JP7358123B2 - 金属-セラミックス回路基板およびその製造方法 - Google Patents

金属-セラミックス回路基板およびその製造方法 Download PDF

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Description

本発明は、セラミックス基板の一方の面に金属回路板が接合した金属-セラミックス回路基板およびその製造方法に関し、特に、パワーモジュール用などの大電力素子搭載用の金属-セラミックス回路基板およびその製造方法に関する。
従来、電気自動車、電車、工作機械などの大電力を制御するために、パワーモジュールが使用されている。このようなパワーモジュール用の絶縁基板として、セラミックス基板の一方の面に接合された金属回路板上のチップ部品や端子の半田付けが必要な部分などにめっきが施された金属-セラミックス回路基板が使用されている。
このようなパワーモジュール用の金属-セラミックス回路基板に使用する金属-セラミックス接合部材として、アルミニウムまたはアルミニウム合金からなる金属部材の全面または一部の面にニッケルめっきが施された金属-セラミックス接合部材が提案されている(例えば、特許文献1参照)。
特開2005-288716号公報(段落番号0008)
しかし、特許文献1の金属-セラミックス接合部材を金属-セラミックス回路基板に使用する場合、アルミニウムやアルミニウム合金からなる金属回路板は軟らかいため、金属部材をエッチングして金属回路板を形成する際に、金属回路板の表面にキズや打痕が生じたり、金属回路板の表面にニッケル層を形成する際に、ニッケル層の表面にしみ(外観ムラ)や変色が生じる場合がある。また、金属回路板を形成する際や金属回路板の一部にニッケル層を形成する際に使用したレジストの剥離が十分でなく、金属回路板やニッケル層の表面にレジストが残存する場合がある。このようなニッケル層の表面に残存するレジストや、ニッケルめっき皮膜の表面のしみや変色により、ニッケル層の半田濡れ性が低下する場合がある。このような金属-セラミックス回路基板の不良品により、金属-セラミックス回路基板の品質のばらつきが生じたり、金属-セラミックス回路基板を製造する際の歩留りが低下するという問題がある。
したがって、本発明は、このような従来の問題点に鑑み、セラミックス基板の一方の面にアルミニウムからなる金属回路板の一方の面が接合し、金属回路板の他方の面にニッケル層が形成された金属-セラミックス回路基板において、金属回路板の表面にキズや打痕が生じ難く、ニッケル層の表面にしみや変色が生じ難く、金属回路板やニッケル層の表面にレジストが残存し難い、金属-セラミックス回路基板およびその製造方法を提供することを目的とする。
本発明者らは、上記課題を解決するために鋭意研究した結果、セラミックス基板の一方の面にアルミニウムまたはアルミニウム合金からなる金属回路板を形成し、この金属回路板の表面の一部にニッケル層を形成した後、金属回路板とニッケル層の表面をウェットブラスト処理により研磨することにより、金属回路板の表面にキズや打痕が生じ難く、ニッケル層の表面にしみや変色が生じ難く、金属回路板やニッケル層の表面にレジストが残存し難い、金属-セラミックス回路基板を製造することができることを見出し、本発明を完成するに至った。
すなわち、本発明による金属-セラミックス回路基板の製造方法は、セラミックス基板の一方の面にアルミニウムまたはアルミニウム合金からなる金属回路板を形成し、この金属回路板の表面の一部にニッケル層を形成した後、金属回路板とニッケル層の表面をウェットブラスト処理により研磨することを特徴とする。
この金属-セラミックス回路基板の製造方法において、ニッケル層を電気めっきにより形成するのが好ましい。また、ウェットブラスト処理は、液体中に樹脂、ガラスおよびセラミックスからなる群から選ばれる少なくとも1種の微粒子を含む研磨材スラリーを金属回路板とニッケル層の表面に噴射することにより行うのが好ましい。この場合、研磨材スラリー中の微粒子の濃度が5~25体積%であるのが好ましく、研磨スラリーを噴射する圧力が0.1~0.4MPaであるのが好ましい。また、ウェットブラスト処理により、金属回路板の表面の最大高さRzを15μm以上にするとともにニッケル層の表面の最大高さRzを金属回路板の表面の最大高さRzよりも8μm以上小さくするのが好ましい。また、金属回路板の形成は、セラミックス基板を収容した鋳型内にアルミニウムまたはアルミニウム合金からなる溶湯を注湯した後、鋳型を冷却して溶湯を凝固させることによって行われるのが好ましい。さらに、ウェットブラスト処理の前に、セラミックス基板の他方の面にアルミニウムまたはアルミニウム合金からなる金属ベース板を形成してもよい。この場合、金属ベース板の形成は、セラミックス基板を収容した鋳型内にアルミニウムまたはアルミニウム合金からなる溶湯を注湯した後、鋳型を冷却して溶湯を凝固させることによって行われるのが好ましい。
