JP7360063B2 - 通信装置及びエラー対処方法 - Google Patents

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Description

本発明は、通信装置及びエラー対処方法に関する。
従来、自己の装置の故障及び自己の装置内部を流れるデータに生じたエラー(以下、総称して「エラー」という。)を検出し、エラーへの対処(以下、「エラー対処」という。)を行うことができる装置がある(例えば、特許文献1参照)。このような装置の一例を図10に示す。図10は、従来の通信装置の一例を示す概略構成図である。図示されるように、図5において、通信装置はONU(Optical Network Unit)である。ONUは、主信号処理部と、制御部/装置監視部とを備えている。主信号処理部は、OLT(Optical Line Terminal)とユーザ端末との間を流れる主信号に対して、光信号と電気信号の相互変換等の処理を行う。制御部/装置監視部は、自己の通信装置内部を流れるデータの整合性をチェックすることにより、エラーを検出する。例えば、制御部/装置監視部は、主信号処理部を流れる主信号を監視してエラーを検出する。そして、制御部/装置監視部は、検出されたエラーを訂正する。
特開昭59-217298号公報
一般に、従来の通信装置は、自己の通信装置が備える制御部/装置監視部によりハードエラー又はソフトエラーを検出する。ソフトエラーが検出された場合、従来の通信装置は、ビット反転によるエラー訂正によってエラー対処を行う。しかしながら、従来の通信装置では、ソフトエラーの程度によっては、ビット反転によるエラー訂正では対処しきれない場合がある。この場合、通信装置の動作が停止するため、人手による復旧が必要になり運用コストが発生するという課題がある。
本発明は、上記の点を鑑みてなされたものであり、自己の通信装置で生じたエラーに対処可能な通信装置の運用コストを削減することができる技術を提供することを目的とする。
本発明の一態様は、複数のデバイスを備え、各々の前記デバイスは、少なくとも1つの他のデバイスを監視して、前記他のデバイスにおいて生じたエラーを検出する監視部を備え、前記監視部によってエラーが検出された場合、前記監視部による前記他のデバイスの動作状態のリセットを示すデバイスリセット、又は、前記デバイスが備える指揮系統部による自己の通信装置への電力の供給のリセットを示す電源リセットを行う通信装置である。
また、本発明の一態様は、複数のデバイスを備える通信装置によるエラー対処方法であって、各々の前記デバイスが、少なくとも1つの他のデバイスを監視して、前記他のデバイスにおいて生じたエラーを検出する監視ステップと、前記エラーが検出された場合、前記他のデバイスの動作状態のリセットを示すデバイスリセット、又は、自己の通信装置への電力の供給のリセットを示す電源リセットを行うステップと、を有するエラー対処方法である。
本発明により、自己の通信装置で生じたエラーに対処可能な通信装置の運用コストを削減することができる。
本発明の第1の実施形態に係る通信システム1の全体構成図である。 本発明の第1の実施形態に係るONU100の機能構成を示す概略ブロック図である。 本発明の第1の実施形態に係るデバイス110の動作を示すフローチャートである。 本発明の第1の実施形態の変形例に係る通信装置が備えるデバイスの動作を示すフローチャートである。 本発明の第1の実施形態の変形例に係る通信装置600pの構成を示す概略ブロック図である。 本発明の第1の実施形態の変形例に係る通信装置600qの構成を示す概略ブロック図である。 本発明の第1の実施形態の変形例に係る通信装置600rの構成を示す概略ブロック図である。 本発明の第2の実施形態に係るデバイス110の動作を示すフローチャートである。 本発明の第2の実施形態の変形例に係るデバイス110の動作を示すフローチャートである。 従来の通信装置の構成の一例を示す概略図である。
<第1の実施形態>
以下、本発明の第1の実施形態について、図面を参照しながら説明する。
[通信システムの全体構成]
図1は、本発明の第1の実施形態に係る通信システム1の全体構成図である。図1に示される通信システム1は、10G-EPON(10 Gigabit-Ethernet Passive Optical Network)システムである。図示されるように、通信システム1は、複数のONU100と、各ONU100にそれぞれ通信接続された複数のユーザ端末200と、OLT300と、光スプリッタ400とを含んで構成される。通信システム1は、1つのOLT300と複数のONU100とが光スプリッタ400を介してPoint-to-Multipoint型に通信接続されたシステムである。但し、通信システム1は、OLT300とONU100とがそれぞれ1つずつであり、Point-to-Point型に通信接続されたシステムであっても構わない。ユーザ端末200とは、例えば、パソコン又はホームゲートウェイ等の情報処理装置である。
[ONUの構成]
図2は、本発明の第1の実施形態に係るONU100の機能構成を示す概略ブロック図である。図2に示されるように、ONU100は、デバイス110aと、デバイス110bと、光受電部120と、UNI(User Network Interface)130と、電源部140とを含んで構成される。なお、図2において、実線の矢印は、主信号が流れる通信線を表す。また、破線の矢印は、制御信号が流れる制御信号線を表す。
