JP7368236B2 - 位置センサを備えた真空弁 - Google Patents

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Description

本発明は、少なくとも1つの位置センサを備えた真空弁および位置測定により真空弁を制御する方法に関する。
一般に、体積流量または質量流量を制御するためおよび/または弁ケーシングに加工成形された開口に通じる流路を実質的に気密に閉鎖するための真空弁は、従来技術から様々な実施形態において周知であり、特に保護雰囲気中で可能な限り汚染粒子の存在無しで行われねばならないIC製造、半導体製造または基板製造の分野で真空チャンバシステムに使用される。このような真空チャンバシステムは、特に加工または製造されるべき半導体素子または基板を収容するために設けられる、排気可能な少なくとも1つの真空チャンバを有しており、真空チャンバは、半導体素子または別の基板を真空チャンバ内へ導入可能かつ真空チャンバから導出可能な少なくとも1つの真空チャンバ開口ならびに真空チャンバを排気するための少なくとも1つの真空ポンプを有している。例えば半導体ウェハまたは液晶基板用の製造設備内では、高感度の半導体素子または液晶素子が連続的に複数のプロセス真空チャンバを通走し、これらのプロセス真空チャンバにおいて、その内部に位置する部品がその都度、加工装置により加工される。プロセス真空チャンバ内での加工処理中も、チャンバからチャンバへの移動中も、高感度の半導体素子または基板は、常に保護雰囲気中-特に真空環境中-に位置していなければならない。
このために一方では、気体供給部または気体放出部を開閉するためには外周弁が使用され、かつ他方では、部品の導入および導出用の真空チャンバの移動開口を開閉するためには切換弁が使用される。
半導体部品を通す真空弁は、説明した使用分野およびこれに関係する寸法設定に基づき真空切換弁と呼ばれ、真空弁のほぼ矩形の開口横断面に基づき矩形弁とも呼ばれ、かつ真空弁の一般的な機能形式に基づき摺動弁、矩形スライダまたは切換摺動弁とも呼ばれる。
外周弁は、特に真空チャンバと真空ポンプまたは別の真空チャンバとの間の気体流をコントロールまたは制御するために使用される。外周弁は、例えばプロセス真空チャンバまたは移動室と、真空ポンプ、雰囲気または別のプロセス真空チャンバとの間の管系内に位置している。ポンプ弁とも呼ばれるこのような弁の開口横断面は、一般に真空切換弁におけるよりも小さくなっている。外周弁は、使用分野に応じて開口を完全に開閉するためだけでなく、完全な開放位置と気密な閉鎖位置との間で開口横断面を連続的に調節することにより、流量をコントロールまたは制御するためにも使用されるため、外周弁は制御弁とも呼ばれる。気体流をコントロールまたは制御するための1つの可能な外周弁は、揺動弁である。
例えば米国特許第6089537号明細書(Olmsted)から公知のような典型的な揺動弁では、第1のステップにおいて、通常は円形の弁板が、やはり通常は円形の開口の上に、開口を開放する位置、つまり開放位置から、開口を覆う中間位置へ、回転式に旋回させられる。例えば米国特許第6416037号明細書(Geiser)または米国特許第6056266号明細書(Blecha)に記載されたような摺動弁の場合には、弁板は開口と同じく、大抵は矩形に形成されており、前記第1のステップにおいて、開口を開放する位置から、開口を覆う中間位置へ直線的に摺動させられる。この中間位置において、揺動弁または摺動弁の弁板は、開口を包囲する弁座に対して離間された対向位置に位置している。第2のステップにおいて、弁板と弁座との間の距離は縮小され、これにより、弁板と弁座とは互いに均一に押圧されることになり、その結果、開口が実質的に気密に閉鎖される閉鎖位置に、弁閉鎖部材が到達する。この第2の運動は、好適には弁座に対して実質的に垂直な方向に行われる。
この場合、変位運動の各終端位置、つまり開放位置および閉鎖位置は(および少なくとも2つの異なる変位方向への2つの合成された部分運動から成る変位運動が存在する場合には中間位置も)、機械的な終端位置スイッチにより検出されるもしくは保たれる。この場合、正確な閉鎖のために、狭い誤差限度を保つことは不都合である。
シールは、例えば弁板の閉鎖側に配置され、開口を包囲する弁座に押し付けられるシールリングを介して行われるか、または弁板の閉鎖側が押し付けられる、弁座に設けられたシールリングを介して行われる。2つのステップで行われる閉鎖過程により、シールリングが弁板と弁座との間でシールリングを破壊する恐れのある剪断力を受けることはほとんど無い。それというのも、第2のステップにおける弁板の運動が、弁座に対して実質的に直線的に垂直に行われるからである。
異なるシール装置が、従来技術から、例えば米国特許第6629682号明細書(Duelli)から公知である。真空弁におけるシールリングおよびシールに適した材料は、例えばFKMとも呼ばれるフッ素ゴム、特に商品名「Viton」で知られているフッ素エラストマ、ならびにパーフルオロゴム、略してFFKMである。
従来技術から、揺動弁の場合には弁板の回動運動および摺動弁の場合には弁板の、開口を覆う平行な並進運動および実質的に開口に垂直に向かう並進運動を得るための、複数の異なる駆動システムが、例えば揺動弁に関しては前掲の米国特許第6089537号明細書(Olmsted)から、かつ摺動弁に関しては前掲の米国特許第6416037号明細書(Geiser)から公知である。
弁座に対する弁板の圧着は、所要の気密性が全押圧領域内で保証されていると共に、極度に高い加圧によるシール媒体、特にOリングの形態のシールリングの損傷が回避されるように行われる必要がある。このことを保証するために、周知の弁は、弁板の両面間で支配的な圧力差に応じて制御される、弁板の圧着圧力制御を想定している。ただし特に、大きな圧力変動または負圧から過剰圧力へのまたはその逆の変化に際して、シールリングの全周に沿って均一な力分布を常に保証することはできない。一般に、弁に加えられる圧力から生じる支持力からシールリングを分離することを目標とする。このために前掲の米国特許第6629682号明細書(Duelli)では、例えばシールリングと隣接する支持リングとから構成されたシール媒体を備えた真空弁が提案され、シールリングは支持力から実質的に解放されている。
場合により過剰圧力と負圧の両方に対して必要とされる気密性を達成するために、少なからぬ周知の揺動弁または摺動弁が、第2の運動ステップに対して追加的または択一的に、弁板に対して垂直に摺動可能であり、開口を包囲している弁リングを想定しており、弁リングは、弁を気密に閉じるために弁板に対して押圧される。弁板に対して相対的に能動的に摺動可能な弁リングを備えたこのような弁は、例えば独国特許出願公告第1264191号明細書、独国特許発明第3447008号明細書、米国特許第3145969号明細書(von Zweck)および西独国実用新案公開第7731993号明細書から公知である。米国特許第5577707号明細書(Brida)には、開口を有する弁ケーシングと、開口上を平行に旋回可能な弁板とを備えた、開口を通る流量を制御するための揺動弁が記載されている。開口を包囲する弁リングは、複数のばねおよび圧縮空気シリンダにより、弁板に向かって垂直に能動的に可動である。この揺動弁の可能な改良は、米国特許出願公開第20050067603号明細書(Lucas他)において提案される。
