JP7361741B2 - 売上データ処理装置、表示方法およびプログラム - Google Patents

売上データ処理装置、表示方法およびプログラム Download PDF

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Description

本発明は、売上データ処理装置、表示方法およびプログラムに関する。
2015年度税制改正関連法は、平成27年3月31日の参議院本会議にて可決され、成立した。この法律により、消費税率10%への引き上げが、平成29年4月に実施される。この消費税率の10%引上げに伴う低所得者対策として、軽減税率制度が併せて導入される。
このたび導入される軽減税率制度は、低所得者に影響の大きい一部の商品について、消費税率を8%に据え置く制度である。軽減税率制度の対象品目は、飲食料品の譲渡と、週2回以上発行される新聞の購読料である。ただし、飲食料品の譲渡のうち、飲食店営業等を営む事業者が、一定の飲食設備のある場所等において行う食事の提供は、軽減税率制度の対象品目から除外されている。つまり、飲食料品の譲渡のうち外食にあたるものは、標準税率が適用される。
具体的にいうと、外食にあたらず軽減税率が適用される例には、牛丼屋やハンバーガ店のテイクアウト、そば屋の出前、ピザ屋の宅配、屋台での軽食、寿司やのお土産、コンビニの弁当や惣菜などが列挙されている。また外食にあたり標準税率が適用される例には、牛丼屋やハンバーガ店やそば屋やピザ屋や寿司屋の店内飲食、フードコートでの軽食、コンビニのイートインコーナでの飲食を前提に提供される飲食料品、ケータリングや出張料理などが列挙されている。
軽減税率制度にて食事の提供は、食品衛生法上の飲食店営業等の事業者がその場で飲食させるための設備を設置した場所で行うものならば、外食として分類される。また、相手方の注文に応じて指定された場所で調理等を行うことも、ここでは外食に分類される。
このような複数の税率に対応する発明には、例えば特許文献1に記載の発明がある。特許文献1の要約書の解決手段には、「ECR1では、課税対象商品を複数含むパック商品に対して、1回の商品登録処理により、予めTAXテーブル設定メモリ54に設定された税額計算方法に従って、各課税対象商品の税額を計算し、その各課税対象商品毎に課税額をレシートに印字可能とした。」と記載されている。
特開2003-256937号公報
例えば、飲食料品の購入時などに、軽減税率に対応した商品に限って購入したいという要望が考えられる。しかし特許文献1に記載の発明では、小計の時点で標準税率に対応した商品が混在していても、これを容易に検知することはできなかった。
そこで、本発明は、売上データ処理装置、表示方法およびプログラムについて軽減税率に対応した商品またはサービスの小計金額標準税率に対応した商品またはサービスの小計金額とを容易に把握することを課題とする。
上記目的を達成するため、本発明に係る売上データ処理装置は、商品またはサービスの名称情報及び金額情報を表示する表示領域を商品またはサービスに適用される消費税率に対応させて複数のサブ表示領域に区分けするとともに、売上登録する商品またはサービスの指定を受け付ける毎に当該指定を受け付けた商品またはサービスについての前記名称情報及び前記金額情報を前記複数のサブ表示領域のうち前記指定を受け付けた商品またはサービスに適用される消費税率に対応する方のサブ表示領域に振り分けて追加していくことにより、一の取引で売上登録される商品またはサービスの前記名称情報及び前記金額情報からなる前記消費税率毎のリストを売上登録する商品またはサービスの指定を受け付ける毎に更新表示させる表示制御部と、前記サブ表示領域毎に当該サブ表示領域に前記名称情報及び前記金額情報が表示されている商品またはサービスに対する消費税込みの小計金額を導出する導出部と、を備え、前記表示制御部は、前記サブ表示領域毎に前記導出部により導出された前記消費税込みの小計金額のそれぞれを当該消費税込みの小計金額に対応する前記サブ表示領域に表示させるとともに前記リストの更新に伴なわせて更新表示させ、且つ、前記サブ表示領域毎に当該サブ表示領域に対応する消費税率の値情報を当該サブ表示領域に対応させて表示させる、ことを特徴とする。
また、本発明に係る表示方法は、売上データ処理装置が実行する表示方法であって、商品またはサービスの名称情報及び金額情報を表示する表示領域を商品またはサービスに適用される消費税率に対応させて複数のサブ表示領域に区分けするとともに、売上登録する商品またはサービスの指定を受け付ける毎に当該指定を受け付けた商品またはサービスについての前記名称情報及び前記金額情報を前記複数のサブ表示領域のうち前記指定を受け付けた商品またはサービスに適用される消費税率に対応する方のサブ表示領域に振り分けて追加していくことにより、一の取引で売上登録される商品またはサービスの前記名称情報及び前記金額情報からなる前記消費税率毎のリストを売上登録する商品またはサービスの指定を受け付ける毎に更新表示させる表示制御ステップと、前記サブ表示領域毎に当該サブ表示領域に前記名称情報及び前記金額情報が表示されている商品またはサービスに対する消費税込みの小計金額を導出する導出ステップと、を含み、前記表示制御ステップは、前記サブ表示領域毎に前記導出ステップで導出された前記消費税込みの小計金額のそれぞれを当該消費税込みの小計金額に対応する前記サブ表示領域に表示させるとともに前記リストの更新に伴なわせて更新表示させ、且つ、前記サブ表示領域毎に当該サブ表示領域に対応する消費税率の値情報を当該サブ表示領域に対応させて表示させる、ことを特徴とする。
