JP7356822B2 - 遅延交渉の要否判断方法、遅延交渉の要否判断装置、及び遅延交渉の要否判断システム - Google Patents

遅延交渉の要否判断方法、遅延交渉の要否判断装置、及び遅延交渉の要否判断システム Download PDF

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Description

本発明は、遅延交渉の要否判断方法、遅延交渉の要否判断装置、及び遅延交渉の要否判断システムに関する。
従来より、タクシー運用を効率化する発明が知られている(特許文献1)。特許文献1に記載された発明では、タクシーが顧客(以下、第1ユーザと称する)を乗せて賃走しているときに、別の顧客(以下、第2ユーザと称する)の配車要求を受けた場合、第1ユーザの降車位置を第2ユーザの乗車場所に近付けるためのネゴシエーションが行われる。ネゴシエーションの一例として、第1ユーザに対して、タクシー料金の引き下げが提示される。
特開2013-182597号公報
タクシー運用の効率(タクシーに限定されず、自家用車などを含むいわゆるライドシェアリングの効率)を考えた場合、特許文献1に記載された発明では、運用を効率化できるものの、必ず交渉が発生してしまう。このような交渉は、ゆっくり乗車したい第1ユーザにとっては煩わしく、一方、第2ユーザにとっては、予約を即座に確定できず煩わしい場合がある。
本発明は、上記問題に鑑みて成されたものであり、その目的は、不要な交渉を省略できる遅延交渉の要否判断方法、遅延交渉の要否判断装置、及び遅延交渉の要否判断システムを提供することである。
本発明の一態様に係る要否判断方法は、車両が、目的地に到着する第1経路を走行した場合の目的地までの第1移動時間を算出し、車両が、経由地を経由して目的地に到着する第2経路を走行した場合の目的地までの第2移動時間を算出し、第2移動時間から第1移動時間を減算した遅れ時間に基づいて、第1ユーザ及び第2ユーザと通知する必要があるか否かを判断する。
本発明によれば、不要な交渉を省略できる。
図1は、本発明の実施形態に係るシステムの全体概略図である。 図2は、本発明の実施形態に係るコンピュータ、タクシー、及び端末装置の機能ブロック図である。 図3は、本発明の実施形態に係る経由地を経由しない経路を説明する図である。 図4は、本発明の実施形態に係る経由地を経由する経路を説明する図である。 図5は、本発明の実施形態に係るユーザのインセンティブ特性を説明する図である。 図6は、本発明の実施形態に係る他のユーザのインセンティブ特性を説明する図である。 図7は、本発明の実施形態に係る交渉の要否の判断方法の一例を説明する図である。 図8は、本発明の実施形態に係る交渉の要否の判断方法の他の例を説明する図である。 図9は、本発明の実施形態に係る交渉の要否の判断方法のさらに他の例を説明する図である。 図10は、本発明の実施形態に係るコンピュータの一動作例を説明するフローチャートである。 図11は、本発明の実施形態に係るコンピュータの一動作例を説明するフローチャートである。 図12は、本発明の実施形態に係る経由地を経由する経路の他の例を説明する図である。 図13は、本発明の実施形態に係る経由地を経由する経路のさらに他の例を説明する図である。
以下、本発明の実施形態について、図面を参照して説明する。図面の記載において同一部分には同一符号を付して説明を省略する。
(システムの構成例)
図1~2を参照して、本実施形態に係るシステム10の構成例を説明する。本実施形態に係るシステム10は、タクシーの配車に用いられ、特に、ユーザX(第1ユーザ)から目的地においてタクシーに乗車又はタクシーから降車するリクエストを受け付けた後に、ユーザY(第2ユーザ)からユーザXの目的地とは異なる経由地においてタクシーに乗車又はタクシーから降車するリクエストを受け付けた場合において、タクシーが目的地まで移動する時間の遅れに関し、ユーザX及びユーザYと交渉(遅延交渉)する必要があるか否かの判断に用いられる。ただし、本発明は、タクシーに限定されず、車両全般に適用可能である。例えば、本発明は、自家用車にも適用可能である。
本実施形態において、目的地とは、ユーザXが希望する乗車場所、もしくは、ユーザXが希望する降車場所を意味する。また、本実施形態において、経由地とは、目的地とは異なる場所であって、ユーザYが希望する乗車場所、もしくは、ユーザYが希望する降車場所を意味する。
図1に示すように、システム10は、コンピュータ20と、通信ネットワーク30と、タクシー40~42と、ユーザXと、ユーザXが保持する端末装置60と、ユーザYと、ユーザYが保持する端末装置61とを含む。なお、図1において、タクシーは3台存在するが、これに限定されない。システム10は、4台以上のタクシーを含んでもよい。また、図1において、ユーザは二人であるが、図示しない多数のユーザが存在する。図示しない多数のユーザも、ユーザX及びユーザYと同様に端末装置を所持する。
コンピュータ20は、通信ネットワーク30を介してタクシー40~42及び端末装置60~61と通信する。コンピュータ20は、CPU(Central Processing Unit)21と、メモリ22と、通信I/F23と、ストレージ24とを備え、これらの構成要素が図示しないバスなどを介して電気的に接続されている。コンピュータ20の設置場所は特に限定されないが、例えばコンピュータ20はタクシー40~42を運用する会社に設置される。
CPU21は、ストレージ24などに記憶されている様々なプログラムをメモリ22に読み込んで、プログラムに含まれる各種の命令を実行する。メモリ22は、ROM(Read Only Memory)、RAM(Random Access Memory)などの記憶媒体である。ストレージ24は、HDD(Hard Disk Drive)などの記憶媒体である。なお、以下で説明するコンピュータ20の機能を含むシステム10の一部(または全部)は、通信ネットワーク30上に配置されたアプリケーション(Software as a Service(SaaS)など)によって提供されてもよい。また、コンピュータ20は、サーバであってもよい。
通信I/F23は、ネットワークアダプタなどのハードウェア、各種の通信用ソフトウェア、及びこれらの組み合わせとして実装され、通信ネットワーク30などを介した有線または無線の通信を実現できるように構成されている。
通信ネットワーク30は、無線または有線の何れかの方式、あるいは両方の方式によって構成されてもよく、通信ネットワーク30には、インターネットが含まれてもよい。本実施形態では、コンピュータ20、タクシー40~42、及び端末装置60~61は、無線通信方式によって通信ネットワーク30と接続する。
