JP7369040B2 - 演算装置 - Google Patents

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Description

本開示は、演算装置に関する。
特許文献1には、GPS(全地球測位システム)を利用することができない建物内の設備を監視する監視装置について、監視装置の自己位置を推定するとともに監視中の設備要素が何であるかを示す設備ID(設備の識別情報)を特定する技術が開示されている。
特許第5658372号公報
特許文献1に記載の技術では、予め保存した構造物データをレーザファインダによる三次元計測結果と照合して、監視装置の自己位置及び設備の識別情報を特定している。
しかしながら、例えばボイラの熱交換器等のように同形状を有する複数の部材(伝熱管等)が並んでいる設備を検査する場合には、複数の部材の各々の三次元形状データが同様であるため、特許文献1に記載の技術によって検査データに含まれる部材の識別情報を特定することは困難である。
上述の事情に鑑みて、本開示は、屋内空間に配置された同形状を有する複数の部材が並んでいる設備を検査対象とした検査データについて、検査データに含まれる少なくとも1つの部材の識別情報を演算することが可能な演算装置を提供することを目的とする。ここで屋内空間とは、外部と壁等で仕切られた中空の空間のことを指す。
上記目的を達成するため、本開示に係る演算装置は、
屋内空間に配置された同形状を有する複数の部材が並んでいる設備を検査対象とした検査データを、無人飛行体に取り付けられた検査ユニットを介して取得するように構成された検査データ取得部と、
前記検査ユニットが前記検査データを取得したタイミングにおける前記無人飛行体の飛行位置の情報を含む飛行位置情報を取得するように構成された飛行位置情報取得部と、
前記飛行位置情報取得部によって取得した前記飛行位置情報と、前記設備の仕様に関する情報を含む設備情報と、に基づいて、前記検査データに含まれる少なくとも1つの部材について、他の部材と識別するための部材識別情報を演算するように構成された、識別情報演算部と、
を備える。
本開示によれば、屋内空間に配置された同形状を有する複数の部材が並んでいる設備を検査対象とした検査データについて、検査データに含まれる少なくとも1つの部材の識別情報を演算することが可能な演算装置が提供される。
ボイラ火炉内に配置された設備の概略的なレイアウトを示す図である。 水冷壁22の構成例を示す概略図である。 一実施形態に係る演算装置100の概略的なハードウェア構成を示すブロック図である。 図3に示した演算装置100の機能的な概略構成を示すブロック図である。 表示装置50の表示画面50aの一例を示す図である。 表示装置50の表示画面50aの一例を示す図である。 識別情報の演算処理フローの一例の一部を示す図である。 図7に示す演算処理フローの続きの一部を示す図である。 図7に示す演算処理フローの続きの一部を示す図である。 水冷壁22の構成例の変形例を示す概略図である。
以下、添付図面を参照して本開示の幾つかの実施形態について説明する。ただし、実施形態として記載されている又は図面に示されている構成部品の寸法、材質、形状、その相対的配置等は、発明の範囲をこれに限定する趣旨ではなく、単なる説明例にすぎない。
例えば、「ある方向に」、「ある方向に沿って」、「平行」、「直交」、「中心」、「同心」或いは「同軸」等の相対的或いは絶対的な配置を表す表現は、厳密にそのような配置を表すのみならず、公差、若しくは、同じ機能が得られる程度の角度や距離をもって相対的に変位している状態も表すものとする。
例えば、「同一」、「等しい」及び「均質」等の物事が等しい状態であることを表す表現は、厳密に等しい状態を表すのみならず、公差、若しくは、同じ機能が得られる程度の差が存在している状態も表すものとする。
例えば、四角形状や円筒形状等の形状を表す表現は、幾何学的に厳密な意味での四角形状や円筒形状等の形状を表すのみならず、同じ効果が得られる範囲で、凹凸部や面取り部等を含む形状も表すものとする。
一方、一の構成要素を「備える」、「具える」、「具備する」、「含む」、又は、「有する」という表現は、他の構成要素の存在を除外する排他的な表現ではない。
図1は、本開示の検査対象の一例であるボイラ火炉2内に配置された設備の概略的なレイアウトを示す図である。
図1に示すように、ボイラ火炉2は、燃料を燃焼させるための燃焼室を含む内部空間4を形成する中空状の構造体からなる。ボイラ火炉2は、ボイラ火炉2の内部空間4と外部空間とを隔てる火炉壁6として、前壁8、後壁10、左壁12及び右壁14を含む。なお、図1では、説明の便宜上、ボイラ火炉2の構造を簡略化して示しているが、ボイラ火炉の形状は、より複雑な形状であってもよい。図示する例では、前壁8と後壁10とが平行に配置されており、左壁12と右壁14とが平行に配置されている。
