JP7364719B2 - 無段変速機 - Google Patents

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Description

本発明は、ドライブプーリ及びドリブンプーリの各V面に無端伝動帯が巻き掛けられる無段変速機に関する。
特許文献1~4には、固定側プーリ半体及び可動側プーリ半体をそれぞれ有するドライブプーリ及びドリブンプーリの各V面に無端伝動帯が巻き掛けられ、ドライブプーリ及びドリブンプーリのうち、一方のプーリの溝幅を増加させると共に、他方のプーリの溝幅を減少させることにより変速比を変更する無段変速機、及び、該無段変速機に用いられる無端伝動帯が開示されている。
このうち、特許文献1には、プーリのV面のうち、所定位置よりも径方向内側の母線の形状を直線とすることで、プーリと無端伝動帯との間の摩擦係数を確保し、スリップの発生を防止することが開示されている。また、特許文献1には、プーリのV面のうち、所定位置よりも径方向外側の母線の形状を無端伝動帯のミスアライメントを補償する方向に湾曲する曲線とすることで、無端伝動帯をV面にスムーズに噛み込ませ、無端伝動帯及びプーリの耐久性を高めることが開示されている。
特許文献2には、ドライブプーリとドリブンプーリとに接触する無端伝動帯のエレメントの側縁のうち、径方向外側を直線形状とし、一方で、径方向内側を内方に向かって傾斜角度が次第に大きくなるように湾曲する湾曲形状とすることが開示されている。
特許文献3には、第1工程で非スリップ側プーリの接線方向の摩擦係数を推定し、第2工程で無端伝動帯の伝達トルクを算出し、第3工程で非スリップ側プーリの必要軸推力を算出し、第4工程で非スリップ側プーリのレシオ保持軸推力を必要軸推力に向けて減少させることで変速比を変更することが開示されている。
特許文献4には、プーリのV面に巻き付く無端伝動帯の軌道半径が理論軌道半径に対して変化しているとき、最大半径と最小半径との差である最大軌道ずれ量が最小となるように、V面の傾斜角度を8.8°~11.0°の範囲に設定することが開示されている。また、特許文献4には、変速比がLOW(ロー)、中間領域であるMID(ミディアム)、TOP(トップ)及びOD(オーバドライブ)のいずれの場合でも、傾斜角度が9°のときには、伝達効率が最大になることが開示されている。
特許第5689973号公報 特許第5840293号公報 特許第6452668号公報 特許第5189566号公報
ところで、特許文献4には、V面の傾斜角度が9°を下回る領域では、伝達効率は、OD、TOP、LOW及びMID(中間領域)の順に低下していることが開示されている。ここで、特許文献1のプーリと特許文献2の無端伝動帯とを組み合わせ、V面の傾斜角度を一般的な値である11°から9°に変更した場合、中間領域における無端伝動帯の伝達効率が低下することが予想される。
本発明は、このような課題を考慮してなされたものであり、変速比が中間領域での伝達効率を向上させることができる無段変速機を提供することを目的とする。
本発明の態様は、固定側プーリ半体及び可動側プーリ半体をそれぞれ有するドライブプーリ及びドリブンプーリと、前記ドライブプーリのV面と前記ドリブンプーリのV面とに巻き掛けられた無端伝動帯とを備え、前記ドライブプーリ及び前記ドリブンプーリのうち、一方のプーリの溝幅を増加させると共に、他方のプーリの溝幅を減少させることにより変速比を変更する無段変速機に関する。
この場合、前記無端伝動帯は、前記ドライブプーリ及び前記ドリブンプーリの各V面に接触するエレメントを有する。前記エレメントは、前記無端伝動帯の径方向外側が直線部として形成され、一方で、前記無端伝動帯の径方向内側が湾曲部として形成される。これに対して、前記ドライブプーリ及び前記ドリブンプーリの各V面は、径方向内側の母線の形状が直線であり、径方向外側の母線の形状が曲線である。そして、前記変速比が中間領域である場合、前記ドライブプーリ及び前記ドリブンプーリの各V面における径方向外側の湾曲部分と、前記エレメントの直線部とが接触する。
