JP7363329B2 - 射出成形システム - Google Patents

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Description

本発明は、開閉ピンを備える射出成形システムに関するものである。
従来、ゲート開閉ピンが吐出口に対して挿抜されることにより、ゲートを開閉するバルブゲート装置があった(例えば特許文献1)。
しかし、金型に溶融樹脂を射出後、冷却する過程で、吐出口近傍のゲートの内周面等に、溶融樹脂が硬化することにより、樹脂皮膜が形成されてしまい、射出成形品の外観不良を生じる場合があった。従来のバルブゲート装置は、この樹脂皮膜の剥離等に起因する成形不良を有効に解決する手段がなく、対策が望まれてきた。
特開2017-144631号公報
本発明の課題は、溶融樹脂の流路内に形成される樹脂皮膜に起因する成形不良を抑制できる射出成形システムを提供することである。
本発明に係る射出成形システムは、溶融樹脂を貯留する貯留部と、前記貯留部と、金型内部に溶融樹脂を射出する射出口とを連結する連結穴と、前記連結穴の少なくとも一部を形成する連結穴形成部と、前記連結穴内に進入して前記射出口を閉じる閉位置と、前記閉位置から前記貯留部側に後退した位置であり前記射出口を開く開位置との間で移動可能に設けられる開閉ピンと、前記開閉ピンを前記閉位置と前記開位置との間で駆動する開閉ピン駆動部とを備え、前記開閉ピンは、前記連結穴内に進入すると、前記開閉ピンの外周面と前記連結穴の内周面とが当接し、前記連結穴内を摺動しながら移動する円柱状の軸体であり、前記閉位置に配置された状態において、前記連結穴と当該開閉ピンとの間の隙間と、前記貯留部との間を結ぶ樹脂流動溝が外周面に設けられるとともに、前記樹脂流動溝の前記射出口側である流動部先端部に周方向の周溝が設けられ、前記開閉ピンのうち前記周溝よりも先端側の外周面が、前記射出口近傍の内周面に当接して、前記射出口を閉じることを特徴とする構成になっている。
本発明によれば、以下の効果を奏することができる。
樹脂流動溝は、連結穴と開閉ピンとの間の隙間と、貯留部との間を結ぶ。このため、開閉ピンよりも射出口側に存在する樹脂の一部が、開閉ピンが閉位置に向けて移動することにともなって、樹脂流動溝を通って貯留部側に戻る。そのため、連結穴及び開閉ピンの間の隙間内の樹脂皮膜の形成、及び樹脂皮膜の成長を効果的に抑制できる。これにより、樹脂皮膜に起因する成形不良を抑制することができる。
さらに、開閉ピンは、樹脂流動溝の射出口側に設けられた周溝を備える。このため、周溝の近傍に存在する樹脂を、開閉ピンの全周において、周溝に流入させることができるので、上記成形不良の抑制効果を向上できる。
実施形態の成形システムの全体の構成を説明する縦断面図である。 ステムの先端付近の外観図である。 実施形態の成形システムの連結穴付近の構成を説明する縦断面図である。 実施形態のステムの先端及びその周辺の構成の動作を説明する図である。 実施形態のステムが閉位置に配置された状態を透視した斜視図であり、ステムの周囲における溶融樹脂の流動の説明する図である。 比較例の成形システムのステムの先端及びその周辺の構成の動作を説明する図である。 比較例において、樹脂皮膜の剥離片に起因する成型不良を説明する図である。 実施形態のステムの位置に応じた樹脂流動のシミュレーション結果を説明する図である。 実施形態のステムを示す図である。 実施形態のステムの先端及びその周辺の構成の動作を説明する図である。 実施形態の周溝の効果を確認するための樹脂流動のシミュレーションを説明する図である。
(実施形態)
以下、図面等を参照して、本発明の好適な実施形態について説明する。
(ステム40の螺旋溝41に関連する構成)
最初に、ステム40の螺旋溝41に関連する構成、及び作用、効果等について説明する。
図1は、実施形態の成形システム1の全体の構成を説明する縦断面図である。
図2は、ステム40の先端付近の外観図である。
図3は、実施形態の成形システム1の連結穴35付近の構成を説明する縦断面図である。
図3(A)は、ステム40の先端が連結穴35から退避・後退した状態であり、溶融樹脂を金型内に射出する状態を説明する図である。
