JP7365324B2 - 実装装置 - Google Patents

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本発明は、情報処理装置、実装装置、情報処理方法及び部品把持具に関する。
従来、実装装置としては、例えば、コネクタ部品を有するリードの長手方向の限られた1部分に、リードの長手方向と直交する方向から水平な光を当て、リードの先端を光らせてリードの位置を検出するものが開示されている(例えば、特許文献1参照)。この装置では、リードの位置を迅速に検出することができる。
特開2002-280799号公報
しかしながら、特許文献1に記載の実装装置では、リードの位置を迅速に検出することができるとしているものの、リードの高さやリード先端の形状などが変化するとリードの先端を確実に検出することができない場合があった。
本発明は、このような課題に鑑みなされたものであり、把持された部品の位置をより確実に取得することができる情報処理装置、実装装置、情報処理方法及び部品把持具を提供することを主目的とする。
本発明は、上述の主目的を達成するために以下の手段を採った。
本発明の情報処理装置は、
部品を基板に実装する実装装置に用いられる情報処理装置であって、
前記部品を位置決めした状態で把持する位置決め把持部と前記位置決め把持部に把持された前記部品の位置と所定の相対位置となる基準位置を表す基準部とを有する部品把持具により前記部品が把持された状態の少なくとも前記基準部を含む画像を取得し、前記取得した画像に基づいて前記基準部の位置を取得し、前記取得した基準部の位置との前記相対位置に基づいて前記部品の位置を取得する処理部、
を備えたものである。
この装置では、位置決め把持部に把持された部品の画像を取得し、その画像にある部品自体ではなく、その部品を位置決めして把持する位置決め把持部と基準部との相対位置で部品の位置を取得する。したがって、この装置では、部品の撮像状態に依存することなく部品の位置を取得することが可能であり、把持された部品の位置をより確実に取得することができる。
本発明の情報処理装置において、前記部品は、リードを有し、前記処理部は、前記部品の位置として前記リードの位置を取得するものとしてもよい。この装置では、部品のリードの位置をより確実に取得することができる。このため、この装置を利用した実装装置では、例えば、リードを挿入して部品を実装する際のリード部品の挿入率をより向上することができる。この情報処理装置において、前記部品は、リードと該リードが配設された本体とを有し、前記部品把持具は、前記位置決め把持部が前記リードを収容して位置決めする溝部を有し、該溝部に前記リードが嵌まることにより前記部品を把持するものとしてもよい。この装置では、溝部を用いることにより、部品を位置決めして把持しやすい。
あるいは、本発明の情報処理装置において、前記部品は、本体を有し、前記部品把持具は、前記本体を4方向から把持する位置決め把持部により前記部品を位置決めして把持するものとしてもよい。この装置では、本体を4方向から把持することにより位置決めすることができる。
本発明の情報処理装置において、前記基準部は、前記位置決め把持部の先端面及び前記部品把持具に設けられたマークのうち少なくとも一方であるものとしてもよい。この装置では、位置決め把持部の先端面やマークを用いることによって、把持された部品の位置をより確実に取得することができる。
本発明の情報処理装置において、前記基準部は、背景と異なる色であるものとしてもよい。この装置では、基準部を認識しやすい。ここで、「背景」とは、撮像した画像での基準部の周囲の領域をいうものとする。
本発明の実装装置は、
前記部品を位置決めした状態で把持する位置決め把持部と前記位置決め把持部に把持された前記部品の位置と所定の相対位置となる基準位置を表す基準部とを有する部品把持具を装着する実装ヘッドと、
上述したいずれかに記載の情報処理装置と、
前記情報処理装置により取得された前記部品把持具に把持された前記部品の位置を用いて前記実装ヘッドに前記部品を前記基板へ実装させる制御部と、
を備えたものである。
この実装装置は、把持された部品の位置をより確実に取得することができる。また、この実装装置は、上述した情報処理装置のいずれかを備えるため、それに応じた効果を得ることができる。また、この実装装置では部品をより確実に基板へ実装することができる。
本発明の情報処理方法は、
部品を基板に実装する実装装置に用いられる情報処理方法であって、
