JP7360993B2 - 空転検出装置と空転検出方法 - Google Patents
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Description
前記駆動輪と同軸の中心軸回りに回転自在な従動回転部と、
前記駆動輪の回転速度を検出する第1速度検出装置と、
前記従動回転部の回転速度を検出する第2速度検出装置と、
前記第1速度検出装置が検出した回転速度と第2速度検出装置が検出した回転速度に基づいて、前記駆動輪の空転を検出する空転検出部とを備え、
前記従動回転部は、前記駆動輪に対して中心軸回りに回転自在な中心部と、該中心部に結合され前記中心軸に対して放射状に突出する複数の突出部とを有し、
前記複数の突出部は、前記駆動輪の半径方向において前記駆動輪の外周面よりも外側まで突出している。
前記駆動輪と同軸の中心軸回りに回転自在な従動回転部を前記車両に設け、前記従動回転部は、前記中心軸回りに回転自在な中心部と、該中心部に結合され前記中心軸に対して放射状に突出する複数の突出部とを有し、前記複数の突出部は、前記駆動輪の半径方向において前記駆動輪の外周面よりも外側まで突出し、
車両の走行時に、前記駆動輪の回転速度を検出するとともに、前記従動回転部の回転速度を検出し、
検出した前記駆動輪の回転速度と検出した従動回転部の回転速度に基づいて、前記駆動輪の空転を検出する。
図1Aと図1Bは、本発明の実施形態による空転検出装置10を備える車両20の一例を示す。図1Aは、水平方向に見た車両20の側面図であり、図1Bは、図1Aの1B-1B矢視図ある。なお、図1Aは、図1Bの1A-1A矢視図でもある。車両20は、地球以外の天体(例えば月)の表面又は地球の表面を走行し、観測や作業を行うための車両であってよい。車両20には、観測を行うためのカメラや放射線検出器などの観測機器(図示せず)が設けられてよい。これに加えて又は代わりに、車両20には、作業(例えば、土砂の掘削、整地、物体の採取など)を行うためのアーム等の作業装置(図示せず)が設けられてもよい。車両20は、駆動輪21と駆動装置22と制御部23を備える。
図2は、本発明の実施形態による空転検出装置10の構成を示すブロック図である。本実施形態では、複数の駆動輪21(図1Bの例では、2つの駆動輪21)の各々に対して空転検出装置10が設けられてよい。以下の説明では、1つの空転検出装置10の構成を説明するが、各空転検出装置10は、同じ構成を有していてよい。なお、本発明によると、複数の駆動輪21のいずれか1つに対してのみ空転検出装置10が設けられてもよい。
λ=(V1-V2)/max(V1,V2) ・・・(1)
図4は、本発明の実施形態による空転検出方法を示すフローチャートである。この空転検出方法は、車両20が走行面1を走行している期間において、上述した空転検出装置10により繰り返し行われる。また、この空転検出方法は、互いに対応する各組の駆動輪21と従動回転部11について行われ、ステップS1~S3を有する。
ステップS32では、制御部23は、駆動輪21の回転速度を減少するように、駆動輪21に対応する駆動装置22を制御する。
ステップS33では、制御部23は、駆動輪21の回転速度を増加するように、駆動輪21に対応する駆動装置22を制御する。なお、この時、減速制御中にステップS31からステップS33へ移行してきた場合には、制御部23は、駆動輪21の回転速度を増加させる制御の代わりに又は当該制御に加えて、駆動輪21の回転に対する制動力を弱めるように、駆動輪21に対応するブレーキを制御してもよい。この場合、車両20において、ブレーキは、駆動輪21毎に設けられていてよい。
本実施形態による以下の作用が得られる。車両20が走行面1を走行する時に、走行面1は車両20に対して後方へ相対移動する。この時、従動回転部11の各突出部11bは、駆動輪21の外周面21aよりも半径方向外側に突出しているので、走行面1に接触する。そのため、走行面1に接触している突出部11bは、後方側へ相対移動する走行面1による摩擦や押圧等により後方側へ引かれ又は押される。したがって、複数の突出部11bが、順に、車両20に対して後方側へ相対移動する走行面1に引かれ又は押され、その結果、従動回転部11が回転する。したがって、従動回転部11は、車両20の進行速度に応じて回転する。
図5は、変更例1による空転検出装置10の構成を示すブロック図である。この変更例では、空転検出装置10は、更に、回転速度センサ13aが検出した回転速度(角速度)の変動幅を求める変動監視部14cを備える。変動監視部14cが求めた変動幅が基準値以下である場合には、空転率算出部14aは、第1速度検出装置12が検出した回転速度と、第2速度検出装置13の回転速度センサ13aが検出した回転速度との差に基づいて、駆動輪21の空転率を算出する。変動監視部14cが求めた変動幅が基準値を超える場合には、空転率算出部14aは、第1速度検出装置12が検出した回転速度と、第2速度検出装置13の平均算出部13bが求めた平均値との差に基づいて、駆動輪21の空転率を算出する。以下、この場合の一例を詳しく説明する。
