JP6860104B2 - 売上データ処理装置、売上データ処理方法およびプログラム - Google Patents

売上データ処理装置、売上データ処理方法およびプログラム Download PDF

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Description

本発明は、売上データ処理装置、売上データ処理方法およびプログラムに関する。
2015年度税制改正関連法は、平成27年3月31日の参議院本会議にて可決され、成立した。この法律により、消費税率10%への引き上げが、平成29年4月に実施される。この消費税率の10%引上げに伴う低所得者対策として、軽減税率制度が併せて導入される。
このたび導入される軽減税率制度は、低所得者に影響の大きい一部の商品について、消費税率を8%に据え置く制度である。軽減税率制度の対象品目は、飲食料品の譲渡と、週2回以上発行される新聞の購読料である。ただし、飲食料品の譲渡のうち、飲食店営業等を営む事業者が、一定の飲食設備のある場所等において行う食事の提供は、軽減税率制度の対象品目から除外されている。つまり、飲食料品の譲渡のうち外食にあたるものは、標準税率が適用される。
具体的にいうと、外食にあたらず軽減税率が適用される例には、牛丼屋やハンバーガ店のテイクアウト、そば屋の出前、ピザ屋の宅配、屋台での軽食、寿司やのお土産、コンビニの弁当や惣菜などが列挙されている。また外食にあたり標準税率が適用される例には、牛丼屋やハンバーガ店やそば屋やピザ屋や寿司屋の店内飲食、フードコートでの軽食、コンビニのイートインコーナでの飲食を前提に提供される飲食料品、ケータリングや出張料理などが列挙されている。
軽減税率制度にて食事の提供は、食品衛生法上の飲食店営業等の事業者がその場で飲食させるための設備を設置した場所で行うものならば、外食として分類される。また、相手方の注文に応じて指定された場所で調理等を行うことも、ここでは外食に分類される。
このような複数の税率に対応する発明には、例えば特許文献1に記載の発明がある。特許文献1の要約書の解決手段には、「ECR1では、課税対象商品を複数含むパック商品に対して、1回の商品登録処理により、予めTAXテーブル設定メモリ54に設定された税額計算方法に従って、各課税対象商品の税額を計算し、その各課税対象商品毎に課税額をレシートに印字可能とした。」と記載されている。
特開2003−256937号公報
しかし特許文献1に記載の発明では、軽減税率制度による標準税率との差額分は、顧客が暗算等で算出しなければならなかった。
例えば、標準税率の品目を内税として2200円で登録し、軽減税率の品目を内税として2160円で登録した場合、そのうち軽減税率制度による標準税率との差額分は、40円である。しかし、これはレシートもしくは表示装置の表示から直接に読み取ることはできなかった。よって、各顧客は、軽減税率制度のメリットを容易に実感できなかった。
そこで、本発明は、売上データ処理装置、売上データ処理方法およびプログラムについて、軽減税率制度によるメリットを店舗の顧客に容易に実感させることを可能とすることを課題とする。
上記目的を達成するため、本発明に係る売上データ処理装置は、商品別の単価および商品別の税率を含む商品情報を格納する記憶部と、各商品の売上処理の指示および前記売上処理の締めの指示を受付ける入力部と、指示を受付けた各商品の売上処理をその商品に係る商品情報を用いて行い、商品ごとの売上個数、売上金額、税率および税額を含む売上データを生成する処理部と、前記売上データに基づいてレシートを印刷する印刷部と、を備え、前記処理部は、前記締めの指示に応答し、売上処理された商品の中に、予め定められた標準税率よりも低く抑えられた軽減税率の適用対象となるものが含まれるとき、商品の精算情報とともに、前記軽減税率により前記標準税率から軽減された軽減額の情報を記したレシートを前記印刷部に印刷させる、ことを特徴とする。
また、本発明に係る売上データ処理方法は、商品別の単価および商品別の税率を含む商品情報を格納する記憶制御ステップと、各商品の売上処理の指示および前記売上処理の締めの指示を受付ける入力ステップと、指示を受付けた各商品の売上処理をその商品に係る商品情報を用いて行い、商品ごとの売上個数、売上金額、税率および税額を含む売上データを生成する処理ステップと、前記売上データに基づいてレシートを印刷する印刷制御ステップと、を含み、前記処理ステップは、前記締めの指示に応答し、売上処理された商品の中に、予め定められた標準税率よりも低く抑えられた軽減税率の適用対象となるものが含まれるとき、商品の精算情報とともに、前記軽減税率により前記標準税率から軽減された軽減額の情報を記したレシートを前記印刷制御ステップで印刷させる、ことを特徴とする。
また、本発明に係るプログラムは、売上データ処理装置のコンピュータを、商品別の単価および商品別の税率を含む商品情報を格納する記憶手段、各商品の売上処理の指示および前記売上処理の締めの指示を受付ける入力手段、指示を受付けた各商品の売上処理をその商品に係る商品情報を用いて行い、商品ごとの売上個数、売上金額、税率および税額を含む売上データを生成する処理手段、前記売上データに基づいてレシートを印刷する印刷手段、として機能させ、前記処理手段は、前記締めの指示に応答し、売上処理された商品の中に、予め定められた標準税率よりも低く抑えられた軽減税率の適用対象となるものが含まれるとき、商品の精算情報とともに、前記軽減税率により前記標準税率から軽減された軽減額の情報を記したレシートを前記印刷手段に印刷させる、ことを特徴とする。
本発明によれば、軽減税率制度によるメリットを店舗の顧客に容易に実感させることが可能となる。
第1の実施形態における電子キャッシュレジスタの外観図である。 電子キャッシュレジスタの構成を示すブロック図である。 部門テーブルを説明する図である。 PLUファイルを説明する図である。 電子キャッシュレジスタの入力部を示す図である。 商品登録処理を示すフローチャートである。 内税方式のときの会計の例を示す図である。 内税方式のときのレシートの例を示す図である。 内税方式のときのレシートの例を示す図である。 外税方式のときの会計の例を示す図である。 外税方式のときのレシートの例を示す図である。 PLUによる会計の例を示す図である。 PLUによるレシートの例を示す図である。 第2の実施形態における電子キャッシュレジスタの外観図である。 電子キャッシュレジスタの構成を示すブロック図である。 PLUテーブルを説明する図である。 商品登録処理を示すフローチャートである。 客用表示部が3行表示が可能な場合において、内税でりんご2個とみかんとを商品登録した際の操作と表示とを示す図である。 客用表示部が多数行表示が可能な場合において、内税でりんご2個とみかんとを商品登録した際の操作と表示とを示す図である。 客用表示部が1行のみ表示可能な場合において、内税でりんご2個とみかんとを商品登録した際の操作と表示とを示す図である。 内税でりんご2個とみかんとを商品登録した際のレシートを示す図である。 客用表示部が3行表示が可能な場合において、内税でりんご2個と歯ブラシとを商品登録した際の操作と表示とを示す図である。 客用表示部が多数行表示が可能な場合において、内税でりんご2個と歯ブラシとを商品登録した際の操作と表示とを示す図である。 客用表示部が1行のみ表示可能な場合において、内税でりんご2個と歯ブラシとを商品登録した際の操作と表示とを示す図である。 内税でりんご2個と歯ブラシとを商品登録した際のレシートを示す図である。 客用表示部が3行表示が可能な場合において、内税で歯ブラシを商品登録した際の操作と表示とを示す図である。 客用表示部が多数行表示が可能な場合において、内税で歯ブラシを商品登録した際の操作と表示とを示す図である。 客用表示部が1行のみ表示可能な場合において、内税で歯ブラシを商品登録した際の操作と表示とを示す図である。 内税で歯ブラシを商品登録した際のレシートを示す図である。 客用表示部が多数行表示が可能な場合において、外税でりんご2個とみかんとを商品登録した際の操作と表示とを示す図である。 外税でりんごとみかんとを商品登録した際のレシートを示す図である。 客用表示部が多数行表示が可能な場合において、外税でりんご2個と歯ブラシとを商品登録した際の操作と表示とを示す図である。 外税でりんご2個と歯ブラシとを商品登録した際のレシートを示す図である。 客用表示部が多数行表示が可能な場合において、外税で歯ブラシを商品登録した際の操作と表示とを示す図である。 外税で歯ブラシを商品登録した際のレシートを示す図である。 客用表示部が3行表示が可能な場合において、内税かつお持ち帰りの牛丼を商品登録した際の操作と表示とを示す図である。 客用表示部が多数行表示が可能な場合において、内税かつお持ち帰りの牛丼を商品登録した際の操作と表示とを示す図である。 客用表示部が1行のみ表示可能な場合において、内税かつお持ち帰りの牛丼を商品登録した際の操作と表示とを示す図である。 内税かつお持ち帰りの牛丼を商品登録した際のレシートを示す図である。 客用表示部が3行表示が可能な場合において、内税かつ店内飲食した牛丼を商品登録した際の操作と表示とを示す図である。 客用表示部が多数行表示が可能な場合において、内税かつ店内飲食した牛丼を商品登録した際の操作と表示とを示す図である。 客用表示部が1行のみ表示可能な場合において、内税かつ店内飲食した牛丼を商品登録した際の操作と表示とを示す図である。 内税かつ店内飲食した牛丼を商品登録した際のレシートを示す図である。 客用表示部が多数行表示が可能な場合において、外税かつお持ち帰りの牛丼を商品登録した際の操作と表示とを示す図である。 外税かつお持ち帰りの牛丼を商品登録した際のレシートを示す図である。 客用表示部が多数行表示が可能な場合において、外税かつ店内飲食した牛丼を商品登録した際の操作と表示とを示す図である。 外税かつ店内飲食した牛丼を商品登録した際のレシートを示す図である。
以降、本発明を実施するための形態を、各図を参照して詳細に説明する。
図1(a),(b)は、第1の実施形態における電子キャッシュレジスタ1の外観図である。
電子キャッシュレジスタ1は、ドロア17の上に筐体が設けられた小店舗向けのコンパクトタイプである。なお、本発明は、この電子キャッシュレジスタ1に限定されず、バーコードスキャナ機能を搭載した高機能なPOS(Point Of Sales)端末に適用してもよい。
図1(a)は、筐体を斜め前方から見たときの外観図である。
この電子キャッシュレジスタ1は、筐体上面に設けられた入力部18および表示部14と、筐体の後側に設けられた客用表示部15(隠面にあり)と、筐体左側に設けられた印刷部16を含んで構成される。なお、ドロア17は、電子キャッシュレジスタ1の筐体と分離して配置可能である。
図1(b)は、筐体を斜め後方から見たときの外観図である。
電子キャッシュレジスタ1の筐体の後側には、客用表示部15が設けられている。店舗の顧客は、電子キャッシュレジスタ1を介して店員と正対する際に、この客用表示部15を容易に視認することができる。
電子キャッシュレジスタ1のオペレータは、入力部18を介して商品の単価と部門とを入力し、小計を表示させたのちに預り金を入力することで、商品を登録することができる。この商品の登録時に、電子キャッシュレジスタ1は、ドロア17を引き出して、預り金を入金させる。
図2は、電子キャッシュレジスタ1の構成を示すブロック図である。
図2において、電子キャッシュレジスタ1は、CPU(Central Processing Unit)11、RAM(Random Access Memory)12、ROM(Read Only Memory)13、表示部14、客用表示部15、印刷部16、ドロア17、入力部18、記憶部19によって構成されており、各部はバスによって接続されている。
CPU11は、ROM13や記憶部19に記憶されている電子キャッシュレジスタ1に対応する各種アプリケーションプログラムの中から指定されたアプリケーションプログラムと、入力部18から入力される各種指示とをRAM12内のワークメモリに展開する。CPU11は更に、この入力指示及び入力データに応じてワークメモリに展開したアプリケーションプログラムに従って各種処理を実行し、その処理結果をRAM12内のワークメモリに格納するとともに、表示部14と客用表示部15に表示する。そしてCPU11は、ワークメモリに格納した処理結果を入力部18から指示される記憶部19内の保存先に保存する。
また、CPU11は、後記する商品登録処理(図5参照)において、入力部18から入力される指示内容を解析し、指示内容がいずれかの部門コードであれば、記憶部19に格納された部門テーブル191を検索し、該当する部門の商品を登録し、この商品の税額などを計算する。そして、CPU11は、全体処理において、入力部18から入力される指示内容を解析し、指示内容が締めの場合は締め処理を実行し、あるいは他の指示内容に応じた処理を実行する。
入力部18は、部門キー、現/預キー、クリアキー等を含む各種機能キー及び数字入力キー等を備えたキーボードを備え、キーボードで押下された押下信号をCPU11に出力する。入力部18は、商品またはサービスの売り上げ登録を受け付ける受付手段として機能する。入力部18の構成については、後記する図5で詳細に説明する。
なお、入力部18は、キーボードに限らず、入力指示ができるものであればどのようなものでもよい。例えば入力部18は、タッチパネル(タッチスクリーン)のように入力ペンや指先等により指示された座標を感知し、電磁誘電方式、磁気歪式、感圧式等の座標読み取り原理で指示された位置座標を検出するようにしてもよい。この場合、入力部18は、検出された位置座標を位置信号とし、CPU11に出力する。
表示部14と客用表示部15は、液晶ディスプレイまたは有機ELディスプレイ等により構成され、漢字・ひらがな・カタカナ表示に対応している。電子キャッシュレジスタ1は、CPU11から入力される表示データに基づく信号を生成して、表示部14と客用表示部15に各種表示を行う。