(a)前記部品を位置決めした状態で把持する位置決め把持部と前記位置決め把持部に把持された前記部品の位置と所定の相対位置となる基準位置を表す基準部とを有する部品把持具により前記部品が把持された状態の少なくとも前記基準部を含む画像を取得するステップと、
(b)前記取得した画像に基づいて前記基準部の位置を取得するステップと、
(c)前記取得した基準部の位置との前記相対位置に基づいて前記部品の位置を取得するステップと、
を含むものである。
この方法では、上述した情報処理装置と同様に、把持された部品の位置をより確実に取得することができる。なお、この情報処理方法において、上述した情報処理装置の種々の態様を採用してもよいし、また、上述した情報処理装置の各機能を実現するようなステップを追加してもよい。
本発明の部品把持具は、部品を位置決めした状態で把持する位置決め把持部と、前記位置決め把持部に把持された前記部品の位置と所定の相対位置となる基準位置を表す基準部と、を有するものである。この部品把持具は、上述した情報処理装置に用いられることにより、把持された部品の位置をより確実に取得することができる。なお、この部品把持具において、上述した情報処理装置の部品把持具の種々の態様を採用してもよい。
実装システム10の一例を表す概略説明図。 部品把持具30及び部品供給ユニット40の説明図。 部品把持具30の斜視図。 実装処理ルーチンの一例を表すフローチャート。 部品60の採取処理の説明図。 部品60を把持していない部品把持具30の説明図。 部品60を把持している部品把持具30の説明図。 別の部品把持具30Bの説明図。 マーク37a~37fを有する部品把持具30Cの説明図。
本発明の好適な実施形態を図面を参照しながら以下に説明する。図1は、実装システム10の一例を表す概略説明図である。図2は、部品把持具30及び部品供給ユニット40の説明図である。図3は、部品把持具30の斜視図である。実装システム10は、部品60を基板Sに実装する処理に関する実装処理を実行するシステムである。この実装システム10は、実装装置11と、管理コンピュータ70とを備えている。図1では、説明の便宜のため実装装置11を1台のみ示している。なお、本実施形態において、左右方向(X軸)、前後方向(Y軸)及び上下方向(Z軸)は、図1に示した通りとする。
実装装置11は、図1~3に示すように、基板搬送ユニット12と、実装ユニット13と、パーツカメラ15と、部品供給ユニット40と、制御装置50(図1参照)とを備えている。基板搬送ユニット12は、基板Sの搬入、搬送、実装位置での固定、搬出を行うユニットである。基板搬送ユニット12は、図1の前後に間隔を開けて設けられ左右方向に架け渡された1対のコンベアベルトを有している。基板Sはこのコンベアベルトにより搬送される。
実装ユニット13は、部品60を部品供給ユニット40から採取し、基板搬送ユニット12に固定された基板Sへ配置するものである。実装ユニット13は、ヘッド移動部20と、実装ヘッド22と、部品把持具30とを備えている。ヘッド移動部20は、ガイドレールに導かれてXY方向へ移動するスライダと、スライダを駆動するモータとを備えている。実装ヘッド22は、スライダに取り外し可能に装着されており、ヘッド移動部20によりXY方向へ移動する。実装ヘッド22の下面には、部品把持具30が取り外し可能に装着されている。実装ヘッド22は、Z軸モータ23を内蔵しており、このZ軸モータ23によってZ軸に沿って部品把持具30の高さを調整する。
パーツカメラ15は、実装ヘッド22に採取された部品60を撮像するものであり、基板搬送ユニット12の前方に配置されている。パーツカメラ15は、撮像した画像を制御装置50へ送信する。撮像された画像は、部品の形状の異常や採取した部品の位置ずれなどの判定に用いられる。
部品把持具30は、例えば、部品60を把持して採取するメカニカルチャックとして構成されている。部品60は、図2、3に示すように、円柱形の本体部61と、円柱の両端に配設されたリード62とを備えている。実装装置11では、下方に折り曲げたリード62を、基板Sに設けられた孔に挿入したのち、はんだにより固定する。ここでは、この部品60を供給する部品供給ユニット40と、部品60を採取する部品把持具30とを主たる一例として説明する。部品把持具30は、図2、3に示すように、装着基部31と、固定基部32と、位置決め把持部34と、基準部35と(図3参照)、溝部36と、押下部38とを備えている。装着基部31は、実装ヘッド22の下面に装着されるものであり、下方に接続板33が配設されている。固定基部32は、その下面側に位置決め把持部34が配設されている。この固定基部32は、接続板33の下面に移動不能にネジで固定されている。固定基部32は、位置決め把持部34の間隔を変更するよう、接続板33の長手方向にスライド固定可能である。