各突出部11bは、その一部又は全体が、駆動輪21の半径方向外側へ棒状又は平板状に(例えば細長く)延びているものであってよい。ここで、平板状について、当該平板の厚み方向は、駆動輪21の半径方向と、中心軸Cの方向との両方に交差(例えば直交)する方向(外周面21aの周方向)であってよい。また、突出部11bの一部が駆動輪21の半径方向外側へ平板状に延びている場合、当該突出部11bの他の部分は、駆動輪21の半径方向外側へ棒状に延びていてよい。突出部11bにおける平板状の部分は、その厚み方向への剛性が小さくなっているので、突出部11bが走行面1に接触する時に、走行面1の形状に合わせてより柔軟に弾性変形する。なお、上述の図3では、各突出部11bは、全体が、駆動輪21の半径方向外側へ棒状に延びている。
上述では、上記式(1)で算出した空転率と上記閾値が正の値であることを前提として説明した。上記式(1)で算出された空転率が正の値である場合と負の値である場合とで異なる制御が制御部23により行われてもよい。以下において、このような変更例3について説明する。なお、負の値の空転率は、例えば、走行中の急ブレーキにより駆動輪21が完全にロックした状態(空転率=-1)、又は、このようなロックに近い状態であり駆動輪21が多少回転している状態(-1<空転率<0)を示している。
空転率λを算出する式として、上述の(1)の代わりに、次の式(2)を用いてもよい。
λ=(V2-V1)/max(V1,V2) ・・・(2)
この式(2)で算出された空転率λが正の値である場合には、上記式(1)で算出された空転率λが負の値の場合と同様の処理(変更例3の処理)が行われ、式(2)で算出された空転率λが負の値である場合には、上記式(1)で算出された空転率λが正の値の場合と同様の処理が行われる。
Claims (7)
- 車両の駆動輪の空転を検出する空転検出装置であって、
前記駆動輪と同軸の中心軸回りに回転自在な従動回転部と、
前記駆動輪の回転速度を検出する第1速度検出装置と、
前記従動回転部の回転速度を検出する第2速度検出装置と、
前記第1速度検出装置が検出した回転速度と第2速度検出装置が検出した回転速度に基づいて、前記駆動輪の空転を検出する空転検出部とを備え、
前記従動回転部は、前記駆動輪に対して中心軸回りに回転自在な中心部と、該中心部に結合され前記中心軸に対して放射状に突出する複数の突出部とを有し、
前記複数の突出部は、前記駆動輪の半径方向において前記駆動輪の外周面よりも外側まで突出している、空転検出装置。 - 前記複数の突出部は、弾性変形可能に構成されている、請求項1に記載の空転検出装置。
- 前記各突出部は、
一部又は全体が、前記駆動輪の半径方向外側へ棒状又は平板状に延びているものであり、又は、
コイル状に形成されたコイル形状部分を有し前記中心部に結合された内側部と、当該内側部から前記半径方向外側へ延びる外側部とを備えるものである、請求項1又は2に記載の空転検出装置。 - 前記空転検出部は、
前記第1速度検出装置が検出した回転速度と前記第2速度検出装置が検出した回転速度に基づいて、前記駆動輪の空転率を求める空転率算出部と、
算出された前記空転率が閾値よりも大きいか否かを判断し、前記空転率が前記閾値よりも大きい場合には、空転が発生している旨の空転信号を出力する判断部とを有する、請求項1~3のいずれか一項に記載の空転検出装置。 - 前記第2速度検出装置は、各時点における前記従動回転部の回転速度を検出する回転速度センサと、前記回転速度センサが検出した各時点での回転速度の平均値を求める平均算出部とを有し、
前記空転率算出部は、前記第1速度検出装置が検出した回転速度と、前記第2速度検出装置が求めた前記平均値とに基づいて、前記駆動輪の空転率を求める、請求項4に記載の空転検出装置。 - 前記空転検出部は、前記回転速度センサが検出した回転速度の変動幅を求める変動監視部を有し、
前記変動監視部が求めた前記変動幅が基準値以下である場合には、前記空転率算出部は、前記第1速度検出装置が検出した回転速度と、前記第2速度検出装置の前記回転速度センサが検出した回転速度との差に基づいて、前記駆動輪の空転率を算出し、
前記変動監視部が求めた前記変動幅が前記基準値を超える場合には、前記空転率算出部は、前記第1速度検出装置が検出した回転速度と、前記第2速度検出装置の前記平均算出部が求めた前記平均値との差に基づいて、前記駆動輪の空転率を算出する、請求項5に記載の空転検出装置。 - 車両の駆動輪の空転を検出する空転検出方法であって、
前記駆動輪と同軸の中心軸回りに回転自在な従動回転部を前記車両に設け、前記従動回転部は、前記中心軸回りに回転自在な中心部と、該中心部に結合され前記中心軸に対して放射状に突出する複数の突出部とを有し、前記複数の突出部は、前記駆動輪の半径方向において前記駆動輪の外周面よりも外側まで突出し、
車両の走行時に、前記駆動輪の回転速度を検出するとともに、前記従動回転部の回転速度を検出し、
検出した前記駆動輪の回転速度と検出した従動回転部の回転速度に基づいて、前記駆動輪の空転を検出する、空転検出方法。
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