JP7366409B2 - 発光体搭載構造 - Google Patents
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Description
絶縁性を有し、発光体が搭載される第1の面と、前記第1の面と反対側の第2の面とを有する基板と、
前記第1の面上に配置され、導電性を有し、所定の第1の電位を前記発光体に供給する第1の配線体と、
前記基板を挟んで前記第2の面上に配置され、導電性を有し、前記第1の電位よりも低い第2の電位の第2の配線体と、を備える。
現行のLED電灯などの発光体では、リーク電流の経路が形成されると、発光体が微点灯し残照(残光)となる。筐体が、人や他の部材や配線などに触れると、GNDへ電流が流れるリーク電流の経路が形成される。筐体を基板から離すことによって、残照を消すことはできるが、筐体と基板とは。密接して構成されており、離隔させることが困難である。
第1の実施の態様によれば、
絶縁性を有し、発光体(例えば、後述するLED素子100など)が搭載される第1の面(例えば、後述する第1の面112など)と、前記第1の面と反対側の第2の面(例えば、後述する第2の面114など)とを有する基板(例えば、後述する基板110など)と、
前記第1の面上に配置され、導電性を有し、電極の正電位側に接続されると共に該電極の正電位を前記発光体に供給する第1の配線体(例えば、後述する正電位導電パターン120など)と、
前記基板を挟んで前記第2の面上に配置され、導電性を有し、電極の負電位側に接続されると共に該電極の負電位を前記発光体に供給する第2の配線体(例えば、後述する負電位導電パターン130など)と、を備える発光体搭載構造(例えば、後述する発光体搭載構造10など)が提供される。
また、第1の配線体が、電極の正電位側に接続されると共に該電極の正電位を発光体に供給する一方、第2の配線体が、電極の負電位側に接続されると共に該電極の負電位を前記発光体に供給するように構成されているので、リーク電流をより積極的に第2の配線体を経由させることができ、その結果、残照を的確に防止することが可能である。
第2の実施の態様は、第1の実施の態様において、
絶縁性を有する絶縁体(例えば、後述する絶縁板140など)と、
前記絶縁体を挟んで、前記第2の配線体と向かい合う筐体(例えば、後述する筐体150など)と、をさらに備える。
第3の実施の態様は、第1又は2の実施の態様において、
前記第1の配線体は、前記第1の面に延在し、
前記第2の配線体は、前記第2の面に延在し、
前記第1の配線体は、前記基板を挟んで前記第2の配線体と向かい合って配置され、
前記第2の配線体は、前記第1の配線体以上の大きさを有し、
前記第2の配線体は、第1の配線体よりも延在して重なる。
以下に、実施の形態について図面に基づいて説明する。
図1は、本実施の形態による発光体搭載構造10の構成を示す断面図である。
LED素子100は、所定の波長の光を発する発光体である。LED素子100は、所望される光源に応じたものであればよく、適宜に選択される。
基板110は、絶縁性を有し、板状の形状を有する。例えば、基板110は、紙フェノール基板、紙エポキシ基板、ガラスエポキシ基板などからなる。必要とされる特性に応じて、任意の材質の基板を選択することができる。
正電位導電パターン120が、基板110の第1の面112に形成されている。正電位導電パターン120は、導電性を有する。正電位導電パターン120は、銅箔などからなり、銅箔などの導電体によって回路(パターン)配線として機能する。
負電位導電パターン130が、基板110の第2の面114に形成されている。正電位導電パターン120と同様に、負電位導電パターン130は、導電性を有する。負電位導電パターン130は、銅箔などからなり、銅箔などの導電体によって回路(パターン)配線として機能する。
絶縁板140は、絶縁性を有し、板状の形状を有する。絶縁板140は、絶縁性の樹脂などからなる。
筐体150は、発光体搭載構造10や絶縁板140を所定の位置に保持するとともに、発光体搭載構造10及び絶縁板140を収納する。