ボイラ火炉2の前壁8、後壁10、左壁12及び右壁14の各々は、熱交換器として機能する水冷壁22(図2参照)として構成されている。水冷壁22(火炉壁6)は、同形状を有する複数の伝熱管24(同形状を有する複数の部材)が平行に並んだ設備であり、複数の伝熱管24の各々は上下方向あるいは斜め方向に延在している。図示するボイラ火炉2では、便宜的に、後述の伝熱パネル16のパネル面に直交する方向を左右方向、左右方向と直交する水平方向を前後方向として説明する。また、左右方向のうち右方向をx方向、前後方向のうち後方向をy方向、高さ方向のうち上方向をz方向とし、3次元座標系の原点を基準点として説明する。前壁8を構成する複数の伝熱管24は左右方向に並んでおり、後壁10を構成する複数の伝熱管24は左右方向に並んでおり、左壁12を構成する複数の伝熱管24は前後方向に並んでおり、右壁14を構成する複数の伝熱管24は前後方向に並んでいる。
ボイラ火炉2の内部空間4のうち上部には、複数の伝熱パネル16が互いに平行に配置されている。複数の伝熱パネル16は、左右方向に並んでおり、過熱器又は再熱器を構成する。伝熱パネル16の各々は、同形状を有する複数の伝熱管(不図示)が平行に並んだ設備である。伝熱パネル16を構成する複数の伝熱管は前後方向に並んでおり、当該複数の伝熱管の各々は上下方向に延在している。以下において、「設備」と記載する場合には、前壁8、後壁10、左壁12、右壁14又は伝熱パネル16を意味することとする。
本開示では、ボイラ火炉2の内部にUAV18(Unmanned aerial vehicle:無人航空機、いわゆるドローン)を飛行させて、UAV18に取り付けられた検査ユニットとしてのカメラ20によって上記設備の何れかの伝熱管を含む画像(検査データ)を撮影し、撮影した画像に含まれる伝熱管の異常の有無を演算装置100により評価する。UAV18は、外部と通信可能な通信部(不図示)を備えており、カメラ20によって撮影した画像を通信部を介して演算装置100に送信する。以下の説明において、UAV18の機首が向く方向は、UAV18に取り付けられたカメラ20が向く方向に一致する。
図3は、一実施形態に係る演算装置100の概略的なハードウェア構成を示すブロック図である。
演算装置100は、CPU(Central Processing Unit)72、RAM(Random Access Memory)74、ROM(Read Only Memory)76、HDD (Hard Disk Drive)78、入力I/F80、及び出力I/F82を含み、これらがバス84を介して互いに接続されたコンピュータを用いて構成される。
なお、演算装置100のハードウェア構成は上記に限定されず、制御回路と記憶装置との組み合わせにより構成されてもよい。また演算装置100は、演算装置100の各機能を実現するプログラムをコンピュータが実行することにより構成される。以下で説明する演算装置100における各部の機能は、例えばROM76に保持されるプログラムをRAM74にロードしてCPU72で実行するとともに、RAM74やROM76におけるデータの読み出し及び書き込みを行うことで実現される。さらに、例えばGPU(Graphics Processing Unit)のような画像処理に特化した演算装置を備えることで、より効率良く画像データの処理を実行することが実現される。
図4は、図3に示した演算装置100の機能的な概略構成を示すブロック図である。
図4に示すように、演算装置100は、画像取得部32(検査データ取得部)、飛行位置情報取得部34、設備判定部36、記憶部38、識別情報演算部40、関連付け処理部42、出力部48、リファレンス画像取得部44(リファレンスデータ取得部)及び評価部46を含む。
画像取得部32は、UAV18に取り付けられたカメラ20で撮影したボイラ火炉2内の設備の画像を、UAV18から取得するように構成される。すなわち、画像取得部32は、同形状の複数の伝熱管が並んでいる設備を撮影対象とした画像を、UAV18に取り付けられたカメラ20を介して取得するように構成される。
飛行位置情報取得部34は、カメラ20が上記画像を撮影したタイミングにおけるUAV18の飛行位置を含む飛行位置情報を、UAV18の飛行中に飛行位置計測機器52からリアルタイムで取得するように構成される。ここでは、飛行位置情報は、ボイラ火炉2の基準点を原点とする3次元座標系におけるUAV18の位置、及び、UAV18のヨー角を示す情報である。一般的な位置計測は、GNSS(Global Navigation Satellite System/全球測位衛星システム)を用いて行われることが多いが、ボイラ火炉2の内部空間のような屋内空間(特に屋内の密閉空間)では、GNSS信号を受信できない。ここで屋内空間とは、外部と壁等で仕切られた中空の空間のことを指す。このため、ボイラ火炉2の内部を飛行するUAV18の飛行位置は、GNSS以外の飛行位置計測機器52を用いて計測される。
GNSS以外の飛行位置計測機器52としては、例えば、UAV18に搭載したレーザレンジスキャナー、地上からのレーザを用いたレーザトラッキングシステム、地上からのトラッキングを行う複眼カメラ、慣性計測装置(Inertial Measurement Unit:IMU)又は各種センサを用いたSLAM(Simultaneous Localization and Mapping)等を用いることができる。なお、UAVのx座標及びy座標は、これらの計測機器のうちの1つ又は複数の計測機器の計測結果に基づいて算出することができ、UAVのz座標(高さ方向における位置)は、上記の計測機器の例に加えて、気圧計の計測結果等に基づいて算出してもよい。また、UAV18のヨー角(カメラ20の向き)は、例えば慣性計測装置又はSLAMの計測結果等から算出することができる。
