JP2011171024A - Led照明装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】電源装置の構成によらずに、発光ダイオードおよび筐体間の浮遊容量に起因する発光ダイオードのちらつきを防止するLED照明装置を提供する。
【解決手段】開口部12を有し、接地される金属製の筐体2と、発光ダイオード20の放射光が筐体2の開口部12から外方に出射されるように筐体2内に配設され、筐体2との配置関係において基板21に発生する浮遊容量が相対的に大小となる領域が形成されているLEDモジュール3と、筐体2との浮遊容量が相対的に大きい領域側の基板21の他方の面と筐体2との間に配設された絶縁体4と、LEDモジュール3の発光ダイオード20を点灯する電源装置を具備している。
【選択図】図1

Description

発光ダイオードを光源とし、その放射光を照明に利用するLED照明装置に関する。
この種のLED照明装置は、複数個の発光ダイオードが基板に実装されてLEDモジュール化され、例えば金属製の筐体(器具本体)に配設されている。LEDモジュールは、発光ダイオードを点灯する電源装置からの出力線を接続していので、LED照明装置は、その筐体がアース線により接地されているものがある。
そして、発光ダイオードと筐体との間には浮遊容量が発生することが知られており、電源装置の出力線に重畳したノイズ電圧によるパルス電流が発光ダイオードから浮遊容量を介してアース線に流れることにより、発光ダイオードにおいてちらつきや破壊などが発生することが知られている。このノイズ電圧による発光ダイオード(LED)の破壊が防止されるLED点灯装置が提案されている(例えば特許文献1参照。)。この従来技術のLED点灯装置は、LEDユニットと電源ユニットにて構成され、その電源ユニットは、整流回路とDC−DCコンバータ回路を金属ケース内に収納している。
そして、DC−DCコンバータ回路の2次側グランドを金属ケースに接続する対地ノイズ電圧バイパス用のコンデンサを設けるとともに、金属ケースとLEDユニットの導電部とを接続するアース線を設け、前記コンデンサの静電容量は、LEDユニットの各LEDと導電部との間の合成浮遊容量よりも大きく設定したものである。これにより、交流電源に対地ノイズ電圧が印加されたときに、LEDユニットの浮遊容量を介して対地ノイズ電圧によるパルス電流が流れようとしても、前記コンデンサを介してパルス電流がバイパスされるので、LEDの耐圧を超えるパルス電流が流れることを防止でき、LEDの破壊が生じないというものである。
しかし、上記従来技術のLED点灯装置は、LEDの耐圧を超えるパルス電流が流れることを防止するものであり、対地ノイズ電圧によるパルス電流やDC−DCコンバータ回路からの漏れ高周波電流が浮遊容量の大きいLEDと導電部との間を介してアースに流れることがあり、これにより、個々のLEDの点灯状態がちらつくことがある。このLEDのちらつきを防止するには、LED点灯装置のコンデンサ容量を相当大きくする必要がある。この結果、前記コンデンサが大形化や高コスト化し、LED点灯装置が大形化し、高コスト化する。さらに、前記コンデンサは、DC−DCコンバータ回路の2次側グランドと金属ケースとの間に接続するので、少なくとも数百ボルトの耐電圧を必要とする高価な部品となる。これにより、LED点灯装置がさらにコスト上昇するものである。
特開2008−130438号公報(第4−6頁、第1図)
特許文献1のLED点灯装置では、発光ダイオードとLEDユニット間の浮遊容量に起因する発光ダイオードのちらつきを十分抑制することはできない。そして、対地ノイズ電圧による発光ダイオードのちらつきを防止するためにノイズフィルタ回路を使用することも考えられるが、ノイズフィルタ回路を付加することによって、LED点灯装置が大形化や高コスト化してしまう。
本発明は、電源装置の構成によらずに、発光ダイオードおよび筐体間の浮遊容量に起因する発光ダイオードのちらつきを防止するLED照明装置を提供することを目的とする。
請求項1に記載のLED照明装置の発明は、開口部を有し、接地される金属製の筐体と;発光ダイオードが一方の面側に実装された基板を有し、発光ダイオードの放射光が筐体の開口部から外方に出射されるように筐体内に配設され、前記筐体との配置関係において前記基板に発生する浮遊容量が相対的に大小となる領域が形成されているLEDモジュールと;筐体との浮遊容量が相対的に大きい領域側の基板の他方の面と筐体との間に配設された絶縁体と;LEDモジュールの発光ダイオードを点灯する電源装置と;を具備していることを特徴とする。