また、本発明による金属-セラミックス回路基板は、セラミックス基板の一方の面にアルミニウムからなる金属回路板の一方の面が直接接合し、金属回路板の他方の面にニッケル層が形成された金属-セラミックス回路基板において、金属回路板の表面の最大高さRzが15μm以上であり且つニッケル層の表面の最大高さRzが金属回路板の表面の最大高さRzよりも8μm以上小さいことを特徴とする。この金属-セラミックス回路基板において、ニッケル層の表面の算術平均粗さRaが0.5~2.0μmであるのが好ましい。
本発明によれば、セラミックス基板の一方の面にアルミニウムからなる金属回路板の一方の面が接合し、金属回路板の他方の面にニッケル層が形成された金属-セラミックス回路基板において、金属回路板の表面にキズや打痕が生じ難く、ニッケル層の表面にしみや変色が生じ難く、金属回路板やニッケル層の表面にレジストが残存し難い、金属-セラミックス回路基板およびその製造方法を製造することができる。
本発明による金属-セラミックス回路基板の実施の形態を示す断面図である。 本発明による金属-セラミックス回路基板の製造方法の実施の形態において、セラミックス基板に回路用金属板およびベース用金属板を接合する工程を示す断面図である。 本発明による金属-セラミックス回路基板の製造方法の実施の形態において、回路用金属板とベース用金属板の表面に第1の電着レジストを形成する工程を示す断面図である。 本発明による金属-セラミックス回路基板の製造方法の実施の形態において、第1の電着レジストの一部を除去して回路用金属板の一部を露出させる工程を示す断面図である。 本発明による金属-セラミックス回路基板の製造方法の実施の形態において、回路用金属板の露出部分にニッケルめっき皮膜を形成する工程を示す断面図である。 本発明による金属-セラミックス回路基板の製造方法の実施の形態において、ニッケルめっき皮膜を覆うように第2の電着レジストを形成する工程を示す断面図である。 本発明による金属-セラミックス回路基板の製造方法の実施の形態において、ベース用金属板の外周部を機械加工により切断して金属ベース板を形成する工程を示す断面図である。 本発明による金属-セラミックス回路基板の製造方法の実施の形態において、第1および第2の電着レジストの不要部分を除去する工程を示す断面図である。 本発明による金属-セラミックス回路基板の製造方法の実施の形態において、エッチング処理により、回路用金属板の不要部分を除去して、金属回路板を形成する工程を示す断面図である。 本発明による金属-セラミックス回路基板の製造方法の実施の形態において、第1および第2の電着レジストを剥離する工程を示す図である。
本発明による金属-セラミックス回路基板およびその製造方法の実施の形態では、(好ましくはセラミックス基板を収容した鋳型内にアルミニウムまたはアルミニウム合金からなる溶湯を注湯した後に鋳型を冷却して溶湯を凝固させることによって)セラミックス基板の一方の面にアルミニウムまたはアルミニウム合金からなる金属回路板を形成し、この金属回路板の表面の一部に(好ましくは電気めっきにより)ニッケル層を形成した後、金属回路板とニッケル層の表面を(液体中に樹脂、ガラスおよびセラミックスからなる群から選ばれる少なくとも1種の微粒子を好ましくは5~25体積%含む研磨材スラリーを(好ましくは噴射圧0.1~0.4MPaで)金属回路板とニッケル層の表面に噴射する)ウェットブラスト処理により研磨する。また、ウェットブラスト処理の前に、セラミックス基板の他方の面にアルミニウムまたはアルミニウム合金からなる金属ベース板を形成してもよい。この場合、金属ベース板の形成は、セラミックス基板を収容した鋳型内にアルミニウムまたはアルミニウム合金からなる溶湯を注湯した後に鋳型を冷却して溶湯を凝固させることによって行われるのが好ましい。
