JP7357627B2 - 外科クリップ - Google Patents

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Description

本発明は、第1緊締アームと第2緊締アームと付勢要素とを含む外科クリップであって、前記第1緊締アームが第1緊締面を規定し、前記第2緊締アームが第2緊締面を規定し、前記付勢要素が基本位置において前記第1緊締面と前記第2緊締面とを互いに対して特に付勢下に保持し、前記第1緊締アームと前記第2緊締アームとが、前記付勢要素の作用に反して互いに対し枢動可能であり、前記付勢要素が、コイルばねの形態に構成され、該コイルばねが、コイルばね長手方向軸を規定すると共に第1コイルばね端部及び第2コイルばね端部を有し、前記コイルばねが、前記第1コイルばね端部と前記第2コイルばね端部との間に、360°を超える周方向角度に亘って延びる少なくとも1つの巻回部を含み、前記第1コイルばね端部が、前記第1緊締アームに第1接続部分を経由して接続され、前記第2コイルばね端部が、前記第2緊締アームに第2接続部分を経由して接続され、前記基本位置において互いに対して保持される前記緊締面が、緊締平面を規定する、外科クリップに関する。
冒頭に記載した種類の外科クリップが、特に動脈瘤を治療するための手術において使用される。例えば動脈瘤、即ち、例えば血管のような中空器官の小嚢は、このようないわゆる「動脈瘤クリップ」を使用して小嚢を2つの緊締アームの緊締面間で緊締し隔てることによって緊締し隔てられる。
公知の外科クリップにおいて、コイルばねは巻回によって2つの接続部分間に形成される。従って、これらの2つの接続部分がコイルばねから突出する角度に応じて少なくとも1つの巻回部が形成される。この巻回部は、360°を超える周方向角度に亘って、例えば500°を超える周方向角度に亘って延びる。
約540°の周方向角度に亘って延びる巻回部を備えるようコイルばねを巻回するという従来の仕方により、2つの緊締アームの緊締面が、コイルばねを巻回した後に互いの方へ約15°だけ傾斜しているという問題が生じる。これらの緊締面は、互いに平行に配向され、長尺ブランクの両方の自由端にて形成されるものである。この傾斜は、特にクリップを開閉する際に問題になることがあり、この傾斜により、基本位置において緊締アームの緊締面が互いに完全には当接しないことがある。更に、いわゆる「シザリング効果」、即ち緊締アームが互いの上を鋏様のやり方で摺動することが生じることがあり、その結果として、緊締されるべき中空器官が損傷することがある。
従って、冒頭で記載した種類の外科クリップを、より取扱いやすくすることが本発明の目的である。
この目的は、本発明によれば、冒頭に記載した種類の外科クリップにおいて、前記コイルばね長手方向軸が前記緊締平面と平行に走るという点で達成される。
従って、前記コイルばね長手方向軸は、市場で入手可能である一体に形成された外科クリップとは異なり、前記緊締平面に対して上述のように約15°だけ傾斜しているのではなく、むしろ今や厳密に前記緊締平面と平行に走る。これによって、従来のクリップの前記緊締面の事例とは異なり、前記コイルばねが、理論上の理想の作業方向に対して15°だけ傾斜している力成分を受けないということを回避することができる。従来のクリップの前記緊締面は互いに傾斜している。この傾斜により、前記コイルばねはその少なくとも1つの巻回部が「オンブロック」で押圧されることがある。換言すれば、前記コイルばね長手方向軸が前記緊締平面と平行であるという特定の前記配向の結果として、正確には、前記少なくとも1つの巻回部に作用するこの力成分が低減される。従って、更に、前記コイルばね長手方向軸と平行な、即ち前記緊締平面と平行な前記コイルばねの広がりを最小にすることができる。記載したような前記コイルばね長手方向軸の配向によって、前記コイルばね内に力をより効果的に導入することが達成される。更に、前記コイルばねのねじり応力が特に小さめであれば、前記コイルばねの安全性及び作業範囲をより大きくすることができる。前記コイルばねの、前記コイルばね長手方向軸と平行な広がりが少なめであることに起因して、外科医は、前記外科クリップを適用する際、より良好な視野を有する。更に、特に、前記2つの緊締アームの前記緊締面が互いに対して垂直に押圧されるように前記コイルばねが常に作用するため、前記「シザリング効果」は低減することができる。
前記第1緊締アームが、前記付勢要素から離れる方向又は前記付勢要素から実質的に離れる方向を向く第1自由端を有すると好ましい。この構成により、特に、緊締し隔てられるべきである中空器官上で前記外科クリップを横方向に案内することが可能になる。
前記第2緊締アームが、前記付勢要素から離れる方向又は前記付勢要素から実質的に離れる方向を向く第2自由端を有すると有利である。このことにより、中空器官を緊締し隔てるために、特に、中空器官上で横方向に案内することのできる外科クリップを形成することが可能になる。