本発明および以下の発明において、特に言及しない限り、各構成は以下による。
LEDモジュールと電源装置とは、電源装置の出力線(リード線)により電気接続される。そして、ノイズは、当該出力線と接地された筐体(アース)との間に発生する。
「浮遊容量が相対的に小」とは、この浮遊容量の小の基板領域と筐体との間にノイズが印加されても、発光ダイオードのちらつきが人に視認されにくいほどの極めて小さい浮遊容量であることを意味する。一方、「浮遊容量が相対的に大」とは、この浮遊容量の大の基板領域と筐体との間にノイズが印加されると、人に視認される発光ダイオードのちらつきが発生する浮遊容量であることを意味する。
浮遊容量の大小は、基板の種類、厚さや大きさ、基板に形成された配線パターンの種類、幅や厚さ、発光ダイオードの配置など、多様の方法により形成することができる。
絶縁体は、絶縁性の板材またはシリコーン樹脂等の樹脂からなる絶縁物など、LEDモジュールの基板と筐体との間を絶縁するものであればよい。その厚さは、浮遊容量の大きさに応じて適宜設定すればよい。
本発明によれば、筐体との浮遊容量が相対的に大きい領域側の基板の他方の面と筐体との間に絶縁体が介在することにより、筐体との浮遊容量が相対的に大きい基板の領域側と筐体との間の浮遊容量が小さくなる。これにより、基板の各領域と筐体との浮遊容量が小さく、ノイズが電源装置の出力線と筐体(アース)との間に発生しても、発光ダイオードに流れる電流がアース側に漏れるのが極めて小さくなり、発光ダイオードのちらつきが防止される。
請求項2に記載のLED照明装置の発明は、請求項1記載のLED照明装置の発明において、前記基板は、その一方の面側に形成された配線パターンにより複数個の発光ダイオードを直列接続または直並列接続しているとともに、筐体との浮遊容量が相対的に大きい領域側の配線パターンの幅および厚さの少なくとも一方が他の領域側よりも大きくなるように形成されていることを特徴とする。
複数個の発光ダイオードが直列接続または直並列接続されることにより、配線パターンの形成が簡素化されて、配線パターンの幅や厚さを変化させやすい。
本発明によれば、筐体との浮遊容量が相対的に大小となる基板の領域が配線パターンの幅および厚さの少なくとも一方を変化させることにより、容易に形成される。
請求項1の発明によれば、筐体との浮遊容量が相対的に大小となる基板領域が形成され、筐体との浮遊容量が相対的に大きい領域側の基板の他方の面と筐体との間に絶縁体が配設されるので、絶縁体が基板全体と筐体との間に配設するよりも削減されてコスト低減を図ることができるとともに、電源装置をノイズの発生を防止するように高機能に構成しないので、小形化およびコスト低減を図ることができ、この結果、小形化され、低コストのLED照明装置を提供することができる。
請求項2の発明によれば、LEDモジュールの基板は、筐体との浮遊容量が相対的に大きい領域側の配線パターンの幅および厚さの少なくとも一方が他の領域側よりも大きくなるように形成されているので、筐体との浮遊容量が相対的に大小となる基板領域を比較的容易に形成することができ、これにより、LED照明装置をさらに低コストにすることができる。
本発明の実施例1を示すLED照明装置の一部切り欠き概略側面図。 同じく、LED照明装置の概略斜視図。 同じく、LED照明装置の概略側面図。 同じく、LEDモジュールを示し、(a)は概略上面図、(b)は概略側面図。
以下、本発明の一実施の形態について、図面を参照して説明する。
本発明において、LEDモジュールは、基板において筐体との浮遊容量が相対的に大小となる領域が形成され、絶縁体は、筐体との浮遊容量が相対的に大きい領域側の基板の他方の面と筐体との間に配設される。この絶縁体の配設により、筐体との浮遊容量が相対的に大きい基板領域側と筐体との間の浮遊容量が小さくなって、基板の各領域と筐体との浮遊容量は小さくなる。これにより、基板と接地された筐体(アース)との間にノイズが印加されても、発光ダイオードに流れる電流は、アース側に漏れることが極めて小さくなって、発光ダイオードのちらつきが防止される。そして、電源装置は、ノイズの発生を抑制する構成にしなくて済むので、LED照明装置の小形化、低コスト化が図られる。また、絶縁体は、筐体との浮遊容量が相対的に大きい基板領域側と筐体との間に部分的に配設され、基板全体と筐体との間に配設されるものでないので、絶縁体の使用量を削減することができ、これにより、LED照明装置を低コストに抑えることができる。
