JP7355572B2 - 管理システム及び管理方法 - Google Patents

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Description

本発明は、生産ライン上のワークの管理システム及び管理方法に関する。
工場等の生産施設において、生産施設で製造される部品が適切に生産ライン上を搬送されていることを管理するために、IDタグが活用されている。例えば、加工される板材に無線IDを有する識別札を設け、この識別札を各工程の入口及び各工程の加工機において検出する方法が知られている(例えば、特許文献1参照)。この方法によれば、工程の作業エリア内に入った後、加工が開始されずに待機する板材の滞り状況を監視することができ、かつ作業者による板材の種類の見分けを容易に行うことができる。
特開2010-102495号公報
しかしながら、上記方法では、各工程において板材(ワーク)が適切に搬送され加工処理されたことは確認できるが、各工程において加工処理にどの程度の時間を要したのか、或いは、ワークが生産ラインにおいて順序通りの工程で加工処理がなされたのかといった生産ラインにおけるワークの詳細な作業状態を確認することができないという課題があった。
本発明の目的は、上記課題に鑑みてなされたものであり、生産ライン上のワークの作業状態(作業工程の良否や作業時間など)を的確に管理することができる管理システム及び管理方法を提供することにある。
上記課題を解決するため、本発明に係る第1の態様は、生産ライン上のワークを管理する管理システムであって、前記ワークに取り付けられる識別子と、前記生産ラインの少なくとも1つの工程において前記識別子に含まれる識別子情報を読み取る読取端末と、前記読取端末により読み取られた前記識別子情報と該識別子情報と関連付けられる時間情報を記憶する管理サーバとを備え、前記管理サーバは、記憶された前記識別子情報と前記時間情報とに基づいて前記ワークの作業状態を管理する。
また、前記管理サーバは、前記生産ラインにおける各工程に関する工程情報をさらに記憶し、記憶された前記識別子情報と前記時間情報と前記工程情報とに基づいて前記ワークの作業状態を管理することが好ましい。
また、前記管理サーバは、前記ワークが前記生産ラインのうち所定の工程を通過しているかどうかを判断し、前記ワークが前記所定の工程を通過していないと判断したときは、所定の情報を通知することが好ましい。
また、前記管理サーバは、前記ワークが前記生産ラインのうち所定の工程を順序通りに通過しているかどうかを判断し、前記ワークが前記所定の工程を順序通り通過していないと判断したときは、所定の情報を通知することが好ましい。
また、前記管理サーバは、前記生産ラインにおける複数の工程間の作業時間を計測することが好ましい。
また、前記管理サーバは、複数の生産ライン上の前記ワークの作業状態を管理することが好ましい。
本発明に係る第2の態様は、生産ライン上のワークを管理する管理方法であって、前記生産ラインの少なくとも1つの工程において、前記ワークに取り付けられる識別子に含まれる識別子情報を読み取る工程と、読み取られた前記識別子情報と該識別子情報と関連付けられる時間情報を記憶する工程と、記憶された前記識別子情報と前記時間情報とに基づいて前記ワークの作業状態を管理する工程とを備える。
本発明に係る態様によれば、ワークに取り付けられる識別子を活用することにより、生産ライン上のワークの作業状態を精度高く管理することができる。
本発明の実施の形態に係る管理システムの構成を表す概略図である。 図1に示すワークに取り付けられる識別子の構成を表す概略図である。 図1に示す(a)読取端末の構成を表す図であり、(b)読取端末の表示部に表示される情報の概略を表す図である。 本発明の実施の形態に係る管理方法を表すフロー図である。
本発明の好ましい実施の形態について、図面を参照しながら説明する。なお、以下に示す実施の形態は一つの例示であり、本発明の範囲において、種々の形態をとり得る。
<管理システムの構成>
図1~図3を用いて、本発明の実施の形態に係る管理システムの構成について説明する。本発明の実施の形態に係る管理システム1は、生産ライン10上を流れる作業対象物であるワークWの作業状態を管理するためのシステムである。本実施の形態においては、生産ライン10が、第1工程11と、第2工程12と、第3工程13と、第4工程14とから構成されているものとして説明する。ワークWが鋼製セグメントであるとした場合において、例えば、第1工程11がセグメントの仮組工程、第2工程12が溶接工程、第3工程13が仕上げ工程、第4工程14が検査工程に対応する。
