JP7358774B2 - ポリエチレン繊維 - Google Patents
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2.示差走査熱量測定(DSC測定)で10℃/分の速度で30から200℃で昇温(1st昇温)、200℃で5分保持後、10℃/分の速度で200から30℃まで降温、30℃で5分保持後、10分/分の速度で30から200℃まで昇温(2nd昇温)したときの1st昇温における融点のピーク温度が140℃以下であり、その融点ピークの100から170℃の範囲での熱量が255J/g以下であり、2nd昇温における70から150℃の範囲での熱量が130J/g以下であることを特徴とするポリエチレン繊維。
3.メチル、エチル、およびブチル基のいずれかのアルキル側鎖を含み、そのアルキル側鎖数は炭素原子1000個あたり1.0個以上であることを特徴とする上記1または2に記載のポリエチレン繊維。
4.チーグラー触媒の存在下でエチレン重合を行った超高分子量ポリエチレンとメタロセン触媒の存在下でエチレン重合を行った超高分子量ポリエチレンを含むことを特徴とする上記1~3いずれかに記載のポリエチレン繊維。
5.強度20cN/dtex以上、初期弾性率500cN/dtex以上であることを特徴とする上記1~4いずれかに記載のポリエチレン繊維。
6.上記1~5に記載のポリエチレン繊維を含む組紐、撚糸、釣糸、ロープ及びネット。
本発明のポリエチレンは、測定温度が70℃、測定荷重が破断荷重20%におけるクリープ測定においてクリープ速度が9.0×10-8sec-1以下、測定開始から24時間後の伸度は2.7%以下であり、また伸度3.0%に達するまでの時間が30時間以上、測定開始から96時間後の伸度が5.0%以下であることが好ましい。
また、後述するクリープ寿命が120時間以上であればより好ましい。
係るポリエチレン繊維は、延伸性に優れ、アルキル側鎖を含んだ場合であっても十分に高い強度・弾性率を得ることができることを本願発明者は見出した。
また、本発明のポリエチレン繊維は、1st昇温での融点ピーク温度が、125℃を下回らないことが好ましい。当該融点ピーク温度が125℃を下回ると、延伸性は向上するが、分子量が低い、あるいは結晶化が十分でないため、十分な強度・弾性率が得られない場合がある。
より好ましくは、130以上、更に好ましくは132℃以上である。
1st昇温での融点ピークの熱量は、ポリエチレン繊維におけるアルキル側鎖の立体障害としての寄与を示すものと考えられる。すなわち、アルキル側鎖が立体障害となって、当該部分の結晶構造が乱れ、結晶融解の熱量が低くなると同時に、ポリエチレン分子のスリップを防止し、優れたクリープ特性を示すと考えられる。
また、2nd昇温での融点ピークの熱量は、原料ポリエチレンのアルキル側鎖の数を反映していると考えられる。
当該分子量及び分子量分布の異なる成分を含むことにより、前記1st昇温及び2nd昇温の熱量が、それぞれ255J/g以下、130J/g以下となる多数のアルキル側鎖を有していても、前記DSC測定での1st昇温の融点ピーク温度が140℃より低い、すなわち延伸性に優れ、高強度・高弾性率のポリエチレン繊維を得ることができることを本発明者らは見出した。
本発明のポリエチレン繊維は、その原料ポリエチレンとして超高分子量ポリエチレンを使用することが好ましい。
HポリエチレンとLポリエチレンの極限粘度の差の上限は、15.0dL/g以下であることが本発明のポリエチレン繊維を得るために好ましい。Lポリエチレンの分子量が小さければ、延伸性は向上する一方で、その配合量を大きくすると高い強度の繊維が得られ難くなる傾向があるためである。
本発明のポリエチレン繊維の製造に当たっては、高分子量のポリエチレンを溶解してポリエチレン溶液を作製することが推奨される。ポリエチレンの溶媒としては、例えば、デカリン、テトラリン等の揮発性の有機溶媒やパラフィン等の非揮発性の溶媒を用いることができる。ポリエチレン溶液におけるポリエチレンの濃度は0.5質量%以上、40.0質量%以下が好ましく、より好ましくは2.0質量%以上、30質量%以下、更に好ましくは3.0質量%以上、20質量%以下である。ポリエチレン濃度が0.5質量%より小さいと生産効率が非常に悪くなる。また、ポリエチレン濃度が40.0質量%より大きいと分子量が非常に大きいことに起因し、ゲル紡糸法では後述するノズルから吐出することが困難になることがある。