デバイス110aは、主信号処理部111aと、制御部/装置監視部112aとを含んで構成される。また、デバイス110bは、主信号処理部111bと、制御部/装置監視部112bとを含んで構成される。このように、デバイス110aとデバイス110bとは同様の構成である。なお、デバイス110aとデバイス110bとを特に区別して説明する必要がない場合には、以下、単に「デバイス110」という。また、主信号処理部111aと主信号処理部111bとを特に区別して説明する必要がない場合には、以下、単に「主信号処理部111」という。また、制御部/装置監視部112aと制御部/装置監視部112bとを特に区別して説明する必要がない場合には、以下、単に「制御部/装置監視部112」という。
主信号処理部111は、OLT(Optical Line Terminal)300とユーザ端末200との間を流れる主信号に対して、光信号と電気信号の相互変換等の処理を行う。
制御部/装置監視部112aは、例えばCPU(Central Processing Unit)等のプロセッサを含んで構成される。制御部/装置監視部112aは、ONU100が備える各機能部の動作を制御する。また、制御部/装置監視部112aは、主信号処理部111aを流れる主信号を監視することにより、主信号に生じたエラーを検出する。また、制御部/装置監視部112aは、制御信号線を介して他方のデバイス110(すなわち、デバイス110b)の死活監視を実行する。また、制御部/装置監視部112aは、他方のデバイス110の暴走又は動作停止を検出した場合、制御信号線を介して他方のデバイス110へリセット指示を出力する。又は、制御部/装置監視部112aは、他方のデバイス110の暴走又は動作停止を検出した場合、制御信号線を介して電源部140へ電源リセット指示を出力する。また、制御部/装置監視部112aは、他方のデバイス110の制御部/装置監視部112(すなわち、制御部/装置監視部112b)から制御信号線を介してリセット指示を取得した場合、自己のデバイス110aの動作状態をリセットするリセット処理を実行する。
制御部/装置監視部112bは、例えばCPU等のプロセッサを含んで構成される。制御部/装置監視部112bは、ONU100が備える各機能部の動作を制御する。また、制御部/装置監視部112bは、主信号処理部111bを流れる主信号を監視することにより、主信号に生じたエラーを検出する。また、制御部/装置監視部112bは、制御信号線を介して他方のデバイス110(すなわち、デバイス110a)の死活監視を実行する。また、制御部/装置監視部112bは、他方のデバイス110の暴走又は動作停止を検出した場合、制御信号線を介して他方のデバイス110へリセット指示を出力する。又は、制御部/装置監視部112bは、他方のデバイス110の暴走又は動作停止を検出した場合、制御信号線を介して電源部140へ電源リセット指示を出力する。また、制御部/装置監視部112bは、他方のデバイス110の制御部/装置監視部112(すなわち、制御部/装置監視部112a)から制御信号線を介してリセット指示を取得した場合、自己のデバイス110bの動作状態をリセットするリセット処理を実行する。
光受電部120は、OLT300から送信された光信号を受電し、主信号処理部111へ出力する。また、光受電部120は、主信号処理部111から出力された光信号をOLT300へ送信する。
UNI130は、主信号処理部111から出力された電気信号をユーザ端末200へ送信する。また、UNI130は、ユーザ端末200から送信された電気信号を主信号処理部11へ出力する。
電源部140は、ONU100が備える各機能部へ電力を供給する。また、電源部140は、制御部/装置監視部112から制御信号線を介してリセット指示を取得した場合、ONU100全体への電力の供給を一旦停止にした後(すなわち、電源オフにした後)、ONU100全体への電力の供給を再開する(すなわち、電源オンにする)電源リセット処理を実行する。
なお、デバイス110のリセット、及びONU100全体の電源リセットを行わせる方法については、任意の方法を用いることができる。
[デバイスの動作]
図3は、本発明の第1の実施形態に係るデバイス110の動作を示すフローチャートである。図3に示されるフローチャートは、他方のデバイス110においてエラーが生じた場合に開始する。なお、以下の説明では、例としてデバイス110aの動作を説明するが、デバイス110bの動作も同様である。
デバイス110aの制御部/装置監視部112aは、他方のデバイス110(デバイス110b)において生じたエラーを検出する(ステップS001)。前述の通り、ここでいうエラーとは、例えばデバイス110の暴走又は動作停止等である。次に、制御部/装置監視部112aは、制御信号線を介して他方のデバイス110(デバイス110b)へリセット指示を出力する(ステップS002)。
次に、制御部/装置監視部112aは、リセット処理によって他方のデバイス110(デバイス110b)が復旧したことを検出した場合(ステップS003・Yes)、図3のフローチャートが示すデバイス110aの動作が終了する。一方、制御部/装置監視部112aは、他方のデバイス110(デバイス110b)が復旧していないことを検出した場合(ステップS003・No)、制御信号線を介して電源部140へ電源リセット指示を出力する(ステップS004)。以上で、図3のフローチャートが示すデバイス110aの動作が終了する。