印刷部16は、例えば熱転写プリンタであり、レシート情報をロールペーパ(レシート用紙)に印字して出力する。この印刷部16は、CPU11の指示により、商品またはサービスの価格および税率に基づき、軽減税率の適用商品または適用サービスの税金額と、前記適用商品または前記適用サービスに標準税率が適用された場合の税金額との差額をレシートに出力する。
ドロア17は、現金を収納する部位であり、オペレータが電子キャッシュレジスタ1を操作することにより引き出すことができる。
記憶部19は磁気的、光学的記憶媒体、若しくは半導体メモリなどの書き換え可能な記憶媒体で構成されている。この記憶部19は、部門テーブル191とPLU(Price Look Up)ファイル192の他、システムプログラム及び当該システムに対応する各種アプリケーションプログラム、これらプログラムによって処理されたデータ等を記憶する。部門テーブル191は、後記する図3で詳細に説明する。PLUファイル192は、後記する図4で詳細に説明する。
CPU11は、部門テーブル191やPLUファイル192を参照して、売り上げ登録を受け付けた商品またはサービスに対して所定の税率に基づいた税金額または税込価格を導出し、導出した税金額または税込価格を表示部14や客用表示部15や印刷部16に出力する出力手段として機能する。
また、この記憶部19に記憶するプログラム、データ等は、その一部若しくは全部をサーバやクライアント等の他の機器からネットワーク回線等の伝送媒体を介して受信して記憶する構成にしてもよい。更に記憶部19は、ネットワーク上に構築されたサーバの記録媒体であってもよい。更に、各プログラムは、ネットワーク回線等の伝送媒体を介してサーバやクライアントへ伝送してこれらの機器にインストールするように構成してもよい。
図3は、部門テーブル191を説明する図である。
この部門テーブル191は、部門コード欄、部門名欄、計算方法欄、税率欄を含んで構成される。これにより、各部門キーと税の計算方法との対応を示している。
部門1は、10%の標準税率が適用される品目について、内税方式の金額を入力する場合の部門である。ここで内税方式とは、商品金額に消費税が含まれているものを販売する方式のことをいう。ユーザが部門1キーを選択すると、部門名欄の「部門01」が表示部14に表示されると共に、計算方法欄に記載の「内税」かつ税率欄に記載の10%の税率で税額や税込価格が計算される。
部門2は、8%の軽減税率が適用される品目について、内税方式の金額を入力する場合の部門である。ユーザが部門2キーを選択すると、部門名欄の「部門02」が表示部14に表示されると共に、計算方法欄に記載の「内税」かつ税率欄に記載の8%の税率で税額や税込価格が計算される。
部門3は、10%の標準税率が適用される品目について、外税方式の金額を入力する場合の部門である。ここで外税方式とは、商品金額に消費税が含まれていないものを販売する方式のことをいう。ユーザが部門3キーを選択すると、部門名欄の「部門03」が表示部14に表示されると共に、計算方法欄に記載の「外税」かつ税率欄に記載の10%の税率で税額や税込価格が計算される。
部門4は、8%の軽減税率が適用される品目について、外税方式の金額を入力する場合の部門である。ユーザが部門4キーを選択すると、部門名欄の「部門04」が表示部14に表示されると共に、計算方法欄に記載の「外税」かつ税率欄に記載の8%の税率で税額や税込価格が計算される。
図4は、PLUファイル192を説明する図である。
このPLUファイル192は、PLU番号欄、商品名欄、単価欄、計算方法欄、税率欄を含んで構成される。これにより、PLU番号と商品・単価・計算方法・税率との対応を示すことができる。
PLU番号欄は、その商品に係る商品コードが格納される。商品名欄には、その商品に係る商品名が格納される。単価欄には、その商品に適用される税の計算方法での単価が格納される。計算方法欄には、その商品に適用される税額の計算方法が格納される。例えば、計算方法欄に「内税(標準税率)」または「内税(軽減税率)」が格納されていたとき、単価欄には税込単価が格納される。計算方法欄に「外税(標準税率)」または「外税(軽減税率)」が格納されていたとき、単価欄には税抜単価が格納される。税率欄には、その商品に対応する税率がパーセント単位で格納される。
図5は、電子キャッシュレジスタ1の入力部18の構成を示す図である。
入力部18は、7行6列のマトリックス状に配置されたキー群を含み、これらキー群は凡そ4つに区分されている。商品登録に用いられるキーは、主に左下の区分と右下の区分に配置されている。ここでは、キー群のうち左下の区分と右下の区分とを説明し、左上の区分と右上の区分の説明を一部省略する。
左下の区分に属する「C」(クリア)キーは、オペレータが入力を誤ったときに用いられる。「×/日時」キーは、乗算登録に用いられると共に、時刻や日付を表示するときに用いられる。「万円」キーは、1万円札を預かったときに用いられる。
「9」〜「0」,「00」,「・」などの数字キーは、数値の入力に用いられる。
右下の区分に属する「部門1」キーから「部門5」キーは、オペレータが商品を登録する際に用いられる。「小計」キーは、登録金額の合計(中間合計)を見るときに用いられる。「現/預」キーは、登録の完了および預り金のときに用いられる。
この他、「入金」キーは、入金時に用いられる。「出金」キーは、出金時に用いられるとともに、電子ジャーナルレポート発行時にも用いられる。「−」キーは、値引時に用いられ、「%」キーは割引時に用いられる。「信」(信用売り)キーは、クレジットカードの売上げ時に用いられ、「券」(券売り)キーは商品券での売上時に用いられる。「#/替」キーは、番号印字または両替時に用いられる。「PLU」キーは、商品をPLU番号で指定する際に用いられる。
図6は、商品登録処理を示すフローチャートである。
電子キャッシュレジスタ1のCPU11は、顧客との取引ごとに、ステップS10〜S23の処理を繰り返す。このときの表示部14と客用表示部15の表示例を、後記する図7と図8とに示す。またオペレータが商品を登録する毎に、CPU11はステップS10〜S17の処理を繰り返す。
CPU11は、入力部18のうち、いずれのキーが入力されたかを判断する(ステップS10)。
ステップS10にてCPU11は、入力部18のうち数字キーが押下されたならば、表示部14や客用表示部15の数字を更新して(ステップS11)、ステップS10の処理に戻る。
ステップS10にて「×」キーが押下されたならば、CPU11は、表示部14や客用表示部15の数字を商品数量として決定するステップS12に進み、ステップS10の処理に戻る。具体的にいうと、オペレータが商品数量を入力する際には、数字キーで商品数量を入力したのち「×」キーを押下するとよい。
ステップS10にて「部門1」キーが押下されたならば、CPU11は、表示部14や客用表示部15の数字を標準税率かつ内税方式として決定するステップS13に進み、「部門2」キーが押下されたならば、表示部14や客用表示部15の数字を軽減税率かつ内税方式として決定するステップS14に進み、ステップS10の処理に戻る。
具体的にいうと、オペレータが数字キーで商品価格を入力したのち「部門1」キーを押下すると、内税方式で標準税率の商品の価格が入力される。また、オペレータが数字キーで商品価格を入力したのち「部門2」キーを押下すると、内税方式で軽減税率の商品の価格が入力される。
ステップS10にてCPU11は、「部門3」キーが押下されたならば、表示部14や客用表示部15の数字を標準税率かつ外税方式として決定し(ステップS15)、「部門4」キーが押下されたならば、表示部14や客用表示部15の数字を軽減税率かつ外税方式として決定して(ステップS16)、ステップS10の処理に戻る。
具体的にいうと、オペレータが外税方式で標準税率の商品の価格を入力する際には、数字キーで商品価格を入力したのち「部門3」キーを押下するとよい。また、オペレータが外税方式で軽減税率の商品の価格を入力する際には、数字キーで商品価格を入力したのち「部門4」キーを押下するとよい。
ステップS10にて「PLU」キーが押下されたならば、CPU11は、表示部14や客用表示部15の数字をPLU番号として、商品と単価と税率と計算方法を決定するステップS17に進み、その後、ステップS10の処理に戻る。具体的にいうと、オペレータがPLU番号によって商品を指定する際には、数字キーでPLU番号を入力したのち「PLU」キーを押下するとよい。
ステップS10にてCPU11は、「小計」キーが押下されたならば、小計と差額とを算出する(ステップS18)。ここで差額とは、標準税額と軽減税額との差額のことである。つまりCPU11は、売り上げ登録を受け付けた商品またはサービスが軽減税率(第1の税率)が適用される商品であった場合には、この商品またはこのサービスに軽減税率が適用された場合の税金額または税込価格と、この商品またはこのサービスに標準税率(第2の税率)が適用された場合の税金額または税込価格との差額を導出する。つまりCPU11は、売り上げ登録を受け付けた商品が軽減税率(第1の税率)が適用される商品であった場合には、この商品に軽減税率が適用された場合の税金額と、この商品に標準税率(第2の税率)が適用された場合の税金額との差額を導出するとともに、この導出した差額を表示部14や客用表示部15に出力する。
CPU11は、表示部14や客用表示部15に、小計と差額とを交互に表示しつつ(ステップS19)、入力部18のうち、いずれのキーが入力されたかを判断する(ステップS20)。CPU11は、数字キーが押下されたならば、表示部14や客用表示部15の数字を更新して(ステップS21)、ステップS20の処理に戻る。
ステップS20にてCPU11は、「現/預」キーが押下されたならば、お釣りを計算して表示し(ステップS22)、印刷部16にレシートを印字させ(ステップS23)、図6の処理を終了する。このときのレシートの印刷例を、後記する図8、図9、図11に示す。
図7(a)〜(e)は、内税方式のときの会計の表示例を示す図である。これら図7(a)〜(e)の表示例は、オペレータが、標準税率が適用される2200円の品目と、軽減税率が適用される1080円の品目とを入力し、小計を表示させた後に4000円の預り金を受領したときの例である。
図7(a)は、オペレータが「2」、「2」、「0」、「0」、「部門1」を順次押下したときの表示部14と客用表示部15の表示例を示している。
表示部14の1行目には、「部門01」と「標準税率」が表示され、2行目には金額「2,200」が表示される。客用表示部15には、金額「2,200」が表示される。
図7(b)は、オペレータが「1」、「0」、「8」、「0」、「部門2」を順次押下したときの表示部14と客用表示部15の表示例を示している。
表示部14の1行目には、「部門02」と「軽減税率」が表示され、2行目には金額「1,080」が表示される。客用表示部15には、金額「1,080」が表示される。
図7(c)は、オペレータが「小計」を押下したときの表示部14と客用表示部15の第1の表示例を示している。
表示部14の1行目には、「小計」と「軽減後」が表示され、2行目には金額「3,280」が表示される。客用表示部15には、金額「3,280」が表示される。
図7(d)は、オペレータが「小計」を押下したときの表示部14と客用表示部15の第2の表示例を示している。
表示部14の1行目には、「差額」が表示され、2行目には差額「20」が表示される。客用表示部15には、「差額」と差額「20」とが表示される。
この第1の表示例と第2の表示例とが交互に表示されるので、店舗の顧客は、小計と差額とを容易に知ることができる。
図7(e)は、オペレータが「4」、「0」、「0」、「0」、「現/預」を順次押下したときの表示部14と客用表示部15の表示例を示している。
表示部14の1行目には、「お釣り」が表示され、2行目にはお釣り金額「720」が表示される。客用表示部15には、お釣り金額「720」が表示される。これによりオペレータは、お釣りが720円であることを容易に視認可能である。
図8(a)は、内税方式のときのレシートの第1印字例を示す図である。
レシート2aは、ロールペーパ上にタイトル欄21、日時欄22、複数の品目欄23a,23b、合計欄24、お預り金欄25、お釣欄26が印字されて構成される。
タイトル欄21は、「御計算書」と印字され、日時欄22には会計の日時が印字される。その下側には、部門と金額、「内税10%」と消費税の金額とを含む品目欄23a,23bが印字される。更に合計欄24には、合計金額の「¥3,280」が印字される。この合計金額とは、軽減後の金額である。
お預り金欄25には、顧客からお預りした金額「¥4,000」が印字され、お釣欄26には、顧客に返却するお釣りの金額「¥720」が印字される。
レシート2aには更に、軽減前欄27、差額欄28が印字されている。
軽減前欄27には、全ての品目を標準税率とした軽減前の金額「¥3,300」が印字される。差額欄28には、軽減前の金額と軽減後の金額との差額である「¥20」が印字される。これにより、この店舗の顧客は、軽減税制度により幾らのメリットを得たかを容易に把握可能である。
売上金額が印字された合計欄24、顧客の支払金額が印字されたお預り金欄25、釣り銭金額が印字されたお釣欄26を含む明細領域よりも後に、差額欄28が印字された差額記載領域が印字される。更に明細領域と差額記載領域との間には、領域の区分を示す境界情報が印字される。これにより、差額欄28が付加的な情報であることを示すことができると共に、ユーザは、容易に差額欄28を切り取って明細領域のみを保存可能である。
図8(b)は、内税方式のときのレシートの第2印字例を示す図である。
レシート2bは、第1例に示したレシート2aと同様に、ロールペーパ上にタイトル欄21、日時欄22、複数の品目欄23a,23b、合計欄24、お預り金欄25、お釣欄26、差額欄28が印字されて構成されており、軽減前欄27が印字されていない。このレシート2bの差額欄28によっても、この店舗の顧客は、軽減税制度により幾らのメリットを得たかを容易に把握可能である。