本実施形態において、タクシー40~42は、運転者が存在しない自動運転車両として説明する。したがって、タクシー40~42は、ロボットタクシーまたは無人タクシーと表現されてもよい。ただし、タクシー40~42は、自動運転車両に限定されず、自動運転機能を有しない通常のタクシーであってもよい。あるいは、タクシー40~42は、自動運転と手動運転とを切り替えることが可能なタクシーであってもよい。
ユーザXは、端末装置60を用いてタクシーをリクエスト(予約)する。端末装置60には、タクシーの予約に用いられる配車アプリケーション(以下単に配車アプリと称する)がインストールされており、ユーザXは、配車アプリを使ってタクシーをリクエストする。ユーザYも同様に、端末装置61を用いてタクシーをリクエストする。このようなタクシーのリクエストを、以下では配車要求と称する場合がある。
次に、図2を参照して、コンピュータ20、タクシー40、端末装置60の詳細について説明する。なお、図2において、タクシー41~42、及び端末装置61は省略するが、タクシー41~42はタクシー40と同様の構成を有し、端末装置61は端末装置60と同様の構成を有する。
端末装置60は、通信I/F601と配車アプリ602を備える。通信I/F601は、通信I/F23と同様の構成を備えており、通信ネットワーク30を介してコンピュータ20と通信する。端末装置60は、例えば、スマートフォン、タブレット端末、ウェアラブル端末などである。なお、端末装置60は、デスクトップパソコンなどの据え置き型の汎用コンピュータであってもよい。
配車アプリ602は、上述したようにタクシーのリクエストに用いられる。配車アプリ602は、ユーザXがタクシーをリクエストする際のユーザインタフェースとして機能する。配車アプリ602は、端末装置60に設けられたCPUが、端末装置60に設けられたストレージから、専用のアプリケーションプログラムを読み出して実行することで実現する。ユーザXがタクシーをリクエストする際、ユーザXは希望する乗車場所、希望する乗車時間、希望する降車場所を配車アプリ602に入力し、タクシーをリクエストする。配車アプリ602(端末装置60)は、ユーザXの入力に従って、コンピュータ20に配車要求を送信する。また、端末装置60は、配車要求に対してコンピュータ20から返信される信号に含まれる各種情報(配車要求受領、到着予定時刻、走行予定経路など)を、端末装置60が備えるディスプレイ上に表示する。ただし、配車アプリ602の実現方法は、これに限定されない。例えば、端末装置60が、配車アプリ602の機能を提供するサーバにアクセスして機能提供を受け、サーバから送信される機能の実行結果をブラウザに表示するようにしてもよい。
コンピュータ20のCPU21は、図2のブロック図に示すように、複数の機能の一例として、配車受付部211と、割当部212と、移動時間算出部213と、遅れ時間算出部214と、交渉要否判断部215とを備える。コンピュータ20のストレージ24には、図2のブロック図に示すように、設定データベース241及び顧客データベース242が格納されている。
配車受付部211は、ユーザXからのリクエストを、端末装置60を介して受け付ける。また、配車受付部211は、ユーザXからのリクエストを受け付けた旨、乗車場所への到着予定時刻、乗車場所への走行予定経路など端末装置60に通知する機能を有する。また、配車受付部211は、ユーザYからのリクエストを、端末装置61を介して受け付ける。
割当部212は、受け付けたリクエストに基づいて、複数のタクシー40~42の中から適切なタクシーを割り当てる。例えば、割当部212は、効率化のために、複数のタクシー40~42の中から、ユーザXが希望する乗車場所に最も近い空車のタクシー40を割り当てることができる。なお、各タクシー40~42には、GPS受信機が設置されており、タクシー40~42の位置情報は、任意のタイミングでコンピュータ20に送信されるものとする。割当部212は、タクシー40の現在地からユーザXが希望する乗車場所までの経路を設定し、設定した経路に沿ってユーザXが希望する乗車場所まで走行するようにタクシー40に対して指令を送る。
タクシー40は、通信I/F401と車両ECU(Electronic Control Unit)402を備える。通信I/F401は、通信I/F23及び通信I/F601と同様の構成を備えており、通信ネットワーク30を介してコンピュータ20と通信する。車両ECU402は、タクシー40を制御するためのコンピュータである。車両ECU402は、システム10からの指令に基づいて各種のアクチュエータ(ブレーキアクチュエータ、アクセルアクチュエータ、ステアリングアクチュエータなど)を制御する。
移動時間算出部213は、タクシー40が、タクシー40の現在地からユーザXが希望する乗車場所に到着するまでに要する移動時間を算出する。移動時間算出部213は、タクシー40の現在地からユーザXが希望する乗車場所までの距離を、平均車速で除算することによって移動時間を算出する。
遅れ時間算出部214は、タクシー40が、経由地を経由してユーザXが希望する乗車場所に到着する場合の、遅れ時間を算出する。本実施形態では、配車受付部211がユーザXのリクエストを受け付けた後、ユーザYのリクエストを受け付けた場合を想定する。ユーザYが希望する乗車場所と、タクシー40の現在地とが近い場合、ユーザYを乗車させるタクシーとして、タクシー40が効率的と判断される場合がある。このような場合、タクシー40はユーザYを乗車させるために、ユーザXが希望する乗車場所に向かう経路を変更し、ユーザYが希望する乗車場所に向かう。タクシー40はユーザYを乗車させた後に、ユーザXが希望する乗車場所に向かう。このようにタクシー40が経由地を経由してユーザXが希望する乗車場所に向かう場合、ユーザXが希望する乗車場所に到着する時間が遅れることになる。遅れ時間算出部214は、このような遅れ時間を、移動時間算出部213によって算出された移動時間を用いて算出する。移動時間算出部213は、タクシー40が経由地を経由せずにユーザXが希望する乗車場所に到着する経路を走行した場合の乗車場所までの第1移動時間を算出する。次に、移動時間算出部213は、経由地を経由して乗車場所に到着する経路を走行した場合の乗車場所までの第2移動時間を算出する。遅れ時間算出部214は、第2移動時間から第1移動時間を減算することによって、遅れ時間を算出する。なお、ユーザYを乗車させるための経路の変更は、割当部212によって実行される。