また、本発明に係るプログラムは、売上データ処理装置のコンピュータを、商品またはサービスの名称情報及び金額情報を表示する表示領域を商品またはサービスに適用される消費税率に対応させて複数のサブ表示領域に区分けするとともに、売上登録する商品またはサービスの指定を受け付ける毎に当該指定を受け付けた商品またはサービスについての前記名称情報及び前記金額情報を前記複数のサブ表示領域のうち前記指定を受け付けた商品またはサービスに適用される消費税率に対応する方のサブ表示領域に振り分けて追加していくことにより、一の取引で売上登録される商品またはサービスの前記名称情報及び前記金額情報からなる前記消費税率毎のリストを売上登録する商品またはサービスの指定を受け付ける毎に更新表示させる表示制御手段、前記サブ表示領域毎に当該サブ表示領域に前記名称情報及び前記金額情報が表示されている商品またはサービスに対する消費税込みの小計金額を導出する導出手段、として機能させ、前記表示制御手段は、前記サブ表示領域毎に前記導出手段により導出された前記消費税込みの小計金額のそれぞれを当該消費税込みの小計金額に対応する前記サブ表示領域に表示させるとともに前記リストの更新に伴なわせて更新表示させ、且つ、前記サブ表示領域毎に当該サブ表示領域に対応する消費税率の値情報を当該サブ表示領域に対応させて表示させる、ことを特徴とする。
本発明によれば軽減税率に対応した商品またはサービスの小計金額標準税率に対応した商品またはサービスの小計金額とを容易に把握することが可能となる。
第1の実施形態における電子キャッシュレジスタの外観図である。 電子キャッシュレジスタの構成を示すブロック図である。 部門テーブルを説明する図である。 PLUファイルを説明する図である。 電子キャッシュレジスタの入力部を示す図である。 商品登録処理を示すフローチャートである。 内税方式のときの部門による会計の例を示す図である。 内税方式のときのPLUによる会計の例を示す図である。 第2の実施形態におけるPOS端末と商品識別装置の外観図である。 POS端末と商品識別装置のブロック図である。 商品登録処理を示すフローチャートである。 小計画面の第1表示例を示す図である。 小計画面の第2表示例を示す図である。 レシートの例を示す図である。
以降、本発明を実施するための形態を、各図を参照して詳細に説明する。
図1(a),(b)は、第1の実施形態における電子キャッシュレジスタ1の外観図である。
電子キャッシュレジスタ1は、ドロア17の上に筐体が設けられた小店舗向けのコンパクトタイプである。なお、本発明は、この電子キャッシュレジスタ1に限定されず、第2の実施形態に示すように、バーコードスキャナ機能を搭載した高機能なPOS(Point Of Sales)端末に適用してもよい。
図1(a)は、筐体の斜め前方から見たときの外観図である。
この電子キャッシュレジスタ1は、筐体上面に設けられた入力部18および表示部14と、筐体の後側に設けられた客用表示部15(隠面にあり)と、筐体左側に設けられた印刷部16を含んで構成される。なお、ドロア17は、電子キャッシュレジスタ1の筐体と分離して配置可能である。
図1(b)は、筐体の斜め後方から見たときの外観図である。
電子キャッシュレジスタ1の筐体の後側には、客用表示部15が設けられている。店舗の顧客は、電子キャッシュレジスタ1を介して店員と正対する際に、この客用表示部15を容易に視認することができる。
電子キャッシュレジスタ1のオペレータは、入力部18を介して商品の単価と部門とを入力し、小計金額を表示させたのちに預り金を入力することで、商品を登録することができる。この商品の登録時に、電子キャッシュレジスタ1は、ドロア17を引き出して、預り金を入金させる。
図2は、電子キャッシュレジスタ1の構成を示すブロック図である。
図2において、電子キャッシュレジスタ1は、CPU(Central Processing Unit)11、RAM(Random Access Memory)12、ROM(Read Only Memory)13、表示部14、客用表示部15、印刷部16、ドロア17、入力部18、記憶部19を備える。電子キャッシュレジスタ1の各部はバスによって接続されている。
CPU11は、ROM13や記憶部19に記憶されている電子キャッシュレジスタ1に対応する各種アプリケーションプログラムの中から指定されたアプリケーションプログラムと、入力部18から入力される各種指示とをRAM12内のワークメモリに展開する。CPU11は更に、この入力指示及び入力データに応じてワークメモリに展開したアプリケーションプログラムに従って各種処理を実行し、その処理結果をRAM12内のワークメモリに格納するとともに、表示部14と客用表示部15に表示する。そして、ワークメモリに格納した処理結果を入力部18から指示される記憶部19内の保存先に保存する。
また、CPU11は、後記する商品登録処理(図5参照)において、入力部18から入力される指示内容を解析し、指示内容がいずれかの部門コードであれば、記憶部19に格納された部門テーブル191を検索し、該当する部門の商品を登録し、この商品の税額などを計算する。そして、CPU11は、全体処理において、入力部18から入力される指示内容を解析し、指示内容が締めの場合は締め処理を実行し、あるいは他の指示内容に応じた処理を実行する。
入力部18は、部門キー、現/預キー、クリアキー等を含む各種機能キー及び数字入力キー等を備えたキーボードを備え、キーボードで押下された押下信号をCPU11に出力する。入力部18は、売上げに係る各商品または各サービスの価格を取得する取得部として機能する。入力部18の構成については、後記する図4で詳細に説明する。
なお、入力部18は、キーボードに限らず、入力指示ができるものであればどのようなものでもよい。例えば、タッチパネル(タッチスクリーン)のように入力ペンや指先等により指示された座標を感知し、電磁誘電方式、磁気歪式、感圧式等の座標読み取り原理で指示された位置座標を検出するようにしてもよい。この場合、入力部18は、検出された位置座標を位置信号とし、CPU11に出力する。
表示部14と客用表示部15は、液晶ディスプレイまたは有機ELディスプレイ等により構成され、漢字・ひらがな・カタカナ表示に対応している。電子キャッシュレジスタ1は、CPU11から入力される表示データに基づく信号を生成して、表示部14と客用表示部15に各種表示を行う。CPU11と表示部14または客用表示部15は、商品の価格と税率に基づき、軽減税率の適用商品または適用サービスに係る小計金額、および標準税率の適用商品または適用サービスに係る小計金額を出力する小計出力部として機能する。
