JP7367094B2 - 打撃練習具 - Google Patents

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本発明は、打撃練習具に関する。より特定的には、インサイドアウトのスイングを効率的に習得することのできる打撃練習具に関する。
野球やテニスなどにおける基本的かつ理想的なスイングの1つとして、いわゆるインサイドアウトのスイングが知られている。インサイドアウトのスイングとは、バットやラケットなどの打撃具が打者の身体の内側を通って外側を回るスイングである。
インサイドアウトのスイングを行った場合には、スイングを開始した際にヘッドがグリップよりも遅れるような形に打撃具が撓み、その後、打撃具にボールが衝突する際に打撃具の弾性力および慣性力によりグリップよりもヘッドが前に出るような形に(スイングの開始時とは逆の形に)打撃具が撓む。このため、インサイドアウトのスイングには、打撃具の弾性力および慣性力がボールに加わり、ボールの飛距離が伸びるという利点がある。またインサイドアウトのスイングには、ボールを捉えやすいという利点や、スイングスピードが向上するという利点などもある。
なお、インサイドアウトを習得するための従来の打撃練習具は、たとえば下記特許文献1などに開示されている。下記特許文献1には、基端部から先端部まで直線状の中心軸に沿って延在する本体であって、基端部付近に設けられた把持部を含む本体と、本体から突出し、打撃面を含む打撃部とを備えた打撃練習用バットが開示されている。少なくとも打撃練習用バットによるボールの打撃時において、中心軸に対して直交する方向から見た場合に、打撃面は直線状に延在している。打撃面と基端部側の中心軸とは90度以上180度未満の角度θをなしている。
特開2020-5900号公報
インサイドアウトのスイングを正しく行うための重要なポイントの1つとして、下半身および手首の動きがある。インサイドアウトのスイングにおける下半身および手首の正しい動きとは、トップハンドの手首を返さずに肘を身体に近づけたまま腰を回転させる、というものである。下半身および手首の正しい動きを行った場合、打撃具にボールが衝突する直前まで、トップハンドの手首は返らずに、トップハンドの掌は上を向いた状態となる。これにより、トップハンドの手首の返りが早いことによりヘッドが前に出すぎることが無くなり、ボールに対してヘッドが出るタイミングを遅らせることができる。
しかしながら、従来においてインサイドアウトのスイングにおける下半身および手首の正しい動きを効率的に習得することは困難であった。練習者は、インサイドアウトのスイングにおける下半身および手首の正しい動きを理解していても、その理解が実際のスイングに正しく反映されているか否かを把握することは困難であった。練習者は、自身のスイングを指導者に見てもらい、その助言を指導者から得ることもできる。しかしこの場合にも、練習者は、指導者の助言によって自身のスイングにおける下半身および手首の動きが正しく修正されているか否かを把握することは困難であった。
本発明は、上記課題を解決するためのものであり、その目的は、インサイドアウトのスイングにおける下半身および手首の正しい動きを効率的に習得することのできる打撃練習具を提供することである。
本発明の一の局面に従う打撃練習具は、インサイドアウトのスイングを効率的に習得することのできる打撃練習具であって、基端部から先端部まで直線状の中心軸に沿って延在する本体と、前記本体に設けられた把持部と、本体に設けられた打撃部であって、前記中心軸に沿った前記把持部よりも前記先端部側の領域に設けられた打撃部とを備え、中心軸を法線とする断面で見た場合に、前記打撃部の外周面は、第1の領域と、前記第1の領域とは異なる領域である第2の領域とを含み、第1の領域の反発係数と、前記第2の領域の反発係数とは互いに異なり、本体に設けられた目印をさらに備え、本体の周方向に沿った前記第1の領域の中心位置と前記中心軸に対して点対称になる位置に、前記目印は設けられ、練習者が前記スイングのために前記打撃練習具を構える前に、前記把持部は、前記練習者の身体の幅方向の中央部で前記練習者の両手で把持され、前記打撃練習具は、前記目印を含む前記本体の周方向の位置が上を向き、かつ前記練習者のトップハンドの親指の付け根と人差し指の付け根との間に前記周方向の位置が来る把持状態とされ、スイングが終了するまで前記把持状態が維持される
上記打撃練習具において好ましくは、第1の領域を構成する材料と、第2の領域を構成する材料とは互いに異なる。
上記打撃練習具において好ましくは、打撃部の外周面の真円度は、0より大きく5mm以下である。