本発明によれば、ドライブプーリ及びドリブンプーリの各湾曲部分とエレメントの直線部とが接触するので、接触位置を保持する抵抗が低減される。この結果、変速比が中間領域であっても、無端伝動帯の伝達効率を向上させることができる。
本実施形態に係る無段変速機の構成図である。 図1の金属ベルトの構成図である。 V面の傾斜角度に対する伝達効率差の変化を示す説明図である。 プーリと金属エレメントとの接触を示す説明図である。 実施例及び比較例におけるドライブプーリ側の構成上の違いを示す説明図である。 実施例及び比較例におけるドリブンプーリ側の構成上の違いを示す説明図である。 レシオとミスアライメントとの関係を示す説明図である。 図8A及び図8Bは、ドライブプーリのV面の母線の形状を示す説明図である。 図9A及び図9Bは、ドリブンプーリのV面の母線の形状を示す説明図である。 軸間力、伝達効率及びトルク比の関係を示す説明図である。 レシオと伝達効率との関係を示す説明図である。
以下、本発明に係る無段変速機について好適な実施形態を例示し、添付の図面を参照しながら説明する。
[1.無段変速機10を搭載した車両14の概略構成]
本実施形態に係る無段変速機10は、図1に示すように、例えば、エンジン12を備える車両14に搭載される。無段変速機10は、互いに平行に配置されたドライブシャフト16とドリブンシャフト18とを備える。エンジン12のクランクシャフト20は、ダンパー22を介してドライブシャフト16に接続される。
ドライブシャフト16には、ドライブプーリ24が支持されている。ドライブプーリ24は、ドライブシャフト16に対して相対回転自在な固定側プーリ半体24aと、該固定側プーリ半体24aに対してドライブシャフト16の軸方向に摺動自在な可動側プーリ半体24bとを有する。可動側プーリ半体24bは、作動油室26に作用する油圧により、固定側プーリ半体24aとの間の溝幅(ドライブプーリ24の溝幅)が可変である。
ドリブンシャフト18には、ドリブンプーリ28が支持されている。ドリブンプーリ28は、ドリブンシャフト18に固設された固定側プーリ半体28aと、該固定側プーリ半体28aに対してドリブンシャフト18の軸方向に摺動自在な可動側プーリ半体28bとを有する。可動側プーリ半体28bは、作動油室30に作用する油圧により、固定側プーリ半体28aとの間の溝幅(ドリブンプーリ28の溝幅)が可変である。
図1及び図2に示すように、ドライブプーリ24とドリブンプーリ28との間には、2本の金属リング集合体32に多数の金属エレメント34(エレメント)を装着した本実施形態に係る金属ベルト36(無端伝動帯)が巻き掛けられる。なお、ドライブプーリ24、ドリブンプーリ28及び金属ベルト36の詳細な構成については、後述する。
ドライブシャフト16におけるエンジン12とは反対側の軸端には、シングルピニオン式の遊星歯車機構からなる前後進切換機構38が設けられている。前後進切換機構38は、前進変速段を確立する際にドライブシャフト16に係合して、該ドライブシャフト16の回転をドライブプーリ24に同方向に伝達するフォワードクラッチ40と、後進変速段を確立する際にドライブシャフト16に係合して、該ドライブシャフト16の回転をドライブプーリ24に逆方向に伝達するリバースブレーキ42とを有する。
前後進切換機構38において、ドライブシャフト16にはサンギヤ44が固設されている。また、キャリヤ46は、リバースブレーキ42により、ケーシング48に拘束可能である。さらに、リングギヤ50は、フォワードクラッチ40により、ドライブプーリ24に結合可能である。この場合、キャリヤ46に支持された複数のピニオン52がサンギヤ44及びリングギヤ50に同時に噛合する。
ドリブンシャフト18における固定側プーリ半体28a側の軸端には、発進クラッチ54が設けられている。発進クラッチ54は、ドリブンシャフト18に相対回転自在に支持する第1減速ギヤ56を該ドリブンシャフト18に結合する。ドリブンシャフト18と平行に配置された減速軸58には、第1減速ギヤ56に噛合する第2減速ギヤ60が固設されている。