記憶部38には、ボイラ火炉2の内部の設備の寸法を含む設備情報が記憶されている。記憶部38は、設備情報として後述の計算式(A)~(E)を含む。設備判定部36は、飛行位置情報取得部34によって取得した飛行位置情報と、必要に応じて記憶部38から取得した設備情報と、に基づいて、画像取得部32によって取得した画像に含まれる設備(カメラ20の撮影対象とした設備)を他の設備と識別するための設備識別情報をリアルタイムで判定するように構成される。上記ボイラ火炉2の例では、設備識別情報は、壁情報(前壁8、後壁10、左壁12、右壁14のうちの何れであるかを示す情報)又はパネル情報(複数の伝熱パネル16のうちの何れであるかを示す情報)である。例えば、画像取得部32によって取得した画像に含まれる設備が前壁8である場合には、設備判定部36は、画像取得部32によって取得した画像に含まれる設備が前壁8である旨を判定する。設備識別情報の判定手法の詳細については後述する。
識別情報演算部40は、飛行位置情報取得部34によって取得した飛行位置情報と、記憶部38に記憶された設備情報と、に基づいて、上記画像に含まれる少なくとも1つの部材について、他の部材と識別するための部材識別情報を演算するように構成される。識別情報演算部40は、UAV18の飛行中に部材識別情報をリアルタイムで演算するように構成される。上記ボイラ火炉2の例では、部材識別情報が識別対象とする部材は各設備の伝熱管であり、部材識別情報は、上記画像に含まれる少なくとも1つの伝熱管について、他の伝熱管と識別するための管番号である。ここで、識別情報演算部40は、設備判定部36によって判定された設備識別情報に対応する設備情報を記憶部38から取得して、部材識別情報としての管番号の演算に用いるように構成される。管番号の演算手法の詳細については後述する。
関連付け処理部42は、画像取得部32によって取得した画像と、設備判定部36によって判定された設備識別情報(壁情報又はパネル番号)と、識別情報演算部40によって演算された部材識別情報(管番号)と、飛行位置計測機器52によって計測したUAV18の高さ方向位置(z座標)と、を関連付ける処理を行うように構成される。
リファレンス画像取得部44は、関連付け処理部42によって部材識別情報に関連付けられた画像に対応するリファレンス画像を、部材識別情報に基づいて外部のデータベース54から取得するように構成される。リファレンス画像取得部44は、このリファレンス画像として、例えば部材の正常な状態を示すリファレンス画像を取得してもよいし、部材の異常な状態を示すリファレンス画像を取得してもよい。また、リファレンス画像は、カメラ20によって取得した画像に対して機械学習又はその他のデータ処理(例えば粉塵等の影響で判断しにくい検査データに対して判断を容易にするための補正処理や、水漏れ部等を着色により強調表示する補正処理等)を行うことにより得られた画像であってもよい。
評価部46は、例えば図5に示すように、関連付け処理部42によって部材識別情報に関連付けられた画像(UAV18に取り付けられたカメラ20によって撮影した画像)と、リファレンス画像取得部44によって取得したリファレンス画像とを比較して、部材識別情報に関連付けられた画像に含まれる部材の異常の有無を判断するように構成される。また、異常の有無の判断に機械学習等を用いてもよい。
出力部48は、図5に示すように、関連付け処理部42によって関連付けられた画像と設備識別情報と部材識別情報とを、表示装置50の表示画面50aに同時に表示するための信号を出力可能に構成される。例えば図5に示すように、カメラ20によって撮影した画像と、当該画像に写る設備の設備識別情報(図示する例では「前壁」)と、当該画像の中心点Pに位置する伝熱管24の識別情報(図示する例では「管番号n」)と、UAV18の高さ方向位置(図示する例では「高さh」)と、を同時に表示装置50の表示画面50aに表示するための信号を出力してもよい。また、出力部48は、例えば図6に示すように、カメラ20で撮影した画像と、当該画像に対応するリファレンス画像(リファレンス画像取得部44によって取得したリファレンス画像)と、評価部46によって判断した部材の異常の有無と、を表示装置50の表示画面50aに同時に表示するための信号を出力可能に構成される。
次に、図7~9を用いて、識別情報の演算処理フローの一例を説明する。
図7は、識別情報の演算処理フローの一例の一部を示す図である。図8は、図7に示す演算処理フローの続きの一部を示す図である。図9は、図7に示す演算処理フローの続きの一部を示す図である。
図7に示すように、まず、S101において、飛行位置情報取得部34は、カメラ20がボイラ火炉2内で画像を撮影したタイミングにおけるUAV18の飛行位置を含む飛行位置情報を飛行位置計測機器52から取得する。飛行位置情報は、ボイラ火炉2の基準点を原点とする3次元座標系(x,y,z)におけるUAV18の位置、及び、UAV18のヨー角を含む情報である。