前記外科クリップの取扱いを簡単にするために、前記クリップが交差領域を含み、前記第1接続部分と前記第2接続部分とが、前記交差領域内で交差すると好ましい。特に、前記2つの接続部分を互いの方へ移動させることにより前記クリップを開放することが、このような構成により可能になる。このようにして、前記クリップは、外科医により単純かつ確実なやり方で取扱うことができる。
本発明の更なる好適な実施形態によれば、前記第1接続部分及び/又は前記第2接続部分が、他方の接続部分の方を向く平坦部分を有することを実現することができる。特に、2つの平坦部分を設けることができ、これらの平坦部分は互いに当接する又は互いから狭い間隙で離間される。このようにして、特にコンパクトな外科クリップを形成することができる。
前記第1接続部分及び/又は第2接続部分の前記平坦部分が平坦部分平面を規定し、前記平坦部分平面が前記緊締平面と平行に又は略平行に走ると有利である。このようにして、特に、前記2つの接続部分が必ずしも互いに接触する必要なく前記外科クリップを確実なやり方で開閉することができる。特に、前記平坦部分は、前記外科クリップを開閉する際の前記接続部分用の相互案内部として働く。
前記第1接続部分の前記平坦部分が、前記第1緊締アームに直接隣接する、及び/又は前記第2接続部分の前記平坦部分が、前記第2緊締アームに直接隣接すると好ましい。このようにして、前記基本位置において、前記緊締アームは前記2つの緊締面により、実質的に前記緊締アームの長手方向広がり全体に沿って互いに当接することができる。
前記第1接続部分が、前記第1緊締アームと前記第1コイルばね端部との間で第1曲げ角度だけ角度を付けられている、及び/又は、前記第2接続部分が、前記第2緊締アームと前記第2コイルばね端部との間で第2曲げ角度だけ角度を付けられていると好ましい。この設計により、特に、前記第1コイルばね端部と前記第2コイルばね端部とを約180°の周方向角度だけ互いからずらして構成し、これらのコイルばね端部をそれぞれ前記第1接続部分と前記第2接続部分とに接続することが可能になる。
特に、良好に取扱うことのできる対称的な外科クリップを形成できるようにするために、前記第1曲げ角度が前記第2曲げ角度に対応する又は実質的に対応すると有利である。従って、外科医は、前記緊締アームにより規定される長手方向軸の周りで180°だけ回転された状態で前記外科クリップを保持している場合であっても、前記外科クリップを直観的に取扱うことができる。
好適には、前記第1曲げ角度及び/又は前記第2曲げ角度が、約90°~約120°の範囲内の内角を規定する。このようにして、特にコンパクトな外科クリップを形成することができる。
本発明の更なる好適な実施形態によれば、前記第1接続部分が、前記第1緊締アームへの移行領域内で第3曲げ角度だけ角度を付けられている、及び/又は、前記第2接続部分が、前記第2緊締アームへの移行領域内で第4曲げ角度だけ角度を付けられていることを実現することができる。このようにして、特に、前記接続部分は、前記緊締面が前記基本位置において互いに当接する際に、互いから距離をおいたところに離間される一部分を有するように構成することが可能である。その後、前記クリップを開放するために、これらの一部分を互いとは逆に移動させることができる。同時に、前記一部分は特に、前記外科クリップの開放を画定する止めを相互に形成することもできる。
前記第3曲げ角度は、好ましくは、前記第4曲げ角度に対応する又は実質的に対応する。従って特に、対称的なクリップを形成することができる。更に、特に、前記第3曲げ角度及び/又は前記第4曲げ角度が、前記第1曲げ角度及び/又は第2曲げ角度に対応することを実現することもできる。特に、一方で前記第1曲げ角度及び第2曲げ角度が、他方で前記第3曲げ角度及び第4曲げ角度が、数学的な意味での錯角を規定することができる。
前記第1接続部分が、前記第1コイルばね端部への移行領域内でクランク状である、及び/又は、前記第2接続部分が、前記第2コイルばね端部への移行領域内でクランク状であると好ましい。前記2つの移行領域内に、特に、前記コイルばねの、前記コイルばね長手方向軸と平行な広がりの半分に対応するレベルまでの、1つ又は2つのこのようなクランクがあることにより、前記コイルばね長手方向軸を前記緊締平面と平行に配向することが単純なやり方で可能になる。従って、上記のように、前記コイルばねの前記少なくとも1つの巻回部を互いに対して押圧する力を最小にすることができ、前記コイルばねの、前記コイルばね長手方向軸と平行な方向における広がりをも最小にすることができる。クランク状にするというのは、特に、前記コイルばね長手方向軸を前記緊締面と平行に配向するために前記それぞれのコイルばね端部に対して前記それぞれの接続部分に単一回又は二回角度を付けることであると理解されるべきである。