ディファレンシャルギヤ62のギヤボックス64には、ファイナルドリブンギヤ66が固設されている。ファイナルドリブンギヤ66には、減速軸58に固設されたファイナルドライブギヤ68が噛合する。ギヤボックス64には、一対のピニオン70がピニオンシャフト72を介して支持されている。また、ギヤボックス64には、左右の車軸74が相対回転自在に支持されている。この場合、一対のピニオン70は、左右の車軸74の一端に設けられたサイドギヤ76に噛合する。左右の車軸74の他端には、駆動輪78がそれぞれ接続されている。
車両14は、該車両14全体を制御する電子制御ユニット80(制御装置)と、無段変速機10の油圧系統等を制御する油圧制御ユニット82(制御装置)とをさらに有する。
ここで、車両14の運転者が不図示のセレクトレバーを操作し、フォワードレンジを選択すると、油圧制御ユニット82は、電子制御ユニット80からの指令に基づき、フォワードクラッチ40を係合させる。これにより、ドライブシャフト16は、ドライブプーリ24と一体に結合される。
次に、油圧制御ユニット82は、発進クラッチ54を係合させる。これにより、エンジン12のトルクは、ドライブシャフト16→前後進切換機構38→ドライブプーリ24→金属ベルト36→ドリブンプーリ28→ドリブンシャフト18→発進クラッチ54→第1減速ギヤ56→第2減速ギヤ60→減速軸58→ファイナルドライブギヤ68→ファイナルドリブンギヤ66→ディファレンシャルギヤ62→車軸74の順に駆動輪78に伝達される。この結果、車両14は、前進発進する。
一方、運転者がセレクトレバーを操作し、リバースレンジを選択すると、油圧制御ユニット82は、リバースブレーキ42を係合させる。これにより、ドライブプーリ24は、ドライブシャフト16の回転方向とは逆方向に駆動する。この結果、車両14は、発進クラッチ54の係合により後進発進する。
このようにして車両14が発進すると、油圧制御ユニット82からの指令によって、ドライブプーリ24の作動油室26に供給される油圧が増加する。これにより、ドライブプーリ24の可動側プーリ半体24bが固定側プーリ半体24aに接近し、ドライブプーリ24側での金属ベルト36の有効半径が増加する。一方、油圧制御ユニット82からの指令によって、ドリブンプーリ28の作動油室30に供給される油圧が減少する。これにより、ドリブンプーリ28の可動側プーリ半体28bが固定側プーリ半体28aから離反し、ドリブンプーリ28側での金属ベルト36の有効半径が減少する。この結果、無段変速機10の変速比(以下、レシオと呼称する場合がある。)を、LOW側からOD側に向けて連続的に変化させることができる。
金属ベルト36は、図2に示すように、該金属ベルト36の進行方向に対して左右一対に設けられた金属リング集合体32に、多数の金属エレメント34を支持させたものである。一対の金属リング集合体32は、複数枚の金属リング84を積層して構成される。金属エレメント34は、金属板材から打ち抜いて成形されるものであり、エレメント本体86と、金属リング集合体32が係合する左右一対のリングスロット88間に位置するネック部90と、ネック部90を介して、エレメント本体86における金属ベルト36の径方向外側に接続される概略三角形のイヤー部92とを有する。エレメント本体86の左右方向の両端部には、ドライブプーリ24及びドリブンプーリ28(図1参照)のV面94、96に当接可能な一対のプーリ当接面98が形成される。
エレメント本体86の上部は、ロッキングエッジ部95として構成される。また、ロッキングエッジ部95の上面であるサドル面97、ネック部90及びイヤー部92によってリングスロット88が形成される。
金属ベルト36は、一対の固定側プーリ半体24a、28a及び可動側プーリ半体24b、28bに挟み込まれることにより、各V面94、96とプーリ当接面98との摩擦力でドライブプーリ24からドリブンプーリ28に動力を伝達する。この場合、各金属エレメント34が互いに押し合うことで動力を伝達する。各金属エレメント34が互いに押し合う位置がロッキング位置99であり、金属ベルト36のピッチ半径を決定する。なお、ロッキング位置99は、ロッキングエッジ部95の下側の位置である。
[2.本実施形態の特徴的な構成]