上記打撃練習具において好ましくは、第1の領域と第2の領域との境界の段差は、0より大きく1mm以下である。
上記打撃練習具において好ましくは、中心軸を法線とする断面で見た場合、打撃部の外周面全体に占める第1の領域の割合は、5分の1以上2分の1以下である。
本発明によれば、インサイドアウトのスイングにおける下半身および手首の正しい動きを効率的に習得することのできる打撃練習具を提供することができる。
本発明の一実施の形態における打撃練習具1の構成を示す図である。 図1(a)中II-II線に沿った断面図である。 図1(a)中III-III線に沿った断面図である。 本発明の一実施の形態において、打撃練習具1を用いて練習者URが練習を行う場合の動きの第1、第2、および第3段階を模式的に示す図である。 本発明の一実施の形態において、打撃練習具1を用いて練習者URが練習を行う場合の動きの第4段階を模式的に示す図である。 本発明の第1の変形例における打撃練習具1の構成を示す断面図である。 本発明の第2の変形例における打撃練習具1の構成を示す断面図である。 本発明の第3の変形例における打撃練習具1の構成を示す図である。
以下、本発明の一実施の形態について、図面に基づいて説明する。
[打撃練習具の構成]
図1は、本発明の一実施の形態における打撃練習具1の構成を示す図である。図1(a)は、平面図(アタリ領域41側から見た場合の図)である。図1(b)は、底面図(ハズレ領域42側から見た場合の図)である。図2は、図1(a)中II-II線に沿った断面図である。なお、図2の断面では目印6は見えないが、説明の便宜のため、図2には目印6の位置が示されている。
図1および図2を参照して、本実施の形態における打撃練習具1(打撃練習具の一例)は、本体2(本体の一例)と、把持部(グリップ)3(把持部の一例)と、打撃部4(打撃部の一例)と、接続部5と、目印6(目印の一例)とを備えている。
本体2は、野球で使用されるバットに近い棒状の形状を有している。本体2は、基端部2a(基端部の一例)および先端部(ヘッド)2b(先端部の一例)を含んでいる。本体2は、基端部2aから先端部2bまで直線状の中心軸AX(図3)に沿って延在している。
把持部3は、練習者によって把持される部分であり、本体2における基端部2a付近に設けられている。把持部3には、滑り止め用のテープが巻き回されていてもよい。把持部3の外周面は、中心軸AXに直交する断面で見た場合に略円形状を有している。把持部3の断面の直径は、把持部3における中心軸AXに沿った方向の所定の位置において極小となっており、その所定の位置から接続部5および基端部2aの各々に向かってわずかに増加している。
打撃部4は、ボールを打つ部分である。打撃部4は、本体2における先端部2b付近に設けられている。打撃部4は、中心軸AXに沿った把持部3よりも先端部2b側の領域に設けられている。
打撃部4の外周面4aは、中心軸AXに直交する断面(図2)で見た場合に略円形状を有している。打撃部4の外周面4aの真円度は、0より大きく5mm以下であることが好ましい。これにより、打撃部4の形状が野球用バットに近い形状となる。練習者は、野球用バットと類似した感覚でボールを打撃することができる。
打撃部4の外周面4aの真円度は、たとえば次の方法で測定される。打撃部4の外周面4aに、中心軸AXを中心とする周方向に沿って等間隔に8つの点を取る。8つの点を、中心軸AXを挟んで対向する2点により構成される4つの組に分ける。マイクロメーターを用いて4つの組の各々の2点間の距離を測定する。4つの組の各々で得られた2点間の距離のうち最大値と最小値との差を2で割った値を真円度とする。
接続部5は、把持部3と打撃部4とを接続している。接続部5は、中心軸AXに直交する断面で見た場合に略円形状を有している。接続部5の断面の直径は、基端部2aから遠ざかるに従って(先端部2bに向かって)増加している。
目印6は、本体2に設けられている。目印6は、たとえば打撃部4よりも先端部2b側の領域に設けられている。目印6は、打撃練習具1を正しい状態で把持するための目印となる。目印6は、外観上認識できるものであればよく、本体2に貼付された任意の部材、本体2の外周面とは異なる色で描かれた記号、または本体2の外周面に設けられた凹部もしくは凸部などよりなっている。
ここで、打撃部4の外周面4aについて詳細に説明する。中心軸AXを法線とする断面(図2の断面)で見た場合、打撃部4の外周面4aは、アタリ領域41(第1の領域の一例)と、ハズレ領域42(第2の領域の一例)とを含んでいる。アタリ領域41は、練習者がスイングにおいて下半身および手首の正しい動きを行った場合にボールが当たる領域である。ハズレ領域42は、練習者がスイングにおいて下半身および手首の誤った動きを行った場合にボールが当たる領域である。アタリ領域41とハズレ領域42とは、重複しない互いに異なる領域である。打撃部4の外周面4aは、アタリ領域41およびハズレ領域42以外の領域を含まず、アタリ領域41およびハズレ領域42のみよりなっていることが好ましい。