次に、S102において、設備判定部36は、飛行位置情報取得部34が取得した飛行位置情報が示すUAV18のz座標が閾値Pzよりも小さいか否かを判断する。ここで、閾値Pzは、図1に示すように、ボイラ火炉2の上部に配置された複数の伝熱パネル16の下端のz座標であり、記憶部38から取得する設備情報である。S102において、飛行位置情報取得部34が取得した飛行位置情報が示すUAV18のz座標が閾値Pzよりも小さい場合には、S201へ移行する。S102において、飛行位置情報取得部34が取得した飛行位置情報が示すUAV18のz座標が閾値Pzよりも小さくない場合には、S103へ移行する。
S103では、設備判定部36は、UAV18の機首が前壁8又は後壁10を向いているか否かを判断する。すなわち、UAV18に取り付けられたカメラ20が前壁8又は後壁10を向いているか否かを判断する。例えば、UAV18のヨー角が前壁8側の所定角度範囲又は後壁側の所定角度範囲に属しているか否かを判断する。S103において、UAV18の機首が前壁8又は後壁10を向いている場合、すなわち、カメラ20が前壁8又は後壁10を向いている場合には、S201へ移行する。S103において、UAV18のカメラ20が前壁8及び後壁10の何れも向いていない場合には、S104へ移行する。
S104では、設備判定部36は、飛行位置情報取得部34が取得した飛行位置情報が以下の条件(a)又は条件(b)を満たすか否かを判断する。
条件(a):飛行位置情報取得部34が取得した飛行位置情報が示すUAV18のx座標が閾値Px1よりも小さく、且つ、UAV18に取り付けられたカメラ20が左壁12を向いている。
条件(b):飛行位置情報取得部34が取得した飛行位置情報が示すUAVのx座標が閾値Pxfよりも大きく、且つ、UAV18に取り付けられたカメラ20が右壁14を向いている。
ここで、閾値Px1は、ボイラ火炉2の上部に配置された複数の伝熱パネル16のうち、最も左壁12に近い伝熱パネル16aのx座標であり、記憶部38から取得する設備情報である。また、閾値Pxfは、ボイラ火炉2の上部に配置された複数の伝熱パネル16のうち、最も右壁14に近い伝熱パネル16bのx座標であり、記憶部38から取得する設備情報である。
S104において、飛行位置情報取得部34が取得した飛行位置情報が条件(a)又は条件(b)を満たす場合には、S201へ移行する。S104において、飛行位置情報取得部34が取得した飛行位置情報が条件(a)及び条件(b)の何れも満たさない場合には、S301へ移行する。
図8に示すように、S201では、カメラ20の撮影対象となった設備が火炉壁6であるため、設備判定部36は、火炉壁6の壁情報(火炉壁6の識別情報)の判定を行う。
例えば、UAV18の機首が前壁8を向いている場合、すなわち、UAV18のヨー角が前壁8側の所定角度範囲に属している場合には、S201において、設備判定部36は、カメラ20の撮影対象となった設備が前壁8であると判定する。また、UAV18の機首が後壁10を向いている場合、すなわち、UAV18のヨー角が後壁10側の所定角度範囲に属している場合には、設備判定部36は、カメラ20の撮影対象となった設備が後壁10であると判定する。また、S104で条件(a)を満たした場合又はS102でUAV18のz座標が閾値Pzよりも小さく、かつUAV18の機首が左壁12を向いている場合、すなわち、UAV18のヨー角が左壁12側の所定角度範囲に属している場合には、設備判定部36は、カメラ20の撮影対象となった設備が左壁12であると判定する。また、S104で条件(b)を満たした場合又はS102でUAV18のz座標が閾値Pzよりも小さく、かつUAV18の機首が右壁14を向いている場合、すなわち、UAV18のヨー角が右壁14側の所定角度範囲に属している場合には、設備判定部36は、カメラ20の撮影対象となった設備が右壁14であると判定する。
S202では、設備判定部36の判定結果が前壁8又は後壁10であるか否かを判断する。S202において設備判定部36の判定結果が前壁8又は後壁10であると判断された場合には、S203において判定結果が示す前壁8又は後壁10の伝熱管24の管番号の数え方がx方向における正方向(+方向)か否かを判断する。S203において管番号の数え方がx方向における正方向である場合には、S204において以下の計算式(A)で管番号の演算を行い、S203において管番号の数え方がx方向における負方向である場合には、S205において以下の計算式(B)で管番号の演算を行う。
=N・x/L ・・・(A)
=N-N・x/L ・・・(B)
ここで、S201における判定結果が前壁8であれば、nは前壁8の伝熱管24の管番号(識別番号)であり、Nは前壁8の伝熱管24の総数であり、xは飛行位置情報取得部34が取得した飛行位置情報が示すUAVのx座標であり、Lは前壁8のx方向の幅である。また、S201における判定結果が後壁10であれば、nは後壁10の伝熱管24の管番号(識別番号)であり、Nは後壁10の伝熱管24の総数であり、xは飛行位置情報取得部34が取得した飛行位置情報が示すUAVのx座標であり、Lは後壁10のx方向の幅である。
S202において、設備判定部36の判定結果が前壁8又は後壁10ではないと判断された場合(設備判定部36の判定結果が左壁12又は右壁14であると判断された場合)には、S206において判定結果が示す左壁12又は右壁14の伝熱管24の管番号の数え方がy方向における正方向(+方向)か否かを判断する。S206において管番号の数え方がy方向における正方向である場合には、S207において以下の計算式(C)で管番号の計算を行い、S206において管番号の数え方がy方向における負方向である場合には、S208において以下の計算式(D)で管番号の計算を行う。