上述したポリエチレン溶液を押出機など用いてポリエチレンの融点よりも10℃以上高い温度で押出しを行い、定量供給装置を用いて紡糸ノズルに供給する。その後、ポリエチレン溶液を複数のオリフィスが配列した紡糸ノズルを通して吐出することで糸条(ゲル糸状)を形成する。紡糸口金までの温度はポリエチレンの熱分解温度未満とする。
次に吐出したゲル糸状を冷却媒体で冷却しながら引き取る。冷却方法としては、例えば、空気や窒素などの不活性ガスによる乾式クエンチ法でもよいし、混和性の液体、もしくは水等の不混和性の液体を用いた乾湿式クエンチ法でもよい。
上記紡糸工程で引き取った糸状(未延伸糸)を連続的に又は一旦巻き取った後、乾燥・延伸工程を行う。乾燥工程は溶媒を除去することが目的であり、溶媒の除去方法としては揮発性溶媒の場合には熱媒体雰囲気中で行ってもよいし、加熱ローラーを用いてもより。媒体としては、空気、窒素等の不活性ガス、水蒸気、液体媒体等が挙げられる。不揮発性溶媒を用いた場合は、抽出剤等を用いて抽出する方法が挙げられる。抽出剤としては、クロロホルム、ベンゼン、ヘプタン、ノナン、デカン、エタノール、高級アルコール等を用いることができる。
その後の延伸工程では、未延伸糸を加熱した状態で延伸工程の入口での糸速度に対して出口での糸速度は数倍となるよう延伸する。延伸は1回でも複数回に分けてもよいが、1回以上、3回以下であることが好ましい。延伸工程は熱媒体雰囲気中で行ってもよいし、加熱ローラーを用いてもよい。媒体として空気、窒素等の不活性ガス、水蒸気、液体媒体等が挙げられる。
発明者らは、この延伸時の延伸温度は原料ポリエチレンにアルキル側鎖を含まない場合よりも1.0℃~10.0℃低い温度で延伸することにより延伸性が向上し、最終的な繊維強度の向上につながることを見出した。これは原料ポリエチレンにアルキル側鎖が含まれると融点が低くなることが起因していると考えられる。
ウベローデ型毛細粘度管を用い、135℃のデカリン中で種々の希薄溶液の比粘度を測定し、その粘度を濃度に対してプロットし、最小二乗近似で得られる直線の原点への外挿点から、極限粘度を決定した。サンプルに対して1質量%の酸化防止剤(エーピーアイコーポレーション社製、「ヨシノックス(登録商標)BHT」を添加し、135℃で4時間攪拌溶解して測定溶液を調整した。
各試料、250mgをo-ジクロロベンゼン+p-ジクロロベンゼン-d4(7+3vol)に145℃で溶解、120℃でC-NMRを測定し、得られた13C-NMRスペクトルより以下の要領で見積もった。
ポリエチレンのエチレン連鎖ピークを30ppmとした時、メチル側鎖由来のピークは37.5ppm付近に、エチル側鎖由来のピークは34ppm付近に、ブチル側鎖由来のピークは23.5ppm付近に検出される。エチレン連鎖ピークの積分値を1000とした時、37.5ppmのピーク積分値をA、34ppmのピーク積分値をB、23.5ppmのピーク積分値をCだった場合、メチル側鎖数はA/2(個/1000C)、エチル側鎖数はB/2(個/1000C)、ブチル側鎖数はC/2(個/1000C)と算出することができる。
位置の異なる5箇所でサンプルを各々10mにカットし、その重量を測定しその平均値を用いて繊度(dtex)を求めた。
JIS L1013 8.5.1に準拠して測定した。オリエンテック社製「テンシロン」を用いて、試料長200mm(チャック間長さ)、伸長速度100mm/分、雰囲気温度20℃、相対湿度65%条件下で歪―応力曲線を求め、得られた曲線の破断点での応力から引張強度(cN/dtex)を算出し、伸びから破断伸度を、曲線の原点付近の最大勾配を与える接線から弾性率(cN/dtex)を算出した。なお、測定回数は10回とし、その平均値で表した。測定時に試料に印加する初荷重を試料10000m当たりの質量(g)の1/10とした。
TAインスツルメント社製「DSCQ100」を用いて行った。試料を3から5mm以下に切断し、アルミパンに約2mg充填・封入し、同様の空のアルミパンをリファレンスにして、窒素ガス下、10℃/分の昇温速度で30から200℃まで温度を上昇させて(1st昇温)、200℃で5分保持し、200から30℃まで温度を下降させて、30℃で5分保持し、30から200℃まで温度を上昇(2nd昇温)して昇温DSC曲線を求めた。その昇温DSC曲線で得られた吸熱ピークトップ温度を融点ピーク温度とした。また100から170℃の範囲の融解熱量[単位:J/g]を1st昇温における熱量とし、70から150℃の範囲の融解熱量[単位:J/g]を1st昇温における熱量とした。