以下、添付図面を参照して、本発明による金属-セラミックス回路基板およびその製造方法の実施の形態について詳細に説明する。
図1に示すように、本実施の形態の金属-セラミックス回路基板では、セラミックス基板10の一方の面に厚さ0.3~2mmのアルミニウムからなる金属回路板12の一方の面が直接接合し、金属回路板12の他方の面に厚さ2~50μm(好ましくは5~30μm)のニッケルめっき皮膜18が形成されている。また、セラミックス基板10の他方の面にアルミニウムからなる金属ベース板14の一方の面を直接接合してもよい。また、ニッケルめっき皮膜18上には、半田層22介してチップ部品24を取り付けることができる。
セラミックス基板10として、アルミナ、窒化アルミニウム、窒化珪素、炭化珪素などを主成分とする厚さ0.2~2mmのセラミックス基板を使用することができ、放熱性が求められる場合には窒化アルミニウム基板を使用するのが好ましく、強度が求められる場合には窒化珪素基板を使用するのが好ましい。
ニッケルめっき皮膜18は、純度99質量%以上のニッケルからなるのが好ましく、純度99.5質量%以上のニッケルからなるのがさらに好ましい。このようなニッケルめっき皮膜18は、ワット浴からなるニッケルめっき液を使用して電流密度3~40A/dmで電気めっきを行うことにより形成するのが好ましく、電流密度5~20A/dmで電気めっきを行うことにより形成するのがさらに好ましい。このように、ニッケルめっき皮膜18は、電気めっきで形成することができるので、無電解Ni-Pめっき皮膜を形成する場合と比べて、低コストで形成することができる。
金属回路板12と金属ベース板14は、純度99質量%以上のアルミニウムからなるのが好ましく、純度99.7質量%以上のアルミニウムからなるのがさらに好ましく、純度99.9質量%以上のアルミニウムからなるのが最も好ましい。このように(硬度が低く柔らかい)純度99質量%以上のアルミニウムからなる金属回路板12および金属ベース板14をセラミックス基板10に直接接合すれば、接合時や接合後にヒートサイクルが繰り返し加えられたときに、アルミニウムとセラミックスの間の熱膨張差による応力の発生によりセラミックス基板10にクラックが発生するのを抑制することができ、金属-セラミックス回路基板の耐ヒートサイクル性を向上させることができる。また、金属回路板12と金属ベース板14がアルミニウム合金からなる場合、Si、Ti、Bなどの元素を含むアルミニウム合金でもよい。このようにSi、Ti、Bなどの添加元素を含むアルミニウム合金からなる金属回路板12および金属ベース板14をセラミックス基板10に直接接合すれば、接合時や接合後にヒートサイクルが繰り返し加えられたときに、金属回路板12および金属ベース板14の表面のアルミニウム合金の結晶粒界に対応する部分に大きなしわのような変形(段差)が生じるのを防止して、金属回路板に半田付けされた半導体素子などのチップ部品の割れ(破損)を防止することができる。Si、Ti、Bなどの添加元素の量は、金属-セラミックス回路基板の放熱性や電気伝導性の観点から3質量%以下であるのが好ましく、1質量%以下であるのがさらに好ましい。
なお、アルミニウムまたはアルミニウム合金からなる金属回路板12および金属ベース板14のビッカース硬度Hvは、15~50程度であるのが好ましい。この金属回路板12および金属ベース板14のビッカース硬度Hv(15~50程度)と、ニッケルめっき皮膜18のビッカース硬さHv(150~250程度)との差が大きいため、金属回路板12(および金属ベース板14)とニッケルめっき皮膜18の表面を同一の条件でウェットブラスト処理しても、ニッケルめっき皮膜18の研磨量や表面粗さの増大を抑制することができる。金属回路板12(および金属ベース板14)とニッケルめっき皮膜18の表面を同一の条件でウェットブラスト処理すると、ニッケルめっき皮膜18の表面のしみや変色を除去することができるが、ニッケルめっき皮膜18の厚さ方向には殆ど(1μm以下)研磨されないので、ニッケルめっき皮膜18の厚さを維持しながら、金属回路板12の表面のキズや打痕を除去し、ニッケルめっき皮膜18の表面のしみや変色を除去するとともに、金属回路板12やニッケルめっき皮膜18の表面のレジストを除去することができる。