印刷部16は、例えば熱転写プリンタであり、レシート情報をロールペーパ(レシート用紙)に印字して出力する。
ドロア17は、現金を収納する部位であり、オペレータが電子キャッシュレジスタ1を操作することにより引き出すことができる。
記憶部19は磁気的、光学的記憶媒体、若しくは半導体メモリなどの書き換え可能な記憶媒体で構成されている。この記憶部19は、部門テーブル191とPLU(Price Look Up)ファイル192の他、システムプログラム及び当該システムに対応する各種アプリケーションプログラム、これらプログラムによって処理されたデータ等を記憶する。部門テーブル191は、後記する図3で詳細に説明する。PLUファイル192は、後記する図4で詳細に説明する。
CPU11は、部門テーブル191を参照して各商品または各サービスに軽減税率と標準税率のいずれが適用されるかを決定する税率決定部として機能する。
また、この記憶部19に記憶するプログラム、データ等は、その一部若しくは全部をサーバやクライアント等の他の機器からネットワーク回線等の伝送媒体を介して受信して記憶する構成にしてもよい。更に記憶部19は、ネットワーク上に構築されたサーバの記録媒体であってもよい。更に、各プログラムは、ネットワーク回線等の伝送媒体を介してサーバやクライアントへ伝送してこれらの機器にインストールするように構成してもよい。
図3は、部門テーブル191を説明する図である。
この部門テーブル191は、部門コード欄、部門名欄、計算方法欄、税率欄を含んで構成される。これにより、各部門キーと税の計算方法との対応を示している。
部門1は、10%の標準税率に対応した品目について、内税方式の金額を入力する場合の部門である。ここで内税方式とは、商品金額に消費税が含まれているものを販売する方式のことをいう。ユーザが部門1キーを選択すると、部門名欄の「部門01」が表示部14に表示されると共に、計算方法欄に記載の「内税」かつ税率欄に記載の10%の税率で税額や税込価格が計算される。
部門2は、8%の軽減税率に対応した品目について、内税方式の金額を入力する場合の部門である。ユーザが部門2キーを選択すると、部門名欄の「部門02」が表示部14に表示されると共に、計算方法欄に記載の「内税」かつ税率欄に記載の8%の税率で税額や税込価格が計算される。
部門3は、10%の標準税率に対応した品目について、外税方式の金額を入力する場合の部門である。ここで外税方式とは、商品金額に消費税が含まれていないものを販売する方式のことをいう。ユーザが部門3キーを選択すると、部門名欄の「部門03」が表示部14に表示されると共に、計算方法欄に記載の「外税」かつ税率欄に記載の10%の税率で税額や税込価格が計算される。
部門4は、8%の軽減税率に対応した品目について、外税方式の金額を入力する場合の部門である。ユーザが部門4キーを選択すると、部門名欄の「部門04」が表示部14に表示されると共に、計算方法欄に記載の「外税」かつ税率欄に記載の8%の税率で税額や税込価格が計算される。
図4は、PLUファイル192を説明する図である。
このPLUファイル192は、PLU番号欄、商品名欄、単価欄、計算方法欄、税率欄を含んで構成される。これにより、PLU番号と商品・単価・計算方法・税率との対応を示すことができる。
PLU番号欄は、その商品に係る商品コードが格納される。商品名欄には、その商品に係る商品名が格納される。単価欄には、その商品に係る税の計算方法での単価が格納される。計算方法欄には、その商品に係る税額の計算方法が格納される。例えば、計算方法欄に「内税(標準税率)」や「内税(軽減税率)」が格納されていたとき、単価欄には税込単価が格納される。計算方法欄に「外税(標準税率)」や「外税(軽減税率)」が格納されていたとき、単価欄には税抜単価が格納される。税率欄には、その商品に対応する税率がパーセント単位で格納される。
図5は、電子キャッシュレジスタ1の入力部18の構成を示す図である。
入力部18は、7行6列のマトリックス状に配置されたキー群を含み、これらキー群は凡そ4つに区分されている。商品登録に用いられるキーは、主に左下の区分と右下の区分に配置されている。ここでは、キー群のうち左下の区分と右下の区分とを説明し、左上の区分と右上の区分の説明を一部省略する。
左下の区分に属する「C」(クリア)キーは、オペレータが入力を誤ったときに用いられる。「×/日時」キーは、乗算登録に用いられると共に、時刻や日付を表示するときに用いられる。「万円」キーは、1万円札を預かったときに用いられる。
「9」~「0」,「00」,「・」などの数字キーは、数値の入力に用いられる。
右下の区分に属する「部門1」キーから「部門5」キーは、オペレータが商品を登録する際に用いられる。「小計」キーは、税率ごとの登録金額の合計(中間合計)を見るときに用いられる。「現/預」キーは、登録の完了および預り金のときに用いられる。更に「合計」キーは、売上げに係る登録金額の合計(中間合計)を見るときに用いられる。
この他、「入金」キーは、入金時に用いられる。「出金」キーは、出金時に用いられるとともに、電子ジャーナルレポート発行時にも用いられる。「-」キーは、値引時に用いられ、「%」キーは割引時に用いられる。「信」(信用売り)キーは、クレジットカードの売上げ時に用いられ、「券」(券売り)キーは商品券での売上時に用いられる。「PLU」キーは、商品をPLU番号で指定する際に用いられる。
図6は、商品登録処理を示すフローチャートである。
電子キャッシュレジスタ1のCPU11は、顧客との取引ごとに、ステップS10~S22の処理を繰り返す。このときの表示部14と客用表示部15の表示例を、後記する図7と図8とに示す。またオペレータが商品を登録する毎に、CPU11はステップS10~S18の処理を繰り返す。なお、このフローチャートでは、「現/預」キーの押下時の処理は省略している。