図3(B)は、ステム40の左端面が金型10の射出口11aに配置された状態であり、金型10内に充填された溶融樹脂2を密封する状態を説明する図である。
図4は、実施形態のステム40の先端及びその周辺の構成の動作を説明する図である。
図4(A)は、ステム40が連結穴35に進入する直前の縦断面図である。
図4(B)は、ステム40が連結穴35に進入後、閉位置に配置された状態の縦断面図である。
図4(C)は、ステム40が連結穴35から退避・後退直後の縦断面図である。
図5は、実施形態のステム40が閉位置に配置された状態を透視した斜視図であり、ステム40の周囲における溶融樹脂2の流動の説明する図である。
なお、図3、図4(A)から図4(C)には、2つの螺旋溝41(樹脂流動溝)のうち1つの外形を破線で図示した。
実施形態を、適宜、XYZ直交座標系を用い、図面で説明する。この座標系は、図1の状態を基準に、左右方向X(左側X1、右側X2)、奥行方向Y、鉛直方向Z(下側Z1、上側Z2)で表す。ステム40(後述する)の移動方向は左右方向Xになり、また、左側X1方向が、溶融樹脂2の射出方向になる。
成形システム1は、主にペットボトルのプリフォーム3の射出成形に利用される。プリフォーム3とは、ペットボトルをブロー成形により製造するために、事前に成形する予備成形品である。
実施形態のプリフォーム3のゲートタイプは、ゲートカットの作業を有さず、ゲート長さが短いタイプである。実施形態では、このようにゲートが短いものを、ショートゲートともいう。
実施形態では、ゲートがない形態を説明する。つまり、左右方向Xにおいて、ステム40の左端面位置と、金型10の射出口11aとが、等しい位置にある(図3(B)参照)。但し、これに限定されず、実施形態の各構成は、ショートゲートに対応するシステムであれば、適宜適用できる。
図1から図3に示すように、成形システム1は、金型10、射出成形機20を備える。
金型10は、プリフォーム3の形状に対応するキャビティ11、コア12を備える。
キャビティ11は、射出口11aを備える。
射出口11aは、金型10の内部に溶融樹脂2を射出するための開口穴である。
射出成形機20は、可塑化装置21によって可塑化した熱可塑性の樹脂(ポリエチレンテレフタレート等)を、金型10の内部に射出する装置である。可塑化され、溶融した溶融樹脂2は、ランナ25(貯留部)に導かれる。ランナ25は、マニホールド22、ノズルハウジング23等によって形成される。実施形態のランナ25は、溶融樹脂2を加熱することにより、溶融樹脂2の溶融状態を維持するホットランナである。
射出成形機20は、ヒータ30(加熱装置)、ノズル31(連結穴形成部)、インシュレータ32(連結穴形成部、断熱部)、ステム40(開閉ピン)、ステム駆動部50(開閉ピン駆動部)から構成されている。
ノズル31、インシュレータ32は、それぞれ円筒状の部材である。ノズル31の先端部分、インシュレータ32の左側X1の先端部分は、それぞれ左側X1(つまり射出口11a側)に至る程、径が小さくなるように形成されている。インシュレータ32は、ノズル31を囲うように配置されている。また、左右方向Xにおいて、右側X2から左側X1に向けて、ノズル31、インシュレータ32、キャビティ11が配置されている。
インシュレータ32は、ヒータ30の熱が、ノズルハウジング23及びノズル31を介して、金型10のキャビティ11に伝わることを抑制したり、キャビティ11の冷却によりノズル31が冷却されることを抑制したりするために用いる部材である。このため、断熱部としてのインシュレータ32は、金型10との間に、具体的には、ノズル31とキャビティ11との間に配置されている。
ノズル31は、マニホールド22、ノズルハウジング23内を通ってきた溶融樹脂2を、金型10の方向へと導く主要な部材である。
ノズル31、インシュレータ32、キャビティ11は、上記構成により、ランナ25と射出口11aとを連結する連結穴35を形成する。また、ノズル31、インシュレータ32は、この連結穴35の少なくとも一部を形成している。