金属ベース板14は、放熱板として使用することができ、他方の面(裏面)に多数のピンやフィンが一体に形成された放熱板でもよい。また、金属ベース板14の内部に、窒化アルミニウム基板などのセラミックス基板からなる強化部材を配置してもよい。
本発明による金属-セラミックス回路基板の実施の形態は、図1および図2A~図2Iに示すように、本発明による金属-セラミックス回路基板の製造方法の実施の形態によって製造することができる。
本発明による金属-セラミックス回路基板の製造方法の実施の形態では、まず、図2Aに示すように、セラミックス基板10の一方の面に回路用金属板12’を直接接合するとともに、他方の面にベース用金属板14’を直接接合して、金属-セラミックス接合基板を作製する。セラミックス基板10と回路用金属板12’およびベース用金属板14’との直接接合は、セラミックス基板10を収容した鋳型内にアルミニウム溶湯を注湯した後、鋳型を冷却して溶湯を凝固させる、所謂溶湯接合法によって行うことができる。
次に、図2Bに示すように、回路用金属板12’とベース用金属板14’の(露出している)表面の略全面を覆うように第1の電着レジスト16を形成する。この第1の電着レジスト16の形成は、金属-セラミックス接合基板を電着槽内の電着フォトレジスト液に浸漬し、回路用金属板12’とベース用金属板14’に取り付けられた(図示しない)電極間に電圧を印加することにより、回路用金属板12’とベース用金属板14’の(露出している)表面の略全面を覆うように電着レジスト皮膜を形成し、乾燥した後、紫外線により露光して硬化させることにより形成することができる。なお、第1の電着レジスト16を形成する前に、バフ研磨などにより、回路用金属板12’とベース用金属板14’の表面の算術平均粗さRaが0.1~2μm程度になるように調整するのが好ましい。
次に、図2Cに示すように、第1の電着レジスト16のうち、回路用金属板12’の表面に形成された第1のレジスト16の一部を(レーザー照射などにより)除去して回路用金属板12’の一部を露出させる。
次に、回路用金属板12’の露出部分にニッケルめっき液を接触させて電気めっきを行うことにより、図2Dに示すように、回路用金属板12’の露出部分にニッケルめっき皮膜18を形成する。
次に、図2Eに示すように、ニッケルめっき皮膜18を覆うように第2の電着レジスト20を形成する。この第2の電着レジスト20の形成は、第1の電着レジスト16の形成方法と同様の方法により行うことができる。
次に、図2Fに示すように、ベース用金属板14’の外周部を機械加工により切断して金属ベース板14を形成する。
次に、図2Gに示すように、回路用金属板12’の表面に形成された電着レジスト(第1の電着レジスト16と第2の電着レジスト20)のうち、ニッケルめっき皮膜18を覆う所定の部分以外の電着レジストの不要部分を(レーザー照射などにより)除去して回路用金属板12’の不要部分(回路パターン以外の部分)を露出させる。
次に、図2Hに示すように、エッチング処理を行うことにより、回路用金属板12’の不要部分を除去して所望の回路パターンの金属回路板12を形成する。なお、所謂溶湯接合法によってセラミックス基板10と回路用金属板12’およびベース用金属板14’とを直接接合した場合には、回路用金属板12’およびベース用金属板14’の不要部分として、(図示しない)湯道の部分も除去する。
次に、図2Iに示すように、レジスト剥離液により電着レジスト(第1の電着レジスト16と第2の電着レジスト20)を剥離して、セラミックス基板10の一方の面に所望の回路パターンの金属回路板12が直接接合するとともに他方の面に金属ベース板14が直接接合した金属-セラミックス回路基板を作製する。
次に、この金属-セラミックス回路基板の金属回路板12とニッケルめっき皮膜18の表面を(液体中に微粒子を含む研磨材スラリー(砥粒スラリー)を(幅広ガンなどの研磨剤スラリー供給装置から)被処理物の表面に噴射する)ウェットブラスト処理により研磨する。このウェットブラスト処理では、被処理物の反りや被処理物の数にかかわらず、被処理物を平坦に研磨することができる。このウェットブラスト処理の後、シャワー方式の荒水洗を行い、さらに3段階のシャワー方式の水洗を行い、最後に熱風乾燥を行う。
このウェットブラスト処理の後のニッケルめっき皮膜18の厚さは、薄過ぎると金属-セラミックス回路基板の耐ヒートサイクル性が低下するおそれがあるので、好ましくは2μm以上(さらにが好ましくは10μm以上)であり、厚過ぎるとめっき時間が長くなって製造コストが増大するので、好ましくは20μm以下である。
