JP7357760B2 - エチレン分解炉の繊維内張り表面の工事方法 - Google Patents
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Description
S1:繊維内張り表面をレベリングするステップと、
S2:レベリングされた前記繊維内張り表面を湿潤させるステップと、
S3:湿潤された前記繊維内張り表面に対して発根操作を行うステップと、
S4:前記繊維内張り表面が乾燥していないうちに、発根操作後の前記繊維内張り表面に高温塗料を塗布するステップであって、塗布過程で、前記繊維内張り表面には複数本の膨張スリットを予備するステップと、を含む。
任意の隣接する2つの繊維モジュールの繋ぎ目の縁を同一平面に保持するように、平板を利用して、繊維内張り表面の平らでない部位を叩くステップを含む。
レベリングされた前記繊維内張り表面に噴水するステップであって、平方メートルあたりの前記繊維内張り表面に480~520gの水を使用するステップを含む。
レベリングされた前記繊維内張り表面に、シリカゾルと水との希釈剤である湿潤剤を吹き付けるステップであって、前記シリカゾルの固形分含有量は28~35%であるステップと、
前記湿潤剤における水の質量と前記シリカゾルの質量との比は(0.9-1.1):1である場合、平方メートルあたりの前記繊維内張り表面に950~1100gの前記湿潤剤を使用するステップと、
前記湿潤剤における水の質量と前記シリカゾルの質量との比は(1.8-2.2):1である場合、平方メートルあたりの前記繊維内張り表面に750~850gの前記湿潤剤を使用するステップと、含む。
平方メートルあたりの前記繊維内張り表面に、孔径が10~20cmであり、孔深さが20~50cmである孔を3~5個開けるステップと、
全ての前記孔を塗料で埋め尽くすステップと、を含む。
ステンレス鋼コテ板を利用して、層別化塗布を行うステップであって、各層の塗り厚は3~8mmであり、平方メートルあたりの前記繊維内張り表面に5~10kgの高温塗料を使用するステップを含む。
空気圧縮吹付機器を利用して、層別化吹付を行い、1層を吹付した後、30~60min乾燥し、そして、次の層の吹付を行って、平方メートルあたりの前記繊維内張り表面に5~10kgの高温塗料を使用するステップを含む。
空気圧縮吹付機器の空気圧を4kgに調節し、吹付距離を20~80cmに制御し、各層に2~3mm吹き付けて、層別化塗布を行うステップ、または、
空気圧縮吹付機器の空気圧を5kgに調節し、吹付距離を20~80cmに制御し、各層に2~3mm吹き付けて、層別化塗布を行うステップ、または、
空気圧縮吹付機器の空気圧を6kgに調節し、吹付距離を20~50cmに制御し、各層に2~3mm吹き付けて、層別化塗布を行うステップを含む。
高温塗料を攪拌し、高温塗料が長期放置によって増粘した場合、高温塗料に1%~2%の水を添加し、希釈して攪拌することで、高温塗料と水とを均一に混合するステップを含む。
前記繊維内張り表面に3~5mの高温塗料を吹き付けたごとに、幅が5~10mmである膨張スリットを予備する。
S1:繊維内張り表面をレベリングするステップと、
S2:レベリングされた前記繊維内張り表面を湿潤させるステップと、
S3:湿潤された前記繊維内張り表面に対して発根操作を行うステップと、
S4:前記繊維内張り表面が乾燥していないうちに、発根操作後の前記繊維内張り表面に高温塗料を吹き付けるステップであって、吹付過程で、前記繊維内張り表面には複数本の膨張スリットを予備するステップと、を含む。
本発明の実施例が提供したエチレン分解炉の繊維内張り表面の工事方法について、明細書の図面1を参照して、以下のステップを含み、
