JP7360022B2 - 細胞処理システム - Google Patents
細胞処理システム Download PDFInfo
- Publication number
- JP7360022B2 JP7360022B2 JP2019154138A JP2019154138A JP7360022B2 JP 7360022 B2 JP7360022 B2 JP 7360022B2 JP 2019154138 A JP2019154138 A JP 2019154138A JP 2019154138 A JP2019154138 A JP 2019154138A JP 7360022 B2 JP7360022 B2 JP 7360022B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- isolator
- cell
- culture
- cells
- processing
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Active
Links
Images
Classifications
-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C12—BIOCHEMISTRY; BEER; SPIRITS; WINE; VINEGAR; MICROBIOLOGY; ENZYMOLOGY; MUTATION OR GENETIC ENGINEERING
- C12M—APPARATUS FOR ENZYMOLOGY OR MICROBIOLOGY; APPARATUS FOR CULTURING MICROORGANISMS FOR PRODUCING BIOMASS, FOR GROWING CELLS OR FOR OBTAINING FERMENTATION OR METABOLIC PRODUCTS, i.e. BIOREACTORS OR FERMENTERS
- C12M41/00—Means for regulation, monitoring, measurement or control, e.g. flow regulation
- C12M41/48—Automatic or computerized control
-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C12—BIOCHEMISTRY; BEER; SPIRITS; WINE; VINEGAR; MICROBIOLOGY; ENZYMOLOGY; MUTATION OR GENETIC ENGINEERING
- C12M—APPARATUS FOR ENZYMOLOGY OR MICROBIOLOGY; APPARATUS FOR CULTURING MICROORGANISMS FOR PRODUCING BIOMASS, FOR GROWING CELLS OR FOR OBTAINING FERMENTATION OR METABOLIC PRODUCTS, i.e. BIOREACTORS OR FERMENTERS
- C12M37/00—Means for sterilizing, maintaining sterile conditions or avoiding chemical or biological contamination
-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C12—BIOCHEMISTRY; BEER; SPIRITS; WINE; VINEGAR; MICROBIOLOGY; ENZYMOLOGY; MUTATION OR GENETIC ENGINEERING
- C12M—APPARATUS FOR ENZYMOLOGY OR MICROBIOLOGY; APPARATUS FOR CULTURING MICROORGANISMS FOR PRODUCING BIOMASS, FOR GROWING CELLS OR FOR OBTAINING FERMENTATION OR METABOLIC PRODUCTS, i.e. BIOREACTORS OR FERMENTERS
- C12M23/00—Constructional details, e.g. recesses, hinges
- C12M23/02—Form or structure of the vessel
- C12M23/04—Flat or tray type, drawers
-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C12—BIOCHEMISTRY; BEER; SPIRITS; WINE; VINEGAR; MICROBIOLOGY; ENZYMOLOGY; MUTATION OR GENETIC ENGINEERING
- C12M—APPARATUS FOR ENZYMOLOGY OR MICROBIOLOGY; APPARATUS FOR CULTURING MICROORGANISMS FOR PRODUCING BIOMASS, FOR GROWING CELLS OR FOR OBTAINING FERMENTATION OR METABOLIC PRODUCTS, i.e. BIOREACTORS OR FERMENTERS