図1に示すように、ステム40は、ランナ25内において、左右方向Xに延在する円柱状の軸体である。ステム40の直径は、成形システム1の構成等に応じて適宜設定することができ、例えば1.00mm以上5.00mm以下であり、好ましくは、2.00mm以上4.00mm以下である。また、ステム40の外周面と、連結穴35の内周面との隙間Sは、例えば0.02mm程度である。つまり、ステム40の直径は、連結穴35の直径よりも、例えば0.04mm程度小さい。
ステム40は、ランナ25内において、開位置及び閉位置の間で、左右方向Xに移動可能である。また、ステム40は、中心軸回りに回転可能な状態にセットされ、ステム駆動部50に支持されている。
図3(A)に示すように、ステム40が開位置に配置された状態は、ステム40が閉位置からランナ25側に後退した状態であり、また、ステム40が連結穴35から完全に退避・後退している状態である。つまり、開位置は、ステム40が射出口11aを開く位置である。このため、連結穴35は、開放され、ランナ25内の溶融樹脂2は、金型10内部に射出される。
図3(B)に示すように、ステム40が閉位置に配置された状態は、ステム40が連結穴35を射出口11a側に向けて進入した状態である。つまり、閉位置は、ステム40が射出口11aを閉じる位置である。このように、ステム40は、連結穴35内に進入可能な状態で、射出成形機20に取り付けられている。
ステム40が閉位置に配置されることにより、連結穴35は、閉じられる。このため、ランナ25内の溶融樹脂2は、ランナ25内に貯留された状態で維持される。
図2に示したステム40には、樹脂流動溝として螺旋溝41を備えている。
螺旋溝41(樹脂流動溝)は、ステム40の左端付近の外周面に設けられた溝である。螺旋溝41は、螺旋状に形成されている。
なお、螺旋溝41は、1又は2条以上とすることができ、条数に限定されない。
実施形態では、図3(B)、図4(B)に示すように、ステム40が閉位置に配置された状態において(左右方向Xの位置関係で示す)、連結穴35における螺旋溝41(樹脂流動溝)の左側X1(射出口11a側)の端部である溝先端41a(樹脂流動溝先端)は、射出口11aを形成する金型10のキャビティ11よりもランナ25(貯留部)側の位置であって、金型10との間に配置されたインシュレータ32(断熱部)の設置範囲に対応した範囲に位置するようにしてある。
また、螺旋溝41の右側X2(ランナ25側)の端部である溝後端41bは、ランナ25内に位置するようにしてある。
このため、ステム40が閉位置に配置された状態において、螺旋溝41(樹脂流動溝)は、連結穴35とステム40との間の隙間Sと、貯留部であるランナ25との間を結ぶことにより、これらの間を連通させることになる。
一方、図3(A)に示すように、ステム40が開位置にされた状態では、螺旋溝41(樹脂流動溝)の全体がランナ25内に収容される。
図1に示すように、ステム駆動部50は、エアシリンダ51と、エアシリンダ51内を左右方向Xに往復移動するピストン52とを備える。ピストン52には、ステム40が取り付けられている。これによって、ステム駆動部50は、ステム40を左右方向Xに駆動する。
(成形システム1の動作)
図4等を参照して、ステム40の先端及びその周辺の構成の動作について、詳細に説明する。
成形時において、ステム40の先端及びその周辺の構成は、以下のように動作する。
(1)ステム40が連結穴35に進入後、閉位置に移動するまでの状態
図4(A)、図4(B)に示すように、ステム40がランナ25位置から連結穴35内に進入すると、ステム40の外周面と連結穴35の内周面とが当接する。これにより、ステム40は、連結穴35内を摺動することにより移動し、径方向のブレが抑制される。
この場合、螺旋溝41(樹脂流動溝)は、螺旋状に形成されており、ステム40の外周面に部分的な偏りがなく、全体が均一に連結穴35の内周面に当接している。このため、ステム40は、連結穴35内において、一方向に偏らずに配置されることになり、これにより、ステム40の外周面の偏摩耗も有効に回避できている。
ステム40が連結穴35内を左側X1に移動することにより、ステム40の左端面よりも射出口11a側に存在する溶融樹脂2には、ステム40の左端面によって圧力が加わる。また、螺旋溝41(樹脂流動溝)の溝後端41bは、ランナ25内に位置している。