上記弁はとりわけ、高感度の半導体素子の製造において真空チャンバ内で使用されるため、このようなプロセスチャンバのためにも相応のシール作用が確実に保証されていなければならない。このためには特に、シール材料または加圧時にシール材料と接触するシール面の状態が重要である。真空弁の運転時間が経過するにつれて、典型的にはシール材料またはシール面の摩耗が生じる恐れがある。
さらに、駆動システムもしくは弁の機械的に可動の構成部材は、例えば摩耗現象または劣化現象に基づき、または機械的な衝撃等の外部の不都合な影響に基づき故障しやすいため、これにより、真空弁のシール作用または機能もしくは信頼性全体が損なわれる恐れがある。このような故障を早期にもしくは事前に検出する手段は、これまでの従来技術には存在しない。
したがって、弁もしくはシールの質を十分に高い一定のレベルに保つために、例えばシール、駆動部材等の弁の構成部材または弁全体が交換されるもしくは新しくされることにより、典型的には所定の時間間隔で弁の保守が頻繁に行われる。この場合、このような保守サイクルは、大抵所定の期間内に予測され得る開放サイクルおよび閉鎖サイクルの数に対して設定される。つまり、保守は大抵用意周到に、非密閉性またはその他の機能障害の発生を事前に十分に排除することができるように行われる。
このような保守要求は、シール材料または弁板だけに限られるものではなく、例えば真空弁の、弁板に対応する構成部材を形成する弁座にも及ぶ。弁座側のシール面、例えば弁座に形成された溝の構造は、機械的な荷重にも関係する。よって、弁の運転の結果生ぜしめられる溝の構造的な変化も、シールを損なう恐れがある。このためにも、通常は相応する保守間隔が規定されている。
この弁保守の1つの欠点は、その用意周到な特徴にある。保守に関係する構成部材は、大抵その正規のまたは実際の耐用年数を経過する前に新しくされるかまたは交換され、このことはコストの増加を意味する。さらに、このような各保守ステップは一般に、製造プロセスに関してある程度の停止時間や、技術的な手間および財政的な支出の増加を必要とする。この場合、このことは全体として、必要とされているよりも短い間隔での、必要と考えられているよりも頻繁な製造停止状態を意味する。
よって本発明の根底を成す課題は、最適化された運転を可能にする、改良された真空弁を提供することにある。
本発明の別の課題は、最適化された弁保守ひいては場合により生じるプロセス停止状態の改善すなわち短縮を可能にする、改良された真空弁を提供することにある。
本発明のさらに別の課題は、個々の弁構成部材の耐用年数の延長を可能にする、改良された真空弁を提供することにある。
本発明のさらに別の課題は、個々の構成部材もしくは製造に課される誤差要求があまり厳しくない、改良された真空弁を提供することにある。
これらの課題は、各独立請求項記載の特徴の実現により解決される。本発明を択一的または有利に改良する特徴は、各従属特許請求項から看取され得る。
本発明の根底を成す思想は、真空弁に位置センサを装備し、この場合、これにより、弁の機械的に可動の構成部材のうちの少なくとも1つの位置を、好適には連続的に測定または監視することを可能にするように、弁と位置センサとを構成することにある。
つまり本発明の対象は、体積流量または質量流量を制御しかつ/または流路を気密に遮断するための真空弁、好適には真空摺動弁、揺動弁またはモノバルブであって、弁座を備えており、弁座は、開口軸線を定める弁開口と、弁開口を包囲している第1のシール面とを有している。この場合、弁座は真空弁の統合または構造構成部材であってよく、特に弁ケーシングの一部を体現していてよい。択一的に、弁座はプロセスチャンバ、例えば真空チャンバの開口により形成されていてよく、弁座に対して相対的に可動の弁閉鎖部材と協働して、本発明の意味での真空弁を形成することができる。
さらに真空弁は、体積流量または質量流量を制御しかつ/または流路を遮断するための弁閉鎖部材、特に弁板を有しており、弁閉鎖部材は、第1のシール面に対応する第2のシール面を備えており、第2のシール面の可変の位置は、弁閉鎖部材のその時々の位置および向きにより決められている。さらに真空弁は、弁閉鎖部材と連結されていて、少なくとも1つの可動の変位部材、例えば変位アームを備えた駆動ユニットを有しており、駆動ユニットは、変位運動を実施するように形成されており、これにより弁閉鎖部材は、弁閉鎖部材と弁座とが互いに非接触状態にある開放位置から、特にシールを介して第1のシール面と第2のシール面との間に開口軸線に対して軸方向でシールする接触が生じ、これにより弁開口が気密に閉鎖されている閉鎖位置へ、かつその逆に変位可能である。
特に、2つのシール面のうちの1つまたは両方は、シール材料から成るシールを有している。シール材料は、シール面に加硫されて被着されているか、またはOリングとして弁閉鎖部材または弁座に形成された溝内に存在する、例えばポリマを基本とした材料(例えばエラストマ、特にフッ素エラストマ)であってよい。つまり本発明の枠内では、好適には弁開口を閉鎖する(閉鎖位置)ようにシール材料から成るシールが加圧された状態で存在する面が、シール面と見なされる。
駆動ユニットは、例えば電動モータ(ステップモータ)として、または複数のモータの組合せとして、または空圧式の駆動装置として形成されている。特に駆動ユニットは、少なくとも2つの(実質的に互いに直交する)方向への弁閉鎖部材の運動を提供する。
本発明に基づき、真空弁は、少なくとも1つの位置センサを有しており、この場合、位置センサは、ゼロ位置、特に開放位置または閉鎖位置に対する弁閉鎖部材および/または少なくとも1つの変位部材、特に変位アームの位置が、好適には連続して測定可能であるように形成されかつ真空弁内に配置されている。
位置センサは、好適には位置プローブ素子を備えた変位センサである。択一的に、センサは距離センサとして形成されている。複数のセンサの場合には、両方の種類が使用されてもよい。好適には、位置センサはアブソリュート位置センサとして形成されており、これにより、ゼロ位置に接近すること無しに、例えばセンサのゲージ、寸法体現手段またはスケールに設けられた一義的な位置コードを用いて位置が測定可能である。
好適にはセンサは、時間経過が変位運動の少なくとも一部を測定可能であるように形成されておりかつ真空弁内に配置されている。つまり、所定の時間区分にわたり連続して複数の位置が、例えばそこから変位運動の少なくとも前記所定の時間区分の間の変位運動もしくは変位部材および/または弁閉鎖部材の少なくとも1つの速度が測定可能または導出可能であるように測定される。その上さらに、位置測定からは加速度も測定され得る。
選択肢として、変位運動には、少なくとも実質的に直線的な運動が含まれており、位置センサは、直線運動の少なくとも一部または全体を検出するように形成されかつ配置されており、この場合、位置センサは、好適にはリニアエンコーダである。
択一的または追加的に、変位運動には、少なくとも実質的な回動運動が含まれており、位置センサは、回動運動の少なくとも一部または全体を検出するように形成されかつ配置されており、この場合、位置センサは、好適には角度エンコーダである。
任意には、位置センサは誘導型、光学型、磁気型、磁気ひずみ型、電位差型および/または容量型の位置センサである。別の選択肢として、位置センサは、真空弁により規定され、外部環境から隔離された真空領域の外側に配置されている。つまりこの場合、有利にはセンサユニットは例えば、例えばセンサ自体は真空領域にもたらされる必要が無くひいては比較的小さな構造手間が保証され得るように、形成されていてよい。