本発明の更なる好適な実施形態によれば、特に冒頭に記載した種類の外科クリップの場合においても、前記少なくとも1つの巻回部が、少なくとも1つの第1巻回部分及び少なくとも1つの第2巻回部分を含み、前記少なくとも1つの第1巻回部分が第1巻回部分平面を規定し、及び/又は、前記少なくとも1つの第2巻回部分が第2巻回部分平面を規定し、前記少なくとも1つの第1巻回部分と前記少なくとも1つの第2巻回部分とが、前記第1コイルばね端部から及び前記第2コイルばね端部から遠く離れたところにあるクランク状部分を経由して互いに接続されることを実現することができる。前記クランク状部分を形成することにより、特に前記2つの巻回部分を、互いに接触しないよう互いから距離をおいたところに離間させることが、前記設計により可能になる。このことは特に、前記少なくとも1つの第1巻回部分と前記少なくとも1つの第2巻回部分とを互いに接続する前記クランク状部分が前記巻回部分間に配置され、このようにして前記少なくとも1つの第1巻回部分と前記少なくとも1つの第2巻回部分との直接接続が形成されることにより、達成される。換言すれば、前記クランク状部分は前記少なくとも1つの巻回部に一体化される。特に前記コイルばねを閉鎖する際、前記コイルばねの直径が低減されて前記少なくとも1つの巻回部が前記コイル軸と平行な方向において互いの方へ移動する場合に、特に前記外科クリップを開放する際の、前記少なくとも1つの巻回部の、近接した巻回部分はもはや互いに接触できないため、「オンブロック」で押圧により前記コイルばねが妨害されることは防止することができる。このようにして、特に前記コイルばねの領域内の摩擦を最小にすることができ、このことにより、特に、前記クリップの接続部分が交差している際の前記外科クリップの開放が簡素化される。更に、前記第1巻回部分及び第2巻回部分を、各々が巻回部分平面を規定するように設計することにより、前記外科クリップを開放するように力が作用すると、前記コイルばねが、それ以上には捻回できず、むしろ実質的に前記平面的巻回部分のそれぞれの領域内でしか緊縮できないということが可能になる。特に、前記クランク状部分の長さ及び形状によって、前記少なくとも1つの第1巻回部分と前記少なくとも1つの第2巻回部分との間の所望の距離を設定することができる。具体的には特に前記クリップが閉鎖されるのか開放しているのかとは関わりなしに前記少なくとも1つの第1巻回部分と前記少なくとも1つの第2巻回部分とを、これらが互いに接触しないよう互いから距離をおいたところに保つために、特に、前記クランク状部分はスペーサ要素を形成することができる。当然ながら、前記外科クリップは、3つ以上の巻回部分を備えたコイルばねを有することもできる。その際、好ましくは、いずれの場合も2つの近接した巻回部分が、前記巻回部分を接続するクランク状部分を経由して互いに接続される。
前記クランク状部分が、直線的な又は略直線的な構成であり、前記少なくとも1つの第1巻回部分に第1クランク状部分端部にて角度の付いた状態で接続され、前記少なくとも1つの第2巻回部分に、第2クランク状部分端部にて角度の付いた状態で接続される場合、前記外科クリップは特に単純に構成することができる。好ましくは、前記クランク状部分端部と各巻回部分との間に付ける角度は同一である。
好ましくは、前記クランク状部分は、前記第1巻回部分平面及び/又は第2巻回部分平面に対して交差方向に延びる。特に、前記クランク状部分は約45°のクランク状部分角度にて延びることができる。このことにより、特に、前記コイルばねを所望のやり方で、つまり巻回部分を互いから距離をおいたところに離間させて、過度に多くの塑性変形なしに形成することが可能になる。
前記コイルばね長手方向軸を前記緊締平面と平行に、単純かつ規定のやり方で配向するために、前記第1コイル部分平面及び/又は前記第2コイル部分平面が、前記コイルばね長手方向軸に対して垂直に走ると好ましい。
前記少なくとも1つの第1巻回部分が、360°未満、特に300°未満の第1巻回部分周方向角度に亘って延びる、及び/又は、前記少なくとも1つの第2巻回部分が、360°未満、特に300°未満の第2巻回部分周方向角度に亘って延びると有利である。このようにして、特にその種類の少なくとも2つの巻回部分を備えたコイルばねを形成することができる。これらの巻回部分は、互いに平行に配向され、前記コイルばね長手方向軸に対して垂直に延びるコイル部分平面を規定する。特に、前記コイルばねは、その種類の3つの、4つの又はそれ以上の巻回部分を含むこともできる。