正電位導電パターン120が、基板110の第1の面112に形成され、負電位導電パターン130が、基板110の第2の面114に形成されている。すなわち、正電位導電パターン120と負電位導電パターン130とは、基板110を挟んで向かい合って配置されている。基板110は、正電位導電パターン120と負電位導電パターン130との間に配置される。正電位導電パターン120と負電位導電パターン130とは、基板110によって離隔されている。正電位導電パターン120と負電位導電パターン130とは、基板110によって、絶縁されている。
負電位導電パターン130と筐体150とは、絶縁板140を挟んで配置されている。絶縁板140は、負電位導電パターン130と筐体150との間に配置される。負電位導電パターン130と筐体150とは、絶縁板140によって離隔されている。負電位導電パターン130と筐体150とは、絶縁板140によって、絶縁されている。
正電位導電パターン120、負電位導電パターン130、筐体150は、互いに絶縁されている。正電位導電パターン120と負電位導電パターン130とは、基板110によって絶縁され、負電位導電パターン130と筐体150とは、絶縁板140によって、絶縁されている。
図2は、本実施の形態による発光体搭載構造を有する発光体の電源200の構成を示すブロック図である。
図3は、本実施の形態による発光体搭載構造の正電位導電パターン120と負電位導電パターン130の大きさを示すための平面図(a)と、切断線I-Iにおける断面図(b)とである。正電位導電パターン120及び負電位導電パターン130は、電子回路を形成するための様々な形状を有する複数の配線パターンからなるが、図3では、正電位導電パターン120及び負電位導電パターン130の全体的な輪郭を示した。
従来のガードリングは、ハイインピーダンス周辺をフローティングの導電体パターンで囲うことにより、飛びつきノイズを抑えるためのものである。また、同電位の導電体パターンで囲むこともガードリングの手法としてあるが、導電体パターンの面積を大きくしたり、配線を複雑にしたりするため、大型化せざるを得ず、実現性が低く、残照に対し効果が低い。
前述した例では、正電位導電パターン120に接地電位よりも高い正電位を供給し、負電位導電パターン130に接地電位よりも低い負電位を供給する例を示したが、負電位導電パターン130に、正電位導電パターン120よりも低い正電位を供給してもよい。この場合にも、正電位導電パターン120を経由せずに、負電位導電パターン130を経由する回路を形成して、残照を防止することができる。
上述したように、本発明は、本実施の形態によって記載したが、この開示の一部をなす記載及び図面は、本発明を限定するものであると理解すべきでない。このように、本発明は、ここでは記載していない様々な実施の形態等を含む。
100 LED素子
110 基板
120 正電位導電パターン
130 負電位導電パターン
140 絶縁板
150 筐体
Claims (3)
- 絶縁性を有し、発光体が搭載される第1の面と、前記第1の面と反対側の第2の面とを有する基板と、
前記第1の面上に配置され、導電性を有し、電極の正電位側に接続されると共に該電極の正電位を前記発光体に供給する第1の配線体と、
前記基板を挟んで前記第2の面上に配置され、導電性を有し、電極の負電位側に接続されると共に該電極の負電位を前記発光体に供給する第2の配線体と、を備える発光体搭載構造。 - 絶縁性を有する絶縁体と、
前記絶縁体を挟んで、前記第2の配線体と向かい合う筐体と、をさらに備える請求項1に記載の発光体搭載構造。 - 前記第1の配線体は、前記第1の面に延在し、
前記第2の配線体は、前記第2の面に延在し、
前記第1の配線体は、前記基板を挟んで前記第2の配線体と向かい合って配置され、
前記第2の配線体は、前記第1の配線体以上の大きさを有し、
前記第2の配線体は、第1の配線体よりも延在して重なる請求項1又は2に記載の発光体搭載構造。
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JP2020005054A JP7366409B2 (ja) | 2020-01-16 | 2020-01-16 | 発光体搭載構造 |
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2020
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