交渉要否判断部215は、遅れ時間算出部214によって算出された遅れ時間に基づいて、ユーザX及びユーザYと交渉が必要か否かを判断する。ここで交渉が必要な理由を説明する。まず最初に、遅れ時間算出部214によって算出された遅れ時間は、ユーザXにとって不利益である。なぜなら、ユーザXはタクシー40を先に予約したにもかかわらず、タクシー40に乗車する時間が遅れてしまうからである。このようなユーザXの不利益を解消する方策の一例として、ユーザYがユーザXに報酬を支払うことが考えられる。報酬とは、例えば、現金である。すなわち、この方策は、ユーザYがユーザXに報酬を支払うことによって、ユーザXの乗車時間の遅れを許容してもらう、という方策である。この方策を用いる場合、コンピュータ20がユーザX及びユーザYに対し、交渉することが必要となる。なお、ここでいう「交渉する」は、「通知する」に言い換えられてもよい。交渉の一例として、ユーザXに対しては、乗車時間の遅れを許容する報酬はいくらか、と交渉することが考えられる。一方、ユーザYに対しては、いち早く乗車するためにいくらまで報酬を出せるか、と交渉することが考えられる。両者の報酬が一致する、あるいは所定範囲に収まる場合、ユーザYはいち早く乗車することが可能になる。一方、両者の報酬が一致しない、あるいは所定範囲に収まらない場合、ユーザYはタクシー40に乗車することができず、他のタクシーを探すことになる。
ここで、このような交渉は、主にユーザXにとって煩わしい場合がある。そもそもユーザXはタクシー40を先に予約しているにもかかわらず、ユーザYの、いわば割り込みリクエストによっていちいちコンピュータ20から交渉されると、ユーザXは煩わしさを感じる場合がある。一方、ユーザYにとっても、いち早く乗車したいにもかかわらず、いちいちコンピュータ20から交渉されると、予約を即座に確定できず煩わしさを感じる場合がある。急いでいるユーザXであれば、少しの遅れも許容しない可能性がある。一方、あまり急いでいないユーザXであれば、ある程度の遅れは許容する可能性がある。急いでいるユーザYであれば、報酬を多目に払う可能性がある。一方、あまり急いでいないユーザYであれば、払う報酬は少なくなる可能性がある。ユーザX及びユーザYの属性、急ぎ度合い、予定などによっては、交渉自体、不要となる場合が有り得る。そこで、本実施形態において、交渉要否判断部215は、ユーザX及びユーザYのインセンティブ特性を推定し、推定したインセンティブ特性に基づいて、ユーザX及びユーザYと交渉が必要か否かを判断する。インセンティブ特性とは、ユーザX及びユーザYの属性、急ぎ度合い、予定などを用いて推定される特性であり、一例として、設定データベース241及び顧客データベース242のどちらか一方に格納されているデータに基づいて推定される。なお、交渉の要否を判断する際に、必ずしもユーザX及びユーザYの、両方のインセンティブ特性は必要ではない。ユーザXのインセンティブ特性のみで、交渉の要否を判断することも可能である。
なお、報酬について、本実施形態では現金として説明するが、これに限定されない。例えば、報酬は、各事業者が展開しているポイントサービスに係るポイントでもよく、仮想通貨でもよく、電子マネーでもよい。
次に、図3~4を参照して、本実施形態における走行シーンについて説明する。
まず最初に図3を参照して、ユーザYのリクエストがない場合、つまりユーザXのリクエストのみ存在する場合について説明する。
図3に示す乗車場所70は、ユーザXが希望する乗車場所を示す。ユーザXが乗車場所70を指定してリクエストした場合、割当部212は、複数のタクシー40~42の中から、乗車場所70に最も近い空車のタクシーを割り当てる。上述したように、本実施形態において、割り当てられるタクシーは、タクシー40である。割当部212は、タクシー40の現在地から乗車場所70までの経路90(第1経路)を設定する。経路90は、例えば、タクシー40の現在地から乗車場所70まで最も早く到達可能な経路である。遅れ時間算出部214は、タクシー40が経路90を走行した場合における乗車場所70までの第1移動時間を算出する。
次に図4を参照して、ユーザXのリクエストを受け付けた後に、ユーザYのリクエストを受け付けた場合について説明する。図4に示すシーンは、図3に示すシーンにおいて、ユーザXのリクエストを受け付け、タクシー40が乗車場所70に向かっている途中でユーザYのリクエストを受け付けた場合のシーンである。
図4に示す乗車場所71は、ユーザYが希望する乗車場所を示す。配車受付部211がユーザXのリクエストを受け付けた後に、ユーザYのリクエストを受け付けた場合、割当部212は、乗車場所71と、タクシー40の現在地とが近い場合、ユーザYを乗車させるタクシーとして、タクシー40が効率的と判断し、タクシー40を割り当てる。そして、割当部212は、図4に示すように乗車場所71を経由して乗車場所70に到達する経路91(第2経路)を設定する。経路91は、例えば、タクシー40の現在地から乗車場所71を経由して乗車場所70まで最も早く到達可能な経路である。遅れ時間算出部214は、タクシー40が経路91を走行した場合における乗車場所70までの第2移動時間を算出する。
ここで、図4に示す経路91は、図3に示す経路90と比較して、経由地(乗車場所71)を経由する分、乗車場所70に到着する時間が遅れてしまう。このような遅れ時間は、第2移動時間から第1移動時間を減算することによって算出される。上述したように、遅れ時間はユーザXにとって不利益であり、このようなユーザXの不利益を解消する方策の一例として、ユーザYがユーザXに報酬を支払うことが考えられる。この方策を用いる場合、ユーザX及びユーザYに対し、交渉することが必要となる。しかしながら、常に交渉が必要とは限らない。そこで、交渉要否判断部215は、ユーザX及びユーザYのインセンティブ特性を推定し、推定したインセンティブ特性に基づいて、ユーザX及びユーザYと交渉が必要か否かを判断する。ここで、図5~図6を参照して、ユーザX及びユーザYのインセンティブ特性の一例を説明する。まず、図5を参照して、ユーザXのインセンティブ特性の一例を説明する。