位置決め把持部34は、部品60を位置決めした状態で把持する一対の爪状の部材である。位置決め把持部34は、リード62を収容して位置決めする溝部36を有している。この溝部36は、一対の位置決め把持部34の対向面に、位置決め把持部34の長手方向に沿って上下方向に形成されたV字溝である。リード62は、広がろうとするバネ力により、溝部36の壁面に当接し、その先端は必ず所定の位置に位置決めされる(後述図7参照)。基準部35は、部品60の位置と所定の相対位置となる基準位置を表すものであり、位置決め把持部34の先端面である。基準部35は、例えば、パーツカメラ15により撮像した画像の背景と異なる色である。ここで、背景とは、例えば、パーツカメラ15により撮像した画像での基準部35の周囲の領域、例えば、固定基部32や、接続板33、位置決め把持部34の本体などである。部品把持具30では、この背景が低輝度(例えば灰色や黒など)に配色され、基準部35が高輝度(例えば、白や黄色など)に配色されている。なお、基準部35は、認識しやすいよう背景との間にコントラストを有するものとすればよく、背景を高輝度に配色し、基準部35を低輝度に配色してもよい。この部品把持具30は、位置決め把持部34の溝部36にリード62が嵌まることにより部品60を位置決めすると共に、リード62のバネ力によって落下しないよう部品60を把持する。
部品供給ユニット40は、複数のリールを備え、実装装置11の前側に着脱可能に取り付けられている。各リールには、テープが巻き付けられ、テープの表面には、複数の部品がテープの長手方向に沿って保持されている。部品60は、図2に示すように、直線状のリード62,62の先端がテープ18,18に固定されている。このテープ18は、リールから後方に向かって巻きほどかれ、部品60が露出した状態で、部品把持具30で採取される採取位置に移送部41によって送り出される。
部品60を供給する部品供給ユニット40は、図2に示すように、移送部41と、支持板42と、押上部43と、曲げ板44と、切離部45とを備えている。移送部41は、図示しないギアとスプロケットによりテープ18を送り出す機構である。支持板42は、本体部61の両脇でリード62を支持して部品60を上方に持ち上げる板状の部材である。この支持板42は、上部中央にリード62が嵌まる切欠きを有している。押上部43は、支持板42,42の間に配設されており、本体部61を下方から押し上げる部材である。曲げ板44は、部品供給ユニット40の筐体に固定されており、リード62が通過可能な切欠きを支持板42に面する側に有している。曲げ板44は、支持板42及び押上部43に支持されて部品60が下方から押し上げられると、曲げ板44の切欠きをリード62が通過しつつ支持板42を支点としてリード62を下方に折り曲げる。切離部45は、テープ18に固定されたリード62の先端側を切り離す部材である。支持板42、押上部43及び切離部45は、図示しない台座に配設されており、この台座と共に上下方向に移動する。
制御装置50は、図1に示すように、CPU51を中心とするマイクロプロセッサとして構成されている。この制御装置50は、基板搬送ユニット12、実装ユニット13、パーツカメラ15及び部品供給ユニット40へ制御信号を出力し、実装ユニット13、パーツカメラ15及び部品供給ユニット40からの信号を入力する。また、制御装置50には、基準部35と部品60(リード62の先端)との相対位置関係に関する情報(例えば相対座標や距離など)が記憶されている。この制御装置50は、部品60が把持された状態の少なくとも基準部35を含む画像を取得し、取得した画像に基づいて基準部35の位置を取得し、取得した基準部35の位置との相対位置に基づいて部品60の位置を取得する処理を行う。
管理コンピュータ70は、実装システム10の各装置の情報を管理するコンピュータである。管理コンピュータ70は、作業者が各種指令を入力するキーボード及びマウス等の入力装置と、各種情報を表示するディスプレイとを備えている。
