柄層23が形成されたフィルム24の断面図を示す。図11の(b)に示すように、絵柄層23は、フィルム24上の表示部10側の面(Y軸マイナス側の面)に切れ間なく形成される。また、絵柄層23は、例えば、厚みが均一であるとよい。
図10を再び参照して、次に、マイクロホール22aに対応する位置に塗布剤(例えば、顔料を含むインク又は塗料)が印刷されない印刷版を用いて、絵柄層23上にベース層22を形成する(S12)。つまり、ステップS12では、絵柄層23上にマイクロホール22aが形成されたベース層22が印刷により形成される。
ベース層22は、例えば、グラビア印刷などの印刷により形成される。グラビア印刷である場合、印刷版は、マイクロホール22aに対応する位置には凹部が形成されていてない凹版である。つまり、印刷版において、マイクロホール22aに対応する位置には、塗布剤が流し込まれない。
図11の(c)に示すように、ステップS12により、絵柄層23上にマイクロホール22aが形成されたベース層22を形成することができる。ベース層22は、例えば、絵柄層23と接触して設けられる。
上記のように、フィルム24上に、絵柄層23及びベース層22がこの順に形成される。これにより、マイクロホール22aが形成されたベース層22を、絵柄層23上に印刷により形成することができる。
ここで、ベース層及び絵柄層を貫通するマイクロホールが形成されている加飾シートを比較例として説明する。このような加飾シートは、ベース層及び絵柄層をフィルム全面に形成した後に、マイクロホールを形成するための物理的な加工(例えば、レーザ加工)を施すことで形成することが可能である。この場合、物理的な加工工程が増えるので、製造コストが増大する。また、マイクロホールがベース層及び絵柄層を貫通するので、耐久性(例えば、耐水性)が低下する、映像の視野角が狭くなるなどの懸念がある。
また、比較例に係る加飾シートは、マイクロホールが形成されたベース層及び絵柄層の一方を形成した後、当該一方の上にマイクロホールが形成されたベース層及び絵柄層の他方を形成することで形成することも可能である。この場合、ベース層及び絵柄層の一方のマイクロホールと、ベース層及び絵柄層の他方のマイクロホールとの位置を合わせる必要があり(例えば、印刷版を配置するときにマイクロホールの位置をアライメントする必要があり)、プロセスが複雑である。
本実施の形態に係る加飾シート20は、上記のように、ベース層22を形成するための印刷版をマイクロホール22aに対応する印刷版に取り換えるだけで作製可能である。つまり、加飾シート20は、一般的な加飾シート(例えば、マイクロホール22aが形成されていない加飾シート)を形成するときと同じタクトで作製することが可能である。よって、加飾シート20は、製造コストの増加及び製造プロセスの複雑化が起こりにくい。
また、加飾シート20は、ベース層22及び絵柄層23のうちベース層22のみにマイクロホール22aが形成されるので、意匠性及び耐久性の低下を抑制することができる。また、絵柄層23は、既存の印刷版(例えば、フィルム24全体に絵柄層23を形成可能な印刷版)を使用する事が可能であるので、さらに製造コストの増加を抑制することができる。
なお、上記の製造方法は一例であり、これに限定されない。
[4.適用例]
次に、上記の表示装置100の適用例について、図12A~図14Bを参照しながら説明する。なお、以下で説明する適用例は一例であり、表示装置100が用いられる対象物は、これに限定されない。
図12Aは、本実施の形態に係る表示装置100の適用例1における非表示モードを説明するための図である。図12Bは、本実施の形態に係る表示装置100の適用例1における表示モードを説明するための図である。
図12A及び図12Bに示すように、表示装置100は、対象物の一例である造営材(例えば、壁200)に収納されて設置されてもよい。この場合、造営材は、表示装置100を収納するための凹部を有する本体部と、当該凹部に収納された表示装置100とを備える。凹部は、表示装置100を造営材に埋め込むための凹部である。