次に、本実施形態に係る無段変速機10及び金属ベルト36の特徴的な構成について、図2~図11を参照しながら説明する。ここでは、必要に応じて、図1も参照しながら説明する。特徴的な構成とは、変速比がMID(ミディアム、中間領域)におけるドライブプーリ24及びドリブンプーリ28のV面94、96に対する金属エレメント34の接触に関するものである。なお、MIDとは、前述のように、LOW(ロー)とTOP(トップ)との間の変速比の領域をいう。
図3は、特許文献4の無段変速機において、ドライブプーリ24及びドリブンプーリ28の各V面94、96の傾斜角度α(図4参照)と金属ベルト36の伝達効率との関係を示す説明図である。ここでは、変速比がLOW、MID、TOP及びOD毎の伝達効率の変化、すなわち、α=9°での伝達効率に対する差(伝達効率差)を図示している。
この場合、傾斜角度αが9°を下回る領域では、OD、TOP、LOW及びMIDの順に伝達効率(伝達効率差)が低下している。従って、この角度領域では、MIDの伝達効率が最も低下し、傾斜角度αの影響を受けやすい。これは、傾斜角度αが小さくなるほど、金属ベルト36を構成する金属リング84の張力が低下し、金属リング84から受ける摩擦力が小さくなる一方で、金属リング84の滑りが最も小さくなるMIDの変速比では、金属エレメント34がドライブプーリ24又はドリブンプーリ28と接触する位置を保持するための抵抗が却って増加し、損失が増えるためであると推定される。従って、変速比がMIDにおいても、金属ベルト36の伝達効率を向上させることが必要となる。
そこで、本実施形態に係る無段変速機10及び金属ベルト36では、ドライブプーリ24及びドリブンプーリ28の各V面94、96に接触する金属エレメント34の側縁(プーリ当接面98)の形状を工夫することにより、伝達効率の向上を図っている。
具体的に、図2及び図4~図6に示すように、金属エレメント34の側縁は、金属ベルト36の径方向外側(金属リング集合体32に近接する側)が、例えば、傾斜角度αで傾斜する直線部98aとして形成され、一方で、直線部98aの下側に連接する径方向内側(金属リング集合体32から離間する側)が金属ベルト36の左右方向の内方に向かって湾曲する湾曲部98bとして形成されている。なお、金属エレメント34の側縁において、直線部98aの上側には、ロッキングエッジ部95の側縁であって、上方に延びる直線状のロッキング部98cが形成されている。
この場合、ドライブプーリ24及びドリブンプーリ28を構成する固定側プーリ半体24a、28a及び可動側プーリ半体24b、28bの各V面94、96は、図4~図6及び図8A~図9Bに示すように、径方向内側の母線の形状が直線部分94a、96aとして形成され、一方で、径方向外側の母線の形状が湾曲部分94b、96bとして形成されている。
そして、変速比がMIDである場合、ドライブプーリ24のV面94における径方向外側の湾曲部分94bと、金属エレメント34の直線部98aとが接触すると共に、ドリブンプーリ28のV面96における径方向外側の湾曲部分96bと、金属エレメント34の直線部98aとが接触する。なお、図2に示すように、直線部98a及びロッキング部98cには、金属エレメント34の板厚方向に延びる排油溝98dが複数設けられている。
ここで、金属エレメント34の形状と各V面94、96の形状との関係について、具体的に説明する。なお、図5及び図6において、比較例は、特許文献1~4を組み合わせた構成を示し、実施例は、本実施形態の構成を示す。
前述のように、変速比がMIDである場合、V面94、96の傾斜角度α(図4参照)が小さくなるほど、金属リング84の張力が低下し、該金属リング84から受ける摩擦力は小さくなる。一方で、金属エレメント34がドライブプーリ24又はドリブンプーリ28との接触位置を保持するための抵抗は却って増加する。この結果、金属ベルト36の損失が増加する。従って、接触位置を保持するための抵抗を低減する必要がある。
ここで、特許文献3より、変速比が1.7よりもOD側では、ドリブンプーリ28がスリップ側のプーリとなり、一方で、ドライブプーリ24が非スリップ側のプーリとなる知見が得られている。また、特許文献3では、変速比がMIDから1.7までは、ドリブンプーリ28側がスリップするまで余裕があることが確認されている。