図9は、内税方式のときのレシートの他の例を示す図である。
レシート2cは、第1例に示したレシート2aと同様に、ロールペーパ上にタイトル欄21、日時欄22、複数の品目欄23a,23b、合計欄24、お預り金欄25、お釣欄26、軽減前欄27、差額欄28が印字されて構成されており、更に軽減後欄29が印字されている。このレシート2cの差額欄28によっても、この店舗の顧客は、軽減税制度により幾らのメリットを得たかを容易に把握可能であり、更に軽減前欄27と軽減後欄29により、軽減税制度の有無による金額の大小を容易に把握可能である。
以下の図10と図11により、外税方式のときの変形例を説明する。外税方式であっても、上記した内税方式と同様に、この店舗の顧客は、軽減税制度により幾らのメリットを得たかを容易に把握可能である。
図10(a)〜(e)は、外税方式のときの会計の例を示す図である。これら図10(a)〜(e)の表示例は、オペレータが標準税率が適用される2000円の品目と、軽減税率が適用される1000円の品目とを入力し、小計を表示させた後に4000円の預り金を受領したときの例である。
図10(a)は、オペレータが「2」、「0」、「0」、「0」、「部門3」を順次押下したときの表示部14と客用表示部15の表示例を示している。
表示部14の1行目には、「部門03」と「標準税率」が表示され、2行目には金額「2,000」が表示される。客用表示部15には、金額「2,000」が表示される。
図10(b)は、オペレータが「1」、「0」、「0」、「0」、「部門4」を順次押下したときの表示部14と客用表示部15の表示例を示している。
表示部14の1行目には、「部門04」と「軽減税率」が表示され、2行目には金額「1,000」が表示される。客用表示部15には、金額「1,000」が表示される。
図10(c)は、オペレータが「小計」を押下したときの表示部14と客用表示部15の第1の表示例を示している。
表示部14の1行目には、「小計」と「軽減後」が表示され、2行目には金額「3,280」が表示される。客用表示部15には、金額「3,280」が表示される。
図10(d)は、オペレータが「小計」を押下したときの表示部14と客用表示部15の第2の表示例を示している。
表示部14の1行目には、「差額」が表示され、2行目には差額「20」が表示される。客用表示部15には、「差額」と差額「20」とが表示される。
この第1の表示例と第2の表示例とが交互に表示されるので、店舗の顧客は、小計と差額とを容易に知ることができる。
図10(e)は、オペレータが「4」、「0」、「0」、「0」、「現/預」を順次押下したときの表示部14と客用表示部15の表示例を示している。
表示部14の1行目には、「お釣り」が表示され、2行目にはお釣り金額「720」が表示される。客用表示部15には、お釣り金額「720」が表示される。これによりオペレータは、お釣りが720円であることを容易に視認可能である。
図11は、外税方式のときのレシートの印字例を示す図である。
レシート2dは、ロールペーパ上にタイトル欄21、日時欄22、複数の品目欄23c,23d、合計欄24、お預り金欄25、お釣欄26が印字されて構成される。
タイトル欄21は、「御計算書」と印字され、日時欄22には会計の日時が印字される。その下側には、部門と金額、消費税の種類と金額とを含む品目欄23c,23dが印字される。更に合計欄24には、合計金額の「¥3,280」が印字される。この合計金額とは、軽減後の金額である。
お預り金欄25には、顧客からお預りした金額「¥4,000」が印字され、お釣欄26には、顧客に返却するお釣りの金額「¥720」が印字される。
レシート2dには更に、軽減前欄27、軽減後欄29、差額欄28が印字されている。
軽減前欄27には、全ての品目を標準税率とした軽減前の金額「¥3,300」が印字される。軽減後欄29には、合計金額が印字される。差額欄28には、軽減前の金額と軽減後の金額との差額である「¥20」が印字される。これにより、この店舗の顧客は、軽減税制度により幾らのメリットを得たかを容易に把握可能である。
図12(a)〜(e)は、内税方式のときのPLUによる会計の例を示す図である。これら図12(a)〜(e)例は、オペレータが軽減税率に対応した品目「りんご」を入力し、標準税率に対応した2点の品目「歯ブラシ」を入力し、「小計」キーを複数回押下したときの例である。
図12(a)は、オペレータが「1」、「0」、「0」、「PLU」を順次押下したときの表示部14と客用表示部15の表示例を示している。
表示部14の1行目には、商品名「りんご」と「軽減税率」が表示され、2行目には金額「108」が表示される。客用表示部15には、金額「108」が表示される。
図12(b)は、オペレータが「2」、「×」、「3」、「0」、「0」、「PLU」を順次押下したときの表示部14と客用表示部15の表示例を示している。
表示部14の1行目には、商品名「歯ブラシ」と「標準税率2点」が表示され、2行目には金額「330」が表示される。客用表示部15には、金額「330」が表示される。
図12(c)は、オペレータが「小計」を最初に押下したときの表示部14と客用表示部15の第1の表示例を示している。
表示部14の1行目には、「小計」と「3点」が表示され、2行目には小計金額「438」が表示される。客用表示部15には、「3点」と小計金額「438」が表示される。
図12(d)は、オペレータが「小計」を2回目に押下したときの表示部14と客用表示部15の第2の表示例を示している。
表示部14の1行目には、「小計」と「標準税率2点」が表示され、2行目には標準税率の小計金額「330」が表示される。客用表示部15には、「10%2点」と標準税率の小計金額「330」とが表示される。
図12(e)は、オペレータが「小計」を3回目に押下したときの表示部14と客用表示部15の第3の表示例を示している。
表示部14の1行目には、「小計」と「軽減税率1点」が表示され、2行目には軽減税率の小計金額「108」が表示される。客用表示部15には、「8%1点」と軽減税率の小計金額「108」とが表示される。
このように、軽減税率の適用商品に係る小計金額と、標準税率の適用商品に係る小計金額とを切り替えて表示することで、顧客および店員は、これらの小計金額を容易に把握することができる。
図13は、PLU番号で入力した場合のレシートの例を示す図である。
レシート2zは、ロールペーパ上にタイトル欄21、日時欄22、品目欄23e,23f、合計欄24、お預り金欄25、お釣欄26、軽減前欄27、軽減後欄29、差額欄28が印字されて構成されている。品目欄23eには、商品名「歯ブラシ」が2点で330円であることと、内税10%が適用されており、税額は30円であることが印字されている。品目欄23fには、商品名「りんご」が108円であることと、内税8%が適用されており、税額は8円であることが印字されている。このように、PLU番号を入力することにより、レシート上に商品名を印字することができる。
このレシート2zの差額欄28によっても、この店舗の顧客は、軽減税制度により幾らのメリットを得たかを容易に把握可能であり、更に軽減前欄27と軽減後欄29により、軽減税制度の有無による金額の大小を容易に把握可能である。
図14(a),(b)は、第2の実施形態における電子キャッシュレジスタ3の外観図である。この電子キャッシュレジスタ3は、小・中規模店舗向けのコンパクトタイプであり、タッチパネルディスプレイによって操作可能である。
図14(a)は、筐体の斜め前方から見たときの外観図である。
この電子キャッシュレジスタ3は、入力部と表示部とを兼ねたタッチパネルディスプレイ34と、筐体の後側に設けられた客用表示部35(隠面にあり)と、筐体左側に設けられた印刷部36とを含んで構成される。なお、ドロアは、電子キャッシュレジスタ3の筐体と分離して配置される。
図14(b)は、筐体の斜め後方から見たときの外観図である。
電子キャッシュレジスタ3の筐体の後側には、客用表示部35が設けられている。店舗の顧客は、電子キャッシュレジスタ3を介して店員と正対する際に、この客用表示部35を容易に視認することができる。
電子キャッシュレジスタ3のオペレータは、タッチパネルディスプレイ34を介して商品の個数とPLU(Price Look Up)とを入力し、小計を表示させたのちに預り金を入力することで、商品を登録することができる。この商品の登録時に、電子キャッシュレジスタ3は、不図示のドロアを引き出して、預り金を入金させる。なお、商品の登録はPLUの入力に限定されず、バーコードリーダによって商品情報を読み込ませたり、各商品に対応するボタンをタッチパネルディスプレイ34に表示してもよい。
図15は、電子キャッシュレジスタ3の構成を示すブロック図である。
図15において、電子キャッシュレジスタ3は、CPU31、RAM32、ROM33、タッチパネルディスプレイ34、客用表示部35、印刷部36、外部インタフェース37、入力部38、記憶部39によって構成されており、各部はバスによって接続されている。
CPU31は、ROM33や記憶部39に記憶されている電子キャッシュレジスタ3に対応する各種アプリケーションプログラムの中から指定されたアプリケーションプログラムと、タッチパネルディスプレイ34や入力部38から入力される各種指示とをRAM32内のワークメモリに展開する。CPU31は更に、この入力指示及び入力データに応じてワークメモリに展開したアプリケーションプログラムに従って各種処理を実行し、その処理結果をRAM32内のワークメモリに格納するとともに、タッチパネルディスプレイ34と客用表示部35に表示する。そして、ワークメモリに格納した処理結果をタッチパネルディスプレイ34や入力部38から指示される記憶部19内の保存先に保存する。
また、CPU31は、後記する商品登録処理(図17参照)において、タッチパネルディスプレイ34から入力される指示内容を解析し、指示内容がPLUの指定であれば、記憶部19に格納されたPLUファイル391を検索し、該当するPLUに係る商品を登録し、この商品の税額などを計算する。そして、CPU31は、全体処理において、タッチパネルディスプレイ34から入力される指示内容を解析し、指示内容が締めの場合は締め処理を実行し、あるいは他の指示内容に応じた処理を実行する。
入力部38は、例えば電源スイッチやリセットスイッチなどであり、これらスイッチが押下された押下信号をCPU31に出力する。
タッチパネルディスプレイ34は、液晶ディスプレイなどの表示装置の表面に、透明なタッチパネルが積層されたものであり、表示機能と入力機能とを兼ね備えている。このタッチパネル(タッチスクリーン)は入力ペンや指先等により指示された座標を感知し、電磁誘電方式、磁気歪式、感圧式等の座標読み取り原理で指示された位置座標を検出して、CPU31に出力する。CPU31は、タッチパネルディスプレイ34を構成する表示装置に各種キーなどを表示し、これらキーの表示領域がタップされたことをタッチパネルで検知する。これにより、CPU31は、数字キーや「PLU」キー、「小計」キーなどの機能を具現化して、商品またはサービスの売り上げ登録を受け付ける。また、CPU31は、売り上げ登録を受け付けた商品またはサービスに対して所定の税率に基づいた税金額または税込価格を導出して、この税金額または税込価格をタッチパネルディスプレイ34上に出力する。
タッチパネルディスプレイ34上に具現化される「×」キーは、乗算登録に用いられると共に、時刻や日付を表示するときに用いられる。「9」〜「0」,「00」,「・」などの数字キーは、数値の入力に用いられる。「小計」キーは、登録金額の合計(中間合計)を見るときに用いられる。「現/預」キーは、登録の完了および預り金のときに用いられる。「PLU」キーは、商品をPLU番号で指定する際に用いられる。
客用表示部35は、液晶ディスプレイまたは有機ELディスプレイ等により構成され、漢字・ひらがな・カタカナ表示に対応している。CPU31は、売り上げ登録を受け付けた商品またはサービスに対して所定の税率に基づいた税金額または税込価格を導出して、この税金額または税込価格を客用表示部35上に出力する。
印刷部36は、例えば熱転写プリンタであり、レシート情報をロールペーパ(レシート用紙)に印字して出力する。この印刷部36は、CPU31の指示により、商品またはサービスの価格および税率に基づき、軽減税率の適用商品または適用サービスの税金額と、前記適用商品または前記適用サービスに標準税率が適用された場合の税金額との差額をレシートに出力する。
外部インタフェース37は、例えばドロア41やバーコードスキャナ42等を接続するためのものである。
ドロア41は、現金を収納する部位であり、オペレータが電子キャッシュレジスタ3を操作することにより引き出すことができる。バーコードスキャナ42は、オペレータの操作によって商品のバーコードを読み取る部位である。
記憶部39は磁気的、光学的記憶媒体、若しくは半導体メモリなどの書き換え可能な記憶媒体で構成されている。この記憶部39は、PLUファイル391の他、システムプログラム及び当該システムに対応する各種アプリケーションプログラム、これらプログラムによって処理されたデータ等を記憶する。PLUファイル391は、後記する図16で詳細に説明する。
CPU31は、PLUファイル391を参照して各商品または各サービスに軽減税率と標準税率のいずれが適用されるかを決定する。
また、この記憶部39に記憶するプログラム、データ等は、その一部若しくは全部をサーバやクライアント等の他の機器からネットワーク回線等の伝送媒体を介して受信して記憶する構成にしてもよい。更に記憶部39は、ネットワーク上に構築されたサーバの記録媒体であってもよい。更に、各プログラムは、ネットワーク回線等の伝送媒体を介してサーバやクライアントへ伝送してこれらの機器にインストールするように構成してもよい。
図16は、PLUファイル391を説明する図である。
このPLUファイル391は、第1の実施形態のPLUファイル192(図4参照)と同様に、PLU番号欄、商品名欄、単価欄、計算方法欄、税率欄を含んで構成される。これにより、PLU番号と商品・単価・計算方法・税率との対応を示すことができる。