このため、ステム40の左端面よりも射出口11a側に存在する溶融樹脂2の一部は、隙間S内の螺旋溝41(樹脂流動溝)を通ってランナ25に戻ることができる。このように、螺旋溝41(樹脂流動溝)は、ステム40が閉位置に移動するまでの間、連結穴35内の溶融樹脂2を、ランナ25に戻すことができる。
射出成形品を繰り返し製造する過程において、隙間S内に溶融樹脂2が滞留し、例えば、ノズル31が温度低下した場合などに、溶融樹脂2が硬化する。その結果、樹脂皮膜2a(図6(C)参照)が形成され、樹脂皮膜2aは、連結穴35の内周面に固着する。この樹脂皮膜2aが、後に続く射出成形ショットで、連結穴35から剥がれると、金型10内部に混入してしまうことがあり、これが、射出成形品の外観不良になる要因となっている。
ここで、隙間Sは、螺旋溝41(樹脂流動溝)に対応した領域で拡大する。このため、単位時間内において、隙間S内を通過可能な溶融樹脂2の容積は、螺旋溝41(樹脂流動溝)の領域で、大きくなる。
図5に示すように、溶融樹脂2は、螺旋溝41に対応する隙間Sの領域では、圧力が開放された状態となり、その流速が大きくなり、また、流量も大きくなっている。
なお、図5は、溶融樹脂2の流量を線の本数の度合(密度)で示し、溶融樹脂2の流速を線の太さで示している。
このため、成形システム1は、射出成形品を繰り返し製造する過程において、隙間S内の溶融樹脂2を、螺旋溝41(樹脂流動溝)を通して、ランナ25(貯留部)に有効に迂回させることができる。
本発明の実施形態では、隙間S内の溶融樹脂2の流速及び流量を大きくすることにより、樹脂皮膜2aが形成されにくく、仮に樹脂皮膜2aが形成されたとしても、形成された樹脂皮膜2aは、溶融樹脂2の流れに乗ってランナ25内に戻ることにより、再度溶融される。
また、前述したように、ステム40は、中心軸回りに回転できる状態で、ステム駆動部50に支持されている。これにより、ステム40の往復移動に際し、中心軸回りに自在に回転し(図1参照)、連結穴35の内周の全体に渡って、上記作用、効果を期待できる。
さらに、成形システム1は、仮に、樹脂皮膜2aが形成されても、これが成長することを抑制できる。
図5に示すように、螺旋溝41(樹脂流動溝)は、隙間S内に流入する樹脂流量を大きくできることにより、隙間Sのうちステム40の左端面付近においても、溶融樹脂2の流量を大きくでき、かつ、ランナ25側に向かう溶融樹脂2の流速を大きくできる。また、これにともない、ステム40の左端面近傍に存在する溶融樹脂2は、隙間S内に移動しやすい状態となり、樹脂皮膜2aが左側X1に成長すること、また、これにともなう成形不良を抑制できる。
(2)ステム40が閉位置に配置された状態
図4(B)に示すように、この状態は、ステム40が閉位置に配置された状態で待機し、金型10内部の溶融樹脂2が硬化するまで、ステム40の左端面は、キャビティ11の射出口11aを塞ぐように配置される。これにより、ステム40は、溶融樹脂2を、金型10内部に密閉できる。
また、ステム40の左端部は、ランナ25内に位置する状態で(図4(A)等参照)、溶融樹脂2等によって加熱される。さらに、ステム40の左端部が、連結穴35のうちノズル31の内部及びインシュレータ32の内部を通過する過程でも、ほとんど冷却されない。
ステム40が閉位置に配置された状態では、左右方向Xにおいて、螺旋溝41(樹脂流動溝)の射出口11a側の溝先端41a(樹脂流動溝先端)は、キャビティ11よりもランナ25側に位置している。このため、ステム40の先端部42(ステム40のうち溝先端41aよりも射出口11a側の部分)の外周面の全体が、金型10の射出口11a近傍の内周面に当接するが、先端部42の長さは、ステム40が閉位置に配置された状態において、射出口11aを形成するキャビティ11が先端部42を十分に冷却可能な程度の長さに設定されている。
このため、ステム40の先端部42は、キャビティ11からの熱伝達の作用によって、冷却される。そのため、この冷却において、ステム40の左端面は、溶融樹脂2を十分に冷却できる。これにより、ステム40は、ゲート周辺の冷却不足に起因する成形不良(ゲートの過剰な伸び、ゲートの一部が毛羽立った状態なること等)を抑制できる。