図1及び図2に示す通り、試料の自由端の片端を固定し、もう一方の端に所定荷重をかけて、その試料の両端間の部分を所定温度に加熱し、測定時間毎に試料の変化量を読み取ってクリープ測定を行った。より具体的な測定法の例を以下に記載する。
ある時刻tにおける試料の伸びεi[mm単位]は、その時刻t[秒単位]での試料につけた印間距離L(t)と初期の試料につけた印間距離L0(50.0cm)との差であり、次のように示される。
εi(t)[%単位]=(L(t)-L0)×100/L0
クリープ速度τ[1/秒単位]は時間1秒刻みの試料の長さの変化と定義され、次のように示される。
τi=(εi-εi-1)/(ti-ti-1)×1/100
測定開始から試料が破断するまで測定し、測定時間毎のクリープ速度を対数目盛上にプロットし、極小値を測定した試料のクリープ速度とする。試料の破断が見られた読み取り時間の直前の読み取り時間をクリープ寿命とする(最終の試料長が読み取れた時間をクリープ寿命とする)。
重合にチーグラー系触媒を用いて、極限粘度20.0dL/g、アルキル側鎖を含まない超高分子量ポリエチレン(A)と重合にメタロセン系触媒を用いて、極限粘度16.9dL/g、炭素原子1000個あたり2.9個のエチル側鎖を有する超高分子量ポリエチレン(B)とデカヒドロナフタレン(デカリン)を重量比(A):(B):デカリン=3:6:91で混合しスラリー状液体を形成させた。極限粘度差は3.1dL/gであった。該物質を混合及び搬送部を備えた二軸スクリュー押出し機で溶解し、得られたポリエチレン溶液を紡糸口金から紡糸口金表面温度175℃で単孔吐出量3.0g/分で吐出した。紡糸口金に形成されたオリフィス数16個であり、オリフィス直径は0.8mmであった。吐出された糸状を引き取りつつ、ノズルと水面の距離を1.5cmとした20℃の水冷バスを用いて速度100.0m/minで引き取りながら糸状物を冷却し、16本の単糸からなる未延伸マルチフィラメント(ゲル糸)とし、連続して該未延伸マルチフィラメントを110℃の熱風で乾燥しながら1.5倍に延伸し、更に連続して140℃の熱風で2.7倍に延伸し、合計延伸倍率が4.0倍の第1延伸糸を得た。得られた第1延伸糸を更に145℃の熱風で2.3倍に延伸し、延伸した状態で直ちに延伸マルチフィラメントを巻き取った。得られた延伸マルチフィラメントの極限粘度は13.9dL/g、物性は繊度46dtex、強度33cN/dtex、初期弾性率は842cN/dtex、破断伸度は4.5%であり、繊維に含まれるアルキル側鎖数は炭素原子1000個あたり2.0個であった。クリープ測定結果はクリープ速度が1.2×10-8sec-1、測定開始から24時間後の伸度は1.5%であり、また伸度3.0%に達するまでの時間が353時間以上、測定開始から96時間後の伸度が1.8%、クリープ寿命は389時間であった。この繊維サンプルのDSC測定の結果は1st昇温での融点ピーク温度は139℃、熱量は241J/g、2nd昇温での熱量は118J/gであった。
実施例1において重量比(A):(B):デカリン=4:5:91に変更した以外は、実施例1と同様にして第1延伸糸を得た。得られた第1延伸糸を更に145℃の熱風で3.0倍に延伸し、延伸マルチフィラメントを得た。得られた延伸マルチフィラメントの極限粘度は14.3dL/g、物性は繊度34dtex、強度42cN/dtex、初期弾性率は1226cN/dtex、破断伸度は4.1%であり、繊維に含まれるアルキル側鎖数は炭素原子1000個あたり1.5個であった。クリープ測定結果はクリープ速度が3.5×10-8sec-1、測定開始から24時間後の伸度は2.5%であり、また伸度3.0%に達するまでの時間が35時間、測定開始から96時間後の伸度が4.4%、クリープ寿命は269時間であった。この繊維サンプルのDSC測定の結果は1st昇温での融点ピーク温度は139℃、熱量は253J/g、2nd昇温での熱量は121J/gであった。