次に、こうして構成された本実施形態の実装システム10の動作、具体的には、実装装置11の実装処理について説明する。ここでは、部品把持具30を用い、部品60を実装する場合を主たる具体例として説明する。図4は、制御装置50のCPU51により実行される実装処理ルーチンの一例を表すフローチャートである。このルーチンは、制御装置50の記憶部に記憶され、作業者による開始指示により実行される。このルーチンを開始すると、制御装置50のCPU51は、まず、実装ヘッド22の位置を補正するタイミングであるか否かを判定する(ステップS100)。このタイミングとしては、例えば、装置起動時や、テープ18の交換後、エラー停止後の再始動時などが挙げられる。位置補正タイミングであるときには、CPU51は、部品60を部品把持具30に採取させて、採取した部品60をパーツカメラ15の基準撮像位置へ移動させる(ステップS110)。
ここで、部品供給ユニット40から部品把持具30が部品60を採取する動作について説明する。図5は、部品60の採取処理の説明図である。採取処理では、部品供給ユニット40は、移送部41によりテープ18に保持された最先端の部品60を支持板42及び押上部43の上方へ移動させる(図5(a))。なお、支持板42、押上部43及び切離部45の初期位置は、テープ18よりも下方である。次に、部品供給ユニット40は、支持板42、押上部43及び切離部45を上方へ移動させる。すると、部品60は、テープ18から切り離されると共に、曲げ板44の切欠部をリード62が通過しつつ、曲げ板44に押さえられたリード62が支持板42を支点として下方に折り曲げられる(図5(b))。続いて、CPU51は、リード62が折り曲げられた部品60の上方へ部品把持具30を移動させたのち部品把持具30を下降させ(図5(c))、位置決め把持部34の溝部36にリード62を導き、位置決め把持部34に部品60を把持させる。なお、部品供給ユニット40は、支持板42の上昇前に部品60の採取位置に部品把持具30を配置させておき、リード62の折り曲げと共に部品60を位置決め把持部34に把持させてもよい。
部品把持具30がパーツカメラ15上の基準撮像位置へ移動すると、CPU51は、少なくとも基準部35を含む画像をパーツカメラ15に撮像させる(ステップS120)。次に、CPU51は、撮像画像に部品60があるか否かを判定する(ステップS130)。即ち、CPU51は、部品把持具30が部品60を採取できているか否かを判定する。この判定は、例えば、部品60が存在するはずの領域の画素値が部品60の画素値であるか、接続板33の画素値であるかに基づいて行うことができる。図6は、部品60を把持していない部品把持具30の説明図である。図7は、部品60を把持している部品把持具30の説明図である。撮像画像は、例えば、部品60がなければ図6に示した画像となり、部品60があれば図7に示した画像となる。撮像画像に部品60がないときには、CPU51は、ステップS110以降の処理を実行させる。このとき、CPU51は、エラー表示して実装処理を停止させてもよい。一方、ステップS130で撮像画像に部品60があるときには、基準部35の位置を取得する(ステップS140)。この処理では、例えば、基準部35が存在するはずの領域に対して二値化処理を行い、各画素の画素値の変位によりエッジ検出し、基準部35に該当する画素値の領域を抽出し、基準部35の位置(座標)を取得するものとしてもよい。
続いて、CPU51は、取得した基準部35の位置との相対位置に基づいて部品60の位置を取得する(ステップS150)。ここでは、CPU51は、部品60の位置として、リード62(先端面)の位置を取得するものとする。部品60は、位置決め把持部34の溝部36にリード62がはめ込まれて位置決め把持部34に把持される。また、基準部35は、位置決め把持部34の先端面である。これらの関係により、基準部35と部品60(リード62)との相対位置関係は、予め定められたものであるから、基準部35の位置からリード62の先端面の位置を求めることができる。次に、CPU51は、取得したリード62の位置と、正規の基準位置B(図7参照)との相対位置に基づいて位置ずれ量を検出し、この位置ずれを矯正するための、実装ヘッド22の位置を補正する補正値を設定する(ステップS160)。CPU51は、例えば、図7における、X軸方向の位置ずれ量xと、Y軸方向の位置ずれ量yとを矯正する補正値を設定する。
ステップS160のあと、又は、ステップS100で位置補正タイミングでないときには、CPU51は、設定されている位置ずれの補正値を用いて、部品60の実装処理を行う(ステップS170)。実装処理では、CPU51は、以下の処理を行う。まず、CPU51は、部品把持具30に部品60が把持されていない場合は、ステップS110~S130の処理を行い、部品供給ユニット40から部品60を採取する。次に、CPU51は、部品60を基板Sへ実装する位置まで実装ヘッド22を移動させ、Z軸モータ23を駆動して部品把持具30を下降させ、更に押下部38を下降させて基板S上に部品60を挿入配置させる。そして、CPU51は、基板Sへの部品60の実装がすべて終了したか否かを判定し(ステップS180)、実装処理が終了していないときには、ステップS100以降の処理を実行させる。一方、実装処理が終了したときには、そのままこのルーチンを終了する。