CPU11は、入力部18のうち、いずれのキーが入力されたかを判断する(ステップS10)。
ステップS10にてCPU11は、入力部18のうち数字キーが押下されたならば、表示部14や客用表示部15の数字を更新して(ステップS11)、小計キー回数の変数をリセット(ステップS18)したのちに、ステップS10の処理に戻る。
ステップS10にて「×」キーが押下されたならば、CPU11は、表示部14や客用表示部15の数字を商品数量として決定するステップS12に進み、小計キー回数の変数をリセット(ステップS18)したのちにステップS10の処理に戻る。具体的にいうと、オペレータが商品数量を入力する際には、数字キーで商品数量を入力したのち「×」キーを押下するとよい。
ステップS10にて「部門1」キーが押下されたならば、CPU11は、表示部14や客用表示部15の数字を標準税率の内税方式として決定するステップS13に進み、「部門2」キーが押下されたならば、表示部14や客用表示部15の数字を軽減税率かつ内税方式として決定するステップS14に進み、小計キー回数の変数をリセット(ステップS18)したのちにステップS10の処理に戻る。
具体的にいうと、オペレータが数字キーで商品価格を入力したのち「部門1」キーを押下すると、内税方式で標準税率の商品の価格が入力される。また、オペレータが数字キーで商品価格を入力したのち「部門2」キーを押下すると、内税方式で軽減税率の商品の価格が入力される。
ステップS10にてCPU11は、「部門3」キーが押下されたならば、表示部14や客用表示部15の数字を標準税率の外税方式として決定し(ステップS15)、「部門4」キーが押下されたならば、表示部14や客用表示部15の数字を軽減税率かつ外税方式として決定して(ステップS16)、小計キー回数の変数をリセット(ステップS18)したのちにステップS10の処理に戻る。
具体的にいうと、オペレータが外税方式で標準税率の商品の価格を入力する際には、数字キーで商品価格を入力したのち「部門3」キーを押下するとよい。また、オペレータが外税方式で軽減税率の商品の価格を入力する際には、数字キーで商品価格を入力したのち「部門4」キーを押下するとよい。
ステップS10にて「PLU」キーが押下されたならば、CPU11は、表示部14や客用表示部15の数字をPLU番号として、商品と単価と税率と計算方法を決定するステップS17に進み、小計キー回数の変数をリセット(ステップS18)したのちにステップS10の処理に戻る。具体的にいうと、オペレータがPLU番号によって商品を指定する際には、数字キーでPLU番号を入力したのち「PLU」キーを押下するとよい。
ステップS10にてCPU11は、「小計」キーが押下されたならば、標準税率に対応した商品の小計金額と軽減税率に対応した商品の小計金額とを導出する(ステップS19)。CPU11は、「小計」キーの押下回数を判断する(ステップS20)。CPU11は、「小計」キーが1回目の押下ならば売上全体の小計金額を表示部14や客用表示部15に出力し(ステップS21)、2回目の押下ならば標準税率に対応した商品の小計金額を出力し(ステップS22)、3回目の押下ならば軽減税率に対応した商品の小計金額を出力(ステップS23)した後、ステップS10の処理に戻る。この「小計」キーの押下回数は、上記したステップS18の処理にてリセットされる。
図7(a)~(e)は、内税方式のときの部門による会計の例を示す図である。これら図7(a)~(e)は、オペレータが標準税額に対応した2200円の品目と、軽減税率に対応した1080円の品目を2点入力し、「小計」キーを複数回押下したときの例である。
図7(a)は、オペレータが「2」、「2」、「0」、「0」、「部門1」を順次押下したときの表示部14と客用表示部15の表示例を示している。
表示部14の1行目には、部門名「部門01」と「標準税率」とが表示され、2行目には金額「2,200」が表示される。客用表示部15には、金額「2,200」が表示される。
図7(b)は、オペレータが「2」、「×」、「1」、「0」、「8」、「0」、「部門2」を順次押下したときの表示部14と客用表示部15の表示例を示している。
表示部14の1行目には、部門名「部門02」と「軽減税率2点」とが表示され、2行目には金額「2,160」が表示される。客用表示部15には、金額「2,160」が表示される。
図7(c)は、オペレータが「小計」を最初に押下したときの表示部14と客用表示部15の第1の表示例を示している。
表示部14の1行目には、「小計」と「3点」が表示され、2行目には小計金額「4,360」が表示される。客用表示部15には、「3点」と小計金額「4,360」が表示される。
図7(d)は、オペレータが「小計」を2回目に押下したときの表示部14と客用表示部15の第2の表示例を示している。
表示部14の1行目には、「小計」と「標準税率1点」が表示され、2行目には標準税率の小計金額「2,200」が表示される。客用表示部15には、「10%1点」と標準税率の小計金額「2,200」とが表示される。
図7(e)は、オペレータが「小計」を3回目に押下したときの表示部14と客用表示部15の第3の表示例を示している。
表示部14の1行目には、「小計」と「軽減税率2点」が表示され、2行目には軽減税率の小計金額「2,160」が表示される。客用表示部15には、「8%2点」と軽減税率の小計金額「2,160」とが表示される。
このように、軽減税率の適用商品に係る小計金額と、標準税率の適用商品に係る小計金額とを切り替えて表示することで、顧客および店員は、これらの小計金額を容易に把握することができる。
図8(a)~(e)は、内税方式のときのPLUによる会計の例を示す図である。これら図8(a)~(e)例は、オペレータが軽減税率に対応した品目「りんご」を入力し、標準税率に対応した2点の品目「歯ブラシ」を入力し、「小計」キーを複数回押下したときの例である。