PLU番号欄は、その商品に係る商品コードが格納される。商品名欄には、その商品に係る商品名が格納される。単価欄には、その商品に適用される税の計算方法での単価が格納される。計算方法欄には、その商品に適用される税額の計算方法が格納される。例えば、計算方法欄に「内税(標準税率)」または「内税(軽減税率)」が格納されていたとき、単価欄には税込単価が格納される。計算方法欄に「外税(標準税率)」または「外税(軽減税率)」が格納されていたとき、単価欄には税抜単価が格納される。税率欄には、その商品に対応する税率がパーセント単位で格納される。
図17は、商品登録処理を示すフローチャートである。
電子キャッシュレジスタ3のCPU31は、顧客との取引ごとに、ステップS30〜S39の処理を繰り返す。また、オペレータが商品を登録する毎に、CPU31はステップS30〜S33の処理を繰り返す。
CPU31は、タッチパネルディスプレイ34に表示されたキーのうち、いずれのキーが入力されたかを判断する(ステップS30)。
ステップS30にてCPU31は、タッチパネルディスプレイ34上の数字キーがタップされたならば、タッチパネルディスプレイ34や客用表示部35の数字を更新して(ステップS31)、ステップS30の処理に戻る。
ステップS30にてタッチパネルディスプレイ34上の「×」キーがタップされたならば、CPU11は、タッチパネルディスプレイ34や客用表示部35の数字を商品数量として決定するステップS32に進み、ステップS30の処理に戻る。具体的にいうと、オペレータが商品数量を入力する際には、タッチパネルディスプレイ34上の数字キーをタップして商品数量を入力したのち「×」キーをタップするとよい。
ステップS30にてタッチパネルディスプレイ34上の「PLU」キーがタップされたならば、CPU31は、タッチパネルディスプレイ34や客用表示部35の数字をPLU番号として、商品と単価と税率とを決定するステップS33に進み、その後、ステップS30の処理に戻る。具体的にいうと、オペレータがPLU番号によって商品を指定する際には、タッチパネルディスプレイ34上の数字キーでPLU番号を入力したのち「PLU」キーをタップするとよい。
ステップS30にてCPU31は、タッチパネルディスプレイ34上の「小計」キーがタップされたならば、小計と差額とを算出する(ステップS34)。ここで差額とは、標準税額と軽減税額との差額のことである。CPU31は、タッチパネルディスプレイ34や客用表示部15に、小計と差額とを表示する(ステップS35)。つまりCPU31は、売り上げ登録を受け付けた商品が軽減税率(第1の税率)が適用される商品であった場合には、この商品に軽減税率が適用された場合の税金額と、この商品に標準税率(第2の税率)が適用された場合の税金額との差額を導出するとともに、この導出した差額をタッチパネルディスプレイ34や客用表示部35に出力する。
更にCPU31は、売り上げ登録を受け付けた商品が軽減税率(第1の税率)が適用される商品であった場合には、この差額を減額情報として出力し、売り上げ登録を受け付けた商品が標準税率(第2の税率)が適用される商品であった場合には、この差額を増額情報としてタッチパネルディスプレイ34や客用表示部15に出力する。
CPU11は、タッチパネルディスプレイ34上の数字キーがタップされたならば(ステップS36)、タッチパネルディスプレイ34や客用表示部15の数字を更新して(ステップS37)、ステップS36の処理に戻る。
ステップS36にてCPU11は、タッチパネルディスプレイ34上の「現/預」キーがタップされたならば、お釣りを計算して表示し(ステップS38)、印刷部36にレシートを印字させ(ステップS39)、図17の処理を終了する。
図18(a)〜(e)は、客用表示部35が3行表示が可能な場合において、内税でりんご2個とみかんとを商品登録した際の操作と表示とを示す図である。
図18(a)は、タッチパネルディスプレイ34上の数字キー「1」、「0」、「0」をタップした後、「PLU」キーをタップしたときの客用表示部35の表示を示している。
客用表示部35の1行目には、商品名「りんご」と税込単価「¥108」が表示され、2行目には「内税(8.0%)」と税額「¥8」が表示され、更に3行目には「小計」と現在の小計金額「¥108」が表示されている。
図18(b)は、図18(a)においてタッチパネルディスプレイ34上の数字キー「1」、「0」、「0」をタップした後、「PLU」キーをタップしたときの客用表示部35の表示を示している。
客用表示部35の1行目には、商品名「りんご」と税込単価「¥108」が表示され、2行目には「内税(8.0%)」と税額「¥8」が表示され、更に3行目には「小計」と現在の小計金額「¥216」が表示されている。
図18(c)は、図18(b)においてタッチパネルディスプレイ34上の数字キー「2」、「0」、「0」をタップした後、「PLU」キーをタップしたときの客用表示部35の表示を示している。
客用表示部35の1行目には、商品名「みかん」と税込単価「¥54」が表示され、2行目には「内税(8.0%)」と税額「¥4」が表示され、更に3行目には「小計」と現在の小計金額「¥270」が表示されている。
図18(d)は、図18(c)においてタッチパネルディスプレイ34上の「小計」キーをタップしたときの客用表示部35の表示を示している。
客用表示部35の1行目には、「小計」と現在の小計金額「¥270」が表示されている。このとき顧客は、店員に300円を支払う。
図18(e)は、図18(d)においてタッチパネルディスプレイ34上の数字キー「3」、「0」、「0」をタップした後、「現/預」キーをタップしたときの客用表示部35の表示を示している。
客用表示部35の1行目には、「小計」と現在の小計金額「¥270」が表示され、2行目には「お預り」とお預り金額「¥300」が表示され、更に3行目には「お釣」とお釣り金額「¥30」が表示されている。この操作で当該取引が締められ、図21に示すレシート2eが発行される。
図19(a)〜(e)は、客用表示部35が多数行表示が可能な場合において、内税でりんご2個とみかんとを商品登録した際の操作と表示とを示す図である。
図19(a)は、タッチパネルディスプレイ34上の数字キー「1」、「0」、「0」をタップした後、「PLU」キーをタップしたときの客用表示部35の表示を示している。
客用表示部35の1行目には、商品名「りんご」と税込単価「¥108」が表示され、2行目には「内税(8.0%)」と税額「¥8」が表示され、3行目には括弧内に「税差額」と「個別」と、この商品における税差額「−¥2」が表示されている。この税差額によって、この店舗の顧客は、この商品において幾らのメリットを得たかを容易に把握可能である。
更に4行目には「小計」と現在の小計金額「¥108」が表示され、5行目には括弧内に「税差額」と「計」と、小計における税差額「−¥2」が表示されている。この税差額によって、この店舗の顧客は、この取引で幾らのメリットを得たかを容易に把握可能である。
図19(b)は、図19(a)においてタッチパネルディスプレイ34上の数字キー「1」、「0」、「0」をタップした後、「PLU」キーをタップしたときの客用表示部35の表示を示している。
客用表示部35の1行目には、商品名「りんご」と税込単価「¥108」が表示され、2行目には「内税(8.0%)」と税額「¥8」が表示され、3行目には括弧内に「税差額」と「個別」と、この商品における税差額「−¥2」が表示されている。更に4行目には「小計」と現在の小計金額「¥216」が表示され、5行目には括弧内に「税差額」と「計」と、小計における税差額「−¥4」が表示されている。
図19(c)は、図19(b)においてタッチパネルディスプレイ34上の数字キー「2」、「0」、「0」をタップした後、「PLU」キーをタップしたときの客用表示部35の表示を示している。
客用表示部35の1行目には、商品名「みかん」と税込単価「¥54」が表示され、2行目には「内税(8.0%)」と税額「¥4」が表示され、3行目には括弧内に「税差額」と「個別」と、この商品における税差額「−¥1」が表示されている。更に4行目には「小計」と現在の小計金額「¥270」が表示され、5行目には括弧内に「税差額」と「計」と、小計における税差額「−¥5」が表示されている。
図19(d)は、図19(c)においてタッチパネルディスプレイ34上の「小計」キーをタップしたときの客用表示部35の表示を示している。
客用表示部35の1行目には、「小計」と現在の小計金額「¥270」が表示され、2行目には括弧内に「軽減前」と軽減前における小計金額「¥275」が表示され、3行目には括弧内に「差額」と、小計における差額「¥5」が表示されている。このとき顧客は、店員に300円を支払う。
図19(e)は、図19(d)においてタッチパネルディスプレイ34上の数字キー「3」、「0」、「0」をタップした後、「現/預」キーをタップしたときの客用表示部35の表示を示している。
客用表示部35の1行目には、「小計」と現在の小計金額「¥270」が表示され、2行目には「お預り」とお預り金額「¥300」が表示され、更に3行目には「お釣」とお釣金額「¥30」が表示されている。この操作で当該取引が締められ、図21に示すレシート2eが発行される。
図20(a)〜(e)は、客用表示部35が1行のみ表示可能な場合において、内税でりんご2個とみかんとを商品登録した際の操作と表示とを示す図である。
図20(a)は、タッチパネルディスプレイ34上の数字キー「1」、「0」、「0」をタップした後、「PLU」キーをタップしたときの客用表示部35の表示を示している。
客用表示部35に、最初は商品名「りんご」と税込単価「¥108」が表示され、所定時間の経過後に「内税(8.0%)」と税額「¥8」が表示され、所定時間の経過後に「小計」と現在の小計金額「¥108」が表示され、更に所定時間の経過後に最初の表示に戻る。なお、繰り返しの画面切り換え表示に変えて、横方向スクロールにて、上記の情報を繰り返し表示してもよい。
図20(b)は、図20(a)においてタッチパネルディスプレイ34上の数字キー「1」、「0」、「0」をタップした後、「PLU」キーをタップしたときの客用表示部35の表示を示している。
客用表示部35に、最初は商品名「りんご」と税込単価「¥108」が表示され、所定時間の経過後に「内税(8.0%)」と税額「¥8」が表示され、所定時間の経過後に「小計」と現在の小計金額「¥216」が表示され、更に所定時間の経過後に最初の表示に戻る。
図20(c)は、図20(b)においてタッチパネルディスプレイ34上の数字キー「2」、「0」、「0」をタップした後、「PLU」キーをタップしたときの客用表示部35の表示を示している。
客用表示部35に、最初は商品名「みかん」と税込単価「¥54」が表示され、所定時間の経過後に「内税(8.0%)」と税額「¥4」が表示され、所定時間の経過後に「小計」と現在の小計金額「¥270」が表示され、更に所定時間の経過後に最初の表示に戻る。
図20(d)は、図20(c)においてタッチパネルディスプレイ34上の「小計」キーをタップしたときの客用表示部35の表示を示している。
客用表示部35には、「小計」と現在の小計金額「¥270」が表示されている。このとき顧客は、店員に300円を支払う。
図20(e)は、図20(d)においてタッチパネルディスプレイ34上の数字キー「3」、「0」、「0」をタップした後、「現/預」キーをタップしたときの客用表示部35の表示を示している。
客用表示部35には、「お釣」とお釣金額「¥30」が表示されている。この操作で当該取引が締められ、図21に示すレシート2eが発行される。
図21は、内税でりんご2個とみかんとを商品登録した際のレシート2eを示す図である。
レシート2eは、ロールペーパ上にタイトル欄21、日時欄22、品目欄51a,51b、合計欄24、お預り金欄25、お釣欄26、軽減前欄27、差額欄28が印字されて構成されている。品目欄51aには、商品名「りんご」が2個で、その税込単価が108円で、あわせて216円であることと、内税8.0%が適用されており、その税額は16円であることが印字されている。品目欄51bには、商品名「みかん」の税込単価が54円であることと、内税8.0%が適用されており、その税額は4円であることが印字されている。
軽減前欄27には、全ての品目を標準税率とした軽減前の金額「¥275」が印字される。差額欄28には、軽減前の金額と軽減後の金額との差額である「¥5」が印字される。このレシート2eの差額欄28によっても、この店舗の顧客は、軽減税制度により幾らのメリットを得たかを容易に把握可能である。
売上金額が印字された合計欄24、顧客の支払金額が印字されたお預り金欄25、釣り銭金額が印字されたお釣欄26を含む明細領域よりも後に、軽減前欄27および差額欄28が印字された差額記載領域が印字される。更に明細領域と差額記載領域との間には、領域の区分を示す境界情報が印字される。これにより、軽減前欄27および差額欄28が付加的な情報であることを示すことができると共に、ユーザは、容易に軽減前欄27および差額欄28を切り取って明細領域のみを保存可能である。
図22(a)〜(e)は、客用表示部35が3行表示が可能な場合において、内税でりんご2個と歯ブラシとを商品登録した際の操作と表示とを示す図である。
図22(a)は、タッチパネルディスプレイ34上の数字キー「1」、「0」、「0」をタップした後、「PLU」キーをタップしたときの客用表示部35の表示を示している。
客用表示部35の1行目には、商品名「りんご」と税込単価「¥108」が表示され、2行目には「内税(8.0%)」と税額「¥8」が表示され、更に3行目には「小計」と現在の小計金額「¥108」が表示されている。
図22(b)は、図22(a)においてタッチパネルディスプレイ34上の数字キー「1」、「0」、「0」をタップした後、「PLU」キーをタップしたときの客用表示部35の表示を示している。
客用表示部35の1行目には、商品名「りんご」と税込単価「¥108」が表示され、2行目には「内税(8.0%)」と税額「¥8」が表示され、更に3行目には「小計」と現在の小計金額「¥216」が表示されている。