いくつかの実施形態では、位置センサは、1つの位置センサにより、特に互いに実質的に直交する少なくとも2つの変位方向に関して位置測定を実施可能であるように、つまり単一の位置センサが複数の軸線または方向に関して位置を測定することができるように形成されかつ真空弁内に配置されている。このことは例えば、センサのターゲットが順次、例えば最初に第1の変位方向に沿って変位したときと次に第2の変位方向に沿って変位したときに、または例えば2D位置センサとして形成されることにより同時に、複数のゲージにより感知されることによって行われる。択一的に、真空弁は少なくとも2つの位置センサを有しており、これらの位置センサは、第1の位置センサにより第1の変位方向に関する位置が測定可能でありかつ第2の位置センサにより第2の変位方向に関する位置が測定可能であるように形成されかつ真空弁内に配置されており、特にこの場合、2つの変位方向は、互いに実質的に直交している。
1つの実施形態では、真空弁は、開放位置と閉鎖位置との間で弁閉鎖部材を変位させるように予め規定された制御値でもって駆動ユニットを制御するための点検・制御ユニットを有しており、この場合、駆動ユニット、弁閉鎖部材およびセンサは、センサの測定信号に基づき制御値が設定されるように、特に測定信号が、予め規定された目標値に連続的に相当するように形成されかつ協働する。
この場合、任意には真空弁、センサユニットおよび点検・制御ユニットは例えば、位置センサが測定信号の供給および伝達のために、例えば従来の有線または無線接続により1方向または双方向通信するように構成されている。
真空弁はさらに、例えば特に点検・制御ユニットまたはセンサユニットにより提供され、検出された測定信号を処理することができると共に、検出された測定信号に基づき状態情報を発信することができるように形成された処理ユニットを有していてよい。この場合、検出された測定信号は、評価可能な状態情報を提供するために、例えば点検・制御ユニットによる弁調整のためにまたはユーザ情報として、後処理されて供給され得る。
状態情報は、例えば弁閉鎖部材および/または変位部材の機械的かつ/または構造的な完全性に関する情報を、例えば駆動ユニットの基準(設定)に対して検出された位置と想定した位置とに基づく、例えば検出された位置測定信号に関する実際-目標比較に基づき提供することができる。
さらに、状態情報に基づき、決められた誤差値に関する、検出された位置センサ測定信号の関係を示す出力信号が供給され得る。このようにして特に、真空弁により制御されるプロセスに関する評価、例えば所要のシール作用が達成されたか否かの評価を行うことができる、または場合により生じ得る、例えば変位部材またはシール面の損傷を検出することができる。例えばこの場合、視覚的または音響的な信号により、所要の誤差内でプロセスが進行しているか否か、または(例えば変位速度または終端位置に基づき)このような誤差を不都合に下回るまたは上回ることが予測されるか否かをユーザに示すことができる。
本発明にはさらに、真空弁、特に真空摺動弁、揺動弁またはモノバルブを制御する方法が含まれ、この場合、真空弁は、体積流量または質量流量を制御しかつ/または流路を気密に遮断するように形成されている。この場合、制御しようとする真空弁は、開口軸線を定める弁開口と弁開口を包囲している第1のシール面とを有する弁座、第1のシール面に対応する第2のシール面を備え、第2のシール面の可変の位置は、弁閉鎖部材のその時々の位置および向きにより決められている、体積流量または質量流量を制御しかつ/または流路を遮断するための弁閉鎖部材、特に弁板、少なくとも1つの可動の変位部材を備え、弁閉鎖部材と連結された駆動ユニットを有しており、駆動ユニットは、変位運動を実施するように形成されており、これにより弁閉鎖部材は、弁閉鎖部材と弁座とが互いに非接触状態にある開放位置から、特にシールを介して第1のシール面と第2のシール面との間に開口軸線に対して軸方向でシールする接触が生じ、これにより弁開口が気密に閉鎖されている閉鎖位置へ、かつその逆に変位可能である。
本発明により、当該方法の枠内では特に連続して、ゼロ位置、特に開放位置または閉鎖位置に対する弁閉鎖部材および/または少なくとも1つの変位部材の特に絶対的な位置を測定する。
当該方法の1つの改良では、当該方法の枠内で位置測定に基づき、特に弁閉鎖部材または変位部材の機械的かつ/または構造的な完全性に関する真空弁の状態情報を求め、好適には検出された測定信号に関する実際-目標比較により状態情報を求めかつ/または予め規定された誤差値を用いた状態情報の補正に基づき、真空弁により制御されるプロセスの評価に関する出力信号を供給する。
任意には、当該方法の枠内で位置測定に基づき、弁閉鎖部材および/または少なくとも1つの変位部材の変位速度を少なくとも変位運動の一部に関して測定しかつ/または開放位置から閉鎖位置および/またはその逆の変位運動の継続時間を測定する。この場合、このような情報は、グラフの形態で評価用にユーザに出力されてよくかつ/または自動化されて評価され得る。
別の選択肢として、当該方法の枠内で位置測定に基づき、弁閉鎖部材および/または少なくとも1つの変位部材の終端位置、特に開放位置および/または閉鎖位置および/または変位運動の枠内で場合により生じ得るシール面同士の衝突および/または場合により生じ得るシール面同士の付着の検出を行う。
本発明の対象はさらに、機械可読担体、特に本発明による真空弁の制御・処理ユニットに記憶されたプログラムコードまたは本発明による方法を実施する電磁波により体現されるコンピュータデータ信号を有するコンピュータプログラム製品である。
つまり本発明は、有利には弁閉鎖部材および/または変位部材の継続的または連続的な位置測定を可能にし、これにより、変位運動または変位経過を点検または検査しかつ場合によっては評価することもできる真空弁を提供する。さらに位置測定は、真空弁もしくは真空弁の個々の構成部材、例えば駆動ユニット、シールまたは変位部材の自動的かつ継続的な状態確認を可能にし、この場合、状態情報を、可動構成部材に関して直接に求めるまたは導出することができるだけでなく、静止構成部材に関しても間接的に求めるまたは導出することができる。この場合、故障または将来的な故障を示唆する異常を早期にまたは真っ先に検出することができかつ/または確認された無故障に基づき不要な保守を回避することができる。この場合、検査は有利には通常のプロセス進行中に行われるため、プロセス進行は中断されずに済む。
以下に、本発明による真空弁を、概略的に図示した実施例に基づき純粋に例示的に、より詳しく説明する。同一部材は図中、同一符号で表されている。説明する実施形態は通常、縮尺通りには図示されておらず、また限定的であると理解されるべきでもない。
図1aおよび図1bは、モノバルブとして可能な本発明による真空弁の第1の実施形態を示す図である。 モノバルブとして可能な本発明による真空弁の第2の実施形態を示す図である。 図3a、図3bおよび図3cは、切換弁として可能な本発明による真空弁の別の実施形態を示す図である。 図4aおよび図4bは、揺動弁としての真空弁の、本発明による別の実施形態を示す概略図である。 図5aおよび図5bは、切換弁としての真空弁の、本発明による別の実施形態を示す概略図である。 図6aおよび図6bは、切換弁としての真空弁の、本発明によるさらに別の実施形態を示す概略図である。