なお、各工程における作業の内容はあくまで例示であり、工程の数や工程の内容についてはこれらに限定されるものではない。また、ワークWも鋼製セグメントには限定されず、生産ラインにおいて作業対象となるものであれば、いかなる対象物が適用されてもよい。
図1に示すように、管理システム1は、生産ライン10上を流れる作業対象物であるワークWに取り付けられる識別子2と、生産ライン10の各工程11,12,13,14において、識別子2に書き込まれている情報(以下「識別子情報」ともいう)を読み取る読取端末20と、読取端末20によって読み取られた識別子情報を管理する管理サーバ30と、読取端末20と管理サーバ30とを通信自在に接続する無線又は有線LAN(Local area network)等で構築されるネットワーク40(通信部)とを有する。
(識別子)
識別子2は、ワークWの表面に取り付けられるシート状体からなり、裏面が粘着性を有することによりワークWに貼り付けられるように構成されている。識別子2は、例えば、プリンタによって印字作成される。
図2に示すように、識別子2は、シート状体の表面に印字され、ワークW及び生産ライン10上でのワークWの作業に関する識別子情報が書き込まれたコード2aと、識別子情報を作業者が目視で確認できるように印字された記述情報2bとを有する。コード2aは、例えば、QRコード(登録商標)やバーコードなどの読み取りコードから構成されている。コード2aには、例えば、管理番号、指図番号、ワークWの部材番号、ワークWの納品期限に関する情報(納期情報)などが書き込まれている。コード2aに書き込まれる情報はこれに限られず、ワークWやワークWの作業管理に必要な情報であればいかなる情報が含まれていてもよい。コード2aに書き込まれた情報は、後述する読取端末20によってコード2aを読み取ることにより、読取端末20の表示部21に表示される。記述情報2bは、コード2aに書き込まれた情報と同じであってもよく、あるいは、コード2aに書き込まれた情報の一部が印字されたものであってもよい。なお、記述情報2bは必須ではなく、識別子2がコード2aのみを有する構成であってもよい。
(読取端末)
読取端末20は、識別子2のコード2aに書き込まれた情報を読み取るものであり、図3(a)に示すように表示部21と操作部22とを有している。また、読取端末20は、表示部21及び操作部22が配置される側と反対側において、識別子2のコード2aを読み取る読取部(図示せず)を有している。
図1に示すように、読取端末20は、生産ライン10の各工程11,12,13,14に設置されている。以下、各工程11,12,13,14に設置される読取端末20を表す場合には、読取端末20a,20b,20c,20dという。各工程11,12,13,14に設置される読取端末20a,20b,20c,20dには、それぞれ設置される工程と紐づけられたID情報(以下「端末ID情報」ともいう)が付与されている。従って、例えば、第1工程11に設置された読取端末20aによって識別子2のコード2aが読み取られた場合には、読み取られた情報が読取端末20からネットワーク40を介して管理サーバ30へ送信されることにより、この端末ID情報に基づいてワークWに関する情報が第1工程において読み取られたものであることが管理サーバ30によって認識される。このように、各読取端末20が端末ID情報を有しているので、例えば、作業者が本来第2工程12で使用するべき読取端末20bを誤って第1工程11で使用した場合には、読取端末20bから送信された情報が管理サーバ30へ送信されると、第1工程11における作業に誤りがあることが管理サーバ30によって認識される。このような場合には、後述するように管理サーバ30を構成する通知部33によって、読取端末20bに対して警告通知がなされる。
読取端末20によるワークWの識別子情報の読み取りは、各工程11,12,13,14の作業開始前と作業完了後にそれぞれ行われる。具体的には、まず、ワークWが、各工程11,12,13,14の作業開始前の位置11A,12A,13A,14Aに置かれている状況において、識別子2のコード2aが読取端末20a,20b,20c,20dに読み取られる。このとき読み取られた情報がネットワーク40を介して管理サーバ30へ送信されることにより、管理サーバ30によって各工程において作業が送信日時に開始されたことが認識される。
次に、各工程11,12,13,14の作業が完了した段階で、ワークWが、各工程11,12,13,14の作業完了後の位置11B,12B,13B,14Bに置かれた状態おいて、識別子2のコード2aが読取端末20a,20b,20c,20dに読み取られる。このとき読み取られた情報がネットワーク40を介して管理サーバ30へ送信されることにより、管理サーバ30によって、各工程において作業が送信日時に完了したことが認識される。