以上説明したように、第1の実施形態に係るONU100(通信装置)は、自己の通信装置内の複数のデバイス110(通信処理部)で相互に監視を行う。そして、ONU100は、一方のデバイス110においてエラーが生じ、一方のデバイス110が暴走又は動作停止等をした場合に、他方のデバイス110によって一方のデバイス110の動作状態をリセットさせる。又は、デバイス110が暴走又は動作停止等をした場合に、ONU100は、自己の通信装置(ONU)100全体の電源をリセットさせる。
なお、従来の通信装置では、例えばビット反転が生じるようなソフトエラーが生じた場合に、自己の通信装置内部のデバイスでエラーを検出して訂正することを想定している。しかしながら、従来の通信装置は、自己の通信装置を監視するデバイスにおいて例えば、デバイス自身を暴走又は動作停止等を生じさせるようなソフトエラーが発生した場合には、当該ソフトエラーを検出することができない。
これに対し、第1の実施形態に係るONU100は、以上のような構成を備えることによって、自己の通信装置を監視するデバイス110においてエラーが生じた場合でも、当該エラーを検出し、自己の通信装置を復旧させることができる。
なお、第1の実施形態では、一方のデバイス110の制御部/装置監視部112は、他方のデバイス110で生じたエラーを検出した場合、まず、他方のデバイス110のリセットを指示し、復旧されない場合に自己の通信装置(ONU100)全体の電源リセットを指示する構成である。但し、このような構成に限られるものではなく、一方のデバイス110の制御部/装置監視部112は、他方のデバイス110で生じたエラーを検出した場合、まず、他方のデバイス110のリセットを指示し、複数回リセットを試みても復旧されない場合に自己の通信装置(ONU100)全体の電源リセットを指示する構成であってもよい。
また、制御部/装置監視部112が前者の処理のみ又は後者の処理のみを行う構成であってもよい。すなわち、例えば、一方のデバイス110の制御部/装置監視部112は、他方のデバイス110で生じたエラーを検出した場合、他方のデバイス110のリセットを指示することのみを行うようにしてもよい。又は、例えば、一方のデバイス110の制御部/装置監視部112は、他方のデバイス110で生じたエラーを検出した場合、他方のデバイス110のリセットを試みることなく、自己の通信装置(ONU100)全体の電源リセットを指示するようにしてもよい。
なお、第1の実施形態では、ONU100が2つのデバイス110(デバイス110a及びデバイス110b)を備えている構成であるが、N個(Nは3以上の整数)のデバイス110を備えている構成であってもよい。この場合、例えば、各デバイス110においてエラーが発生する確率が1/Xであるならば、N個のデバイスにおいて同時にエラーが生じる確率は(1/X)となる。そのため、ONU100が備えるデバイス110の個数が多いほど、全てのデバイス110において同時にエラーが生じることによってONU100を復旧させることができなくなる可能性は指数関数的に低くなる。
このように、第1の実施形態によれば、装置構成を複雑化させることなく、装置の堅牢性を向上させることができる。
なお、前述の第1の実施形態に係るONU100の構成はあくまで一例である。例えば、以下に説明する第1の実施形態の変形例のような構成であってもよい。以下に説明する変形例に係る通信装置は、前述の第1の実施形態に係るONU100と同様に、互いに死活監視を行うことができる複数のデバイスを備える。
[変形例]
[デバイスの動作]
以下、第1の実施形態の変形例に係る通信装置の動作の一例について説明する。
図4は、本発明の第1の実施形態の変形例に係る通信装置が備えるデバイスの動作を示すフローチャートである。本フローチャートは、通信装置において何らかのエラーが生じた場合に開始する。なお、以下の説明では、通信装置が備える複数のデバイスの中の任意の1つのデバイスの動作について説明する。なお、以下の説明において、当該任意の1つのデバイスを「一方のデバイス」、その他のデバイスの1つを「他方のデバイス」という。
なお、それぞれのデバイスは、「電源リセットモード」と「デバイスリセットモード」の2つの動作モードで実行可能である。電源リセットモードとは、自己の通信装置においてエラーが生じたことが検出された場合に、自己の通信装置全体の電源のリセットを指示する動作モードである。一方、デバイスリセットモードとは、自己の通信装置においてエラーが生じたことが検出された場合に、エラーの発生箇所が監視対象である他方のデバイスであるならば、当該他方のデバイスのリセットを指示する場合がある動作モードである。
なお、監視対象の他方のデバイスとは、一方のデバイスが他方のデバイスで生じたエラーを検出した場合に当該他方のデバイスのリセットを指示することができるデバイスである。
なお、動作モードは、例えば運用管理者等によって、各デバイスに対して予め設定がなされる。
図4に示されるように、まず、一方のデバイスは、自己の通信装置において生じたエラーを検出する(ステップS101)。一方のデバイスが電源リセットモードで動作している場合(ステップS102・Yes)、一方のデバイスは、制御信号を介して電源部へ電源リセット指示を出力する(ステップS103)。以上で図4のフローチャートが示すデバイスの動作が終了する。