S1:繊維内張り表面をレベリングする。エチレン分解炉のバッキング層及び繊維モジュールの工事が完了した後、繊維内張り表面をレベリングして、隣接する繊維モジュールの繋ぎ目の縁が同一平面に保持されるまで、平らでない部位を平板で叩いて、即ち、繊維内張り表面を平坦まで叩くことで、繊維内張り表面に平坦な平面を呈させ;
S2:繊維内張り表面に対して湿潤処理を行う。高温塗料と繊維内張りとの結合効果を向上させるために、まず、湿潤剤を利用して、繊維内張り表面に対して湿潤処理を行う。前記湿潤剤は水を採用し、吹付機器を利用して、湿潤剤を表面に吹き付けて、平方メートルあたりの繊維内張りに480~520gの水を吹き付けて、表面の湿潤処理を行って、最も好ましくは、平方メートルあたりの繊維内張りに500gの水を吹き付け;
S3:発根操作を行う。まず、穿孔機を利用して、繊維内張り表面に孔を作り、平方メートルあたりの繊維内張りに、孔径が10~20mmであり、孔深さが20~50mmである孔を3~5個開けて、そして、発根用塗料をグルーガンに充填し、孔が発根塗料で満たされるまで、グルーガンで塗料を前記作られた孔に圧入し;
S4:塗布操作を行う。繊維内張り表面の湿潤剤が乾燥していないうちに、塗りまたは吹付方式で、繊維内張り表面の高温塗料の工事を行う。塗り方式で工事を行うと、専用のステンレス鋼コテ板を利用して、数回に分けて、均一に塗って、塗り厚は3~8mmである。吹付方式で工事を行って、空気圧縮吹付方法で吹き付けると、まず、吹付機器の詰まりを防止するために、専用の吹付機器を洗浄し、吹付機器の管路が清潔でスムーズであることを保証し、そして、吹付機器に塗料を充填して吹き付けを行い、空気圧が4kgであり、吹付距離が20cm~80cmであり、コーティングの厚さが設計要求に達するまで、毎回2~3mmだけ吹き付け、30min~60min自然乾燥した後、次の吹付を行う。塗り及び吹付方法で工事を行うと、平方メートルあたりの内張りは、5~10kgの高温塗料を必要とする。
エチレン分解炉の繊維内張り表面の工事方法は、以下のステップを含み、
S1:実施例1に類似し、まず、繊維内張り表面をレベリングする。エチレン分解炉のバッキング層及び繊維モジュールの工事が完了した後、繊維内張り表面をレベリングして、隣接する繊維モジュールの繋ぎ目の縁を同一平面に保持するまで、平らでない部位を平板で叩き;
S2:繊維内張り表面に対して湿潤処理を行って、実施例1と異なるのは、ここで、湿潤剤は水ではなく、シリカゾルと水との希釈剤であり、具体的に、高温塗料と繊維内張りとの結合効果を向上させるために、まず、湿潤剤を利用して、繊維内張り表面に対して湿潤処理を行う。前記湿潤剤は具体的に、シリカゾルと水との希釈剤であり、シリカゾルの固形分含有量は28~35%であり、最も好ましくは、30%であり、湿潤剤における、水の質量とシリカゾルの質量との比は(0.9-1.1):1であり、最も好ましくは、1:1の配合比率であり、平方メートルあたりの繊維内張り表面に950~1100g、最も好ましくは、1000gの湿潤剤を使用する。
S4:塗布を行って、実施例1と異なるのは、異なる空気圧及び吹付距離で吹き付けてもよく、即ち、繊維内張り表面の湿潤剤が乾燥する前に、塗りまたは吹付方式で、繊維内張り表面の高温塗料の工事を行う。塗り方式で工事を行うと、専用のステンレス鋼コテ板を利用して、数回に分けて、均一に塗って、塗り厚は3~8mmである。吹付方式で工事を行って、空気圧縮吹付方法で吹き付けると、まず、吹付機器の詰まりを防止するために、専用の吹付機器を洗浄し、吹付機器の管路が清潔でスムーズであることを保証し、そして、吹付機器に塗料を充填して吹き付け、空気圧が5kgであり、吹付距離が20cm~80cmであり、コーティングの厚さが設計要求に達するまで、毎回2~3mmだけ吹き付け、30min~60min自然乾燥した後、次の吹付を行う。塗り及び吹付方法で工事を行うと、平方メートルあたりの内張りは、5~10kgの高温塗料を必要とする。