- C12M23/00—Constructional details, e.g. recesses, hinges
- C12M23/44—Multiple separable units; Modules
-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C12—BIOCHEMISTRY; BEER; SPIRITS; WINE; VINEGAR; MICROBIOLOGY; ENZYMOLOGY; MUTATION OR GENETIC ENGINEERING
- C12M—APPARATUS FOR ENZYMOLOGY OR MICROBIOLOGY; APPARATUS FOR CULTURING MICROORGANISMS FOR PRODUCING BIOMASS, FOR GROWING CELLS OR FOR OBTAINING FERMENTATION OR METABOLIC PRODUCTS, i.e. BIOREACTORS OR FERMENTERS
- C12M23/00—Constructional details, e.g. recesses, hinges
- C12M23/50—Means for positioning or orientating the apparatus
-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C12—BIOCHEMISTRY; BEER; SPIRITS; WINE; VINEGAR; MICROBIOLOGY; ENZYMOLOGY; MUTATION OR GENETIC ENGINEERING
- C12M—APPARATUS FOR ENZYMOLOGY OR MICROBIOLOGY; APPARATUS FOR CULTURING MICROORGANISMS FOR PRODUCING BIOMASS, FOR GROWING CELLS OR FOR OBTAINING FERMENTATION OR METABOLIC PRODUCTS, i.e. BIOREACTORS OR FERMENTERS
- C12M37/00—Means for sterilizing, maintaining sterile conditions or avoiding chemical or biological contamination
- C12M37/02—Filters
-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C12—BIOCHEMISTRY; BEER; SPIRITS; WINE; VINEGAR; MICROBIOLOGY; ENZYMOLOGY; MUTATION OR GENETIC ENGINEERING
- C12M—APPARATUS FOR ENZYMOLOGY OR MICROBIOLOGY; APPARATUS FOR CULTURING MICROORGANISMS FOR PRODUCING BIOMASS, FOR GROWING CELLS OR FOR OBTAINING FERMENTATION OR METABOLIC PRODUCTS, i.e. BIOREACTORS OR FERMENTERS
- C12M47/00—Means for after-treatment of the produced biomass or of the fermentation or metabolic products, e.g. storage of biomass
- C12M47/12—Purification
Landscapes
- Health & Medical Sciences (AREA)
- Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
- Chemical & Material Sciences (AREA)
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Wood Science & Technology (AREA)
- Organic Chemistry (AREA)
- Bioinformatics & Cheminformatics (AREA)
- Zoology (AREA)
- Biotechnology (AREA)
- Biomedical Technology (AREA)
- Sustainable Development (AREA)
- Microbiology (AREA)
- Biochemistry (AREA)
- General Engineering & Computer Science (AREA)
- General Health & Medical Sciences (AREA)
- Genetics & Genomics (AREA)
- Analytical Chemistry (AREA)
- Clinical Laboratory Science (AREA)
- Molecular Biology (AREA)
- Computer Hardware Design (AREA)
- Apparatus Associated With Microorganisms And Enzymes (AREA)