図1ないし図4は、本発明の実施例1を示し、図1はLED照明装置の一部切り欠き概略側面図、図2はLED照明装置の概略斜視図、図3はLED照明装置の概略側面図、図4はLEDモジュールを示し、(a)は概略上面図、(b)は概略側面図である。
図1および図3において、LED照明装置1は、筐体2、LEDモジュール3、絶縁体4および電源装置5を有して構成されている。LED照明装置1は、天井面等に埋設されるダウンライトである。
図1において、筐体2は、器具本体6および化粧枠7を有して形成されている。器具本体6は、アルミダイキャストによって成型されており、内部にLEDモジュール3等を収納する収納空間8を有し、外面側に多様な放熱フィン9を有する略円柱状に形成されている。化粧枠7は、ABS樹脂からなり、外面側に多様な補強片10および円形状のフランジ部11を有する略椀状に形成されている。化粧枠7は、器具本体6の放熱フィン9,9間の上面から図示しないねじによりねじ止めされて、器具本体6と一体化している。
そして、化粧枠7の内面7aは、例えば白色塗装により反射面に形成されていて、LEDモジュール3からの放射光を出射する筐体2の開口部12となっている。開口部12の最奥側は、環状の段部13に形成されている。この段部13には、透光性カバー14が固定されることなく設けられている。透光性カバー14は、例えばアクリル樹脂からなり、円板状に形成されている。また、化粧枠7の外面には、フランジ部11との間で天井面等を挟持することにより筐体2を天井等に固定する一対の取付けばね15,15が取り付けられている。
筐体2は、図2に示すように、器具本体6の上端側に天板16が取り付けられており、この天板16に端子台17が配設されている。この端子台17には、図3に示すように、電源装置5から導出された電源コード18の先端側に取り付けられたコネクタ19が着脱自在に取り付けられる。そして、端子台17にコネクタ18が取り付けられると、電源コード18の図示しないアース線がアルミダイキャストからなる器具本体6に電気接続される。すなわち、筐体2は、電源装置5を介して接地電位となっている。
LEDモジュール3は、図1に示すように、器具本体6の収納空間8に配設されている。そして、LEDモジュール3は、複数個の発光ダイオード20および基板21を有して形成され、発光ダイオード20が化粧枠7の開口部12側に面するようにし、発光ダイオード20の放射光が開口部12から外方に出射されるように筐体2内に配設されている。
発光ダイオード20は、面実装形であり、可視光例えば白色光を放射するように形成されている。また、基板21は、例えば1mmの厚さを有するアルミニウム(Al)板からなり、図4に示すように、図示しない
絶縁層を介して一方の面21a側に複数個の発光ダイオード20を同心円状に実装している。すなわち、発光ダイオード20は、基板21の中心21cの周りに4個、その外側に8個、さらにその外側に14個が同心円上で略等間隔となるようにして実装されている。
基板21の一方の面21aの外周端側には、コネクタ部22が配設されている。このコネクタ部22には、基板21の他方の面21b側へ配線されて端子台17に接続されているリード線23が取り付けられている。
そして、基板21の一方の面21aには、図示しない絶縁層を介して銅箔からなる複数個の配線パターン24が形成されている。この配線パターン24は、その幅およびパターン形状が異なっていて、複数個の発光ダイオード20を直列接続してコネクタ部22に接続している。そして、基板21の中心21cよりも図4(a)中左側の領域の配線パターン24,24間は、同じく右側の領域の配線パターン24,24間よりも大きい絶縁距離となるように形成されている。すなわち、基板21の一方の面21aにおいて、図4(a)中右側の領域の配線パターン24の合計面積(銅箔面積)が図4(a)中左側の領域の配線パターン24の合計面積(銅箔面積)よりも大きくなるように形成している。