図8(a)は、オペレータが「1」、「0」、「0」、「PLU」を順次押下したときの表示部14と客用表示部15の表示例を示している。
表示部14の1行目には、商品名「りんご」と「軽減税率」が表示され、2行目には金額「108」が表示される。客用表示部15には、金額「108」が表示される。
図8(b)は、オペレータが「2」、「×」、「3」、「0」、「0」、「PLU」を順次押下したときの表示部14と客用表示部15の表示例を示している。
表示部14の1行目には、商品名「歯ブラシ」と「標準税率2点」が表示され、2行目には金額「330」が表示される。客用表示部15には、金額「330」が表示される。
図8(c)は、オペレータが「小計」を最初に押下したときの表示部14と客用表示部15の第1の表示例を示している。
表示部14の1行目には、「小計」と「3点」が表示され、2行目には小計金額「438」が表示される。客用表示部15には、「3点」と小計金額「438」が表示される。
図8(d)は、オペレータが「小計」を2回目に押下したときの表示部14と客用表示部15の第2の表示例を示している。
表示部14の1行目には、「小計」と「標準税率2点」が表示され、2行目には標準税率の小計金額「330」が表示される。客用表示部15には、「10%2点」と標準税率の小計金額「330」とが表示される。
図8(e)は、オペレータが「小計」を3回目に押下したときの表示部14と客用表示部15の第3の表示例を示している。
表示部14の1行目には、「小計」と「軽減税率1点」が表示され、2行目には軽減税率の小計金額「108」が表示される。客用表示部15には、「8%1点」と軽減税率の小計金額「108」とが表示される。
このように、軽減税率の適用商品に係る小計金額と、標準税率の適用商品に係る小計金額とを切り替えて表示することで、顧客および店員は、これらの小計金額を容易に把握することができる。
図9は、第2の実施形態におけるPOS端末3と商品識別装置2の外観図である。
図9に示すように、売上データ処理装置Sは、各商品を登録する商品識別装置2と、各取引に係る商品の売上登録と精算とを行うPOS端末3とを備える。この商品識別装置2は、商品に関する情報を読み取って登録するPOS接続用スキャナである。
商品識別装置2は、横長テーブル状のカウンタ台5の長手方向の中央に設置されている。商品識別装置2は、薄型の直方体状のハウジング51を備える。このハウジング51の正面には、読取窓52を介してカメラ27が配置されている。
ハウジング51の上部には、表示・操作部22が取り付けられている。表示・操作部22には、ディスプレイ221が設けられている。このディスプレイ221の表面には、タッチパネル222(図8参照)が積層されている。ディスプレイ221の右隣には、キーボード23が配置されている。キーボード23の右隣には、不図示のカードリーダのカード読取溝が設けられている。表示・操作部22の左奥側には、顧客に情報を提供するための顧客用ディスプレイ24が裏向きに設置されている。
POS端末3は、チェックアウト台6上のドロワ37の上面に載置されている。このドロワ37は、POS端末3によって開放動作の制御を受ける。
POS端末3の上面には、オペレータ(店員)が操作するためのキーボード33が配置されている。このオペレータから見てキーボード33の上部奥側には、情報を表示するディスプレイ321が設けられている。このディスプレイ321の表面には、タッチパネル322が積層されている。ディスプレイ321よりもさらに奥側には、情報を表示する顧客用ディスプレイ34が左右方向に回転可能に設置されている。なお、図9に示す顧客用ディスプレイ34は、図の手前側に向いている。この顧客用ディスプレイ34は、図の奥側に向くように回転させることによって、顧客に向けて情報を表示する。
POS端末3が載置されているチェックアウト台6と併せてL字を構成するようにして、横長テーブル状のカウンタ台5が配置されている。カウンタ台5の上面には、荷受け面が形成されている。顧客は、図9の左側から右側に移動しつつ、商品の登録処理を受ける。つまり、カウンタ台5の荷受け面には、商品を収納する第1の買物カゴ4Lと、第2の買物カゴ4Rとが載置される。以下、第1の買物カゴ4Lと、第2の買物カゴ4Rとを特に区別しないときには、単に買物カゴ4と記載する場合がある。これら買物カゴ4は、いわゆるカゴ形状のものに限るものではなく、トレーなどであってもよい。また、買物カゴ4は、いわゆるカゴ形状のものに限らず、箱状や袋状などであってもよい。
第1の買物カゴ4Lは、顧客によって持ち込まれたものであり、一つの取引に係る商品が収納される。第2の買物カゴ4Rは、第1の買物カゴ4Lから商品識別装置2を挟んだ位置に載置される。第1の買物カゴ4L内の商品は、商品識別装置2を操作するオペレータにより取り出され、第2の買物カゴ4Rに移動される。この移動過程で、商品が商品識別装置2の読取窓52に翳される。このとぎ、読取窓52内に配置されたカメラ27は商品に付されたバーコードを撮像する。
商品識別装置2では、カメラ27により撮像された画像に含まれる商品のバーコードを読み取って、この商品の名称と単価とをディスプレイ221に表示する。商品識別装置2は更に、識別された商品の商品IDをPOS端末3に通知する。POS端末3は、商品識別装置2から通知される商品IDに基づき、この商品IDに対応する商品の商品分類、商品名、単価などの売上登録に係る情報を、売上マスタファイル(不図示)などに記録して、売上登録を行う。
なお、本発明は、顧客自らがオペレータとしてキャッシュレジスタを操作するセルフレジに適用してもよく、限定されない。
図10は、POS端末3と商品識別装置2のブロック図である。
売上データ処理装置Sは、商品識別装置2とPOS端末3とを含んで構成される。
商品識別装置2は、マイクロコンピュータ21と、表示・操作部22と、インタフェース25と、カメラ27と、スピーカ28と、電源29とを含んで構成される。
マイクロコンピュータ21は、CPU211にROM212とRAM213とがバス接続されて構成された制御手段である。ROM212には、CPU211によって実行されるプログラムが記憶される。