壁200は、例えば、木目調の模様を有する。この場合、加飾シート20には、木目調の加飾が施されている。木目調の加飾は、対象物に応じた加飾の一例である。これにより、図12Aに示すように、制御部50が表示部10を非表示モードで制御するときに、ユーザは、加飾シート20に形成された木目調の加飾を視認することになる。つまり、表示装置100の外観は、壁200の外観に調和している。これにより、表示装置100は、壁200に埋め込まれていることが視認されにくい。言い換えると、加飾シート20は、表示装置100を見えることを抑制することができる。
また、図12Bに示すように、制御部50が表示部10を表示モードで制御するときに、ユーザは、表示部10が表示する映像を視認することができる。ユーザは、例えば、壁200に浮き上がっているように見える映像を視認することができる。このとき、ユーザにより、加飾シート20に形成されている加飾が視認されないとよい。
図13Aは、本実施の形態に係る表示装置100の適用例2における非表示モードを説明するための図である。図13Bは、本実施の形態に係る表示装置100の適用例2における表示モードを説明するための図である。
図13A及び図13Bに示すように、表示装置100は、対象物の一例である家具(例えば、キッチン台300)に収納されて設置されてもよい。この場合、家具は、表示装置100を収納するための凹部を有する本体部と、当該凹部に収納された表示装置100とを備える。凹部は、表示装置100を家具に埋め込むための凹部である。
キッチン台300は、例えば、大理石調の模様を有する。この場合、加飾シート20には、大理石調の加飾が施される。大理石調の加飾は、対象物に応じた加飾の一例である。これにより、図13Aに示すように、制御部50が表示部10を非表示モードで制御するときに、ユーザは、加飾シート20に形成された大理石調の加飾を視認することになる。つまり、表示装置100の外観は、キッチン台300の外観に調和している。これにより、表示装置100は、キッチン台300に埋め込まれていることが視認されにくい。
また、図13Bに示すように、制御部50が表示部10を表示モードで制御するときに、ユーザは、表示部10が表示する映像を視認することができる。ユーザは、例えば、キッチン台300に浮き上がっているように見える映像を視認することができる。例えば、子供部屋等の様子を撮像した映像を表示装置100が表示することで、ユーザは、調理を行いながら、子供の様子を確認することができる。
図14Aは、本実施の形態に係る表示装置100の適用例3における非表示モードを説明するための図である。図14Bは、本実施の形態に係る表示装置100の適用例3における表示モードを説明するための図である。
図14A及び図14Bに示すように、表示装置100は、対象物の一例である電気機器(例えば、冷蔵庫400などの家庭用電気機器)に収納されて設置されてもよい。この場合、電気機器は、表示装置100を収納するための凹部を有する本体部と、当該凹部に収納された表示装置100とを備える。凹部は、表示装置100を電気機器に埋め込むための凹部である。
冷蔵庫400は、例えば、単色(例えば、白など)の色調を有する。この場合、加飾シート20には、白色の色調が施される。白色の加飾は、対象物に応じた加飾の一例である。これにより、図14Aに示すように、制御部50が表示部10を非表示モードで制御するときに、ユーザは、加飾シート20に形成された白色の加飾を視認することになる。つまり、表示装置100の外観は、冷蔵庫400の外観に調和している。これにより、表示装置100は、冷蔵庫400に埋め込まれていることが視認されにくい。
また、図14Bに示すように、制御部50が表示部10を表示モードで制御するときに、ユーザは、表示部10が表示する映像を視認することができる。ユーザは、例えば、冷蔵庫400に浮き上がっているように見える映像を視認することができる。例えば、調理方法又は調理材料を表示装置100が表示することで、ユーザは、効率的に調理を行うことができる。
[5.効果など]