図5は、ユーザXのインセンティブ特性の一例を示すグラフであり、縦軸はユーザYからユーザXへ支払われる報酬(金額)を示し、横軸は遅れ時間算出部214により算出された遅れ時間を示す。図5の縦軸に平行なラインAは、コンピュータ20がユーザXと交渉せずに、ユーザXが許容すると判断できる遅れ時間の上限値(上限時間)を示す。換言すれば、ラインAは、金額の多寡に関係なく無条件で、ユーザXが許容すると判断できる遅れ時間の上限値を示す。本実施形態では、ラインAが示す時間を、5分として説明する。つまり、コンピュータ20は、遅れ時間が5分より短いならば、ユーザXは遅れ時間を許容すると推定する。図5の縦軸に平行なラインBは、コンピュータ20がユーザXと交渉せずに、ユーザXが許容しないと判断できる遅れ時間の下限値(下限時間)を示す。換言すれば、ラインBは、金額の多寡に関係なく無条件で、ユーザXが許容しないと判断できる遅れ時間の下限値を示す。本実施形態では、ラインBが示す時間を、10分として説明する。つまり、コンピュータ20は、遅れ時間が10分より長いならば、ユーザXは遅れ時間を許容しないと推定する。なお、本実施形態において、遅れ時間の下限値は、遅れ時間の上限値より長い。
遅れ時間算出部214によって算出された遅れ時間が4分である場合、交渉要否判断部215は、図5に示すユーザXのインセンティブ特性に基づいて、ユーザXは遅れ時間を許容すると推定する。この場合、交渉要否判断部215は、ユーザX及びユーザYとの交渉は、不要と判断する。理由は、ユーザYが支払う金額の多寡にかかわらず、ユーザXは遅れ時間を許容すると推定されているからである。この場合、タクシー40は、図4に示す経路91に沿って走行することになり、ユーザYはタクシー40に乗車することができる。
一方、遅れ時間算出部214によって算出された遅れ時間が11分である場合、交渉要否判断部215は、ユーザXのインセンティブ特性に基づいて、ユーザXは遅れ時間を許容しないと推定する。この場合、交渉要否判断部215は、ユーザX及びユーザYとの交渉は、不要と判断する。理由は、ユーザYが支払う金額の多寡にかかわらず、ユーザXは遅れ時間を許容しないと推定されているからである。この場合、タクシー40は、図3に示す経路90に沿って走行することになり、ユーザYはタクシー40に乗車することはできない。
図5に示すラインCは、金額に応じて、ユーザXであれば遅れ時間を許容すると推定される遅れ時間を示す。より詳しくは、ラインCは、ユーザXが許容する遅れ時間の閾値と、ユーザYから受け取る金額との関係を示す。遅れ時間算出部214によって算出された遅れ時間が、ラインA(上限時間)~ラインB(下限時間)までの時間である場合、つまり、遅れ時間が5分~10分である場合、ユーザYからユーザXへ支払われる報酬(金額)が、ラインC上の遅れ時間に対応する金額以上であれば、ユーザXは遅れ時間を許容すると推定される。換言すれば、ラインCは、ユーザXが遅れ時間を許容すると推定される金額の下限値(第2下限値)である。
図5に示すラインDは、金額に応じて、ユーザXであれば遅れ時間を許容しないと推定される遅れ時間を示す。より詳しくは、ラインDは、ユーザXが許容しない遅れ時間の閾値と、ユーザYから受け取る金額との関係を示す。遅れ時間が5分~10分である場合、ラインDに示す金額以下であれば、ユーザXは遅れ時間を許容しないと推定される。換言すれば、ラインDは、ユーザXが遅れ時間を許容しないと推定される金額の上限値(第2上限値)である。なお、本実施形態において、ラインDが示す金額は、ラインCが示す金額より小さい。ラインA~Dによって、3つの領域R1~R3が形成される。領域R1は、ユーザXであれば遅れ時間を許容すると推定される領域である。領域R2は、ユーザXが遅れ時間を許容するか否か、推定できない領域である。領域R3は、ユーザXであれば遅れ時間を許容しないと推定される領域である。
ラインA~Dの推定方法は、ユーザXの属性、急ぎ度合い、予定などが用いられる。属性とは、性別(男性なのか女性なのか)、職業(社会人なのか学生なのか)、年齢、年収などである。例えば、ユーザXが社会人であれば、学生より時間に対してシビアであると考えられるため、推定されるラインA及びラインBは、遅れ時間が短くなる方向へずれる。例えば、ラインAは3分、ラインBは8分として推定される。また、時間に対してシビアであるほど、遅れ時間を許容するための金額は増えると考えられるため、ラインC及びラインDの傾斜角は大きくなると推定される。
一方、ユーザXが学生であれば、社会人よりは時間に対して寛容であると考えられるため、推定されるラインA及びラインBは、遅れ時間が長くなる方向へずれる。例えば、ラインAは7分、ラインBは12分として推定される。また、時間に対して寛容であるほど、遅れ時間を許容するための金額は減ると考えられるため、ラインC及びラインDの傾斜角は小さくなると推定される。
また、社会人という属性が同じであったとしても、年収が多いほど、時間に対してシビアであると考えられるため、推定されるラインA及びラインBは、さらに遅れ時間が短くなる方向へずれる。例えば、ラインAは2分、ラインBは7分として推定される。また、年収が多いほど、ラインC及びラインDの傾斜角はさらに大きくなると推定される。
このようなユーザXの属性は、会員登録時に入力されて、顧客データベース242に格納されている。交渉要否判断部215は顧客データベース242を参照して、ユーザXのインセンティブ特性を推定することができる。
また、交渉要否判断部215は、クラウド上に格納されているユーザXの予定表にアクセスし、ユーザXの予定表に基づいてインセンティブ特性の一例であるラインA~Dを推定してもよい。例えば、ユーザXの予定として、15時から会議が決まっていれば、現在の時刻に照らして、ラインBを推定することが可能となる。交渉要否判断部215は、15時の会議に間に合うためには降車場所に14時50分に到着することが求められる、と判断し、14時50分という時刻から逆算して、ラインBを推定しうる。ユーザYを乗車させない場合、つまり、図3に示す経路90に沿って走行した場合、14時40分に降車場所に到着すると仮定すると、10分がラインBとして推定される。つまり、経由地を経由しても、14時50分に降車場所に到着するならば、ユーザXは10分までの遅れを許容すると推定される。換言すれば、10分を超えて遅れる場合、ユーザXは遅れを許容しないと推定される。また、14時45分に降車場所に到着できれば、会議が始まる15時まで余裕があるため、5分がラインAとして推定される。
また、交渉要否判断部215は、ユーザXの降車場所の属性に基づいてラインA~Dを推定してもよい。ユーザXの降車場所がスーパーマーケットであれば、到着時間は厳密でなくてよい可能性があるため、推定されるラインA及びラインBは右側にずれる。あるいは、ユーザXの降車場所がレストランであれば、ユーザXはレストランを予約している可能性が高いため、到着時間は厳守である可能性が高い。そこで、ラインA及びラインBは左側にずれると推定される。同様に、ユーザXの降車場所が映画館であれば、上映時間は決まっているため、到着時間は厳守である可能性が高い。そこで、ラインA及びラインBは左側にずれると推定される。