図1a、図1bには、本発明による真空弁1の第1の実施形態が示されている。この例では、弁1はいわゆるモノバルブとして形成されており、開放位置O(図1a)および閉鎖位置G(図1b)において横断面図で示されている。
直線運動により流路を気密に閉鎖するための弁1は、流路用の開口2を備えた弁ケーシング24を有しており、この場合、開口2は流路に沿った幾何学上の開口軸線Hを有している。開口2は、図中、弁1もしくは隔壁(図示せず)の左側に位置する第1の気体領域Lを、その右側に位置する第2の気体領域Rに接続している。前記のような隔壁は、例えば真空チャンバのチャンバ壁により形成される。
閉鎖部材4は、閉鎖部材平面22内で開口軸線Hに対して横方向に延在する幾何学上の変位軸線Vに沿って、開口2を開放する開放位置Oから、開口2を覆うように直線的に押しずらされた閉鎖位置Gへ、閉鎖方向に摺動可能であると共に、反対に、可動の変位部材5、この例では変位アームを備えた駆動ユニット7を介して開放方向に戻るように摺動可能である。
例えば、湾曲した第1のシール面3が、弁ケーシング24の開口2を、第1の平面20a内の第1の部分21aおよび第2の平面20b内の第2の部分21bに沿って包囲している。第1の平面20aと第2の平面20bとは互いに離間されており、互いに平行にかつ閉鎖部材平面22に対して平行に延在している。つまり、第1の部分21aと、反対側に位置する第2の部分21bとは、変位軸線Vに対して横方向で、開口軸線Hの方向において、互いに幾何学的なずれを有している。互いに反対の側に位置する2つの部分21aと21bとの間で、変位軸線Vに沿って延在する領域内に、開口2が配置されている。
閉鎖部材4は、第1のシール面3に対応する第2のシール面6を有しており、第2のシール面6は、第1および第2の部分21a,21bに対応する部分に沿って延在している。
モノバルブ、すなわちただ一度の直線運動により閉鎖可能な真空弁は、例えば二度の運動により閉鎖可能で、比較的複雑に形成された駆動装置を必要とする切換弁と比較すると、例えば比較的単純な閉鎖機構という利点を有している。閉鎖部材はさらに一体に形成されていてよいので、高い加速力に晒されてよく、これによりこの弁は、急速閉鎖および緊急閉鎖用にも使用され得る。閉鎖およびシールは、ただ一度の直線運動により行うことができ、これにより、弁1の極めて迅速な開閉が可能である。
特に、モノバルブの利点は例えば、シール3,6がその延在部に基づき、閉鎖時にシール3,6の長手方向延在部に対して横方向での横方向荷重に全く影響されない、という点にある。他方では、シール3,6は開口軸線Hに対するその横方向延在部に基づき、特に圧力差が大きい場合に閉鎖部材4に作用することがある、開口軸線Hに沿って閉鎖部材4に当たる力を吸収することはほぼできず、このことは閉鎖部材4、その駆動装置およびその支持部の頑丈な構造を必要とする。
図1aおよび図1bに示す真空弁1は、本発明に基づき変位センサ10を有しており、変位センサ10は、この例では位置プローブ素子(ターゲット)8と、これを検出するためのセンサ面9(ゲージ)とを有している。変位センサ10は、例えば摺動可能なコアを備えた差動変圧器、パルス誘導線形位置センサ、PLCD変位センサ(永久磁石線形非接触型変位センサ)、オプトエレクトロニック変位センサ、電位差変位センサ、磁気ひずみ変位センサ、容量性変位センサまたは磁気変位センサ等の、例えば(非接触式の)誘導変位センサとして形成されている。センサ10に応じて、ゲージ9がアクティブでありかつ位置プローブ素子8はパッシブであるか、またはその逆になっている、すなわち(電気または電子的な)測定信号もしくは評価信号は、ゲージ9または素子8のいずれか一方により発信されるもしくはピックアップされる。
この例では、ターゲット8は閉鎖部材4にまたは閉鎖部材4内に取り付けられており、閉鎖部材4と共に変位軸線Vに沿って移動する。センサ面9は、少なくとも変位区間全体にわたり変位方向Vに延在しており、これにより、ターゲット8ひいては閉鎖部材4の位置を、閉鎖部材4の可能な直線運動全体にわたり測定することができる。この場合、好適には開放位置Oまたは閉鎖位置Gである出発位置またはゼロ位置に対して、位置が検出される。この場合、変位センサ10は、好適にはアブソリュートセンサである。択一的に、インクリメンタル型の変位センサが用いられる。
つまり位置センサ10により、有利には閉鎖部材4の実際位置が測定され得る。この場合、位置測定は、1つまたは少数の位置、好適には例えば終端位置検出の意味において終端位置の測定に限定されてよい。ただし好適には、持続的または連続的な位置測定が行われ、これにより、閉鎖部材4の位置および特にその時間的な推移が常にわかるようになっている。
よって本発明によるセンサユニットにより、例えばプロセス進行中に弁の閉鎖能力が点検され、相応して圧着圧力が制御され、場合によってはシールの故障が予測され得る。特に例えば電気的な駆動ユニット7により、加圧を個別に制御することができる。空圧式の駆動装置7を用いた場合には、センサユニットにより少なくとも、弁が閉じられているか否かを点検することができる。
時間的な移動の推移の知識が任意に利用され、そこから閉鎖部材4の直線運動の速度を測定することができる。この速度は、有利には改良された終端位置測定に利用され得、これにより、真空弁における誤差がそれほど重要ではなくなる。またこれにより、閉鎖過程または開放過程の正確な持続時間も求められ、これにより例えばエラー検知の最適化が可能になる。一般に、例えば位置センサ10もしくは真空弁1が接続された外部のデータ処理装置により行われる時間・距離特性線の評価は、弁1の状態の推量を可能にする。このようにして、運転サイクル進行中の不規則性または変化を識別することができ、かつ例えば移動する構成部材またはシール面3,6の状態を推量することができる。両シール3,6が閉鎖位置Gにおいて例えば互いに付着し合う場合、このことは移動経過において識別可能である。それというのも、閉鎖部材4は駆動ユニット7により変位部材5を介して駆動され、その後に迅速な開放移動および短い跳ね返りが続くにもかかわらず、閉鎖部材4の位置がある程度の時間にわたり、保持力に基づき一定であり続けるからである。
図2には、図1a、図1bに示した実施形態に対する択一的な構成が示されている。この例では、真空弁1は距離センサとして形成された位置センサ10を有している。距離センサ10は、例えばオプトエレクトロニック距離センサまたは超音波センサであり、送信器を介して相応する測定信号13、例えばレーザ光を、閉鎖部材4もしくは鉛直方向軸線Vの方向に送出し、これにより信号13は閉鎖部材4に(例えば閉鎖部材4の背面に)当たり、そこから少なくとも部分的に反射され、センサ10の検出器により再び受信される。この場合、信号伝搬時間の測定(パルス伝搬時間法)および/または位相差測定、位相または周波数伝搬時間法により、かつ/またはフィゾーの原理により、センサ10と閉鎖部材4との間の距離ひいては閉鎖部材4の位置が測定される。別の選択肢として、三角測量による位置測定が行われる。
距離測定もしくは位置測定を改良するために、真空弁1は、この例では閉鎖部材に配置されたリフレクタ14を有しており、リフレクタ14は、測定信号13をセンサ10に向かって反射しひいては受信した測定信号13の信号レベルを改良するように形成されている。
図示の配置に対して択一的に、センサ10は可動部分に、つまりこの場合は閉鎖部材4に配置されており、測定ビーム13を弁1の静止箇所に対して送出する(つまり図面とは逆の配置)。