前記少なくとも1つの第1巻回部分と前記少なくとも1つの第2巻回部分とが、巻回部分間隙だけ互いから分離されると有利である。上記したように、この設計は、接続部分が交差している前記クリップを開放する際に前記コイルばねの直径が減少し、近接した巻回部分が互いに接触できないという利点を有する。結果として、前記コイルばねの前記巻回部分間の領域内の摩擦を最小にすることができる又は完全に回避することさえできる。従って、前記コイルばねにより及ぼすことのできる付勢力を、規定のやり方で製造中に予め決めておくことができるのであり、この付勢力は、外科医により加えられる際に意図せず変更されることがない。特に、前記巻回部分間隙は0mm~約1mmの間の範囲内の幅を有することができる。
前記コイルばねがコイルばね径を規定し、前記第1緊締アーム及び前記第2緊締アームが、緊締アーム長を有し、前記コイルばね径が前記緊締アーム長よりも小さいと好ましい。前記コイルばね径とは、特に、前記コイルばねの前記少なくとも1つの巻回部により規定される直径、即ち前記緊締平面に対して垂直に延びる及び前記コイルばね長手方向軸に対して垂直に延びる平面内の直径と理解されるべきである。
中空器官を前記2つの緊締アーム間で確実に緊締できるようにするために、前記第1緊締面及び/又は前記第2緊締面が、緊締面構造を有すると有利である。特に、前記緊締面構造は巨視的構成及び/又は微視的構成とすることができる。このようにして、特に、前記外科クリップは、緊締されるべき中空器官から滑落しないようにすることができる。
前記緊締面構造が、緊締突起及び/又は緊締凹部を含む場合、前記外科クリップは単純なやり方で構成することができる。特に、前記緊締突起及び/又は前記緊締凹部は、線形のやり方及び/又は点状のやり方で配置又は構成することができる。
前記外科クリップは、一体に、特にモノリシックに形成される場合、単純かつ安価なやり方で構成することができる。例えば、前記外科クリップは、単一のブランクからモノリシックに形成することができる。
前記クリップが、ばね鋼線から成形によって作られると好ましい。特に、前記ばね鋼線は、円形の又は略円形の断面を有することができる。前記成形は、特にプレス成形によって実行することができる。従って、前記外科クリップは特にばね鋼線のブランクから作ることができる。特に、前記外科クリップは完全に手動で又は完全に機械により製造することができる。
本発明の更なる好適な実施形態によれば、前記クリップの、前記コイルばねの領域内の断面積が、前記第1接続部分及び/又は第2接続部分の領域内での断面積、並びに/或いは前記第1緊締アーム及び/又は前記第2緊締アームの領域内での断面積よりも小さいことを実現することができる。従って、特にコンパクトなコイルばねを特に形成することができ、このことにより、例えば前記外科クリップを中空器官に適用する際の視野も改良することができる。
本発明の好適な実施形態の後続の記載は、図面と合わせると更に説明するように働く。
2つの接続部分又は2つの緊締アームを交わらせる前の、先行技術から公知であるような外科クリップの斜視図。 図1aの装置の、矢印Aの方向における図。 改良型外科クリップの第1実施形態の斜視図。 図2のクリップの、矢印Bの方向における図。 図3のクリップの、矢印Cの方向における図。 図4のクリップの、矢印Dの方向における図。 図4の線6‐6に沿った断面図。 図4の線7‐7に沿った断面図。 改良型外科クリップの第2実施形態の斜視図。 図8のクリップの、矢印Eの方向における図。 図9のクリップの、矢印Fの方向における図。 図10のクリップの、矢印Gの方向における図。 図10の線12‐12に沿った断面図。 図10の線13‐13に沿った断面図。 改良型外科クリップの第3実施形態の斜視図。 図14のクリップの、矢印Hの方向における図。 図15のクリップの、矢印Iの方向における図。 図16のクリップの、矢印Kの方向における図。 図16の線18‐18に沿った断面図。 図16の線19‐19に沿った断面図。
例えば図1及び図2は、先行技術から公知であるような、全体として参照符号10で表す外科クリップを示す。この外科クリップは、第1緊締面14を備えた第1緊締アーム12と、第2緊締面18を備えた第2緊締アーム16とを含む。更に、クリップ10は、コイルばね22の形態に構成される付勢要素20を含む。
基本位置において付勢要素20は第1緊締面14と第2緊締面18とを互いに対して特に付勢下に保持するように働く。
ただし、図1a及び図1bには、基本位置にあるクリップ10ではなく、むしろ緊締面14と緊締面18とが互いに当接していない製造直後のクリップ10を描く。コイルばね22の作用に起因して、緊締アーム12と緊締アーム16とは互いから幾分離れるように広がっている。その後、緊締アーム12と緊締アーム16とが交わった後は、コイルばね22は緊締面14と緊締面18とを互いに対して付勢下に押圧する。
コイルばね22はコイルばね長手方向軸24を規定する。
コイルばね22は第1コイルばね端部26及び第2コイルばね端部28を有する。
コイルばね22は、第1コイルばね端部26と第2コイルばね端部28との間に、360°を超える周方向角度に亘って延びる、図1a及び図1bに描く実施形態では約520°の周方向角度に亘って延びる、少なくとも1つの巻回部30を含む。