=N・y/L ・・・(C)
=N-N・y/L ・・・(D)
ここで、S201における判定結果が左壁12であれば、nは左壁12の伝熱管24の管番号(識別番号)であり、Nは左壁12の伝熱管24の総数であり、yは飛行位置情報取得部34が取得した飛行位置情報が示すUAVのy座標であり、Lは左壁12のy方向の幅である。また、S201における判定結果が右壁14であれば、nは右壁14の伝熱管24の管番号(識別番号)であり、Nは右壁14の伝熱管24の総数であり、yは飛行位置情報取得部34が取得した飛行位置情報が示すUAVのy座標であり、Lは右壁14のy方向の幅である。
S209では、S201で判定された火炉壁6の壁情報(識別情報)と、S204,S205,S207,S208の何れかで演算された伝熱管24の管番号(識別情報)と、S101で取得したUAVのz座標(高さ情報)と、を表示装置50に表示するための信号を出力部48が出力する。
図9に示すように、S301では、カメラ20の撮影対象となった設備が伝熱パネル16であるため、設備判定部36は、伝熱パネル16のパネル番号(伝熱パネル16の識別情報)の判定を行う。
例えば、複数の伝熱パネル16のうち左壁12からn番目の伝熱パネル16のx座標をPxnとすると、設備判定部36は、Pxnと、飛行位置情報取得部34が取得した飛行位置情報が示すUAV18のz座標と、に基づいて、伝熱パネル16のパネル番号の判定を行う。例えば、UAV18に取り付けられたカメラ20が右壁14を向いていて、且つPx1<x<Px2を満たしていれば、S301において、設備判定部36は、カメラ20の撮影対象となった設備が左から2番目の伝熱パネル16であると判定する。
S302では、S301における判定結果が示す左壁12からn番目の伝熱パネル16における伝熱管の管番号の数え方がy方向における正方向(+方向)か否かを判断する。S302において管番号の数え方がy方向における正方向である場合には、S303において以下の計算式(E)で管番号の計算を行い、S302において管番号の数え方がy方向における負方向である場合には、S304において以下の計算式(F)で管番号の計算を行う。
py=Npy・y/P ・・・(E)
py=Npy-Npy・y/P ・・・(F)
ここで、npyは左壁12からn番目の伝熱パネル16の伝熱管24の管番号(識別番号)であり、Npyは左壁12からn番目の伝熱パネル16の伝熱管24の総数であり、yは飛行位置情報取得部34が取得した飛行位置情報が示すUAV18のy座標であり、Pは左壁12からn番目の伝熱パネル16のy方向の幅である。
S305では、S301で判定された伝熱パネル16のパネル番号(伝熱パネル16の識別情報)と、S303又はS304で演算された伝熱管の管番号(伝熱管の識別情報)と、S101で取得したUAVのz座標(高さ情報)と、を表示装置50に表示するための信号を出力部48が出力する。
以上に示した識別情報の演算処理フローによれば、飛行位置情報と設備の仕様に関する情報とに基づいて、検査データに含まれる少なくとも1つの部材を他の部材と識別するための識別情報(ボイラ火炉の火炉壁の壁情報、伝熱パネルのパネル番号、及び、伝熱管の管番号)を演算することが可能となる。
本開示は上述した実施形態に限定されることはなく、上述した実施形態に変形を加えた形態や、これらの形態を適宜組み合わせた形態も含む。
例えば、GNSS信号を受信できない密閉空間を内部に形成するストーカ式のごみ焼却炉において、同形状を有する複数の耐火材(耐火タイル又は耐火レンガ等)が並んでいる炉壁の検査にも適用可能である。
また、例えば、図10に示すように、複数の伝熱管24の各々が斜め方向に延在している場合には、上述した計算式(A)を例に挙げると、図示した角度αを用いて補正を行うことで、以下の計算式から位置Pの伝熱管24の管番号の演算を行うことができる。
=N・(x―z/tan(α))/L
ここで、角度αは伝熱管24の延在方向とx方向とのなす角度であり、記憶部38から取得する設備情報である。
また、上述した実施形態では、検査データの例として、カメラ20で撮影した画像を例示したが、検査データは画像に限らず、動画、3Dデータ若しくは音波データ又はこれらの組み合わせであってもよい。すなわち、検査データは、画像、動画、3Dデータ及び音波データのうち少なくとも1つを含んでいればよい。
また、上述した実施形態では、検査対象の設備における同形状を有する複数の部材として、ボイラ火炉の火炉壁6(前壁8、後壁10、左壁12、右壁14)を構成する複数の伝熱管24、ボイラ火炉2の過熱器の伝熱パネルを構成する複数の伝熱管、及び、ボイラ火炉2の再熱器の伝熱パネルを構成する複数の伝熱管を例示した。ただし、検査対象の設備における同形状を有する複数の部材は、ボイラ火炉2の火炉壁6(前壁8、後壁10、左壁12、右壁14)であってもよいし、ボイラ火炉2の過熱器又は再熱器の複数の伝熱パネル16であってもよい。検査対象の設備における同形状を有する複数の部材が複数の火炉壁6である場合には、識別情報演算部が演算する部材識別情報は、火炉壁6同士を識別するための壁情報(前壁8、後壁10、左壁12、右壁14の何れであるかを示す情報)であってもよく、検査対象の設備における同形状を有する複数の部材がボイラ火炉2の過熱器又は再熱器の伝熱パネル16である場合には、識別情報演算部が演算する部材識別情報は、過熱器又は再熱器の伝熱パネルのパネル番号であってもよい。