- Micro-Organisms Or Cultivation Processes Thereof (AREA)
Description
このような細胞の培養を効率的に行うため、内容の異なる処理を行う複数のアイソレータを備え、各アイソレータ内でそれぞれ異なる処理を行うことにより、細胞操作に伴う一連の細胞処理を複数の工程に分割した細胞処理システムが知られている(特許文献1)。
このような問題に鑑み、本発明は、無菌環境下で細胞操作に伴う異なる処理を行う少なくとも2つのアイソレータを備え、各アイソレータ内で順次一連の細胞処理を行う細胞処理システムであって、いずれかのアイソレータにおいて処理不能となった場合であっても、一連の細胞処理を継続することが可能な細胞処理システムを提供するものである。
細胞を培養容器に播種する播種処理を行う播種装置が内部に設けられた第1のアイソレータと、培養容器の培地を交換する培地交換処理を行う培地交換装置が内部に設けられた第2のアイソレータと、増殖した細胞を複数の培養容器に分配する継代処理を行う継代装置が内部に設けられた第3のアイソレータと、上記各アイソレータと無菌状態を維持しつつ接離可能な収容庫とを備え、
さらに、上記第1および第2および第3のアイソレータにおいて一連の細胞処理を行う間、待機状態に維持される共通アイソレータを備えて、当該共通アイソレータに上記播種処理および培地交換処理および継代処理と同じ処理を行う処理装置を設けるとともに、上記収容庫を無菌状態を維持しつつ接離可能とし、
上記第1もしくは第2もしくは第3のアイソレータのいずれかにおいて処理不能となった際に、上記収容庫を介して上記共通アイソレータに細胞を収容した培養容器を受け渡すことにより、共通アイソレータにおいて当該処理不能となったアイソレータにおける処理を行うことを特徴としている。
本実施例の細胞処理システム1によれば、例えば、細胞操作として様々な細胞を培養することが可能であるが、いずれの細胞も培養するためには複数の処理が必要となっている。
例えば、患者より採取した血液や体液から培養の対象となる細胞を抽出して、これを培養容器に播種する播種処理、細胞の培養中に培養容器中の培地を交換する培地交換処理、ある程度培養が進んだ細胞を他の培養容器に継代する継代処理、培養された細胞を培養容器から回収する回収処理等が必要となる。
これら資材供給室2A、細胞操作室2B、細胞回収室2Cの内部空間は、細胞加工施設2の外部空間に対して気密を保った状態で区画されており、また外部空間よりも高い清浄度に保たれており、このうち細胞操作室2Bは資材供給室2Aおよび細胞回収室2Cよりも高度な清浄度に維持され、かつ陽圧に維持されている。
そして上記細胞操作室2Bと資材供給室2Aとの間、および細胞操作室2Bと細胞回収室2Cとの間には、後述する資材を収容した移送容器12を受け渡すための資材用パスルーム2D、2Eと、細胞を収容した収容庫13を受け渡すための細胞用パスルーム2F、2Gが設けられている。
これと同様、上記資材用パスルーム2Eには細胞操作室2Bおよび細胞回収室2Cと連通する開閉可能な開閉扉が設けられ、当該資材用パスルーム2Eの内部は上記細胞操作室2Bよりも気圧が低く、細胞回収室2Cよりも気圧が高く設定されている。
さらに資材用パスルーム2D、2Eには、これらの内部空間を過酸化水素蒸気などの除染媒体によって除染するための除染手段を備えており、これにより上記移送容器12の外面を除染することが可能となっている。
上記資材供給室2A側の空間2Faは上記資材供給室2Aよりも気圧が高く設定され、これに対し細胞操作室2B側の空間2Fbは、当該資材供給室2A側の空間2Faよりも気圧が高く、かつ細胞操作室2Bよりも気圧が低く設定されている。
これと同様、細胞用パスルーム2Gも隔壁によって区画されており、細胞回収室2C側の空間2Gaは上記細胞回収室2Cよりも気圧が高く設定され、これに対し細胞操作室2B側の空間2Gbは、当該細胞回収室2C側の空間2Gaよりも気圧が高く、かつ細胞操作室2Bよりも気圧が低く設定されている。
上記細胞操作室2Bには、上記播種処理を行う第1のアイソレータ5と、上記培地交換処理を行う第2のアイソレータ6と、上記継代処理を行う第3のアイソレータ7とを備えている。
さらに細胞操作室2Bには、上記第1~第3のアイソレータ5~7において処理不能となったときに備え、上記播種処理、培地交換処理、継代処理を行うことが可能な共通アイソレータ8が設けられている。
また上記細胞操作室2Bには、後述する収容庫13が接続されて当該収容庫13に収容された細胞の培養をするための培養ステーションS1と、上記収容庫13を除染するための除染ステーションS2とが設けられている。
そして上記細胞回収室2Cには、培養された細胞を回収するための細胞回収アイソレータ9と、使用済みの資材を回収して廃棄するための資材回収アイソレータ10とが設けられている。
上記アイソレータ自体は従来公知であるため詳細な説明は省略するが、内部空間の無菌状態が維持されるように構成され、また側面には作業者が装着して内部空間での作業を行うためのグローブが設けられている。
さらに、各アイソレータには過酸化水素蒸気等の除染媒体によってその内部空間を除染するための除染装置11が設けられており、ある患者についての細胞の培養が完了したら、内部空間を除染装置11によって除染することが可能となっている。
上記移送容器12は上記資材供給室2Aの資材供給アイソレータ3から他のアイソレータに資材を移送するために用いられ、また収容庫13はインキュベータとして構成され、内部に培養容器ごと細胞を収容可能となっている。