第1コイルばね端部26は第1緊締アーム12に第1接続部分32を経由して接続される。第2コイルばね端部28は第2緊締アーム16に第2接続部分34を経由して接続される。
接続部分32と接続部分34とが互いの方へ移動する結果、第2緊締アーム16が第1緊締アーム12の下に係合できると、クリップ10は基本位置を採用する。その際、緊締面14と緊締面18とは実質的に互いに当接しており、これらの緊締面は、コイルばね22による付勢下に、互いに対した押圧状態で保持される。
図1bは、先行技術から公知であるような外科クリップに関する重大な問題を示す。クリップ10がばね鋼線のブランクから形成される際、具体的には、互いに平行に延びる緊締面14と緊締面18とを備えた緊締アーム12と緊締アーム16とがブランクによりこのワイヤブランクの自由端に形成されるような仕方でクリップ10が形成される際、コイルばね22の巻回部により、緊締面14と緊締面18とは互いに対して角度36だけ傾斜している。このことにより、基本位置にある緊締面14と緊締面18とは互いに、面‐面接触において当接するのではなく、むしろ実質的に線接触においてしか当接しない。従って、対応する力成分は約15°の角度36にて作用する。この力成分は、コイルばね22の、相互に当接する領域を互いに対して押圧するものである。
図2~図7に描くのは改良型外科クリップの第1実施形態であり、この外科クリップも参照符号10で表す。明確にするために、図2~図7に描くクリップの、先行技術から公知のクリップ10内にも既に存在しており図1a及び図1bに描く同一の部品を、同じ参照符号で表す。
特に、図2に描く、基本位置にある緊締面14と緊締面18とが、面‐面接触において互いに当接すると共に緊締平面38を規定するという点で、図2~図7に描くようなクリップ10は図1a及び図1bのクリップと相違する。
コイルばね長手方向軸24は、先行技術から公知のクリップ10の事例とは異なり、緊締平面38と平行に延びる。
これを達成するために、第1コイルばね端部26は第1接続部分32への移行領域内でクランク状である。換言すれば、コイルばね22に第1接続部分を整列させるために第1クランク40が形成される。同様のやり方で、第2コイルばね端部28と第2接続部分34との間の移行領域がクランク状であり、第2クランク42が形成される。
2つのクランク40及び42に起因して、2つの緊締アーム12と緊締アーム16とが、コイルばね22により規定されるコイルばね平面44に関して対称的に配置されることを図5及び図6に容易に見ることができる。従って、コイルばね22の、コイルばね長手方向軸24と平行な最大厚さ46は、先行技術から公知のコイルばね10の事例よりも少ない。先行技術から公知のコイルばね10の事例は図1a及び図1bに描く。
第1接続部分32は2つの直線部分48及び50を含む。直線部分48と直線部分50とは、互いに対して第1曲げ角度52だけ角度を付けられている。同じように、第2接続部分34は2つの直線部分54及び56を含む。直線部分54と直線部分56とは、互いに対して第2曲げ角度58だけ角度を付けられている。
部分48は第1クランク40に直接隣接し、部分54は第2クランク42に隣接する。部分50は第1緊締アーム12に対して第3曲げ角度60だけ角度を付けられている。同様に、部分56は第2緊締アーム16に対して第4曲げ角度62だけ角度を付けられている。
第1接続部分32には、第1緊締アーム12から部分48まで平坦部分64が設けられる。同様のやり方において、第2接続部分34には、第2緊締アーム16から出発する更なる平坦部分66が部分54まで設けられる。
平坦部分64と平坦部分66とは互いに面するのであり、これらの平坦部分は、コイルばね長手方向軸24と緊締平面38の両方に対して垂直に延びる共通の平坦部分平面68を規定する。平坦部分平面68とコイルばね平面44とは一致する。
接続部分32と接続部分34とは平坦部分64及び66の領域内で交差し、これによって交差領域92が規定される。
この構成を通して前述の更なる利点を達成するために、クランク40とクランク42とは、緊締面14と緊締面18とを互いに平行に配向するように働く。例えば図1a及び図1bに描くような先行技術によるクリップ10の事例では、緊締面14と緊締面18とは互いに平行に延びない。
コイルばね22は、図2~図7に描くクリップ10の事例では、図1a及び図1bに描くクリップ10と同一に構成される。
例えば図8~図13に概略的に描くのは、全体として参照符号10で表す改良型外科クリップの第2実施形態である。この外科クリップは、コイルばね22の設計において図2~図7に描くクリップ10と相違する。
図8~図13に描くクリップ10の実施形態では、コイルばね22は第1巻回部分70及び第2巻回部分72を含む。第1巻回部分70は第1巻回部分平面74を規定し、第2巻回部分72は第2巻回部分平面76を規定する。