また、上述した実施形態では、出力部48は、カメラ20で撮影した画像、当該画像に対応するリファレンス画像、評価部46によって判断した部材の異常の有無、設備識別情報、部材識別情報、及びUAV18の高さ位置等を、を表示装置50の表示画面50aに同時に表示するための信号を出力した。ただし、他の実施形態では、出力部48は、これらの情報を適宜組み合わせた内容を報告書として出力するように構成されていてもよい。
また、上述した実施形態では、ボイラ火炉2の内部の設備の仕様を含む設備情報が演算装置100の記憶部38に記憶されており、リファレンス画像(リファレンスデータ)が演算装置100の外部のデータベース54に記憶されていた。ただし、他の実施形態では設備情報及びリファレンスデータの両方が演算装置100の記憶部に38に記憶されていてもよいし、設備情報及びリファレンスデータの両方が演算装置100の外部のデータベース54に記憶されていてもよい。また、設備情報が演算装置100の外部のデータベース54に記憶され、リファレンスデータが演算装置100の記憶部38に記憶されていてもよい。
上記各実施形態に記載の内容は、例えば以下のように把握される。
(1)本開示に係る演算装置は、
屋内空間に配置された同形状を有する複数の部材が並んでいる設備を検査対象とした検査データを、無人飛行体に取り付けられた検査ユニットを介して取得するように構成された検査データ取得部(例えば上述の画像取得部32)と、
前記検査ユニットが前記検査データを取得したタイミングにおける前記無人飛行体の飛行位置の情報を含む飛行位置情報を取得するように構成された飛行位置情報取得部(例えば上述の飛行位置情報取得部34)と、
前記飛行位置情報取得部によって取得した前記飛行位置情報と、前記設備の仕様に関する情報を含む設備情報と、に基づいて、前記検査データに含まれる少なくとも1つの部材について、他の部材と識別するための部材識別情報を演算するように構成された、識別情報演算部(例えば上述の識別情報演算部40)と、
を備える。
上記(1)に記載の演算装置によれば、同形状を有する複数の部材が並んでいる設備を検査対象とした検査データについて、飛行位置情報と設備の仕様に関する情報とに基づいて、検査データに含まれる少なくとも1つの部材を他の部材と識別するための識別情報を演算することが可能となる。
(2)幾つかの実施形態では、上記(1)に記載の演算装置において、
前記設備の仕様に関する情報は、前記設備の寸法に関する情報を含む。
上記(2)に記載の演算装置によれば、同形状を有する複数の部材が並んでいる設備を検査対象とした検査データについて、飛行位置情報と設備の寸法に関する情報とに基づいて、検査データに含まれる少なくとも1つの部材を他の部材と識別するための識別情報をより正確に演算することが可能となる。
(3)幾つかの実施形態では、上記(1)又は(2)に記載の演算装置において、
前記飛行位置情報取得部によって取得した前記飛行位置情報に基づいて、前記検査データが検査対象とした前記設備を他の設備と識別するための設備識別情報を判定するように構成された設備判定部(例えば上述の設備判定部36)を備え、
前記識別情報演算部は、前記設備判定部によって判定された前記設備識別情報に対応する前記設備情報を取得して、前記部材識別情報の演算に用いるように構成される。
上記(3)に記載の演算装置によれば、同形状を有する複数の部材が並んでいる設備について、他の設備と識別するための設備識別情報を自動で判定することにより、部材識別情報の演算に用いるための適切な設備情報を、より容易に取得することができる。
(4)幾つかの実施形態では、上記(1)乃至(3)の何れかに記載の演算装置において、
前記屋内空間は、GNSS(全球測位衛星システム)を利用することができない空間である。
上記(4)に記載の演算装置によれば、屋内空間がGNSSを利用することができない空間であっても、同形状を有する複数の部材が並んでいる設備を検査対象とした検査データについて、飛行位置情報と設備の仕様に関する情報とに基づいて、検査データに含まれる少なくとも1つの部材を他の部材と識別するための識別情報を演算することが可能となる。
(5)幾つかの実施形態では、上記(1)乃至(4)の何れかに記載の演算装置において、
前記設備はボイラ火炉内又はごみ焼却炉内に配置される。
上記(5)に記載の演算装置によれば、ボイラ火炉内又はごみ処理炉内に配置された設備が有する部材について、他の部材と識別するための識別情報を演算することが可能となる。これらの設備では、形状が同じだけでなく寸法もほぼ同じ部材が配置されていることから混同が生じやすく、他の部材と識別するための識別情報のニーズが高い。
(6)幾つかの実施形態では、上記(1)乃至(5)の何れかに記載の演算装置において、
前記飛行位置情報取得部は、前記飛行位置情報を前記無人飛行体の飛行中にリアルタイムで取得するように構成され、