中心軸AXを法線とする断面(図2の断面)で見た場合、打撃部4の外周面4a全体に占めるアタリ領域41の割合は、5分の1以上2分の1以下であることが好ましい。アタリ領域41の割合が5分の1以上であることで、ボールを当てるために適切な大きさのアタリ領域41を確保することができる。一方、アタリ領域41の割合が2分の1以下であることで、練習者がスイングにおいて下半身および手首の誤った動きを行ったにもかかわらずアタリ領域41にボールが当たる事態を回避することができる。
アタリ領域41を構成する材料と、ハズレ領域42を構成する材料とは互いに異なっている。これにより、アタリ領域41の反発係数と、ハズレ領域42の反発係数とは互いに異なっている。アタリ領域41およびハズレ領域42の各々は、互いに異なる色で着色されるなどの方法で視覚的に区別されていることが好ましい。
打撃部4の外周面4aの反発係数は、たとえば微小球反発試験機「eNM3A10」(仲井精機製作所社製)を用いて、次の方法で測定される。直径3mmのアルミナ球圧子を単体で、10m/sの初速度Viで打撃部4の外周面4aの任意の反射位置に向かって発射させる。反射位置からの球圧子の反発速度Vrを測定する。反発速度Vrの初速度Viに対する比(Vr/Vi)を、打撃部4の外周面4aの反射位置の反発係数とする。
アタリ領域41を構成する材料と、ハズレ領域42を構成する材料とは互いに異なっている。アタリ領域41は、たとえばホワイトアッシュ、アオダモ、トネリコ、メープル材、竹材、もしくはヤチダモなどの木材、アルミニウム、銅、および亜鉛などを含む合金、プラスチック、または炭素繊維などの材料91よりなっている。材料91は、反発係数が比較的高い材料である。ハズレ領域42は、たとえばゴムまたは樹脂などの材料92よりなっている。材料92は、反発係数が比較的低い材料である。材料92の反発係数は、材料91の反発係数よりも低い。この場合、把持部3および接続部5もまた材料91よりなっていてもよい。
アタリ領域41とハズレ領域42との境界の段差43は、0より大きく1mm以下であることが好ましい。図2ではアタリ領域41よりもハズレ領域42の方が外径方向に突出しているが、ハズレ領域42よりもアタリ領域41の方が外径方向に突出していてもよい。段差43が1mm以下であることで、段差43にボールが当たった場合にボールが予期せぬ方向に飛ぶ事態を抑止することができる。
なお、アタリ領域41およびハズレ領域42の各々の表面状態が互いに異なるようにすることや、アタリ領域41の下地を構成する材料と、ハズレ領域42の下地を構成する材料とが互いに異なるようにすることなどで、アタリ領域41の反発係数とハズレ領域42の反発係数とが互いに異なるようにされてもよい。アタリ領域41およびハズレ領域42の各々の表面状態が互いに異なるようにする方法としては、たとえばアタリ領域41およびハズレ領域42のうち一方のみに細かな凹凸を設けることが挙げられる。少なくともアタリ領域41の反発係数とハズレ領域42の反発係数とが互いに異なっていればよく、アタリ領域41を構成する材料とハズレ領域42を構成する材料とは同一であってもよい。
中心軸AXを法線とする断面(図2の断面)で見た場合に、本体2の周方向に沿ったアタリ領域41の中心位置を中心位置CTとする。目印6は、中心位置CTと中心軸AXに対して点対称になる位置POに設けられている。目印6は位置POに設けられていればよく、中心軸AXに沿った目印6の位置は任意である。目印6は、基端部2a、先端部2b、把持部3、打撃部4、または接続部5などに設けられてもよい。
図3は、図1(a)中III-III線に沿った断面図である。
図1~図3を参照して、本体2は中空材であり、孔21と、中空部22とをさらに含んでいる。孔21は、ハズレ領域42に相当する位置に形成されており、中空部22に達している。ハズレ領域42を構成する材料92は、孔21を通じて中空部22に埋め込まれている。ハズレ領域42を構成する材料92は、アタリ領域41を構成する材料91における中空部22に面した部分に対して、接着などの方法で固定されている。本体2は中空材である代わりに中実材であってもよい。
[打撃練習用バットの使用方法]