研磨材スラリー中の微粒子の濃度(微粒子濃度)は、5~25体積%であるのが好ましく、研磨剤スラリーを噴射する圧力(噴射圧)は、0.1~0.4MPaであるのが好ましい。微粒子濃度や噴射圧が高過ぎると、セラミックス基板10へのダメージが大きくなってセラミックス基板10の強度が低下するおそれがあり、また、ニッケルめっき皮膜18や金属回路板12の表面が粗くなり過ぎて金属-セラミックス回路基板の信頼性が低下するおそれがある。一方、粒子濃度や噴射圧が低過ぎると、ニッケルめっき皮膜18や金属回路板12の表面が十分に研磨されず、キズや打痕が残ったり、不要なレジストが残留して、めっきしみ、変色、半田濡れ不良の原因になるおそれがある。また、研磨剤スラリー中の微粒子は、樹脂、ガラスまたはセラミックスからなる(好ましくは粒径50~250μmの)微粒子を使用することができ、メラミン樹脂やフェノール樹脂などの樹脂からなる微粒子を使用するのが好ましい。
このように金属-セラミックス回路基板の金属回路板12とニッケルめっき皮膜18の表面をウェットブラスト処理により研磨すると、金属回路板12に形成されたニッケルめっき皮膜18の表面の変色や外観ムラを抑制し、金属回路板12の表面や金属ベース板14(の金属回路板12側)の表面のキズや打痕不良の発生を抑制して歩留りの低下を防ぎ、金属-セラミックス回路基板の生産性を向上させることができる。また、金属-セラミックス回路基板の金属回路板12の表面をウェットブラスト処理により1~30μm(好ましくは2~10μm)程度研磨すると、セラミックス基板10に回路用金属板12’やベース用金属板14’を溶湯接合する際に使用した鋳型の傷跡が転写された(高さ20μm程度以下の)突起部を除去することができる。
なお、このウェットブラスト処理により、金属回路板12の表面の算術平均粗さRaと最大高さRzを、それぞれ0.2~0.8μm程度と3~7μm程度から、好ましくは1.0~5.0μm(さらに好ましくは2~4μm)と15μm以上(さらに好ましくは15~35μm、最も好ましくは20~30μm)にし、ニッケルめっき皮膜18の表面の算術平均粗さRaと最大高さRzを、それぞれ0.2~2μm程度と5~20μm程度から、好ましくは0.5~2.0μmと8~20μm程度にする。また、このウェットブラスト処理により、ニッケルめっき皮膜18の表面の算術平均粗さRaが金属回路板12の表面の算術平均粗さRaよりも0.4μm以上小さく、ニッケルめっき皮膜18の表面の最大高さRzの差が金属回路板12の表面の最大高さRzよりも好ましくは8μm以上(さらに好ましくは10μm以上)小さくなる。
このようにして作製した金属-セラミックス回路基板の金属回路板12上のニッケルめっき皮膜18上には、図1に示すように、半田層22などを介してチップ部品24を半田付けすることができる。
以下、本発明による金属-セラミックス回路基板およびその製造方法の実施例について詳細に説明する。
[実施例1]
セラミックス基板として71mm×70mm×0.6mmの大きさの略矩形の窒化アルミニウム基板を鋳型内に収容した後、鋳型内を窒素雰囲気にした状態で加熱し、純度99.9質量%のアルミニウムからなる溶湯をその表面の酸化膜を取り除きながら鋳型内に注湯し、その後、鋳型を冷却して溶湯を凝固させることによって、セラミックス基板の一方の面に70mm×69mm×0.6mmの大きさの略矩形の回路用金属板が直接接合するとともに、セラミックス基板の他方の面に84mm×98mm×2.8mmの大きさの略矩形のベース用金属板が直接接合した金属-セラミックス接合基板を作製した。
このようにして作製した金属-セラミックス接合基板の回路用金属板およびベース用金属板の表面をバフ研磨した後、金属-セラミックス接合基板を電着槽内の電着フォトレジスト液に浸漬し、回路用金属板とベース用金属板に取り付けた電極間に120Vの電圧を印加することにより、回路用金属板とベース用金属板の(露出している)表面の略全面を覆うように電着レジスト皮膜を形成し、80℃で30分間乾燥した後、紫外線により露光して硬化させることにより、厚さ15μmの第1の電着レジストを形成した。