また、図4(a)中右側の領域の配線パターン24の厚さは、例えば50μmに形成され、図4(a)中左側の領域の配線パターン24の厚さ例えば35μmよりも大きくしている。上記により、LEDモジュール3を単独で筐体2の収納空間8に収納、配設した状態では、基板21の図4(a)中右側の領域と筐体2との間には、大きい浮遊容量が発生し、基板21の図4(a)中左側の領域と筐体2との間には、小さい浮遊容量が発生するものである。すなわち、LEDモジュール3は、筐体2との配置関係において基板21に発生する浮遊容量が相対的に大小となる領域が強制的に形成されているものである。ここで、前記小さい浮遊容量は、直列接続された発光ダイオード20に所定の直流電圧が印加されたときに、当該浮遊容量を介してアース側に漏れる電流が極めて小さくなるものに設定されている。
なお、基板21は、発光ダイオード20およびコネクタ部22等を除く配線パターン24の表面および配線パターン24の非形成部分に図示しない絶縁層が形成されている。
また、配線パターン24は、複数個の発光ダイオード20を直並列接続するように、その幅、パターン形状や厚さ等が形成されていてもよい。この場合においても、筐体2との配置関係において基板21に発生する浮遊容量が相対的に大小となる領域が形成されるものである。
そして、基板21の中心21cには、孔25が形成されている。この孔25には、図示しないねじが挿通され、図4(b)に示すように、スペーサ26を介して、当該ねじが筐体2の図示しないねじ孔にねじ込まれる。これにより、LEDモジュール3は、筐体2の収納空間8において、筐体2に仮固定される。スペーサ26は、ねじが貫通される中空を有する円筒状に形成されており、その全長分、基板21を筐体2から離間させている。
また、基板21は、その中心21cから所定距離の同心円上に、図4(a)に示すように、等間隔で4個の孔27が形成されている。この孔27は、筐体2の器具本体6の上面から器具本体6を貫通するねじが、図4(b)に示すように、スペーサ28を介して挿通されるものである。スペーサ28は、スペーサ26よりも径大に形成されているが、その全長は、スペーサ26と同等に形成されている。
図1において、基板21の孔27を挿通したねじは、反射板ユニット29にねじ込まれるものである。これにより、LEDモジュール3は、スペーサ26およびスペーサ28と、反射板ユニット29とにより挟持されて、筐体2の収納空間8において、器具本体6に固定されている。
反射板ユニット29は、例えばPC/ASAからなり、発光ダイオード20を個々に包囲する反射板30が形成されている。反射板30は、略方物体に形成されており、発光ダイオード20の放射光による配光を制御するものである。そして、反射板30は、筐体2の器具本体6と化粧枠7が一体化されたときに、透光性カバー14に近接するように、その大きさが設定されている。
絶縁体4は、例えばシリコーン樹脂からなり、図4(b)に示すように、基板21の他方の面21bと筐体2との間に配設されている。そして、基板21において、筐体2との浮遊容量が大きい領域側と筐体2との間に配設されているものである。すなわち、基板21の図4(a)中の右側の領域の他方の面21bと、筐体2との間に絶縁体4としてのシリコーン樹脂が埋め込まれている。そして、基板21の図4(a)中の左側の領域の他方の面21bと筐体2との間は、空間となっている。
電源装置5は、図3に示すように、電源ユニット31に収納されている。電源ユニット31からは、電源装置5の出力線およびアース線を備える電源コード18が導出され、コネクタ19により、筐体2の端子台17に着脱自在に接続されている。
電源装置5は、LEDモジュール3の発光ダイオード20を点灯させる周知の回路で形成されている。そして、電源装置5および電源ユニット31は、図示しないアース線により接地されており、筐体2の金属製の器具本体6を接地させている。
次に、本発明の実施例1の作用について述べる。
発光ダイオード20は、その点灯により熱が発生する。この熱を迅速に伝達して放熱させるために、LEDモジュール3の基板21は、熱伝導性の良好な金属板例えばアルミニウム(Al)板が用いられる。また、基板21が樹脂であっても、その表面に金属膜を形成して伝熱を向上させている。また、筐体2は、外部空間への放熱性を向上させること等により、アルミニウム(Al)などの金属で形成されている。
このように、基板21および筐体2がそれぞれ金属で形成されると、それらの間に必然的に浮遊容量が発生する。この浮遊容量は、発光ダイオード20に流れる電流をアース側に漏れさせるほどの大きい容量となっている。基板21および筐体2の間の浮遊容量を小さくするには、配線パターン24を形成する金属膜(銅箔)の面積を小さくすることがひとつの方法であるが、この場合、発光ダイオード20に発生した熱が金属膜を介して迅速に伝熱しにくくなり、発光ダイオード20が温度上昇して短寿命になるおそれがある。