また、実施形態では、ステム40が閉位置に配置された状態において、連結穴35に関する位置関係において、螺旋溝41(樹脂流動溝)の溝先端41aは、キャビティ11よりもランナ25側に位置し、かつ、断熱部であるインシュレータ32の設置範囲に位置しており、溶融樹脂2を溶融状態に維持することができる。
(3)閉位置に配置されたステム40が連結穴35から退避・後退するまでの状態
図4(B)、図4(C)に示すように、成形品であるプリフォーム3を離型後、次のプリフォーム3の射出成形を行う準備に応じて、ステム40は、連結穴35から退避・後退する。
図4(C)に示すように、ステム40の先端が連結穴35から退避・後退した状態では、螺旋溝41(樹脂流動溝)の全体がランナ25内に収容される。
このため、射出成形機20は、螺旋溝41(樹脂流動溝)内に滞留していた溶融樹脂2を、ランナ25内に戻すことができ(図4(C)に示す矢印A参照)、成形に適した温度に再度加熱することができる。
このように、成形システム1は、ステム40に螺旋溝41(樹脂流動溝)を設けることにより、隙間S内に形成される樹脂皮膜2aに起因する成形不良を抑制できる。かつ、成形システム1は、ステム40の左端面が従来と同様に溶融樹脂2を冷却するので、溶融樹脂2の冷却不足に起因する成形不良も抑制できる。
(比較例)
図6は、比較例の成形システム101のステム140の先端及びその周辺の構成の動作を説明する図である。
図6(A)から図6(C)は、それぞれ図4(A)から図4(C)に対応した状態を示す。
図7は、比較例において、樹脂皮膜2aの剥離片2bに起因する成型不良を説明する図である。
比較例のステム140は、螺旋溝41(樹脂流動溝)を備えない軸体である。
図6(A)、図6(B)に示すように、比較例のステム140は、螺旋溝41(樹脂流動溝)を備えていないので、ステム140の外周面と、連結穴35の内周面との隙間Sの大きさは、一定であり、また、流入可能な樹脂流量が実施形態よりも少ない。このため、溶融樹脂2は、隙間S内をランナ25へと戻る過程において、圧力が開放されることがなく、隙間S内を流れる溶融樹脂2の流速及び流量は、実施形態の流速及び流量よりも小さい。
このため、比較例は、溶融樹脂2は、隙間S内に、実施形態よりも滞留しやすく、実施形態よりも樹脂皮膜2aが、形成されやすい。また、ステム140の左端面の近傍に存在する溶融樹脂2は、隙間S内に移動しにくい状態となる。すなわち、比較例は、溶融樹脂2が、連結穴35内に滞留しやすい。
図6(C)に示すように、これらが要因となり、プリフォーム103のショット数が進むに従って、樹脂皮膜2aは、射出口11a側に向けて、徐々に成長する。
樹脂皮膜2aが成長すると、その一部が剥離する場合がある。
図7に示すように、その剥離片2bは、成形品であるプリフォーム103に付着して残存したり、プリフォーム103に付着後に脱落すること等がある。これらのことは、成形不良の要因となる。
(ステム40の螺旋溝41(樹脂流動溝)による隙間Sを通る樹脂流量を増加効果)
図8は、実施形態のステム40の位置に応じた樹脂流動のシミュレーション結果を説明する図である。
図8(A)から図8(D)は、ステム40が連結穴35内に進入する過程において、ステム40の位置に応じた樹脂流動を模式的に示す図である。
図8のシミュレーションでは、ステム40の移動ストロークが10.0mmであり、最右端に配置された状態を基準位置(移動量0mm)として、図8(D)に示すように最左端に配置された状態の移動量を10.0mmとした。また、図8(A)に示すように、移動量7.5mmの状態は、螺旋溝41(樹脂流動溝)の溝先端41aが連結穴35に進入する直前の状態である。
図8(E)は、実施形態のステム40を用いた形態の樹脂流量と、比較例のステム140を用いた形態の樹脂流量を示す折れ線グラフである。比較例のステム140は、図6のステム140と同じ形状である。溶融樹脂2の流量は、隙間Sの任意の縦断面を通過する流量である。
図8(A)に示すように、螺旋溝41(樹脂流動溝)の溝先端41aが連結穴35に進入する直前の状態では、螺旋溝41(樹脂流動溝)は、溶融樹脂2の流動に対して、大きく影響しない。図8(E)に示すように、溶融樹脂2の流量は、実施形態と、比較例とで同等である。