ここで、本実施形態の構成要素と本発明の構成要素との対応関係を明らかにする。本実施形態の制御装置50が本発明の処理部及び情報処理装置に相当し、部品把持具30が部品把持具に相当し、位置決め把持部34が位置決め把持部に相当し、基準部35が基準部に相当する。なお、本実施形態では、実装装置11の動作を説明することにより本発明の情報処理方法の一例も明らかにしている。
以上説明した実施形態の実装装置11によれば、位置決め把持部34に把持された部品60の画像を取得し、その画像にある部品60自体ではなく、その部品60を位置決めして把持する位置決め把持部34と基準部35との相対位置関係により部品60の位置を取得する。一般的に、リード62の基板Sへの挿入性を高めようとした場合、リード62の先端の検出精度を高めることが考えられる。しかしながら、撮像画像においては、リード62の先端面が平面でない場合や先端面の高さ位置が一定にならない場合などがあり、高い精度でリード62の先端面を撮像画像から特定することは困難である。この実装装置11では、基準部35の位置を用いることにより、部品60の撮像状態に依存することなく部品60の位置を取得することが可能であるため、把持された部品60の位置をより確実に取得することができる。
また、実装装置11は、基準部35の位置に基づいてリード62の位置をより確実に取得することができ、リード62を基板Sに挿入して部品60を実装する際のリード部品の挿入率をより向上することができる。更に、実装装置11は、部品把持具30の位置決め把持部34がリード62を収容して位置決めする溝部36を有し、この溝部36にリード62が嵌まることにより部品60を把持するため、溝部36により、部品60を位置決めして把持しやすい。更にまた、基準部35は、位置決め把持部34の先端面であるため、位置決め把持部34の先端面を用いることによって、把持された部品60の位置をより確実に取得することができる。そして、制御装置50は、基準部35が背景である接続板33などと異なる色であるため、基準部35を認識しやすい。そしてまた、実装装置11は、把持された部品60の位置をより確実に取得することができるため、部品60をより確実に基板Sへ実装することができる。
なお、本発明は上述した実施形態に何ら限定されることはなく、本発明の技術的範囲に属する限り種々の態様で実施し得ることはいうまでもない。
例えば、上述した実施形態では、部品把持具30は、本体部61とリード62とを備える部品60を把持するものとして説明したが、部品を位置決めした状態で把持することができれば、特にこれに限定されない。例えば、位置決め把持部34は、溝部36以外の構造で部品60を位置決めして把持するものとしてもよい。あるいは、部品は、リード62を有していなくてもよいし、位置決め把持部34は、溝部36を有していなくてもよい。このとき、図8に示すように、部品60Bは、本体61を有し、部品把持具30Bは、本体61を4方向から把持する位置決め把持部34Bにより部品60Bを位置決めして把持するものとしてもよい。図8は、別の部品把持具30Bの説明図である。部品把持具30Bは、位置決め把持部34Bの先端に基準部35Bを有している。この部品把持具30Bでは、本体を4方向から把持することにより位置決めすることができる。
上述した実施形態では、基準部35は、位置決め把持部34の先端面としたが、画像認識により位置を特定できる部分であれば特にこれに限定されず、例えば、位置決め把持部34の先端面のいずれか1以上の辺部分としてもよい。あるいは、部品把持具30において、基準部35は、部品把持具30のいずれかの場所に設けられたマークとしてもよい。図9は、基準部としてのマーク37a~37fを有する部品把持具30Cの説明図である。この部品把持具30Cは、位置決め把持部34の先端面に円形のマーク37a~37fを有する。なお、リード62の先端位置との相対位置関係を有し、このリード62の先端位置を把握可能とするものとすれば、マークの位置、個数は特に限定されず、例えば、各位置決め把持部34には、マーク37a~37cのうち1以上と、マーク37d~37fのうち1以上とを有するものとすればよい。この実装装置では、マークを用いることによって、把持された部品の位置をより確実に取得することができる。マークとしては、画像処理で識別しやすい形状及び色彩であることが好ましく、例えば、円形、楕円形、矩形、多角形、星形などが挙げられる。なお、基準部は、例えば、マーク、先端面及び部材の辺部分のうち2以上の組み合わせとしてもよい。