図3a~図3cに示す、本発明による真空弁1の別の実施形態は、この例では切換弁として形成されており、それぞれ異なる閉鎖位置で示されている。
図示の切換弁は、摺動弁の特殊な形式である。この真空弁は、矩形で板状の閉鎖部材4(例えば弁板)を有しており、閉鎖部材4は、開口2を気密に閉鎖するためのシール面6を有している。開口2は、閉鎖部材4に対応する横断面を有しており、壁12に加工成形されている。開口2は、弁座により包囲されており、弁座自体も同様に、閉鎖部材4のシール面6に対応するシール面3を提供する。閉鎖部材4のシール面6は、閉鎖部材4を包囲するように延在しており、封止材料(シール)を有している。閉鎖位置において、シール面6,3は互いに押圧し合い、その際に封止材料が加圧される。
開口2は、壁12の左側に位置する第1の気体領域Lを、壁12の右側の第2の気体領域Rに接続している。壁12は、例えば真空チャンバのチャンバ壁により形成される。この場合、真空弁1は、チャンバ壁12と閉鎖部材4との協働により形成される。
閉鎖部材4は、ここでは例えば棒状である変位アーム5に配置されており、かつ幾何学上の変位軸線Vに沿って延在している。変位アーム5は駆動ユニット7と機械的に結合されており、駆動ユニット7を介して、閉鎖部材4は壁12の左側の第1の気体領域L内で、変位アーム5が駆動ユニット7により変位させられることにより、開放位置O(図3a)から中間位置Z(図3b)を経て、閉鎖位置G(図3c)に変位可能である。
開放位置Oにおいて、閉鎖部材4は図3aに示すように、開口2の投影領域の外側に位置しており、開口2を完全に開放している。
変位アーム5が、軸方向において第1の「鉛直方向の」変位軸線Vに対して平行にかつ壁12に対して平行に変位させられることにより、駆動ユニット7を介して閉鎖部材4を開放位置Oから中間位置Zに変位させることができる。
この中間位置Z(図3b)において、閉鎖部材4のシール面6は開口2を覆っており、かつ開口2を包囲している弁座のシール面3に対して離間された対向位置に位置している。
変位アーム5が、第2の「水平方向の」(第1の変位軸線Vに対して横方向の)変位軸線Hの方向に、つまり例えば壁12および弁座に対して垂直方向に変位させられることにより、閉鎖部材4を、中間位置Zから閉鎖位置Gに変位させることができる(図3c)。
閉鎖位置Gにおいて、閉鎖部材4は開口2を気密に閉鎖すると共に、第1の気体領域Lを第2の気体領域Rから気密に隔離する。
要するに真空弁の開閉は、駆動ユニット7を介して閉鎖部材4と変位アーム5とを、互いに垂直な2つの方向H,Vに、L字形に移動させることにより行われる。したがって、図示の切換弁はL型弁とも呼ばれる。
図示のような切換弁1は、典型的には処理容積(真空チャンバ)を封止するためおよび容積に対する出し入れのために設けられる。このような使用において、開放位置Oと閉鎖位置Gとの間での頻繁な切換は一般的である。これにより、シール面6,3および機械的な可動構成部材、例えば変位部材5または駆動ユニット7の別の部材の強められた摩耗現象が生じる恐れがある。
とりわけこのような摩耗現象の早期確認のために、真空弁1は本発明に基づき、この例では2軸変位センサとして形成された位置センサ10を有している。図1a、図1bに示した実施形態の例とは異なり、変位部材5に取り付けられたターゲット8を介して、2つの変位方向V,Hで位置が測定される。このために真空弁1は、開放位置Oと中間位置Zとの間の「鉛直方向」移動の位置測定用の第1の「鉛直方向の」ゲージ9vと、中間位置Zと閉鎖位置Gとの間の「水平方向」移動の位置測定用の第2の「水平方向の」ゲージ9hとを有している。つまり、変位部材5に配置されたターゲット8と第1のゲージ9vとを介して、開放位置O-中間位置Z-閉鎖位置Gという連続した移動順序(または逆の移動順序)に従って順次、第1の「鉛直方向の」変位方向Vにおける変位部材5の位置が測定され、ターゲット8と第2のゲージ9hとを介して、第2の「水平方向の」変位方向Hにおける位置が測定される。
この例では、弁1もしくは位置センサ10はさらに、制御ユニットおよび/または評価ユニット11を有しており、制御ユニットおよび/または評価ユニット11により、位置測定が制御されかつ/または位置データが記録または評価され、これにより、例えば外部計算機を(概ね)省くことができ、例えばもっぱら弁内部の監視または弁1の状態点検だけが行われることになる。
図示の連続して配置された2つの直線的なゲージ9v,9hに対して択一的に、例えば光学式に検出され、これにより2つの軸線もしくは方向VおよびHにおける変位部材5の位置の同時測定を可能にする、単一の2Dセンサ面(図示せず)が用いられる。
別の選択肢として、2つの変位方向V,Hもしくは2つの変位運動に関する位置測定は、単一の位置センサ10を介して行われるのではなく、弁1は、各変位方向V,Hもしくは変位運動用に各1つの位置センサ10、つまり2つの位置センサ10を有している。
図4aおよび図4bには、本発明による弁のさらに別の可能な実施形態が、揺動弁1の形態で概略的に示されている。流路を実質的に気密に遮断するための弁1は、開口2を有する弁ケーシングを備えている。開口2は、ここでは例えば円環横断面を有している。開口2は、弁座により包囲される。この弁座は、軸方向において弁板4の方を向いておりかつ開口軸線Hに対して横方向に延在する、円環形状を有する(第1の)シール面3により形成され、シール面3は、弁ケーシングに加工成形されている。弁板4は、回転軸線Rを中心として旋回可能であり、開口軸線Hに対して実質的に平行に変位可能である。弁板4の閉鎖位置G(図4b)において、開口2は第2のシール面6を有する弁板4により気密に閉鎖されている。弁板4の開放位置Oは、図4aに具体的に示されている。
弁板4は、板の側方に配置された、開口軸線Hに対して垂直に延在するアーム5を介して、駆動ユニット7に結合されている。前記アーム5は、弁板4の閉鎖位置Gでは、開口軸線Hに沿って幾何学的に投影される、開口2の開口横断面の外側に位置している。
駆動装置7は、モータおよび相応する伝動装置の使用により、弁板4が-揺動弁では一般的であるように-駆動装置7の横方向運動xにより、開口軸線Hに対して横方向に、かつ開口2の横断面上を実質的に平行に、かつ開口軸線Hに対して垂直に、旋回軸線Rを中心とした旋回運動Brの形態で、開放位置Oと中間位置との間で旋回可能であると共に、開口軸線Hに対して平行に行われる駆動装置7の長手方向運動Bvにより直線的に摺動可能であるように形成されている。開放位置Oにおいて、弁板4は開口2に隣接して側方に配置された滞留区間に位置決めされており、これにより開口2および流路が開放されている。中間位置において、弁板4は開口2の上に離間されて位置決めされており、開口2の開口横断面を覆っている。閉鎖位置では、弁閉鎖部材4(弁板)のシール面6と弁座のシール面3との気密な接触が生じることにより、開口2は気密に閉鎖されており、流路は遮断されている。
弁1の自動化されかつ制御される開閉を可能にするために、弁1は例えば、弁板4が処理容積を気密に閉鎖するためまたはこの容積の内部圧力を制御するために相応に変位可能であるように形成されかつ駆動装置7に接続された、電子制御・コントロールユニット(図示せず)を想定している。
本実施例では、駆動装置7は電動モータとして形成されており、この場合、伝動装置は、駆動装置7の駆動により横方向運動Brまたは長手方向運動Bvのいずれかが生ぜしめられるように切換可能である。駆動装置は伝動装置と共に、制御装置により電子制御される。このような、特にリンクモーションを伴う伝動装置は、従来技術から周知である。さらに、回転運動Brおよび直線運動Bvを生ぜしめるために複数の駆動装置を使用することが可能であり、この場合は制御装置が駆動装置の制御を引き受ける。