前記識別情報演算部は、前記部材識別情報の演算をリアルタイムで行うように構成される。
上記(6)に記載の演算装置によれば、部材識別情報をリアルタイムで把握することができる。その結果、無人飛行体の飛行中に部材識別状況により検査位置を正確に把握しながら操縦できる。
(7)幾つかの実施形態では、上記(1)乃至(6)の何れかに記載の演算装置において、
前記検査データ取得部によって取得した前記検査データと前記識別情報演算部によって演算された前記部材識別情報とを関連付ける処理を行う関連付け処理部(例えば上述の関連付け処理部42)と、
前記関連付け処理部によって関連付けられた前記検査データと前記部材識別情報とを表示するための信号を出力可能な出力部(例えば上述の出力部48)と、
を更に備える。
上記(7)に記載の演算装置によれば、検査データと部材識別情報とを適切に関連付けて表示させることができる。
(8)幾つかの実施形態では、上記(7)に記載の演算装置において、
前記関連付け処理部によって前記部材識別情報に関連付けられた前記検査データに対応するリファレンスデータを、前記部材識別情報に基づいて取得するように構成されたリファレンスデータ取得部(例えば上述のリファレンス画像取得部44)を更に備え、
前記出力部は、前記リファレンスデータ取得部によって取得した前記リファレンスデータと、前記リファレンスデータに対応する前記検査データと、を同時に表示するための信号を出力可能に構成される。
上記(8)に記載の演算装置によれば、検査データとデータベースに保存された過去の状態等を示すリファレンスデータとを容易に比較することができる。
(9)幾つかの実施形態では、上記(8)に記載の演算装置において、
前記リファレンスデータ取得部は、前記リファレンスデータとして、前記部材の正常な状態を示すリファレンスデータを取得するように構成される。
上記(9)に記載の演算装置によれば、検査データを部材の正常な状態を示すリファレンスデータと容易に比較することができる。
(10)幾つかの実施形態では、上記(8)又は(9)に記載の演算装置において、
前記リファレンスデータ取得部は、前記リファレンスデータとして、前記部材の異常な状態を示すリファレンスデータを取得するように構成される。
上記(10)に記載の演算装置によれば、検査データを部材の異常な状態を示すリファレンスデータと容易に比較することができる。
(11)幾つかの実施形態では、上記(8)乃至(10)の何れかに記載の演算装置において、
前記リファレンスデータ取得部は、前記検査ユニットによって取得した検査データに対して機械学習又はその他のデータ処理を行うことにより得られたデータを、前記リファレンスデータとして取得するように構成される。
上記(11)に記載の演算装置によれば、機械学習又はその他のデータ処理により、例えば粉塵等の影響で判断しにくい検査データに対して判断を容易にするための補正処理や、水漏れ部等を着色により強調表示する補正処理等を行うことにより、検査データとリファレンスデータとの比較が容易となる。
(12)幾つかの実施形態では、上記(8)乃至(11)の何れかに記載の演算装置において、
前記検査データと前記リファレンスデータとを比較して前記検査データに含まれる部材の異常の有無を判断するように構成された評価部(例えば上述の評価部46)を更に備える。
上記(12)に記載の演算装置によれば、例えば機械学習等を用いて検査データに含まれる部材の異常の有無を自動で評価することができる。
(13)幾つかの実施形態では、上記(1)乃至(12)の何れかに記載の演算装置において、
前記飛行位置情報取得部は、前記飛行位置情報として、3次元座標系における前記無人飛行体の位置及び前記無人飛行体のヨー角を取得するように構成される。
上記(13)に記載の演算装置によれば、無人飛行体の位置及びヨー角の情報を含む飛行位置情報と、設備情報とに基づいて、検査データに含まれる少なくとも1つの部材を他の部材と識別するための識別情報を演算することが可能となる。
(14)幾つかの実施形態では、上記(1)乃至(13)の何れかに記載の演算装置において、
前記識別情報演算部は、前記部材識別情報として、ボイラ火炉の火炉壁の壁情報、伝熱パネルのパネル番号、及び、伝熱管の管番号、のうち少なくとも1つを演算するように構成される。
上記(14)に記載の演算装置によれば、飛行位置情報と設備の仕様に関する情報とに基づいて、ボイラ火炉の火炉壁の壁情報、伝熱パネルのパネル番号、及び、伝熱管の管番号、のうち少なくとも1つを演算することが可能となる。
(15)幾つかの実施形態では、上記(1)乃至(14)の何れかに記載の演算装置において、
前記検査データ取得部は、前記検査データとして、画像、動画、3Dデータ及び音波データのうち少なくとも1つを取得するように構成される。
上記(15)に記載の演算装置によれば、同形状を有する複数の部材が並んでいる設備についての検査データである画像、動画、3Dデータ及び音波データの少なくとも1つについて、検査データに含まれる少なくとも1つの部材を他の部材と識別するための識別情報を演算することが可能となる。
2 ボイラ火炉
4 内部空間
6 火炉壁
8 前壁
10 後壁
12 左壁
14 右壁
16 伝熱パネル
18 UAV
20 カメラ
22 水冷壁
24 伝熱管
32 画像取得部