そこで、本実施形態では、図4及び図5に示すように、変速比がMIDにおいて、ドライブプーリ24側では、金属エレメント34の直線部98aとドライブプーリ24の湾曲部分94bとを接触させることで、接触位置を保持する抵抗を低減させる。この場合、ドライブプーリ24のV面94における金属エレメント34との接触位置(ドライブプーリ側基準位置Pd1)が径方向内側となるように、ドライブプーリ24の直線部分94aを径方向内側に縮小することで、ドライブプーリ24の湾曲部分94bと金属エレメント34の直線部98aとを接触させる。なお、図5では、説明の便宜上、金属エレメント34等を模式的に且つ誇張して図示している。
具体的に、ドライブプーリ24側において、金属エレメント34の直線部98aとドライブプーリ24の湾曲部分94bとが接触する範囲は、金属エレメント34の直線部98aの長さ、換言すれば、該長さに応じた変速比の変化分(レシオ分)だけ確保されていればよい。そこで、本実施形態(実施例)では、図5に示すように、ドライブプーリ24側では、金属エレメント34の直線部98aの長さ分だけ、変速比をLOW側にシフトさせる。これにより、湾曲部分94bが径方向内側に拡大(直線部分94aが径方向内側に縮小)し、ドライブプーリ側基準位置Pd1が径方向内側に変位する。この結果、ドライブプーリ24側でのスリップを回避しつつ、金属エレメント34の直線部98aとドライブプーリ24の湾曲部分94bとを接触させることができる。図5では、一例として、変速比の変化分(レシオ分)が0.1(1.1-1.0=0.1)に相当する長さだけ、直線部分94aを径方向内側に縮小させた場合を図示している。
また、本実施形態(実施例)では、図4及び図6に示すように、変速比がMIDにおいて、ドリブンプーリ28側でも、金属エレメント34の直線部98aと、ドリブンプーリ28の湾曲部分96bとを接触させることで、接触位置を保持する抵抗を低減させる。この場合、ドリブンプーリ28のV面96における金属エレメント34との接触位置(ドリブンプーリ側基準位置Pd2)が径方向内側となるように、ドリブンプーリ28の直線部分96aを径方向内側に縮小することで、ドリブンプーリ28の湾曲部分96bと金属エレメント34の直線部98aとを接触させる。なお、図6でも、説明の便宜上、金属エレメント34等を模式的に且つ誇張して図示している。
具体的に、ドリブンプーリ28側において、金属エレメント34の直線部98aとドリブンプーリ28の湾曲部分96bとが接触する範囲は、金属エレメント34の直線部98aの長さ、換言すれば、該長さに応じたレシオ分だけ確保されていればよい。そこで、本実施形態(実施例)では、図6に示すように、ドリブンプーリ28側では、金属エレメント34の直線部98aの長さ分だけ、変速比をOD側にシフトさせる。これにより、湾曲部分96bが径方向内側に拡大(直線部分96aが径方向内側に縮小)し、ドリブンプーリ側基準位置Pd2が径方向内側に変位する。この結果、ドリブンプーリ28側でのスリップを回避しつつ、金属エレメント34の直線部98aとドリブンプーリ28の湾曲部分96bとを接触させることができる。図6では、ドライブプーリ24側に対応して、レシオ分が0.1(1.0-0.9=0.1)に相当する長さだけ、直線部分96aを径方向内側に縮小させた場合を図示している。
すなわち、無段変速機10では、一方のプーリの溝幅を増加させると共に、他方のプーリの溝幅を減少させることにより変速比を変更する。そこで、ドライブプーリ24側で直線部分94aが径方向内側に縮小した場合に対応して、図6のドリブンプーリ28側では、0.1のレシオ分に相当する長さだけ、ドリブンプーリ28側の湾曲部分96bを径方向内側に拡大させている。
なお、図4では、各V面94、96に対して金属エレメント34をオフセットして接触させることを図示している。また、以下の説明では、説明の便宜上、各V面94、96と金属エレメント34との接触位置(例えば、ドライブプーリ側基準位置Pd1、ドリブンプーリ側基準位置Pd2)を下部接触位置と呼称する。従って、下部接触位置とは、レシオ分だけオフセットしたときの各V面94、96に対する金属ベルト36の接触位置、すなわち、ドライブプーリ側基準位置Pd1及びドリブンプーリ側基準位置Pd2をいう。