CPU211には、表示・操作部22と、インタフェース25と、カメラ27、スピーカ28とが、内部バスや各入出力回路(不図示)を介して接続される。
表示・操作部22は、ディスプレイ221(図9参照)と、タッチパネル222と、顧客用ディスプレイ24と、キーボード23とを含んで構成され、CPU211によって動作が制御される。
ディスプレイ221は、CPU211の指示により、オペレータに対する情報を表示する表示手段である。タッチパネル222は、ディスプレイ221により表示した情報に対する操作の入力を受ける。顧客用ディスプレイ24は、CPU211の指示により、顧客に対する情報を表示する。
キーボード23は、小計キーやテンキーを含む複数の操作キーで構成され、オペレータの操作入力を受け付ける。
インタフェース25は、POS端末3のインタフェース35に接続して、POS端末3との間でデータ送受信を可能にする。
カメラ27は、カラーCCDイメージセンサやカラーCMOSイメージセンサなどであり、CPU211の制御の下で、読取窓52からの撮影を行う撮影手段である。カメラ27は、例えば30[fps]の動画像の撮像を行う。カメラ27が所定のフレームレートで順次撮像したフレーム画像(撮像画像)は、RAM213に保存される。
スピーカ28は、予め設定された警告音などを発生する。スピーカ28は、CPU211の制御の下で警告音や音声による報知を行う。
電源29は、この商品識別装置2の各部に電力を供給する。
インタフェース25は、POS端末3のインタフェース35に接続して、POS端末3との間でデータ送受信を可能にする。
POS端末3は、マイクロコンピュータ31と、ディスプレイ321と、タッチパネル322と、キーボード33と、顧客用ディスプレイ34と、インタフェース35と、HDD36と、ドロワ37と、プリンタ38と、電源39とを含んで構成される。
マイクロコンピュータ31は、情報処理を実行する。このマイクロコンピュータ31は、各種演算処理を実行し各部を制御するCPU311に、ROM312とRAM313とがバス接続されて構成される。CPU311には、ドロワ37と、キーボード33と、ディスプレイ321と、タッチパネル322と、顧客用ディスプレイ34と、HDD36(Hard Disk Drive)とが、内部バスや各入出力回路を介して接続されている。これらは、CPU311による制御を受ける。
ディスプレイ321は、CPU311の指示により、オペレータに対する情報を表示する。タッチパネル322は、ディスプレイ321により表示した情報に対する操作の入力を受ける。顧客用ディスプレイ34は、CPU311の指示により、顧客に対する情報を表示する。
キーボード33は、小計キー331と、締めキー332と、テンキー333とを含んで構成され、オペレータの操作入力を受け付ける。テンキー333は、0から9までの数字キーと各種演算子キーとで構成される。
HDD36は、プログラムや各種ファイルが記憶された記憶手段である。HDD36に記憶されているプログラムや各種ファイルは、POS端末3の起動時に、その全部または一部がRAM313にコピーされてCPU311により実行される。HDD36には、例えば商品販売データ処理用のプログラムが格納されてもよい。
インタフェース35は、商品識別装置2に接続され、商品識別装置2との間でデータ送受信を可能とする。
プリンタ38は、レシートなどに印字を行う。POS端末3は、CPU311の制御のもとで、各取引の取引内容をレシートに印字する。
電源39は、このPOS端末3の各部に電力を供給する。
図11は、商品登録処理を示すフローチャートである。
この商品登録処理は、商品識別装置2のCPU211が動作することによって実行される。
最初、商品識別装置2のCPU211は、いずれのキーが入力されたかを判断する(ステップS30)。
ステップS30にてCPU211は、キーボード23のうちテンキーが押下されたならば、これにより商品数量を決定し(ステップS31)、ステップS30の処理に戻る。
ステップS30にてCPU211は、キーボード23が押下されなかったならば、カメラ27が商品を撮像して、バーコードのスキャンが行われたかを判断する(ステップS32)。ステップS32にてバーコードのスキャンが行われたならば、CPU211は商品と税率とを特定し(ステップS33)、商品数量に商品単価を乗じて価格を算出し(ステップS34)、ステップS35の小計導出処理に進む。
ステップS30にてCPU211は、キーボード23のうち小計キーが押下されたならば、この顧客に係る各小計金額を導出する(ステップS35)。更にCPU211は、軽減税率に対応した商品の小計金額をディスプレイ221や顧客用ディスプレイ24に出力し(ステップS36)、標準税率に対応した商品の小計金額を出力し(ステップS37)、この顧客への売上全体の小計金額を出力して(ステップS38)、ステップS30の処理に戻る。このとき顧客用ディスプレイ24に表示される小計画面7を、後記する図12と図13にて説明する。
図12は、小計画面7の第1表示例を示す図である。
小計画面7は、顧客用ディスプレイ24(図9参照)に表示され、軽減税率小計ペイン71と、標準税率小計ペイン72と、お支払金額ペイン73とを含んで構成される。この小計画面7は、一の取引で売上登録される商品またはサービスの情報からなるリストであり、売上登録する商品またはサービスの指定を受け付ける毎に更新表示される。第1表示例の小計画面7は、弁当とメディアの指定を受け付けたときを表示している。
軽減税率小計ペイン71は、軽減税率に対応した商品またはサービスの小計金額を表示する領域である。軽減税率小計ペイン71には、各商品名と単価とが上側に表示され、小計金額が下側に表示されている。更に、この小計金額に対応した税率情報である「8%」が軽減税率小計ペイン71の上側に表示されている。