このような降車場所の属性は、設定データベース241に格納されている。交渉要否判断部215は設定データベース241を参照して、ユーザXのインセンティブ特性を推定することができる。
また、ユーザXがタクシーをリクエストする際に、許容する遅れ時間の上限値(ラインAが示す時間)及び許容しない遅れ時間の下限値(ラインBが示す時間)を入力してもらい、交渉要否判断部215はその入力値を用いてラインA及びラインBを推定してもよい。あるいは、ラインA及びラインBは、ユーザXがタクシーをリクエストする際に入力した降車場所の到着希望時刻から推定されてもよい。あるいは、交渉要否判断部215は、顧客データベース242に格納されている、ユーザXの過去の履歴に基づいて、ラインA~Dを推定してもよい。ユーザXの過去の履歴とは、ユーザXが過去に許容した遅れ時間、許容しなかった遅れ時間、遅れ時間に対し要求した金額、実際に受け取った金額などである。また、ユーザXがタクシーをリクエストする際に、遅れ時間に対して許容する金額を入力してもらい、交渉要否判断部215はその入力値を用いてラインC及びラインDを推定してもよい。
上述したように、遅れ時間算出部214によって算出された遅れ時間が、ラインA(上限時間)よりも短い、又はラインB(下限時間)よりも長い場合、交渉要否判断部215は、ユーザXのインセンティブ特性のみで交渉が不要と判断する。一方、時間算出部214によって算出された遅れ時間が、ラインA(上限時間)以上、且つラインB(下限時間)以下である場合、交渉要否判断部215は、ユーザXのインセンティブ特性のみでは交渉が必要か否か判断しない。このような場合、交渉要否判断部215はユーザYのインセンティブ特性もさらに考慮して、交渉が必要か否か判断する。
図6を参照して、ユーザYのインセンティブ特性の一例を説明する。図6に示すラインEは、コンピュータ20がユーザYと交渉せずに、ユーザYがタクシーに乗車するためにユーザXに対して支払うと推定される金額の上限値(第1上限値)を示す。図6に示すラインFは、ユーザYがユーザXに対して支払わないと推定される金額の下限値(第1下限値)を示す。第1上限値は、いち早く乗車するためならばユーザYは支払うと推定される金額の上限値である。第1下限値は、いち早く乗車したいとはいえ、ユーザYは支払わないと推定される金額の下限値である。なお、第1下限値は、第1上限値より大きい。ラインE~Fによって、3つの領域R4~R6が形成される。領域R4は、ユーザYは支払うと推定される金額の領域である。領域R2は、ユーザYが支払うか否か、推定できない金額の領域である。領域R3は、ユーザYは支払わないと推定される金額の領域である。
ラインE~Fの推定方法は、ラインA~Dの推定方法と同様に、ユーザYの属性、急ぎ度合い、予定などが用いられる。例えば、ユーザYが社会人であれば、多くの金額を払ってでもいち早く乗車したいと考えられるため、推定されるラインE~Fは、金額が大きくなる方向へずれる。一方、ユーザYが学生であれば、あまり金額を払いたくないと考えられるため、推定されるラインE~Fは、金額が小さくなる方向へずれる。このようなユーザYの属性は、会員登録時に入力されて、顧客データベース242に格納されているため、交渉要否判断部215は顧客データベース242を参照すればよい。また、交渉要否判断部215はクラウド上に格納されているユーザYの予定表にアクセスし、ユーザYの予定表に基づいてラインE~Fを推定してもよい。
あるいは、ラインE~Fは、ユーザYが置かれている状況に基づいて推定されてもよい。例えば、ユーザYが居る場所が炎天下であったり、大雪であったりする場合、ユーザYは多くの金額を払ってでもいち早く乗車したいと考えられるため、推定されるラインE~Fは、金額が大きくなる方向へずれる。あるいは、交渉要否判断部215は、顧客データベース242に格納されている、ユーザYの過去の履歴に基づいて、ラインE~Fを推定してもよい。ユーザYの過去の履歴とは、ユーザYが実際に支払った金額である。なお、ユーザYがタクシーをリクエストする際に、ラインE~Fに係る金額を入力してもらい、交渉要否判断部215はその入力値を用いてラインE~Fを推定してもよい。
次に、図7~図9を参照して、ユーザX及びユーザYのインセンティブ特性を用いた、図5に示すラインA~Bまでの遅れ時間における、交渉が必要か否かの判断方法の一例を説明する。図7~図9に示すラインC~Dは、図5に示すラインAとラインBとの間のラインC~Dを意味する。また、図7~図9に示す領域R1~R3は、図5に示すラインAとラインBとの間の領域R1~R3を意味する。図7~図9に示すラインE~Fは、図6に示すラインE~Fを意味する。また、図7~図9に示す領域R4~R6は、図6に示す領域R4~R6を意味する。なお、図7~図9の説明において、ラインA~Bまでの遅れ時間を、単に遅れ時間と称する。
まず、図7を参照して、交渉が不要と判断される場合について説明する。図7において、ラインDが示す金額を100円、ラインCが示す金額を200円、ラインEが示す金額を300円、ラインFが示す金額を400円として説明する。図7において、領域R3は、ユーザXは100円以下の金額ならば遅れ時間を許容しないと推定される領域を意味する。また、領域R1は、ユーザXは200円以上の金額ならば遅れ時間を許容すると推定される領域を意味する。また、領域R2は、100円より大きく200円より小さい金額ならばユーザXが遅れ時間を許容するか否か、推定できない領域を意味する。一方、領域R4は、いち早く乗車するためならばユーザYは300円までなら支払うと推定される領域を意味する。また、領域R6は、いち早く乗車したいとはいえ、ユーザYは400円以上は支払わないと推定される領域を意味する。また、領域R5は、300円より大きく400円より小さい金額についてはユーザYが支払うか否か、推定できない領域を意味する。
図7において、ラインE(300円)は、ラインC(200円)以上である。つまり、ユーザXが遅れ時間を許容すると推定される金額(200円)より、ユーザYが支払うと推定される金額(300円)のほうが大きい。この場合、交渉要否判断部215は、交渉は不要と判断する。交渉要否判断部215は、ユーザYがユーザXに支払う金額について、200円~300円の間で決定する。200円~300円の間であれば、どのような金額でもよいが、ユーザYの利便性を考慮するならば200円がよい。配車受付部211は、交渉要否判断部215によって決定された金額をユーザX及びユーザYに通知する。