また、基板21および筐体2の間の浮遊容量を小さくする他の方法として、基板21および筐体2の間に絶縁体4を配設することが行われている。例えば、絶縁体4としてのシリコーン樹脂を基板21および筐体2の間に埋め込み、介在させている。しかし、当該シリコーン樹脂は、少なくとも基板21および筐体2の間の全域に介在させるので、その使用量が多く、LED照明装置のコスト高の一要素となっている。
しかしながら、本発明のLED照明装置1は、その筐体2の金属製の器具本体6には、筐体2との浮遊容量が大きい基板21の領域側(図4(a)中右側の領域)の他方の面21bと、器具本体6との間に絶縁体4であるシリコーン樹脂が配設されている。この絶縁体4が配設されていることにより、筐体2との浮遊容量が大きい基板21の領域側と、器具本体6との間の浮遊容量が小さくなる。基板21は、その全体の領域に亘って、器具本体6との浮遊容量が小さくなる。
そして、電源装置6から所定の電力が供給され、筐体2の端子台17に接続されている出力線23と器具本体6との間にノイズが発生しても、器具本体6と基板21との間の浮遊容量を介して、発光ダイオード20に流れる電流がアース側に漏れるのが極めて小さくなる。この結果、発光ダイオード20のちらつきが防止される。
そして、発光ダイオード20の点灯により、図4(a)中右側の領域に発生した発光ダイオード20からの熱は、配線パターン24および図示しない絶縁層を介して基板21に伝熱される。また、図4(a)中左側の領域に発生した発光ダイオード20からの熱は、配線パターン24および図示しない絶縁層を介して基板21に伝熱され、さらに、図4(a)中右側の領域の配線パターン24に伝熱されて基板21に伝熱される。
基板21に伝熱した熱は、基板21から絶縁体4に伝熱され、絶縁体4から筐体2(器具本体6)に伝熱されて、筐体2から外部空間に放出される。こうして、基板21の図4(a)中右側の領域に実装された発光ダイオード20の温度上昇が抑制されるとともに、図4(a)中左側の領域に実装された発光ダイオード20の温度上昇が抑制される。すなわち、基板21の図4(a)中左側の領域は、その領域に実装された発光ダイオード20の温度上昇を抑制でき、かつ筐体2との浮遊容量が小さくなる配線パターン24の合計面積を有するように、その配線パターン(銅箔)24が形成されている。
上述したように、筐体2との浮遊容量が相対的に大小となる基板21の領域を形成して、筐体2との浮遊容量が大きい領域側の基板21の他方の面21bと筐体2との間に絶縁体4を配設させることにより、絶縁体4が基板21全体と筐体2との間に配設するよりも削減されてコスト低減を図ることができる。また、電源装置5をノイズの発生を防止するように高機能に構成しないので、電源装置5の小形化およびコスト低減を図ることができ、これにより、LED照明装置1を小形化し、低コスト化することができる。
そして、筐体2との浮遊容量が相対的に大小となる基板21の領域は、配線パターン24の幅および厚さ等の大きさにより容易に形成することができるので、LED照明装置1をさらに低コストにすることができる。
本発明は、LED電球などの電球型ランプや天井等の造営物に取り付けられる照明器具に用いることができる。
1…LED照明装置、 2…筐体、 3…LEDモジュール、 4…絶縁体、 5…電源装置、 12…開口部、20…発光ダイオード、 21…基板

Claims (2)

  1. 開口部を有し、接地される金属製の筐体と; 発光ダイオードが一方の面側に実装された基板を有し、発光ダイオードの放射光が筐体の開口部から外方に出射されるように筐体内に配設され、前記筐体との配置関係において前記基板に発生する浮遊容量が相対的に大小となる領域が形成されているLEDモジュールと; 筐体との浮遊容量が相対的に大きい領域側の基板の他方の面と筐体との間に配設された絶縁体と; LEDモジュールの発光ダイオードを点灯する電源装置と;を具備していることを特徴とするLED照明装置。
  2. 前記基板は、その一方の面側に形成された配線パターンにより複数個の発光ダイオードを直列接続または直並列接続しているとともに、筐体との浮遊容量が相対的に大きい領域側の配線パターンの幅および厚さの少なくとも一方が他の領域側よりも大きくなるように形成されていることを特徴とする請求項1記載のLED照明装置。
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