なお、上記のように読取端末20による情報の読み取りは、各工程11,12,13,14の作業開始前と作業完了後の両方に行われる場合に限られない。作業開始前と作業完了後のいずれかのタイミングのみで読取端末20による情報の読み取りが行われる構成が適用されてもよい。
図3(b)に示すように、読取端末20によって識別子2のコード2aが読み取られると、コード2aに書き込まれた識別子情報が読取端末20の表示部21に表示される。このように、コード2aに書き込まれた情報が表示部21に表示されることにより、作業者は、表示部21に表示された情報と、記述情報2bとが一致しているかどうかを確認することができる。なお、表示部21には、識別子情報の他に、作業者の情報(以下「作業者情報」ともいう)や上記した読取端末20の端末ID情報が表示されてもよい。
読取端末20によって読み取られた識別子情報は、操作部22において送信操作がなされることによりネットワーク40を介して管理サーバ30へと送信される。なお、読取端末20からの情報送信の操作においては送信される情報が各工程11,12,13,14の作業開始前のタイミングのものであるのか、或いは作業完了後のタイミングのものであるのかが明確に区別されるようにしてもよい。例えば、表示部21上に「作業開始前」と「作業完了後」の選択肢を表示させ、これを操作部22の操作により上記いずれかが選択された後に読取端末20により情報が送信される。また、識別子情報に加えて、端末ID情報、送信日時に関する情報(以下「時間情報」ともいう)、作業者情報などが管理サーバ30へと送信される。なお、管理サーバ30へ情報が送信される手段は、これに限られない。操作部22による操作を介することなく、識別子2のコード2aが読取端末20によって読み取られたタイミングで自動的にネットワーク40を介して管理サーバ30へ情報が送信される構成が適用されてもよい。
なお、作業者が「作業開始前」と「作業完了後」の選択肢の選択を誤って作業を行うことが想定される。例えば、作業完了後のタイミングで「作業開始前」を選択して読取端末20から管理サーバ30へ情報送信された場合には、以前の作業開始前の作業時間(送信日時)が更新(上書き)され、新たに情報送信された日時が作業開始前の作業時間として管理サーバ30によって認識される。但し、このような態様に限らず、例えば、上記のように情報更新がされる代わりに、「作業開始前」の情報送信が連続して行われている旨の警告通知が管理サーバ30から読取端末20に対して行われる構成が適用されてもよい。
(管理サーバ)
管理サーバ30は、読取端末20から送信されるワークWに関する識別子情報を受信し、当該識別子情報に基づいて、生産ライン10上に流れるワークWの作業状態を管理する。図1に示すように、管理サーバ30は、記憶部31と、処理部32と、通知部33とを有する。
記憶部31は、読取端末20から送信された情報を記憶するものであり、例えば、RAM(Random access memory)やROM(Read on memory)、HDD(Hard disk drive)などで構成されている。記憶部31は、識別子2に関する識別子情報、端末ID情報若しくは端末ID情報に相当する工程に関する情報(以下「工程情報」ともいう)、時間情報、作業者情報などを記憶する。記憶部31は、読取端末20からこれらの情報が送信されるたびに、ワークW別且つ工程別に情報を記憶する。
処理部32は、記憶部31に記憶された情報に基づいて生産ライン10上のワークWの作業状態を判断する。処理部は、例えば、CPU(Central processing unit)やMPU(Micro processing unit)などで構成されている。
処理部32は、管理サーバ30が読取端末20から送信される情報を受信したときに、記憶部31に記憶されている情報を照合し、当該読取端末20が設置された工程よりも前の工程における情報が全て記憶部31に記憶されているか否か、すなわち、ワークWが生産ライン10における所定の工程を全て通過しているか否かを判断する。さらに、処理部32は、記憶部31に記憶されている情報を照合し、当該読取端末20に相当する工程よりも前の工程における情報が時系列的に正しく記憶部31に記憶されているか否か、すなわち、ワークWが所定の工程を順序通りに通過しているか否かを判断する。このような処理が行われることにより、作業者は、生産ラインにおいて、ワークWに対する作業漏れがないことや、適正な順序での作業が実行されていることを把握することができる。