以上のように、本実施の形態に係る表示装置100は、映像が表示される表示面10aを有する表示部10と、表示部10の表示面10a側に配置され、それぞれが表示面10aを覆うように形成されたベース層22及び絵柄層23を有する加飾層20aとを備える。ベース層22には、光拡散性を有する材料が含有されており、かつ、当該ベース層22を貫通する複数のマイクロホール22a(開口部の一例)が形成されており、絵柄層23は、ベース層22のマイクロホール22a及び非開口部22bを覆うように形成されている。
これにより、表示装置100は、ベース層22に形成されるマイクロホール22aを透過した光を用いて映像を表示することができる。マイクロホール22aを透過した光は、ベース層22の非開口部22b(光拡散性を有する材料が含有される部分)により拡散されていないので、ボケが低減された映像を実現することができる。また、絵柄層23は、ベース層22のマイクロホール22a及び非開口部22bを覆うので、例えば、ベース層22の非開口部22bのみを覆う場合、つまりベース層22及び絵柄層23を貫通する開口部が形成されている場合に比べて、意匠性の低下を抑制することができる。よって、表示装置100は、意匠性の低下を抑制しつつ、かつ、映像の画質の低下を抑制することができる。
また、非開口部22bの透過率は、5%以下である。
これにより、表示装置100は、表示装置100から非開口部22bを通過した光、つまり拡散された光が出射されることを抑制することができるので、映像のボケをより抑制することができる。
また、ベース層22は、映像が表示され得る表示面10a上の映像領域R3と、当該映像領域R3の周辺の周辺領域R4とを有し、映像領域R3におけるマイクロホール22a1の開口率と、周辺領域R4におけるマイクロホール22a2の開口率とが同一である。
これにより、表示装置100は、表示部10が映像を表示していない状態における映像領域R3及び周辺領域R4の見栄えに差が発生することを抑制することができる。つまり、表示装置100は、加飾層20aによる加飾の見栄えに差が発生することを抑制することができる。よって、表示装置100は、意匠性の低下をより抑制することができる。
また、ベース層22に形成された複数のマイクロホール22aのピッチと、表示部10を構成する画素のピッチとが同一である。
これにより、表示装置100は、ベース層22の複数のマイクロホール22aと、表示部10の複数の画素とによるモアレが発生することを抑制することができる。よって、表示装置100は、映像の画質の低下をさらに抑制することができる。
また、さらに、表示部10と加飾層20aとの間に、表示部10からの光を拡散する拡散層40を備える。
これにより、表示装置100は、加飾層20aのベース層22に表示部10からの映像光が入射する前に、当該映像光を拡散させることができるので、ベース層22の複数のマイクロホール22aと、表示部10の複数の画素とによるモアレが発生することを抑制することができる。よって、表示装置100は、映像の画質の低下をさらに抑制することができる。
また、さらに、表示部10と加飾層20aとの間において、周辺領域R4に対応する領域に形成された遮光層31を備える。
これにより、表示装置100は、表示部10が映像を表示していないときに、表示部10と表示部10の周辺との見栄えを近づけることができる。つまり、表示装置100は、映像を表示していないときに表示部10が視認されることをさらに抑制することができる。よって、表示装置100は、意匠性の低下をさらに抑制することができる。
また、加飾層20aのヘイズ値は55%以上であり、かつ、加飾層20aと表示部10との距離は、0.5mm以下である。
これにより、表示装置100は、ヘイズ値が55%以上であっても、ボケが少ない高画質な映像及び可読可能な映像を表示することができる。また、表示装置100は、ヘイズ値が55%以上あることで、表示装置100が映像を表示していない状態で、加飾層20aに入射する外光により、表示部10等が見えてしまうことを抑制することができる。
また、加飾層20aのヘイズ値は55%未満である。
これにより、表示装置100は、表示装置100が映像として文字及び記号などの表示を行う場合に、可読可能な映像を表示することができる。表示装置100は、例えば、表示部10と加飾層20aとの距離dが離れている(例えば、10mm以内の範囲で離れている)ときでも、可読可能な映像を表示することができる。