図4は、本発明の一実施の形態において、打撃練習具1を用いて練習者URが練習を行う場合の動きの第1、第2、および第3段階を模式的に示す図である。図4(a)は第1段階であり、図4(b)は第2段階であり、図4(c)は第3段階である。
図4(a)を参照して、始めに練習者URは、自らの身体の幅方向の中央部で、打撃練習具1の把持部3を両手で把持する。目印6を含む本体2の周方向の位置POは上を向いた状態とされる。さらに、練習者URのトップハンドの親指の付け根と人差し指の付け根との間に位置POが来るように、打撃練習具1は把持される。この把持状態は、スイングが終了するまで維持される。
図4(b)を参照して、次に練習者URは、打撃練習具1を構える。練習者URは、肩幅程度に足を開き、ボール側(前側)に顔を向け、打撃練習具1を把持した両手をトップハンド側(後側)の肩の付近まで持ち上げる。目印6は練習者URの背面側を向いた状態となる。
図4(c)を参照して、次に練習者URはスイングを行う。練習者URは、把持部3をトップまで移動させた後、基端部2aが自らの身体の中心の位置を最短の距離で通過し、次いで先端部2bが把持部3から遅れて自らの身体の中心の位置を通過するように打撃練習具1を移動させ、ボールBLを打つ。
なお、練習者URが打つボールBLは、ピッチャーによって投げられたものであってもよいし、練習者URの付近から補助者によって軽くトスされたものであってもよいし、ティー上に載置されていたものであってもよい。
図5は、本発明の一実施の形態において、打撃練習具1を用いて練習者URが練習を行う場合の動きの第4段階を模式的に示す図である。図5(a)はインサイドアウトのスイングにおける下半身および手首の正しい動きを行った場合を示している。図5(b)はインサイドアウトのスイングにおける下半身および手首の誤った動きを行った場合を示している。
図5(a)を参照して、練習者URがインサイドアウトのスイングにおける下半身および手首の正しい動きを行った場合、打撃練習具1にボールが衝突する直前までトップハンドの手首は返らずに、トップハンドの掌は上を向いた状態となる。この時、トップハンドの親指の付け根と人差し指の付け根との間は後側を向いた状態となる。目印6は後側を向いた状態となり、アタリ領域41が前側を向いた状態となる。その結果、ボールBLはアタリ領域41で打撃される。アタリ領域41の反発係数はハズレ領域42の反発係数よりも大きいため、アタリ領域41で打撃されたボールBLの飛距離は相対的に大きくなる。
一方、図5(b)を参照して、練習者URが下半身および手首の誤った動きを行った場合、トップハンドの手首が返るタイミングが早いため、打撃練習具1にボールが衝突する直前にはトップハンドの掌は前を向いた状態となる。この時、トップハンドの親指の付け根と人差し指の付け根との間は上側を向いた状態となる。目印6は上側を向いた状態となり、ハズレ領域42が前側を向いた状態となる。その結果、ボールBLはハズレ領域42で打撃される。ハズレ領域42の反発係数はアタリ領域41の反発係数よりも小さいため、ハズレ領域42で打撃されたボールBLの飛距離は相対的に小さくなる。
[実施の形態の効果]
上述の実施の形態によれば、練習者は、打撃練習具を用いてボールを打撃し、ボールの飛距離に基づいて、インサイドアウトのスイングにおける下半身および手首の正しい動きを自身が行ったか否かを確認することができる。その結果、インサイドアウトのスイングにおける下半身および手首の正しい動きを効率的に習得することができる。
また、アタリ領域を構成する材料とハズレ領域を構成する材料とが互いに異なる場合には、練習者は、ボールを打撃する際の感覚(打撃音や打撃時に受ける衝撃など)に基づいて、インサイドアウトのスイングにおける下半身および手首の正しい動きを自身が行ったか否かを感覚的に確認することができる。
[変形例]
続いて、上述の実施の形態の変形例について説明する。
図6は、本発明の第1の変形例における打撃練習具1の構成を示す断面図である。図7は、本発明の第2の変形例における打撃練習具1の構成を示す断面図である。図8は、本発明の第3の変形例における打撃練習具1の構成を示す図である。図8(a)は、平面図(アタリ領域41側から見た場合の図)である。図8(b)は、底面図(ハズレ領域42側から見た場合の図)である。
図6を参照して、第1の変形例において、本体2は、ハズレ領域42に相当する位置に形成された溝23をさらに備えている。溝23の内部には、ハズレ領域42を構成する材料92が接着などの方法で固定されている