また、処理部32は、生産ライン10における複数の工程間の作業時間を計測する。例えば、処理部32は、第1工程11の作業開始前のタイミングで読取端末20による情報の読み取りが行われてから、第4工程14の作業完了後のタイミングで読取端末20による情報の読み取りが行われるまでの作業時間を計測する。これは、読取端末20から送信される時間情報が、各工程の作業開始前と作業開始後において、管理サーバ30の記憶部31に記憶されることにより実現される。
さらに、処理部32は、1つの工程における作業時間を計測してもよい。この場合、例えば、処理部32は、第1工程11の作業開始前のタイミングで読取端末20による情報の読み取りが行われてから、同工程の作業完了後のタイミングで読取端末20による情報の読み取りが行われるまでの時間を第1工程11における作業時間として計測する。
このような処理部32の構成により、作業者は、生産ライン10の所定の工程間においてどのくらいの作業時間を要したのかを把握することができる。
また、処理部32は、上記作業時間の計測に基づき、予め定めた各工程11,12,13,14の処理に要する基準時間に対して、実際に掛かった作業時間が同等であったか或いは遅延しているかを判断してもよい。処理部32によってこのような処理が行われることにより、作業者は、各工程11,12,13,14における作業の遅延の有無を把握することができる。
通知部33は、読取端末20から受信する情報に応じて読取端末20に対して各種情報を通知する。例えば、処理部32が、読取端末20から送信される工程情報(どの工程における情報が送信されたのかを特定するための情報)を受信したときに、当該読取端末20が該当する工程よりも前の工程における情報が記憶部31に記憶されていないと判断した場合には、通知部33は、ネットワーク40を介して、読取端末20に対して前工程の作業が完了していない旨を通知する。具体的には、通知部33から読取端末20に対してエラーメッセージ(警告通知)のデータが送信され、当該メッセージが読取端末20の表示部21に表示される。なお、前の工程における情報が記憶部31に記憶されていない状態とは、例えば、第2工程12における作業開始前の情報が読取端末20bから管理サーバ30へ送信された時に、記憶部31には、第1工程11における情報が記憶されていない場合が挙げられる。
また、例えば、処理部32が、読取端末20から送信される工程情報を受信したときに、当該読取端末20に該当する工程よりも前の工程における情報が時系列的に正しく記憶部31に記憶されていないと判断した場合には、通知部33は、ネットワーク40を介して、読取端末20に対して作業工程が順序通りに行われていない旨を通知する。具体的には、通知部33から読取端末20に対してエラーメッセージ(警告通知)のデータが送信され、当該メッセージが読取端末20の表示部21に表示される。なお、前の工程における情報が時系列的に正しく記憶部31に記憶されていない状態とは、例えば、第3工程13における作業開始前の情報が読取端末20cから管理サーバ30へ送信された時に、記憶部31に記憶されている第1工程11における作業時間(読取端末20aからの送信日時)と第2工程12における作業時間(読取端末20bからの送信日時)とが時系列的に逆、すなわち第2工程12の作業日時の方が第1工程11の作業日時よりも早い場合が挙げられる。
なお、通知部33から読取端末20に対して送信される情報は、上記のようなエラーメッセージに限られない。例えば、処理部32によって前工程の作業が完了していないと判断された場合に、通知部33から読取端末20に対して作業が完了していない工程に関する情報が送信される構成が適用されてもよい。また、例えば、処理部32によって前の工程における情報が時系列的に正しく記憶部31に記憶されていないと判断された場合に、通知部33から読取端末20に対して順序通りに行われていない工程に関する情報が送信される構成が適用されてもよい。
また、上記のような作業工程においてワークWの作業状態に何らかの問題が発生している場合だけではなく、処理部32によってワークWの作業が正常に行われていると判断された場合にも、当該作業が正常に行われている旨を読取端末20に対して通知する構成としてもよい。
なお、管理サーバ30による上記処理は、1つの生産ラインに対してだけではなく、複数の生産ライン10上のワークWの作業状態を管理する場合にも適用される。この場合には、各生産ライン10におけるワークWの識別子情報が読取端末20からネットワーク40を介して管理サーバ30へ送信され、管理サーバ30によって複数のワークWの作業状態が一元的に管理される。