また、加飾層20aのヘイズ値は20%未満であり、かつ、加飾層20aと表示部10との距離dは、4mm以下である。
これにより、表示装置100は、ヘイズ値が20%未満であっても、ボケが少ない高画質な映像を表示することができる。また、表示装置100は、距離dを4mm以下の範囲で決定することができるので、各構成要素における厚みの自由度が増す。よって、この構成によれば、表示装置100は、映像のボケを抑制しつつ、かつ、各構成要素の厚みの自由度をさらに向上することができる。
また、表示装置100は、さらに、加飾層20aと表示部10との間に、表示装置100の機能を向上させるための他の部材を配置することが可能となる。他の部材は、表示装置100が埋め込まれる対象物、又は、使用環境などにより、適宜決定されればよい。例えば、表示装置100がキッチン台等の発熱源を近くに有する対象物に埋め込まれる場合、他の部材は、透光性を有する耐熱シートであってもよい。また、他の部材は、ユーザからの操作を受け付ける透光性を有するタッチフィルムであってもよい。
また、加飾層20aのヘイズ値は20%以上55%未満であり、かつ、加飾層20aと表示部10との距離は、1mm以下である。
これにより、表示装置100は、ヘイズ値が20%以上55%未満であっても、ボケが少ない高画質な映像を表示することができる。また、表示装置100は、距離dを1mm以下の範囲で決定することができるので、各構成要素における厚みの自由度が増す。よって、この構成によれば、表示装置100は、映像のボケを抑制しつつ、かつ、各構成要素の厚みの設計の自由度を向上することができる。
また、表示面10aに表示される映像の輝度は、500cd/m以上である。
これにより、表示装置100は、例えば、加飾層20aの開口率が20%である場合であっても、100cd/m以上の明るい映像を表示することができる。よって、さらに、映像の品位が向上される。
また、絵柄層23は、それぞれが表示面10aを覆うように形成され、かつ、それぞれに加飾パターンが形成された複数のパターン層(例えば、第1絵柄層23a、第2絵柄層23b及び第3絵柄層23c)が積層されて構成される。複数のパターン層のうち少なくとも1つのパターン層には、当該パターン層を貫通するマイクロホール(開口部の一例)が形成されておらず、かつ、複数のパターン層のうち少なくとも1つのパターン層以外の1以上のパターン層のうち少なくとも1つのパターン層には当該パターン層を貫通するマイクロホールが形成されている。
これにより、表示装置100は、例えば、透過性を妨げるパターン層がある場合に、当該パターン層にマイクロホールを設けることで映像の視認性をさらに向上させることができる。
(その他の実施の形態)
以上、実施の態様に係る表示装置について、実施の形態に基づいて説明したが、本開示は、この実施の形態等に限定されるものではない。
したがって、添付図面および詳細な説明に記載された構成要素の中には、課題解決のために必須な構成要素だけでなく、上記技術を例示するために、課題解決のためには必須でない構成要素も含まれ得る。そのため、それらの必須ではない構成要素が添付図面や詳細な説明に記載されていることをもって、直ちに、それらの必須ではない構成要素が必須であるとの認定をするべきではない。
例えば、上記実施の形態では、ベース層22のマイクロホール22aは、空気層である例について説明したが、これに限定されない。マイクロホール22aは、例えば、透光性を有し、かつ、光拡散性を実質的に有さない樹脂等により充填されていてもよい。充填される樹脂は、例えば、フィルム21と屈折率が等しいとよい。光拡散性を有さない樹脂とは、例えば、シリカ又は炭酸カルシウムなどの光拡散性を有する材料(微粒子)を含んでいない樹脂であるが、これに限定されない。上記樹脂で充填されたマイクロホール22aは、映像光を透過する透過部の一例である。
また、上記実施の形態では、加飾シート20は、一対のフィルム21及び24を備える例について説明したが、これに限定されない。加飾シート20は、一対のフィルム21及び24に代えて、透光性を有する一対の板状の部材を備えていてもよい。この場合、表示装置100は、透明板30を備えていなくてもよい。