上記移送容器12または収容庫13を各アイソレータに接続するための接続手段は従来公知であり、詳細な説明については省略するが、ここでは一例として資材供給アイソレータ3と移送容器12とを接続する接続手段について説明する。
資材供給アイソレータ3および移送容器12には、開閉扉によって開閉可能な開口部が形成されるとともに、当該開口部を囲繞するように連結部材が設けられている。
上記連結部材と連結部材とを連結すると、開口部と開口部との間に外部より区画された空間が形成され、当該空間に除染装置11から除染媒体を供給して当該空間を除染することが可能となっている。
上記除染が終了したら、資材供給アイソレータ3および移送容器12の開閉扉を開放することで、資材供給アイソレータ3の内部空間と移送容器12の内部空間とが無菌状態を維持したまま連通し、資材等の移動を行うことが可能となっている。
なお、本実施例では、移送容器12の開口部が収容庫13の開口部よりも大きく、移送容器12の接続位置と収容庫13の接続位置とが異なっているが、開口部の大きさを統一してこれらを同じ接続位置に接続してもよい。
細胞を培養するための資材としては、シャーレ、フラスコ、ウェルプレート等の培養容器の他、遠沈管および分注装置やアスピレータ等で用いるピペット等がある。
細胞加工施設2の外部より資材供給室2Aの内部に搬入された資材は、資材供給アイソレータ3内に収容されると、上記除染装置11が除染媒体を資材供給アイソレータ3内に充満させ、これにより資材の外面を除染する。
続いて、資材を予め接続された移送容器12に収容し、その後移送容器12を資材供給アイソレータ3より離脱させて、上記資材供給室2Aと細胞操作室2Bとの間に設けられた資材用パスルーム2D内に載置し、当該移送容器12の外面を除染する。
その後、資材用パスルーム2Dの細胞操作室2B側の扉を開放すれば、当該移送容器12を細胞操作室2B内に移動させて、所要のアイソレータに接続することができる。
細胞準備アイソレータ4で細胞懸濁液を調製して遠沈管などの容器に収容する準備作業が終了したら、この容器を予め接続させた上記収容庫13に収容し、その後収容庫13を細胞準備アイソレータ4より離脱させ、上記資材供給室2Aと細胞操作室2Bとの間に設けられた細胞用パスルーム2F内に載置する。
最初に上記資材供給室2A側の空間2Faに収容庫13を収容し、開閉扉を閉鎖した状態でこの収容庫13をアルコール等を用いて清拭する。すなわち、除染に要する時間に対する細胞への影響を考慮して、細胞を収容した収容庫13については過酸化水素蒸気のような除染媒体を用いた除染を行わず、アルコール等の殺菌剤により外面を殺菌をするようにしている。
その後、当該収容庫13を細胞操作室2B側の空間2Fbに移動させて、空間2Fa側の開閉扉を閉鎖した状態で、細胞操作室2B側の開閉扉を開放して空間2Fbから細胞操作室2Bへと収容庫13を移動させる。
ここで、これらの作業において開閉扉の開閉がなされるものの、各部屋に差圧を設けていることから、細胞操作室2Bへの外部雰囲気の進入を可及的に防止することが可能となっている。
第1のアイソレータ5の内部には上記播種処理を行う第1処理装置としての播種装置14が設けられており、上記播種処理の詳細な手順や播種装置14の詳細な説明については省略するが、例えば培地や細胞懸濁液の給排を行う分注装置、液体を吸引して除去するアスピレータや遠心分離機、これら分注装置やアスピレータや遠心分離機との間で遠沈管や培養容器を移動させる移動手段等によって構成され、図示しない制御手段によって制御されるようになっている。
第2のアイソレータ6の内部には第2処理装置としての培地交換装置15が設けられており、上記培地交換処理の詳細な手順や培地交換装置15の詳細な説明については省略するが、例えば上記培養容器から培地を吸引して除去するアスピレータ、新たな培地を培養容器内に供給する分注装置や洗浄液を供給する洗浄液供給手段、これらアスピレータや分注装置や洗浄液供給手段との間で遠沈管や培養容器を移動させる移動手段等によって構成され、図示しない制御手段によって制御されるようになっている。
第3のアイソレータ7の内部には第3処理装置としての継代装置16が設けられており、上記継代処理の詳細な手順や継代装置16の詳細な説明については省略するが、培地や細胞懸濁液を給排する分注装置、液体を吸引して除去するアスピレータや遠心分離機、洗浄液を供給する洗浄液供給手段や、これら分注装置やアスピレータや遠心分離機、洗浄液供給手段との間で遠沈管や培養容器を移動させる移動手段等によって構成され、図示しない制御手段によって制御されるようになっている。
上記第1~第3のアイソレータ5~7と収容庫13とを上記接続手段によって無菌状態を維持したまま連通させると、これらのアイソレータで処理された細胞を収容した培養容器を収容庫13に収容する。
その後、当該収容庫13は各アイソレータから分離した後、培養ステーションS1に接続され、上記収容庫13はインキュベータとして構成されていることから、培養ステーションS1から各収容庫13に電力や炭酸ガス等の供給を行い、上記収容庫13の内部が細胞の培養に適した環境に維持される。
そして培養ステーションS1に収容庫13を所定期間接続することにより、収容庫13の内部で細胞の培養が行われるようになっている。