このようにして形成された第1の電着レジストのうち、回路用金属板の表面に形成された第1の電着レジストの15mm×15mmの大きさの略矩形の部分にレーザー照射することにより、その部分の電着レジストを除去して回路用金属板を露出させた後、その露出部分をワット浴からなる液温50℃のニッケルめっき液に接触させて電流密度20A/dmで電気めっきを行うことにより、回路用金属板の露出部分に厚さ10μmのニッケルめっき皮膜を形成した。
このようにしてニッケルめっき皮膜を形成した金属-セラミックス接合基板のニッケルめっき皮膜を覆うように、第1の電着レジストの形成方法と同様の方法により、厚さ15μmの第2の電着レジストを形成し、その後、ベース用金属板の外周部を機械加工により切断して金属ベース板を形成した。
次に、回路用金属板の表面に形成された電着レジスト(第1および第2の電着レジスト)のうち、ニッケルめっき皮膜とその周りの部分を覆う69mm×66mmの大きさの略矩形の分以外の電着レジストの不要部分にレーザー照射することにより、その電着レジストの不要部分を除去して回路用金属板とベース用金属板の不要部分を露出させた後、塩化第二鉄溶液によってエッチング処理を行うことにより、回路用金属板の不要部分を除去して所望の回路パターンの金属回路板を形成し、その後、乳酸を主成分とするレジスト剥離液により電着レジストを剥離して、セラミックス基板の一方の面に所望の回路パターンの金属回路板が直接接合するとともに他方の面に金属ベース板が直接接合した金属-セラミックス回路基板を作製した。
このようにして作製した金属-セラミックス回路基板200個について、ニッケルめっき皮膜および金属回路板の表面を観察したところ、ニッケルめっき皮膜の表面にしみ(または変色)が認められるとともに金属回路板の表面にキズや打痕が認められた不良品の金属-セラミックス回路基板が10個あった。
これらの10個の不良品の金属-セラミックス回路基板のうちの3個の金属-セラミックス回路基板について、ウェットブラスト装置(マコー株式会社製)を使用し、平均粒径(D50)159μmのメラミン樹脂粒子(マコー株式会社製の樹脂多角形研磨材(マコーレジンTYPEIII)(平均粒径(D50)は株式会社セイシン企業製のロボットシフターRPS105で測定))を20体積%含む研磨材スラリーを噴射圧0.2MPa、幅広ガンからの距離20mm、幅広ガンの移動速度10mm/秒で噴射するウェットブラスト処理により、金属回路板およびニッケルめっき皮膜の表面を研磨した後、水洗し、乾燥した。
このようにしてウェットブラスト処理した金属-セラミックス回路基板について、金属回路板の表面を目視により観察したところ、金属回路板の表面にキズや打痕は認められず、レジストの残存も認められなかった。また、ニッケルめっき皮膜の表面を目視により観察するとともに表面の半田濡れ性を評価したところ、ニッケルめっき皮膜の表面にしみや変色は認められず、レジストの残存も認められず、半田濡れ性も良好であった。
また、ウェットブラスト処理した金属-セラミックス回路基板について、金属回路板およびニッケルめっき皮膜の厚さを測定したところ、ウェットブラスト処理前と比べて、金属回路板の厚さが3.6μm減少し、ニッケルめっき皮膜の厚さが1μm未満だけ減少した。
また、ウェットブラスト処理前後の金属回路板およびニッケルめっき皮膜の表面粗さとして算術平均粗さRaと最大高さRzを求めたところ、ウェットブラスト処理前の金属回路板の表面の算術平均粗さRaと最大高さRzはそれぞれ0.393μm、5.51μm、ニッケルめっき皮膜の表面の算術平均粗さRaと最大高さRzはそれぞれ1.066μm、12.507μmであり、ウェットブラスト処理後の金属回路板の表面の算術平均粗さRaと最大高さRzはそれぞれ2.365μm、27.717μm、ニッケルめっき皮膜の表面の算術平均粗さRaと最大高さRzはそれぞれ1.122μm、13.416μmであった。
[実施例2]
実施例1で作製した10個の不良品の金属-セラミックス回路基板のうちの2個の金属-セラミックス回路基板について、実施例1と同様のウェットブラスト処理を2回行った。このウェットブラスト処理を行った金属-セラミックス回路基板について、金属回路板の表面を目視により観察したところ、金属回路板の表面にキズや打痕は認められず、レジストの残存も認められなかった。また、ニッケルめっき皮膜の表面を目視により観察するとともに表面の半田濡れ性を評価したところ、ニッケルめっき皮膜の表面にしみや変色は認められず、レジストの残存も認められず、半田濡れ性も良好であった。