また、上記実施の形態では、加飾シート20は、表示部10側からフィルム21、ベース層22、絵柄層23、フィルム24及び凹凸層25の順に積層されている例について説明したが、積層順はこれに限定されない。加飾シート20は、例えば、表示部10側からフィルム21、ベース層22、フィルム24、絵柄層23及び凹凸層25の順に積層されていてもよい。
また、上記実施の形態では、ベース層22及び絵柄層23のうちベース層22が表示部10側に配置されている例について説明したが、これに限定されない。ベース層22及び絵柄層23のうち絵柄層23が表示部10側に配置されていてもよい。この場合、加飾シート20は、例えば、表示部10側からフィルム21、絵柄層23、ベース層22、フィルム24及び凹凸層25の順に積層される。また、絵柄層23は、フィルム21上に印刷等により形成される。
また、上記実施の形態では、表示装置100は、対象物に埋め込まれて配置される例について説明したが、対象物に埋め込まれることに限定されない。例えば、表示装置100は、対象物の表面(例えば、壁の表面)に配置されてもよい。例えば、表示装置100は、壁掛け型の表示装置であってもよい。
また、上記実施の形態では、ベース層22及び絵柄層23は印刷により形成される例について説明したが、これに限定されない。
また、上記実施の形態では、ベース層22は、光拡散性を有する材料として、顔料を含む例について説明したが、顔料を含むことに限定されない。光拡散性を有する材料は、例えば、シリカ又は炭酸カルシウムなどの微粒子であってもよい。
また、上記実施の形態における表示部10が表示する映像は、特に限定されず、テレビ画像(例えば、4Kテレビ画質)であってもよいし、アイコン表示又はセグメント表示(例えば、7セグメント表示)であってもよい。
また、上記実施の形態で説明した加飾シート20の製造方法における各工程の順序は、入れ替えられてもよい。また、上記実施の形態で説明した加飾シート20の製造方法における各工程は、1つの工程で実施されてもよいし、別々の工程で実施されてもよい。なお、1つの工程で実施されるとは、各工程が1つの装置を用いて実施される、各工程が連続して実施される、又は、各工程が同じ場所で実施されることを含む意図である。また、別々の工程とは、各工程が別々の装置を用いて実施される、各工程が異なる時間(例えば、異なる日)に実施される、又は、各工程が異なる場所で実施されることを含む意図である。
また、上記実施の形態では、表示装置100の表示部10側に加飾シート20(例えば、加飾層20a)が配置される例について説明したが、加飾シート20は表示装置100に配置されることに限定されない。例えば、CCD(Charge Coupled Device)、又は、CMOS(Complementary Metal Oxide Semiconductor)を用いたカメラなどの受光装置、又は、受光装置と表示装置100とが組み合わされた装置に加飾シート20が用いられてもよい。受光装置は、光学的機能部の一例である。つまり、光学的機能部は、加飾シート20を透過した光を利用するものであってもよい。また、CCD及びCMOSは、光を受光する受光部の一例である。
また、本開示は外光を利用する素子などの光学デバイスに適用することができる。上記光学デバイスは、加飾シートと、加飾シートを透過する光を利用する素子(外光を利用する素子)とを有する光学デバイスである。本開示の光学デバイスでは、上記加飾シートを用いることで、加飾シートを透過する光を利用する素子の表面などで反射する光が光学デバイスの外まで達しないようにすることで、加飾シートを透過する光を利用する素子をより認識しづらくできる。
なお、加飾シート20は、加飾シート20を透過する光を利用する素子の表面上に直接配置してもよく、所定の間隔を設け、離間して配置してもよい。
また、加飾シート20を透過する光を利用する素子は特に限定されず、撮像素子およびセンサ(受光センサ)などの様々な素子が挙げられる。撮像素子およびセンサなどは、受光部の一例である。また、撮像素子およびセンサなどは、XZ平面に2次元状に配置されてもよい。