標準税率小計ペイン72と、標準税率に対応した商品またはサービスの小計金額を表示する領域である。標準税率小計ペイン72には、各商品名と単価とが上側に表示され、小計金額が下側に表示されている。更に、この小計金額に対応した税率情報である「10%」が標準税率小計ペイン72の上側に表示されている。このように、商品またはサービスの情報を表示する表示領域が商品またはサービスに適用される税率に応じて軽減税率小計ペイン71と標準税率小計ペイン72とに区分けされ、同時に表示されている。
お支払金額ペイン73は、この顧客に請求するお支払金額を表示する領域である。お支払金額は、軽減税率に対応した商品またはサービスの小計金額と、標準税率に対応した商品またはサービスの小計金額との和である。
このように表示することで、顧客は、軽減税率に対応した商品の小計金額と標準税率に対応した商品の小計金額とを対比して、容易に把握することができる。
図13は、小計画面7の第2表示例を示す図である。
第2表示例の小計画面7は、図12に示した第1表示例と同様に、顧客用ディスプレイ24(図9参照)に表示され、軽減税率小計ペイン71と、標準税率小計ペイン72と、お支払金額ペイン73とを含んで構成される。第2表示例の小計画面7は、弁当とメディアとみかんと卵の指定を受け付けたときを表示している。
第2表示例の小計画面7は、図11のステップS36の処理で導出された小計金額を、この小計金額に対応する表示領域である軽減税率小計ペイン71に表示している。小計画面7は更に、図11のステップS37の処理で導出された小計金額を、この小計金額に対応する表示領域である標準税率小計ペイン72に表示している。
図14は、レシートの例を示す図である。
レシート8は、第2表示例の小計画面7にて一の取引を終えた場合のレシートである。このレシート8は、ロールペーパ上に順にタイトル欄81、日時欄82、軽減税率適用欄83、標準税率適用欄84、合計欄85、お預り金欄86、お釣欄87が印字されて構成される。
タイトル欄81は、「御計算書」と印字され、日時欄82には会計の日時が印字される。軽減税率適用欄83は、税率8%に対応した商品またはサービスに対する各品目欄を含んでいる。ここでは、品目欄831に「弁当」とその金額が印字され、品目欄832に「みかん」とその金額が印字され、品目欄833に「卵」とその金額が印字される。小計欄834には、軽減税率に対応した商品に対する小計金額が印字される。税額欄835には、軽減税率に対応した商品に対する税額が印字される。
標準税率適用欄84は、税率10%に対応した商品またはサービスに対する各品目欄を含んでいる。ここでは、品目欄841に「メディア」とその金額が印字される。小計欄842には、標準税率に対応した商品に対する小計金額が印字される。税額欄843には、標準税率に対応した商品に対する税額が印字される。
合計欄85には、合計金額の「¥3,280」が印字される。この合計金額とは、軽減後の金額である。お預り金欄86には、顧客からお預りした金額「¥4,000」が印字され、お釣欄87には、顧客に返却するお釣りの金額「¥720」が印字される。
このように印字することで、顧客は、軽減税率に対応した商品の小計金額と標準税率に対応した商品の小計金額とを対比し、容易に把握することができる。
(変形例)
本発明は、上記実施形態に限定されることなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で、変更実施が可能であり、例えば、次の(a)~(g)のようなものがある。
(a) 売上登録の対象は商品に限られず、サービスであってもよい。
(b) 第1の実施形態にて各小計は、「小計」キーの押下ごとに切り替えて表示している。しかし、これに限られず、例えば所定時間ごとに各小計を切り替えて表示してもよく、横方向にスクロールして順次表示してもよく、限定されない。
(c) 第2の実施形態の小計画面7は、顧客用ディスプレイ24(図9参照)のみならず、オペレータ用のディスプレイ221に表示されてもよい。
(d) 第2の実施形態の軽減税率小計ペイン71や標準税率小計ペイン72は、多数の商品を表示する際には、スクロールして全体を表示するようにしてもよい。
(e) 電子キャッシュレジスタが出力するレシートは、紙媒体に限定されず、電子レシートであってもよい。
(f) 第1の実施形態の入力部は、スイッチを含む物理的なキーである。しかし、これに限られず、例えば入力部がタッチパネル上に表示されたキーとして構成され、このキーをタッブすることにより商品登録情報を入力してもよい。
(g) 電子キャッシュレジスタの商品登録方法は、部門入力やPLU入力に限定されず、例えば画面上に各商品の登録キーを表示する方法や、各商品のパーコードをスキャンする方法や、各商品を撮影してオブジェクト認識する方法であってもよい。
以下に、この出願の願書に最初に添付した特許請求の範囲に記載した発明を付記する。付記に記載した請求項の項番は、この出願の願書に最初に添付した特許請求の範囲の通りである。
〔付記〕
<請求項1>
適用される税率毎に、該税率に対応した商品またはサービスに対する小計金額を導出する導出部と、
前記導出部により導出された各小計金額を、該小計金額に対応した税率情報とともに出力する小計出力部と、
を備えたことを特徴とする売上データ処理装置。
<請求項2>
前記小計出力部は、各前記小計金額を切り替えて出力する、
ことを特徴とする請求項1に記載の売上データ処理装置。
<請求項3>
前記小計出力部は更に、売上げ全体に係る小計を切り替えて出力する、
ことを特徴とする請求項2に記載の売上データ処理装置。
<請求項4>
前記小計出力部は、各前記小計金額を同時に出力する、
ことを特徴とする請求項1に記載の売上データ処理装置。
<請求項5>
適用される税率毎に、該税率に対応した商品またはサービスに対する小計金額を導出する導出手段、
前記導出手段により導出された各小計金額を、該小計金額に対応した税率情報とともに出力する小計出力手段、
としてコンピュータを機能させるための売上データ処理プログラム。
<請求項6>