説明した揺動弁1による流量の精密な制御もしくは設定は、開放位置Oと中間位置との間での横方向運動Brによる弁板4の旋回変位によってだけでなく、とりわけ中間位置と閉鎖位置との間での長手方向運動Bvによる開口軸線HもしくはRに沿った弁板4の直線変位により可能である。説明した揺動弁は、精密に制御する役目を果たすために使用され得る。
弁板4と弁座とは両方共、各1つのシール面-第1および第2のシール面3,6-を有している。第1のシール面3はさらに、シール23を有している。このシール23は、例えばポリマとして加硫されることにより、弁座に被着されていてよい。択一的に、シール23は例えばOリングとして、弁座の溝内に形成されていてよい。また、封止材料が弁座に接着されており、これによりシール23を具現することもできる。1つの択一的な実施形態では、シール23は弁板4の側に、特に第2のシール面6に配置されていてよい。また、これらの構成の組合せも考えられる。このようなシール23は、当然この例で説明した弁1に限定されるものではなく、引き続き説明する弁実施形態においても適用可能である。
弁板4は、例えば調整値および送出された制御信号に基づき可変に制御される。入力信号として、例えば弁1と接続された処理容積内の現在の圧力状態に関する情報が受信される。さらに、制御装置に別の入力値、例えば容積内への質量流量が提供され得る。次いで、これらの値および予め設定された、容積に関して制御もしくは達成しようとする目標圧力に基づき、制御サイクル時間にわたり制御される弁1の設定が行われ、これにより、容積から流出する質量流量を、弁1を介して前記時間にわたって制御することができる。このために弁1の下流側には真空ポンプが設けられている、すなわち、弁1はプロセスチャンバとポンプとの間に配置されている。これにより、所望の圧力推移が制御され得る。
弁閉鎖部材4の制御により、弁開口2のその時々の開口横断面が制御されひいては単位時間毎に処理容積から排気することが可能な気体量が制御される。このために弁閉鎖部材4は、円環形状とは異なる形状を有していてよく、これにより特に、可能な限り層状の媒体流が達成され得る。
開口横断面を制御するために、弁板4は制御・コントロールユニットにより、駆動装置7の横方向運動Brを介して開放位置Oから中間位置へ変位可能でありかつ駆動装置7の長手方向運動Bvを介して中間位置から閉鎖位置へ変位可能である。流路を完全に開放するためには、弁板4が制御装置により駆動装置7の長手方向運動Bvを介して閉鎖位置Gから中間位置へ変位可能であり、そこからは駆動装置7の回動運動Brを介して中間位置から開放位置Oへ変位可能である。
弁座に対する弁板4の圧着は、全押圧領域内で所要の気密性が保証されていると共に、極度に高い加圧による弁1、またはより厳密にはシール面3,6もしくはシール23の損傷が回避されるように行われる必要がある。このことを保証するために、周知の弁は、弁板の両面間を支配する圧力差に応じて制御される、弁板4の圧着圧力制御を想定している。
本発明に基づき、弁1は2つの位置センサ10,10’を有しており、位置センサ10,10’は、この例ではリニアエンコーダ10および角度エンコーダ10’として形成されている。
リニア位置センサ10は、スケール9を有しており、スケール9はアーム5において、アーム5における直線運動方向Bvに沿って延在しひいては送り方向Bvで、弁1の固定部分に対して、つまり例えば弁ケーシングまたは駆動ユニット7に対して相対的に可動である。その時々の相対位置が、リニアエンコーダにより、スケール9を検出する読取りヘッド8を介して求められる。このためにスケール9は位置コードを有している。この場合、スケール9および/または読取りヘッドは、少なくとも部分的に「広幅に」形成されており、これにより、アーム5の複数の異なる回転位置においても直線位置を測定することができるようになっている。つまり例えば、スケール9は、スケール9の一部が開放位置Oにおいても閉鎖位置Gにおいても検出器8に対向しておりかつスケール9が検出器8の「視野」から外側に旋回されることがない範囲で、アーム5の周りに延在している。
前記位置コードは、好適にはアブソリュート位置コードである。択一的に前記位置コードは、インクリメンタルコードである。アブソリュート位置センサ10,10’の場合には、スケール9が測定区間全体にわたり、制御・評価ユニットにより所定の位置に正確に割り当て可能な、一義的なコードワードから成るアブソリュート位置コードを有していることにより、スケール9に対する読取りヘッド8の各相対位置に(予め規定されたゼロ位置に対する)位置を直接に割り当てることができる。これに対してインクリメンタル式の位置測定を伴う位置エンコーダ10,10’の場合には、検出信号は一義的ではなく、測定領域全体にわたり複数回繰り返して生ぜしめられる。エンコーダの制御・評価ユニットには、距離に対応する増分が記憶されている。つまり、スケール9と読取りヘッド8との相対運動に際して進む距離ひいては増分をカウントすることにより、相対位置が測定され得る。このような相対位置を絶対的に位置決めするために、相対運動に際しては、絶対的な基準点として規定されたゼロ位置から出発する。このようなゼロ位置もしくはゼロポイントは、例えば読取りヘッド8により検出可能な、スケール上の(もしくは静止スケール9の場合には読取りヘッド8上の)位置基準マーカにより規定される。よって、並進位置または角度のインクリメンタル測定を伴うセンサ10,10’における欠点は、測定システムの再始動に際して毎回再びゼロ位置もしくは基準位置から出発せねばならない、という点にある。これに対してアブソリュートリニアエンコーダまたは角度エンコーダは、並進可能または回転可能な部材相互の各相対位置に関して、一義的に区別可能な検出信号を生ぜしめる。これにより、その時々の相対位置に直接に、すなわち基準位置もしくは出発位置に向かうこと無しに、一義的な直線位置もしくは一義的な角度を割り当てることができる。
角度エンコーダとして形成された第2の位置センサ10’も同様に、読み取りヘッド8’により検出されるアブソリュート式またはインクリメンタル式の角度コードを備えたスケール9’を有しており、これにより、アーム5ひいては弁板4の角度位置に関する情報を得ることができる。スケール9’は、この例では少なくとも部分的にアーム5の周りに円形に(少なくともこれにより、回動運動Brの範囲がカバーされる範囲に)延在しており、スケール9’はアーム5と共に、固定された検出器8’もしくは弁1の固定部分全体に対して相対的に回動可能である。
つまり第1および第2の位置センサ10,10’により、弁1、特に弁板4の可動部材の位置ひいては真空弁1の状態が、特に気密性もしくは気密な閉鎖性に必要とされる確実性に関して有利に監視されかつ連続的に評価され得る。
図示のような揺動弁1に対して択一的に、本発明による真空弁1は、別の真空弁タイプ、例えばフラップ弁、摺動弁またはいわゆるバタフライ制御弁により実現されていてもよい。さらに、閉鎖部材が1方向にのみ変位可能な揺動弁も、同様に使用可能である。
図5aおよび図5bには、閉鎖位置G(図5a)および開放位置O(図5b)において図示された本発明による切換弁において可能な、別の位置センサユニットが概略的に示されている。示した図面において、弁座は、真空弁1のケーシング24に形成されている。ただし、以下の説明は実質的に、弁座がプロセスチャンバ、すなわちチャンバケーシングにより提供される実施形態にも同様に適用可能であるということが、当業者には明らかである。