[実施例3]
実施例1で作製した10個の不良品の金属-セラミックス回路基板のうちの2個の金属-セラミックス回路基板について、メラミン樹脂粒子を10体積%含む研磨材スラリーを噴射圧0.15MPaで噴射した以外は、実施例1と同様のウェットブラスト処理を2回行った。このウェットブラスト処理を行った金属-セラミックス回路基板について、金属回路板の表面を目視により観察したところ、金属回路板の表面にキズや打痕は認められず、レジストの残存も認められなかった。また、ニッケルめっき皮膜の表面を目視により観察するとともに表面の半田濡れ性を評価したところ、ニッケルめっき皮膜の表面にしみや変色は認められず、レジストの残存も認められず、半田濡れ性も良好であった。
[実施例4]
セラミックス基板として92mm×120mm×1.0mmの大きさの略矩形の窒化アルミニウム基板を鋳型内に収容した後、鋳型内を窒素雰囲気にした状態で加熱し、(0.5質量%のSiと0.05質量%のBを含み、残部がアルミニウムと不可避不純物からなる)アルミニウム合金の溶湯をその表面の酸化膜を取り除きながら鋳型内に注湯し、その後、鋳型を冷却して溶湯を凝固させることによって、セラミックス基板の一方の面に90mm×120mm×0.4mmの大きさの略矩形の回路用金属板が直接接合するとともに、セラミックス基板の他方の面に100mm×140mm×3.6mmの大きさの略矩形のベース用金属板が直接接合した金属-セラミックス接合基板を作製した。
このようにして金属-セラミックス接合基板を作製した後、回路用金属板の表面に形成された電着レジスト(第1および第2の電着レジスト)の不要部分を、ニッケルめっき皮膜とその周りの部分を覆う86mm×114mmの大きさの略矩形の分以外の電着レジストの不要部分とした以外は、実施例1と同様の方法により、200個の金属-セラミックス回路基板を作製し、不良品の金属-セラミックス回路基板のうちの5個の金属-セラミックス回路基板について、(実施例1と同様の)メラミン樹脂粒子を12体積%含む研磨材スラリーを噴射圧0.17MPaで噴射した以外は、実施例1と同様のウェットブラスト処理を2回行った。このウェットブラスト処理を行った金属-セラミックス回路基板について、金属回路板の表面を目視により観察したところ、金属回路板の表面にキズや打痕は認められず、レジストの残存も認められなかった。また、ニッケルめっき皮膜の表面を目視により観察するとともに表面の半田濡れ性を評価したところ、ニッケルめっき皮膜の表面にしみや変色は認められず、レジストの残存も認められず、半田濡れ性も良好であった。
また、ウェットブラスト処理した金属-セラミックス回路基板について、金属回路板およびニッケルめっき皮膜の厚さを測定したところ、ウェットブラスト処理前と比べて、金属回路板の厚さが2.9μm減少し、ニッケルめっき皮膜の厚さが1μm未満だけ減少した。
また、ウェットブラスト処理前後の金属回路板およびニッケルめっき皮膜の表面粗さとして算術平均粗さRaと最大高さRzを求めたところ、ウェットブラスト処理前の金属回路板の表面の算術平均粗さRaと最大高さRzはそれぞれ0.435μm、5.393μm、ニッケルめっき皮膜の表面の算術平均粗さRaと最大高さRzはそれぞれ0.511μm、7.912μmであり、ウェットブラスト処理後の金属回路板の表面の算術平均粗さRaと最大高さRzはそれぞれ2.320μm、25.392μm、ニッケルめっき皮膜の表面の算術平均粗さRaと最大高さRzはそれぞれ1.368μm、11.427μmであった。
[実施例5]
セラミックス基板として71mm×72mm×0.6mmの大きさの略矩形の窒化アルミニウム基板と、強化部材として71mm×79mm×0.6mmの大きさの略矩形の窒化アルミニウム基板とを略平行に1.9mm離間して鋳型内に収容した後、鋳型内を窒素雰囲気にした状態で加熱し、純度99.9質量%のアルミニウムからなる溶湯をその表面の酸化膜を取り除きながら鋳型内に注湯し、その後、鋳型を冷却して溶湯を凝固させることによって、セラミックス基板の一方の面に65mm×66mm×0.4mmの大きさの略矩形の回路用金属板が直接接合するとともに、セラミックス基板の他方の面に98mm×78mm×4mmの大きさの略矩形のベース用金属板の一方の面が直接接合し、このベース用金属板の内部に71mm×79mm×0.6mmの大きさの略矩形の強化部材が配置し、ベース用金属板の他方の面に高さ8mmで直径2mmの525本の柱状突起部(放熱ピン)が3mm間隔で一体に形成された金属-セラミックス接合基板を作製した。