商品またはサービスの情報を表示する表示領域が商品またはサービスに適用される税率に応じて区分けされ、一の取引で売上登録される商品またはサービスの情報からなるリストを、売上登録する商品またはサービスの指定を受け付ける毎に更新表示させる表示制御部と、
前記表示領域毎に当該表示領域に情報が表示されている商品またはサービスに対する小計金額を導出する導出部と、
を備え、
前記表示制御部は、前記導出部により導出された前記小計金額のそれぞれを該小計金額に対応する前記表示領域に対応させて表示させる、
ことを特徴とする売上データ処理装置。
1 電子キャッシュレジスタ (売上データ処理装置)
11 CPU (税率決定部)
14 表示部 (小計出力部)
15 客用表示部 (小計出力部)
18 入力部 (取得部)
191 部門テーブル
S 売上データ処理装置
2 商品識別装置
211 CPU (税率決定部)
221 ディスプレイ (小計出力部)
23 キーボード (取得部)
24 顧客用ディスプレイ (小計出力部)
27 カメラ
3 POS端末
7 小計画面
71 軽減税率小計ペイン
72 標準税率小計ペイン
73 お支払金額ペイン

Claims (4)

  1. 商品またはサービスの名称情報及び金額情報を表示する表示領域を商品またはサービスに適用される消費税率に対応させて複数のサブ表示領域に区分けするとともに、売上登録する商品またはサービスの指定を受け付ける毎に当該指定を受け付けた商品またはサービスについての前記名称情報及び前記金額情報を前記複数のサブ表示領域のうち前記指定を受け付けた商品またはサービスに適用される消費税率に対応する方のサブ表示領域に振り分けて追加していくことにより、一の取引で売上登録される商品またはサービスの前記名称情報及び前記金額情報からなる前記消費税率毎のリストを売上登録する商品またはサービスの指定を受け付ける毎に更新表示させる表示制御部と、
    前記サブ表示領域毎に当該サブ表示領域に前記名称情報及び前記金額情報が表示されている商品またはサービスに対する消費税込みの小計金額を導出する導出部と、
    を備え、
    前記表示制御部は、
    前記サブ表示領域毎に前記導出部により導出された前記消費税込みの小計金額のそれぞれを当該消費税込みの小計金額に対応する前記サブ表示領域に表示させるとともに前記リストの更新に伴なわせて更新表示させ、
    且つ、前記サブ表示領域毎に当該サブ表示領域に対応する消費税率の値情報を当該サブ表示領域に対応させて表示させる、
    ことを特徴とする売上データ処理装置。
  2. 前記複数のサブ表示領域のうちの何れか一つのサブ表示領域が標準税率に対応しているとともに他の一つのサブ表示領域が軽減税率に対応しており、
    前記表示制御部は、前記消費税込みの小計金額のそれぞれを合算した合計金額情報を、前記軽減税率に対応するサブ表示領域よりも前記標準税率に対応するサブ表示領域に近い位置に表示させる、
    ことを特徴とする請求項1に記載の売上データ処理装置。
  3. 売上データ処理装置が実行する表示方法であって、
    商品またはサービスの名称情報及び金額情報を表示する表示領域を商品またはサービスに適用される消費税率に対応させて複数のサブ表示領域に区分けするとともに、売上登録する商品またはサービスの指定を受け付ける毎に当該指定を受け付けた商品またはサービスについての前記名称情報及び前記金額情報を前記複数のサブ表示領域のうち前記指定を受け付けた商品またはサービスに適用される消費税率に対応する方のサブ表示領域に振り分けて追加していくことにより、一の取引で売上登録される商品またはサービスの前記名称情報及び前記金額情報からなる前記消費税率毎のリストを売上登録する商品またはサービスの指定を受け付ける毎に更新表示させる表示制御ステップと、
    前記サブ表示領域毎に当該サブ表示領域に前記名称情報及び前記金額情報が表示されている商品またはサービスに対する消費税込みの小計金額を導出する導出ステップと、
    を含み、
    前記表示制御ステップは、
    前記サブ表示領域毎に前記導出ステップで導出された前記消費税込みの小計金額のそれぞれを当該消費税込みの小計金額に対応する前記サブ表示領域に表示させるとともに前記リストの更新に伴なわせて更新表示させ、
    且つ、前記サブ表示領域毎に当該サブ表示領域に対応する消費税率の値情報を当該サブ表示領域に対応させて表示させる、
    ことを特徴とする表示方法。
  4. 売上データ処理装置のコンピュータを、
    商品またはサービスの名称情報及び金額情報を表示する表示領域を商品またはサービスに適用される消費税率に対応させて複数のサブ表示領域に区分けするとともに、売上登録する商品またはサービスの指定を受け付ける毎に当該指定を受け付けた商品またはサービスについての前記名称情報及び前記金額情報を前記複数のサブ表示領域のうち前記指定を受け付けた商品またはサービスに適用される消費税率に対応する方のサブ表示領域に振り分けて追加していくことにより、一の取引で売上登録される商品またはサービスの前記名称情報及び前記金額情報からなる前記消費税率毎のリストを売上登録する商品またはサービスの指定を受け付ける毎に更新表示させる表示制御手段、
    前記サブ表示領域毎に当該サブ表示領域に前記名称情報及び前記金額情報が表示されている商品またはサービスに対する消費税込みの小計金額を導出する導出手段、
    として機能させ、
    前記表示制御手段は、
    前記サブ表示領域毎に前記導出手段により導出された前記消費税込みの小計金額のそれぞれを当該消費税込みの小計金額に対応する前記サブ表示領域に表示させるとともに前記リストの更新に伴なわせて更新表示させ、
    且つ、前記サブ表示領域毎に当該サブ表示領域に対応する消費税率の値情報を当該サブ表示領域に対応させて表示させる、
    ことを特徴とするプログラム。
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