次に、図8を参照して、交渉が不要と判断される場合について説明する。図8において、ラインEが示す金額を100円、ラインFが示す金額を200円、ラインDが示す金額を300円、ラインCが示す金額を400円として説明する。図7において、領域R3は、ユーザXは300円以下の金額ならば遅れ時間を許容しないと推定される領域を意味する。また、領域R1は、ユーザXは400円以上の金額ならば遅れ時間を許容すると推定される領域を意味する。また、領域R2は、400円より大きく300円より小さい金額ならばユーザXが遅れ時間を許容するか否か、推定できない領域を意味する。一方、領域R4は、いち早く乗車するためならばユーザYは100円までなら支払うと推定される領域を意味する。また、領域R6は、いち早く乗車したいとはいえ、ユーザYは200円以上は支払わないと推定される領域を意味する。また、領域R5は、100円より大きく200円より小さい金額についてはユーザYが支払うか否か、推定できない領域を意味する。
図8において、ラインD(300円)は、ラインF(200円)より大きい。つまり、ユーザXが遅れ時間を許容しないと推定される金額(300円)は、ユーザYが支払うと推定される金額(200円)より大きい。この場合、交渉要否判断部215は、交渉は不要と判断する。割当部212は、タクシー40とは別のタクシーをユーザYに割り当てる。
次に、図9を参照して、交渉が必要と判断される場合について説明する。図9において、ラインDが示す金額を100円、ラインEが示す金額を200円、ラインCが示す金額を300円、ラインFが示す金額を400円として説明する。図7において、領域R3は、ユーザXは100円以下の金額ならば遅れ時間を許容しないと推定される領域を意味する。また、領域R1は、ユーザXは300円以上の金額ならば遅れ時間を許容すると推定される領域を意味する。また、領域R2は、100円より大きく300円より小さい金額ならばユーザXが遅れ時間を許容するか否か、推定できない領域を意味する。一方、領域R4は、いち早く乗車するためならばユーザYは200円までなら支払うと推定される領域を意味する。また、領域R6は、いち早く乗車したいとはいえ、ユーザYは400円以上は支払わないと推定される領域を意味する。また、領域R5は、200円より大きく400円より小さい金額についてはユーザYが支払うか否か、推定できない領域を意味する。
図9において、100円より大きく400円より小さい金額ならば、ユーザX及びユーザYの双方が納得する可能性がある。そこで、交渉要否判断部215は、ユーザX及びユーザYと交渉する必要がある判断する。なお、交渉方法の詳細について省略する。
次に、図10~11のフローチャートを参照して、コンピュータ20(要否判断装置)の一動作例を説明する。
ステップS101において、配車受付部211は、ユーザXからのリクエスト(第1リクエスト)を、端末装置60を介して受け付ける。処理はステップS103に進み、割当部212は、ステップS101で受け付けたリクエストに基づいて、複数のタクシー40~42の中から適切なタクシーを割り当てる。割当部212は、効率化のために、複数のタクシー40~42の中から、ユーザXが希望する乗車場所70に最も近い空車のタクシー40を割り当てる(図3参照)。割当部212は、タクシー40の現在地から乗車場所70までの経路90を設定し、設定した経路90に沿って乗車場所70まで走行するようにタクシー40に対して指令を送る。タクシー40は割当部212からの指令に基づいて各種のアクチュエータを制御して乗車場所70に向かう。
処理はステップS105に進み、移動時間算出部213は、タクシー40が、経路90に沿って乗車場所70に到着するまでに要する第1移動時間を算出する。処理は、ステップS107に進み、配車受付部211は、ユーザXのリクエストを受け付けた後に、ユーザYのリクエスト(第2リクエスト)を受け付ける。処理はステップS109に進み、割当部212は、ユーザYが希望する乗車場所71と、タクシー40の現在地とが近い場合、ユーザYを乗車させるタクシーとして、タクシー40が効率的と判断し、タクシー40を割り当てる(図4参照)。割当部212は、乗車場所71を経由して乗車場所70に到達する経路91を設定する。
処理はステップS111に進み、移動時間算出部213は、タクシー40が、経路91の沿って乗車場所70に到着するまでに要する第2移動時間を算出する。処理はステップS113に進み、遅れ時間算出部214は、第2移動時間から第1移動時間を減算することによって、遅れ時間Tを算出する。遅れ時間TはユーザXにとって不利益であり、このようなユーザXの不利益を解消する方策の一例として、ユーザYがユーザXに報酬を支払うことが考えられる。この方策を用いる場合、ユーザX及びユーザYに対し、交渉することが必要となる。しかしながら、常に交渉が必要とは限らない。そこで、処理はステップS115に進み、交渉要否判断部215は、ユーザXのインセンティブ特性を推定し(図5参照)、推定したインセンティブ特性に基づいて、交渉が必要か否かを判断する。
処理はステップS117に進み、遅れ時間Tがインセンティブ特性のラインAが示す時間(上限時間)より短い場合(ステップS117でYes)、交渉要否判断部215は、交渉は不要と判断する(ステップS129)。この場合、タクシー40は、経路91に沿って走行することになり、ユーザYはタクシー40に乗車することができる。一方、遅れ時間Tがインセンティブ特性のラインAが示す時間以上である場合(ステップS117でNo)、処理はステップS119に進む。ステップS119において、遅れ時間Tがインセンティブ特性のラインBが示す時間(下限時間)より長い場合(ステップS119でYes)、交渉要否判断部215は、交渉は不要と判断する(ステップS129)。この場合、タクシー40は、経路90に沿って走行することになり、ユーザYはタクシー40に乗車することはできない。遅れ時間Tがインセンティブ特性のラインBが示す時間以下である場合(ステップS119でNo)、処理はステップS121に進む。