さらに、ここで純粋に傾動機構として略示された弁機構は限定的ではないと理解され、当業者は本発明によるセンサユニットを例えば別の形式で任意のLモーション駆動装置、例えば互いに垂直に位置する2つの直線的な弁板変位方向を有するLモーション駆動装置に転用することができる、ということは自明である。
変位アーム5のガイドを点検するために、真空弁1は、ここでは例えばガイドコンポーネント15を有しており、この場合、駆動ユニット7とガイドコンポーネント15とはそれぞれ、ここでは例えば駆動ユニット7もガイドコンポーネント15もそれぞれ弁ケーシング24に位置固定されて結合されていることにより、互いに不動に配置されている。変位アーム5はさらに、弁閉鎖部材4と駆動ユニット7とに機械的に結合されており、この場合、駆動ユニット7を介して変位アーム5を変位させることにより、弁閉鎖部材4は、開放位置Oと閉鎖位置Gとの間で実質的に弁座に対して平行に、特に図3a~図3cにおいて説明したようなLモーション運動で変位可能である。
本発明に基づき、ガイドコンポーネントは位置センサ10を有している。この場合、位置センサ10は、アーム5もしくは弁板4の運動の「鉛直方向」成分Vと「水平方向」成分Hの両方が測定され得るように形成されている。例えば位置センサ10はこのために回転センサを有しており、回転センサは、アーム5の傾倒位置(つまり「水平方向」成分)の測定に利用されると共に、アーム5の直線的な並進が予め回動運動に変換されることにより、アーム5の直線的な並進の測定にも利用される。図示の例に対して択一的に、2つの別個の位置センサが用いられかつ/または1つまたは複数の位置センサが弁内の別の箇所、例えば駆動装置7に配置されている。
図6aおよび図6bには、図5aおよび図5bに基づく本発明による真空弁1の別の可能な構成形式が示されている。図5a,図5bに示した実施形態とは異なり、ここでは弁閉鎖部材4もしくは変位部材5の位置を測定するための位置センサ10が、変位アーム5の後端部を照明するための照明手段16、例えばLEDと、変位アーム5により反射された照明光線を検出するためのカメラシステム17とを備えたシステムとして形成されている。カメラシステム17は、例えば位置感知検出器を有しており、これにより、検出器における反射された光線の入射位置から、変位アーム5の位置を推量することができるようになっている。択一的に、例えば検出された光線による画像形成および画像評価が行われ、これに基づき位置が測定可能である。カメラに基づく位置測定は、原則的には従来技術から周知である。同様に、画像による位置測定を改良するための、視覚的に検出可能なパターンの使用も周知である。これに基づき変位部材5の後端部は、-図示のように-前記のような視覚的なパターン18を有している。カメラ画像におけるパターン18の位置から、変位部材5の「水平方向」位置を推量することができ、画像パターンまたはその一部の画像サイズから(記憶された基準サイズと比較して)、変位部材5の「鉛直方向」位置(カメラに対する距離)を推量することができる。
示したこれらの図面が、可能な実施例を概略的に表すものであるに過ぎない、ということは自明である。同じく、様々なアプローチが互いにかつ従来技術の方法および装置と組み合わされてもよい。

Claims (14)

  1. 体積流量または質量流量を制御しかつ/または流路を気密に遮断するための真空弁(1)であって、
    開口軸線(H)を定める弁開口(2)と、該弁開口(2)を包囲している第1のシール面(3)とを有する弁座と、
    体積流量または質量流量を制御しかつ/または流路を遮断するための弁閉鎖部材(4)であって、前記弁閉鎖部材(4)は、前記第1のシール面(3)に対応する第2のシール面(6)を備えており、該第2のシール面(6)の可変の位置は、前記弁閉鎖部材(4)のその時々の位置および向きにより決められている、弁閉鎖部材(4)と、
    前記弁閉鎖部材(4)と連結されていて、少なくとも1つの可動の変位部材(5)を有する駆動ユニット(7)であって、該駆動ユニット(7)は、変位運動(Bv,Bh,Br)を実施するように構成されており、これにより前記弁閉鎖部材(4)は、
    前記弁閉鎖部材(4)と前記弁座とが互いに非接触状態にある開放位置(O)から、
    前記第1のシール面(3)と前記第2のシール面(6)との間に前記開口軸線(H)に対して軸方向でシールする接触が生じ、これにより前記弁開口(2)が気密に閉鎖されている閉鎖位置(G)へ、
    かつその逆に変位可能である、駆動ユニット(7)と、
    を備える真空弁(1)において、
    前記真空弁(1)は、少なくとも1つの位置センサ(10,10’)をさらに有しており、該位置センサ(10,10’)は、前記開放位置(O)または前記閉鎖位置(G)に対する前記弁閉鎖部材(4)および/または前記変位部材(5)の位置が測定可能であるように構成されかつ前記真空弁(1)内に配置されており、
    前記変位運動(Bv,Bh,Br)には、少なくとも動変位運動(Br)が含まれており、前記位置センサ(10’)は、前記回動変位運動(Br)の少なくとも一部を検出するように構成されかつ配置されており、
    前記駆動ユニット(7)の前記回動変位運動(Br)により、前記弁閉鎖部材(4)が旋回軸線(R)を中心とした旋回運動をすることを特徴とする、真空弁(1)。
  2. 体積流量または質量流量を制御しかつ/または流路を気密に遮断するための真空弁(1)であって、
    開口軸線(H)を定める弁開口(2)と、該弁開口(2)を包囲している第1のシール面(3)とを有する弁座と、
    体積流量または質量流量を制御しかつ/または流路を遮断するための弁閉鎖部材(4)であって、前記弁閉鎖部材(4)は、前記第1のシール面(3)に対応する第2のシール面(6)を備えており、該第2のシール面(6)の可変の位置は、前記弁閉鎖部材(4)のその時々の位置および向きにより決められている、弁閉鎖部材(4)と、
    前記弁閉鎖部材(4)と連結されていて、少なくとも1つの可動の変位部材(5)を有する駆動ユニット(7)であって、該駆動ユニット(7)は、変位運動(Bv,Bh,Br)を実施するように構成されており、これにより前記弁閉鎖部材(4)は、
    前記弁閉鎖部材(4)と前記弁座とが互いに非接触状態にある開放位置(O)から、
    前記第1のシール面(3)と前記第2のシール面(6)との間に前記開口軸線(H)に対して軸方向でシールする接触が生じ、これにより前記弁開口(2)が気密に閉鎖されている閉鎖位置(G)へ、
    かつその逆に変位可能である、駆動ユニット(7)と、
    を備える真空弁(1)において、
    前記真空弁(1)は、少なくとも1つの位置センサ(10,10’)をさらに有しており、該位置センサ(10,10’)は、前記開放位置(O)または前記閉鎖位置(G)に対する前記弁閉鎖部材(4)および/または前記変位部材(5)の位置が測定可能であるように構成されかつ前記真空弁(1)内に配置されており、
    前記位置センサ(10,10’)は、1つの位置センサ(10,10’)により、互いに交する少なくとも2つの変位方向に関して位置測定を実施可能であるように構成されかつ前記真空弁(1)内に配置されている、または