34 飛行位置情報取得部
36 設備判定部
38 記憶部
40 識別情報演算部
42 関連付け処理部
44 リファレンス画像取得部
46 評価部
48 出力部
50 表示装置
52 飛行位置計測機器
72 CPU
84 バス
100 演算装置

Claims (14)

  1. 屋内空間に配置された同形状を有する複数の部材が並んでいる設備を検査対象とした検査データを、無人飛行体に取り付けられた検査ユニットを介して取得するように構成された検査データ取得部と、
    前記検査ユニットが前記検査データを取得したタイミングにおける前記無人飛行体の飛行位置の情報を含む飛行位置情報を取得するように構成された飛行位置情報取得部と、
    前記飛行位置情報取得部によって取得した前記飛行位置情報と、前記設備の仕様に関する情報を含む設備情報と、に基づいて、前記検査データに含まれる少なくとも1つの部材について、他の部材と識別するための部材識別情報を演算するように構成された、識別情報演算部と、
    前記飛行位置情報取得部によって取得した前記飛行位置情報に基づいて、前記検査データが検査対象とした前記設備を他の設備と識別するための設備識別情報を判定するように構成された設備判定部と、
    を備え、
    前記識別情報演算部は、前記設備判定部によって判定された前記設備識別情報に対応する前記設備情報を取得して、前記部材識別情報の演算に用いるように構成され、
    前記設備判定部は、
    前記飛行位置情報取得部が取得した前記飛行位置情報が示す前記無人飛行体のz座標が第1閾値よりも小さい場合に、ボイラの火炉壁の識別情報の判定を行い、
    前記飛行位置情報取得部が取得した前記飛行位置情報が示す前記無人飛行体のz座標が前記第1閾値よりも小さくない場合に、前記無人飛行体のヨー角に基づいて、前記火炉壁の識別情報の判定を行うか前記ボイラの火炉の上部に配置された伝熱パネルの識別情報の判定を行うかを決定するように構成される、演算装置。
  2. 前記設備の仕様に関する情報は、前記設備の寸法に関する情報を含む、請求項1に記載の演算装置。
  3. 前記屋内空間は、GNSS(全球測位衛星システム)を利用することができない空間であることを特徴とする、請求項1又は2に記載の演算装置。
  4. 前記設備はボイラ火炉内又はごみ焼却炉内に配置された、請求項1乃至の何れか1項に記載の演算装置。
  5. 前記飛行位置情報取得部は、前記飛行位置情報を前記無人飛行体の飛行中にリアルタイムで取得するように構成され、
    前記識別情報演算部は、前記部材識別情報の演算をリアルタイムで行うように構成された、請求項1乃至の何れか1項に記載の演算装置。
  6. 前記検査データ取得部によって取得した前記検査データと前記識別情報演算部によって演算された前記部材識別情報とを関連付ける処理を行う関連付け処理部と、
    前記関連付け処理部によって関連付けられた前記検査データと前記部材識別情報とを表示するための信号を出力可能な出力部と、
    を更に備える、請求項1乃至の何れか1項に記載の演算装置。
  7. 前記関連付け処理部によって前記部材識別情報に関連付けられた前記検査データに対応するリファレンスデータを、前記部材識別情報に基づいて取得するように構成されたリファレンスデータ取得部を更に備え、
    前記出力部は、前記リファレンスデータ取得部によって取得した前記リファレンスデータと、前記リファレンスデータに対応する前記検査データと、を同時に表示するための信号を出力可能に構成された、請求項に記載の演算装置。
  8. 前記リファレンスデータ取得部は、前記リファレンスデータとして、前記部材の正常な状態を示すリファレンスデータを取得するように構成された、請求項に記載の演算装置。
  9. 前記リファレンスデータ取得部は、前記リファレンスデータとして、前記部材の異常な状態を示すリファレンスデータを取得するように構成された、請求項又はに記載の演算装置。
  10. 前記リファレンスデータ取得部は、前記検査ユニットによって取得した検査データに対して機械学習又はその他のデータ処理を行うことにより得られたデータを、前記リファレンスデータとして取得するように構成された、請求項乃至の何れか1項に記載の演算装置。
  11. 前記検査データと前記リファレンスデータとを比較して前記検査データに含まれる部材の異常の有無を判断するように構成された評価部を更に備える、請求項乃至10の何れか1項に記載の演算装置。
  12. 前記飛行位置情報取得部は、前記飛行位置情報として、3次元座標系における前記無人飛行体の位置及び前記無人飛行体のヨー角を取得するように構成された、請求項1乃至11の何れか1項に記載の演算装置。
  13. 前記識別情報演算部は、前記部材識別情報として、ボイラ火炉の火炉壁の壁情報、伝熱パネルのパネル番号、及び、伝熱管の管番号、のうち少なくとも1つを演算するように構成された、請求項1乃至12の何れか1項に記載の演算装置。
  14. 前記検査データ取得部は、前記検査データとして、画像、動画、3Dデータ及び音波データのうち少なくとも1つを取得するように構成された、請求項1乃至13の何れか1項に記載の演算装置。
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