第1巻回部分70は第1クランク40に隣接し、第2巻回部分72は第2クランク42に隣接する。
更に、第1巻回部分70と第2巻回部分72とはクランク状部分78を経由して互いに直接接続される。従って、クランク状部分78は、第1巻回部分70と第2巻回部分72との間に直接配置又は形成される。クランク状部分78は略直線的な構成であると共に2つの巻回部分平面74及び76に対して交差方向に延び、具体的には、図8~図13に描くクリップ10の実施形態の場合、約45°のクランク状部分角度80にて延びる。
クランク状部分78は第1クランク状部分端部94にて角度が付いており第1巻回部分70に接続される。更に、クランク状部分は第2クランク状部分端部にて角度が付いており第2巻回部分72に接続される。
巻回部分平面74と巻回部分平面76とは、互いに平行に及びコイルばね長手方向軸24に対して垂直に延びる。
特に図8に良好に見ることができるように、巻回部分70及び72は各々、360°未満、特に300°未満の周方向角度に亘って延びる。もっと正確にいえば、前記角度は約200°しかない。
クランク状部分78が対応する長さを有することに起因して、2つの巻回部分70と巻回部分72とは互いから離間し、互いから巻回部分間隙82だけ分離される。
接続部分32と接続部分34とが互いの方へ移動すると、コイルばね22が引き寄せられる。一方、具体的には緊締アーム12と緊締アーム16とが互いから離れる方へ枢動される開放位置にクリップ10があるかどうかに関わりなく、2つの巻回部分70と巻回部分72とは互いに接触することがないということが、クランク状部分78により確実になる。これによって、コイルばね22の領域内の摩擦を最小にすることができる又は完全に排除することさえできる。
図14~図19に、改良型外科クリップ10の第3実施形態を概略的に描く。改良型外科クリップ10はその構造において、図8~図13に描くような、改良型クリップ10の第2実施形態に実質的に対応する。
図14~図19によるクリップ10の、図8~図13によるクリップと比較した実質的な差異として、巻回部分70及び72はそのコイル部分平面74及び76がコイルばね平面44に対して角度36だけ傾斜しているということがある。従って、コイルばね長手方向軸24は、緊締平面38と平行に延びるのではなく、むしろ緊締平面38に対して角度36だけ傾斜している。
従って、図8~図13に描くようなクリップ10は、図2~図7に描くようなクリップ10のコイルばね22の特別な特徴と、図14~図19に描くようなクリップ10のコイルばね22の特別な特徴とを組み合わせる。
図に描くクリップ10の全ての実施形態に共通であるのは、第1緊締アーム12が第1自由端84を有し、第2緊締アーム16が第2自由端86を有するということである。
第1緊締面14及び/又は第2緊締面18は任意で緊締面構造を有することができる。緊締面構造は図に描かない。前記緊締面構造は特に巨視的構成又は微視的構成とすることができる。
緊締面構造は特に緊締突起及び/又は緊締凹部を含むことができる。緊締面構造は特に線形の及び/又は点状の構成とすることができる。
図2~図19に描く外科クリップ10の全ての実施形態により、先行技術から公知の外科クリップ10と比較して、改良された取扱いが可能になる。このことは、1つにはコイルばね長手方向軸24に起因しているのであり、コイルばね長手方向軸24は任意で緊締平面38と平行に配向される。又は、このことは、任意で設けられるクランク状部分78に起因しているのであり、クランク状部分78は、巻回部分70と巻回部分72とを互いに直接接続すると共に、これらの巻回部分を、巻回部分間隙82が形成されるような仕方で互いから距離をおいたところに保つ。
全ての改良型クリップ10は、一体に、つまりモノリシックに形成される。
全ての改良型クリップ10はばね鋼線のブランクから作られる。ブランクは円形の又は略円形の断面を有する。
改良型クリップ10は、特にプレス成形によってブランクを成形することにより作られる。改良型クリップ10の、コイルばね22の領域内での断面積は緊締アーム12及び16の領域内での断面積よりも小さい。
更に、緊締アーム12及び16の緊締アーム長88は、コイルばね22のコイルばね径90よりも大きい。
10 クリップ
12 第1緊締アーム
14 第1緊締面
16 第2緊締アーム
18 第2緊締面
20 付勢要素
22 コイルばね
24 コイルばね長手方向軸
26 第1コイルばね端部
28 第2コイルばね端部
30 巻回部
32 第1接続部分
34 第2接続部分
36 角度
38 緊締平面
40 第1クランク
42 第2クランク
44 コイルばね平面
46 厚さ
48 部分
50 部分
52 第1曲げ角度
54 部分
56 部分
58 第2曲げ角度
60 第3曲げ角度