一方のデバイスがデバイスリセットモードで動作している場合(ステップS102・No)、一方のデバイスは、ステップS101において検出されたエラーが監視対象のデバイスにおいて生じたエラーであるか否かを判定する(ステップS104)。検出されたエラーが監視対象のデバイスにおいて生じたエラーではない場合(ステップS104・No)、一方のデバイスは、制御信号を介して電源部へ電源リセット指示を出力する(ステップS103)。以上で図4のフローチャートが示すデバイスの動作が終了する。
検出されたエラーが監視対象のデバイスにおいて生じたエラーである場合(ステップS104・Yes)、一方のデバイスが指揮系統を有するならば(ステップS105・Yes)、一方のデバイスは、制御信号線を介して電源部へ電源リセット指示を出力する(ステップS103)。以上で図4のフローチャートが示すデバイスの動作が終了する。
一方のデバイスが指揮系統を有していないならば(ステップS105・No)、一方のデバイスは、制御信号線を介してエラーが生じた他方のデバイスへリセット指示を出力する(ステップS106)。以上で図4のフローチャートが示すデバイスの動作が終了する。
このように、第1の実施形態の変形例に係る通信装置は、動作モードが何であるか、監視対象のデバイスであるか、及び、デバイスが指揮系統を有するかに応じて動作を異ならせる構成である。以下に、第1の実施形態の変形例に係る通信装置の機能構成の3つの構成例について説明する。
[構成例1]
以下、構成例1に係る通信装置600pの機能構成について説明する。
図5は、本発明の第1の実施形態の変形例に係る通信装置600pの構成を示す概略ブロック図である。図5に示されるように、通信装置600pは、デバイス610aと、デバイス610bと、電源部640とを含んで構成される。なお、図5において、破線の矢印は、制御信号が流れる制御信号線を表す。
デバイス610aは、指揮系統部611aと、監視部612aと、通信処理部613aとを含んで構成される。また、デバイス610bは、指揮系統部611bと、監視部612bと、通信処理部613bとを含んで構成される。
このように、構成例1に係る通信装置600pでは、デバイス610a及びデバイス610bともに指揮系統部を備える構成である。指揮系統部は、例えばCPU等のプロセッサによって構成される。
指揮系統部611a及び指揮系統部611bは、電源部640へ電源リセット指示を出力することにより、電源部640に対して通信装置600p全体の電源リセットを行わせることができる。
デバイス610aの監視部612aは、デバイス610bの通信処理部613bにおいてエラーが生じたことを検出することができる。監視部612aが、通信処理部613bにおいてエラーが生じたことを検出した場合、デバイス610aの指揮系統部611aは、電源部640へ電源リセット指示を出力する。
デバイス610bの監視部612bは、デバイス610aの通信処理部613aにおいてエラーが生じたことを検出することができる。監視部612bが、通信処理部613aにおいてエラーが生じたことを検出した場合、デバイス610bの指揮系統部611bは、電源部640へ電源リセット指示を出力する。
このように、構成例1に係る通信装置600pは、一方のデバイスが他方のデバイスの通信処理部でエラーが生じたことを検出した場合、電源部640に電源リセットを行わせる構成である。
[構成例2]
以下、構成例2に係る通信装置600qの機能構成について説明する。
図6は、本発明の第1の実施形態の変形例に係る通信装置600qの構成を示す概略ブロック図である。図6に示されるように、通信装置600qは、デバイス610aと、デバイス610bと、電源部640とを含んで構成される。なお、図6において、破線の矢印は、制御信号が流れる制御信号線を表す。
デバイス610aは、指揮系統部611aと、監視部612aと、通信処理部613aとを含んで構成される。また、デバイス610bは、監視部612bと、通信処理部613bとを含んで構成される。
このように、構成例2に係る通信装置600pでは、デバイス610aは指揮系統部を備えるが、デバイス610bは指揮系統部を備えない構成である。
デバイス610aの指揮系統部611aは、電源部640へ電源リセット指示を出力することにより、電源部640に対して通信装置600q全体の電源リセットを行わせることができる。
デバイス610bの監視部612bは、デバイス610aへリセット指示を出力することにより、デバイス610aに対して当該デバイス610aのリセットを行わせることができる。
デバイス610aの監視部612aは、デバイス610bの通信処理部613bにおいてエラーが生じたことを検出することができる。監視部612aが、通信処理部613bにおいてエラーが生じたことを検出した場合、デバイス610aの指揮系統部611aは、電源部640へ電源リセット指示を出力する。
デバイス610bの監視部612bは、デバイス610aの通信処理部613aにおいてエラーが生じたことを検出することができる。監視部612bは、通信処理部613aにおいてエラーが生じたことを検出した場合、デバイス610aへリセット指示を出力する。