このようにして作製した金属-セラミックス回路基板200個について、ニッケルめっき皮膜および金属回路板の表面を観察したところ、ニッケルめっき皮膜の表面にしみ(または変色)が認められるとともに金属回路板の表面にキズや打痕が認められた不良品の金属-セラミックス回路基板が10個あった。
これらの10個の不良品の金属-セラミックス回路基板のうちの3個の金属-セラミックス回路基板について、実施例1と同様のウェットブラスト処理を行った。このウェットブラスト処理を行った金属-セラミックス回路基板について、金属回路板の表面を目視により観察したところ、金属回路板の表面にキズや打痕は認められず、レジストの残存も認められなかった。また、ニッケルめっき皮膜の表面を目視により観察するとともに表面の半田濡れ性を評価したところ、ニッケルめっき皮膜の表面にしみや変色は認められず、レジストの残存も認められず、半田濡れ性も良好であった。
10 セラミックス基板
12 金属回路板
12’ 回路用金属板
14 金属ベース板
14’ ベース用金属板
16 第1の電着レジスト
18 ニッケルめっき皮膜
20 第2の電着レジスト
22 半田層
24 チップ部品

Claims (10)

  1. セラミックス基板の一方の面にアルミニウムまたはアルミニウム合金からなる金属回路板を形成し、この金属回路板の表面の一部にニッケル層を形成した後、金属回路板とニッケル層の表面をウェットブラスト処理により研磨することによって、金属回路板の表面の最大高さRzを15μm以上にするとともにニッケル層の表面の最大高さRzを前記金属回路板の表面の最大高さRzよりも8μm以上小さくすることを特徴とする、金属-セラミックス回路基板の製造方法。
  2. 前記ニッケル層を電気めっきにより形成することを特徴とする、請求項1に記載の金属-セラミックス回路基板の製造方法。
  3. 前記ウェットブラスト処理は、液体中に樹脂、ガラスおよびセラミックスからなる群から選ばれる少なくとも1種の微粒子を含む研磨材スラリーを金属回路板とニッケル層の表面に噴射することにより行うことを特徴とする、請求項1または2に記載の金属-セラミックス回路基板の製造方法。
  4. 前記研磨材スラリー中の微粒子の濃度が5~25体積%であることを特徴とする、請求項3に記載の金属-セラミックス回路基板の製造方法。
  5. 前記研磨スラリーを噴射する圧力が0.1~0.4MPaであることを特徴とする、請求項3または4に記載の金属-セラミックス回路基板の製造方法。
  6. 前記金属回路板の形成は、前記セラミックス基板を収容した鋳型内にアルミニウムまたはアルミニウム合金からなる溶湯を注湯した後、鋳型を冷却して溶湯を凝固させることによって行われることを特徴とする、請求項1乃至のいずれかに記載の金属-セラミックス回路基板の製造方法。
  7. 前記ウェットブラスト処理の前に、前記セラミックス基板の他方の面にアルミニウムまたはアルミニウム合金からなる金属ベース板を形成することを特徴とする、請求項1乃至のいずれかに記載の金属-セラミックス回路基板の製造方法。
  8. 前記金属ベース板の形成は、前記セラミックス基板を収容した鋳型内にアルミニウムまたはアルミニウム合金からなる溶湯を注湯した後、鋳型を冷却して溶湯を凝固させることによって行われることを特徴とする、請求項に記載の金属-セラミックス回路基板の製造方法。
  9. セラミックス基板の一方の面にアルミニウムからなる金属回路板の一方の面が直接接合し、金属回路板の他方の面にニッケル層が形成され、金属回路板とニッケル層の表面がウェットブラスト処理された金属-セラミックス回路基板において、金属回路板の表面の最大高さRzが15μm以上であり且つニッケル層の表面の最大高さRzが金属回路板の表面の最大高さRzよりも8μm以上小さいことを特徴とする、金属-セラミックス回路基板。
  10. 前記ニッケル層の表面の算術平均粗さRaが0.5~2.0μmであることを特徴とする、請求項に記載の金属-セラミックス回路基板。
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