62 第4曲げ角度
64 平坦部分
66 平坦部分
68 平坦部分平面
70 第1巻回部分
72 第2巻回部分
74 第1巻回部分平面
76 第2巻回部分平面
78 クランク状部分
80 クランク状部分角度
82 巻回部分間隙
84 第1自由端
86 第2自由端
88 緊締アーム長
90 コイルばね径
92 交差領域
94 第1クランク状部分端部
96 第2クランク状部分端部

Claims (15)

  1. 第1緊締アーム(12)と第2緊締アーム(16)と付勢要素(20)とを含む外科クリップ(10)であって、
    前記第1緊締アーム(12)が第1緊締面(14)を規定し、前記第2緊締アーム(16)が第2緊締面(18)を規定し、前記付勢要素(20)が基本位置において前記第1緊締面(14)と前記第2緊締面(18)とを互いに対して特に付勢下に保持し、
    前記第1緊締アーム(12)と前記第2緊締アーム(16)とが、前記付勢要素(20)の作用に反して互いに対し枢動可能であり、
    前記付勢要素(20)が、コイルばね長手方向軸(24)を規定すると共に第1コイルばね端部(26)及び第2コイルばね端部(28)を有するコイルばね(22)の形態に構成され、
    前記コイルばね(22)が、前記第1コイルばね端部(26)と前記第2コイルばね端部(28)との間に、360°を超える周方向角度に亘って延びる少なくとも1つの巻回部(30)を含み、
    前記第1コイルばね端部(26)が、前記第1緊締アーム(12)に第1接続部分(32)を経由して接続され、
    前記第2コイルばね端部(28)が、前記第2緊締アーム(16)に第2接続部分(34)を経由して接続され、
    前記基本位置において互いに対して保持される前記緊締面(14、18)が、緊締平面(38)を規定する、
    外科クリップにおいて、
    前記コイルばね長手方向軸(24)が前記緊締平面(38)と平行に走ること、
    前記第1接続部分(32)が、前記第1コイルばね端部(26)への移行領域内でクランク状であることによりクランク(40)を形成すること、
    前記コイルばね長手方向軸(24)を前記緊締平面(38)と平行に配向するために、前記第2接続部分(34)が、前記第2コイルばね端部(28)への移行領域内でクランク状であることによりクランク(42)を形成すること
    記した2つのクランク(40、42)が、それぞれのコイルばね端部に対して、即ちそれぞれのコイルばね端部への移行領域内でそれぞれの接続部分に二回角度を付けることで形成されること、
    前記第1接続部分(32)が、前記第1緊締アーム(12)への移行領域内で第3曲げ角度(60)だけ角度を付けられていること、及び
    前記第2接続部分(34)が、前記第2緊締アーム(16)への移行領域内で第4曲げ角度(62)だけ角度を付けられていること、
    を特徴とする外科クリップ。
  2. 請求項1に記載の外科クリップであって、
    a)前記第1緊締アーム(12)が、前記付勢要素(20)から離れる方向を向く第1自由端(84)を有すること、
    及び/又は
    b)前記第2緊締アーム(16)が、前記付勢要素(20)から離れる方向を向く第2自由端(86)を有すること、
    を特徴とする外科クリップ。
  3. 請求項1又は2に記載の外科クリップであって、
    前記外科クリップ(10)が交差領域(92)を含むこと、及び
    前記第1接続部分(32)と前記第2接続部分(34)とが、前記交差領域(92)内で交差すること、
    を特徴とする外科クリップ。
  4. 請求項1~3のいずれか1項に記載の外科クリップであって、前記第1接続部分(32)及び/又は前記第2接続部分(34)が、他方の接続部分(32、34)に面する平坦部分(64、66)を有し、該平坦部分が、特に、互いに当接する又は互いから狭い間隙で離間されること、を特徴とする外科クリップ。
  5. 請求項4に記載の外科クリップであって、
    a)前記第1接続部分(32)及び/又は第2接続部分(34)の前記平坦部分(64、66)が、平坦部分平面(68)を規定すること、及び、前記平坦部分平面(68)が、前記緊締平面(38)に対して垂直延びること、
    及び/又は
    b)前記第1接続部分(32)の前記平坦部分(64)が、前記第1緊締アーム(12)に直接隣接すること、及び/又は、前記第2接続部分(34)の前記平坦部分(66)が、前記第2緊締アーム(16)に直接隣接すること、
    を特徴とする外科クリップ。
  6. 請求項1~5のいずれか1項に記載の外科クリップであって、
    前記第1接続部分(32)が、前記第1緊締アーム(12)と前記第1コイルばね端部(26)との間で第1曲げ角度(52)だけ角度を付けられていること、及び/又は