実施例1の超高分子量ポリエチレン(B)を極限粘度16.3dL/g、炭素原子1000個あたり7.0個のエチル側鎖を有する超高分子量ポリエチレン(B)とし、極限粘度差は3.7dL/g、重量比(A):(B):デカリン=6:3:91に変更し、単孔吐出量2.0g/分、紡糸口金に形成されたオリフィス数48個に変更した以外は、実施例1と同様にして延伸マルチフィラメントを得た。得られた延伸マルチフィラメントの極限粘度は15.1dL/g、物性は繊度98dtex、強度34cN/dtex、初期弾性率は1029cN/dtex、破断伸度は4.3%であり、繊維に含まれるアルキル側鎖数は炭素原子1000個あたり2.0個であった。クリープ測定結果はクリープ速度が1.1×10-8sec-1、測定開始から24時間後の伸度は1.3%であり、また伸度3.0%に達するまでの時間が413時間、測定開始から96時間後の伸度が2.2%、クリープ寿命は533時間であった。この繊維サンプルのDSC測定の結果は1st昇温での融点ピーク温度は139℃、熱量は240J/g、2nd昇温での熱量は122J/gであった。
東洋紡株式会社製の超高分子量ポリエチレン繊維「イザナスグレードSK777」の極限粘度は16.5dL/g、物性は繊度1775dtex、強度35cN/dtex、初期弾性率は1190cN/dtex、破断伸度は3.6%であり、繊維に含まれるアルキル側鎖数は炭素原子1000個あたり0個であった。クリープ測定結果はクリープ速度が3.6×10-6sec-1、測定開始から24時間の時点で破断を確認したため測定開始から24時間後の伸度は読み取れなかった、また伸度3.0%に達するまでの時間が2時間、測定開始から96時間後の伸度も読み取ることが出来なかった。クリープ寿命は17時間であった。この繊維サンプルのDSC測定の結果は1st昇温での融点ピーク温度は146℃、熱量は253J/g、2nd昇温での熱量は146J/gであった。
実施例1から超高分子量ポリエチレン(B)を炭素原子1000個あたり3.2個のエチル側鎖を有する超高分子量ポリエチレン(B)、重量比(A):(B):デカリン=0:9:91に変更した以外は実施例1と同様にしたが、水冷バス内で糸状物が破断したため、第1延伸糸が得られなかった。
重合にチーグラー系触媒を用いて、極限粘度20.0dL/g、炭素原子1000個あたり0.5個のエチル側鎖を有する超高分子量ポリエチレン(C)を用いて、重量比(C):デカリン=9:91に変更し、水冷バスからの引き取り速度を40.0m/minに変更し、得られた第1延伸糸を4.0倍に延伸した以外は実施例1と同様にして延伸マルチフィラメントを得た。得られた延伸マルチフィラメントの極限粘度は15.6dL/g、物性は繊度76dtex、強度31cN/dtex、初期弾性率は1050cN/dtex、破断伸度は4.1%であり、繊維に含まれるアルキル側鎖数は炭素原子1000個あたり0.5個であった。クリープ測定結果はクリープ速度が2.8×10-7sec-1、測定開始から24時間後の伸度は4.7%であり、また伸度3.0%に達するまでの時間が15時間、測定開始から96時間後の伸度が13.5%、クリープ寿命は101時間であり、クリープ性能は実施例より劣る結果であった。この繊維サンプルのDSC測定の結果1st昇温での融点ピーク温度は142℃、熱量は258J/g、2nd昇温での熱量は135J/gであった。
2. 金属板
3. 荷重
4. 試料の固定端
5. 蓋
Claims (2)
- メチル、エチル、およびブチル基のいずれかのアルキル側鎖を含み、そのアルキル側鎖数は炭素原子1000個あたり1.0個以上であることを特徴とする、
チーグラー触媒の存在下でエチレン重合を行った超高分子量ポリエチレンとメタロセン触媒の存在下でエチレン重合を行った超高分子量ポリエチレンを含むポリエチレン繊維であって、
測定温度が70℃、測定荷重が破断荷重20%におけるクリープ測定においてクリープ 速度が9.0×10-8sec-1以下、測定開始から24時間後の伸度が2.7%以下 であり、且つ伸度3.0%に達するまでの時間が30時間以上、測定開始から96時間後
の伸度が5.0%以下であり、
示差走査熱量測定(DSC測定)で10℃/分の速度で30から200℃で昇温(1st
昇温)、200℃で5分保持後、10℃/分の速度で200から30℃まで降温、30℃ で5分保持後、10分/分の速度で30から200℃まで昇温(2nd昇温)したときの 1st昇温における融点のピーク温度が140℃以下であり、その融点ピークの100か ら170℃の範囲での熱量が255J/g以下であり、2nd昇温における70から150℃の範囲での熱量が130J/g以下であり、
強度20cN/dtex以上、初期弾性率500cN/dtex以上であることを特徴とするポリエチレン繊維。 - 請求項1に記載のポリエチレン繊維を含む組紐、撚糸、釣糸、ロープ及びネット。
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