図22(c)は、図22(b)においてタッチパネルディスプレイ34上の数字キー「3」、「0」、「0」をタップした後、「PLU」キーをタップしたときの客用表示部35の表示を示している。
客用表示部35の1行目には、商品名「歯ブラシ」と税込単価「¥165」が表示され、2行目には「内税(10.0%)」と税額「¥15」が表示され、更に3行目には「小計」と現在の小計金額「¥381」が表示されている。
図22(d)は、図22(c)においてタッチパネルディスプレイ34上の「小計」キーをタップしたときの客用表示部35の表示を示している。
客用表示部35の1行目には、「小計」と現在の小計金額「¥381」が表示されている。このとき顧客は、店員に400円を支払う。
図22(e)は、図22(d)においてタッチパネルディスプレイ34上の数字キー「4」、「0」、「0」をタップした後、「現/預」キーをタップしたときの客用表示部35の表示を示している。
客用表示部35の1行目には、「小計」と現在の小計金額「¥381」が表示され、2行目には「お預り」とお預り金額「¥400」が表示され、更に3行目には「お釣」とお釣金額「¥19」が表示されている。この操作で当該取引が締められ、図25に示すレシート2fが発行される。
図23(a)〜(e)は、客用表示部35が多数行表示が可能な場合において、内税でりんご2個と歯ブラシとを商品登録した際の操作と表示とを示す図である。
図23(a)は、タッチパネルディスプレイ34上の数字キー「1」、「0」、「0」をタップした後、「PLU」キーをタップしたときの客用表示部35の表示を示している。
客用表示部35の1行目には、商品名「りんご」と税込単価「¥108」が表示され、2行目には「内税(8.0%)」と税額「¥8」が表示され、3行目には括弧内に「税差額」と「個別」と、この商品における税差額「−¥2」が表示されている。この税差額によって、この店舗の顧客は、この商品において幾らのメリットを得たかを容易に把握可能である。
更に4行目には「小計」と現在の小計金額「¥108」が表示され、5行目には括弧内に「税差額」と「計」と、小計における税差額「−¥2」が表示されている。この税差額によって、この店舗の顧客は、この取引で幾らのメリットを得たかを容易に把握可能である。
図23(b)は、図23(a)においてタッチパネルディスプレイ34上の数字キー「1」、「0」、「0」をタップした後、「PLU」キーをタップしたときの客用表示部35の表示を示している。
客用表示部35の1行目には、商品名「りんご」と税込単価「¥108」が表示され、2行目には「内税(8.0%)」と税額「¥8」が表示され、3行目には括弧内に「税差額」と「個別」と、この商品における税差額「−¥2」が表示されている。更に4行目には「小計」と現在の小計金額「¥216」が表示され、5行目には括弧内に「税差額」と「計」と、小計における税差額「−¥4」が表示されている。
図23(c)は、図23(b)においてタッチパネルディスプレイ34上の数字キー「3」、「0」、「0」をタップした後、「PLU」キーをタップしたときの客用表示部35の表示を示している。
客用表示部35の1行目には、商品名「歯ブラシ」と税込単価「¥165」が表示され、2行目には「内税(10.0%)」と税額「¥15」が表示され、3行目には括弧内に「税差額」と「個別」と、この商品における税差額「¥0」が表示されている。更に4行目には「小計」と現在の小計金額「¥381」が表示され、5行目には括弧内に「税差額」と「計」と、小計における税差額「−¥4」が表示されている。
図23(d)は、図23(c)においてタッチパネルディスプレイ34上の「小計」キーをタップしたときの客用表示部35の表示を示している。
客用表示部35の1行目には、「小計」と現在の小計金額「¥381」が表示され、2行目には括弧内に「軽減前」と軽減前における小計金額「¥385」が表示され、3行目には括弧内に「差額」と、小計における差額「¥4」が表示されている。このとき顧客は、店員に400円を支払う。
図23(e)は、図23(d)においてタッチパネルディスプレイ34上の数字キー「4」、「0」、「0」をタップした後、「現/預」キーをタップしたときの客用表示部35の表示を示している。
客用表示部35の1行目には、「小計」と現在の小計金額「¥381」が表示され、2行目には「お預り」とお預り金額「¥400」が表示され、更に3行目には「お釣」とお釣金額「¥19」が表示されている。この操作で当該取引が締められ、図25に示すレシート2fが発行される。
図24(a)〜(e)は、客用表示部35が1行のみ表示可能な場合において、内税でりんごと歯ブラシとを商品登録した際の操作と表示とを示す図である。
図24(a)は、タッチパネルディスプレイ34上の数字キー「1」、「0」、「0」をタップした後、「PLU」キーをタップしたときの客用表示部35の表示を示している。
客用表示部35に、最初は商品名「りんご」と税込単価「¥108」が表示され、所定時間の経過後に「内税(8.0%)」と税額「¥8」が表示され、所定時間の経過後に「小計」と現在の小計金額「¥108」が表示され、更に所定時間の経過後に最初の表示に戻る。
図24(b)は、図24(a)においてタッチパネルディスプレイ34上の数字キー「1」、「0」、「0」をタップした後、「PLU」キーをタップしたときの客用表示部35の表示を示している。
客用表示部35に、最初は商品名「りんご」と税込単価「¥108」が表示され、所定時間の経過後に「内税(8.0%)」と税額「¥8」が表示され、所定時間の経過後に「小計」と現在の小計金額「¥216」が表示され、更に所定時間の経過後に最初の表示に戻る。
図24(c)は、図24(b)においてタッチパネルディスプレイ34上の数字キー「3」、「0」、「0」をタップした後、「PLU」キーをタップしたときの客用表示部35の表示を示している。
客用表示部35に、最初は商品名「歯ブラシ」と税込単価「¥165」が表示され、所定時間の経過後に「内税(10.0%)」と税額「¥15」が表示され、所定時間の経過後に「小計」と現在の小計金額「¥381」が表示され、更に所定時間の経過後に最初の表示に戻る。
図24(d)は、図24(c)においてタッチパネルディスプレイ34上の「小計」キーをタップしたときの客用表示部35の表示を示している。
客用表示部35には、「小計」と現在の小計金額「¥381」が表示されている。このとき顧客は、店員に400円を支払う。
図24(e)は、図24(d)においてタッチパネルディスプレイ34上の数字キー「4」、「0」、「0」をタップした後、「現/預」キーをタップしたときの客用表示部35の表示を示している。
客用表示部35には、「お釣」とお釣金額「¥19」が表示されている。この操作で当該取引が締められ、図25に示すレシート2fが発行される。
図25は、内税でりんご2個と歯ブラシとを商品登録した際のレシート2fを示す図である。
レシート2fは、ロールペーパ上にタイトル欄21、日時欄22、品目欄51c,51d、合計欄24、お預り金欄25、お釣欄26、軽減前欄27、差額欄28が印字されて構成されている。品目欄51cには、商品名「りんご」が2個で、その税込単価が108円で、あわせて216円であることと、内税8%が適用されており、その税額は16円であることが印字されている。品目欄51dには、商品名「歯ブラシ」の税込単価が165円であることと、内税10%が適用されており、その税額は15円であることが印字されている。
軽減前欄27には、全ての品目を標準税率とした軽減前の金額「¥385」が印字される。差額欄28には、軽減前の金額と軽減後の金額との差額である「¥4」が印字される。このレシート2fの差額欄28によっても、この店舗の顧客は、軽減税制度により幾らのメリットを得たかを容易に把握可能である。
売上金額が印字された合計欄24、顧客の支払金額が印字されたお預り金欄25、釣り銭金額が印字されたお釣欄26を含む明細領域よりも後に、軽減前欄27および差額欄28が印字された差額記載領域が印字される。更に明細領域と差額記載領域との間には、領域の区分を示す境界情報が印字される。これにより、軽減前欄27および差額欄28が付加的な情報であることを示すことができると共に、ユーザは、容易に軽減前欄27および差額欄28を切り取って明細領域のみを保存可能である。
図26(a)〜(c)は、客用表示部35が3行表示が可能な場合において、内税で歯ブラシを商品登録した際の操作と表示とを示す図である。
図26(a)は、タッチパネルディスプレイ34上の数字キー「3」、「0」、「0」をタップした後、「PLU」キーをタップしたときの客用表示部35の表示を示している。
客用表示部35の1行目には、商品名「歯ブラシ」と税込単価「¥165」が表示され、2行目には「内税(10.0%)」と税額「¥15」が表示され、更に3行目には「小計」と現在の小計金額「¥165」が表示されている。
図26(b)は、図26(a)においてタッチパネルディスプレイ34上の「小計」キーをタップしたときの客用表示部35の表示を示している。
客用表示部35の1行目には、「小計」と現在の小計金額「¥165」が表示されている。このとき顧客は、店員に200円を支払う。
図26(c)は、図26(b)においてタッチパネルディスプレイ34上の数字キー「2」、「0」、「0」をタップした後、「現/預」キーをタップしたときの客用表示部35の表示を示している。
客用表示部35の1行目には、「小計」と現在の小計金額「¥165」が表示され、2行目には「お預り」とお預り金額「¥200」が表示され、更に3行目には「お釣」とお釣金額「¥35」が表示されている。この操作で当該取引が締められ、図29に示すレシート2gが発行される。
図27(a)〜(c)は、客用表示部35が多数行表示が可能な場合において、内税で歯ブラシを商品登録した際の操作と表示とを示す図である。
図27(a)は、タッチパネルディスプレイ34上の数字キー「3」、「0」、「0」をタップした後、「PLU」キーをタップしたときの客用表示部35の表示を示している。
客用表示部35の1行目には、商品名「歯ブラシ」と税込単価「¥165」が表示され、2行目には「内税(10.0%)」と税額「¥15」が表示され、3行目には括弧内に「税差額」と「個別」と、この商品における税差額「¥0」が表示されている。この税差額によって、この店舗の顧客は、購入した商品が軽減税制度の対象でないことを容易に把握可能である。
更に4行目には「小計」と現在の小計金額「¥165」が表示され、5行目には括弧内に「税差額」と「計」と、小計における税差額「¥0」が表示されている。この税差額によって、この店舗の顧客は、この取引で幾らのメリットを得たかを容易に把握可能である。
図27(b)は、図27(a)においてタッチパネルディスプレイ34上の「小計」キーをタップしたときの客用表示部35の表示を示している。
客用表示部35の1行目には、「小計」と現在の小計金額「¥165」が表示され、2行目には括弧内に「軽減前」と軽減前における小計金額「¥165」が表示され、3行目には括弧内に「差額」と、小計における差額「¥0」が表示されている。このとき顧客は、店員に200円を支払う。
図27(c)は、図27(b)においてタッチパネルディスプレイ34上の数字キー「2」、「0」、「0」をタップした後、「現/預」キーをタップしたときの客用表示部35の表示を示している。
客用表示部35の1行目には、「小計」と現在の小計金額「¥165」が表示され、2行目には「お預り」とお預り金額「¥200」が表示され、更に3行目には「お釣」とお釣金額「¥35」が表示されている。この操作で当該取引が締められ、図29に示すレシート2gが発行される。
図28(a)〜(c)は、客用表示部35が1行のみ表示可能な場合において、内税で歯ブラシを商品登録した際の操作と表示とを示す図である。
図28(a)は、タッチパネルディスプレイ34上の数字キー「3」、「0」、「0」をタップした後、「PLU」キーをタップしたときの客用表示部35の表示を示している。
客用表示部35に、最初は商品名「歯ブラシ」と税込単価「¥165」が表示され、所定時間の経過後に「内税(10.0%)」と税額「¥15」が表示され、所定時間の経過後に「小計」と現在の小計金額「¥165」が表示され、更に所定時間の経過後に最初の表示に戻る。
図28(b)は、図28(a)においてタッチパネルディスプレイ34上の「小計」キーをタップしたときの客用表示部35の表示を示している。
客用表示部35には、「小計」と現在の小計金額「¥165」が表示されている。このとき顧客は、店員に200円を支払う。
図28(c)は、図28(b)においてタッチパネルディスプレイ34上の数字キー「2」、「0」、「0」をタップした後、「現/預」キーをタップしたときの客用表示部35の表示を示している。
客用表示部35には、「お釣」とお釣金額「¥35」が表示されている。この操作で当該取引が締められ、図29に示すレシート2gが発行される。
図29は、内税で歯ブラシを商品登録した際のレシート2gを示す図である。
レシート2gは、ロールペーパ上にタイトル欄21、日時欄22、品目欄51e、合計欄24、お預り金欄25、お釣欄26、軽減前欄27、差額欄28が印字されて構成されている。品目欄51eには、商品名「歯ブラシ」の税込単価が165円であることと、内税10%が適用されており、その税額は15円であることが印字されている。
軽減前欄27には、全ての品目を標準税率とした軽減前の金額「¥165」が印字される。差額欄28には、軽減前の金額と軽減後の金額との差額である「¥0」が印字される。このレシート2gの差額欄28によって、この店舗の顧客は、購入した商品が軽減税制度の対象でないことを容易に把握可能である。
売上金額が印字された合計欄24、顧客の支払金額が印字されたお預り金欄25、釣り銭金額が印字されたお釣欄26を含む明細領域よりも後に、軽減前欄27および差額欄28が印字された差額記載領域が印字される。更に明細領域と差額記載領域との間には、領域の区分を示す境界情報が印字される。これにより、軽減前欄27および差額欄28が付加的な情報であることを示すことができると共に、ユーザは、容易に軽減前欄27および差額欄28を切り取って明細領域のみを保存可能である。