    前記第2接続部分(34)が、前記第2緊締アーム(16)と前記第2コイルばね端部(28)との間で第2曲げ角度(58)だけ角度を付けられていること、
    を特徴とする外科クリップ。
  7. 請求項6に記載の外科クリップであって、
    a)前記第1曲げ角度(52)が前記第2曲げ角度(58)に一致ること、
    及び/又は
    b)前記第1曲げ角度(52)及び/又は前記第2曲げ角度(58)が、90°~120°の範囲内の内角を規定すること、
    を特徴とする外科クリップ。
  8. 請求項1~7のいずれか1項に記載の外科クリップであって、
    前記第3曲げ角度(60)が前記第4曲げ角度(62)に、特に前記第1曲げ角度(52)及び/又は第2曲げ角度(58)に一致すること、
    を特徴とする外科クリップ。
  9. 請求項1~8のいずれか1項に記載の外科クリップであって
    記第3曲げ角度(60)及び/又は前記第4曲げ角度(62)が、90°~120°の範囲内の内角を規定すること、
    を特徴とする外科クリップ。
  10. 請求項1~9のいずれか1項に記載の外科クリップであって、
    前記少なくとも1つの巻回部(30)が、少なくとも1つの第1巻回部分(70)及び少なくとも1つの第2巻回部分(72)を含むこと、及び
    前記少なくとも1つの第1巻回部分(70)が第1巻回部分平面(74)を規定すること、及び/又は
    前記少なくとも1つの第2巻回部分(72)が第2巻回部分平面(76)を規定すること、及び
    前記少なくとも1つの第1巻回部分(70)と前記少なくとも1つの第2巻回部分(72)とが、前記第1コイルばね端部(26)及び前記第2コイルばね端部(28)から遠く離れたところにあるクランク状部分(78)を経由して互いに接続されること、
    を特徴とする外科クリップ。
  11. 請求項10に記載の外科クリップであって、
    a)前記クランク状部分(78)が、直線的な構成であり、前記少なくとも1つの第1巻回部分(70)に第1クランク状部分端部(94)にて角度を成して接続され、前記少なくとも1つの第2巻回部分(72)に第2クランク状部分端部(96)にて角度を成して接続されること、
    及び/又は
    b)前記クランク状部分(78)が、前記第1巻回部分平面(74)及び/又は第2巻回部分平面(76)に対して交差方向に、特に45°のクランク状部分角度(80)にて延びること、
    及び/又は
    c)前記第1巻回部分平面(74)及び/又は前記第2巻回部分平面(76)が、前記コイルばね長手方向軸(24)に対して垂直に延びること、
    及び/又は
    d)前記少なくとも1つの第1巻回部分(70)が、360°未満、特に300°未満の第1巻回部分周方向角度に亘って延びること、及び/又は、前記少なくとも1つの第2巻回部分(72)が、360°未満、特に300°未満の第2巻回部分周方向角度に亘って延びること、
    及び/又は
    e)前記少なくとも1つの第1巻回部分(70)と前記少なくとも1つの第2巻回部分(72)とが、巻回部分間隙(82)だけ互いから分離されること、
    を特徴とする外科クリップ。
  12. 請求項1~11のいずれか1項に記載の外科クリップであって、
    前記コイルばね(22)がコイルばね径(90)を規定すること、
    前記第1緊締アーム(12)及び前記第2緊締アーム(16)が、緊締アーム長(88)を有すること、及び
    前記コイルばね径(90)が前記緊締アーム長(88)よりも小さいこと、
    を特徴とする外科クリップ。
  13. 請求項1~12のいずれか1項に記載の外科クリップであって、前記第1緊締面(14)及び/又は前記第2緊締面(18)が、緊締面構造、特に巨視的及び/又は微視的緊締面構造を有し、特に、前記緊締面構造が、緊締突起及び/又は緊締凹部、特に線形の及び/又は点形の緊締突起及び/又は緊締凹部を含むこと、を特徴とする外科クリップ。
  14. 請求項1~13のいずれか1項に記載の外科クリップであって、
    a)前記外科クリップ(10)が、一体のものとして、特にモノリシックに形成されること、
    及び/又は
    b)前記外科クリップ(10)が、特に円形の断面を有するばね鋼線から、成形によって、特にプレス成形によって作られること、
    を特徴とする外科クリップ。
  15. 請求項1~14のいずれか1項に記載の外科クリップであって、前記外科クリップ(10)の、前記コイルばね(22)の領域内での断面積が、前記第1接続部分(32)及び/又は前記第2接続部分(34)の領域内での断面積、並びに/或いは前記第1緊締アーム(12)及び/又は前記第2緊締アーム(16)の領域内での断面積よりも小さいこと、を特徴とする外科クリップ。
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