エチレン分解炉の繊維内張り表面の工事方法は、以下のステップを含み、
S1:実施例一に類似し、繊維内張り表面をレベリングする。エチレン分解炉のバッキング層及び繊維モジュールの工事が完了した後、繊維内張り表面をレベリングし、隣接する繊維モジュールの繋ぎ目の縁を同一平面に保持するまで、平らでない部位を平板で叩き;
S2:繊維内張り表面に対して湿潤処理を行い、実施例2との相違点は、湿潤剤における、水の質量とシリカゾルの質量との比であり、具体的に、繊維内張り表面に対して湿潤処理を行う。高温塗料と繊維内張りとの結合効果を向上させるために、まず、湿潤剤を利用して、繊維内張り表面に対して湿潤処理を行う。前記湿潤剤は具体的に、シリカゾルと水との希釈剤であり、シリカゾルの固形分含有量は28~35%であり、好ましくは、30%であり、湿潤剤における、水の質量とシリカゾルの質量との比は(1.8-2.2):1であり、好ましくは、2:1の配合比率であり、平方メートルあたりの繊維内張り表面に750~850g、好ましくは、800gの湿潤剤を使用する。
S4:塗布を行って、実施例2の空気圧及び吹付距離と異なって、即ち、繊維内張り表面の湿潤剤が乾燥する前に、塗りまたは吹付方式で、繊維内張り表面の高温塗料の工事を行う。塗り方式で工事を行うと、専用のステンレス鋼コテ板を利用して、数回に分けて均一に塗り、塗り厚は3~8mmである。吹付方式で工事を行って、空気圧縮吹付方法で吹き付けると、まず、吹付機器の詰まりを防止するために、専用の吹付機器を洗浄し、吹付機器の管路が清潔でスムーズであることを保証し、そして、吹付機器に塗料を充填して吹き付け、空気圧が6kgであり、吹付距離が20cm~50cmであり、コーティングの厚さが設計要求に達するまで、毎回2~3mmだけ吹き付け、30min~60min自然乾燥した後、次の吹付を行う。塗り及び吹付方法で工事を行うと、平方メートルあたりの内張りは、5~10kgの高温塗料を必要とする。
Claims (10)
- S1:セラミック繊維内張り表面をレベリングするステップと、
S2:レベリングされた前記セラミック繊維内張り表面を湿潤させるステップと、
S3:湿潤された前記セラミック繊維内張り表面に対して発根操作を行うステップであって、前記発根操作は、平方メートルあたりの前記セラミック繊維内張り表面に複数の孔を開けて、全ての前記孔を塗料で埋め尽くす操作である、ステップと、
S4:前記セラミック繊維内張り表面が乾燥していないうちに、発根操作後の前記セラミック繊維内張り表面に塗料を塗布するステップであって、塗布過程で、前記セラミック繊維内張り表面には前記塗料が膨張して逃げる複数本の膨張スリットを予め形成するステップと、を含むことを特徴とするエチレン分解炉のセラミック繊維内張り表面の工事方法。 - セラミック繊維内張り表面をレベリングするステップは、具体的に、
任意の隣接する2つのセラミック繊維モジュールの繋ぎ目の縁を同一平面に保持するように、平板を利用して、セラミック繊維内張り表面の平らでない部位を叩くステップを含むことを特徴とする請求項1に記載のエチレン分解炉のセラミック繊維内張り表面の工事方法。 - レベリングされた前記セラミック繊維内張り表面を湿潤させるステップは、具体的に、
レベリングされた前記セラミック繊維内張り表面に噴水するステップであって、平方メートルあたりの前記セラミック繊維内張り表面に480~520gの水を使用するステップを含むことを特徴とする請求項1に記載のエチレン分解炉のセラミック繊維内張り表面の工事方法。 - レベリングされた前記セラミック繊維内張り表面を湿潤させるステップは、具体的に、