図30(a)〜(e)は、客用表示部35が多数行表示が可能な場合において、外税でりんご2個とみかんとを商品登録した際の操作と表示とを示す図である。
図30(a)は、タッチパネルディスプレイ34上の数字キー「1」、「0」、「0」をタップした後、「PLU」キーをタップしたときの客用表示部35の表示を示している。
客用表示部35の1行目には、商品名「りんご」と税抜単価「¥100」が表示され、2行目には「外税(8.0%)」と税額「¥8」が表示され、3行目には括弧内に「税差額」と「個別」と、この商品における税差額「−¥2」が表示されている。この税差額によって、この店舗の顧客は、この商品において幾らのメリットを得たかを容易に把握可能である。
更に4行目には「小計」と現在の小計金額「¥108」が表示され、5行目には括弧内に「税差額」と「計」と、小計における税差額「−¥2」が表示されている。この税差額によって、この店舗の顧客は、この取引で幾らのメリットを得たかを容易に把握可能である。
図30(b)は、図30(a)においてタッチパネルディスプレイ34上の数字キー「1」、「0」、「0」をタップした後、「PLU」キーをタップしたときの客用表示部35の表示を示している。
客用表示部35の1行目には、商品名「りんご」と税抜単価「¥100」が表示され、2行目には「外税(8.0%)」と税額「¥8」が表示され、3行目には括弧内に「税差額」と「個別」と、この商品における税差額「−¥2」が表示されている。この税差額によって、この店舗の顧客は、この商品において幾らのメリットを得たかを容易に把握可能である。
更に4行目には「小計」と現在の小計金額「¥216」が表示され、5行目には括弧内に「税差額」と「計」と、小計における税差額「−¥4」が表示されている。この税差額によって、この店舗の顧客は、この取引で幾らのメリットを得たかを容易に把握可能である。
図30(c)は、図30(b)においてタッチパネルディスプレイ34上の数字キー「2」、「0」、「0」をタップした後、「PLU」キーをタップしたときの客用表示部35の表示を示している。
客用表示部35の1行目には、商品名「みかん」と税抜単価「¥50」が表示され、2行目には「外税(8.0%)」と税額「¥4」が表示され、3行目には括弧内に「税差額」と「個別」と、この商品における税差額「−¥1」が表示されている。更に4行目には「小計」と現在の小計金額「¥270」が表示され、5行目には括弧内に「税差額」と「計」と、小計における税差額「−¥5」が表示されている。
図30(d)は、図30(c)においてタッチパネルディスプレイ34上の「小計」キーをタップしたときの客用表示部35の表示を示している。
客用表示部35の1行目には、「小計」と現在の小計金額「¥270」が表示され、2行目には括弧内に「軽減前」と軽減前における小計金額「¥275」が表示され、3行目には括弧内に「差額」と、小計における差額「¥5」が表示されている。このとき顧客は、店員に300円を支払う。
図30(e)は、図30(d)においてタッチパネルディスプレイ34上の数字キー「3」、「0」、「0」をタップした後、「現/預」キーをタップしたときの客用表示部35の表示を示している。
客用表示部35の1行目には、「小計」と現在の小計金額「¥270」が表示され、2行目には「お預り」とお預り金額「¥300」が表示され、更に3行目には「お釣」とお釣金額「¥30」が表示されている。この操作で当該取引が締められ、図31に示すレシート2hが発行される。
図31は、外税でりんご2個とみかんとを商品登録した際のレシート2hを示す図である。
レシート2hは、ロールペーパ上にタイトル欄21、日時欄22、品目欄52a,52b、合計欄24、お預り金欄25、お釣欄26、軽減前欄27、差額欄28が印字されて構成されている。品目欄52aには、商品名「りんご」が2個で、その税抜単価が100円で、あわせて200円であることと、外税8%が適用されており、その税額は16円であることが印字されている。品目欄52bには、商品名「みかん」の税抜単価が50円であることと、外税8%が適用されており、その税額は4円であることが印字されている。
軽減前欄27には、全ての品目を標準税率とした軽減前の金額「¥275」が印字される。差額欄28には、軽減前の金額と軽減後の金額との差額である「¥5」が印字される。このレシート2hの差額欄28によっても、この店舗の顧客は、軽減税制度により幾らのメリットを得たかを容易に把握可能である。
売上金額が印字された合計欄24、顧客の支払金額が印字されたお預り金欄25、釣り銭金額が印字されたお釣欄26を含む明細領域よりも後に、軽減前欄27および差額欄28が印字された差額記載領域が印字される。更に明細領域と差額記載領域との間には、領域の区分を示す境界情報が印字される。これにより、軽減前欄27および差額欄28が付加的な情報であることを示すことができると共に、ユーザは、容易に軽減前欄27および差額欄28を切り取って明細領域のみを保存可能である。
図32(a)〜(e)は、客用表示部35が多数行表示が可能な場合において、外税でりんご2個と歯ブラシとを商品登録した際の操作と表示とを示す図である。
図32(a)は、タッチパネルディスプレイ34上の数字キー「1」、「0」、「0」をタップした後、「PLU」キーをタップしたときの客用表示部35の表示を示している。
客用表示部35の1行目には、商品名「りんご」と税抜単価「¥100」が表示され、2行目には「外税(8.0%)」と税額「¥8」が表示され、3行目には括弧内に「税差額」と「個別」と、この商品における税差額「−¥2」が表示されている。この税差額によって、この店舗の顧客は、この商品において幾らのメリットを得たかを容易に把握可能である。
更に4行目には「小計」と現在の小計金額「¥108」が表示され、5行目には括弧内に「税差額」と「計」と、小計における税差額「−¥2」が表示されている。この税差額によって、この店舗の顧客は、この取引で幾らのメリットを得たかを容易に把握可能である。
図32(b)は、図32(a)においてタッチパネルディスプレイ34上の数字キー「1」、「0」、「0」をタップした後、「PLU」キーをタップしたときの客用表示部35の表示を示している。
客用表示部35の1行目には、商品名「りんご」と税抜単価「¥100」が表示され、2行目には「外税(8.0%)」と税額「¥8」が表示され、3行目には括弧内に「税差額」と「個別」と、この商品における税差額「−¥2」が表示されている。更に4行目には「小計」と現在の小計金額「¥216」が表示され、5行目には括弧内に「税差額」と「計」と、小計における税差額「−¥4」が表示されている。
図32(c)は、図32(b)においてタッチパネルディスプレイ34上の数字キー「3」、「0」、「0」をタップした後、「PLU」キーをタップしたときの客用表示部35の表示を示している。
客用表示部35の1行目には、商品名「歯ブラシ」と税抜単価「¥150」が表示され、2行目には「外税(10.0%)」と税額「¥15」が表示され、3行目には括弧内に「税差額」と「個別」と、この商品における税差額「¥0」が表示されている。更に4行目には「小計」と現在の小計金額「¥381」が表示され、5行目には括弧内に「税差額」と「計」と、小計における税差額「−¥4」が表示されている。
図32(d)は、図32(c)においてタッチパネルディスプレイ34上の「小計」キーをタップしたときの客用表示部35の表示を示している。
客用表示部35の1行目には、「小計」と現在の小計金額「¥381」が表示され、2行目には括弧内に「軽減前」と軽減前における小計金額「¥385」が表示され、3行目には括弧内に「差額」と、小計における差額「¥4」が表示されている。このとき顧客は、店員に400円を支払う。
図32(e)は、図32(d)においてタッチパネルディスプレイ34上の数字キー「4」、「0」、「0」をタップした後、「現/預」キーをタップしたときの客用表示部35の表示を示している。
客用表示部35の1行目には、「小計」と現在の小計金額「¥381」が表示され、2行目には「お預り」とお預り金額「¥400」が表示され、更に3行目には「お釣」とお釣金額「¥19」が表示されている。この操作で当該取引が締められ、図33に示すレシート2iが発行される。
図33は、外税でりんご2個と歯ブラシとを商品登録した際のレシート2iを示す図である。
レシート2iは、ロールペーパ上にタイトル欄21、日時欄22、品目欄52c,52d、合計欄24、お預り金欄25、お釣欄26、軽減前欄27、差額欄28が印字されて構成されている。品目欄52cには、商品名「りんご」が2個で、その税抜単価が100円で、あわせて200円であることと、外税8%が適用されており、その税額は16円であることが印字されている。品目欄52dには、商品名「歯ブラシ」の税抜単価が150円であることと、外税10%が適用されており、その税額は15円であることが印字されている。
軽減前欄27には、全ての品目を標準税率とした軽減前の金額「¥385」が印字される。差額欄28には、軽減前の金額と軽減後の金額との差額である「¥4」が印字される。このレシート2iの差額欄28によっても、この店舗の顧客は、軽減税制度により幾らのメリットを得たかを容易に把握可能である。
売上金額が印字された合計欄24、顧客の支払金額が印字されたお預り金欄25、釣り銭金額が印字されたお釣欄26を含む明細領域よりも後に、軽減前欄27および差額欄28が印字された差額記載領域が印字される。更に明細領域と差額記載領域との間には、領域の区分を示す境界情報が印字される。これにより、軽減前欄27および差額欄28が付加的な情報であることを示すことができると共に、ユーザは、容易に軽減前欄27および差額欄28を切り取って明細領域のみを保存可能である。
図34(a)〜(c)は、客用表示部35が多数行表示が可能な場合において、外税で歯ブラシを商品登録した際の操作と表示とを示す図である。
図34(a)は、タッチパネルディスプレイ34上の数字キー「3」、「0」、「0」をタップした後、「PLU」キーをタップしたときの客用表示部35の表示を示している。
客用表示部35の1行目には、商品名「歯ブラシ」と税抜単価「¥150」が表示され、2行目には「外税(10.0%)」と税額「¥15」が表示され、3行目には括弧内に「税差額」と「個別」と、この商品における税差額「¥0」が表示されている。更に4行目には「小計」と「¥165」が表示され、5行目には括弧内に「税差額」と「計」と、小計における税差額「¥0」が表示されている。この税差額によって、この店舗の顧客は、購入した商品が軽減税制度の対象でないことを容易に把握可能である。
図34(b)は、図34(a)においてタッチパネルディスプレイ34上の「小計」キーをタップしたときの客用表示部35の表示を示している。
客用表示部35の1行目には、「小計」と現在の小計金額「¥165」が表示され、2行目には括弧内に「軽減前」と軽減前における小計金額「¥165」が表示され、3行目には括弧内に「差額」と、小計における差額「¥0」が表示されている。このとき顧客は、店員に200円を支払う。
図34(c)は、図34(b)においてタッチパネルディスプレイ34上の数字キー「2」、「0」、「0」をタップした後、「現/預」キーをタップしたときの客用表示部35の表示を示している。
客用表示部35の1行目には、「小計」と現在の小計金額「¥165」が表示され、2行目には「お預り」とお預り金額「¥200」が表示され、更に3行目には「お釣」とお釣金額「¥35」が表示されている。この操作で当該取引が締められ、図35に示すレシート2jが発行される。
図35は、外税で歯ブラシを商品登録した際のレシート2jを示す図である。
レシート2jは、ロールペーパ上にタイトル欄21、日時欄22、品目欄52e、合計欄24、お預り金欄25、お釣欄26、軽減前欄27、差額欄28が印字されて構成されている。品目欄52eには、商品名「歯ブラシ」の税抜単価が150円であることと、外税10%が適用されており、その税額は15円であることが印字されている。
軽減前欄27には、全ての品目を標準税率とした軽減前の金額「¥165」が印字される。差額欄28には、軽減前の金額と軽減後の金額との差額である「¥0」が印字される。このレシート2jの差額欄28によって、この店舗の顧客は、購入した商品が軽減税制度の対象でないことを容易に把握可能である。
売上金額が印字された合計欄24、顧客の支払金額が印字されたお預り金欄25、釣り銭金額が印字されたお釣欄26を含む明細領域よりも後に、軽減前欄27および差額欄28が印字された差額記載領域が印字される。更に明細領域と差額記載領域との間には、領域の区分を示す境界情報が印字される。これにより、軽減前欄27および差額欄28が付加的な情報であることを示すことができると共に、ユーザは、容易に軽減前欄27および差額欄28を切り取って明細領域のみを保存可能である。
図36(a)〜(c)は、客用表示部35が3行表示が可能な場合において、内税かつお持ち帰りの牛丼を商品登録した際の操作と表示とを示す図である。
図36(a)は、タッチパネルディスプレイ34上の数字キー「8」、「0」、「1」をタップした後、「PLU」キーをタップしたときの客用表示部35の表示を示している。
客用表示部35の1行目には、商品名「牛丼(お持ち帰り)」と税込単価「¥1,080」が表示され、2行目には「内税(8.0%)」と税額「¥80」が表示され、3行目には「小計」と現在の小計金額「¥1,080」が表示されている。
図36(b)は、図36(a)においてタッチパネルディスプレイ34上の「小計」キーをタップしたときの客用表示部35の表示を示している。
客用表示部35の1行目には、「小計」と現在の小計金額「¥1,080」が表示されている。このとき顧客は、店員に1,500円を支払う。
図36(c)は、図36(b)においてタッチパネルディスプレイ34上の数字キー「1」、「5」、「0」、「0」をタップした後、「現/預」キーをタップしたときの客用表示部35の表示を示している。