このように、構成例2に係る通信装置600pは、一方のデバイスが他方のデバイスの通信処理部でエラーが生じたことを検出した場合において、一方のデバイスが指揮系統部を備えているならば電源部640に電源リセットを行わせ、一方のデバイスが指揮系統部を備えていないならば他方のデバイスをリセットさせる構成である。
[構成例3]
以下、構成例3に係る通信装置600rの機能構成について説明する。
図7は、本発明の第1の実施形態の変形例に係る通信装置600rの構成を示す概略ブロック図である。図7に示されるように、通信装置600rは、デバイス610aと、デバイス610bと、デバイス610cと、電源部640とを含んで構成される。なお、図7において、破線の矢印は、制御信号が流れる制御信号線を表す。
デバイス610aは、指揮系統部611aと、監視部612aと、通信処理部613aとを含んで構成される。また、デバイス610bは、指揮系統部611bと、監視部612bと、通信処理部613bとを含んで構成される。また、デバイス610cは、監視部612cと、通信処理部613cとを含んで構成される。
このように、構成例3に係る通信装置600rでは、デバイス610a及びデバイス610bは指揮系統部を備えるが、デバイス610cは指揮系統部を備えない構成である。
デバイス610aの指揮系統部611a及びデバイス610bの指揮系統部611bは、電源部640へ電源リセット指示を出力することにより、電源部640に対して通信装置600p全体の電源リセットを行わせることができる。
デバイス610cの監視部612cは、デバイス610aへリセット指示を出力することにより、デバイス610aに対して当該デバイス610aのリセットを行わせることができる。
デバイス610aの監視部612aは、デバイス610bの通信処理部613b及びデバイス610cの通信処理部613cにおいてエラーが生じたことを検出することができる。監視部612aが、通信処理部613b又は通信処理部613bにおいてエラーが生じたことを検出した場合、デバイス610aの指揮系統部611aは、電源部640へ電源リセット指示を出力する。
デバイス610bの監視部612bは、デバイス610aの通信処理部613aにおいてエラーが生じたことを検出することができる。監視部612bが、通信処理部613aにおいてエラーが生じたことを検出した場合、デバイス610bの指揮系統部611bは、電源部640へ電源リセット指示を出力する。
デバイス610cの監視部612cは、デバイス610aの通信処理部613aにおいてエラーが生じたことを検出することができる。監視部612bは、通信処理部613aにおいてエラーが生じたことを検出した場合、デバイス610aへリセット指示を出力する。
このように、構成例3に係る通信装置600rは、一方のデバイスが他方のデバイスの通信処理部でエラーが生じたことを検出した場合において、一方のデバイスが指揮系統部を備えているならば電源部640に電源リセットを行わせ、一方のデバイスが指揮系統部を備えていないならば他方のデバイスをリセットさせる構成である。
<第2の実施形態>
以下、本発明の第2の実施形態について、図面を参照しながら説明する。なお、以下に説明する第2の実施形態における、通信システム1の全体構成図、及びONU100の機能構成を示す概略ブロック図は、それぞれ第1の実施形態と同様(すなわち、それぞれ図1及び図2と同様)であるため、説明を省略する。
[デバイスの動作]
図8は、本発明の第2の実施形態に係るデバイス110の動作を示すフローチャートである。図8に示されるフローチャートは、ONU100において、エラーが生じた場合に開始する。なお、ここでいうエラーとは、他方のデバイス110で生じたエラーだけでなく、自己のデバイス110で生じたエラー、及びONU100内のその他の部材(デバイス110以外の部材)で生じたエラーを含んでいてもよい。
制御部/装置監視部112は、電源リセット指示を出力した回数をカウントするカウンターを示す変数Mの値に0を代入することにより、変数Mを初期化する(ステップS201)。なお、図8のフローチャートのステップS201及びステップS205に示される左向きの矢印は、右側の値を左側の変数に代入する動作を意味する。変数Mの値は、例えば、制御部/装置監視部112が備える記憶媒体(不図示)に一時記憶される。ここでいう記憶媒体とは、例えばCPUに搭載されたキャッシュメモリ等である。
次に、デバイス110の制御部/装置監視部112は、自己の通信装置(ONU100)において生じたエラーを検出する(ステップS202)。前述の通り、ここでいうエラーとは、例えばデバイス110の暴走又は動作停止等を生じさせるようなエラーである。
制御部/装置監視部112は、変数Mの値が所定値j未満であるか否かについての判定を行う(ステップS203)。なお、所定値jとは、電源リセット処理の最大試行回数を示す値である。所定値jは、例えば運用保守担当者等によって予め定められる値である。
変数Mの値が所定値j未満である場合(ステップS203・Yes)、制御部/装置監視部112は、制御信号線を介して、他方のデバイス110へのリセット指示の出力、又は、電源部140への電源リセット指示を出力を行う(ステップS204)。なお、制御部/装置監視部112が、他方のデバイス110へのリセット指示の出力、又は、電源部140への電源リセット指示を行うための動作は、例えば前述の図4に示されるフローチャートに従って行われる。次に、制御部/装置監視部112は、変数Mの値に1を加算する(ステップS205)。