図7は、ミスアライメントを補正する場合の説明図である。金属ベルト36(図1、図2及び図4~図6参照)において、ミスアライメントCは、下記の(1)式で表わされる。但し、Dは、変速比(レシオ)が1.0であるときのドライブプーリ24及びドリブンプーリ28の有効半径Rの2倍の値(直径)を示す。また、aは、ドライブシャフト16とドリブンシャフト18との軸間距離である。i0は、C=0のときの接触位置(ロッキング位置99における接触位置であって、以下、基準レシオ位置という。)である。iは、上記のオフセット後の下部接触位置(レシオ位置)である。βは、V面94、96の傾斜角度αである。
C=(D/π×a)×{(i-i0) /(i+i0)}×tanβ
(1)
図7では、一例として、金属ベルト36の周長LをL=656mm、D=110mm、a=155mmとして、β=9°における変速比とミスアライメントCとの関係を図示している。
図7のように、変速比(レシオ)が増減しても、ミスアライメントCは増加する。但し、Dを基準レシオ位置i0でのミスアライメントCの基礎径と定義すると、Dは、変速比(レシオ)が1.0であるときのドライブプーリ24及びドリブンプーリ28の有効半径Rの2倍の値(直径)であるため、Dをレシオ分だけオフセットしても、C=0にすることができる。すなわち、図7において、i0=1.0(破線で示すロッキング位置99での接触の場合)では、変速比が1.0でC=0となり、一方で、実線で示すレシオ分だけオフセットした下部接触位置での接触の場合(i0からiにオフセットした場合)でも、C=0になることを図示している。このように、Dをオフセットした場合でも、金属ベルト36をミスアライメントCが補正された複合形状にすれば、C=0にすることができる。なお、図7において、一点鎖線は、両者の差を示している。
従って、本実施形態では、MIDにおいて、基準レシオ位置i0からオフセットした下部接触位置(レシオ位置)iでも、従来と同様のミスアライメントCの補正手法を適用することができる。
図8Aは、ドライブプーリ24のV面94の母線の形状を示す説明図であり、図8Bは、図8AのV面94の形状を拡大して図示した説明図である。
図8A及び図8Bでは、ドライブプーリ24のV面94の母線の形状を数式で表わすため、ドライブシャフト16の軸方向をY軸とし、ドライブプーリ24の径方向をX軸とする。また、P1は、基準レシオ位置i0におけるV面94と金属ベルト36との接触点の位置(下部接触位置)を示す。さらに、PLは、変速比がLOWのときの接触点の位置である。さらにまた、POは、変速比がODのときの接触点の位置である。また、図8A及び図8Bにおいて、X軸は、PLを通るように設定されている。さらに、PL、P1、POのX軸の座標を、それぞれ、XL、X1、XOとする。
ここで、XL≦X≦X1の場合、すなわち、V面94の径方向内側の直線部分94aにおける母線の形状は、下記の(2)式で表わされる。
Y=(X-XL)×tanβ (2)
また、X1<X≦XOの場合、すなわち、V面94の径方向外側の湾曲部分94bにおける母線の形状は、下記の(3)式で表わされる。なお、ここで、Cは、X軸の座標に対応するミスアライメントである。
Y=(X-XL)×tanβ+C (3)
一方、図9Aは、ドリブンプーリ28のV面96の母線の形状を示す説明図であり、図9Bは、図9AのV面96の形状を拡大して図示した説明図である。図9A及び図9Bでも、図8A及び図8Bの場合と同様に、ドリブンプーリ28のV面96の母線の形状を数式で表わすため、ドリブンシャフト18の軸方向をY軸とし、ドリブンプーリ28の径方向をX軸とする。但し、図9A及び図9Bでは、X軸は、POを通るように配置される。
ここで、XO≦X≦X1の場合、すなわち、V面96の径方向内側の直線部分96aにおける母線の形状は、下記の(4)式で表わされる。
Y=(X-XO)×tanβ (4)
また、X1<X≦XLの場合、すなわち、V面96の径方向外側の湾曲部分96bにおける母線の形状は、下記の(5)式で表わされる。
Y=(X-XO)×tanβ+C (5)