具体的に説明すると、上記共通アイソレータ8には、上記第1のアイソレータ5と同じ上記播種装置14、第2のアイソレータ6と同じ培地交換装置15、第3のアイソレータ7と同じ継代装置16が設けられており、このため共通アイソレータ8を構成するアイソレータは第1~第3のアイソレータ5~7を構成するアイソレータよりも大型となっている。
上記第1~第3のアイソレータ5~7において正常に一連の細胞処理が行われている間、共通アイソレータ8は待機状態に維持され、いずれかのアイソレータで処理不能となると、細胞を収容した培養容器を共通アイソレータ8に受け渡すために、当該処理不能となったアイソレータに収容庫13が接続されて、処理中の細胞を収容し、この収容庫13を共通アイソレータ8に接続する。
続いて、共通アイソレータ8では収容庫13から細胞を搬入し、処理不能となったアイソレータの処理装置と同じ処理装置を作動させ、上記トラブルが発生したアイソレータで行う処理を行うようになっている。
ここで、上記第1~第3のアイソレータ5~7の制御手段と、共通アイソレータ8の制御手段とを通信可能にすることで、上述した処理不能時の動作を制御手段が自動的に判断して処理するようにできる。
なお、共通アイソレータ8には、必ずしも第1~3のアイソレータ5~7と同じ上記播種装置14、培地交換装置15、継代装置16を設置する必要はなく、これらを構成する分注装置やアスピレータ、遠心分離機、洗浄液供給手段等を備えて、同じ処理を実行することができるよう構成されていればよい。
最初に、上記細胞操作室2Bの培養ステーションS1から収容庫13を離脱させ、当該収容庫13を細胞操作室2Bと細胞回収室2Cとの間に設けた細胞用パスルーム2Gに収容する。
最初に、収容庫13は細胞操作室2B側の空間2Gbに収容され、上記細胞用パスルーム2Fと同様の手順で、その外面がアルコール等を用いて清拭された後、細胞回収室2C側の空間2Gaに移動される。
その後収容庫13を細胞回収室2Cに移動させ、これを上記細胞回収アイソレータ9に接続すると、当該細胞回収アイソレータ9に細胞を収容した培養容器が移載され、培養された細胞を回収するとともに、これを一つの回収容器に集約する作業を行う。
そして、細胞が一つの容器に集約されると、当該容器が密閉され、その後作業者が細胞回収アイソレータ9から当該容器を取り出すとともに、細胞回収室2Cより細胞加工施設2の外部へと搬出する。
なお、この細胞回収アイソレータ9についても、内部に分注装置やアスピレータやその他の手段からなる回収装置を設けて、当該回収処理を自動的に行うようにしてもよく、その場合、上記共通アイソレータ8に当該回収装置を設けて、細胞回収アイソレータ9において処理不能となった場合には、上記共通アイソレータ8において回収処理を行うようにしてもよい。
ここで、上記移送容器12は、細胞操作室2Bの各アイソレータに接続されると、上記資材供給アイソレータ3で収容された資材をこれらのアイソレータに受け渡すとともに、使用済みの資材を受け取るようになっている。
各アイソレータでの処理が終了すると、移送容器12は各アイソレータより離脱し、その後細胞操作室2Bと細胞回収室2Cとの間に設けた資材用パスルーム2Eに収容され、除染媒体によってその外面が除染される。
その後、移送容器12を細胞回収室2Cに移動させ、これを上記資材回収アイソレータ10に接続したら、作業者は移送容器12内の使用済みの資材を廃棄用の袋などに回収し、回収終了後には上記袋の外面を改めて除染する。
そして、所定量の資材が袋に回収されると、当該袋が密閉され、その後作業者が資材回収アイソレータ10から当該袋を取り出すとともに、細胞回収室2Cより細胞加工施設2の外部へと搬出する。
除染ステーションS2は、これら移送容器12、収容庫13が接続されると、これらの内部空間に除染媒体を供給して除染を行う除染装置として構成されている。
また、収納庫13にHEPAフィルタ等の清浄化フィルタを設けて、内部の無菌状態を維持しつつ外部との通気を可能に構成し、培養容器を収容庫13に収納したままインキュベータである培養ステーションS1に搬入して、細胞を培養するようにすることもできる。
また上記実施例では、細胞操作に必要な所定の細胞処理を行うアイソレータとして第1~第3のアイソレータ5~7を備えているが、細胞を培養するという目的以外において、異なる処理によって構成された細胞操作を行うことも可能であり、これに伴ってアイソレータの台数を増減することが可能である。また各アイソレータ内に設ける各処理装置の構成も、これらの処理に適したものを用いることができる。
3 資材供給アイソレータ 4 細胞準備アイソレータ
5 第1のアイソレータ 6 第2のアイソレータ
7 第3のアイソレータ 8 共通アイソレータ
12 移送容器 13 収容庫
14 播種装置(第1処理装置) 15 培地交換装置(第2処理装置)
16 継代装置(第3処理装置)
Claims (1)
- 無菌環境下で細胞操作に伴う異なる処理を行う少なくとも3つのアイソレータを備え、各アイソレータ内で順次一連の細胞処理を行う細胞処理システムであって、
細胞を培養容器に播種する播種処理を行う播種装置が内部に設けられた第1のアイソレータと、培養容器の培地を交換する培地交換処理を行う培地交換装置が内部に設けられた第2のアイソレータと、増殖した細胞を複数の培養容器に分配する継代処理を行う継代装置が内部に設けられた第3のアイソレータと、上記各アイソレータと無菌状態を維持しつつ接離可能な収容庫とを備え、
さらに、上記第1および第2および第3のアイソレータにおいて一連の細胞処理を行う間、待機状態に維持される共通アイソレータを備えて、当該共通アイソレータに上記播種処理および培地交換処理および継代処理と同じ処理を行う処理装置を設けるとともに、上記収容庫を無菌状態を維持しつつ接離可能とし、