<管理方法のフロー>
図4を用いて、ワークWの作業状態の管理方法のフローについて説明する。以下では、生産ライン10のいずれかの工程上にあるワークWの作業状態が正常であるか否かを判断する手順について説明する。
まず、ワークWに取り付けられた識別子2のコード2aが、読取端末20を用いて読み取られる(ステップS1)。これにより、読み取られたワークWの識別子情報が読取端末20の表示部21に表示される。
表示部21に表示された情報に問題がなければ、読取端末20の操作部22において送信操作がなされる(ステップS2)。具体的には、識別子情報に加え、端末ID情報(工程情報)、送信日時に関する時間情報、作業者情報がネットワーク40を介して管理サーバ30に対して送信される。
読取端末20から送信された情報は、管理サーバ30によって受信され、受信された情報と記憶部31に記憶された情報とが処理部32によって照合される(ステップS3)。
処理部32では、前の工程における情報が全て記憶部31に記憶されているか否か、すなわち、ワークWが生産ライン10における所定の工程を全て通過しているか否かが判断される(ステップS4)。このとき、処理部32により、前の工程における情報が全て記憶部31に記憶されていると判断された場合には、次のステップへと進む。一方、処理部32により、前の工程における情報が全て記憶部31に記憶されていない、すなわち、前の工程における情報が一部又は全部記憶されていないと判断された場合には、通知部33により、ネットワーク40を介して、読取端末20に対して前工程の作業が完了していない旨の警告が通知される(ステップS5)。
次に、処理部32により読取端末20からの情報と記憶部31に記憶された情報とが照合され、前の工程における情報が時系列的に正しく記憶部31に記憶されているか否か、すなわち、ワークWが所定の工程を順序通りに通過しているか否かが判断される(ステップS6)。処理部32により、前の工程における情報が時系列的に正しく記憶部31に記憶されていると判断された場合には、ワークWが正常な作業状態にあると判断され、処理が終了する。一方、処理部32により、前の工程における情報が時系列的に正しく記憶部31に記憶されていないと判断された場合には、通知部33により、ネットワーク40を介して、読取端末20に対して作業工程が順序通りに行われていない旨の警告が通知される(ステップS7)。
上記実施の形態に係る管理システム及び管理方法によれば、生産ライン10上のワークWに取り付けられた識別子2を読取端末20によって読み取り、管理サーバ30を構成する処理部31が読み取られた情報と管理サーバ30の記憶部31に記憶された前の工程に関する情報との照合を行う。このような構成とすることにより、作業工程上のワークWが決められた所定の工程を漏れなく通過しているか、或いは、所定の工程を順序通り通過しているかを確認することできる。
また、管理サーバ30を構成する記憶部32には、ワークWの識別子情報の他にワークWの作業日時(読取端末20からの情報の送信日時)を表す時間情報が記憶されているので、例えば、毎月の出来高量など、ワークWの作業量や生産量を的確に把握することができる。
さらには、時間情報に関して、各工程の作業開始前と作業完了後にそれぞれ、ワークWの識別子情報の読み取りを行うので、複数の工程間の作業時間や各工程の作業時間が記憶される。これにより、生産純能率などの生産性に関する情報を的確に把握することができる。
また、記憶部32には、上記情報に加えて作業者情報が記憶されているので、どの作業者がどこでどのくらいの時間をかけて作業をしているか等、作業者の作業管理を行うことができる。
また、ワークWの識別子情報を工程ごとに読み取って管理サーバ30の記憶部32に記憶し蓄積することによりワークWの作業状態を管理しているので、管理サーバ30において複数のワークWの作業状態を管理したり、複数の生産ラインにおけるワークの作業状態を管理したりする構成にも適用することができる。
上記実施の形態に係る管理システムでは、識別子2として、読み取り用のコード2aが印字された構成を例示したが、これに限られない。識別子2は、例えば、RFID(Radio frequency identification)やNFC(Near field communication:近距離無線通信)などの非接触の無線ICタグから構成されるものが適用されてもよい。このような非接触の無線ICタグからなる識別子2を使用する場合には、後述する読取端末20によって当該無線ICタグに書き込まれた情報が読み取られる。