ステップS121において、交渉要否判断部215は、ユーザYのインセンティブ特性を推定し(図6参照)、推定したユーザX及びユーザYのインセンティブ特性に基づいて、交渉が必要か否かを判断する(ステップS123)。図7に示すようにラインEが示す金額(第1上限値)がラインCに示す金額(第2下限値)以上である場合(ステップS125でYes)、交渉要否判断部215は、交渉は不要と判断する(ステップS129)。この場合、タクシー40は、経路91に沿って走行することになり、ユーザYはタクシー40に乗車することができる。一方、ステップS125でNoである場合、処理はステップS127に進む。図8に示すようにラインDに示す金額(第2上限値)がラインFに示す金額(第1下限値)より大きい場合(ステップS127でYes)、交渉要否判断部215は、交渉は不要と判断する(ステップS129)。この場合、タクシー40は、経路90に沿って走行することになり、ユーザYはタクシー40に乗車することはできない。ステップS127でNoである場合、交渉要否判断部215は、交渉が必要と判断する(ステップS131)。
(作用効果)
以上説明したように、本実施形態によれば、以下の作用効果が得られる。
配車受付部211が、ユーザXの端末装置60からリクエストを受け付けた後に、ユーザYの端末装置61からリクエストを受け付けた場合、移動時間算出部213は、タクシー40が、経路90に沿って乗車場所70に到着するまでに要する第1移動時間を算出する。また、移動時間算出部213は、タクシー40が、経路91に沿って乗車場所70に到着するまでに要する第2移動時間を算出する。遅れ時間算出部214は、第2移動時間から第1移動時間を減算することによって、遅れ時間を算出する。交渉要否判断部215は、遅れ時間算出部214によって算出された遅れ時間に基づいて、ユーザX及びユーザYと交渉が必要か否かを判断する。これにより、交渉要否判断部215は、不要な交渉を省略できる。
また、交渉要否判断部215は、ユーザXと交渉せずにユーザXが許容すると判断できる遅れ時間の上限値として上限時間を推定する。そして、交渉要否判断部215は、遅れ時間が、上限時間より短い場合は、交渉は不要と判断する。これにより、交渉要否判断部215は、不要な交渉を省略できる。なお、上限時間とは例えば図5のラインAが示す時間である。このような上限時間は、ユーザXの属性、急ぎ度合い、予定などを用いて推定される。
また、交渉要否判断部215は、ユーザXと交渉せずにユーザXが許容しないと判断できる遅れ時間の下限値として、上限時間より長い下限時間を推定する。そして、交渉要否判断部215は、遅れ時間が、下限時間より長い場合は、交渉は不要と判断する。これにより、交渉要否判断部215は、不要な交渉を省略できる。なお、下限時間とは例えば図5のラインBが示す時間である。このような下限時間も上限時間と同様に、ユーザXの属性、急ぎ度合い、予定などを用いて推定される。
また、遅れ時間が、上限時間以上、かつ、下限時間以下である場合、交渉要否判断部215は、ユーザYと交渉せずにユーザYがユーザXに対して支払う報酬の第1上限値と、ユーザYと交渉せずにユーザYがユーザXに対して支払わない報酬の第1下限値とを推定し、かつ、ユーザXと交渉せずにユーザXが遅れ時間を許容すると判断できる、ユーザYから受け取る報酬の第2下限値と、ユーザXと交渉せずにユーザXが許容しないと判断できる、ユーザYから受け取る報酬の第2上限値とを推定する。そして、交渉要否判断部215は、第1上限値が、第2下限値以上である場合、交渉は不要と判断する。これにより、交渉要否判断部215は、不要な交渉を省略できる。第1上限値及び第1下限値は、ユーザYの属性、急ぎ度合い、予定などを用いて推定される。第2上限値及び第2下限値は、ユーザXの属性、急ぎ度合い、予定などを用いて推定される。
また、第2上限値が、第1下限値より大きい場合、交渉要否判断部215は交渉は不要と判断する。これにより、交渉要否判断部215は、不要な交渉を省略できる。
上述の実施形態に記載される各機能は、1または複数の処理回路により実装され得る。処理回路は、電気回路を含む処理装置等のプログラムされた処理装置を含む。処理回路は、また、記載された機能を実行するようにアレンジされた特定用途向け集積回路(ASIC)や回路部品等の装置を含む。
上記のように、本発明の実施形態を記載したが、この開示の一部をなす論述及び図面はこの発明を限定するものであると理解すべきではない。この開示から当業者には様々な代替実施の形態、実施例及び運用技術が明らかとなろう。
図4に示す例において、ユーザYの降車場所によっては、ユーザXはユーザYと相乗りになる場合と相乗りにならない場合がある。例えば、図12に示すように、ユーザYの降車場所80が、ユーザXの乗車場所70より手前である場合、相乗りは発生しない。図示は省略するが、ユーザYの降車場所80が、ユーザXの乗車場所70より遠い場合、相乗りが発生する。
また、上述の実施形態では、タクシー40がユーザXの乗車場所70に向かう例を説明したが、本発明はすでにユーザXがタクシー40に乗車しており、ユーザXの降車場所に向かう途中でユーザYのリクエストを受けた場合にも適用できる。例えば、図13に示すように、ユーザXがタクシー40に乗車しており、ユーザXの降車場所81に向かう途中でユーザYのリクエストを受けた場合、ユーザXが降車場所81での到着時間の遅れを許容できるならば、タクシー40はユーザYの乗車場所71を経由して降車場所81に向かうことになる。図13に示す例の遅れ時間は、タクシー40が乗車場所71を経由して降車場所81に到着する経路を走行した場合の移動時間から、タクシー40が乗車場所71を経由せずに降車場所81に到着する経路を走行した場合の移動時間を減算すればよい。
なお、上述した実施形態では、後からリクエストしたユーザYが先にリクエストしたユーザXに報酬を支払うと説明したが、これに限定されない。例えば、ユーザYはタクシーの配車サービスを提供するサービサーに報酬を支払ってもよい。あるいは、ユーザYは、ユーザX及びサービサーの双方に所定の割合で報酬を支払ってもよい。
10 システム
20 コンピュータ
22 メモリ
23、401、601 通信I/F
24 ストレージ
30 通信ネットワーク
40~42 タクシー
60~61 端末装置
211 配車受付部
212 割当部
213 移動時間算出部
214 時間算出部
215 交渉要否判断部
241 設定データベース
242 顧客データベース
602 配車アプリ
402 車両ECU

Claims (4)

  1. 第1ユーザの装置から目的地において車両に乗車又は前記車両から降車する第1リクエストをサーバが受け付けた後に、第2ユーザの装置から前記目的地とは異なる経由地において前記車両に乗車又は前記車両から降車する第2リクエストを前記サーバが受け付けた場合において、前記第1ユーザ及び前記第2ユーザと、前記車両が前記目的地まで移動する時間の遅れについて、通知する必要があるか否かを、前記サーバが判断する遅延交渉の要否判断方法であって、