図7を参照して、第2の変形例において、本体2は、打撃部4に設けられた打撃部本体24を含んでいる。打撃部本体24は、中心軸AXに直交する断面で見た場合に略円形状を有している。打撃部本体24は、アタリ領域41を構成する材料91により構成されている。打撃部本体24に溝や孔は設けられていない。打撃部本体24の外周面におけるハズレ領域42に相当する位置には、ハズレ領域42を構成する材料92が接着などの方法で固定されている。これにより、打撃部本体24の外周面における材料92が固定された領域はハズレ領域42となり、打撃部本体24の外周面における材料92が固定されていない領域はアタリ領域41となる。
さらに図8を参照して、第3の変形例においては、反発係数が低い材料92でアタリ領域41が構成されており、反発係数が高い材料91でハズレ領域42が構成されている。この場合には、練習者URが下半身および手首の正しい動きを行った場合のボールの飛距離は、練習者URが下半身および手首の誤った動きを行った場合のボールの飛距離に比べて小さくなる。
なお、上述の各変形例における説明した以外の打撃練習具1の構成は、上述の実施の形態における打撃練習具の構成と同一である。このため、同一の部材には同一の符号を付し、その説明は繰り返さない。
[その他]
本体2における打撃部4以外の部分は、ハズレ領域42を構成する材料と同一の材料で構成されていてもよいし、アタリ領域41を構成する材料と同一の材料で構成されていてもよいし、アタリ領域41を構成する材料およびハズレ領域42を構成する材料とは異なる材料で構成されていてもよい。
上述の実施の形態および変形例における打撃練習具1は、野球以外のスポーツ(たとえばテニス、バドミントン、または卓球など)の打撃練習に用いられてもよい。
上述の実施の形態および変形例は、適宜組み合わせることができる。
上述の実施の形態および変形例は、すべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は上記した説明ではなくて特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
1 打撃練習具(打撃練習具の一例)
2 本体(本体の一例)
2a 本体の基端部(基端部の一例)
2b 本体の先端部(先端部の一例)
3 把持部(把持部の一例)
4 打撃部(打撃部の一例)
4a 打撃部の外周面
5 接続部
6 目印(目印の一例)
21 本体の孔
22 本体の中空部
23 本体の溝
24 本体の打撃部本体
41 打撃部のアタリ領域(第1の領域の一例)
42 打撃部のハズレ領域(第2の領域の一例)
43 アタリ領域とハズレ領域との間の段差
91 反発係数が比較的高い材料
92 反発係数が比較的低い材料
AX 中心軸
BL ボール
CT 本体の周方向に沿ったアタリ領域の中心位置
PO 中心位置CTと中心軸に対して点対称となる位置

Claims (5)

  1. インサイドアウトのスイングを効率的に習得することのできる打撃練習具であって、
    基端部から先端部まで直線状の中心軸に沿って延在する本体と、
    前記本体に設けられた把持部と、
    前記本体に設けられた打撃部であって、前記中心軸に沿った前記把持部よりも前記先端部側の領域に設けられた打撃部とを備え、
    前記中心軸を法線とする断面で見た場合に、前記打撃部の外周面は、第1の領域と、前記第1の領域とは異なる領域である第2の領域とを含み、
    前記第1の領域の反発係数と、前記第2の領域の反発係数とは互いに異なり、
    前記本体に設けられた目印をさらに備え、
    前記本体の周方向に沿った前記第1の領域の中心位置と前記中心軸に対して点対称になる位置に、前記目印は設けられ、
    練習者が前記スイングのために前記打撃練習具を構える前に、前記把持部は、前記練習者の身体の幅方向の中央部で前記練習者の両手で把持され、前記打撃練習具は、前記目印を含む前記本体の周方向の位置が上を向き、かつ前記練習者のトップハンドの親指の付け根と人差し指の付け根との間に前記周方向の位置が来る把持状態とされ、
    前記スイングが終了するまで前記把持状態が維持される、打撃練習具。
  2. 前記第1の領域を構成する材料と、前記第2の領域を構成する材料とは互いに異なる、請求項1に記載の打撃練習具。
  3. 前記打撃部の外周面の真円度は、0より大きく5mm以下である、請求項1または2に記載の打撃練習具。
  4. 前記第1の領域と前記第2の領域との境界の段差は、0より大きく1mm以下である、請求項1~のいずれかに記載の打撃練習具。
  5. 前記中心軸を法線とする断面で見た場合、前記打撃部の外周面全体に占める前記第1の領域の割合は、5分の1以上2分の1以下である、請求項1~のいずれかに記載の打撃練習具。
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