このような光学デバイスは、映像を表示する表示部10及び、光を受光する受光部の少なくとも1つを有する光学的機能部と、光学的機能部の表面側に配置され、それぞれが表面を覆うように形成されたベース層22及び絵柄層23を有する加飾層20aとを備える。そして、ベース層22には、光拡散性を有する材料が含有されており、かつ、当該ベース層を貫通する複数のマイクロホール22aが形成されており、絵柄層23は、ベース層22のマイクロホール22a及び非開口部22bを覆うように形成されている。表面は、光学的機能部における加飾シート20側の面であり、Y軸プラス側の面である。
また、例えば、表示装置と光学デバイスの複数が組み合わされていてもよい。
その他、上記実施の形態に対して当業者が思いつく各種変形を施して得られる形態や、本開示の趣旨を逸脱しない範囲で各実施の形態における構成要素および機能を任意に組み合わせることで実現される形態も本開示に含まれる。
本開示は、対象物に取り付けられる表示装置に適用可能である。
10 表示部
10a 表示面
20 加飾シート
20a 加飾層
21、24 フィルム
22 ベース層
22a、22a1、22a2 マイクロホール(開口部)
22b 非開口部
23 絵柄層
23a 第1絵柄層
23b 第2絵柄層
23c 第3絵柄層
25 凹凸層
30 透明板
31 遮光層
40 拡散層
50 制御部
60、A、B、C フィルム
100 表示装置
200 壁(対象物)
300 キッチン台(対象物)
400 冷蔵庫(対象物)
d 距離
H 高さ
p1、p2、p11、p12 ピッチ
R1 表示領域
R2 周縁領域
R3 映像領域
R3a、R4a 領域
R4 周辺領域
W 幅

Claims (17)

  1. 映像が表示される表示面を有する表示部と、
    前記表示部の前記表示面側に配置され、それぞれが前記表示面を覆うように形成されたベース層及び絵柄層を有する加飾層とを備え、
    前記ベース層には、光拡散性を有する材料が含有されており、かつ、当該ベース層を貫通する複数の開口部が形成されており、
    前記絵柄層は、前記ベース層の前記開口部及び非開口部を覆うように形成されており、
    前記非開口部の透過率は、5%以下である、
    表示装置。
  2. 映像が表示される表示面を有する表示部と、
    前記表示部の前記表示面側に配置され、それぞれが前記表示面を覆うように形成されたベース層及び絵柄層を有する加飾層とを備え、
    前記ベース層には、光拡散性を有する材料が含有されており、かつ、当該ベース層を貫通する複数の開口部が形成されており、
    前記絵柄層は、前記ベース層の前記開口部及び非開口部を覆うように形成されており、
    前記絵柄層は、それぞれが前記表示面を覆うように形成され、かつ、それぞれに加飾パターンが形成された複数のパターン層が積層されて構成され、
    前記複数のパターン層のうち少なくとも1つのパターン層には、当該パターン層を貫通する開口部が形成されておらず、かつ、前記複数のパターン層のうち前記少なくとも1つのパターン層以外の1以上のパターン層のうち少なくとも1つのパターン層には当該パターン層を貫通する開口部が形成されている、
    表示装置。
  3. 映像が表示される表示面を有する表示部と、
    前記表示部の前記表示面側に配置され、それぞれが前記表示面を覆うように形成されたベース層及び絵柄層を有する加飾層とを備え、
    前記ベース層には、光拡散性を有する材料が含有されており、
    前記ベース層及び前記絵柄層のうち前記ベース層のみに貫通孔である複数の開口部が形成されている、
    表示装置。
  4. 前記非開口部の透過率は、5%以下である、
    請求項に記載の表示装置。
  5. 前記ベース層は、前記映像が表示され得る前記表示面上の映像領域と、当該映像領域の周辺の周辺領域とを有し、
    前記映像領域における前記開口部の開口率と、前記周辺領域における前記開口部の開口率とが同一である、
    請求項1~4のいずれか1項に記載の表示装置。