次に、制御部/装置監視部112が、他方のデバイス110におけるリセット処理、又は、電源部140による電源リセット処理によりONU100が復旧したことを検出した場合(ステップS206・Yes)、図8のフローチャートが示すデバイス110の動作が終了する。一方、制御部/装置監視部112は、ONU100が復旧していないことを検出した場合(ステップS206・No)、前述のステップS203以降の動作を繰り返す。
一方、変数Mの値が所定値jに達した場合(ステップS203・No)、制御部/装置監視部112は、自己の通信装置(ONU100)の動作停止指示を出力する(ステップS207)。
なお、ONU100の動作を停止させる方法としては、任意の方法を用いることができる。例えば、制御部/装置監視部112は、ONU100全体への電力供給を停止させる指示である動作停止指示を制御信号線を介して電源部140へ出力することにより、ONU100の動作を停止させるようにしてもよい。
次に、制御部/装置監視部112は、ONU100に備えられたランプ(不図示)を点灯させる指示を示す点灯指示を出力する(ステップS208)。以上で、図8のフローチャートが示すデバイス110の動作が終了する。
なお、ランプを点灯させる方法としては、任意の方法を用いることができる。例えば、制御部/装置監視部112は、制御信号線を介して電源部140へ点灯指示を出力することにより電源部140からランプへの電力供給を開始させ、点灯させる。
このように、ランプが点灯することにより、ユーザ又は運用保守担当者等は、ONU100が動作停止状態(異常状態)であることを認識することができる。ユーザ又は運用保守担当者等は、ONU100が動作停止状態であることを認識すると、手動によりONU100の動作状態を復旧させる。例えば、ユーザ又は運用保守担当者等は、ONU100が備える電源プラグ(不図示)をコンセント(不図示)に対して抜き差しすることにより、ONU100の動作状態を復旧させる。
なお、ユーザ又は運用保守担当者等に対してONU100が動作停止状態であることを通知することができる方法であるならば、ランプを点灯させる方法以外の方法が用いられてもよい。例えば、制御部/装置監視部112は、ONU100に備えられたスピーカ(不図示)を用いて、音声によりユーザ又は運用保守担当者等に対して通知するようにしてもよい。または、例えば、制御部/装置監視部112は、自己の通信装置(ONU100)又は外部装置に備えられた、例えば液晶ディスプレイ(LCD)等の表示装置(不図示)に、ONU100が動作停止状態であること示す情報を表示させるようにしてもよい。
以上説明したように、第2の実施形態に係るONU100(通信装置)は、自己の通信装置の監視を行う。そして、ONU100は、自己の通信装置において例えば暴走又は動作停止等を生じさせるようなエラーが生じた場合に、自己の通信装置全体への電力の供給をリセットする電源リセットを実行させる。それでもなお、自己の通信装置が復旧しない場合、ONU100は、繰り返し電源リセットを実行させる。所定の回数に達するまで電源リセットを試行してもなお復旧しない場合には、ONU100は、自己の通信装置の動作を停止させる。そして、ONU100は、自己の通信装置が動作停止状態であることをユーザ又は運用保守担当者等に認識させるため、ランプを点灯させる。これにより、ONU100は、手動による自己の通信装置の復旧を促すことができる。ONU100は、ユーザ又は運用保守担当者等により手動で自己の通信装置の復旧がなされるまで待機する。
以上のような構成を備えることによって、第2の実施形態に係るONU100は、自己の通信装置においてエラーが生じた場合に、自律的に自己の通信装置の復旧を試みることができる。ONU100は、例えば、電源リセット(又はリコンフィグレーション)によって復旧可能なエラーを検出した場合には、自律的に自己の通信装置をリセットさせ復旧させることができる。これにより、第2の実施形態に係るONU100によれば、人手による復旧作業が発生する頻度が低減されるため、自己の通信装置で生じたエラーに対処可能な通信装置の運用コストが削減される。
なお、第2の実施形態によれば、例えば、宇宙線由来の中性子線が引き起こすソフトエラーへの耐性の向上も見込める。
なお、第2の実施形態では、デバイス110の制御部/装置監視部112は、ONU100で生じたエラーを検出した場合、まず、ONU100全体の電源リセットを指示し、それでも自己の通信装置が復旧しない場合には所定の回数に達するまで、繰り返し電源リセットを指示する。所定の回数に達してもなお復旧しない場合には、制御部/装置監視部112は、ONU100の動作停止させる。そして、制御部/装置監視部112は、ONU100に備えられたランプを点灯させる構成である。但し、このような構成に限られるものではなく、制御部/装置監視部112が前者の処理のみ又は後者の処理のみを行う構成であってもよい。すなわち、例えば、制御部/装置監視部112は、電源リセットの試行回数が所定の回数に達してもなお自己の通信装置が復旧しない場合には、自己の通信装置の動作停止させることだけを行うようにしてもよい(すなわち、ランプの点灯等による通知は行われない構成であってもよい)。又は、例えば、制御部/装置監視部112は、ONU100全体の電源リセットを指示しても自己の通信装置が復旧しない場合には、電源リセットの指示を繰り返し行うことなくランプを点灯させるようにしてもよい。