レベリングされた前記セラミック繊維内張り表面に、シリカゾルと水との希釈剤である湿潤剤を吹き付けるステップであって、前記シリカゾルの固形分含有量は28質量%~35質量%であるステップと、
前記湿潤剤における水の質量と前記シリカゾルの質量との比は(0.9-1.1):1である場合、平方メートルあたりの前記セラミック繊維内張り表面に950~1100gの前記湿潤剤を使用するステップと、
前記湿潤剤における水の質量と前記シリカゾルの質量との比は(1.8-2.2):1である場合、平方メートルあたりの前記セラミック繊維内張り表面に750~850gの前記湿潤剤を使用するステップと、を含むことを特徴とする請求項1に記載のエチレン分解炉のセラミック繊維内張り表面の工事方法。 - 湿潤された前記セラミック繊維内張り表面に対して発根操作を行うステップは、具体的に、
平方メートルあたりの前記セラミック繊維内張り表面に、孔径が10~20cmであり、孔深さが20~50cmである孔を3~5個開けるステップを含むことを特徴とする請求項1~4の何れか1項に記載のエチレン分解炉のセラミック繊維内張り表面の工事方法。 - 前記セラミック繊維内張り表面が乾燥していないうちに、発根操作後の前記セラミック繊維内張り表面に塗料を塗布するステップは、具体的に、
ステンレス鋼コテ板を利用して、層別化塗布を行うステップであって、各層の塗り厚は3~8mmであり、平方メートルあたりの前記セラミック繊維内張り表面に5~10kgの塗料を使用するステップを含むことを特徴とする請求項1~4の何れか1項に記載のエチレン分解炉のセラミック繊維内張り表面の工事方法。 - 前記セラミック繊維内張り表面が乾燥していないうちに、発根操作後の前記セラミック繊維内張り表面に塗料を塗布するステップは、具体的に、
空気圧縮吹付機器を利用して層別化吹付を行い、1層を吹付した後、30~60min乾燥し、そして、次の層の吹付を行うステップであって、平方メートルあたりの前記セラミック繊維内張り表面に5~10kgの塗料を使用するステップを含むことを特徴とする請求項1~4の何れか1項に記載のエチレン分解炉のセラミック繊維内張り表面の工事方法。 - 空気圧縮吹付機器を利用して層別化塗布を行うステップは、具体的に、
空気圧縮吹付機器の空気圧を4kgに調節し、吹付距離を20~80cmに制御し、各層に2~3mm厚さの塗料を吹き付けて、層別化塗布を行うステップ、または、
空気圧縮吹付機器の空気圧を5kgに調節し、吹付距離を20~80cmに制御し、各層に2~3mm厚さの塗料を吹き付けて、層別化塗布を行うステップ、または、
空気圧縮吹付機器の空気圧を6kgに調節し、吹付距離を20~50cmに制御し、各層に2~3mm厚さの塗料を吹き付けて、層別化塗布を行うステップを含むことを特徴とする請求項7に記載のエチレン分解炉のセラミック繊維内張り表面の工事方法。 - 前記セラミック繊維内張り表面が乾燥していないうちに、発根操作後の前記セラミック繊維内張り表面に塗料を塗布するステップの前に、さらに、
塗料を攪拌し、塗料が長期放置によって増粘した場合、塗料に1%~2%の水を添加し、希釈して攪拌することで、塗料と水とを均一に混合するステップを含むことを特徴とする請求項1~4の何れか1項に記載のエチレン分解炉のセラミック繊維内張り表面の工事方法。 - 前記塗布過程で、前記セラミック繊維内張り表面には複数本の膨張スリットを予め形成するステップは、具体的に、
前記セラミック繊維内張り表面に3~5mの塗料を吹き付けたごとに、幅が5~10mmである膨張スリットを予め形成するステップを含むことを特徴とする請求項1~4の何れか1項に記載のエチレン分解炉のセラミック繊維内張り表面の工事方法。
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