上記第1もしくは第2もしくは第3のアイソレータのいずれかにおいて処理不能となった際に、上記収容庫を介して上記共通アイソレータに細胞を収容した培養容器を受け渡すことにより、共通アイソレータにおいて当該処理不能となったアイソレータにおける処理を行うことを特徴とする細胞処理システム。
Priority Applications (5)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2019154138A JP7360022B2 (ja) | 2019-08-26 | 2019-08-26 | 細胞処理システム |
EP20192447.9A EP3786281A1 (en) | 2019-08-26 | 2020-08-24 | Cell treatment system |
US17/001,903 US11629324B2 (en) | 2019-08-26 | 2020-08-25 | Cell treatment system |
TW109128943A TW202122568A (zh) | 2019-08-26 | 2020-08-25 | 細胞處理系統 |
KR1020200107539A KR20210024981A (ko) | 2019-08-26 | 2020-08-26 | 세포 처리 시스템 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2019154138A JP7360022B2 (ja) | 2019-08-26 | 2019-08-26 | 細胞処理システム |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2021029181A JP2021029181A (ja) | 2021-03-01 |
JP7360022B2 true JP7360022B2 (ja) | 2023-10-12 |
Family
ID=72234744
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2019154138A Active JP7360022B2 (ja) | 2019-08-26 | 2019-08-26 | 細胞処理システム |
Country Status (5)
Country | Link |
---|---|
US (1) | US11629324B2 (ja) |
EP (1) | EP3786281A1 (ja) |
JP (1) | JP7360022B2 (ja) |
KR (1) | KR20210024981A (ja) |
TW (1) | TW202122568A (ja) |
Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2004114378A1 (ja) | 2003-06-19 | 2004-12-29 | Hokkaido Technology Licensing Office Co., Ltd. | クリーンユニット、クリーンユニットシステム、機能ユニット、機能ユニットシステム、材料処理方法、素子製造方法、細胞系育成方法および植物体育成方法 |
JP2016067232A (ja) | 2014-09-26 | 2016-05-09 | 公立大学法人横浜市立大学 | 細胞培養システム |
Family Cites Families (8)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US4262091A (en) * | 1979-04-27 | 1981-04-14 | Anaerobe Systems | Preparation of contaminant free containers of culture medium |
EP0785850B1 (en) * | 1994-10-08 | 1998-08-12 | Don Whitley Scientific Limited | Anaerobic cabinets and systems |
US6673595B2 (en) * | 2001-08-27 | 2004-01-06 | Biocrystal, Ltd | Automated cell management system for growth and manipulation of cultured cells |
JP4549806B2 (ja) * | 2004-10-25 | 2010-09-22 | 川崎重工業株式会社 | オートクレーブ滅菌を利用した自動細胞培養装置及びその使用方法 |
KR101361025B1 (ko) * | 2011-01-17 | 2014-02-11 | 각코우 호우진 도쿄 죠시 이카다이가꾸 | 세포배양 처리 시스템 및 세포배양 처리 시스템의 모듈 접속방법 |
JP6028088B2 (ja) * | 2013-03-29 | 2016-11-16 | パナソニックヘルスケアホールディングス株式会社 | アイソレータシステム |
CN109661582B (zh) * | 2016-06-20 | 2023-05-23 | 创始科技有限公司 | 自动化细胞处理系统和方法 |