上述した実施形態では、制御装置50が本発明の情報処理装置の機能を有するものとして説明したが、特にこれに限定されず、実装処理を制御する制御装置50とは別に処理部を備えるものとしてもよい。あるいは、管理コンピュータ70の制御部が本発明の情報処理装置の機能を有するものとしてもよい。また、複数の制御装置が本発明の情報処理装置の機能を分担して担当するものとしてもよい。
上述した実施形態では説明しなかったが、例えば、制御装置50は、取得した基準部35,35の位置から基準部35,35の間隔を求め、この間隔を用いて正しい部品把持具30が実装ヘッド22に装着されているか否かを判定するものとしてもよい。こうすれば、誤った部品把持具を使用することによる誤実装を事前に防止することができる。
上述した実施形態では、本発明を実装装置11として説明したが、本発明を制御装置50としてもよいし、本発明を部品把持具30としてもよいし、本発明を情報処理方法や実装装置11の制御方法としてもよいし、本発明を上述した処理をコンピュータが実行するプログラムとしてもよい。
本発明は、部品を基板上に配置する実装装置に利用可能である。
10 実装システム、11 実装装置、12 基板搬送ユニット、13 実装ユニット、15 パーツカメラ、18 テープ、20 ヘッド移動部、22 実装ヘッド、23 Z軸モータ、30,30B,30C 部品把持具、31 装着基部、32 固定基部、33 接続板、34,34B 位置決め把持部、35,35B 基準部、36 溝部、37a~37f マーク、38 押下部、40 部品供給ユニット、41 移送部、42 支持板、43 押上部、44 曲げ板、45 切離部、50 制御装置、51 CPU、60,60B 部品、61 本体部、62 リード、70 管理コンピュータ、B 基準位置、S 基板。

Claims (4)

  1. ガイドレールに導かれてXY方向に移動するスライダを備えたヘッド移動部と、
    前記ヘッド移動部のスライダに設けられ、Z軸モータを備え、前記Z軸モータによってZ軸に沿って高さ調整可能であり、上下方向の溝部を形成しリードを有するリード部品を位置決めした状態で把持する一対の爪状部材と一対の前記爪状部材の間隔をスライド固定する固定基部とを含む部品把持具を下面側に取り外し可能に装着する実装ヘッドと、
    一対の前記爪状部材の先端面を撮像するカメラと、
    前記カメラが撮像した前記先端面の画像において前記先端面が存在するはずの領域に対して二値化処理を行い、前記先端面に該当する画素値の領域を抽出し、予め記憶した前記先端面と前記リードとの相対位置関係に関する情報に基づいて、前記リードの先端位置を求め、求めた前記先端位置に合わせて前記実装ヘッドのXY方向の位置を補正する制御部と、を備え、
    前記爪状部材の先端面は、前記カメラにより撮像した画像の背景との間にコントラストを有する、実装装置。
  2. 前記制御部は、前記実装ヘッドの位置を補正する位置補正タイミングであるか否かを判定し、前記位置補正タイミングであると判定したときには、一対の前記爪状部材が把持した前記リード部品の前記リードの先端位置を取得し、取得された前記リードの先端位置と正規の位置に対する位置ずれを矯正するための前記実装ヘッドのXY方向の位置を補正する補正値を設定し、設定された前記補正値を用いて前記実装ヘッドに前記リード部品を基板へ実装させる一方、前記位置補正タイミングでないと判定したときには、すでに設定されている前記補正値を用いて前記実装ヘッドに前記リード部品を前記基板へ実装させる、請求項1に記載の実装装置。
  3. 前記制御部は、装置起動時、前記リード部品を保持する保持部材の交換後、エラー停止後の再始動時のうち1以上に基づいて前記位置補正タイミングであるか否かを判定する、請求項2に記載の実装装置。
  4. 前記部品把持具は、前記爪状部材によって前記リードがZ軸方向に沿うように前記リード部品を把持して該リード部品を把持する、請求項1~3のいずれか1項に記載の実装装置。
JP2020211950A 2015-12-24 2020-12-22 実装装置 Active JP7365324B2 (ja)

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