図10は、ドライブプーリ24とドリブンプーリ28との軸間力、金属ベルト36の伝達効率、及び、トルク比の関係を示す説明図である。なお、トルク比とは、金属ベルト36が伝達可能な最大トルクと、実際に伝達されるトルクとの比である。
また、図11は、V面94、96の傾斜角度β(α)毎の変速比と伝達効率との関係を示す説明図である。図11において、実施例は、本実施形態の構成でのβ=9°の結果である。また、比較例1は、従来の構成において、β=11°且つ一定形状のV面94、96の結果である。さらに、比較例2は、従来の構成において、β=9°且つ複合形状のV面94、96での結果である。
前述のように、本実施形態では、変速比がMIDにおいて、ドライブプーリ24側では、金属エレメント34の直線部98aとドライブプーリ24の湾曲部分94bとが接触することで、接触位置を保持する抵抗を低減する。一方、ドリブンプーリ28側でも、金属エレメント34の直線部98aとドリブンプーリ28の湾曲部分96bとが接触することで、接触位置を保持する抵抗を低減する。この結果、比較例1、2のように伝達効率が低下するMIDの領域(レシオの対数表示が0近傍の領域)において、実施例では、伝達効率が向上している。すなわち、実施例では、伝達効率の低下が確認されない変速比と同等の伝達効率が得られる。この結果、実施例では、軸間力が高い領域でも伝達効率が向上し、幅広い運転領域での伝達効率の向上に寄与することができる。
また、一般に、プーリの軸推力が小さい場合、伝達効率が高くなるとは限らない。そこで、電子制御ユニット80及び油圧制御ユニット82では、図10に示すように、軸間力と伝達効率との関係から最大の伝達効率(最高効率)となるトルク比を特定(設定)し、特定したトルク比に基づいて、最高効率で運転することにより、幅広い運転領域で伝達効率を向上させることができる。
このように、本実施形態では、図11に示すように、比較例1、2におけるMID付近での伝達効率の低下に対して、実施例のように、MID付近での伝達効率の向上を図ることができる。
[3.変形例]
以上のように、本実施形態では、金属ベルト式の無段変速機10について説明した。本実施形態では、MIDにおいて金属リング84の滑り損失を受けにくい状態で伝達効率を向上させることができるので、そのような影響の少ないチェーン式の無段変速機にも適用可能であることは勿論である。また、本実施形態では、エンジン12を駆動源とする車両14に適用した場合について説明したが、エンジン12以外を駆動源とする車両(例えば、バッテリ及びモータで駆動する電動車両)にも適用可能である。
[4.本実施形態の効果]
以上説明したように、本実施形態は、固定側プーリ半体24a、28a及び可動側プーリ半体24b、28bをそれぞれ有するドライブプーリ24及びドリブンプーリ28と、ドライブプーリ24のV面94とドリブンプーリ28のV面96とに巻き掛けられた金属ベルト36(無端伝動帯)とを備え、ドライブプーリ24及びドリブンプーリ28のうち、一方のプーリの溝幅を増加させると共に、他方のプーリの溝幅を減少させることにより変速比を変更する無段変速機10、及び、該無段変速機10に用いられる金属ベルト36に関する。
この場合、金属ベルト36は、ドライブプーリ24及びドリブンプーリ28の各V面94、96に接触する金属エレメント34を有する。金属エレメント34は、金属ベルト36の径方向外側が直線部98aとして形成され、一方で、金属ベルト36の径方向内側が湾曲部98bとして形成される。これに対して、ドライブプーリ24及びドリブンプーリ28の各V面94、96は、径方向内側の母線の形状が直線であり、径方向外側の母線の形状が曲線である。そして、変速比がMID(中間領域)である場合、ドライブプーリ24及びドリブンプーリ28の各V面94、96における径方向外側の湾曲部分94b、96bと、金属エレメント34の直線部98aとが接触する。
これにより、各湾曲部分94b、96bと金属エレメント34の直線部98aとが接触するので、接触位置を保持する抵抗が低減される。この結果、変速比がMIDであっても、無端伝動帯の伝達効率を向上させることができる。