図8(B)、図8(C)に示すように、ステム40の移動量が8.5mm、9.0mmと増えるに従って、螺旋溝41(樹脂流動溝)と連結穴35との重複範囲が増加する。これに応じて、螺旋溝41(樹脂流動溝)に流入する樹脂流量が多くなる。図8(E)に示すように、隙間Sの任意の縦断面を通過する樹脂流量は、実施形態の方が、比較例よりも多くなる。このシミュレーションでは、実施形態の樹脂流量は、比較例の樹脂流量の1.5倍以上にすることができた。
このように、実施形態のステム40が樹脂流量を極端に多くできる理由の1つは、螺旋溝41(樹脂流動溝)が螺旋状であるためと考えられる。つまり、螺旋溝41(樹脂流動溝)は、ステム40の外周面において軸方向及び円周方向の両方向に変位するので、軸方向に平行であり1方向に変位する直線溝の形態よりも、溝内に流入可能な樹脂容量を多くすることができる。
このため、ステム40の先端側から流れてきた溶融樹脂2は、螺旋溝41(樹脂流動溝)に到達することにより、圧力が急激に抜けて、螺旋溝41(樹脂流動溝)に流入することになる。
なお、直線溝の形態でも、溝が設けられていない比較例に比べると、樹脂皮膜2aの形成の抑制の効果、及び樹脂皮膜2aの成長の抑制の効果を期待できる。
図8(D)、図8(E)に示すように、ステム40が最左端に近付き(移動量9.5mm)、さらに、最左端(移動量10.0mm)に到達した状態では、樹脂流量は、実施形態と、比較例とで同等である。このため、実施形態のステム40は、金型10内部に充填された溶融樹脂2を、従来と同様に成形できる。
以上説明したように、本実施形態の成形システム1は、連結穴35内に形成される樹脂皮膜2aに起因する成形不良を抑制できる。
なお、詳細な説明は省略するが、実際にステム40を試作し、プリフォーム3の成形を行った。その結果、実施形態のステム40を用いた成形は、比較例のステム140を用いたよりも、樹脂皮膜2aに起因する成形不良の発生率が低いことを確認できた。
(螺旋溝に周溝243を追加したステム240)
次に、上記螺旋溝に周溝243を追加したステム240について説明する。
図9は、実施形態のステム240を示す図である。
ステム240は、ステム40(図2等参照)に、周溝243を追加したものである。ステム240の螺旋溝241(樹脂流動溝)は、ステム40の螺旋溝41と同様な形状である。
周溝243は、ステム240の外周面であってステム240の軸方向(つまりステム240の移動方向である左右方向X)に直交する方向に設けられた溝である。つまり、周溝243は、ステム240の周方向に沿って設けられている。周溝243は、ステム240の全周に渡って設けられている。
周溝243は、螺旋溝241(樹脂流動溝)の射出口11a側の先端部(流動部先端部)に接続している。このため、周溝243及び螺旋溝241(樹脂流動溝)は、連続した溝になっている。なお、この先端部とは、螺旋溝241の最先端に限定されず、実施形態のステム240の作用、効果を奏する部分であればよい。先端部とは、例えば、螺旋溝241の先端側の一部が、周溝243よりも射出口11a側に、若干はみ出るような部分を含む概念である。
図10は、実施形態のステム240の先端及びその周辺の構成の動作を説明する図である。
図10(A)は、ステム240が連結穴35に進入する直前の状態の縦断面図であり、図4(A)に示す位置関係に対応した図である。
図10(B)は、ステム240が連結穴35に進入後、閉位置に配置された状態の縦断面図であり、図4(B)に示す位置関係に対応した図である。
なお、図10は、ステム240の周囲の樹脂の流れを説明するために、ステム240の断面ではなく、ステム240の外観を図示した。
図10(A)、図10(B)に示すように、成形時において、ステム240がランナ25から連結穴35内に進入する過程において、ステム240の左端面よりも射出口11a側に存在する溶融樹脂2は、一旦、周溝243に流入後に螺旋溝241(樹脂流動溝)に流入する。
周溝243は、ステム240の全周に設けられているので、ステム240の全周であって周溝243の近傍に位置する溶融樹脂2は、周溝243に流入する。また、この場合、溶融樹脂2は、一気に周溝243に流入する。このため、ステム240は、ステム240の先端近傍に存在する溶融樹脂2を、周溝243を介して、効率よく螺旋溝241(樹脂流動溝)に導くことができる。