客用表示部35の1行目には、「小計」と現在の小計金額「¥1,080」が表示され、2行目には「お預り」とお預り金額「¥1,500」が表示され、更に3行目には「お釣」とお釣金額「¥420」が表示されている。この操作で当該取引が締められ、図39に示すレシート2kが発行される。
図37(a)〜(c)は、客用表示部35が多数行表示が可能な場合において、内税かつお持ち帰りの牛丼を商品登録した際の操作と表示とを示す図である。
図37(a)は、タッチパネルディスプレイ34上の数字キー「8」、「0」、「1」をタップした後、「PLU」キーをタップしたときの客用表示部35の表示を示している。
客用表示部35の1行目には、商品名「牛丼(お持ち帰り)」と税込単価「¥1,080」が表示され、2行目には「内税(8.0%)」と税額「¥80」が表示され、3行目には括弧内に「軽減済」と「お持ち帰り」と「個別」と、この商品における軽減済額「¥20」が表示されている。この軽減済額によって、この店舗の顧客は、この商品の持ち帰りによって幾らのメリットを得たか(減額情報)を容易に把握可能である。
更に4行目には「小計」と現在の小計金額「¥1,080」が表示され、5行目には括弧内に「軽減済」と「お持ち帰り」と「計」と、小計における軽減済額「¥20」が表示されている。この軽減済額によって、この店舗の顧客は、持ち帰り商品によって幾らのメリットを得たか(減額情報)を容易に把握可能である。
図37(b)は、図37(a)においてタッチパネルディスプレイ34上の「小計」キーをタップしたときの客用表示部35の表示を示している。
客用表示部35の1行目には、「小計」と現在の小計金額「¥1,080」が表示され、2行目には括弧内に「軽減済」と「お持ち帰り」と、小計における軽減済額「¥20」が表示されている。このとき顧客は、店員に1,500円を支払う。
図37(c)は、図37(b)においてタッチパネルディスプレイ34上の数字キー「1」、「5」、「0」、「0」をタップした後、「現/預」キーをタップしたときの客用表示部35の表示を示している。
客用表示部35の1行目には、「小計」と現在の小計金額「¥1,080」が表示され、2行目には「お預り」とお預り金額「¥1,500」が表示され、更に3行目には「お釣」とお釣金額「¥420」が表示されている。この操作で当該取引が締められ、図39に示すレシート2kが発行される。
図38(a)〜(c)は、客用表示部35が1行のみ表示可能な場合において、内税かつお持ち帰りの牛丼を商品登録した際の操作と表示とを示す図である。
図38(a)は、タッチパネルディスプレイ34上の数字キー「8」、「0」、「1」をタップした後、「PLU」キーをタップしたときの客用表示部35の表示を示している。
客用表示部35に、最初は商品名「牛丼(お持ち帰り)」と税込単価「¥1,080」が表示され、所定時間の経過後に「内税(8.0%)」と税額「¥80」が表示され、所定時間の経過後に「小計」と現在の小計金額「¥1,080」が表示され、更に所定時間の経過後に最初の表示に戻る。
図38(b)は、図38(a)においてタッチパネルディスプレイ34上の「小計」キーをタップしたときの客用表示部35の表示を示している。
客用表示部35には、「小計」と現在の小計金額「¥1,080」が表示されている。このとき顧客は、店員に1,500円を支払う。
図38(c)は、図38(b)においてタッチパネルディスプレイ34上の数字キー「1」、「5」、「0」、「0」をタップした後、「現/預」キーをタップしたときの客用表示部35の表示を示している。
客用表示部35には、「お釣」とお釣金額「¥420」が表示されている。この操作で当該取引が締められ、図39に示すレシート2kが発行される。
図39は、内税かつお持ち帰りの牛丼を商品登録した際のレシート2kを示す図である。
レシート2kは、ロールペーパ上にタイトル欄21、日時欄22、品目欄53a、合計欄24、お預り金欄25、お釣欄26、軽減済欄61、参考欄62が印字されて構成されている。品目欄53aには、商品名「牛丼(お持ち帰り)」の税込単価が1,080円であることと、内税8.0%が適用されており、その税額は80円であることが印字されている。
軽減済欄61には、この商品を店内飲食せずにお持ち帰りしたことにより軽減された金額「¥20」が印字される。この軽減済欄61によって、この店舗の顧客は、この商品を店内飲食せずにお持ち帰りしたことにより軽減された金額を容易に把握可能である。参考欄62には、この商品を店内飲食した際の税込価格である「¥1,100」が印字される。
売上金額が印字された合計欄24、顧客の支払金額が印字されたお預り金欄25、釣り銭金額が印字されたお釣欄26を含む明細領域よりも後に、軽減済欄61および参考欄62が印字された軽減済記載領域が印字される。更に明細領域と軽減済記載領域との間には、領域の区分を示す境界情報が印字される。これにより、軽減済欄61および参考欄62が付加的な情報であることを示すことができると共に、ユーザは、容易に軽減済欄61および参考欄62を切り取って明細領域のみを保存可能である。
図40(a)〜(c)は、客用表示部35が3行表示が可能な場合において、内税かつ店内飲食した牛丼を商品登録した際の操作と表示とを示す図である。
図40(a)は、タッチパネルディスプレイ34上の数字キー「8」、「0」、「2」をタップした後、「PLU」キーをタップしたときの客用表示部35の表示を示している。
客用表示部35の1行目には、商品名「牛丼(店内飲食)」と税込単価「¥1,100」が表示され、2行目には「内税(10.0%)」と税額「¥100」が表示され、3行目には「小計」と現在の小計金額「¥1,100」が表示されている。
図40(b)は、図40(a)においてタッチパネルディスプレイ34上の「小計」キーをタップしたときの客用表示部35の表示を示している。
客用表示部35の1行目には、「小計」と現在の小計金額「¥1,100」が表示されている。このとき顧客は、店員に1,500円を支払う。
図40(c)は、図40(b)においてタッチパネルディスプレイ34上の数字キー「1」、「5」、「0」、「0」をタップした後、「現/預」キーをタップしたときの客用表示部35の表示を示している。
客用表示部35の1行目には、「小計」と現在の小計金額「¥1,100」が表示され、2行目には「お預り」とお預り金額「¥1,500」が表示され、更に3行目には「お釣」とお釣金額「¥400」が表示されている。この操作で当該取引が締められ、図43に示すレシート2lが発行される。
図41(a)〜(c)は、客用表示部35が多数行表示が可能な場合において、内税かつ店内飲食した牛丼を商品登録した際の操作と表示とを示す図である。
図41(a)は、タッチパネルディスプレイ34上の数字キー「8」、「0」、「2」をタップした後、「PLU」キーをタップしたときの客用表示部35の表示を示している。
客用表示部35の1行目には、商品名「牛丼(店内飲食)」と税込単価「¥1,100」が表示され、2行目には「内税(10.0%)」と税額「¥100」が表示され、3行目には括弧内に「軽減未」と「店内飲食」と「個別」と、この商品における未軽減額「¥20」が表示されている。この未軽減額によって、この店舗の顧客は、この商品の店内飲食によって軽減されなかった金額(増額情報)を容易に把握可能である。
更に4行目には「小計」と現在の小計金額「¥1,100」が表示され、5行目には括弧内に「軽減未」と「店内飲食」と「計」と、小計における未軽減額「¥20」が表示されている。この未軽減額によって、この店舗の顧客は、店内で飲食した商品によって軽減されなかった金額(増額情報)を容易に把握可能である。
図41(b)は、図41(a)においてタッチパネルディスプレイ34上の「小計」キーをタップしたときの客用表示部35の表示を示している。
客用表示部35の1行目には、「小計」と現在の小計金額「¥1,100」が表示され、2行目には括弧内に「軽減未」と「店内飲食」と、小計における未軽減額「¥20」が表示されている。このとき顧客は、店員に1,500円を支払う。
図41(c)は、図41(b)においてタッチパネルディスプレイ34上の数字キー「1」、「5」、「0」、「0」をタップした後、「現/預」キーをタップしたときの客用表示部35の表示を示している。
客用表示部35の1行目には、「小計」と現在の小計金額「¥1,100」が表示され、2行目には「お預り」とお預り金額「¥1,500」が表示され、更に3行目には「お釣」とお釣金額「¥400」が表示されている。この操作で当該取引が締められ、図43に示すレシート2lが発行される。
図42(a)〜(c)は、客用表示部35が1行のみ表示可能な場合において、内税かつ店内飲食した牛丼を商品登録した際の操作と表示とを示す図である。
図42(a)は、タッチパネルディスプレイ34上の数字キー「8」、「0」、「2」をタップした後、「PLU」キーをタップしたときの客用表示部35の表示を示している。
客用表示部35に、最初は商品名「牛丼(店内飲食)」と税込単価「¥1,100」が表示され、所定時間の経過後に「内税(10.0%)」と税額「¥100」が表示され、所定時間の経過後に「小計」と現在の小計金額「¥1,100」が表示され、更に所定時間の経過後に最初の表示に戻る。
図42(b)は、図42(a)においてタッチパネルディスプレイ34上の「小計」キーをタップしたときの客用表示部35の表示を示している。
客用表示部35には、「小計」と現在の小計金額「¥1,100」が表示されている。このとき顧客は、店員に1,500円を支払う。
図42(c)は、図42(b)においてタッチパネルディスプレイ34上の数字キー「1」、「5」、「0」、「0」をタップした後、「現/預」キーをタップしたときの客用表示部35の表示を示している。
客用表示部35には、「お釣」とお釣金額「¥400」が表示されている。この操作で当該取引が締められ、図43に示すレシート2lが発行される。
図43は、内税かつ店内飲食した牛丼を商品登録した際のレシートを示す図である。
レシート2lは、ロールペーパ上にタイトル欄21、日時欄22、品目欄53b、合計欄24、お預り金欄25、お釣欄26、軽減未欄63、参考欄64が印字されて構成されている。品目欄53bには、商品名「牛丼(店内飲食)」の税込単価が1,100円であることと、内税10.0%が適用されており、税額は100円であることが印字されている。
軽減未欄63には、この商品を店内飲食せずにお持ち帰りにした場合の軽減額「¥20」が未適用である旨が印字される。この軽減未欄63によって、この店舗の顧客は、この商品をお持ち帰りにした場合の軽減金額を容易に把握可能である。参考欄64には、この商品をお持ち帰りした際の税込価格である「¥1,080」が印字される。
売上金額が印字された合計欄24、顧客の支払金額が印字されたお預り金欄25、釣り銭金額が印字されたお釣欄26を含む明細領域よりも後に、軽減未欄63および参考欄64が印字された軽減済記載領域が印字される。更に明細領域と軽減済記載領域との間には、領域の区分を示す境界情報が印字される。これにより、軽減未欄63および参考欄64が付加的な情報であることを示すことができると共に、ユーザは、容易に軽減未欄63および参考欄64を切り取って明細領域のみを保存可能である。
図44(a)〜(c)は、客用表示部35が多数行表示が可能な場合において、外税かつお持ち帰りの牛丼を商品登録した際の操作と表示とを示す図である。
図44(a)は、タッチパネルディスプレイ34上の数字キー「8」、「0」、「1」をタップした後、「PLU」キーをタップしたときの客用表示部35の表示を示している。
客用表示部35の1行目には、商品名「牛丼(お持ち帰り)」と税抜単価「¥1,000」が表示され、2行目には「外税(8.0%)」と税額「¥80」が表示され、3行目には括弧内に「軽減済」と「お持ち帰り」と「個別」と、この商品における軽減済額「¥20」が表示されている。この軽減済額によって、この店舗の顧客は、この商品の持ち帰りによって幾らのメリットを得たか(減額情報)を容易に把握可能である。
更に4行目には「小計」と現在の小計金額「¥1,080」が表示され、5行目には括弧内に「軽減済」と「お持ち帰り」と「計」と、小計における軽減済額「¥20」が表示されている。この軽減済額によって、この店舗の顧客は、持ち帰り商品によって幾らのメリットを得たか(減額情報)を容易に把握可能である。
図44(b)は、図44(a)においてタッチパネルディスプレイ34上の「小計」キーをタップしたときの客用表示部35の表示を示している。
客用表示部35の1行目には、「小計」と現在の小計金額「¥1,080」が表示され、2行目には括弧内に「軽減済」と「お持ち帰り」と「計」と、小計における軽減済額「¥20」が表示されている。このとき顧客は、店員に1,500円を支払う。
図44(c)は、図44(b)においてタッチパネルディスプレイ34上の数字キー「1」、「5」、「0」、「0」をタップした後、「現/預」キーをタップしたときの客用表示部35の表示を示している。
客用表示部35の1行目には、「小計」と現在の小計金額「¥1,080」が表示され、2行目には「お預り」とお預り金額「¥1,500」が表示され、更に3行目には「お釣」とお釣金額「¥420」が表示されている。この操作で当該取引が締められ、図45に示すレシート2mが発行される。
図45は、外税かつお持ち帰りの牛丼を商品登録した際のレシート2mを示す図である。
レシート2mは、ロールペーパ上にタイトル欄21、日時欄22、品目欄53c、合計欄24、お預り金欄25、お釣欄26、軽減済欄61、参考欄62が印字されて構成されている。品目欄53cには、商品名「牛丼(お持ち帰り)」の税抜単価が1,000円であることと、外税8.0%が適用されており、税額は80円であることが印字されている。
軽減済欄61には、この商品を店内飲食せず、お持ち帰りにしたことによる軽減済の金額「¥20」が印字される。この軽減済欄61によって、この店舗の顧客は、この商品を店内飲食せず、お持ち帰りにしたことによる軽減済の金額を容易に把握可能である。参考欄62には、この商品を店内飲食した際の税込価格である「¥1,100」が印字される。