<第2の実施形態の変形例>
以下、本発明の第2の実施形態の変形例について、図面を参照しながら説明する。なお、以下に説明する第2の実施形態の変形例における、通信システム1の全体構成図、及びONU100の機能構成を示す概略ブロック図は、それぞれ第1の実施形態と同様(すなわち、それぞれ図1及び図2と同様)であるため、説明を省略する。
前述の第2の実施形態では、ONU100は、自己の通信装置で生じたエラーを検出した場合、まずは自己の通信装置全体への電力の供給をリセットする電源リセットを試み、それでもなお自己の通信装置が復旧しない場合には自己の通信装置の動作を停止させる構成であった。これに対し、以下に説明する第2の実施形態の変形例では、ONU100のデバイス110は、当該ONU100が備える他方のデバイス110で生じたエラーを検出した場合、まずはエラーが生じた他方のデバイス110のリセットを試みる。それでもなおデバイス110が復旧しない場合には、デバイス110は、電源リセットを試みる。そして、それでもなおデバイス110が復旧しない場合、デバイス110は、自己の通信装置の動作を停止させる構成である。
[デバイスの動作]
図9は、本発明の第2の実施形態の変形例に係るデバイス110の動作を示すフローチャートである。図9に示されるフローチャートは、他方のデバイス110においてエラーが生じた場合に開始する。なお、以下の説明では、例としてデバイス110aの動作を説明するが、デバイス110bの動作も同様である。
デバイス110aの制御部/装置監視部112aは、他方のデバイス110(デバイス110b)において生じたエラーを検出する(ステップS301)。前述の通り、ここでいうエラーとは、例えばデバイス110の暴走又は動作停止等を生じさせるエラーである。次に、制御部/装置監視部112aは、リセット指示を出力した回数をカウントするカウンターを示す変数Nの値に0を代入することにより、変数Nを初期化する(ステップS302)。なお、図9のフローチャートのステップS302、ステップS304、ステップS307、及びステップS309に示される左向きの矢印は、右側の値を左側の変数に代入する動作を意味する。変数Nの値は、例えば、制御部/装置監視部112aが備える記憶媒体(不図示)に一時記憶される。
次に、制御部/装置監視部112aは、制御信号線を介してデバイス110bへリセット指示を出力する(ステップS303)。次に、制御部/装置監視部112aは、変数Nの値に1を加算する(ステップS304)。
次に、制御部/装置監視部112aが、リセットによりデバイス110bが復旧したことを検出した場合(ステップS305・Yes)、図9のフローチャートが示すデバイス110aの動作が終了する。一方、制御部/装置監視部112aは、デバイス110bが復旧していないことを検出した場合(ステップS305・No)、変数Nの値が所定値k未満であるか否かについての判定を行う(ステップS306)。なお、所定値kとは、デバイス110のリセット処理の最大試行回数を示す値である。所定値kは、例えば運用保守担当者等によって予め定められる値である。
変数Nの値が所定値k未満である場合(ステップS306・No)、制御部/装置監視部112aは、前述のステップS303以降の動作を繰り返す。一方、変数Nの値が所定値kに達した場合(ステップS306・Yes)、制御部/装置監視部112aは、ステップS307以降の動作を行う。なお、図9に示されるステップS307以降の動作は、図8に示されるステップS202以降の動作と同様であるため、説明を省略する。
なお、ステップS311における変数M及び所定値jの値として、前述のステップS306で用いられる変数N及び所定値kの値がそれぞれ用いられるような構成であってもよい。すなわち、デバイス110対するリセット処理の最大試行回数と、ONU100全体に対する電源部140による電源リセット処理の最大試行回数とは、それぞれ共通の変数及び共通の所定値が用いられてもよい。
以上説明したように、第2の実施形態の変形例に係るONU100(通信装置)のデバイス110は、自己の通信装置の監視を行う。そして、デバイス110は、他方のデバイス110において暴走又は動作停止等を生じさせるようなエラーが生じた場合に、他方のデバイス110の動作状態をリセットさせる。それでもなお、他方のデバイス110が復旧しない場合、デバイス110は、繰り返し他方のデバイス110の動作状態をリセットさせる。所定の回数に達するまでリセットを試行してもなお復旧しない場合には、デバイス110は、自己の通信装置全体の電源をリセットする電源リセットを実行させる。それでもなお、自己の通信装置が復旧しない場合、デバイス110は、繰り返し電源リセットを実行させる。所定の回数に達するまで電源リセットを試行してもなお復旧しない場合には、デバイス110は、自己の通信装置の動作を停止させる。そして、デバイス110は、自己の通信装置が動作停止状態であることをユーザ又は運用保守担当者等に認識させるため、ランプを点灯させる。ONU100は、ユーザ又は運用保守担当者等により手動で自己の通信装置の復旧がなされるまで待機する。