これにより、ステム240は、連結穴35の内周面の全周において、樹脂皮膜2a(図4(C)、図7参照)が形成されることを抑制できる効果を期待できる。
図10(B)に示すように、ステム240が閉位置に配置された状態で、周溝243は、軸方向において、段部33に重なる位置に配置されている。
段部33は、連結穴35の内周面の径が軸方向の位置によって異なることによって、形成される。このような段部33は、溶融樹脂2が滞留しやすい等の理由から、樹脂皮膜2aが形成されやすい傾向を有する。
周溝243は、前述したように周溝243周辺の流入樹脂を増加させることができるので、段部33近傍の全周に存在する樹脂を流入させることができる。このため、ステム240は、段部33に樹脂皮膜2aが形成されることの抑制効果の向上を期待できる。
なお、樹脂皮膜2aの抑制に関しては、ノズル31及びインシュレータ32の連設部に形成された段部33に限らず、他の構造物によって形成される段部についても、同様な作用、効果を期待できる。また、ステム240がランナ25から連結穴35内に進入する過程において、周溝243が通過する位置に段部が配置されたものであれば、樹脂皮膜2aの抑制に関して、同様な作用、効果を期待できる。さらに、段部は、連結穴35の内周面の径が軸方向の位置によって異なることによって形成されるものであればその形状は、限定されず、例えば、溝、窪み等を含む概念である。
ここで、周溝243は、螺旋溝241の先端部に接続されているので、位置関係等に関して、前述したステム40の螺旋溝41の先端部42と同様な構成である。例えば、周溝243よりも射出口11a側の先端部242の長さは、キャビティ11が先端部242を十分に冷却可能な程度の長さに設定されている。また、閉位置に配置された状態において、周溝243は、キャビティ11よりもランナ25側に位置し、さらに、インシュレータ32の設置範囲に位置する。また、開位置において螺旋溝241及び周溝243は、ランナ25に収容される。周溝243の位置関係に関する作用、効果は、前述したステム40の螺旋溝41の先端部42に関する作用、効果と同様であるので、詳細な説明は省略する。
(周溝243を追加したことによる効果の確認)
図11は、実施形態の周溝243の効果を確認するための樹脂流動のシミュレーションを説明する図である。
以下説明するように、周溝243による樹脂流量の増加の効果を、シミュレーションによって確認した。図11に示すシミュレーションは、図8に示すシミュレーションと同様な方法によって行った。
シミュレーションでは、以下の4種のステムを用いた。
図11(A):従来のステム140Aであって、外周面に溝を設けていないものである。なお、ステム140Aは、図6のステム140と同様な形状である。
図11(B):ステム40Bは、ステム40(図2等参照)と同様な形状であり、螺旋溝41(樹脂流動溝)を備えているが、周溝を備えていない。
図11(C):ステム240Cは、直線溝241C(樹脂流動溝)を備えるステムに対して、周溝243を設けた。直線溝241C(樹脂流動溝)は、ステムの軸方向に平行な直線状の溝である。つまり、ステム240Cは、ステム240の螺旋溝241(樹脂流動溝)を、直線溝241C(樹脂流動溝)に変更したものである。
図11(D):ステム240Dは、上記ステム240(図9、図10参照)と同形状である。
図11(E)は、樹脂流量の変化のシミュレーション結果を示す図であり、ステムの移動ストロークのうち移動量8.0~9.5mmの範囲における樹脂流量の変化を、折れ線グラフで示した。
図11(E)のステム40B、従来のステム140Aのシミュレーション結果は、それぞれ、図8(E)のステム40、従来のステム140のシミュレーション結果と同様である。
ステム240C,240Dの樹脂流量は、従来のステム140Aの樹脂流量、螺旋溝41のみを備えるステム40Bの樹脂流量よりも格段に向上し、移動範囲の全範囲で、ステム40B,140Aの樹脂流量以上であった。例えば、ステムの移動量9.0mmでは、ステム240C,240Dの樹脂流量は、ステム40Bの樹脂流量のほぼ2倍であった。
これにより、螺旋溝、直線溝等を備えるステムに対して周溝243を追加することにより、樹脂流量を大幅に増加できることを確認できた。