売上金額が印字された合計欄24、顧客の支払金額が印字されたお預り金欄25、釣り銭金額が印字されたお釣欄26を含む明細領域よりも後に、軽減済欄61および参考欄62が印字された軽減済記載領域が印字される。更に明細領域と軽減済記載領域との間には、領域の区分を示す境界情報が印字される。これにより、軽減済欄61および参考欄62が付加的な情報であることを示すことができると共に、ユーザは、容易に軽減済欄61および参考欄62を切り取って明細領域のみを保存可能である。
図46(a)〜(c)は、客用表示部35が多数行表示が可能な場合において、外税かつ店内飲食した牛丼を商品登録した際の操作と表示とを示す図である。
図46(a)は、タッチパネルディスプレイ34上の数字キー「8」、「0」、「2」をタップした後、「PLU」キーをタップしたときの客用表示部35の表示を示している。
客用表示部35の1行目には、商品名「牛丼(店内飲食)」と税抜単価「¥1,000」が表示され、2行目には「外税(10.0%)」と税額「¥100」が表示され、3行目には括弧内に「軽減未」と「店内飲食」と「個別」と、この商品における未軽減額「¥20」が表示されている。この未軽減額によって、この店舗の顧客は、この商品の店内飲食によって軽減されなかった金額(増額情報)を容易に把握可能である。
更に4行目には「小計」と「¥1,100」が表示され、5行目には括弧内に「軽減未」と「店内飲食」と「計」と「¥20」が表示されている。この未軽減額によって、この店舗の顧客は、店内で飲食した商品によって軽減されなかった金額(増額情報)を容易に把握可能である。
図46(b)は、図46(a)においてタッチパネルディスプレイ34上の「小計」キーをタップしたときの客用表示部35の表示を示している。
客用表示部35の1行目には、「小計」と現在の小計金額「¥1,100」が表示され、2行目には括弧内に「軽減未」と「店内飲食」と「計」と、小計における未軽減額「¥20」が表示されている。このとき顧客は、店員に1,500円を支払う。
図46(c)は、図46(b)においてタッチパネルディスプレイ34上の数字キー「1」、「5」、「0」、「0」をタップした後、「現/預」キーをタップしたときの客用表示部35の表示を示している。
客用表示部35の1行目には、「小計」と現在の小計金額「¥1,100」が表示され、2行目には「お預り」とお預り金額「¥1,500」が表示され、更に3行目には「お釣」とお釣金額「¥400」が表示されている。この操作で当該取引が締められ、図47に示すレシート2nが発行される。
図47は、外税かつ店内飲食した牛丼を商品登録した際のレシート2nを示す図である。
レシート2nは、ロールペーパ上にタイトル欄21、日時欄22、品目欄53d、合計欄24、お預り金欄25、お釣欄26、軽減未欄63、参考欄64が印字されて構成されている。品目欄53dには、商品名「牛丼(店内飲食)」が税抜単価1,000円であることと、外税10.0%が適用されており、税額は100円であることが印字されている。
軽減未欄63には、この商品を店内飲食せずにお持ち帰りにした場合の軽減額「¥20」が未適用である旨が印字される。この軽減未欄63によって、この店舗の顧客は、この商品をお持ち帰りにした場合の軽減金額を容易に把握可能である。参考欄64には、この商品をお持ち帰りした際の税込価格である「¥1,080」が印字される。
売上金額が印字された合計欄24、顧客の支払金額が印字されたお預り金欄25、釣り銭金額が印字されたお釣欄26を含む明細領域よりも後に、軽減済欄61および参考欄62が印字された軽減済記載領域が印字される。更に明細領域と軽減済記載領域との間には、領域の区分を示す境界情報が印字される。これにより、軽減済欄61および参考欄62が付加的な情報であることを示すことができると共に、ユーザは、容易に軽減済欄61および参考欄62を切り取って明細領域のみを保存可能である。
(変形例)
本発明は、上記実施形態に限定されることなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で、変更実施が可能であり、例えば、次の(a)〜(f)のようなものがある。
(a) 売上登録の対象は商品に限られず、サービスであってもよい。
(b) 商品またはサービスの売上登録は、部門コードによる入力に限られない。電子キャッシュレジスタは、例えばバーコードスキャナで商品のPLUを入力してもよい。このとき電子キャッシュレジスタは、PLUと税率との対応テーブルにより、各商品が標準税率と軽減税率のいずれが適用されるものかを決定する。
(c) 電子キャッシュレジスタが出力するレシートは、紙媒体に限定されず、電子レシートであってもよい。
(d) 電子キャッシュレジスタは、小計の際に小計額と差額とを交互に表示するだけではなく、小計額と差額とを同時に表示してもよく、スクロールして順次表示してもよく、限定されない。
(e) 電子キャッシュレジスタの商品登録方法は、部門入力やPLU入力に限定されず、例えば画面上に各商品の登録キーを表示する方法や、各商品のパーコードをスキャンする方法や、各商品を撮影してオブジェクト認識する方法であってもよい。
(f) 本発明は、所定の法律で例外的な税率が適用される商品の税金額または税込価格と、この商品またはこのサービスに所定の法律における原則的な税率が適用された場合の税金額または税込価格との差額を導出して出力するように構成してもよい。
以下に、この出願の願書に最初に添付した特許請求の範囲に記載した発明を付記する。付記に記載した請求項の項番は、この出願の願書に最初に添付した特許請求の範囲の通りである。
〔付記〕
<請求項1>
商品またはサービスの売り上げ登録を受け付ける受付手段と、
前記受付手段により売り上げ登録を受け付けた商品またはサービスに対して所定の税率に基づいた税金額または税込価格を導出し、該導出した税金額または税込価格を出力する出力手段と、
を備え、
前記出力手段は、前記受付手段により売り上げ登録を受け付けた商品またはサービスが第1の税率が適用される商品またはサービスであった場合には、該商品または該サービスに前記第1の税率が適用された場合の税金額または税込価格と該商品または該サービスに前記第1の税率とは異なる第2の税率が適用された場合の税金額または税込価格との差額を導出するとともに、該導出した差額を出力することを特徴とする売上データ処理装置。<請求項2>
前記出力手段は、前記受付手段により売り上げ登録を受け付けた商品またはサービスに対するレシートを発行するレシート発行手段であり、
前記レシート発行手段は、前記差額が記載されたレシートを発行することを特徴とする請求項1に記載の売上データ処理装置。
<請求項3>
前記レシート発行手段は、前記受付手段により売り上げ登録を受け付けた商品またはサービスに対する売上金額、支払金額及び釣り銭金額よりも後に前記差額が記載されたレシートを発行することを特徴とする請求項2に記載の売上データ処理装置。
<請求項4>
前記レシート発行手段は、前記受付手段により売り上げ登録を受け付けた商品またはサービスに対する売上金額、支払金額及び釣り銭金額が記載された明細領域と前記差額が記載された差額記載領域との間に、領域の区分を示す境界情報が記載されたレシートを発行することを特徴とする請求項2または3に記載の売上データ処理装置。
<請求項5>
前記出力手段は、前記受付手段により売り上げ登録を受け付けた商品またはサービスが前記第2の税率が適用される商品またはサービスであった場合においても、前記差額を導出するとともに、該導出した差額を出力することを特徴とする請求項1から4のうち何れか1項に記載の売上データ処理装置。
<請求項6>
前記出力手段は、前記受付手段により売り上げ登録を受け付けた商品またはサービスが前記第1の税率が適用される商品またはサービスであった場合には前記差額を減額情報として出力し、前記受付手段により売り上げ登録を受け付けた商品またはサービスが前記第2の税率が適用される商品またはサービスであった場合には前記差額を増額情報として出力することを特徴とする請求項5に記載の売上データ処理装置。
<請求項7>
前記レシート発行手段は、前記受付手段により売り上げ登録を受け付けた商品またはサービスが前記第2の税率が適用される商品またはサービスであった場合には、前記差額のない旨が記載されたレシートを発行することを特徴とする請求項2から4のうち何れか1項に記載の売上データ処理装置。
<請求項8>
商品またはサービスの売り上げ登録を受け付ける受付手段と、
前記受付手段により売り上げ登録を受け付けた商品またはサービスに対して所定の税率に基づいた税金額または税込価格を導出し、該導出した税金額または税込価格を出力する出力手段と、
を備え、
前記出力手段は、前記受付手段により売り上げ登録を受け付けた商品またはサービスが所定の法律で例外的な税率が適用される商品またはサービスであった場合には、該商品または該サービスに前記例外的な税率が適用された場合の税金額または税込価格と該商品または該サービスに前記所定の法律における原則的な税率が適用された場合の税金額または税込価格との差額を導出するとともに、該導出した差額を出力することを特徴とする売上データ処理装置。
<請求項9>
商品またはサービスの売り上げ登録を受け付ける受付ステップと、
前記受付ステップで売り上げ登録を受け付けた商品またはサービスに対して所定の税率に基づいた税金額または税込価格を導出し、該導出した税金額または税込価格を出力する出力ステップと、
を有し、
前記出力ステップは、前記受付ステップで売り上げ登録を受け付けた商品またはサービスが第1の税率が適用される商品またはサービスであった場合には、該商品または該サービスに前記第1の税率が適用された場合の税金額または税込価格と該商品または該サービスに前記第1の税率とは異なる第2の税率が適用された場合の税金額または税込価格との差額を導出するとともに、該導出した差額を出力することを特徴とする売上データ処理方法。
<請求項10>
商品またはサービスの売り上げ登録を受け付ける受付手順、
前記受付手順にて売り上げ登録を受け付けた商品またはサービスに対して所定の税率に基づいた税金額または税込価格を導出し、該導出した税金額または税込価格を出力する出力手順、
をコンピュータに実行させるための売上データ処理プログラムであって、
前記出力手順は、前記受付手順にて売り上げ登録を受け付けた商品またはサービスが第1の税率が適用される商品またはサービスであった場合には、該商品または該サービスに前記第1の税率が適用された場合の税金額または税込価格と該商品または該サービスに前記第1の税率とは異なる第2の税率が適用された場合の税金額または税込価格との差額を導出するとともに、該導出した差額を出力する、
ことを特徴とする売上データ処理プログラム。
1 電子キャッシュレジスタ
11 CPU
14 表示部
15 客用表示部
16 印刷部
18 入力部
191 部門テーブル
2a〜2d レシート
27 軽減前欄
28 差額欄
29 軽減後欄

Claims (4)

  1. 商品別の単価および商品別の税率を含む商品情報を格納する記憶部と、
    各商品の売上処理の指示および前記売上処理の締めの指示を受付ける入力部と、
    指示を受付けた各商品の売上処理をその商品に係る商品情報を用いて行い、商品ごとの売上個数、売上金額、税率および税額を含む売上データを生成する処理部と、
    前記売上データに基づいてレシートを印刷する印刷部と、
    を備え、
    前記処理部は、前記締めの指示に応答し、売上処理された商品の中に、予め定められた標準税率よりも低く抑えられた軽減税率の適用対象となるものが含まれるとき、商品の精算情報とともに、前記軽減税率により前記標準税率から軽減された軽減額の情報を記したレシートを前記印刷部に印刷させる、
    ことを特徴とする売上データ処理装置。
  2. 前記処理部は、売上処理された商品の中に軽減税率の適用対象となるものが含まれないとき、商品の精算情報とともに、軽減税率による税額の軽減がない旨を記したレシートを前記印刷部に印刷させる、
    ことを特徴とする請求項1に記載の売上データ処理装置。
  3. 商品別の単価および商品別の税率を含む商品情報を格納する記憶制御ステップと、
    各商品の売上処理の指示および前記売上処理の締めの指示を受付ける入力ステップと、
    指示を受付けた各商品の売上処理をその商品に係る商品情報を用いて行い、商品ごとの売上個数、売上金額、税率および税額を含む売上データを生成する処理ステップと、
    前記売上データに基づいてレシートを印刷する印刷制御ステップと、
    を含み、
    前記処理ステップは、前記締めの指示に応答し、売上処理された商品の中に、予め定められた標準税率よりも低く抑えられた軽減税率の適用対象となるものが含まれるとき、商品の精算情報とともに、前記軽減税率により前記標準税率から軽減された軽減額の情報を記したレシートを前記印刷制御ステップで印刷させる、
    ことを特徴とする売上データ処理方法。
  4. 売上データ処理装置のコンピュータを、
    商品別の単価および商品別の税率を含む商品情報を格納する記憶手段、
    各商品の売上処理の指示および前記売上処理の締めの指示を受付ける入力手段、
    指示を受付けた各商品の売上処理をその商品に係る商品情報を用いて行い、商品ごとの売上個数、売上金額、税率および税額を含む売上データを生成する処理手段、
    前記売上データに基づいてレシートを印刷する印刷手段、
    として機能させ、
    前記処理手段は、前記締めの指示に応答し、売上処理された商品の中に、予め定められた標準税率よりも低く抑えられた軽減税率の適用対象となるものが含まれるとき、商品の精算情報とともに、前記軽減税率により前記標準税率から軽減された軽減額の情報を記したレシートを前記印刷手段に印刷させる、
    ことを特徴とするプログラム。
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