この場合、図5のように、ドライブプーリ24の直線部分94aをドライブプーリ側基準位置よりも径方向内側に縮小することにより、MIDにおいてドライブプーリ24の湾曲部分94bと金属エレメント34の直線部98aとを接触させる。また、図6のように、ドリブンプーリ28の直線部分96aをドリブンプーリ側基準位置よりも径方向内側に縮小することにより、MIDにおいてドリブンプーリ28の湾曲部分96bと金属エレメント34の直線部98aとを接触させる。このように、所望のレシオ分の長さだけ直線部分94a、96aを縮小することにより、スリップの発生を効果的に抑制することができる。
また、無段変速機10は、各固定側プーリ半体24a、28aに対する各可動側プーリ半体24b、28bの移動を制御することにより変速比を変更する電子制御ユニット80及び油圧制御ユニット82(制御装置)をさらに備える。電子制御ユニット80及び油圧制御ユニット82では、図10のように、MIDにおけるドライブプーリ24とドリブンプーリ28との軸間力と、金属ベルト36の伝達効率とに基づき、該伝達効率の最大値を求め、金属ベルト36が伝達可能な最大トルクと実際に伝達されるトルクとの比であるトルク比を該最大値に基づき設定し、設定したトルク比に基づいて変速比を変更する。これにより、幅広い運転領域において、最大の伝達効率(最高効率)で運転することが可能となる。
なお、本発明は、上述の実施形態に限らず、この明細書の記載内容に基づき、種々の構成を採り得ることは勿論である。
10…無段変速機 24…ドライブプーリ
24a、28a…固定側プーリ半体 24b、28b…可動側プーリ半体
28…ドリブンプーリ 34…金属エレメント(エレメント)
36…金属ベルト(無端伝動帯) 94、96…V面
94a、96a…直線部分 94b、96b…湾曲部分
98a…直線部 98b…湾曲部

Claims (3)

  1. 固定側プーリ半体及び可動側プーリ半体をそれぞれ有するドライブプーリ及びドリブンプーリと、前記ドライブプーリのV面と前記ドリブンプーリのV面とに巻き掛けられた無端伝動帯とを備え、前記ドライブプーリ及び前記ドリブンプーリのうち、一方のプーリの溝幅を増加させると共に、他方のプーリの溝幅を減少させることにより変速比を変更する無段変速機において、
    前記無端伝動帯は、前記ドライブプーリ及び前記ドリブンプーリの各V面に接触するエレメントを有し、
    前記エレメントは、前記無端伝動帯の径方向外側が直線部として形成され、前記無端伝動帯の径方向内側が湾曲部として形成され、
    前記ドライブプーリ及び前記ドリブンプーリの各V面は、径方向内側の母線の形状が直線であり、径方向外側の母線の形状が曲線であり、
    前記変速比が1.0であるときに、前記ドライブプーリ及び前記ドリブンプーリの各V面における径方向側の湾曲部分の変曲点と、前記エレメントの直線部の変曲点とが点接触する、無段変速機。
  2. 請求項記載の無段変速機において、
    前記無端伝動帯は、前記無端伝動帯の進行方向に連なる複数の前記エレメントを有し、
    複数の前記エレメントの各々は、ロッキング位置で互いに押し合うことにより、前記ドライブプーリから前記ドリブンプーリに動力を伝達し、
    前記ドライブプーリ及び前記ドリブンプーリの各V面において、径方向内側の直線部分は、前記変速比が1.0であるときに、前記ロッキング位置に対応する位置よりも前記直線部の長さ分だけ前記径方向内側に縮小して形成されている、無段変速機。
  3. 請求項1又は2記載の無段変速機において、
    前記各固定側プーリ半体に対する前記各可動側プーリ半体の移動を制御することにより前記変速比を変更する制御装置をさらに備え、
    前記制御装置は、
    前記変速比が1.0における前記ドライブプーリと前記ドリブンプーリとの軸間力と、前記無端伝動帯の伝達効率とに基づき、該伝達効率の最大値を求め、
    前記無端伝動帯が伝達可能な最大トルクと実際に伝達されるトルクとの比であるトルク比を前記最大値に基づき設定し、
    設定した前記トルク比に基づいて前記変速比を変更する、無段変速機。
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