    前記サーバは、
    前記車両が、前記目的地に到着する第1経路を走行した場合の前記目的地までの第1移動時間を算出し、
    前記車両が、前記経由地を経由して前記目的地に到着する第2経路を走行した場合の前記目的地までの第2移動時間を算出し、
    前記第2移動時間から前記第1移動時間を減算した遅れ時間に基づいて、前記第1ユーザ及び前記第2ユーザと通知する必要があるか否かを判断し、
    前記第1ユーザと交渉せずに前記第1ユーザが許容すると判断できる前記遅れ時間の上限値として上限時間を推定し、
    前記遅れ時間が、前記上限時間より短い場合は、前記交渉は不要と判断し、
    前記第1ユーザと交渉せずに前記第1ユーザが許容しないと判断できる前記遅れ時間の下限値として、前記上限時間より長い下限時間を推定し、
    前記遅れ時間が、前記下限時間より長い場合は、前記交渉は不要と判断し、
    前記遅れ時間が、前記上限時間以上、かつ、前記下限時間以下である場合、前記第2ユーザと交渉せずに前記第2ユーザが前記第1ユーザに対して支払う報酬の第1上限値と、前記第2ユーザと交渉せずに前記第2ユーザが前記第1ユーザに対して支払わない報酬の第1下限値とを推定し、かつ、前記第1ユーザと交渉せずに前記第1ユーザが前記遅れ時間を許容すると判断できる、前記第2ユーザから受け取る報酬の第2下限値と、前記第1ユーザと交渉せずに前記第1ユーザが許容しないと判断できる、前記第2ユーザから受け取る報酬の第2上限値とを推定し、
    前記第1上限値が、前記第2下限値以上である場合、前記交渉は不要と判断することを特徴とする遅延交渉の要否判断方法。
  2. 前記サーバは、前記第2上限値が、前記第1下限値より大きい場合、前記交渉は不要と判断することを特徴とする請求項に記載の遅延交渉の要否判断方法。
  3. 第1ユーザの装置から目的地において車両に乗車又は前記車両から降車する第1リクエストを受け付けた後に、第2ユーザの装置から前記目的地とは異なる経由地において前記車両に乗車又は前記車両から降車する第2リクエストを受け付けた場合において、前記第1ユーザ及び前記第2ユーザと、前記車両が前記目的地まで移動する時間の遅れについて、通知する必要があるか否かを判断する遅延交渉の要否判断装置であって、
    コンピュータを備え、
    前記コンピュータは、
    前記車両が、前記目的地に到着する第1経路を走行した場合の前記目的地までの第1移動時間を算出し、
    前記車両が、前記経由地を経由して前記目的地に到着する第2経路を走行した場合の前記目的地までの第2移動時間を算出し、
    前記第2移動時間から前記第1移動時間を減算した遅れ時間に基づいて、前記第1ユーザ及び前記第2ユーザと通知する必要があるか否かを判断し、
    前記第1ユーザと交渉せずに前記第1ユーザが許容すると判断できる前記遅れ時間の上限値として上限時間を推定し、
    前記遅れ時間が、前記上限時間より短い場合は、前記交渉は不要と判断し、
    前記第1ユーザと交渉せずに前記第1ユーザが許容しないと判断できる前記遅れ時間の下限値として、前記上限時間より長い下限時間を推定し、
    前記遅れ時間が、前記下限時間より長い場合は、前記交渉は不要と判断し、
    前記遅れ時間が、前記上限時間以上、かつ、前記下限時間以下である場合、前記第2ユーザと交渉せずに前記第2ユーザが前記第1ユーザに対して支払う報酬の第1上限値と、前記第2ユーザと交渉せずに前記第2ユーザが前記第1ユーザに対して支払わない報酬の第1下限値とを推定し、かつ、前記第1ユーザと交渉せずに前記第1ユーザが前記遅れ時間を許容すると判断できる、前記第2ユーザから受け取る報酬の第2下限値と、前記第1ユーザと交渉せずに前記第1ユーザが許容しないと判断できる、前記第2ユーザから受け取る報酬の第2上限値とを推定し、
    前記第1上限値が、前記第2下限値以上である場合、前記交渉は不要と判断することを特徴とす遅延交渉の要否判断装置
  4. 第1ユーザの装置と、
    第2ユーザの装置と、
    車両に搭載されたコンピュータと、
    サーバと、を含み、
    前記サーバは、前記第1ユーザの装置、前記第2ユーザの装置、及び前記車両に搭載されたコンピュータと通信し、
    前記第1ユーザの装置から目的地において前記車両に乗車又は前記車両から降車する第1リクエストを前記サーバが受け付けた後に、前記第2ユーザの装置から前記目的地とは異なる経由地において前記車両に乗車又は前記車両から降車する第2リクエストを前記サーバが受け付けた場合において、前記第1ユーザ及び前記第2ユーザと、前記車両が前記目的地まで移動する時間の遅れについて、通知する必要があるか否かを判断する遅延交渉の要否判断システムであって、
    前記サーバは、
    前記車両が、前記目的地に到着する第1経路を走行した場合の前記目的地までの第1移動時間を算出し、
    前記車両が、前記経由地を経由して前記目的地に到着する第2経路を走行した場合の前記目的地までの第2移動時間を算出し、
    前記第2移動時間から前記第1移動時間を減算した遅れ時間に基づいて、前記第1ユーザ及び前記第2ユーザと通知する必要があるか否かを判断し、
    前記第1ユーザと交渉せずに前記第1ユーザが許容すると判断できる前記遅れ時間の上限値として上限時間を推定し、
    前記遅れ時間が、前記上限時間より短い場合は、前記交渉は不要と判断し、
    前記第1ユーザと交渉せずに前記第1ユーザが許容しないと判断できる前記遅れ時間の下限値として、前記上限時間より長い下限時間を推定し、
    前記遅れ時間が、前記下限時間より長い場合は、前記交渉は不要と判断し、
    前記遅れ時間が、前記上限時間以上、かつ、前記下限時間以下である場合、前記第2ユーザと交渉せずに前記第2ユーザが前記第1ユーザに対して支払う報酬の第1上限値と、前記第2ユーザと交渉せずに前記第2ユーザが前記第1ユーザに対して支払わない報酬の第1下限値とを推定し、かつ、前記第1ユーザと交渉せずに前記第1ユーザが前記遅れ時間を許容すると判断できる、前記第2ユーザから受け取る報酬の第2下限値と、前記第1ユーザと交渉せずに前記第1ユーザが許容しないと判断できる、前記第2ユーザから受け取る報酬の第2上限値とを推定し、
    前記第1上限値が、前記第2下限値以上である場合、前記交渉は不要と判断することを特徴とす遅延交渉の要否判断システム
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