また、シミュレーション上は、直線溝241Cを備えるステム240Cの樹脂流量と、螺旋溝241を備えるステム240Dの樹脂流量とは、ほぼ同様であった。これにより、樹脂流量を向上できる作用、効果に関しては、螺旋溝と、直線溝とは、同様であることを確認できた。両者が同様である理由の1つは、溶融樹脂のほとんどが、一旦、周溝に流入し、その後に、螺旋溝又は直線溝に流入するためであると考えられる。つまり、溶融樹脂が螺旋溝又は直線溝に直接流入する形態ではないので、螺旋溝、直線溝等の形状が、樹脂流量に与える影響が少ないためと考えられる。
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明は前述した実施形態に限定されるものではなく、例えば、種々の変形や変更が可能であって、それらも本発明の技術的範囲内である。また、実施形態に記載した効果は、本発明から生じる最も好適な効果を列挙したに過ぎず、本発明による効果は、実施形態に記載したものに限定されない。なお、前述した実施形態の構成は、それらの一部のみ用いること、又は適宜組み合わせて用いることもできるが、詳細な説明は省略する。
1…成形システム
2…溶融樹脂
2a…樹脂皮膜
3…プリフォーム
10…金型
11…キャビティ
11a…射出口
20…射出成形機
25…ランナ
30…ヒータ
31…ノズル
32…インシュレータ
33:段部
35…連結穴
40,40B,240,240C,240D…ステム
41,241…螺旋溝
41a…溝先端
41b…溝後端
241C:直線溝
42,242…先端部
50…ステム駆動部
243:周溝
S…隙間

Claims (7)

  1. 溶融樹脂を貯留する貯留部と、
    前記貯留部と、金型内部に溶融樹脂を射出する射出口とを連結する連結穴と、
    前記連結穴の少なくとも一部を形成する連結穴形成部と、
    前記連結穴内に進入して前記射出口を閉じる閉位置と、前記閉位置から前記貯留部側に後退した位置であり前記射出口を開く開位置との間で移動可能に設けられる開閉ピンと、
    前記開閉ピンを前記閉位置と前記開位置との間で駆動する開閉ピン駆動部とを備え、
    前記開閉ピンは、
    前記連結穴内に進入すると、前記開閉ピンの外周面と前記連結穴の内周面とが当接し、前記連結穴内を摺動しながら移動する円柱状の軸体であり、
    前記閉位置に配置された状態において、前記連結穴と当該開閉ピンとの間の隙間と、前記貯留部との間を結ぶ樹脂流動溝が外周面に設けられるとともに、前記樹脂流動溝の前記射出口側である流動部先端部に周方向の周溝が設けられ、前記開閉ピンのうち前記周溝よりも先端側の外周面が、前記射出口近傍の内周面に当接して、前記射出口を閉じることを特徴とする射出成形システム。
  2. 前記連結穴の内周面は、段部を有し、
    前記開閉ピンの移動方向において、前記段部は、前記開閉ピンが前記閉位置及び前記開位置の間で移動する過程の前記周溝の移動範囲内に位置する
    ことを特徴とする請求項1に記載の射出成形システム。
  3. 前記樹脂流動溝は、螺旋状に形成された螺旋溝である
    ことを特徴とする請求項1又は2に記載の射出成形システム。
  4. 前記周溝よりも前記射出口側の部分である前記開閉ピンの先端部の長さは、前記閉位置に配置された状態において前記射出口を形成する金型が前記先端部を冷却可能な程度の長さである
    ことを特徴とする請求項1~3のいずれかに記載の射出成形システム。
  5. 前記閉位置に配置された状態において、前記周溝は、前記射出口を形成する金型よりも前記貯留部側に位置する
    ことを特徴とする請求項1~4のいずれかに記載の射出成形システム。
  6. 前記連結穴形成部として前記金型の前記貯留部側に隣接して配置された断熱部を備え、
    前記閉位置に配置された状態において、前記周溝は、前記断熱部の設置範囲に位置する
    ことを特徴とする請求項5に記載の射出成形システム。
  7. 前記開閉ピン駆動部は、前記開位置において前記開閉ピンの前記樹脂流動溝及び前記周溝を前記貯留部内に収容する
    ことを特徴とする請求項1~6のいずれかに記載の射出成形システム。
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