以上のような構成を備えることによって、第2の実施形態の変形例に係るONU100は、自己の通信装置においてエラーが生じた場合に、自律的に自己の通信装置の復旧を試みることができる。ONU100は、例えば、電源リセット(又はリコンフィグレーション)によって復旧可能なエラーを検出した場合には、自律的に自己の通信装置をリセットさせ復旧させることができる。
なお、前述の各実施形態では、一例として、ONU100が自己の通信装置で生じるエラーを検出し復旧を行う構成であるものとした。但し、本発明を適用することできる装置はONU100に限られるものではなく、他の装置においても適用可能である。ここでいう他の装置とは、例えば、OLT300、10G-EPON以外の通信システムにおける通信装置、及び通信装置以外の装置である。
上述した実施形態におけるONU100の一部又は全部をコンピュータで実現するようにしてもよい。その場合、この機能を実現するためのプログラムをコンピュータ読み取り可能な記録媒体に記録して、この記録媒体に記録されたプログラムをコンピュータシステムに読み込ませ、実行することによって実現してもよい。なお、ここでいう「コンピュータシステム」とは、OSや周辺機器のハードウェアを含むものとする。また、「コンピュータ読み取り可能な記録媒体」とは、フレキシブルディスク、光磁気ディスク、ROM、CD-ROM等の可搬媒体、コンピュータシステムに内蔵されるハードディスク等の記録装置のことをいう。さらに「コンピュータ読み取り可能な記録媒体」とは、インターネット等のネットワークや電話回線等の通信回線を介してプログラムを送信する場合の通信線のように、短時間の間、動的にプログラムを保持するもの、その場合のサーバやクライアントとなるコンピュータシステム内部の揮発性メモリのように、一定時間プログラムを保持しているものを含んでもよい。また上記プログラムは、前述した機能の一部を実現するためのものであってもよく、さらに前述した機能をコンピュータシステムにすでに記録されているプログラムとの組み合わせで実現できるものであってもよく、FPGA(Field Programmable Gate Array)等のプログラマブルロジックデバイスを用いて実現されるものであってもよい。
以上、この発明の実施形態について図面を参照して詳述してきたが、具体的な構成はこの実施形態に限られるものではなく、この発明の要旨を逸脱しない範囲の設計等も含まれる。
1・・・通信システム、100・・・ONU、110(110a,110b)・・・デバイス、111(111a,111b)・・・主信号処理部、112(112a,112b)・・・制御部/装置監視部、120・・・光受電部、130・・・UNI、140・・・電源部、200・・・ユーザ端末、300・・・OLT、400・・・光スプリッタ

Claims (8)

  1. 複数のデバイス
    を備え、
    各々の前記デバイスは、前記複数のデバイスに含まれる少なくとも1つの他のデバイスを監視して、前記他のデバイスにおいて生じたエラーを検出する監視部
    を備え、
    前記監視部によってエラーが検出された場合、前記監視部による前記他のデバイスの動作状態のリセットを示すデバイスリセット、又は、前記デバイスが備える指揮系統部による自己の通信装置への電力の供給のリセットを示す電源リセットを行う
    通信装置。
  2. 前記監視部によってエラーが検出された場合、前記デバイスが前記指揮系統部を備えている場合には前記指揮系統部が前記電源リセットを行い、前記デバイスが前記指揮系統部を備えていない場合には前記監視部が前記デバイスリセットを行う
    請求項1に記載の通信装置。
  3. 前記監視部による前記デバイスリセット、又は、前記指揮系統部による前記電源リセットにより、前記自己の通信装置の動作状態が復旧しない場合、所定の回数に達するまで前記デバイスリセット又は電源リセットを繰り返し実行する
    請求項1又は請求項2に記載の通信装置。
  4. 前記所定の回数に達した場合、前記デバイスは前記自己の通信装置の動作を停止させる
    請求項3に記載の通信装置。
  5. 前記自己の通信装置の動作を停止させた場合、ユーザに対する通知を行う通知部
    をさらに備える請求項4に記載の通信装置。
  6. 前記監視部によってエラーが検出された場合、前記監視部は、前記自己の通信装置の動作状態が復旧するか又は第1の所定回数の試行に達するまで前記デバイスリセットの前記試行を繰り返し行い、
    前記第1の所定回数の前記試行が行われても前記動作状態が復旧しない場合、前記指揮系統部は、前記自己の通信装置の動作状態が復旧するか又は第2の所定回数の試行に達するまで前記電源リセットの試行を繰り返し行う
    請求項1に記載の通信装置。
  7. 前記第1の所定回数と前記第2の所定回数とは同一の値である
    請求項6に記載の通信装置。
  8. 複数のデバイスを備える通信装置によるエラー対処方法であって、
    各々の前記デバイスが、前記複数のデバイスに含まれる少なくとも1つの他のデバイスを監視して、前記他のデバイスにおいて生じたエラーを検出する監視ステップと、
    前記エラーが検出された場合、前記他のデバイスの動作状態のリセットを示すデバイスリセット、又は、自己の通信装置への電力の供給のリセットを示す電源リセットを行うステップと、
    を有するエラー対処方法。
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