  6. 前記ベース層に形成された前記複数の開口部のピッチと、前記表示部を構成する画素のピッチとが同一である、
    請求項1~のいずれか1項に記載の表示装置。
  7. さらに、前記表示部と前記加飾層との間に、前記表示部からの光を拡散する拡散層を備える、
    請求項1~のいずれか1項に記載の表示装置。
  8. さらに、前記表示部と前記加飾層との間において、前記周辺領域に対応する領域に形成された遮光層を備える、
    請求項に記載の表示装置。
  9. 前記加飾層のヘイズ値は55%以上であり、かつ、前記加飾層と前記表示部との距離は、0.5mm以下である、
    請求項1~のいずれか1項に記載の表示装置。
  10. 前記加飾層のヘイズ値は55%未満である、
    請求項1~のいずれか1項に記載の表示装置。
  11. 前記加飾層のヘイズ値は20%未満であり、かつ、前記加飾層と前記表示部との距離は、4mm以下である、
    請求項1~のいずれか1項に記載の表示装置。
  12. 前記加飾層のヘイズ値は20%以上55%未満であり、かつ、前記加飾層と前記表示部との距離は、1mm以下である、
    請求項1~のいずれか1項に記載の表示装置。
  13. 前記表示面に表示される前記映像の輝度は、500cd/m以上である、
    請求項1~12のいずれか1項に記載の表示装置。
  14. 前記絵柄層は、それぞれが前記表示面を覆うように形成され、かつ、それぞれに加飾パターンが形成された複数のパターン層が積層されて構成され、
    前記複数のパターン層のうち少なくとも1つのパターン層には、当該パターン層を貫通する開口部が形成されておらず、かつ、前記複数のパターン層のうち前記少なくとも1つのパターン層以外の1以上のパターン層のうち少なくとも1つのパターン層には当該パターン層を貫通する開口部が形成されている、
    請求項1、4~13のいずれか1項に記載の表示装置。
  15. 映像を表示する表示部、及び、光を受光する受光部の少なくとも1つを有する光学的機能部と、
    前記光学的機能部の表面側に配置され、それぞれが前記表面を覆うように形成されたベース層及び絵柄層を有する加飾層とを備え、
    前記ベース層には、光拡散性を有する材料が含有されており、かつ、当該ベース層を貫通する複数の開口部が形成されており、
    前記絵柄層は、前記ベース層の前記開口部及び非開口部を覆うように形成されており
    前記非開口部の透過率は、5%以下である、
    光学デバイス。
  16. 映像を表示する表示部、及び、光を受光する受光部の少なくとも1つを有する光学的機能部と、
    前記光学的機能部の表面側に配置され、それぞれが前記表面を覆うように形成されたベース層及び絵柄層を有する加飾層とを備え、
    前記ベース層には、光拡散性を有する材料が含有されており、かつ、当該ベース層を貫通する複数の開口部が形成されており、
    前記絵柄層は、前記ベース層の前記開口部及び非開口部を覆うように形成されており、
    前記絵柄層は、それぞれが前記表面を覆うように形成され、かつ、それぞれに加飾パターンが形成された複数のパターン層が積層されて構成され、
    前記複数のパターン層のうち少なくとも1つのパターン層には、当該パターン層を貫通する開口部が形成されておらず、かつ、前記複数のパターン層のうち前記少なくとも1つのパターン層以外の1以上のパターン層のうち少なくとも1つのパターン層には当該パターン層を貫通する開口部が形成されている、
    光学デバイス。
  17. 映像を表示する表示部、及び、光を受光する受光部の少なくとも1つを有する光学的機能部と、
    前記光学的機能部の表面側に配置され、それぞれが前記表面を覆うように形成されたベース層及び絵柄層を有する加飾層とを備え、
    前記ベース層には、光拡散性を有する材料が含有されており、
    前記ベース層及び前記絵柄層のうち前記ベース層のみに貫通孔である複数の開口部が形成されている、
    光学デバイス。
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