    前記真空弁(1)は、前記真空弁(1)内に配置された第1の位置センサ(10)および第2の位置センサ(10’)を有しており、前記第1の位置センサ(10)により第1の変位方向に関する位置が測定可能でありかつ前記第2の位置センサ(10’)により第2の変位方向に関する位置が測定可能であり、前記第1の変位方向および前記第2の変位方向は、互いに交していることを特徴とする、真空弁(1)。
  3. 前記位置センサ(10,10’)は、時間経過が前記変位運動(Bv,Bh,Br)の少なくとも一部を測定可能であるように構成されておりかつ前記真空弁(1)内に配置されている、請求項1または2記載の真空弁(1)。
  4. 前記位置センサ(10,10’)は、変位センサまたは距離センサおよび/またはアブソリュート位置センサ(10,10’)として構成されている、請求項1から3までのいずれか1項記載の真空弁(1)。
  5. 前記変位運動(Bv,Bh,Br)には、少なくとも線的な変位運動(Bv,Bh)が含まれており、前記位置センサ(10)は、前記直線的な変位運動(Bv,Bh)の少なくとも一部を検出するように構成されかつ配置されている、請求項1から4までのいずれか1項記載の真空弁(1)。
  6. 前記位置センサ(10,10’)は、
    誘導型、光学型、磁気型、磁気ひずみ型、電位差型および/または容量型の位置センサ(10,10’)であり、かつ/または
    前記真空弁(1)により規定され、外部環境から隔離された真空領域の外側に配置されている、
    請求項1から5までのいずれか1項記載の真空弁(1)。
  7. 前記真空弁(1)は、プロセスユニット(11)を有しており、該プロセスユニット(11)は、検出された位置センサ測定信号を処理することができると共に、該検出された測定信号に基づき前記真空弁(1)の状態情報を求めるように構成されている、請求項1から6までのいずれか1項記載の真空弁(1)。
  8. 前記状態情報は、前記弁閉鎖部材(4)および/または前記変位部材(5)の機械的かつ/または構造的な完全性に関して提供される、請求項7記載の真空弁(1)。
  9. 予め規定された誤差値を用いた前記状態情報の制御に基づき、前記真空弁(1)により制御されるプロセスの評価に関する出力信号が供給される、請求項7または8記載の真空弁(1)。
  10. 真空弁(1)を制御する方法であって、前記真空弁(1)は、体積流量または質量流量を制御しかつ/または流路を気密に遮断するように構成されており、前記真空弁(1)は、
    開口軸線(H)を定める弁開口(2)と該弁開口(2)を包囲している第1のシール面(3)とを有する弁座と、
    前記第1のシール面(3)に対応する第2のシール面(6)を備え、該第2のシール面(6)の可変の位置は、弁閉鎖部材(4)のその時々の位置および向きにより決められている、体積流量または質量流量を制御しかつ/または流路を遮断するための弁閉鎖部材(4)と、
    前記弁閉鎖部材(4)と連結されていて、少なくとも1つの可動の変位部材(5)を有する駆動ユニット(7)であって、該駆動ユニット(7)は、変位運動(Bv,Bh,Br)を実施するように構成されており、これにより前記弁閉鎖部材(4)は、
    前記弁閉鎖部材(4)と前記弁座とが互いに非接触状態にある開放位置(O)から、
    前記第1のシール面(3)と前記第2のシール面(6)との間に前記開口軸線(H)に対して軸方向でシールする接触が生じ、これにより前記弁開口(2)が気密に閉鎖されている閉鎖位置(G)へ、
    かつその逆に変位可能である、駆動ユニット(7)と、
    を備える真空弁(1)を制御する方法において、
    前記開放位置(O)または前記閉鎖位置(G)に対する前記弁閉鎖部材(4)および/または前記変位部材(5)の位置を測定し、
    前記変位運動(Bv,Bh,Br)には、少なくとも動変位運動(Br)が含まれており、前記弁閉鎖部材(4)および/または前記変位部材(5)の位置を測定する際に、前記回動変位運動(Br)の少なくとも一部を検出し、
    前記駆動ユニット(7)の前記回動変位運動(Br)により、前記弁閉鎖部材(4)が旋回軸線(R)を中心とした旋回運動をすることを特徴とする、方法。
  11. 真空弁(1)を制御する方法であって、前記真空弁(1)は、体積流量または質量流量を制御しかつ/または流路を気密に遮断するように構成されており、前記真空弁(1)は、
    開口軸線(H)を定める弁開口(2)と該弁開口(2)を包囲している第1のシール面(3)とを有する弁座と、
    前記第1のシール面(3)に対応する第2のシール面(6)を備え、該第2のシール面(6)の可変の位置は、弁閉鎖部材(4)のその時々の位置および向きにより決められている、体積流量または質量流量を制御しかつ/または流路を遮断するための弁閉鎖部材(4)と、
    前記弁閉鎖部材(4)と連結されていて、少なくとも1つの可動の変位部材(5)を有する駆動ユニット(7)であって、該駆動ユニット(7)は、変位運動(Bv,Bh,Br)を実施するように構成されており、これにより前記弁閉鎖部材(4)は、
    前記弁閉鎖部材(4)と前記弁座とが互いに非接触状態にある開放位置(O)から、
    前記第1のシール面(3)と前記第2のシール面(6)との間に前記開口軸線(H)に対して軸方向でシールする接触が生じ、これにより前記弁開口(2)が気密に閉鎖されている閉鎖位置(G)へ、
    かつその逆に変位可能である、駆動ユニット(7)と、
    を備える真空弁(1)を制御する方法において、
    前記開放位置(O)または前記閉鎖位置(G)に対する前記弁閉鎖部材(4)および/または前記変位部材(5)の位置を測定し、
    前記弁閉鎖部材(4)および/または前記変位部材(5)の位置を測定する際、互いに交する少なくとも2つの変位方向に関して前記弁閉鎖部材(4)および/または前記変位部材(5)の位置を測定する、方法。
  12. 前記弁閉鎖部材(4)および/または前記変位部材(5)の位置の測定結果に基づき前記真空弁(1)の状態情報を求め、
    検出された測定信号に関する実際-目標比較により前記状態情報を求めかつ/または
    予め規定された誤差値を用いた前記状態情報の制御に基づき、前記真空弁(1)により制御されるプロセスの評価に関する出力信号を供給する、請求項10又は11記載の方法。
  13. 前記弁閉鎖部材(4)および/または前記変位部材(5)の位置の測定結果に基づき、
    前記弁閉鎖部材(4)および/または前記変位部材(5)の変位速度を少なくとも、前記変位運動(Bv,Bh,Br)の一部に関して測定しかつ/または
    前記開放位置(O)から前記閉鎖位置(G)までおよび/またはその逆の前記変位運動(Bv,Bh,Br)の継続時間を測定する、請求項10から12までのいずれか1項記載の方法。
  14. 前記弁閉鎖部材(4)および/または前記変位部材(5)の位置の測定結果に基づき、
    前記弁閉鎖部材(4)および/または前記変位部材(5)の前記開放位置(O)および/または前記閉鎖位置(G)および/または
    前記変位運動(Bv,Bh,Br)において場合により生じ得る前記シール面(3,6)同士の衝突および/または
    場合により生じ得る前記シール面(3,6)同士の付着
    の検出を行う、請求項10から13までのいずれか1項記載の方法。
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