また、上記実施の形態に係る管理システムでは、読取端末20によって読み取られた識別子情報が読取端末20の表示部21に表示される例について説明したが、これに限られない。例えば、読取端末20とは別に表示用端末が生産ライン10上に設置され、この表示端末に識別子情報が表示される構成が適用されてもよい。さらに、この表示端末には、管理サーバ30の通知部33から通知される情報が表示される構成が適用されてもよい。
1 管理システム
2 識別子
2a コード
2b 記述情報
10 生産ライン
11 第1工程
11A 作業開始前の読取位置
11B 作業完了後の読取位置
12 第2工程
12A 作業開始前の読取位置
12B 作業完了後の読取位置
13 第3工程
13A 作業開始前の読取位置
13B 作業完了後の読取位置
14 第4工程
14A 作業開始前の読取位置
14B 作業完了後の読取位置
20 読取端末
21 表示部
22 操作部
30 管理サーバ
31 記憶部
32 処理部
33 通知部
40 ネットワーク
W ワーク(作業対象物)

Claims (6)

  1. 生産ライン上のワークを管理する管理システムにおいて、
    前記ワークに取り付けられる識別子と、
    前記生産ラインの少なくとも1つの工程において前記識別子に含まれる識別子情報を読み取る読取端末と、
    前記読取端末により読み取られた前記識別子情報と該識別子情報と関連付けられる時間情報を記憶する管理サーバとを備え、
    前記読取端末は、前記識別子情報、及び、前記生産ラインにおける各工程における作業開始前と作業完了後との選択肢を表示する表示部と、前記選択肢を選択する操作を受け付ける操作部と、を有し、前記操作部において操作がなされることにより前記識別子情報と前記時間情報とを前記管理サーバに送信し、
    前記管理サーバは、前記時間情報に基づいて前記読取端末から送信された前記識別子情報と前記時間情報との記憶を更新し、記憶された前記識別子情報と前記時間情報とに基づいて前記ワークの作業状態を管理するとともに、前記ワークが前記生産ラインのうち所定の工程を通過しているかどうかを判断し、
    前記ワークが前記所定の工程を通過していないと判断したときは、所定の工程を通過していないことに関する所定の情報を前記読取端末に通知し、
    前記ワークが前記所定の工程を正常に通過していると判断したときは、所定の工程を通過していることに関する所定の情報を前記読取端末に通知する
    ことを特徴とする管理システム。
  2. 前記管理サーバは、前記生産ラインにおける各工程に関する工程情報をさらに記憶し、
    記憶された前記識別子情報と前記時間情報と前記工程情報とに基づいて前記ワークの作業状態を管理する
    ことを特徴とする請求項1に記載の管理システム。
  3. 前記管理サーバは、前記ワークが前記生産ラインのうち所定の工程を順序通りに通過しているかどうかを判断し、
    前記ワークが前記所定の工程を順序通り通過していないと判断したときは、所定の情報を通知する
    ことを特徴とする請求項1又は2に記載の管理システム。
  4. 前記管理サーバは、前記生産ラインにおける複数の工程間の作業時間を計測する
    ことを特徴とする請求項1~のいずれか一項に記載の管理システム。
  5. 前記管理サーバは、複数の生産ライン上の前記ワークの作業状態を管理する
    ことを特徴とする請求項1~のいずれか一項に記載の管理システム。
  6. 生産ライン上のワークを管理する管理方法において、
    前記生産ラインの少なくとも1つの工程において、前記ワークに取り付けられる識別子に含まれる識別子情報を読み取る工程と、
    前記生産ラインにおける各工程における作業開始前と作業完了後との選択肢を選択する操作を受け付ける工程と、
    前記操作がなされることにより前記識別子情報と該識別子情報と関連付けられる時間情報を記憶する工程と、
    前記時間情報に基づいて前記識別子情報と前記時間情報との記憶を更新し、記憶された前記識別子情報と前記時間情報とに基づいて前記ワークの作業状態を管理するとともに、前記ワークが前記生産ラインのうち所定の工程を通過しているかどうかを判断し、前記ワークが前記所定の工程を通過していないと判断したときは、所定の工程を通過していないことに関する所定の情報を通知し、前記ワークが前記所定の工程を正常に通過していると判断したときは、所定の工程を通過していることに関する所定の情報を通知する工程と、
    を備えることを特徴とする管理方法。
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