JP6829968B2 (ja) | 2016-09-06 | 2021-02-17 | 株式会社大気社 | 培養設備及び培養方法 |
-
2019
- 2019-08-26 JP JP2019154138A patent/JP7360022B2/ja active Active
-
2020
- 2020-08-24 EP EP20192447.9A patent/EP3786281A1/en active Pending
- 2020-08-25 TW TW109128943A patent/TW202122568A/zh unknown
- 2020-08-25 US US17/001,903 patent/US11629324B2/en active Active
- 2020-08-26 KR KR1020200107539A patent/KR20210024981A/ko active Search and Examination
Patent Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2004114378A1 (ja) | 2003-06-19 | 2004-12-29 | Hokkaido Technology Licensing Office Co., Ltd. | クリーンユニット、クリーンユニットシステム、機能ユニット、機能ユニットシステム、材料処理方法、素子製造方法、細胞系育成方法および植物体育成方法 |
JP2016067232A (ja) | 2014-09-26 | 2016-05-09 | 公立大学法人横浜市立大学 | 細胞培養システム |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
KR20210024981A (ko) | 2021-03-08 |
TW202122568A (zh) | 2021-06-16 |
US11629324B2 (en) | 2023-04-18 |
US20210062134A1 (en) | 2021-03-04 |
JP2021029181A (ja) | 2021-03-01 |
EP3786281A1 (en) | 2021-03-03 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP4549806B2 (ja) | オートクレーブ滅菌を利用した自動細胞培養装置及びその使用方法 | |
JP4550101B2 (ja) | 自動細胞培養装置及びその使用方法 | |
JP4300863B2 (ja) | 無菌システムとその使用方法 | |
EP3165283B1 (en) | Safety cabinet | |
JP2010161931A (ja) | 細胞培養方法、および細胞培養装置 | |
JP7216267B2 (ja) | 培養容器の収容体および培養処理システムおよび培養用収容体の使用方法 | |
JP7360022B2 (ja) | 細胞処理システム | |
WO2015046410A1 (ja) | アイソレータシステム | |
JP3201607U (ja) | 細胞培養システム | |
JP2005278565A (ja) | 無菌培養方法及び無菌培養装置 | |
JP2018204881A (ja) | ファンフィルタユニット、無菌装置およびクリーンルーム | |
JP2020065470A (ja) | サンプル貯留装置 | |
JP4656485B2 (ja) | 無菌培養方法及びその装置 | |
JP2024028370A (ja) | 細胞培養物を清浄度の高い空間において調製するための容器及びキット | |
JP7164805B2 (ja) | 細胞加工システム | |
JP3203002U (ja) | 細胞培養システム | |
JP6354935B2 (ja) | 培養作業システム | |
CN219194991U (zh) | 一种细胞药物培育无菌隔离器 | |
WO2021079705A1 (ja) | 遺伝子改変細胞作製システム | |
JP4361291B2 (ja) | 細胞培養容器 | |
CN211620500U (zh) | 高危病原微生物无人化隔离检测系统 | |
JPWO2017069149A1 (ja) | 細胞処理装置 | |
CN115725413A (zh) | 一种一体化的细胞药物密闭生产系统 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20220630 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20230517 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20230523 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20230706 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20230829 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20230911 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 7360022 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |